JP2007135196A - 画像管理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】画像データについて、第三者による閲覧を禁止するように設定を変更可能とし、セキュリティ性を高めることができる画像管理装置を提供する。
【解決手段】画像データについて秘密管理することができる画像管理装置であって、操作者に関する認証を行う認証部と、第1の制御モードと第2の制御モードとを少なくとも有する制御部とが含まれるコントローラー15を備え、制御部は、第1の制御モードにおいて、認証部で正規の操作者であることが認証されていなければ、秘密管理されている画像データに対して前記操作者が要求した制御を行わず、第2の制御モードにおいて、認証部で正規の操作者であることが認証されていなくても、秘密管理しようとする画像データに対して前記操作者が要求した制御を行なって、画像データを秘密管理する。
【選択図】図2
【解決手段】画像データについて秘密管理することができる画像管理装置であって、操作者に関する認証を行う認証部と、第1の制御モードと第2の制御モードとを少なくとも有する制御部とが含まれるコントローラー15を備え、制御部は、第1の制御モードにおいて、認証部で正規の操作者であることが認証されていなければ、秘密管理されている画像データに対して前記操作者が要求した制御を行わず、第2の制御モードにおいて、認証部で正規の操作者であることが認証されていなくても、秘密管理しようとする画像データに対して前記操作者が要求した制御を行なって、画像データを秘密管理する。
【選択図】図2
Description
本発明は、画像を秘密管理することができる画像管理装置に関する。
近年、個人情報を保護する風潮が高まってきている。その中、デジタルスチルカメラなどの撮影装置で撮影された画像についても、第三者による閲覧を禁止できるような機能が望まれている。特許文献1には、撮影装置におけるセキュリティ機能の一例が開示されている。
特許文献1に開示されている構成は、ノーマル記録モードとシークレット記録モードとを選択可能としている。シークレット記録モードで撮影が行われた場合、画像データのヘッダ部にシークレットコード(パスワード)を付加した上で、画像データが情報媒体に記録される。
特開2003−134455公報
しかしながら特許文献1に開示されている構成では、シークレット記録モードで撮影された画像は、パスワードによる保護が可能であるが、ノーマル記録モードで撮影された画像を、パスワードによる保護が可能な状態に変更することができないという問題がある。すなわち、一旦ノーマル記録モードで撮影してしまうと、撮影された画像は、第三者による閲覧を禁止することができない。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、画像データを秘密管理することが可能であるとともに、操作性を向上させることができる画像管理装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の第1の画像管理装置は、画像データについて秘密管理することができる画像管理装置であって、操作者に関する認証を行う認証部と、第1の制御モードと第2の制御モードとを少なくとも有する制御部とを備え、前記制御部は、前記第1の制御モードにおいて、前記認証部で正規の操作者であることが認証されていなければ、秘密管理されている画像データに対して前記操作者が要求した制御を行わず、前記第2の制御モードにおいて、前記認証部で正規の操作者であることが認証されていなくても、秘密管理しようとする画像データに対して前記操作者が要求した制御を行なって、当該画像データを秘密管理するものである。
この構成により、第1の制御モードでは操作者の認証が必要であるため、画像データを秘密管理することができる。また、第2の制御モードでは操作者の認証を行わずに画像データの秘密管理を行うことができるため、煩雑な操作が必要なく、操作性を向上させることができる。
また、第2の画像管理装置は、操作者に関する認証を行う認証部と、画像データを生成する撮像部と、前記画像データに所定の処理を施す画像処理部と、自装置に着脱可能または内蔵された情報媒体に、前記画像処理部で処理が施された画像データを記録する記録部と、前記情報媒体に記録されている画像データを再生する再生部と、第1の制御モードと第2の制御モードとを少なくとも有する制御部とを備え、前記制御部は、前記第1の制御モードにおいて、前記認証部で正規の操作者であることが認証されていなければ、秘密管理すべき画像データとして前記情報媒体に記録されている画像データを、再生しないよう前記再生部を制御し、前記第2の制御モードにおいて、前記認証部で正規の操作者であることが認証されていなくても、前記画像処理部で処理が施された画像データを前記情報媒体に記録するよう前記記録部を制御し、その画像データを秘密管理するものである。
この構成により、画像データを再生する場合は、操作者の認証が必要であるため、画像データを秘密管理することができる。また、画像データを情報媒体に記録する場合は、操作者の認証が不要であるため、煩雑な操作を伴うことなく画像データの記録を行うことができ、操作性を向上させることができる。
本発明は、画像データを秘密管理することが可能であるとともに、操作性を向上させることができる。
(実施の形態1)
〔1-1.装置の全体構成〕
図1は、実施の形態1における画像管理装置を備えた撮影装置の外観を示す図である。図1に示す撮影装置は、少なくとも静止画を撮影することができるデジタルスチルカメラを示している。
〔1-1.装置の全体構成〕
図1は、実施の形態1における画像管理装置を備えた撮影装置の外観を示す図である。図1に示す撮影装置は、少なくとも静止画を撮影することができるデジタルスチルカメラを示している。
撮影装置1は、後面(撮影者側の面)に、モードダイヤル2、カーソルキー3、メニューボタン3a。レリーズボタン4、電源スイッチ5、ズームボタン6、およびディスプレイ7を備えている。また、後面の裏面である前面(被写体側の面)には、対物レンズおよびストロボ発光部(不図示)などが配されている。
モードダイヤル2は、略円筒形状で構成されており、矢印AまたはBに示す方向へ回転自在に配されている。モードダイヤル2は、その表面上に各モードを表すモードマークが表記されており、そのモードマークの位置を撮影装置1の筐体上に表記されているマーク2aに合わせることで、希望のモードに移行させることができる。本実施の形態において選択可能なモードは、シャッタースピード優先撮影モード(図中の「S」マーク)、プログラム撮影モード(図中の「P」マーク)、絞り優先撮影モード(図中の「A」マーク)、再生モード(図中の三角形マーク)、およびシークレットモード(図中の星マーク)である。なお、シャッタースピード優先撮影モード、プログラム撮影モード、および絞り優先撮影モードを、「撮影モード」と称する。撮影モードは、レリーズボタン4を操作することで、撮像素子に結像されている光学画像を取り込んでデジタル画像信号に変換し、メモリーカード20(後述)へ記録することができるモードである。再生モードは、メモリーカード20に記録されている画像データを読み出し、ディスプレイ7へ表示させることができるモードである。シークレットモードは、画像データを、第三者によって閲覧できないように設定することができるモードである。なお、モードダイヤル2で設定可能なモードは、上記モードに限らず、動画を撮影または再生可能な動画撮影モード、パーソナルコンピューターなどの他の機器と通信が可能な機器接続モードなど、他のモードを設定可能としてもよい。
カーソルキー3は、上方向への操作が可能な第1のカーソルボタンと、下方向への操作が可能な第2のカーソルボタンと、左方向への操作が可能な第3のカーソルボタンと、右方向へ操作が可能な第4のカーソルボタンとから構成されている。また、カーソルキー3の中央には、メニューボタン3aが配されている。カーソルキー3は、例えば、メニューボタン3aを操作してディスプレイ7にメニュー画像を表示させた際に、メニュー画像内のカーソルを移動させたり、撮影モード時においてフラッシュの発光をオンまたはオフに切り替えたりすることができる。
レリーズボタン4は、撮影装置1の上面に配されている。レリーズボタン4は、使用者によって操作されることで、静止画の撮影を行うことができる。
電源スイッチ5は、使用者によって操作されることで、撮影装置1の電源をオンまたはオフに切り替えることができる。
ズームボタン6は、使用者によって操作されることで、光学ズームおよび/または電子ズームを行うことができる。光学ズームは、撮影装置1内に配されているズームレンズを光軸方向へ移動させて、撮像素子に結像される光学画像の拡大または縮小を行うズーム方法である。また、電子ズームは、ズームボタン6の操作に連動させて、撮像素子におけるトリミングエリアの大きさを変えたり、画像処理(映像の拡大または縮小処理)を行うズーム方法である。
ディスプレイ7は、撮像素子で撮像されている画像(所謂スルー画像)を表示したり、メモリーカードから読み出した画像を表示したり、各種メニュー画像を表示したりすることができる。本実施の形態では、ディスプレイ7はLCD(liquid crystal display)で構成されている。
図2は、実施の形態1における画像管理装置を備えた撮影装置のシステム構成を示すブロック図である。図2において、図1に示す構成と同様の構成要素については、同一番号を付与して詳細な説明は省略する。
図2に示すように、撮影装置1は、レンズ11、撮像素子(以下CCDと称する)12、アナログ−デジタルコンバーター(以下ADCと称する)13、画像処理部14、コントローラー15、バッファメモリー16、フラッシュROM17、インターフェース回路(以下IF回路と称する)18、カードホルダー19、メモリーカード20、ディスプレイドライバ21、および操作部22を備えている。
レンズ11は、対物レンズ、ズームレンズ、およびフォーカスレンズなどが含まれている。また、撮影装置1には、ズームレンズおよびフォーカスレンズを光軸方向へ駆動させる駆動機構を備えている。なお、ズームレンズやフォーカスレンズは必須ではない。
