JP2007149811A - 発光素子用配線基板及び発光装置 - Google Patents

発光素子用配線基板及び発光装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 発光効率に優れ、充填材の浮き上りや落下が発生しない信頼性の高い発光素子用配線基板を提供する。
【解決手段】 発光素子13を収納する凹状の収納部を備えた発光素子用配線基板であって、前記収納部の内法が開口に向けて等しいかまたは大きくなっているとともに、前記収納部の側壁10aに外側に向けて複数の凹部11が形成され、該凹部11の周方向の長さが、前記凹部11が形成された部分の前記収納部の全周よりも短く、同じ周上に形成された前記凹部11の長さの合計が全周に対して40〜80%であることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば、発光ダイオード等の発光素子を搭載するための発光素子用配線基板ならびに発光装置に関する。
従来、LEDを用いた発光装置は、非常に発光効率が高く、しかも、白熱電球などと比較すると発光に伴い発生する熱量が小さいために様々な用途に用いられてきた。しかしながら、白熱電球や蛍光灯などと比較すると発光量が小さいために、照明用ではなく、表示用の光源として用いられ、通電量も30mA程度と非常に小さいものであった(特許文献1参照)。
そして、近年では、発光素子を用いた発光装置を携帯電話や大型液晶TV等のバックライトへも用途が拡大してきている。
この用途拡大により発光素子の高輝度化が要求され、これに伴い、発光装置から発生する熱も増加しており、熱ストレスにより充填材が充填部から剥離するという問題が発生している。これに対して、凹状の収納部の底面に発光素子を実装し充填材を充填する収納部の開口端をひさしのようにつきだして、充填材の剥離及び落下を防ぐ構造がとられている(特許文献2参照)。
また、発光素子を実装し充填剤を充填する凹部の側壁に間隙を設けて充填剤の剥離及び落下を防ぐ構造がとられている(特許文献3参照)。
特開2002−134790号公報 特開2004−111937号公報 特開2004−289106号公報
しかしながら、さらなる発光素子の高輝度化要求により、発光装置から発生する熱も増加傾向にあり、現状の構造では充填材の剥離及び落下防止が難しくなってきた。これに対し、特許文献2に記載の方法では、突き出し部により光が遮られ、光量が低下するという問題があった。特に、熱硬化時の収縮が大きな充填材では、剥離及び落下を防ぐためにつきだし部を長くしなければならないことから、つきだし部により、素子からの発光が遮られ、発光効率が大きく悪化するという課題がある。また、特許文献3に記載の方法でも、充填材と枠との接触長さが大きいために両者の間の熱膨張差による応力が発生して、充填材にクラックが発生したり、両者が剥離したりして長期にわたる充分な充填材の保持が困難である。
本発明は、発光素子からの光取り出しを阻害することなく、充填材の剥離及び落下を抑制することのできる発光素子用配線基板及び発光装置を提供することを目的とする。
本発明の発光素子用配線基板は、発光素子を収納する凹状の収納部を備えた発光素子用配線基板であって、前記収納部の内法が開口に向けて等しいかまたは大きくなっているとともに、前記収納部の側壁に外側に向けて複数の凹部が形成され、該凹部の周方向の長さが、前記凹部が形成された部分の前記収納部の全周よりも短く、同じ周上に形成された前記凹部の長さの合計が全周に対して40〜80%であることを特徴とする。
また、本発明の発光素子用配線基板は、上記構成において、前記凹部が、周方向に長い溝を形成していることが望ましい。
本発明の発光装置は、以上のような本発明の発光素子用配線基板と、該発光素子用配線基板の収納部に収納された発光素子と、該発光素子および前記凹部とを一体的に覆うように前記収納部に充填された充填材とを具備することを特徴とする。
本発明の発光装置は、前記凹部が、前記発光素子の発光面よりも前記収納部の底側に形成されていることが望ましい。
