JP6269801B2 - プロジェクター、及び、プロジェクターの制御方法 - Google Patents
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Description
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、画像が表示された状態で位置を指示する操作が行われた場合に、この操作により機能を制御できるプロジェクター、及び、プロジェクターの制御方法を提供することを目的とする。
本発明によれば、投射面への操作に対応して、投射している画像の投射態様を制御するので、例えば投射している画像の拡大、縮小、移動等を実行できる。これにより、画像の投射態様に関する操作を直感的かつ容易にして、操作性の向上を図ることができる。
本発明によれば、指示位置に基づいて描画等の処理を行う機能と、指示位置に基づいて画像の投射態様を制御する機能とを使い分けることができ、より一層の操作性の向上を図ることができる。
本発明によれば、指示位置に基づいて付加画像を生成する機能、或いは指示位置を含む情報を外部の装置に出力する機能と、指示位置に基づいて画像の投射態様を制御する機能とを使い分けることができ、より一層の操作性の向上を図ることができる。
本発明によれば、指示体の操作により、処理手段の機能と画像の投射態様を制御する機能とを容易に使い分けることができ、より一層の操作性の向上を図ることができる。
本発明によれば、指示位置及び指示体の操作を検出して、指示位置が操作領域内にあるときには制御を実行するので、指示体の操作によって、処理手段の機能と画像の投射態様を制御する機能とを容易に使い分けることができ、より一層の操作性の向上を図ることができる。
本発明によれば、投射面に投射された操作用画像に基づく操作によって、投射している画像の投射態様を制御するので、画像の投射態様に関する操作をより直感的かつ容易にして、操作性の向上を図ることができる。
本発明によれば、投射面に投射された操作用画像に対する操作により、投射している画像の拡大、縮小、移動のいずれかの処理が実行されるので、画像の投射態様に関する操作をより直感的かつ容易にして、操作性の向上を図ることができる。
本発明によれば、投射された画像の外側を指示する操作により、投射している画像の投射態様を制御できるので、投射態様に関する操作をより直感的かつ容易にして、操作性の向上を図ることができる。
本発明によれば、投射面への操作に対応して画像の投射態様を制御できる。例えば、入力画像の拡大、縮小、移動等を投射面に対する操作に従って実行できる。これにより、入力画像の投射態様に関する操作を直感的かつ容易にして、操作性の向上を図ることができる。
以下、図面を参照して本発明を適用した実施形態について説明する。
図1は、実施形態に係るプロジェクター11を用いた表示システム10の構成を示す図である。
表示装置としてのプロジェクター11には、画像供給装置としてのPC(Personal Computer)13、DVDプレーヤー15、及びビデオレコーダー16が有線接続されている。プロジェクター11にはネットワーク14を介して複数のPC13が接続され、いずれのPC13からもプロジェクター11に画像情報(画像データ)を供給可能である。なお、本実施形態において、静止画を表すデータ、及び動画を表すデータのいずれも画像情報に含まれる。また、アナログ画像データ、及びデジタル画像データのいずれも画像情報に含まれる。ネットワーク14はLANケーブル等の有線通信回線または無線通信回線により構成され、ネットワーク14とプロジェクター11とは有線または無線接続され、このネットワーク14を介してプロジェクター11と各PC13との間、及び、PC13間で各種データを送受信可能である。
図1に例示する構成では、プロジェクター11は、一つのPC13に対し、アナログ画像データを伝送するRGBケーブル61、及び、デジタルデータを伝送するUSBケーブル62により接続されている。このPC13は、プロジェクター11にRGBケーブル61を介してアナログ画像データを出力できる。また、プロジェクター11は、USBケーブル62を介して、PC13との間で後述する座標情報(座標データ)を含む各種の制御情報(制御データ)等を送受信する。なお、PC13とプロジェクター11とをDVIケーブル等を介して接続し、デジタル画像データを伝送する構成とすることも勿論可能である。
プロジェクター11は、PC13、DVDプレーヤー15及びビデオレコーダー16から入力された画像データに基づいて、投射面としてのスクリーンSCに画像を投射する。プロジェクター11は、PC13、DVDプレーヤー15及びビデオレコーダー16から入力された画像情報が静止画のデータであっても動画のデータであっても画像を投射できる。スクリーンSCは、壁面に固定された平板に限らず、壁面自体をスクリーンSCとして使用することも可能である。ここで、スクリーンSC上で画像が投射される範囲を実投射領域11B(表示可能領域)とする。また、プロジェクター11は通信ケーブル等(例えば、USBケーブル62)によりPC13に接続され、PC13との間で制御データ等を送受信する。プロジェクター11は、Bluetooth(登録商標)等の無線通信によってPC13との間で制御データ等を送受信しても良い。
プロジェクター11は、大別して、RGBケーブル61またはネットワーク14を介してPC13から入力される入力画像やDVDプレーヤー15及びビデオレコーダー16等から入力される入力画像に基づいて表示用の画像処理を実行する画像処理ユニット110と、画像処理ユニット110の制御に従ってスクリーンSCに画像を投射する投射ユニット3(表示手段)と、スクリーンSC上の指示体12の指示位置を検出する位置検出ユニット150と、位置検出ユニット150が検出した指示位置の座標を、画像データにおける座標に変換する座標変換部160と、座標変換部160が変換した変換後の座標をPC13または画像処理ユニット110に出力する出力切替部163と、出力切替部163が座標を出力する出力先を切り替えさせる出力制御部101と、これらの各部を制御する制御部103と、を備えている。
