JP2007145370A - ボトル容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】プルリング方式の中栓を用いずに、高粘度液状食品にも低粘度液状食品にも中栓の一部を取り替えるだけで対応が可能なボトル容器を提供する。
【解決手段】ボトル本体1と、ボトル本体の首部11を嵌合により閉塞する第1中栓20と第1中栓に嵌め込まれる第2中栓30とからなる中栓2と、中栓とボトル本体首部に被せられるオーバーキャップ4とからなるボトル容器であって、第1中栓20には天面21の上側に内筒体24から連続して形成される周状突起26と薄肉部25の内側で天面の中央に形成される突起係止部27が設けられ、第2中栓30には中央部分が突起係止部を嵌入させるべく開口した中栓天面31が形成され、オーバーキャップ4にはキャップ天面41の中央に突起係止部に嵌入される棒状突起46が垂設されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、注ぎ口付き中栓を取り付けたボトル容器に関するものであり、特には、ソース等の粘度の異なる内容物(高粘度液状物と低粘度液状物を兼用する)にも対応できる注ぎ口付き中栓を取り付けたボトル容器に関する。
従来、ソース、ケチャップ等を収納する容器として注ぎ口付きの中栓を取り付けたボトル容器が使われている。その使用方法は、一般的には、始めにオーバーキャップを取り外し、その後、プルリングを引っ張り上げて中栓の注ぎ口を開口して、例えば、ソース等の内容物を注ぎ出していた。
そしてこのプルリング形式の中栓を用いることにより、中栓の形状を変えるのみで、例えば、比較的粘度の高いトンカツソースと、比較的粘度の低いウスターソースとの兼用が可能なボトル容器も出現している(例えば、特許文献1参照)。
上記先行技術文献を示す。
特開2005−82227号公報。
しかし、この技術はプッシュオン、ツイストオフのキャップで、液はね、液とび、がある.中栓は3種類共用で中栓のフランジに内容物が付着したりしている.特にトンカツソースは中栓のフランジより液切れが悪く表面が汚れると、ボトルの肩部分にソースがたれたりしている.という問題がある。
本発明は、プラスチック製のプルリング形式の中栓を用いたボトル容器に関する以上のような問題に鑑みてなされたもので、プルリング形式を用いずに、しかも比較的粘度の高い液状内容物も、比較的粘度の低い液状内容物にも中栓の一部を取り替えるのみで対応が可能な液はねがなく、液切れ適性の良いボトル容器を提供することを課題とする。
本発明の請求項1の発明は、ボトル本体と、ボトル本体の首部の開口部分を嵌合により閉塞する第1中栓と第1中栓の上に嵌め込まれる第2中栓とからなる中栓と、中栓とボトル本体首部に被せられるオーバーキャップとからなるボトル容器であって、
前記第1中栓は、天面と、天面の周縁に垂設されボトル本体の首部の外側面と嵌合される周壁と、周壁の内側に設けられボトル本体の首部の内側面に当接されボトル首部と嵌合される外筒体と、外筒体の内側に設けられる内筒体とが順次天面の下側に設けられ、内筒体の内側に内筒体の内側を囲む環状の薄肉部が形成され、天面の上側には内筒体から連続して形成される周状突起と、薄肉部の内側で天面の中央に形成される縦断面がU字状の突起係止部とが順次設けられ、突起係止部の上端縁外側には第2中栓を保持するための環状突起が形成されてなり、
前記第2中栓は、オーバーキャップの内側で第1中栓の上側から第1中栓に嵌合され、中央部分が突起係止部を嵌入させるべく開口された中栓天面と、中栓天面の周縁に垂設されキャップ内筒体の内側面に嵌合される中栓周壁と、中栓天面の開口縁から垂設され第1中栓の突起係止部に嵌合される中栓内筒体と、中栓周壁と中栓内筒体の間に垂設される中栓第2筒体とから形成され、中栓周壁の外側面には、オーバーキャップのキャップ環状突
起に嵌合される中栓環状突起が形成され、中栓内筒体の外側面には、第1中栓の突起係止部に形成された環状突起に嵌合される中栓突起が環状に形成されてなり、
