JP2019215772A - 位置検出システム - Google Patents

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大塚 寛治
Kanji Otsuka
寛治 大塚
秋山 豊
Yutaka Akiyama
豊 秋山
西尾 佳高
Yoshitaka Nishio
佳高 西尾
洋 旭
Hiroshi Asahi
洋 旭
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Abstract

【課題】大型の画像表示に対応する位置検出システムを提供する。【解決手段】位置検出システム1は、ディスプレイ21に表示画像を表示させるコンピュータ20と、表示面を有する画像表示部12と、コンピュータ20に接続され、スクリーン12の表示面に投影画像を投影する投影装置30と、画像表示部12の表示面にタッチした指示体の位置を検出する位置検出部4とを備える。位置検出部4は、指示体の位置情報をコンピュータ20に送信する機能を有し、コンピュータ20は、位置検出部4から受けた指示体の位置情報に基づく処理を実行する。【選択図】図1

Description

本発明は、大型の画像表示に対応可能に構成された位置検出システムに関する。
パーソナルコンピューターやスマートフォン、タブレット等のコンピュータ機器には、表示画面の前面に静電容量方式のタッチパネルが設けられたディスプレイが採用されているものがある。こうしたディスプレイは、マウス等の操作部を操作しなくても、画像が表示されたディスプレイに指等の指示体を接触させることでコンピュータ機器の操作や文字入力等を行うことができるようになっている(例えば、特許文献1)。
こうした中でプレゼンテーションや講義、公演等といった場面では、大型ディスプレイが使われており、これに伴い大型のタッチパネルも開発されている。例えば、特許文献2には、50インチ以上の液晶画面の前面にタッチパネルを設けることが開示されている。
特開2012−138067号公報 特開2016−018362号公報
しかしながら、大型のタッチパネルディスプレイは、非常に高価であり、普及には至っていない。具体的に、数十インチオーダーあるいは百インチを超える大型タッチパネルディスプレイでは、電極パターンの配線が長くなるので、電極パターンの抵抗の影響を受けやすい。すなわち、電極パターンの抵抗が高いとタッチ操作(指等が接触)の検出が困難になる。そこで、極めて細い電極パターンを用いたり、非常に抵抗値の低い材料を用いたりする必要がでてくる。しかしながら、電極パターンの細線化には限界があり、また、抵抗値が極めて低い材料を用いると製造コストが高くなるという問題がある。このように、大型の画像表示装置付きのタッチパネルは、大型になるほど技術的な難易度及び必要コストが著しく上がるため、実現化が困難であった。
この対策として、画像による指の位置認識をする装置も考えられているが、指そのものを認識する困難さや3次元位置解析の要求から非常に高価な装置となり、特殊な場合を除いて実用化が困難であった。
そこで、本発明は、大型の液晶ディスプレイや極微細のパターンを有するタッチパネルを用意することなく、大型の画像表示に対応する位置検出システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る位置検出システムでは、画像を投影する投影装置から投影された画像を表示する画像表示部に対向するように配置された導電層を有する位置検出部を設けるようにした。
すなわち、本発明の位置検出システムは、ディスプレイに表示画像を表示させるコンピュータと、表示面を有する画像表示部と、前記コンピュータに接続され、前記画像表示部の表示面に投影画像を投影する投影装置と、前記画像表示部の表示面にタッチした指示体の位置を検出する位置検出部とを備える。前記位置検出部は、前記画像表示部の表示面の中央部分を含む検知領域に対向して配置されかつ一様に形成された導電層と、互いに離間して配置され、各々が前記導電層に接続された複数の電極と、前記導電層に計測信号を与える信号源と、前記複数の電極の中から選択された電極から出力された出力信号に基づいて、前記画像表示部の表示面にタッチした指示体の位置を演算する演算部と、前記演算部で演算された前記指示体の位置情報を前記コンピュータに送信する通信部とを備える。そして、前記コンピュータは、前記位置検出部から受けた前記指示体の位置情報に基づく処理を実行する。
