JP2019186690A - 制御装置、プロジェクタ、プロジェクタの制御方法、プログラム - Google Patents

制御装置、プロジェクタ、プロジェクタの制御方法、プログラム Download PDF

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智章 小宮山
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Abstract

【課題】プロジェクタの光源を、より適切な光量で発光させるように制御をすることができる制御装置を提供する。【解決手段】本発明の光源を用いて画像を表示するプロジェクタの制御装置は、前記画像と前記画像の補助情報とを取得する取得手段と、前記画像に含まれるコンテンツ領域の数を判定する判定手段と、前記光源の発光量を制御する光源制御手段と、を備え、前記補助情報には、前記コンテンツ領域の輝度を示す情報が含まれ、前記判定手段が前記コンテンツ領域の数が1であると判定する場合に、前記光源制御手段は、前記コンテンツ領域の輝度を示す情報に応じて前記光源の発光量を変更する、ことを特徴とする。【選択図】図5

Description

本発明は制御装置、プロジェクタ、プロジェクタの制御方法、プログラムに関するものである。
近年、画像に含まれるコンテンツのダイナミックレンジの範囲が拡大しており、その中でもHDR(High Dynamic Range)のコンテンツが普及してきている。そのHDRに関する技術の一つとして、HDRコンテンツのシーン毎またはフレーム毎でダイナミックレンジを変えて表示することを可能とする動的HDRという技術がある。動的HDRでは、画像データを送信するソース機器が動的HDR実現に必要なメタデータ(補助情報)を画像データに重畳して送信する。画像データを受信するシンク機器は、メタデータに基づいて光源の発光量制御、画像データに対するEOTF(Electro−Optical Transfer Function;電気光伝達関数)に基づいた変換処理などに係る制御を行う。ここで、EOTFとは、画像データのコード値(階調値)を表示する輝度に変換する関数をいう。
このようなメタデータを表示装置が有効に活用する技術として、特許文献1において、複数に分割されたバックライトブロックの発光量をそれぞれを、メタデータに含まれるコンテンツの座標情報に基づいて制御する方法が示されている。これにより、複数のバックライトブロックそれぞれの発光量を適切に制御することができ、例えば、バックライトブロックに対応する画像データの領域ごとに異なる画質の表示をすることができる。
特開2012−177770号公報
しかしながら、単一の光源もしくは少数の光源によって画像を表示するプロジェクタなどの表示装置に対しては特許文献1の技術は適用できない。つまり、このような表示装置においては複数のコンテンツの領域を含む画像データを受信した際に、コンテンツ領域毎にメタデータに基づいて個別の輝度調整を行なうことができない。具体的には、1つのコンテンツ領域にあわせて光源の発光量調整を行なうと、投影画面全体に影響を与えてしまう。そのため、画像データに含まれるコンテンツ領域によっては、適切でない光源の発光量制御が行われ、ユーザの鑑賞を阻害することが可能性があるという課題があった。
そこで、本発明は、プロジェクタの光源を、より適切な光量で発光させるように制御をすることができる制御装置を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様は、
光源を用いて画像を表示するプロジェクタの制御装置であって、
前記画像と前記画像の補助情報とを取得する取得手段と、
前記画像に含まれるコンテンツ領域の数を判定する判定手段と、
前記光源の発光量を制御する光源制御手段と、
を備え、
前記補助情報には、前記コンテンツ領域の輝度を示す情報が含まれ、
前記判定手段が前記コンテンツ領域の数が1であると判定する場合に、前記光源制御手段は、前記コンテンツ領域の輝度を示す情報に応じて前記光源の発光量を変更する、
ことを特徴とする制御装置である。
本発明の第2の態様は、
光源を用いて画像を表示するプロジェクタの制御装置であって、
前記光源の発光量を制御する光源制御手段と、
前記画像と前記画像の補助情報とを取得する取得手段と、
を備え、
前記補助情報には、HDR(High Dynamic Range)のコンテンツ領域の数を示す情報が含まれ、
前記光源制御手段は、前記コンテンツ領域の数を示す情報に応じて前記光源の発光量を制御する、
ことを特徴とする制御装置である。
本発明の第3の態様は、
光源を用いて画像を表示するプロジェクタの制御方法であって、
前記画像と前記画像の補助情報とを取得する取得工程と、
前記画像に含まれるコンテンツ領域の数を判定する判定工程と、
前記光源の発光量を制御する光源制御工程と、
を含み、
前記補助情報には、前記コンテンツ領域の輝度を示す情報が含まれ、
前記判定工程において前記コンテンツ領域の数が1であると判定される場合に、前記光源制御工程では、前記コンテンツ領域の輝度を示す情報に応じて前記光源の発光量を変更する、
ことを特徴とするプロジェクタの制御方法である。
本発明の第4の態様は、
光源を用いて画像を表示するプロジェクタの制御方法であって、
前記光源の発光量を制御する光源制御工程と、
前記画像と前記画像の補助情報とを取得する取得工程と、
を含み、
前記補助情報には、HDR(High Dynamic Range)のコンテンツ領域の数を示す情報が含まれ、
前記光源制御工程では、前記コンテンツ領域の数を示す情報に応じて前記光源の発光量を制御する、
ことを特徴とするプロジェクタの制御方法である。
本発明によれば、プロジェクタの光源を、より適切な光量で発光させるように制御をすることができる。
実施形態1に係るプロジェクタと外部装置の接続概観を示す図。 実施形態1に係るプロジェクタの構成を示す図。 実施形態1に係るプロジェクタの処理フローチャート。 実施形態1に係る画像取得部の構成を示す図。 実施形態1および変形例3に係る光源制御のフローチャート。 実施形態1および変形例1〜3に係る画像データを示す図。 実施形態1に係るEOTFを示す図。 変形例1および変形例2に係る光源制御のフローチャート。 プロジェクタの画像表示を説明する図。
以下に、本発明を実施するための形態について詳細に説明する。なお、以下に説明する実施形態は、本発明を実現するための一例であり、本発明が適用される装置の構成や各種条件によって適宜修正または変更されるべきものであり、本発明は以下の実施の形態に限定されるものではない。また、後述する実施形態や変形例の一部を適宜組みあわせて構成してもよい。
<実施形態1>
本実施形態では、画像データに重畳されるメタデータ(補助情報)を取得することが可能である表示装置についてプロジェクタを例として説明する。本実施形態に係るプロジェクタは、表示する画像におけるコンテンツ領域の数をメタデータから取得し、そのコンテンツ領域の数に応じて光源の発光量を制御する。これにより、プロジェクタが有する光源の数が少数である場合においても、より適切に光源の発光量を制御を行うことができる。なお、本実施形態に係るプロジェクタは、スクリーンに対して画像を投影するものであり、図9が示すようにスクリーン上に投影画面があり、投影画面に画像が表示されるものとする。ここで、投影画面とは、プロジェクタから光が照射されるスクリーン上の領域であり、画像が表示されない領域を含む。
また、動的HDRに関するメタデータは、例えば、SMPTE(Society of
