JP2007139864A - 不審会話検出装置、方法及びそれを用いた通信装置 - Google Patents

不審会話検出装置、方法及びそれを用いた通信装置 Download PDF

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Abstract

【課題】振り込め詐欺等の危険性のある会話を自動で検出し、ユーザに危険を報知する不審会話検出装置を提供する。
【解決手段】相手の会話の内容を単語又は文節として切りだし、各危険類型を識別するための第1類危険キーワードと比較して危険類型を推定する音声データ解析部と、その後に、その危険類型に特化してその危険類型と判定するための第2類危険キーワードを用いて、相手の会話の内容から切り出した単語又は文節を相手の意志を把握するのに必要なカテゴリーに分類して抽出し、あらかじめ登録されているその危険類型に該当する危険文章と抽出した単語又は文節を組み合わせて作成される文章とを比較し、一致する危険文章があらかじめ定めた閾値の回数出現した場合に、その会話を、特定された危険類型の会話であると判定する危険状況判断部とで構成される。
【選択図】図1

Description

本発明は、不審会話検出装置、方法及びそれを用いた通信装置に関し、特に、日常の社会生活における詐欺行為等の危険性のある会話を、当該会話の途中において識別して警告表示する不審会話検出装置、方法及びそれを用いた通信装置に関する。
近年、「振り込め詐欺」事件が急増している。
「振り込め詐欺」事件は、いわゆる「オレオレ詐欺」事件と呼ばれるもので、電話を利用して親族、警察官、弁護士等を装い、電話口に出た相手の心理的動揺を煽って、交通事故の示談金等の名目で、現金を預金口座等に振り込ませるなどの方法によりだまし取る詐欺事件をいう。
具体的には、電話で息子や孫を装い、「車で人を轢いてしまい、怪我させてしまった。このままでは業務上過失致傷で勾留される。物損事故扱いしてもらうには示談金が必要である。」などと言って現金をだまし取る手口や、息子や孫を装い、「借金の連帯保証人になってしまった。このままでは会社まで取り立てにこられ、会社を首になる。」などと言って現金をだまし取るものである。
新聞やテレビ等のニュースで報道されて、このような事件に巻き込まれる可能性があることを誰もが知っているにも関わらず、この種の詐欺は、手口がますます巧妙になっていることや、自分がいざ電話を受けてしまうと気が動転してしまい、冷静な判断ができなくなってしまうことから、一向に沈静化する気配がなく、近年、大きな社会問題になっている。
また、不安や動揺を煽ることによって不必要にもかかわらず高額な工事を行う悪質なリフォーム詐欺や、悪意目的で個人情報を聞き出そうとする電話など、現在の社会生活においては危険に満ちた不審な会話が溢れている。
このような会話内容を自動識別により客観的に内容を評価して、危険性のある会話に対して警告を発する技術が求められる。
会話内容を自動識別する技術として、録音された音声データからその録音内容の主題を識別する技術や、蓄積された電子メールの重要度の順に読み上げを行う技術が存在する。
留守番電話等に録音された音声データから、その録音された主題を識別して表示器に表示する技術が特開2004−96502号公報(特許文献1)に開示されている。この特開2004−96502号公報に開示された技術によれば、録音された音声データを音声認識して文書データに変換し、予め登録したキーワードと文書データとを照合することにより録音内容の主題を識別するものである。識別にあたっては、キーワードの出現頻度と、キーワードの重要度とを乗算してその乗算結果に基づいてそのキーワードが主題か否かを判定している。
また、蓄積された電子メールを順次音声で読み上げる装置において、蓄積された電子メールの内容の重要度に応じて読み上げる技術が特開平10−187191号公報(特許文献2)に開示されている。この特開平10−187191号公報に開示された技術によれば、電子メールの送信者属性、受信者属性により重要度をランク付けたり、表題や本文中から切り出したキーワードにより重要度をランク付けたりして、蓄積されている電子メールを重要度順にソートして読み上げる順番を決めている。
特開2004−96502号公報 特開平10−187191号公報
上述した特開2004−96502号公報に開示されている技術では、切り出したキーワードを主題として羅列するだけなので、録音内容が悪意に満ちた危険な内容か否かまでは識別ができない。また、特開平10−187191号公報に開示されている技術では、重要度別にランク付けすることが記載されているが、特に、本文中から切り出したキーワードによりどのようにして重要度をランク付けしているかまでの具体的な開示がされていない。
したがって、これらの技術を用いたとしても、振り込め詐欺、悪質リフォーム詐欺又は悪意目的での情報搾取のような悪意に満ちた危険な会話を、しかもその会話の最中に識別することはできなかった。
