JP2004069997A - プロジェクタシステム並びにプロジェクタ及び情報処理装置 - Google Patents

プロジェクタシステム並びにプロジェクタ及び情報処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2004069997A
JP2004069997A JP2002229070A JP2002229070A JP2004069997A JP 2004069997 A JP2004069997 A JP 2004069997A JP 2002229070 A JP2002229070 A JP 2002229070A JP 2002229070 A JP2002229070 A JP 2002229070A JP 2004069997 A JP2004069997 A JP 2004069997A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
projector
light source
battery
built
information processing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2002229070A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004069997A5 (ja
Inventor
Akiyoshi Nakamura
中村 明善
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2002229070A priority Critical patent/JP2004069997A/ja
Publication of JP2004069997A publication Critical patent/JP2004069997A/ja
Publication of JP2004069997A5 publication Critical patent/JP2004069997A5/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)
  • Projection Apparatus (AREA)

Abstract

【課題】少なくとも電池駆動を可能にしたプロジェクタシステム並びにプロジェクタ及び情報処理装置を提供する。
【解決手段】PC200と、PC200の画面をスクリーンに投射して表示するプロジェクタ100と、PC200とプロジェクタ100とを接続するUSBケーブル150とを備えたプロジェクタシステム。プロジェクタ100は、内蔵電池121とUSBケーブル150の電源とに接続され、少なくともプロジェクタに内蔵された光源に駆動電圧を供給する光源電源生成部とを備え、内蔵電池121とUSBケーブル150の電源とを適宜切り換えて光源の電源として利用する。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プロジェクタシステム並びにそのシステムに用いられるプロジェクタ(投射型映像機器)及びプロジェクタに画像データ等を供給するパーソナルコンピュータ(以下PCという)等の情報処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のプロジェクタシステムは、PCとプロジェクタとを接続して構成されている。PCからプロジェクタに送信される画像データ等はアナログRGB信号から構成されている。このため、PC側で持っているデジタルデータ(プレゼンテーションの資料や、内蔵するDVDプレーヤの画像(映像)出力など)を一旦アナログ信号に変換してからプロジェクタに出力している。プロジェクタ側では、そのアナログRGB信号をA/Dコンバータによりデジタル化し、PCからの解像度をプロジェクタの解像度に合うように解像度変換し(以下、リサイズ処理という)、その後、ライトバルブの表示デバイス(LCD)のタイミングに合うようLCD駆動回路を介して表示デバイス(LCD)の液晶パネルを駆動するような構成となっている。LCD駆動回路では、駆動する個別の液晶パネルに対応したガンマ補正や、輝度むら、色むらの補正値をルックアップテーブル(LUT)等に設けることで個別に調整を行っている。そして、最終的なデジタル信号は、D/Aコンバータにより変換され、液晶パネルの仕様に合わせたアナログ信号に変換されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記のプロジェクタシステムにおいては次のような問題点が存在していた。
▲1▼プロジェクタ側に、多大な回路が必要でありコストアップとスペースの増大、消費電力の増大を招いている。
▲2▼消費電力の増大に伴い、電池駆動が困難であった。
▲3▼昼間の室内で動作し、明瞭な表示が行えることが目標とされており、必然的に光源部を明るく駆動する必要がある。そのため光源部を駆動する電源部が大きくなるという問題があった。
▲4▼一般的にアナログRGBコネクタは大きく、ケーブルも太いためとり回しが不便であった。
以上から現在のシステムでは気軽に持ち運べ、どこでも使える(たとえACコンセントがない場所でも)というポータビリティーが損なわれている。
【0004】
本発明は、このような背景のもとでなされたものであり、少なくとも、電池駆を可能にしたプロジェクタシステム並びにプロジェクタ及び情報処理装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
(1)本発明の一つの態様に係るプロジェクタシステムは、情報処理装置と、前記情報処理装置の画像をスクリーンに投射して表示するプロジェクタと、前記情報処理装置と前記プロジェクタを接続する接続手段とを備えたプロジェクタシステムにおいて、前記接続手段は、前記情報処理装置の電源を含むシリアルバスケーブルからなり、前記プロジェクタは、内蔵電池と、該電池と前記シリアルバスケーブルの電源とに接続され、少なくとも前記プロジェクタに内蔵された光源に駆動電圧を供給する光源電源生成部とを備えたものである。
【0006】
(2)本発明の他の態様に係るプロジェクタシステムは、上記(1)のプロジェクタシステムにおいて、前記光源電源生成部は、前記プロジェクタに内蔵された光源、表示制御装置及びフレームメモリにそれぞれ駆動電圧を供給する。
【0007】
(3)本発明の他の態様に係るプロジェクタシステムは、上記(1)又は(2)のプロジェクタシステムにおいて、前記光源電源生成部は、内蔵電池の残量に応じて、入力電圧を、該内蔵電池の出力電圧から前記シリアルバスケーブルの電源電圧にを切り換えて駆動電圧を出力する。
【0008】
(4)本発明の他の態様に係るプロジェクタシステムは、上記(1)〜(3)のプロジェクタシステムにおいて、前記光源電源生成部は、定常的には、前記内蔵電池の出力電圧を入力電圧とし、前記内蔵電池の残量が第1の所定量以下になると、前記シリアルバスケーブルの電源電圧を入力電圧とする。
【0009】
(5)本発明の他の態様に係るプロジェクタシステムは、上記(4)のプロジェクタシステムにおいて、前記プロジェクタは、内蔵電池の残量を検出する検出手段を備え、内蔵電池の残量を前記情報処理装置に送信し、前記情報処理装置は、前記プロジェクタの内蔵電池の残量が第1の所定量以下のときには、前記光源電源生成部に対して、その入力電圧を該内蔵電池の出力電圧から前記シリアルバスケーブルの電源電圧に切り換させるため電源切替命令を前記プロジェクタに送信する。
【0010】
(6)本発明の他の態様に係るプロジェクタシステムは、上記(5)のプロジェクタシステムにおいて、前記情報処理装置は、前記電源切替命令とともに、前記プロジェクタの輝度を所定の輝度に制御するための輝度制御命令を、前記プロジェクタに送信する。
【0011】
(7)本発明の他の態様に係るプロジェクタシステムは、上記(6)のプロジェクタシステムにおいて、前記プロジェクタは、前記輝度制御命令を受信すると、前記輝度制御命令に基づいて光源を制御する。
【0012】
(8)本発明の他の態様に係るプロジェクタシステムは、上記(7)のプロジェクタシステムにおいて、前記プロジェクタは、前記光源電源生成部と光源との間に光源制御部を備え、該光源制御部は前記輝度制御命令に基づいて光源の輝度を制御する。
【0013】
(9)本発明の他の態様に係るプロジェクタシステムは、上記(5)〜(8)のプロジェクタシステムにおいて、前記情報処理装置は、当該情報処理装置の内蔵電池の残量が第2の所定量以下で、且つ、前記プロジェクタの内蔵電池が第3の所定の残量(第3の所定の残量>第1の所定の残量)であるとき、電池残量が少ないことを示す警告を発生する。
【0014】
(10)本発明の他の態様に係るプロジェクタシステムは、上記(9)のプロジェクタシステムにおいて、前記情報処理装置は、前記警告に基づいて前記画像データを加工して前記プロジェクタに送信する。
【0015】
(11)本発明の他の態様に係るプロジェクタシステムは、上記(8)〜(10)のプロジェクタシステムにおいて、前記情報処理装置は、前記プロジェクタの光源のオン・オフを制御するための制御命令を前記プロジェクタに送信し、前記プロジェクタの光源制御部はその制御命令に基づいて光源の駆動電圧の供給及び停止を制御する。
【0016】
(12)本発明の他の態様に係るプロジェクタシステムは、上記(1)〜(11)のプロジェクタシステムにおいて、前記情報処理装置は、前記シリアルバスケーブルを介して前記プロジェクタの内蔵電池を充電する。
【0017】
(13)本発明の他の態様に係るプロジェクタシステムは、上記(5)〜(12)のプロジェクタシステムにおいて、前記情報処理装置は、前記プロジェクタの内蔵電池の残量及び前記情報処理装置の内蔵電池の残量に基づいて前記プロジェクタの動作時間を予測して表示する。
【0018】
(14)本発明の他の態様に係るプロジェクタシステムは、上記(8)〜(13)のプロジェクタシステムにおいて、前記プロジェクタは、前記光源を冷却するための冷却装置を備え、前記光源制御部は、前記シリアルバスケーブルが引き抜かれた際には、前記内蔵電池の出力電圧を、前記光源電源生成部を介して入力し、前記冷却装置に対して駆動電圧を、前記シリアルバスケーブルが引き抜かれた後も所定時間を継続して供給する。
【0019】
(15)本発明の他の態様に係るプロジェクタは、情報処理装置の電源を含むシリアルバスケーブルを介して該情報処理装置と接続され、該情報処理装置の画像をスクリーンに投射して表示するプロジェクタであって、内蔵電池と、該内蔵電池と前記シリアルバスケーブルの電源とが接続された光源電源生成部とを備え、該光源電源生成部は少なくとも前記プロジェクタの光源に駆動電圧を供給する。
【0020】