Motion Picture and Television Engineers)ST2094規格および、CTA(Consumer Electronics Association)−861−Gにおいてデータとその構造が策定されている。この各規格ではHDR処理に係る情報として色空間変換に関する情報に加えて、座標情報やHDRのコンテンツ数情報といったデータが定義されている。この座標情報とコンテンツ数情報を用いることで、画面内の特定領域へコンテンツをマッピング、または画面内に複数のコンテンツをマッピングする制御を実現する。
なお、本実施形態に係るプロジェクタは、(透過型)液晶プロジェクタに限らず、反射型液晶プロジェクタでも、DLP(Digital Light Processing)プロジェクタでもよい。なお、有する光源が少数である表示装置である必要はなく、例えば、多数の光源を有しており、全ての光源の発光量を全体として制御することはできるが、光源それぞれに対する発光量の制御ができない表示装置でもよい。以下では、図1に示すように、プロジェクタ10と外部装置20が接続されており、外部装置20からコンテンツを含む画像データが送信され、プロジェクタ10が当該画像データを受信する例を説明する。なお、本実施形態ではコンテンツはHDRコンテンツであるとするが、これに限らず任意の画像に関するコンテンツでよい。なお、外部装置20は、撮像装置(カメラ)、PC、スマートフォンなど、メタデータを重畳して画像データを送信することが可能な装置であれば任意のものでよい。
[プロジェクタの構成]
図2は、本実施形態のプロジェクタ10の構成を示した図である。プロジェクタ10は、各機能部を全体として制御するための制御部100を有する。プロジェクタ10は、投影対象物への画像投影を行うための、液晶部101、液晶駆動部102、光源103、投影光学系104、光源制御部105、光学系制御部106を有する。プロジェクタ10は、外部とデータの送受信を行うための、画像取得部110、画像取得部111、USBインターフェース112、通信部113、操作部114を有する。プロジェクタ10は、プロジェクタ10の内外部の環境の情報取得・調整するための、傾きセンサ120、タイマ
121、温度計122、冷却部123、赤外線受信部124、焦点検出部125、撮像部126、スクリーン測光部127を有する。プロジェクタ10は、ユーザに対して通知を行うための、表示部130、表示制御部131を有する。プロジェクタ10は、内部へ電力の供給を行うための、電源部140、電源入力部141、バッテリ142を有する。プロジェクタ10は、データを記憶するための内部メモリ150、RAM151を有する。プロジェクタ10は、画像データに対して画像処理を行うための、画像処理部160、ファイル再生部161を有する。なお、上記の機能部は、一般的なプロジェクタの動作を行うための機能部であり、本実施形態に必須でない機能部も含まれている。なお、本実施形態では、液晶部101と光源103と投影光学系104を有するプロジェクタについて説明するが、液晶部101と光源103と投影光学系104を有するプロジェクタを制御する制御装置であっても同様の効果を得ることができる。以下にて、上記の機能部の概要について説明する。
(プロジェクタの各機能部を全体として制御するための機能部)
制御部100は、プロジェクタ10の複数の機能部を制御する、例えば、CPU(Central Processing Unit)である。制御部100は、複数の機能部とバス170にて接続されており、各機能部への制御指示やデータの送受信などのアクセスを行なうことが可能である。本実施形態では、制御部100はバス170を介して、プロジェクタ10が有する全ての機能部のうち、液晶部101、光源103、投影光学系104、操作部114、表示部130、電源入力部141、バッテリ142、以外の機能部を直接制御するものとする。
(投影対象物への画像投影を行うための機能部)
液晶部101は、1枚の液晶パネルや3枚の液晶パネルなどで構成されており、光源103が発光する光を透過することで液晶パネル(表示パネル)上に画像を形成する。液晶部101の解像度は任意であるが、本実施形態では液晶部101は4096×2160の解像度を有するものとする。なお、光を透過する透過型の液晶パネルの代わりに、光を反射する反射型の液晶パネルまたはDMD(Digital Micromirror Device)パネルを使用しても良い。
液晶駆動部102は、入力された画像データに基づいて、液晶部101の液晶パネルに画像を形成させる。光源103は液晶部101に光を供給する。なお、本実施形態では、プロジェクタ10における光源は1つのみであり、液晶部101に投射される光量は画像内の位置によって変化しないものとする。なお、本実施形態に係るプロジェクタ10における光源の数は1つに限らず任意の数でよい。
投影光学系104は、光源103から発せられた光が液晶部101において透過されることにより得られた光学像をスクリーンなどの投影対象物に投影する。光源制御部105は、光源103の光量などを制御する。光学系制御部106は、投影光学系104のズームレンズやフォーカスレンズなどの動作を制御し、ズーム倍率や焦点調整などを行う。なお、プロジェクタ10により画像が投影される投影対象物は、スクリーンに限らず、例えば建物やバルーンなどであってもよい。
(プロジェクタの外部とデータの送受信を行うための機能部)
画像取得部110、画像取得部111は、Blu−ray(登録商標)レコーダやSTB(Set Top Box)などから、1または複数のコンテンツ領域を含む画像データを取得する。本実施形態では、画像取得部110、画像取得部111は、HDMI(登録商標;High−Definition Multimedia Interface)ケーブルを介して画像データを取得する。なお、HDMIケーブルに限らず、SDI(Serial Digital Interface)ケーブルであってもよいし、画像
取得部110と画像取得部111は無線通信によって画像データを取得してもよい。また、インターフェース規格の種類によっては伝送する画像データの伝送方式や信号線数などが定められている。例えば、伝送方式として、表示画素を構成するためのデータ信号とクロック信号について分離して伝送するセパレートクロック方式や、クロックをデータに埋め込むエンベデッドクロック方式などが存在する。HDMI規格においてはセパレートクロック方式が採用されており、伝送されるクロック信号に基づいてデータ信号を受信する。
また、画像取得部110、画像取得部111の内部にはプロジェクタ10が受信可能な画像フォーマットに関する情報を示すEDID(Extended Display Identification Data)を保持している。画像取得部110、画像取得部111は、外部装置20からの要求に基づいてEDIDの通知を行う。また、画像取得部110、画像取得部111は、外部装置20との接続ライン内に、外部装置20に対しケーブルが接続されたことを通知することが可能なHPD(Hot Plug Detect)を有する構成である。また、画像取得部110、画像取得部111は受信した画像データについて測定処理や画像フォーマットの解析処理、画像データに重畳されるメタデータの取得処理を行なうことも可能である。なお、接続される外部装置20は、EDIDに含まれる情報に基づいて画像データを出力するものとする。ここで、EDIDに含まれる情報とは、受信可能な画像データの解像度や、フレームレートなどの信号タイミング情報、ビット深度、動的HDRへの対応可否および対応方式などの情報である。