本発明の目的は、このような社会情勢に鑑み、振り込め詐欺等の危険性のある会話を自動で検出し、利用者に危険を報知する不審会話検出装置、方法及びそれを用いた通信装置を提供することにある。
本発明の不審会話検出装置によれば、会話の相手の音声データを単語又は文節として切りだし、会話内容の危険類型を識別するための第1の危険キーワードと比較して危険類型を特定する音声データ解析部と、会話内容が、前記の特定された危険類型と判定するための第2の危険キーワードを用いて、会話内容から切り出した単語又は文節を相手の意志を把握するのに必要なカテゴリーに分類して抽出し、あらかじめ登録されている前記の特定された危険類型に対応する危険文章と、前記の抽出した単語又は文節を組み合わせて作成される文章とを比較し、一致する危険文章があらかじめ定めた閾値の回数出現した場合に、その会話を、前記の特定された危険類型の会話であると判定する危険状況判断部とを備えたことを特徴とする。
また、前記の第1の危険キーワードは前記の危険類型毎に、かつキーワード毎に得点が付与されてあらかじめ決められており、前記の音声データ解析部は、比較した結果一致した単語又は文節に対応するキーワードに付与された得点を危険類型毎に累計し、当該累計値があらかじめ決めた閾値を最初に超えた危険類型を、当該会話の危険類型と特定する危険単語分類部を有する。
前記の危険単語分類部は、当該装置利用者の脈拍数、発汗量、体温、血圧値等の生体情報又は時刻情報を外部パラメータとして取り込み、当該外部パラメータに応じて前記の得点累計計算において重みを付加して累計値を算出することを特徴とする。
本発明の不審会話検出方法によれば、会話内容から不審会話を検出する不審会話検出方法において、会話の相手の音声データを単語又は文節として切りだす段階と、前記の切り出した単語又は文節を会話内容の危険類型を識別するための第1の危険キーワードと比較して危険類型を特定する段階と、会話内容を前記の特定された危険類型と判定するための第2の危険キーワードを用いて、会話内容から切り出した単語又は文節を相手の意志を把握するのに必要なカテゴリーに分類して抽出する段階と、あらかじめ登録されている前記の特定された危険類型に対応する危険文章と、前記の抽出した単語又は文節を組み合わせて作成される文章とを比較する段階と、一致する危険文章があらかじめ定めた閾値の回数出現した場合に、その会話を、前記特定された危険類型の会話であると判定する段階とを有することを特徴とする。
また、前記の第1の危険キーワードは前記危険類型毎に、かつキーワード毎に得点が付与されてあらかじめ決められており、前記の切り出した単語又は文節を会話内容の危険類型を識別するための第1の危険キーワードと比較して危険類型を特定する段階は、比較した結果一致した前記単語又は文節に対応するキーワードに付与された得点を前記危険類型毎に累計する段階と、当該累計値があらかじめ決めた閾値を最初に超えた危険類型を、当該会話の危険類型と特定する段階とを含むことを特徴とする。
さらに、前記の比較した結果一致した単語又は文節に対応するキーワードに付与された得点を前記の危険類型毎に累計する段階は、利用者の脈拍数、発汗量、体温、血圧値等の生体情報又は時刻情報を外部パラメータとして取り込む段階と、当該外部パラメータに応じて前記の得点累計計算において重みを付加して累計値を算出する段階とを含むことを特徴とする。
本発明の通信装置によれば、送話回路と受話回路を備えた通信装置において、 受話回路に接続して通話相手の音声を検出する会話検出手段と、前記の会話検出手段が検出した会話の相手の音声データを単語又は文節として切りだし、会話内容の危険類型を識別するための第1の危険キーワードと比較して危険類型を特定する音声データ解析手段と、会話内容が、前記の特定された危険類型と判定するための第2の危険キーワードを用いて、会話内容から切り出した単語又は文節を相手の意志を把握するのに必要なカテゴリーに分類して抽出し、あらかじめ登録されている前記の特定された危険類型に対応する危険文章と、前記の抽出した単語又は文節を組み合わせて作成される文章とを比較し、一致する危険文章があらかじめ定めた閾値の回数出現した場合に、その会話を、前記の特定された危険類型の会話であると判定する危険状況判断手段とを備えたことを特徴とする。
また、前記の第1の危険キーワードは前記の危険類型毎に、かつキーワード毎に得点が付与されてあらかじめ決められており、前記の音声データ解析手段は、比較した結果一致した前記単語又は文節に対応するキーワードに付与された得点を前記の危険類型毎に累計し、当該累計値があらかじめ決めた閾値を最初に超えた危険類型を、当該会話の危険類型と特定する危険単語分類手段を有することを特徴とする。
さらに、前記の危険単語分類手段は、当該装置利用者の脈拍数、発汗量、体温、血圧値等の生体情報又は時刻情報を外部パラメータとして取り込み、当該外部パラメータに応じて前記得点累計計算において重みを付加して累計値を算出することを特徴とする。