本発明の発光素子用配線基板は、収納部の側壁に、収納部に充填される充填材を係止するための凹部を形成したことにより、発光素子からの光を遮ることによる発光効率の低減を招くことなく、充填材の剥離に起因する充填材の浮き上り及び落下を防ぐことができる。この凹部は、該凹部の周方向の長さを、前記凹部が形成された部分の収納部の全周よりも短くし、同じ周上に形成された凹部の長さの合計を全周に対して40〜80%とすることで、充填材と凹部との接触長さを小さくできるため、収納部および凹部に充填される充填材と収納部の側壁との間に熱膨張差があったとしても、両者の間に発生する応力を小さくすることができるために充填材にクラックが入ることや両者が剥離することを抑制することができる。
また、凹部を周方向に長くなるように形成して、溝を形成した場合には、さらに充填材を固定する能力が高くなる。
本発明の発光装置は、以上説明した発光素子用配線基板の凹部に発光素子を搭載し、さらに、この発光素子および凹部を一体的に充填材で覆う構造とすることで、充填材の剥離に伴う、充填材の浮き上がりや落下が抑制され、しかも発光素子からの光が遮られることがないため、長寿命で高効率な発光装置となる。
また、凹部を発光素子の発光面よりも凹部の底側に配置することで、凹部によるわずかな光の反射をも抑制することができる。
本発明の発光素子用配線基板は、例えば、図1(a)に示すように、セラミックスにより形成された絶縁層1を積層して形成された絶縁基体3と、絶縁基体の一方の主面3aに形成された接続端子5、絶縁基体3の他方の主面3bに形成された外部電極端子7、接続端子5と外部電極端子7とを電気的に接続するように、絶縁基体3を貫通して設けられた貫通導体9と、絶縁基体の一方の主面3aに形成された枠体10と、この枠体10により形成された収納部の側壁10aに充填材を係止するために形成された凹部11とを備えている。
枠体10は、搭載される発光素子から発せられる光を所定の方向に反射、誘導するために形成されるもので、発光素子から発せられる光を効率的に利用するために、この枠体10により形成される収納部の内法は開口に向けて等しいかまたは大きくなっていることが重要である。この枠体10は、金属や樹脂などからなる接着層21によって絶縁基体3に接続されている。また、あるいは枠体10は、絶縁基体3と一体化して形成されていてもよい。
また、本発明の発光素子用配線基板によれば、枠体10により形成された収納部の側壁10に外側に向けて凹部11が形成されてなることが重要である。この凹部11により発光素子からの光を効率的に利用できるとともに、収納部に充填される充填材を収納部に強固に固定することができるのである。
この凹部11の周方向の長さは、凹部11が形成された部分の収納部の全周よりも短くなっているとともに、同じ周上に形成された凹部の長さの合計が全周に対して40〜80%であることが重要であり、これにより収納部およびに凹部11に充填される充填材とこの充填材と接触する枠体10との間で熱膨張差があったとしても、発生する応力を小さくすることができるため、充填材にクラックが入ることや充填材と枠体とが剥離することを抑制することができる。その結果、充填材の剥離に伴う、充填材の浮き上がりや落下を抑制することができるのである。
同じ周上に形成された凹部の長さの合計は、全周に対して50%以上、さらに60%以上とすることで充填材の保持力が向上する。また、70%以下とすることで凹部11による光の反射の損失を小さくすることができる。
なお、充填材の浮き上がりとは、充填材と凹部11との間に剥離が発生し、この剥離が進展して凹部11から充填材がはずれかけた状態を指し、この状態からさらに時間が経過すると充填材が凹部11から落下することになる。
また、図1(b)に示すように、凹部11は、充填材の浮き上り、落下をアンカー効果で防ぐ機能を有するため周方向に複数設けることが望ましく、安定性の点からは特に3つ以上設けることが望ましい。
また、例えば、図2(a)、(b)に示すように、凹部11を周方向に長く形成して、例えば溝状の凹部11を設けた場合には、凹部11一つあたりの充填材との接触面積が向上するためアンカー効果を向上させることができる。
なお、溝状に形成した凹部11は、例えば、例えば図1(b)、図2(b)に示すように枠体10の凹部の長さの合計を全周に対して40〜80%の範囲とすればよい。また、例えば螺旋状に形成してもよい。また、図1(a)に示す凹部11と図2(a)に示す凹部11とを共に形成して異なる高さに凹部11を設けてもよい。
また、図1、2では凹部11が周方向に長い溝状の例を示したが、例えば凹部11の開口部が円状、あるいは正方形状であってもよく、その場合には、同じ周上に形成された凹部11の長さの合計が全周に対して40〜80%となるように凹部の数を調整すればよい。
