JP2007149117A - 非接触データキャリアとその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 中心層となる非接触データキャリアの基材に貫通孔と縁辺部の打ち抜き部を設けることにより、表裏保護フィルムの接着強度を高めた非接触データキャリアとその製造方法を提供する。
【解決手段】 本発明の非接触データキャリア10は、フィルム基材の少なくとも一面側に形成されたアンテナと、当該アンテナの端部に接続したICチップとを有する非接触データキャリア用基材11を中心層とし、その表裏に保護フィルム21,22を積層した非接触データキャリアにおいて、表裏保護フィルム間の少なくとも一部が貫通孔18を通じて熱融着し、かつ縁辺部11eに表裏保護フィルム間の連続した接着部を有することを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

この発明は、非接触データキャリアとその製造方法に関する。詳しくは、保護フィルムを両面に積層した非接触データキャリアであって、その中心層基材に貫通孔を有する非接触データキャリア用基材を使用している非接触データキャリアとその製造方法に関する。
非接触で情報を記録し、かつ読み取りできる「非接触データキャリア」(一般に、「非接触ICタグ」、「無線ICタグ」、「非接触IC」、「非接触ICラベル」等と表現される場合もある。)が、物品や商品の情報管理、物流管理等に広く利用されるようになってきている。この非接触データキャリアは、一般に、フィルムや紙基材面にアンテナコイルを形成しICチップを装着した形態となっているが、高度の耐久性が要求される場合や屋外用途の場合は、アンテナ面に保護フィルムを積層した形態が好ましいことになる。
このような非接触データキャリアには各種の実施形態が知られているが、フィルムを積層した形態では以下のものが主流と考えられる。
(1)銅線を巻き線として作製したコイルアンテナにICチップを接続した非接触データキャリアを、表裏の保護フィルムで挟んで貼り合わせたもの。このものは巻き線がコスト高であるとともに、ICチップの接続にも複雑な工程が必要とされる。また、巻き線部分の厚みが必然的に厚くなり、保護フィルムを貼り合わせた薄型のものは製造不可能であった。
(2)平面なフィルム基材に平面状コイルアンテナを形成し当該アンテナの端部にICチップを接続した非接触データキャリアを、保護フィルムで表裏を貼り合わせたもの。このものは、フィルム基材と保護フィルムの接着性が良いものを選択する必要があり、材料選択に制約が生じる問題がある。また、コイルアンテナに囲まれた部分に残留空気が生じ易く、品質の良いものが得られない問題があった。
図3は、従来例の非接触データキャリアを示す図である。上記、(2)の実施形態を示す。図3(A)は平面図、図3(B)、図3(C)は、図3(A)のA−A線における断面を示すが、図3(B)は、保護フィルムと非接触データキャリア用基材を熱融着した実施形態、図3(C)は、保護フィルムと非接触データキャリア用基材を接着剤で接着した実施形態を示すものとする。非接触データキャリア用基材41は、非接触データキャリア40の中心層材料となる部分であり、図3(A)の平面図では、非接触データキャリア40と同サイズであるため平面的には同一の形状に現われている。
図3(A)のように、従来例の非接触データキャリア40では、基材フィルム4bに平面状のコイルアンテナ42を形成し、コイルアンテナ42の両接続端部42eにICチップ45が装着されている。図3の実施形態では、コイルの一部分において、導通部材43により基材フィルム4bの裏面でジャンピング回路を形成している。導通部材43は、カシメ金具44等が一体になったもので機械的な操作で簡単にコイルに接続できるようにされている。
