JP2007139957A - プロジェクションシステム、プロジェクタ、および情報処理装置 - Google Patents

プロジェクションシステム、プロジェクタ、および情報処理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】プロジェクタの低コスト化を図りつつ、外部電源からプロジェクタに供給される電力が停止した状態であっても冷却装置を駆動できるプロジェクションシステムを提供すること。
【解決手段】プロジェクションシステムは、PCと、プロジェクタ3と、PCおよびプロジェクタ3間を情報の送受信可能に接続する情報伝送手段とを備える。情報伝送手段は、PCからの電力をプロジェクタ3に供給可能とする電力伝送路を有する。プロジェクタ3は、内部の発熱体を冷却する冷却装置33と、電力伝送路を介して供給された電力に基づいて少なくとも冷却装置33に駆動電圧を供給し、外部電源から供給された電力に基づいて少なくとも冷却装置33を除く他の構成要素に駆動電圧を供給する電源生成部34とを備える。PCは、冷却装置33を駆動制御するための制御指令を生成して情報伝送手段を介して冷却装置33に出力する冷却装置制御部を備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、プロジェクションシステム、プロジェクタ、および情報処理装置に関する。
従来、光源装置と、光源装置から射出された光束を画像情報に応じて変調する光変調装置と、変調された光束を拡大投射する投射光学装置とを備えたプロジェクタが知られている。
このようなプロジェクタにおいて、光源装置は光束を射出すると同時に熱を生成するため、高温になりやすい。このため、従来のプロジェクタでは、光源装置を冷却するための冷却ファン等の冷却装置が設けられている。そして、光源装置の点灯時や、プロジェクタの電源OFF(光源装置の消灯)後の一定期間、冷却装置を駆動し、光源装置を冷却している。
ところで、従来のプロジェクタでは、一般的に、外部電源からACケーブルを介して供給された電力を内部の各構成部材(光源装置や冷却装置等)に供給している。このため、光源装置の点灯時や、光源装置の消灯直後に、誤ってACケーブルをプロジェクタやコンセントから抜いてしまった場合には、冷却装置の駆動が停止し、光源装置が破損したり、プロジェクタ内部の構成部材に不具合が生じたりする、という問題がある。
また、従来、映像ソースの形状補正や色調補正を行うパーソナルコンピュータ(以下、PCと記載する)と、PCで補正処理された画像をスクリーンに投射するプロジェクタと、PCおよびプロジェクタ間をデータの送受信可能に接続するUSB(Universal Serial Bus)等のシリアルケーブルとを備えたプロジェクションシステムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載のプロジェクションシステムでは、プロジェクタ内に内蔵電池を備え、内蔵電池からプロジェクタの各構成部材に電力を供給可能としている。このような構成では、光源装置の点灯時や、光源装置の消灯直後に、誤ってACケーブルをプロジェクタやコンセントから抜いてしまった場合であっても、内蔵電池により冷却装置を駆動することが可能となり、上述した問題を解決することが可能となる。
特開2004−69997号公報
しかしながら、特許文献1に記載のプロジェクションシステムでは、プロジェクタ内に内蔵電池を備える必要があり、プロジェクタの低コスト化を図ることが難しい、という問題がある。
したがって、プロジェクタの低コスト化を図りつつ、外部電源からプロジェクタに供給される電力が停止した状態であっても冷却装置を駆動できる技術が要望されている。
本発明の目的は、プロジェクタの低コスト化を図りつつ、外部電源からプロジェクタに供給される電力が停止した状態であっても冷却装置を駆動できるプロジェクションシステム、プロジェクタ、および情報処理装置を提供することにある。
本発明のプロジェクションシステムは、画像情報を処理する情報処理装置と、光源装置から射出された光束を前記情報処理装置にて処理された前記画像情報に基づいて変調して拡大投射するプロジェクタと、前記情報処理装置および前記プロジェクタ間を情報の送受信可能に接続する情報伝送手段とを備えたプロジェクションシステムであって、前記情報伝送手段は、前記情報処理装置の処理装置電源部からの電力を前記プロジェクタに供給可能とする電力伝送路を有し、前記プロジェクタは、内部の発熱体を冷却する冷却装置と、前記電力伝送路を介して供給された電力に基づいて少なくとも前記冷却装置に駆動電圧を供給し、外部電源から供給された電力に基づいて少なくとも前記冷却装置を除く他の構成要素に駆動電圧を供給する電源生成部とを備え、前記情報処理装置は、前記冷却装置を駆動制御するための制御指令を生成して前記情報伝送手段を介して前記冷却装置に出力する冷却装置制御部を備えていることを特徴とする。
ここで、プロジェクタ内部の発熱体としては、例えば、光源装置が例示できる。
本発明では、プロジェクタにおける電源生成部は、外部電源からACケーブル等を介して電力が供給されかつ、情報伝送手段の電力伝送路を介して情報処理装置から電力が供給される通常の駆動状態において、情報伝送手段を介した情報処理装置からの電力に基づいて少なくとも冷却装置に駆動電圧を供給し、外部電源からの電力に基づいて少なくとも冷却装置を除く他の構成要素に駆動電圧を供給する。このことにより、通常の駆動状態において、光源装置の点灯時や、光源装置の消灯直後に、誤ってACケーブル等がプロジェクタやコンセントから引き抜かれ、外部電源からプロジェクタに供給される電力が停止した場合であっても、情報伝送手段を介した情報処理装置からの電力に基づいて少なくとも冷却装置を駆動することが可能となり、発熱体としての光源装置の消灯後の冷却を実施できる。また、このような構成であれば、従来のようにプロジェクタ内に内蔵電池を備える必要がなく、プロジェクタの低コスト化を図れる。
また、情報処理装置は、冷却装置制御部を備えているので、情報伝送手段を介してプロジェクタ側に制御指令を伝送して情報処理装置側で冷却装置を駆動制御できる。このことにより、プロジェクタ側にて冷却装置を駆動制御する構成が不要となり、プロジェクタ内部の回路構成を簡素化し、プロジェクタの低コスト化を図れる。また、外部電源からプロジェクタに供給される電力が停止した場合であっても、情報処理装置側で冷却装置を駆動制御でき、光源装置の消灯後の冷却を効率的に実施できる。
本発明のプロジェクションシステムでは、前記プロジェクタは、前記発熱体近傍の温度を検出する温度検出部を備え、前記電源生成部は、前記電力伝送路を介して供給された電力に基づいて前記温度検出部に駆動電圧を供給し、前記冷却装置制御部は、前記情報伝送手段を介して前記温度検出部にて検出された前記発熱体近傍の温度に関する温度情報を取得し、前記温度情報に基づいて前記冷却装置を駆動制御するための制御指令を生成して前記情報伝送手段を介して前記冷却装置に出力することが好ましい。
本発明では、冷却装置制御部は、情報伝送手段を介してプロジェクタ側から取得した発熱体近傍の温度に関する温度情報に基づいて冷却装置を駆動制御する。このことにより、発熱体としての光源装置の温度を目標とする温度まで効率的に低減させることができる。また、光源装置近傍の温度に基づいて冷却装置を駆動制御することで、必要以上に冷却装置の駆動力を高めることなく、必要最小限の駆動力で冷却装置を駆動させることができ、冷却装置の駆動による音を低減させ、プロジェクタの静粛性を確保できる。
本発明のプロジェクションシステムでは、前記プロジェクタは、前記発熱体近傍の温度を検出する温度検出部を備え、前記電源生成部は、前記電力伝送路を介して供給された電力に基づいて前記温度検出部に駆動電圧を供給し、前記情報処理装置は、前記情報伝送手段を介して前記温度検出部にて検出された前記発熱体近傍の温度に関する温度情報を取得し、前記温度情報に基づいて前記発熱体を冷却するために前記冷却装置を駆動させる駆動必要時間を算出する駆動必要時間算出部と、前記駆動必要時間算出部にて算出された駆動必要時間に関する情報を報知部に報知させる報知制御部とを備えていることが好ましい。
ところで、通常の駆動状態において、誤ってACケーブル等がプロジェクタやコンセントから引き抜かれた後、発熱体としての光源装置の消灯後の冷却装置による光源装置の冷却が終了する前に、情報伝送手段としてのシリアルケーブル等が情報処理装置やプロジェクタから不用意に引き抜かれた場合には、情報処理装置からプロジェクタに供給される電力が停止することとなり、冷却装置を駆動して光源装置を冷却できない。
本発明によれば、情報処理装置は、駆動必要時間算出部を備えているので、駆動必要時間算出部により、情報伝送手段を介してプロジェクタ側から取得した発熱体としての光源装置近傍の温度に関する温度情報に基づいて、例えば、発熱体としての光源装置の消灯後、光源装置を冷却するために冷却装置を駆動させる駆動必要時間を算出できる。また、情報処理装置は、報知制御部を備えているので、報知制御部により、駆動必要時間に関する情報を報知部に報知させることができる。このため、報知部に、駆動必要時間に関する情報として、例えば、駆動必要時間が経過するまでは情報伝送手段によるプロジェクタおよび情報処理装置間の接続状態を維持する旨の情報を報知させることで、利用者に前記情報を認識させることができる。したがって、ACケーブル等がプロジェクタやコンセントから引き抜かれた後、冷却装置による光源装置の冷却が終了する前に、シリアルケーブル等が情報処理装置やプロジェクタから引き抜かれることを回避でき、冷却装置により光源装置を良好に冷却できる。
本発明のプロジェクションシステムでは、前記情報処理装置は、前記電源生成部をON状態として前記プロジェクタを起動させる旨、または前記電源生成部をOFF状態として前記プロジェクタの駆動を停止させる旨の状態切替情報を設定入力させる設定入力部と、前記状態切替情報に基づいて前記電源生成部をON状態またはOFF状態とするための制御指令を生成して前記情報伝送手段を介して前記電源生成部に出力する処理装置側電源制御部とを備えていることが好ましい。