前記オーバーキャップは、中栓を覆うキャップ天面と、キャップ天面の周縁に設けられ、ボトル本体に装着されるキャップ周壁とからなり、キャップ周壁の先端縁内側にはボトル本体の肩部に嵌合されるキャップ嵌合突起が周設され、キャップ天面のキャップ周壁より内側にはキャップ内筒体が垂設され、キャップ内筒体の内側端縁には第2中栓を嵌合保持するためのキャップ環状突起が設けられ、キャップ天面の中央には第1中栓の突起係止部に嵌入される棒状突起が垂設された構造からなることを特徴とする、ボトル容器である。
このように請求項1に記載の発明によれば、ボトル本体と、ボトル本体の首部の開口部分を嵌合により閉塞する第1中栓と第1中栓の上に嵌め込まれる第2中栓とからなる中栓と、中栓とボトル本体首部に被せられるオーバーキャップとからなるボトル容器であって、前記第1中栓は、天面と、天面の周縁に垂設されボトル本体の首部の外側面と嵌合される周壁と、周壁の内側に設けられボトル本体の首部の内側面に当接されボトル首部と嵌合される外筒体と、外筒体の内側に設けられる内筒体とが順次天面の下側に設けられ、内筒体の内側に内筒体の内側を囲む環状の薄肉部が形成され、天面の上側には内筒体から連続して形成される周状突起と、薄肉部の内側で天面の中央に形成される縦断面がU字状の突起係止部とが順次設けられ、突起係止部の上端縁外側には第2中栓を保持するための環状突起が形成されてなり、前記第2中栓は、オーバーキャップの内側で第1中栓の上側から第1中栓に嵌合され、中央部分が突起係止部を嵌入させるべく開口された中栓天面と、中栓天面の周縁に垂設されキャップ内筒体の内側面に嵌合される中栓周壁と、中栓天面の開口縁から垂設され第1中栓の突起係止部に嵌合される中栓内筒体と、中栓周壁と中栓内筒体の間に垂設される中栓第2筒体とから形成され、中栓周壁の外側面には、オーバーキャップのキャップ環状突起に嵌合される中栓環状突起が形成され、中栓内筒体の外側面には、第1中栓の突起係止部に形成された環状突起に嵌合される中栓突起が環状に形成されてなり、前記オーバーキャップは、中栓を覆うキャップ天面と、キャップ天面の周縁に設けられ、ボトル本体に装着されるキャップ周壁とからなり、キャップ周壁の先端縁内側にはボトル本体の肩部に嵌合されるキャップ嵌合突起が周設され、キャップ天面のキャップ周壁より内側にはキャップ内筒体が垂設され、キャップ内筒体の内側端縁には第2中栓を嵌合保持するためのキャップ環状突起が設けられ、キャップ天面の中央には第1中栓の突起係止部に嵌入される棒状突起が垂設された構造からなるので、ボトル容器のオーバーキャップを開けると、オーバーキャップに嵌合している第2中栓が上方に持ち上がり、第2中栓に嵌合している第1中栓の中央部分に形成された突起係止部が持ち上げられ、薄肉部が破断することにより注出口が出現して、注出口から内容物を注ぎ出すことができる。
また、請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記第1中栓に形成される内筒体に連続する周状突起は、第1中栓を第2中栓に嵌入させた際、第2中栓の中栓内筒体の外側面に当接させるように形成されていることを特徴とする、ボトル容器である。
このように請求項2に記載の発明によれば、第1中栓に形成される内筒体に連続する周状突起は、第1中栓を第2中栓に嵌入させた際、第2中栓の中栓内筒体の外側面に当接させるように形成されているので、比較的口径を小さくすることができ、比較的高粘度の液状食品を充填した際、液だれを生ずることなく注ぎ出すことができる。
また、請求項3の発明は、請求項2の発明において、前記周状突起の先端部分は、内側面が直線状に切り欠かれていることを特徴とする、ボトル容器である。
このように請求項3に記載の発明によれば、周状突起の先端部分は、内側面が直線状に切り欠かれているので、比較的粘度の高い液状食品を注ぎ出しても液だれを生じることが
ない。
また、請求項4の発明は、請求項1の発明において、前記第1中栓に形成される内筒体に連続する周状突起は、第1中栓を第2中栓に嵌入させた際、第2中栓の中栓第2筒体の外側面に当接させるように形成されていることを特徴とする、ボトル容器である。
このように請求項4に記載の発明によれば、第1中栓に形成される内筒体に連続する周状突起は、第1中栓を第2中栓に嵌入させた際、第2中栓の中栓第2筒体の外側面に当接させるように形成されているので、比較的口径を大きくすることができ、低粘度の液体食品を充填した際にも液だれを生ずることなく注ぎ出すことができる。また、ボトル本体、オーバーキャップ、第2中栓はそのままで第1中栓を取り替えるだけで粘度の異なる内容物を充填することができる。
