JP2007148917A - 運転支援装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】運転経験のある同乗者に快適な乗車感覚を与え得る運転支援装置を提供する。
【解決手段】ナビゲーション装置では、運転者の運転傾向パラメータ取得処理(S209)により、運転者の運転傾向パラメータを取得し、同乗者の運転傾向パラメータ取得処理(S205)により、当該車両の同乗者の運転傾向パラメータを取得する。そして、運転傾向パラメータ差異処理(S211)により、運転者の運転傾向パラメータと同乗者の運転傾向パラメータとの差異を算出し、この算出された差異に関する情報を運転傾向パラメータ比較情報作成処理(S213)、運転傾向パラメータ比較情報出力処理(S215)により当該車両の運転状態としてディスプレィに出力し運転者に告知する。これにより、運転者の運転傾向パラメータと同乗者の運転傾向パラメータとの差異を、当該車両の運転状態としてディスプレィにより視覚的に当該運転者に知らせる。
【選択図】図4

Description

本発明は、車両の運転者に当該車両の運転状態を告知する運転支援装置に関する。
車両の運転者に当該車両の運転状態を告知する運転支援装置として、例えば、下記特許文献1に開示される「警報車間距離制御装置」がある。この「警報車間距離制御装置」では、ブレーキがオンとされたときの車間距離の警報レベルを記憶する手段と、この記憶された車間距離に応じて車間距離の警報レベルを学習して補正する手段と、を備える(特許文献1;段落番号0004)。これにより、警報ブザーを作動させる警報レベルを、個々の車両毎に、また個人別に異なっている安全車間距離に応じて、適切に設定することができるとしている(特許文献1;段落番号0015等)。
この「警報車間距離制御装置」は、安全な車間距離にも拘わらず警報が鳴ったり、危険と感じても警報が鳴らないようなことを避けるためになされたもので(特許文献1;段落番号0003)、いわば衝突防止を目的とするものである。つまり、このような「警報車間距離制御装置」に代表される従来の運転支援装置は、衝突防止等の安全運転を支援することを専らその目的としている。
特開平6−89400号公報
ところで、車両の運転経験のある者が、他人が運転する車両に乗った場合、当該車両の運転者と自分(同乗者)との運転の癖の相違から生じる違和感によって、不安感や不快感を覚えることが少なからずともあることは日常的に経験する。即ち、運転者と同乗者とが異なった運転特性、例えば、前方車両との車間距離、加速時のアクセルペダルの踏込み量や減速時のブレーキペダルの踏込みタイミング等、を持っている場合には、それらの違いから生じる両者の運転状態の差異からこのような違和感が生じ、これが大きくなると、同乗者に不安感や不快感を与えることとなる。
しかし、上述したような従来の運転支援装置では、衝突防止等の安全運転を支援することをその目的としていることから、運転者と同乗者との運転状態の差異から同乗者に与え得る不安感や不快感については何ら考慮されていなかった。このため、例えば、穏やかな運転特性を持つ者が機敏な運転特性を持つ者の車両に乗車した場合、予想外の車両挙動によって同乗者(穏やかな運転特性を持つ者)が相当の不安感や不快感を感じるに至っても、同乗者がその旨を運転者に伝えない限りは、運転者はこのような同乗者の精神的な状況を十分には把握できない。そのため、同乗者は当該車両を降りるまで精神的な苦痛に耐えなければならないという問題があった。
また、営業目的で車両を運行しているタクシー業者にとっては、乗客に快適な乗車感覚を提供することがサービスの一品質となり得るため、安全運転の範囲内で、できれば乗客の運転特性に合わせた運転を心掛けたいものである。しかし、乗客に運転特性を尋ねることは煩雑で難しく、運転手と乗客との運転特性が極端に異なる場合には、乗客に乗り心地の悪い印象を与えかねないことから、サービスの質の低下に繋がるという問題があった。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、運転経験のある同乗者に快適な乗車感覚を与え得る運転支援装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、特許請求の範囲に記載の請求項1の運転支援装置では、車両の運転者に当該車両の運転状態を告知する運転支援装置であって、前記運転者による車両の運転特性に関する運転者運転傾向情報を取得可能な運転者運転傾向取得手段と、前記車両の同乗者による車両の運転特性に関する同乗者運転傾向情報を取得可能な同乗者運転傾向取得手段と、前記運転者運転傾向取得手段による前記運転者運転傾向情報と前記同乗者運転傾向取得手段による前記同乗者運転傾向情報との差異を算出可能な差異算出手段と、前記差異算出手段により算出された差異に関する情報を当該車両の運転状態として出力し前記運転者に告知可能な差異情報出力手段と、を備えることを技術的特徴とする。
特許請求の範囲に記載の請求項2の運転支援装置では、請求項1記載の運転支援装置において、前記差異情報出力手段は、前記運転者運転傾向情報と前記同乗者運転傾向情報との差異が所定値以上である場合、前記差異に関する情報を出力することを技術的特徴とする。
特許請求の範囲に記載の請求項3の運転支援装置では、請求項1また2記載の運転支援装置において、前記同乗者運転傾向取得手段が複数の同乗者についてそれぞれ前記同乗者運転傾向情報を取得した場合には、前記差異算出手段は、それぞれの前記同乗者運転傾向情報と前記運転者運転者傾向情報との差異を算出し、差異情報出力手段は、これらの複数の同乗者についての前記差異のうち、最も大きいものに関する情報を出力することを特徴とする。
特許請求の範囲に記載の請求項4の運転支援装置では、前記運転者運転傾向情報は、現在走行中の当該車両の挙動に関する自車両情報、または現在走行中の当該車両の周囲を走行している他の車両に対する当該車両の対他車両情報である請求項1〜3のいずれか一項に記載の運転支援装置であって、前記差異算出手段は、前記自車両情報と前記自車両情報に対応する前記同乗者運転傾向情報との差異、または前記対他車両情報と前記対他車両情報に対応する前記同乗者運転傾向情報との差異を算出し、前記差異情報出力手段は、これらの差異に関する情報を当該車両の運転状態として当該車両の走行中に出力することを技術的特徴とする。
特許請求の範囲に記載の請求項5の運転支援装置では、請求項4記載の運転支援装置において、運転支援装置は、当該車両が走行可能な道路に関する道路情報が記憶されている道路情報記憶手段を備えており、前記運転者運転傾向取得手段は、前記道路情報記憶手段から取得した前記道路情報に関連付けて前記自車両情報または前記対他車両情報を出力することを技術的特徴とする。
特許請求の範囲に記載の請求項6の運転支援装置では、前記運転者運転傾向情報は、過去に取得された前記運転者による車両の運転特性に関する履歴情報である請求項1〜3のいずれか一項に記載の運転支援装置であって、前記差異算出手段は、前記履歴情報と前記履歴情報の内容に対応する前記同乗者運転傾向情報との差異を算出し、前記差異情報出力手段は、この差異に関する情報を当該車両の運転状態として少なくとも当該車両の走行前に出力することを技術的特徴とする。
特許請求の範囲に記載の請求項7の運転支援装置では、請求項6記載の運転支援装置において、前記履歴情報は、同種の複数の情報について統計的処理を施したものであることを特徴とする。
請求項1の発明では、運転者運転傾向取得手段により、運転者による車両の運転特性に関する運転者運転傾向情報を取得し、同乗者運転傾向取得手段により、車両の同乗者による車両の運転特性に関する同乗者運転傾向情報を取得する。そして、差異算出手段により、運転者運転傾向情報と同乗者運転傾向情報との差異を算出し、この算出された差異に関する情報を差異情報出力手段により当該車両の運転状態として出力し運転者に告知する。これにより、運転者の運転特性(運転者運転傾向情報)と同乗者の運転特性(同乗者運転傾向情報)との差異を、当該車両の運転状態として当該運転者に知らせることができるので、当該車両の運転者は、自分の運転特性と同乗者の運転特性との相違を把握することが可能となる。したがって、当該車両の運転者は同乗者の運転特性に合わせた運転が可能になるので、運転経験のある同乗者に快適な乗車感覚を与えることができる。
請求項2の発明では、差異情報出力手段は、運転者運転傾向情報と同乗者運転傾向情報との差異が所定値以上である場合、差異に関する情報を出力する。これにより、当該差異が所定値未満の場合には差異があっても差異に関する情報が出力されないので、運転者への運転状態の告知が煩雑になることを防止できる。したがって、当該車両の運転者は運転状態の告知を煩わしく感じることなく同乗者の運転特性に合わせた運転が可能になるので、運転経験のある同乗者に快適な乗車感覚を与えることができる。
