JP2010277377A - タッチパネルシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】現在設定されている色や線幅といった機能の内容をタッチパネルの盤面の位置にかかわらず確認し、設定内容を切り替えることができるタッチパネルシステムを提供することを目的とする。
【解決手段】タッチパネルに位置指示部材が近接したか否かを検出する近接検出部102と、この近接検出部102の検出結果に基づいて、位置指示部材が検出面に近接した際の検出面における座標値を算出する座標算出部108とを備え、近接検出部102が予め設定された第1の時間以上、検出面に位置指示部材が近接していることを検出した場合、座標値に対応した検出面の部位に、現在設定されている機能の設定内容を表示する制御ユニット100を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、タッチパネルの備える機能を簡易に設定、変更可能であり、設定状態の表示に特徴を有するタッチパネルシステムに関するものである。
近年、画像を表示するための表示装置と、表示装置の前面に検出面としての座標入力面(タッチ面)を配設した座標入力装置と、座標入力装置からの入力に基づいて表示装置の表示制御を行う制御装置とを備え、表示装置及び座標入力装置を用いて表示面及び座標入力面を同一の面に構成した、電子黒板等のタッチパネルシステムが提供されている。
上記のような電子黒板等に用いられる座標入力装置における座標検出技術としては、座標入力面(タッチ面)に特殊な機能を持たせてタッチ(接触)による特性変化を検出する方式のタッチパネルが多く用いられており、例えば、静電容量方式、超音波表面弾性波方式等が知られている。
静電容量方式等を応用した座標入力装置においては、例えば描画色や描画ペンの太さの設定といった操作モードの切り替えが正確かつ容易にでき、また使い勝手を良くするために、例えば(特許文献1)には、スタイラスペンが座標入力面に近接したことを検出し、操作モードの切り替えスイッチを操作することなく音声情報の種々の再生方法を選択可能に構成した音声電子手帳のタブレットが開示されている。
特開2002−297308号公報
従来の操作モードの切り替えは、パソコンの画面上やシングルタッチの入力機能を有する装置での操作を前提にしている。従って、例えば次の描画色を選択するためには、まず画面上に表示されたコマンドパレット(以降、単に「パレット」と呼称する)やメニューとして配置された該当アイコンをクリック等により選択し、描画モードから色選択モード等への切り替えが必要である。このような構成では、色の選択後、コマンドパレット等を再び用いて描画モードに切替えるといった操作が必要である。これは色選択モード等と描画モードとの間で指示入力の誤判別を防ぐためである。
(特許文献1)に開示された技術は、タッチ面に非接触な状態である近接状態を、所定の操作モードに割り振っている点を特徴とするが、原則的に、従来の操作モード切り替えの考え方と何ら変わりはない。
しかしながら、描画モードと色選択モードとの切り替えが頻繁に発生する場合は、それらの一連の操作を繰り返すのに時間を要する。
特にホワイトボードのような大盤の座標入力装置の場合は、例えば以下の状況が発生し、使用者にとって非常に使い勝手が悪いものとなっている。即ち、身長の低い小児には、上部に設定されたパレットには手が届かず、操作自体ができない場合がある。大人でも、左右の端にパレットが設置された場合は、左右に大きく動かなければならず操作性が悪い。仮にパレット位置が変更可能にされていたとしても、複数人で操作をするような場合にあっては、操作者の位置関係によっては操作性が確保されないといった課題を有する。
本発明は、設定された情報を検出面としての座標入力面(タッチ面)上で容易に確認でき、更に設定を変更する際にも簡便な操作で変更が可能なタッチパネルシステムを提供することを目的とする。
本発明のタッチパネルシステムは、記入または位置検出が可能な検出面と、検出面に指示部材が接近したことを検出する近接検出部と、近接検出部が指示部材の検出面に対する接近を検出したとき、指示部材から検出面に下ろした法線と検出面と交わる点及びその周囲近傍の位置座標を算出する座標算出部と、近接検出部が検出面に指示部材が接近した場合に指示部材が検出面から所定範囲内に停留している時間を計時する計時部と、計時部が計時した時間が所定時間を越えた場合、検出面における座標算出部が算出した座標値に対応した位置若しくはその近傍位置に情報メニューを表示させる制御部を備えたことを特徴とする。
これによって、使用者は、例えば指やスタイラスペンといった指示部材をタッチパネル(検出面)に近づけることで、現在設定されている機能の設定内容を確認することが可能となる。
また本発明は、近接検出部が、指示部材が検出面に近接したことを検出した後、近接していないことを検出し、その後更に、予め設定された第2の時間以内に、再び近接したことを検出した場合、制御部は、座標値に対応した検出面の部位に、新たに選択可能な、機能の設定内容を切り替えて表示するものである。
これによって、使用者は、例えば指やスタイラスペンといった位置指示部材をタッチパネル(検出面)に近づけ、位置指示部材を一旦離間した後に、再度タッチパネルに近づけることで、選択可能な機能の設定内容を切り替えて表示し、これを選択することが可能となる。
また本発明は、指示部材が検出面に接触したか否かを検出する接触検出部を更に備え、接触検出部によって指示部材が検出面に接触したことが検出された場合に、制御部は、現に表示している機能の設定内容を確定するようにしたものである。
これによって、使用者はタッチパネルの表面に指示部材を近づけたり遠ざけたりすることで、1回目の近接行為によって現在の描画色の設定内容を知り、2回目以降の近接行為によって、描画色の設定を切り替え、これらのうち任意の近接行為に続いて、指示部材をタッチパネルに接触させれば、以降の描画色を確定することができる。
本発明のタッチパネルシステムの設定状態表示方法は、検出面に所定の指示部材が近接したか否かを検出し、指示部材が検出面に近接した際の検出面における座標値を算出し、予め設定された第1の時間以上、検出面に指示部材が近接していることを検出した場合、座標値に対応した検出面の部位に、現在設定されている機能の設定内容を表示するようにしたものである。
これによって、使用者は、例えば指やスタイラスペンといった位置指示部材をタッチパネル(検出面)に近づけることで、現在設定されている機能の設定内容を確認することが可能となる。
また本発明は、指示部材が検出面に近接したことを検出した後、近接していないことを検出し、その後更に、予め設定された第2の時間以内に、再び近接したことを検出した場合、座標値に対応した検出面の部位に、新たに選択可能な、機能の設定内容を切り替えて表示するようにしたものである。
