JP2020013196A - 画像投影装置、画像投影装置の制御方法、プログラム - Google Patents

画像投影装置、画像投影装置の制御方法、プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2020013196A
JP2020013196A JP2018133170A JP2018133170A JP2020013196A JP 2020013196 A JP2020013196 A JP 2020013196A JP 2018133170 A JP2018133170 A JP 2018133170A JP 2018133170 A JP2018133170 A JP 2018133170A JP 2020013196 A JP2020013196 A JP 2020013196A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
display
unit
operation mode
user
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018133170A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020013196A5 (ja
JP7224799B2 (ja
Inventor
智章 小宮山
Tomoaki Komiyama
智章 小宮山
淳司 小谷
Junji Kotani
淳司 小谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2018133170A priority Critical patent/JP7224799B2/ja
Publication of JP2020013196A publication Critical patent/JP2020013196A/ja
Publication of JP2020013196A5 publication Critical patent/JP2020013196A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7224799B2 publication Critical patent/JP7224799B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】表示画像をユーザ操作に応じて制御することのできる画像投影装置であって、当該制御可能な状態であるか否かをユーザに容易に判断させることができる画像投影装置の提供をする。【解決手段】表示制御システム1において、表示部500に対するユーザ700の動作に応じたユーザ操作を受け付ける操作モードを含む画像投影装置10は、表示部に投影される画像600の表示を制御する表示制御手段と、操作モードの開始の指示が入力される入力手段と、操作モードの開始が可能であるか否かを判定する判定手段とを有する。表示制御手段は、操作モードの開始が可能である場合には、画像を表示し、かつ、ユーザの動作を検出するための操作領域を表示するように表示部を制御し、操作モードの開始が可能でない場合には、画像を表示し、かつ、操作領域を表示しないように表示部を制御することを特徴とする。【選択図】図2

