JP2003288566A - Rf−idメディア及びその製造方法 - Google Patents

Rf−idメディア及びその製造方法

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JP2003288566A
JP2003288566A JP2002088705A JP2002088705A JP2003288566A JP 2003288566 A JP2003288566 A JP 2003288566A JP 2002088705 A JP2002088705 A JP 2002088705A JP 2002088705 A JP2002088705 A JP 2002088705A JP 2003288566 A JP2003288566 A JP 2003288566A
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reinforcing member
antenna
adhesive
tag
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JP2002088705A
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English (en)
Inventor
Mitsugi Saito
貢 齋藤
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Toppan Edge Inc
Original Assignee
Toppan Forms Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ICモジュールが搭載された部分の厚さを厚
くすることなく、かつ、コストアップを抑制しながらも
容易にICモジュールを保護する。 【解決手段】 ICモジュール111が搭載された領域
に、ICモジュール111の4辺にそれぞれ隣接するよ
うな辺によって形成される穴を有する円盤状の補強部材
113を、この穴にICモジュール111が入り込むよ
うに、絶縁性を有する接着剤117を介して樹脂シート
115上に搭載する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、非接触状態にて情
報の書き込み及び読み出しが可能なRF−IDメディア
及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、情報化社会の進展に伴って、情報
をカードに記録し、該カードを用いた情報管理や決済等
が行われている。また、商品等に貼付されるラベルやタ
グに情報を記録し、このラベルやタグを用いての商品等
の管理も行われている。
【0003】このようなカードやラベル、あるいはタグ
を用いた情報管理においては、カードやラベル、タグに
対して非接触状態にて情報の書き込み及び読み出しを行
うことが可能なICが搭載された非接触型ICカードや
非接触型ICラベル、非接触型ICタグがその優れた利
便性から急速な普及が進みつつある。
【0004】図12は、従来の非接触型ICタグの構造
の一例を示す図であり、(a)は内部構造を示す図、
(b)は(a)に示したA−A’部分における断面図で
ある。
【0005】本従来例における非接触型ICタグは図1
2に示すように、樹脂シート815上に、外部からの情
報の書き込み及び読み出しが可能なICモジュール81
1が搭載されるとともに、接点814を介してICモジ
ュール811と接続され、外部に設けられた情報書込/
読出装置(不図示)からの電磁誘導によりICモジュー
ル811に電流を供給し、ICモジュール811に対す
る情報の書き込み及び読み出しを非接触状態にて行うた
めの導電性のアンテナ812が形成されたインレット8
10と、インレット810のICモジュール811が搭
載された面に接着剤層850を介して積層され、ICモ
ジュール811及びアンテナ812を保護するととも
に、その表面に情報が印字される表面シート820とか
ら構成されている。
【0006】上記のように構成された非接触型ICタグ
800においては、外部に設けられた情報書込/読出装
置に近接させることにより、情報書込/読出装置からの
電磁誘導によりアンテナ812からICモジュール81
1に電流を供給し、それにより、非接触状態において、
情報書込/読出装置からICモジュール811に情報を
書き込んだり、ICモジュール811に書き込まれた情
報を情報書込/読出装置にて読み出したりする。
【0007】このような非接触型ICタグ800におい
ては、インレット810の裏面に接着剤(不図示)が塗
布され、接着剤を用いて商品等に貼付されたり、丸まる
ような状態で商品に組み込まれたりして用いられる場合
があるが、接着剤を用いて貼付される面が曲面であった
り、丸まるような状態で商品に組み込まれた場合は、I
Cモジュール811が折り曲がるように作用し、それに
より、ICモジュール811が破壊されてしまったり、
ICモジュール811とアンテナ812とが接点814
において断線してしまったりする虞れがある。また、こ
の非接触型ICタグ800を所持する場合においても、
ICモジュール811が外力によって折り曲がるように
作用する場合があり、その場合においても、ICモジュ
ール811が破壊されてしまったり、ICモジュール8
11とアンテナ812とが接点814において断線して
しまったりする虞れがある。
【0008】そこで、ICモジュール811を補強部材
で覆い、それにより、非接触型ICタグ800が貼付さ
れる面が曲面であったり、非接触型ICタグ800が丸
まるような状態で商品に組み込まれた場合において、I
Cモジュール811が破壊されてしまったり、ICモジ
ュール811とアンテナ812とが接点814において
断線してしまったりする可能性を低減させることが考え
られている。
【0009】図13は、従来の非接触型ICタグの構造
の他の例を示す図であり、(a)は内部構造を示す図、
(b)は(a)に示したA−A’部分における断面図で
ある。