CCD12は、レンズ11を介して入射される光学画像を結像し、電気信号(アナログ信号)に変換して出力するCCDイメージセンサーで構成されている。。
ADC13は、CCD12から出力される電気信号(アナログ信号)を、デジタル信号に変換する。
画像処理部14は、ADC13から出力されるデジタル信号から画像データを生成し、各種画像処理を行うものである。画像処理部14は、例えば前処理部14a、YC処理部14b、電子ズーム処理部14c、圧縮部14d、および伸長部14eを備えている。
前処理部14aは、画像のホワイトバランスを調整する処理、および画像のガンマ補正を行う処理を行うことができる。ホワイトバランス調整は、画像の色合いを、実物の色合いに近くなるように調整したり、光源(蛍光灯や太陽光など)に合った適正な色に調整する処理である。また、ガンマ補正処理は、画像のコントラストを調整する処理である。なお、前処理部14aで行うことができる処理は、ホワイトバランス処理及びガンマ補正処理以外の画像処理を含む場合がある。
YC処理部14bは、入力される画像データに基づく画像を、輝度情報「Y」と、輝度信号と青色の色差情報「Cb」と、輝度信号と赤色の色差情報「Cr」とに分離する。
電子ズーム処理部14cは、画像の一部(例えば中央)を所定の大きさでトリミングし、トリミングした画像を信号処理で元画像の大きさに拡大する処理である。例えば、撮影された1600×1200ドットの画像において、中央の1024×768ドットの画像を切り出し、データ補間を行いながら1600×1200ドットのサイズに拡大する処理である。なお、電子ズーム処理部14cは必須ではない。
圧縮部14dは、画像データをJPEG(Joint Photographic Expert Group)方式などの圧縮形式によって圧縮する。また、伸長部14eは、圧縮されている画像データを伸長するものである。例えば、JPEG方式の場合は、まず、画像データの高周波成分と低周波成分の割合を数値化する離散コサイン変換処理を行う(DCT処理)。次に、画像の階調やグラデーションを表現する段階を数値(量子化ビット数)で表現する量子化処理を行う。最後に、画像データのデータ容量をハフマン符号化処理で圧縮する。具体的には、画像データの信号文字列を一定のビット毎に区切り、出現頻度が高い文字列に対してより短い符号を与えていく処理である。なお、圧縮部14d及び伸長部14eは必須ではなく、圧縮処理を行わないで画像を記録する方式の場合は圧縮部14d及び伸長部14eを省略することができる。また、圧縮方式は、JPEG方式に限らず、GIF(Graphical Interchange Format)形式などであっても、同様に処理を行うことができる。
コントローラー15は、画像処理部14、バッファメモリー16、フラッシュROM17、IF回路18、ディスプレイドライバ21、及び操作部22に接続されている。また、コントローラー15は、操作部22から出力される制御信号が入力されると、各部を動作制御するための制御信号を出力する制御部と、使用者に関する認証を行う認証部とを備えている。制御部は、第1の制御モードと、第2の制御モードとを備えている。第1の制御モードは、認証部で正規の操作者であることが認証されていなければ、秘密管理されている画像データに対して使用者が要求した制御を行わないように制御するモードである。また、第2の制御モードは、認証部で正規の操作者であることが認証されていなくても、秘密管理しようとする画像データに対して使用者が要求した制御を行なって、画像データを秘密管理するよう制御するモードである。よって、第1の制御モードは、本実施の形態ではシークレット再生モードとシークレット解除モードとに相当する。第2の制御モードは、本実施の形態ではシークレット撮影モードとシークレット設定モードとに相当する。各モードの詳しい説明については後述する。
バッファメモリー16は、画像処理部14において画像処理を行う際に、一時的に画像データが保存される。
フラッシュROM17は、撮影装置1の各種設定情報が保存されている。
IF回路18は、コントローラー15から出力される画像データを、メモリーカード20に記録可能なデータ形式に変換する。また、IF回路18は、メモリーカード20から読み出されたデータを、コントローラー15で処理可能なデータ形式に変換する。
カードホルダー19は、情報媒体であるメモリーカード20を着脱可能なものであり、例えばメモリーカード20との間でデータ通信が可能な電気接点を備えている。なお、カードホルダー19は、上記形態に限らず、装着される情報媒体の種類に応じた形式となる。
メモリーカード20は、カードホルダー19に着脱可能で、撮像装置で撮影された画像データを記録させることができる。メモリーカード20は、フラッシュメモリなどの半導体記憶素子が内蔵されている。
ディスプレイドライバ21は、コントローラー15から出力される画像データを、ディスプレイ7で表示可能な信号に変換する。具体的には、コントローラー15から出力されるデジタルの画像データをアナログ画像信号に変換する処理を行い、次に画像サイズをディスプレイ7の表示可能エリアのサイズに適したサイズに変換する処理を行う。
操作部22は、撮影装置1の各種操作を行うことができる。操作部22は、モードダイヤル2、カーソルキー3、メニューボタン3a、レリーズボタン4、電源スイッチ5、およびズームボタン6を備えている。なお、操作部22には、図示の構成以外の操作ボタン類も含まれるが、本実施の形態では説明を省略する。
次に、撮影動作について説明する。
図1及び図2において、まず、電源ボタン5を操作し、撮影装置1の電源をオンにする。すると、撮影装置1に内蔵されているバッテリー(不図示)から、各回路へ電源供給されて、撮影装置1の起動処理(レンズバリアを開く動作制御、およびマイクロコンピューターのリセット処理など)が行われる。次に、モードダイヤル2を矢印AまたはBに示す方向へ回転操作して、撮影モードを表すマークの位置をマーク2aに合わせる。
撮影装置1が撮影モードに移行されると、光学画像がレンズ11を介して撮像装置1内へ入射し、CCD12に結像される。CCD12は、入射される光学画像を電気信号に変換して、ADC13へ出力する。ADC13は、入力される電気信号(アナログ信号)を、デジタル信号に変換する。ADC13から出力されるデジタル信号は、画像処理部14に入力される。
画像処理部14内の前処理部14aは、入力されるデジタル信号に基づき画像データを生成し、ホワイトバランス処理およびガンマ補正処理などが行われる。次に、画像データは、YC処理部14bにおいて、輝度信号Yと色差信号Cr及びCbとに分離され、色差信号Cr及びCbの情報量を減らす処理が行われる。色差信号Cr及びCbの情報量の削減処理は、例えば、画像の主走査方向の色情報を間引く「4:2:2ダウンサンプリング処理」や、画像の縦横方向の色情報を間引く「4:1:1ダウンサンプリング処理」などがある。なお、前処理部14a及びYC処理部14bにおいて画像処理を行う際は、画像データを一時的にバッファメモリ16に保存し、随時バッファメモリ16に保存されている画像データを読み出しながら画像処理が行われる。画像処理部14から出力される画像データ(非圧縮)は、コントローラー15に入力される。
コントローラー15は、画像処理部14から出力される画像データを、ディスプレイドライバ21へ出力する。ディスプレイドライバ21は、入力される画像データ(デジタル信号)を、アナログ画像信号に変換する。次に、ディスプレイドライバ21は、アナログ画像信号に基づく画像のサイズを、ディスプレイ7で表示可能なサイズに調整する。次に、ディスプレイドライバ21は、ディスプレイ7に画像を表示させるよう制御する。この時、ディスプレイ7に表示される画像は、CCD12、ADC13、及び画像処理部14において連続的に信号処理されて生成される画像(スルー画像)である。
ディスプレイ7にスルー画像が表示されている状態で、使用者が希望のタイミングでレリーズボタン4を操作すると、コントローラー15は画像処理部14に制御信号を出力する。画像処理部14に制御信号が入力されると、圧縮部14dは、前処理部14a及びYC処理部14bにおいて画像処理された画像データをバッファメモリ16へ保存し、圧縮処理を行う。具体的には、画像データの高周波成分と低周波成分の割合を数値化する離散コサイン変換処理(DCT処理)や、画像の階調やグラデーションを表現する段階を量子化ビット数で表現する量子化処理や、画像データの信号文字列を一定のビット毎に区切り、出現頻度が高い文字列に対してより短い符号を与えていくハフマン符号化処理などが実行される。
圧縮された画像データは、コントローラー15及びディスプレイドライバ21を介して、ディスプレイ7に表示される。また、圧縮された画像データは、カードホルダー19を介してメモリーカード20に記録される。
また、レリーズボタン4を操作する前にズームボタン6を操作することで、光学ズーム処理や電子ズーム処理を実行させて、画像の大きさを拡大または縮小させることができる。次に、レリーズボタン4を操作することで、拡大または縮小された画像の画像データを、メモリーカード20へ記録させることができる。
次に、再生時の動作について説明する。
まず、モードダイヤル2を矢印AまたはBに示す方向へ回転操作して、再生モードを表すマークの位置をマーク2aに合わせる。これにより、撮影装置1が再生モードへ移行される。次に、コントローラー15は、IF回路18を介して、カードホルダー19に装着されているメモリーカード20に記録されている情報を読み出す。具体的には、メモリーカード20に記録されている設定情報及び画像データを読み出す。設定情報は、現在装着されているメモリーカード20に記録されている画像の枚数、および記録されているデータの容量などである。また、読み出される画像データは、例えば画像1枚分の画像データ、あるいはサムネイルデータである。なお、メモリーカード20から読み出される画像データは、所定の圧縮形式で圧縮されている。