ところで、従来においては、プロジェクタの電源ON・OFF制御は、一般的に、プロジェクタに設けられた操作パネル等を利用者が操作することにより実行される。このため、利用者は、プロジェクタの使用後に片付ける際、プロジェクタの操作パネルを操作して電源をOFFした後、ACケーブル等や、情報伝送手段としてのシリアルケーブル等を、プロジェクタや情報処理装置から引き抜く。しかしながら、このような構成では、プロジェクタの電源OFF(光源装置の消灯)後、冷却装置による光源装置の冷却が終了する前に、シリアルケーブル等がプロジェクタや情報処理装置から引き抜かれる虞がある。すなわち、情報処理装置からプロジェクタに供給される電力が停止し、光源装置の消灯後、冷却装置を駆動して光源装置を良好に冷却できない虞がある。
本発明によれば、情報処理装置は、設定入力部および処理装置側電源制御部を備えているので、情報処理装置側にてプロジェクタの電源ON・OFF制御を実行できる。このため、利用者による設定入力部の操作により処理装置側電源制御部がプロジェクタの電源OFF(光源装置の消灯)制御を実施した後、例えば、情報伝送手段によるプロジェクタおよび情報処理装置間の接続状態を維持する旨の情報を情報処理装置の報知部に報知させる構成とすれば、利用者に前記情報を確実に認識させることができる。したがって、情報処理装置の設定入力部を操作してプロジェクタの電源をOFFした(光源装置を消灯した)後、冷却装置による光源装置の冷却が終了する前に、シリアルケーブル等が情報処理装置やプロジェクタから引き抜かれることを回避でき、冷却装置により光源装置を良好に冷却できる。
本発明のプロジェクションシステムでは、前記プロジェクタは、該プロジェクタおよび前記情報処理装置間が前記情報伝送手段にて接続されているか否かを認識するプロジェクタ側接続認識部と、前記プロジェクタ側接続認識部にて非接続状態であると認識された場合に、前記電源生成部に外部電源から供給された電力に基づいて前記冷却装置に駆動電圧を供給させるプロジェクタ側電源制御部とを備えていることが好ましい。
ところで、通常の駆動状態において、誤って情報伝送手段としてのシリアルケーブル等が情報処理装置やプロジェクタから引き抜かれた場合には、情報処理装置からプロジェクタに供給される電力が停止することとなり、冷却装置を駆動して発熱体としての光源装置を冷却できない。
本発明によれば、プロジェクタは、プロジェクタ側接続認識部およびプロジェクタ側電源制御部を備えているので、プロジェクタおよび情報処理装置間の情報伝送手段による接続状態を検出し、非接続状態であると認識した場合に、冷却装置に供給する駆動電圧を外部電源から供給された電力に基づく駆動電圧に切り替えることができる。このため、通常の駆動状態において、誤ってシリアルケーブル等が情報処理装置やプロジェクタから引き抜かれた場合であっても、外部電源から供給された電力に基づいて冷却装置を駆動して光源装置を冷却できる。
本発明のプロジェクションシステムでは、前記情報処理装置は、該情報処理装置および前記プロジェクタ間が前記情報伝送手段にて接続されているか否かを認識する処理装置側接続認識部と、前記処理装置側接続認識部にて非接続状態であると認識された場合に、前記外部電源からの電力の供給状態を維持する旨の情報を報知部に報知させる報知制御部とを備えていることが好ましい。
ところで、通常の駆動状態において、誤って情報伝送手段としてのシリアルケーブル等が情報処理装置やプロジェクタから引き抜かれた際に、冷却装置に供給する駆動電圧を外部電源から供給された電力に基づく駆動電圧に切り替えて冷却装置を駆動させた場合であっても、ACケーブル等がプロジェクタやコンセントから引き抜かれた際には、外部電源からプロジェクタに供給される電力が停止することとなり、冷却装置を駆動して発熱体としての光源装置を冷却できない。
本発明によれば、情報処理装置は、処理装置側接続認識部および報知制御部を備えているので、プロジェクタおよび情報処理装置間の情報伝送手段による接続状態を検出し、非接続状態であると認識した場合に、外部電源からの電力の供給状態を維持する旨の情報を報知部に、報知させることができる。このため、報知部に、外部電源からの電力の供給状態を維持する旨の情報として、例えば、ACケーブル等をプロジェクタやコンセントから引き抜かない旨の情報を報知させることで、利用者に前記情報を認識させることができる。したがって、シリアルケーブル等が情報処理装置やプロジェクタから引き抜かれ、外部電源から供給された電力に基づいて冷却装置を駆動している際に、ACケーブル等がプロジェクタやコンセント等から引き抜かれることを回避でき、冷却装置により光源装置を良好に冷却できる。
本発明のプロジェクタは、光源装置から射出された光束を、情報処理装置にて処理された後に情報伝送手段を介して伝送された画像情報に基づいて変調して拡大投射するプロジェクタであって、前記情報伝送手段は、前記情報処理装置の処理装置電源部からの電力を当該プロジェクタに供給可能とする電力伝送路を有し、内部の発熱体を冷却する冷却装置と、前記電力供給路を介して供給された電力に基づいて少なくとも前記冷却装置に駆動電圧を供給し、外部電源から供給された電力に基づいて少なくとも前記冷却装置を除く他の構成要素に駆動電圧を供給する電源生成部とを備え、前記冷却装置は、前記情報処理装置から前記情報伝送手段を介して伝送された制御指令に基づいて駆動することを特徴とする。
また、本発明のプロジェクタでは、当該プロジェクタおよび前記情報処理装置間が前記情報伝送手段にて接続されているか否かを認識するプロジェクタ側接続認識部と、前記プロジェクタ側接続認識部にて非接続状態であると認識された場合に、前記電源生成部に外部電源から供給された電力に基づいて前記冷却装置に駆動電圧を供給させるプロジェクタ側電源制御部とを備えていることが好ましい。
上述した本発明のプロジェクタでは、上述したプロジェクションシステムに好適なプロジェクタとすることができる。
本発明の情報処理装置は、画像情報を処理し、情報伝送手段を介して前記処理した画像情報をプロジェクタに伝送する情報処理装置であって、前記情報伝送手段は、当該情報処理装置の処理装置電源部からの電力を前記プロジェクタに供給可能とする電力伝送路を有し、前記プロジェクタは、内部の発熱体を冷却する冷却装置と、前記電力伝送路を介して供給された電力に基づいて少なくとも前記冷却装置に駆動電圧を供給し、外部電源から供給された電力に基づいて少なくとも前記冷却装置を除く他の構成要素に駆動電圧を供給する電源生成部とを備え、前記冷却装置を駆動制御するための制御指令を生成して前記情報伝送手段を介して前記冷却装置に出力する冷却装置制御部を備えていることを特徴とする。
また、本発明の情報処理装置では、前記プロジェクタは、前記発熱体近傍の温度を検出する温度検出部を備え、前記電源生成部は、前記電力伝送路を介して前記処理装置電源部から供給された電力に基づいて前記温度検出部に駆動電圧を供給し、前記情報伝送手段を介して前記温度検出部にて検出された前記発熱体近傍の温度に関する温度情報を取得し、前記温度情報に基づいて前記発熱体を冷却するために前記冷却装置を駆動させる駆動必要時間を算出する駆動必要時間算出部と、前記駆動必要時間算出部にて算出された駆動必要時間に関する情報を報知部に報知させる報知制御部とを備えていることが好ましい。
さらに、本発明の情報処理装置では、前記電源生成部をON状態として前記プロジェクタを起動させる旨、または前記電源生成部をOFF状態として前記プロジェクタの駆動を停止させる旨の状態切替情報を設定入力させる設定入力部と、前記状態切替情報に基づいて前記電源生成部をON状態またはOFF状態とするための制御指令を生成して前記情報伝送手段を介して前記電源生成部に出力する処理装置側電源制御部を備えていることが好ましい。
さらにまた、本発明の情報処理装置では、前記プロジェクタは、該プロジェクタおよび当該情報処理装置間が前記情報伝送手段にて接続されているか否かを認識するプロジェクタ側接続認識部と、前記プロジェクタ側接続認識部にて非接続状態であると認識された場合に、前記電源生成部に外部電源から供給された電力に基づいて前記冷却装置に駆動電圧を供給させるプロジェクタ側電源制御部とを備え、当該情報処理装置および前記プロジェクタ間が前記情報伝送手段にて接続されているか否かを認識する処理装置側接続認識部と、前記処理装置側接続認識部にて非接続状態であると認識された場合に、前記外部電源からの電力の供給状態を維持する旨の情報を報知部に報知させる報知制御部とを備えていることが好ましい。
上述した本発明の情報処理装置では、上述したプロジェクションシステムに好適な情報処理装置とすることができる。
以下、本発明の実施の一形態を図面に基づいて説明する。
〔1.プロジェクションシステムの構成〕
図1は、プロジェクションシステム1の外観図である。
プロジェクションシステム1は、図1に示すように、映像ソースの画像に所定の画像処理を行ったうえで画像データ信号を出力する情報処理装置としてのPC2と、PC2からの画像データ信号に基づいて現画像フレームを生成してスクリーンScに向けて投射するプロジェクタ3と、PC2およびプロジェクタ3間をデータの送受信可能に接続する情報伝送手段としてのUSBケーブル4とを備える。
〔2.PCの構成〕
図2は、PC2の概略構成を示すブロック図である。
PC2は、図2に示すように、設定入力部としての操作部21と、表示部22と、制御装置23とで大略構成されている。
操作部21は、例えば、キーボードおよびマウス等で入力操作される各種操作ボタンを有している。この操作ボタンの入力操作を実施することにより、制御装置23を適宜動作させるとともに、例えば、表示部22に表示される情報に対して、制御装置23の動作内容の設定等が実施される。そして、利用者による操作部21の入力操作により、操作部21から適宜所定の操作信号を制御装置23に出力する。