図3(B)の場合、オーバーシートともなる保護フィルム51,52が基材フィルム4bとそれぞれ熱融着して接着している。従って、この場合、3層のフィルムが熱融着性であって同質の材料であるか、あるいは異なる材料であっても相互に熱融着する必要があり、材料の選択に制約を受けることになる。図3(C)の場合、保護フィルム51,52が接着剤46,47を介して非接触データキャリア用基材フィルム4bに積層され、これにより非接触データキャリア40を構成している。この場合も接着剤46,47の選択等の問題がある。また、いずれの場合も、製造工程でコイル内周域部分に残留空気が生じ、品質上の問題が生じる。そこで、本発明では、前記(2)のような積層形態の非接触データキャリアを、低コスト、強度の接着、かつ高品質に製造すべく研究して完成したものである。なお、関連する先行技術として特許文献1がある。
特開2000−231615号公報
上記課題を解決するための本発明の要旨の第1は、フィルム基材の少なくとも一面側に形成されたアンテナと、当該アンテナの端部に接続したICチップとを有する非接触データキャリア用基材を中心層とし、その表裏に保護フィルムを積層した非接触データキャリアにおいて、表裏保護フィルム間の少なくとも一部が貫通孔を通じて熱融着し、かつ縁辺部に表裏保護フィルム間の連続した接着部を有することを特徴とする非接触データキャリア、にある。かかる非接触データキャリア用基材であるため、表裏の保護フィルムの接着性を高くすることができ、非接触データキャリアの耐久性が高くなる。
上記課題を解決するための本発明の要旨の第2は、金属箔を積層した基材フィルムをエッチングしてコイルアンテナを形成する工程、前記基材フィルムのコイルアンテナにICチップを装着して多面付け非接触データキャリア用基材を作成する工程、前記多面付け非接触データキャリア用基材のコイルアンテナの内部に貫通孔を設けるとともに、該基材の対角部が連結するようにして残し、他の縁辺部に溝状の打ち抜き部を形成する工程、前記多面付け非接触データキャリア用基材を中心層とし、その両面に保護フィルムを積層して熱圧プレスする工程、前記溝状の打ち抜き部の中心を通るようにして、外寸カットする工程、を有することを特徴とする非接触データキャリアの製造方法、にある。かかる非接触データキャリアの製造方法であるため、表裏の保護フィルムの接着性を高くすることができ、非接触データキャリアの耐久性が高くなる。
本発明の非接触データキャリアは、薄型に形成でき、かつ残留空気が生じず品質の優れたものとなる。また、材料選択の制約が少ないので、コスト的な面でもメリットが生じる。本発明の非接触データキャリアの製造方法は、表裏に積層する保護フィルムの接着を強固にすることができる。
以下、本発明の非接触データキャリアについて、図面を参照して説明することとする。図1は、本発明の非接触データキャリアと非接触データキャリア用基材の例を示す図である。図1(A)は平面図、図1(B)は、図1(A)のA−A線における断面を示している。非接触データキャリア用基材11は、基材フィルム1bの少なくとも一面側に形成されたコイルアンテナ12と、当該アンテナの両接続端部12eに装着したICチップ15とを有している。ICチップ15は、図示しない接着剤によりアンテナの両接続端部12eに固定されるとともに、スパイク状のバンプ23,24がアンテナの両接続端部12eに食い込むようにされている。コイルの一部分は導通部材13により基材フィルム1bの裏面でジャンピング回路を形成しているが、導通部材13を使用することは必須ではなくスルーホールによるものであってもよい。また、導通部材13等を使用しない非接触データキャリアの構成も各種知られている。
当該基材フィルム1bには、基材の表裏に積層する保護フィルムを接着するための貫通孔18a,18b,18c,・・,18nが設けられている。貫通孔の形状は特に限定されず、円形でも楕円形でも四角形であっても良く、全ての貫通孔が同一形状、大きさである必要もない。貫通孔の大きさは、コイルの内周域内かコイルの外周域に納まる大きさ程度とする。通常は、数mm〜数十mm程度の直径か差し渡しの円形や角形状の孔を設けるのが好ましい態様である。設ける貫通孔の数も特に限定されない。非接触データキャリア用基材の取り扱いの上で、基材が平面な原形を維持できない程度に貫通孔を数多く設けたり、貫通孔を大きくするのは適切でない。
