JP6111682B2 - 表示装置、および、表示装置の制御方法 - Google Patents

表示装置、および、表示装置の制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、表示装置、および、表示装置の制御方法に関する。
従来、プロジェクター等の表示装置は、リモコン装置等を利用して各種機能を実行するよう構成されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1記載の装置は、リモコン装置を操作することで、例えば、複数の映像ソースから供給される画像を切り換える動作を行う。また、従来、表示装置において、ペン型のデバイス等を用いて位置入力操作を行うものが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2006−285167号公報 特開2004−272433号公報
特許文献2記載のように位置入力操作を行う装置においては、位置入力操作により全ての機能を操作することは難しく、例えば表示する画像を切り換える等の制御機能はリモコン装置の操作が必須とされる場合があった。このような場合、ユーザーは、位置入力操作に用いるデバイスとリモコン装置等の両方を操作しなければならず、煩雑であった。
本発明は、上述した従来の技術が有する課題を解消し、表示装置の各種機能を実行する際の操作性の向上を図ることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、表示装置であって、画像供給部から供給される画像データに基づく画像を表示面に表示する表示手段と、前記表示面に対する指示体による操作を検出する検出手段と、前記検出手段により所定の態様の操作が検出された場合に、この所定の態様の操作に応じた制御情報を前記画像供給部に出力し、前記検出手段により検出された前記所定の態様の操作が予め設定された時間継続した場合には、この所定の態様の操作に応じた前記画像供給部への前記制御情報の出力を制御するとともに、前記表示装置の機能を制御可能とする制御手段と、を備えることを特徴とする。
この構成によれば、指示体により所定の態様の操作が予め設定された時間継続した場合に、表示装置の機能を制御可能になるので、指示体の操作によって容易に表示装置の機能を制御できる。また、時間的な制約を設けることにより、ユーザーが誤って表示装置の機能を制御してしまうことを防止できる。これにより、指示体を用いて操作を行う場合の操作性の向上を図ることができる。
また、本発明は、上記表示装置であって、前記検出手段は、前記表示面における前記指示体の指示位置を検出し、前記制御手段は、前記検出手段により前記所定の態様の操作が検出された場合に、この前記所定の態様の操作に応じた制御情報と指示位置とを前記画像供給部に出力し、この前記所定の態様の操作が予め設定された時間継続した場合に、前記制御情報と前記指示位置とを出力する出力先を前記画像供給部以外に切り換えることを特徴とする。
この構成によれば、表示装置の機能を制御可能な状態に移行する際に、指示体の操作に応じて出力される制御情報を画像供給部以外の装置や処理部により利用できる。このため、表示装置の機能を画像供給部以外の装置に制御させることが可能になる。
また、本発明は、上記表示装置であって、前記画像の表示状態を制御する表示制御手段を備え、前記制御手段は、前記検出手段により検出された前記所定の態様の操作が予め設定された時間継続した場合に、前記制御情報と前記指示位置とを出力する出力先を前記表示制御手段に切り換えることを特徴とする。
この構成によれば、表示装置の機能を制御可能な状態に移行する際に、指示体の操作に応じて出力される制御情報を、表示装置の機能を制御する情報として利用でき、より一層の操作性の向上を図ることができる。
また、本発明は、上記表示装置であって、画像供給部は、前記表示装置の外部にある画像供給装置であることを特徴とする。
この構成によれば、表示装置の外部の画像供給装置を利用して、表示装置が表示面に画像を表示する制御を行っている場合に、指示体の操作によって容易に表示装置の機能を制御できる。
また、本発明は、上記表示装置であって、前記制御手段は、前記制御情報と前記指示位置とを出力する出力先を、前記画像供給装置から、前記表示制御手段に切り換えることを特徴とする。
この構成によれば、指示体の操作によって、指示体の操作に応じた制御情報が、表示装置が備える表示制御手段に出力されるようになるので、表示装置の機能を制御するための表示を、表示制御手段により行えるようになる。
また、本発明は、上記表示装置であって、前記制御手段は、前記検出手段により検出された前記指示体の指示位置が予め設定された範囲内を維持し、前記所定の態様の操作の継続時間が予め設定された時間に達した場合に、前記表示装置の機能を制御可能とすることを特徴とする。
この構成によれば、表示装置の機能を制御可能な状態に移行するための操作が、簡単で、かつ、他の操作と区別しやすい特異的な操作である。このため、例えば、所定の態様と同様の操作であっても予め設定された時間に達しない操作であれば、別の機能を割り当てることが可能となる。これにより、より一層の操作性の向上を図ることができる。
また、本発明は、上記表示装置であって、前記予め設定された範囲は、前記検出手段が前記指示体の指示位置を検出可能な単位とは別に設定可能であることを特徴とする。
この構成によれば、上記所定の態様の操作を検出する条件を、指示位置を検出する仕様に制限されることなく柔軟に設定できる。
また、本発明は、上記表示装置であって、前記制御手段は、前記検出手段により前記所定の態様の操作が検出され、前記所定の態様の操作の継続時間が予め設定された時間より短い場合、前記指示体の指示位置及び前記所定の態様の操作を示す制御情報を前記画像供給部に出力し、前記所定の態様の操作の継続時間が予め設定された時間に達した場合、前記画像供給部への制御情報の出力を行わないことを特徴とする。
この構成によれば、所定の態様の操作が継続した時間に基づいて画像供給部への制御情報の出力を切り換えるので、不要な制御情報の出力、及び、不要な画像供給部の動作を省略して、効率化を図ることができる。
また、本発明は、表示装置の制御方法であって、画像供給部から供給される画像データに基づく画像を表示面に表示し、前記表示面に対する指示体による操作を検出し、前記指示体による所定の態様の操作が検出された場合に、この所定の態様の操作に応じた制御情報を前記画像供給部に出力し、前記所定の態様の操作が予め設定された時間継続した場合には、この所定の態様の操作に応じた前記画像供給部への前記制御情報の出力を制御するとともに、前記表示装置の機能を制御可能とすること、を特徴とする。
この構成によれば、指示体により所定の態様の操作が予め設定された時間継続した場合に、表示装置の機能を制御可能になるので、指示体の操作によって容易に表示装置の機能を制御できる。また、時間的な制約を設けることにより、ユーザーが誤って表示装置の機能を制御してしまうことを防止できる。これにより、指示体を用いて操作を行う場合の操作性の向上を図ることができる。
本発明によれば、指示体の操作によって容易に表示装置の機能を制御でき、指示体を用いて操作を行う場合の操作性の向上を図ることができる。
実施形態に係る表示システムの構成を示す図である。 表示システムの機能的構成を示すブロック図である。 プロジェクターの動作を示すフローチャートである。 スクリーンSCに画像を投射した例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明を適用した実施形態について説明する。
図1は、実施形態に係るプロジェクター11を用いた表示システム10の構成を示す図である。