なお、この操作部21としては、操作ボタンの入力操作に限らず、例えば、タッチパネルによる入力操作や、音声による入力操作等により、各種条件を設定入力する構成としてもできる。
表示部22は、制御装置23に制御され、所定の情報を表示する。例えば、制御装置23にて処理された情報の表示、または、操作部21の入力操作により、制御装置23の後述するメモリに格納する情報を設定入力または更新する際、制御装置23から出力されるメモリ内のデータを適宜表示させる。この表示部22は、例えば、液晶や有機EL(Electroluminescence)、PDP(Plasma Display Panel)、CRT(Cathode-Ray Tube)等が用いられる。
制御装置23は、操作部21からの操作信号の入力に応じて、所定のプログラムを実行し、PC2全体を制御する。この制御装置23は、図2に示すように、USBコントローラ231と、メインメモリ232と、補助メモリ233と、画像補正パラメータ記憶部234と、画像処理部235と、制御部本体236等を備える。これら各構成要素231〜236は、図示しないバスにより接続され、必要な情報が伝送可能に構成されている。
USBコントローラ231は、USBケーブル4を介してプロジェクタ3と電気的に接続し、プロジェクタ3とUSB規格でデータの入出力を実施する部分である。
ここで、USB(USBケーブル4)は、具体的な図示は省略するが、D+/D−の信号ラインと、電力伝送路としての電源ラインのVCC(+5V)およびGNDの4線で構成される。そして、USB(USBケーブル4)により、プロジェクタ3との間でデータの入出力を可能とするとともに、PC2内部の図示しない電源部(処理装置側電源部)から電源ラインを介してプロジェクタ3に電力を供給可能としている。
メインメモリ232は、各種データを記憶する。各種データとしては、例えば、操作部21から出力された操作信号、USBコントローラ231を介して入力したデータ、画像処理部235および制御部本体236等で処理するためのデータ等がある。
補助メモリ233としては映像ソースのメディアが利用され、例えば、デジタルデータとして映像と音声とを記録したDVD(Digital Versatile Disc)等が例示できる。
画像補正パラメータ記憶部234は、プロジェクタ3の特性に応じた画像補正のための補正パラメータを記憶している。
ここで、画像補正処理としては、各画素の色、輝度、解像度をプロジェクタ3の表示特性に合わせて変換処理などのように画素単位で完結する補正処理と、他の画素の影響を受けて生じる色ムラを補正するゴースト補正やクロストーク補正のように近隣の複数画素にまたがって行われる補正処理とがある。
PC2で行う画像処理は、主として画像中の画素単位で完結する処理であり、主として画素の色、輝度、解像度を変換する補正処理である。
すなわち、画像補正パラメータ記憶部234に記憶される補正パラメータとしては、例えば、解像度変換、輪郭強調、白黒伸長、色変換、γ補正、VT−γ補正等のための各種補正パラメータが例示できる。
これらの補正処理では、各画素のデータが所定の変換を受けるだけであり、補正処理前の元画像の段階で画像フレーム間の差分データをとる場合と、補正処理後の画像フレーム間で差分データをとる場合と、を比較しても差分データの大きさがそれほど変化しない。
なお、本実施形成では、差分データをそれほど大きくしないことから、形状補正もPC2で行う補正処理とし、形状補正の補正パラメータも画像補正パラメータ記憶部234に記憶する。
なお、これら補正パラメータを記録したメモリカードやCD−ROMをPC2に挿入して、画像補正パラメータ記憶部234に補正パラメータをインストールしてもよい。
または、PC2とプロジェクタ3とをUSBケーブル4で接続した際にPC2が所定の補正パラメータをプロジェクタ3から読み取って画像補正パラメータ記憶部234に記憶してもよい。
画像処理部235は、例えば、GPU(Graphics Processor Unit)等を含んで構成され、上述した補正処理を実施する部分である。この画像処理部235は、図2に示すように、画像生成部2351と、画像補正演算処理部2352と、差分データ生成部2353と、エンコーダ2354とを備える。
画像生成部2351は、図2に示すように、デコーダ2351AおよびIP変換部2351Bを備え、補助メモリ233からの映像ソースに対して記録方式に応じた解凍を行ってフレーム毎に画像データ(画像情報)を復号する。そして、画像生成部2351は、復号した画像データを画像補正演算処理部2352に出力する。
画像補正演算処理部2352は、画像生成部2351により復号された画像データをプロジェクタ3の特性に応じて補正する。そして、画像補正演算処理部2352は、補正処理した画像データを差分データ生成部2353に出力する。補正処理としては、解像度変換処理、輪郭強調処理、白黒伸長処理、色変換処理、γ補正処理、VT−γ補正処理、形状補正処理が例示できる。
差分データ生成部2353は、画像補正演算処理部2352にて補正された画像データに対し、最新の画像データと一つ前の画像データとを対比して、一つ前の画像データから最新の画像データを見て変化した分を差分データとして検出する。つまり、差分データは、一つ前の画像データに対して最新の画像データが有する空間的変化量と色調的変化量とを含む。そして、差分データ生成部2353は、差分データをエンコーダ2354に出力する。
エンコーダ2354は、差分データ生成部2353にて生成された差分データを符号化する。そして、エンコーダ2354にて符号化された差分データは、USBコントローラ231およびUSBケーブル4を介してプロジェクタ3に伝送される。
制御部本体236は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等を含んで構成され、メインメモリ232等に記憶された所定のプログラムにしたがって、PC2全体を制御する部分である。この制御部本体236は、図2に示すように、接続認識部2361と、冷却装置制御部2362と、駆動必要時間算出部2363と、表示制御部2364と、電源制御部2365等を備える。
接続認識部2361は、PC2のUSBコネクタC1(図2)とプロジェクタ3のUSBコネクタC2(図4参照)とにUSBケーブル4が接続され、PC2およびプロジェクタ3間がUSBケーブル4にて接続されているか否かを認識する。例えば、接続認識部2361は、PC2およびプロジェクタ3間がUSBケーブル4にて接続されている際に、USBケーブル4およびUSBコントローラ231を介して、プロジェクタ3側から伝送される接続状態である旨の通知情報を取得することで、接続状態であると認識する。すなわち、接続認識部2361は、通知情報を取得していない状態の場合に、非接続状態であると認識する。
冷却装置制御部2362は、USBコントローラ231およびUSBケーブル4を介してプロジェクタ3側に所定の制御指令を伝送し、プロジェクタ3を構成する後述する冷却装置の駆動制御を実施する。より具体的に、冷却装置制御部2362は、USBケーブル4およびUSBコントローラ231を介してプロジェクタ3側から伝送された後述する光源装置近傍の温度に関する温度情報を取得し、該温度情報に基づいて制御指令を生成して伝送し前記冷却装置を駆動制御する。冷却装置制御部2362における前記冷却装置の駆動制御としては、例えば、以下の方法が例示できる。
例えば、冷却装置制御部2362は、プロジェクタ3側から伝送された前記温度情報に基づいて前記光源装置の温度を順次認識し、認識した検出温度と、メインメモリ232等に記憶された所定の目標温度との偏差量を算出し、該偏差量に基づいて前記冷却装置に印加する電圧値を変更させて前記光源装置の温度が前記目標温度になるようにフィードバック制御を実施する。なお、このフィードバック制御としては、検出温度と目標温度との偏差量に基づいて前記冷却装置に印加する電圧値を変更するフィードバック制御であればよく、比例制御、PI(Proportional Integral)制御、PID(Proportional Integral Differential)制御等のいずれを採用してもよい。
また、例えば、メインメモリ232等に、温度に関する温度情報、および前記温度に応じて前記冷却装置を駆動させるための電圧値に関する電圧値情報が関連付けられた電圧温度関連情報を記憶しておく。そして、冷却装置制御部2362は、プロジェクタ3側から伝送された前記温度情報に基づいて前記光源装置近傍の温度を順次認識し、認識した検出温度、および前記電圧温度関連情報に基づいて、前記検出温度に応じた電圧値で前記冷却装置を駆動させる温度対応制御を実施する。
なお、上述した駆動制御以外の駆動制御で前記冷却装置を駆動制御する方法を採用してもよい。
また、前記光源装置の点灯時および消灯時の双方において、同一の駆動制御方法で前記冷却装置を駆動させる構成としてもよいし、異なる駆動制御方法で前記冷却装置を駆動させる構成としてもよい。例えば、前記光源装置の消灯後には、該消灯直後の前記光源装置近傍の温度に応じて、前記冷却装置を常に一定の電圧値で駆動させる制御等を実施してもよい。
駆動必要時間算出部2363は、前記光源装置の消灯後において、前記光源装置を冷却するために前記冷却装置を駆動し続ける駆動必要時間を算出する。駆動必要時間算出部2363における駆動必要時間の算出方法としては、例えば、以下の方法が例示できる。
例えば、メインメモリ232等に、温度に関する温度情報、および冷却装置制御部2362による駆動制御により前記光源装置近傍の温度を目標温度まで冷却するのに掛かる時間に関する時間情報が関連付けられた温度時間関連情報を記憶しておく。そして、駆動必要時間算出部2363は、プロジェクタ3側から伝送された前記光源装置の消灯直後の前記温度情報に基づいて前記光源装置近傍の温度を認識し、認識した検出温度、および前記温度時間関連情報に基づいて、前記検出温度に応じた時間情報に基づく駆動必要時間を算出する。