請求項3の発明では、同乗者運転傾向取得手段が複数の同乗者についてそれぞれ同乗者運転傾向情報を取得した場合には、差異算出手段は、それぞれの同乗者運転傾向情報と運転者運転者傾向情報との差異を算出し、差異情報出力手段は、これらの複数の同乗者についての差異のうち、最も大きいものに関する情報を出力する。これにより、最も差異の大きい同乗者の運転特性と自分の運転特性との相違を把握することが可能となる。したがって、当該車両の運転者は最も差異の大きい同乗者の運転特性に合わせた運転が可能になるので、当該同乗者を含めて他の同乗者もに快適な乗車感覚を与えることができる。
請求項4の発明では、運転者運転傾向情報は、現在走行中の当該車両の挙動に関する自車両情報、または現在走行中の当該車両の周囲を走行している他の車両に対する当該車両の対他車両情報であり、差異算出手段は、自車両情報と自車両情報に対応する同乗者運転傾向情報との差異、または対他車両情報と対他車両情報に対応する同乗者運転傾向情報との差異を算出し、差異情報出力手段は、これらの差異に関する情報を当該車両の運転状態として当該車両の走行中に出力する。これにより、差異情報出力手段からは、現在走行中の当該車両の挙動に関する自車両情報とこの自車両情報に対応する同乗者運転傾向情報との差異に関する情報、または現在走行中の当該車両の周囲を走行している他の車両に対する当該車両の対他車両情報とこの対他車両情報に対応する同乗者運転傾向情報との差異に関する情報、が当該車両の走行中に出力されるので、当該車両の運転者は、現在走行中の自分の運転特性と同乗者の運転特性との相違をリアルタイムに把握することが可能となる。したがって、リアルタイムに告知される運転状態に基づいて、当該車両の運転者は同乗者の運転特性に合わせた運転が可能になるので、運転経験のある同乗者に快適な乗車感覚を与えることができる。
請求項5の発明では、運転支援装置は、当該車両が走行可能な道路に関する道路情報が記憶されている道路情報記憶手段を備えており、運転者運転傾向取得手段は、道路情報記憶手段から取得した道路情報に関連付けて自車両情報または対他車両情報を出力する。これにより、運転者は、自車両情報または対他車両情報とともにこれらに関連付けられた道路情報の告知を受けるので、このような道路情報を加味して自分の運転特性と同乗者の運転特性との相違を把握することが可能となる。したがって、当該車両の運転者は道路情報から得られる道路事情に則して同乗者の運転特性に合わせた運転が可能になるので、運転経験のある同乗者により快適な乗車感覚を与えることができる。
請求項6の発明では、運転者運転傾向情報は、過去に取得された運転者による車両の運転特性に関する履歴情報であり、差異算出手段は、履歴情報と履歴情報の内容に対応する同乗者運転傾向情報との差異を算出し、差異情報出力手段は、この差異に関する情報を当該車両の運転状態として少なくとも当該車両の走行前に出力する。これにより、差異情報出力手段からは、過去に取得された運転者による車両の運転特性に関する履歴情報とこの履歴情報の内容に対応する同乗者運転傾向情報との差異に関する情報が当該車両の走行前に出力されるので、当該車両の運転者は、車両の運転前に、自分の運転特性と同乗者の運転特性との相違を把握することが可能となる。したがって、車両の運転前に告知される運転状態に基づいて、当該車両の運転者は同乗者の運転特性に合わせた運転を運転前に心掛けることが可能になるので、運転当初から運転経験のある同乗者に快適な乗車感覚を与えることができる。
請求項7の発明では、履歴情報は、同種の複数の情報について統計的処理を施したものであることから、運転者は、自分の運転特性として統計的なものを把握することが可能となり、またこのような統計的処理を施した履歴情報の内容に対応する同乗者運転傾向情報との相違を把握することが可能となる。したがって、車両の運転前に告知される運転状態として、より安定したものに基づいて、当該車両の運転者は同乗者の運転特性に合わせた運転を運転前に心掛けることが可能になるので、運転当初から運転経験のある同乗者に快適な乗車感覚を与えることができる。
以下、本発明の運転支援装置を車両搭載型のナビゲーション装置に適用した一実施形態を、図1〜図7に基づいて説明する。まず、本実施形態に係るナビゲーション装置20の構成を図1に基づいて説明する。
図1に示すように、ナビゲーション装置20は、車両に搭載可能なもので、主に、CPU21、メインメモリ22、道路情報データベース(以下「道路情報DB」という)23a、運転傾向パラメータデータベース(以下「運転傾向パラメータDB」という)23b、入出力インタフェース24、入力装置25、ディスプレィ26、音源ユニット28、メモリI/F31、GPSセンサ32、ジャイロセンサ34、通信制御部35等から構成されている。なお、図1には、ナビゲーション装置20以外に、通信制御部35を介して車載LAN100に接続されるECU10や周辺車両情報検出装置50、またメモリI/F31に接続されるメモリデバイス40が示されている。なお、運転傾向パラメータは、「車両の運転特性に関する運転傾向情報」のことで、詳細は後述する。
このナビゲーション装置20は、CPU21、メインメモリ22、道路情報DB23a、運転傾向パラメータDB23b、入出力インタフェース24、入力装置25、ディスプレィ26等によりコンピュータとしての機能を実現可能に構成されており、ハードウェアは次のように構成されている。
CPU21は、ナビゲーション装置20を制御する中央演算処理装置で、システムバス29(アドレスバスやデータバス等により構成される)を介してメインメモリ22、道路情報DB23a、運転傾向パラメータDB23b、入出力インタフェース24等と接続されている。このメインメモリ22には、CPU21を制御するシステムプログラム22aのほか、各種制御プログラム22b〜22h等が格納されており、CPU21はこれらのプログラムをメインメモリ22から読み出して逐次実行している。なお、このCPU21には、現在の時刻と日付(年月日)を計時可能な時計21aが内蔵されている。
メインメモリ22は、システムバス29に接続されている半導体記憶装置であり、CPU21が使用する主記憶空間を構成するもの(ROM、RAM等)である。このメインメモリ22には、システムプログラム22aをはじめとして、入力プログラム22b、経路探索プログラム22c、経路案内プログラム22d、運転傾向パラメータ取得プログラム22e、運転状態走行前提示プログラム22f、運転状態走行中提示プログラム22g、出力プログラム22h等の各種プログラムデータやそれに付随する設定データ等が予め書き込まれている。なお、CPU21およびメインメモリ22は、特許請求の範囲に記載の「運転者運転傾向取得処理、同乗者運転傾向取得処理、差異算出手段、差異情報出力手段」にそれぞれ相当し得るものである。
道路情報DB23aや運転傾向パラメータDB23bは、CPU21が使用する補助記憶空間を構成するハードディスク、コンパクトディスクやディジタルバーサティルディスク等の情報記憶媒体で、システムバス29を介してそれぞれCPU21に接続されている。道路情報DB23aには、後述する経路探索や経路案内、さらには運転傾向パラメータの取得に用いられる地図データや道路データ等が格納されている。ここで「道路データ」とは、道路や河川等の地形、道路リンク(番号、リンク長、リンク旋回角等)、ノード(番号、座標等)等の各種データのことをいう。なお、この道路情報DB23aは、特許請求の範囲に記載の「道路情報記憶手段」に相当し得るもので、また道路データは、特許請求の範囲に記載の「道路情報」に相当し得るものである。
一方、運転傾向パラメータDB23bには、後述する運転傾向パラメータ取得処理によって作成される運転傾向パラメータが格納されている。ここで、運転傾向パラメータとは、当該車両の運転者の運転特性、つまり運転の癖を数値化したもので、例えば、次の(1) 〜(8) に示すデータがこれに相当する。なお、特許請求の範囲に記載の「運転者運転傾向情報」は、このような運転傾向パラメータのうち、運転者が運転した場合のものに相当し、また特許請求の範囲に記載の「同乗者運転傾向情報」は、このような運転傾向パラメータのうち、同乗者が運転した場合のものに相当し得る。
(1) 車線変更…車線変更の可否を判断する際における前方車両や後方車両との間隔に関するデータ、車線変更の開始から終了までの所要時間に関するデータ、等
(2) 車間距離…走行速度に対して確保される車間距離に関するデータ、等
(3) 発進・加速…発進または加速時におけるアクセル操作特性(例えば、単位時間当たりまたは所定期間(5秒間等)におけるスロットル弁の開度の変化量)に関するデータ、アクセルペダルを踏んでから法定速度に到達するまでの時間に関するデータ、発進可能な状態(例えば、赤信号が青信号)になってからアクセルペダルを踏むまでの距離または時間に関するデータ、等