貫通孔18はコイルアンテナ12の内周域内かコイルの外周域またはその双方に設けることができる。コイルアンテナの内周域に広いスペースが形成できる場合は、キャリアの中心部分の接着を高くするために、当該部分に貫通孔を設けることが適切となる。これにより、コイルの内周域に残る空気を脱気しやすくする効果も生じる。非接触データキャリア用基材フィルム1bの形状を保護フィルム21,22の形状よりも小さくして、保護フィルムの面積内に納まる形状にすれば、保護フィルムの縁辺部分11eでは、貫通孔によらないで連続した接着部分を形成することができる。熱圧プレスの場合、非接触データキャリアの多面付けの状態でプレス機に導入するが、貫通孔と同時に各非接触データキャリアの隣接する縁辺部間を連結部を残すようにして直線状に打ち抜くことによりこのような接着部分を形成することができる。以上のように、本発明では、少なくとも1以上の貫通孔を非接触データキャリア用基材11に設けることを特徴とする。
保護フィルムとは、必ずしも非接触データキャリアを保護する目的でなく、それ自体が必須の基材を構成する場合であっても良い。例えば、カード状の非接触データキャリアであって、中心に薄層の非接触データキャリア用基材を挿入し、その両面を硬質の塩化ビニル基材で覆って、カード基体を構成する場合にも、本発明の実施態様に該当する。従って、保護フィルムにはシート状のものも含まれる。かかる保護フィルム(またはシート)は、熱融着性のものが必要とされるが、非接触データキャリア用基材11自体は熱融着性のものに限られない。保護フィルムと非接触データキャリア用基材の熱融着性が悪くても、非接触データキャリア用基材1bの貫通孔を介して、保護フィルムの自己熱融着性により接着させることができるからである。
図1(B)断面図のように、貫通孔18a,18b,18c,・・,13nを通じて、熱圧プレス時に保護フィルム21,22間が直接接触するので、非接触データキャリア用基材1bと保護フィルム21,22とを積層して、熱圧プレスすれば、自己熱融着性の保護フィルム同士は、基材フィルム1bとの接着性にかかわらず、一体の積層物として得られることになる。従って、保護フィルム(またはシート)と基材フィルム1bとの接着性を考慮する必要がなく、材料選択の制約を受けることが少なくなる。図1の場合、コイルアンテナ12は、基材フィルム1bの片面にのみ形成されているが、基材フィルムの両面に形成してもよい。この場合、表裏のコイルは巻き方向が同一となるようにし、表裏のコイルアンテナは導通部材またはスルーホールで接続する。
図2は、本発明の非接触データキャリアを製造する工程を示す図である。図2(A)は、非接触データキャリア基材を準備する工程である。一般的には、銅箔やアルミ箔を積層した基材フィルム1bに、感光液を塗布してエッチングするフォトエッチングの工程や、レジスト印刷を行ってエッチングする工程、によりコイルアンテナ12を形成する。コイルアンテナ12の形成はまた、導電性インキによるプリント配線技術によるものであってもよい。コイルアンテナの両接続端部12eに、図示しない接着剤を塗布してICチップ15を装着する。この際、ICチップのスパイク状バンプがコイルアンテナの両接続端部12eに食い込むようにして接続を確実なものとする。バンプは基材フィルム1bまで、食い込むようにしてもよい。ただし、バンプはこのようなスパイク形状のものに限られないので、例えば、平面状のバンプの場合は、異方導電性接着剤で固定し、特定の方向に導通するようにしてもよい。
ICチップを装着した状態で、非接触データキャリアとして機能するが、本発明の非接触データキャリアでは、さらに基材に貫通孔18を設け、保護フィルムを積層する。