(16)本発明の他の態様に係るプロジェクタは、上記(15)のプロジェクタにおいて、前記光源電源生成部は、前記プロジェクタに内蔵された光源、表示制御装置及びフレームメモリにそれぞれ駆動電圧を供給する。
【0021】
(17)本発明の他の態様に係るプロジェクタは、上記(15)又は(16)のプロジェクタにおいて、前記光源電源生成部は、内蔵電池の残量に応じて、入力電圧を、該内蔵電池から前記シリアルバスケーブルの電源電圧に切り換えて駆動電圧を出力する。
【0022】
(18)本発明の他の態様に係るプロジェクタは、上記(15)〜(17)のプロジェクタにおいて、前記光源電源生成部は、定常的には、前記内蔵電池の出力電圧を入力電圧とし、前記内蔵電池の残量が第1の所定量以下になると、前記シリアルバスケーブルの電源電圧を入力電圧とする。
【0023】
(19)本発明の他の態様に係るプロジェクタは、上記(18)のプロジェクタにおいて、前記光源電源生成部は、内蔵電池の残量を検出する検出手段を備え、内蔵電池の残量を前記情報処理装置に送信し、前記光源電源生成部は、前記プロジェクタの内蔵電池の残量が第1の所定量以下のときには前記情報処理装置から送信されてくる電源切替命令に基づいて、入力電圧を、前記内蔵電池の出力電圧から前記シリアルバスケーブルの電源電圧に切り換える。
【0024】
(20)本発明の他の態様に係るプロジェクタは、上記(18)又は(19)のプロジェクタにおいて、前記光源電源生成部と光源との間に光源制御部を備え、該光源制御部は、前記プロジェクタの内蔵電池の残量が第1の所定量以下のときに前記前記情報処理装置から送信されてくる輝度制御命令に基づいて、光源の輝度を制御する。
【0025】
(21)本発明の他の態様に係るプロジェクタは、上記(15)〜(20)のプロジェクタにおいて、前記光源を冷却するための冷却装置を備え、前記光源制御部は、前記シリアルバスケーブルが引き抜かれた際には、前記内蔵電池の出力電圧を前記光源電源生成部を介して入力し、前記冷却装置に対して駆動電圧を、前記シリアルバスケーブルが引き抜かれた後も所定時間を継続して供給する。
【0026】
(22)本発明の他の態様に係る情報処理装置は、情報処理装置の電源を含むシリアルバスケーブルを介して画像を投射して表示するプロジェクタと接続される該情報処理装置であって、前記プロジェクタの内蔵電池の残量が第1の所定量以下のときには、前記プロジェクタに内蔵された少なくとも光源に対して、該プロジェクタの内蔵電池から前記シリアルバスケーブルの電源に切り換えて駆動電圧を供給させるための電源切替命令を前記プロジェクタに送信する。
【0027】
(23)本発明の他の態様に係る情報処理装置は、上記(22)の情報処理装置において、前記電源切替命令とともに、前記プロジェクタの光源の輝度を制御するための輝度制御命令を、前記プロジェクタに送信する。
【0028】
(24)本発明の他の態様に係る情報処理装置は、上記(20)〜(23)の情報処理装置において、情報処理装置の内蔵電池の残量が第2の所定量以下で、且つ、プロジェクタの内蔵電池が第3の所定の残量(第3の所定の残量>第1の所定の残量)であるとき、電池残量が少ないことを示す警告を発生する。
【0029】
(25)本発明の他の態様に係る情報処理装置は、上記(24)の情報処理装置において、前記警告に基づいて前記画像データを加工して前記プロジェクタに送信する。
【0030】
(26)本発明の他の態様に係る情報処理装置は、上記(22)〜(25)の情報処理装置において、 前記プロジェクタの光源のオン・オフを制御するための制御命令を前記プロジェクタに送信し、前記プロジェクタの少なくとも光源の駆動電圧の供給及び停止を制御する。
【0031】
(27)本発明の他の態様に係る情報処理装置は、上記(22)〜(26)の情報処理装置において、前記シリアルバスケーブルを介して前記プロジェクタの内蔵電池を充電する。
【0032】
(28)本発明の他の態様に係る情報処理装置は、上記(22)〜(27)の情報処理装置において、プロジェクタの内蔵電池の残量及び前記情報処理装置の内蔵電池の残量に基づいてプロジェクタの動作時間を予測して表示する。
【0033】
【発明の実施の形態】
実施形態1.
図1は本発明の実施形態1に係るプロジェクタシステムの説明図である。このプロジェクタシステムは、プロジェクタ100とPC200とを備えている。両者はそれぞれに設けられたUSBコネクタ111,261にUSBケーブル150が接続され、プロジェクタ100とPC200とはUSBケーブル150を介して接続されている。このPC200は本発明の情報処理装置に相当するものである。
【0034】
次に、PC200の詳細について説明する。本実施形態において、PC200は、プロジェクタ100のLCD駆動回路(LCDC)113(図7参照)に供給する画像データをUSBケーブル150を介して供給するホストとして機能するものであり、ホストとしての情報処理装置は、PCだけでなく、携帯電話、デジタルカメラ、PDA、その他USBを備えた電子機器であって、映像ソースを有しているものであれば何でもよい。上記の各種の電子機器はCPU、USB、表示デバイス等を備えており広義の意味でPCであることには代わりはない。しかし、ここでは代表的な例としてWINDOWS(登録商標)(以下、同様である)搭載のPCについて説明する。
【0035】
PC200はハードウェア構成として概ね次のデバイスで構成される。まず、メインの処理を行うCPUとプログラムメモリ、処理用メモリ、キーボードやDVD機器などを制御するIOコントローラ、HDDやFDD、CD−ROMなどの外部記憶装置(DVDが含まれてももちろんかまわない)、内蔵するディスプレイや外部にアナログRGBを経由して画像データを出力するためのグラフィックコントローラ、USBコントローラや電源回路等である。なお、このハード構成自体は一般的なものである。
【0036】
図2はPC200に搭載されるソフトウェアの構成図である。ハードウェア200aの構成は上述のように従来のものと同じであるが、ソフトウェア200bについては次のような特徴がある。外部記憶装置に記憶され、内蔵メモリに展開されて動作を行うベースのソフトウェアとして、ハードウェアと密接に関係のあるBIOS(basic input/output system)201、システム管理や基本的なユーザー操作環境を提供するソフトウェアであるOS(operating system)202、そして、OS202の上にのって各種アプリケーションを提供するアプリケーションプログラム203がある。その他に、周辺機器などを管理するためのデバイスドライバー(図示せず)も存在している。表示部に限って説明すると、PC200に搭載されるグラフィックボードはそのハードウェアに対応するグラフィックドライバー204を提供する。BIOS201は主としてメインボード上に搭載されているデバイスを管理するため、表示の関係では、OS202がインストールされる前までの簡易的な機能(設定画面を表示したりする機能)を備えるのみである
【0037】
プロジェクタ100とPC200とを接続するUSBケーブル150に関しては、USBの各機能に応じたUSBドライバー205等がインストールされる。本実施形態では、プロジェクタ100とPC200との間は固有のデータ処理を行うので、まず最初にUSBドライバー205をインストールしなければならない。ただし、OS側で予め準備されている場合はこの限りではない。
【0038】
また、本実施形態においては、上記のグラフィックドライバー204とOS202の間に仮想グラフィックコントローラ206を設けて、全画面動作を認識する。それと同時にOS202上にある1つのアプリケーションプログラムとして存在している。この状態では、例えばPC200でパワーポイント(POWERPOINT,マイクロソフト社)などを立ち上げてプレゼンテーションを行うと、自動的に画像データは、プロジェクタ100のLCD駆動回路(LCDC)113(後述の図7参照)に入力される最適なデータに加工されてUSB(USBケーブル150)を経由して出力される。
【0039】
上記の仮想グラフィックコントローラ206を更に詳細に説明する。OS202はアプリケーションプログラム203から画面変更の依頼を受けると、OS202はグラフィックコントローラ252に対して書き換えを依頼する。このOS202の命令を間に仮想的に入った仮想グラフィックコントローラ206が受け取り、画面状態を把握しつつ本来のグラフィックドライバー204に制御を渡す。このような機能はいわゆるフックと呼ばれるものである。この機能は画面書き換えを判別するためであり、全画面キャプチャの繰り返しであれば必要ない。転送レートが低い場合、差分データを検出して送信するような場合に必要になる。
【0040】
また、本実施形態においてはプロジェクタコントロールアプリケーションプログラム(以下、PJAプログラムという)210がインストールされる。これはアプリケーションプログラムの1つである。使用者は明示的にこのPJAプログラムを立ち上げる必要がある。但し、スタートアップに入れておけば、電源投入時に立ちあがるのはいうまでもない。PJAプログラム210が立ちあがると上記の仮想グラフィックコントローラ206の機能も有効となる。両プログラムは同時に使用される。因みにUSBドライバー205はUSBケーブル150が接続された際に不明なデバイスとして検出されてその際にインストールされてもよいし、予めインストールされておりUSBケーブル150が接続されたときに該当するドライバーが認識され有効となってもよい。USBに関しては、PJAプログラムと同期関係はないことに注意する必要がある(USBの接続状態と同期関係にある)。
【0041】
PJAプログラム210はPC200上のアプリケーションプログラムとして存在できるので、さまざまな機能を実現できる。例えば、選択された画面を抜き出して表示する、DVDのソースに応じて画像データを修正して表示する、映像ソースに応じて各種画像パラメータを自動的に変更して表示するな等である。更に、ネットワークにつながる昨今では、ネットワークと接続し、映像ソースとその映像ソースに付随する画像パラメータを受信してストリーミングで表示する、等各種アプリケーションが考えられる。特定の画像データ出力から汎用のデータ転送線に接続を入れ替えることで、画像データの確かな受け渡しと共に、全てがデジタルでかつ内蔵するグラフィックボードの機能に制限されない各種アプリケケーションの展開を可能にする。
【0042】
但し、本実施形態においては、基本構成として上記の付加的な効果を省き、従来のプロジェクタの機能をどのように入れ替えたかを中心に説明する。
【0043】
