JP2015079036A - 画像投射装置および画像投射装置の制御方法 - Google Patents

画像投射装置および画像投射装置の制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2015079036A
JP2015079036A JP2013214413A JP2013214413A JP2015079036A JP 2015079036 A JP2015079036 A JP 2015079036A JP 2013214413 A JP2013214413 A JP 2013214413A JP 2013214413 A JP2013214413 A JP 2013214413A JP 2015079036 A JP2015079036 A JP 2015079036A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image projection
light source
control
projection apparatus
cooling fan
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013214413A
Other languages
English (en)
Inventor
貴洋 加戸
Takahiro Kato
貴洋 加戸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2013214413A priority Critical patent/JP2015079036A/ja
Publication of JP2015079036A publication Critical patent/JP2015079036A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Projection Apparatus (AREA)
  • Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)
  • Cooling Or The Like Of Electrical Apparatus (AREA)

Abstract

【課題】光源の各部の温度が定格温度範囲から外れたままの状態となることを抑制して、光源の寿命低下を抑制する。【解決手段】光源(高圧水銀ランプ4b)からの照射光を用いて、表示素子上に表示された画像を、投射光学系を介して投射する画像投射装置において、光源を冷却する冷却ファン16と、所定条件下で冷却ファン16の回転数を一定値とする制御から周期的に変化する回転制御パターンでの制御に変化させる冷却ファン回転数算出部26、冷却ファン制御部27と、を備える。【選択図】図5

Description

本発明は、画像投射装置および画像投射装置の制御方法に関する。さらに詳述すると、画像投射装置の光源を冷却する冷却ファンの制御に関する。
画像投射装置として広く知られたプロジェクタは、近来、液晶パネルの高解像化、光源ランプの高効率化に伴う明るさの改善、低価格化などが進んでいる。また、DMD(Digital Micro-mirror Device)を利用した小型軽量な画像投射装置が普及し、オフィスや学校のみならず家庭においても広くこれら画像投射装置が利用されるようになってきている。特に、フロントタイプのプロジェクタは携帯性が向上し、数人規模の小会議にも使われるようになってきている。
このような画像投射装置の光源としては、種々のランプが用いられているが、高圧水銀ランプなどのアーク放電を利用したランプ(アークランプ)が広く用いられている。光源として、高圧水銀ランプを使用する場合、ランプの各部の温度が定格温度範囲内となるように冷却をコントロールする必要があり、ランプの一部の温度が、部位ごとに決められた定格温度範囲より高くても低くても、ランプの寿命低下に繋がってしまう。そのためランプの各部の温度が定格温度範囲内となるように、画像投射装置の設置条件等に基づいて、ランプを冷却する冷却ファンの回転数が制御される。
例えば、特許文献1には、光源としてのランプを含む冷却対象物と、冷却対象物を冷却する冷却ファンと、を備え、冷却対象物の温度定格を必要最小限で満たすような第1の冷却ファン回転数を設定するとともに、第1の冷却ファン回転数よりも速い回転数の第2の冷却ファン回転数を設定するスイッチを設け、プロジェクタの設置状態を検出する検出手段を設け、検出手段の出力によってスイッチを切り換えてプロジェクタの設置状態に対応した冷却ファンの回転数制御を行うプロジェクタが開示されている。