(4) 停止・減速…停止または減速時におけるブレーキ操作特性(例えば、単位時間当たりまたは所定期間(5秒間等)におけるブレーキ装置のマスタシリンダ圧の変化量)に関するデータ、ブレーキペダルを踏んでから停車するまでの距離または時間に関するデータ、車両の停車位置から停止線または停止車両までの距離に関するデータ、等
(5) 速度…道路種別に対する巡航速度に関するデータ、等
(6) 右左折…右折可能と判断した際における対向車との距離および対向車の速度に関するデータ、右左折時にウィンカーを出した時の交差点までの距離に関するデータ、等
(7) 駐車…駐車時のバック走行時の速度に関するデータ、等
(8) その他…道路内における左右方向の走行位置(位置取り)に関するデータ、障害物とすれ違う際における障害物との離隔距離に関するデータ、等
なお、(1) の車線変更の開始から終了までの所要時間に関するデータ、(3) の各データ、(4) の各データ、(5) のデータ、(6) の右左折時にウィンカーを出した時の交差点までの距離に関するデータ、(7) のデータ、(8) の道路内における左右方向の走行位置に関するデータは、特許請求の範囲に記載の「自車両情報」に相当し得るもので、(1) の車線変更の可否を判断する際における前方車両や後方車両との間隔に関するデータ、(2) のデータ、(6) の右折可能と判断した際における対向車との距離および対向車の速度に関するデータ、(8) の障害物とすれ違う際における障害物との離隔距離に関するデータは、特許請求の範囲に記載の「対他車両情報」に相当し得るものである。
入出力インタフェース24は、入力装置25、ディスプレィ26、音源ユニット28、メモリI/F31、GPSセンサ32、ジャイロセンサ34、通信制御部35等の入出力装置とCPU21等とのデータのやり取りを仲介する装置で、システムバス29に接続されている。
入力装置25は、ナビゲーション装置20の操作パネルに設けられている入力装置で、入出力インタフェース24を介してシステムバス29に接続されている。この入力装置25は、当該車両50の運転者や同乗者が経路探索を希望する目的地や出発地等に関するデータを入力プログラム22bを介して入力するものである。一般に、押圧式のスイッチを所定数並べた構成を採るが、入力操作の簡便化を考慮してディスプレィ26の表面に設けられたタッチパネル式のものや、あるいは運転者や同乗者の声を認識してナビゲーション装置20への入力データに変換する、マイクロフォンと音声認識装置とで構成されているものもある。
ディスプレィ26は、出発地から目的地までの案内経路や当該車両が現在走行している経路の走行データや運転傾向パラメータの比較情報等を出力プログラム22hを介して出力し得る表示装置で、ナビゲーション装置20の操作パネルに設けられている。このディスプレィ26も、入出力インタフェース24を介してシステムバス29に接続されており、例えば、液晶表示器、CRT表示器やプラズマ表示器により構成されている。また表示面に、入力装置25を構成するタッチパネルを備えているものもある。なお、このディスプレィ26は、特許請求の範囲に記載の「差異情報出力手段」に相当し得るものである。
音源ユニット28は、所定の音声データに基づくディジタル信号をアナログ信号に変換した後、当該アナログ信号によりアンプを介してスピーカから可聴音を発生させ得るもので、入出力インタフェース24を介してシステムバス29に接続されている。これにより、スピーカからは経路案内や運転傾向パラメータの比較情報等が音声により出力され、運転者や同乗者に通知される。なお、このディスプレィ26は、特許請求の範囲に記載の「差異情報出力手段」に相当し得るものである。
メモリI/F31は、後述するメモリデバイス40に対する接触型のメモリインタフェース装置で、入出力インタフェース24を介してシステムバス29に接続されている。本実施形態では、同乗者運転傾向パラメータの記憶媒体として、後述するように、USBやSDメモリカード等のインタフェースによるメモリデバイス40を用いているため、メモリI/F31は、これに適合したメモリインタフェース装置となる。この場合、メモリI/F31は、特許請求の範囲に記載の「同乗者運転傾向取得手段」に相当し得るものである。
なお、メモリデバイス40の代わりに半導体メモリ装置やハードディスク装置を備えた、PDA(Personal Digital Assistance )、携帯電話機やエンジンキーを用いる場合には、これに対応して、メモリI/F31は、例えば、非接触型のインタフェース装置(ブルートゥース通信やRFID等の近距離無線通信インタフェース等)となる。この場合、同乗者であれば、自分が携帯するPDAや携帯電話機の半導体メモリ装置等に運転傾向パラメータ(同乗者運転傾向情報)を記憶させておくことで、当該同乗者が当該車両に乗車すると、ナビゲーション装置20がメモリI/F31を介して当該同乗者のPDAや携帯電話機から運転傾向パラメータ(同乗者運転傾向情報)を読み出す。また、運転者であれば、当該車両のエンジンキーの半導体メモリ装置等に運転傾向パラメータ(運転者運転傾向情報)を記憶させておくことで、当該運転者が当該車両に乗車すると、ナビゲーション装置20がメモリI/F31を介してエンジンキーから運転傾向パラメータ(運転者運転傾向情報)を読み出す。
GPSセンサ32は、経度・緯度により車両の現在位置データを出力するためのもので、入出力インタフェース24を介してシステムバス29に接続されている。このGPSセンサ32は、複数のGPS衛星からの信号を受信して当該車両の絶対位置を計測するGPS受信機等から構成されている。
ジャイロセンサ34は、入出力インタフェース24を介してシステムバス29に接続されている。このジャイロセンサ34は、後述するECU10から車載LAN100を介して入力される車速データとともに当該車両の相対位置や進行方向を計測するためのもので、これにより得られる車両の相対位置データは、GPS受信機が衛星からの電波を受信できないトンネル内等において位置を得たり、GPS受信機によって計測された絶対位置の測位誤差を補正する等に利用される。なお、ECU10から得られる車速データは、後述するように、運転傾向パラメータ取得プログラム22e、運転状態走行前提示プログラム22f、運転状態走行中提示プログラム22gにも用いられる。
通信制御部35も、CAN(Controller Area Network)やLIN(Local Interconnect Network)等の車載LAN100に接続可能なLANコントローラで、入出力インタフェース24を介してシステムバス29に接続されている。なお、この通信制御部35は、特許請求の範囲に記載の「運転者運転傾向取得手段」に相当し得るものである。これにより、車載LAN100を介してECU10や周辺車両情報検出装置50とCPU21とのデータ通信を可能にしている。例えば、ECU10では、各種のセンサ部12により検出された、車速、アクセル(スロットル弁)開度、ハンドル切れ角(操舵角)、ブレーキ踏力(マスタシリンダ圧力)、ウインカーオン/オフ情報等のセンサ信号を、制御部14により信号処理すると、センサデータとして通信制御部16によって車載LAN100に送出するので、CPU21は、これらのセンサデータを通信制御部35を介して取得することが可能となる。
また、周辺車両情報検出装置50では、当該車両の前方、後方や側方に存在する他の車両や障害物との離隔距離や相対速度等をCCDカメラ、マイクロ波レーダや超音波レーダ等によって検出するセンサ部52やこれにより検出された信号やデータを情報処理可能な制御部54を備え、これらもセンサデータとして通信制御部56によって車載LAN100に送出されるので、CPU21は、これらのセンサデータを通信制御部35を介して取得することが可能となる。
ここで、メインメモリ22に格納されている、システムプログラム22a、入力プログラム22b、経路探索プログラム22c、経路案内プログラム22d、運転傾向パラメータ取得プログラム22e、運転状態走行前提示プログラム22f、運転状態走行中提示プログラム22g、出力プログラム22hの概要を説明する。
システムプログラム22aは、ナビゲーション装置20の起動から停止までに行われる各機能、即ちナビゲーション機能(図2)、運転傾向パラメータ取得機能(図3)および運転状態提示機能(図4〜図7)等を制御したり、またメインメモリ22を介した各プログラム間のデータ授受に関する等の一連のメモリ管理等も行う基本プログラムに相当するものである。
入力プログラム22bは、運転者や同乗者が経路案内を希望する目的地、その出発地等に関するデータ等その他、ナビゲーション機能を利用する上で必要な各種データ等を、入力装置25を介して運転者等に入力させ、他のプログラムや処理等に受け渡す機能を有するものである。また入力プログラム22bは、メモリI/F31から出力される同乗者運転傾向パラメータ、GPSセンサ32から出力される現在位置データ、ジャイロセンサ34から出力される相対位置データ、通信制御部35から出力される各種センサデータ、またはCPU21の時計21aから出力される現在時刻データ等を入力し、他のプログラムや処理等に受け渡す機能も有する。