本実施形態において、PJAプログラム210は、全画面データを取得する全画面キャプチャ手段211、全画面データと差分データを検出する差分データ検出手段212、キャプチャされたデータ等を加工する画像加工手段213、最終的な画像データをUSBドライバー205を介してプロジェクタ100に送信するデータ送受信手段214、その画像加工手段に対し使用者の好みによる設定を行う為のユーザーインターフェースとしてのメニュー画面を表示させるメニュー表示手段215及びパラメータ送受信手段216の各機能を実現している。
【0044】
図3は図2の画像加工手段213の詳細を示した構成図である。画像加工手段213は、映像制御部220、映像パラメータ制御部230、映像調整部240及び調光制御手段250から構成されている。映像制御部220は、フリーズ(FREEZE)221、ミュート(MUTE)222、ズーム(ZOOM)223及びエフェクト(EFFECT)224の各処理を行うものである。映像パラメータ制御部230は、台形補正手段231、リサイズ(RESIZE)手段232、ガンマ(γ)補正手段233及び色むら補正手段234を備えており、各種の処理を行うものである。映像調整部240は、シャープネス、明るさ、コントラスト、色の濃さ及色あいの各調整処理を行うものである。調光制御手段250はプロジェクタ100の光源102の明るさを調整するためのものである。なお、この画像加工手段213の各部のパラメータはプロジェクタ100のパラメータメモリ118(図5参照)に初期値が保存されており、起動時にそのパラメータを取り込むようにしている。
【0045】
次に、映像制御部220について説明する。映像制御部220による「フリーズ」とは、動いている画像(映像)を一時停止させる処理である。本実施形態においては、PC200の映像データの転送を中止する、或いは同一データを送信(又は差分データなしで送信)させればよい。「ミュート」とは、画像と音声を一時的に消す処理である。画像(映像)に関しては、消すに相当するデータを送信することで実現できる。即ち、消すに相当するデータは全黒、全白、特定のパターンのどれであってもよい。特定のパターンなどは、PC側で実現するのでメモリ容量の制限のあるプロジェクタと違い、多くの画像データを入れ替えられるためより有効である。音声に関しては、本実施形態の目的から離れてしまうため、説明を省いていたが、音声はPC側のスピーカで対応すればよいので、プロジェクタ側には備わっていない。しかしながら、別にプロジェクタ側に備わっていてもよいのはいうまでもない。「ズーム」とは、画面の拡大やスクロールを行うものであり、これは画像データを加工することにより容易に実現できる。「エフェクト」とは、映像データにカーソルやマーカなどの装飾を施す機能である。これは、上記と同じく画像データの加工することにより実現することができる。
【0046】
次に、映像パラメータ制御部230について説明する。ガンマ補正手段233は、液晶パネルの非線形な入出力持性(ガンマ特性)を補正するために行うもので、赤(R)、緑(G)、青(B)の各色信号の線形な階調値と、ガンマ特性を補正するための非線形な階調値との対応関係が示されたルックアップテーブル(LUT)により、入出力特性の補正を行う。ルックアップテーブル(LUT)はフルカラーの24ビットカラーであれば各色8ビットとなり、その8ビットをアドレス入力とし8ビットのデータを出力するものであるから、256*8*3=6144ビット(bit)のデータとなる。
【0047】
このサイズが問題となる場合には、以下の処理方法がある。第1には、予めPC側に転送されれば、変更の必要がないので以降転送しない。第2には、適当にデータを間引きしてデータを圧縮する。そもそもガンマ補正は、表示デバイス(LCD)の印加電圧Vと透過率Tとの関係で示されるT−V特性がリニアでないものを補正することによって適正化させるものである。特に、階調値の低い黒レベル付近では、印加電圧Vの変化に対して透過率Tの変化が少なくなっているため、階調の変化が少なく解像度が低下してしまう。つまり、その特性には、均一性がないため階調をあまり損なわない領域もある。そこでこの領域のデータを間引けばよい。
【0048】
色むら補正手段234は画像データの色むらを補正するためのものであるが、画像データを補正するための色むら補正データは次のようにして得る。中間調の一様な画像、典型的にはグレーの一様な画像を投射表示し、表示された投射画像をビデオカメラで撮影したり、或いはその投射画像の輝度を輝度計で測定することにより、投射画像の色むらの分布を測定する。次に、色むらの発生している画素の画像データの調整と、調整後の画像データの投射画像に発生する色むら測定とを繰り返し行なうことにより、適切な色むら補正データを求める。つまり、補正データはプロジェクタ1台1台が異なった値をもつものであり、これはその機器個体の特性に依存している。このように、機器に固有の補正データは機器内に保存しておくのが望ましい。そこで、本実施形態においてはプロジェクタ100のパラメータメモリ118(図5参照)に色むらの補正データを保存している。
【0049】
次に、リサイズ手段232の機能について説明する。リサイズ(RESIZE)とは画面解像度を変換することである。本実施形態においては、PC200の表示画面を、プロジェクタ100の表示デバイス(LCD)101の解像度に合わせて変換する。例えばPC側の解像度が640*480で、プロジェクタの解像度が1024*768であれば、640*480を1024*768に拡大して表示する。この解像度変換自体は公知の技術であるのでその詳細は省略する(例えば特開平9−114443号公報参照)。通常は表示デバイス(LCD)101の解像度に合わせた解像度をパラメータメモリ118の初期データの保存領域(図5参照)に保存しておく。PC200が、この解像度を読み込むことにより、プロジェクタの表示デバイス(LCD)101の解像度を把握する。
【0050】
ところで、上述のリサイズ(RESIZE)手段232による解像度変換を無効にしたい場合がある。そこで、使用者の指定によって示された解像度はPC側からプロジェクタ側のパラメータメモリ118の最新設定領域(図5参照)に書き込まれる。このようにすれば、プロジェクタ側の使用者が入れ替わり異なったPC200にプロジェクタ100が接続されても、プロジェクタ側の電源がオンである限り設定値は継続する。なお、この最新の設定値は、電源オフ時に保持しておいてももちろんかまわないが、通常は初期設定で使用されることが多いため、電源投入時に又は電源遮断時にクリアしておくのが望ましい。
【0051】
次に、台形補正手段231の機能について説明をするが、考え方は上記のリサイズ手段232と全く同様である。台形補正情報は、プロジェクタの設置形態に依存するので、通常の初期設定は「台形補正をしない」である。PC側でプロジェクタの設置状態によって発生する台形を画像を加工することで補正する。なお、この台形補正の処理自体は公知の技術であるからその詳細は省略する(例えば特開平11−305715号公報参照)。プロジェクタ100のパラメータメモリ118に台形補正情報を入れたのは、使用者が変わる場合を考慮したためである。使用者が変わりPC200を入れ替えても、通常はプロジェクタ100とダイオード152の相対位置関係は変わらない。台形補正パラメータをプロジェクタ100側に保存しておくことで、使用者が変わってもそのたびごとに台形補正を行わなくてもよいようになっている。なお、傾斜センサーや方位センサーを搭載し自動的に台形補正をすることも可能であり、この場合は、プロジェクタ100側に上記センサーを装備しその値をPC200側で読むことで補正を行う(PC側では画像を加工することが補正となる)。
【0052】
図4は上記の映像制御部220、映像パラメータ制御部230、映像調整部240及び調光制御手段250のパラメータを設定するためのメニュー画面の説明図である。PC200の表示画面に図示のようなメニュー表示欄215aが表示される。このメニュー表示欄215aはメニュー表示手段215により表示され、メニュー表示欄215aを操作することにより各種のパラメータが取り込まれる。
【0053】
図5はプロジェクタ100のパラメータメモリ118(図5参照)に格納されたパラメータの説明図である。ガンマ補正及び色むら補正のパラメータについては、初期データ保存領域にルックアップテーブル(LUT)値及び補正値がそれぞれ保存されており、最新設定領域には該当するデータが保存されない(その必要がない)。リサイズ(RESIZE)のパラメータについては、初期データ保存領域に表示デバイス(LCD)101の解像度(1024×768)が保存されており、最新設定領域には最新のデータが保存されるようになっている。この最新のデータは図4のメニュー画面により設定され、それが後述のようにプロジェクタ100に送信された該当する領域に保存される。また、台形補正のパラメータについては、初期データ保存領域に保存されず(初期データがない)、最新設定領域には最新のデータが保存されるようになっている。
【0054】
なお、上記のガンマ補正値はLCDに対する入力電圧と出力光特性に応じた値であり、▲1▼ガンマ補正を行わない場合の「入力電圧−出力光特性」をRGBごとに計測する、▲2▼プロジェクターとしての理想の「入力電圧−出力光特性」を決定する、▲3▼プロジェクタが上記▲2▼で求めた理想の「入力電圧−出力光特性」になるような補正値を決定する。という順序で求められる。
【0055】
次に、図2に再び戻って、パラメータ送受信手段216について説明する。映像制御部220及び映像調整部240のパラメータのように、プロジェクタの種類や特性に全く関係ないものがあるが、上述のように、映像パラメータ制御部230のパラメータのようにプロジェクタ100の種類や特性に依存するものもある。そこで、映像パラメータ制御部230のパラメータをプロジェクタ100のパラメータメモリ118に予め保存しておいて、PC200の起動時にそのパラメータを取り込む必要がある。また、図4のメニュー表示画面において設定された最新のパラメータについても所定のものはパラメータメモリ118に保存しておくことが望ましい。このようなことから、パラメータ送受信手段216はプロジェクタ100のパラメータメモリ118のパラメータをUSBドライバー205を介して取り込んだり、PC側で設定した場合にそのパラメータをプロジェクタ100にUSBドライバー205を介して送信する処理を行う。
【0056】
次に、PC200とプロジェクタ100との間のデータ転送について説明する。本実施形態は、PCとプロジェクタ間の転送に関する改善を目的としたものでないため概要のみ説明する。データ転送はUSBケーブル150を用い行われる。物理層では、シリアル転送となる。USBはいくつもの転送方式が規定されており、たとえばストレージクラス(ドライブとして扱う)、コントロールクラス(機器の状態を知る)等が存在する。本実施形態では、PJAプログラム210が、上記USBドライバー205を複数コントロールすることで、プロジェクタ100の状態を知ったり、プロジェクタに対して大量のデータを転送したりすることでデータの送受信を行う。さて、転送されるデータであるが簡単に例を提示する。
