JP2016071068A - 通話解析装置、通話解析方法および通話解析プログラム - Google Patents

通話解析装置、通話解析方法および通話解析プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】詐欺電話の検知精度を向上する通話解析装置、通話解析方法および通話解析プログラムを提供する。
【解決手段】通話解析装置10は、第1のグループに属する者の音声である第1の音声データを記憶する。第1のグループに属さず、第2のグループに属する者の音声である第2の音声データを記憶する。そして、電話端末から通話中の音声データを取得する。その後、取得された通話中の音声データと第1の音声データとを照合し、通話中の音声データと第2の音声データとを照合して、通話中の相手が第1のグループに属するか否かを判定する。
【選択図】図2

Description

本発明は、通話解析装置、通話解析方法および通話解析プログラムに関する。
近年、電話を用いた振り込め詐欺の件数や被害額は、数年前と比較しても増加傾向にある。振り込め詐欺の対策として、会話を録音する旨のメッセージを事前に再生する機能や迷惑電話のリストにある電話番号からの着信を拒否する機能などを有する電話機等がある。
また、電話端末が、電話中の音声を録音してサーバに送信し、サーバが、過去の詐欺犯罪者の音声リストと電話端末から受信した音声とを比較して、詐欺か否かを判定する詐欺防止システムも知られている。
特開2008−210085号公報
しかしながら、上記技術では、日々進化する詐欺手法に対応することが難しい。近年では、海外を経由した手口、新たな詐欺手法、詐欺か否かの判断が難しい巧妙な手口が日々生まれ、詐欺犯罪者も増加傾向にある。したがって、上記技術では、過去の犯罪者の音声リストが膨大になるとともに当該音声リストの更新が頻繁になり、効果的ではない。
開示の技術は、上記に鑑みてなされたものであって、詐欺電話の検知精度を向上させることができる通話解析装置、通話解析方法および通話解析プログラムを提供することを目的とする。
本願の開示する通話解析装置は、一つの態様において、第1のグループに属する者の音声である第1の音声データを記憶する第1記憶部と、前記第1のグループに属さず、第2のグループに属する者の音声である第2の音声データを記憶する第2記憶部と、電話端末から通話中の音声データを取得する取得部と、前記取得部によって取得された前記通話中の音声データと前記第1の音声データとを照合し、前記通話中の音声データと前記第2の音声データとを照合して、前記通話中の相手が前記第1のグループに属するか否かを判定する判定部とを有する。
本願の開示する通話解析装置、通話解析方法および通話解析プログラムの一つの態様によれば、詐欺電話の検知精度を向上させることができる。
図1は、実施例1に係るシステムの全体構成例を示す図である。 図2は、実施例1に係る通話解析装置の機能構成を示す機能ブロック図である。 図3は、テキストDBに記憶される情報の例を示す図である。 図4は、電話端末側で実行される処理の流れを示すフローチャートである。 図5は、通話中処理の流れを示すフローチャートである。 図6は、通話後処理の流れを示すフローチャートである。 図7は、通話後処理の流れを示すフローチャートである。 図8は、音声認識と比較処理の具体例を説明する図である。 図9は、比較処理と学習処理の具体例を説明する図である。 図10は、実施例2に係る通話解析装置の機能構成を示す機能ブロック図である。 図11は、ストーリー辞書DBに記憶される情報の例を示す図である。 図12は、ストーリー辞書を用いた判定処理の流れを示すフローチャートである。 図13は、ストーリーの学習例を説明する図である。 図14は、複数人の音声データからストーリーを学習する例を説明する図である。 図15は、ハードウェア構成例を説明する図である。
以下に、本願の開示する通話解析装置、通話解析方法および通話解析プログラムの実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
[全体構成]
図1は、実施例1に係るシステムの全体構成例を示す図である。図1に示すように、このシステムは、家庭1と通話解析システムを有する。家庭1は、ユーザの家庭内ネットワークであり、電話端末2、SDカード3、モジュラー4、ブロードバンドルータ5、無線LAN(Local Area Network)ルータ6、サービスアダプタ7、端末8を有する。
電話端末2は、音声通話を実行する端末である。SDカード3は、電話端末2に挿入されたSDカードであり、WiFi(Wireless Fidelity)機能を有し、無線通信可能な装置である。
SDカード3は、電話端末2から音声データを取得して通話解析装置10に送信する装置であり、電話端末2に挿入されている。例えば、SDカード3は、電話端末2から通話中の音声データを随時取得して通話解析装置10に随時送信することもでき、電話端末2から通話中の音声データを取得して一定時間蓄積した後、通話解析装置10に送信することもできる。また、SDカード3は、電話端末2から通話中の音声データを取得して蓄積しておき、通話終了後、通話中に蓄積した音声データを通話解析装置10に送信することもできる。
モジュラー4は、電話回線と接続する端子である。ブロードバンドルータ5は、インターネットに接続するルータである。無線LANルータ6は、無線LANを構築するルータであり、SDカード3を含む家庭1内の端末8に無線LANを提供する。サービスアダプタ7は、各種システム間を連携するアダプタであり、家庭内ネットワークと通話解析システムとをL2VPN(レイヤ2 Virtual Area Network)9を接続する。端末8は、パソコン、携帯端末、情報家電などの情報処理装置である。
通話解析システムは、少なくとも1台の通話解析装置10を有するシステムである。通話解析装置10は、電話端末2を用いてやり取りされる音声データを、L2VPN9を介して、SDカード3から取得する。
このような状況において、通話解析装置10は、第1のグループに属する者の音声である第1の音声データを記憶する。通話解析装置10は、第1のグループに属さず、第2のグループに属する者の音声である第2の音声データを記憶する。そして、通話解析装置10は、電話端末1から通話中の音声データを取得する。その後、通話解析装置10は、取得された通話中の音声データと第1の音声データとを照合し、通話中の音声データと第2の音声データとを照合して、通話中の相手が第1のグループに属するか否かを判定する。
例えば、通話解析装置10は、電話端末2から通話中の音声データを取得して、通話相手が詐欺を企てる悪意のある第三者100か否かを判定する。そして、通話解析装置10は、通話相手が悪意のある第三者100であると判定した場合、各種警告を出力する。したがって、通話解析装置10は、詐欺電話の検知精度を向上させることができる。