表示装置としてのプロジェクター11は、画像供給部としてのPC(Personal Computer)13に画像信号ケーブル等により有線接続されている。PC13にモニター144を有し、例えば、モニター144に表示中の画像と同じ画像の画像データをプロジェクター11に出力する。図1には2台のPC13を図示しているが、表示システム10に接続可能なPC13の数は特に制限されない。
プロジェクター11は、入力された画像データに基づいて、投射面(表示面)としてのスクリーンSCに表示画像を投射する。PC13から入力される画像データは動画像(映像)データおよび静止画像データのいずれであってもよく、プロジェクター11は入力される画像データに基づき動画像および静止画像のいずれも投射できる。また、プロジェクター11は、画像データを伝送する画像信号ケーブル等とは別に、USBケーブルやLANケーブル等の制御信号伝送用の通信回線によりPC13に接続され、この通信回線を介してPC13との間で制御データ等を送受信する。なお、制御信号伝送用の通信回線として無線通信回線を用いることも可能である。また、PC13とプロジェクター11とを接続する1本のケーブルに、画像データと、制御データとを重畳して伝送する構成としてもよい。
投射面(表示面)としては、壁面や床面に設置された幕または平板の他、壁面自体を使用してもよい。
図1に示すように、スクリーンSC上において、プロジェクター11が画像を投射可能な最大の範囲(領域)を表示可能領域5とする。
また、プロジェクター11には、図示は省略するが、画像供給部として、複数のPC13の他に、DVDプレーヤーやビデオレコーダー等の画像供給装置を接続することもできる。また、プロジェクター11は、画像供給部を内蔵している構成であってもよい。すなわち、プロジェクター11が内蔵する回路により、プロジェクター11が投射する画像データを生成する構成であってもよい。
プロジェクター11は、表示可能領域5内に一つの表示領域を設けて一つの画像供給装置から入力された画像データに基づく画像を表示するシングル画面表示、および、表示可能領域5に複数の表示領域を設けて、複数の画像供給装置から入力された画像データを、複数の表示領域のそれぞれに表示させるマルチ画面表示を実行できる。
表示システム10では、スクリーンSC上で、指示体70を用いて位置指示操作を行うことが可能である。指示体70は、例えばペン型のデバイスであり、ユーザーは軸部71を手に持って、先端をスクリーンSCに押しつけるように使用する。指示体70の先端には押圧操作を検出する操作スイッチ72が設けられ、ユーザーが指示体70の先端をスクリーンSCに押し付けた場合に、操作スイッチ72がオンになる。プロジェクター11は、指示体70の先端位置を指示位置70Aとして検出することができ、また、ユーザーの操作により操作スイッチ72がオンになった場合、オンからオフに切り替わった場合に、これを検出できる。プロジェクター11は、検出した指示位置70Aの座標を示す制御データや、操作スイッチ72の操作状態を示すデータを、プロジェクター11内部の回路により処理することができ、PC13に出力することもできる。
表示システム10は、ユーザーが指示体70により行った位置指示操作を受け付けて、この操作を投射画像に反映させる、インターラクティブホワイトボードシステムとして機能する。表示システム10は、例えば、指示位置70Aに基づいて図形等を描画する機能を実行する。この描画等を行う機能は、プロジェクター11が実行することも、PC13が実行することも可能である。ここで、描画等を行う機能をプロジェクター11が実行する動作モードをPJモードとし、PC13が実行する動作モードをPCモードとする。PJモードとPCモードは排他的に切り換えられる。
PCモードでは、プロジェクター11が指示体70の指示位置70Aを検出すると、指示位置70Aの座標を示すデータがPC13に出力される。このデータを受信したPC13は、指示位置70Aの座標に基づいて図形等を描画し、この図形等を含む画像を、単独でまたは他の画像に重畳して表示用の画像データを生成する。PC13は、生成した表示用の画像データをプロジェクター11に出力する。プロジェクター11はPC13から入力される画像データに基づく画像をスクリーンSCに投射するので、スクリーンSCには、指示体70の指示位置の座標に基づいて描画された図形等を含む画像が投射される。
一方、PJモードでは、プロジェクター11が検出した指示位置70Aの座標を示すデータを内蔵する画像供給部によって処理する。さらに、プロジェクター11は指示位置70Aに基づく図形の描画等の処理を行って画像を生成し、生成した画像を、投射中の画像に重畳してスクリーンSCに投射する。
図2は、表示システム10の機能的構成を示すブロック図である。
プロジェクター11は、PC13から入力される画像データに基づいて、スクリーンSCに画像を表示するための画像処理を実行する画像処理ユニット110(表示制御手段)と、画像処理ユニット110によって処理された画像をスクリーンSCに投射する投射ユニット3(表示手段)と、スクリーンSC上の指示体70の指示位置70Aを検出する位置検出ユニット150(検出手段)と、これらの各部を制御する制御部103と、を備えている。
制御部103は、図示しないCPU、不揮発性メモリー、RAM等により構成され、制御部103に接続された記憶部105に記憶されている制御プログラム105Aを読み出して実行し、プロジェクター11の各部を制御する。また、制御部103は、記憶部105に記憶された制御プログラム105Aを実行することで、スクリーンSC上における画像の座標と、PC13から入力された画像データとの対応関係(座標変換パラメーター)を求め、キャリブレーションを実行する。キャリブレーションは、基本的に、プロジェクター11単体で行われ、プロジェクター11は、座標変換パラメーターを取得して、マニュアル、または、オートで表示可能領域5の座標系と、撮影画像の座標系との対応付けを行う。プロジェクター11は、座標算出の際には、取得した座標変換パラメーターに基づいて、撮影画像上の位置を表示可能領域5上の位置へと変換する。プロジェクター11は、PC13から入力された画像データ上の座標と、表示可能領域5上の座標との変換については、PC13から入力された画像の解像度及び表示可能領域5上の表示位置の情報に基づいて行う。記憶部105は、磁気的、光学的記録装置または半導体記憶素子により構成され、制御プログラム105Aを含む各種プログラム、及び、各種設定値等のデータを記憶する。
制御部103には、操作部としての操作パネル41、及び、操作部としてのリモコンの操作を検出するリモコン受光部45が接続されている。
操作パネル41は、各種スイッチ及びインジケーターランプを備え、プロジェクター11の外装筐体(図示略)に配置されている。操作パネル41のスイッチが操作されると、操作されたスイッチに対応する操作信号が制御部103に出力される。
リモコン受光部45は、プロジェクター11を操作する操作者としてのユーザーが使用するリモコン(図示略)がボタン操作に対応して送信した赤外線信号を受光する。リモコン受光部45は、上記リモコンから受光した赤外線信号を復調およびデコードし、リモコンにおける操作を示す操作信号を制御部103に出力する。
なお、プロジェクター11の操作は、指示体70、操作パネル41およびリモコンの他、PC13によっても実行できる。この場合、PC13はプロジェクター11を操作するための制御データを出力し、操作部として機能する。
制御部103は、操作パネル41、リモコン受光部45から入力される操作信号に基づいて、ユーザーの操作を検出し、この操作に従ってプロジェクター11を制御する。