USBインターフェース112は、外部から画像データ(映像データ;画像ファイル)などの各種の情報データのファイルを受け取る、または外部に書き出す。また、USBインターフェース112には、ポインティングデバイスや、キーボード、USB型のフラッシュメモリなども接続されることもある。通信部113は、イントラネット、インターネットから画像データなどの各種の情報データのファイル、その他の命令信号を送受信する。例えば、通信部113とイントラネットやインターネットとは、有線LANや無線LANなどで接続されている。操作部114は、ボタンやスイッチなどであり、ユーザからの電子機器10の電源ON/OFFなどの操作を受け付ける。
(プロジェクタ内外部の環境の情報取得・調整するための機能部)
傾きセンサ120は、プロジェクタ10の物理的な傾きを検出する。タイマ121は、プロジェクタ10の動作時間、各機能部の動作時間などを検出する。温度計122は、プロジェクタの光源103の温度、液晶部101の温度、外気温などを計測する。冷却部123は、温度計122が検出する温度などに応じて、プロジェクタ10内の熱を外部に放出して、プロジェクタ10を冷却する。冷却部123は、例えば、ヒートシンクとファンにより構成されている。
赤外線受信部124は、プロジェクタ10付属のリモコンやその他の機器からの赤外線を受信し、受信した信号を制御部100に送る。例えば、赤外線受信部124は、プロジェクタの前後方向などの複数箇所にそれぞれ設置されている。焦点検出部125は、プロジェクタ10とスクリーンとの距離を検出し、焦点距離を検出する。撮像部126は、スクリーンの方向を撮像する。
スクリーン測光部127は、スクリーンにより反射される光の光量や投影画面の表示輝度を計測する。具体的には、スクリーン測光部127は、光源103の出力光量、プロジェクタ10とスクリーンの距離、投影光学系104のズーム状態などから表示輝度を算出し保持する。例えば、プロジェクタ10からスクリーンまでの距離を焦点検出部125などの距離センサが測定する。スクリーン測光部127は、投影光学系104のズーム状態およびスクリーンまでの距離に対応する、投影サイズの予め記憶された関係から投影面積
を算出する。そして、スクリーン測光部127は、算出した投影面積と光源103の出力光量に基づき投影画面の表示輝度を算出する。
(ユーザに対して通知を行うための機能部)
表示部130は、プロジェクタ10においてユーザから見える位置に配置され、プロジェクタ10の状態や警告などを表示しユーザに通知する。表示制御部131は、表示部130を制御する。
(プロジェクタへ電力を供給を行うための機能部)
電源部140は、プロジェクタ10の各機能部への電源供給を制御する。電源入力部141は、外部からの交流電力を受け入れ、所定の電圧に整流して電源部140に供給する。バッテリ142は、電源入力部141から電力が供給されていない場合に、電力を電源部140に供給する充放電可能な蓄電池である。
(データを記憶するための機能部)
内部メモリ150は、画像データ、ユーザ設定に関するデータなどの各種の情報データのファイルを保存し、半導体メモリやハードディスクなどで構成される。RAM151は、内部メモリ150に格納されているプログラムの展開や投影する画像のフレームメモリなどに使用する。
(画像データに対して画像処理を行うための機能部)
画像処理部160は画像データの画素数(解像度)を液晶部101が有する液晶パネルの画素数にあわせて変換する。また、画像処理部160は、液晶パネルを交流駆動させるため、入力された画像データのフレームの数を倍にし、液晶パネルによる画像形成に適した補正などの処理を行う。ここで、液晶パネルの交流駆動とは、液晶パネルの液晶にかける電圧の方向を交互に入れ替えて表示させる駆動であり、液晶にかける電圧の方向が正方向でも逆方向でも画像を生成できる性質を利用したものである。このとき、液晶駆動部102は、正方向用の画像データと、逆方向用の画像データを1枚ずつ送る必要があるので、画像処理部160では、画像データのフレームの数を倍にする処理を行う。画像処理部160により処理される画像データに基づいて、液晶駆動部102は液晶部101の液晶パネルに画像を形成させる。
また、画像処理部160は、プロジェクタ10がスクリーンに対して斜め方向から画像を投影することで投影画面が台形状などに歪んでしまう場合に、台形状の歪みを打ち消すように投影する画像の形状を変形させるキーストーン補正を行う。キーストーン補正では、投影する画像の水平方向や垂直方向の拡大/縮小率を変更している。このようにして、投影画面の台形状の歪みとキーストーン補正された画像の歪みが相殺され、正常なアスペクト比の長方形に近い画像がスクリーンに表示させる。このキーストーン補正は、傾きセンサ120により得られた傾き角に基づいてもよいし、撮像部126により撮像された画像に基づいてもよいし、ユーザが操作部114などを操作することにより行われてもよい。
ファイル再生部161は、例えば、外部装置20によって符号化(エンコード)されたファイルデータなどを、プロジェクタ10において利用できるようにするために復元(デコード)する。
[基本的なプロジェクタの動作について]
ここで、プロジェクタ10の基本的な動作の概要について説明する。ここでは、プロジェクタ10において、電源がONにされてから、画像を投影して、電源をOFFにされるまでの流れの概要を一例として説明する。
制御部100は、操作部114において電源ONの指示が入力されることにより、各機能部に電源を供給するように電源部140へ指示し、各機能部を待機状態にする。そして、電源が投入された後、制御部100は、光源制御部105に対して光源103からの発光を開始するように指示する。
次に、制御部100は、焦点検出部125により得られた焦点の情報などから、投影光学系104を調整するよう光学系制御部106に指示する。光学系制御部106は、投影光学系104のズームレンズやフォーカスレンズを動作させてスクリーン画面上に投影光が結像するよう制御する。このようにして、投影の準備が整う。
次に、画像処理部160は、制御部100の指示に基づき、画像取得部110に入力された画像データを所定のレイアウトで合成し、液晶部101に適した解像度に変換する。また、画像処理部160は、制御部100の指示に基づき、画像データに対してガンマ補正や、輝度ムラが発生しないようにする補正、キーストーン補正を加える。そして、画像処理部160により補正を加えられた画像データは、液晶駆動部102により液晶部101に画像として形成される。そして、液晶部101の液晶パネルに形成された画像は、光源103から発せられた光によって、投影光学系104からスクリーンに投影される。
また、投影中には、制御部100は、光源103などの温度を温度計122により検出する。そして、例えば、光源103の温度が40度以上に変化したときに、制御部100は、冷却部123を動作させて光源103を冷却する。
そして、操作部114において電源OFFの指示が入力されると、制御部100は、各機能部に終了処理を行うよう指示をする。さらに、終了の準備が整うと、制御部100の指示に基づき、電源部140は各機能部への電源供給を順次終了する。冷却部123は、電源OFFされた後しばらく動作し、プロジェクタ10を冷却する。
[画像データ受信から投影までの処理フロー]
次に、本実施形態に係るプロジェクタ10の画像取得部110に画像データが入力されてから、投影を行うまでの動作について図3のフローチャートを用いて説明する。なお、本実施形態におけるプロジェクタ10は画像取得部110と画像取得部111を有しているが、動作仕様についてはそれぞれ同じであるものとして、ここでは画像取得部110について説明する。
(S101)