【0057】
まず前提として、USB2.0規格に応じて480Mbpsの転送を行うとする。PC200側がXGA1024*768であり、フルカラーの24ビットだとすると、1フレームのデータは約18.8Mbとなる。プロジェクタ100は通常60Frame/sで表示されるので、転送スピードとして約1.1Gbpsが必要となる。転送速度が480Mbpsであれば、単純計算で26frame/sの表示となる。プロジェクタ100側では、同一フレームを約2.29回表示することとなる。実際にはUSB転送時のソフトウェア処理でのロスや、プロジェクタ側でのUSB周辺回路構成等でロスするので、フレームレートは幾分落ちることになる。
【0058】
この課題に対処する方法としては、プロジェクタ100側の解像度を落とす(例えばSVGA800*600)とするとか色数を落とすなどが考えられる。フレームレートに関してはビジネスプレゼンテーションのシーンでは、NTSCの通常フレームレートである30フレーム/S(60フィールド/S)以下でも十分問題はないので、SVGA800*600,24ビットカラー、30フレームで345bpsとなり理論上はSVGAであればストリーム転送が可能である。この場合には画像圧縮や差分データ転送等を一切行わないので、プロジェクタ側の回路は非常にシンプルでよいため、低価格のシステムを構築可能である。
【0059】
また、その他の対応手段としては、インターネットのストリーミング技術などを応用し、データ圧縮技術や、差分データ転送、バッファリング技術などを組み合わせて転送を行えば、より転送レートを上げることが可能である。しかしながら、プロジェクタ側の構成が複雑となるため、消費電力とコストの増大を招いてしまう。前述したように、どの方式を選択するかはケースバイケースである。
【0060】
PC200は、上述の各種の処理の他に、プロジェクタ側100の電源を制御する機能をもっている。この機能について説明する。
【0061】
図6はPC200の電源制御に関する説明図である。PC200は、内蔵電池を保有しており、その残量を定常的に監視して、例えばCPU(図示せず)によって構成される電源制御手段が受信要求を出すと、PC内蔵電池の残量を受信することが可能になっており、その電池残量を表示装置に表示させる機能をもっている。また、プロジェクタ100側の内蔵電池の残量を受信して、PC側の内蔵電池及びプロジェクタ側の内蔵電池が所定の容量以下になった場合にはバッテリーロー警告を発して、例えばブザーを鳴動させる。このとき、画像データを加工して例えば電池警告画面の合成をや画面ブリンク、画面の色変更等を行ってプロジェクタ100側に送信する。例えば▲1▼「電池残量が少なくなっております」という文字を画面に合成して出力する、▲2▼画像データの伝送の間に全黒表示等を定期的に割り込ませて画像をブリンクする、▲3▼画像データからRGBの1色を削除し、色を変更する、等の処理を行う。
【0062】
また、PC200は、プロジェクタ100側の内蔵電池の残量が更に少なくなった場合には、電源切替命令(コマンド)をプロジェクタ100側に送信して、光源等の駆動電源を、内蔵電池から、USBケーブル150を介してPC200から供給される電源に切り替えさせる。また、このときプロジェクタ100の光源の輝度変更命令(コマンド)をプロジェクタ100側に送信して、光源の輝度を下げさせる。このようにして、プロジェクタ100側の内蔵電池の残量が少なくなった場合に対応している。また、PC200は、手動より又は所定の条件(USBの接続完了、初期設定等完了)になったときにプロジェクタ100の光源等の駆動源をオンさせたり、或いはオフさせたりして、PC200側でプロジェクタ100の光源等のオン・オフを操作することができるようにしている。なお、このPC200による電源の制御については後述の図14により詳細に説明する。
【0063】
図7は図1のプロジェクタ100の構成図である。プロジェクタ100は、光学系として、表示デバイス(L/V)101(101R,101G,101B)、光源102及び投射レンズ103を備えている。また、プロジェクタ100は、USBコネクタ111、USBコントローラ112、LCD駆動回路113、フレームメモリ114(114R,114G,114B)、バス115、CPU117、パラメータメモリ118、メモリ119、電源部120、内蔵電池121、光源制御部123及びファン124を備えている。なお、プロジェクタ100において、表示デバイス(L/V)101、LCD駆動回路113、フレームメモリ114、バス115、CPU117、パラメータメモリ118、及びメモリ119はメイン回路部130を構成しており、光源制御部123、光源102及びファン124は光源回路部140を構成している。
【0064】
プロジェクタ100の表示デバイス101としては、LCD(Liquid crystaldisplay)を利用したもの(このLCDはライトバルブと称される)や光変調素子であるDMD(Digital Micro Mirror Device テキサスインスツルメント社の登録商標)等がある。表示デバイス101としてはどれを用いてもよいが、本実施形態においてはLCDを用いた例について説明する。なお、LCDを用いたプロジェクタでも、単板式(1枚の液晶パネルを用いるもの)や3板式(R,G,Bに対応する3枚の液晶パネルを用いるもの)等があるが、ここでは3板式のものについて説明する。
【0065】
プロジェクタ100の光源102としては、超高圧水銀ランプやハロゲンランプ、LED等が用いられるが、本実施形態ではどのような光源でも実現可能である。光源として求められているのは、昼間のプレゼンテーションでも十分に明るい画像を投射できる光量である。この明るさは画面サイズや投射距離、部屋の明るさに応じて異なるが、1000lm前後であれば、使用可能な範囲内といえる。1000lmの明るさを出すためには、光源から投射レンズを含む光源経路でのロスを80%とすると、光源では5000lm/Wが求められる。
【0066】
光源の電力あたりの効率を125lm/Wと仮定すると、40Wが必要となる。これに電源効率を加えたものが光源に必要な電力であり、80%の効率とすると50Wとなる。ところで、携帯性(ポタビリティー)を追求すると電池駆動が求められてくる。現状では電池が実装されているノートPCなどは、30−50Wh(50Wで1時間動作)のリチウムイオン電池が使用されており、50Whであるとすると、光源だけでも1時間しか動作できない。上記の光源効率や、電源効率などは将来値としての仮定なので更に数値が悪化することが考えられる。
【0067】
本実施形態においては、上記の背景から光源部以外の電源はなるべくPC200から供給してもらい、明るさと電力がほぼ比例する光源102に関しては、明るさとのトレードオフとなるので、使用者が簡易に選択できる電源構成にしている。
【0068】
PC200は電池駆動で動作するノートPC等が広く知られているため、このようなシステムにすればACコンセントがない場所でもプレゼンテーションが可能である。総合的にいえば、本実施形態のプロジェクタシステムは、PC200の電池とプロジェクタ100の電池とで動作するシステムであり、システム全体の動作時間とプロジェクタの投射画面の明るさを使用者がその使用形態によって容易に選択できる手段を提供することが可能となる。
【0069】
更に、光源102は上記のように消費電力が大きいため、そのロス分は発熱として消費される。そのため必要に応じて冷却手段が必要となる。ランプの種類によっては、点灯特性に温度依存性を有するものがあり、温度が高い状態で電源が再投入されると点灯しにくいなどの問題がある。また、動作直後の電源断により冷却機能が停止すると周囲温度の上昇を招きケース構造の温度耐性の考慮が必要となりコストアップを招くという課題も存在した。これを解決する方法として、本実施形態においては、USBケーブル150という接続手段に電源供給機能を兼ねさせており、ケーブル150の脱着は使用者が意識することなく行われると想定される。そこで、本実施形態においては、ファン(冷却手段)124を設けて、光源102の投入、切断に応じて冷却するようにしている。なお、光源102に電池121を設けたのは上記の冷却の方法も考慮してのことである。
【0070】
また、本実施形態のプロジェクタ100の光学系の構成については、ランプからの光源を集光し均一化する手段や、ランプからの白色光源をR,G,Bにダイクロイックミラーなどで分離する手段や、表示デバイス(LCD)101を通った後に合成するプリズムや、その後に実際に投射するための投射レンズ郡が一般的には存在するが、本実施形態においてはそれらの構成は本実施形態に直接関係がないので省略しており、投射レンズ103のみを図示している。
【0071】
表示デバイス(LCD)101は、上述のように、液晶を用いた表示デバイスであり、電圧をかけることで分子配列を変え、両面に偏光板を配置することで表示できるようにしたものである。つまり、LCDを通った光は、表示データとして投射レンズ103を介して前方のスクリーン151に投射されるのである。これがプロジェクタ100の基本原理である。なお、本実施形態はこの部分に関しては特徴はない。本実施形態は、映像ソースを有する出力機器としてPC及びそれに類する情報機器を想定し、その情報機器と、画像データを投射するプロジェクタを1つのシステムとしてとらえ、使用者の観点に立った使いやすいプロジェクタシステムを提案することが目的であり、特に、電源周辺についてに特徴がある。
【0072】
次に、プロジェクタ100のメイン回路部130について説明をする。USBコントローラ112は、USB端子111に接続され、USB規格に基づきPC200とのデータ転送の制御を行うものである。本発明においては、PC200とプロジェクタ100とを接続する手段であればどのような形式でも、プロトコルでもかまわない。しかしながら、転送レートを考慮すると、USB2.0かIEEE1394の2種類が適当である。更に、PC200の搭載率等からやはり汎用性の高いUSB 2.0が現時点では理想である。したがって、本実施形態のUSBコントローラ112はUSB 2.0を念頭においている。
【0073】
なお、USBとはユニバーサル・リアル・バス(Universal Serial Bus)というシリアル転送のインターフェース規格の略であり、PC200のアーキテクチャに対する業界標準を拡張する目的で策定された規格である。主には従来マウス端子やキーボード端子、シリアル端子やパラレル端子などで行われてきたPCのハード的な機能拡張を、現在の環境に合わせてより使いやすくするために策定されたのである。そのため、USBには、従来マウスなどの置き換えを目的として電源端子が規定されている。これはマウスなどに電池を設けると大きくなってしまい使い勝手を損なってしまうからである。