また、通話解析装置10は、第三者100からの電話であると判定した場合、警告処理を実行することができる。例えば、通話解析装置100は、第三者100が家族内のいずれかの名前を名乗った場合、名乗られた家族110の電話番号に発信して、本人が電話中であるか確認する。また、通話解析装置100は、通話終了後に、家庭1の電話端末2に発信して、注意を促すこともできる。
[機能構成]
図2は、実施例1に係る通話解析装置の機能構成を示す機能ブロック図である。図2に示すように、通話解析装置10は、通信制御部11、記憶部12、制御部13を有する。
通信制御部11は、他の装置との通信を制御する処理部であり、例えば無線LANインタフェースや有線インタフェースなどである。記憶部12は、制御部13が実行するプログラムや各種データを記憶する記憶装置であり、例えばハードディスクやメモリなどである。この記憶部12は、ホワイトリストDB12a、ブラックリストDB12b、テキストDB12c、電話番号DB12dを有する。
ホワイトリストDB12aは、悪意のある第三者100以外の音声データをホワイトリストとして記憶するデータベースであり、例えば家庭1の家族の各音声データを記憶する。なお、ホワイトリストDB12aは、家族内の各個人に対応付けて、複数の音声データを記憶することができる。この結果、各個人について、健康な時の音声データ、風邪気味の時の音声データ、通話品質が悪い時の音声データなど様々な音声データを記憶することができるので、家族からの通話を適切に特定することができ、システムの信頼性低下を抑制できる。
ブラックリストDB12bは、悪意のある第三者100の音声データを記憶するデータベースであり、例えばいわゆる振り込め詐欺を行った犯罪者の音声データをブラックリストとして記憶する。
テキストDB12cは、家庭1の住民(家族)の会話の特徴に基づいて生成された第1のテキストデータを記憶するデータベースであり、例えばホワイトリストDB12aに記憶される音声データから生成されたテキストデータを記憶する。
図3は、テキストDBに記憶される情報の例を示す図である。図3に示すように、テキストDB12cは、「登録名、分析対象、特徴、辞書、信頼度」を対応付けて記憶する。「登録名」は、テキストデータの対象者を示し、「分析対象」は、テキストデータの分析対象を示し、「特徴」は、話し方の特徴を示す。「辞書」は、特徴的な表現やキーワードを示し、「信頼度」は、分析対象の信頼度を示す。なお、ここで例示した分析対象や特徴は、あくまで一例であり、任意に追加変更することができる。
図3の例では、各登録者に対して呼称分析、語尾・癖分析、声違和感分析を行う情報が記憶されている。例えば、タロウについて、会話時に家庭1の家族を呼ぶ際の特徴が「お母さんの××、お母さんから××、お母さんと××」であり、この呼称と一致しない場合は信頼度を「−10」することを示す。また、タロウの会話時の語尾の特徴が「○○したのよ、□□したのよ、△△したからね」であり、この語尾の特徴と一致しない場合に信頼度を「−5」することを示す。また、「声がいつもと・・・、風邪で喉が・・・」が声違和感分析のキーワードとして登録されており、このキーワードと一致した場合に信頼度を「−20」することを示す。
電話番号DB12dは、家庭1の家族の電話番号を記憶するデータベースであり、例えばタロウの電話番号、ジロウの電話番号、ハナコの電話番号などを記憶する。
制御部13は、通話解析装置10全体の処理を司る処理部であり、例えばプロセッサなどである。この制御部13は、VPN接続部14、音声取得部15、音声認識部16、照合部17、警告部18、学習部19を有する。このVPN接続部14、音声取得部15、音声認識部16、照合部17、警告部18、学習部19は、例えばプロセッサが有する電子回路などの一例やプロセッサが実行するプロセスなどの一例である。
VPN接続部14は、家庭1と通話解析装置10とをVPN接続する処理部である、例えば、SDカード3からのVPN接続要求に応答して、家庭1と通話解析装置10とをVPNで接続する。
音声取得部15は、家庭1のSDカード3から、電話端末2でやり取りされる音声データを取得する。例えば、音声取得部15は、家庭1の住民が電話端末2を介して通話している通話中の通話相手の音声データを、SDカード3から取得する。この音声取得部15は、取得した音声データを照合部17通知する。
音声認識部16は、音声取得部15によって取得された音声データを音声認識してテキストデータを生成する処理部である。この音声認識部16は、生成したテキストデータを照合部17に通知する。
照合部17は、電話端末2の通話中の相手が悪意のある第三者か否かを検出する処理部であり、音声照合部17aとテキスト照合部17bを有する。
音声照合部17aは、音声取得部15によって取得された音声データとホワイトリストDB12aに記憶される音声データとを照合し、音声取得部15によって取得された音声データとブラックリストDB12bに記憶される音声データとを照合する処理部である。
例えば、音声照合部17aは、通話中の音声データとホワイトリストの各音声データとを声紋認証し、通話中の音声データとブラックリストの各音声データとを声紋認証し、その結果を警告部18や学習部19に出力する。
一例をあげると、音声照合部17aは、音声照合部17aは、ブラックリストに一致する場合は信頼度「−50」、ホワイトリストに一致しない場合は信頼度「−50」とし、合計「−100」を警告部18や学習部19に出力する。また、音声照合部17aは、ブラックリストに一致する場合は信頼度「−50」、ホワイトリストに一致する場合は信頼度「+50」とし、合計「0」を警告部18や学習部19に出力する。
また、音声照合部17aは、音声データとブラックリストが一致した場合、当該音声データにラベル「他人」を付加する。同様に、音声照合部17aは、音声データとブラックリストおよびホワイトリストとが不一致の場合、当該音声データにラベル「他人」を付加する。一方、音声照合部17aは、音声データとホワイトリストが一致した場合、当該音声データにラベル「家族」を付加する。
テキスト照合部17bは、音声認識部16が生成したテキストデータと、テキストDB12cに記憶されるテキストデータとを照合する処理部である。また、テキスト照合部17bは、音声認識部16が生成したテキストデータにラベルを付加する。例えば、テキスト照合部17bは、音声認識部16が生成したテキストデータから名乗り「タロウ」を抽出し、この名乗り「タロウ」が電話番号DB12dに登録されている場合、当該テキストデータにラベル「タロウ(家族)」を付加する。一方、テキスト照合部17bは、名乗り「タロウ」が電話番号DB12dに登録されていない場合、当該テキストデータにラベル「タロウ(他人)」を付加する。
続いて、テキスト照合部17bは、音声認識部16が生成したテキストデータにラベル「タロウ」を付加すると、テキストDB12cから登録名「タロウ」に対応付けられたデータを読み込む。