また、請求項5の発明は、請求項4の発明において、前記周状突起の先端部分は、外側に反って形成されていることを特徴とする、ボトル容器である。
このように請求項5に記載の発明によれば、周状突起の先端部分は、外側に反って形成されているので、比較的粘度の低い液状食品を注ぎ出しても液だれを生じることがない。
また、請求項6の発明は、請求項1〜5のいずれか1項に記載の発明において、前記第1中栓の内筒体の内側に形成される薄肉部は、先端を突起係止部の中心部分に発し、一回転以上渦巻き状に回転して末端を周状突起の内側面に接して形成されていることを特徴とする、ボトル容器である。
このように請求項6に記載の発明によれば、第1中栓の内筒体の内側に形成される薄肉部は、先端を突起係止部の中心部分に発し、一回転以上渦巻き状に回転して末端を周状突起の内側面に接して形成されているので、ボトル容器のオーバーキャップを開けると、オーバーキャップに嵌合している第2中栓が上方に持ち上がり、第2中栓の嵌合している第1中栓の中央部分に形成されている突起係止部が持ち上がり、渦巻き状に形成された薄肉部が突起係止部の中央近傍から渦巻き状に破断して注出口が出現し、注出口から内容物を注ぎ出すことができる。
また、請求項7の発明は、請求項1〜5のいずれか1項に記載の発明において、前記第1中栓の内筒体の内側に形成される薄肉部は、天面の上側に周状突起の内側面に接して環状に形成される上側V字溝と、天面の下側に上側V字溝の内側に環状に形成される下側V字溝からなり、上側V字溝の最深部と天面の下側面との幅は、下側V字溝の最深部と天面の上側面との幅よりも広く形成さていることを特徴とする、ボトル容器である。
このように請求項7に記載の発明によれば、第1中栓の内筒体の内側に形成される薄肉部は、天面の上側に周状突起の内側面に接して環状に形成される上側V字溝と、天面の下側に上側V字溝の内側に環状に形成される下側V字溝からなり、上側V字溝の最深部と天面の下側面との幅は、下側V字溝の最深部と天面の上側面との幅よりも広く形成さているので、ボトル容器のオーバーキャップを開けると、オーバーキャップに嵌合している第2中栓が上方に持ち上がり、第2中栓の嵌合している第1中栓の中央部分に形成されている突起係止部が持ち上がり、薄肉部は天面の下側V字溝が折れ曲がりここが起点となって比較的容易に薄い方から引きちぎられる。
このように本発明のボトル容器は、プルリング方式を使わずに、オーバーキャップを持ち上げるのみで、中栓に設けた注ぎ口を出現させることができる。
本発明を一実施形態に基づいて以下に詳細に説明する。
本発明のボトル容器は、例えば、図1、図2に示すように、ボトル本体(1)と、ボトル本体の首部(11)の開口部分(12)を嵌合により閉塞する第1中栓(20)と第1中栓の上に嵌め込まれる第2中栓(30)とからなる中栓(2)と、中栓(2)とボトル本体首部(11)に被せられるオーバーキャップ(4)とからなるボトル容器(10)である。
そして、通常では、ボトル本体(1)はポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリプロピレン樹脂等の熱可塑性樹脂をブロー成形して作製するものであり、中栓(2)やオーバーキャップ(4)は、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂等の熱可塑性樹脂を射出成形して作製するものである。
先ず、第1中栓(20)は、つぎのような構造からなる。すなわち、天面(21)と、天面の周縁に垂設されボトル本体(1)の首部(11)の外側面と嵌合される周壁(22)と、周壁の内側に設けられボトル本体の首部(11)の内側に当接されボトル首部と嵌合される外筒体(23)と、外筒体の内側に形成される内筒体(24)とが順次天面(21)の下側に設けられている。そして、内筒体(24)の内側に内筒体の内側面を囲む環状の薄肉部(25)が形成されている。
また、天面(21)の上側には、内筒体(24)から連続して形成される周状突起(26)と、薄肉部(25)の内側で天面(21)の中央に形成される縦断面がU字状の突起係止部(27)とが順次設けられている。