これによって、使用者は、例えば指やスタイラスペンといった位置指示部材をタッチパネル(検出面)に近づけ、位置指示部材を一旦離間した後に、再度タッチパネルに近づけることで、選択可能な機能の設定内容を切り替えて表示し、これを選択することが可能となる。
本発明によれば、操作者は、動作モードを切り替えるためのパレットやメニューを必要とせずに、操作位置や目線をこれから描画しようとする領域付近から大きく移動することなく操作できるので、次の描画色の選択とそれに続く描画を迅速に行うことができるという効果を有する。しかも描画モードとの切り替えを操作者の自然な動作により行うので、描画モードとの誤判別を回避することができる。
本発明の実施例1に係るタッチパネルシステムを示す説明図 本発明の実施例1に係るタッチパネルシステムを構成するインタラクティブボードの座標検出装置並びに制御部の構成を示すブロック図 本発明の実施例1に係るタッチパネルシステムの制御機能を示す機能ブロック図 本発明の実施例1に係るタッチパネルシステムにおいて確認用マーカが表示された状態を示す説明図 本発明の実施例1に係るタッチパネルシステムにおける位置指示部材の接近判定のフローチャート 本発明の実施例1に係るタッチパネルシステムにおける色変更処理を示すフローチャート 本発明の実施例1に係るタッチパネルシステムにおける位置指示部材の接触判定のフローチャート 本発明の実施例1に係るタッチパネルシステムにおける座標検出装置の構成図 本発明の実施例1に係るタッチパネルシステムにおける座標検出装置の動作を示すタイミングチャート 本発明の実施例1に係るタッチパネルシステムにおける座標検出装置の検出回路の構成図 本発明の実施例1に係るタッチパネルシステムにおいてタッチパネルに位置指示部材を接触させた状態を示す断面図 本発明の実施例1に係るタッチパネルシステムを構成する検出回路で得られる検出信号を示す説明図 本発明の実施例1に係るタッチパネルシステムを構成する検出回路で得られる検出信号を示す説明図 本発明の実施例1に係るタッチパネルシステムを構成する検出回路の断面図
以下、本発明の実施例1に係るタッチパネルシステムを図面を参照しつつ説明する。
尚、以下の説明は本発明が一実施例であって、以下の構成、形態に限定されるものではない。
図1は本発明の実施例1に係るタッチパネルシステムを示す説明図である。
タッチパネルシステム300を構成するインタラクティブボード1は、指あるいはスタイラスペン等の位置指示部材7を用いて手書きの軌跡を検出する。実施例1においては、インタラクティブボード1は、後に詳細に説明する静電容量方式による位置検出機能を有する。
また、タッチパネルシステム300は、コンピュータ2内に保存された文字・絵・図形・グラフィック等の表示データが、通信ケーブル3aを介して接続されたプロジェクタ4に送られ、コンピュータ2の画面と同一の文字・絵・図形・グラフィック等の画像がインタラクティブボード1上に投影可能となっている。
インタラクティブボード1の表示面及び書き込み面は、検出面としてのタッチパネル5と、その背後に密着して設けられた座標検出装置6により構成されており、指やスタイラスペン等の位置指示部材7を用いて手書き入力が可能である。タッチパネル5上を位置指示部材7で手書きすると、その手書きの軌跡を示す信号が、マトリクス状の電極群(検出電極。詳細な構成は後述する)を有する座標検出装置6より入力され、インタラクティブボード1本体内の後述する回路によりデータ化された後、通信ケーブル3bを介してコンピュータ2へと取り込まれる。コンピュータ2内に取り込まれた手書き軌跡データは、先ほどの文字・絵・図形・グラフィック等の表示データと合成される。そして、合成された表示データが、再度、液晶プロジェクタ4を介してインタラクティブボード1の表示面上に画像として投影される。尚、電子ペン7を用いて入力された手書きのデータは、イレーサ8により消去可能に構成されていてもよい。
図2は本発明の実施例1に係るタッチパネルシステムを構成するインタラクティブボードの座標検出装置並びに制御部の構成を示すブロック図である。
制御部9は、インタラクティブボード1全体及び上述のコンピュータ2とのインターフェース等を制御するMPU(Multi Processing Unit.以下同じ)10、メインプログラムや装置の変化状況などを格納するためのROM11、メインプログラムを動作させるためのメモリのRAM12と、座標検出装置6の制御を行うコントローラ回路13とで構成されている。
座標検出装置6は検出面を構成するタッチパネル5とコントローラ回路13を含み、タッチパネル5は、検出電極としての複数の行検出電極14と複数の列検出電極15で構成されたマトリクス電極を備えている。マトリクス電極は実際には図示しているものよりもっと多くの電極で構成されている。コントローラ回路13を介して座標検出装置6から出力された信号はMPU10に取り込まれ、そこでA/D変換等の処理が行われた後、ケーブル3bを介してコンピュータ2へと送信される。
図8は本発明の実施例1に係るタッチパネルシステムにおける座標検出装置の構成図であり、図9は本発明の実施例1に係るタッチパネルシステムにおける座標検出装置の動作を示すタイミングチャートである。
以降、座標検出装置6の構成について詳細に説明する。
図8において、座標検出装置は、例えばディスプレイの映像面に配置され、あるいは電子黒板等に内蔵される(但し、実際の座標検出装置6の表面は、タッチパネル5の表面を覆う保護層等によって被覆されており、図8の構成が直接的に目視可能にされているものではない)。
5は既に説明したタッチパネル(検出面)であり、座標検出装置6の全体の大部分を占めている。使用者はタッチパネル5の表面に上述した位置指示部材7(図示せず)を当接、接触することで、タッチパネル5の表面に投影され、あるいは表示されたコンテンツを指示したり、電子黒板やタブレット等においては座標位置を直接的に指し示し、コンピュータ2等の情報処理装置に入力することができる。
23,23a,23b〜23fはタッチパネル5の主走査方向に沿って、互いに平行に並走するように延伸された複数の検出電極(既に説明した行検出電極14に対応する。以降、「第1の電極23」とまとめて呼称する場合がある)、24,24a,24b〜24hはタッチパネル5の副走査方向(主走査方向と直交する方向)に沿って、互いに平行に並走するように延伸された複数の検出電極(既に説明した列検出電極15に対応する。以降、「第2の電極24」とまとめて呼称する場合がある)である。