プロジェクタ10は、制御部100が画像取得部110に問いあわせ(ポーリング)することにより、または画像取得部110から通知される割り込みにより、外部装置20とHDMIケーブルを介して接続されたことを検知する。
(S102)
制御部100は、HDMIケーブルを介して接続されたことを検出すると、画像取得部110に対して、プロジェクタ10と外部装置20とが接続されたこと示すHPD信号を外部装置20へ通知するように指示を出す。次に、HPD信号を受けた外部装置20は、プロジェクタ10に対しEDIDを要求する。
(S103)
画像取得部110は、外部装置20からEDIDの要求を受け付けると、画像取得部110内部のRAM(不図示)に保持しているEDIDを読み出す。画像取得部110は、HDMIケーブル内の、EDIDを授受するためのDDC(Display Data
Channel)ラインを介して外部装置20にEDIDを通知する。
本実施形態においては、プロジェクタ10が保持するEDIDには、プロジェクタ10が動的HDRに対応することを示すデータを含む、動的HDRに対応する画像データに関する情報が格納されているものとする。CTA−861−G規格によれば4タイプの動的HDR方式が規定されている。ここで、プロジェクタ10が対応可能な動的HDR方式を示す情報をEDIDに格納しておくことで、プロジェクタ10が対応している動的HDR方式を外部装置20に通知することが可能である。外部装置20は、プロジェクタ10から通知されたEDIDの読み出しに成功すると、EDIDに格納されている画像フォーマット情報や対応する動的HDR方式などに基づいて、メタデータを重畳して画像データの送信を開始する。つまり、外部装置20は、EDIDの読み出しに成功すると、例えば、CTA−861−Gの規定に基づいたメタデータを重畳して、画像データをプロジェクタ10に送信する。なお、CTA−861−Gの規定(規格)に限らず、SMPTE ST
2094の規定(規格)に基づいたメタデータであってもよい。
(S104)
画像取得部110は、外部装置20より送信された、メタデータを重畳した画像データの受信処理を行う。ここで、画像取得部110の画像データの受信処理について、図4が示す画像取得部110の内部構成図に基づき詳細に説明する。画像取得部110は、同期信号受信部1101、CR部1102、画像データ受信部1103、メタデータ保持部1104を有する。
同期信号受信部1101は、HDMI規格において採用されているTMDS(Transition Minimized Differential Signaling)方式のTMDSクロックを受信する。同期信号受信部1101は、TMDSクロックを、CR部1102と画像データ受信部1103に出力する。
CR部1102(Clock Recovery)は、同期信号受信部1101から入力されるTMDSクロックに基づいて、後述する画像データ受信部1103で受信する画像データを抽出(サンプリング)するためのサンプリングクロックを生成する。CR部1102は、PLL(Phase Locked Loop;位相同期回路)などで構成される回路である。CR部1102は、サンプリングクロックを、画像データ受信部1103に出力する。
画像データ受信部1103は、CR部1102から入力されるサンプリングクロックに基づいて伝送路から画像データを受信する回路である。また、画像データには水平同期タイミング、垂直同期タイミング、有効表示タイミングなどを示す情報も重畳されている。画像データ受信部1103は、重畳される情報およびTMDSクロックから、周波数カウンタ回路(不図示)を介して同期周波数、解像度などのフォーマット情報も計測する。画像データ受信部1103は、水平同期タイミングや垂直同期タイミングや有効表示タイミングを示す情報に基づいて、必要な画像データを取り出して内部信号として、同期信号とあわせて画像処理部160へ出力する。また、画像データ受信部1103は、フォーマット情報をメタデータ保持部1104へ出力する。
さらに、画像データ受信部1103は、外部装置20から受信した画像データに含まれるメタデータ(補助情報)を取得する。このメタデータには、画像データに含まれるコンテンツ領域の数、コンテンツ領域それぞれの最大輝度値などの輝度を示す情報、座標情報などが含まれる。取得したメタデータは、メタデータを取得したか否かを示す情報(取得情報)と共にメタデータ保持部1104へ出力される。なお、画像データ受信部1103は、メタデータを毎フレーム送受信することが可能であるものとする。さらに、メタデー
タに変更があった場合に、画像データ受信部1103が制御部100へ通知を行う仕組みを採用してもよい。
メタデータ保持部1104は、フォーマット情報とメタデータを、制御部100など外部の機能部から読み出し可能な状態で保持する。また、メタデータ保持部1104は、メタデータの種別毎に保持領域を確保しており、メタデータを受信するたびに受信したメタデータの種別に応じた領域が随時上書きされる。なお、動的HDRに関するメタデータについても上述する保持領域に格納される。
(S105)
制御部100は、メタデータ保持部1104からメタデータをRAM151へ読み出す。なお、制御部100は、メタデータ保持部1104に保持されている取得情報を読み出し、取得情報がメタデータを取得したことを示す場合に、メタデータをRAM151に読み出すものとする。また、動的HDR方式によっては、メタデータを画像データに適用すべき時間間隔に係る情報が画像データに重畳される場合がある。その情報に基づいたタイミングで、制御部100が、メタデータ保持部1104から動的HDRに関するメタデータの読み出しを行ってもよい。
(S106)
制御部100はメタデータに基づいて、各種処理を行う。ここでは、制御部100は、動的HDRに関するメタデータの内容に基づいて、光源103の制御やEOTFに基づいた画像処理の指示を各機能部に対して行う。なお、上述のように、EOTFとは電気信号、即ち所定のビット深度で表されるコード値(階調値)を輝度値に変換する伝達関数である。なお、光源103の制御やEOTFに基づいた画像処理の詳細については後述に説明する。
なお、画像処理部160による画像処理および光源103の制御がされる際に、プロジェクタ10内部のシステム構成の都合により投影している画像が乱れて表示される場合がある。そこで、制御部100は画像処理部160へ指示を出し、画像の非表示状態(ミュート状態)に遷移させて、その間に各種制御を行って乱れを取り除き、最後に非表示状態を解除するよう制御してもよい。この制御により、システム構成の都合によって投影している画像が乱れることによる表示品位低下を抑制することができる。
(S107)
制御部100の指示に基づいて、画像処理部160は、プロジェクタ10が有する液晶部101の解像度に画像データの解像度をあわせるための変換処理を行う。解像度の変換処理後の画像データは画像処理部160より出力され、液晶駆動部102を通じて液晶部101に画像形成される。
(S108)
制御部100は、光源制御部105を介して光源103を発光させて投影光学系104より画像を投影する。以上のフローに基づいてプロジェクタ10は画像データ受信から投影までの動作を行う。
[光源制御処理および画像処理のフロー]
上述のS106における、光源103の発光量制御処理およびEOTFに基づいた画像処理(変換処理)について、図5(A)が示すフローチャートを用いて詳細に説明する。ここでは、動的HDRに関するメタデータに含まれるコンテンツ領域(ウィンドウ)の数(ウィンドウ数)を示す情報に応じて光源制御およびEOTFに基づいた変換処理をするか否かを判定する方法について説明する。なお、下記の処理は、プロジェクタ10がメタ