その後、テキスト照合部17bは、ラベル「タロウ」が付加された照合対象のテキストデータから、呼称分析に対応付けられている特徴や語尾・癖分析に対応付けられている特徴が、照合対象のテキストデータに登場するか否かを判定する。また、テキスト照合部17bは、ラベル「タロウ」が付加された照合対象のテキストデータから、声違和感分析の辞書と同じフレーズが登場するかを判定する。
そして、テキスト照合部17bは、一致した分析対象の信頼度を加算し、その加算した結果を警告部18や学習部19に出力する。例えば、テキスト照合部17bは、呼称分析および語尾・癖分析が不一致で、声違和感分析も不一致である場合、信頼度「−10」と「−5」とを加算した「−15」を警告部18や学習部19に出力する。また、テキスト照合部17bは、呼称分析が一致、語尾・癖分析が不一致、声違和感分析が一致の場合、信頼度「−5」と「−20」とを加算した「−25」を警告部18や学習部19に出力する。
警告部18は、信頼度に応じて各種警告処理を実行する処理部である。例えば、警告部18は、ラベルの一致・不一致による信頼度と、音声照合部17aから通知された信頼度と、テキスト照合部17bから通知された信頼度とを合計した信頼度から、通話相手の危険度を算出する。そして、警告部18は、危険度が閾値以上の場合、警告処理を実行する。
例えば、警告部18は、ラベルの不一致による信頼度が「−20」、音声照合部17aから通知された信頼度が「−100」、テキスト照合部17bから通知された信頼度「−50」である場合、合計信頼度「−170」と算出する。この場合、警告部18は、合計信頼度「−170」の絶対値「170」を通話相手の危険度として算出する。
そして、警告部18は、危険度「170」が閾値「100」を超える場合、警告処理を実行する。例えば、警告部18は、電話番号DB12dに登録されている家族に電話API(Application Programming Interface)を使用した警告、メール送信等を実行する。一例をあげると、警告部18は、通話相手がタロウと名乗ったことにより、音声データにラベル「タロウ」が付加されている場合、電話番号DB12dからタロウの電話番号を特定して発信する。
ここで、警告部18は、タロウが発信に応答した場合、通話相手がタロウではないことが確認できるので、電話端末2に対して、通話終了後に先ほどの通話相手が詐欺の疑いが高いことを示すメッセージ送信して、詐欺への注意を促す。
学習部19は、ホワイトリストやブラックリストを学習する処理部である。具体的には、学習部19は、ホワイトリスト、ブラックリストの一致不一致、危険度の数値などに基づいて、ホワイトリスト、ブラックリスト、テキストDB12cなどを更新する。
一例を挙げると、学習部19は、通話中の音声データがホワイトリストDB12aの音声データと一致せず、通話中の音声データから生成されたテキストデータの警告度が閾値以上の場合、ブラックリスト未登録者からの電話と判定する。そして、学習部19は、通話中の音声データを新たなブラックリストとして、ブラックリストDB12bに登録する。
なお、学習部19は、通話中の音声データがブラックリストDB12bの音声データと一致せず、通話中の音声データから生成されたテキストデータの警告度が閾値未満の場合、ホワイトリスト未登録者からの電話と判定して、通話中の音声データを新たなホワイトリストとして、ホワイトリストDB12aに登録することもできる。
[処理の流れ]
次に、実施例1に係るシステムで実行される各種処理について説明する。ここでは、電話端末2で実行される処理と通話解析装置で実行される処理とについて説明する。
(電話端末の処理)
図4は、電話端末側で実行される処理の流れを示すフローチャートである。図4に示すように、電話端末2は、通話を開始すると(S101:Yes)、通話解析サービスを開始する(S102)。
続いて、電話端末2に挿入されているSDカード3は、未処理の通話データがある場合(S103:Yes)、通話解析装置10に未処理の通話データの取得依頼を送信する(S104)。なお、SDカード3は、未処理の通話データがない場合(S103:No)、S104を実行せずにS105を実行する。
そして、SDカード3は、L2VPN9が未接続中の場合(S105:No)、VPN接続を実施してから(S106)、S107を実行し、L2VPN9が接続中の場合(S105:Yes)、そのままS107を実行する。
その後、SDカード3は、通話途中の音声データをコピーできる場合(S107:Yes)、L2VPN9を介して、通話中の音声データを通話解析装置10に送信する(S108)。一方、SDカード3は、通話途中の音声データをコピーできない場合(S107:No)、通話中の音声データを蓄積する(S109)。
そして、SDカード3は、通話中の間(S110:Yes)、S103以降を繰り返す。一方、SDカード3は、通話が終了すると(S110:No)、通話後処理を実行する(S111)。なお、通話後処理については後述する。
(通話中の処理)
図5は、通話中処理の流れを示すフローチャートである。図5に示すように、通話解析装置10の音声取得部15が、通話中の音声データを取得すると(S201:Yes)、音声照合部17aが、ブラックリストDB12bに記憶されるブラックリストの音声と声紋認証を実行する(S202)。
そして、音声照合部17aが、通話中の音声データがブラックリストと一致すると判定した場合(S203:Yes)、警告部18が、警告処理を実行する(S204)。
一方、音声照合部17aが、通話中の音声データがブラックリストと一致しないと判定した場合(S203:No)、ホワイトリストDB12aに記憶されるホワイトリストの音声と声紋認証を実行する(S205)。
そして、音声照合部17aは、通話中の音声データがホワイトリストの音声と一致する場合(S206:Yes)、通話中の音声データに、一致したホワイトリストの家族名のラベルを付ける(S207)。一方、音声照合部17aは、通話中の音声データがホワイトリストの音声と一致しない場合(S206:No)、通話中の音声データに、他人ラベルを付ける(S208)。
その後、テキスト照合部17bは、通話中の音声データを文字列化してテキストデータを生成する(S209)。続いて、テキスト照合部17bは、テキストデータから通話冒頭の名乗りを特定する(S210)。
続いて、テキスト照合部17bは、S210で特定した名乗りのラベルを、通話中の音声データのテキストデータに付ける(S211)。
その後、警告部18は、付加された2つのラベルから、通話相手が詐欺の疑いがあるか否かを判定する(S212)。具体的には、警告部18は、音声データのラベルが「他人」かつテキストデータのラベルが「家族名」である場合、詐欺の疑いありと判定する。
そして、警告部18は、詐欺の疑いがある場合(S212:Yes)、ラベルされた名乗りに該当する家族に、電話発信する(S213)。そして、警告部18は、発信先から応答があった場合(S214:Yes)、警告処理を実行する(S215)。
一方、警告部18は、詐欺の疑いがない場合(S212:No)、または、発信先から応答がない場合(S214:No)、処理を終了する。