また、本実施形態では、詳細については後述するが、前記光源装置の消灯直後、USBケーブル4がUSBコネクタC1,C2から引き抜かれた場合、すなわち、冷却装置制御部2362にて前記冷却装置の駆動制御を実施できない場合には、プロジェクタ3側が独自で前記冷却装置を駆動させる構成としている。このため、例えば、メインメモリ232等に、前記光源装置の消灯後、プロジェクタ3側が独自で前記冷却装置を駆動する時間に関する必要時間情報を記憶しておく。また、駆動必要時間算出部2363は、前記光源装置が消灯してから接続認識部2361にて非接続状態であると認識されるまでの消灯-非接続時間を算出する。そして、駆動必要時間算出部2363は、前記必要時間情報に基づく時間から前記消灯‐非接続時間を差し引いて、駆動必要時間を算出する。なお、前記必要時間情報に基づく時間を、駆動必要時間として算出しても構わない。
表示制御部2364は、表示部22を駆動制御し、表示部22に所定の情報を表示させる。表示制御部2364による表示部22の駆動制御により、表示部22に表示される情報としては、例えば、以下の情報がある。
図3は、表示部22に表示される情報の一例を示す図である。
例えば、メインメモリ232等に、プロジェクタ3の電源ON・OFF制御や、補正パラメータの設定を実施するためのメニュー表示欄に関するメニュー情報を記憶しておく。なお、補正パラメータの設定を実施するためのメニュー情報としては、例えば、色調整、明るさ調整等がある。また、補正パラメータとしては、例えば、解像度変換、輪郭強調、白黒伸長、色変換、γ補正、VT−γ補正、形状変換、ゴースト補正、クロストーク補正、色ムラ補正等の補正パラメータが例示できる。
そして、表示制御部2364は、操作部21から出力される所定の操作信号に基づいて、図3に示すように、表示部22に前記メニュー情報に基づくメニュー表示欄22Aを表示させる。そして、このメニュー表示欄22Aを利用者が操作部21により操作することで、プロジェクタ3の電源ON・OFF制御や、補正パラメータの設定等が実施される。
また、例えば、表示制御部2364は、駆動必要時間算出部2363にて駆動必要時間が算出された場合に、駆動必要時間に関する情報を表示部22に表示させる。
ここで、表示制御部2364は、接続認識部2361にて接続状態であると認識された場合には、駆動必要時間に関する情報として、駆動必要時間が経過するまでUSBケーブル4をUSBコネクタC1,C2から引き抜かない旨の情報(例えば、図3参照)を表示部22に表示させる。
また、表示制御部2364は、接続認識部2361にて非接続状態であると認識された場合には、駆動必要時間に関する情報として、駆動必要時間が経過するまで後述するACケーブルをプロジェクタ3またはコンセントから引き抜かない旨の情報を表示部22に表示させる。
すなわち、表示部22が本発明に係る報知部に相当し、表示制御部2364が本発明に係る報知制御部に相当する。
電源制御部2365は、プロジェクタ3の電源ON・OFFを制御する。
例えば、電源制御部2365は、操作部21によりメニュー表示欄22Aが操作され、プロジェクタ3を起動させる旨、およびプロジェクタ3の駆動を停止する旨の状態切替情報が設定入力された場合に、操作部21から出力される状態切替情報としての操作信号を入力する。そして、電源制御部2365は、前記状態切替情報に基づいて、プロジェクタ3を起動させる旨の制御指令や、プロジェクタ3の駆動を停止させる旨の制御指令を、USBコントローラ231およびUSBケーブル4を介してプロジェクタ3側に伝送し、プロジェクタ3の電源ON・OFFを制御する。プロジェクタ3の駆動を停止させる旨の制御指令としては、前記光源装置を消灯する旨の第1の制御指令と、前記光源装置が消灯してから駆動必要時間算出部2363にて算出された駆動必要時間が経過した後、プロジェクタ3の電源をOFFさせてプロジェクタ3の駆動を停止させる旨の第2の制御指令とがある。
〔3.プロジェクタの構成〕
図4は、プロジェクタ3の概略構成を示すブロック図である。
プロジェクタ3は、図4に示すように、画像投射部31と、温度検出部としてのサーミスタ32と、冷却装置33と、電源生成部34と、制御装置35とで大略構成されている。
画像投射部31は、制御装置35による制御の下、光学像を形成してスクリーンScに拡大投射する。この画像投射部31は、図4に示すように、光源装置311と、光変調素子としての液晶ライトバルブ312と、投射光学装置313等を備える。
光源装置311は、制御装置35による制御の下、光束を液晶ライトバルブ312に向けて射出する。この光源装置311は、発熱体としての光源ランプ3111と、ランプドライバ3112とを備える。
光源ランプ3111は、超高圧水銀ランプにて構成されている。なお、超高圧水銀ランプに限らず、メタルハライドランプ、キセノンランプ等の他の放電発光型の光源ランプを採用してもよい。さらに、放電発光型の光源ランプに限らず、発光ダイオード、レーザダイオード、有機EL素子、シリコン発光素子等の各種自己発光素子を採用してもよい。
ランプドライバ3112は、制御装置35による制御の下、所定の駆動電圧で光源ランプ3111を駆動する。
液晶ライトバルブ312は、透過型の液晶パネルであり、制御装置35からの駆動信号に基づいて、液晶セル(図示略)に封入された液晶分子の配列を変化させ、光源ランプ3111から射出された光束を、透過若しくは遮断することによりPC2にて処理された画像データに応じた光学像を投射光学装置313に射出する。
投射光学装置313は、液晶ライトバルブ312から射出された光学像をスクリーンScに向けて拡大投射する。
なお、図示は省略したが、プロジェクタ3は、RGBの3色に対応する3枚の液晶ライトバルブ312を備えている。また、光源装置311は、光源光を3色の光に分離する色光分離光学系を備えている。さらに、投射光学装置313は、3色の画像光を合成してカラー画像を表す光学像を生成する合成光学系を有している。なお、このような光学系の構成については、種々の一般的なプロジェクタの光学系の構成が利用可能である。
サーミスタ32は、冷却対象である光源ランプ3111近傍に配設され、光源ランプ3111近傍の温度を検出する。そして、サーミスタ32は、検出した検出温度に応じた温度情報としての所定の信号を制御装置35に出力する。
冷却装置33は、光源ランプ3111に冷却空気を送風、あるいは、光源ランプ3111近傍の空気を吸入して、光源ランプ3111を冷却する。この冷却装置33は、図4に示すように、光源ランプ3111に冷却空気を送風、あるいは、光源ランプ3111近傍の空気を吸入する冷却ファン331と、PC2側からUSBケーブル4を介して伝送された制御指令に応じて、所定の駆動電圧で冷却ファン331を駆動させるファンドライバ332とを備える。
電源生成部34は、外部電源と接続したACケーブル5(図4)を介して外部から供給される電力、およびUSBケーブル4を介してPC2側から供給される電力を、プロジェクタ3内の各構成要素に供給する部分である。すなわち、電源生成部34は、ACケーブル5を介して外部から供給される交流電力をAC/DC変換して所定のレベルに安定した駆動電圧とする電源変換回路や、USBケーブル4を介してPC2側から供給されるVCC電圧をDC/DC変換して駆動電圧を生成する電源変換回路等を含んで構成されている。
そして、電源生成部34は、以下に示すように、動作する。
例えば、通常の駆動状態の場合、すなわち、ACケーブル5を介して外部から電源生成部34に電力が供給されかつ、USBケーブル4を介してPC2側から電源生成部34に電力が供給されている場合には、以下に示す通りである。
すなわち、電源生成部34は、ACケーブル5を介して外部から供給される交流電力をAC/DC変換して所定のレベルに安定した駆動電圧を生成し、該駆動電圧を、光源装置311、サーミスタ32、制御装置35にそれぞれ供給する。
また、電源生成部34は、USBケーブル4を介してPC2側から供給されるVCC電圧をDC/DC変換して駆動電圧を生成し、該駆動電圧を、冷却装置33に供給する。
また、例えば、前記通常の駆動状態において、ACケーブル5がプロジェクタ3やコンセント(図示略)から引き抜かれた場合、すなわち、ACケーブル5を介して外部からの電力供給が遮断されている場合には、以下に示す通りである。
すなわち、電源生成部34は、ACケーブル5を介して外部からの電力供給が遮断された旨を認識し、内部の図示しないメモリ等に記憶されたプログラムにしたがって、サーミスタ32および制御装置35に供給する駆動電圧を、USBケーブル4を介してPC2側から供給される電力に基づいて生成した駆動電圧に切り替える。したがって、電源生成部34は、USBケーブル4を介してPC2側から供給されるVCC電圧をDC/DC変換して駆動電圧を生成し、該駆動電圧を、サーミスタ32、制御装置35、および冷却装置33に供給する。
さらに、例えば、前記通常の駆動状態において、USBケーブル4がUSBコネクタC1,C2から引き抜かれた場合、すなわち、USBケーブル4を介してPC2側からの電力供給が遮断されている場合には、以下に示す通りである。
すなわち、電源生成部34は、制御装置35から出力される電源切替信号に基づいて、冷却装置33に供給する駆動電圧を、ACケーブル5を介して供給される電力に基づいて生成した駆動電圧に切り替える。また、電源生成部34は、光源装置311への駆動電圧の供給を停止する。したがって、電源生成部34は、ACケーブル5を介して外部から供給される交流電力をAC/DC変換して所定のレベルに安定した駆動電圧を生成し、該駆動電圧を、サーミスタ32、制御装置35、および冷却装置33に供給する。