【0010】本従来例における非接触型ICタグは図1
3に示すように、樹脂シート915上に、外部からの情
報の書き込み及び読み出しが可能なICモジュール91
1が搭載されるとともに、接点914を介してICモジ
ュール911と接続され、外部に設けられた情報書込/
読出装置(不図示)からの電磁誘導によりICモジュー
ル911に電流を供給し、ICモジュール911に対す
る情報の書き込み及び読み出しを非接触状態にて行うた
めの導電性のアンテナ912が形成されたインレット9
10と、インレット910のICモジュール911が搭
載された面に接着剤層950を介して積層され、ICモ
ジュール911及びアンテナ912を保護するととも
に、その表面に情報が印字される表面シート920とか
ら構成されている。さらに、ICモジュール911は、
その上面及び周囲が封止用樹脂916によって覆われて
おり、また、封止用樹脂916上には金属からなる円盤
状の補強部材913が搭載されている。
【0011】上記のように構成された非接触型ICタグ
900においては、ICモジュール911の上面及び周
囲が封止用樹脂916によって覆われており、さらに、
封止用樹脂916上に円盤状の補強部材913が設けら
れていることにより、非接触型ICタグ900が貼付さ
れる面が曲面であったり、非接触型ICタグ900が丸
まるような状態で商品に組み込まれた場合において、I
Cモジュール911が破壊されてしまったり、ICモジ
ュール911とアンテナ912とが接点914において
断線してしまったりする可能性が低減される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上述したような従来の
非接触型ICタグにおいては、ICモジュール上に封止
用樹脂を介して補強部材が搭載されているため、補強部
材が搭載されている部分の厚さが他の部分の厚さよりも
厚くなり、積層工程において層間に気泡が混入してしま
ったり、表面シート上における平坦性が損なわれ、表面
シート上への印字適性が低下してしまったりするという
問題点がある。
【0013】また、補強部材をICモジュール上に搭載
することになるため、補強部材を搭載する際にその圧力
によってICモジュールが破損しないように圧力制御を
精細に行わなければならないという問題点がある。
【0014】また、上述したような補強部材を非接触型
ICカードに用いた場合は、カード表面の平坦性を確保
するために、複数の層どうしを接着するための接着剤層
として、補強部材が搭載されている部分の厚さ以上の厚
さを有する接着剤層を用い、この接着剤層の厚さにより
補強部材が搭載されている部分の厚さを吸収することが
考えられるが、一般的に、接着剤層はカードを構成する
カードコア部材よりも高価なものであるため、その場
合、コストアップが生じてしまうという問題点がある。
【0015】また、ICモジュール上に補強部材を搭載
するための封止用樹脂においては、ICモジュールを外
力から保護するために、通常、硬化後の熱収縮が小さな
熱硬化型の樹脂が用いられるが、このような熱収縮が小
さな封止用樹脂においては、高価であり、また、硬化後
に応力が加わるとICモジュールの実装部分が剥離して
しまう虞れがある。また、封止用樹脂をICモジュール
上に正確に滴下するための高価な設備も必要となってし
まう。
【0016】本発明は、上述したような従来の技術が有
する問題点に鑑みてなされたものであって、ICモジュ
ールが搭載された部分の厚さを厚くすることなく、か
つ、コストアップを抑制しながらも容易にICモジュー
ルを保護することができるRF−IDメディア及びその
製造方法を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、情報の書き込み及び読み出しが可能なIC
モジュールが搭載されるとともに、前記ICモジュール
と接続され、該ICモジュールに対する情報の書き込み
及び読み出しを非接触状態にて行うためのアンテナが形
成されたベース基材を少なくとも有してなるRF−ID
メディアにおいて、前記ICモジュールの少なくとも2
辺に隣接するような形状を具備し、該形状によって前記
ICモジュールの少なくとも2辺に隣接するように前記
ベース基材上に搭載された補強部材を有することを特徴
とする。
【0018】また、前記補強部材は、前記ICモジュー
ルの4辺に隣接するような形状を有することを特徴とす
る。
【0019】また、前記アンテナは、前記補強部材が搭
載された領域にて該補強部材の外周形状を含むように形
成されていることを特徴とする。
【0020】また、前記補強部材は、前記ICモジュー
ルに隣接する領域のうち前記アンテナが形成されている
領域には搭載されない形状を有することを特徴とする。
【0021】また、前記補強部材は、前記ベース基材上
に搭載された場合に該ベース基材に対する高さが、前記
ICモジュールが前記ベース基材上に搭載された場合に
おける該ICモジュールの高さよりも高くなるような厚
さを有することを特徴とする。
【0022】また、前記補強部材は、前記ICモジュー
ルの辺と隣接する部分の厚さが他の部分の厚さよりも厚
くなるような形状を有することを特徴とする。
【0023】また、前記補強部材は、金属からなり、絶
縁性を有する接着剤を介して前記ベース基材上に搭載さ
れていることを特徴とする。
【0024】また、前記ベース基材上に接着剤層を介し
て積層される表面層を有し、前記補強部材は、前記ベー
ス基材と前記表面層との間にて前記接着剤層によって前
記ベース基材及び前記表面層に接着されていることを特
徴とする。
【0025】また、前記RF−IDメディアの製造方法
であって、前記補強部材を前記接着剤層によって前記表
面層に接着し、前記補強部材が接着された前記表面層を
前記ベース基材上に搭載し、前記接着剤層によって前記
ベース基材と前記表面層とを接着することを特徴とす
る。
【0026】(作用)上記のように構成された本発明に
おいては、ICモジュールが搭載されたベース基材上
に、ICモジュールの少なくとも2辺に隣接するような
形状を具備する補強部材が、ICモジュールの少なくと