(通話後の処理)
図6と図7は、通話後処理の流れを示すフローチャートである。なお、この処理は図4のS111で実行される処理である。また、ここでは、蓄積された音声データを対象に説明するが、これに限定されるものではなく、通話中の音声データを取得して随時実行することもでき、通話解析装置10で音声データを蓄積してから実行することもできる。
図6に示すように、通話解析装置10の音声取得部15が、通話中の音声データを取得すると(S301:Yes)、音声照合部17aが、ブラックリストDB12bに記憶されるブラックリストの音声と声紋認証を実行する(S302)。
そして、音声照合部17aが、通話中の音声データがブラックリストと一致すると判定した場合(S303:Yes)、警告レベルを上げる(S304)。具体的には、音声照合部17aは、ブラックリストの一致に対応付けられている信頼度を加算する。
その後、音声照合部17aは、ホワイトリストDB12aに記憶されるホワイトリストの音声と声紋認証を実行する(S305)。なお、音声照合部17aは、通話中の音声データがブラックリストと一致しないと判定した場合(S303:No)、S304を実行することなく、S305を実行する。
そして、音声照合部17aは、通話中の音声データがホワイトリストの音声と一致する場合(S306:Yes)、通話中の音声データに、一致したホワイトリストの家族名のラベルを付ける(S307)。一方、音声照合部17aは、通話中の音声データがホワイトリストの音声と一致しない場合(S306:No)、通話中の音声データに、他人ラベルを付ける(S308)。
その後、テキスト照合部17bは、取得した音声データを文字列化してテキストデータを生成する(S309)。続いて、テキスト照合部17bは、テキストデータから通話冒頭の名乗りを特定する(S310)。
続いて、テキスト照合部17bは、S310で特定した名乗りのラベルを、対象の音声データのテキストデータに付ける(S311)。
そして、警告部18は、音声データのラベルとテキストデータのラベルとが一致しない場合(S312:No)、警告レベルを上げた後(S313)、S314を実行する。一方、警告部18は、音声データのラベルとテキストデータのラベルとが一致する場合(S312:Yes)、S313を実行することなく、S314を実行する。
その後、テキスト照合部17bは、名乗りのラベルでテキストデータを読み込む(S314)。例えば、テキスト照合部17bは、ラベル「タロウ」に該当するテキストデータをテキストDB12cから特定して読み込む。
そして、テキスト照合部17bは、音声データにおける自分の呼称とテキストDB12c内の自分の呼称とが一致するかを判定する(S315)。
続いて、テキスト照合部17bは、音声データにおける自分の呼称とテキストDB12c内のテキストデータにおける自分の呼称とが一致しない場合(S316:No)、警告レベルを上げた後(S317)、S318を実行する。一方、テキスト照合部17bは、音声データにおける自分の呼称とテキストデータにおける自分の呼称とが一致する場合(S316:Yes)、S317を実行することなく、S318を実行する。
例えば、テキスト照合部17bは、ラベルで特定されたテキストデータの呼称分析の特徴に登録されている文字列が、音声データから生成されたテキストデータに含まれるか否かを判定し、含まれていない場合、呼称分析に対応付けられる信頼度を加算する。
その後、図7に示すように、テキスト照合部17bは、音声データにおける相手の呼称とテキストデータにおける相手の呼称とが一致するかを判定する(S318)。
続いて、テキスト照合部17bは、音声データにおける相手の呼称とテキストデータにおける相手の呼称とが一致しない場合(S319:No)、警告レベルを上げた後(S320)、S321を実行する。一方、テキスト照合部17bは、音声データにおける相手の呼称とテキストデータにおける相手の呼称とが一致する場合(S319:Yes)、S320を実行することなく、S321を実行する。
その後、テキスト照合部17bは、音声データにおける通話相手の語尾とテキストデータにおける通話相手の語尾とが一致するかを判定する(S321)。
例えば、テキスト照合部17bは、ラベルで特定されたテキストデータの語尾・癖分析の特徴に登録されている文字列が、音声データから生成されたテキストデータに含まれるか否かを判定し、含まれていない場合、語尾・癖分析に対応付けられる信頼度を加算する。
続いて、テキスト照合部17bは、音声データにおける通話相手の語尾とテキストデータにおける通話相手の語尾とが一致しない場合(S322:No)、警告レベルを上げた後(S323)、S324を実行する。一方、テキスト照合部17bは、音声データにおける通話相手の語尾とテキストデータにおける通話相手の語尾とが一致する場合(S322:Yes)、S323を実行することなく、S324を実行する。
その後、テキスト照合部17bは、音声データから声違和感の言葉を抽出する(S324)。例えば、テキスト照合部17bは、音声データから生成されたテキストデータ内に、声違和感の分析対象として予め登録されている文字列を検出する。
そして、テキスト照合部17bは、S324で抽出された文字列がテキストデータの言葉と一致する場合(S325:Yes)、警告レベルを上げる(S326)。一方、S324で抽出された文字列がテキストデータの言葉と一致しない場合(S325:No)、S326を実行することなく、S327が実行される。
そして、警告部18は、処理対象の音声データがブラックリストに登録されているか否かを判定する(S327)。ここで、警告部18は、処理対象の音声データがブラックリストに登録されている場合(S327:Yes)、警告処理を実行して(S328)、処理を終了する。
一方、処理対象の音声データがブラックリストに登録されていない場合(S327:No)、警告部18は、算出した警告レベルを用いて危険度を算出し(S329)、危険度が閾値以上である場合(S330:Yes)、警告処理を実行する(S331)。
その後、学習部19は、付加されるラベルが両方とも家族の名前である場合(S332:Yes)、そのまま処理を終了する。具体的には、通話解析装置10は、音声データがホワイトリストにも登録されているにも関わらず、発言内容が家族の内容とは異なる場合、警告処理のみを実行し、学習処理を実行しない。なお、通話解析装置10は、このように判定した場合、家族と特定された音声データをブラックリストに登録してもよい。
一方、学習部19は、いずれかのラベルが家族ではない場合(S332:No)、ブラックリストを更新する(S333)。つまり、学習部19は、音声データのラベルが他人で、テキストデータのラベルが家族であり、音声データがブラックリストにもホワイトリスト登録されていない状態で、発言内容が詐欺者と判断される場合、新たな詐欺者の音声と判断して、音声データをブラックリストに登録する。
また、S330において、危険度が閾値未満である場合(S330:No)、学習部19は、付加されるラベルが両方とも家族か否かを判定する(S334)。