また、例えば、前記通常の駆動状態において、電源生成部34は、制御装置35による制御の下、より具体的には、USBケーブル4を介してPC2側から伝送されたプロジェクタ3を起動させる旨の制御指令や、プロジェクタ3の駆動を停止させる旨の制御指令に応じて、駆動電圧の供給状態を変更する。具体的に、電源生成部34は、プロジェクタ3を起動させる旨の制御指令に応じて、ON状態となり各構成要素に駆動電圧をそれぞれ供給する。また、電源生成部34は、プロジェクタ3の駆動を停止する旨の制御指令(上述した第1の制御指令および第2の制御指令)に応じて、光源装置311への駆動電圧の供給を停止し、所定時間(駆動必要時間)が経過した後、OFF状態となり他の各構成要素への駆動電圧の供給を停止する。
制御装置35は、PC2側からの制御指令にしたがって、プロジェクタ3全体を制御する。この制御装置35は、図4に示すように、USBコントローラ351と、画像補正パラメータ記憶部352と、制御部本体353等を備える。これら各構成要素351〜353は、図示しないバスにより接続され、必要な情報が伝送可能に構成されている。
USBコントローラ351は、PC2のUSBコントローラ231と同様のものであり、USBケーブル4を介してPC2と電気的に接続し、PC2とUSB規格でデータの入出力を実施する部分である。
画像補正パラメータ記憶部352は、送信用補正パラメータ記憶部3521と、内部処理用補正パラメータ記憶部3522とを備えている。
送信用補正パラメータ記憶部3521は、PC2で画像補正するための補正パラメータを記憶している。
送信用補正パラメータ記憶部3521に記憶される補正パラメータとしては、解像度変換、輪郭強調、白黒伸長、色変換、γ補正、VT‐γ補正、形状変換のための補正パラメータがある。
PC2とプロジェクタ3とがUSBケーブル4で接続された際には、PC2が送信用補正パラメータ記憶部3521に記憶された補正パラメータの情報を読み出して画像補正パラメータ記憶部234に記憶する。
内部処理用補正パラメータ記憶部3522は、プロジェクタ3で画像処理するための補正パラメータを記憶している。
内部処理用補正パラメータ記憶部3522に記憶される補正パラメータとしては、ゴースト補正、クロストーク補正、色ムラ補正のための補正パラメータがある。
ここで、プロジェクタ3の構成により、他の画素の影響を受けて起こる色ムラをクロストークまたはゴーストと称し、クロストークとは、隣の画素に対する信号の漏れ電流により画素が駆動されることによる画像のムラであり、ゴーストとは、映像がずれて重なって見えることをいう。
ここで、ゴースト補正、クロストーク補正をプロジェクタ3側で行うのは、PC2側でゴースト補正およびクロストーク補正を行ってしまうと、差分データが大きくなってしまうため、USBケーブル4の伝送レートではデータ伝送が間に合わないためである。
また、色ムラ補正をプロジェクタ3側で行うのは、色ムラ補正は最後に行うことが望ましいため、プロジェクタ3においてゴースト補正およびクロストーク補正を行った後に、続いて色ムラ補正を行うからである。
制御部本体353は、例えば、CPU等を含んで構成され、PC2側からの制御指令や図示しないメモリに記憶されたプログラムにしたがって、プロジェクタ3全体を制御する部分である。この制御部本体353は、図4に示すように、接続認識部3531と、電源制御部3532と、液晶パネル駆動制御部3533等を備える。
液晶パネル駆動制御部3533は、図4に示すように、画像生成部3533Aと、画像補正演算処理部3533Bとを備える。
画像生成部3533Aは、図4に示すように、デコーダ3533A1と、現画像生成部3533A2とを備える。
デコーダ3533A1は、PC2から伝送された画像データを復調する。すなわち、PC2からの画像データは、エンコーダ2354にて符号化されているところ、デコーダ3533A1で復調することにより差分データが得られる。
現画像生成部3533A2は、現在投影している画像データに対して復調された差分データを合成して、新たに現画像データを生成する。
画像補正演算処理部3533Bは、現画像生成部3533A2にて生成された現画像データに対して、ゴースト補正処理、クロストーク補正処理、色ムラ補正処理等の各補正処理を行う。そして、画像補正演算処理部3533Bにて各補正処理が施された現画像データに基づく駆動信号が液晶ライトバルブ312に出力され、液晶ライトバルブ312にて現画像データに基づく光学像が形成される。
接続認識部3531は、プロジェクタ3のUSBコネクタC2(図4)とPC2のUSBコネクタC1とにUSBケーブル4が接続され、プロジェクタ3およびPC2間がUSBケーブル4にて接続されているか否かを認識する。例えば、接続認識部3531は、USBケーブル4を介してPC2側から伝送される電力供給の有無を検出(VCC電圧の監視)することで、接続状態であるか非接続状態であるかを認識する。すなわち、接続認識部3531は、PC2側からの電力供給があると検出した場合に、接続状態であると認識する。そして、接続認識部3531は、USBコントローラ351およびUSBケーブル4を介してPC2側に接続状態である旨の通知情報を伝送する。また、接続認識部3531は、PC2側からの電力供給がないと検出した場合に、非接続状態であると認識する。
電源制御部3532は、PC2側からの制御指令や図示しないメモリに記憶されたプログラムにしたがって、電源生成部34を駆動制御する。
例えば、電源制御部3532は、PC2側から伝送されたプロジェクタ3を起動させる旨の制御指令にしたがって、電源生成部34をON状態とし電源生成部34からプロジェクタ3の各構成要素に駆動電圧をそれぞれ供給させる。
また、例えば、電源制御部3532は、PC2側から伝送されたプロジェクタ3の駆動を停止させる旨の制御指令(上述した第1の制御指令)に応じて、電源生成部34に光源装置311への駆動電圧の供給を停止させる。
さらに、例えば、電源制御部3532は、PC2側から伝送されたプロジェクタ3の駆動を停止させる旨の制御指令(第2の制御指令)に応じて、電源生成部34をOFF状態とし電源生成部34から光源装置311以外の他の各構成要素への駆動電圧の供給を停止させる。
さらにまた、例えば、電源制御部3532は、接続認識部3531にて非接続状態であると認識された場合、すなわち、USBケーブル4がUSBコネクタC1,C2から引き抜かれた場合に、電源生成部34に電源切替信号を出力し、冷却装置33に供給する駆動電圧を、ACケーブル5を介して供給される電力に基づいて生成される駆動電圧に切替させる。また、電源制御部3532は、上記の場合に、電源生成部34に光源装置311への駆動電圧の供給を停止させる。
〔4.プロジェクションシステムの動作〕
次に、上述したプロジェクションシステム1の動作について図面を参照して説明する。
なお、以下では、プロジェクションシステム1の動作を、通常の駆動状態においてACケーブル5がプロジェクタ3やコンセントから引き抜かれた場合での動作、通常の駆動状態においてPC2の操作部21の操作によりプロジェクタ3の電源をOFF状態とする場合での動作、および通常の駆動状態においてUSBケーブル4がUSBコネクタC1,C2から引き抜かれた場合での動作を順に説明する。
〔4-1.ACケーブルが抜かれた場合の動作〕
図5は、プロジェクションシステム1の動作を説明するフローチャートである。具体的に、図5は、通常の駆動状態において、ACケーブル5がプロジェクタ3やコンセントから引き抜かれた場合でのプロジェクションシステム1の動作(ステップS10)を説明するフローチャートである。
ACケーブル5を介して外部から電源生成部34に電力が供給されかつ、USBケーブル4を介してPC2側から電源生成部34に電力が供給されている状態である通常の駆動状態において、ACケーブル5が不用意にプロジェクタ3やコンセントから引き抜かれた場合には、ACケーブル5を介して外部から供給される電力が遮断され、電源生成部34から光源装置311、サーミスタ32、および制御装置35へ供給される駆動電圧が停止する。すなわち、光源ランプ3111は、消灯することとなる。この状態では、電源生成部34は、USBケーブル4を介してPC2側からの電力供給に基づいて冷却装置33にのみ駆動電圧を供給している。
ここで、電源生成部34は、ACケーブル5を介して外部からの電力供給が遮断された旨を認識する(ステップS10A)。
ステップS10Aの後、電源生成部34は、USBケーブル4を介してPC2側からの電力供給に基づいてサーミスタ32および制御装置35を駆動させる駆動電圧を生成して供給する(ステップS10B)。この状態では、電源生成部34は、USBケーブル4を介してPC2側からの電力供給に基づいて冷却装置33、サーミスタ32、および制御装置35に駆動電圧をそれぞれ供給している。また、電源生成部34は、ACケーブル5を介して外部からの電力供給が遮断された旨の遮断情報を制御装置35に出力する。
ステップS10Bの後、制御装置35は、遮断情報、および、サーミスタ32にて検出された光源ランプ3111の消灯直後での光源ランプ3111近傍の検出温度に応じた温度情報を、USBケーブル4を介してPC2側に送信する(ステップS10C)。なお、温度情報の送信は、光源ランプ3111の消灯直後の1回のみ送信する構成や、光源ランプ3111の消灯後、所定の時間おきに送信する構成としてもよい。
ステップS10Cの後、PC2の制御装置23は、プロジェクタ3から送信された遮断情報および温度情報を受信し、ACケーブル5を介して外部からの電力供給が遮断された旨(光源ランプ3111が消灯した旨)、および光源ランプ3111近傍の検出温度を認識する(ステップS10D)。
ステップS10Dの後、冷却装置制御部2362は、光源ランプ3111近傍の検出温度に基づいて、冷却装置33を駆動制御するための制御指令を生成してプロジェクタ3側に伝送し、冷却装置33の駆動制御状態を維持する(ステップS10E)。なお、冷却装置制御部2362における冷却装置33の駆動制御方法として、光源ランプ3111の点灯時および消灯時の双方において、異なる駆動制御方法で冷却装置33を駆動制御する場合には、プロジェクタ3から送信された遮断情報に基づいて光源ランプ3111が消灯した旨を認識した後、光源ランプ3111の消灯時において冷却装置33を駆動制御するための所定の制御指令を生成してプロジェクタ3側に伝送する。