メモリーカード20から読み出された画像データは、IF回路18及びコントローラー15を介して、ディスプレイドライバ21へ入力される。ディスプレイドライバ21は、入力される画像データをディスプレイ7へ表示させる。
次に、メモリーカード20に記録されているデータのディレクトリ構造について説明する。
図3は、メモリーカード20のディレクトリ構造を示している。図3に示すように、ルートディレクトリ(ディレクトリ階層の最上位)には、DCIMフォルダとMISCフォルダとが含まれている。DCIMフォルダ内には、所定の名前が付与されているサブフォルダが存在している。図3に示す構造では、DCIMフォルダ内に、「100_PANA」、「101_PANA」、・・・のフォルダ名が付与されたサブフォルダと、「100_SECRET_PANA」のフォルダ名が付与されたサブフォルダ(以下、シークレットフォルダと称する)とが含まれている。サブフォルダ「100_PANA」、「101_PANA」、・・・には、撮影装置1が撮影モードの時に撮影された画像データのファイルが保存されている。シークレットフォルダ「100_SECRET_PANA」には、撮影装置1がシークレットモードの時に撮影された画像データのファイルが保存されている。
各サブフォルダに保存されているファイルのファイル名は、ファイル管理テーブルに基づいて、規則的に付与される。図3に示す構造では、ファイル名の上位1桁は撮影装置1の製造者を表す英字が付与され、ファイル名の上位2桁目から4桁目まではサブフォルダの上位3桁の数字が付与され、ファイル名の上位5桁目から8桁目までは各サブフォルダ内において連続的な数字が付与される。ファイル名の下位3桁は、ファイルの属性を表す拡張子である。例えば、サブフォルダ「100_PANA」に保存されているファイルのファイル名は、「P1000001.jpg」、「P1000002.jpg」、・・・のように付与される。また、シークレットフォルダ「100_SECRET_PANA」に保存されているファイルには、シークレット設定されていることを表すファイル名が付与されている。具体的には、ファイル名の上位1桁は撮影装置1の製造者を表す英字が付与され、上位2桁目にシークレット画像を表す英字「S」が付与され、上位3桁目から5桁目まではフォルダ名の上位3桁の文字が付与され、上位6桁目から8桁目までは連続的な数字が付与される(例えば「PS100001.jpg」)。また、MISCフォルダ内には、各種設定情報が含まれているファイルが保存されている。
〔1-2.シークレット機能の説明〕
シークレット機能とは、メモリーカード20に保存されている画像を、第三者による閲覧を禁止できる機能である。具体的には、画像ファイル単位あるいはシークレットフォルダ単位で、第三者による閲覧を禁止するか否かを設定できる機能である。以下の説明では、画像ファイルが秘密管理されている状態、すなわち画像ファイルがシークレットフォルダに保存されている状態を「シークレット−オン」と称する。また、画像ファイルが秘密管理されていない状態、すなわち画像ファイルがシークレットフォルダ以外のサブフォルダ(例えば、サブフォルダ「100_PANA」)に保存されている状態を「シークレット−オフ」と称する。また、シークレット−オンに設定されている画像ファイルに基づく画像、すなわちシークレットフォルダに保存されている画像ファイルに基づく画像を、「シークレット画像」と称する。また、シークレット−オフに設定されている画像ファイルに基づく画像、すなわちシークレットフォルダ以外のサブフォルダ(図3の「100_PANA」フォルダなど)に保存されている画像ファイルに基づく画像を、「通常画像」と称する。
シークレット機能とは、メモリーカード20に保存されている画像を、第三者による閲覧を禁止できる機能である。具体的には、画像ファイル単位あるいはシークレットフォルダ単位で、第三者による閲覧を禁止するか否かを設定できる機能である。以下の説明では、画像ファイルが秘密管理されている状態、すなわち画像ファイルがシークレットフォルダに保存されている状態を「シークレット−オン」と称する。また、画像ファイルが秘密管理されていない状態、すなわち画像ファイルがシークレットフォルダ以外のサブフォルダ(例えば、サブフォルダ「100_PANA」)に保存されている状態を「シークレット−オフ」と称する。また、シークレット−オンに設定されている画像ファイルに基づく画像、すなわちシークレットフォルダに保存されている画像ファイルに基づく画像を、「シークレット画像」と称する。また、シークレット−オフに設定されている画像ファイルに基づく画像、すなわちシークレットフォルダ以外のサブフォルダ(図3の「100_PANA」フォルダなど)に保存されている画像ファイルに基づく画像を、「通常画像」と称する。
撮影モードまたは再生モードからシークレットモードへ移行させる際は、図1に示すモードダイヤル2を回転操作して、モードダイヤル2に表記されている星マークの位置を、マーク2aに合わせる。これにより、図2に示すコントローラー15が各部を制御して、撮影装置1をシークレットモードへ移行させることができる。
〔1-2-1.初期設定〕
一般的なデジタルスチルカメラは、工場出荷後、使用者において最初に電源をオンにした時、内部時計の設定などの初期設定を行うモードに、自動的に移行される。本実施の形態の撮影装置1では、前述の初期設定に加えて、シークレットモードの初期設定を行うモードに、自動的に移行される。
一般的なデジタルスチルカメラは、工場出荷後、使用者において最初に電源をオンにした時、内部時計の設定などの初期設定を行うモードに、自動的に移行される。本実施の形態の撮影装置1では、前述の初期設定に加えて、シークレットモードの初期設定を行うモードに、自動的に移行される。
図4は、シークレットモードの初期設定の流れを示すフローチャートである。図4において、まず撮影装置1の電源がオンにされると(ステップS1)、図2に示すコントローラー15はフラッシュROM17に対して、既にパスワードが設定済みかどうかを確認する(ステップS2)。既に、使用者によってシークレット機能に対応したパスワードが設定されている場合は、そのパスワードがフラッシュROM17に書き込まれているため、フラッシュROM17におけるパスワードが保存されているか否かを確認することで、パスワードが設定されているか否かを判断することができる。図4において、既にフラッシュROM17にパスワードが保存されている場合は、処理を終了する。フラッシュROM17にパスワードが保存されていない場合は、パスワード設定モードへ移行する(ステップS3)。
撮影装置1がパスワード設定モードへ移行されると、コントローラー15はディスプレイドライバ21を制御して、ディスプレイ7にパスワード入力画像を表示させる。図5は、パスワード入力画像の一例である。図5に示すように、パスワード入力画像には、使用者に対してパスワードの設定を促すメッセージと、パスワードを入力するエリアとが含まれている。
パスワードは、図2におけるカーソルキー3及びメニューボタン3aを使って入力することができる。具体的には、図5に示すパスワード入力画像において、「0」〜「9」の数字と、「A」から「Z」までの英字の一覧を表示させ、その一覧においてカーソルキー3によって移動させることが可能なカーソルを表示させる。使用者は、カーソルキー3を上下左右方向に操作して、所望の文字の位置へカーソルを移動させ、メニューボタン3aを操作する。これにより、カーソルによって指示されている文字が、パスワードの1桁目としてパスワード入力エリアに入力される。この時、パスワード入力エリアには、英数字が表示されるのではなく、アスタリスクマークが表示される。1桁目の入力が終わると、次に2桁目の入力を行うことができる。入力方法は上記と同じである。全桁(本実施の形態では4桁)のパスワードの入力が終わると、入力されたパスワードはフラッシュROM17へ書き込まれる。
次に、撮影装置1は、ダミー画像を選択するモードへ移行する(ステップS4)。ダミー画像とは、シークレットモードにおいて、シークレット画像をディスプレイ7に表示させる操作が行われると、シークレット画像に代えて表示される画像のことである。ダミー画像選択モードへ移行されると、コントローラー15はディスプレイドライバ21を制御して、ディスプレイ7にメニュー画像を表示させる。図6は、ダミー画像を選択可能なメニュー画像である。図6に示すように、メニュー画像には、使用者に対してダミー画像を選択するように促すメッセージと、選択項目とが表示される。選択項目は、予めフラッシュROM17に書き込まれている3つのダミー画像(図6における画像A〜C)の中から、いずれか1つを選択することができる。また、ダミー画像を設定しないようにすることもできる。使用者は、図6に示すようにメニュー画像が表示されている状態で、カーソルキー3の上方向ボタンまたは下方向ボタンを操作することで、選択マーク(図6における黒点)が上方向または下方向へ移動し、いずれかのダミー画像を選択することができる。使用者は、所望のダミー画像を選択した後、メニューボタン3aを操作する。これにより、ダミー画像を確定することができる。
なお、ダミー画像は、フラッシュROM17に予め保存されている画像を用いているが、メモリーカード20に保存されている画像を用いてもよい。その場合は、例えば、使用者がパーソナルコンピューター及び画像編集ソフトウェアを使ってオリジナルのダミー画像を作成し、作成したオリジナルダミー画像をメモリーカード20に保存し、そのメモリーカード20をカードホルダー19に装着し、所定の操作を行うことでメモリーカード20に保存されているオリジナルダミー画像をフラッシュROM17に書き込むように構成してもよい。また、撮影装置1で撮影された画像を、ダミー画像として用いてもよい。これにより、使用者の好みの画像を、ダミー画像として設定することができる。
また、画像ファイルとダミー画像との対応は、対応表によって管理されている。図10は対応表の一例を示している。対応表の説明は後述する。
ダミー画像の選択が終われば、初期設定は終了する。