データを取得する毎に実施されてもよいし、フレーム毎やシーン毎に実施されてもよい。
なお、本実施形態では、光源103に対する発光量の制御がされなければ、プロジェクタ10は投影画面の上限の表示輝度(投影輝度)を500nitとして投影している例について説明する。つまり、コード値が上限の値である白画像が、500nitの表示輝度で表示されるような発光量で発光する光源103について説明する。ここで、500nitの投影輝度は、投影距離、光束、外光などの条件によって変更可能である。また、本実施形態では、外部装置20からプロジェクタ10が受信したメタデータにおける、画像データの最大輝度値を示す情報(最大輝度情報)は300nitであるものとする。また、本実施形態では、画像データのコード値は8ビット(0〜1023)で示されるものとする。なお、光源103の発光量の制御やEOTFに基づく変換処理に用いる情報はコンテンツ領域の最大輝度情報(最大輝度値)であることが望ましいが、コンテンツ領域の輝度を示す情報であればよく、例えば、平均輝度値や最頻値、中央値であってもよい。
(S201)
制御部100は、メタデータ保持部1104からウィンドウ数に関する情報を読み出す。ウィンドウ数に関する情報とは、受信した画像データに含まれるコンテンツの数を示すメタデータに格納される情報である。
(S202)
制御部100は、メタデータ保持部1104から読み出したウィンドウ数が2以上であるか否かを判定する。判定の結果、ウィンドウ数が1である場合はS203へ遷移し、ウィンドウ数が2以上である場合は、光源103の発光量制御およびEOTFに基づく変換処理を行わずに工程は終了する。ウィンドウ数が2以上である場合に工程を終了させる理由は、単一また少数の光源を有するプロジェクタにおいて、異なる最大輝度値を持つ複数領域それぞれに対して個別に照射する光量の制御を行うことができないためである。なお、図6(A)のように画像データ400の中にウィンドウ500のみがある場合はウィンドウ数が1であり、図6(B)のように画像データ400の中にウィンドウ501とウィンドウ502とがあればウィンドウ数は2である。また、上述の判定を行うことから、制御部100は、本実施形態において判定手段であるということができる。
(S203)
制御部100はメタデータ保持部1104からウィンドウの輝度を示す情報を読み出す。このコンテンツ領域の輝度を示す情報には、各ウィンドウ(コンテンツ領域)における最大輝度値に関する情報が含まれている。
(S204)
制御部100は、読み出した最大輝度情報に基づいて光源制御部105に対し指示する。これは、プロジェクタ10の投影輝度を、読み出した最大輝度情報まで変更(低下)させるような指示である。つまり、プロジェクタ10の投影輝度は、最大輝度情報に応じて決定される。
本実施形態においては、制御部100は、500nitである投影輝度を最大輝度情報と同じ値である300nitにするように光源制御部105に指示する。具体的には、制御部100は、光源制御部105へ光束を調整するよう指示をして、投影画面が目標とする表示輝度(300nit)をとるように光源103の発光量の制御を行う。つまり、制御部100は、最大輝度情報と同じ表示輝度で、階調値が上限値である白画像が表示されるように、光源103の発光量を制御する。ここで、プロジェクタ10は、上述したスクリーン測光部127により投影輝度を把握することができる。また、光源103の発光量の制御方法については特定の方法に限定することはなく、光源の種類に応じて位相制御方
式、PWM制御方式などいずれの手段であってもよい。なお、上述のような発光量の制御の他、アイリスを調整することで投影輝度を制御する方法であってもよい。
(S205)
制御部100は、EOTFによる画像データのコード値の変換指示を画像処理部160に対して行う。図7はコード値と輝度値の関係を示すEOTFである。EOTF300は人間の視覚特性に基づくガンマカーブであるPQ(Perceptual Quantization)に応じたEOTFを示している。また、EOTF301はPQについて相対的な関係を維持したまま輝度値の最大を、最大輝度情報である300nitにあわせてダイナミックレンジを縮小したEOTFを示している。具体的には、EOTF301は、受信したメタデータが示す最大輝度情報300nitをPQにおける最大の輝度値10000nitで除算した値を、EOTF300に乗ずることで得られるEOTFである。本実施形態においては、制御部100は、画像処理部160に対して、EOTF301に基づいて画像データのコード値の変換を行うよう指示し、対応する輝度値の最大値を300nitとする変換処理を施した画像データを出力させる。これにより、光源103の発光量の低下による画像の表示輝度の低下を抑制することができる。
制御部100による画像処理部160への変換指示は、様々な方法をとることが可能である。例えば、画像処理部160が、予め複数の最大輝度情報に応じて、EOTF変換を行うためのコード値と輝度値の対応を有するLUT(LookUp Table)を保持しておく。そして、制御部100が、受信したメタデータに含まれる最大輝度情報に応じて使用するLUTを切り替えるように、画像処理部160に対して指示する。
なお、本実施形態においてはEOTFに基づく変換に、最大輝度値を10000nitとするPQを用いたが、これに限ることはなく、例えば、外部装置20からメタデータとして送信されるEOTFを形成するための情報に基づいて変換を行ってもよい。また、EOTFに基づく処理は、例えば、光源103の発光量の低下度合いが所定の閾値以下であり、画像の表示輝度の低下による影響が少ないと判断されれば行われなくてもよい。なお、本実施形態においてはプロジェクタを例にとって説明したがこれに限ることなく、例えば、少ないバックライトから構成される表示装置などにも適用することが可能である。また、ウィンドウ数については明示的にメタデータに重畳されないケースも想定される。その場合は、画像取得部110および画像取得部111が受信するメタデータに含まれる対象ウィンドウに紐づく輝度情報などの各種情報セットをカウントすることでウィンドウ数を判定(推測)してもよい。また、本実施形態においてはプロジェクタ10が、上限である500nitの表示輝度で表示されるような発光量の状態から300nitに制御する例を説明したが、これに限ることない。例えば、プロジェクタ10が300nitの表示輝度で表示されるような発光量から、EOTFに基づく変換処理の実施の判定結果および、メタデータに基づいて500nitに制御(決定)しても良い。
[効果]
以上のように、本実施形態では、メタデータが示すウィンドウ数に応じて光源の発光量制御およびEOTFに基づく変換処理の実施を判定する。ウィンドウ数が1である場合は、当該ウィンドウに応じて光源の発光量の制御を行うことで、プロジェクタの消費電力を抑えることや黒浮きを抑えることができる。さらに、画像データに対してEOTFに基づく変換処理が実施されているため、画像データの表示輝度の低下が抑制され、ユーザの鑑賞を阻害しない。ここで、光源の発光量の制御やEOTFに基づく変換処理は、メタデータを利用しているため、例えば、画像データ自体からコード値を取り出すよりも処理が容易であるという効果もある。また、ウィンドウ数が2以上である場合は、光源の発光量制御およびEOTFに基づく変換処理が行われずに工程が終了する。このため、一方のウィンドウに適当な表示輝度に調整することによって、他方に適当でない輝度に調整されるこ
とを防ぐことができる。つまり、光源を制御することによるユーザの鑑賞を阻害する可能性を低減できる。従って、本実施形態によれば、特に少数の光源を有する表示装置の光源をより適切な発光量に制御することができる。