Description

本発明は、画像投影装置、画像投影装置の制御方法、プログラムに関する。
近年、プロジェクタ(画像投影装置)が投影する投影画像に、ユーザの手などの指示体をかざすことにより、投影しているプレゼンテーション用コンテンツ(画像)を変更する制御などを可能とするインタラクティブシステムと呼ばれるものが知られている。このような制御を可能とするために、プロジェクタは、まず、内蔵したカメラなどを用いて投影画像の所定位置に指示体がかざされたことを検出する。そして、プロジェクタは、PCに対して、プロジェクタに出力するコンテンツを更新するよう指示する。この指示は、PCとプロジェクタ間の画像伝送路とは異なる経路で通信されることがあり、例えば、USB(Universal Serial Bus)ケーブルなどを介して通信されることがある。さらに、このようなシステムにおいては、指示体を検出するための指示領域(操作領域)を投影画像(表示画像;投影画面)内に設ける目的として、コンテンツを縮小して余白を作り、当該余白に指示領域をレイアウトする。例えば、余白に指示領域をレイアウトするインタラクティブシステムの技術として、投影画像上にユーザの影が重なることを検知すると、コンテンツを縮小して余白を生成することが特許文献1に開示されている。
また、上述のインタラクティブシステムにおいては、指示体を検出するための領域を設けるタイミングとして、プロジェクタが指示体を検出する動作モードに遷移(開始)することをきっかけとする場合がある。これによれば、当該動作モードに遷移するとすぐに指示体を検出するための領域が表示されるため、投影画像に指示体をかざすことによるコンテンツの制御を早期に行うことが可能である。
特開2016−114626号公報
しかしながら、プロジェクタが指示体を検出する動作モードに遷移することにより、指示体を検出するための領域が表示される場合には、例えば、上述のUSBケーブルを介する通信ができない状態においても当該領域が表示されてしまっていた。つまり、指示体を投影画像にかざすことによる投影画像(コンテンツ)の制御が可能でない場合においても、当該領域が表示されてしまっていた。従って、表示画像をユーザ操作に応じて制御することのできる画像投影装置において、画像投影装置が当該制御可能な状態であるか否かをユーザが容易に判断できない場合があった。
そこで本発明は、表示画像をユーザ操作に応じて制御することのできる画像投影装置であって、当該制御可能な状態であるか否かをユーザに容易に判断させることができる画像投影装置の提供を目的とする。
本発明の第1の態様は、
所定のユーザ操作のうち、表示部に対するユーザの動作に応じたユーザ操作を受け付ける操作モードを含む画像投影装置であって、
前記表示部に投影される画像の表示を制御する表示制御手段と、
前記操作モードの開始の指示が入力される入力手段と、
前記操作モードの開始が可能であるか否かを判定する判定手段と、
を有し、
前記表示制御手段は、
前記操作モードの開始が可能である場合には、前記画像を表示し、かつ、前記ユーザの動作を検出するための操作領域を表示するように前記表示部を制御し、
前記操作モードの開始が可能でない場合には、前記画像を表示し、かつ、前記操作領域を表示しないように前記表示部を制御する、
ことを特徴とする画像投影装置である。
本発明の第2の態様は、
所定のユーザ操作のうち、表示部に対するユーザの動作に応じたユーザ操作を受け付ける操作モードを含む画像投影装置の制御方法であって、
前記表示部に投影される画像の表示を制御する表示制御工程と、
前記操作モードの開始の指示が入力されると、前記操作モードの開始が可能であるか否かを判定する判定工程と、
を有し、
前記表示制御工程では、
前記判定工程において前記操作モードの開始が可能であると判定される場合には、前記画像を表示し、かつ、前記ユーザの動作を検出するための操作領域を表示するように前記表示部を制御し、
前記判定工程において前記操作モードの開始が可能でないと判定される場合には、前記画像を表示し、かつ、前記操作領域を表示しないように前記表示部を制御する、
ことを特徴とする画像投影装置の制御方法である。
本発明によれば、表示画像をユーザ操作に応じて制御することのできる画像投影装置であっても、当該制御可能な状態であるか否かをユーザに容易に判断させることができる。
実施形態1に係るプロジェクタの構成図 実施形態1に係る表示制御システムの外観図 従来の課題が生ずる双方向モードへの遷移を示すフローチャート 実施形態1に係る操作アイコンの位置の把握を説明する図 実施形態1に係る双方向モードへの遷移を示すフローチャート 実施形態1に係るエラーメッセージを示す表示例 変形例1に係る双方向モードへの遷移を示すフローチャート 変形例1に係るユーザ操作が実行できない旨の表示例
以下に、本発明を実施するための形態について詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、本発明を実現するための一例であり、本発明が適用される装置の構成や各種条件によって適宜修正又は変更されるべきものであり、本発明は以下の実施の形態に限定されるものではない。また、後述する各実施形態の一部を適宜組み合わせて構成してもよい。
<実施形態1>
以下では、本実施形態に係るプロジェクタ(画像投影装置)の構成と、プロジェクタの一般的な投影動作を説明する。また、ユーザの「手かざし」による操作を受け付ける双方向モード(インタラクティブモード;操作モード)を開始(遷移)する処理について説明
する。本実施形態では、プロジェクタが「手かざし」による操作が可能な状態でない場合には、双方向モードに遷移しても、「手かざし」による操作のための領域を生成せずに、エラーメッセージをユーザに対して通知する。これにより、ユーザは、「手かざし」による操作に応じたコンテンツの制御が可能でないことを容易に把握することができる。ここで「手かざし」とは、投影画像における所定の位置にユーザが指示体である手をかざす動作を示している。なお、指示体は手に限らず、指し棒や筆記用具などでもよい。なお、ユーザの動作は「手かざし」に限らず、操作のための領域の上で手の開閉を行う動作であったり、手を左右に振る動作であったりしてもよい。
[プロジェクタの構成]
図1は、本実施形態のプロジェクタ10の構成を示した図である。プロジェクタ10は、各機能部を全体として制御するための制御部100を有する。プロジェクタ10は、投影対象物への画像投影を行うための、液晶部101、液晶駆動部102、光源103、投影光学系104、光源制御部105、光学系制御部106を有する。プロジェクタ10は、外部とデータの送受信を行うための、画像取得部110、画像取得部111、USBインターフェース112、通信部113、操作部114を有する。プロジェクタ10は、プロジェクタ10の内外部の環境の情報取得・調整するための、傾きセンサ120、タイマ121、温度計122、冷却部123、赤外線受信部124、焦点検出部125、撮像部126、スクリーン測光部127を有する。プロジェクタ10は、ユーザに対して通知を行うための、通知部130、通知制御部131を有する。プロジェクタ10は、内部へ電力の供給を行うための、電源部140、電源入力部141、バッテリ142を有する。プロジェクタ10は、データを記憶するための内部メモリ150、RAM151を有する。プロジェクタ10は、画像データに対して画像処理を行うための、画像処理部160、ファイル再生部161を有する。なお、上記の機能部は、一般的なプロジェクタの動作を行うための機能部であり、本実施形態に必須でない機能部も含まれている。なお、本実施形態では、液晶部101と光源103と投影光学系104を有するプロジェクタについて説明するが、液晶部101と光源103と投影光学系104を有するプロジェクタを制御する制御装置であっても同様の効果を得ることができる。以下において、上記の機能部の概要について説明する。
(プロジェクタの各機能部を全体として制御するための機能部)
制御部100は、プロジェクタ10の複数の機能部を制御する、例えば、CPU(Central Processing Unit)である。制御部100は、複数の機能部とバス170にて接続されており、各機能部への制御指示やデータの送受信などのアクセスを行なうことが可能である。本実施形態では、制御部100はバス170を介して、プロジェクタ10が有する全ての機能部のうち、液晶部101、光源103、投影光学系104、操作部114、通知部130、電源入力部141、バッテリ142、以外の機能部を直接制御するものとする。
(投影対象物への画像投影を行うための機能部)
液晶部101は、1枚の液晶パネルや3枚の液晶パネルなどで構成されており、光源103が発光する光を透過することで液晶パネル(表示パネル)上に画像を形成する。なお、光を透過する透過型の液晶パネルの代わりに、光を反射する反射型の液晶パネルまたはDMD(Digital Micromirror Device)パネルを使用してもよい。