ここで、学習部19は、付加されるラベルが両方とも家族の名前であると判定した場合(S334:Yes)、テキストDB12cのテキストデータを更新する(S335)。つまり、学習部19は、音声データおよびテキストデータのラベルが家族であり、音声データがホワイトリストにのみ登録されている状態で、発言内容が家族と判断される場合、図3に示した家族の癖等を更新する。
具体的には、学習部19は、音声認識された会話のテキストデータのうち、当該テキストデータに付加されたラベルに対応づけてテキストDB12cに登録されていないテキストデータを、テキストDB12cに登録する。例えば、学習部19は、タロウと特定されたテキストデータに含まれる「〜しちゃってさ」がテキストDB12cに登録されていない場合、タロウの新たな特徴として「〜しちゃってさ」を語尾・癖分析対象に登録する。
一方、学習部19は、いずれかのラベルが家族ではないと判定した場合(S334:No)、ホワイトリストおよびテキストDB12cのテキストデータを更新する(S336)。つまり、学習部19は、音声データのラベルが他人で、テキストデータのラベルが家族であり、音声データがブラックリストにもホワイトリストにも登録されていない状態で、発言内容が家族と判断される場合、新たなホワイトリストとして音声データを登録するとともに、テキストDB12cに発言の癖等を登録する。
このとき、学習部19は、発言内容等から特定した名乗りに対応するデータがホワイトリストに存在する場合は、当該名乗りの新たな音声データとして追加し、名乗りに対応するデータがホワイトリストに存在しない場合は、新たな名乗りの音声データとして新規登録する。同様に、学習部19は、発言内容等から特定した名乗りに対応するデータがテキストDB12cに登録されている場合は、当該名乗りの新たな発言内容として該当する項目に追加し、名乗りに対応するデータがテキストDB12cに未登録の場合は、新たな名乗りの発言内容として新規登録する。
[具体例]
次に、上述した各種処理の具体例について説明する。ここでは、音声認識からテキストデータとの比較処理と、学習処理とについて説明する。
(比較処理)
図8は、音声認識と比較処理の具体例を説明する図である。図8に示すように、通話解析装置10は、電話端末2から取得した音声データとブラックリストおよびホワイトリストとマッチングし、ブラックリストと一致かつホワイトリストと不一致の音声であることを特定する。この結果、通話解析装置10は、信頼度を「−100=(−50)+(−50)」と算出する。また、音声データがブラックリストに登録されていることから、通話解析装置10は、この音声データにラベル「他人」を付加する。
続いて、通話解析装置10は、電話端末2から取得した音声データを音声認識して、テキストデータ「もしもし、俺だけど。えっ?タロウ。うん。タロウ。 風邪気味で声がいつも違うけど、母さんも元気?俺は元気だけど、事故しちゃってさ、お金が必要なんだよ。・・・」を生成する。
続いて、通話解析装置10は、テキストデータの冒頭から相手が「タロウ」と名乗ったことを特定し、このテキストデータにラベル「タロウ(家族)」を付加する。ここで、通話解析装置10は、音声データのラベル(他人)とテキストデータのラベル(タロウ(家族))とが不一致であることから、信頼度を「−20」を加算する。その後、通話解析装置10は、テキストDB12cから、「タロウ」に対応付けられているテキストデータ(タロウ参照テキスト)を抽出する。
そして、通話解析装置10は、認識後のテキストデータに含まれる「声がいつもと」がタロウ参照テキストの声違和感分析の辞書に登録されている文字列と一致することから、信頼度「−20」を加算する。
続いて、通話解析装置10は、認識後のテキストデータにおいて通話相手が相手を呼ぶときの呼び方が「母さん」であることを特定する。そして、通話解析装置10は、この呼称「母さん」がタロウ参照テキストの呼称分析の特徴に登録されている「お母さん」と異なることから、信頼度「−10」を加算する。
さらに、通話解析装置10は、認識後のテキストデータにおいて通話相手の会話の語尾が「しちゃってさ」や「なんだよ」であることを特定する。そして、通話解析装置10は、この語尾「〜しちゃってさ、〜なんだよ」がタロウ参照テキストの語尾・癖分析の特徴に登録されている「〜したのよ、〜したからね」と異なることから、信頼度「−5」を加算する。
そして、通話解析装置10は、リスト判定、声違和感分析、呼称分析、語尾・癖分析の結果で特定された信頼度の合計「−100+(−20)+(−20)+(−10)+(−5)=−135」を算出する。この結果、通話解析装置10は、危険度を「155」と算出し、閾値(100)を超えることから、警告処理を実行する。
(学習処理)
図9は、比較処理と学習の具体例を説明する図である。図9に示すように、通話解析装置10は、電話端末2から取得した音声データとブラックリストおよびホワイトリストとマッチングし、ブラックリストと不一致かつホワイトリストと一致の音声であることを特定する。この結果、通話解析装置10は、信頼度を「0」と算出する。また、音声データがホワイトリストに登録されていることから、通話解析装置10は、この音声データにラベル「家族」を付加する。
続いて、通話解析装置10は、電話端末2から取得した音声データを音声認識して、テキストデータ「もしもし、俺だけど。えっ?タロウ?うん。タロウ。お母さんも元気?俺は元気だけど、事故しちゃってさ、お金が必要なんだよ。・・・」を生成する。
続いて、通話解析装置10は、テキストデータの冒頭から相手が「タロウ」と名乗ったことを特定し、このテキストデータにラベル「タロウ(家族)」を付加する。ここで、通話解析装置10は、音声データのラベル(家族)とテキストデータのラベル(タロウ(家族))とが一致することから、信頼度を「0」を加算する。その後、通話解析装置10は、テキストDB12cから、「タロウ」に対応付けられているテキストデータ(タロウ参照テキスト)を抽出する。
そして、通話解析装置10は、参照テキストの声違和感分析の辞書に登録されている文字列と一致する文字列が含まれていないことから、信頼度「−20」を加算対象から除外する。
続いて、通話解析装置10は、認識後のテキストデータにおいて通話相手が相手を呼ぶときの呼び方が「お母さん」であることを特定する。そして、通話解析装置10は、この呼称「お母さん」がタロウ参照テキストの呼称分析の特徴に登録されている「お母さん」と一致することから、信頼度「−10」を加算対象から除外する。
さらに、通話解析装置10は、認識後のテキストデータにおいて通話相手の会話の語尾が「しちゃってさ」や「なんだよ」であることを特定する。そして、通話解析装置10は、この語尾「〜しちゃってさ、〜なんだよ」がタロウ参照テキストの語尾・癖分析の特徴に登録されている「〜したのよ、〜したからね」と異なることから、信頼度「−5」を加算する。