ところで、高圧水銀ランプなどのアークランプは、管球部の鉛直方向上側が鉛直方向下側よりも高温となるという性質を有しているため、画像投射装置を机や床などに置く時(据え置き状態)と、逆さにして天井に吊るして設置する時(天吊り状態)とでは、管球部の高温となる側の位置が異なることとなる。
このため、据え置き状態と天吊り状態のいずれの場合にも、適切にランプを冷却するために、画像投射装置では、ランプ側面の一方向側から冷却ファンにより送風して、ランプの冷却を行なう構造のものが多い。
このようなランプ側面の一方向側から送風する冷却ファンは、据え置き状態や天吊り状態において、ランプ側面から冷却することで、管球部の上部および下部をバランスよく冷却可能なように設けられている。
しかしながら、画像投射装置の設置角度が基準面に対して大きく傾けて使用されると、冷却ファンからの風が所望の気流とならず、管球部の上部および下部にバランスよくあたらなくなってしまう。例えば、後述する図1から図4に示す構成の画像投射装置では、投射レンズを真上側に大きく傾けた状態で使用すると、管球部の下部側が重点的に冷却され過冷却となり、逆に、管球部の上部側では、冷却が不十分となり過昇温となり、各部について設定された定格温度範囲から外れてしまうこととなる。また、逆に、投射レンズを真下側に大きく傾けて使用すると、管球部の上部側が過冷却、管球部の下部側が過昇温となり、設定された定格温度範囲から外れてしまうこととなる。
このように、管球部の一部が設定された定格温度範囲外で継続して使用されると、ランプの寿命低下に繋がってしまう。上記特許文献1の技術では、画像投射装置の設置状態に対応して冷却ファン回転数を変更して、ランプの高寿命化を図っているが、画像投射装置が大きく傾いた場合などにおける管球部の一部の温度が定格温度を外れることに対応することはできていない。
そこで本発明は、光源の各部の温度が定格温度範囲から外れたままの状態となることを抑制して、光源の寿命低下を抑制することができる画像投射装置を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するため、本発明に係る画像投射装置は、光源からの照射光を用いて、表示素子上に表示された画像を、投射光学系を介して投射する画像投射装置において、前記光源を冷却する冷却ファンと、所定条件下で前記冷却ファンの回転数を一定値とする制御から周期的に変化する回転制御パターンでの制御に変化させる冷却制御手段と、を備えるものである。
本発明によれば、画像投射装置が真上や真下など通常使用時と比較して大きく傾けて投射された場合などにおいても、光源の各部の温度が定格温度範囲から外れたままの状態となることを抑制して、光源の寿命低下を抑制することができる。
本発明に係る画像投射装置の一実施形態を示す外観斜視図である。 画像投射装置の側面図であって、被照射面への投射状態を示した図である。 (A)画像投射装置の外装カバーを外した状態を示す斜視図、(B)(A)の丸囲み部分の拡大構成図である。 照明ユニット、投射ユニット、および光源ユニットの断面図である。 画像投射装置の要部構成を示す機能ブロック図である。 画像投射装置が実行する処理の一例を示すフローチャートである。 冷却ファンの回転制御パターンの一例と当該回転制御パターンが適用された場合の管球部上部、管球部下部の温度変化を説明するグラフである。
以下、本発明に係る構成を図1から図7に示す実施の形態に基づいて詳細に説明する。
本実施形態に係る画像投射装置は、光源(高圧水銀ランプ4b)からの照射光を用いて、表示素子(DMD素子10a)上に表示された画像を、投射光学系(投射ユニット3bk)を介して投射する画像投射装置(画像投射装置1)において、光源を冷却する冷却ファン(冷却ファン16)と、所定条件下で冷却ファンの回転数を一定値とする制御から周期的に変化する回転制御パターンでの制御に変化させる冷却制御手段(冷却ファン回転数算出部26、冷却ファン制御部27)と、を備えるものである。なお、括弧内は実施形態での符号、適用例を示す。
(画像投射装置の構成)
図1は、画像投射装置の一実施形態を示す外観斜視図である。また、図2は、画像投射装置の側面図であって、被照射面であるスクリーンへの投射状態を示した図である。