制御部103は、図示しないCPU、不揮発性メモリー、RAM等により構成され、制御部103に接続された記憶部105に記憶されている制御プログラム105Aを読み出して実行し、プロジェクター11の各部を制御する。また、記憶部105に記憶された制御プログラム105Aを実行することで、制御部103はキャリブレーション実行部103Aとして機能する。
操作パネル41は、各種スイッチ及びインジケーターランプを備え、プロジェクター11の外装筐体(図示略)に配置されている。制御部103は、プロジェクター11の動作状態や設定状態に応じて操作パネル41のインジケーターランプを適宜点灯或いは点滅させる。また、操作パネル41のスイッチが操作されると、操作されたスイッチに対応する操作信号(操作データ)を制御部103に出力する。操作パネル41やリモコン等は、プロジェクター11に対する操作をユーザーが入力するための操作部である。なお、プロジェクター11に対する操作を表す操作信号をPC13からプロジェクター11に送信し、この操作信号に基づいてプロジェクター11を制御することもできる。PC13から操作信号を送信する場合は、例えばUSBインターフェイス等を介してプロジェクター11に操作信号を送信することができる。この場合は、PC13も、プロジェクター11に対する操作をユーザーが入力するための操作部として機能する。
また、プロジェクター11は、プロジェクター11の操作者であるユーザーが使用するリモコン(図示略)がボタン操作に対応して送信した赤外線信号を、リモコン受光部45によって受光する。リモコン受光部45は、上記リモコンから受光した赤外線信号を受光素子により受光し、この信号に対応する操作信号を制御部103に出力する。
制御部103は、操作パネル41またはリモコン受光部45から入力される操作信号に基づいて、ユーザーの操作を検出し、この操作に従ってプロジェクター11を制御する。
Compインターフェイスは、コンピューターからアナログ画像データが入力されるVGA端子、デジタル画像データが入力されるDVI(Digital Visual Interface)等である。本実施形態では、このCompインターフェイスにはRGBケーブル61(図1)が接続され、USBインターフェイスにはUSBケーブル62(図1)が接続される。
Videoインターフェイスは、上記の画像供給装置からコンポジット映像信号が入力されるRCA端子、或いはコンポーネント映像信号が入力されるD端子等を備え、アナログ画像データが入力される。本実施形態では、Videoインターフェイスにはビデオレコーダー16が接続されている。
また、LANインターフェイスは、LANケーブルを接続可能なRJ−45端子等の端子を備え、この端子を介して1または複数のコンピューターを含むLANに接続される。LANインターフェイスは、例えばEthernet(登録商標)規格に準拠したネットワークインターフェース回路(図示略)を備えており、LANを構成するコンピューターとの間で制御データや画像データを送受信する。
また、外部I/F102に、VESA(Video Electronics Standards Association)が策定したDisplayPortを備えた構成としてもよく、具体的にはDisplayPortコネクター或いはMini Displayportコネクターと、Displayport規格に準拠したインターフェイス回路とを備えた構成としてもよい。この場合、プロジェクター11は、PC13や、PC13と同等の機能を有する携帯型デバイスが備えるDisplayPortに接続し、デジタル画像データを入力可能となる。
さらに、外部I/F102は有線通信によって画像情報の送受信を行っても良く、無線通信によって画像情報の送受信を行っても良い。例えば、外部I/F102に、無線LAN等の無線通信インターフェイスを備え、プロジェクター11をPC13等の各種装置と無線通信回線を介して接続してもよい。
外部I/F102が備える各インターフェイスに接続された各装置(上述した画像供給装置)を、画像ソースと呼び、各画像ソースから入力される画像情報を入力画像と総称する。このため、入力画像には、アナログ画像データ及びデジタル画像データの両方が含まれる。
光変調装置32は、入射する光を変調する変調領域を備えており、後述する画像処理系からの信号を受けて、照明光学系31からの光を変調する。本実施形態では、透過型液晶パネルを用いて光変調装置32を構成した場合を例に挙げて説明する。この構成では、光変調装置32は、カラーの投影を行うため、RGBの三原色に対応した3枚の液晶パネルからなる。照明光学系31からの光はRGBの3色の色光に分離され、各色光は対応する各液晶パネルに入射する。各液晶パネルを通過して変調された色光はクロスダイクロイックプリズム等の合成光学系によって合成され、投射光学系33に射出される。
投射ユニット3は、投射部30とともに、表示制御部107の制御に従って投射光学系33が備える各モーターを駆動する投射光学系駆動部121、表示制御部107から出力される画像データに基づいて入射する光を変調するように光変調装置32を駆動する光変調装置駆動部119、及び、制御部103の制御に従って照明光学系31が備える光源を駆動する光源駆動部117を備えている。