ステップS10Eの後、プロジェクタ3は、PC2から送信された制御指令を受信する(ステップS10F)。
ステップS10Fの後、冷却装置33は、PC2から送信された制御指令にしたがって、所定の駆動電圧(所定の回転数)で冷却ファン331が駆動する(ステップS10G)。そして、冷却装置33により、光源ランプ3111の消灯後も光源ランプ3111が冷却される。
また、ステップS10Eの後、駆動必要時間算出部2363は、プロジェクタ3から送信された遮断情報に基づいて光源ランプ3111が消灯した旨、および光源ランプ3111の消灯直後での光源ランプ3111近傍の検出温度を認識した後、例えば、該検出温度とメインメモリ232等に記憶された上述した温度時間関連情報とに基づいて、駆動必要時間を算出する(ステップS10H)。
ステップS10Hの後、表示制御部2364は、表示部22を駆動制御し、駆動必要時間算出部2363にて算出された駆動必要時間が経過するまでUSBケーブル4をUSBコネクタC1,C2から引き抜かない旨の情報を表示部22に表示させる(ステップS10I)。
ステップS10Iの後、電源制御部2365は、図示しないタイマにより遮断情報が入力されてからの時間を計測し、該計測時間が駆動必要時間算出部2363にて算出された駆動必要時間に達したか否かを判定する(ステップS10J)。
ステップS10Jにおいて、制御装置23は、「N」と判定した場合、すなわち、光源ランプ3111が消灯してからの時間が駆動必要時間に達していないと判定した場合には、ステップS10Iにおける表示部22の表示状態を継続する。
一方、ステップS10Jにおいて、電源制御部2365は、「Y」と判定した場合、すなわち、光源ランプ3111が消灯してからの時間が駆動必要時間に達したと判定した場合には、プロジェクタ3の電源をOFFさせてプロジェクタ3の駆動を停止させる旨の第2の制御指令を、USBケーブル4を介してプロジェクタ3側に送信する(ステップS10K)。
ステップS10Kの後、プロジェクタ3は、PC2から送信された第2の制御指令を受信する(ステップS10L)。
ステップS10Lの後、電源制御部3532は、第2の制御指令にしたがって、電源生成部34をOFF状態とし電源生成部34から冷却装置33、サーミスタ32、および制御装置35への駆動電圧の供給を停止させる(ステップS10M)。そして、プロジェクタ3は、駆動を停止する。
〔4-2.電源OFF操作による動作〕
図6は、プロジェクションシステム1の動作を説明するフローチャートである。具体的に、図6は、通常の駆動状態において、PC2の操作部21の操作によりプロジェクタ3の電源をOFF状態とする場合でのプロジェクションシステム1の動作(ステップS20)を説明するフローチャートである。
なお、以下では、電源OFF操作による動作(ステップS20)において、上述したACケーブルが抜かれた場合の動作(ステップS10)と略同様の動作については、同一の符号を付してその詳細な説明は省略する。
先ず、PC2の電源制御部2365は、操作部21によりメニュー表示欄22Aが操作され、プロジェクタ3の駆動を停止する旨の状態切替情報が設定入力されたか否かを常に監視する(ステップS20A)。
ステップS20Aにおいて、電源制御部2365は、「Y」と判定した場合、すなわち、プロジェクタ3の駆動を停止する旨の状態切替情報が設定入力されたと判定した場合には、光源ランプ3111を消灯する旨の第1の制御指令を、USBケーブル4を介してプロジェクタ3側に送信する(ステップS20B)。
ステップS20Bの後、プロジェクタ3は、PC2から送信された第1の制御指令を受信する(ステップS20C)。
ステップS20Cの後、プロジェクタ3の電源制御部3532は、第1の制御指令にしたがって、電源生成部34に光源装置311への駆動電圧の供給を停止させる(ステップS20D)。そして、光源ランプ3111は、消灯することとなる。
ステップS20Dの後は、上述したACケーブルが抜かれた場合の動作(ステップS10)におけるステップS10C〜S10Mと略同様の動作となる。
〔4-3.USBケーブルが抜かれた場合の動作〕
図7は、プロジェクションシステム1の動作を説明するフローチャートである。具体的に、図7は、通常の駆動状態において、USBケーブル4がUSBコネクタC1,C2から引き抜かれた場合でのPC2およびプロジェクタ3の各動作(ステップS30,S40)を説明するフローチャートである。
なお、以下では、通常の駆動状態において、USBケーブル4が不用意にUSBコネクタC1,C2から引き抜かれた場合でのPC2の動作(ステップS30)、およびプロジェクタ3の動作(ステップS40)を順に説明する。
〔4-3-1.PCの動作〕
先ず、接続認識部2361は、プロジェクタ3側からUSBケーブル4を介して伝送される接続状態である旨の通知情報を常に監視することで、非接続状態であるか否かを常に監視する(ステップS30A)。
ステップS30Aにおいて、「Y」と判定された場合、すなわち、非接続状態であると判定された場合には、駆動必要時間算出部2363は、例えば、メインメモリ232等に記憶された上述した必要時間情報と、上述したように算出した消灯-非接続時間とに基づいて駆動必要時間を算出する(ステップS30B)。
ステップS30Bの後、表示制御部2364は、表示部22を駆動制御し、駆動必要時間算出部2363にて算出された駆動必要時間が経過するまでACケーブル5をプロジェクタ3やコンセントから引き抜かない旨の情報を表示部22に表示させる(ステップS30C)。
〔4-3-2.プロジェクタの動作〕
先ず、接続認識部3531は、USBケーブル4を介してPC2側から伝送される電力供給の有無を常に監視することで、非接続状態であるか否かを常に監視する(ステップS40A)。
ステップS40Aにおいて、「Y」と判定された場合、すなわち、非接続状態であると判定された場合には、電源制御部3532は、電源生成部34に電源切替信号を出力し、電源生成部34に光源装置311への駆動電圧の供給を停止させる(ステップS40B)。そして、光源ランプ3111は、消灯することとなる。また、電源制御部3532は、冷却装置33に供給される駆動電圧を、ACケーブル5を介して供給される電力に基づいて生成される駆動電圧に切替させる(ステップS40C)。そして、冷却装置33は、電源生成部34から供給される駆動電圧に基づいて駆動する。以上の状態では、電源生成部34は、ACケーブル5を介して外部からの電力供給に基づいて冷却装置33、サーミスタ32、および制御装置35に駆動電圧をそれぞれ供給している。
そして、ステップS40Cの後、例えば、タイマ等にて光源ランプ3111の消灯から冷却装置33の駆動時間を計測し、該駆動時間が所定の時間経過するまで、冷却ファン331を所定の回転数で回転させる(ステップS40D)。すなわち、光源ランプ3111の消灯後、プロジェクタ3が独自で冷却装置33を駆動させている。
ステップS40Dにおいて、冷却装置33の駆動時間が所定の時間経過すると、電源制御部3532は、電源生成部34をOFF状態とし電源生成部34から冷却装置33、サーミスタ32、および制御装置35への駆動電圧の供給を停止させる(ステップS40E)。そして、プロジェクタ3は、駆動を停止する。
上述した実施形態によれば、以下の効果がある。
プロジェクタ3における電源生成部34は、外部電源からACケーブル5を介して電力が供給されかつ、USBケーブル4の電源ラインを介してPC2から電力が供給される通常の駆動状態において、USBケーブル4を介してPC2から供給される電力に基づいて冷却装置33に駆動電圧を供給し、外部電源からの電力に基づいて冷却装置33を除く他の構成要素(光源装置311、制御装置35、およびサーミスタ32等)に駆動電圧を供給する。このことにより、通常の駆動状態において、光源ランプ3111の点灯時や、光源ランプ3111の消灯直後に、誤ってACケーブル5がプロジェクタ3やコンセントから引き抜かれ、外部電源からプロジェクタ3に供給される電力が停止した場合であっても、USBケーブル4を介してPC2から供給される電力に基づいて冷却装置33を駆動することができ、光源ランプ3111の消灯後の冷却を実施できる。また、このような構成であれば、従来のようにプロジェクタ内に内蔵電池を備える必要がなく、プロジェクタ3の低コスト化を図れる。
また、PC2は、冷却装置制御部2362を備えているので、USBケーブル4を介してプロジェクタ3側に制御指令を伝送してPC2側で冷却装置33を駆動制御できる。このことにより、プロジェクタ3側にて冷却装置33を駆動制御する構成が不要となり、プロジェクタ3内部の回路構成を簡素化し、プロジェクタ3の低コスト化を図れる。また、外部電源からプロジェクタ3に供給される電力が停止した場合であっても、PC2側で冷却装置33を駆動制御でき、光源ランプ3111の消灯後の冷却を効率的に実施できる。
ここで、冷却装置制御部2362は、USBケーブル4を介してプロジェクタ3側から取得した光源ランプ3111近傍の温度に関する温度情報に基づいて冷却装置33を駆動制御する。このことにより、光源ランプ3111近傍の温度を目標とする温度まで効率的に低減させることができる。また、光源ランプ3111近傍の温度に基づいて冷却装置33を駆動制御することで、必要以上に冷却ファン331の回転数を増大することなく、必要最小限の回転数で冷却ファン331を駆動させることができ、冷却ファン331の駆動による音を低減させ、プロジェクタ3の静粛性を確保できる。
ところで、通常の駆動状態において、誤ってACケーブル5がプロジェクタ3やコンセントから引き抜かれた後、光源ランプ3111の消灯後の冷却装置33による光源ランプ3111の冷却が終了する前に、USBケーブル4がPC2やプロジェクタ3から不用意に引き抜かれた場合には、PC2からプロジェクタ3に供給される電力が停止することとなり、冷却装置33を駆動して光源ランプ3111を冷却できない。