も2辺に隣接するように搭載されているので、RF−I
Dメディアに対して、折り曲げられる方向に外力が加わ
ったり、RF−IDメディアの表面全体に圧力が加わっ
たりした場合に、ICモジュールが破損してしまった
り、ICモジュールとアンテナとが接点において断線し
てしまったりする可能性が低減される。ここで、本発明
においては、ICモジュールの少なくとも2辺に隣接す
るように補強部材が搭載されているので、ICモジュー
ルを保護するための補強部材をベース基材上に搭載した
場合においても、ICモジュールが搭載された部分の厚
さが他の部分よりも厚くなることはなく、表面の平坦性
が向上する。また、補強部材のベース基材上への搭載の
際の圧力制御を精細に行う必要がなく、容易にICモジ
ュールを保護することができる。
【0027】また、補強部材の形状を、ICモジュール
の4辺に隣接するようなものとすれば、さらに確実にI
Cモジュールを保護することができる。
【0028】また、アンテナを、補強部材が搭載された
領域にて該補強部材の外周形状を含むように形成すれ
ば、補強部材によってアンテナが断線してしまう可能性
を低減することができる。
【0029】また、補強部材の形状を、ICモジュール
に隣接する領域のうちアンテナが形成されている領域に
は搭載されないようなものとすれば、補強部材によって
アンテナが傷つけられてしまうことがなくなるととも
に、補強部材のベース基材上への搭載の際の圧力制御を
行う必要がなくなる。
【0030】また、補強部材の厚さを、補強部材がベー
ス基材上に搭載された場合に補強部材のベース基材に対
する高さが、ICモジュールがベース基材上に搭載され
た場合におけるICモジュールの高さよりも高くなるよ
うなものとすれば、RF−IDメディアの表面全体に圧
力が加わった場合にこの圧力がICモジュールにかかる
ことがなくなり、さらに確実にICモジュールを保護す
ることができる。
【0031】また、補強部材の形状を、ICモジュール
の辺と隣接する部分の厚さが他の部分の厚さよりも厚く
なるようなものとすれば、補強部材が搭載された領域が
なだらかな凸状となる。
【0032】また、補強部材を、金属から構成し、絶縁
性を有する接着剤を介してベース基材上に搭載すれば、
補強部材の強度を向上させることができる。
【0033】また、ベース基材上に接着剤層を介して表
面層が積層されるものにおいて、補強部材を、ベース基
材と表面層との間にて接着剤層によってベース基材及び
表面層に接着すれば、補強部材をベース基材に接着する
ための接着剤を用いる必要がなくなる。
【0034】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。
【0035】(第1の実施の形態)図1は、本発明のR
F−IDメディアの第1の実施の形態となる非接触型I
Cタグの一例を示す図であり、(a)は内部構造を示す
図、(b)は(a)に示したA−A’部分における断面
図である。
【0036】本形態は図1に示すように、樹脂シート1
15上に、外部からの情報の書き込み及び読み出しが可
能なICモジュール111が接着剤116を介して搭載
されるとともに、接点114を介してICモジュール1
11と接続され、外部に設けられた情報書込/読出装置
(不図示)からの電磁誘導によりICモジュール111
に電流を供給し、ICモジュール111に対する情報の
書き込み及び読み出しを非接触状態にて行うための導電
性のアンテナ112が形成されたベース基材であるイン
レット110と、インレット110のICモジュール1
11が搭載された面に接着剤層150を介して積層さ
れ、ICモジュール111及びアンテナ112を保護す
るとともに、その表面に情報が印字される表面シート1
20とから構成されている。さらに、ICモジュール1
11が搭載された領域には、ICモジュール111の4
辺にそれぞれ隣接するような辺によって形成される穴を
有する円盤状の補強部材113が、この穴にICモジュ
ール111が入り込むように、絶縁性を有する接着剤1
17を介して樹脂シート115上に搭載されている。こ
の補強部材113においては、ステンレス鋼、ステンレ
スばね鋼、りん青銅板、焼き入れリボン鋼、あるいはば
ね鋼等に代表されるばね特性を有する塑性変形力が大き
な金属や、真鍮板、黄銅板、銅板、鉄板、ジュラルミ
ン、その他合金等の金属板から構成されており、また、
その厚さにおいては、樹脂シート115上に接着剤11
7を介して搭載された際における樹脂シート115に対
する高さが、樹脂シート115上に接着剤116を介し
て搭載されたICモジュール111の高さよりも高くな
るようなものとすることが好ましい。
【0037】上記のように構成された非接触型ICタグ
100においては、外部に設けられた情報書込/読出装
置に近接させることにより、情報書込/読出装置からの
電磁誘導によりアンテナ112からICモジュール11
1に電流を供給し、それにより、非接触状態において、
情報書込/読出装置からICモジュール111に情報を
書き込んだり、ICモジュール111に書き込まれた情
報を情報書込/読出装置にて読み出したりする。
【0038】上述したような非接触型ICタグ100に
おいては、ICモジュール111が搭載された領域にお
いて、ICモジュール111が入り込むような穴が形成
された補強部材113が、その穴にICモジュール11
1が入り込むように搭載されているため、非接触型IC
タグ100に対して、折り曲げられる方向に外力が加わ
ったり、非接触型ICタグ100の表面全体に圧力が加
わったりした場合に、ICモジュール111が破損して
しまったり、ICモジュール111とアンテナ112と
が接点114にて断線してしまったりする可能性が低減
される。また、補強部材113はICモジュール111
とは接触していない状態であるため、補強部材113と
樹脂シート115とを接着するための接着剤117とし
て安価な接着剤を用いることができるとともに、補強部
材113と樹脂シート115とを接着剤117によって
接着する際に精細な圧力制御を行う必要がない。
【0039】以下に、上述したような非接触型ICタグ