表示制御部107は、画像入力部104を介して入力される画像データのフォーマット(フレームレート、解像度、圧縮状態)の判別等を行い、光変調装置32に表示画像を表示するために必要な処理を決定し、画像処理部113を制御して当該処理を実行する。画像処理部113は、表示制御部107の制御に従って、画像入力部104を介して入力された画像データをフレームメモリー115に展開し、インターレース/プログレッシブ変換、解像度変換等の各種変換処理を適宜実行し、フレームメモリー115に描画した表示画像を表示するための所定フォーマットの画像データを生成して、表示制御部107に出力する。なお、プロジェクター11は、入力された画像データの解像度やアスペクト比を変更して表示することもでき、入力された画像データの解像度やアスペクト比を維持したままドットバイドットで表示することも可能である。また、画像処理部113は、表示制御部107の制御に従って、キーストーン補正、カラーモードに対応した色調補正、画像の拡大/縮小処理等の各種の画像処理を実行可能である。表示制御部107は、画像処理部113により処理された画像データを光変調装置駆動部119に出力し、光変調装置32に表示させる。また、画像処理部113は、表示中の画像データの解像度、アスペクト比、光変調装置32の液晶表示パネルにおける表示サイズ等の情報から、画像位置情報(画像位置データ)を導出し、求めた画像位置情報を座標変換部160に出力する。画像位置情報は、実投射領域11B内のどの位置に表示画像が投射(表示)されるのかを示す情報である。換言すれば、画像位置情報は、実投射領域11Bにおける表示画像の配置に関する情報であって、実投射領域11Bにおける表示画像の位置(配置)を示す。この画像位置情報は、PC13の表示解像度が変化することによってPC13がプロジェクター11に出力する画像データの解像度が変化した場合(例えば、PC13において解像度に関する設定が変更された場合)等に変化する。なお、実投射領域11Bには、光変調装置32の変調領域で変調された画像が表示されているので、画像位置情報は、光変調装置32の変調領域における画像の配置に関する情報であると考えることもできる。
制御部103は、制御プログラム105Aを実行して表示制御部107を制御し、スクリーンSC上に結像した表示画像のキーストーン補正を実行させる。また、制御部103は、操作パネル41またはリモコン受光部45から入力された操作信号に基づいて、表示制御部107を制御して表示画像の拡大/縮小処理を実行させる。
ここで、制御部103は、外部I/F102において各画像ソースが接続されるインターフェイスの種類毎に選択及び判別を行ってもよいし、画像ソースから入力される入力画像の種類毎に選択及び判別を行ってもよく、コネクター毎に選択及び判別を行ってもよい。さらに、外部I/F102に接続された各装置の種類自体を識別することにより画像ソースを選択及び判別してもよい。例えば、HDMIインターフェイス、或いはLANインターフェイスに接続された機器は、プロジェクター11との間で制御データを送受信するので、この制御データに基づいて各機器(装置)の種類を判別できる。具体的には、PC13、DVDレコーダー、USBメモリー、PDA(Personal Digital Assistant)、携帯電話機、半導体メモリーを備えたメディアプレーヤー等、画像ソースとしての装置を具体的に特定して分類し、この分類により画像ソースの種類を判別してもよい。
また、プロジェクター11は、後述するようにスクリーンSC上に複数の入力画像を並べて同時に表示する、いわゆる多画面表示機能を備えている。操作パネル41又はリモコン受光部45により検出された操作あるいは事前の設定により、制御部103は、画像を表示可能な領域(投射可能領域11Aまたは実投射領域11B)を複数の領域に分割し、複数の画像ソース(画像供給装置)から入力された複数の入力画像を並べて表示する多画面表示を行う。多画面表示を行う場合、制御部103は、外部I/F102に接続された複数の画像ソースのうち、多画面表示で同時に表示可能な上限数以内で、画像ソースを選択する。
撮像部153は、スクリーンSC上で投射部30が画像を投射可能な最大範囲(投射可能領域11Aに相当)を含む画角を撮影するデジタルカメラであり、撮影制御部155の制御に従って撮影を実行し、撮影画像データを出力する。換言すれば、撮像部153は投射可能領域11A全体を含む範囲を撮影可能に設定されている。撮影制御部155は、制御部103の制御にしたがって、撮像部153を制御して撮影を実行させる。撮像部153が撮影時のズーム倍率、フォーカス、絞りの調整を行う機構を有する場合、撮影制御部155は、これらの機構を制御して予め設定された条件で撮影を実行させる。撮影後、撮影制御部155は撮像部153が出力する撮影画像データを取得して、位置検出処理部157に出力する。撮像部153から出力される撮影画像データは、RGBやYUV等の形式で表されるものであっても良く、輝度成分のみを表すものであっても良い。また撮影制御部155は、撮像部153から出力される撮影画像データをそのまま位置検出処理部157へ出力してもよく、解像度の調整や所定のファイルフォーマット(JPEG、BMPなど)への変換等を行った上で位置検出処理部157へ出力しても良い。
なお、撮像部153は、可視光を撮像可能な構成であっても良く、非可視光(赤外光など)を撮像可能な構成であっても良い。撮像部153が非可視光を撮像可能な場合には、指示体12が非可視光を射出して、撮像部153が指示体12から射出された非可視光を撮像する構成や、指示体12が非可視光を反射可能な反射部を備えており、制御部103の制御によってプロジェクター11からスクリーンSCに対して非可視光を投射し、指示体12の反射部によって反射された非可視光を撮像部153によって撮像する構成等を採用することができる。
表示制御部107は、出力切替部163から入力された座標データに基づいて、フレームメモリー115に展開した画像上に、指示体12の指示位置に対応してポインター12Aの画像を描画する。