経路探索プログラム22cは、ナビゲーション装置20の基本機能であるナビゲーション機能を担い推奨経路や最短時間経路等を探索可能にするものである。具体的には、入力装置25により入力された目的地を道路情報DB23aの地図データに基づいて検索する機能と、入力装置25により入力された出発地あるはGPSセンサ32等により検出される当該車両の現在地から目的地までの経路を道路情報DB23aの道路データに基づいて探索する機能と、を有する。
経路案内プログラム22dは、経路探索プログラム22cにより探索された経路に関するデータ(例えば、右左折等の進行方向の説明や道路交通情報等)を、運転者や同乗者に対してディスプレィ26に表示される画像や音源ユニット28により出力される合成音声等によって行う機能を有するものである。
運転傾向パラメータ取得プログラム22eは、当該車両の運転者の運転傾向パラメータを取得する機能を有するもので、例えば、当該車両の走行中に検出される運転者の運転特性(前述した(1) 〜(8) の各データ)を、GPSセンサ32やジャイロセンサ34あるいは通信制御部35を介してECU10や周辺車両情報検出装置50から適宜取得する。なお、この運転傾向パラメータ取得プログラム22eによる運転傾向パラメータ取得処理については、後で図3を参照して詳述する。
運転状態走行前提示プログラム22fは、当該車両の走行前に、運転者の運転傾向パラメータを同乗者の運転傾向パラメータと比較して表示する機能を有するもので、例えば、運転者の運転特性(前述した(1) 〜(8) の各データ)の全てについて、同乗者の運転特性と比較してディスプレィ26に表示する。なお、この運転状態走行前提示プログラム22fによる運転状態走行前提示処理については、後で図4および図5を参照して詳述する。
運転状態走行中提示プログラム22gは、当該車両の走行中にリアルタイムに、運転者の運転傾向パラメータを同乗者の運転傾向パラメータと比較して表示する機能を有するもので、例えば、運転者の運転特性(前述した(1) 〜(8) の各データ)のうち、同乗者の運転特性と比較的差異の大きなものを選択してディスプレィ26に表示する。なお、この運転状態走行中提示プログラム22gによる運転状態走行中提示処理については、後で図6および図7を参照して詳述する。
出力プログラム22hは、各種画面データをディスプレィ26に線図として描画する機能や各種案内データを音源ユニット28によりスピーカから出力させる機能あるいは運転傾向パラメータを運転傾向パラメータDB23b等に格納する機能を有するもので、特許請求の範囲に記載の「差異情報出力手段」に相当し得るものである。例えば、この出力プログラム22hでは、道路情報DB23aの地図データ等をもとに経路探索プログラム22cにより探索された最短距離経路や運転状態走行前提示プログラム22fや運転状態走行中提示プログラム22gにより作成された運転傾向パラメータの比較情報をディスプレィ26に表示させたり、音源ユニット28により音声出力させたりする。さらに、この出力プログラム22hでは、運転傾向パラメータ取得プログラム22eにより作成された運転者の運転傾向パラメータを運転傾向パラメータDB23bやメモリI/F31を介してメモリデバイス40に出力したりする。
次に、本ナビゲーション装置20のCPU21により実行されるナビゲーション処理の流れを図2に基づいて説明する。なお、通常、ナビゲーション装置20では、当該車両のエンジンの始動(イグニッションスイッチのオン)に連動してナビゲーション装置20の主電源が投入されるように構成されているので、主電源のオン直後(以下「ナビゲーション装置20の起動直後」という。)からこのナビゲーション処理がシステムプログラム22aにより自動的に起動するように設定されている。
図2に示すように、ナビゲーション処理では、まずステップS10により初期化処理が行われる。この処理では、例えば、メインメモリ22に所定のワーク領域を確保したり、あるいは各種フラグ等を初期値に設定する処理を行う。
続いてステップS20より目的地設定処理が行われる。この処理では、例えば、運転者の操作によって、入力装置25を介し目的地や必要に応じて目的地までの通過地点あるいは一般道路/有料道路のいずれを優先するか等の経路探索条件等に関する、目的地データや優先経路データ等を入力する処理を行う。なお、この処理は、入力プログラム22bにより行われるものである。
次のステップS30では経路探索処理が行われる。この処理は、経路探索プログラム22cにより行われるものである。具体的には、例えばGPSセンサ32によって取得される当該車両の現在位置からステップS20により設定された目的地に至るまでの最短距離経路を、道路情報DB23aの地図データや道路データに基づいてダイクストラ法等の探索アルゴリズムにより経路探索する処理が行われる。
このようにステップS30により経路探索されると、続くステップS40では経路案内処理が行われる。この処理は、経路案内プログラム22dにより行われるもので、例えば、ステップS30により探索された経路に関する情報(例えば、右左折等の進行方向の説明等)を、ディスプレィ26に表示される画像や音源ユニット28による合成音声等として出力することで、運転者や同乗者に対する経路案内を可能にしている。
ステップS40による経路案内が終了すると、ステップS50により当該ナビゲーション処理の停止要求があるか否かを判断する処理が行われる。即ち、当該車両が目的地に到着すると、通常、運転者は駐停車したり降車することから、その際のエンジン停止に伴ってナビゲーション装置20の主電源も切断されることになるが、その直前に得られるエンジンの停止(イグニッションスイッチのオフ)の信号に基づいて、当該車両の走行が終了したか否か、つまりナビゲーション処理を停止する必要があるか否かを本ステップS50により判断している。
そして、ナビゲーション処理の停止要求がある場合には(S50;Yes)、バッテリバックアップされたメモリ装置等の不揮発性半導体記憶装置に保持すべきデータを記憶したり、また後述する運転傾向パラメータ取得処理(図3)や運転状態走行中提示処理(図6)にナビゲーション処理の停止要求(走行終了)があった旨の情報をフラグやタスク間通信を利用して伝達する。一方、ナビゲーション処理の停止要求がない場合には(S50;No)、ステップS20に処理を移行して運転者や同乗者に目的地情報の入力等を促す処理を行う。
続いて、本ナビゲーション装置20のCPU21により実行される運転傾向パラメータ取得処理の流れを図3に基づいて説明する。なお、この運転傾向パラメータ取得処理は、システムプログラム22a、入力プログラム22b、運転傾向パラメータ取得プログラム22e、出力プログラム22hにより、前述したナビゲーション処理と並行して実行されるもので、前述したナビゲーション処理と同様、ナビゲーション装置20の起動直後からシステムプログラム22aによって自動的に起動するように設定されている。
図3に示すように、運転傾向パラメータ取得処理では、まずステップS101により初期化処理が行われる。この初期化処理では、例えば、メモリ22に所定のワーク領域を確保したり、一時データ等の各種データやフラグ等を初期値に設定する処理を行う。
次のステップS103では、車速データ、位置データ取得処理が行われる。この処理では、入力プログラム22bにより通信制御部35を介してECU10から車速データを取得したり、GPSセンサ32やジャイロセンサ34から当該車両の現在の位置データを取得する。
続くステップS105では、当該車両が走行を開始したか否かを判断する処理が行われる。即ち、ステップS103により取得された車速データや位置データに基づいて当該車両が走行を開始したか否かを判断する。例えば、車速がほぼゼロを超えていたり、当該車両の現在位置に変化があった場合には当該車両が走行を開始していると判断されるので(S105;Yes)、このような場合には次のステップS107に処理を移行する。これに対し、車速がほぼゼロであったり、当該車両の現在位置に変化がない場合には当該車両が走行を開始しているとは判断されない(当該車両が停止していると判断される)ので(S105;No)、このような場合には再びステップS103に処理を戻して車速データ、位置データ取得処理を行う。
次のステップS107では、運転操作情報取得処理が行われる。この処理は、前述したステップS103と同様に入力プログラム22bにより通信制御部35を介してECU10から車速データ等を取得したり、GPSセンサ32やジャイロセンサ34から当該車両の現在の位置データを取得するものであるが、このステップS107では、さらに、ECU10からアクセルペダルの踏込みにより変動するスロットル弁の開度、ハンドル切れ角、ブレーキペダルのの踏込みにより変動するブレーキ装置のマスタシリンダ圧やウインカーのオン/オフ情報等のデータを取得する。