投射部30は、照明光学系31、光変調装置32(光変調手段)、及び投射光学系33を備えて構成される。照明光学系31は、キセノンランプ、超高圧水銀ランプ、LED(Light Emitting Diode)等からなる光源を備える。また、照明光学系31は、光源が発した光を光変調装置32に導くリフレクター及び補助リフレクター、投射光の光学特性を高めるためのレンズ群(図示略)、偏光板、或いは光源が発した光を減光させる調光素子等を備えていてもよい。
光変調装置32は、照明光学系31からの光を変調して画像光を形成する。本実施形態では、透過型液晶パネルを用いて光変調装置32を構成した場合を例に挙げる。この構成では、光変調装置32はRGBの三原色に対応した3枚の液晶パネルを有し、照明光学系31が発した光はRGBの3色の色光に分離され、各色光が対応する各液晶パネルに入射する。各液晶パネルを通過して変調された色光はクロスダイクロイックプリズム等の合成光学系によって合成され、投射光学系33に射出される。
投射光学系33は、投射する画像の拡大・縮小および焦点の調整を行うレンズまたはレンズ群と、レンズを駆動してズームの度合いを調整するズーム調整用モーターおよびフォーカスの調整を行うフォーカス調整用モーター等を備える。
投射ユニット3は、投射部30とともに、投射光学系駆動部121、光変調装置駆動部119、及び、光源駆動部117を備えている。投射光学系駆動部121は、画像処理ユニット110の表示制御部107の制御に従って投射光学系33が備える各モーターを駆動する。光変調装置駆動部119は、表示制御部107から出力される画像信号に基づいて光変調装置32を駆動して描画を行う。光源駆動部117は、制御部103の制御に従って照明光学系31が備える光源を駆動する。
画像処理ユニット110は、PC13に接続される画像入力部104を備えている。画像入力部104は、PC13を含む各種画像供給装置が画像データを入力するインターフェイスであり、例えば、DVIインターフェイス、USBインターフェイス、LANインターフェイス、HDMI(登録商標)インターフェイス等の汎用インターフェイスを用いることができる。また、画像入力部104に、無線通信を利用して画像データを入力してもよい。また、画像入力部104が、アナログ映像信号をデジタル画像データに変換するA/D変換回路と、VGA端子等のアナログ映像信号入力端子を備えていてもよい。また、画像入力部104がDisplayPort(商標)インターフェイスを備えていてもよく、この場合、プロジェクター11は、PC13や、PC13と同等の機能を有する携帯型デバイスが備えるDisplayPortに接続することができる。
画像処理ユニット110は、画像入力部104を介して入力された画像データを処理する表示制御部107、および、表示制御部107の制御に従って画像をフレームメモリー115に展開し、投射部30が投射する画像を生成する画像処理部113を備えている。画像処理部113は、プロジェクター11が内蔵する画像供給部として機能する。
表示制御部107は、画像入力部104を介して入力される画像データのフォーマット(フレームレート、解像度、圧縮状態)の判別等を行い、光変調装置32に表示画像を表示するために必要な処理を決定し、画像処理部113を制御して当該処理を実行する。ここで実行される処理は、例えば、フレームレート変換、インターレース/プログレッシブ変換、解像度変換、圧縮された画像データの伸張処理、立体画像データのフォーマット変換等である。画像処理部113は、表示制御部107の制御に従って、画像入力部104に入力された画像データをフレームメモリー115に展開し、上述したような各種処理を実行する。画像処理部113はフレームメモリー115に描画した処理後の画像に基づいて、この画像を表示するための所定フォーマットの画像信号を生成し、表示制御部107に出力する。表示制御部107は、画像処理部113が生成した画像信号を光変調装置駆動部119に出力する。
また、画像処理部113は、表示制御部107の制御に従って、キーストーン補正、カラーモードに対応した色調補正、画像の拡大/縮小処理等の各種の画像処理を実行することも可能である。すなわち、制御部103が、操作パネル41またはリモコン受光部45から入力された操作信号に基づいて、表示制御部107に対し、キーストーン補正の実行、表示画像の拡大/縮小処理を実行させる。表示制御部107は、キーストーン補正や表示画像の拡大/縮小処理に必要な各種パラメーターを算出し、画像処理部113を制御して、キーストーン補正や表示画像の拡大/縮小処理を実行する。
ユーザーが操作する指示体70は、上述した操作スイッチ72と、操作スイッチ72の操作状態(オン/オフ)を示す信号を出力する送信部74とを備える。送信部74は、例えば、IrDA規格に準拠した方式により操作スイッチ72のオン/オフを示す赤外線信号を送信する。指示体70による指示位置は、上述のように位置検出ユニット150(検出手段)により検出される。なお、位置検出ユニット150は、1種類の指示体70を検出する構成であっても良いし、或いは、複数種類の指示体70、例えば、ペン型の操作デバイスおよびユーザーの指等、をいずれも検出できる構成であっても良い。位置検出ユニット150が複数種類の指示体70を検出できる場合には、位置検出ユニット150は、指示体70の種類を検出できる構成であっても良い。
また、位置検出ユニット150は、送信部74が送信する信号に基づいて操作スイッチ72の操作状態を検出する。また、位置検出ユニット150は、指示体70の先端がスクリーンSCに接触しているか否かを検出して、指示体70による位置指示操作を検出する構成であっても良い。
位置検出ユニット150による指示体70の検出は、種々の手法を採用可能である。例えば、指示体70が不図示の発光部を有し、指示体70の先端がスクリーンSCに接触した際に、当該発光部が発光する構成であっても良い。そして、位置検出ユニット150は、指示体70の発光部の発光位置を後述する撮像部153の撮影画像データ上で解析して、指示体70の指示位置70Aの座標を算出する構成であっても良い。この構成によれば、指示体70の指示位置70A及び指示体70のスクリーンSCへの接触/非接触の検出が可能となる。なお、指示体70の発光部が射出する光は、可視光であっても良いし、或いは、赤外光等の非可視光であっても良い。指示体70の発光部が非可視光を射出する場合には、撮像部153の前に赤外光だけを通す可視光カットフィルターを設ける構成であっても良い。
また、指示体70は、先端がスクリーンSCに接触した際に発光部が発光する構成の他に、先端がスクリーンSCに接触している時と、接触していない時とで、発光部の明滅(発光/非発光)パターンを変える構成であっても良い。この構成によれば、指示体70の指示位置70A及び指示体70のスクリーンSCへの接触/非接触の検出が可能となる。また、この構成によれば、指示体70の先端がスクリーンSCに接触していない状態で、指示体70がスクリーンSC上を移動する指示体70のホバリング状態を検出することも可能となる。
位置検出ユニット150は、撮像部153、撮影制御部155、受信部154、及び、位置検出処理部157を有する位置検出部151と、位置検出部151が検出した指示位置70Aの座標を算出する座標算出部159と、を備えている。
撮像部153は、投射光学系33が画像光を投射する方向を撮影するようにプロジェクター11に搭載されたデジタルカメラである。撮像部153が撮影する画角は、スクリーンSC上の表示可能領域5を含む撮像領域となっている。撮像部153は、撮影制御部155の制御に従って撮影を実行し、撮影画像データを出力する。撮影制御部155は、制御部103の制御に従って、撮像部153を制御して撮影を実行させる。撮像部153が撮影時のズーム倍率、フォーカス、絞りの調整を行う機構を有する場合、撮影制御部155は、これらの機構を制御して予め設定された条件で撮影を実行させる。撮影後、撮影制御部155は撮像部153が出力する撮影画像データを取得して、位置検出処理部157に出力する。撮像部153から出力される撮影画像データは、RGBやYUV等の形式で表されるものであっても良く、輝度成分のみを表すものであってもよい。撮像部153が可視光以外の光(例えば赤外光)を撮影する構成であってもよい。また、撮影制御部155は、撮像部153から出力される撮影画像データをそのまま位置検出処理部157へ出力してもよく、解像度の調整や所定のファイルフォーマット(JPEG、BMPなど)への変換等を行った上で位置検出処理部157へ出力してもよい。