ここで、座標算出部159は、座標変換部160を介することなく、出力切替部163に対して第1の座標データを出力することも可能である。このため、出力切替部163は、座標算出部159が出力した第1の座標データを、外部I/F102を介してPC13に出力することも、画像処理部113に出力することもできる。また、座標変換部160が、座標算出部159から入力された第1の座標データを変換することなく、出力切替部163に出力する構成とすれば、座標算出部159が直接出力切替部163に座標データを出力する場合と同様の作用効果が得られる。
また、プロジェクター11に対応した専用のデバイスドライバープログラムを用意して、このデバイスドライバープログラムをPC13にインストールして使用しても良い。この場合は専用のデバイスドライバープログラムが必要になる一方で、プロジェクター11とPCとの間でやり取りできる情報は、専用のデバイスドライバープログラムの仕様に応じて任意に設定することができる。
この図3に示すように、PC13は、制御プログラムを実行してPC13の各部を中枢的に制御するCPU131、CPU131により実行される基本制御プログラムや当該プログラムに係るデータを記憶したROM132、CPU131が実行するプログラムやデータを一時的に記憶するRAM133、プログラムやデータを不揮発的に記憶する記憶部134、入力操作を検出して入力内容を示すデータや操作信号をCPU131に出力する入力部135、CPU131による処理結果等を表示するための表示データを出力する表示部136、及び、外部の装置との間でデータ等を送受信する外部I/F137を備えており、これらの各部はバスにより相互に接続されている。
入力I/F141には、プロジェクター11に繋がる通信ケーブル(例えば、USBケーブル62)が接続され、プロジェクター11から、指示体12による指示位置の座標を表す座標データ(第1の座標データ、又は第2の座標データ)が入力される。ここで、入力I/F141には、プロジェクター11が出力する座標データが、マウス、トラックボール、デジタイザー、或いはペンタブレット等のポインティングデバイスが出力する座標データと同様のデータとして入力される。従って、PC13は、プロジェクター11から入力される座標データを入力デバイスからの入力信号として処理することができ、例えば、この座標データに基づいてマウスカーソルやポインターの移動を行う等の動作を行える。
光変調装置32の変調領域全体を使用して表示画像を投射した場合には、図4(A)に2点鎖線で示す投射可能領域11Aに画像が結像する。プロジェクター11がスクリーンSC、の真正面に位置している場合を除き、投射可能領域11Aには図4(A)に示すように台形歪みが発生するので、プロジェクター11は、表示制御部107の機能によりキーストーン補正を行う。このキーストーン補正の実行後には、投射可能領域11Aの一部である実投射領域11Bに表示画像が投射される。実投射領域11Bは、通常、スクリーンSC上で長方形となり、かつ投射可能領域11A内で最大のサイズとなるよう設定される。具体的には、光変調装置32の変調領域の解像度(液晶表示パネルの解像度)と台形歪みの程度により決定されるが、最大サイズでなくてもよい。なお、プロジェクター11から投射した画像に台形歪みが発生していなければ、このキーストーン補正は実行しなくても良い。この場合は、実投射領域11Bは投射可能領域11Aと一致する。
この場合、座標(X1n,Y1n)は、下記式(1)、(2)により算出される。
X1n=WP1÷W1 …(1)
Y1n=HP1÷H1 …(2)
例えば図5(A)に示す例で、WP1=400, HP1=300と仮定する。表示画像201の解像度は1280×800ドットなので、W1=1280、H1=800である。従って、X1n=400÷1280≒0.313、Y1n=300÷800=0.375と表すことができる。また、このとき、実投射領域11Bの左上の頂点、実投射領域11Bの右上の頂点、左下の頂点、及び右下の頂点の座標は、それぞれ(0, 0)、(1, 0)、(0, 1)、(1, 1)と表される。なお図5(A)の状態では実投射領域11Bと、表示画像201が表示された領域とは一致しているので、座標(X1n,Y1n)は表示画像201内で正規化された座標と考えることもできる。
そこで、プロジェクター11は、PC13が出力する表示画像の解像度が変わった場合にも対応できるように、位置検出ユニット150の座標算出部159が算出した指示位置の座標(X1n,Y1n)を、座標変換部160によって、表示中の表示画像における指示位置の座標(X2n,Y2n)に変換する処理を行う。
・制御部103がPC13からの画像データの入力を検出したとき。
・制御部103が、PC13から入力される画像データに関する情報(画像の解像度など)の変化を検出したとき。
・プロジェクター11において、画像データの解像度を変更したとき。
・プロジェクター11において、画像データのアスペクト比を変更したとき。
・光変調装置32により描画する画像を、投射する画像データの画像処理によって拡大/縮小するデジタルズーム機能を実行または解除したとき。
・実投射領域11Bに対する表示画像の表示位置を変更したとき。
・上記のデジタルズーム機能により画像を拡大し、さらに画像処理によって画像の表示位置を変更する機能を実行または解除したとき。
・光変調装置32により描画する画像と背景を含む全体すなわち実投射領域11B全体の投射サイズを、画像データの画像処理を行うことにより拡大/縮小するテレワイド機能を実行または解除したとき。
・上記のデジタルズーム機能により画像を縮小し、さらに画像処理によって画像の表示位置を変更するピクチャーシフト機能を実行または解除したとき。
・複数の画像の同時表示を実行または解除したとき。
・出力切替部163から座標を出力する出力先が、画像処理ユニット110からPC13へ、或いはその逆へ変更されたとき。