〔1-2-2.シークレットモードへの移行動作〕
次に、撮影装置1が、シークレットモードへ移行された時の動作について説明する。図7は、シークレットモードへの移行の流れを示すフローチャートである。
次に、撮影装置1が、シークレットモードへ移行された時の動作について説明する。図7は、シークレットモードへの移行の流れを示すフローチャートである。
図1に示すモードダイヤルを回転操作して、シークレットモードへ移行されると(ステップS11)、図2に示すコントローラー15は、フラッシュROM17からシークレットモードのメニュー画像を読み出す。コントローラー15は、ディスプレイドライバ21を制御して、ディスプレイ7にメニュー画像を表示させる。図8は、シークレットモードに移行された際にディスプレイ7に表示されるメニュー画像の一例を示している。図8に示すように、メニュー画像には、使用者に対して動作モードを選択するように促すメッセージと、選択項目とが表示される。選択項目は、撮影モード、再生モード、シークレット解除モード、およびシークレット設定モードである。ここで、シークレットモードにおける撮影モードは、前述の通常の撮影モードとは異なる。シークレットモードにおける再生モードは、前述の通常の再生モードとは異なる。詳しい動作説明については後述する。
次に、使用者は、図8に示すように表示されているメニュー画像において、所望のモードを選択する(ステップS12)。具体的には、ディスプレイ7にメニュー画像が表示されている状態で、カーソルキー3の上方向ボタンまたは下方向ボタンを操作することで、選択マーク(図8における黒点)が上方向または下方向へ移動し、いずれかのモードを選択することができる。使用者は、所望のモードを選択した後、メニューボタン3aを操作する。これにより、シークレットモードにおける各種モードを確定することができる。
〔1-2-3.シークレット撮影モードにおける動作〕
次に、図7のステップS12(図8に示すメニュー画像)において、撮影モードが選択された際の動作について説明する。図9は、シークレットモードにおける撮影モード(以下、シークレット撮影モードと称する)の処理の流れを示すフローチャートである。
次に、図7のステップS12(図8に示すメニュー画像)において、撮影モードが選択された際の動作について説明する。図9は、シークレットモードにおける撮影モード(以下、シークレット撮影モードと称する)の処理の流れを示すフローチャートである。
図9において、シークレット撮影モードに移行されると、撮影装置1は、前述の通常撮影モードと同様に、CCD12で撮像されているスルー画像がディスプレイ7に表示されている状態になる。この状態で、レリーズボタン4が操作されると(ステップS21)、前述したように画像処理部14において画像データが生成される(ステップS22)。
次に、コントローラー15は、メモリーカード20にシークレットフォルダが存在するか否かを確認する。シークレットフォルダの有無は、メモリーカード20におけるディレクトリ構造を参照することで、把握することができる(ステップS23)。
もし、メモリーカード20にシークレットフォルダが存在しない場合は、コントローラー15は、メモリーカード20にシークレットフォルダを作成する。この時、作成されるシークレットフォルダのフォルダ名は、例えば図3に示す「100_SECRET_PANA」である。また、既にメモリーカード20にシークレットフォルダが存在する場合は、シークレットフォルダは作成しない(ステップS24)。
次に、コントローラー15は、生成された画像データにファイル名を付与して、画像ファイルを生成する。この時、画像データに付与されるファイル名は、図3に示す「PS100001.jpg」などのように、シークレットモード特有のファイル名である(ステップS25)。
次に、コントローラー15は、生成された画像ファイルを、メモリーカード20のシークレットフォルダへ保存する(ステップS26)。
次に、コントローラー15は、フラッシュROM17に記録されている対応表を更新する。ここで、対応表とは、シークレット画像の画像ファイルとダミー画像の画像ファイルとの対応関係を管理するための表である(ステップS27)。
図10は対応表の一例を示している。図10に示す対応表において、ファイルNo.の列には、シークレット画像の画像ファイルのファイル名がリストアップされている。また、対応表におけるダミーファイルNo.の列には、各シークレット画像の画像ファイルに対応したダミー画像のファイル名がリストアップされている。例えば、図10に示すように、ダミー画像A(図6参照)のファイル名は「D001.jpg」である。また、ダミー画像Bのファイル名は「D002.jpg」である。図示されていないが、ダミー画像Cのファイル名は「D003.jpg」である。また、メモリーカード20に記録されている画像ファイルを、ダミー画像として使用することもできる。例えば、図10における画像ファイル「PS100005.jpg」に対応するダミー画像は、メモリーカード20に記録されている画像「P1000003.jpg」に設定されている。
図9のステップS27では、シークレットフォルダに画像ファイルが記録された時に、図10に示す対応表に新たな画像ファイルの情報を追加する。その際、追加された画像ファイルには、前述の初期設定において選択されたダミー画像が関連付けされる。
対応表の更新が終われば、ステップS21に戻り、再びレリーズボタン4が操作されるのを待つ。すなわち、シークレット撮影モードにおいて撮影された画像は、全てシークレットフォルダに保存される。
〔1-2-4.シークレット再生モードにおける動作〕
次に、図7のステップS12(図8に示すメニュー画像)において、再生モードが選択された際の動作について説明する。図11は、シークレットモードにおける再生モード(以下、シークレット再生モードと称する)の処理の流れを示すフローチャートである。
次に、図7のステップS12(図8に示すメニュー画像)において、再生モードが選択された際の動作について説明する。図11は、シークレットモードにおける再生モード(以下、シークレット再生モードと称する)の処理の流れを示すフローチャートである。
図11において、シークレット再生モードに移行されると、まずパスワードの照合処理を行う(ステップS31)。具体的には、コントローラー15が、フラッシュROM17に記録されているパスワード入力画像(図12参照)を、ディスプレイ7に表示させる。図12は、パスワード入力画像の一例を示しており、この入力画像には、使用者に対してパスワード入力を促すメッセージと、パスワードを入力するエリアとが含まれている。使用者は、カーソルキー3とメニューボタン3aとを操作し、パスワード入力エリアに所定のパスワード入力する。なお、カーソルキー3によるパスワードの入力方法については、前述したので省略する。
コントローラー15は、入力されたパスワードと、フラッシュROM17に記録されているパスワードとの照合を行う。コントローラー15は、両者のパスワードが一致していれば、メモリーカード20のシークレットフォルダ(図3参照)に記録されている画像ファイルを読み出す(ステップS32)。コントローラー15は、読み出された画像ファイルに基づくシークレット画像をディスプレイ7に表示させる(ステップS33)。図13は、シークレット画像の表示内容の一例を示している。図13に示すように、シークレット画像の表示とともに、画像ファイルのファイル名が表示される。これにより、使用者は、シークレット画像を閲覧することができる。
一方、ステップ31におけるパスワード照合処理において、使用者によって入力されたパスワードが、フラッシュROM17に記録されているパスワードに一致しなかった場合、コントローラー15は、フラッシュROM17に記録されている設定情報(対応表)を参照し、ダミー画像を表示するように設定されているか否かを確認する(ステップS34)。
コントローラー15は、ダミー画像を表示するように設定されている場合、フラッシュROM17からダミー画像を読み出し、ディスプレイ7に表示させる(ステップS35)。図14は、ダミー画像の表示内容の一例を示している。図14に示すように、ダミー画像の表示とともに、ダミー画像のファイル名と、シークレット画像のファイル名が表示される。なお、ダミー画像とともにファイル名を表示することは、必須ではない。
また、コントローラー15は、ダミー画像を表示するように設定されていなかった場合、ディスプレイ7にメッセージを表示させる(ステップS36)。図15は、メッセージの表示内容の一例を示している。
なお、図14に示すダミー画像または図15に示すメッセージは、使用者によって操作部22が操作されるまで表示し続けてもよいし、一定時間経過すれば図12に示すパスワード入力画像に表示を切り替えてもよい。
また、図11のステップS31でパスワードが照合された後は、その照合結果は、シークレット再生モードが継続している限り有効である。すなわち、一度パスワードが照合されれば、シークレット再生モードから他のモードへ移行しない限り、シークレットフォルダに保存されている画像ファイルに基づく画像を自由に閲覧することができる。シークレット再生モードから他のモードへ移行した後に、再度シークレット再生モードを選択すると、再びパスワード照合が必要になる。
〔1-2-5.シークレット解除モードにおける動作〕
次に、図7のステップS12(図8に示すメニュー画像)において、シークレット解除モードが選択された際の動作について説明する。図16は、シークレット解除モードにおける処理の流れを示すフローチャートである。
次に、図7のステップS12(図8に示すメニュー画像)において、シークレット解除モードが選択された際の動作について説明する。図16は、シークレット解除モードにおける処理の流れを示すフローチャートである。
シークレット解除モードとは、既に画像ファイル毎あるいはフォルダ毎に設定されているシークレット−オンの状態を、シークレット−オフ状態に変更可能なモードである。