100の製造方法について説明する。
【0040】図2は、図1に示した非接触型ICタグ1
00の製造方法を説明するための図である。
【0041】まず、樹脂シート115上に、エッチング
等によってコイル形状のアンテナ112を形成する(図
2(a))。
【0042】次に、アンテナ112上にICモジュール
111が搭載されるように、導電性の接着剤116を介
してICモジュール111を樹脂シート115上に搭載
し、ICモジュール111に所定の圧力をかけることに
よりICモジュール111と樹脂シート115とを接着
剤116によって接着し、ICモジュール111の裏面
に設けられた接点114においてアンテナ112とIC
モジュール111とを電気的に接続し、インレット11
0を完成させる(図2(b))。
【0043】次に、内部に設けられた穴にICモジュー
ル111が入り込むように、補強部材113を樹脂シー
ト115上に接着剤117を介して搭載し、補強部材1
13に所定の圧力をかけることにより補強部材113と
樹脂シート115とを接着剤117によって接着する
(図2(c))。ここで、補強部材113においては、
図1(a)に示すように、ICモジュール111の4辺
にそれぞれ隣接するような辺によって形成される穴が形
成されており、この穴にICモジュール111が入り込
むように樹脂シート115上に搭載される。また、補強
部材113が樹脂シート115上に搭載された際に樹脂
シート115やアンテナ112が補強部材113によっ
て傷つけられることを防止するために補強部材113の
エッジ部分に若干の丸みをもたせておくことも考えられ
る。また、補強部材113を樹脂シート115に接着す
るための接着剤117においては、EVA系、ポリエス
テル系、ポリオレフィン系、スチレン・エラストマー
系、ポリアミド系、あるいは反応系等のホットメルト
や、UV硬化型接着剤、UV硬化開始型接着剤、エポキ
シ系接着剤、ポリエステル系接着剤、ビニール系接着
剤、ゴム系接着剤等、絶縁性を有する接着剤や粘着剤で
あれば使用することができる。
【0044】その後、インレット110上に接着剤層1
50を介して表面シート120を積層し、非接触型IC
タグ100を完成させる(図2(d))。
【0045】なお、本形態においては、補強部材113
を構成する材料として金属が用いられているが、ポリ塩
化ビニル、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリカーボ
ネイト、アクリルニトリルスチレン、アクリルニトリル
ブタジェンスチレン、ナイロンまたはポリアミド、ポリ
イミド等の熱可塑性プラスチックや、エポキシ樹脂、ガ
ラスエポキシ樹脂等の熱硬化プラスチックや、紙フェノ
ール、その他非金属板等の絶縁性材料によって補強部材
113を構成することも考えられ、その場合、補強部材
113を金属によって構成した場合と比べて強度的には
弱くなるが、補強部材113によってアンテナ112が
電気的に短絡してしまう虞れがなくなるとともに、補強
部材113と樹脂シート115とを接着剤117によっ
て接着する際に圧力制御を行う必要がなくなる。また、
このような材料はシート状での供給が可能であり、その
後、打ち抜き加工等により補強部材113としての形状
加工を容易に行うことができる。
【0046】また、補強部材113の形状においては、
図1に示したように内部がICモジュール111の形状
に沿って中空となった円柱状に限らない。
【0047】図3は、本発明のRF−IDメディアに用
いられる補強部材の他の例を示す図であり、(a)は上
面図、(b)は(a)に示したA−A’断面図である。
【0048】図3に示すように、補強部材113の形状
を、外周から内周にかけてその高さが高くなるような形
状とすることも考えられる。
【0049】また、穴の形状及び外周部分の形状におい
ても、図1に示したもの以外にも、穴の形状が円形状の
ものや、外周部分の形状が四角形等の多角形のものも考
えられる。
【0050】(第2の実施の形態)図4は、本発明のR
F−IDメディアの第2の実施の形態となる非接触型I
Cタグの他の例を示す図であり、(a)は内部構造を示
す図、(b)は(a)に示したA−A’部分における断
面図である。
【0051】本形態は図4に示すように、樹脂シート2
15上に、外部からの情報の書き込み及び読み出しが可
能なICモジュール211が接着剤216を介して搭載
されるとともに、接点214を介してICモジュール2
11と接続され、外部に設けられた情報書込/読出装置
(不図示)からの電磁誘導によりICモジュール211
に電流を供給し、ICモジュール211に対する情報の
書き込み及び読み出しを非接触状態にて行うための導電
性のアンテナ212が形成されたベース基材であるイン
レット210と、インレット210のICモジュール2
11が搭載された面に接着剤層250を介して積層さ
れ、ICモジュール211及びアンテナ212を保護す
るとともに、その表面に情報が印字される表面シート2
20とから構成されている。さらに、ICモジュール2
11が搭載された領域には、ICモジュール211の4
辺にそれぞれ隣接するような辺によって穴が形成され、
かつ、樹脂シート215上にてアンテナ212が形成さ
れている部分が削除されて構成された円盤状の補強部材
213が、穴にICモジュール111が入り込むよう
に、絶縁性を有する接着剤217を介して樹脂シート2
15上に搭載されている。
【0052】上記のように構成された非接触型ICタグ
200においては、第1の実施の形態にて説明したもの
に対して、樹脂シート215上において、アンテナ21
2が形成された領域には補強部材213が存在しないた
め、補強部材213によってアンテナ212が傷つけら
れることがなくなり、また、補強部材213に金属を用
いた場合においても、補強部材213によってアンテナ
212が電気的に短絡してしまう虞れがなくなるととも
に、補強部材213と樹脂シート215とを接着剤21
7によって接着する際に圧力制御を行う必要がなくな
る。
【0053】なお、コイル形状となる領域からICモジ
ュール211に接続される領域までの間においてアンテ