液晶駆動部102は、入力された画像データに基づいて、液晶部101の液晶パネルに画像を形成させる。光源103は液晶部101に光を供給する。なお、本実施形態では、プロジェクタ10における光源は1つのみであり、液晶部101に投射される光量は画像内の位置によって変化しないものとする。なお、本実施形態に係るプロジェクタ10にお
ける光源の数は1つに限らず任意の数でよい。
投影光学系104は、光源103から発せられた光が液晶部101において透過されることにより得られた光学像をスクリーンなどの投影対象物に投影する。光源制御部105は、光源103の光量などを制御する。光学系制御部106は、投影光学系104のズームレンズやフォーカスレンズなどの動作を制御し、ズーム倍率や焦点調整などを行う。なお、プロジェクタ10により画像が投影される投影対象物は、スクリーンに限らず、例えば建物やバルーンなどであってもよい。
(プロジェクタの外部とデータの送受信を行うための機能部)
画像取得部110、画像取得部111は、PC、Blu−ray(登録商標)レコーダやSTB(Set Top Box)などから、1または複数のコンテンツ領域を含む画像データを取得する。本実施形態では、画像取得部110、画像取得部111は、HDMI(登録商標;High−Definition Multimedia Interface)ケーブルを介して画像データを取得する。なお、HDMIケーブルに限らず、SDI(Serial Digital Interface)ケーブルであってもよいし、画像取得部110と画像取得部111は無線通信によって画像データを取得してもよい。
また、画像取得部110、画像取得部111の内部にはプロジェクタ10が受信可能な画像フォーマットに関する情報を示すEDID(Extended Display Identification Data)を保持している。画像取得部110、画像取得部111は、外部装置からの要求に基づいてEDIDの通知を行う。また、画像取得部110、画像取得部111は、外部装置との接続ライン内に、外部装置に対しケーブルが接続されたことを通知することが可能なHPD(Hot Plug Detect)を有する構成である。なお、接続される外部装置は、EDIDに含まれる情報に基づいて画像データを出力するものとする。ここで、EDIDに含まれる情報とは、受信可能な画像データの解像度や、フレームレートなどの信号タイミング情報、ビット深度などの情報である。
USBインターフェース112は、外部から画像データ(映像データ;画像ファイル)などの各種の情報データのファイルを受け取る、または外部に書き出す。また、USBインターフェース112には、ポインティングデバイスや、キーボード、USB型のフラッシュメモリなども接続されることもある。なお、USBインターフェース112では、USBにて規定されている各種転送モードをサポートしており、後述する双方向モード(インタラクティブモード)において使用するInterrupt転送モードによるデータ通信も可能である。通信部113は、イントラネット、インターネットから画像データなどの各種の情報データのファイル、その他の命令信号を送受信する。例えば、通信部113とイントラネットやインターネットとは、有線LANや無線LANなどで接続されている。操作部114は、ボタンやスイッチなどであり、ユーザからのプロジェクタ10の電源ON/OFFなどの操作を受け付ける。
(プロジェクタ内外部の環境の情報取得・調整するための機能部)
傾きセンサ120は、プロジェクタ10の物理的な傾きを検出する。タイマ121は、プロジェクタ10の動作時間、各機能部の動作時間などを検出する。温度計122は、プロジェクタの光源103の温度、液晶部101の温度、外気温などを計測する。冷却部123は、温度計122が検出する温度などに応じて、プロジェクタ10内の熱を外部に放出して、プロジェクタ10を冷却する。冷却部123は、例えば、ヒートシンクとファンにより構成されている。
赤外線受信部124は、プロジェクタ10付属のリモコンやその他の機器からの赤外線を受信し、受信した信号を制御部100に送る。例えば、赤外線受信部124は、プロジェクタの前後方向などの複数箇所にそれぞれ設置されている。焦点検出部125は、プロジェクタ10とスクリーンとの距離を検出し、焦点距離を検出する。撮像部126は、スクリーンの方向を撮像する。
スクリーン測光部127は、スクリーンにより反射される光の光量や投影画面の表示輝度を計測する。具体的には、スクリーン測光部127は、光源103の出力光量、プロジェクタ10とスクリーンの距離、投影光学系104のズーム状態などから表示輝度を算出し保持する。例えば、プロジェクタ10からスクリーンまでの距離を焦点検出部125などの距離センサが測定する。スクリーン測光部127は、投影光学系104のズーム状態およびスクリーンまでの距離に対応する、投影サイズの予め記憶された関係から投影面積を算出する。そして、スクリーン測光部127は、算出した投影面積と光源103の出力光量に基づき投影画面の表示輝度を算出する。
(ユーザに対して通知を行うための機能部)
通知部130は、プロジェクタ10においてユーザから見える位置に配置され、プロジェクタ10の状態や警告などを表示しユーザに通知する。通知制御部131は、通知部130を制御する。
(プロジェクタへ電力を供給を行うための機能部)
電源部140は、プロジェクタ10の各機能部への電源供給を制御する。電源入力部141は、外部からの交流電力を受け入れ、所定の電圧に整流して電源部140に供給する。バッテリ142は、電源入力部141から電力が供給されていない場合に、電力を電源部140に供給する充放電可能な蓄電池である。
(データを記憶するための機能部)
内部メモリ150は、画像データ、ユーザ設定に関するデータなどの各種の情報データのファイルを保存し、半導体メモリやハードディスクなどで構成される。RAM151は、内部メモリ150に格納されているプログラムの展開や投影する画像のフレームメモリなどに使用する。
(画像データに対して画像処理を行うための機能部)
画像処理部160は、画像データの画素数(解像度)を液晶部101が有する液晶パネルの画素数にあわせて変換する。また、画像処理部160は、液晶パネルを交流駆動させるため、入力された画像データのフレームの数を倍にし、液晶パネルによる画像形成に適した補正などの処理を行う。ここで、液晶パネルの交流駆動とは、液晶パネルの液晶にかける電圧の方向を交互に入れ替えて表示させる駆動であり、液晶にかける電圧の方向が正方向でも逆方向でも画像を生成できる性質を利用したものである。このとき、液晶駆動部102は、正方向用の画像データと、逆方向用の画像データを1枚ずつ送る必要があるので、画像処理部160では、画像データのフレームの数を倍にする処理を行う。画像処理部160により処理される画像データに基づいて、液晶駆動部102は液晶部101の液晶パネルに画像を形成させる。
また、画像処理部160は、プロジェクタ10がスクリーンに対して斜め方向から画像を投影することで投影画面が台形状などに歪んでしまう場合に、台形状の歪みを打ち消すように投影する画像の形状を変形させるキーストーン補正を行う。キーストーン補正では、投影する画像の水平方向や垂直方向の拡大/縮小率を変更している。このようにして、投影画面の台形状の歪みとキーストーン補正された画像の歪みが相殺され、正常なアスペクト比の長方形に近い画像がスクリーンに表示させる。このキーストーン補正は、傾きセ
ンサ120により得られた傾き角に基づいてもよいし、撮像部126により撮像された画像に基づいてもよいし、ユーザが操作部114などを操作することにより行われてもよい。また、画像処理部160は、画像の拡大や縮小、表示レイアウトの変更、2つ以上の画像の合成や、ユーザによる指示を受け付けるためのOSD(On Screen Display)メニューの重畳処理も行う。
ファイル再生部161は、例えば、外部装置によって符号化(エンコード)されたファイルデータなどを、プロジェクタ10において利用できるようにするために復元(デコード)する。
[基本的なプロジェクタの動作について]
ここで、プロジェクタ10の基本的な動作の概要について説明する。ここでは、プロジェクタ10において、電源がONにされてから、画像を投影して、電源をOFFにされるまでの流れの概要を一例として説明する。
制御部100は、操作部114において電源ONの指示が入力されることにより、各機能部に電源を供給するように電源部140へ指示し、各機能部を待機状態にする。そして、電源が投入された後、制御部100は、光源制御部105に対して光源103からの発光を開始するように指示する。
次に、制御部100は、焦点検出部125により得られた焦点の情報などから、投影光学系104を調整するよう光学系制御部106に指示する。光学系制御部106は、投影光学系104のズームレンズやフォーカスレンズを動作させてスクリーン画面上に投影光が結像するよう制御する。このようにして、投影の準備が整う。