【0074】
本実施形態では、上述のように、PC220とプロジェクタ100とを接続する手段をUSBケーブル150にしている。従来のようなRGBケーブルではホストから電源供給はされないが、USBケーブル150であれば上記規格策定の背景から電源供給が配慮されている。USBの規格は年々更新されており現在USB 2.0が策定されている。本実施形態では上述のようにUSB 2.0を念頭においている。USB 2.0になってからは転送レートが向上し、480Mbpsになったために大容量のデータ転送が可能となった。本実施形態ではホスト(PCやPDA)からの画像データをプロジェクタで転送することで動作を行うようになっている。
【0075】
USBコントローラ112は単体でもIPコアとしても幅広く販売されているため、ここでは詳細は記載しない。主には、USBシリアル・インタフェース・エンジン、USBトランシーバ、高速データ伝送用FIFO、DMA、コントロール/ステータス・レジスタ群、発振回路、バスパワード制御ブロック等から構成されている。なお、図7の回路では、CPU117と分離して記載しているが、一般的にはシステムLSIとしてCPUやUSBは統合化されて1つのLSIで実現されていることが多い。本実施形態は何れの構成であってもよいが、ここでは分離されている状態のものについて説明する。
【0076】
USB(USBケーブル150)は、D+/D−の信号ラインと、電源ラインのVCC(+5V)及びGNDの4線で構成される。電源ラインの電流値には、制限があり初期接続時は100mAを上限として動作し、ホストに対して電流パラメータとして電流が500mAまで消費することを伝え、ホスト側が許可した場合のみ500mAで動作を始める。なお、通常のPCのホストは500mA駆動が可能である。バスパワードのHUBなどでは100mAで制限されるものもあり、この場合は500mA駆動は許されない。あと通常の駆動制限のほかにサスペンドモードも存在しており、ホストがサスペンド状態を通知するとスレーブ側もサスペンド状態となり、500μA以上(HIGH POWER DEVICEでは2.5mA)の消費を許されなくなる。
【0077】
CPU117はプロジェクタ全体の制御を行うものであり、USBコントローラ112やLCD駆動回路(LCDC)113を制御するとともに、電源関係の制御を行う。CPU117にはプログラムが格納されたROM(図示せず)や、処理を行う為のデータを行う為のRAM109が内蔵又は外付けで接続される。本実施形態の特徴としては、CPU117に接続する形でパラメータメモリ118を用意している。このパラメータメモリ118にプロジェクタの固有データが格納されている。パラメータメモリ118は電源オフ時にも値を保持できるようにフラッシュメモリ等で構成されている。なお、プログラムメモリやパラメータメモリ118や、処理用メモリ119は物理的に1つのメモリで構成されていてもかまわない。しかし、ここでは、プログラムメモリ(図示せず)とパラメータメモリ118は同一のフラッシュROMから構成され、処理用メモリ119はDRAMで構成されているとする。
【0078】
次に、LCD駆動回路113とフレームメモリ114との関係を説明する。このLCD駆動回路113介してホストであるPC200から転送されたデータはフレームメモリ114に格納される。この時点でR,G,B各色ごとに分けられている。ここで、表示デバイス(LCD)101がSVGAだとすると、800*600となる色数は24ビットのフルカラーであるとすると、800*600を1フレームとした24枚のフレームで構成される。ここでは800*600としたが、XGA(1024*768)等でももちろんかまわない。ただし、この値は、搭載する表示デバイス(LCD)101の解像度で一義的に決まるので、機器固有のデータとなる。さて、実際に格納されたデータは、RGB各色8ビットとして3枚のRGB各色に対応する表示デバイス(LCD)101に供給される。この信号は実際には、各色に分かれた後、LCD駆動回路113に内蔵されているD/Aコンバータを介して表示デバイス(LCD)101のLCDドライバ(図示せず)に対しアナログ信号で出力される。また、LCD駆動回路113では、搭載されている表示デバイス(LCD)101に対応するタイミングコントロール信号を発生すると共に、その信号に同期して、フレームメモリ114のデータをLCDドライバに対して出力する。また、LCD駆動回路113は、画像データとして差分データが送信されてきた場合にはそれに対応した次のような処理を行う。
【0079】
図8はこの場合のLCD駆動回路(LCDC)113の構成を示した構成図である。LCD駆動回路(LCDC)113は差分データ格納メモリ161、復号化手段162及び書き込み手段163を備える。LCD駆動回路(LCDC)113は差分データを受け取るとそれを差分データ格納メモリ161に格納する。このときの差分データは図9に示されるように座標データ161aとその座標データにより特定される領域の画像データ161bから構成される。復号化手段162は差分データ格納メモリ161の差分データの複合化を行う。書き込み手段163は、複合化されたデータに含まれる座標データ161aに基づき、差分データをフレームメモリ114に上書きする。差分データは四辺形で表された複数のエリアに区切られているのでこの処理を繰り返すことで、例えば図10の▲1▼〜▲4▼に示される領域に差分データを書き込むことにより、現在のフレームデータが再現することになる。ここでは、復号化手段162や書き込み手段163をLCD駆動回路(LCDC)113に設けた例について説明したが、CPU117で処理してもよい。この例では構成が複雑になるが、接続手段の転送レートが低くても、動画などの配信が可能であるという利点がある。
【0080】
プロジェクタ100の主要部の詳細は後述するが、以下の点が従来例と異なっている。まず、光源回路部140を電池でも動作可能なような構成とした。同時にPC200からのUSBケーブル150を介して供給される+5V電圧VCCにより本体電源を生成するようにした。電源部120に関しては、この電源からの供給ラインと電池からの供給ラインを切り替えられるようにした。ただし、USBの+5V供給ラインでの500mAという制限を考慮している。このような構成により、AC100Vがないところでも使用できるようにしたのが特徴である。
【0081】
次に、本実施形態の特徴部分について説明する。図11は電源部120の詳細をした構成図である。電源部120は、DC/DCコンバータ131、光源電源生成部132及び電池容量監視部133から構成されている。USBコネクタ111には、電源のVCC(5V)ライン134、D+/Dーの信号ライン135,136、及びグランド(GRAND)138とが接続されている。VCC(5V)ライン134にはUBUS検出部139が接続されている。
【0082】
USBケーブル150が接続されると、VCC(5V)ライン134から電圧が供給される。UBUS検出部139はそのVCC(5V)ライン134の投入を監視しており、投入を検出すると、USBINTというインタプト信号をUSBコントローラ112に対して発生する。USBコントローラ112は、USBのVCC(5V)ライン134から供給された電圧で動作する(もちろん100mA以内の電流しか消費しないようになってる)。USBコントローラ112はインタプト信号の検出により、USBケーブル150の接続を認識する。
【0083】
次に、USBコントローラ112側で準備ができたところで(この準備というのは、付属している他の回路たとえばLCDコントローラやCPUの初期設定が終了した場合を示す)、USBON信号によりD+ライン135に接続されているプルアップ抵抗Rをオンにすることで、ホスト(PC)側に接続を通知する。そこからUSBのシーケンスがスタートする。USBのシーケンスがスタートするとまずは、初期設定を行うが、その中でこのプロジェクタ100が、例えば500mAを消費するデバイスであることを通知する。そのまま問題なければ500mA駆動できるホストであるとし、次に、ホスト(PC)側はUSBドライバー205を利用したデータ転送を始める。仮にセルフパワードのハブなどで、500mAが駆動できない場合はその時点で、USBの接続が失敗したことになり、以降の動作は全て停止する。
【0084】
USB電源のVCC電圧は、USBコントローラ113、DC/DCコンバータ131及び光源電源生成部132にそれぞれ供給される。DC/DCコンバータ131はUSB電源のVCC電圧が供給されると電圧変換し、メイン回路部130の駆動電圧VDDを生成し、CPU117等に供給する。また、光源電源生成部132は、内蔵電池容量がない場合等においては、VCC電圧を電流制限を設けて電圧変換して駆動電圧として出力するようになっており、表示デバイス(L/V)101やLCD駆動回路113の駆動電圧VLCD、光源用の駆動電圧VLAMP及び冷却用駆動電圧VFANを生成する。但し、これは緊急用である。
【0085】
USBケーブル150からは5V,500mA供給されるとそのうち、約半分の1.25Wはメイン回路部130で消費することになる。残りの1.25Wを光源回路部140に供給しようとすると、光源の発光効率が125lm/Wの時に156lm/Wとなり、光束のロスを80%とすると31.2lmとなる。この計算には電源効率等が含まれていないため、光源の発光効率と光のロスを改善しないと、明るい場所では使用できない。しかしながら、電源供給の制限と上記改善がなされれば将来的には実現可能と思われる。現状では、電池があるときは明るい場所で60インチ程度の大画面でプレゼンテーションができ、電池が運悪くなくなってしまった場合は、インチ数をA4程度にして多少室内を暗くして使用することになる。電池がなくなってしまった場合でも、最低限の投射手段を用意したのが本実施形態のポイントの1つである。なお、別の構成として電池からの電源供給をメイン回路の一部もしくは全てに供給してもよい。
【0086】
プロジェクタ側の電池121には電池容量監視部133が接続されており、その電池容量はCPU117、USBコントローラ112及びUSBケーブル150を介してPC200に情報伝達される。この電池容量監視部133は、スマートバッテリなどで実現可能である。PC200側ではプロジェクタ100側の電池電圧を把握できるので、電池残量表示やローバッテリー時の警告メッセージなどの機能を実現可能である。電池電圧によっては接続時に、PC200側に動作設定モードを表示する。これは接続時に常に表示してもよい。この動作モードメッセージでは、光源電源をUSBケーブル150で供給するか、内蔵電池121で供給するか選択したり、光源の明るさを表示したりしている。このメッセージは、明るさと電池寿命の相関で表される。