受信部154は、指示体70の送信部74が送信した無線信号を受信して、操作スイッチ72の操作状態を検出して、検出結果を示すデータを位置検出処理部157に出力する。位置検出処理部157は、撮像部153の撮影画像データに基づいて指示体70の指示位置70Aを検出し、受信部154から入力されるデータに基づいて操作スイッチ72の操作状態を取得する。
なお、撮像部153が赤外光を受光して撮影を行い、送信部74が赤外線信号を送信する構成とされた場合には、位置検出処理部157が撮影画像データから送信部74が送信した赤外線信号を検出することにより、受信部154を省略することができる。
位置検出処理部157は、撮影制御部155から入力される撮影画像データを解析することにより、指示体70の先端の位置、すなわち指示位置70Aを検出する。本実施形態では、撮影制御部155の制御により撮像部153が所定時間毎に撮影を実行し、位置検出処理部157は、撮影制御部155から所定時間毎に入力される撮影画像データに基づいて指示位置70Aを検出し、指示位置70Aを示す情報を出力する。また、位置検出処理部157は、操作スイッチ72のオン操作を検出した場合に、指示位置70Aを示す情報とともに操作スイッチ72のオン操作を示す情報を出力し、操作スイッチ72がオンからオフに切り換わった場合に、操作スイッチ72のオフ操作を示す情報を出力する。
座標算出部159は、位置検出処理部157が検出した指示位置70Aの座標を算出する。座標算出部159が算出する座標は、指示位置70Aの撮影画像データにおける座標であり、スクリーンSCの表示画像上に仮想的に設けられた座標軸における座標である。撮影画像データにおける座標は、プロジェクター11とスクリーンSCとの距離、投射光学系33におけるズーム率、プロジェクター11の設置角度、撮像部153とスクリーンSCとの距離等の様々な要素の影響を受ける。一方、撮像部153の画角と投射光学系33の投射範囲(表示可能領域5)との位置関係、撮像部153の撮影倍率、投射光学系33におけるズーム率等は既知であるため、座標算出部159は、撮影画像データとスクリーンSCに表示された表示可能領域5との対応関係を算出できる。この処理により、座標算出部159は、スクリーンSCの表示画像における指示位置70Aの座標を算出して、座標データを出力する。また、座標算出部159は、位置検出処理部157が操作スイッチ72のオン操作を検出したときの指示位置70Aの座標データには、操作スイッチ72がオンに切り換わったことを示すデータを付加して出力し、操作スイッチ72のオン操作の終了(オフ操作)を検出したときの座標データには操作スイッチ72がオフに切り換わったことを示すデータを付加して出力する。
位置検出ユニット150は、座標算出部159が出力する座標データ、および、操作スイッチ72のオン操作やスクリーンSCへの接触を示すデータを、制御部103に入力する。
制御部103は、図示しないCPU、不揮発性メモリー、RAM等により構成され、記憶部105に記憶されている制御プログラム105Aを読み出して実行し、プロジェクター11本体の各部を制御する。記憶部105は、磁気的、光学的記録装置または半導体記憶素子により構成され、制御プログラム105A及び各種データを記憶する。
制御部103は、位置検出ユニット150から入力されるデータに基づいて、指示体70による操作が予め設定された所定の態様の操作であるか否かを判定する操作判定部103Aと、操作判定部103Aの制御により計時を行うタイマー103Bとを備える。これら操作判定部103A、タイマー103Bは制御プログラム105AをCPUが実行することによりソフトウェア的に実現される。
操作判定部103Aは、通常の位置指示操作とは別の操作として、所定の態様の操作を検出するよう設定されている。操作判定部103Aには、所定の態様の操作を検出する条件が設定され、位置検出処理部157から入力される指示位置70Aの座標や操作スイッチ72の操作状態を示すデータが上記条件に該当する場合に所定の態様の操作を検出する。位置検出処理部157が所定時間毎に指示位置70Aを検出し、検出を行う毎に指示位置70Aの座標を出力する場合、操作判定部103Aは、位置検出処理部157が出力する複数回の指示位置70Aに基づいて、所定の態様の操作を検出できる。本実施形態では一例として、所定の態様の操作は、操作スイッチ72がオンの状態が所定時間継続し、この間、指示位置70Aが移動しない操作を指すものとする。ここで、指示位置70Aが移動しないと見なす範囲(設定範囲)も予め設定されている。すなわち、指示位置70Aの座標が同一である場合に加えて、指示位置70Aの座標が、操作スイッチ72がオンになったときの指示位置70Aの座標から予め設定された範囲内を維持している場合も、「指示位置70Aが移動していない」という条件を満たしているものとみなす。指示位置70Aが移動していないとみなす範囲は、位置検出処理部157が指示位置70Aの座標を検出する単位より大きく設定できる。所定の態様の操作を判定する条件に関する時間や座標の範囲は、記憶部105に記憶されている。
操作判定部103Aは、操作スイッチ72のオン操作を示すデータが位置検出処理部157から入力されると、タイマー103Bによる計時を開始させ、このデータとともに入力される指示位置70Aの座標を取得する。その後、操作判定部103Aは、位置検出処理部157から所定時間毎に入力されるデータに基づき、指示位置70Aの座標が予め設定された範囲内を維持し、かつ、操作スイッチ72がオンの状態が継続している間は、タイマー103Bによる計時を継続させる。そして、タイマー103Bのカウント値が設定された時間に達した場合、操作判定部103Aは、所定の態様の操作がなされたと判定する。位置検出処理部157から出力されるデータに基づき、設定された時間に達する前に、操作スイッチ72がオフに切り換わる場合、または、指示位置70Aが設定された範囲外となった場合には、操作判定部103Aはタイマー103Bの計時を停止させる。この場合、制御部103は、指示位置70Aに基づいて通常の位置指示操作に対応する処理を実行する。
操作判定部103Aは、所定の態様の操作と判定した場合、座標変換部160および出力部101を制御して、この操作に関係する座標データの出力を中止または一時停止させる。さらに、操作判定部103Aは、制御プログラム105Aに従って、予め設定されたプロジェクター11の機能を実行する。具体的には、操作判定部103Aは、画像処理ユニット110を制御して、記憶部105に記憶されたOSD画像データ105Bに基づく画像をスクリーンSCに表示させる。
座標算出部159が出力する座標データは座標変換部160に入力される。座標変換部160は、制御部103の制御に従って座標データの変換を行う。座標データをPC13に出力する場合、座標変換部160は、座標算出部159から入力された座標データを、PC13が画像入力部104に入力する画像データのフレームにおける座標を示す座標データに変換する。この変換処理は、PC13が画像入力部104に入力する画像データの解像度や、画像処理部113により画像データに対して行った処理に基づいて実行される。また、座標データを画像処理ユニット110に出力する場合、座標変換部160は、座標算出部159から入力された座標データを、画像処理部113が描画する画像のフレームにおける座標を示す座標データへ変換する。つまり、座標変換部160は、外部接続された画像供給部であるPC13、および、プロジェクター11が内蔵する画像供給部である画像処理ユニット110に対応する座標への変換を行うことが可能であり、座標データの出力先の画像供給部に対応する座標に変換する。