次に、画像処理部160は、制御部100の指示に基づき、画像取得部110に入力された画像データを所定のレイアウトで合成し、液晶部101に適した解像度に変換する。また、画像処理部160は、制御部100の指示に基づき、画像データに対してガンマ補正や、輝度ムラが発生しないようにする補正、キーストーン補正を加える。そして、画像処理部160により補正を加えられた画像データは、液晶駆動部102により液晶部101に画像として形成される。そして、液晶部101の液晶パネルに形成された画像は、光源103から発せられた光によって、投影光学系104からスクリーンに投影される。
また、投影中には、制御部100は、光源103などの温度を温度計122により検出する。そして、例えば、光源103の温度が40度以上に変化したときに、制御部100は、冷却部123を動作させて光源103を冷却する。
そして、操作部114において電源OFFの指示が入力されると、制御部100は、各機能部に終了処理を行うよう指示をする。さらに、終了の準備が整うと、制御部100の指示に基づき、電源部140は各機能部への電源供給を順次終了する。冷却部123は、電源OFFされた後しばらく動作し、プロジェクタ10を冷却する。
[表示制御システムの構成および双方向モードについて]
次に、プロジェクタ10を用いて投影する画像を制御する表示制御システム1の構成について説明する。図2(A)は双方向モード(操作モード)で稼動している表示制御システム1の外観を示す図である。表示制御システム1は、プロジェクタ10、PC200、USBケーブル300、HDMIケーブル400、スクリーン500を有する。
PC200は、プロジェクタ10に対して画像データを送信するための外部装置である。従って、PCに限らず、画像データを送信可能である装置であれば、スマートフォンや
タブレット端末、撮像装置、サーバなど任意の装置でよい。
USBケーブル300は、データ通信用途として、プロジェクタ10とPC200とを接続するケーブル(伝送路)である。ここでUSBケーブル300は、プロジェクタ10内部のUSBインターフェース112に接続されているものとする。また、プロジェクタ10がPC200を制御するための制御データなどが、USBケーブル300を介して通信される。なお、制御データの通信はUSBケーブル300によって行われることに限らず、例えば、無線通信によって行われてもよいし、LAN(Local Area Network)ケーブルやシリアルケーブルによって行われてもよい。
HDMIケーブル400は、画像伝送用途として、プロジェクタ10とPC200とを接続するケーブル(伝送路)である。ここで、HDMIケーブル400はプロジェクタ10内部の画像取得部110に接続されているものとする。また、プロジェクタ10は、PC200から画像データをHDMIケーブル400を介して受信する。なお、画像データの通信はHDMIケーブルによって行われることに限らず、例えば、SDIケーブルによって行われてもよい。
スクリーン500は、プロジェクタ10(投影光学系104)から投影される画像(投影画像;表示画像)を表示領域に表示する表示部(投影対象物)である。図2(A)における双方向モードでは、投影画像は、コンテンツ600および操作アイコン領域601を有する。つまり、双方向モードでプロジェクタ10が稼働している場合には、スクリーン500の表示領域の一部に縮小されたコンテンツ600が表示され、表示領域の一部以外に操作アイコン領域601が表示される。しかし、これに限らず、表示領域の全域にコンテンツ600が表示されて、コンテンツ600に重畳されるように操作アイコン領域601が表示されてもよい。なお、プロジェクタ10は、画像処理部160や液晶部101、投影光学系104における処理を通じてスクリーン500に投影画像を投影する。
コンテンツ600は、PC200が送信する画像データに含まれる画像(コンテンツ)であり、PC200からHDMIケーブル400を介してプロジェクタ10に対して出力(送信)されることでスクリーン500に表示される領域である。
操作アイコン領域601は、「手かざし」による操作を受け付けるための操作アイコン(操作アイテム)を表示するための操作領域(画像)であり、本実施形態では、操作アイコン602と操作アイコン603を有する。つまり、操作アイコン領域601は、「手かざし」を検出するための領域である。なお、操作アイコン領域601は、プロジェクタ10が生成してコンテンツ600に対して付加する領域であり、PC200が出力する画像データには含まれない。また、操作アイコン602または操作アイコン603に、プレゼンター700が手をかざすような動作を行うことで、制御部100はコンテンツ600の切り替え制御を行う。具体的には、プロジェクタ10において、制御部100は、撮像部126が撮像した画像から「手かざし」を検出する。そして、当該検出に応じて、制御部100は、USBケーブル300を介して、PC200に対して画像データの切り替えなどを指示する制御データを送信する。つまり、制御部100は、「手かざし」がされた操作アイコンに応じたユーザ操作を受け付けて、コンテンツ600の切り替えなどの制御を行う。例えば、制御部100は、操作アイコン602に「手かざし」がされると、新たなコンテンツが表示されるような切り替えを制御し、操作アイコン603に「手かざし」がされると、過去のコンテンツが表示されるような切り替えを制御する。また、制御部100は、操作アイコン602に「手かざし」がされると、コンテンツ600を上方向にスクロールする切り替えを制御し、操作アイコン603に「手かざし」がされると、コンテンツ600を下方向にスクロールする切り替えを制御してもよい。さらには、制御部100は、操作アイコン602に「手かざし」がされると、コンテンツ600の表示を終了する
ような切り替えを制御し、操作アイコン603に「手かざし」がされると、コンテンツ600の表示が開始されるような切り替えを制御してもよい。
このように、本実施形態では、ユーザ操作は、コンテンツ600を切り替える操作などであるといえる。また、本実施形態では、各操作アイコンは、「手かざし」により受け付けるユーザ操作を示して(表示して)いるといえる。また、操作アイコン602および操作アイコン603は、受付可能な操作(所定のユーザ操作)を示す表示する役割と、ユーザ操作を受け付ける役割との2つの役割を有する。なお、制御部100は、「手かざし」に応じて、コンテンツ600を切り替えることに限らず、コンテンツ600の大きさを変更してもよいし、コンテンツ600の表示位置を変更してもよい。なお、本実施形態では操作アイコンは2つあるものとして説明するが、操作アイコンは単一または3つ以上であってもよい。また、本実施形態では、撮像部126は、撮像した画像から「手かざし」に応じたユーザ操作を受け付けるため、受付手段であるといえる。
一方、図2(B)は、非双方向モードである通常モード(通常投影時)の表示制御システム1の外観を示す図である。通常モードにおいて、操作アイコン領域601はスクリーン500に表示されておらず、コンテンツ600が表示領域の全域に表示されている。通常モードにおいて、プロジェクタ10に対し双方向モードへ遷移するようユーザ指示がされると、制御部100はコンテンツ600を縮小し、操作アイコン領域601を余白にレイアウトしてスクリーン500に投影する。
[従来の課題が生じ得る双方向モードへの遷移処理について]
図3(A)が示すフローチャートを用いて、通常モードにおいて、ユーザによりプロジェクタ10に対し双方向モードへ遷移するよう指示がされる場合のプロジェクタ10の処理について説明する。ここでは、USBケーブル300の接続不良などの、ユーザの「手かざし」によるコンテンツ600の制御ができない場合を考慮しない場合のプロジェクタ10について説明する。つまり、ユーザ操作によるコンテンツ600の制御が可能であるか否かをユーザが判断できないという、従来の課題が発生し得るプロジェクタ10の処理について説明する。なお、ユーザが、赤外線受信部124や操作部114を介して、プロジェクタ10に対して双方向モードへ遷移するための指示をすると、本フローチャートは開始する。なお、「双方向モードへ遷移する」とは、「双方向モードを開始する」ともいえる。
S101において、制御部100は、赤外線受信部124または操作部114を介して双方向モードへの遷移指示を受信する。従って、赤外線受信部124と操作部114は、双方向モードへ遷移する指示が入力される入力手段であるといえる。
S102において、制御部100は、操作アイコン602および操作アイコン603がスクリーン500において表示される位置を把握するための調整処理(キャリブレーション処理)を行う。具体的な調整処理については、後述において詳細に説明する。
S103において、制御部100は、画像処理部160に対して、PC200から受信した画像データ(コンテンツ600)を所定のサイズに縮小処理を行うよう指示する。なお、所定のサイズは、予めユーザが設定したサイズでもよいし、制御部100がスクリーン500に投影する投影画像の大きさに応じて決定してもよい。