解像度の変更、アスペクト比の変更、各種機能の実行および解除は、いずれも制御部103の制御により、画像処理ユニット110によって実行される。なお、上記に列挙したタイミングはあくまで一例であり、その他のタイミングで画像位置情報を更新することも勿論可能である。
この図6に示す動作は、プロジェクター11の起動後、或いは、操作パネル41またはリモコン受光部45の操作によってポインター12Aやメニューバー17の表示が指示された場合や、操作パネル41やリモコン受光部45により位置検出が指示された場合に、一定時間毎に繰り返し実行される。
(1)キーストーン補正を行った場合。
(2)プロジェクター11の設置条件が変わった場合。例えば、スクリーンSCに対するプロジェクター11の相対的な位置(向きを含む)が変わった場合。
(3)光学条件が変わった場合。例えば、投射光学系33のフォーカスまたはズームの状態が変わった場合。投射光学系33あるいは撮像部153の光軸が経時変化等によりずれた場合。
これらの事象が発生した場合、座標変換部160が座標を算出する基準となる、初期状態における撮影画像データ上の位置と画像処理部113が描画する画像上の位置との対応関係が変化するので、改めてキャリブレーションを行う必要がある。逆にこれらの事象が発生しなければキャリブレーションを再度行う必要はないので、プロジェクター11を前回使用してから今回使用するまでの間に上記の事象が発生していなければ、キャリブレーションを行うことなく、前回のキャリブレーションで求めた座標変換パラメーターを再利用することもできる。キャリブレーションを行う必要があるかどうかをキャリブレーション実行部103Aが判別する方法としては、例えば、操作パネル41においてキーストーン補正の実行を指示するスイッチの操作の有無に基づいて判別する方法や、プロジェクター11に傾きや動きを検出するセンサーを設け、このセンサーの検出値の変化に基づいて判別する方法がある。また、投射光学系33におけるフォーカス、ズームの調整を行った場合に、キャリブレーション実行部103Aがキャリブレーションを自動で実行してもよい。また、ユーザーが、プロジェクター11の設置位置や光学条件の変化を知って、キャリブレーション実行を指示する操作を行えるように、操作パネル41やリモコン等の操作部に、対応するスイッチを設けてもよい。
その後、座標変換部160は、座標算出部159が算出した座標を表示画像の画像データにおける座標に変換する処理を行い、変換後の座標を出力切替部163に出力する(ステップS18)。変換後の座標は、図5(B)で説明した座標(X2n,Y2n)である。
出力切替部163は、変換後の座標を外部I/F102または画像処理ユニット110のいずれか指定された側に出力し(ステップS19)、本処理を終了する。
また、出力制御部101は、座標変換部160が変換した座標を出力する出力先となる画像ソースを決定するため、現在表示中の画像を供給している画像ソースを特定する機能を有する。
これに対し、PCインタラクティブモードでは、上述したように、PC13が、出力切替部163が出力する座標データを汎用的なポインティングデバイスが出力する座標データと同等に扱うことにより、PC13のOSの一部の機能として予めインストールされた汎用のデバイスドライバープログラムを用いて、指示体12による指示操作をポインティングデバイスの操作として処理できる。例えば、指示体12の指示位置に追従するようにポインター12Aやメニューバー17を表示し、これらの表示位置を移動させる処理を行える。また、PC13が、プロジェクター11に対応した専用のデバイスドライバープログラムを実行する構成とすれば、PC13のOSが備える機能に加えて独自の機能を実現できる。例えば、指示体12による指示操作に基づいてプロジェクター11の動作を制御し、特定の機能(AVミュート機能、多画面表示機能等)の実行開始/終了、当該機能の実行中の制御等を行うことが可能となる。この独自の機能は専用のデバイスドライバープログラムの仕様により任意に設定できる。PCインタラクティブモードにおいて、PC13の制御に従ってプロジェクター11がメニューバー17を表示する構成としてもよい。この場合、プロジェクター11は、PC13からの入力画像におけるメニューバー17の表示位置の座標を、出力切替部163から出力してもよい。
PJインタラクティブモードにおいて、画像処理ユニット110は、座標変換部160から入力される指示位置の座標に基づいて、処理手段として機能し、描画等の処理を実行する。また、PCインタラクティブモードにおいて、出力切替部163は、処理手段として機能し、座標変換部160から入力される位置座標をPC13に出力する処理を実行する。
図7は、スクリーンSCに投射されるメニューバー及びツールバーの構成例を示す図であり、図7(A)はメニューバー17の構成例を示し、図7(B)はメニューバー17の操作により投射されるズームツールバー18の構成例を示す。
図7(A)に例示するメニューバー17には複数のボタンが配置され、各ボタンは描画ツール群17A、ファイル操作群17B、及び投射態様制御群17Cに大別される。
描画ツール群17Aは、描画機能を指示するためのボタンであり、図形(曲線、直線、円、楕円、四角形)の描画、描画した図形への着色、描画した図形の一部消去、処理のやり直し、及び描画した図形全体の削除等を指示するボタンを含む。描画ツール群17Aのボタンに対応する機能は、PJインタラクティブモードではプロジェクター11が実行し、PCインタラクティブモードではPC13が実行する。
また、ファイル操作群17Bは、画像データファイルを開く機能、描画した図形または当該図形を含む投射中の画像全部を画像データとして保存する機能、画像データファイルを次々と切り替えて開くことで上述したスライドショーを行う機能等を指示するボタンを含んでいる。