続くステップS109では、周辺車両情報取得処理が行われる。この処理では、入力プログラム22bにより通信制御部35を介して周辺車両情報検出装置50から、当該車両の前方等に存在する他の車両や障害物等からの離隔距離や相対速度のデータを取得する。
ステップS111では、道路情報取得処理が行われる。この処理では、入力プログラム22bにより道路情報DB23aから当該車両が現在走行している道路データを取得する。例えば、走行中の道路が、細街路であるか、または主要幹線道路や自動車専用(高速)道路であるか等の道路情報が取得される。
なお、これらステップS107、S109、S111では、CPU21に内蔵される時計21aにより出力される現在の時刻データや日付データが必要に応じてタイムスタンプとして取得され記録される。
このようにステップS107、S109、S111により、当該車両の走行に伴って動的に変化する各種データがリアルタイムに取得されると、続くステップS113では、運転傾向パラメータ作成処理が行われる。即ち、この処理では、ステップS107、S109、S111により取得された各データに基づいて、前述した「(1) 車線変更、(2) 車間距離、(3) 発進・加速、(4) 停止・減速、(5) 速度、(6) 右左折、(7) 駐車、(8) その他」の各項目ごとのデータ、つまり運転者の運転傾向パラメータを適宜作成しメインメモリ22の所定のワーク領域に一時的に記憶する。なお、このステップS113による処理は、ステップS117による運転傾向パラメータ出力処理の直前で行うように構成しても良い。
次のステップS115では、当該車両の走行が終了したか否かを判断する処理が行われる。例えば、前述したナビゲーション処理(図2)から伝達されるナビゲーション処理の停止要求(走行終了)の情報に基づいて当該車両の走行が終了したか否かを判断する。そして、当該車両の走行が終了したと判断される場合には(S115;Yes)、続くステップS117により運転傾向パラメータを出力する処理が行われる。一方、当該車両の走行が終了したと判断されない場合には(S115;No)、ステップS107に処理を移行して再びステップS107、S109、S111により当該車両の走行に伴い動的に変化する各種データを引き続きリアルタイムに取得する。
ステップS117では、運転傾向パラメータ出力処理が行われる。この処理では、ステップS113により作成されてメインメモリ22に記憶された運転傾向パラメータを、運転傾向パラメータDB23bに格納したり、またメモリI/F31を介して接続されるメモリデバイス40に出力したりする。なお、メモリデバイス40では、ナビゲーション装置20から出力された運転者の運転傾向パラメータを記憶部42に記憶する。このステップS117による処理が完了すると、一連の本運転傾向パラメータ取得処理が終了する。
このように運転傾向パラメータ取得処理では、当該車両の走行中に検出される運転者の運転特性を、GPSセンサ32等やECU10等から適宜取得して運転傾向パラメータを作成し、運転傾向パラメータDB23bやメモリデバイス40に出力する。これにより、当該車両の運転者の運転傾向パラメータが得られるので、次に説明する運転状態走行前提示処理や運転状態走行中提示処理では、このような運転者の運転傾向パラメータを利用することが可能となる。なお、ステップS117では、メモリI/F31を介してメモリデバイス40に運転傾向パラメータを出力するとしたが、例えば、半導体メモリ装置等を内蔵するPDA、携帯電話機やエンジンキー等に運転傾向パラメータを出力するようにしても良い。
続いて、本ナビゲーション装置20のCPU21により実行される運転状態走行前提示処理の流れを図4および図5に基づいて説明する。なお、この運転状態走行前提示処理は、システムプログラム22a、入力プログラム22b、運転状態走行前提示プログラム22f、出力プログラム22hにより、前述したナビゲーション処理と並行して実行されるもので、前述したナビゲーション処理と同様、ナビゲーション装置20の起動直後からシステムプログラム22aによって自動的に起動され、当該車両の走行開始までに全ての処理を完了するように設定されている。
図4に示すように、運転状態走行前提示処理では、まずステップS201により初期化処理が行われる。この初期化処理では、例えば、メモリ22に所定のワーク領域を確保したり、一時データ等の各種データやフラグ等を初期値に設定する処理を行う。
次のステップS203では、同乗者の運転傾向パラメータがあるか否かを判断する処理が行われる。この処理では、入力プログラム22bによりメモリI/F31を介してメモリデバイス40に同乗者の運転傾向パラメータがあるか否かを判断する。
即ち、当該同乗者が、自分の運転傾向パラメータを、前述した運転傾向パラメータ取得処理によって取得し、それを運転者(当該同乗者)の運転傾向パラメータとしてメモリデバイス40に記憶させている場合には、当該メモリデバイス40を他の車両のナビゲーション装置20のメモリI/F31に接続することで、当該他の車両に搭載されるナビゲーション装置20では同乗者の運転傾向パラメータを取得することが可能となる。また、当該同乗者が、前述の運転傾向パラメータ取得処理によって取得した自分の運転傾向パラメータを、PDA、携帯電話機やエンジンキーの半導体メモリ装置等に記憶させている場合には、これに適合したメモリI/F31を介して当該運転傾向パラメータを取得しても良い。
そして、ステップS203により同乗者の運転傾向パラメータがあると判断された場合には(S203;Yes)、ステップS205により同乗者の運転傾向パラメータ読出処理が行われ、同乗者の運転傾向パラメータがあると判断されない(同乗者の運転傾向パラメータがないと判断される)場合には(S203;No)、比較する同乗者の運転傾向パラメータが存在しないので、本運転状態走行前提示処理を終了する。
次にステップS207では、運転者の運転傾向パラメータがあるか否かを判断する処理が行われる。この処理では、運転傾向パラメータDB23bに当該運転者の運転傾向パラメータ(過去の運転傾向パラメータ)の記憶媒体があるか否かを判断したり、また入力プログラム22bによりメモリI/F31を介してメモリデバイス40に当該運転者の運転傾向パラメータ(過去の運転傾向パラメータ)があるか否かを判断する。なお、当該運転者の運転傾向パラメータが、携帯電話機やエンジンキーの半導体メモリ装置等に記憶されている場合には、前述と同様に、これに適合したメモリI/F31を介して当該運転者の運転傾向パラメータを取得する。
そして、ステップS207により運転者の運転傾向パラメータがあると判断された場合には(S207;Yes)、ステップS209により運転者の運転傾向パラメータ読出処理が行われ、運転者の運転傾向パラメータがあると判断されない(運転者の運転傾向パラメータがないと判断される)場合には(S207;No)、本運転状態走行前提示処理を終了する。
なお、運転傾向パラメータDB23bに当該運転者の運転傾向パラメータ以外の他の者の運転傾向パラメータが格納されている場合には、当該運転者と他の者との判別を、例えば個人認証手段(パスワードや暗証番号による認証あるいは指紋、虹彩や声紋等の身体的特徴によるバイオメトリクス認証)により行い、当該運転者に対応する運転傾向パラメータを選択する。この場合、運転傾向パラメータには、それに対応する運転者を一意に特定可能な識別子(ID)等を付与する必要がある。
また、この運転傾向パラメータDB23b、メモリデバイス40やPDA等に格納されている運転者の運転傾向パラメータは、過去に取得されたものであることから、同一の運転者について複数の運転傾向パラメータが履歴情報として蓄積されている場合には、これらに統計的な処理、例えば、平均や分散、標準偏差等の演算処理を施したものを代表値として予め保持しそれを当該運転者の運転傾向パラメータとして読み出すようにしても良い。またこのような統計的処理をステップS209による読み出し後に行っても良い。これにより、運転者は自分の運転特性として統計的なものを把握することが可能となる。
続くステップS211では、運転傾向パラメータ差異算出処理が行われる。この処理では、前述した「(1) 車線変更、(2) 車間距離、(3) 発進・加速、(4) 停止・減速、(5) 速度、(6) 右左折、(7) 駐車、(8) その他」の各項目ごとのデータについて、当該運転者の運転傾向パラメータと同乗者の運転傾向パラメータとの差異(スロットル弁の開度差、マスタシリンダ圧の圧力差、速度差、距離の差、時間の差等)を算出する。
次のステップS213では、運転傾向パラメータ比較情報作成処理が行われる。この処理は、ステップS211により算出された各運転傾向パラメータの差異を算術演算処理により求めるもので、一般的には減算処理により行われる。
ステップS215では、運転傾向パラメータ比較情報出力処理が行われる。この処理では、ステップS213により算出された運転傾向パラメータの差異を、運転者が視覚的に把握可能に情報処理するもので、例えば、図5(B) に示すように、棒グラフ状に表示可能にデータ処理してディスプレィ26に出力する。これにより、当該運転者への運転状態の告知が可能となる。