図16において、シークレット解除モードが選択されると、まずパスワードの照合処理を行う。具体的には、まず、コントローラー15が、フラッシュROM17に記録されているパスワード入力画像(図12参照)を、ディスプレイ7に表示させる。図12は、パスワード入力画像の一例を示しており、使用者に対してパスワード入力を促すメッセージと、パスワードを入力するエリアとが含まれている。次に、使用者は、カーソルキー3とメニューボタン3aとを操作し、パスワード入力エリアに所定のパスワード入力する。なお、カーソルキー3によるパスワードの入力方法については、前述したので省略する。コントローラー15は、入力されたパスワードと、フラッシュROM17に記録されているパスワードとの照合を行う(ステップS41)。
コントローラー15は、両者のパスワードが一致していれば、メモリーカード20内のシークレットフォルダ(図3参照)に保存されている画像ファイルを読み出し、その画像ファイルに基づく画像をディスプレイ7に表示させる。この時、シークレットフォルダに複数の画像ファイルが保存されている場合は、そのうち1枚の画像ファイルを読み出し、その画像ファイルに基づく画像をディスプレイ7に表示させる。なお、シークレットフォルダから読み出される画像ファイルは、1つのみに限らず、複数の画像ファイルを読み出してもよい。また、ディスプレイ7に表示させる画像は、1つのみに限らず、複数の画像をサムネイル表示させてもよい。
次に、使用者は、ディスプレイ7に表示されている画像の中から、シークレット−オフに変更する画像を選択する。具体的には、ディスプレイ7に表示されている1枚の画像を、シークレット−オフに変更する場合は、メニューボタン3aを操作する。これにより、画像を選択することができる。なお、他の画像をシークレット−オフに変更する場合は、カーソルキー3の左方向ボタンまたは右方向ボタンを操作して、シークレット−オフにしたい画像をディスプレイ7に表示させ、メニューボタン3aを操作する。また、ディスプレイ7に複数の画像のサムネイルが表示されている場合は、カーソルキー3を操作して、シークレット−オフにしたいサムネイル画像にカーソルを移動させ、メニューボタン3aを操作する。選択された画像ファイルは、バッファメモリ16に一時的に保存される(ステップS42)。
次に、コントローラー15は、バッファメモリ16に保存されている画像ファイルのファイル名を、通常画像ファイルのファイル名に更新するよう制御する。例えば、画像ファイル「PS100001.jpg」が選択された場合は、ファイル名を「P1010003.jpg」に更新する。この時、付与されるファイル名は、通常画像ファイルが保存されているフォルダにおいて、最も新しいファイル名である。例えば、フォルダ「101_PANA」に保存されている画像ファイルにおいて最も新しいファイル名が「P1010002.jpg」であった場合、付与されるファイル名は「P1010003.jpg」である(ステップS43)。
次に、コントローラー15は、ファイル名が更新された画像ファイルをバッファメモリ16から読み出し、メモリーカード20へ保存する。この時、画像ファイルは、通常画像フォルダへ保存する。例えば、ファイル名「P1010003.jpg」が付与された画像ファイルをメモリーカード20へ保存する場合は、フォルダ「101_PANA」へ保存する(ステップS44)。
次に、コントローラー15は、ファイル名が更新された画像ファイルの、元の画像ファイルを削除する。具体的には、メモリーカード20のシークレットフォルダに保存されている画像ファイルのうち、ファイル名が更新されて通常画像フォルダへ保存された画像ファイルを削除する(ステップS45)。
次に、コントローラー15は、フラッシュROM17に保存されている対応表(図10参照)を更新する。具体的には、シークレットフォルダから通常画像フォルダへ移された画像ファイルの情報を、対応表から削除する(ステップS46)。
以上のように、シークレットフォルダに保存されている画像ファイルのシークレット−オン状態を、解除することができる。
なお、ステップS42において、複数の画像ファイルが選択されている場合は、ステップS43からS46までの処理を、複数の画像ファイルに対して一度に行うこともできる。
また、シークレット−オン状態を解除する対象は、シークレットフォルダとしてもよい。これにより、シークレットフォルダに保存されている画像ファイルを、一度にシークレット−オン状態からシークレット−オフ状態へ移行させることができる。
〔1-2-6.シークレット設定モードにおける動作〕
次に、図7のステップS12(図8に示すメニュー画像)において、シークレット設定モードが選択された際の動作について説明する。図17は、シークレット設定モードにおける処理の流れを示すフローチャートである。
次に、図7のステップS12(図8に示すメニュー画像)において、シークレット設定モードが選択された際の動作について説明する。図17は、シークレット設定モードにおける処理の流れを示すフローチャートである。
シークレット設定モードとは、シークレット−オフ状態にある画像ファイルあるいはフォルダを、シークレット−オン状態に変更可能なモードである。なお、シークレット設定モードに入る際は、パスワードの入力は必須ではない。
図17において、シークレット設定モードが選択されると、まず画像ファイルの選択処理を行う。具体的には、コントローラー15が、メモリーカード20の通常画像フォルダに保存されている画像ファイルを1つあるいは複数読み出し、その画像ファイルに基づく画像をディスプレイ7に表示させる。次に、使用者は、ディスプレイ7に表示されている画像の中から、シークレット−オンに変更する画像を選択する。具体的には、ディスプレイ7に画像が表示されている状態でメニューボタン3aを操作する。これにより、ディスプレイ7に表示されている画像を選択することができる。なお、他の画像をシークレット−オンに変更する場合は、カーソルキー3の左方向ボタンまたは右方向ボタンを操作して、シークレット−オンにしたい画像をディスプレイ7に表示させ、メニューボタン3aを操作する。また、ディスプレイ7に複数の画像のサムネイルが表示されている場合は、カーソルキー3を操作して、シークレット−オンにしたいサムネイル画像にカーソルを移動させ、メニューボタン3aを操作する。選択されたサムネイル画像の画像ファイルは、バッファメモリ16に一時的に保存される(ステップS51)。
次に、コントローラー15は、メモリーカード20にシークレットフォルダが存在するか否かを確認する(ステップS52)。コントローラー15は、メモリーカード20にシークレットフォルダが存在しない場合は、シークレットフォルダを作成するよう制御する(ステップS53)。
次に、コントローラー15は、バッファメモリ16に保存されている画像ファイルのファイル名を、シークレット画像ファイルのファイル名に更新するよう制御する。例えば、画像ファイル「P1010001.jpg」が選択された場合は、ファイル名を「PS100003.jpg」に更新する。この時、付与されるファイル名は、シークレットフォルダにおいて、最も新しいファイル名である。例えば、シークレットフォルダに保存されている画像ファイルにおいて最も新しいファイル名が「PS100002.jpg」であった場合、付与されるファイル名は「PS100003.jpg」である(ステップS54)。
次に、コントローラー15は、ファイル名が更新された画像ファイルをバッファメモリ16から読み出し、メモリーカード20へ保存する。この時、画像ファイルは、シークレットフォルダへ保存する(ステップS55)。
次に、コントローラー15は、ファイル名が更新された画像ファイルの、元の画像ファイルを削除する。具体的には、メモリーカード20の通常画像フォルダに保存されている画像ファイルのうち、ファイル名が更新されてシークレットフォルダへ保存された画像ファイルを削除する。例えば、本実施の形態では、画像ファイル「P1010001.jpg」をシークレットフォルダへ移すので、フォルダ「101_PANA」に保存されている画像ファイル「P1010001.jpg」を削除する(ステップS56)。
次に、コントローラー15は、フラッシュROM17に保存されている対応表(図10参照)を更新する。具体的には、通常画像フォルダからシークレットフォルダへ移された画像ファイルの情報を、対応表へ追加する(ステップS57)。
以上のように、メモリーカード20の通常画像ファイルを、シークレット−オン状態に設定することができる。
なお、ステップS51おいて、複数の画像ファイルが選択されている場合は、ステップS54からS57までの処理を、複数の画像ファイルに対して一括に行うこともできる。
また、シークレット−オンに設定する対象は、通常画像ファイルが保存されているフォルダとしてもよい。これにより、フォルダに保存されている画像ファイルの全てを、一括してシークレット−オン状態に設定することができる。
また、シークレット−オンに設定する際に、ダミー画像を設定可能なステップを追加してもよい。その場合は、例えば図17に示すフローにおいて、ステップS56の次に使用者に対してダミー画像を設定するか否かを問い合わせるメッセージを表示させる。次に、使用者によって、ダミー画像を設定する旨の操作が行われた場合、ステップS57において対応表を更新する際に、対応表におけるダミー画像の情報も更新する。一方、使用者によって、ダミー画像を設定しない旨の操作が行われた場合、対応表におけるダミー画像の情報は更新しない。
〔1-3.実施の形態の効果、他〕
以上のように本実施の形態によれば、シークレットモードを備え、シークレットモードにおいて撮影された画像を、規格に準拠した画像フォルダに保存するのではなく、独自に作成したシークレットフォルダへ保存する構成としたことにより、画像を秘密管理することができる。
以上のように本実施の形態によれば、シークレットモードを備え、シークレットモードにおいて撮影された画像を、規格に準拠した画像フォルダに保存するのではなく、独自に作成したシークレットフォルダへ保存する構成としたことにより、画像を秘密管理することができる。