さらに、投射態様制御群17Cは、上述したAVミュートの開始を指示するAVミュートボタン171と、上述したズーム機能の開始を指示するズームボタン172とを備えている。
PCインタラクティブモードでは、メニューバー17はPC13の機能により投射(表示)されている。このため、PCインタラクティブモードでは、PC13のCPU131が、メニューバー17に配置されたボタンに対する操作の有無を判別する。CPU131は、USBケーブル62を介してプロジェクター11から入力された座標が、メニューバー17を描画した座標に重なるか否かを判別し、メニューバー17に重なる場合には、プロジェクター11から入力された座標に重なるボタンを特定する。そして、CPU131は、特定したボタンに対応する描画機能や、ファイル操作の機能を実行する。
さらに、PJインタラクティブモードでは、メニューバー17は画像処理ユニット110の機能により投射(表示)されているので、制御部103と画像処理ユニット110とが協働して、メニューバー17に配置されたボタンに対する操作の有無を判別する。制御部103は、出力切替部163から入力された座標が、メニューバー17を描画した座標に重なるか否かを判別し、メニューバー17に重なる場合には、出力切替部163から入力された座標に重なるボタンを特定する。そして、画像処理ユニット110は、特定したボタンに対応する描画機能や、ファイル操作の機能を実行する。
その後、指示体12によりボタン181、182が操作されると、1回の操作毎に、ズーム倍率を所定量だけ増加あるいは低減させて更新し、更新後のズーム倍率に合わせて、投射中の画像を更新する。従って、指示体12の操作によってボタン181、182、183が操作される毎に、投射部30による投射態様が変化する。また、ボタン184が操作されると、制御部103及び画像処理ユニット110はズームツールバー18の投射を終了し、代わってメニューバー17(図7(A))を投射する。また、メニューバー17には、スライドショー表示の制御用のボタン、プロジェクター11の投射画像を停止させる機能(フリーズ機能)を実行するためのボタン、画像ソースを切り替える機能(ソース切替機能)を実行するためのボタン、プロジェクター11の機能自体に関する設定(アスペクト比の変更、カラーモードの変更等)を行うためのボタン等を配置することも可能である。
また、制御部103の制御により、ズームツールバー18のボタン181、182、183の操作に対応して画像の投射態様を変化させた場合、画像処理ユニット110は投射態様の変化に応じて画像位置情報を更新し、座標変換部160は更新後の画像位置情報に基づいて座標を変換する。
また、PCインタラクティブモードでは、出力切替部163からPC13に座標を出力して、メニューバー17及びズームツールバー18に対する操作をPC13が検出し、PC13が描画等を行う。従って、プロジェクター11は、PCインタラクティブモードではメニューバー17及びズームツールバー18への操作を検出しない方が好ましい。
このように、プロジェクター11が、位置検出ユニット150により検出した座標がメニューバー17及びズームツールバー18が表示された範囲と重なった場合の動作としては様々なケースが考えられるが、プロジェクター11は、操作性が高く、かつユーザーの意図に沿って動作することができる。
制御部103は、出力切替部163から画像処理ユニット110に入力された座標を取得すると(ステップS21)、処理手段としての画像処理ユニット110または出力切替部163による処理を実行中であるか否かを判別する(ステップS22)。画像処理ユニット110の処理とは、例えばPJインタラクティブモードで描画ツール群17A(図7(A))の操作に従って描画をする処理であり、出力切替部163の処理とは、例えばPCインタラクティブモードでPC13へ座標を出力する処理である。
上記処理の実行中でない場合(ステップS22;No)、制御部103は、取得した座標がメニューバー17またはズームツールバー18が表示された範囲内であるか否かを判別する(ステップS23)。ここで、制御部103は、画像処理ユニット110の機能により投射されているメニューバー17またはズームツールバー18の表示範囲(操作領域)を示す座標を画像処理ユニット110から取得し、取得した座標と、ステップS21で出力された座標とを比較することにより判別を行う。取得した座標がメニューバー17またはズームツールバー18が表示された範囲内であった場合(ステップS23;Yes)、制御部103は、この取得した座標に重なるボタンを特定し、特定したボタンに対応する機能を実行して(ステップS24)、本処理を終了する。また、取得した座標がメニューバー17またはズームツールバー18が表示された範囲内でない場合(ステップS23;No)、制御部103はそのまま本処理を終了し、次回の座標取得まで待機する。
そして、処理を優先しない場合(ステップS26;No)、制御部103は、メニューバー17またはズームツールバー18において、出力切替部163が出力した座標に重なるボタンを特定し、特定したボタンに対応する機能を実行して(ステップS27)、本処理を終了する。
また、プロジェクター11は、処理手段としての出力切替部163により、位置検出ユニット150により検出された指示位置の座標をPC13に出力する処理を行い、或いは、処理手段としての画像処理ユニット110により位置検出ユニット150により検出された指示位置に基づいて描画を実行し、位置検出ユニット150により検出された指示位置がメニューバー17またはズームツールバー18の表示範囲内にある場合に、上記処理と制御部103による制御とのうちいずれかを実行するので、指示位置に基づいて描画等の処理を行う機能と、指示位置に基づいて画像の投射態様を制御する機能とを使い分けることができ、より一層の操作性の向上を図ることができる。