<変形例1>
以下にて、実施形態1に係る変形例1について説明する。本変形例ではウィンドウ数とウィンドウの最大輝度値に加えてウィンドウの大きさ(サイズ)を考慮して、発光量制御およびEOTFに基づく変換処理を行う変形例について説明する。図8(A)は本変形例における、光源制御およびEOTFに基づく変換処理のフローチャートを示す図である。なお、実施形態1と共通するS201〜S205の処理の説明は省略し、異なる処理であるS301〜S303について詳細に説明する。
以下では、具体的な数値に基づいて説明する。図6(C)は本変形例におけるプロジェクタ10が外部装置20から受信するウィンドウ501を含む画像データ400を示している。画像データ400は、3840×2160の解像度を有する。ウィンドウ501は当該画像データ内に含まれるコンテンツ領域であり、1920×1080の解像度を有する。また、画像データ400における左上を原点(0,0)、横軸をX軸、縦軸をY軸とすると、ウィンドウ501は、左上(X=480,Y=480)、右下(X=2400,Y=1560)という座標に位置している。
S201〜S202では実施形態1と同様、制御部100がウィンドウ数をメタデータ保持部1104から読み出してウィンドウ数の判定を行う処理である。S202において、ウィンドウ数が2以上であると判定されると工程は終了し、ウィンドウ数が1であると判定されるとS301へ遷移する。
(S301)
制御部100は、メタデータ保持部1104からウィンドウ501の座標情報を読み出す。座標情報とは、コンテンツ領域であるウィンドウ501の画像データ400全体における位置を示す情報である。上述の例では、制御部100はウィンドウ座標情報として左上(X=480,Y=480)、右下(X=2400,Y=1560)をそれぞれ読み出す。これにより、制御部100は、ウィンドウ501が1920×1080の大きさであることが算出できる。なお、座標情報はウィンドウ501の大きさを算出するために用いるため、左上と右下に限らず、右上と左下、右上と中心位置などの座標を示す組合せの情報を読みだしてもよい。また、座標情報ではなく、ウィンドウ501の大きさを示す情報がメタデータに格納されている場合は、ウィンドウ501の大きさを示す情報を優先して利用してもよい。
(S302)
制御部100は、画像データ400の大きさに対するウィンドウ501の大きさである面積比率を算出する。本変形例では、制御部100は画像データ400の解像度である3840×2160に対する、読み出した座標から算出するウィンドウ501の解像度の面積比率を算出する。従って、ウィンドウ501が1920×1080の解像度であり、画像データ400が3840×2160の解像度であるため、面積比率は0.25という値が算出される。
(S303)
制御部100は、算出した面積比率と所定値を比較する。つまり、制御部100は、画像データ400に対するウィンドウ501の面積比率に応じて光源103の発光量の制御などの実行を判定する。制御部100が面積比率は所定値以下であると判定すると工程は終了する。つまり、制御部100が面積比率は所定値以下であると判定すると、光源10
3は、ウィンドウ数が2以上であると判定する場合と同じ発光量で発光するように制御される。制御部100が面積比率は所定値より大きいと判定すると、S203へ遷移する。これは、コンテンツ領域であるウィンドウ501にあわせて光源103の発光量を調整すると、画像データ400におけるウィンドウ外の領域の表示輝度が変化してしまうことを考慮している。画像データ400におけるウィンドウ外の領域が広い場合、ウィンドウ外にユーザの作業スペースや別の鑑賞対象が存在することが想定され、輝度変更が行われると視覚性が低下するなどの悪影響を、ユーザに与えてしまう可能性がある。そこで、制御部100は、面積比率が所定値以下である場合は、ユーザに与える悪影響が大きいと判定して、光源103の発光量制御などは実行しない。
本変形例では、算出した面積比率0.25と所定値を比較する。ここで、ウィンドウ501が画像データ400に対して略全面であるか否かで制御を変えるために、本変形例では所定値を0.9として説明する。なお、所定値は0.9に限らず、例えば画像データ400の大きさに応じた値としてもよいし、画像データ400とウィンドウ501の平均コード値の差分に応じた値にしてもよいし、ユーザから入力された値であってもよい。制御部100は、算出した面積比率である0.25と所定値である0.9を比較演算した結果、算出した面積比率が所定値以下であると判定する。このため、制御部100は、光源103の発光量を制御することで、画像のウィンドウ外における鑑賞に対して悪影響を与えてしまう可能性があると判定し、工程を終了する。
画像データ400に対するウィンドウ501の面積比率が所定値より大きい場合は、実施形態1と同様、S203〜S205にて、制御部100は光源の発光量制御およびEOTFに基づく変換処理を行い、工程を終了する。
なお、実施形態1においては、EOTFに基づく変換処理を画像全体に対し適用する方法を説明したが、この方法に限ることはなく、例えば、領域毎に適用するEOTFを変更する方法も考えられる。例えば、コンテンツ領域外においては、制御後の光源103による発光量と制御前の光源103による発光量との比率に基づいてEOTFを変更することでコード値の変換を行い、光源103の制御前後で変わらない表示輝度で表示されるようにする。
以上のように、画像データ全体に対するウィンドウの面積比率に基づいて光源の発光量制御の実施を判定することで、1つのウィンドウのみを有する画像データにおいて、ウィンドウ外の表示領域の鑑賞を阻害する可能性を低減することができる。
<変形例2>
以下にて、実施形態1に係る変形例2について説明する。本変形例では、画像取得部110および画像取得部111から受信した各画像データを左右に並べて配置して1枚の画像として投影する表示機能を有するプロジェクタ10について説明する。このような表示形態はPbyP(Picture by Picture)と呼ばれている。なお、左右に並べる配置に限らず、上下に並べる配置でもよいし、並べる画像データは2つの画像データに限らず、3つの画像データやそれ以上の数の画像データであってもよい。
図6(D)はプロジェクタ10によってPbyPの表示状態で表示を行う場合の画像データを示す図である。縮小画像データ401は画像取得部110から受信した画像データが縮小されたものであり、縮小画像データ402は画像取得部111から受信した画像データが縮小されたものである。さらに、ここで縮小画像データ401は全体がコンテンツ領域であり、縮小画像データ402はメタデータに対応したコンテンツ領域を有しない画像データであるとして説明する。つまり、縮小画像データ402は、例えば、ウィンドウ数や輝度値を含むメタデータに対応したコンテンツ領域は有しない。
なお、操作部114を通じてユーザによる指示を受け付けることでPbyP表示形態への表示形態の変更が可能であるものとする。なお、不図示のOSD(On Screen
Display)メニューが表示部130に表示され、リモコンなどから発せられる赤外線を赤外線受信部124が受信することで、表示形態が変更されてもよい。制御部100は、ユーザによりPbyP表示形態への変更指示が入力されると、RAM151に自身の表示形態情報を書き出して保持しておく。制御部100は、RAM151から表示形態情報を読み出すことで自装置の表示形態を判定することができる。