ここで、「表示画像」および「投影画像」は、静止画像及び動画像を含む概念である。
また、「タッチする」とは、表示画面への直接的なタッチ(表示画面への接触)と、表示画面への間接的なタッチ(いわゆるホバリング)との両方を含む概念である。
本態様によると、投影装置から投影された画像を表示する画像表示部の表示面に対向するように設けられた位置検出部によって指示体のタッチ位置を検出することができる。そして、そのタッチ位置の位置情報がコンピュータに送られ、コンピュータがそのタッチ位置情報に応じた処理を実行するようにしている。これにより、画像表示部を、大型のタッチパネル式の表示装置として機能させることができる。すなわち、大型の液晶ディスプレイや極微細のパターンを有するタッチパネルを用意することなく、大型の画像表示に対応する位置検出システムを提供することができる。
本発明によると、大型の液晶ディスプレイや極微細のパターンを有するタッチパネルを用意することなく、大型の画像表示に対応する位置検出システムを提供することができる。
位置検出システムの概略構成図である。 位置検出システムの他の例を示す概略構成図である。 (a)は図1のIIIa−IIIa線における概略断面図、(b)は図2のIIIb−IIIb線における概略断面図である。 位置検出システムの構成を示すブロック図である。 位置検出部の概略構成図である。 図5の点TPがタッチされた場合における信号波形の一例を示した図である。 位置検出部の構成を示すブロック図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものでは全くない。
−位置検出システムの構成−
図1は位置検出システムの概略構成図であり、図4は位置検出システムの構成を示すブロック図である。
図1に示すように、本実施形態に係る位置検出システム1は、コンピュータ20と、投影装置としてのプロジェクター30と、プロジェクター30の投射先に配置されたスクリーン装置10と、位置検出部4(図4参照)とを備える。
図4に示すように、コンピュータ20は、外部機器との双方向通信が可能に構成された第1通信部23と、コンピュータ20の全体の動作を制御するCPU(Central Processing Unit)24と、記憶部25を備える。コンピュータ20では、記憶部25に格納されたプログラム等に基づいて動作するCPU24の制御を受けて、ディスプレイ21に表示画像が表示される。
なお、図1では、コンピュータ20がラップトップ型のパソコンであり、コンピュータ20とディスプレイ21とが一体に設けられている例を示している。ただし、これに限定されるものではなく、例えば、コンピュータ20が、デスクトップ型のパソコンであってもよい。そして、パソコン本体とディスプレイとが別々に設けられ、相互間が有線又は無線で接続されていてもよい。また、コンピュータ20は、パソコンに限定されず、スマートフォンやPDA(Personal Digital Assistant)のような端末装置であってもよい。
プロジェクター30は、コンピュータ20に接続され、スタンド式のスクリーン装置10のスクリーン12に投影画像を投射する。スクリーン12は、例えば、白地であり、白地のスクリーンの裏側に、後述する導電層41と基体40とを含む導電シート4Aが貼り合わされている。
これにより、コンピュータ20は、プロジェクター30を介して、コンピュータ20のディスプレイ21に映し出された表示画像と同じ画像を、投影画像としてスクリーン12に表示させることができるようになっている。
なお、スクリーン12は、画像表示部に相当するものであり、プロジェクター30の投影画像が表示されるスクリーン12の表面が表示面に相当する。また、以下の説明において、スクリーン12の表示面(以下、単にスクリーンともいう。)において、投影画像が表示される領域を投影領域12aと称する。なお、スクリーン12全体を投影領域12aとしてもよい。また、プロジェクター30には、従来から知られているものを適用することが可能であり、ここではその構成、機能等の詳細説明を省略する。