S104において、つまり、制御部100は画像処理部160を制御して、スクリーン500における投影画像の表示レイアウトを、双方向モードへ遷移する前の表示レイアウトから変更する。具体的には、制御部100は画像処理部160を制御して、縮小処理した画像データを図2(A)示すように、コンテンツ600として投影画像の左上に表示す
るようにレイアウトする。また、制御部100は、操作アイコン602および操作アイコン603の画像を内部メモリ150から読み出し、画像処理部160を制御して、S102において把握した位置へ重畳して表示する。従って、S104における処理が終了すると「手かざし」を受け付けることが可能であるため、双方向モードへ遷移したといえる。なお、必ずしもS103において画像データを縮小する必要はない。つまり、例えば、S104においてコンテンツ600がスクリーン500の表示領域の全域に表示されて、コンテンツ600の上に各操作アイコンが重畳されて表示されてもよい。また、制御部100は、表示部であるスクリーンにおける表示を制御することから、表示制御手段であるといえる。
なお、コンテンツ600は投影画像の左上に表示されているが、左下でもよく、また、プレゼンター700の位置に応じて投影画像におけるコンテンツ600の位置を変更してもよい。例えば、プレゼンター700から離れた位置にコンテンツ600が表示され、プレゼンター700に近い位置に操作アイコン602および操作アイコン603が表示されるとユーザ操作性の観点からよい。また、例えば、プロジェクタ10の電源投入と同時に、双方向モードへの遷移指示がされる場合には、通常モードを介さずに、双方向モードが開始されてもよい。つまり、スクリーン500の表示領域の全域でコンテンツ600が表示されることなく、投影開始時点から投影画像が操作アイコン(操作アイコン領域601)を有する状態で表示されてもよい。
S105において、制御部100は、ユーザによる双方向モードの終了指示の有無を監視(判定)する。なお、ユーザからの終了指示は、赤外線受信部124または操作部114を介して制御部100が受け付ける。ユーザから終了指示があった場合は、本フローチャートにおける全ての処理を終了し、ユーザから終了指示がない場合は、S105の処理を繰り返す。また、S105の処理を繰り返している間は、制御部100は、撮像部126が定期的に撮像する投影画像を解析して、操作アイコン602または操作アイコン603に対してプレゼンター700による「手かざし」があるか否かを監視する。制御部100は、「手かざし」を検出する場合には、USBインターフェース112を介してPC200に対して、「手かざし」がされた操作アイコンに応じた制御データを送信することでコンテンツ600の表示を制御をする。例えば、「手かざし」を検出する場合には、制御部100はPC200を制御して、ページナンバーや撮影日時などが連続する複数の画像間での遷移を制御することで、スクリーン500に表示する画像の制御(遷移)をする。
(S102の詳細な処理について)
以下、上述したS102における操作アイコンの位置を把握するための調整処理について、図3(B)を用いて詳細に説明する。
S201において、制御部100は画像処理部160に対しテストパターンを生成してスクリーン500に投影するよう指示する。図4におけるテストパターン605は、プロジェクタ10が投影するテストパターンの例を示している。テストパターン605は、操作アイコンの位置を把握するための位置アイコン606および位置アイコン607を有する。ここで、位置アイコン606は操作アイコン602の位置を把握するためのアイコンであり、位置アイコン607は操作アイコン603の位置を把握するためのアイコンである。
S202において、制御部100は、撮像部126に対しスクリーン500上を撮像(撮影)するよう指示を出す。この際、位置アイコン606および位置アイコン607の位置の把握に際して撮像画像が適切でない場合は、露出などの撮像パラメータを変更し適切な画像が得られるよう再度撮影を行ってもよい。
S203において、制御部100は、光学系制御部105が有する投影光学系107のズーム状態と撮像部126が撮像した撮像画像とをRAM151へ読み出し、これらから撮像画像における操作アイコン(位置アイコン)の位置を把握する。このように、制御部100は、撮像部126を介して位置アイコンを有するテストパターン605を撮像することで、スクリーン500において操作アイコンが配置される位置を把握する。
[本実施形態に係る双方向モードへの遷移処理について]
上述では、双方向モードの遷移処理について説明したが、プロジェクタ10とUSBケーブル300とが接続されていないために、制御データの通信が不能である状態であり「手かざし」による操作が行えない場合が生じる。そのような場合においても、スクリーン500上には、操作アイコン602および操作アイコン603が表示されるため、ユーザは、「手かざし」による操作が行える状態であるという誤った認識をしてしまい、混乱してしまう可能性がある。
そこで、上述の課題を鑑みた、本実施形態における双方向モードへの遷移処理について説明する。図5(A)は本実施形態に係るプロジェクタ10の処理のフローチャートを示す図である。本フローチャートでは、USBケーブル300が正常に接続されていない可能性を考慮することで上述の課題を解決することのできるプロジェクタ10を説明する。なお、本フローチャートにおけるS101〜S105は、図3(A)におけるフローチャートの同符号の処理と同様の処理を行うため、詳細な説明は省略する。
S101およびS102において、制御部100は、双方向モードへの遷移指示の受信、および調整処理を行う。S102の処理が完了すると、処理工程はS106に遷移する。
S106において、制御部100は、USBケーブル300を介した通信状態(USB通信状態)が正常であるか否かを判定する。例えば、ケーブルの挿し忘れや抜去、内部配線の断線を想定して、USBセッション確立処理結果に基づく情報や通信による応答有無、電源線であるVbusの電圧状態などを当該判定に利用する。なお、制御部100は、USBインターフェース112からの接続検知に応じた割り込みの有無を、USB通信状態が正常であるか否かの判定に用いてもよい。制御部100がUSB通信状態が正常でないと判定するとS107へ遷移し、USB通信が正常であると判定するとS103に遷移する。つまり、S106では、制御部100は、双方向モードへの遷移が可能か否かを判定している。従って、本実施形態では、制御部100は、「手かざし」によってコンテンツ600の表示を制御する表示制御手段であり、かつ、双方向モードへの遷移が可能か否かを判定する判定手段であるといえる。
なお、このS106における判定方法は、USB通信状態による方法に限らず、制御部100がコンテンツ600を制御することが可能であるか否かを判定できればいかなる方法でも構わない。つまり、PC200の機器状態が正常ではないために、制御部100がコンテンツ600を制御できない場合においても、S107に遷移してもよい。さらには、PC200が双方向モードに対応していないために、制御部100がコンテンツ600を制御できない場合においても、S107に遷移してもよい。従って、制御部100がコンテンツ600を制御することが可能でない場合には、USB通信状態が正常であってもS107に遷移してもよい。
S107において、プロジェクタ10は、USB通信状態が正常でない(異常である)場合における処理を行う。
(S107の詳細な処理について)
S107の処理について、具体的に図5(B)のフローチャートを用いて説明する。
S301において、制御部100は、予め記憶しているエラーメッセージ画像を内部メモリ150から読み出し、画像処理部160を制御して投影中の画像へ重畳する。図6は、エラーメッセージ画像604がスクリーン500に投影されている様子を示す外観図である。具体的には、エラーメッセージ画像604は、双方向モードへ遷移(開始)ができない旨と、USBケーブル300の接続を確認すべき旨をユーザに通知している。なお、本実施形態では、USB通信状態が異常であれば、操作アイコン領域601が表示されないことでユーザは双方向モードへの遷移ができないことを認識できるので、エラーメッセージ画像604は必ずしも表示される必要はない。なお、本実施形態では、エラーメッセージ画像が表示されることによって、ユーザに双方向モードに遷移できない旨を通知しているが、例えば、制御部100は、通知音(警告音)などによって異常をユーザに通知してもよい。
S302において、エラーメッセージ画像604が投影されている間、制御部100はUSB通信状態が正常状態に復帰するまで待機する。つまり、制御部100は、双方向モードへの遷移が可能でない場合には、画像処理部160を制御して、スクリーン500における投影画像の表示レイアウトを、双方向モードへ遷移する前の表示レイアウトから変更しない。具体的には、スクリーン500の表示領域には、コンテンツ600のみが表示され、操作アイコン領域601(操作領域)は表示されない。制御部100がUSB通信状態が正常状態に復帰したと判断(判定)すると、S303へ遷移する。なお、S302において、待機状態が所定時間以上経過した場合には、制御部100は、画像処理部160を制御して、ユーザに対して双方向モードに遷移できなかった旨を表示して、本フローチャートにおける全ての処理を終了してもよい。