また、図9に示すように、シークレット撮影モードにおいては、パスワードの入力及び照合処理が不要であるため、即座に撮影可能状態へ移行させることができる。よって、シャッターチャンスを逃さないなど、撮影時の使いやすさを向上させることができる。
また、再生モード、シークレット再生モード、およびシークレット解除モードにおいては、パスワードの入力及び照合処理が必要であるため、画像を秘密管理することができる。
また、撮影モード、シークレット撮影モード、およびシークレット設定モードにおいては、パスワードによる照合処理が不要であるため、使用者においては煩わしいパスワード入力が不要であり、操作性を向上させることができる。
また、メモリーカード20に記録されている画像ファイルを、シークレット−オンまたはシークレット−オフに変更可能であるため、他の撮影装置で撮影された画像などについても、秘密管理することができる。
(実施の形態2)
〔2-1.実施の形態2の概要〕
実施の形態2における画像管理装置が、撮影装置に搭載されている例を挙げて説明する。撮影装置の基本構成は、図1及び図2に示すように構成されている。また、ディレクトリ構造は、図3に示すように構成されている。なお、図1〜図3の詳しい説明は省略する。
〔2-1.実施の形態2の概要〕
実施の形態2における画像管理装置が、撮影装置に搭載されている例を挙げて説明する。撮影装置の基本構成は、図1及び図2に示すように構成されている。また、ディレクトリ構造は、図3に示すように構成されている。なお、図1〜図3の詳しい説明は省略する。
実施の形態2において実施の形態1と異なる点は、図1におけるモードダイヤル2を操作して撮影装置1をシークレットモードに移行させると、直接、シークレット撮影モードに移行される点である。すなわち、実施の形態2は、実施の形態1のようにシークレットモードにおける動作モードを選択するステップ(図7のステップS12)が無く、シークレット撮影モードに移行される。したがって、実施の形態2は、実施の形態1に示すシークレット再生モードがない。
〔2-2.シークレットモードにおける動作〕
まず、図1及び図2を参照して、撮影時の動作について説明する。本実施の形態では、撮影装置1をシークレットモードへ移行させることで、シークレット撮影が可能な状態へ移行させることができる。
まず、図1及び図2を参照して、撮影時の動作について説明する。本実施の形態では、撮影装置1をシークレットモードへ移行させることで、シークレット撮影が可能な状態へ移行させることができる。
撮影時は、モードダイヤル2を矢印AまたはBに示す方向へ回転操作させ、星マークの位置をマーク2aの位置に合わせる。すると、撮影装置1は、実施の形態1の通常撮影モードと同様に、CCD12で撮像されているスルー画像がディスプレイ7に表示されている状態になる。
この状態で、レリーズボタン4が操作されると、画像処理部14において画像データが生成される。コントローラー15は、生成された画像データにファイル名を付与する。この時、モードダイヤル2がシークレットモードを選択しているため、画像データに付与されるファイル名は、シークレット画像のファイル名(例えば、「PS100001.jpg」)である。
次に、コントローラー15は、生成された画像ファイルを、メモリーカード20のシークレットフォルダへ保存する。以降、撮影装置1がシークレットモードになっていれば、レリーズボタン4が操作される度に、画像ファイルがシークレットフォルダへ保存される。
〔2-3.再生モードにおける動作〕
図18は、実施の形態2における再生モード時の流れを示すフローチャートである。
図18は、実施の形態2における再生モード時の流れを示すフローチャートである。
本実施の形態において、メモリーカード20に保存されている画像ファイルに基づく画像を再生する際は、図1に示すモードダイヤル2を矢印AまたはBに示す方向へ回転操作し、再生モードを選択する。撮影装置1が再生モードになると、コントローラー15は、メモリーカード20に記録されている画像ファイルの中から1つの画像ファイルを読み出す。
ここで、コントローラー15は、読み出された画像ファイルのファイル名を確認し、シークレット−オンに設定されている画像ファイルか否かを判断する(ステップS61)。コントローラー15は、メモリーカード20から読み出された画像ファイルのファイル名が、通常画像のファイル名(例えば、図3に示す「P1000001.jpg」)であれば、その画像ファイルに基づく画像をディスプレイ7に表示させる(ステップS62)。一方、メモリーカード20から読み出された画像ファイルのファイル名が、シークレット画像のファイル名(例えば、図3に示す「PS100001.jpg」)であれば、パスワードの照合処理を行う(ステップS63)。
パスワード照合処理は、具体的には、コントローラー15が、フラッシュROM17に記録されているパスワード入力画像(図12参照)を、ディスプレイ7に表示させる。使用者は、カーソルキー3とメニューボタン3aとを操作し、パスワード入力エリアに所定のパスワード入力する。なお、カーソルキー3によるパスワードの入力方法については、前述したので省略する。
コントローラー15は、入力されたパスワードと、フラッシュROM17に記録されているパスワードとの照合を行う。コントローラー15は、両者のパスワードが一致していれば、メモリーカード20のシークレットフォルダ(図3参照)に記録されている画像ファイルを読み出す(ステップS64)。コントローラー15は、読み出された画像ファイルに基づく画像を、ディスプレイ7に表示させる(ステップS65)。
これにより、使用者は、シークレット−オンに設定されている画像を閲覧することができる。
一方、ステップ63におけるパスワード照合処理において、使用者によって入力されたパスワードが、フラッシュROM17に記録されているパスワードに一致しなかった場合、コントローラー15は、フラッシュROM17に記録されている設定情報(対応表)を参照して、ダミー画像を表示するように設定されているか否かを確認する(ステップS66)。
コントローラー15は、ダミー画像を表示するように設定されている場合は、フラッシュROM17からダミー画像を読み出し、ディスプレイ7に表示させる(ステップS67)。また、コントローラー15は、ダミー画像を表示するように設定されていない場合は、ディスプレイ7にメッセージ(図15参照)を表示させる(ステップS67)。
次に、ディスプレイ7に、通常画像またはダミー画像が表示されている状態で、カーソルキー3の左方向ボタンまたは右方向ボタンを操作することで、メモリーカード20から次の画像ファイルが読み出される。以降の処理は、図18におけるステップS61以降の処理と同様であるため、説明は省略する。
よって、本実施の形態の撮影装置で画像の再生を行う際は、通常の再生モードで再生を行い、シークレット画像を表示させようとした時のみ、ディスプレイ7にダミー画像またはメッセージを表示させるように構成されている。
なお、図14に示すダミー画像または図15に示すメッセージは、使用者によって操作部22が操作されるまで表示し続けてもよいし、一定時間経過すれば図12に示すパスワード入力画像に表示を切り替えてもよい。
また、一度パスワードが認証されれば、再生モードを抜けるまでは、複数のシークレット画像に対する制御を許可する構成としてもよい。このように構成することで、シークレット画像が多数ある場合、1つのシークレット画像を開こうとする度にパスワードを入力する手間が省け、操作性を向上させることができる。
〔2-4.シークレット設定及び解除の動作〕
また、実施の形態2において、シークレット−オン状態にある画像ファイルまたはフォルダをシークレット−オフ状態に変更する操作、または、シークレット−オフ状態にある画像ファイルまたはフォルダをシークレット−オン状態に変更する操作は、撮影装置1が再生モードの時に行うことができる。
また、実施の形態2において、シークレット−オン状態にある画像ファイルまたはフォルダをシークレット−オフ状態に変更する操作、または、シークレット−オフ状態にある画像ファイルまたはフォルダをシークレット−オン状態に変更する操作は、撮影装置1が再生モードの時に行うことができる。
具体的には、モードダイヤル2が再生モードを選択し、ディスプレイ7にメモリーカード20から読み出された画像ファイルに基づく画像が表示されている状態において、使用者によって所定の操作(例えば、カーソルキー3の下方向ボタンを操作する)が行われると、現在選択されている画像ファイルのシークレット設定を変更可能な状態になる。以降の動作は、前述した図17に示す流れ(シークレット設定モードの流れ)と同様であるため、説明は省略する。
一方、ディスプレイ7にダミー画像が表示されている時(すなわち、シークレット設定がオンなっている画像ファイルにアクセスしている時)に、カーソルキー3の下方向ボタンが操作されると、現在選択されている画像ファイルのシークレット設定を変更可能な状態になる。以降の動作は、前述した図16に示す流れ(シークレット解除モードの流れ)と同様であるため、説明は省略する。
なお、シークレット設定がオンになっている画像ファイルにアクセスしている時に、ディスプレイ7に図15に示すメッセージが表示される場合がある。この場合においても、その時に選択されている画像ファイルのシークレット設定を変更可能な状態に移行させることができる。
〔2-5.実施の形態2の効果、他〕
以上のように本実施の形態によれば、シークレット撮影を行う際、煩雑なメニュー操作が不要であるため、シークレット撮影を迅速に行えることができる。よって、撮影装置1の使いやすさを向上させることができる。
以上のように本実施の形態によれば、シークレット撮影を行う際、煩雑なメニュー操作が不要であるため、シークレット撮影を迅速に行えることができる。よって、撮影装置1の使いやすさを向上させることができる。
(実施の形態3)
実施の形態3は、画像ファイルのシークレット設定がオンに変更された際、その画像ファイルの拡張子を変更することを特徴としている。図19は、実施の形態3におけるディレクトリ構造を示す図である。