ナ212の幅を可能な限り狭めることにより、補強部材
213の削除部分を小さくすることができ、削除による
補強部材213の強度の低下をできる限り抑制すること
ができる。
【0054】(第3の実施の形態)図5は、本発明のR
F−IDメディアの第3の実施の形態となる非接触型I
Cタグの他の例を示す図であり、(a)は内部構造を示
す図、(b)は(a)に示したA−A’部分における断
面図、(c)は(a),(b)に示した補強部材313
を樹脂シート315に搭載される面側から見た斜視図で
ある。
【0055】本形態は図5に示すように、樹脂シート3
15上に、外部からの情報の書き込み及び読み出しが可
能なICモジュール311が接着剤316を介して搭載
されるとともに、接点314を介してICモジュール3
11と接続され、外部に設けられた情報書込/読出装置
(不図示)からの電磁誘導によりICモジュール311
に電流を供給し、ICモジュール311に対する情報の
書き込み及び読み出しを非接触状態にて行うための導電
性のアンテナ312が形成されたベース基材であるイン
レット310と、インレット310のICモジュール3
11が搭載された面に接着剤層350を介して積層さ
れ、ICモジュール311及びアンテナ312を保護す
るとともに、その表面に情報が印字される表面シート3
20とから構成されている。さらに、ICモジュール3
11が搭載された領域には、ICモジュール311の4
辺にそれぞれ隣接するような辺によって形成される穴を
有し、かつ、樹脂シート315上に搭載された際にアン
テナ312と対向する領域に溝318が形成された円盤
状の補強部材313が、穴にICモジュール311が入
り込むように、絶縁性を有する接着剤317を介して樹
脂シート315上に搭載されている。
【0056】なお、溝318は、補強部材313が金属
からなる場合は、ハーフエッチング、切削加工、型押し
による溝付け等の加工方法によって、また、補強部材3
13が樹脂からなる場合は、熱プレスによる溝押し、切
削加工、射出成型等の加工方法によって補強部材313
に形成される。また、溝318の数においては、1つに
限らず、アンテナ312の形状によっては、2つもしく
はそれ以上形成することも考えられる。
【0057】上記のように構成された非接触型ICタグ
300においては、第1の実施の形態にて説明したもの
に対して、樹脂シート315上に補強部材313が搭載
された場合においても、樹脂シート315上に形成され
たアンテナ312と補強部材313とが接触しないた
め、第2の実施の形態にて示したものと同様の効果を奏
する。また、第2の実施の形態にて説明したものに対し
て、補強部材313について削除部分がないため、強度
に優れたものとなる。
【0058】(第4の実施の形態)図6は、本発明のR
F−IDメディアの第4の実施の形態となる非接触型I
Cタグの他の例を示す図であり、(a)は内部構造を示
す図、(b)は(a)に示したA−A’部分における断
面図である。
【0059】本形態は図6に示すように、樹脂シート4
15上に、外部からの情報の書き込み及び読み出しが可
能なICモジュール411が接着剤416を介して搭載
されるとともに、接点414を介してICモジュール4
11と接続され、外部に設けられた情報書込/読出装置
(不図示)からの電磁誘導によりICモジュール411
に電流を供給し、ICモジュール411に対する情報の
書き込み及び読み出しを非接触状態にて行うための導電
性のアンテナ412が形成されたベース基材であるイン
レット410と、インレット410のICモジュール4
11が搭載された面に接着剤層450を介して積層さ
れ、ICモジュール411及びアンテナ412を保護す
るとともに、その表面に情報が印字される表面シート4
20とから構成されている。さらに、ICモジュール4
11が搭載された領域においては、ICモジュール41
1の4辺にそれぞれ隣接するような辺によって形成され
る穴を有する円盤状の補強部材413が、穴にICモジ
ュール411が入り込むように、接着剤層450によっ
て表面層420及び樹脂シート415に接着されてい
る。
【0060】以下に、上述したような非接触型ICタグ
400の製造方法について説明する。
【0061】図7は、図6に示した非接触型ICタグ4
00の製造方法を説明するための図である。
【0062】まず、樹脂シート415上に、エッチング
等によってコイル形状のアンテナ412を形成する(図
7(a))。
【0063】次に、アンテナ412上にICモジュール
411が搭載されるように、導電性の接着剤416を介
してICモジュール411を樹脂シート415上に搭載
し、ICモジュール411に所定の圧力をかけることに
よりICモジュール411と樹脂シート415とを接着
剤416によって接着し、ICモジュール411の裏面
に設けられた接点414においてアンテナ412とIC
モジュール411とを電気的に接続し、インレット41
0を完成させる(図7(b))。
【0064】次に、接着剤層450によって補強部材4
13が接着された表面シート420をインレット410
上に積層し(図7(c))、接着剤層450によって表
面シート420とインレット410とを接着して非接触
型ICタグ400を完成させる(図7(d))。ここ
で、補強部材413においては、表面シート420がイ
ンレット410に積層された際に、補強部材413の穴
にICモジュール411が入り込むような位置において
接着剤層450によって表面シート420に接着されて
いるため、表面シート420とインレット410とを接
着剤層450によって接着すると、ICモジュール41
1が補強部材413の穴に入り込むようになる。
【0065】上述した非接触型ICタグ400において
は、補強部材413をインレット410に接着するため
の接着剤を用いる必要がなくなり、コストダウンを図る
ことができる。
【0066】(第5の実施の形態)図8は、本発明のR
F−IDメディアの第5の実施の形態となる非接触型I
Cタグの他の例を示す図であり、(a)は内部構造を示
す図、(b)は(a)に示したA−A’部分における断
面図である。