図8においては、便宜上、第1の電極23を6本、第2の電極24を8本配置しているが、例えば、座標検出装置6を電子黒板等、大型の機器の入力手段として用いる場合には、これらの本数は多くなる。具体的には、電子黒板を横200cm、縦150cmの4:3レイアウトとし、検出電極の配置ピッチを1cmとすると、第1の電極23は200本、第2の電極24は150本配置されることとなる。
25は、第1の電極23について位置検出動作の可否を制御する行検出電極選択回路、26は第2の電極24について位置検出動作の可否を制御する列検出電極選択回路である。
27a,27bは行検出電極選択回路25又は列検出電極選択回路26の出力に応じて動作する検出回路である。検出回路27a,27bは、所定の発振回路等を含み、第1の電極23と第2の電極24の静電容量の変化を検出する。13は既に説明したコントローラ回路であり、行検出電極制御回路25、列検出電極選択回路26、検出回路27a,27b及びこれらを制御するタイミング生成部28を備える。
以降、実施例1における座標検出装置6における座標位置検出の過程を、図8,図9を用いて詳細に説明する。
まずコントローラ回路13により制御される行検出電極選択回路25によって、第1の電極23a,23b〜23fを順次選択(所定の期間にパルス信号を印加)することで、第1の電極23a,23b〜23fが走査される。
続いて、コントローラ回路13により制御される列検出電極選択回路26によって第2の電極24a,24b〜24hを順次選択(所定の期間パルス信号を印加)することで、第2の電極24a,24b〜24hが走査される。
各検出電極(第1の電極23、及び第2の電極24)にパルスを印加した際に、それぞれ検出回路27a,27bにて各検出電極の静電容量変化量が検出され、これに基づいてタッチパネル(検出面)5において、位置指示部材7(図示せず)がタッチした部位に対応する第1の電極23及び第2の電極24が一意に決定され、これらの組として位置座標が求まる。
検出される静電容量変化はアナログ量であるから、これをディジタル変換して得た値は、所定の値域(Value)を持つ。そして、特定の検出電極に隣接する検出電極においても、静電容量変化は観察されるから、これらの二次元面上に分布する情報に基づき、検出電極の配置ピッチよりも細かい分解能で、位置指示部材7がタッチした位置座標を検出することができる。尚、最終的な座標値は、座標検出装置6の出力に基づき、後述するMPU10(図2参照)で行なわれる。
図10は本発明の実施例1に係るタッチパネルシステムにおける座標検出装置の検出回路の構成図であり、座標検出装置6の検出回路27a,27bの構成図である。
以降、図10を用いて検出回路27a,27bの動作について詳細に説明する。
図10に示すように、検出回路27a,27bは、並走する各検出電極の隣接電極間容量(いわゆる線間容量)、行検出電極(第1の電極23)と列検出電極(第2の電極24)とが交差することによる容量、及び浮遊容量とを含む静電容量Cと、時定数を決定する抵抗R1及び検出電極の合成抵抗R2とによる時定数回路、動作制御スイッチ32、電圧コンパレータ30と充放電スイッチ31とで構成される。
動作制御スイッチ32は、図8に示す行検出電極選択回路25(列検出電極選択回路26)の出力に従って動作し、図9に示すタイミングチャートの“Hi”期間にCTL信号がONとなり、検出回路27a(27b)がアクティブに制御される。
充放電スイッチ31はコンパレータ30によって制御され、充放電スイッチ31は、電圧コンパレータ30の出力に接続されたノードB34の電圧が“Hi”ならON、“Low”ならOFFに制御される。
以上のように構成された検出回路27a,27bの動作について詳細に説明する。
行検出電極選択回路25により第1の電極23(第2の電極24)のいずれかが選択されると(即ち、図9の選択信号が“Hi”になると)、動作制御スイッチ32がONとなって検出回路27a(27b)の動作が開始される。その後、抵抗R1を通して静電容量Cが充電されていき、電圧コンパレータ30の入力ノードであるノードA33の電圧が上昇する。これに伴いノードA33の電圧がVREFに達するとコンパレータ30の出力に接続されたノードB34の電圧が“Hi”になり、充放電スイッチ31がONになる。これによってコンデンサは一気に放電され、ノードA33の電圧はVREF以下になる。放電によってコンパレータ30の出力は“Low”に戻るのでスイッチ31はOFFとなり、再び静電容量Cの充電が始まる。このように検出回路27a,27bは、静電容量Cの充放電を繰り返して発振状態を継続する。
図11は本発明の実施例1に係るタッチパネルシステムにおいてタッチパネルに位置指示部材を接触させた状態を示す断面図であり、座標検出装置6を構成するタッチパネル5の表面に位置指示部材7を接触させた状態を示している。
また、図11は、図8に示すA−A断面に対して位置指示部材7(図11においては指)が接触した状態を示している。
図11において、41はその第1面に検出電極としての第1の電極23、第1面の裏面(第2面)に検出電極としての第2の電極24を離間した状態で支持する支持体である。支持体41は例えば厚みを70μm〜250μmとするPETなどの樹脂で構成された平板状のシートであって、支持体41の表裏には上述の検出電極がパターンニングされている。この点で、支持体41はフレキシブルな電極基板としての機能を持つ。
支持体41の表裏に配置された第1の電極23及び第2の電極24は、例えば銀粒子を含むインクを用いて、いわゆる印刷法、インクジェット法、ノズルプリンティング法などによって形成することができる。
42はタッチパネル5の表面に設けられ、外部に対し検出電極(第1の電極23)を絶縁するとともに、指やその他の物理的接触に対して検出電極を保護する保護層(表面部材)である。保護層(表面部材)42は例えば厚みを0.25mm〜2mmとするフェノール樹脂などで構成されている。
尚、実施例1では便宜上「保護層」という表現を用いているが、支持体41を外部から保護するという効果の有無に関わらず、本発明を適用することができる。
43は位置指示部材7あるいはその他の部材による物理的接触によりタッチパネル5の変形を防ぎ、検出電極の断線を防ぐ補強材(背面部材)である。補強材43は支持部材41を保護層42とは逆の面(背面)から支持するが、補強材43の全体の厚みは特に制約はなく、座標検出装置6の使用態様や設置環境によって適切な厚みを選択可能である。
尚、実施例1では便宜上「補強材」という表現を用いているが、支持体41が変形などしないように補強するという効果の有無に関わらず、本発明を適用することができる。
これらの保護層42、支持体41、補強材43は接着材によって接着され、この順に積層されている。