座標変換部160が座標を変換する処理において必要な情報としては、例えば、画像処理部113が描画する画像の画像データの解像度、アスペクト比、光変調装置32の液晶表示パネルにおける表示サイズ、光変調装置32の液晶表示パネルにおいて画像が描画される位置等の情報がある。これらの情報は、制御部103の制御または座標変換部160の要求により、画像処理部113から座標変換部160に出力される。
座標変換部160は、プロジェクター11がPJモードを実行中、画像処理ユニット110に対応して座標を変換し、変換後の座標データを画像処理部113に出力する。また、座標変換部160は、PCモードの実行中、PC13に対応して座標を変換し、変換後の座標データを出力部101に出力する。
出力部101は、座標変換部160から入力された座標データをPC13に出力するインターフェイスであり、例えば、USBインターフェイス、有線LANインターフェイス、IEEE1394等の汎用インターフェイスで構成され、無線通信インターフェイスを用いてもよい。ここで、画像入力部104と出力部101とを統合し、物理的に一つのUSBインターフェイスで出力部101と画像入力部104との両方の機能を実現してもよい。出力部101には複数のPC13が接続され、出力部101は、制御部103の制御により一つ以上のPC13を選択して、座標データを出力する。通常、出力部101は、画像入力部104に対して画像データを供給しているPC13を選択する。画像データを供給しているPC13が複数存在する場合、出力部101は、制御部103の制御に従って、これらPC13の中から一つ以上のPC13を出力先として選択する。
出力部101がPC13に出力する座標データは、各PC13において、マウス、トラックボール、デジタイザー、或いはペンタブレット等のポインティングデバイスが出力する座標データと同様のデータとして入力される。
また、出力部101が、画像処理ユニット110が備える画像処理部113に接続され、座標変換部160が出力した変換後の座標データを画像処理ユニット110に出力してもよい。
PC13において、出力部101から出力される座標データを汎用的なポインティングデバイスが出力する座標データと同等に扱う場合、これらの汎用的なポインティングデバイスに対応した汎用のデバイスドライバープログラムを利用できる。このような汎用のデバイスドライバープログラムは、通常、PC13のOS(オペレーティングシステム)の一部として予めインストールされているため、デバイスドライバープログラムのインストールを行うことなく利用できる。
このように汎用のデバイスドライバープログラムを利用する場合、専用のデバイスドライバープログラムを必要としないという利点があるが、プロジェクター11とPC13との間でやり取りできる情報は、汎用のデバイスドライバープログラムの仕様で定められた範囲に限定される。そこで、プロジェクター11に対応した専用のデバイスドライバープログラムをPC13にインストールして、このデバイスドライバープログラムによって出力部101が出力する座標データを処理してもよい。この場合、プロジェクター11とPCとの間でやり取りできる情報は、専用のデバイスドライバープログラムの仕様に応じて任意に設定できる。
PC13は、プロジェクター11がPCモードを実行している場合に、出力部101から入力された座標データに基づいて、例えば線や図形を描画し、描画した線や図形を、プロジェクター11に出力中の画像に重ねて新たな画像データを生成し、この画像データをプロジェクター11に出力する。
画像処理部113は、プロジェクター11がPJモードを実行している場合に、座標変換部160または出力部101から入力される座標データに基づいて、フレームメモリー115に展開している表示用の画像に重ねて、例えば線や図形を描画し、描画後の画像を表示するための画像信号を生成して光変調装置駆動部119に出力する。
これにより、表示システム10では、ユーザーが指示体70の操作によって位置指示操作を行うことにより、操作した位置に対応して、スクリーンSCに表示中の画像に重ねて図形等が描画され、表示される。
制御部103は、操作パネル41の操作により、PCモードとPJモードとを切り換える。PCモードでは、制御部103は座標変換部160を制御して、座標算出部159が算出した座標を、画像データを入力中のPC13に対応する座標に変換させ、変換後の座標を出力部101に出力させる。PJモードでは、制御部103は座標変換部160を制御して、座標算出部159が算出した座標を画像処理ユニット110に出力させる。また、制御部103は画像処理ユニット110を制御して、座標変換部160が出力する指示位置70Aの座標に基づいて描画等の処理を実行させる。
図3はプロジェクター11の動作を示すフローチャートである。図3には、プロジェクター11がPCモードを実行中に、指示体70の操作を検出する場合の動作を示す。
制御部103は、PC13から入力される画像データに基づく画像を表示して、指示体70によるプレス操作を待機する(ステップS11)。位置検出ユニット150により指示体70のプレス操作が検出されると、すなわち操作スイッチ72をオンにする操作が検出されると(ステップS11;YES)、操作スイッチ72のオン操作を示すデータと指示位置70Aの座標を示すデータが位置検出処理部157から制御部103に入力される。
操作判定部103Aは、位置検出処理部157から入力された指示位置70Aの座標を取得し、座標変換部160を制御して、プレス検出時の指示位置70Aの座標を変換させて、プレス信号ともにPC13に対して出力させる(ステップS12)。プレス信号は、操作スイッチ72がオンにされたことを示すデータである。この後、操作判定部103Aは、位置検出処理部157から所定時間毎に入力されるデータを監視し、指示位置70Aの座標のデータが入力された場合は座標を取得する。
操作判定部103Aは、タイマー103Bをリセットしてからカウントを開始させる(ステップS13)。
操作判定部103Aは、タイマー103Bのカウント値が予め設定された設定時間に達したか否かを判定する(ステップS14)。操作判定部103Aは、タイマー103Bのカウントが設定時間に達していない場合(ステップS14;NO)、プレス操作が検出されているか、即ち、プレス操作が継続されているか否かを判定する(ステップS15)。
操作判定部103Aは、プレス操作が継続していない場合、即ち、指示体70のリリース操作がなされた場合(ステップS15;NO)、ステップS16の制御を行う。ステップS16では、操作判定部103Aは、座標変換部160を制御して、リリース検出時の指示位置70Aの座標を変換させ、変換した座標をリリース信号とともにPC13に対して出力させ、PCモードの終了を待機する。なお、リリース信号は、操作スイッチ72がオフされたことを示すデータである。
操作判定部103Aは、指示体70のプレス操作が継続している場合(ステップS15;YES)、ステップS17の制御を行う。ステップS17では、操作判定部103Aは、指示位置70Aを取得するごとに座標変換部160を制御して、指示位置70Aの座標を変換させ、プレス信号とともに変換後の座標データをPC13に出力させる。
次いで、操作判定部103Aは、指示位置70Aの座標が設定範囲の外に移動したか否かを判定する(ステップS18)。