そして、通話解析装置10は、リスト判定、声違和感分析、呼称分析、語尾・癖分析の結果で特定された信頼度の合計「−5」を算出する。この結果、通話解析装置10は、危険度を「5」と算出し、閾値(100)を超えないことから、警告処理を実行しない。
また、通話解析装置10は、比較した音声データの危険度が小さいことから、当該音声データは安全な通話相手の声と判断できる。さらに、通話解析装置10は、当該音声データがホワイトリストにも登録されていないことから、安全な通話相手と判断できる当該音声データは新たにホワイトリストDB12aに登録する。さらに、通話解析装置10は、タロウの語尾の特徴に「○○しちゃってさ、○○なんだよ」を追加する。
[効果]
上述したように、通話解析システムは、音声データをサーバ側で様々なデータと照合し、文字ベースでの内容も分析を行うことができるので、高い確度で詐欺電話であることを検知できる。また、通話解析システムは、詐欺と判定された音声データは集合値として蓄積され、他の利用者に対するフィルターとして利用するので、検出精度の低下を抑制し、高い検出精度を維持することができる。
ところで、実施例1では、通話相手が話した単語を抽出して詐欺か否かを判定する例を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、通話解析装置10は、話者が話した単語から話者が展開するストーリーを特定し、ストーリーによって詐欺か否かを判定することもできる。
そこで、実施例2では、実施例1による判定手法に加えて、ストーリーによって詐欺者を特定する例を説明する。
[機能構成]
図10は、実施例2に係る通話解析装置の機能構成を示す機能ブロック図である。図10に示すように、通話解析装置10は、実施例1と同様、通信制御部11、記憶部12、制御部13を有する。ここでは、実施例1とは異なるストーリー辞書DB12eとストーリー照合部17cとについて説明するが、その他の処理部等は、実施例1と同様の処理を実行するので、詳細な説明は省略する。
ストーリー辞書DB12eは、詐欺のストーリーと判断できる言葉(文字)の出現順を記憶するデータベースである。このストーリー辞書DB12eは、通話解析装置10の管理者が予め登録することもでき、学習部19が随時更新することもできる。
図11は、ストーリー辞書DBに記憶される情報の例を示す図である。図11に示すように、ストーリー辞書DB12eは、「種別、ストーリー辞書、信頼度」を対応付けて記憶する。「種別」は、話者の人数を特定する情報であり、「ストーリー辞書」は、ストーリーを特定する言葉の出現順を特定する情報であり、「信頼度」は、分析対象の信頼度を示す。
図11の例では、種別「単数」のストーリーとして、「携帯、なくした、かばん、電車、わすれて、小切手」が順に登場した場合、詐欺に該当すると判定し、信頼度を「10」減算することを示す情報が登録されている。また、種別「複数」のストーリーとして、「駅または駅員、警察署または県警または派出所、弁護士または弁護士事務所」が順に登場した場合、詐欺に該当すると判定し、信頼度を「10」減算することを示す情報が登録されている。
ストーリー照合部17cは、話者の音声データからストーリー辞書に登録されているストーリーを検出する処理部である。具体的には、ストーリー照合部17cは、音声認識部16からテキストデータを取得する。続いて、ストーリー照合部17cは、ストーリー辞書DB12eに登録されているストーリー辞書を読み込む。
その後、ストーリー照合部17cは、読み込んだストーリー辞書と一致する言葉および登場順を、話者の音声データから生成されたテキストデータから検索する。そして、ストーリー照合部17cによってテキストデータからストーリーと一致する言葉等が検索された場合、警告部18は、一致したストーリーに対応付けられる信頼度を加算する。
また、別の手法としては、ストーリー照合部17cは、音声認識部16からテキストデータを取得した後、予め指定されている危険用語辞書などを読み込む。なお、危険用語辞書は、詐欺ストーリーに使用される可能性が高い文字を登録したDBであり、記憶部12等に格納される。
その後、ストーリー照合部17cは、話者の音声データから生成されたテキストデータから、危険用語辞書に登録されている文字を抽出する。そして、ストーリー照合部17cは、抽出した文字および登場順がストーリー辞書に登録されているストーリーと一致するか否かを判定することもできる。
[処理の流れ]
次に、ストーリー辞書DB12eを用いた判定処理の流れを説明するが、音声データの取得、文字認識、他の判定方法は、実施例1と同様なので、詳細な説明は省略する。なお、ここで説明する処理は、実施例1で説明した判定処理の前でも後でも任意の順番で実行することができる。
図12は、ストーリー辞書を用いた判定処理の流れを示すフローチャートである。図12に示すように、ストーリー照合部17cは、音声認識部16からテキストデータを取得し、通話相手の人数を特定する(S401)。そして、ストーリー照合部17cは、取得したテキストデータから単語や動詞などの言葉を出現順に抽出する(S402)。例えば、ストーリー照合部17cは、上記危険用語辞書に登録されている言葉を抽出する。
そして、ストーリー照合部17cは、ストーリー辞書DB12eに登録されているストーリーを検出するか否かを判定する(S403)。例えば、ストーリー照合部17cは、通話相手が1人の場合、種別「単数」のストーリー辞書を用いて検出を実行し、通話相手が複数人の場合、種別「複数」のストーリー辞書を用いて検出を実行する。
その後、ストーリー照合部17cがストーリー辞書DB12eに登録されているストーリーを検出した場合(S403:Yes)、警告部18は、一致したストーリーに対応付けられる信頼度を加算する(S404)。一方、ストーリー照合部17cがストーリー辞書DB12eに登録されているストーリーを検出しない場合(S403:No)、警告部18は、一致したストーリーに対応付けられる信頼度を加算しない(S405)。
[学習例1]
次に、ストーリーの学習例を説明する。図13は、ストーリーの学習例を説明する図である。図13に示すように、通話解析装置10は、電話端末2から取得した音声データとブラックリストおよびホワイトリストとマッチングし、ブラックリストと一致かつホワイトリストと不一致の音声であることを特定する。
続いて、通話解析装置10は、電話端末2から取得した音声データを音声認識して、テキストデータ「もしもし、俺だけど。えっ?タロウ?うん。タロウ。風邪気味で声がいつも違うけど、母さんも元気?俺は元気だけど、事故しちゃってさ、お金が必要なんだよ。すぐにお金を払えば示談で済むんだよ。そっちに宅急便(登録商標)が向かうから、200万円を渡してくれない?」を生成する。
このような状態において、通話解析装置10は、実施例1と同様の判定手法を行って、テキストデータにラベル「タロウ」を添付し、声違和感分析が一致し、呼称分析と語尾・癖分析が不一致と判定する。さらに、通話解析装置10は、上記ストーリー分析を行って、ストーリー未検出と判定する。この結果、通話解析装置10は、危険度を「135」と算出し、閾値(100)を超えることから、警告処理を実行する。