突起係止部(27)の上端縁外側には第2中栓(30)を保持するための環状突起(28)が形成されている。
つぎに、第2中栓(30)は、つぎのような構造からなる。すなわち、第2中栓(30)は、中央部分が突起係止部(27)を嵌入させるべく開口された中栓天面(31)と、中栓天面の周縁に垂設されキャップ内筒体(44)の内側面に嵌合される中栓周壁(32)と、中栓天面(31)の開口縁から垂設され第1中栓の突起係止部(27)に嵌合される中栓内筒体(33)と、中栓周壁(32)と中栓内筒体(33)の間に垂設される中栓第2筒体(34)とから形成されている。
中栓周壁(32)の外側面には、オーバーキャップのキャップ環状突起(45)に嵌合される中栓環状突起(35)が形成されている。中栓内筒体(33)の外側面には、第1中栓の突起係止部に形成された環状突起(28)に嵌合される中栓突起(36)が環状に形成されている。
そして第2中栓(30)は、オーバーキャップ(4)の内側で第1中栓(20)の上側から第2中栓の中栓天面(31)の開口に第1中栓の突起係止部(27)が嵌め込まれて第1中栓(20)と嵌合されるものである。
また、オーバーキャップ(4)は、中栓(2)を覆うキャップ天面(41)と、キャップ天面(41)の周縁に設けられ、ボトル本体(1)に装着されるキャップ周壁(42)とからなる。
キャップ周壁(42)の先端縁内側にはボトル本体の肩部(13)に嵌合されるキャップ嵌合突起(43)が周設され、キャップ天面(41)のキャップ周壁(42)より内側
にはキャップ内筒体(44)が垂設され、キャップ内筒体(44)の内側端縁には第2中栓(30)を嵌合保持するためのキャップ環状突起(45)が設けられ、キャップ天面(41)の中央には第1中栓の突起係止部(27)に嵌入される棒状突起(46)が垂設された構造からなる。
第1中栓(20)の内筒体(24)の内側に形成される薄肉部(25)をつぎのような構造とすることもできる。
すなわち、図10に示すように、天面(21)の上側に周状突起(26)の内側面に接して環状の上側V字溝(25a)を形成させ、天面の下側で上側V字溝の内側に環状の下側V字溝(25b)を形成させ、上側V字溝(25a)と下側V字溝(25b)の間を薄肉部(25)とする構造である。
そして、上側V字溝(25a)の最深部と天面の下側面との幅(m)は、下側V字溝(25b)の最深部と天面の上側面との幅(n)よりも2倍程度に広く形成したものである。より具体的な一例をあげるならば、mが0.4ミリメートルの場合には、nは0.2ミリメートルとする。
このような薄肉部とすることにより、突起係止部(27)を持ち上げると下側V字溝(25b)が折れ曲がってここが起点となり、薄肉部(25)は薄い方から比較的容易に破断される(図10参照)。
つぎに、中栓とオーバーキャップのボトル本体への装着方法について述べる。中栓が一つのプルリング付き中栓を使用する一般的な充填ラインでは、ボトル本体に内容物を充填後、中栓をボトル本体の開口部分に打栓し、最後にオーバーキャップを被せ、内容物の充填されたボトル容器としている。
本発明のボトル容器においては、二つの方法が考えられる。第1の方法は、第1中栓(20)に第2中栓(30)を組み込んで中栓(2)を予め組み立てておく方法である。この場合、従来の充填ラインをそのまま使用して、ボトル本体(1)に内容物を充填後、組み立てた中栓(2)をボトル本体の開口部分(12)に打栓し、最後にオーバーキャップ(4)を被せ、内容物の充填されたボトル容器とする(図6参照)。
第2の方法は、第1中栓と第2中栓をセットし、その中栓をオーバーキャップの中に組み込んでおく方法である。この場合は、ボトル本体に内容物を充填後、オーバーキャップをボトル本体の開口部分に打栓する一工程だけで良く、充填ラインの合理化になる。
つぎに内容物の注ぎ出し方について述べる。
オーバーキャップ(4)を開けると、オーバーキャップ(4)に嵌合している第2中栓(30)がオーバーキャップと共に上方に持ち上がる。第2中栓(30)に嵌合している第1中栓(20)の中央部分の突起係止部(27)が持ち上げられ、薄肉部(25)が破断して注出口が出現し、そこから内容物を注ぎ出すことができる。第1中栓(20)から切り離された突起係止部(27)は第2中栓(30)に保持されたままとなり、その後のオーバーキャップの開閉に悪影響を与えることはない。