スクリーン装置10は、スクリーン12にタッチした指示体の位置を検出する位置検出部4と、位置検出部4の検出結果を第1通信部23に送信する第2通信部18を備える。
図3(a)、図5および図7に示すように、位置検出部4は、表面に導電層41及び配線42が形成された基体40を有する導電シート4Aと、位置検出回路5とを備える。なお、位置検出部4は、外表面の全部または一部が保護部材(図示省略)によって覆われていてもよい。
基体40の形状は、特に限定されないが、例えば、矩形シート状(フィルム状または薄板状)や矩形平板状である。さらに、基体40の前後方向に見た(正面視)形状は、特に限定されないが、スクリーン12の形状が矩形状のものが多いため、汎用性を高める観点から、矩形状であるのが好ましい。基体40は、他部材と導電層41との接触による短絡を防ぐ観点から、絶縁性材料を用いることが好ましい。
図5に示すように、基体40の表面には、基体40の中央部分を含む検知領域Rdと、検知領域Rdを包囲する配線領域Rwとを備えている。導電層41は、基体40表面の検知領域Rdに一様に形成されている。
図5では、電極Eを導電層41の各辺上に3個ずつ設けている例を示している。この場合、導電層41の形成範囲と検知領域Rdの範囲とは実質的に同一である。ただし、電極Eを設ける位置は、導電層41の辺上でなくてもよく、電極Eが導電層41の辺から離れた内方に設けられた場合には、導電層41の形成範囲と、検知領域Rdの範囲とが異なる場合がある。検知領域Rdの大きさは特に限定されないが、例えば、スクリーン12の広さと略同じに設定される。これにより、スクリーン12全体をタッチセンサ付のスクリーンとして機能させることができる。また、検知領域Rdの広さを、前述の投影領域12aと同じもしくは広く設定することにより、投影領域12aの全体で指示体のタッチ位置を検知できる。
また、図5では、配線領域Rwが、導電層41の周りを取り囲んでいる(包囲している)例を示しており、この配線領域Rwには導電層41が形成されていない。これにより、導電層41と配線42との間に生じる寄生容量を小さくすることができ、指示体の位置検出動作におけるノイズの発生を抑えることができる。
位置検出回路5は、例えばLSI(Large-Scale Integrated circuit)で実現される。図5では、位置検出回路5が基体40上に実装されている例を示しているが、位置検出回路5が導電シート4Aと別々に設けられてもよい。
図6(a)は、ユーザーによりタッチ位置TPがタッチされた場合における後述する第1及び第2電極E1,E2の出力信号を示している。図6(a)に示すように、タッチ位置TPから電極までの距離に応じて、各電極(図6の例では電極E1,E2)のそれぞれから出力される出力電圧信号波形が異なる。そこで、位置検出部4では、この出力信号波形(例えば、出力信号強度)に基づいて、タッチ位置を検出できるようになっている。
以下の説明では、導電層41に計測信号を与えて、複数の電極Eの中から任意に選択されたペア電極Eから出力された出力信号の差分情報に基づいてタッチ位置TPの演算をする方法について例示する。ただし、タッチ位置の検出は、前述の出力信号波形(例えば、出力信号強度)に基づく他の方法であってもよい。
図7に示すように、位置検出回路5は、導電層41に接続された電極Eに計測信号としてのパルス信号を与えるための信号源6と、位置情報取得部7と、演算部8とを備えている。
信号源6は、パルスジェネレータ61(図7ではPGと表記する)と、アナログスイッチ62(図7ではASと表記する)とを有する。パルスジェネレータ61は、周期的に変動する矩形状のパルス信号を発生する。アナログスイッチ62は、パルスジェネレータ61と各電極Eとの間に設けられ、後述する演算部8から出力される電極選択信号SC1が示す電極Eにパルス信号を与えるためスイッチである。すなわち、信号源6は、導電層41に接続された電極Eを介して導電層41に計測信号を与える。