この凹部11の最小径は、充填材が凹部11に充填されやすいように0.1mm以上とすることが望ましく、さらには0.2mm以上が望ましい。また、凹部11の深さは、アンカー効果を十分に発現させるために、0.1mm以上とすることが望ましく、さらには0.2mm以上、特に0.5mmとすることが望ましい。
以上説明した本発明の発光素子用配線基板に、例えば図3(a)に示すように発光素子13を搭載し、この発光素子13と接続端子5とをワイヤ15により接続し、さらに充填材17が発光素子13と凹部11とを一体的に覆うように収納部に充填することで本発明の発光装置が得られる。
このような発光装置では、充填材17が凹部11に充填されることで充填材17が凹部11によって収納部内に強固に固定される。この固定方法は充填材17と枠体10の側壁10aあるいは絶縁基板1との接着力のみによるものではないため、仮に充填材17の接着力が劣化したとしても充填材17が収納部に固定された状態を維持することができる。
しかも、本発明の発光装置によれば、凹部11が発光素子13から発せられた光を遮ることが少ないために、発光効率の高い発光装置となる。
また、図4(a)に示すように、発光素子13からの光をより効率的に利用するために凹部11は発光素子13の発光面13aよりも収納部の底側に形成されていることが望ましい。
このような形態とするには発光素子用配線基板と発光素子13とを接続している樹脂や半田、ロウ材などからなる接着層19の厚みを厚くしたり、あるいは発光素子用配線基板と発光素子13との間に厚さを有する部材を介在させたりしてもよい。
なお、充填材17は透明な樹脂を用いてもよく、あるいは蛍光体を分散させた樹脂を用いてもよい。また、凹部11の形状は物理的に充填材13を固定できる形態であればよく、図で説明した範囲に限られるものではない。
また、この絶縁基体3として、Alを主結晶相とするAl質焼結体を用いた場合には、安価な原料を使用でき、安価な発光素子用配線基板を得ることができる。
なお、Alを主結晶相とするAl質焼結体とは、例えば、X線回折によって、Alのピークが主ピークとして検出されるようなもので、Alの結晶を体積比率として、50体積%以上含有していることが望ましい。
また、このような焼結体は、例えば、平均粒径1.0〜2.0μmの純度99%以上のAl粉末に、平均粒径1.0〜2.0μmのMn、SiO、MgO、SrO、CaOの群から選ばれる少なくとも1種の焼結助剤を添加した成形体を1300〜1500℃の温度範囲で焼成することによって得られるものである。
そして、焼結助剤などのAl以外の組成物の添加量については、Alを主結晶とする緻密体を得るために、望ましくは15質量%以下、更に望ましくは、10質量%以下とすることが望ましい。特に、焼結助剤などのAl以外の組成物の添加量を15質量%以下とした場合には、得られる絶縁基体3の大部分をAl結晶により形成することができる。また、これらの焼結助剤は、焼成温度を低くするために5質量%以上、さらには7質量%以上添加することが望ましい。なお、絶縁基体3に用いるセラミックスとして、AlNやSiなどを主結晶とする焼結体を用いても良い。
Alを主成分とする組成物に、さらに、バインダーおよび溶剤を添加してスラリーを作製し、例えば、ドクターブレード法によりシート状の成形体を作製し、さらに、その表面やシート状の成形体に設けた貫通孔などに、少なくとも金属粉末を含有する導体ペーストを印刷・充填した後、このシートを積層し、酸化雰囲気や還元雰囲気あるいは不活性雰囲気で焼成することで、表面や内部に接続端子5や外部電極端子7や貫通導体9などの配線層が形成された発光素子用配線基板を作製することができる。また、配線層は、薄膜法により絶縁基板1の表面に形成したり、金属箔を成形体の表面に転写するなどして形成できることはいうまでもない。
そして、このような絶縁基体3の表面あるいは内部に、接続端子5、外部電極端子7、貫通導体9を形成することで、発光素子用配線基板に配線回路を形成することができる。
また、枠体15を、セラミックスにより形成することで、絶縁基体3と枠体15とを同時焼成することができ、工程が簡略化されるため、安価な発光素子用配線基板を容易に作製することができる。枠体15に係穴を形成する場合は、シート状成形体の係穴を形成する所定の位置に、金型やパンチングなどで打ち抜き加工を施し、加工したシート状の成形体を積層する。この積層体を所定の凹部形状になるよう、上記方法で打ち抜くことで枠体15を形成することができる。枠体15を開口形状(側壁が傾斜)にする場合は、突起の先端が台形状の金型を押圧することで開口形状にすることができる。