画像投射装置1は、パーソナルコンピュータなどの情報処理装置やビデオカメラなどの撮像装置等から入力される映像データを基に映像を生成し、その映像をスクリーン15に投影表示する装置(プロジェクタ)である。
画像投射装置1は、装置内部に光源としてのランプや多数の電子基板を備えており、起動時には、装置の内部温度が上昇する。このため、画像投射装置1には、内部の構成部品が耐熱温度を超えないように、吸気口11および排気口12が設けられており、強制気流による空冷方式が一般的に採用されている。
図3(A)は、画像投射装置1の外装カバー2を外した状態を示す斜視図である。また、図3(B)は図3(A)の丸囲み部分で示す光学エンジン3と光源ユニット4の拡大構成図である。図3に示すように、画像投射装置1は、光学エンジン3および光源ユニット4を備えている。また、図4は、光学エンジン3を構成する照射光学系を備えた照明ユニット3a、投射光学系を備えた投射ユニット3b、および光源ユニット4の上面から見た断面図である。
図3に示すように、吸気口11、排気口12の内側には、それぞれ吸気ファン13、排気ファン14が設けられており、吸気ファン13から吸入した外気を排気ファン14から排出することで、装置内の強制気流による空冷がなされる。
画像投射装置1においては、光源ユニット4の光源からの光(白色光)が光学エンジン3の照明ユニット3aに照射される。照明ユニット3a内では、照射された白色光をRGBに分光して、照射光学系により画像表示素子ユニット10へ導き、変調信号に応じて画像形成する画像表示素子ユニット10とその画像を投射ユニット3bの投射光学系によりスクリーン15へ拡大投射する構成となっている。
光源ユニット4の光源(ランプ)としては、種々のランプを用いることができるが、例えば、アークランプを用いることができる。また、例えば、高圧水銀ランプ4bを用いることが好ましい。また、光源ユニット4の側面の一方向側には光源冷却手段としての1つの冷却ファン16が設けられている。
上述したように、高圧水銀ランプ4bは、管球部の鉛直方向上側が管球部の鉛直方向下側よりも高温となる性質を有しており、高圧水銀ランプ4bの管球部上部の定格温度範囲(例えば、900°±10°)は、管球部下部の定格温度範囲(例えば、800°±10°)よりも高く設定されている。冷却ファン16は、管球部上部、下部などの光源ユニット4の各部が設定された定格温度範囲内の温度となるように、その回転数が制御される。また、光源ユニット4からの光の出射方向と投射ユニット3bからの映像光の出射方向は、図4に示すように、略90°の関係となっている。
また、光学エンジン3の照明ユニット3aは、光源から照射された光を分光するカラーホイール5と、カラーホイール5から出射した光を照射光学系に導くライトトンネル6と、照射光学系としてのリレーレンズ7、平面ミラー8および凹面ミラー9と、を備えている。また、照明ユニット3a内には、画像表示素子ユニット10が設けられる。
照明ユニット3aでは、先ず、光源からの白色光が、円盤状のカラーホイール5で単位時間毎にRGBの各色が繰り返す光に変換され出射される。次いで、板ガラスを張り合わせて筒状に構成されたライトトンネル6に、カラーホイール5から出射された光が導かれ伝送される。
次いで、ライトトンネル6から出射された光は、2枚のレンズを組み合わせてなるリレーレンズ7により、光の軸上色収差を補正しつつ集光される。また、リレーレンズ7から出射される光は、平面ミラー8および凹面ミラー9によって反射されて、複数のマイクロミラーからなる略矩形のミラー面を有し、映像データに基づいて各マイクロミラーが時分割駆動されることにより、所定の映像を形成するように投射光を加工して反射する画像表示素子としてのDMD素子10aを備えた画像表示素子ユニット10に集光される。
DMD素子10aにより、時分割で映像データに基づいて、複数のマイクロミラーが使用する光は投射レンズへ反射され、捨てる光はOFF光板へ反射される。画像表示素子ユニット10で使用する光は投射ユニット3bへ反射し、投射ユニット3b内の複数の投射レンズを通り拡大された映像光はスクリーン15上へ拡大投影される。
(画像投射装置の機能)
図5は、画像投射装置1の要部構成を示す機能ブロック図である。図5に示す機能ブロック図において、冷却ファン制御部27および冷却ファン回転数算出部26は、冷却制御手段として機能し、ランプ電力算出部25、映像処理部28およびデバイス駆動制御部29は光源制御手段として機能する。