【0067】本形態は図8に示すように、樹脂シート5
15上に、外部からの情報の書き込み及び読み出しが可
能なICモジュール511が接着剤516を介して搭載
されるとともに、接点514を介してICモジュール5
11と接続され、外部に設けられた情報書込/読出装置
(不図示)からの電磁誘導によりICモジュール511
に電流を供給し、ICモジュール511に対する情報の
書き込み及び読み出しを非接触状態にて行うための導電
性のアンテナ512が形成されたベース基材であるイン
レット510と、インレット510のICモジュール5
11が搭載された面に接着剤層550を介して積層さ
れ、ICモジュール511及びアンテナ512を保護す
るとともに、その表面に情報が印字される表面シート5
20とから構成されている。さらに、ICモジュール5
11が搭載された領域においては、ICモジュール51
1の4辺にそれぞれ隣接するような辺によって形成され
る穴を有する円盤状の補強部材513が、穴にICモジ
ュール511が入り込むように、接着剤層550によっ
て表面層520及び樹脂シート515に接着されてい
る。
【0068】以下に、上述したような非接触型ICタグ
500の製造方法について説明する。
【0069】図9は、図8に示した非接触型ICタグ5
00の製造方法を説明するための図である。
【0070】まず、樹脂シート515上に、エッチング
等によってコイル形状のアンテナ512を形成する(図
9(a))。
【0071】次に、アンテナ512上にICモジュール
511が搭載されるように、導電性の接着剤516を介
してICモジュール511を樹脂シート515上に搭載
し、ICモジュール511に所定の圧力をかけることに
よりICモジュール511と樹脂シート515とを接着
剤516によって接着し、ICモジュール511の裏面
に設けられた接点514においてアンテナ512とIC
モジュール511とを電気的に接続し、インレット51
0を完成させる(図9(b))。
【0072】次に、接着剤層550によって補強部材5
13を表面シート420に接着するとともに、補強部材
513が接着された表面シート520をインレット51
0上に積層し(図9(c))、接着剤層550によって
表面シート520とインレット510とを接着して非接
触型ICタグ500を完成させる(図9(d))。ここ
で、補強部材513においては、表面シート520がイ
ンレット510に積層された際に、補強部材513の穴
にICモジュール511が対向するような位置において
接着剤層550と表面シート520との間に挟まれてい
るため、表面シート520とインレット510とを接着
剤層550によって接着すると、ICモジュール511
が補強部材513の穴に入り込むようになる。
【0073】上述した非接触型ICタグ500において
は、補強部材513をインレット510に接着するため
の接着剤を用いる必要がなくなり、コストダウンを図る
ことができる。
【0074】(第6の実施の形態)図10は、本発明の
RF−IDメディアの第6の実施の形態となる非接触型
ICタグの他の例を示す図であり、(a)は内部構造を
示す図、(b)は(a)に示したA−A’部分における
断面図である。
【0075】本形態は図10に示すように、樹脂シート
615上に、外部からの情報の書き込み及び読み出しが
可能なICモジュール611が接着剤616を介して搭
載されるとともに、接点614を介してICモジュール
611と接続され、外部に設けられた情報書込/読出装
置(不図示)からの電磁誘導によりICモジュール61
1に電流を供給し、ICモジュール611に対する情報
の書き込み及び読み出しを非接触状態にて行うための導
電性のアンテナ612が形成されたベース基材であるイ
ンレット610と、インレット610のICモジュール
611が搭載された面に接着剤層650を介して積層さ
れ、ICモジュール611及びアンテナ612を保護す
るとともに、その表面に情報が印字される表面シート6
20とから構成されている。さらに、ICモジュール6
11が搭載された領域には、ICモジュール611の4
辺にそれぞれ隣接するような辺によって形成される穴を
有する円盤状の補強部材613が、この穴にICモジュ
ール611が入り込むように、絶縁性を有する接着剤6
17を介して樹脂シート615上に搭載されている。ま
た、アンテナ612においては、補強部材613が搭載
される領域が、補強部材613の外周形状を含むだけに
十分な形状を有するランド部619a,619bとなっ
ている。
【0076】上記のように構成された非接触型ICタグ
においては、アンテナ612のうち、補強部材613が
搭載される領域が、補強部材613の外周形状を含むだ
けに十分な形状を有するランド部619a,619bと
なっているため、補強部材613によってアンテナ61
2が断線してしまう可能性が低減される。
【0077】なお、上述した実施の形態においては、補
強部材としてICモジュールが入り込むような穴が形成
されたものを用い、この穴にICモジュールが入り込む
ように補強部材をインレット上に搭載したものについて
説明したが、補強部材においては、ICモジュールの少
なくとも2辺に隣接するようなものとすれば、非接触型
ICタグに対して、折り曲げられる方向に外力が加わっ
たり、非接触型ICタグの表面全体に圧力が加わったり
した場合に、ICモジュールが破損してしまったり、I
Cモジュールとアンテナとが接点にて断線してしまった
りする可能性が低減される。
【0078】(第7の実施の形態)図11は、本発明の
RF−IDメディアの第7の実施の形態となる非接触型
ICタグの一例を示す図であり、(a)は内部構造を示
す図、(b)は(a)に示したA−A’部分における断
面図である。
【0079】本形態は図11に示すように、樹脂シート
715上に、外部からの情報の書き込み及び読み出しが
可能なICモジュール711が接着剤716を介して搭
載されるとともに、接点714を介してICモジュール
711と接続され、外部に設けられた情報書込/読出装
置(不図示)からの電磁誘導によりICモジュール71
1に電流を供給し、ICモジュール711に対する情報