本実施形態によれば、PC2は、駆動必要時間算出部2363を備えているので、駆動必要時間算出部2363により、USBケーブル4を介してプロジェクタ3側から取得した光源ランプ3111近傍の温度に関する温度情報に基づいて、光源ランプ3111の消灯後、光源ランプ3111を冷却するために冷却装置33を駆動させる駆動必要時間を算出できる。また、PC2は、表示制御部2364および表示部22を備えているので、表示制御部2364により、駆動必要時間に関する情報を表示部22に表示させることができる。このため、表示部22に、駆動必要時間に関する情報として、駆動必要時間が経過するまではUSBケーブル4をUSBコネクタC1,C2から引き抜かない旨の情報を表示させることで、利用者に前記情報を認識させることができる。したがって、ACケーブル5がプロジェクタ3やコンセントから引き抜かれた後、冷却装置33による光源ランプ3111の冷却が終了する前に、USBケーブル4がUSBコネクタC1,C2から引き抜かれることを回避でき、冷却装置33により光源ランプ3111を良好に冷却できる。
ところで、従来においては、プロジェクタの電源ON・OFF制御は、一般的に、プロジェクタに設けられた操作パネル等を利用者が操作することにより実行される。このため、利用者は、プロジェクタの使用後に片付ける際、プロジェクタの操作パネルを操作して電源をOFFした後、ACケーブル等や、USBケーブル等を、プロジェクタやPCから引き抜く。しかしながら、このような構成では、プロジェクタの電源OFF(光源装置の消灯)後、冷却装置による光源装置の冷却が終了する前に、USBケーブル等がプロジェクタやPCから引き抜かれる虞がある。すなわち、PCからプロジェクタに供給される電力が停止し、光源装置の消灯後、冷却装置を駆動して光源装置を良好に冷却できない虞がある。
本実施形態によれば、PC2は、操作部21および電源制御部2365を備えているので、PC2側にてプロジェクタ3の電源ON・OFF制御を実行できる。このため、利用者による操作部21の操作により電源制御部2365がプロジェクタ3の電源OFF(光源ランプ3111の消灯)制御を実施した後、表示制御部2364が駆動必要時間が経過するまではUSBケーブル4をUSBコネクタC1,C2から引き抜かない旨の情報を表示部22に表示させることで、利用者に前記情報を確実に認識させることができる。したがって、PC2の操作部21を操作してプロジェクタ3の電源をOFFした(光源ランプ3111を消灯した)後、冷却装置33による光源ランプ3111の冷却が終了する前に、USBケーブル4がUSBコネクタC1,C2から引き抜かれることを回避でき、冷却装置33により光源ランプ3111を良好に冷却できる。
ところで、通常の駆動状態において、誤ってUSBケーブル4がUSBコネクタC1,C2から引き抜かれた場合には、PC2からプロジェクタ3に供給される電力が停止することとなり、冷却装置33を駆動して光源ランプ3111を冷却できない。
本実施形態によれば、プロジェクタ3は、接続認識部3531および電源制御部3532を備えているので、プロジェクタ3およびPC2間のUSBケーブル4による接続状態を検出し、非接続状態であると認識した場合に、冷却装置33に供給する駆動電圧を外部電源から供給された電力に基づく駆動電圧に切り替えることができる。このため、通常の駆動状態において、誤ってUSBケーブル4がUSBコネクタC1,C2から引き抜かれた場合であっても、外部電源から供給された電力に基づいて冷却装置33を駆動して光源ランプ3111を冷却できる。
ところで、通常の駆動状態において、誤ってUSBケーブル4がUSBコネクタC1,C2から引き抜かれた際に、冷却装置33に供給する駆動電圧を外部電源から供給された電力に基づく駆動電圧に切り替えて冷却装置33を駆動させた場合であっても、ACケーブル5がプロジェクタ3やコンセントから引き抜かれた際には、外部電源からプロジェクタ3に供給される電力が停止することとなり、冷却装置33を駆動して光源ランプ3111を冷却できない。
本実施形態によれば、PC2は、接続認識部2361および表示制御部2364を備えているので、プロジェクタ3およびPC2間のUSBケーブル4による接続状態を検出し、非接続状態であると認識した場合に、外部電源からの電力の供給状態を維持する旨の情報を表示部22に表示させることができる。このため、表示部22に、外部電源からの電力の供給状態を維持する旨の情報として、ACケーブル5をプロジェクタ3やコンセントから引き抜かない旨の情報を表示させることで、利用者に前記情報を認識させることができる。したがって、USBケーブル4がUSBコネクタC1,C2から引き抜かれ、外部電源から供給された電力に基づいて冷却装置33を駆動している際に、ACケーブル5がプロジェクタ3やコンセントから引き抜かれることを回避でき、冷却装置33により光源ランプ3111を良好に冷却できる。
なお、本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
前記実施形態では、発熱体として光源ランプ3111を採用して該光源ランプ3111を冷却する構成を説明したが、これに限らず、液晶ライトバルブ312や各種回路素子等のプロジェクタ3内部の他の構成要素を発熱体として採用してこれらを冷却する構成を採用してもよい。
前記実施形態では、冷却装置として、発熱体に冷却空気を送風、あるいは、発熱体近傍の空気を吸入する冷却ファン331を備えた構成を説明したが、これに限らない。冷却装置としては、発熱体を冷却できる構成であれば、いずれの構成を採用してもよく、例えば、冷却流体を循環させるポンプを備え、循環する冷却流体と発熱体とを熱伝達可能に構成し、冷却流体により発熱体を冷却する構成を採用してもよい。
前記実施形態では、情報伝送手段としてUSBケーブル4を採用していたが、これに限らない。情報伝送手段としては、情報の伝送を可能としかつ、電力を供給可能とすれば、USB規格に限らず、例えば、IEEE1394規格や、PoE(パワー・オーバー・イーサネット)規格等を採用しても構わない。
前記実施形態では、プロジェクタ3には、該プロジェクタ3の電源ON・OFF制御や、補正パラメータの設定等の各種情報を設定入力するための操作部が省略された構成であったが、これに限らず、プロジェクタ3に前記操作部を設けた構成としてもよい。この場合には、前記操作部を蓋等で隠し、通常は使えないように構成し、通常は、PC2側にてプロジェクタ3の電源ON・OFF制御や補正パラメータの設定等の各種情報を設定入力する構成とすることが好ましい。
前記実施形態では、報知部として表示部22を採用し、報知制御部として表示制御部2364を採用していたが、これに限らない。例えば、報知部としてスピーカ等の音声出力部を採用し、報知制御部として音声出力部を駆動制御する音声制御部を採用する。そして、音声により駆動必要時間に関する情報を報知する。また、例えば、報知部としてLED等を採用し、報知制御部としてLEDを駆動制御するLED制御部を採用する。そして、LEDの点灯等により駆動必要時間に関する情報を報知する。
前記実施形態において、表示部22に表示される、駆動必要時間に関する情報として、例えば、駆動必要時間をカウントダウンする表示状態等を採用してもよい。
前記実施形態では、表示部22に駆動必要時間に関する情報を表示させていたが、これに限らず、ACケーブル5をプロジェクタ3やコンセントから引き抜かない旨の情報である外部電源からの電力の供給状態を維持する旨の情報や、USBケーブル4をUSBコネクタC1,C2から引き抜かない旨の情報であるプロジェクタ3およびPC2間の情報伝送手段による接続状態を維持する旨の情報のみを表示させる構成としても構わない。
前記実施形態では、通常の駆動状態において、電源生成部34は、USBケーブル4を介してPC2から供給された電力に基づく駆動電圧を冷却装置33のみに供給していたが、これに限らず、例えば、制御装置35やサーミスタ32にもUSBケーブル4を介してPC2から供給された電力に基づく駆動電圧をそれぞれ供給する構成としてもよい。
前記実施形態では、画像処理として、PC2側にて解像度変換処理、輪郭強調処理、白黒伸長処理、色変換処理、γ補正処理、VT−γ補正処理、形状補正処理を実施し、プロジェクタ3側にてゴースト補正処理、クロストーク補正処理、色ムラ補正処理を実施していたが、これに限らない。PC2側にて上述した画像処理を全て行う構成としてもよく、あるいは、プロジェクタ3側にて上述した画像処理を全て行う構成としてもよい。
前記実施形態では、透過型の液晶パネル(液晶ライトバルブ312)を採用していたが、これに限らず、反射型の液晶パネルを採用してもよく、あるいは、ディジタル・マイクロミラー・デバイス(テキサス・インスツルメント社の商標)を採用してもよい。
前記実施形態では、液晶ライトバルブ312を3枚設けた構成としていたが、これに限らず、1枚のみの液晶ライトバルブ312を設ける構成、2枚の液晶ライトバルブ312を設ける構成、4枚以上の液晶ライトバルブ312を設ける構成としてもよい。
さらに、本発明を実施するための最良の構成などは、以上の記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示され、かつ、説明されているが、本発明の技術的思想および目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施形態に対し、形状、材質、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。
従って、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部若しくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