実施の形態3は、画像ファイルのシークレット設定がオンに変更された際、その画像ファイルの拡張子を変更することを特徴としている。図19は、実施の形態3におけるディレクトリ構造を示す図である。
まず、図1及び図2に示すモードダイヤル2及びカーソルキー3を操作して、撮影装置1をシークレット設定モードへ移行させる。次に、使用者は、カーソルキー3を操作して、シークレット設定をオンにしたい画像ファイルを選択する(例えば、図3に示すファイル名「P1000003.jpg」の画像ファイルを選択する)。
ここで、コントローラー15は、使用者によって画像ファイルが選択されると、選択された画像ファイルのファイル名における拡張子を変更するよう制御する。具体的には、変更前の拡張子は、画像圧縮規格の一つであるJPEG規格に準拠した「jpg」などであるが、コントローラー15によって「sct」に変更される。したがって、画像ファイル「P1000003.jpg」のシークレット設定がオンに変更された際は、ファイル名は「P1000003.sct」に変更される。
図19に示すように、拡張子が「sct」であるファイルが含まれているメモリーカード20をカードホルダー19に装着し、撮影装置1を再生モードに移行させると、拡張子が「jpg」の画像ファイルに基づく画像が、ディスプレイ7に表示される。しかし、拡張子が「sct」のファイルは、コントローラー15で画像ファイルであると認識されないため、ディスプレイ7には「P1000003.sct」に関する情報は全く表示されない。
また、シークレット設定をオフにする場合は、図1及び図2に示すモードダイヤル2及びカーソルキー3を操作して、撮影装置1をシークレット解除モードへ移行させる。次に、パスワード照合を行い、シークレット−オンに設定されている画像ファイルを選択(すなわち、ディスプレイ7には「P1000003.sct」に対応する画像が表示される)する。次に、選択した画像ファイルのシークレット設定をオフに変更する。ここまでの流れは、前述した図16と同様である。コントローラー15は、シークレット設定がオフに変更された画像ファイルの拡張子を、「sct」から「jpg」に変更する。これにより、シークレット設定がオフになる。
以上のように本実施の形態によれば、フォルダ間のファイルの移動が生じないため、画像の管理がしやすい。
また、画像ファイルの拡張子を、静止画フォーマットとは無関係な文字列に変更するため、パーソナルコンピューターおよびテレビジョン受像器などのように、メモリカードに記録されているデータにアクセスが可能な機器においても、画像を秘密管理することができる。
(実施の形態4)
実施の形態4は、画像管理装置の様々な実施例を、まとめて含むものとする。以下、実施の形態4の各実施例について説明する。
実施の形態4は、画像管理装置の様々な実施例を、まとめて含むものとする。以下、実施の形態4の各実施例について説明する。
実施の形態1〜3の画像再生装置は、デジタルスチルカメラを例示したが、これには限らない。例えば、デジタルビデオカメラ、撮像素子が搭載されている携帯電話機等、少なくともデジタル静止画像を表示可能な画像再生装置でも本発明の実現は可能である。
また、実施の形態1〜3におけるメモリーカード20は、本装置においてデータ記録再生が可能な情報媒体の一例であり、メモリーカード20に代えて、光ディスク、磁気ディスク、磁気テープ等を用いてもよい。また、複数種類の情報媒体を備えていてもよい。また、着脱式の情報媒体に限らず、半導体メモリーなどのように内部固定式の情報媒体であってもよい。
また、実施の形態1〜3におけるディスプレイ7は、LCDで構成されているが、他の表示デバイスを備えていてもよい。LCD以外の表示デバイスは、有機ELディスプレイ、CRT(cathode ray tube)ディスプレイ、プラズマディスプレイなどがある。有機ELディスプレイは、LCDに比べて消費電力が少ないため、画像管理装置の消費電力を削減することができる。また、CRTやプラズマディスプレイは、LCDまたは有機ELディスプレイに比べて、表示される画像の輝度が明るく、色の再現力が高いため、高画質な画像を表示させることができる。
また、実施の形態1〜3におけるモードダイヤル2は、モード設定手段の一例であり、これらに限らず、少なくとも撮影モードの選択ができるものであればよい。例えば、ディスプレイ7をタッチパネル式LCDで構成し、使用者による画面接触操作によってモード選択が可能な構成でもよい。また、ディスプレイ7に表示された撮影モードメニューを、例えばカーソルキーで選択操作が可能な構成でもよい。これらを用いれば、操作系の部品が少なくなるため、デザインの自由度が高くなるとともに、部品点数を削減することができコストダウンすることができる。
また、実施の形態1〜3におけるCCD12は、撮像素子の一例であって、少なくとも入射される光画像を電気信号に変換可能な素子であればよい。例えば、CCDイメージセンサーに代えてCMOSイメージセンサーで構成することができ、これにより、撮影装置1の小型化。および消費電力を低減させることができる。
また、実施の形態1〜3において、カーソルキー3及びメニューボタン3aを操作してパスワードの入力及びダミー画像の設定を行う構成としたが、これに限らず、タッチセンサやタッチパネル式LCDを備えて、操作可能な構成としてもよい。具体的には、カーソルキー3及びメニューボタン3aを、ボタン式スイッチ素子に代えて、タッチセンサー式スイッチ素子で構成する。これにより、外観上の凹凸がなくなるため、デザイン性を向上させることができる。また、ディスプレイ7がタッチパネルで構成されている場合は、パスワード入力時に、ディスプレイ7に入力可能文字の一覧(例えば英数字の一覧)を表示させる。使用者は、ディスプレイ7に表示されている文字の一覧を指で接触操作しながら、パスワードを入力する。このように、ディスプレイ7にタッチパネルを用いれば、画像管理装置の筐体上における操作系部品を減らすことができるため、部品点数を削減することができ、コストダウンすることができる。また、操作系部品を減らすことにより、サイズが大きなディスプレイ7を搭載することができるため。画像の視認性を向上させることができる。
また、実施の形態1〜3において、圧縮部14d及び伸長部14eは、必須ではない。例えば、ADC13から出力される画像データを圧縮せずにメモリーカード20へ記録する構成でもよい。これにより、圧縮処理によるデータ欠落がない高画質な画像データを、メモリーカード20へ記録することができる。
また、実施の形態1及び2において、シークレットフォルダのフォルダ名は、一例である。シークレットフォルダのフォルダ名は、画像管理装置のメーカー毎に異なる名称としてもよいし、使用者が任意に名称を付与可能な構成としてもよい。
また、実施の形態1において、初期設定においてダミー画像を選択する際(図6参照)、ディスプレイ7にダミー画像のサムネイルを表示させてもよい。これにより、使用者において、所望のダミー画像を選択しやすくなる。
また、実施の形態1〜3において、初期設定において設定されたパスワード(認証パスワード)は、フラッシュROM17に保存する構成としたが、メモリーカード20に保存する構成としてもよい。また、ダミー画像、シークレット設定に関するメニュー画像、およびシークレット機能を動作させるためのプログラムは、フラッシュROM17に保存する構成としたが、メモリーカード20に保存する構成としてもよい。このように構成することで、情報媒体を他の表示機器に装着した際にも、シークレット機能を動作させることができる。
また、実施の形態1において、対応表に示すようなシークレット画像とダミー画像との関連性を、使用者による操作によって変更可能としてもよい。ダミー画像の変更方法の一例は、まずパスワード照合を行い、次にダミー画像を変更したいシークレット画像を選択し、次にダミー画像の設定の変更可能なメニュー画像(例えば図6参照)をディスプレイ7に表示させる。使用者は、ディスプレイ7に表示されるメニュー画像を見ながらカーソルキー3を操作して、他のダミー画像またはメモリーカード20に記録されている画像を選択する。なお、画像ファイルとダミー画像との関連付けは、図10に示す対応表で管理されているため、ダミー画像を変更することで、対応表の更新が行われる。
また、実施の形態1において、初期設定(図6参照)で設定されたダミー画像の設定を変更する際は、パスワード照合を行わずに変更可能としてもよい。すなわち、ダミー画像の変更などは、メモリーカード20に保存されている画像がディスプレイ7に表示されないため、パスワード照合は不要である。このように構成することで、パスワード入力が不要であるため、使いやすさを向上させることができる。
また、実施の形態1〜3において、シークレット画像とダミー画像との対応表(図10参照)を、ディスプレイ7に表示可能な構成としてもよい。具体的には、メニューボタン3aを操作することでディスプレイ7に表示されるメニュー画像(不図示)において、メニュー項目「ダミー画像設定状況」を追加する。このメニュー項目が選択されると、図10に示す対応表の表示へ移行させることができる。また、このようにして表示された対応表において、シークレット画像とダミー画像との関連性を変更させることが可能な構成としてもよい。
また、実施の形態1〜3において、シークレット画像とダミー画像との対応表(図10参照)は、メモリーカード20に記録されている全ての画像ファイルのリストを表示させてもよい。メモリーカード20に記録されている全ての画像ファイルのリストを表示させる場合は、対応表に「設定状態」の項目を追加し、画像ファイル毎に「オリジナルデータ」または「ダミー画像設定中」などの設定状況を表示させてもよい。
また、実施の形態3において、拡張子「sct」は一例であり、少なくともデジタル静止画を表示可能な機器において、認識できない拡張子であればよい。このように、画像ファイルの拡張子を、撮影装置1で認識できない形式に変更することで、シークレット設定がオンになっている画像ファイルを、ディスプレイ7に表示させないようにすることができる。