画像投射装置1の映像信号入力処理部23には、にHDMI17(High Definition Multimedia Interface)(登録商標)などのデジタル信号やVGA18やコンポーネント信号(Component Video Signal)19等のアナログの信号入力がされる。
映像信号入力処理部23では、入力信号に応じてRGBやYPbPr信号等の映像を加工するための所定の処理を行う。例えば、デジタル信号の場合は入力信号のビット数に応じて映像処理部28が規定するビットフォーマットに変換する処理等を行う。また、アナログ信号の場合はアナログ信号をデジタルサンプリングするDAC処理等を行う。映像信号入力処理部23で処理されたRGBあるいはYPbPrのフォーマット信号は映像処理部28に入力される。
映像処理部28では、入力信号に応じたデジタル画像処理等を行われる。具体的には、コントラスト、明るさ、彩度、色相、RGBゲイン、シャープネス、拡大縮小等のスケーラー機能等入力信号や提供する機能、あるいは駆動系の特性に応じて適切な画像処理が実行される。映像処理部28でのデジタル画像処理後の入力信号は、デバイス駆動制御部29に渡される。なお、任意に指定された、あるいは登録されたレイアウトの画像信号の生成も可能である。
デバイス駆動制御部29では、入力信号に応じて白色光に色をつけるカラーホイール5、光の出捨を選択する画像表示素子ユニット10のDMD素子10a、光源としての高圧水銀ランプ4bの駆動電流をコントロールするランプ電源4a(Lamp Ballast)の駆動条件を決定し、カラーホイール5、DMD素子10a、ランプ電源4aに駆動の指示を出す。
一方、センサ入力処理部24では、画像投射装置1に設けられた外部センサの入力を処理する。本実施形態では、外部センサとして画像投射装置1が設置された環境の気温、湿度等を検出する外気検出手段としての外気センサ20、画像投射装置1の基準面に対する設置角度(傾き)を検出する傾き検出手段としての傾きセンサ21、画像投射装置1の設置された環境の明るさを検出する外光検出手段としての外光センサ22を備えている。
そして、ランプ電力算出部25では、センサ入力処理部24および映像信号入力処理部23からの情報に基づいて、高圧水銀ランプ4bの適切な点灯電力(駆動電力ともいう)を算出するとともに、算出された点灯電力を映像処理部28での処理に反映させる。
冷却ファン回転数算出部26では、ランプ電力算出部25およびセンサ入力処理部24からの情報に基づいて、冷却ファン16の適切な回転数を算出し、冷却ファン制御部27により冷却ファン16がその回転数になるように制御を行う。
(冷却ファン制御)
図6は、本実施形態に係る画像投射装置が実行する処理の一例を示すフローチャートである。
画像投射装置1が起動されると、先ず、傾きセンサ21により当該画像投射装置1の傾きが検出され、センサ入力処理部24に入力される(S101)。なお、ここでいう画像投射装置1の傾きとは、図2に示す画像投射装置1の前面側(投射レンズ側)と背面側の傾きをいう。
この検出結果に基づいて、傾きセンサ21で検出される傾き(角度)が予め設定した閾値である所定値以上の値である場合(S102:Yes)は、冷却ファン16の回転数を一定とする制御ではなく、以下に説明するように、冷却ファン16の回転数が周期的に変化する回転制御パターンが適用される。
なお、傾きが小さい(閾値未満)の場合(S102:No)は、冷却ファン16の回転数は周期変化させない所定の一定値に制御されるものであればよい。なお、この一定値は外気温やランプの点灯電力等に基づいて決定される値である。
また、映像信号入力処理部23に入力された映像信号と、外光センサ22が検出してセンサ入力処理部24に入力された明るさに基づいて、ランプ電力算出部25により高圧水銀ランプ4bの点灯電力が算出される(S103)。
また、外気センサ20により検出された外気温がセンサ入力処理部24に入力される(S104)。
そして、冷却ファン回転数算出部26は、上記の、傾きの大きさ、ランプの点灯電力の大きさ、外気温の高低の3つの値に基づいて、冷却ファン16の回転制御パターンとして所定パターンを選択または算出する(S105)。なお、周期、最大値、最小値、平均値などで決定される回転制御パターンのパターンは、傾きの大きさ、ランプの点灯電力の大きさ、外気温の高低に応じて、予め用意されたパターンテーブルから選択されるものであっても、その都度、演算により求められるものであっても良い。