7は既に説明した位置指示部材である。位置指示部材7として指以外のものを使用する場合、位置指示部材7のタッチパネル5表面に接触する部位は、所定の接触面積を確保できるように、例えば柔軟性の高いフェルト、特に導電性フェルトを用いるのが好ましい。
以降、補強材43の構造について詳細に説明する。
実施例1において、補強材43は例えば、低誘電率を備えたポリプロピレン、ポリスチレンなどの樹脂で構成され、凹凸を備えた部材であり、凹部60から凸部61の高さを例えば0.5mmとして、凹部60の存在による全体的な強度の低下を防止しつつ、凹部60によって補強材43と支持体41の間に気体層(空間部)65を形成している。
そして、凹部60(これによって形成される気体層65)は検出電極である第1の電極23と第2の電極24の交差位置に重畳するように配置され、検出電極の幅をL1、凹部60の範囲をL2とするとき、L1<L2が成立するようなサイズとされている。
実施例1では、このような凹凸構造とすることで、電気的な結合経路を遮断し、位置指示部材7をタッチパネル5の表面に接触させたときの、容量成分変化を高精度に検出することを可能としている。
尚、このように凹凸を備える補強材43は、例えば金型プレスによって形成することができる。図11では凸部61は凹部60から垂直に切り立って描かれているが、金型からの離型性を考慮すると、例えば台形とするのが好ましい。
また、上述のように図11は図8におけるA−A断面を示すものであるが、図8におけるB−B断面も同様の構造を備えている。
尚、図11では、第1の電極23と第2の電極24のうち、いずれか一方を支持体41の一の面に設け、他方を支持体41の他の面に設け、第1の電極23と第2の電極24で支持体41を挟むように構成しているが、第1の電極23及び第2の電極24を支持体41の片面に設け、これら検出電極の間に絶縁層(図示せず)を設けるようにしてもよい。
このように、支持体41の片面に検出電極を設けるようにすると、検出電極を形成する際に加工面が1つとなるので、工程が簡略化できる点で有利である。
尚、絶縁層は、例えばPETなどで構成したシートを挟む(この際、当該シート面に、いずれか一方の検出電極を予め形成しておく)構成としてもよいし、第1の電極23を形成した支持体41に対して、レジンなどの絶縁材を塗付して絶縁層を形成し、絶縁層の表面に第2の電極24を転写法、印刷法、インクジェット法、ノズルプリンティング法などで直接形成してもよい。
尚、第1の電極23と第2の電極24の形成順序は入れ替えても構わない。また、絶縁層の形成範囲は、一方の検出電極の形成領域のみを被覆する線状部分、あるいはその後に形成される検出電極と交差する部分のみとしてもよい(この場合、絶縁層はタッチパネル5の全面に形成されることとはならず、線状あるいは点状という意味で、絶縁部を構成する)。このようにすることで、材料コストを低く抑えることが可能となる。
図12及び図13は本発明の実施例1に係るタッチパネルシステムを構成する検出回路で得られる検出信号を示す説明図であり、本発明の実施例1における検出回路27a,27bで得られる検出信号を示す説明図である。
以降、図11乃至図13を用いて、タッチパネル5の保護層42に位置指示部材7を当接させた際の静電容量の変化について説明する。
タッチパネル5の保護層42に位置指示部材7が接触すると、図11に示すように、接触部位の近くに配置された検出電極には、上述した静電容量Cに加えて、△C1、△C2が加わることになる。図12に破線で示すように、位置指示部材7が接触した場合は、接触がない場合に比べて静電容量が増大して、VREFに達するまでの時間が増えるので周期が長くなり、それによって接触がなされた第1の電極23、第2の電極24を特定できることになる。
実際の検出にあたっては、図13に示すように予め決められた検出期間内(図9を用いて説明した、選択信号が“Hi”の期間)の前半部分(T1)では、位置指示部材7の接触の有無による周期差は極めて小さくその差分の検出は誤差を多く含むことになる。故に、周期差が累積される検出期間の後半(T2)にてN番目の周期の時間差(△T)を検出することが好ましい。以降、静電容量の変化をN番目の周期の時間差によって検出することを「静電容量の変化に基づく検出」のように呼称し、これによって得られた検出値を「検出レベル」あるいは単に「検出値」と呼称する。
図14は本発明の実施例1に係るタッチパネルシステムを構成する検出回路の断面図であり、座標検出装置6を構成するタッチパネル5の表面に位置指示部材7を近接させた状態を示す断面図である。
図14は、図8に示すA−A断面に対して位置指示部材7(図11においては指)が近接した状態を示している。
タッチパネル5の保護層42に位置指示部材7が近接すると、図14に示すように、近接部位の近くに配置された検出電極には、上述した静電容量Cに加えて、△C1、△C2、△C3が加わることになる。理論上は△C3が加わることによって、位置指示部材7がタッチパネル5の表面に近接したことが検出できるが、ここで△C3は空間を介するため、全体の静電容量Cと比較して静電容量の変化は極めて微小なものとなる。
そこで、実施例1では、MPU10(図2参照)は、全ての検出電極について検出値を取得し、その最大値が予め定められた値に到達しない状態においては、図13で説明した計測期間T2を更に拡大し(MPU10によって設定される計測期間をTxとする)、例えば最大でTx=T2×4の計測期間を付与して、静電容量の変化に基づく検出を行なうこととした。これによって、微小な静電容量の変化も的確に検出することが可能となる。
尚、位置指示部材7がタッチパネル5に徐々に近接してくると、これに追随して上述の検出レベルは上昇する。このときMPU10は、上述の拡大された計測期間Txを徐々に短く設定する。つまり計測期間Txは最大をT2×4とし、MPU10は全ての検出電極について取得した検出値の最大値を略一定にするように計測期間Txを調整する。
このように、実施例1では、計測期間TxそのものもMPU10が設定するようにしており、MPU10は、静電容量の変化に基づく検出によって得られた検出値、及び当該検出値を取得した際の計測時間Txを参照することで、実際に取得した検出値が「接触」によるものか「近接」によるものかを判定する。
つまり、MPU10は、例えば計測時間Txが2Tの状態で所定の検出値が取得されれば、位置指示部材7がタッチパネル5に「接触」していると判定し、計測時間Txが2T×4の状態で所定の検出値が取得されれば、位置指示部材7が「近接と認識する距離の外縁」(以降、「外縁70」と呼称する)に存在すると判断し、所定の検出値の計測時間Txが2T<Tx<2T×4であれば、位置指示部材7が外縁70の内側で、かつ接触しない範囲(以降、「近接範囲71」と呼称する)に存在すると判断する。