本発明に係る不審会話検出装置は、相手の会話の内容を単語又は文節として切りだし、各危険類型を識別するための第1類危険キーワードと比較して「振り込め詐欺」、「リフォーム詐欺」、「個人情報搾取」等の危険類型を推定し、その後に、その危険類型に特化してその危険類型と判定するための第2類危険キーワードを用いて、相手の会話の内容から切り出した単語又は文節を相手の意志を把握するのに必要な「対象物、動作、願望等」のカテゴリーに分類して抽出し、あらかじめ登録されているその危険類型に該当する危険文章と抽出した単語又は文節を組み合わせて作成される文章とを比較し、一致する危険文章があらかじめ定めた閾値の回数出現した場合に、その会話を、特定された危険類型の会話であると判定するようにした。
そのため、会話当事者の気が動転してしまい、冷静な判断ができなくなってしまっているような場合や、なんとなく胡散臭いけど不審か否かを判断しかねている場合や、判断能力に欠ける認知症の高齢者が対応してしまったような場合であったとしても、客観的に相手の会話内容を把握して、それが悪意に満ちた危険性のある会話であると判定した場合には、本装置の利用者に警報を発して注意を喚起することができる。
以下、添付の図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明に係る不審会話検出装置の実施の形態における要部の機能構成を説明する機能ブロック図である。
図1において、不審会話検出装置1は、会話音声を収集するマイク10、収集した会話音声を認識して音声データに変換する音声認識部11、音声データを単語又は文節に切り出して、1次分析メモリ14に蓄積されている危険キーワードと一致する単語又は文節を抽出する音声データ解析部12、抽出された危険キーワードと一致する単語又は文節から得られる情報に基づいて、危険状況の類型を識別し、2次分析メモリ15に蓄積されている危険状況類型毎の危険文を参照して、その危険状況類型に合致すると判断した場合に、表示部16に警報表示をする危険状況判断部13により構成される。
上記の構成により、本装置は、マイクから逐次入力される会話している相手の会話音声を音声データに変換し、その音声データに含まれる単語又は文節から、当該会話が危険な状況にあるのか否かを識別するものである。
なお、本装置は会話している相手の音声だけを分析するので、図示していないが、指向性マイクにより会話している相手の音声を拾い、たとえ本装置の利用者の会話音声を拾ったとしても両者の入力レベル差により利用者の会話音声を無視する構成にしても良いし、利用者の音声をあらかじめ登録しておき、利用者の会話音声が入っても登録音声との比較により利用者の会話を識別してそれを無視する構成をとっても良い。
また、本装置の利用形態の一例としては、本装置の使用者が会話の最中に必要と思われるときに電源を入れて機能を働かせ、不要と思われるときに電源を切って機能を停止させる形態であってもよいし、又は、会話音声データがあらかじめ決められた一定時間の間継続したことを識別したときに自動で電源が入って機能を働かせ、同じく予め決められた一定時間の間会話音声データが入力されなくなったことを識別したときに自動で電源を切って機能を停止させる形態であってもよい。
なお、通信装置に用いた実施例の構成は後述するが、機能や動作については直接に相手と会っての会話だけでなく、電話等での会話についても当然適用されるものとして説明する。
このように構成された本発明に係る不審会話検出装置の動作の骨子を図2乃至図6を適宜参照して説明する。
図2は、図1で説明した音声データ解析部12が有する機能を示す機能ブロック図である。また、図3は、図1で説明した危険状況判断部13が有する機能を示す機能ブロック図である。図6は、これらの音声データ解析部12と危険状況判断部13の動作を説明する動作フロー図である。
音声データ解析部12は、音声認識部11で変換した、現在会話中の相手の音声データを単語又は文節に切り出す単語切出し部120と、単語切出し部120で切り出された単語又は文節と一次分析メモリ14にあらかじめ蓄積されている危険キーワードとを逐次比較し、一致した単語又は文節を後述するように危険類型毎に蓄積して、現在行っている会話の内容が危険類型に該当するか否か、また該当する場合はどの危険類型に該当するのか、を判定する危険単語分類部121で構成される。
図6を参照すると、音声認識部11で変換した、現在会話中の相手の音声データは、音声データ解析部12の単語切出し部120に入力される(601)。単語切出し部120で切り出された単語又は文節は、危険単語分類部121に入力される(602)。危険単語分類部121は、一次分析メモリ14にあらかじめ蓄積されている危険類型毎の危険キーワードと比較して、会話の中から危険キーワードを抽出する(603)。
ここで、図4を参照して危険類型と一次分析メモリ14の構成を説明する。