その後、通話解析装置10は、警告処理が実行されたにも関わらず、未検出のストーリーであったことから、ストーリーの学習を実行する。具体的には、通話解析装置10は、危険用語辞書を参照して、テキストデータから危険用語である「事故、お金、必要、すぐに、示談、宅急便」を順に抽出する。
そして、通話解析装置10は、抽出した「事故→お金→必要→すぐに→示談→宅急便」を新たなストーリーとしてストーリー辞書DB12eに登録する。このとき、通話解析装置10は、この新たなストーリーを一人の話者の音声データから抽出したので、種別を「単数」として、ストーリーを登録する。
[学習例2]
次に、複数の音声データからストーリーを学習する例を説明する。つまり、1回の電話において通話相手が複数人であった場合の学習例を説明する。図14は、複数人の音声データからストーリーを学習する例を説明する図である。
図14に示すように、通話解析装置10は、電話端末2から通話相手Aの音声データAと通話相手Bの音声データBと含む音声データを取得する。そして、通話解析装置10は、音声データとブラックリストおよびホワイトリストとマッチングし、ブラックリストと一致かつホワイトリストと不一致の音声であることを特定する。
続いて、通話解析装置10は、通話相手Aの音声データAを音声認識して、テキストデータA「もしもし、俺だけど。えっ?タロウ?うん。風邪気味で声がいつもと違うけど、タロウ。お母さんも元気?俺は元気だけど、娘の○○が芸能界でデビューするんだけど、お金が必要なんだよ。今担当者に代わるね。」を生成する。
同様に、通話解析装置10は、通話相手Bの音声データBを音声認識して、テキストデータB「もしもしタレント事務所の××です。お孫さんのデビューおめでとうございます。これからレッスン等で200万ほど必要になります。振り込みが確認できないとデビューがなくなりますので、すぐに振り込んで頂けないでしょうか?・・・」を生成する。
このような状態において、通話解析装置10は、各音声データおよび各テキストデータに対して、実施例1と同様の判定手法を行って、危険度を算出して警告処理を実行したとする。その後、通話解析装置10は、警告処理が実行されたにも関わらず、未検出のストーリーであったことから、ストーリーの学習を実行する。
具体的には、通話解析装置10は、危険用語辞書を参照して、テキストデータAから危険用語である「芸能界、デビュー、お金」を順に抽出する。同様に、通話解析装置10は、危険用語辞書を参照して、テキストデータBから危険用語である「タレント事務所、振り込み」を順に抽出する。
そして、通話解析装置10は、抽出した「芸能界→デビュー→お金→タレント事務所→振り込み」を新たなストーリーとしてストーリー辞書DB12eに登録する。このとき、通話解析装置10は、この新たなストーリーを複数人の話者の音声データから抽出したので、種別を「複数」として、ストーリーを登録する。
[効果]
このように、実施例2に係る通話解析装置10は、詐欺用語が含まれる、だけでなく詐欺に使われるストーリー(展開)に近い場合、警告レベルを上げることができるので、詐欺犯罪の見落としを強固に抑制できる。
また、通話解析装置10は、通話相手の話す内容から詐欺を特定できるので、個人だけでは検知できない詐欺に対しても高い検出精度で検出することができる。また、通話解析装置10は、一人一人の会話が少ない場合であっても、複数人の会話から詐欺を特定することができる。
さて、これまで本発明の実施例について説明したが、本発明は上述した実施例以外にも、種々の異なる形態にて実施されてよいものである。
[判定順]
通話解析装置10が実行する判定処理の順序は、実施例1や実施例2で説明したものに限定されず、任意に設定変更することができる。例えば、通話解析装置10は、ブラックリストとの照合よりもホワイトリストの照合を先に実行してもよく、各種照合においてもどの照合を最初に判定してもよく、一番初めにストーリー照合を実行してもよい。
[ネットワーク]
上記実施例では、家庭1と通話解析装置10がL2VPN9で接続される例を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、一般的なインターネット、専用線、他のセキュアな回線など任意のネットワークで接続されていてもよい。
[照合対象]
通話解析装置10は、電話端末2において通話中の両方の音声データについて、上記解析処理を実行することもできる。また、通話解析装置10は、ネットワークを介して電話端末2に入力される音声データ、いわゆる通話相手の音声データに対して、上記解析処理を実行することもできる。
[学習手法]
上記実施例では、通話解析装置10が1回の電話の音声データから学習例を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、通話解析装置10は、過去の電話の音声データを履歴として保持し、現在通話中の音声データと声紋が類似する複数の過去の音声データを用いて、上記特徴やストーリーを学習することもできる。この結果、通話解析装置10は、頻繁に電話をかけてくる怪しい通話中の特徴を過去に遡って抽出して学習できるので、学習効率が高く、検出精度が向上する。
[システム]
また、図示した装置の各構成は、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、任意の単位で分散または統合して構成することができる。さらに、各装置にて行なわれる各処理機能は、その全部または任意の一部が、CPU(Central Processing Unit)および当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
また、本実施例において説明した各処理のうち、自動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を手動的におこなうこともでき、あるいは、手動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的におこなうこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
[ハードウェア]
図15は、ハードウェア構成例を説明する図である。図15に示すように、通話解析装置10は、通信インタフェース10a、HDD(Hard Disk Drive)10b、メモリ10c、CPU10dを有する。また、図15に示した各部は、バス等で相互に接続される。なお、ここで示したハードウェアは一例であり、例えばグラフィックインタフェースやマウスなどの他のハードウェアを有していてもよい。
通信インタフェース10aは、他の装置との通信を制御するインタフェースであり、例えばネットワークインタフェースカードや無線カードである。HDD10bは、図2等に示した機能を動作させるプログラムや各種DBを記憶する。