更に、位置指示部材7が近接範囲71内に存在する場合、MPU10は、計測時間Txに基づいて、位置指示部材7がタッチパネル5の表面からどの程度離れているか、その離間距離を決定することも可能である。
尚、位置指示部材7がタッチパネル5に近接した(より正確には、上述した外縁70の内側にあって、タッチパネル5に近づいた)場合は、後述のように、タッチパネル5に比較的大きな面積を占める表示を行なうことから、位置座標を検出する精度は、位置指示部材7がタッチパネル5に接触している状態よりも低くして構わず、たとえ計測期間Txを長くして全検出電極について実行する1回のサンプリング周期が大きくなったとしても、システム全体の動作には殆ど影響しない。
図3は本発明の実施例1に係るタッチパネルシステムの制御機能を示す機能ブロック図である。
実施例1においては、図3の各機能要素は全て上述のMPU10によって実行するようにしているが、これらは物理的に独立した構成要素として、例えば所定の基板上に構成しても構わない。
尚、以降の説明においては、便宜上、各機能要素が独立した構成要素として存在するものとして説明する。
図3において101は接触検出部である。接触検出部101は上述の過程に基づき、位置指示部材7がインタラクティブボード1上のタッチパネル5に接触したかどうかを判定する。
102は近接検出部である。近接検出部102は上述の過程に基づき、位置指示部材7がインタラクティブボード1上のタッチパネル5に、ある一定の近接範囲(上述した外縁からタッチパネル5に近い範囲である接近範囲71)に近接したかどうかを検出する。また、位置指示部材7がタッチパネル5上の接近範囲71外に離れた場合に、検出信号の出力を停止するか、若しくは非検出信号を出力する。
108は座標算出部であり、位置指示部材7がタッチパネル5に接触若しくは近接範囲71内に接近したことを接触検出部101又は近接検出部102が検出した場合、タッチパネル5上の位置指示部材7が接触した位置あるいは位置支持部材7からタッチパネル5に下ろした法線とタッチパネル5が交わる点及びその周囲近傍の位置座標を算出する。
より詳細には、座標算出部108は、上述した座標検出装置6(図2等を参照)から出力される、全ての検出電極に対する検出値に基づき、接触あるいは近接の状態を有意に検出した検出電極を抽出し、この抽出された検出電極に対応した位置情報を用いて、位置指示部材7が接近あるいは近接するタッチパネル(検出面)5上の平面座標値x,y(以降、単に「座標値」と呼称する)を算出する。
103は計時機能を有する計時部としてのタイマである。タイマ103は、近接検出部102がタッチパネル5に位置指示部材7が接近した場合に、位置指示部材7がタッチパネル5から所定範囲内に停留している(存在している)時間を計時する。これを、第1の近接判断時間、第2の近接判断時間(いずれも後述)と定義する。
104は色管理部であり、色管理部104は、予め設定された色の種類やその表示順序及び現在の表示色(即ち、位置指示部材7がタッチパネル5に接触して、書き込みを行なう際に描かれる描画色)として選択されている色の管理を行う。
105は色変更部である。色変更部105は、第2の近接判断時間以内に、再び近接検出部102でインタラクティブボード1上のタッチパネル5に位置指示部材7が近接したことを検出した場合に、現在の色から次の色への変更処理を管理する。
106は色表示部である。色表示部106は、近接検出部102が第1の近接判断時間以上連続してインタラクティブボード1上のタッチパネル5への近接を検出した場合に、上述の座標算出部108が算出したタッチパネル5の座標値を含む領域に、現在描画色として選択されている色を確認用マーカ201若しくは色の設定メニューとして表示する(厳密には、後述するように表示を制御するためのデータを生成する)。
100は制御ユニットであり例えばCPU(Central Processing Unit)等を用いることができる。制御ユニット100は、接触検出部101、近接検出部102、タイマ103、色管理部104、色変更部105、色表示部106、座標算出部108を全体として関連付けて制御する。
図4は本発明の実施例1に係るタッチパネルシステムにおいて確認用マーカが表示された状態を示す説明図であり、位置指示部材7がタッチパネル5へ近接した状態で、タッチパネル5上に確認用マーカ201が表示された状態を示している。
位置指示部材7が近接範囲71に存在する場合に、上述した静電容量の変化に基づく検出値は「外縁70」あるいは「近接範囲71」を示すこととなるが、近接検出部102は、タイマ103によって計測される第1の近接判断時間や、第2の近接判断時間を経過した時点で、「外縁70」あるいは「近接範囲71」の判定が継続することを条件に、位置指示部材7がインタラクティブボード1上のタッチパネル5に接触ではなく、近接していると最終的に判定する。
このとき実施例1では、図4に示すように、タッチパネルシステム300の現在の設定状態である、描画色として設定されている色と同じ色の確認用マーカ201を表示する。尚、確認用マーカ201の表示位置は、座標算出部108(図3参照)によって算出されたタッチパネル5上の座標に対応する位置またはその近傍位置である。または、座標算出部108(図3参照)によって算出されたタッチパネル5上の座標に対応する位置またはその近傍位置とは異なる、予め規定された所定の位置に表示してもよい。
本実施例1では、前記対応位置に表示される情報は、確認用マーカ201等の他、マーカの色種・線種・文字種等の選択メニュー、選択機能を表示するアイコンその他のツール、モード等を選択するメニュー表示等を含み、これらをまとめて「情報メニュー」と定義する。
図5は本発明の実施例1に係るタッチパネルシステムにおける位置指示部材の接近判定のフローチャートであり、位置指示部材7がタッチパネル(検出面)5へ近接したか否かを判定する手順を示す。
以降、図5に図3、図4を併用して判定処理について詳細に説明する。
尚、上述したように、実施例1ではROM11に格納されたプログラムに基づき、MPU10(図2参照)によって実行されるが、以下の説明では便宜上、図3に示す独立した構成要素が実行するものとして説明する。
まず、制御ユニット100は、確認用マーカ201の色を予め決められた色に初期化し、色管理部104は当該色情報を記憶する(STEP301)。このとき、確認用マーカ201の表示色として、描画色と同一の色が設定される。
近接検出部102は、位置指示部材7が近接範囲内に存在するか否かを判定し、位置指示部材7が近接範囲に入ることを待ち受ける(STEP302)。