危険類型とは、不審会話がどのような不審内容であるかを特定するものである。例えば、前述したような「振り込め詐欺」、「リフォーム詐欺」、「個人情報搾取」等を危険類型という。このような危険類型毎に特徴的な第1類の危険キーワードをあらかじめ調査して一次分析メモリ14の危険キーワード1類140として記憶している。ここで、「第1類」としているのは、ここで用いられる危険キーワードは、危険類型を特定する目的で使われるものであり、後述する危険判定のための危険キーワードと区別するためである。後者を「第2類の危険キーワード」と称する。
例えば、「振り込め詐欺」類型であれば、「借金、連帯保証人、取り立て、今日中、銀行、振り込んで等」を第1類危険キーワードとし、「リフォーム詐欺」類型であれば、「無料で建物の点検をさせていただいております。」と言って近づき、「床下の湿気がひどいから家屋倒壊の恐れがある。」「床下がシロアリの被害がひどく震度4以上の地震が来たら、崩壊する危険性がある。即時補修しないと危ない。」と動揺を煽ることから、「無料、点検、重大、欠陥、家屋倒壊、床下、湿気、即刻、補修、修理等」を第1類危険キーワードとする。
また「個人情報搾取」類型であれば、運輸業者等の社名を騙り、配達を装って小・中学校のクラス名簿や会社の社員名簿など個人の情報を聞き出すとか、旧住所に荷物が届いていると偽り、現在の住所電話番号を聞き出そうとする。例えば、「着払いで大量の荷物が届いている。伝票に電話番号の入っていない人がいるので、クラスの人の電話番号を教えてもらえないか」といった電話。また、県や市の職員、税務署職員等を装っての情報搾取もあり得る。税務署職員を装って、税金の還付金があるからと偽り、勤務先や電話番号、口座番号などの個人情報を聞き出そうとする。例えば、「県税事務所の管理のxxだが、息子さんの県民税について還付金があり、会社の給料に振り込むので勤務先を教えてほしい。」といった電話とか、「県の税務課だが、御主人に県民税の還付金があるので、会社の電話番号と携帯電話の番号を教えてほしい。」 といった電話などである。このような場合の第1類危険キーワードとしては、「住所、氏名、電話番号、勤務先、金融機関、口座番号、携帯電話の番号等」が登録される。
危険単語分類部121は、切り出された単語又は文節と第1類危険キーワードとを比較して、一致している単語又は文節を、一次分析メモリ14の単語解析結果書き込みエリア141の各類型のエリア毎に蓄積してゆく。第1類危険キーワードには、その不審度に応じた重みが付けられ、危険単語分類部121は、第1類危険キーワードの出現頻度とともに危険度を計数して行き、危険度ポイントが閾値に達した危険類型がある場合に、現在の会話はその危険類型に該当する危険性があることを判定する(604)。
危険類型を特定した危険単語分類部121は、表示部16に対して一次警報を送出して危険会話の可能性があることを利用者に通知する。
次に、現在行われている会話が、ある特定の危険類型に該当すると危険単語分類部121で判定した場合、それ以降は、その特定した危険類型に特化した第2類の危険キーワードの評価を実施して、危険会話の危険度を最終確認する。
危険状況判断部13の危険状況類型識別部130は、単語切出し部120で切り出された単語又は文節と二次分析メモリ15にあらかじめ蓄積されている、特定された危険類型の第2類の危険キーワードとの比較を行い、一致した単語又は文節をその危険類型エリアに、グループ毎に分類して蓄積する(605)。このグループ分類は、会話をしている相手の意志を判定することを目的として、例えば、会話中の単語又は文節を「対象物、動作、願望等」に分類して蓄積する。
図5は、二次分析メモリ15の構成を示す模式図である。
危険キーワード2類150は、危険判断を行うためにあらかじめ記憶している各危険類型に対応した第2類の危険キーワードである。単語解析結果書き込みエリア151は、危険状況類型識別部130がこれらの第2類危険キーワードと会話中の単語又は文節と比較し、一致する単語又は文節を前述のグループ毎に分類して蓄積するエリアである。危険文記憶エリア152は、危険類型の代表的な後述する危険文章をあらかじめ記憶している。
危険判定部131は、危険状況類型識別部130が分類、蓄積した第2類危険キーワードをグループ毎に並び替えて文章を作成し(606)、並び替え作成した文章と二次分析メモリ15の危険文記憶エリア152にあらかじめ登録されている、当該危険類型に該当する危険文章との比較を行い、一致する危険文章を検出した場合に、二次警報を送出して、危険会話であることを利用者に警告する。
ここで、第2類の危険キーワードとグループ分類および危険文について説明する。