【0087】
まず1つめの例として電池残量がない場合は、光源電源として電池を選択できない。2つめの例として、明るさを選択すると電池残量からおおまかな動作時間を示して表示する。更にPC200の電池も監視し、総合的な動作時間予測も表示する。これを簡単に示したパラメータテーブル(後述の図14参照)を示す。このようなテーブルを作成し、PC側のPJAプログラム210が対応する表示を行う。なお、テーブルではなくそのたびに算出してももちろんかまわない。まとめると、USBケーブル150を介して、映像信号の送信のほかに、電源のコントロールや電池残量の取得、光源の明るさ制御などを統合的に行うことで使用者の使い勝手を向上しているのである。
【0088】
なお、上記の光源電源生成部132は、USBケーブル150が突然外れた場合であっても、内蔵電池121側からハード的に電圧の供給がなされているので、駆動電圧の供給を継続することができる。また、光源電源生成部132は、PC200からの電源切替命令に基づいて、入力電圧を内蔵電池121からUSBケーブル150のVCC電圧に切り換える機能をもっている。また、光源制御部132は、光源電源生成部132からの駆動電圧(VFAN)の供給を受けてファン(冷却装置)124に対する駆動電圧を出力する。光源制御部132は、タイマーを内蔵しており、プロジェクタ100の動作が終了した後或いはUSBケーブル150が引き抜かれた場合においても、前記のタイマーにより一定時間ファン124を駆動する。なお、温度センサーを有して温度によってファン(冷却装置)124の駆動を制御してもよい。
【0089】
図12は光源制御部123の光源102部分に着目した回路図である。この光源102は、抵抗102a、LED102b及びトランジスタ102cが直列に接続されて構成されており、光源電源生成部132からの駆動電圧VLAMPが供給されている。トランジスタ102cはCPU117により制御され、LED102bのオン・オフ及び駆動電流が制御される。
【0090】
以上の説明から本実施形態1のプロジェクタシステムの全体が明らかになったところで、このシステムの電源制御について説明する。
【0091】
図13はこのプロジェクタシステムにおける電源制御のフローチャートである。
(S11)PC200側の電源がオンとなる。
(S12)PC200側のUSBの初期設定を行い、USBケーブル150の接続を認識する。プロジェクタ100側では、USBケーブル150が接続されると、USBコントローラ112、CPU117、パラメータメモリ118及びメモリ119に、USBケーブル150からの+5V電圧VCCが供給されて通信可能な状態になっている。
(S13)PC200はプロジェクタ側の電池残量を読み出す(以降、定期的)。なお、この段階においては、既にPC200はプロジェクタ100に対して電源オン命令(コマンド)を送信しており、プロジェクタ100のCPU117はその命令をUSBコントローラ112及びバス115を介して受信すると、光源電源生成部132を駆動させて、駆動電圧VLCD、VLAMP、VFANを出力し、LCD駆動回路113及びフレームメモリ114が駆動可能な状態になる。また、このときは、PC200から特に指示がないので、光源電源生成部132は内蔵電池121を電源として用いている。
【0092】
(S14)PC200は、PC側の電池残量を検出する(以降、定期的)。
(S15)PC200は、PC側の電池残量が20%以下であるかどうかを判断する。
【0093】
(S16)PC200は、PC側の電池残量が20%以下であるという判断をした場合には,PC側にプロジェクタが使用不可のメッセージを表示させる。
(S17)PC200は、PC側の電池残量が20%以下ではないという判断をした場合には、次に、PC側の電池残量が20%を越えて、且つプロジェクタ側の電池残量が10%以下であるかどうかを判断する。
(S18)PC200は、PC側の電池残量が20%を越えて、且つプロジェクタ側の電池残量が10%以下であるという判断をした場合には、プロジェクタ100側に電源切替命令(USB電源使用のコマンド)とともに、輝度制御命令(輝度変更命令)を送信する。
【0094】
(S18a)プロジェクタ100側では、USB電源に切り替えるとともに光源輝度を10%に設定する。プロジェクタ100のCPU117は、電源切替命令をUSBコントローラ112及びバス115を介して受信すると、光源電源生成部132に切り替え命令を出力し、光源電源生成部132は、入力電圧を、内蔵蔵電池121の出力電圧からからUSBケーブル150からのVCC電圧に切り替えて、駆動電圧VLCD、VLAMP、VFANをそれぞれ出力する。また、輝度制御命令を受信すると、CPU117は光源制御部123に輝度制御命令に対応した制御信号を出力し、光源102(LED102b)の駆動電流を小さくして、光源輝度を10%にする。
【0095】
(S19)PC200は、PC側の電池残量が20%を越えて、且つプロジェクタ側の電池残量が10%以下ではないという判断をした場合には、次に、PC側の電池残量が30%以下、又は、プロジェクタ側の電池残量が20%以下であるかどうかを判断する。
(S20)PC200は、PC側の電池残量が30%以下、又は、プロジェクタ側の電池残量が20%以下であると判断した場合には、バッテリーローの警告を表示する。このときには、上述のように、画像データを加工して例えば電池警告画面の合成や画面ブリンク、画面の色変更等を行ってプロジェクタ100側に送信する。
(S21)PC200は、PC側の電池残量が30%以下、又は、プロジェクタ側の電池残量が20%以下ではないと判断した場合には、PC側の電池残量が30%を越える、又は、プロジェクタ側の電池残量が20%以上であるので、通常の動作がなされる。即ち、プロジェクタ100側では光源等の電源として内蔵電池121を用いている。
(S22)PC200は、設定輝度、PC内蔵電池残量、プロジェクタ内蔵電池残量から、電池寿命予測をする(詳細は図14参照)。この寿命予測の処理は、定期的に或いは輝度変更メニューにより輝度を変更したときに行う。
(S23)PCは、算出された電池寿命予測時間を表示する。
【0096】
図14は上記の電池残量(PC、PJ)、プロジェクタ光源の輝度設定、予測電池寿命等の関係を示した図である。
【0097】
図14に示されるように、PC側の電池残量が30%以下、又は、プロジェクタ側の電池残量が20%以下であると判断した場合には、バッテリーローの警告を表示する(注1)。
【0098】
また、PCは、PC側の電池残量が21%以上で、且つプロジェクタ側の電池残量が10%以下である場合には、次のようにしてPCの電池寿命BL1を求める(注2)。
BL1=(PC内蔵電池残量電力(Wh)*電源効率)/(PC内部消費予測電力+USB経由消費電力*1)
【0099】
また、プロジェクタ光源の輝度変更時の予測電池寿命は次のようにして求める(注3)。プロジェクタ光源最大輝度時の光源輝度をLMWmax(W)、光源電力をLPWmax(W)、プロジェクタ光源設定値がLET(Im)であるとすると、光源の輝度による単独の電池寿命予測BLM(h)は、
BLM=(PJ内蔵電池残量電力(Wh)*電源効率)/(LET*(LPWmax/LPWmax)
但し、ここでは光源輝度と電力が比例するものとした。
【0100】
PCの予測電池寿命BL2は、
BL2=(PC内蔵電池残量電力(Wh)*電源効率)/(PC内部消費予測電力+USB経由消費電力*2)
となる。このときのUSB経由消費電力*2は、プロジェクタ内部で光源以外に消費される電力であり、USB経由消費電力*1より小さい。上記のBLMとBL2とを対比して小さい方をBL3として、予測電池寿命とする。なお、上記においては、単位、lm:ルーメン(光源から出る可視光の総量)、W:ワット(電力)、Wh:ワットアワー(電力量、1Whで1Wの電力消費で1時間動作する電力量)、h:アワー(時間)である。
【0101】
以上のように本実施形態においては、PC200側において画像加工手段213が従来のプロジェクタ側においてなされていた各種の画像加工処理を行うようにし、且つ、デジタル信号のままで(アナログ信号に変換しないで)プロジェクタ100側に送信するようにしたので、プロジェクタ100内の回路を大幅に簡素化することが可能になっており、プロジェクタ100側の負荷が軽くなったことで電池駆動が可能になっている。また、プロジェクタ100の電源をPC内蔵の電池とプロジェクタ内蔵の電池とで構成するようにしたので、プロジェクタ100の電池の残量が少なくときでもプロジェクタを稼動させることができ、光源部の明るさを損なうことなく、電池駆動を実現させることがことがきる。このため、ACコンセントのない場所でも利用できる。
【0102】
また、PC200側でプロジェクタ100の電源コントロールを可能にしたのでユーザーインターフェースが改善されている。更に、映像を加工するユーザーインターフェースをPC200側で統合的に設けたので、分かり易い操作体系を提供することが可能になっている。また、プロジェクタ100側の表示デバイス(LCD)の液晶に個別に対応したパラメータをプロジェクタ100からPC200側に読み込むようにしたので、プロジェクタ100に対応した適切な画像データを生成して送信することが可能になっている。また、コントロール系とデータ転送系を1つのシリアルバスで統一したことにより、コネクタ及びケーブルの太さを抑えることができ、とり回しが簡便になっている。また、光源制御部123は、光源102としてLEDを用いているので、PC200から指定された明るさに応じて電源電圧を下げたり、或いはその駆動電流を小さくすることで電力を削減し、暗くすることが可能である。
【0103】
実施形態2.
なお、プロジェクタ100の内蔵電池121は、USBケーブル150から5V 500mA(100mAの状態もある)の電源供給を受けて充電を行うようにしてもよい。この場合は、USBケーブル150の電源から充電回路を経て電池に充電が行われる。例えば図12の回路にダイオード152を接続することにより充電回路が得られる。充電をしながら充電量をPCで表示することももちろん可能である。このようにすれば、プロジェクタ100側では、専用の充電器やACケーブルは一切必要がない。ACコンセントのある場所で、PC200側に電源供給が行われれば、その電力によってPCの動作、PCの内蔵電池への充電、プロジェクタの動作及びプロジェクタの内蔵電池への充電が行われる。
【0104】
また、上記の実施形態においては、光源電源生成部132により駆動電圧VLCDを得る例について説明したが、DC/DCコンバータ131から得るようにしてもよい。
【0105】
実施形態3.