そして、冷却ファン制御部27は、設定された回転制御パターンに基づいて、冷却ファン16の回転数を制御するものである(S106)。なお、上記の処理は、所定間隔で断続的に実行されて、画像投射装置1の傾き等に変化が生じた場合は、その都度、冷却ファン16の回転制御パターンが変更され、当該回転制御パターンに基づいて動作するよう冷却ファン16は制御される。
図7に、冷却ファン16の回転制御パターンの一例と当該回転制御パターンが適用された場合の管球部上部、管球部下部の温度変化を説明するグラフを示す。図7に示すグラフは、横軸が経過時間[sec]、縦軸は、ファン回転数Fについてはファン回転数[rpm]、管球部上部温度L1,管球部下部温度L2については温度[℃]を示している。また、破線で示す範囲R1は管球部上部の定格温度範囲、R2は管球部下部の定格温度範囲を示している。
ここで、通常時のように、ファン回転数Fを所定の一定値に制御した場合を考える。すなわち、ファン回転数Fを一定値で制御する場合、通常の使用形態(傾きがない、傾きが少ない)において、管球部上部温度L1および管球部下部温度L2が定格温度範囲R1,R2に収まるようなファン回転数Fで制御される。しかしながら、画像投射装置1の傾きが大きくなると、傾きの方向に応じて一方の温度が過冷却により低下、他方の温度が過昇温となり、ファン回転数Fをどのような一定値に設定しても、少なくとも管球部上部温度L1、管球部下部温度L2のいずれかが定格温度範囲R1,R2を外れた状態が継続してしまうこととなる。このような定格温度範囲R1,R2を外れた状態が継続すると、ランプの寿命が著しく低下してしまう。
これに対し、本実施形態において適用される冷却ファン16の回転制御パターンは、冷却ファン16のファン回転数Fが周期的に変化するパターンを有している。また、この回転制御パターンは、管球部上部温度L1および管球部下部温度L2を、それぞれについて設定された定格温度範囲R1,R2に周期的に入ったり外れたりさせるような回転数の範囲で設定されるものである。
具体的には、図7に示すように、例えば、経過時間t1でのファン回転数Faでは、管球部下部温度L2aは定格温度範囲R2を超えているが、管球部上部温度L1aは定格温度範囲R1内に収まっている。一方、経過時間t2でのファン回転数Fbでは、管球部上部温度L1bは定格温度範囲R1を下回っているが、管球部下部温度L2bは定格温度範囲R2内に収まっている。
このように、経過時間によって冷却ファン16の回転数を増減させるようにすることで、管球部上部温度L1および管球部下部温度L2ともに、回転制御パターンの周期の一部の時間では、定格温度範囲R1,R2内に入れることが可能である。
したがって、ランプの管球部の一部が継続して定格温度範囲を外れた状態となることを防止することができる。よって、ファン回転数を一定値に制御し、ランプの管球部の一部が継続して定格温度範囲を外れた状態となる場合に比べて、ランプ寿命の低下を抑制することができる。
以下に冷却ファン16の回転制御パターンの他の例について説明する。
傾きセンサ21で検出される画像投射装置1の傾きが大きいほど、冷却ファン16からの風が所望の気流とならず、管球部上部と管球部下部との温度差が生じやすいため、冷却ファン制御部27は、ファン回転数の変化の周期における回転数の最大値と最小値との差が大きくなるような回転制御パターンでの制御をすることが好ましい。
また、回転制御パターンのファン回転数の最大値と最小値の平均値、または単位時間当たりの平均値などを、基準値とすると、回転制御パターンの基準値は、外気センサ20により検出された外気温が高いほど高く、外気温が低いほど低く制御される。
また、上述のように高圧水銀ランプ4bの駆動電力は、入力された映像信号と、外光センサ22による設置環境の明るさに基づいて決定されるが、冷却ファン16の基準値は、高圧水銀ランプ4bの駆動電力が大きいほど高く、駆動電力が小さい低く制御される。
また、高圧水銀ランプ4bの駆動電力についても、冷却ファンの16の回転制御パターンの変化に応じて、周期的に変化する制御パターンを用いて制御することも好ましい。このように、高圧水銀ランプ4bの駆動電力を冷却ファン16の回転制御パターンと連動して周期的に変化させる制御とすることで、冷却ファン16の回転制御パターンにおける制御量(回転数の最大値と最小値の差)を少なくすることが可能となる。