即ち、図5(B) に示すディスプレィ26の表示例では、右左折時における運転傾向パラメータの差異を示しており、ウインカー操作のタイミングでは、同乗者の「Aさん」よりも運転者である「あなた」の方が約15m遅いことが画面表示により告知され、また、右折可否を判断するときの対向車との距離では、同乗者の「Aさん」よりも運転者である「あなた」の方が約30m近いことが画面表示により告知されている。さらに、右左折時の速度については、同乗者の「Aさん」よりも運転者である「あなた」の方が時速で約16km/h速いことが画面表示により告知されている。
このようにステップS215では、視覚的に把握可能なグラフィカルインタフェースを提供可能に各運転傾向パラメータの差異を情報処理してディスプレィ26に出力することで、運転者に対する運転状態の告知を可能にしている。
また、図5(A) に示すように、このステップS215では、前述した「(1) 車線変更、(2) 車間距離、(3) 発進・加速、(4) 停止・減速、(5) 速度、(6) 右左折、(7) 駐車、(8) その他」の各項目を一覧表示するとともに、この中から同乗者との差異が最も大きなものを、他の項目とは異なる表示色でディスプレィ26に画面表示するように出力(告知)することで、一目して同乗者とのギャップが大きなものを把握可能にしている。これにより、同乗者に対して最も差異が大きなものを重点的に運転状態の告知を可能にしている。
なお、ステップS215では、運転者の運転傾向パラメータと同乗者の運転傾向パラメータとの差異が所定値以上である場合に、図5(B) に示すような画面表示を可能にディスプレィ26に出力し、運転者の運転傾向パラメータと同乗者の運転傾向パラメータとの差異が所定値未満である場合には、このような出力をディスプレィ26に行わないようにしても良い。これにより、当該差異が所定値未満の場合には差異があっても差異に関する情報がディスプレィ26に出力されないので、運転者への運転状態の告知が煩雑になることを防止可能にする。なお、「所定値」とは、例えば、速度の場合には時速5km/h、車間距離の場合には1m、等である。
また、ステップS205により読み出された同乗者の運転傾向パラメータが複数の同乗者について存在する場合、つまり同乗者が複数人でありこれらの同乗者について運転傾向パラメータがある場合には、ステップS211では、それぞれの同乗者の運転傾向パラメータについて運転者の運転傾向パラメータとの差異を算出し、ステップS215では、これらの複数の同乗者についての差異のうち、最も大きいものに関する情報を出力する。これにより、運転者は、最も差異の大きい同乗者の運転特性と自分の運転特性との相違を把握することが可能となる。さらに、このような場合には、ステップS205により読み出された複数の同乗者の運転傾向パラメータについて、統計的な処理、例えば、平均や分散、標準偏差等の演算処理を施したものを代表値として同乗者の運転傾向パラメータとしても良い。
また、当該車両に乗車した同乗者の運転傾向パラメータを運転傾向パラメータDB23bに蓄積し、これらに統計的な処理、例えば、平均や分散、標準偏差等の演算処理を施したものを代表値として予め保持しそれを同乗者の運転傾向パラメータとして読み出すようにしても良い。またこのような統計的処理をステップS205による読み出し後に行っても良い。これにより、運転者は一般的な同乗者の運転特性として統計的なものを把握することが可能となる。
なお、上述した運転状態走行前提示処理を構成するステップS205は、特許請求の範囲に記載の「同乗者運転傾向取得手段」に相当し得るもので、またステップS209は、特許請求の範囲に記載の「運転者運転傾向取得手段」に相当し得るものである。さらにステップS211は、特許請求の範囲に記載の「差異算出手段」に相当し得るもので、またステップS213、S215は、特許請求の範囲に記載の「差異情報出力手段」に相当し得るものである。
続いて、本ナビゲーション装置20のCPU21により実行される運転状態走行中提示処理の流れを図6および図7に基づいて説明する。なお、この運転状態走行中提示処理は、システムプログラム22a、入力プログラム22b、運転状態走行中提示プログラム22g、出力プログラム22hにより、前述したナビゲーション処理と並行して実行されるもので、前述したナビゲーション処理と同様、ナビゲーション装置20の起動直後からシステムプログラム22aによって自動的に起動するように設定されている。
図6に示すように、運転状態走行中提示処理では、まずステップS301により初期化処理が行われる。この初期化処理では、例えば、メモリ22に所定のワーク領域を確保したり、一時データ等の各種データやフラグ等を初期値に設定する処理を行う。
次のステップS303では、車速データ、位置データ取得処理が行われる。この処理では、入力プログラム22bにより通信制御部35を介してECU10から車速データを取得したり、GPSセンサ32やジャイロセンサ34から当該車両の現在の位置データを取得する。
続くステップS305では、当該車両が走行を開始したか否かを判断する処理が行われる。即ち、ステップS303により取得された車速データや位置データに基づいて当該車両が走行を開始したか否かを判断する。例えば、車速がほぼゼロを超えていたり、当該車両の現在位置に変化があった場合には当該車両が走行を開始していると判断されるので(S305;Yes)、このような場合には次のステップS307に処理を移行し、車速がほぼゼロであったり、当該車両の現在位置に変化がない場合には当該車両が走行を開始しているとは判断されない(当該車両が停止していると判断される)ので(S305;No)、この場合には再びステップS303に処理を戻して車速データ、位置データ取得処理を行う。
ステップS307では、同乗者の運転傾向パラメータがあるか否かを判断する処理が行われる。この処理では、入力プログラム22bによりメモリI/F31を介してメモリデバイス40に同乗者の運転傾向パラメータがあるか否かを判断する。即ち、当該同乗者が、自分の運転傾向パラメータを、前述した運転傾向パラメータ取得処理によって取得し、それを運転者(当該同乗者)の運転傾向パラメータとしてメモリデバイス40に記憶させている場合には、当該メモリデバイス40を他の車両のナビゲーション装置20のメモリI/F31に接続することで、当該他の車両に搭載されるナビゲーション装置20では同乗者の運転傾向パラメータを取得することが可能となる。また、当該同乗者が、このような自分の運転傾向パラメータを、PDA、携帯電話機やエンジンキーの半導体メモリ装置等に記憶させている場合には、これに適合したメモリI/F31を介して当該運転傾向パラメータを取得しても良い。
そして、ステップS307により同乗者の運転傾向パラメータがあると判断された場合には(S307;Yes)、ステップS309により同乗者の運転傾向パラメータ読出処理が行われ、同乗者の運転傾向パラメータがあると判断されない(同乗者の運転傾向パラメータがないと判断される)場合には(S307;No)、比較する同乗者の運転傾向パラメータが存在しないので、本運転状態走行中提示処理を終了する。
次にステップS311では、運転操作情報等取得処理が行われる。この処理は、図3を参照して説明したステップS107による運転操作情報取得処理、ステップS109による周辺車両情報取得処理、ステップS111による道路情報取得処理、をそれぞれリアルタイムに行うものである。即ち、前述したステップS303と同様に入力プログラム22bにより通信制御部35を介してECU10から車速データ等、周辺車両情報検出装置50から当該車両の前方等に存在する他の車両や障害物等からの離隔距離や相対速度のデータ等、さらには道路情報DB23aから当該車両が現在走行している道路データ、をそれぞれリアルタイムに取得して、車速データ等と道路データと関連付ける。そして、CPU21に内蔵される時計21aにより出力される現在の時刻データも当該取得時のタイムスタンプとして取得され車速データ等と関連付けられる。
続くステップS313では、運転傾向パラメータ差異算出処理が行われる。この処理では、前述した「(1) 車線変更、(2) 車間距離、(3) 発進・加速、(4) 停止・減速、(5) 速度、(6) 右左折、(7) 駐車、(8) その他」の各項目ごとのデータについて、ステップS311によりリアルタイムに取得された当該運転者の運転傾向パラメータと、ステップS309により読み出された同乗者の運転傾向パラメータとの差異(スロットル弁の開度差、マスタシリンダ圧の圧力差、速度差、距離の差、時間の差等)を算出する。