CPU10dは、図2等に示した各処理部と同様の処理を実行するプログラムをHDD10b等から読み出してメモリ10cに展開することで、図2等で説明した各機能を実行するプロセスを動作させる。
すなわち、このプロセスは、通話解析装置10が有する各処理部と同様の機能を実行する。具体的には、CPU10dは、VPN接続部14、音声取得部15、音声認識部16、照合部17、警告部18、学習部19等と同様の機能を有するプログラムをHDD10b等から読み出す。そして、CPU10dは、VPN接続部14、音声取得部15、音声認識部16、照合部17、警告部18、学習部19と同様の処理を実行するプロセスを実行する。
このように通話解析装置10は、プログラムを読み出して実行することで通話解析方法を実行する情報処理装置として動作する。また、通話解析装置10は、媒体読取装置によって記録媒体から上記プログラムを読み出し、読み出された上記プログラムを実行することで上記した実施例と同様の機能を実現することもできる。なお、この他の実施例でいうプログラムは、通話解析装置10によって実行されることに限定されるものではない。例えば、他のコンピュータまたはサーバがプログラムを実行する場合や、これらが協働してプログラムを実行するような場合にも、本発明を同様に適用することができる。
10 通話解析装置
11 通信制御部
12 記憶部
12a ホワイトリストDB
12b ブラックリストDB
12c テキストDB
12d 電話番号DB
12e ストーリー辞書DB
13 制御部
14 VPN接続部
15 音声取得部
16 音声認識部
17 照合部
17a 音声照合部
17b テキスト照合部
17c ストーリー照合部
18 警告部
19 学習部

Claims (11)

  1. 第1のグループに属する者の音声である第1の音声データを記憶する第1記憶部と、
    前記第1のグループに属さず、第2のグループに属する者の音声である第2の音声データを記憶する第2記憶部と、
    電話端末から通話中の音声データを取得する取得部と、
    前記取得部によって取得された前記通話中の音声データと前記第1の音声データとを照合し、前記通話中の音声データと前記第2の音声データとを照合して、前記通話中の相手が前記第1のグループに属するか否かを判定する判定部と
    を有することを特徴とする通話解析装置。
  2. 前記第2のグループに属する者の会話の特徴に基づいて生成された第1のテキストデータを記憶する第3記憶部をさらに有し、
    前記判定部は、前記取得部によって取得された前記通話中の音声データを音声認識した第2のテキストデータと前記第1のテキストデータとを照合した照合結果をさらに用いて、前記通話中の相手が前記第1のグループに属するか否かを判定することを特徴とする請求項1に記載の通話解析装置。
  3. 前記第3記憶部は、前記第2のグループに属する者の会話の特徴から抽出された名乗り方、呼称、会話の語尾、会話の癖を含む前記第1のテキストデータを記憶し、
    前記判定部は、前記第1の音声データ、前記第2の音声データ、前記名乗り方、前記呼称、前記会話の語尾、前記会話の癖それぞれに設定された信頼度を用いて、前記通話中の相手が前記第1のグループに属するか否かを判定することを特徴とする請求項2に記載の通話解析装置。
  4. 前記通話中の音声データが前記第1の音声データと一致せず、前記通話中の音声データから生成された前記第2のテキストデータと前記第1のテキストデータとを比較した結果によって、前記通話中の相手が前記第1のグループに属すると判定された場合、前記通話中の音声データを新たな第1の音声データとして前記第1記憶部に追加する学習部をさらに有することを特徴とする請求項3に記載の通話解析装置。
  5. 前記通話中の音声データが前記第1の音声データおよび前記第2の音声データと一致せず、前記通話中の音声データから生成された前記第2のテキストデータと前記第1のテキストデータとを比較した結果によって、前記通話中の相手が前記第2のグループに属すると判定された場合、前記通話中の音声データを新たな第2の音声データとして前記第2記憶部に追加する学習部をさらに有することを特徴とする請求項3に記載の通話解析装置。
  6. 前記第1のグループに属する者が使用する言葉を、使用する順番で組み合わせたストーリー辞書を記憶する第4記憶部をさらに有し、
    前記判定部は、前記第2のテキストデータに含まれる言葉を出現順に抽出して前記ストーリー辞書と照合し、前記第2のテキストデータに含まれる言葉の出現順が前記ストーリー辞書と一致する場合、前記通話中の相手が前記第1のグループに属すると判定することを特徴とする請求項2に記載の通話解析装置。
  7. 前記通話中の音声データと前記第1の音声データと照合結果、前記通話中の音声データと前記第2の音声データとの照合結果、前記通話中の音声データを音声認識した前記第2のテキストデータと前記第1のテキストデータと照合結果に基づいて、前記第1のグループに属すると判定された場合、前記第2のテキストデータに含まれる言葉を出現順に抽出して、新たなストーリー辞書として前記第4記憶部に追加する学習部をさらに有することを特徴とする請求項6に記載の通話解析装置。
  8. 前記通話中の音声データまたは前記第2のテキストデータから通話相手が特定できた場合、当該通話相手に発信する発信部をさらに有し、
    前記判定部は、前記通話相手への発信によって、前記通話中の相手が正当な利用者である確認がとれなかった場合、前記通話中の相手が前記第1のグループに属すると判定することを特徴とする請求項2に記載の通話解析装置。
  9. 前記判定部によって前記通話中の相手が前記第1のグループに属すると判定された場合、通話終了後に、前記電話端末に発信して詐欺被害の注意メッセージを警告する警告部をさらに有することを特徴とする請求項1から8のいずれか一つに記載の通話解析装置。
  10. コンピュータが、
    電話端末から通話中の音声データを取得し、
    前記取得部によって取得された前記通話中の音声データと、第1のグループに属する者の音声である第1の音声データとを照合し、前記通話中の音声データと前記第1のグループに属さず、第2のグループに属する者の音声である第2の音声データとを照合して、前記通話中の相手が前記第1のグループに属するか否かを判定する
    処理を含むことを特徴とする通話解析方法。
  11. コンピュータに、
    電話端末から通話中の音声データを取得し、
    前記取得部によって取得された前記通話中の音声データと、第1のグループに属する者の音声である第1の音声データとを照合し、前記通話中の音声データと前記第1のグループに属さず、第2のグループに属する者の音声である第2の音声データとを照合して、前記通話中の相手が前記第1のグループに属するか否かを判定する
    処理を実行させることを特徴とする通話解析プログラム。
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