尚、上述の実施形態は本発明の好適な実施の例ではあるがこれに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能である。
1 画像投射装置
2 外装カバー
3 光学エンジン
3a 照明ユニット
3b 投射ユニット
4 光源ユニット
4a ランプ電源
4b 高圧水銀ランプ
5 カラーホイール
6 ライトトンネル
7 リレーレンズ
8 平面ミラー
9 凹面ミラー
10 画像表示素子ユニット
10a DMD素子
11 吸気口
12 排気口
13 吸気ファン
14 排気ファン
15 スクリーン
16 冷却ファン
17 HDMI
18 VGA
19 コンポーネント信号
20 外気センサ
21 傾きセンサ
22 外光センサ
23 映像信号入力処理部
24 センサ入力処理部
25 ランプ電力算出部
26 冷却ファン回転数算出部
27 冷却ファン制御部
28 映像処理部
29 デバイス駆動制御部
特開2003−91047号公報

Claims (10)

  1. 光源からの照射光を用いて、表示素子上に表示された画像を、投射光学系を介して投射する画像投射装置において、
    前記光源を冷却する冷却ファンと、
    所定条件下で前記冷却ファンの回転数を一定値とする制御から周期的に変化する回転制御パターンでの制御に変化させる冷却制御手段と、を備えることを特徴とする画像投射装置。
  2. 画像投射装置の傾きを検出する傾き検出手段を備え、
    前記冷却制御手段は、前記傾き検出手段により検出された傾きが所定値以上の場合に、前記冷却ファンの回転数を一定値とする制御から周期的に変化する回転制御パターンでの制御に変化させることを特徴とする請求項1に記載の画像投射装置。
  3. 画像投射装置が傾きのない状態で設置された際の前記光源の管球部の鉛直方向上側を管球部上部、鉛直方向下側を管球部下部として、
    前記回転制御パターンの周期的な変化は、前記管球部上部および前記管球部下部の温度を、それぞれについて設定された定格温度の範囲に周期的に入れたり外れさせたりするものであることを特徴とする請求項1または2に記載の画像投射装置。
  4. 前記冷却制御手段は、
    前記傾き検出手段が検出する画像投射装置の傾きが大きいほど、
    前記冷却ファンの回転数の差が大きく変化する回転制御パターンでの制御に変化させることを特徴とする請求項2に記載の画像投射装置。
  5. 画像投射装置の外気温を検出する外気検出手段を備え、
    前記冷却制御手段は、前記外気検出手段で検出される外気温が高いほど、基準値が大きい回転制御パターンでの制御に変化させることを特徴とする請求項1から4までのいずれかに記載の画像投射装置。
  6. 画像投射装置が設置された環境の明るさを検出する外光検出手段と、
    前記光源の駆動電力を制御する光源制御手段と、を備え、
    該光源制御手段は、入力された映像信号と、前記外光検出手段による検出結果に基づいて、前記光源の駆動電力を制御することを特徴とする請求項1から5までのいずれかに記載の画像投射装置。
  7. 前記冷却制御手段は、前記光源制御手段で制御される前記光源の駆動電力が大きいほど、基準値が大きい回転制御パターンでの制御に変化させることを特徴とする請求項6に記載の画像投射装置。
  8. 前記光源制御手段は、前記冷却制御手段による前記冷却ファンの回転制御パターンの変化に応じて、前記光源の駆動電力を周期的に変化させることを特徴とする請求項6に記載の画像投射装置。
  9. 前記光源は、高圧水銀ランプであることを特徴とする請求項1から8までのいずれかに記載の画像投射装置。
  10. 光源からの照射光を用いて、表示素子上に表示された画像を、投射光学系を介して投射する画像投射装置の制御方法であって、
    前記光源を冷却する冷却ファンの回転数を、所定条件下で一定値とする制御から周期的に変化する回転制御パターンでの制御に変化させるようにしたことを特徴とする画像投射装置の制御方法。
JP2013214413A 2013-10-15 2013-10-15 画像投射装置および画像投射装置の制御方法 Pending JP2015079036A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013214413A JP2015079036A (ja) 2013-10-15 2013-10-15 画像投射装置および画像投射装置の制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013214413A JP2015079036A (ja) 2013-10-15 2013-10-15 画像投射装置および画像投射装置の制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2015079036A true JP2015079036A (ja) 2015-04-23