危険状況判断部13は、会話の内容から相手の意志を抽出することを主眼とする。そのために、会話の中から相手の意志が現れる単語又は文節を各危険類型に対応させて第2類危険キーワードとしてあらかじめ登録しておく。会話である以上は、「(相手は、自分に、)何を、どうしてほしい」という相手の願望が必ず含まれるはずである。また、その見返りとして、「(相手が、自分に、)何を、提案する」という意志も含まれる場合がある。そこで、例えば、会話中から切り出した単語又は文節を「何を:対象物」、「どうする:動作」、「して欲しい/します:願望/提案」に分類する。なお、「提案」の場合には「何を:対象物」の代わりに「程度」を表す又は示す表現を用いる方が効果的である。
一方で、各危険類型に対応した危険文章をあらかじめ何パターンか登録しておく。例えば、「振り込め詐欺」類型であれば「金銭に係わる要求」を、「リフォーム詐欺」類型であれば「メリットを提示する提案」や「契約に係わる要求」、そして「個人情報搾取」類型であれば「情報に係わる要求」をそれぞれ危険文章として登録しておく。
第2類危険キーワード、グループ分類及び危険文章の例を示すと次の通りとなる。
「金銭に係わる要求」の例としては、「(お金、保証金、示談金、一時金:対象物)を(振り込んで、預けて:動作)(欲しい、いただきたい、ください、もらいたい:願望)」のような単語を組み合わせた文章が危険文章となる。「メリットを提示する提案」の例としては、「(無料、無償、タダ、格安:程度)で(点検、検査、提供:動作)(します、いたします:提案)」のような単語を組み合わせた文章、「契約に係わる要求」の例としては、「(契約、購入:対象物)を(して:動作)(欲しい、いただきたい、もらいたい:願望)」のような単語を組み合わせた文章が危険文章となる。「情報に係わる要求」の例としては、「(お名前、おところ、氏名、住所、電話番号、勤務先、口座番号、金融機関:対象物)を(教えて、確認:動作)(欲しい、いただきたい、ください、もらいたい:願望)」のような単語を組み合わせた文章が危険文章となる。なお、分類に際しては、ばらばらに分類することなく、ある程度、動作と願望/提案を関連づけて比較分類しておくようにする。例えば、「xxxに行ってください。」と「yyyを教えてください。」の場合であれば、同じ「ください」でも前者は危険キーワードとの関連がないので抽出せず、後者は危険キーワードとの関連があるので抽出するようにする。
図6に戻って説明すると、危険状況判断部13の危険状況類型識別部130が会話から抽出した、第2類危険キーワードと一致した単語又は文節を危険類型エリアに、グループ毎に分類して蓄積すると、危険判定部131は、グループ分類されて蓄積されているそれらの単語又は文節を並び替え、あらかじめ登録されている危険文章に該当する文章になるか否かを判定する(607)。登録されている危険キーワードを抽出した回数があらかじめ決めた閾値を超えた場合に、その会話が危険会話であると判定して二次警報を送出して利用者に通知する。
本発明に係る不審会話検出装置の動作の骨子を以上に説明したので、全体動作について図7を参照して説明する。
会話が開始され(701)、本装置の機能が働くと、現在会話中の相手の音声は音声認識部11で認識されて音声データに変換されて出力される(702)。音声データは逐次、音声データ解析部12の単語切出し部120に入力されて単語又は文節に切り出される(703)。
例えば、電話での会話で、相手から、「借金の連帯保証人になってしまった。このままでは会社まで取り立てにこられ、会社を首になる。今日中に、銀行に100万円を振り込んで欲しい。」という音声を受信した場合、「借金」「連帯保証人」「なってしまった」「このまま」「会社」「取り立て」「会社」「首」「なる」「今日中」「銀行」「100万円」「振り込んで」「欲しい」が単語または文節として抽出される。
危険類型が特定されていない段階(704:無)では、その特定のために一次分析メモリ14にあらかじめ登録され、危険類型分類が付されている第1類危険キーワードとの比較を、音声データ解析部12の危険単語分類部121にて行う(705)。危険キーワードとの比較結果が一致した単語又は文節は一次分析メモリ14の単語解析結果書き込みエリア141の該当する危険類型エリアに書き込んでゆく(705:一致)。比較結果が一致しないものは破棄して、順次、次の切りだし単語又は文節の比較を行う(705:不一致)。
危険単語分類部121は、単語解析結果書き込みエリア141に危険キーワードと一致した単語又は文節が蓄積されると逐次ポイントを計算し、危険類型毎にポイント累計を算出する(706)。
一次分析メモリ14にあらかじめ登録されている第1類危険キーワードのそれぞれには、各単語又は文節の危険ポイントが付されている。「振り込め詐欺」類型を例にすると、「借金」=10ポイント、「連帯保証人」=10ポイント、「取り立て」=10ポイント、「今日中」=20ポイント、「銀行」=50ポイント、「振り込んで」=50ポイント、「金銭関連単語」=100ポイントのように、危険性の高い単語又は文節に高いポイントを対応付けて保存されている。また、出現頻度に応じて上記ポイントにさらに重みが付けられる。単純な例としては、出現回数の倍数を乗じる方法をとってもよい。さらに、各危険類型の会話と類推するための累計値を閾値として登録している。例えば、「振り込め詐欺」類型では「危険ポイント閾値=200」が登録されているものとする。