指示位置70Aの座標が設定範囲の外に出ていないと判定した場合(ステップS18;NO)、操作判定部103Aは、ステップS14に制御を戻す。
指示位置70Aの座標が設定範囲の外に出たと判定した場合(ステップS18;YES)、操作判定部103Aは、PCモードの終了を待機する。この間、操作判定部103Aは、指示位置70Aを取得するごとに、座標変換部160を制御して、指示位置70Aの座標を変換させ、プレス信号とともに変換後の座標データをPC13に出力させる処理を継続する。
一方、操作判定部103Aは、タイマー103Bのカウント値が設定時間に達した場合(ステップS14;YES)、ステップS12で検出した座標をリリース位置の座標として、リリース信号とともにPC13に対して出力する(ステップS19)。操作判定部103Aは、プレス信号と座標の出力先を、PC13から画像処理ユニット110に変更する(ステップS20)。これにより、PC13に対する座標等のデータの出力が行われなくなる。
また、操作判定部103Aは、画像処理ユニット110を制御して、記憶部105に記憶されたOSD画像データ105Bに基づき、スクリーンSCにメニュー画像(PJメニュー画像)を任意の位置に表示させてメニュー操作モードに移行する(ステップS21)。
次いで、操作判定部103Aは、指示体70のリリース操作が検出されたか否かを判定する(ステップS22)。操作判定部103Aは、リリース操作が検出されていない場合(ステップS22;NO)、リリース操作の検出を待機し続ける。操作判定部103Aは、リリース操作を検出した場合(ステップS22;YES)、メニュー画像の操作に応じた処理を実行する(ステップS23)。即ち、スクリーンSCに表示されたメニュー画像に対して指示体70により位置指示操作が行われ、メニュー画像に含まれるアイコンに対応した機能を操作判定部103Aが実行する。メニュー操作モードに移行してから、指示体70のリリース操作が行われるまでは、指示体70のプレス操作は検出されず、無効にされる。従って、メニュー操作モードに移行後、一旦、指示体70のリリース操作が行われるまでは、メニュー画像の操作に応じた処理が実行されないため、以下の効果が得られる。メニュー画像を表示させた時点において、機能を実行させたくないアイコンに重なる位置に、指示体70の指示位置70Aがあったとしても、指示体70に位置操作されたアイコンに対応する機能が実行されることがなくなる。これにより、メニュー画像の表示と同時に、意図しないアイコンが選択されて、予期せぬ機能が実行されることが回避される。なお、操作判定部103Aが、指示体70の指示位置70Aに重ならない位置に、メニュー画像200を表示させる制御を行うようにしておけば、メニュー画像200の表示と同時に指示体70によりメニュー画像200のアイコンが選択されることがない。これにより、ステップS22の制御を省略することも可能である。
次いで、操作判定部103Aは、メニュー操作モードを解除する操作が行われたか否か、即ち、メニュー画像の表示が解除されたか否かを判定する(ステップS24)。操作判定部103Aは、メニュー操作モードを解除する操作が行われるまではステップS23の動作を継続し、メニュー操作モードを解除する操作が行われると(ステップS24;YES)、PCモードに復帰する(ステップS25)。PCモードに復帰する際、操作判定部103Aは、指示位置70Aの座標および操作スイッチ72の操作状態を示すデータの出力先を、PC13に変更する。
この図3に示す動作は、プロジェクター11がPJモードを実行している場合も同様に行うことができる。PJモードの実行中、操作判定部103Aは、ステップS17、S20において、座標変換部160により画像処理ユニット110に出力する座標への変換を行わせる。また、PJモードの場合、操作判定部103Aは、ステップS18、S19、S21で座標等のデータを出力する出力先を画像処理ユニット110とし、ステップS28でメニュー操作モードからPJモードに復帰する。これらの相違点を除き、操作判定部103Aは、PJモードにおいても指示体70の所定の態様の操作に応じてメニュー操作モードに移行できる。
図4は、スクリーンSCに画像を表示した例を示す図であり、特に、メニュー操作モードに移行する際の表示例を示す。
スクリーンSC上の表示可能領域5には、プロジェクター11により画像61が投射されている。メニュー操作モードでは、メニュー画像200が画像61に重ねて投射される。メニュー画像200は、OSD画像データ105B(図2)を画像処理ユニット110によって画像61に重畳した画像である。メニュー画像200には複数(図4の例では10個)のアイコン201〜210が配置され、各アイコンにはそれぞれ特定の機能が割り当てられている。指示体70によってアイコン201〜210のいずれかに重なる位置が指示され、操作スイッチ72がオンにされると、制御部103は指示位置70Aに重なるアイコンに割り当てられた機能を実行する。例えば、アイコン201はプロジェクター11の電源をOFFにする機能に対応し、アイコン202は投射画像の明るさ調整機能に対応し、アイコン203は投射画像のコントラスト調整機能に対応する。アイコン204は投射を停止するAVミュート機能に対応し、アイコン205は投射画像の解像度の調整機能に対応し、アイコン206は投射画像を拡大する機能に対応し、アイコン207は投射画像を縮小する機能に対応する。
アイコン208は、プロジェクター11の各種機能に係る設定モードへの移行を指示するアイコンであり、アイコン209はPCモードからPJモードへの移行、およびPJモードからPCモードへの移行を指示するアイコンであり、アイコン210はメニュー操作モードの解除を指示するアイコンである。
この例では、アイコン201〜207を操作することにより、スクリーンSCに投射されている画像の表示状態を種々変更することができる。このような画像の表示状態を変更する機能は、プロジェクター11本体の制御に関する機能であるため、従来はリモコンや操作パネル41を用いて画像設定モードに移行し、画像設定モードのメニュー階層をたどって行うことが一般的であった。上記の例では指示体70によってメニュー画像200のアイコンを指示するだけで、直接、画像の表示状態を変更できるので、操作性の向上を図ることができる。
さらに、アイコン209を指示体70で指示することにより、指示位置70Aの座標を出力する出力先を、PC13と画像処理ユニット110の間で相互に変更することができる。従来、この種の操作は操作パネル41を使って行われることが一般的であり、ユーザーはプロジェクター11本体に近づく必要があったが、上記の例では指示体70を用いた1回の操作により、座標の出力先を変更できる。
また、アイコン210が指示体70により指示された場合、図3のステップS28で説明したように、メニュー画像200を用いたメニュー操作モードを速やかに終了して、描画等を行う通常の位置指示操作に復帰できる。
なお、プロジェクター11は、メニュー操作モードに移行する前のPCモードまたはPJモードにおいて、描画する図形の属性を指定する等の機能が割り当てられたメニュー画像200を表示することができる。この場合、操作判定部103Aは、メニュー操作モードに移行する際に、表示されているメニュー画像200の表示を停止して、メニュー画像200を表示する。これにより、スクリーンSCにメニュー画像200が重複して表示されないので、ユーザーがより直感的にメニュー画像200を操作できる。
上記の例では、指示体70のプレス操作が、設定範囲内で設定時間継続した場合に、制御部103によりメニュー操作モードに移行させ、メニュー画像200のアイコン201〜210の操作に応じて、プロジェクター11の機能を制御可能にする構成を説明した。