また、上記の実施形態では、敢えてACケーブルがない例を示したが、ACコンセントからの電力供給を受けてAC/DCコンバータ経由で電力を供給する手段を設けてもかまわない。
【0106】
また、CPUについては、図7のブロック図ではCPUを1つ図示したが、電源系統によっては、USBコントローラ112や光源制御部123、光源電源生成部132等、各制御手段ごとにCPUを設けて制御してもよい。
【0107】
また、光源電源生成部132の駆動電圧の切り替えは、トランジスタやFET、ダイオードなどを組み合わせた公知の回路を用いても、専用のCPUを用意してプログラム的に制御してもよい。
【0108】
また、電池容量が減ってローバッテリー状態になった場合においても、冷却装置の駆動電力を予備として残しておく。これは、内蔵電池121からUSBケーブル150の電源に切り替わったり、USBケーブル150が突然抜かれた場合に、ファン(冷却装置)124が一定時間駆動する電力を残しておくためである。
【0109】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、プロジェクタは、内蔵電池と、内蔵電池とシリアルバスケーブルの電源とが接続された光源電源生成部とを備え、光源電源生成部が少なくともプロジェクタに内蔵された光源に駆動電圧を供給するようにし、シリアルバスケーブルに接続された情報処理装置からも電源を取り込むようにしたので、電池駆動が可能になっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に係るプロジェクタシステムの説明図である。
【図2】図1のPCに搭載されるソフトウェアの構成図である。
【図3】図2の画像加工手段の詳細を示した構成図である。
【図4】PC側でパラメータを設定するためのメニュー画面の説明図である。
【図5】プロジェクタのパラメータメモリに格納されたパラメータの説明図である。
【図6】PC側の動作を概念的に示した説明図である。
【図7】図1のプロジェクタの構成図である。
【図8】図7のLCD駆動回路の特定の機能を実現するための構成例を示した構成図である。
【図9】差分データのデータ構成を示した構成図である。
【図10】差分データを書き込み際の処理の説明図である。
【図11】図7のプロジェクタの電源部周辺の回路図である。
【図12】図7の光源の回路図である
【図13】PCからプロジェクタ側に画像データを送信する際の処理を示したフローチャートある。
【図14】電池寿命予測のテーブルを示した図である。
【符号の説明】
100 プロジェクタ
101 表示デバイス
102 光源
102a 抵抗
102b LED
102c トランジスタ
103 投射レンズ
111 コネクタ
112 USB コントローラ
113 LCD駆動回路
114 フレームメモリ
115 バス
117 CPU
118 パラメータメモリ
119 処理用メモリ
120 電源部
121 内蔵電池
123 光源制御部
124 ファン
130 メイン回路部
131 DC/DCコンバータ
132 光源電源生成部
133 電池容量監視部
140 光源回路部
150 USBケーブル
151 スクリーン
152 ダイオード
203 アプリケーションプログラム
204 グラフィックドライバー
205 USBドライバー
206 仮想グラフィックコントローラ
210 PJAプログラム
211 全画面キャプチャ手段
212 差分データ検出手段
213 画像加工手段
214 データ送受信手段
215 メニュー表示手段
215a メニュー表示欄
216 パラメータ送受信手段
220 映像制御部
230 映像パラメータ制御部
231 台形補正手段
232 リサイズ手段
233 ガンマ補正手段
234 色むら補正手段
240 映像調整部
250 調光制御手段
252 グラフィックコントローラ

Claims (28)

  1. 情報処理装置と、
    前記情報処理装置の画像をスクリーンに投射して表示するプロジェクタと、
    前記情報処理装置と前記プロジェクタを接続する接続手段とを備えたプロジェクタシステムにおいて、
    前記接続手段は、前記情報処理装置の電源を含むシリアルバスケーブルからなり、
    前記プロジェクタは、内蔵電池と、該内蔵電池と前記シリアルバスケーブルの電源とに接続され、前記プロジェクタに内蔵された少なくとも光源に駆動電圧を供給する光源電源生成部とを備えたことを特徴とするプロジェクタシステム。
  2. 前記光源電源生成部は、前記プロジェクタに内蔵された光源、表示制御装置及びフレームメモリにそれぞれ駆動電圧を供給することを特徴とする請求項1記載のプロジェクタシステム。
  3. 前記光源電源生成部は、内蔵電池の残量に応じて、入力電圧を、該内蔵電池の出力電圧から前記シリアルバスケーブルの電源電圧に切り換えて駆動電圧を出力することを特徴とする請求項1又は2記載のプロジェクタシステム。
  4. 前記光源電源生成部は、定常的には、前記内蔵電池の出力電圧を入力電圧とし、前記内蔵電池の残量が第1の所定量以下になると、前記シリアルバスケーブルの電源電圧を入力電圧とする請求項1〜3の何れかに記載のプロジェクタシステム。
  5. 前記プロジェクタは、内蔵電池の残量を検出する検出手段を備え、内蔵電池の残量を前記情報処理装置に送信し、前記情報処理装置は、前記プロジェクタの内蔵電池の残量が第1の所定量以下のときには、前記光源電源生成部に対して、入力電圧を該内蔵電池の出力電圧から前記シリアルバスケーブルの電源電圧に切り換させるため電源切替命令を前記プロジェクタに送信することを特徴とする請求項4記載のプロジェクタシステム。
  6. 前記情報処理装置は、前記電源切替命令とともに、前記プロジェクタの輝度を所定の輝度に制御するための輝度制御命令を、前記プロジェクタに送信することを特徴とする請求項5記載のプロジェクタシステム。
  7. 前記プロジェクタは、前記輝度制御命令を受信すると、前記輝度制御命令に基づいて光源を制御することを特徴とする請求項6記載のプロジェクタシステム。
  8. 前記プロジェクタは、前記光源電源生成部と光源との間に光源制御部を備え、該光源制御部は前記輝度設定命令に基づいて光源の輝度を制御することを特徴とする請求項7記載のプロジェクタシステム。
  9. 前記情報処理装置は、当該情報処理装置の内蔵電池の残量が第2の所定量以下で、且つ、前記プロジェクタの内蔵電池が第3の所定の残量(第3の所定の残量>第1の所定の残量)であるとき、電池残量が少ないことを示す警告を発生することを特徴とする請求項5〜8の何れかに記載のプロジェクタシステム。
  10. 前記情報処理装置は、前記警告に基づいて前記画像データを加工して前記プロジェクタに送信することを特徴とする請求項9記載のプロジェクタシステム。
  11. 前記情報処理装置は、前記プロジェクタの光源のオン・オフを制御するための制御命令を前記プロジェクタに送信し、前記プロジェクタの光源制御部はその制御命令に基づいて光源の駆動電圧の供給及び停止を制御することを特徴とする請求項8〜10の何れかに記載のプロジェクタシステム。
  12. 前記情報処理装置は、前記シリアルバスケーブルを介して前記プロジェクタの内蔵電池を充電することを特徴とする請求項1〜11の何れかに記載のプロジェクタシステム。
  13. 前記情報処理装置は、前記プロジェクタの内蔵電池の残量及び前記情報処理装置の内蔵電池の残量に基づいて前記プロジェクタの動作時間を予測して表示することを特徴とする請求項5〜12の何れかに記載のプロジェクタシステム。
  14. 前記プロジェクタは、前記光源を冷却するための冷却装置を備え、前記光源制御部は、前記シリアルバスケーブルが引き抜かれた際には、前記内蔵電池の出力電圧を、前記光源電源生成部を介して入力し、前記冷却装置に対して駆動電圧を、前記シリアルバスケーブルが引き抜かれた後も所定時間を継続して供給することを特徴とする請求項8〜13記載の何れかに記載のプロジェクタシステム。
  15. 情報処理装置の電源を含むシリアルバスケーブルを介して該情報処理装置と接続され、該情報処理装置の画像をスクリーンに投射して表示するプロジェクタであって、内蔵電池と、該内蔵電池と前記シリアルバスケーブルの電源とが接続された光源電源生成部とを備え、該光源電源生成部は少なくとも前記プロジェクタの光源に駆動電圧を供給することを特徴とするプロジェクタ。
  16. 前記光源電源生成部は、前記プロジェクタに内蔵された光源、表示制御装置及びフレームメモリにそれぞれ駆動電圧を供給することを特徴とする請求項15記載のプロジェクタ。
  17. 前記光源電源生成部は、内蔵電池の残量に応じて、入力電圧を、該内蔵電池の出力電圧から前記シリアルバスケーブルの電源電圧に切り換えて駆動電圧を出力することを特徴とする請求項15又は16記載のプロジェクタ。
  18. 前記光源電源生成部は、定常的には、前記内蔵電池の出力電圧を入力電圧とし、前記内蔵電池の残量が第1の所定量以下になると、前記シリアルバスケーブルの電源電圧を入力電圧とする請求項15〜17の何れかに記載のプロジェクタ。
  19. 内蔵電池の残量を検出する検出手段を備え、内蔵電池の残量を前記情報処理装置に送信し、前記光源電源生成部は、前記プロジェクタの内蔵電池の残量が第1の所定量以下のときには前記前記情報処理装置から送信されてくる電源切替命令に基づいて、入力電圧を、前記内蔵電池の出力電圧から前記シリアルバスケーブルの電源電圧に切り換えることを特徴とする請求項18記載のプロジェクタ。
  20. 前記光源電源生成部と光源との間に光源制御部を備え、該光源制御部は、前記プロジェクタの内蔵電池の残量が第1の所定量以下のときに前記前記情報処理装置から送信されてくる輝度制御命令に基づいて、光源の輝度を制御することを特徴とする請求項18又は19記載のプロジェクタ。
  21. 前記光源を冷却するための冷却装置を備え、前記光源制御部は、前記シリアルバスケーブルが引き抜かれた際には、前記内蔵電池の出力電圧を、前記光源電源生成部を介して入力し、前記冷却装置に対して駆動電圧を、前記シリアルバスケーブルが引き抜かれた後も所定時間を継続して供給することを特徴とする請求項15〜20の何れかに記載のプロジェクタ。
  22. 情報処理装置の電源を含むシリアルバスケーブルを介して画像をスクリーンに投射して表示するプロジェクタと接続される該情報処理装置であって、前記プロジェクタの内蔵電池の残量が第1の所定量以下のときには、前記プロジェクタに内蔵された少なくとも光源に対して、該プロジェクタの内蔵電池から前記シリアルバスケーブルの電源に切り換えて駆動電圧を供給させるための電源切替命令を前記プロジェクタに送信することを特徴とする情報処理装置。
  23. 前記電源切替命令とともに、前記プロジェクタの光源の輝度を制御するための輝度制御命令を、前記プロジェクタに送信することを特徴とする請求項22記載の情報処理装置。
  24. 情報処理装置の内蔵電池の残量が第2の所定量以下で、且つ、プロジェクタの内蔵電池が第3の所定の残量(第3の所定の残量>第1の所定の残量)であるとき、電池残量が少ないことを示す警告を発生することを特徴とする請求項20〜23の何れかに記載の情報処理装置。
  25. 前記警告に基づいて前記画像データを加工して前記プロジェクタに送信することを特徴とする請求項24記載の情報処理装置。
  26. 前記プロジェクタの光源のオン・オフを制御するための制御命令を前記プロジェクタに送信し、前記プロジェクタの少なくとも光源の駆動電圧の供給及び停止を制御させることを特徴とする請求項22〜25の何れかに記載の情報処理装置。
  27. 前記シリアルバスケーブルを介して前記プロジェクタの内蔵電池を充電することを特徴とする請求項22〜26の何れかに記載の情報処理装置。
  28. 前記プロジェクタの内蔵電池の残量及び情報処理装置の内蔵電池の残量に基づいて前記プロジェクタの動作時間を予測して表示することを特徴とする請求項22〜27の何れかに記載の情報処理装置。
JP2002229070A 2002-08-06 2002-08-06 プロジェクタシステム並びにプロジェクタ及び情報処理装置 Withdrawn JP2004069997A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002229070A JP2004069997A (ja) 2002-08-06 2002-08-06 プロジェクタシステム並びにプロジェクタ及び情報処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002229070A JP2004069997A (ja) 2002-08-06 2002-08-06 プロジェクタシステム並びにプロジェクタ及び情報処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004069997A true JP2004069997A (ja) 2004-03-04
JP2004069997A5 JP2004069997A5 (ja) 2005-09-02

Family

ID=32015597

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002229070A Withdrawn JP2004069997A (ja) 2002-08-06 2002-08-06 プロジェクタシステム並びにプロジェクタ及び情報処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2004069997A (ja)

Cited By (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006030292A (ja) * 2004-07-12 2006-02-02 Plus Vision Corp 画像表示装置
JP2006094186A (ja) * 2004-09-24 2006-04-06 Nikon Corp プロジェクタシステム、携帯電話、カメラ
JP2006235075A (ja) * 2005-02-23 2006-09-07 Casio Comput Co Ltd 電子装置及び電子装置の制御方法
WO2007004512A1 (ja) * 2005-07-01 2007-01-11 Nikon Corporation 投影装置