の書き込み及び読み出しを非接触状態にて行うための導
電性のアンテナ712が形成されたベース基材であるイ
ンレット710と、インレット710のICモジュール
711が搭載された面に接着剤層750を介して積層さ
れ、ICモジュール711及びアンテナ712を保護す
るとともに、その表面に情報が印字される表面シート7
20とから構成されている。さらに、ICモジュール7
11が搭載された領域には、ICモジュール711の2
辺に隣接するような形状を有する補強部材713が、I
Cモジュール711の2辺に隣接するように、絶縁性を
有する接着剤717を介して樹脂シート715上に搭載
されている。
【0080】上記のように構成された非接触型ICタグ
700においては、ICモジュール711が搭載された
領域において、ICモジュール711の2辺に隣接する
ような形状を有する補強部材713が、ICモジュール
711の2辺に隣接するように搭載されているため、非
接触型ICタグ700に対して、折り曲げられる方向に
外力が加わったり、非接触型ICタグ700の表面全体
に圧力が加わったりした場合に、ICモジュール711
が破損してしまったり、ICモジュール711とアンテ
ナ712とが接点714にて断線してしまったりする可
能性が低減される。また、補強部材713はICモジュ
ール711とは接触していない状態であるため、補強部
材713と樹脂シート715とを接着するための接着剤
717として安価な接着剤を用いることができるととも
に、補強部材713と樹脂シート715とを接着剤71
7によって接着する際に精細な圧力制御を行う必要がな
い。
【0081】なお、本発明は、上述した実施の形態に示
したものを組み合わせて構成される非接触型ICタグを
も含むことは言うまでもない。
【0082】また、上述した実施の形態においては、非
接触状態にて情報の書き込み及び読み出しが可能なRF
−IDメディアとして非接触型ICタグを例に挙げて説
明したが、本発明は、非接触型ICタグに限らず、非接
触型ICラベルや非接触型ICカード等、ICモジュー
ルが搭載されたインレットを含んで構成されるものであ
れば適用することができる。
【0083】
【発明の効果】以上説明したように本発明においては、
情報の書き込み及び読み出しが可能なICモジュールが
搭載されるとともに、ICモジュールと接続され、該I
Cモジュールに対する情報の書き込み及び読み出しを非
接触状態にて行うためのアンテナが形成されたベース基
材を少なくとも有してなるRF−IDメディアにおい
て、ICモジュールの少なくとも2辺に隣接するような
形状を具備し、該形状によってICモジュールの少なく
とも2辺に隣接するようにベース基材上に搭載された補
強部材を設けたため、ICモジュールが搭載された部分
の厚さを厚くすることなく、かつ、コストアップを抑制
しながらも容易にICモジュールを保護することができ
る。
【0084】また、補強部材の形状が、ICモジュール
の4辺に隣接するようになるものにおいては、さらに確
実にICモジュールを保護することができる。
【0085】また、アンテナが、補強部材が搭載された
領域にて該補強部材の外周形状を含むように形成された
ものにおいては、補強部材によってアンテナが断線して
しまう可能性を低減することができる。
【0086】また、補強部材の形状が、ICモジュール
に隣接する領域のうちアンテナが形成されている領域に
は搭載されないようになるものにおいては、補強部材に
よってアンテナが傷つけられてしまうことがなくなると
ともに、補強部材のベース基材上への搭載の際の圧力制
御を行う必要がなくなる。
【0087】また、補強部材の厚さが、補強部材がベー
ス基材上に搭載された場合に補強部材のベース基材に対
する高さが、ICモジュールがベース基材上に搭載され
た場合におけるICモジュールの高さよりも高くなるよ
うなものにおいては、RF−IDメディアの表面全体に
圧力が加わった場合にこの圧力がICモジュールにかか
ることがなくなり、さらに確実にICモジュールを保護
することができる。
【0088】また、補強部材の形状が、ICモジュール
の辺と隣接する部分の厚さが他の部分の厚さよりも厚く
なるようなものにおいては、補強部材が搭載された領域
をなだらかな凸状とすることができる。
【0089】また、補強部材が、金属からなり、絶縁性
を有する接着剤を介してベース基材上に搭載されたもの
においては、補強部材の強度を向上させることができ
る。
【0090】また、ベース基材上に接着剤層を介して表
面層が積層されるものにおいて、補強部材が、ベース基
材と表面層との間にて接着剤層によってベース基材及び
表面層に接着されているものにおいては、補強部材をベ
ース基材に接着するための接着剤を用いる必要がなくな
り、コストダウンを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のRF−IDメディアの第1の実施の形
態となる非接触型ICタグの一例を示す図であり、
(a)は内部構造を示す図、(b)は(a)に示したA
−A’部分における断面図である。
【図2】図1に示した非接触型ICタグの製造方法を説
明するための図である。
【図3】本発明のRF−IDメディアに用いられる補強
部材の他の例を示す図であり、(a)は上面図、(b)
は(a)に示したA−A’断面図である。
【図4】本発明のRF−IDメディアの第2の実施の形
態となる非接触型ICタグの他の例を示す図であり、
(a)は内部構造を示す図、(b)は(a)に示したA
−A’部分における断面図である。
【図5】本発明のRF−IDメディアの第3の実施の形
態となる非接触型ICタグの他の例を示す図であり、
(a)は内部構造を示す図、(b)は(a)に示したA
−A’部分における断面図、(c)は(a),(b)に
示した補強部材を樹脂シートに搭載される面側から見た
斜視図である。
【図6】本発明のRF−IDメディアの第4の実施の形
態となる非接触型ICタグの他の例を示す図であり、
(a)は内部構造を示す図、(b)は(a)に示したA
−A’部分における断面図である。
【図7】図6に示した非接触型ICタグの製造方法を説