S303において、制御部100は、画像処理部160に対しエラーメッセージ画像604を消去するよう指示する。エラーメッセージ画像604が消去されると、処理工程はS103に遷移する。
なお、本実施形態おいて、ユーザは投影画像の所定の位置に手をかざす操作である「手かざし」によって、投影画像(コンテンツ600)を制御していた。しかし、これに限らず、例えば、赤外線受信部124や操作部114に対する操作によってコンテンツ600の表示が制御されてもよい。この場合には、スクリーン500に表示される操作アイコンは、コンテンツ600の制御において実施可能な操作を視覚化しているという役割を有する。
なお、本実施形態ではプロジェクタ10とPC200との通信を、HDMIケーブル400とUSBケーブル400の2つの伝送路を介して行ったが、1つの伝送路のみを介して行われてもよい。例えば、プロジェクタ10とPC200とはLANケーブルの1つの伝送路のみにより接続されており、正常な状態であれば、プロジェクタ10とPC200との相互通信が可能であるとする。このような場合においても、PC200からプロジェクタ10への画像データの送信は可能であるが、プロジェクタ10がPC200を制御する通信は可能でない異常状態が生じ得るため、本実施形態は適用可能である。また、同様の理由から、プロジェクタ10とPC200とはインターネットを経由して接続されていてもよい。
なお、本実施形態では、プロジェクタを用いた例を説明したが、双方向モードを有する表示制御装置であれば、例えば、スマートフォン、タブレット端末、液晶ディスプレイなどでも適用可能である。具体的に、スマートフォンを用いる場合には、例えば、双方向モードではタッチパネルへのタッチ操作を受け付け、通常モードでは当該タッチ操作を受け付けないようにすればよい。さらに、スマートフォンが外部サーバに対して画像の送信を
要求する指示をすることで、コンテンツ600を制御する構成であれば、本実施形態の適用が可能である。
[効果]
以上の通り、ユーザ操作に応じたコンテンツの制御が可能な状態である場合にのみ、双方向モードに遷移して操作アイコン領域を表示させるため、ユーザ操作に応じたコンテンツの制御が可能な状態であるとユーザが誤認識することを回避することができる。また、双方向モードへ遷移できない場合に、当該遷移ができない旨が通知されることによれば、ユーザは、さらに容易にプロジェクタの状態を把握することができる。
[変形例1]
実施形態1では、ユーザによる双方向モードへの遷移指示がされた場合に、プロジェクタ10およびPC200間のUSB通信状態に基づいてコンテンツ600の表示を制御することで、ユーザの誤認識を回避するプロジェクタ10を説明した。本変形例では、双方向モードへの遷移が完了した後(開始後)において、USBケーブル300での通信異常が発生することにより「手かざし」操作ができない場合にも、ユーザへ適切に異常状態を認識させることを可能にする。以下、図7(A)が示すフローチャートを用いて本変形例の双方向モードへの遷移処理について説明する。なお、本フローチャートにおけるS101〜S107は、図5(A)が示すフローチャートの同符号の処理と同様の処理を行うため、詳細な説明は省略する。
図5(A)が示すフローチャートの処理と同様に、S101〜S104およびS107の処理を行う。S104の処理が完了すると、処理工程は、S108に遷移する。
S108において、制御部100はUSB通信状態が正常であるか否か判断する。ここでは、双方向モード中(双方向モードの開始後)にUSBケーブル300が抜去されることなどにより、USB通信が不可状態に変化する場合を考慮している。S108における具体的な処理についてはS106と同様であるため、詳細な説明は省略する。USB通信状態が異常であると判断されると、S109へ遷移し、USB通信状態が正常であると判断されると、S110に遷移する。なお、S108においても、S106と同様に、制御部100がコンテンツ600(PC200)を制御することが可能でない場合には、USB通信状態が正常であってもS109に遷移してもよい。
S109において、制御部100は、USB通信が異常状態である場合における処理を行う。なお、本変形例では、双方向モードへ遷移して操作アイコン602または操作アイコン603をスクリーン500に表示させた後には、USB通信が異常状態に変化した場合においても、操作アイコン領域601を非表示にせずに表示を維持する。これは、USB通信の可否に応じて投影画像の再レイアウトが実行される場合、USB通信が不安定であると、通信状態の変化の度に頻繁にレイアウトが変わることにより不快感をユーザに与えてしまう。従って、操作アイコン領域601の表示を維持することにより、このようなユーザに与える不快感を与えないようにする効果を奏する。なお、S109の処理の詳細については後述にて説明する。
S110において、制御部100は、S105の処理と同様に双方向モードの終了指示を受け付けたか否かを判定する。双方向モードの終了指示を受けていない場合には、S108へ遷移して、制御部100は、再びUSB通信状態の判定を行う。双方向モードの終了指示を受けている場合には、本フローチャートにおける全ての処理を終了する。
(S109の詳細な処理について)
S109における処理について図7(B)のフローチャートおよび、図8(A)、図8
(B)を用いて詳細に説明する。なお、図7(B)が示すフローチャートにおけるS302は、図5(B)が示すフローチャートの同符号の処理と同様の処理を行うため、詳細な説明は省略する。
S304において、制御部100はUSB通信状態の異常により「手かざし」による操作が実行できない旨を示す画像を内部メモリ150から読み出し、当該画像を表示するよう画像処理部160へ指示を出す。図8(A)では、操作アイコン602および操作アイコン603がグレーアウトされて形態が変更されている様子を示している。一方、図8(B)では、操作アイコン602および操作アイコン603の形状を矢印からバツ印に変更した形態を示している。このように、制御部100は、スクリーン500における操作アイコンの形態を変更することで、図8(A)と図8(B)のいずれにおいても、ユーザ操作が実行できない旨を表示している。つまり、ユーザ操作を受け付けない旨を表示している。なお、制御部100は、矢印からバツ印に変更するなどの操作アイコンの外観を変更することに限らず、操作アイコン602および操作アイコン603自体の表示を消去してもよい。また、制御部100は、例えば、ケーブル接続を確認すべき旨を含むエラーメッセージ画像を操作アイコン領域601に表示してもよい。このように、双方向モードに遷移してから、ユーザ操作に応じたコンテンツ600の制御ができない状態に変化しても、双方向モードを終了せずに、制御部100はユーザ操作が実行できない旨を表示する。なお、当然のことではあるが、このような表示をしている間は、制御部100は撮像部126を介した「手かざし」による操作を受け付けない。
S305において、制御部100は、画像処理部160に対しS304にて実施した処理を解除する指示をする。つまり、制御部100は画像処理部160を制御して、例えば、バツ印に変更された操作アイコンを矢印に戻し、例えば、グレーアウトされた操作アイコンを通常の表示状態に戻すようにする。S305の処理が完了すると、処理工程はS110に遷移する。
(効果)
以上の通り、双方向モードへ遷移した後に、コンテンツ(外部装置)の制御ができない状態に変化した場合においても投影画像を制御することで、双方向モードが正常に動作していると投影画像からユーザが誤認識してしまうことを防ぐことができる。
なお、上記の各実施形態や各変形例の各機能部は、個別のハードウェアであってもよいし、そうでなくてもよい。2つ以上の機能部の機能が、共通のハードウェアによって実現されてもよい。1つの機能部の複数の機能のそれぞれが、個別のハードウェアによって実現されてもよい。1つの機能部の2つ以上の機能が、共通のハードウェアによって実現されてもよい。また、各機能部は、ASIC、FPGA、DSPなどのハードウェアによって実現されてもよいし、そうでなくてもよい。例えば、装置が、プロセッサと、制御プログラムが格納されたメモリ(記憶媒体)とを有していてもよい。そして、装置が有する少なくとも一部の機能部の機能が、プロセッサがメモリから制御プログラムを読み出して実行することにより実現されてもよい。
(その他の実施形態)
本発明は、上記の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
10:プロジェクタ、100:制御部、110:画像取得部、114:操作部