そして、ズームツールバー18を用いることにより、直感的な操作によって、スクリーンSCに投射された画像を指示体12の操作によって拡大、縮小、移動させることができ、操作性の向上を図ることができる。
また、位置検出部151は、撮像部153が撮影した撮影画像に基づいて、スクリーンSC上の指示体12の位置を検出することにより、実投射領域11Bにおける指示位置を検出するので、指示位置を速やかに検出できる。
図9は、本発明を適用した第2の実施形態に係るプロジェクター51の機能的構成を示すブロック図である。また、図10は、第2の実施形態においてプロジェクター51と組み合わせて使用される指示体12の構成及び使用状態を示す説明図である。本第2の実施形態において、上記第1の実施形態と同様に構成される機能部については同符号を付して説明を省略する。
図9に示すプロジェクター51は、図2に示したプロジェクター11の位置検出ユニット150に代えて、操作検出部158を有する位置検出ユニット150Aを設けた構成となっている。操作検出部158は、指示体12(図1)に代えてスイッチ等の操作子を備えた指示体が用いられた場合に、この指示体における操作子の操作を検出する。
図10には、操作子を備えた指示体の一例として、指示体19を示す。指示体19は、ペン型の指示体であって指示体12と同様にユーザーが手に持って操作する。指示体19の先端には押圧式のスイッチ191(操作子)が設けられ、例えば指示体19の先端をスクリーンSCに押しつける操作がされると、スイッチ191が押圧されてオンになる。指示体19は、スイッチ191がオンになっている間、スイッチ191の操作を示す操作信号を生成し、赤外線等を用いた無線通信によりプロジェクター51へ送信する。
これにより、出力切替部163からPC13または画像処理ユニット110に対し、指示体19によって指し示された指示位置の座標と、スイッチ191の操作の有無とを示すデータが出力される。このように位置検出ユニット150Aは、指示体19の指示位置のみならず、操作子に対して操作が行われたか否か(操作子が押されたか否か)も検出することができる。操作子が操作されたことを示す情報、及び操作子に対する操作が解除された旨を示す情報は、制御データとしてプロジェクター51からPC13へ出力することもできる。例えばプロジェクター51は、操作子が操作されたことを示す情報を、マウスが左クリックされたことを示す情報としてPC13へ出力し、操作子に対する操作が解除された旨を示す情報を、マウスの左クリックが解除されたことを示す情報としてPC13へ出力しても良い。
さらに、指示体19を用いた場合に、プロジェクター51は、スイッチ191がオンになっている間のみ、指示体19の指示位置の座標を求めて出力する構成としてもよい。
図11は、第3の実施形態における指示体19の使用状態を示す説明図である。
この第3の実施形態は、上記第1の実施形態で説明したプロジェクター11と指示体12の組み合わせ、及び、第2の実施形態で説明した指示体19とプロジェクター51の組み合わせのいずれであっても実現可能である。ここでは一例として、指示体19とプロジェクター51を用いた例を挙げて説明する。
これら機能割当領域21は、いずれも、位置検出ユニット150Aが指示体19の位置を検出可能な位置検出可能領域23の内部に位置する。位置検出可能領域23は、スクリーンSC上に設定された領域であって、プロジェクター11と指示体12を用いた場合には、位置検出ユニット150が指示体12の位置を検出可能なスクリーンSC上の領域が位置検出可能領域23に相当する。
図12に示すプロジェクター52は、実施形態のプロジェクター11と同様の各機能部を有するとともに、指示体12の指示位置に対応してポインター12A、メニューバー17等を描画する画像処理ユニット120を備えている。つまりプロジェクター52は、画像処理ユニット110(第1の画像処理ユニット)に加えて、画像処理ユニット120(第2の画像処理ユニット)を備えている。画像処理ユニット120は、座標変換部160から入力された座標に従って、画像データに重畳する画像を生成する画像処理部122と、画像処理部122が画像を生成する際にデータを展開するフレームメモリー124とを備えている。
座標変換部160が、変換後の座標データを画像処理ユニット120に出力すると、画像処理ユニット120は、画像処理部122によってポインター12Aやメニューバー17の画像を描画し、ポインター12Aやメニューバー17が描画された画像を、画像処理部113に出力する。ここで画像処理部122が出力する画像は、ポインター12Aまたはメニューバー17等の画像を含む。画像処理部113は、画像処理部122から入力された画像を、フレームメモリー115に展開した画像と合成する。これにより、画像処理ユニット110は、速やかにポインター12Aやメニューバー17を入力画像に重畳して表示できる。
また、上記の例では、操作子が操作されたときに指示体12から所定の波長の光を射出し、操作が解除されると光の射出を停止する構成を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限られない。例えば指示体12は、常に所定の波長の光を所定のパターンで射出し、操作子に対して操作が行われると異なるパターンで発光する構成とすることができる。この場合、指示体12は常に所定のパターンで発光しているので、位置検出処理部157は指示体12の指示位置を常に検出することができる。また位置検出処理部157は、操作子に対して操作が行われたか否かを、発光パターンに基づいて検出することができる。
このような場合も、指示体12がスイッチ191等の操作子を備えていれば、操作子が操作されたことを示す情報、及び操作子に対する操作が解除された旨を示す情報を、制御データとしてプロジェクターからPCへ出力しても良い。例えばプロジェクターは、操作子が操作されたことを示す情報を、マウスが左クリックされたことを示す情報としてPCへ出力し、操作子に対する操作が解除された旨を示す情報を、マウスの左クリックが解除されたことを示す情報としてPCへ出力しても良い。