また、セラミックスは耐熱性・耐湿性に優れているため、長期間の使用や悪条件での使用にも、優れた耐久性を有する発光素子用配線基板となる。
また、安価で加工性に優れた金属により枠体15を形成することで、複雑な形状の枠体15であっても容易に安価に製造することができ、安価な発光素子用配線基板を供給することができる。この金属製の枠体15は、例えばAlやFe−Ni−Co合金等などにより好適に形成することができる。係穴を形成する場合は、切削加工やエッチング加工で所定の位置に形成することができる。
また、枠体15の表面には、Ni、Au、Agなどからなるめっき層(図示せず)を形成してもよい。
なお、このように枠体15を金属により形成する場合には、予め、絶縁基体3の主面3aに金属パターン(図示せず)を形成し、この金属パターンと枠体15とを、例えば共晶Ag−Cuろう材等からなるろう材などの接着層を介して接合することができる。
そして、以上説明した本発明の発光素子用配線基板の実装部3aに、例えば、図1(a)に示すように発光素子17を搭載し、充填材13を充填する。ボンディングワイヤ19により発光素子17に給電することにより、発光素子17を発光させることができる。この発光素子用配線基板と発光素子17との接続には、金属や樹脂からなる接続層(図示せず)が用いられる。特に、発光素子17の熱を効率よく伝達するという観点から、接続層として半田、インジウム、AuSn合金などの金属を用いることが望ましい。
なお、絶縁基板1としてセラミック系の絶縁基板1について詳細に説明したが、絶縁基板1として樹脂系の絶縁基板1を用いてもよい。
発光素子用配線基板の絶縁基体の原料粉末として純度99%以上、平均粒径1.5μm、純度99%以上のAl粉末95重量%、平均粒子径1.3μm、純度99%以上のMn粉末4重量%、平均粒径1.0μm、純度99%以上のSiO粉末6重量%の比率で混合し、原料粉末に対して成形用有機樹脂(バインダ)としてアクリル系バインダ10重量%と、溶媒としてトルエン50重量%とを混合し、スラリーを調製した。しかる後に、ドクターブレード法にてAlを主成分とするグリーンシートを作製した。
導体ペーストは、平均粒子径2μmのMo粉末およびセラミック材料として平均粒子径1.5μmのAl粉末を5重量%混合し、さらに原料粉末に対してアクリル系バインダ3重量%と、フタルジブチルを15重量%およびアセトンを70重量%とを混合して、減圧ミキサーでアセトンを除去してペースト化した。
次に、上記のセラミックグリーンシートに対して、打ち抜き加工を施し、直径が100μmのビアホールを形成し、このビアホール内に、導体ペーストをスクリーン印刷法によって充填するとともに、配線パターン状に印刷塗布し、積層した。
そして、枠体となるセラミックグリーンシートの所定位置に打ち抜き加工を施し、積層圧着した。この打ち抜き加工部にテーパー状の金型を押し付けることで、焼成後の収納部の深さが0.8mm、開口径上部3.0mm、下部2.8mmのテーパー状の貫通穴を有するテーパー状枠体を形成した。なお、表1に示すように、この枠体に側壁の中央と、最下部に上下方向、言い換えると厚み方向の開口径が0.1mm、深さ0.1mmの凹部を周方向に均等にそれぞれ3箇所形成した。なお、凹部の幅は表1に示す範囲で変化させた。また、一部の試料については凹部の深さを変化させた。
また、比較例として、開口部厚み0.1mm、深さ0.1mmで溝構造になったリング状の凹部を側壁の中央と、最下部に有するテーパー状枠体も作製した。
また、他の形態の比較例として、打ち抜き加工したセラミックグリーンシートを枠体に積層して、開口上部に厚み0.1mm、幅0.1mmのひさしを有する枠体を備えた発光素子用配線基板を作製した。また、凹部のないこれらの枠体となる積層体と配線パターンを形成した積層体とを、さらに積層圧着して一体化した。
そして、露点+25℃の窒素水素混合雰囲気にて脱脂を行った後、引き続き、露点+20℃の窒素水素混合雰囲気にて1300〜1500℃の最高温度で2時間焼成した。
こうして、図1、図2に示すような凹部(枠体)に凹部を有する発光素子用配線基板、および、ひさし形状を有する発光素子用配線基板、凹部を有しない発光素子用配線基板を作製した。(絶縁基体の熱膨張係数7.5×10−6/℃、熱伝導率15W/m・K)その後、接続端子ならびに外部電極端子の表面にNi、AuおよびAgめっきを順次施した。