WO2007018217A1 (ja) * 2005-08-11 2007-02-15 Nikon Corporation 投影装置用補助装置および投影システム
JP2007078808A (ja) * 2005-09-12 2007-03-29 Nikon Corp 投影装置
JP2007139957A (ja) * 2005-11-16 2007-06-07 Seiko Epson Corp プロジェクションシステム、プロジェクタ、および情報処理装置
KR100782834B1 (ko) * 2006-01-20 2007-12-06 삼성전자주식회사 전원을 공급하는 프로젝터
JP2008134675A (ja) * 2006-11-27 2008-06-12 Seiko Epson Corp コンピュータ、プロジェクタシステムおよびデータ通信方法
JP2009171204A (ja) * 2008-01-16 2009-07-30 Sanyo Electric Co Ltd 携帯情報端末装置
JP2009244341A (ja) * 2008-03-28 2009-10-22 Casio Comput Co Ltd 投影装置、表示装置、投影方法及びプログラム
JP2010191764A (ja) * 2009-02-19 2010-09-02 Koyo Electronics Ind Co Ltd プログラマブル表示器への2系統電源供給方式
US7841722B2 (en) 2006-02-09 2010-11-30 Seiko Epson Corporation Projection system, projector, image processing program and recording medium recording image processing program
US8021003B2 (en) 2007-09-07 2011-09-20 Canon Kabushiki Kaisha Projection display apparatus having nonvolatile memory
JP2012019295A (ja) * 2010-07-06 2012-01-26 Canon Inc 表示システム、投影装置及び撮像装置
US8286259B2 (en) 2006-10-30 2012-10-09 Nec Display Solutions, Ltd. Network projector including a display signal control unit, and projector system including the network projector
US8412959B2 (en) 2008-12-11 2013-04-02 Sony Corporation Terminal apparatus, terminal apparatus controlling method, and control program
JP2013164598A (ja) * 2013-03-18 2013-08-22 Seiko Epson Corp 画像表示装置
JP2013167881A (ja) * 2013-03-18 2013-08-29 Seiko Epson Corp 画像表示装置、画像表示装置の制御方法
WO2015196669A1 (zh) * 2014-06-26 2015-12-30 中兴通讯股份有限公司 投影信号处理方法及装置
JP2016187418A (ja) * 2015-03-30 2016-11-04 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技機
JP2016187417A (ja) * 2015-03-30 2016-11-04 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技機
JP2016187413A (ja) * 2015-03-30 2016-11-04 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技機
JP2019048140A (ja) * 2018-11-21 2019-03-28 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技機

Cited By (30)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006030292A (ja) * 2004-07-12 2006-02-02 Plus Vision Corp 画像表示装置
JP2006094186A (ja) * 2004-09-24 2006-04-06 Nikon Corp プロジェクタシステム、携帯電話、カメラ
JP2006235075A (ja) * 2005-02-23 2006-09-07 Casio Comput Co Ltd 電子装置及び電子装置の制御方法
US7938548B2 (en) 2005-07-01 2011-05-10 Nikon Corporation Projection device
WO2007004512A1 (ja) * 2005-07-01 2007-01-11 Nikon Corporation 投影装置
WO2007018217A1 (ja) * 2005-08-11 2007-02-15 Nikon Corporation 投影装置用補助装置および投影システム
EP1914593A1 (en) * 2005-08-11 2008-04-23 Nikon Corporation Auxiliary apparatus for projection apparatus, and projection system
EP1914593A4 (en) * 2005-08-11 2009-07-22 Nikon Corp AUXILIARY DEVICE FOR PROJECTION DEVICE, AND PROJECTION SYSTEM
JP2007078808A (ja) * 2005-09-12 2007-03-29 Nikon Corp 投影装置
JP2007139957A (ja) * 2005-11-16 2007-06-07 Seiko Epson Corp プロジェクションシステム、プロジェクタ、および情報処理装置
JP4670602B2 (ja) * 2005-11-16 2011-04-13 セイコーエプソン株式会社 プロジェクションシステム、プロジェクタ、および情報処理装置
US7874685B2 (en) 2005-11-16 2011-01-25 Seiko Epson Corporation Projection system, projector, and information processing device
KR100782834B1 (ko) * 2006-01-20 2007-12-06 삼성전자주식회사 전원을 공급하는 프로젝터
US7841722B2 (en) 2006-02-09 2010-11-30 Seiko Epson Corporation Projection system, projector, image processing program and recording medium recording image processing program
US8286259B2 (en) 2006-10-30 2012-10-09 Nec Display Solutions, Ltd. Network projector including a display signal control unit, and projector system including the network projector
JP2008134675A (ja) * 2006-11-27 2008-06-12 Seiko Epson Corp コンピュータ、プロジェクタシステムおよびデータ通信方法
US8021003B2 (en) 2007-09-07 2011-09-20 Canon Kabushiki Kaisha Projection display apparatus having nonvolatile memory
JP2009171204A (ja) * 2008-01-16 2009-07-30 Sanyo Electric Co Ltd 携帯情報端末装置
JP2009244341A (ja) * 2008-03-28 2009-10-22 Casio Comput Co Ltd 投影装置、表示装置、投影方法及びプログラム
US8412959B2 (en) 2008-12-11 2013-04-02 Sony Corporation Terminal apparatus, terminal apparatus controlling method, and control program
JP2010191764A (ja) * 2009-02-19 2010-09-02 Koyo Electronics Ind Co Ltd プログラマブル表示器への2系統電源供給方式
JP2012019295A (ja) * 2010-07-06 2012-01-26 Canon Inc 表示システム、投影装置及び撮像装置
JP2013164598A (ja) * 2013-03-18 2013-08-22 Seiko Epson Corp 画像表示装置
JP2013167881A (ja) * 2013-03-18 2013-08-29 Seiko Epson Corp 画像表示装置、画像表示装置の制御方法
WO2015196669A1 (zh) * 2014-06-26 2015-12-30 中兴通讯股份有限公司 投影信号处理方法及装置
CN105320195A (zh) * 2014-06-26 2016-02-10 中兴通讯股份有限公司 投影信号处理方法及装置
JP2016187418A (ja) * 2015-03-30 2016-11-04 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技機
JP2016187417A (ja) * 2015-03-30 2016-11-04 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技機
JP2016187413A (ja) * 2015-03-30 2016-11-04 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技機
JP2019048140A (ja) * 2018-11-21 2019-03-28 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2004069997A (ja) プロジェクタシステム並びにプロジェクタ及び情報処理装置
JP4048870B2 (ja) プロジェクタシステム
US20080278894A1 (en) Docking station for projection display applications
US20100002151A1 (en) Handheld media and communication device with a detachable projector
US8346986B2 (en) Display apparatus, control method thereof, and program
US8661492B2 (en) Communication apparatus, control method, and computer readable recording medium
JP2004086277A (ja) 情報処理装置、プロジェクタシステム及びプログラム
US20100171933A1 (en) Method for compensating for color loss of image in image projector and apparatus thereof
JP2004177784A (ja) プロジェクタシステム及びプロジェクタ
US20070192579A1 (en) Computer and control method thereof
JP2004088194A (ja) 情報処理装置、プロジェクタシステム及びプログラム
US8259120B2 (en) Seamless switching between graphics controllers
WO2023246211A1 (zh) 激光投影设备及投影图像的显示方法
JP2018054796A (ja) 表示装置、表示方法及び表示システム
JP2019113647A (ja) 表示装置およびその制御方法
JP5434418B2 (ja) プロジェクターシステム、制御装置、プログラム及びプロジェクターシステムの制御方法
JP2008185620A (ja) プロジェクタ、投写システムおよび投写方法
JP2002041188A (ja) 小型表示装置および表示システム
US9905141B2 (en) Image output apparatus and computer-readable recording medium
JP2019186690A (ja) 制御装置、プロジェクタ、プロジェクタの制御方法、プログラム
JP2015169754A (ja) プロジェクター、およびプロジェクターの制御方法
JP2020182178A (ja) 表示装置及びその制御方法、並びにプログラム
TWI714249B (zh) 投影裝置與投影訊號搜尋方法
JP6834042B2 (ja) 表示装置
JP2011095292A (ja) プロジェクター、およびプロジェクターの制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050302

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050302

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070530

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070724

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20070920