以下、図8(B)が示すフローチャートに基づき、光源制御およびEOTFに基づく変換処理を実施するか否かの判定について説明する。なお、変形例1と共通するS201〜S205、S301〜S303の処理の説明は省略し、異なる処理であるS401について詳細に説明する。なお、以下では、画像取得部110が取得した縮小画像データにおけるウィンドウ数に応じてS202の判定が行われるものとするが、全ての縮小画像データにおけるウィンドウ数の合計に応じてS202の判定が行われてもよい。また、以下では、画像取得部110が取得した縮小画像データの面積に対するウィンドウの面積を面積比率とするが、全ての縮小画像データの面積の合計に対するウィンドウの面積を面積比率として、S303の判定が行われるものとしてもよい。
S201〜S202、S301〜S303では変形例1と同様、制御部100がメタデータ保持部1104から読み出すウィンドウ数およびウィンドウ座標に関する情報に基づいて各種処理を行う。S303にて、制御部100が、画像データに対するウィンドウの面積比率が所定値より大きいと判定すると、S401へ遷移し、面積比率が所定値以下であると判定すると、工程は終了する。なお、本変形例において、S303における面積比率による判定は必須ではなく、S302の工程が終了すると、S401に遷移してもよい。
(S401)
制御部100は、自装置の表示形態がPbyPであるか否かを、RAM151から読み出す表示形態情報に基づき判定する。制御部100がPbyP表示形態であると判定した場合は、工程を終了する。また、制御部100は、PbyP表示形態でないと判定した場合は、実施形態1と同様に、S203〜S205にて発光量制御およびEOTFに基づく変換処理を行い、工程を終了する。なお、S401におけるPbyP表示形態であるか否かの判定は、S201の直後に行われてもよい。この場合は、PbyP表示形態であると判定されれば工程は終了し、PbyP表示形態でないと判定されればS202に遷移すればよい。つまり、PbyP表示状態であれば、ウィンドウ数や面積比率に応じた判定をすることなく、光源103の発光量制御やEOTFに基づいた画像処理を行わないようにしてもよい。
これは、PbyP表示形態である場合に、コンテンツ領域を含む縮小画像データ401に応じた発光量制御やEOTFに基づく変換処理がされると、コンテンツ領域を含まない縮小画像データ402の表示に影響を及ぼす可能性があるからである。例えば、コンテンツ領域を有する縮小画像データ401に応じて光源103の発光量を低下させる場合、それに連動してコンテンツ領域を有する縮小画像データ401以外の表示輝度が低下してしまい、ユーザの鑑賞を阻害する可能性がある。
以上のように、変形例1の場合に加えて、さらに自装置の表示形態に関する状態を考慮して、制御部100が光源103の発光量制御の実施を判定することで、PbyP表示形態における画像の鑑賞を阻害する可能性を低減することができる。
<変形例3>
以下にて、実施形態1に係る変形例3について説明する。実施形態1ではメタデータの示すウィンドウ数に応じた処理を説明した。本変形例ではウィンドウ数が2以上の場合においても、各ウィンドウの最大輝度値に基づいて発光量制御およびEOTFに基づく変換処理を行う例について、図5(B)のフローチャートを用いて説明する。なお、実施形態1と共通するS201〜S205の処理は説明を省略し、異なる処理であるS501,S502について詳細に説明する。
ここで具体的なウィンドウ数、最大輝度値に基づいて詳細に説明する。図6(B)はウィンドウ数が2つである場合の画像データを示す図である。図6(B)が示すウィンドウ501の最大輝度値に関するメタデータは80nit、ウィンドウ502の最大輝度値に関するメタデータは300nitであるものとする。
S201〜S202は実施形態1と同様、制御部100がウィンドウ数をメタデータ保持部1104から読み出し判定を行う処理である。S202にてウィンドウ数が2以上と判定されるとS501へ遷移し、ウィンドウ数が1と判定されるとS203へ遷移する。本変形例では、制御部100は、ウィンドウ数が2であるためS501に遷移する判定を行う。なお、S202でのウィンドウ数の判定を実施せずに、ウィンドウ数の数がいくつであっても、S501に遷移してもよい。
(S501)
制御部100は、メタデータ保持部1104から各ウィンドウに紐づく最大輝度値に関する情報を読み出す。本変形例では、制御部100は各ウィンドウに紐づく最大輝度値に関するメタデータとして80nit、300nitという数値をメタデータ保持部1104から読み出す。制御部100は読み出した各最大輝度値の中から、さらに最大の値をとるものを算出する。本変形例では、全てのウィンドウにおける最大輝度値として300nitという値が算出される。
(S502)
制御部100は、各ウィンドウに紐づく最大輝度値に関する情報のうち、最も高い輝度値に基づいて、光源制御部105へ光源103の発光量を制御するように指示する。これは、低い輝度値に紐づくウィンドウにあわせるように光源103の発光量を制御すると、高い輝度値に紐づくウィンドウを当該高い表示輝度で表示できなくなることを防ぐためである。逆に、高い輝度値に紐づくウィンドウにあわせるように光源103の発光量を制御する場合にあっては、低い輝度値に紐づくウィンドウのコード値を調整することで表示輝度は制御できる。本変形例では、制御部100は全てのウィンドウにおける最大輝度値である300nitという値に基づいて、光源制御部105へ光源103の発光量制御の指示をする。つまり、実施形態1におけるS204と同じ処理が光源103に対して施される。なお、光源103の発光量を、例えば、ウィンドウ数が少ないほど、より低下させるといった制御が行われてもよい。
S205では、制御部100は、画像処理部160に指示をして、実施形態1と同様に、図7が示すEOTF301に基づいて画像データ全体に対してコード値の変換を行う。この変換により、最大輝度値が80nitの縮小画像データ401に対してもコード値が変換されるため、最終的に投影対象物に表示される縮小画像データ401の表示輝度の低下を抑制することができる。
以上のように、各ウィンドウの輝度値から最も高い輝度値に基づいて制御部100が光源103の発光量を制御する。これにより、輝度値が低いウィンドウに応じて光源103の発光量が調整されることによって輝度値が高いウィンドウが暗くされることを防ぐこと
ができる。そのため、ユーザの鑑賞を阻害する可能性を低減することができる。また、実施形態1と違い、ウィンドウ数が2以上であっても光源103の発光量が制御できるため、消費電力の削減や黒浮きの抑制などがさらに効果的に実現できる。
なお、上記の実施形態や変形例の各機能部は、個別のハードウェアであってもよいし、そうでなくてもよい。2つ以上の機能部の機能が、共通のハードウェアによって実現されてもよい。1つの機能部の複数の機能のそれぞれが、個別のハードウェアによって実現されてもよい。1つの機能部の2つ以上の機能が、共通のハードウェアによって実現されてもよい。また、各機能部は、ASIC、FPGA、DSPなどのハードウェアによって実現されてもよいし、そうでなくてもよい。例えば、装置が、プロセッサーと、制御プログラムが格納されたメモリとを有していてもよい。そして、装置が有する少なくとも一部の機能部の機能が、プロセッサーがメモリから制御プログラムを読み出して実行することにより実現されてもよい。
(その他の実施形態)
本発明は、上記の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
10 プロジェクタ
100 制御部
103 光源
105 光源制御部
110 画像取得部

Claims (20)