また、金属製の枠体としては、熱膨張係数が6×10−6/℃、熱伝導率が17W/m・KのFe−Ni−Co合金製金属枠体とを用いた。この金属製の枠体には、切削加工により、先に述べたセラミック枠体に形成した2種類の凹部、および、ひさし形状を有する枠体ならびに凹部のない枠体を形成した。また、金属製の枠体を設けた発光素子用配線基板については、接続端子ならびに外部電極端子を形成する導体ペーストを用いて、絶縁基体の搭載部側の枠体が搭載される部分に金属層を形成した後、共晶Ag−Cuのロウ材を用いて、850℃の条件で、枠体を絶縁基体に接合して作製した。
これらの発光素子用配線基板に接着剤として半田を用いて発光素子であるLEDチップを搭載部に実装し、枠体に熱膨張係数が40×10−6/℃のエポキシ樹脂からなる充填材を注入して、発光装置を得た。その際、充填材が発光素子と凹部とを一体的に覆うようにした。また、ひさし形状の枠体の場合には充填材がひさしと接触するように充填材を充填した。
得られた発光装置に対して、−40℃〜+125℃の温度サイクル試験を500サイクル行い、100サイクルごとに基板を抜き取り、充填材の接合状態をマイクロスコープで観察した。この温度サイクル試験結果を表1に示す。
Figure 2007149811
表1に示すように、比較例である凹部のない試料No.1、19は、100サイクルですでに充填材の浮き上がりが確認された。また、比較例である、凹部はあるものの凹部の比率が40%未満の試料No.2、3、10、11、20、21、28、29では、300サイクルで充填材の浮き上がりが確認された。また、比較例である、凹部はあるものの凹部の比率が80%を超える試料No.8、9、16、17、26、27、34、35においても、400サイクルで充填材の浮き上がりが確認された。また、ひさしを形成した試料No.18、36は、充填材の浮き上がりについては本発明の試料と同等の性能を示しているが、凹部先端のはりだしが0.1mmあるため、ひさしの面積は0.9mm(π((3/2)−(2.8/2)))で、開口径3mmの面積は7.1mmであり、よって凹部の開口面積に対してひさしの占める割合は約13%にもなり、発光を1割程度も遮っているため、光の取り出し効率が悪いことが判る。
一方、本発明の試料No.4〜7、12〜15、22〜25、30〜33では、いずれも500サイクルでも充填材の浮き上がりが確認されなかった。なお、試料No.4〜7、12〜15については、凹部の深さを0.2mm、0.5mmとした試験を行ったが、いずれも500サイクルでも充填材の浮き上がりが確認されなかった。
なお、充填材の浮き上がりとは、発光素子用配線基板の主面から充填材が浮いた状態を意味している。
(a)は、本発明の発光装用配線基板の断面図であり、(b)は、本発明の発光素子用配線基板の上面図である。 (a)は、本発明の発光素子用配線基板の断面図であり、(b)は、本発明の発光素子用配線基板の上面図である。 は、本発明の発光装置の断面図である。 は、本発明の発光装置の断面図である。
符号の説明
1・・・絶縁層
3・・・絶縁基体
5・・・接続端子
7・・・外部電極端子
9・・・貫通導体
10・・・枠体
11・・・凹部
13・・・発光素子
17・・・充填材

Claims (4)

  1. 発光素子を収納する凹状の収納部を備えた発光素子用配線基板であって、前記収納部の内法が開口に向けて等しいかまたは大きくなっているとともに、前記収納部の側壁に外側に向けて複数の凹部が形成され、該凹部の周方向の長さが、前記凹部が形成された部分の前記収納部の全周よりも短く、同じ周上に形成された前記凹部の長さの合計が全周に対して40〜80%であることを特徴とする発光素子用配線基板。
  2. 前記凹部が、周方向に長い溝を形成していることを特徴とする請求項1に記載の発光素子用配線基板。
  3. 請求項1または2に記載の発光素子用配線基板と、該発光素子用配線基板の収納部に収納された発光素子と、該発光素子および前記凹部を一体的に覆うように前記収納部に充填された充填材とを具備することを特徴とする発光装置。
  4. 前記凹部が、前記発光素子の発光面よりも前記収納部の底側に形成されていることを特徴とする請求項3に記載の発光装置。

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