位置指示部材7が近接範囲71に入ったと判断したら、近接検出部102はこの結果を制御ユニット100に通知し、制御ユニット100は、タイマ103に第1の近接判断時間を設定しタイマ103のカウントを開始する(STEP303)。この第1の近接判断時間は例えば0.5〜0.8sec程度に設定するとよい。
尚、近接検出部102は、常時位置指示部材7が近接範囲71に入っているか否かを検出し続け、制御ユニット100は、第1の近接判断時間がカウントされている間においても、所定の周期で近接検出部102の検出結果を参照している。
次に、制御ユニット100は、近接検出部102による検出結果が「近接範囲71」であることを維持したまま、タイマ103のカウントが第1の近接判断時間を超過したかどうかを判定する(STEP304)。具体的にはタイマ103はカウントが終了すると制御ユニット100に割り込み信号(IRQ)を出力する。制御ユニット100は当該IRQをもってカウント完了を認識する。
制御ユニット100は、第1の近接判断時間を超過したと判断したら、色管理部104が記憶している色情報に基づき、色表示部106に対して現在描画色として選択されている色情報を確認用マーカ201若しくは色の設定メニューとして表示するよう指示を行なう(STEP305)。
具体的には、制御ユニット100は色管理部104から色情報を入手し、これをMPU10に対して送信する。MPU10はVDC(Video Display Controller)16(図2参照)を介して、表示すべき座標、色情報を含む表示すべきオブジェクトの属性情報等を、通信ケーブル3bを通じてコンピュータ2(図2参照)に送信する。コンピュータ2は入手した色情報等に基づき画像データを生成し、これを通信ケーブル3aを介してプロジェクタ4に送る(図1、図2参照)。これによって確認用マーカ201がタッチパネル5に表示される。
次に、制御ユニット100は、現在の状態が確認用マーカ201を表示した状態であることを記憶しておく(STEP307)。
ここで、図4に示すように、確認用マーカ201若しくは色の設定メニューの表示は「近接」していると判定された座標を含む領域に行なわれる。この時、確認用マーカ201の表示は、使用者がマーカであることを認識できる形状であればよく、図4に示す円形状だけではなく、的確に視認できるのであればどのような形でも良い。
また、確認用マーカ201若しくは色の設定メニューとして表示される色の濃さも、描画に用いる色として選択されている色が判断できるのであれば、そのままの色ではなく、実際に描画に用いるときよりも薄い色とするのが好ましい。確認用マーカ201は、上述のようにタッチパネル5に表示されるが、実際にタッチパネル5に描画(書き込み)を行なっている状態ではない。よって、確認用マーカ201の色を薄く表示することで、使用者は現在表示されているのが、確認用マーカ201であることを識別することが容易となる。
また、上述したように、近接範囲71において、制御ユニット100は近接検出部102の検出結果に基づいてタッチパネル(検出面)5と位置指示部材7の離間距離も計測可能であるから(即ち、近接検出部102は、離間間隔検出部としての機能も果たす)、この離間距離に応じて確認用マーカ201の表示態様に変化を加えることが好ましい。
例えば、制御ユニット100の指示に基づいて、離間距離が小さくなるほど実際に描画する色に近づくように、確認用マーカ201の色を薄い色(即ち、彩度が低い状態若しくは明度が高い状態)から、実際に書き込みを行なう描画色に変化させることができる。
このようにすると、使用者は位置指示部材7とタッチパネル5との離間距離を直感的に認識可能となり、使い勝手が更に向上する。
更に、離間距離に応じて、確認用マーカ201の大きさを変えるようにしてもよい。例えば、離間距離が大きいほど確認用マーカ201のサイズを大きく、離間距離が小さいほどサイズを小さくする。こうすることで、使用者は離間距離を直感的に認識可能となり、更に使い勝手が向上する。
このように、実施例1のタッチパネルシステムは、タッチパネル(検出面)5と、タッチパネル5に位置指示部材7が近接したか否かを検出する近接検出部102と、近接検出部102の検出結果に基づいて、位置指示部材7がタッチパネル5に近接した際のタッチパネル5における座標値を算出する近接座標算出部(座標算出部108)とを備え、近接検出部102が予め設定された第1の時間以上(第1の近接判断時間)、タッチパネル5に位置指示部材7が近接していることを検出した場合、座標値に対応したタッチパネル5の部位に、現在設定されている「機能の設定内容」を表示する制御部(制御ユニット100、色表示部106等)を備えている。
これによって、使用者は、例えば指やスタイラスペンといった位置指示部材7をタッチパネル(検出面)5に近づけることで、現在設定されている機能の設定内容を確認することが可能となる。
そして、この「機能の設定内容」とは描画に用いる色の設定であって、制御部(制御ユニット100、色表示部106等)は、検出面としてのタッチパネル5に描画に用いる色を確認用マーカとして表示する。
これによって、使用者は、例えば指やスタイラスペンといった位置指示部材7をタッチパネル(検出面)5に近づけ、位置指示部材7を一旦離間した後に再度タッチパネル5に近づけることで、描画色として選択可能な色を切り替えて表示し、これを選択することが可能となる。
更に、制御部(制御ユニット100、色表示部106等)は確認用マーカ201によって描画に用いる色を表示する際に、描画に用いるときよりも薄い色を用いる。これによって、使用者の行為が描画色の選択であることを、使用者が明確に認識することが可能となる。
更に、近接検出部102の検出結果に基づいて、位置指示部材7とタッチパネル5の離間間隔を検出する離間間隔検出部(近接検出部102に含まれる)を備え、制御部(制御ユニット100、色表示部106等)は、離間間隔検出部の検出結果に基づいて、位置指示部材7とタッチパネル5の離間間隔が大きいほど、描画に用いる色を薄く表示する。更に、離間距離に応じて、確認用マーカ201の表示サイズを変えてもよい。
図6は本発明の実施例1に係るタッチパネルシステムにおける色変更処理を示すフローチャートである。図6は確認用マーカ201が表示状態になった後の色変更処理を示しており、図5のフローチャートに示す“G”の続きを示している。
以降、図6に、図3、図4を併用して説明を続ける。
ここで、制御ユニット100は、再度タイマ103に所定の値を設定し(STEP402)、所定時間内に位置指示部材7がタッチパネル5に対して近接範囲71から外れたか否かを判定する(STEP403)。近接範囲71から外れたか否かは、図5を用いて説明したように、近接検出部102の検出結果に基づく(以下同じ)。尚、この所定時間は、例えば0.5〜0.8secに設定すればよい。