  1. 光源を用いて画像を表示するプロジェクタの制御装置であって、
    前記画像と前記画像の補助情報とを取得する取得手段と、
    前記画像に含まれるコンテンツ領域の数を判定する判定手段と、
    前記光源の発光量を制御する光源制御手段と、
    を備え、
    前記補助情報には、前記コンテンツ領域の輝度を示す情報が含まれ、
    前記判定手段が前記コンテンツ領域の数が1であると判定する場合に、前記光源制御手段は、前記コンテンツ領域の輝度を示す情報に応じて前記光源の発光量を変更する、
    ことを特徴とする制御装置。
  2. 前記コンテンツ領域は、HDR(High Dynamic Range)の領域である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記補助情報には、前記コンテンツ領域の数を示す情報が含まれ、
    前記判定手段は、前記コンテンツ領域の数を示す情報に応じて前記コンテンツ領域の数の判定を行う、
    ことを特徴とする請求項1または請求項2のいずれか1項に記載の制御装置。
  4. 前記補助情報には、前記画像に含まれるコンテンツ領域のそれぞれの大きさを示す情報が含まれる、
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の制御装置。
  5. 前記コンテンツ領域の輝度を示す情報には、前記画像に含まれるコンテンツ領域のそれぞれの最大輝度値を示す情報が含まれる、
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の制御装置。
  6. 前記補助情報は、SMPTE ST 2094の規定に基づく情報である、
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の制御装置。
  7. 前記補助情報は、CTA−861−Gの規定に基づく情報である、
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の制御装置。
  8. 前記取得手段は、前記補助情報をフレーム毎に取得する、
    ことを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の制御装置。
  9. 前記判定手段が前記コンテンツ領域の数が2以上であると判定する場合に、前記光源制御手段は、前記コンテンツ領域の輝度を示す情報に応じて前記光源の発光量を変更しない、
    ことを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の制御装置。
  10. 前記判定手段が前記コンテンツ領域の数が2以上であると判定する場合に、前記光源制御手段は、所定の発光量で前記光源を発光させる、
    ことを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の制御装置。
  11. 前記光源制御手段は、前記判定手段が前記コンテンツ領域の数が1であると判定する場合に、
    階調値が上限の値である白画像が、前記コンテンツ領域の最大輝度値と同じ表示輝度
    で表示されるように前記光源の発光量を制御する、
    ことを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載の制御装置。
  12. 前記判定手段は、前記コンテンツ領域の数が1であると判定する場合に、さらに当該コンテンツ領域の大きさを判定し、
    前記光源制御手段は、前記判定手段が前記コンテンツ領域の数が1であると判定する場合であっても、前記画像の大きさに対する前記コンテンツ領域の大きさの比率が所定値以下であれば、前記判定手段が前記コンテンツ領域の数が2以上であると判定する場合と同じ発光量で前記光源を発光させる、
    ことを特徴とする請求項1から11のいずれか1項に記載の制御装置。
  13. 前記取得手段は第2画像をさらに取得し、
    前記判定手段は、前記プロジェクタが前記画像と前記第2画像とを含んだ表示をするか否かを判定し、
    前記光源制御手段は、前記判定手段が前記コンテンツ領域の数が1であると判定する場合であっても、前記プロジェクタが前記画像と前記第2画像とを含んだ表示をする場合には、前記判定手段が前記コンテンツ領域の数が2以上であると判定する場合と同じ発光量で前記光源を発光させる、
    ことを特徴とする請求項1から12のいずれか1項に記載の制御装置。
  14. 前記光源制御手段が前記コンテンツ領域の輝度を示す情報に応じて前記光源の発光量を変更する場合に、前記判定手段が1つであると判定したコンテンツ領域の最大輝度値に応じた電気光伝達関数(EOTF)に基づいて、前記画像の階調値を変換する画像処理手段を、さらに有する、
    ことを特徴とする請求項1から13のいずれか1項に記載の制御装置。
  15. 前記取得手段は、前記補助情報から、前記画像に含まれる1または複数のコンテンツ領域の中での最大輝度値を取得し、
    前記光源制御手段は、階調値が上限の値である白画像が、当該最大輝度値と同じ表示輝度で表示されるように前記光源の発光量を制御する、
    ことを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の制御装置。
  16. 光源を用いて画像を表示するプロジェクタの制御装置であって、
    前記光源の発光量を制御する光源制御手段と、
    前記画像と前記画像の補助情報とを取得する取得手段と、
    を備え、
    前記補助情報には、HDR(High Dynamic Range)のコンテンツ領域の数を示す情報が含まれ、
    前記光源制御手段は、前記コンテンツ領域の数を示す情報に応じて前記光源の発光量を制御する、
    ことを特徴とする制御装置。
  17. 請求項1から16のいずれか1項に記載の制御装置と、
    光源と、
    前記光源が発光する光を透過又は反射することで前記画像を表示する表示手段と、
    を有する、
    ことを特徴とするプロジェクタ。
  18. 光源を用いて画像を表示するプロジェクタの制御方法であって、
    前記画像と前記画像の補助情報とを取得する取得工程と、
    前記画像に含まれるコンテンツ領域の数を判定する判定工程と、
    前記光源の発光量を制御する光源制御工程と、
    を含み、
    前記補助情報には、前記コンテンツ領域の輝度を示す情報が含まれ、
    前記判定工程において前記コンテンツ領域の数が1であると判定される場合に、前記光源制御工程では、前記コンテンツ領域の輝度を示す情報に応じて前記光源の発光量を変更する、
    ことを特徴とするプロジェクタの制御方法。
  19. 光源を用いて画像を表示するプロジェクタの制御方法であって、
    前記光源の発光量を制御する光源制御工程と、
    前記画像と前記画像の補助情報とを取得する取得工程と、
    を含み、
    前記補助情報には、HDR(High Dynamic Range)のコンテンツ領域の数を示す情報が含まれ、
    前記光源制御工程では、前記コンテンツ領域の数を示す情報に応じて前記光源の発光量を制御する、
    ことを特徴とするプロジェクタの制御方法。
  20. 請求項18または請求項19に記載のプロジェクタの制御方法の各工程をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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