貫通孔18の形成は、打ち抜き装置による連続的な工程で行うこともできるし、断裁した枚用状態でパンチングしてもよい。貫通孔の面積や大きさは、基材フィルム1bが形態を維持して変形しない限り、大きい面積とした方が、接着性が増し強度的な効果が大きくなる。
次いで、図2(B)の工程で、保護フィルム21,22を積層する。硬質なカード状態に仕上げる場合は、一般的に、非接触データキャリア用基材11を硬質塩化ビニルシート等の熱融着性の材質の材料間に挟み、さらに鏡面板を介して、熱圧プレスすることにより、カード状の非接触データキャリアが得られる。貫通孔部と非貫通孔部とで厚みの差が生じても、鏡面板による熱圧プレスによる場合は、均質の厚みに強制できる効果がある。カード状に限らず柔軟なシート状態とする場合は、連続的な熱ラミネーション工程で保護フィルムを積層してもよい。
図2(C)は、保護フィルムが接着した後の状態を示している。貫通孔を通じて、保護フィルム21と22間が熱融着部30を形成し、フィルム層間が強固に接着した非接触データキャリアが得られる。図2の場合、非接触データキャリア基材11の幅は、保護フィルム21,22よりも狭幅となっているので、非接触データキャリア10の両端縁では貫通孔によらないで連続的な接着部30eを構成している。このような接着部を形成する場合は、非接触データキャリアの端縁からの剥離を防止して好ましい。
次に、本発明に使用する材料等について説明する。非接触データキャリア用基材11に使用する基材フィルム1bとしては、紙、PET、ポリプロピレン、ポリエチレン、塩化ビニル、アクリル、非結晶性ポリエステル、ポリウレタン、ABS樹脂、ポリスチレン、ナイロン等の各種材料を使用できるが、コイルアンテナを形成する工程等を考慮して選択する必要がある。紙の場合は、耐水処理等がされていて絶縁性の高いものが好ましい。厚みは15〜300μmが使用できるが、積層後の非接触データキャリアが一様な厚みとなるためには、薄膜の基材を使用するのが好ましい。一般的には、強度、加工作業性、コスト等の点から20〜100μmがより好ましい。
保護フィルム21,22に使用するフィルム(またはシート)には、熱融着性の材料が使用できる。具体的には、アクリル、非結晶性ポリエステル、ポリウレタン、ポリプロピレン、ポリエチレン、塩化ビニル、塩化ビニリデン、ABS樹脂等、およびそれらの複合品が使用できる。厚みは15〜500μm程度のものを目的に応じて選択する。
ICチップ(半導体装置)は、シリコン基材に集積回路やメモリを形成したもので、非接触データキャリア用としては、2mm×2mm程度以内の大きさにされており、厚みは0.5mm以内のものが使用される。リーダライターとの交信には、一般的には125kHz、13.56MHz、800MHz、2.45GHz、5.8GHz(マイクロ波)の周波数帯を使用することになる。非接触ICタグでは、13.56MHzを利用する場合が多く、各種のリーダライタが市販されている。
(実施例)図1,図2を参照して本発明の実施例を説明する。厚み25μmのポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムに、50μm厚のアルミニュウム箔をドライラミネートしてキャリア用基材フィルム1bを準備した。上記、アルミ箔表面に塩酢ビ系樹脂による感光性レジスト(ザ・インクテック株式会社製)を乾燥後の厚みが1μmとなるように塗布して設け、コイルアンテナパターンを露光し、現像した後、塩化第2鉄水溶液でアルミ露光部をエッチングして、6面付け(2×3面)のコイルアンテナ12を有するシートを得た。