即ち、プロジェクター11は、指示体70の所定の態様のプレス操作により、プロジェクター11の機能を制御可能な状態に移行し、この状態から、投射画像の明るさの調整、及び投射画像の縮小など、プロジェクター11の機能を制御できるものとして説明した。ここで、プロジェクター11の機能(プロジェクター11本体の機能)は、プロジェクター11のみの制御により実行できる機能を指し、アイコン201〜210に関連付けされた機能の他にも以下の機能が挙げられる。即ち、プロジェクター11本体の機能には、PC13など、外部に接続した画像供給部から入力される画像を投射する機能、記憶部105に予め格納された画像を投射する機能、指示位置70Aの座標に基づいて図形等を描画して投射する機能も含まれる。さらには、プロジェクター11本体の機能には、キーストーン補正、カラーモードに対応した色調補正などの機能も含まれる。
また、メニュー画像200を表示してメニュー操作モードに移行する機能自体も、プロジェクター11本体の機能の一つとして考えることができる。つまり、プロジェクター11の制御部103が、指示体70のプレス操作が設定範囲内で設定時間だけ継続した場合に、プロジェクター11本体の機能を直接制御できる。
従って、指示体70のプレス操作が、設定範囲内で設定時間継続した場合に、例えば、制御部103は、投射画像の明るさの調整機能を直接実行することも可能であるし、他の機能を実行する構成としてもよい。
以上のように、本発明を適用した実施形態に係るプロジェクター11は、PC13から供給される画像データに基づく画像をスクリーンSCに表示する投射ユニット3と、スクリーンSCに対する指示体70による操作を検出する位置検出ユニット150と、位置検出ユニット150により所定の態様の操作が検出された場合に、検出された操作に応じた制御情報をPC13に出力し、位置検出ユニット150により検出された所定の態様の操作が予め設定された時間継続した場合には、この所定の態様の操作に応じたPC13への制御情報の出力を制御するとともに、プロジェクター11本体の機能を制御可能とする操作判定部103Aと、を備えているので、指示体70により所定の態様の操作が予め設定された時間継続した場合に、プロジェクター11本体の機能を制御可能になる。これにより、画像の表示状態の調整や指示位置70Aの座標の出力先の変更等、プロジェクター11本体の機能を制御できるメニュー操作モードに、指示体70の操作によって容易に移行できる。また、時間的な制約を設けることにより、ユーザーが誤ってメニュー操作モードに移行してしまうことを防止できる。これにより、指示体70を用いて操作を行う場合の操作性の向上を図ることができる。
ここで、プロジェクター11は、外部のPC13を利用して表示制御を行っている。このような場合、指示体70の操作により、メニュー画像を表示させる機能を有さない従来のプロジェクターにおいては、メニュー画像を表示させるのに、ユーザーに煩わしい作業を強いることになる。即ち、PCモードを解消するためには外部のPC13を操作し、次いで、プロジェクター11を操作してスクリーンSCにメニュー画像を表示させる必要がある。これに対し、プロジェクター11によれば、指示体70の操作を行うだけで、プロジェクター11の機能を制御するためのメニュー画像等を、PC13やプロジェクター11の操作パネルの操作を行うことなしに表示できる。
また、制御情報と指示位置70Aの出力先を、PC13から画像処理ユニット110に切り換えているので、指示体70の操作によって、プロジェクター11の機能を制御するための表示を、画像処理ユニット110に行わせることができる。
また、操作判定部103Aは、位置検出ユニット150により検出された指示体70の指示位置70Aが予め設定された範囲内を維持し、所定の態様の操作の継続時間が予め設定された時間に達した場合に、メニュー操作モードに移行するので、メニュー操作モードに移行するための操作が簡単で、かつ、他の操作と区別しやすい特異的な操作となっている。このため、例えば、所定の態様と同様の操作であっても予め設定された時間に達しない操作であれば、別の機能を割り当てることが可能となる。
さらに、指示位置70Aが移動したと判定する基準となる範囲は、位置検出ユニット150が指示体70の指示位置70Aを検出可能な単位とは別に設定可能であるため、メニュー操作モードに移行するための操作を検出する条件を、位置検出ユニット150の仕様に制限されることなく柔軟に設定できる。
上記構成において、操作判定部103Aは、位置検出ユニット150により所定の態様の操作が検出された場合に、この所定の態様の操作に応じた制御情報すなわち操作スイッチ72の操作状態を示すデータと、指示位置70Aの座標を示すデータとをPC13に出力し、この所定の態様の操作が予め設定された時間継続した場合に、上記データを出力する出力先をPC13以外に切り換えてもよい。すなわち、操作判定部103Aは、所定の態様の操作が行われた場合に、メニュー画像200を表示するメニュー操作モードに移行することなく、直接、PCモードとPJモードの相互の切り換えを行うようにしてもよい。
なお、上述した実施形態は本発明を適用した具体的態様の例に過ぎず、本発明を限定するものではなく、上記実施形態とは異なる態様として本発明を適用することも可能である。例えば、指示体70は、ペン型の操作デバイスである構成の他に、棒形状の操作デバイスであっても良く、指やレーザーポインター等のポインターであってもよい。また、複数の指示体70を備え、各々の指示体70に異なる機能を割り当てて、同一の操作領域に対する同様の操作であっても、指示体70によって異なる機能を操作することができる構成であってもよい。また、異種の指示体70との組み合わせによって、同一の操作領域に対する同様の操作であっても、異なる機能を操作することができる構成であってもよい。
また、上記実施形態の構成において、位置検出ユニット150が有する撮像部153及び撮影制御部155を、プロジェクター11に外部接続されたデジタルカメラにより代替することも可能である。この場合のデジタルカメラは、制御部103の制御により撮影を実行して撮影画像データを位置検出処理部157に出力するものであればよい。また、このデジタルカメラとプロジェクター11とを接続するインターフェイスとしてはUSB等の汎用インターフェイスを利用できるので、容易に実現可能である。
また、撮像部153は、非可視光(赤外光など)を撮像可能な構成であっても良く、非可視光を撮像可能な場合には、指示体70が非可視光を射出して、撮像部153が指示体70から射出された非可視光を撮像する構成や、指示体70が非可視光を反射可能な反射部を備えており、制御部103の制御によってプロジェクター11からスクリーンSCに対して非可視光を投射し、指示体70の反射部によって反射された非可視光を撮像部153によって撮像する構成等を採用することができる。
また、上記実施形態では、光源が発した光を変調する手段として、光変調装置32がRGBの各色に対応した3枚の透過型の液晶パネルを用いた構成を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、反射型の液晶パネルを用いてもよいし、デジタルミラーデバイス(DMD)を用いた方式、デジタルミラーデバイスとカラーホイールを組み合わせた方式等により構成してもよい。ここで、表示部として1枚の液晶パネルまたはDMDを用いる場合には、クロスダイクロイックプリズム等の合成光学系に相当する部材は不要である。また、液晶パネル及びDMD以外にも、光源が発した光を変調可能な構成であれば問題なく採用できる。さらに、スクリーンSCの背面側から画像光を投射する背面投射型のプロジェクターとしてもよい。