なお、信号源6が、電極Eとは異なる別の場所から導電層41に対して、直接または間接的に計測信号を与えるようにしてもよい。例えば、信号源6が、容量成分を有する負荷や構成要素等を介して導電層41に計測信号を与えるようにしてもよい。具体的には、例えば、信号入力のための配線領域やシート状の信号入力領域を、導電層41に対して、その厚さ方向に所定の間隔をあけて対向配置し、信号源6が、その配線領域又は信号入力領域を介して間接的に導電層41に計測信号を与えるようにしてもよい。以下の説明では、上記の信号入力のための領域を総称して間接入力層といい、間接入力層を介して間接的に計測信号を与える場合(以下、間接入力という)の信号源6を間接信号源と称する。
位置情報取得部7は、同一構成の一対のアナログスイッチ71(図7ではASと表記する)と、差動アンプ72と、ノイズフィルタ73と、ピークホールド回路74(図7ではP/Hと表記する)と、アナログデジタル変換回路75(図1ではADCと表記する)とを備えている。
なお、位置情報取得部7の動作は、従来のパターンレスタッチパネルと同様であるので、ここでは個々のブロックについての詳細説明を省略する。
演算部8は、パルス信号を与える電極Eまたは信号入力用のノード(図示省略)を選択し、その電極Eまたはノードを示す電極選択信号SC1を信号源6のアナログスイッチ62に出力する。また、測定対象となるペア電極Eを選択し、そのペア電極Eを示す電極選択信号SC2を位置情報取得部7のアナログスイッチ71に出力する。この電極選択信号SC1,SC2により両スイッチ62,71の動作が制御される。
以下において、タッチ位置の検出原理を簡単に説明する。以下の説明では、パルス信号を与える電極Eと、測定対象となるペア電極Eとが共通であるものとする。また、指示体と導電層41との間に、タッチするユーザー(指示体)毎に異なる負荷Z1が生じるが、発明の理解を容易にするため、以下の説明ではその影響を省略している。
図5において、タッチ位置TPに指示体のタッチがされた状態で左辺中央の電極E(以下、第1電極E1という)にパルス信号が入力されると、差動アンプ72の一方の入力端子に下記式(1)で示される反射信号が入力される。
=Vdd(1−exp(−t/R)) ‥(1)
ここで、Rは第1電極E1とタッチ位置TPとの間の導電層41の抵抗値、Cはタッチした指示体と導電層41との間の容量値である。
同様に、タッチ位置TPがタッチされた状態において、上辺中央の電極E(以下、第2電極E2という)にパルス信号が入力されると、差動アンプ72の一方の入力端子に下記式(2)で示される反射信号が入力される。
=Vdd(1−exp(−t/R)) ‥(2)
ここで、Rは第2電極E2とタッチ位置TPとの間の導電層41の抵抗値である。
差動アンプ72では、下記式(3)に示す差動信号(式(1),(2)の差分の信号)が生成され、ピークホールド回路74でピーク値がホールドされ、アナログデジタル変換回路75を介して演算部8に出力される(図6(b)参照)。
df=V−V
=Vdd(−exp(−t/R)+exp(−t/R)) ‥(3)
そして、演算部8が、上式(3)に基づく差分情報に基づいて、スクリーン12にタッチ(接近または接触)した指示体(例えば、ユーザーの指)のタッチ位置を演算により求める。
なお、図示は省略するが、間接信号源を用いて間接入力をする場合、間接入力層と導電層41とが容量性結合となるため、差動アンプ72には、信号源6の立ち上がり時間に相当する裾野を持つインデント波形が入力される。容量結合によるインデント波形は、ピーク値がオーバーシュートするため、ピーク電圧の絶対値がRC時定数の飽和電圧より大きくなる。この結果、ホバリングの検出可能距離を大きくとることができる。なお、この場合においても、ピークホールド回路74でピークホールドした信号を演算部8で処理するので、演算部8の処理以降の動作は、導電層41に直接的に信号を与える場合と実質的に同じである。なお、具体的な演算方法は、従来から知られている方法を適用することができ、ここではその詳細説明を省略する。