即ち、制御ユニット100は、所定時間内に位置指示部材7がタッチパネル5の接近範囲71内にあることを検出する検出信号を消滅させるか、若しくは所定時間内に位置指示部材7がタッチパネル5の接近範囲71外に出たことを検出する非検出信号を出力する。
制御ユニット100は、近接検出部102の検出結果に基づき、位置指示部材7が一旦近接範囲から外れたと判断すると(STEP403のYes)、再度タイマ103に所定の値を設定し(STEP404)、再度位置指示部材7が近接範囲71に入ったか否かを判定する(STEP405)。この状況は、即ち、タッチパネルシステム300の使用者が、指やスタイラスペン(位置指示部材7)をタッチパネル5の表面に近づけた後、これを離間させる行為を検出していることになる。
制御ユニット100は、位置指示部材7が再度、近接範囲71に入ったと判断(STEP405のYes)すると、更にタイマ103に第2の近接判断時間を設定し(STEP406)、位置指示部材7が近接範囲71に入った状態を維持したまま、第2の近接判断時間を超過したか否かを判定する(STEP407)。
ここで、制御ユニット100は、第2の近接判断時間を超過したと判定した場合は、描画色の変更を行うものとして、色管理部104に予め選択可能な色候補として設定(記憶)しておいた次の色に関する色情報を取得し、この色情報に基づき確認用マーカ201として表示する色を変更するよう色管理部104及び色変更部105に指示を行う(STEP408)。
当該指示によって表示される確認用マーカ201は、図5を用いて説明したものと表示色が異なるだけで、表示される座標、確認用マーカの色の濃さ、大きさ、離間距離による色やサイズの変更等は同等に制御されるため説明を省略する。
さて、STEP405において、位置指示部材7が再度近接範囲71に入らなかった場合(STEP405のNo)や、STEP407において、第2の近接判断時間を超過する前に位置指示部材7が近接範囲71から外れた場合(STEP407のNo)は、STEP301に戻る。但し、このときはSTEP301で初期化は行なわれず、既に設定されている描画色の状態が維持される。
このように、実施例1では、近接検出部102が位置指示部材7がタッチパネル5に近接したことを検出した後、近接していないことを検出し、その後更に、予め設定された第2の時間以内(第2の近接判断時間)に再び近接したことを検出した場合、制御部(色変更部105、色表示部106、MPU10)は、座標値に対応したタッチパネル5の部位に、新たに選択可能な機能の設定内容(例えば、描画色の設定)を切り替えて表示する。
これによって、使用者は、例えば指やスタイラスペンといった位置指示部材7をタッチパネル(検出面)5に近づけ、位置指示部材7を一旦離間した後に、再度タッチパネル5に近づけることで、選択可能な機能の設定内容を切り替えて表示し、これを選択することが可能となる。
即ち、使用者はタッチパネル5の表面に位置指示部材7を近づけたり遠ざけたりすることで、1回目の近接行為によって現在の描画色の設定内容を知り、2回目以降の近接行為によって、描画色の設定を切り替える(変更する)ことが可能である。
図7は本発明の実施例1に係るタッチパネルシステムにおける位置指示部材の接触判定のフローチャートである。図7は位置指示部材7を近接範囲からタッチパネル5に接触させた場合の処理を示し、図5のフローチャートに示す“H”の続きを示している。
以降、図7に、図3、図4を併用して説明を続ける。
さて、図5に示す“H”から図7に示す“H”に処理が移るのは、図5に示すSTEP304で、第1の近接判断時間が超過するまでに位置指示部材7が近接範囲71から外れた場合、あるいは位置指示部材7がタッチパネル5に接触した場合のいずれかである。
そこで、まず制御ユニット100は、接触検出部101の検出結果を参照し、位置指示部材7がタッチパネル5に接触しているか否かの判定を行なう(STEP501)。
制御ユニット100は、位置指示部材7がタッチパネル5に接触していないと判断すると(STEP501のNo)、位置指示部材7は近接範囲71から外れていると判断し、図5に示すSTEP301に戻る。
制御ユニット100は、接触検出部101の検出結果に基づいて位置指示部材7がタッチパネル5に接触していると判断すると、色管理部104に対して描画色が確定したことを通知するとともに、確認用マーカ201に表示されていた色を描画色に設定する(STEP502)。
位置指示部材7がタッチパネル5に接触している間は(STEP503)、選択された現在の色を用いて描画が継続される(STEP504)。
尚、描画に際しては、確認用マーカ201を表示する座標として使用されていた座標値がそのまま引継がれる。これによって、使用者は確認用マーカ201が表示された状態から、実際に描画する状態に直接移行することが可能となる。
そして、制御ユニット100は、位置指示部材7がタッチパネル5から離れ、接触しない状態を接触検出部101及び近接検出部102の検出結果に基づき検出すると、処理は図5に示すSTEP301に遷移する。
尚、実施例1では、タッチパネルシステムの設定状態として、描画色の表示及び変更を例にとって説明したが、描画する線の太さである場合でも、この線の太さを直接的なイメージとして表示するようにしてもよい。これによって、使用者の行為が描画の際の線の太さの選択であることを、使用者が明確に認識することが可能となる。
このように、実施例1のタッチパネルシステムは、位置指示部材7がタッチパネル(検出面)5に接触したか否かを検出する接触検出部101を更に備え、接触検出部101によって位置指示部材7が検出面5に接触したことが検出された場合に、制御部(制御ユニット100、色管理部104)は、現に表示している機能の設定内容を確定、即ち、確認用マーカ201の色を描画色として確定する。
即ち、使用者はタッチパネル5の表面に位置指示部材7を近づけたり遠ざけたりすることで、1回目の近接行為によって現在の描画色の設定内容を知り、2回目以降の近接行為によって、描画色の設定を切り替え、これらのうち任意の近接行為に続いて、位置指示部材7をタッチパネル5に接触させれば、確認用マーカ201として表示されている色を描画色として確定することができる。
つまり、このような時間的要素を考慮すれば、実施例1は、タッチパネル(検出面)5に指やスタイラスペン等の所定の位置指示部材7が近接したか否かを検出し、位置指示部材7が検出面5に近接した際の検出面5における座標値を算出し、予め設定された第1の時間以上、検出面5に位置指示部材7が近接していることを検出した場合、座標値に対応した検出面5の部位に、現在設定されている機能の設定内容を表示するようにしたタッチパネルシステムの設定状態表示方法であり、更に、位置指示部材7が検出面5に近接したことを検出した後、近接していないことを検出し、その後更に、予め設定された第2の時間以内に、再び近接したことを検出した場合、検出面5の座標値に対応した検出面5の部位に、新たに選択可能な、機能の設定内容(例えば色)を切り替えて表示するタッチパネルシステムの設定状態表示方法である、ということができる。