そして、ステップS315により、当該差異が所定値以上であるか否かの判断処理が行われる。例えば、速度では、所定値として時速5km/h以上の差異がある場合(S315;Yes)、次のステップS317に処理を移行し、所定値として時速5km/h以上の差異がない場合(S315;No)、次のステップS317に処理を移行することなく再びステップS311に処理を戻す。これにより、当該差異が所定値未満の場合には、差異があっても、ステップS319による出力処理が行われないので、差異情報がディスプレィ26に出力されず、運転者への運転状態の告知が煩雑になることを防止可能にしている。
次のステップS317では、提示対象選択処理が行われる。この処理は、例えば、ステップS309により読み出された同乗者の運転傾向パラメータが複数の同乗者について存在する場合、つまり同乗者が複数人でありこれらの同乗者について運転傾向パラメータがある場合に有効な処理である。このような場合には、ステップS313では、それぞれの同乗者の運転傾向パラメータについて運転者の運転傾向パラメータとの差異が算出されるので、このステップS317では、これらの複数の同乗者についての差異のうち、最も大きいものに関する情報を選択する。なお、同乗者が複数ではなく一人である場合には、当該一人(同乗者)の運転傾向パラメータが選択される。
続くステップS319では、運転傾向パラメータ差異情報作成・出力処理が行われる。この処理は、ステップS313により算出された各運転傾向パラメータの差異を算術演算処理(一般的には減算処理)により求め、それを運転者が視覚的に把握可能に情報処理するもので、例えば、図7に示すように、棒グラフ状に表示可能にデータ処理してディスプレィ26に出力する。これにより、当該運転者への運転状態の告知が可能となる。
即ち、図7に示すディスプレィ26の表示例では、当該車両は「現在、○○地区国道○号線(○車線路)を走行中」であることを画面表示して告知するとともに、複数人の同乗者(例えば、Aさん、Bさん、Cさん)のうち、Cさんについて、巡航速度の差異が約時速25km/hであることから「同乗者Cさんは…、あなたの”巡航速度”に違和感を感じている可能性が大きい」ことを画面表示し告知している。このようにステップS319では、視覚的に把握可能なグラフィカルインタフェースを提供可能に運転傾向パラメータの差異を情報処理してディスプレィ26に出力することで、運転者に対する運転状態の告知を可能にしている。
ステップS319により運転傾向パラメータ差異情報作成・出力処理が行われると、所定時間経過後、ステップS321により運転操作情報等取得処理が行われ、さらにステップS323により運転傾向パラメータ差異算出処理が行われる。これらの処理は、前述したステップS311、S313と同様であるので、ここでは説明を省略するが、このような処理をステップS319の後に行っているのは、運転傾向パラメータ差異情報出力処理によって同乗者の運転状態との差異を告知された当該車両の運転者が、その後の運転操作を是正して同乗者の運転状態に近づけているか否かを続くステップS325により判断するためである。
したがって、ステップS325では、ステップS315と同様に、運転傾向パラメータの差異が所定値以上であるか否かの判断処理を行う。このステップS325によりまだ当該差異が所定値以上であると判断される場合には(S325;Yes)、ステップS319に処理を戻して再度、運転者に運転状態の差異を告知する。これに対し、ステップS325により当該差異が所定値以上であると判断されない(所定値未満であると判断される)場合には(S325;No)、運転状態が是正されて同乗者の運転傾向パラメータに近づいていると判断されるので、続くステップS327により当該車両の走行が終了したか否かを判断する処理が行われる。
例えば、ステップS327では、前述したナビゲーション処理(図2)から伝達されるナビゲーション処理の停止要求(走行終了)の情報に基づいて当該車両の走行が終了したか否かを判断する。そして、当該車両の走行が終了したと判断されない場合には(S327;No)、再びステップS311に処理を戻して運転操作情報等取得処理を行い、リアルタイムに車速データ等を取得する。一方、当該車両の走行が終了したと判断される場合には(S327;Yes)、一連の本運転状態走行中提示処理を終了する。
なお、上述した運転状態走行中提示処理を構成するステップS309は、特許請求の範囲に記載の「同乗者運転傾向取得手段」に相当し得るもので、またステップS311、S321は、特許請求の範囲に記載の「運転者運転傾向取得手段」に相当し得るものである。さらにステップS313、S323は、特許請求の範囲に記載の「差異算出手段」に相当し得るもので、またステップS315、S317、S319は、特許請求の範囲に記載の「差異情報出力手段」に相当し得るものである。
以上説明したように、本実施形態に係るナビゲーション装置20によると、CPU21およびメインメモリ22を主として構成される情報処理装置によって、運転者の運転傾向パラメータ取得処理(S209)や運転操作情報取得処理(S311、S321)により、運転者の運転傾向パラメータを取得し、同乗者の運転傾向パラメータ取得処理(S205、S309)により、当該車両の同乗者の運転傾向パラメータを取得する。そして、運転傾向パラメータ差異処理(S211、S313、S323)により、運転者の運転傾向パラメータと同乗者の運転傾向パラメータとの差異を算出し、この算出された差異に関する情報を運転傾向パラメータ比較情報作成処理(S213)、運転傾向パラメータ比較情報出力処理(S215)や運転傾向パラメータ差異情報作成・出力処理(S319)により当該車両の運転状態としてディスプレィ26に出力し運転者に告知する。
これにより、運転者の運転傾向パラメータと同乗者の運転傾向パラメータとの差異を、当該車両の運転状態としてディスプレィ26により視覚的に当該運転者に知らせることができるので、当該車両の運転者は、自分の運転特性と同乗者の運転特性との相違を把握することが可能となる。したがって、当該車両の運転者は同乗者の運転特性に合わせた運転が可能になるので、運転経験のある同乗者に快適な乗車感覚を与えることができる。よって、例えば、穏やかな運転特性を持つ者が機敏な運転特性を持つ者の車両に乗車した場合には、当該車両の運転者は、このような同乗者の運転特性を予め知ることができるので、当該同乗者がその旨を運転者に伝えなくても、当該同乗者の運転特性に合わせた運転操作をすることができる。また、タクシー業者の場合には、乗客に好みの運転特性を尋ねることなく乗客の運転特性を知ることができるので、乗客に快適な乗車感覚を提供することができ、サービス品質の向上を図ることができる。
特に、図4に示す運転状態走行前提示処理では、運転傾向パラメータ差異処理(S211)により、前述した「(1) 車線変更、(2) 車間距離、(3) 発進・加速、(4) 停止・減速、(5) 速度、(6) 右左折、(7) 駐車、(8) その他」の各項目ごとのデータについて、ステップS209により読み出された運転者の運転傾向パラメータは、過去に取得されたものであることから、同一の運転者について複数の運転傾向パラメータが履歴情報として蓄積されている場合には、これらに統計的な処理、例えば、平均や分散、標準偏差等の演算処理を施したものを代表値として予め保持しそれを当該運転者の運転傾向パラメータとして読み出すようにしても良い。
これにより、運転者は、自分の運転傾向パラメータを統計的なものとして把握することが可能となり、またこのような統計的処理を施した運転者の運転傾向パラメータの内容に対応する同乗者の運転傾向パラメータとの相違を把握することが可能となる。したがって、車両の運転前に告知される運転状態として、より安定したものに基づいて、当該車両の運転者は同乗者の運転特性に合わせた運転を運転前に心掛けることが可能になるので、運転当初から運転経験のある同乗者に快適な乗車感覚を与えることができる。
また特に、図6に示す運転状態走行中提示処理では、運転傾向パラメータ差異処理(S313、S323)により、前述した「(1) 車線変更、(2) 車間距離、(3) 発進・加速、(4) 停止・減速、(5) 速度、(6) 右左折、(7) 駐車、(8) その他」の各項目ごとのデータについて、ステップS311によりリアルタイムに取得された当該運転者の運転傾向パラメータと、ステップS309により読み出された同乗者の運転傾向パラメータとの差異(スロットル弁の開度差、マスタシリンダ圧の圧力差、速度差、距離の差、時間の差等)を算出し、運転傾向パラメータ差異情報作成・出力処理(S319)により、これらの差異に関する情報を当該車両の運転状態として当該車両の走行中にディスプレィ26に出力する。
これにより、ディスプレィ26からは、現在走行中の当該車両のこれら「(1) 車線変更、(2) 車間距離、(3) 発進・加速、(4) 停止・減速、(5) 速度、(6) 右左折、(7) 駐車、(8) その他」が当該車両の走行中に出力されるので、当該車両の運転者は、現在走行中の自分の運転特性と同乗者の運転特性との相違をリアルタイムに把握することが可能となる。したがって、リアルタイムにディスプレィ26により告知される運転状態に基づいて、当該車両の運転者は同乗者の運転特性に合わせた運転が可能になるので、運転経験のある同乗者に快適な乗車感覚を与えることができる。