また、プロジェクター11に外部接続された装置が、位置検出ユニット150、キャリブレーション実行部103A、及び座標変換部160として機能しても良い。さらに、プロジェクター11に外部接続された装置が、位置検出ユニット150、及び座標変換部160として機能しても良い。
また、上記実施形態では、プロジェクター11が画像を移動させる構成を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されない。プロジェクター11は、画像ではなく、カーソルを上下左右方向に移動させても良い。
また、上記実施形態の構成において、指示体12は、棒状のものやペン型のものに限定されず、例えばユーザーの指を指示体12として、その指示位置を検出する構成とすることも可能である。
さらに、上記実施形態の構成では、位置検出ユニット150が撮影画像データに基づいて指示体12による指示位置を検出する構成を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されず、例えば、表示面としてのスクリーンSC或いは他の表示方式における表示画面に、感圧式や静電容量式のタッチパネルを設け、このタッチパネルによって指示体12としてのユーザーの指や棒体等の接触を検出する構成としてもよい。
また、上記実施形態において記憶部105が記憶していた制御プログラム105Aを、プロジェクター11が通信ネットワークを介して接続された他の装置からダウンロードして実行しても良いし、可搬型の記録媒体に制御プログラム105Aを記録して、この記録媒体から上記各プログラムを読み取って実行する構成としても良い。PC13が記憶していた表示制御プログラム13Aについても同様に、PC13が他の装置から表示制御プログラム13Aをダウンロードして実行しても良いし、可搬型の記録媒体に記録された表示制御プログラム13AをPC13が読み取って実行する構成としても良い。
Claims (8)
- プロジェクターであって、
投射面に表示画像を投射する投射手段と、
前記投射面上で指示された指示位置を検出する位置検出手段と、
第1の動作モードと第2の動作モードとの間で動作モードを切り替えるためのボタンを含む操作用画像を、前記表示画像に重畳して表示する操作用画像表示手段と、
前記位置検出手段により検出された前記指示位置の出力先を前記動作モードに基づいて切り替えて、前記出力先に前記指示位置を出力する出力切替手段と、
前記出力切替手段から入力される前記指示位置に基づいて処理を行う処理手段と、を備え、
前記第1の動作モードが選択された場合には、前記出力切替手段は、前記指示位置を前記処理手段に出力し、
前記第2の動作モードが選択された場合には、前記出力切替手段は、前記指示位置を前記プロジェクターに接続された外部装置に出力する、
ことを特徴とするプロジェクター。 - 前記処理手段は、前記第1の動作モードが選択された場合には、前記出力切替手段から入力される前記指示位置の軌跡に沿って線の描画を行うことを特徴とする請求項1に記載のプロジェクター。
- 指示体の操作を検出する操作検出手段をさらに備え、
前記位置検出手段は、前記投射面上で前記指示体によって指示された指示位置を検出し、
前記位置検出手段により検出された指示位置が前記ボタン上にあるときに前記操作検出手段によって前記指示体の操作が検出された場合に、前記動作モードが切り替えられることを特徴とする請求項1または2に記載のプロジェクター。 - 前記処理手段は、前記第1の動作モードが選択された場合、前記操作検出手段によって前記指示体の操作が検出されている間、前記出力切替手段から入力される前記指示位置の軌跡に沿って線の描画を行うことを特徴とする請求項3に記載のプロジェクター。
- 前記位置検出手段は、前記投射面上で指示体によって指示された指示位置を検出するとともに、前記指示体の操作を検出し、
前記位置検出手段により検出された指示位置が前記ボタン上にあるときに前記位置検出手段によって前記指示体の操作が検出された場合に、前記動作モードが切り替えられることを特徴とする請求項1または2記載のプロジェクター。 - 前記処理手段は、前記第1の動作モードが選択された場合、前記位置検出手段によって前記指示体の操作が検出されている間、前記出力切替手段から入力される前記指示位置の軌跡に沿って線の描画を行うことを特徴とする請求項5に記載のプロジェクター。
- 前記投射手段は、前記プロジェクターに接続されている外部の画像供給装置から供給される表示画像を投射し、
前記出力切替手段は、前記第2の動作モードが選択された場合、前記指示位置を前記画像供給装置に出力することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のプロジェクター。 - プロジェクターの制御方法であって、
投射面に表示画像を投射し、
前記投射面上で指示された指示位置を検出し、
第1の動作モードと第2の動作モードとの間で動作モードを切り替えるためのボタンを含む操作用画像を、前記表示画像に重畳して表示し、
出力切替手段を制御して、検出された前記指示位置の出力先を前記動作モードに基づいて切り替えさせて、前記出力先に前記指示位置を出力させ、
処理手段を制御して、前記出力切替手段から入力される前記指示位置に基づいて処理を行わせ、
前記第1の動作モードが選択された場合には、前記出力切替手段は、前記指示位置を前記処理手段に出力し、
前記第2の動作モードが選択された場合には、前記出力切替手段は、前記指示位置を前記プロジェクターに接続された外部装置に出力する、
ことを特徴とするプロジェクターの制御方法。
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