上記例の会話の場合には、「借金」、「連帯保証人」、「取り立て」、「今日中」、「銀行」、「振り込んで」、「100万円(金銭関連単語)」が一致するため、危険単語分類部121は、それぞれの単語又は文節を一次解析メモリ14の単語解析結果書き込みエリア141の「振り込め詐欺」類型の書き込みエリアに書き込んで行く。そして、それぞれの危険ポイントを加算して、累計=250ポイントを算出する。
危険単語分類部121は、上記のように危険ポイントの累計値と閾値との比較を行い、この危険ポイント累計が閾値を超えた危険類型の有無を確認する(707)。いずれの危険類型においても閾値を超えていない段階(707:無)では、会話の継続に従って上記の処理を繰り返している(709:継続中)。
一方、上記例の会話のように、危険ポイント累計=250ポイントが、危険ポイント閾値=200ポイントを超えた場合に、危険単語分類部121は、現在行われている会話が当該閾値を超えた危険類型に該当すると類推する(707:有)。この場合は、「振り込め詐欺」類型の危険性を特定する。
これ以降の処理は、特定した危険類型の確定を行う処理に移行する。そのため、危険単語分類部121は、危険類型が特定されたことを利用者に通知する一次警報を送出するとともに、特定された危険類型に対応したフラグを立てる(708)。また、このとき、これまでに蓄積した第1類危険キーワードに一致する単語又は文節で、第2類危険キーワードにも対応するものは、二次分析メモリ15の単語解析結果書き込みエリア151の該当する危険類型のエリアに、グループ分類して転送する。
このような処理を経た後、継続している会話からの単語又は文節切り出し後の処理は、特定した危険類型に特化した処理に移行する(707:有)。
単語切りだし部120で切り出された単語又は文節は、危険状況判断部13の危険状況類型識別部130に入力される。
危険状況類型識別部130は、危険単語分類部121で特定されてフラグが立てられた危険類型に対応する第2類危険キーワードと単語切りだし部120で切り出された単語又は文節との比較を行う(710)。危険キーワードとの比較結果が一致した単語又は文節は二次分析メモリ15の単語解析結果書き込みエリア151の該当する危険類型エリアに、グループ分類に従って書き込んでゆく(710:一致、711)。なお、第2類危険キーワードには前述した「対象物」、「動作」、「願望/提案」、「提案」、「程度」等のグループ分類も付されている。
比較結果が一致しないものは破棄して、順次、次の切りだし単語又は文節の比較を行う(710:不一致)。
危険状況判断部13の危険判断部131は、単語解析結果書き込みエリア151の該当する危険類型エリアにグループ分類に従って蓄積された単語又は文節を、適宜並び替えて文書を作成する。そして、その作成した文章とあらかじめ登録されている危険文章との比較を行い、その一致/不一致を判定する(712)。
一致する危険文章がある場合は、一致回数を計数しておき、あらかじめ決めた閾値の回数を超えた場合には当該危険類型の会話と判定して二次警報を送出する(713:超えた)。
例えば、上述した例の場合、単語または文節として抽出された「借金」「連帯保証人」「なってしまった」「このまま」「会社」「取り立て」「会社」「首」「なる」「今日中」「銀行」「100万円」「振り込んで」「欲しい」から、第2類危険キーワードに該当する「100万円」「振り込んで」「欲しい」が、それぞれ「対象物、動作、願望」にグループ分類されて「振り込め詐欺」類型の書き込みエリアに蓄積される。危険文章としては、前述したように「(お金、保証金、示談金、一時金:対象物)を(振り込んで、預けて:動作)(欲しい、いただきたい、ください、もらいたい:願望)」のような単語を組み合わせた文章が危険文章として登録されているので、抽出された「100万円・振り込んで・欲しい」が危険文章と一致するとして判定される。
以上説明したように、本発明に係る不審会話検出装置は、相手の会話の内容を単語又は文節として切りだし、各危険類型を識別するための第1類危険キーワードと比較して危険類型を推定し、その後に、その危険類型に特化してその危険類型と判定するための第2類危険キーワードを用いて、相手の会話の内容から切り出した単語又は文節を相手の意志を把握するのに必要なカテゴリーに分類して抽出し、あらかじめ登録されているその危険類型に該当する危険文章と抽出した単語又は文節を組み合わせて作成される文章とを比較し、一致する危険文章があらかじめ定めた閾値の回数出現した場合に、その会話を、特定された危険類型の会話であると判定するようにした。