次いで、厚み200μmで、高さが70μmのスパイク状のバンプ23,24を有するICチップ15を準備し、ICチップ装着部にエポキシ系熱硬化性接着剤を塗布した後、ICチップのバンプをフェイスダウンの状態にして、コイルアンテナ12の両接続端部12eに位置合わせして載置した。さらに、ICチップ15側から150°C、1.2MPaで熱圧をかけてICチップを装着し、非接触データキャリア用基材11を完成した。次に、基材フィルム1bのコイルアンテナの内周域中心に直径20mmの円形貫通孔を1個、基材の両サイドに直径6mmの小円の貫通孔18をそれぞれ6個ずつ設けた。また、各面付け間の対角部が連結するようにして残し、その他の縁辺部が外寸カットした際に連続した接着部を形成するように幅4mmの溝状の打ち抜き部を形成した。
上記の非接触データキャリア用基材11を中心層とし、その両面に厚み360μmの白色硬質塩化ビニルシートを積層し、鏡面ステンレス板間にはさんだ後、プレス機に導入して135°C、0.5MPa、120秒間の条件でプレスしてラミネートした。その後、カット位置が幅4mmの溝の中心を通るようにして、カード状の所定形状に外寸カットし、非接触データキャリア10を完成した。
完成した非接触データキャリアは、厚み0.745mmであり、表裏の硬質塩化ビニルシートが強固に接着していた。非接触データキャリア内に気泡等の発生は無く、平面性も良好であった。また、非接触データキャリアに対して所定のデータの記録を行った後、読取装置として、モトローラ社製BiStatixリーダー「WAVE」を用いて、情報の読取り試験を行ったところ、支障なくリードライトできることが確認された。
本発明の非接触データキャリアと非接触データキャリア用基材の例を示す図である。 本発明の非接触データキャリアを製造する工程を示す図である。 従来例の非接触データキャリアを示す図である。
符号の説明
1b、4b 基材フィルム
10,40 非接触データキャリア
11,41 非接触データキャリア用基材
12,42 コイルアンテナ
12e,42e アンテナの両接続端部
13,43 導通部材
15,45 ICチップ
18,18a,18b,18c,・・,18n 貫通孔
21,22,51,52 保護フィルム
23,24 バンプ
30 熱融着部
46,47 接着剤

Claims (5)

  1. フィルム基材の少なくとも一面側に形成されたアンテナと、当該アンテナの端部に接続したICチップとを有する非接触データキャリア用基材を中心層とし、その表裏に保護フィルムを積層した非接触データキャリアにおいて、表裏保護フィルム間の少なくとも一部が貫通孔を通じて熱融着し、かつ縁辺部に表裏保護フィルム間の連続した接着部を有することを特徴とする非接触データキャリア。
  2. アンテナが平面コイル状であって、貫通孔がコイルの内周域内かコイルの外周域、またはその双方に設けられていることを特徴とする請求項1記載の非接触データキャリア。
  3. アンテナが平面コイル状であってフィルム基材の一面側に形成されており、当該アンテナの一部分が導通部材またはスルーホールを介して非接触データキャリア用基材の他面側において接続していることを特徴とする請求項1または請求項2記載の非接触データキャリア。
  4. アンテナが平面コイル状であってフィルム基材の両面側に形成されており、当該アンテナが導通部材またはスルーホールを介してフィルム基材の他面側のアンテナと接続していることを特徴とする請求項1または請求項2記載の非接触データキャリア。
  5. 金属箔を積層した基材フィルムをエッチングしてコイルアンテナを形成する工程、
    前記基材フィルムのコイルアンテナにICチップを装着して多面付け非接触データキャリア用基材を作成する工程、
    前記多面付け非接触データキャリア用基材のコイルアンテナの内部に貫通孔を設けるとともに、該基材の対角部が連結するようにして残し、他の縁辺部に溝状の打ち抜き部を形成する工程、
    前記多面付け非接触データキャリア用基材を中心層とし、その両面に保護フィルムを積層して熱圧プレスする工程、
    前記溝状の打ち抜き部の中心を通るようにして、外寸カットする工程、
    を有することを特徴とする非接触データキャリアの製造方法。
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