また、本実施形態に係るナビゲーション装置20によると、CPU21およびメインメモリ22を主として構成される情報処理装置によって、当該車両が走行可能な道路に関する道路データが記憶されている道路情報DB23aを備えており、運転者の運転操作情報等取得処理(S311)では、道路情報DB23aから当該車両が現在走行している道路データ、をそれぞれリアルタイムに取得して速度データ等に道路データを関連付ける。
これにより、運転者は、このような速度データ等とともにこれらに関連付けられた道路データの告知を受けるので、このような道路データを加味して自分の運転特性と同乗者の運転特性との相違を把握することが可能となる。したがって、当該車両の運転者は道路データから得られる道路事情に則して同乗者の運転特性に合わせた運転が可能になるので、運転経験のある同乗者により快適な乗車感覚を与えることができる。
さらに、本実施形態に係るナビゲーション装置20によると、CPU21およびメインメモリ22を主として構成される情報処理装置によって、運転傾向パラメータ差異情報作成・出力処理(S319)は、運転者の運転傾向パラメータと同乗者の運転傾向パラメータとの差異が所定値以上である場合(S315;Yes)、差異に関する情報をディスプレィ26に出力し、運転者の運転傾向パラメータと同乗者の運転傾向パラメータとの差異が所定値未満である場合(S315;No)、差異に関する情報をディスプレィ26に出力しない。
これにより、当該差異が所定値未満の場合には(S315;No)、差異があっても差異に関する情報がディスプレィ26に出力されないので、運転者への運転状態の告知が煩雑になることを防止できる。したがって、当該車両の運転者は運転状態の告知を煩わしく感じることなく同乗者の運転特性に合わせた運転が可能になるので、運転経験のある同乗者に快適な乗車感覚を与えることができる。
さらにまた、本実施形態に係るナビゲーション装置20によると、CPU21およびメインメモリ22を主として構成される情報処理装置によって、同乗者の運転傾向パラメータ読出処理(S309)が複数の同乗者についてそれぞれ同乗者の運転傾向パラメータを取得した場合には、運転傾向パラメータ差異算出処理(S313)は、それぞれの同乗者の運転傾向パラメータと運転者の運転傾向パラメータとの差異を算出し、運転傾向パラメータ差異情報作成・出力処理(S319)は、これらの複数の同乗者についての差異のうち、最も大きいものに関する情報をディスプレィ26に出力する。これにより、最も差異の大きい同乗者の運転特性と自分の運転特性との相違を視覚的に把握することが可能となる。したがって、当該車両の運転者は最も差異の大きい同乗者の運転特性に合わせた運転が可能になるので、当該同乗者を含めて他の同乗者もに快適な乗車感覚を与えることができる。
なお、上述した実施形態では、運転者の運転傾向パラメータと同乗者の運転傾向パラメータとの差異情報をディスプレィ26に出力する例で説明したが、本発明では、運転者の運転傾向パラメータと同乗者の運転傾向パラメータとの差異を音源ユニット28による合成音声等により出力して運転者等に告知しても良い。
また、上述した実施形態では、本発明の運転支援装置を車両搭載型のナビゲーション装置20に実装したものを例示して説明したが、例えば、パーソナルコンピュータ(ノート型やハンドヘルド型を含む)やPDAに実装しても良し、情報処理装置をベースに専用装置を構成しても良い。
本発明の一実施形態に係るナビゲーション装置等の構成例を示すブロック図である。 本実施形態に係るナビゲーション装置によるナビゲーション処理の流れを示すフローチャートである。 本実施形態に係るナビゲーション装置による運転傾向パラメータ取得処理の流れを示すフローチャートである。 本実施形態に係るナビゲーション装置による運転状態走行前提示処理の流れを示すフローチャートである。 本実施形態に係るナビゲーション装置による運転状態の告知画面の表示例を示す説明図で、図5(A) は運転傾向パラメータの項目として、(1) 車線変更、(2) 車間距離、(3) 発進・加速、(4) 停止・減速、(5) 速度、(6) 右左折、(7) 駐車、(8) その他等を示すもので、図5(B) は、図5(A) に示す(6) 右左折の項目を選択した場合に表示される一例を示すものである。 本実施形態に係るナビゲーション装置による運転状態走行中提示処理の流れを示すフローチャートである。 本実施形態に係るナビゲーション装置による運転状態の告知画面の表示例を示す説明図である。
符号の説明
20…ナビゲーション装置(運転支援装置)
21…CPU(運転者運転傾向取得処理、同乗者運転傾向取得処理、差異算出手段、差異情報出力手段)
22…メインメモリ(運転者運転傾向取得処理、同乗者運転傾向取得処理、差異算出手段、差異情報出力手段)
22b…入力プログラム
22e…運転傾向パラメータ取得プログラム
22f…運転状態走行前提示プログラム
22g…運転状態走行中提示プログラム
22h…出力プログラム
23a…道路情報DB(道路情報記憶手段)
23b…運転傾向パラメータDB
26…ディスプレィ(差異情報出力手段)
28…音源ユニット(差異情報出力手段)
31…メモリI/F(同乗者運転傾向取得手段)
32…GPSセンサ(運転者運転傾向取得手段)
34…ジャイロセンサ(運転者運転傾向取得手段)
35…通信制御部(運転者運転傾向取得手段)
40…メモリデバイス
50…周辺車両情報検出装置
100…車載LAN
S209、S311、S321(運転者運転傾向取得手段)
S205、S309(同乗者運転傾向取得手段)
S211、S313、S323(差異算出手段)
S213、S215、S315、S317、S319(差異情報出力手段)

Claims (7)

  1. 車両の運転者に当該車両の運転状態を告知する運転支援装置であって、
    前記運転者による車両の運転特性に関する運転者運転傾向情報を取得可能な運転者運転傾向取得手段と、
    前記車両の同乗者による車両の運転特性に関する同乗者運転傾向情報を取得可能な同乗者運転傾向取得手段と、
    前記運転者運転傾向取得手段による前記運転者運転傾向情報と前記同乗者運転傾向取得手段による前記同乗者運転傾向情報との差異を算出可能な差異算出手段と、
    前記差異算出手段により算出された差異に関する情報を当該車両の運転状態として出力し前記運転者に告知可能な差異情報出力手段と、
    を備えることを特徴とする運転支援装置。
  2. 前記差異情報出力手段は、
    前記運転者運転傾向情報と前記同乗者運転傾向情報との差異が所定値以上である場合、前記差異に関する情報を出力することを特徴とする請求項1記載の運転支援装置。
  3. 前記同乗者運転傾向取得手段が複数の同乗者についてそれぞれ前記同乗者運転傾向情報を取得した場合には、前記差異算出手段は、それぞれの前記同乗者運転傾向情報と前記運転者運転者傾向情報との差異を算出し、
    差異情報出力手段は、これらの複数の同乗者についての前記差異のうち、最も大きいものに関する情報を出力することを特徴とする請求項1また2記載の運転支援装置。
  4. 前記運転者運転傾向情報は、現在走行中の当該車両の挙動に関する自車両情報、または現在走行中の当該車両の周囲を走行している他の車両に対する当該車両の対他車両情報である請求項1〜3のいずれか一項に記載の運転支援装置であって、
    前記差異算出手段は、前記自車両情報と前記自車両情報に対応する前記同乗者運転傾向情報との差異、または前記対他車両情報と前記対他車両情報に対応する前記同乗者運転傾向情報との差異を算出し、前記差異情報出力手段は、これらの差異に関する情報を当該車両の運転状態として当該車両の走行中に出力することを特徴とする運転支援装置。
  5. 請求項4記載の運転支援装置は、当該車両が走行可能な道路に関する道路情報が記憶されている道路情報記憶手段を備えており、
    前記運転者運転傾向取得手段は、前記道路情報記憶手段から取得した前記道路情報に関連付けて前記自車両情報または前記対他車両情報を出力することを特徴とする運転支援装置。
  6. 前記運転者運転傾向情報は、過去に取得された前記運転者による車両の運転特性に関する履歴情報である請求項1〜3のいずれか一項に記載の運転支援装置であって、
    前記差異算出手段は、前記履歴情報と前記履歴情報の内容に対応する前記同乗者運転傾向情報との差異を算出し、前記差異情報出力手段は、この差異に関する情報を当該車両の運転状態として少なくとも当該車両の走行前に出力することを特徴とする運転支援装置。
  7. 前記履歴情報は、同種の複数の情報について統計的処理を施したものであることを特徴とする請求項6記載の運転支援装置。
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