演算部8で求められた指示体のタッチ位置は、第2通信部18を介して、コンピュータ20の第1通信部23に送信される。ここで、第2通信部18と第1通信部23との間の通信方式は、特に限定されない。例えば、Bluetooth(登録商標)やWifi等の無線通信であってもよいし、有線で接続されてもよい。なお、第1通信部23及び第2通信部18には、従来の通信装置(通信モジュール)を適用することができるので、ここでは、その詳細説明を省略する。第2通信部18の電源は、例えば、内蔵電池(図示省略)や、商用電源に接続されたコンセント(図示省略)を介して供給される。
−位置検出システムの動作−
図1に戻り、位置検出システムの動作について具体的に説明する。
コンピュータ20は、プロジェクター30を介して、ディスプレイ21に映し出された表示画像と同じ投影画像をスクリーン12の投影領域12aに表示させる。
ユーザーが投影領域12aに映し出された投影画像のアイコンを指でタッチすると、そのタッチ位置が位置検出部4で検出され、タッチ位置情報が、第2及び第1通信部18,23を介して、コンピュータ20のCPU24に伝達される。
そして、CPU24では、タッチ位置情報に基づいて、ユーザーのタッチ位置と対応するディスプレイ21の表示画像上の位置座標に対して入力操作(例えば、図示しないマウスによるクリック操作)がされたものとして処理を実行する。
例えば、投影領域12aに映し出されたスライドにおいて、次のページに進むことを示すアイコン16cが表示されている場合に、ユーザーがアイコン16cを指でタッチしたとする。そうすると、導電層41を介して位置検出回路5に指のタッチ信号が伝わり、コンピュータ20に出力される。コンピュータ20では、CPU24が、ディスプレイ21の表示画面上でスライドを次に進める。これに伴い、プロジェクター30から投影領域12aに投影される画像も、次のスライドに進む。
なお、ユーザーのタッチ位置と、ディスプレイ21の表示画像上の位置座標との位置合わせ方法は、特に限定されない。例えば、ディスプレイ21上、すなわち、スクリーン12上に補正用のアイコンを表示させるとともに、ユーザーにタッチをさせるようにし、その補正用アイコンのタッチ操作に基づいて位置合わせをすることができる。また、スクリーン12上に、投影領域12aを示すマークを入れて、そこにあわせてプロジェクター30の投影画像を映し出すようにしてもよい。このような工夫により、映像倍率を自由に変えた操作に対応することができる。
また、ユーザーがタッチ操作の後にスクリーン表面に沿って指を動かす、いわゆるスワイプ操作をした場合、CPU24は、位置検出部4からスワイプ操作に応じたタッチ位置情報を取得し、そのタッチ位置情報に基づいて、ディスプレイ21の表示画像上においてスワイプ入力操作がされたものとして処理を実行する。これにより、ディスプレイ21の表示画像と、プロジェクター30を介してスクリーン12に映し出される投影画像の両方に、その処理結果が反映される。
例えば、投影領域12aに映し出された投影画像に、に映し出されたアイコン16aを、ユーザーが指でタッチし、そのままアイコン16bの位置にスライドさせたとする。そうすると、導電層41を介して位置検出回路5に対して、指のタッチ操作及びスライド操作に応じた信号が伝達され、その情報がコンピュータ20に出力される。コンピュータ20では、CPU24の処理を受けて、アイコン16aと対応するアイコン24aが、アイコン16bに対応するアイコン24bの位置にスライドされて表示される。これに伴い、プロジェクター30から投影領域12aに投影される画像も、アイコン16aがアイコン16bの位置にスライドして映し出される。
以上のように、本実施形態によると、スクリーン12の投影領域12aに対向するように一様に形成された導電層41を配置し、導電層41からの出力信号に基づいて位置検出回路5でスクリーン12上の指示体の位置(タッチ位置)を検出することができるようにしている。さらに、位置検出回路5の演算部8が第2通信部18を介して、タッチ位置情報をコンピュータ20に送信し、コンピュータ20がタッチ位置情報に基づいた処理、例えば、ディスプレイ21の表示を更新するようにしている。そして、それに伴って、プロジェクター30から投影領域12aに投影される画像も更新される。これにより、スクリーン装置10を、大型のタッチパネル式の表示装置として機能させることができる。すなわち、大型の液晶ディスプレイや極微細のパターンを有するタッチパネルを用意することなく、大型の画像表示に対応する位置検出システムを提供することができる。