Claims (20)

  1. 所定のユーザ操作のうち、表示部に対するユーザの動作に応じたユーザ操作を受け付ける操作モードを含む画像投影装置であって、
    前記表示部に投影される画像の表示を制御する表示制御手段と、
    前記操作モードの開始の指示が入力される入力手段と、
    前記操作モードの開始が可能であるか否かを判定する判定手段と、
    を有し、
    前記表示制御手段は、
    前記操作モードの開始が可能である場合には、前記画像を表示し、かつ、前記ユーザの動作を検出するための操作領域を表示するように前記表示部を制御し、
    前記操作モードの開始が可能でない場合には、前記画像を表示し、かつ、前記操作領域を表示しないように前記表示部を制御する、
    ことを特徴とする画像投影装置。
  2. 前記表示制御手段は、
    前記操作モードでは、前記表示部の表示領域の一部に前記画像を表示し、かつ、前記表示領域の前記一部以外に前記操作領域を表示し、
    前記操作モードでなければ、前記表示領域の全域に前記画像を表示する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像投影装置。
  3. 前記表示制御手段は、
    前記操作モードでは、前記表示部の表示領域の全域に前記画像を表示し、かつ、前記画像に前記操作領域を重畳させて表示し、
    前記操作モードでなければ、前記表示領域の全域に前記画像を表示する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像投影装置。
  4. 前記表示制御手段は、前記操作モードの開始が可能でない場合には、前記操作モードが開始できない旨を前記表示部に表示する、
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の画像投影装置。
  5. 前記判定手段は、前記表示制御手段が前記操作領域を表示しないように前記表示部を制御した場合には、その後、さらに前記操作モードの開始が可能な状態になったか否かを判定する、
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の画像投影装置。
  6. 前記表示制御手段は、前記ユーザの動作に応じたユーザ操作によって、さらに前記表示部に表示する前記画像の切り替えを制御する、
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の画像投影装置。
  7. 前記判定手段は、
    前記表示部に表示する前記画像の切り替えが可能な状態であれば、前記操作モードの開始が可能であると判定し、
    前記表示部に表示する前記画像の切り替えが可能な状態でなければ、前記操作モードの開始が可能でないと判定する、
    ことを特徴とする請求項6に記載の画像投影装置。
  8. 前記画像を前記表示部に表示するための画像データを取得する取得手段をさらに有し、
    前記表示制御手段は、前記取得手段に前記画像データを出力する外部装置を制御することで前記表示部に表示する前記画像の切り替えを制御する、
    ことを特徴とする請求項6または請求項7に記載の画像投影装置。
  9. 前記表示制御手段は、連続する複数の画像間での遷移を制御することによって、前記表示部に表示する前記画像の切り替えを制御をする、
    ことを特徴とする請求項8に記載の画像投影装置。
  10. 前記取得手段は、前記外部装置から第1伝送路を介して前記画像データを取得し、
    前記表示制御手段は、前記第1伝送路とは異なる第2伝送路を介して前記外部装置を制御することで、前記表示部に表示する画像の切り替えを制御する、
    ことを特徴とする請求項8または請求項9に記載の画像投影装置。
  11. 前記判定手段は、さらに、前記操作モードの開始後、前記表示制御手段が前記画像の切り替えを制御することが可能な状態でなくなったか否かを判定する、
    ことを特徴とする請求項6から10のいずれか1項に記載の画像投影装置。
  12. 前記操作モードの開始後、前記表示制御手段が前記画像の切り替えを制御することが可能な状態でなくなった場合には、前記操作モードは終了しない、
    ことを特徴とする請求項11に記載の画像投影装置。
  13. 前記表示制御手段は、前記操作モードの開始後、前記画像の切り替えを制御することが可能な状態でなくなった場合には、前記所定のユーザ操作が実行できない旨を前記表示部に表示する、
    ことを特徴とする請求項11または請求項12に記載の画像投影装置。
  14. 前記表示制御手段は、前記操作領域を表示する場合には、前記所定のユーザ操作を示すアイコンを前記操作領域に表示する、
    ことを特徴とする請求項11から13のいずれか1項に記載の画像投影装置。
  15. 前記表示制御手段は、前記操作モードの開始後、前記画像の切り替えを制御することが可能な状態でなくなった場合には、
    前記アイコンを異なる形態に変更する、
    エラーメッセージを前記表示部に表示する、
    の少なくともいずれかの処理をおこなう、
    ことを特徴とする請求項14に記載の画像投影装置。
  16. 前記ユーザの動作に応じたユーザ操作を受け付ける受付手段をさらに有し、
    前記受付手段は、前記操作モードであれば、前記表示部に表示される前記アイコンに対して指示体をかざすような前記ユーザの動作を検出することにより、前記指示体をかざされたアイコンに対応したユーザ操作を受け付ける、
    ことを特徴とする請求項14または請求項15に記載の画像投影装置。
  17. 前記受付手段は、前記表示部を撮像することによって、前記指示体をかざされたアイコンに対応したユーザ操作を受け付ける、
    ことを特徴とする請求項16に記載の画像投影装置。
  18. 前記表示部に前記画像を投影する投影手段をさらに有し、
    前記表示部は投影対象物である、
    ことを特徴とする請求項1から17のいずれか1項に記載の画像投影装置。
  19. 所定のユーザ操作のうち、表示部に対するユーザの動作に応じたユーザ操作を受け付け
    る操作モードを含む画像投影装置の制御方法であって、
    前記表示部に投影される画像の表示を制御する表示制御工程と、
    前記操作モードの開始の指示が入力されると、前記操作モードの開始が可能であるか否かを判定する判定工程と、
    を有し、
    前記表示制御工程では、
    前記判定工程において前記操作モードの開始が可能であると判定される場合には、前記画像を表示し、かつ、前記ユーザの動作を検出するための操作領域を表示するように前記表示部を制御し、
    前記判定工程において前記操作モードの開始が可能でないと判定される場合には、前記画像を表示し、かつ、前記操作領域を表示しないように前記表示部を制御する、
    ことを特徴とする画像投影装置の制御方法。
  20. 請求項19に記載の制御方法の各工程をコンピュータに実行させるためのプログラム。
JP2018133170A 2018-07-13 2018-07-13 画像投影装置、画像投影装置の制御方法、プログラム Active JP7224799B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018133170A JP7224799B2 (ja) 2018-07-13 2018-07-13 画像投影装置、画像投影装置の制御方法、プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018133170A JP7224799B2 (ja) 2018-07-13 2018-07-13 画像投影装置、画像投影装置の制御方法、プログラム