そのため、会話当事者の気が動転してしまい、冷静な判断ができなくなってしまっているような場合や、なんとなく胡散臭いけど不審か否かを判断しかねている場合や、判断能力に欠ける認知症の高齢者が対応してしまったような場合であったとしても、客観的に相手の会話内容を把握して、それが悪意に満ちた危険性のある会話である場合には、本装置の利用者に警報を発して注意を喚起することができる。
上記の実施例では、説明を簡単にするために、本装置の特徴的な機能部分を中心にして説明した。本装置は、単体で実施して、相手と直接会って会話する場面で使う装置として構成してもよいし、有線電話機、携帯電話機、IP電話機、その他様々な通話装置に組み込まれて、通信を利用した会話において使うように構成されてもよい。
図8は、本発明に係る不審会話検出装置の他の実施例を示すブロック構成図である。本実施例では、図1に示した基本的な実施例に加えて、カメラ86、データ記憶部88、外部パラメータ入力部87をさらに備えて構成される。
カメラ86は、直接会って会話する場面において、会話の相手の写真を撮影し、データ記憶部88に蓄積する。なお、音声認識した会話の音声データもデータ記憶部88に蓄積しておき、本会話があったことの証明証拠等として後日使うことができる。
また、外部パラメータ入力部は、利用者の脈拍数、発汗量、体温、血圧値等の生体情報や時刻情報等を外部パラメータとして取り込み、危険類型の特定の際の危険キーワードの危険ポイントや出現頻度による重み付けに加えて、別の観点での評価ポイントとして使うことができるパラメータを入力する部分である。
例えば、振り込め詐欺は午後2時〜3時の間の時間帯に被害が多いという傾向にあるので、時刻情報に基づいてその時間帯は危険ポイントを10%加算して計算するとか、心拍数、体温、汗の量、血圧など体の状況を感知するセンサを取り付けておき、それらの変化を感知して利用者の興奮度や気の動転具合を評価して危険ポイントに重みを加える等の方法が可能となる。このように、危険キーワードの危険ポイントだけでなく、他のパラメータを評価ポイント計算の補助として使えば、本装置の危険会話検出効果をさらに向上させることができる。
図9は、本発明に係る不審会話検出装置を通信装置に組み込んだ場合の実施例を示すブロック構成図である。通信装置の場合は、受話回路に乗ってくる相手音声をモニタする会話検出部90と、図1に示した音声認識部、音声データ解析部及び危険状況判断部の機能を制御部92に組み込み、一次及び二次分析メモリをメモリ93に割り当てることにより構成される。
以上説明した本発明に係る不審会話検出装置は、危険類型の特定及び危険類型の判定でそれぞれ一次警報及び二次警報を送出する構成をとっている。これらの警報をどのように使うかは任意である。警告音を発する、バイブレータにより無音で利用者に通知する、メモリ等にあらかじめ設定してある連絡先に電子メールや電話で通知する、電話での会話であれば撃退メッセージを相手に送出するとか強制切断する等が一般的に採用され得る。また、図8で説明した他の実施例であれば、データ記憶部に記録した相手の写真や会話内容の音声データをあらかじめ設定してある連絡先に電子メールの添付情報として送信することもできる。
また、分析メモリにあらかじめ登録する危険キーワードや危険文章は、本装置を製造するメーカーが出荷時に登録しておく方法、ユーザが個別に手入力する方法、インターネットの危険キーワードや危険文章供給サイトからダウンロードして登録する方法、SDカードなどの外部記憶装置から読み込み登録しておく方法やこれらを複数組み合わせた方法が考えられる。これにより、将来、変化していく巧妙な手口に逐次対応することができる。
本発明に係る不審会話検出装置の実施の形態における要部の機能構成を説明する機能ブロック図である。 音声データ解析部が有する機能を示す機能ブロック図である。 危険状況判断部が有する機能を示す機能ブロック図である。 一次分析メモリの構成を示す模式図である。 二次分析メモリの構成を示す模式図である。 音声データ解析部と危険状況判断部の動作を説明する動作フロー図である。 本発明に係る不審会話検出装置の全体動作を説明するフロー図である。 本発明に係る不審会話検出装置の他の実施例を示すブロック構成図である。 本発明に係る不審会話検出装置を通信装置に組み込んだ場合の実施例を示すブロック構成図である。
符号の説明
1 不審会話検出装置
10 マイク
11 音声認識部
12 音声データ解析部
120 単語切出し部
121 危険単語分類部
13 危険状況判断部
130 危険状況類型識別部
131 危険判断部
14 一次分析メモリ
140 危険キーワード1類
141 単語分析結果書き込みエリア
15 二次分析メモリ
150 危険キーワード2類
151 単語分析結果書き込みエリア
152 危険文記憶エリア
16 表示部

Claims (9)

  1. 会話内容から不審会話を検出する不審会話検出装置において、
    会話の相手の音声データを単語又は文節として切りだし、会話内容の危険類型を識別するための第1の危険キーワードと比較して危険類型を特定する音声データ解析部と、