なお、手が届かないほどの大型パネルの場合、伸縮可能に構成された金属製の棒、いわゆる「指し棒」の先端に導電ゴムなどを被せた擬似指を用意してもよい。これにより、手が届かないほどの大型パネルにおいてもタッチ位置を確定できる。
また、上記実施形態では、スクリーン装置10がスタンド式であるものとしたが、これに限定されない。図2に示すように、スクリーン装置50がロール式であってもよい。この場合においても、スクリーン52の裏側(表示面の反対側)に、導電層91(導電層41に相当)が形成された基体90(基体40に相当)を含む導電シート9A(導電シート4Aに相当)を張り合わせるようにするとよい。なお、この場合においても、位置検出回路5及びコンピュータ20との接続等の各構成、位置検出部4及びコンピュータ20等の各動作は、上記実施形態と同様であり、ここではその詳細説明を省略する。また、図1と図2とでは、スクリーン装置50がスクリーン装置10に相当し、スクリーン52がスクリーン12に相当する。
また、上記実施形態(図3参照)では、基体40上の導電層41の周りに配線領域Rwを設けるものとしたがこれに限定されない。例えば、配線領域Rwをなくして、スクリーン12側方に設けられた部材内に配線を格納したり、スクリーン12側方の基体40とは別の部材上に配線を形成するようにしてもよい。例えば、図1においてフレーム14内に配線が格納もしくは形成されていてもよい。
また、それぞれの電極Eに無線通信装置(例えば、BLUETOOTH(登録商標)のモジュール及び電池)を内蔵し、無線信号の受発信ができるようにしてもよい。これにより、スクリーン(投影領域12a)が大型の場合においても、擬似指の届く範囲、すなわち、ホバリングの検出可能範囲を拡張するができる、すなわち、前述のスクリーン12,52のさらなる大型化への対応が可能となる。
本発明は、大型の画像表示に対応する位置検出システムを提供することができるので、極めて有用である。
1 位置検出装置
4 位置検出部
6 信号源
8 演算部
12 スクリーン(画像表示部)
18 第2通信部
20 コンピュータ
21 ディスプレイ
30 プロジェクター(投影装置)
41 導電層
E 電極

Claims (4)

  1. ディスプレイに表示画像を表示させるコンピュータと、
    表示面を有する画像表示部と、
    前記コンピュータに接続され、前記画像表示部の表示面に投影画像を投影する投影装置と、
    前記画像表示部の表示面にタッチした指示体の位置を検出する位置検出部とを備え、
    前記位置検出部は、
    前記画像表示部の表示面の中央部分を含む検知領域に対向して配置されかつ一様に形成された導電層と、
    互いに離間して配置され、各々が前記導電層に接続された複数の電極と、
    前記導電層に計測信号を与える信号源と、
    前記複数の電極の中から選択された電極から出力された出力信号に基づいて、前記画像表示部の表示面にタッチした指示体の位置を演算する演算部と、
    前記演算部で演算された前記指示体の位置情報を前記コンピュータに送信する通信部とを備え、
    前記コンピュータは、前記位置検出部から受けた前記指示体の位置情報に基づく処理を実行する
    ことを特徴とする位置検出システム。
  2. 前記演算部は、前記複数の電極の中から選択された対をなすペア電極から出力された出力信号の差分情報に基づいて、前記画像表示部の表示面にタッチした指示体の位置を演算する
    ことを特徴とする請求項1に記載の位置検出システム。
  3. 前記コンピュータは、前記検知領域にタッチした指示体の位置情報と対応する前記ディスプレイの表示画像上の位置座標に対して入力操作がされたものとして処理を実行する
    ことを特徴とする請求項1に記載の位置検出システム。
  4. 前記信号源から前記導電層に前記計測信号を間接入力する
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の位置検出システム。
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