本発明は、プロジェクタの低コスト化を図りつつ、外部電源からプロジェクタに供給される電力が停止した状態であっても冷却装置を駆動できるため、プレゼンテーションやホームシアタに用いられるプロジェクタを利用したプロジェクションシステムに利用できる。
本実施形態におけるプロジェクションシステムの外観図。 前記実施形態におけるPCの概略構成を示すブロック図。 前記実施形態における表示部に表示される情報の一例を示す図。 前記実施形態におけるプロジェクタの概略構成を示すブロック図。 前記実施形態におけるプロジェクションシステムの動作を説明するフローチャート。 前記実施形態におけるプロジェクションシステムの動作を説明するフローチャート。 前記実施形態におけるプロジェクションシステムの動作を説明するフローチャート。
符号の説明
1・・・プロジェクションシステム、2・・・PC(情報処理装置)、3・・・プロジェクタ、4・・・USBケーブル(情報伝送手段)、21・・・操作部(設定入力部)、22・・・表示部(報知部)、32・・・サーミスタ(温度検出部)、33・・・冷却装置、34・・・電源生成部、311・・・光源装置、2361・・・接続認識部、2362・・・冷却装置制御部、2363・・・駆動必要時間算出部、2364・・・表示制御部(報知制御部)、2365・・・電源制御部、3111・・・光源ランプ(発熱体)、3531・・・接続認識部、3532・・・電源制御部。

Claims (12)

  1. 画像情報を処理する情報処理装置と、光源装置から射出された光束を前記情報処理装置にて処理された前記画像情報に基づいて変調して拡大投射するプロジェクタと、前記情報処理装置および前記プロジェクタ間を情報の送受信可能に接続する情報伝送手段とを備えたプロジェクションシステムであって、
    前記情報伝送手段は、前記情報処理装置の処理装置電源部からの電力を前記プロジェクタに供給可能とする電力伝送路を有し、
    前記プロジェクタは、
    内部の発熱体を冷却する冷却装置と、
    前記電力伝送路を介して供給された電力に基づいて少なくとも前記冷却装置に駆動電圧を供給し、外部電源から供給された電力に基づいて少なくとも前記冷却装置を除く他の構成要素に駆動電圧を供給する電源生成部とを備え、
    前記情報処理装置は、前記冷却装置を駆動制御するための制御指令を生成して前記情報伝送手段を介して前記冷却装置に出力する冷却装置制御部を備えている
    ことを特徴とするプロジェクションシステム。
  2. 請求項1に記載のプロジェクションシステムにおいて、
    前記プロジェクタは、前記発熱体近傍の温度を検出する温度検出部を備え、
    前記電源生成部は、前記電力伝送路を介して供給された電力に基づいて前記温度検出部に駆動電圧を供給し、
    前記冷却装置制御部は、前記情報伝送手段を介して前記温度検出部にて検出された前記発熱体近傍の温度に関する温度情報を取得し、前記温度情報に基づいて前記冷却装置を駆動制御するための制御指令を生成して前記情報伝送手段を介して前記冷却装置に出力する
    ことを特徴とするプロジェクションシステム。
  3. 請求項1または請求項2に記載のプロジェクションシステムにおいて、
    前記プロジェクタは、前記発熱体近傍の温度を検出する温度検出部を備え、
    前記電源生成部は、前記電力伝送路を介して供給された電力に基づいて前記温度検出部に駆動電圧を供給し、
    前記情報処理装置は、
    前記情報伝送手段を介して前記温度検出部にて検出された前記発熱体近傍の温度に関する温度情報を取得し、前記温度情報に基づいて前記発熱体を冷却するために前記冷却装置を駆動させる駆動必要時間を算出する駆動必要時間算出部と、
    前記駆動必要時間算出部にて算出された駆動必要時間に関する情報を報知部に報知させる報知制御部とを備えている
    ことを特徴とするプロジェクションシステム。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載のプロジェクションシステムにおいて、
    前記情報処理装置は、
    前記電源生成部をON状態として前記プロジェクタを起動させる旨、および前記電源生成部をOFF状態として前記プロジェクタの駆動を停止させる旨の状態切替情報を設定入力させる設定入力部と、
    前記状態切替情報に基づいて前記電源生成部をON状態またはOFF状態とするための制御指令を生成して前記情報伝送手段を介して前記電源生成部に出力する処理装置側電源制御部とを備えている
    ことを特徴とするプロジェクションシステム。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載のプロジェクションシステムにおいて、
    前記プロジェクタは、
    該プロジェクタおよび前記情報処理装置間が前記情報伝送手段にて接続されているか否かを認識するプロジェクタ側接続認識部と、前記プロジェクタ側接続認識部にて非接続状態であると認識された場合に、前記電源生成部に外部電源から供給された電力に基づいて前記冷却装置に駆動電圧を供給させるプロジェクタ側電源制御部とを備えている
    ことを特徴とするプロジェクションシステム。
  6. 請求項5に記載のプロジェクションシステムにおいて、
    前記情報処理装置は、
    該情報処理装置および前記プロジェクタ間が前記情報伝送手段にて接続されているか否かを認識する処理装置側接続認識部と、
    前記処理装置側接続認識部にて非接続状態であると認識された場合に、前記外部電源からの電力の供給状態を維持する旨の情報を報知部に報知させる報知制御部とを備えている
    ことを特徴とするプロジェクションシステム。
  7. 光源装置から射出された光束を、情報処理装置にて処理された後に情報伝送手段を介して伝送された画像情報に基づいて変調して拡大投射するプロジェクタであって、
    前記情報伝送手段は、前記情報処理装置の処理装置電源部からの電力を当該プロジェクタに供給可能とする電力伝送路を有し、
    内部の発熱体を冷却する冷却装置と、
    前記電力伝送路を介して供給された電力に基づいて少なくとも前記冷却装置に駆動電圧を供給し、外部電源から供給された電力に基づいて少なくとも前記冷却装置を除く他の構成要素に駆動電圧を供給する電源生成部とを備え、
    前記冷却装置は、前記情報処理装置から前記情報伝送手段を介して伝送された制御指令に基づいて駆動する
    ことを特徴とするプロジェクタ。
  8. 請求項7に記載のプロジェクタにおいて、
    当該プロジェクタおよび前記情報処理装置間が前記情報伝送手段にて接続されているか否かを認識するプロジェクタ側接続認識部と、
    前記プロジェクタ側接続認識部にて非接続状態であると認識された場合に、前記電源生成部に外部電源から供給された電力に基づいて前記冷却装置に駆動電圧を供給させるプロジェクタ側電源制御部とを備えている
    ことを特徴とするプロジェクタ。
  9. 画像情報を処理し、情報伝送手段を介して前記処理した画像情報をプロジェクタに伝送する情報処理装置であって、
    前記情報伝送手段は、当該情報処理装置の処理装置電源部からの電力を前記プロジェクタに供給可能とする電力伝送路を有し、
    前記プロジェクタは、内部の発熱体を冷却する冷却装置と、前記電力伝送路を介して供給された電力に基づいて少なくとも前記冷却装置に駆動電圧を供給し、外部電源から供給された電力に基づいて少なくとも前記冷却装置を除く他の構成要素に駆動電圧を供給する電源生成部とを備え、
    前記冷却装置を駆動制御するための制御指令を生成して前記情報伝送手段を介して前記冷却装置に出力する冷却装置制御部を備えている
    ことを特徴とする情報処理装置。
  10. 請求項9に記載の情報処理装置において、
    前記プロジェクタは、前記発熱体近傍の温度を検出する温度検出部を備え、
    前記電源生成部は、前記電力伝送路を介して前記処理装置電源部から供給された電力に基づいて前記温度検出部に駆動電圧を供給し、
    前記情報伝送手段を介して前記温度検出部にて検出された前記発熱体近傍の温度に関する温度情報を取得し、前記温度情報に基づいて前記発熱体を冷却するために前記冷却装置を駆動させる駆動必要時間を算出する駆動必要時間算出部と、
    前記駆動必要時間算出部にて算出された駆動必要時間に関する情報を報知部に報知させる報知制御部とを備えている
    ことを特徴とする情報処理装置。
  11. 請求項9または請求項10に記載の情報処理装置において、
    前記電源生成部をON状態として前記プロジェクタを起動させる旨、または前記電源生成部をOFF状態として前記プロジェクタの駆動を停止させる旨の状態切替情報を設定入力させる設定入力部と、
    前記状態切替情報に基づいて前記電源生成部をON状態またはOFF状態とするための制御指令を生成して前記情報伝送手段を介して前記電源生成部に出力する処理装置側電源制御部を備えている
    ことを特徴とする情報処理装置。
  12. 請求項9から請求項11のいずれかに記載の情報処理装置において、
    前記プロジェクタは、該プロジェクタおよび当該情報処理装置間が前記情報伝送手段にて接続されているか否かを認識するプロジェクタ側接続認識部と、前記プロジェクタ側接続認識部にて非接続状態であると認識された場合に、前記電源生成部に外部電源から供給された電力に基づいて前記冷却装置に駆動電圧を供給させるプロジェクタ側電源制御部とを備え、
    当該情報処理装置および前記プロジェクタ間が前記情報伝送手段にて接続されているか否かを認識する処理装置側接続認識部と、
    前記処理装置側接続認識部にて非接続状態であると認識された場合に、前記外部電源からの電力の供給状態を維持する旨の情報を報知部に報知させる報知制御部とを備えている
    ことを特徴とする情報処理装置。
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