また、第1中栓(20)に設けられた周状突起(26)がインナーリングとなって、内容物注ぎ出し時に液だれ防止効果を発揮する。
また、薄肉部(25)の破断により出現する注出口は、第1中栓に形成される内筒体と内筒体に連続する周状突起の位置を変えることにより、口径を変化させることができる。
すなわち、図2、図3に示すように、第1中栓(20)に形成される内筒体(24)と
内筒体に連続する周状突起(26)の位置を、第1中栓に第2中栓を嵌め込んだ際に、第2中栓(30)の中栓内筒体(33)の外側面に当接させるように形成すると、薄肉部の内側が比較的狭くなり、従って、突起係止部(27)の持ち上がりによって生じる注出口の口径も比較的小さくなる。
このように、薄肉部の内側が比較的狭く、突起係止部(27)の持ち上がりによって生じる注出口の口径も比較的小さく場合には、比較的高粘度の、例えば、トンカツソースのような液状食品を注ぎ出す時、液だれを起こさないように、インナーリングとなる周状突起(26)の先端部分は内側面が直線状に切り欠かれている(図11(a)参照)。
また、図4、図5に示すように、第1中栓(20)に形成される内筒体(24)と内筒体に連続する周状突起(26)の位置を、第1中栓に第2中栓を嵌め込んだ際に、第2中栓(30)の中栓第2筒体(34)の外側面に当接させるように形成すると、薄肉部(25)の内側が比較的広くなり、従って、突起係止部(27)の持ち上がりによって生じる注出口の口径も比較的大きくなる。
このように、薄肉部の内側が比較的広く、突起係止部(27)の持ち上がりによって生じる注出口の口径が比較的大きい場合には、比較的低粘度の、例えば、ウスターソースのような液状食品を注ぎ出す時、液だれを起こさないように、インナーリングとなる周状突起(26)の先端部分は外側に反って形成されている(図11(b)参照)。
このようにボトル本体やオーバーキャップ、第2中栓は変更せずに、第1中栓を取り替えるだけで、例えば、ソースの場合における、比較的低粘度のウスターソースと比較的高粘度のトンカツソースのような粘度の異なる内容物を充填することができる。
つぎに第1中栓の内筒体の内側に形成される薄肉部(25)についてさらに詳細に説明する。
すなわち、通常は図7、図8に示すように、天面(21)の下側で内筒体(24)の内側に内筒体に沿った状態で形成されるが、図9に示すような、先端(st)を突起係止部(27)の中心部分に発し、一回転以上渦巻き状に回転して末端(mt)を周状突起(26)の内側面に接して形成させても良い。
このような形状にすることにより、ボトル容器のオーバーキャップ(4)を開けると、オーバーキャップに嵌合している第2中栓(30)が上方に持ち上がり、第2中栓の嵌合している第1中栓(20)の中央部分に形成されている突起係止部(27)が持ち上がり、渦巻き状に形成された薄肉部(25)が先端部分(st)から末端部分(mt)まで順に渦巻き状に破断して注ぎ口が出現する。
本発明のボトル容器の一実施例を示す、部分断面斜視説明図である。 本発明のボトル容器を構成するオーバーキャップ、中栓をボトル本体首部に嵌めた状態の一実施例を示す、部分断面説明図である。 図2における中栓部分の断面説明図である。 本発明のボトル容器を構成するオーバーキャップ、中栓をボトル本体首部に嵌めた状態の別の実施例を示す、部分断面説明図である。 図4における中栓部分の断面説明図である。 (a)〜(d)は、ボトル本体に中栓とオーバーキャップを嵌め込むまでの工程説明図である。 比較的狭幅の突起係止部が形成された第1中栓の一実施例の(a)は平面説明図であり、(b)は(a)のA−A’線断面説明図である。 比較的広幅の突起係止部が形成された第1中栓の一実施例の(a)は平面説明図であり、(b)は(a)のA−A’線断面説明図である。 第1中栓に形成される薄肉部の別の実施例の(a)は平面説明図であり、(b)は(a)のB−B’線断面説明図である。 第1中栓に形成される薄肉部のさらに別の実施例の拡大断面説明図である。 (a)、(b)は周状突起の先端部分の拡大断面説明図である。
符号の説明
1‥‥ボトル本体
2‥‥中栓
4‥‥オーバーキャップ
11‥‥首部
12‥‥開口部分
13‥‥肩部
20‥‥第1中栓
21‥‥天面
22‥‥周壁
23‥‥外筒体
24‥‥内筒体
25‥‥薄肉部
25a‥上側V字溝