この設定状態表示方法によれば、使用者は、位置指示部材7をタッチパネル5に近づけることで、現在設定されている機能の設定内容の確認ができ、更に、位置指示部材7をタッチパネル5に近づけ、位置指示部材7を一旦離間した後に、再度タッチパネル5に近づけることで、選択可能な機能の設定内容を切り替えて表示し、その後、位置指示部材7をタッチパネル5に接触させることで、設定内容を確定したうえで、当該設定内容に従って描画(タッチパネル5への書き込み)を行なうことが可能となる。
以上、実施例1として、第1の電極23と第2の電極24を順に走査していく、いわゆる自己容量検出方式を用いて説明したが(図8参照)、これに代えて、第1の電極23を送信電極、第2の電極24を受信電極として構成し、これらの交差位置の静電容量変化を個々に走査する、いわゆる相互容量検出方式を採用しても構わない。相互容量検出方式を用いることにより、複数の位置指示部材7がタッチパネル5に同時に近接/接触した状態(いわゆるマルチタッチ入力)を検出することが可能となる。
このようなマルチタッチ環境では、複数の使用者がタッチパネル5を共有するため、使用者の位置関係によっては、機能等の切り替えがスムーズに行なえない場合が想定されるが、本発明を応用することで、極めて使い勝手のよいタッチパネルシステムが提供されることとなる。
尚、本発明は、実施例1で説明したような静電容量の変化を利用して位置指示部材7の接触あるいは近接位置(座標)を検出する構成に限らず、位置指示部材7がタッチパネル5に近接したことを検出可能に構成された、例えば、超音波や画像処理によって位置指示部材7の近接を検出するように構成にしたものにも応用できる。
本発明は、特に大型のタッチパネルを備えたタッチパネルシステムに適用した場合に、現在設定されている色や線幅といった機能の内容をタッチパネルの盤面の位置にかかわらず確認し、設定内容を切り替えることができる。
本発明は、タッチパネルを代表とする入力装置全般の他、インタラクティブボード、電子黒板、その他の事務機器への利用が可能である。
100 制御ユニット
101 接触検出部
102 近接検出部
103 タイマ
104 色管理部
105 色変更部
106 色表示部
108 座標算出部
201 確認用マーカ
300 タッチパネルシステム
301 第1の電極
302 第2の電極

Claims (10)

  1. 記入または位置検出が可能な検出面と、
    前記検出面に指示部材が接近したことを検出する近接検出部と、
    前記近接検出部が前記指示部材の前記検出面に対する接近を検出したとき、前記指示部材から前記検出面に下ろした法線と前記検出面と交わる点及びその周囲近傍の位置座標を算出する座標算出部と、
    前記近接検出部が前記検出面に前記指示部材が接近した場合に前記指示部材が前記検出面から所定範囲内に停留している時間を計時する計時部と、
    前記計時部が計時した時間が所定時間を越えた場合、前記検出面における前記座標算出部が算出した前記座標値に対応した位置若しくはその近傍位置に情報メニューを表示させる制御部を備えたことを特徴とするタッチパネルシステム。
  2. 記入または位置検出が可能な検出面と、
    前記検出面に指示部材が接近したことを検出する近接検出部と、
    前記近接検出部が前記指示部材の前記検出面に対する接近を検出したとき、前記指示部材から前記検出面に下ろした法線と前記検出面と交わる点及びその周囲近傍の位置座標を算出する座標算出部と、
    前記近接検出部が前記検出面に前記指示部材が接近した場合に前記指示部材が前記検出面から所定範囲内に停留している時間を計時する計時部と、
    前記近接検出部が前記指示部材の前記検出面に対する接近を検出し、続けて接近を検出しなくなり、再度接近を検出したとき、前記計時部が計時した時間が所定時間を越えた場合、前記検出面における前記座標算出部が算出した前記座標値に対応した位置若しくはその近傍位置に情報メニューを表示させる制御部を備えたことを特徴とするタッチパネルシステム。
  3. 前記制御部が表示させる情報メニューは、前記近接検出部が前記指示部材の前記検出面に対する再接近を検出する以前に設定されていた情報メニューとは異なる情報メニューであることを特徴とする請求項2記載のタッチパネルシステム。
  4. 記入または位置検出が可能な検出面と、
    前記検出面に指示部材が接近したことを検出する近接検出部と、
    前記近接検出部が前記指示部材の前記検出面に対する接近を検出したとき、前記指示部材から前記検出面に下ろした法線と前記検出面と交わる点及びその周囲近傍の位置座標を算出する座標算出部と、
    前記近接検出部が前記検出面に前記指示部材が接近した場合に前記指示部材が前記検出面から所定範囲内に停留している時間を計時する計時部と、
    前記計時部が計時した時間が所定時間を越えた場合、前記検出面における前記座標算出部が算出した前記座標値に対応した位置若しくはその近傍位置に描画に用いる色の設定メニューを表示させる制御部を備えたことを特徴とするタッチパネルシステム。
  5. 前記制御部は、前記描画に用いる色を表示する際に、描画に用いるときよりも薄い色を用いることを特徴とする請求項4記載のタッチパネルシステム。
  6. 前記近接検出部の検出結果に基づいて、前記指示部材と前記検出面の離間間隔を検出する離間間隔検出部を更に備え、
    前記制御部は、前記離間間隔検出部の検出結果に基づいて、前記指示部材と前記検出面の離間間隔が大きいほど、前記描画に用いる色を薄く表示することを特徴とする請求項3記載のタッチパネルシステム。
  7. 前記検出面に沿って設けられたマトリクス状の電極群を備え、
    前記近接検出部は、前記電極群の間の静電容量の変化に基づき、前記指示部材が前記検出面に近接したか否かを判定することを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載のタッチパネルシステム。
  8. 請求項1乃至請求項7のいずれかのタッチパネルを装備したことを特徴とするインタラクティブボード。
  9. 請求項1乃至請求項7のいずれかのタッチパネルを装備したことを特徴とする電子黒板。
  10. 請求項1乃至請求項7のいずれかのタッチパネルを装備したことを特徴とする事務機器。
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