    会話内容が、前記特定された危険類型と判定するための第2の危険キーワードを用いて、前記会話内容から切り出した単語又は文節を相手の意志を把握するのに必要なカテゴリーに分類して抽出し、あらかじめ登録されている前記特定された危険類型に対応する危険文章と、前記抽出した単語又は文節を組み合わせて作成される文章とを比較し、一致する危険文章があらかじめ定めた閾値の回数出現した場合に、その会話を、前記特定された危険類型の会話であると判定する危険状況判断部と
    を備えたことを特徴とする不審会話検出装置。
  2. 前記第1の危険キーワードは前記危険類型毎に、かつキーワード毎に得点が付与されてあらかじめ決められており、前記音声データ解析部は、比較した結果一致した前記単語又は文節に対応するキーワードに付与された得点を前記危険類型毎に累計し、当該累計値があらかじめ決めた閾値を最初に超えた危険類型を、当該会話の危険類型と特定する危険単語分類部を有することを特徴とする請求項1に記載の不審会話検出装置。
  3. 前記危険単語分類部は、当該装置利用者の脈拍数、発汗量、体温、血圧値等の生体情報又は時刻情報を外部パラメータとして取り込み、当該外部パラメータに応じて前記得点累計計算において重みを付加して累計値を算出することを特徴とする請求項2に記載の不審会話検出装置。
  4. 会話内容から不審会話を検出する不審会話検出方法において、
    会話の相手の音声データを単語又は文節として切りだし、
    前記切り出した単語又は文節を会話内容の危険類型を識別するための第1の危険キーワードと比較して危険類型を特定し、
    会話内容を前記特定された危険類型と判定するための第2の危険キーワードを用いて、前記会話内容から切り出した単語又は文節を相手の意志を把握するのに必要なカテゴリーに分類して抽出し、
    あらかじめ登録されている前記特定された危険類型に対応する危険文章と、前記抽出した単語又は文節を組み合わせて作成される文章とを比較し、
    一致する危険文章があらかじめ定めた閾値の回数出現した場合に、その会話を、前記特定された危険類型の会話であると判定する
    ことを特徴とする不審会話検出方法。
  5. 前記第1の危険キーワードは前記危険類型毎に、かつキーワード毎に得点が付与されてあらかじめ決められており、前記切り出した単語又は文節を会話内容の危険類型を識別するための第1の危険キーワードと比較して危険類型を特定する段階は、
    比較した結果一致した前記単語又は文節に対応するキーワードに付与された得点を前記危険類型毎に累計し、
    当該累計値があらかじめ決めた閾値を最初に超えた危険類型を、当該会話の危険類型と特定する
    ことを特徴とする請求項4に記載の不審会話検出方法。
  6. 前記比較した結果一致した前記単語又は文節に対応するキーワードに付与された得点を前記危険類型毎に累計する段階は、
    利用者の脈拍数、発汗量、体温、血圧値等の生体情報又は時刻情報を外部パラメータとして取り込み、
    当該外部パラメータに応じて前記得点累計計算において重みを付加して累計値を算出する
    ことを特徴とする請求項5に記載の不審会話検出方法。
  7. 送話回路と受話回路を備えた通信装置において、
    前記受話回路に接続して通話相手の音声を検出する会話検出手段と、
    前記会話検出手段が検出した会話の相手の音声データを単語又は文節として切りだし、会話内容の危険類型を識別するための第1の危険キーワードと比較して危険類型を特定する音声データ解析手段と、
    会話内容が、前記特定された危険類型と判定するための第2の危険キーワードを用いて、前記会話内容から切り出した単語又は文節を相手の意志を把握するのに必要なカテゴリーに分類して抽出し、あらかじめ登録されている前記特定された危険類型に対応する危険文章と、前記抽出した単語又は文節を組み合わせて作成される文章とを比較し、一致する危険文章があらかじめ定めた閾値の回数出現した場合に、その会話を、前記特定された危険類型の会話であると判定する危険状況判断手段と
    を備えたことを特徴とする通信装置。
  8. 前記第1の危険キーワードは前記危険類型毎に、かつキーワード毎に得点が付与されてあらかじめ決められており、前記音声データ解析手段は、比較した結果一致した前記単語又は文節に対応するキーワードに付与された得点を前記危険類型毎に累計し、当該累計値があらかじめ決めた閾値を最初に超えた危険類型を、当該会話の危険類型と特定する危険単語分類手段を有することを特徴とする請求項7に記載の通信装置。
  9. 前記危険単語分類手段は、当該装置利用者の脈拍数、発汗量、体温、血圧値等の生体情報又は時刻情報を外部パラメータとして取り込み、当該外部パラメータに応じて前記得点累計計算において重みを付加して累計値を算出することを特徴とする請求項8に記載の通信装置。
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