Family

ID=53010515

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013214413A Pending JP2015079036A (ja) 2013-10-15 2013-10-15 画像投射装置および画像投射装置の制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2015079036A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017076481A (ja) * 2015-10-13 2017-04-20 株式会社デンソー 電池パック

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017076481A (ja) * 2015-10-13 2017-04-20 株式会社デンソー 電池パック

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8979278B2 (en) Light source device and projection apparatus which adjusts a light emission state of first and second light sources based on one of detected light intensity values and an accumulated light emission time, and projection method and non-transitory storage medium
JP4752569B2 (ja) 投影装置、光源制御方法及びプログラム
JP5455275B2 (ja) 画像表示装置および光源冷却方法
JP2011033857A (ja) プロジェクター及びその制御方法
JP2005353890A (ja) 表示装置及びその調光方法
JP2011141411A (ja) プロジェクターおよびその制御方法
JP2007193337A (ja) 映像再生装置及びその制御方法
US20110170021A1 (en) Projector and control method thereof
KR20100081040A (ko) 영상 프로젝터의 영상 색상 손실 보상 방법 및 그 장치
JP6579362B2 (ja) 光源装置及び投影装置
JP4562411B2 (ja) 投射型映像表示装置
EP2957954A1 (en) Image projector and image projector control method
JP2009036870A (ja) プロジェクタ装置及びプロジェクタ装置の制御方法
JP6425058B2 (ja) 光源装置及び投影装置
JP2007279110A (ja) プロジェクタ
US9298073B2 (en) Projector and method for controlling projector
EP2416576A2 (en) Video projector
JP2006201328A (ja) プロジェクタ
US10264227B2 (en) Projection-type image display device
JP2009198640A (ja) プロジェクタ
JP2015079036A (ja) 画像投射装置および画像投射装置の制御方法
JP2017129725A (ja) プロジェクターおよびその制御方法
US9891512B2 (en) Image projection apparatus and storage medium storing light source power control program
JP2010091882A (ja) 投射型画像表示装置、送信機及び受信機
JP2014235220A (ja) 投射型表示装置