明するための図である。
【図8】本発明のRF−IDメディアの第5の実施の形
態となる非接触型ICタグの他の例を示す図であり、
(a)は内部構造を示す図、(b)は(a)に示したA
−A’部分における断面図である。
【図9】図8に示した非接触型ICタグの製造方法を説
明するための図である。
【図10】本発明のRF−IDメディアの第6の実施の
形態となる非接触型ICタグの他の例を示す図であり、
(a)は内部構造を示す図、(b)は(a)に示したA
−A’部分における断面図である。
【図11】本発明のRF−IDメディアの第7の実施の
形態となる非接触型ICタグの一例を示す図であり、
(a)は内部構造を示す図、(b)は(a)に示したA
−A’部分における断面図である。
【図12】従来の非接触型ICタグの構造の一例を示す
図であり、(a)は内部構造を示す図、(b)は(a)
に示したA−A’部分における断面図である。
【図13】従来の非接触型ICタグの構造の他の例を示
す図であり、(a)は内部構造を示す図、(b)は
(a)に示したA−A’部分における断面図である。
【符号の説明】
100,200,300,400,500,600,7
00 非接触型ICタグ 110,210,310,410,510,610,7
10 インレット 111,211,311,411,511,611,7
11 ICモジュール 112,212,312,412,512,612,7
12 アンテナ 113,213,313,413,513,613,7
13 補強部材 114,214,314,414,514,614,7
14 接点 115,215,315,415,515,615,7
15 樹脂シート 116,117,216,217,316,317,4
16,516,616,617,716,717 接
着剤 120,220,320,420,520,620,7
20 表面シート 150,250,350,450,550,650,7
50 接着剤層 318 溝 619a,619b ランド部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報の書き込み及び読み出しが可能なI
    Cモジュールが搭載されるとともに、前記ICモジュー
    ルと接続され、該ICモジュールに対する情報の書き込
    み及び読み出しを非接触状態にて行うためのアンテナが
    形成されたベース基材を少なくとも有してなるRF−I
    Dメディアにおいて、 前記ICモジュールの少なくとも2辺に隣接するような
    形状を具備し、該形状によって前記ICモジュールの少
    なくとも2辺に隣接するように前記ベース基材上に搭載
    された補強部材を有することを特徴とするRF−IDメ
    ディア。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のRF−IDメディアに
    おいて、 前記補強部材は、前記ICモジュールの4辺に隣接する
    ような形状を有することを特徴とするRF−IDメディ
    ア。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載のRF−
    IDメディアにおいて、 前記アンテナは、前記補強部材が搭載された領域にて該
    補強部材の外周形状を含むように形成されていることを
    特徴とするRF−IDメディア。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載のRF−IDメディアに
    おいて、 前記補強部材は、前記ICモジュールに隣接する領域の
    うち前記アンテナが形成されている領域には搭載されな
    い形状を有することを特徴とするRF−IDメディア。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の
    RF−IDメディアにおいて、 前記補強部材は、前記ベース基材上に搭載された場合に
    該ベース基材に対する高さが、前記ICモジュールが前
    記ベース基材上に搭載された場合における該ICモジュ
    ールの高さよりも高くなるような厚さを有することを特
    徴とするRF−IDメディア。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の
    RF−IDメディアにおいて、 前記補強部材は、前記ICモジュールの辺と隣接する部
    分の厚さが他の部分の厚さよりも厚くなるような形状を
    有することを特徴とするRF−IDメディア。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6のいずれか1項に記載の
    RF−IDメディアにおいて、 前記補強部材は、金属からなり、絶縁性を有する接着剤
    を介して前記ベース基材上に搭載されていることを特徴
    とするRF−IDメディア。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至6のいずれか1項に記載の
    RF−IDメディアにおいて、 前記ベース基材上に接着剤層を介して積層される表面層
    を有し、 前記補強部材は、前記ベース基材と前記表面層との間に
    て前記接着剤層によって前記ベース基材及び前記表面層
    に接着されていることを特徴とするRF−IDメディ
    ア。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載のRF−IDメディアの
    製造方法であって、 前記補強部材を前記接着剤層によって前記表面層に接着
    し、 前記補強部材が接着された前記表面層を前記ベース基材
    上に搭載し、前記接着剤層によって前記ベース基材と前
    記表面層とを接着することを特徴とするRF−IDメデ
    ィアの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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