また、本発明の表示装置は、スクリーンSCに画像を投射するプロジェクターに限定されず、液晶表示パネルに画像/画像を表示する液晶モニターまたは液晶テレビ、或いは、PDP(プラズマディスプレイパネル)に画像/画像を表示するモニター装置またはテレビ受像機、OLED(Organic light-emitting diode)、OEL(Organic Electro-Luminescence)等と呼ばれる有機EL表示パネルに画像/画像を表示するモニター装置またはテレビ受像機等の自発光型の表示装置など、各種の表示装置も本発明の画像表示装置に含まれる。この場合、液晶表示パネル、プラズマディスプレイパネル、有機EL表示パネルが表示手段に相当し、その表示画面が表示面に相当する。
さらに、上記実施形態の構成では、位置検出ユニット150が撮影画像データに基づいて指示体70による指示位置70Aを検出する構成を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されず、例えば、表示面としてのスクリーンSC或いは他の表示方式における表示画面に、感圧式や静電容量式のタッチパネルを設け、このタッチパネルによって指示体70としてのユーザーの指や棒体等の接触を検出する構成としてもよい。また、指示体が発する赤外線信号を検出して指示位置を特定する方法や、スクリーンSC上に設けられた複数の装置により指示体までの距離を検出することで、指示位置を特定する方法を採用してもよい。
また、図2に示した表示システム10の各機能部は、ハードウェアとソフトウェアとの協働により実現される機能的構成を示すものであって、具体的な実装形態は特に制限されない。従って、必ずしも各機能部に個別に対応するハードウェアが実装される必要はなく、一つのプロセッサーがプログラムを実行することで複数の機能部の機能を実現する構成とすることも勿論可能である。また、上記実施形態においてソフトウェアで実現されている機能の一部をハードウェアで実現してもよく、あるいは、ハードウェアで実現されている機能の一部をソフトウェアで実現してもよい。その他、プロジェクター11及びPC13を含む表示システム10の他の各部の具体的な細部構成についても、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で任意に変更可能である。
また、上記実施形態では、指示体70の所定の態様の操作が開始された後、タイマー103Bのカウントが予め設定された設定時間に達すると、メニュー画像200を表示する形態について説明した。しかし、指示体70を操作してメニュー画像200を表示する形態は、これに限定されない。例えば、メニュー画像は、サイズを変えて表示可能に構成しておき、以下のようにメニュー画像の表示形態を変更する制御を行ってもよい。即ち、指示体70の所定の態様の操作が設定時間だけ継続して操作されるまでは、メニュー画像を最小化しておく。この状態から、指示体70の所定の態様の操作が設定時間だけ継続した場合に、メニュー画像を最大化してもよい。
また、指示体70の所定の態様の操作が設定時間だけ継続した場合、メニュー画像200を表示させる位置は任意であるとしたが、例えば、指示体70の指示位置70Aの近傍にメニュー画像200を表示する構成であってもよい。これにより、ユーザーは、指示体70を大きく移動することなく、表示されたメニュー画像200に対する操作を速やかに実行できる。
また、上記実施形態では、メニュー操作モードに移行後、指示体70のリリース操作が行われるまでは指示体70のプレス操作を検出しない(プレス操作を無効にする)構成を例に挙げて説明した。しかし、メニュー操作モードに移行した後のプロジェクター11の動作はこれに限定されない。例えば、プロジェクター11は、メニュー操作モードに移行後、指示体70のリリース操作の有無に関係なく、指示体70のプレス操作を検出する(プレス操作を有効にする)構成であってもよい。
また、上記実施形態において記憶部105が記憶していた制御プログラム105Aを、プロジェクター11が通信ネットワークを介して接続された他の装置からダウンロードして実行してもよいし、可搬型の記録媒体に制御プログラム105Aを記録して、この記録媒体から上記各プログラムを読み取って実行する構成としてもよい。
3…投射ユニット(表示手段)、5…表示可能領域、10…表示システム、11…プロジェクター(表示装置)、13…PC(画像供給部)、30…投射部、31…照明光学系、32…光変調装置、33…投射光学系、70…指示体、70A…指示位置、72…操作スイッチ、103…制御部、103A…操作判定部(制御手段)、110…画像処理ユニット(表示制御手段)、150…位置検出ユニット(検出手段)、SC…スクリーン(表示面)。

Claims (6)

  1. 表示装置であって、
    前記表示装置の外部にある画像供給装置から供給される画像データに基づく画像を表示面に表示する表示手段と、
    前記表示面に対する指示体による操作を検出するとともに、前記表示面における前記指示体の指示位置を検出する検出手段と、
    前記検出手段により所定の態様の操作が検出された場合に、この所定の態様の操作に応じた制御情報及び指示位置を前記画像供給装置に出力し、前記検出手段により検出された前記所定の態様の操作が予め設定された時間継続した場合には、前記画像供給装置に対する前記制御情報及び前記指示位置の出力を行わず、前記表示装置の機能を制御するためのメニュー画像を前記表示面に表示させて、前記メニュー画像に対する操作に応じた処理を実行する制御手段と、
    を備えることを特徴とする表示装置。
  2. 請求項1に記載の表示装置であって
    前記制御手段は、前記検出手段により前記所定の態様の操作が検出された場合に、この前記所定の態様の操作に応じた前記制御情報と前記指示位置とを前記画像供給装置に出力し、この前記所定の態様の操作が予め設定された時間継続した場合に、前記制御情報と前記指示位置とを出力する出力先を前記画像供給装置以外に切り換えることを特徴とする表示装置。
  3. 請求項2に記載の表示装置であって、
    前記画像の表示状態を制御する表示制御手段を備え、
    前記制御手段は、前記検出手段により検出された前記所定の態様の操作が予め設定された時間継続した場合に、前記制御情報と前記指示位置とを出力する出力先を前記表示制御手段に切り換えることを特徴とする表示装置。
  4. 請求項乃至請求項のいずれかに記載の表示装置であって、
    前記制御手段は、前記検出手段により検出された前記指示体の指示位置が予め設定された範囲内を維持し、前記所定の態様の操作の継続時間が予め設定された時間に達した場合に、前記画像供給装置に対する前記制御情報及び前記指示位置の出力を行わず、前記表示装置の機能を制御するためのメニュー画像を前記表示面に表示させて、前記メニュー画像に対する操作に応じた処理を実行することを特徴とする表示装置。
  5. 請求項に記載の表示装置であって、
    前記予め設定された範囲は、前記検出手段が前記指示体の指示位置を検出可能な単位とは別に設定可能であることを特徴とする表示装置。
  6. 表示装置の制御方法であって、
    前記表示装置の外部にある画像供給装置から供給される画像データに基づく画像を表示面に表示し、
    前記表示面に対する指示体による操作を検出するとともに、前記表示面における前記指示体の指示位置を検出し、
    前記指示体による所定の態様の操作が検出された場合に、この所定の態様の操作に応じた制御情報及び指示位置を前記画像供給装置に出力し、
    前記所定の態様の操作が予め設定された時間継続した場合には、前記画像供給装置に対する前記制御情報及び前記指示位置の出力を行わず、前記表示装置の機能を制御するためのメニュー画像を前記表示面に表示させて、前記メニュー画像に対する操作に応じた処理を実行すること
    を特徴とする表示装置の制御方法。
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