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2020013196A true JP2020013196A (ja) 2020-01-23
JP2020013196A5 JP2020013196A5 (ja) 2021-08-05
JP7224799B2 JP7224799B2 (ja) 2023-02-20

Family

ID=69170572

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018133170A Active JP7224799B2 (ja) 2018-07-13 2018-07-13 画像投影装置、画像投影装置の制御方法、プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7224799B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114793266A (zh) * 2021-01-25 2022-07-26 精工爱普生株式会社 显示装置的控制方法和显示装置
US20230095544A1 (en) * 2021-09-24 2023-03-30 Fujifilm Business Innovation Corp. Control device, image forming apparatus, and non-transitory computer readable medium storing control program

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007088942A1 (ja) * 2006-02-03 2007-08-09 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 入力装置、及びその方法
JP2015102737A (ja) * 2013-11-26 2015-06-04 セイコーエプソン株式会社 画像表示装置、及び、画像表示装置の制御方法
JP2018005660A (ja) * 2016-07-05 2018-01-11 株式会社リコー 情報処理装置、プログラム、位置情報作成方法、情報処理システム
JP2018045263A (ja) * 2016-09-12 2018-03-22 セイコーエプソン株式会社 表示装置、及び、表示装置の制御方法

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007088942A1 (ja) * 2006-02-03 2007-08-09 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 入力装置、及びその方法
JP2015102737A (ja) * 2013-11-26 2015-06-04 セイコーエプソン株式会社 画像表示装置、及び、画像表示装置の制御方法
JP2018005660A (ja) * 2016-07-05 2018-01-11 株式会社リコー 情報処理装置、プログラム、位置情報作成方法、情報処理システム
JP2018045263A (ja) * 2016-09-12 2018-03-22 セイコーエプソン株式会社 表示装置、及び、表示装置の制御方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114793266A (zh) * 2021-01-25 2022-07-26 精工爱普生株式会社 显示装置的控制方法和显示装置
US20230095544A1 (en) * 2021-09-24 2023-03-30 Fujifilm Business Innovation Corp. Control device, image forming apparatus, and non-transitory computer readable medium storing control program

Also Published As

Publication number Publication date
JP7224799B2 (ja) 2023-02-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6064319B2 (ja) プロジェクター、及び、プロジェクターの制御方法
US9035971B2 (en) Image display apparatus, image display method, and of image display program
US9071773B2 (en) Projection system
US10228611B2 (en) Projector, projection system, and control method of projector
JP6307852B2 (ja) 画像表示装置、及び、画像表示装置の制御方法
EP2211332B1 (en) Image signal supply apparatus, image display apparatus, and control method of image signal supply apparatus
JP2008216805A (ja) 画像投射システム及び画像投射装置
US10416813B2 (en) Display system, display device, information processing device, and information processing method
JP6263881B2 (ja) 画像投射装置、画像投射装置の制御方法、および画像投射装置の制御プログラム
US20180077346A1 (en) Display apparatus, method of controlling display apparatus, document camera, and method of controlling document camera
JP2016014713A (ja) 画像投影装置、画像投影方法および画像投影装置の制御プログラム
JP2017009829A (ja) 画像投影装置、画像投影システムおよび映像供給装置
JP7224799B2 (ja) 画像投影装置、画像投影装置の制御方法、プログラム
JP2019113647A (ja) 表示装置およびその制御方法
JP2010175587A (ja) 画像表示システムおよび画像入力装置
JP6269801B2 (ja) プロジェクター、及び、プロジェクターの制御方法
JP2014137450A (ja) 投写型表示装置
US20190065130A1 (en) Display device and method for controlling display device
JP2015225101A (ja) 画像投射装置、画像投射装置の制御方法、および画像投射装置の制御プログラム
JP2018132769A (ja) 画像表示装置、及び、画像表示装置の制御方法
JP2019186690A (ja) 制御装置、プロジェクタ、プロジェクタの制御方法、プログラム
JP7266455B2 (ja) 表示装置及びその制御方法、並びにプログラム
US11457265B2 (en) Display device, display method, projector, and recording medium
JP7324101B2 (ja) 映像表示装置及びその制御方法、並びにプログラム
JP2020115639A (ja) 表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20181116

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210625

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210625

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220518

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220705

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220829

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230110

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230208

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7224799

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151