25b‥下側V字溝
26‥‥周状突起
27‥‥突起係止部
28‥‥環状突起
30‥‥第2中栓
31‥‥中栓天面
32‥‥中栓周壁
33‥‥中栓内筒体
34‥‥中栓第2筒体
35‥‥中栓環状突起
36‥‥中栓突起
41‥‥キャップ天面
42‥‥キャップ周壁
43‥‥キャップ嵌合突起
44‥‥キャップ内筒体
45‥‥キャップ環状突起
46‥‥棒状突起
m‥‥上側V字溝の最深部と天面の下側面との幅
n‥‥下側V字溝の最深部と天面の上側面との幅
st‥‥渦巻き状の薄肉部の先端部分
mt‥‥渦巻き状の薄肉部の末端部分

Claims (7)

  1. ボトル本体と、ボトル本体の首部の開口部分を嵌合により閉塞する第1中栓と第1中栓の上に嵌め込まれる第2中栓とからなる中栓と、中栓とボトル本体首部に被せられるオーバーキャップとからなるボトル容器であって、
    前記第1中栓は、天面と、天面の周縁に垂設されボトル本体の首部の外側面と嵌合される周壁と、周壁の内側に設けられボトル本体の首部の内側面に当接されボトル首部と嵌合される外筒体と、外筒体の内側に形成される内筒体とが順次天面の下側に設けられ、内筒体の内側に内筒体の内側面を囲む環状の薄肉部が形成され、天面の上側には内筒体から連続して形成される周状突起と、薄肉部の内側で天面の中央に形成される縦断面がU字状の突起係止部とが順次設けられ、突起係止部の上端縁外側には第2中栓を保持する環状突起が形成されてなり、
    前記第2中栓は、オーバーキャップの内側で第1中栓の上側から第1中栓に嵌合され、
    中央部分が突起係止部を嵌入させるべく開口された中栓天面と、中栓天面の周縁に垂設されキャップ内筒体の内側面に嵌合される中栓周壁と、中栓天面の開口縁から垂設され第1中栓の突起係止部に嵌合される中栓内筒体と、中栓周壁と中栓内筒体の間に垂設される中栓第2筒体とから形成され、
    中栓周壁の外側面には、オーバーキャップのキャップ環状突起に嵌合される中栓環状突起が形成され、
    中栓内筒体の外側面には、第1中栓の突起係止部に形成された環状突起に嵌合される中栓突起が環状に形成されてなり、
    前記オーバーキャップは、中栓を覆うキャップ天面と、キャップ天面の周縁に設けられ、ボトル本体に装着されるキャップ周壁とからなり、キャップ周壁の先端縁内側にはボトル本体の肩部に嵌合されるキャップ嵌合突起が周設され、キャップ天面のキャップ周壁より内側にはキャップ内筒体が垂設され、キャップ内筒体の内側端縁には第2中栓を嵌合保持するためのキャップ環状突起が設けられ、キャップ天面の中央には第1中栓の突起係止部に嵌入される棒状突起が垂設された構造からなることを特徴とする、ボトル容器。
  2. 前記第1中栓に形成される内筒体に連続する周状突起は、第1中栓を第2中栓に嵌入させた際、第2中栓の中栓内筒体の外側面に当接させるように形成されていることを特徴とする、請求項1に記載のボトル容器。
  3. 前記周状突起の先端部分は、内側面が直線状に切り欠かれていることを特徴とする、請求項2に記載のボトル容器。
  4. 前記第1中栓に形成される内筒体に連続する周状突起は、第1中栓を第2中栓に嵌入させた際、第2中栓の中栓第2筒体の外側面に当接させるように形成されていることを特徴とする、請求項1に記載のボトル容器。
  5. 前記周状突起の先端部分は、外側に反って形成されていることを特徴とする、請求項4に記載のボトル容器。
  6. 前記第1中栓の内筒体の内側に形成される薄肉部は、先端を突起係止部の中心部分に発し、一回転以上渦巻き状に回転して末端を周状突起の内側面に接して形成されていることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項に記載のボトル容器。
  7. 前記第1中栓の内筒体の内側に形成される薄肉部は、天面の上側に周状突起の内側面に接して環状に形成される上側V字溝と、天面の下側に上側V字溝の内側に環状に形成される下側V字溝からなり、上側V字溝の最深部と天面の下側面との幅は、下側V字溝の最深部と天面の上側面との幅よりも広く形成されてなることを特徴とする、請求項1〜5のい
    ずれか1項に記載のボトル容器。
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