また、実施の形態3において、コントローラー15は、拡張子が「sct」のファイルを再生しようとした場合、フラッシュROM17からダミー画像を読み出してディスプレイ7に表示させる構成とすることもできる。これにより、使用者は、メモリーカード20内にシークレット設定がオンになっている画像ファイルが存在することを認識することができる。
また、実施の形態1〜3において、パスワード照合による使用者の認証を行っているが、他の照合方法で実現してもよい。照合方法は、顔認証、指紋認証、音声認証、または操作部の操作の組み合わせや順番による認証などがある。例えば、顔認証は、本装置で使用者(登録者)の顔を予め撮影しておき、フラッシュROM17に顔画像を保存しておく。照合処理の際に、本装置を使用しようとしている者の顔を撮影し、フラッシュROM17に保存されている顔画像と比較を行う。コントローラー15は、使用者の顔画像と、フラッシュROM17に保存されている登録者の顔画像とを比較し、顔の主な特徴部分が一致しているか否かを確認する。一致すれば画像の閲覧を許可するが、一致しなければ画像の閲覧を禁止する。また、指紋認証も同様に、予め登録者の手の指紋を撮影して登録しておき、照合処理時に撮影された使用者の手の指紋と照合させることで、画像の閲覧を許可したり禁止したりするものである。また、音声認証は、予め登録者の声を内蔵マイクで収音して録音しておき、照合処理時に収音された使用者の声と照合させることで、画像の閲覧を許可したり禁止したりするものである。また、操作部の操作による認証は、操作部の各ボタン類を、予め決められている順序で操作された時のみ、画像の閲覧を許可するものである。例えば、メニューボタン3a、レリーズボタン4、ズームボタン6、メニューボタン3aの順で操作された時のみ画像の閲覧を許可し、上記以外のボタンが操作されたり順序が異なる場合は、画像の閲覧を禁止する。また、操作部の操作による認証は、操作部の各ボタン類の順序だけでなく、組み合わせに照合する方法でもよい。例えば、メニューボタン3aとレリーズボタン4とが同時に押された時のみ、画像の閲覧を許可する。
また、実施の形態1において、ダミー画像をディスプレイ7に表示させた際に(図14参照)、ダミー画像のファイル名を表示させているが、表示させなくてもよい。ダミー画像のファイル名を表示させないようにすることで、シークレット設定されていることを第三者に知られにくくすることができる。
また、実施の形態1〜3において、一人の使用者が一つのパスワードを設定可能な構成としているが、複数のパスワードを設定可能な構成としてもよい。これにより、本装置を複数の使用者で共用する際に、各使用者毎のプライバシーを守ることができる。
また、一つの画像に対して、複数のパスワードを関連付けする構成としてもよい。これにより、本装置を複数の使用者で共用する際に、一つの画像について、複数の使用者の閲覧を許可することができる。
また、本発明の画像管理装置は、以下の構成で実現することができる。
本発明の第1の画像管理装置は、画像データについて秘密管理することができる画像管理装置であって、操作者に関する認証を行う認証部と、第1の制御モードと第2の制御モードとを少なくとも有する制御部とを備え、前記制御部は、前記第1の制御モードにおいて、前記認証部で正規の操作者であることが認証されていなければ、秘密管理されている画像データに対して前記操作者が要求した制御を行わず、前記第2の制御モードにおいて、前記認証部で正規の操作者であることが認証されていなくても、秘密管理しようとする画像データに対して前記操作者が要求した制御を行なって、当該画像データを秘密管理するものである。上記構成における認証部は、実施の形態1〜3におけるコントローラ15とフラッシュROM17に相当する。すなわち、コントローラ15が、予めフラッシュROM17に書き込まれているパスワードと、使用者によって入力されるパスワードとの照合を行うように構成されている。なお、予めパスワードを書き込んでおく手段は、フラッシュROM17に限らず、メモリーカード20や他の情報媒体であってもよい。また、上記構成における制御部は、実施の形態1〜3におけるコントローラ15に相当する。また、第1の制御モードは、再生モード及びシークレット解除モードに相当し、第2の制御モードは、撮影モード及びシークレット設定モードに相当する。
この構成により、第1の制御モードでは認証が必要であるため、画像データを秘密管理することができる。また、第2の制御モードでは認証が不要であるため、煩雑な操作を伴うことなく画像データに対する制御を行うことができ、操作性を向上させることができる。
また、第2の画像管理装置は、操作者に関する認証を行う認証部と、画像データを生成する撮像部と、前記画像データに所定の処理を施す画像処理部と、自装置に着脱可能または内蔵された情報媒体に、前記画像処理部で処理が施された画像データを記録する記録部と、前記情報媒体に記録されている画像データを再生する再生部と、第1の制御モードと第2の制御モードとを少なくとも有する制御部とを備え、前記制御部は、前記第1の制御モードにおいて、前記認証部で正規の操作者であることが認証されていなければ、秘密管理すべき画像データとして前記情報媒体に記録されている画像データを、再生しないよう前記再生部を制御し、前記第2の制御モードにおいて、前記認証部で正規の操作者であることが認証されていなくても、前記画像処理部で処理が施された画像データを前記情報媒体に記録するよう前記記録部を制御し、その画像データを秘密管理するものである。この構成により、画像データを再生する場合は、操作者の認証が必要であるため、画像データを秘密管理することができる。また、画像データを情報媒体に記録する場合は、操作者の認証が不要であるため、煩雑な操作を伴うことなく画像データの記録を行うことができ、操作性を向上させることができる。上記構成における認証部は、実施の形態1〜3におけるコントローラ15とフラッシュROM17に相当する。すなわち、コントローラ15が、予めフラッシュROM17に書き込まれているパスワードと、使用者によって入力されるパスワードとの照合を行うように構成されている。なお、予めパスワードを書き込んでおく手段は、フラッシュROM17に限らず、メモリーカード20や他の情報媒体であってもよい。また、上記構成における撮像部は、実施の形態1〜3におけるレンズ11及びCCD12に相当する。画像処理部は、実施の形態1〜3における画像処理部14に相当する。画像処理部14における処理内容は、実施の形態1〜3に記載されているものに限らず、電子ズーム処理部14cを省いたり、画像処理に関する他の構成を含ませることもできる。情報媒体は、実施の形態1〜3におけるメモリーカード20に相当するが、媒体の種類としては半導体メモリーを備えたメモリーカードに限らす、光学式または磁気式などの媒体で構成されていてもよい。記録部または再生部は、実施の形態1〜3におけるIF回路18に相当する。IF回路18は、メモリーカード20に画像データなどの記録または再生可能な回路に限らず、本装置に使用される情報媒体に対応した形態が採用される。制御部は、実施の形態1〜3におけるコントローラ15に相当する。
本発明の第2の画像管理装置は、前記画像データに基づく画像を表示可能な表示部を、さらに備え、前記制御部は、前記第1の制御モードにおいて、秘密管理されている第1の画像データを再生する要求が入力されると、前記第1の画像データに代えて第2の画像データに基づく画像を前記表示部に表示させるよう制御する構成とすることができる。この構成により、秘密管理されている第1の画像データに基づく画像を表示させないようにすることができ、第三者による第1の画像データに基づく画像の閲覧を禁止することができる。上記構成における表示部は、実施の形態1〜3におけるディスプレイ7及びディスプレイドライバ21に相当する。表示部は、少なくとも画像データに基づく画像を表示させることができるものを、全て含むものとする。
また、前記制御部は、前記第2の画像データに基づく画像を前記表示部に表示させる際、前記第2の画像データに基づく画像と、前記第2の画像データに関する情報とを表示させる構成とすることができる。この構成により、第1の画像データに代えて第2の画像データに基づく画像を表示させていることを操作者に知らしめることができる。
また、前記制御部は、前記画像処理部で処理が施され、秘密管理すべき画像データを前記情報媒体へ記録する際、その画像データが含まれる画像ファイルの拡張子を自装置で認識できない拡張子に変えて、前記情報媒体に記録するよう前記記録部を制御する構成とすることができる。この構成により、画像ファイルの管理を容易に行うことができる。また、静止画像規格に準拠した画像ファイルを再生可能な機器において、秘密管理されている画像ファイルに基づく画像を表示させないようにすることができる。
また、前記認証部は、自装置において予め設定されている認証パスワードと、操作者により入力される入力パスワードとを照合させて、前記操作者に関する認証を行い、前記認証パスワードは複数個設定可能であり、前記制御部は、前記認証パスワード毎に、再生可能な画像データが異なるように前記再生部を制御する構成とすることができる。この構成により、1つの装置を複数の操作者で共用する場合、操作者毎にパスワードを設定することで、操作者毎に再生可能な画像データを限定することができる。
また、前記認証部は、自装置において予め設定されている認証パスワードと、操作者により入力される入力パスワードとを照合させて、前記操作者に関する認証を行い、前記認証パスワードは、1つの画像データに対して複数個設定可能であり、前記制御部は、前記入力パスワードが、前記複数の認証パスワードのうち少なくとも1つの認証パスワードと一致すれば、秘密管理されている画像データを再生するよう前記再生部を制御する構成とすることができる。この構成により、画像データ毎に、閲覧可能な操作者を限定することができる。
本発明の画像管理装置は、デジタルスチルカメラなどの撮影装置など、少なくとも画像ファイルを再生可能な機器に有用である。
1 撮影装置
2 モードダイヤル
3 カーソルキー
7 ディスプレイ
15 コントローラ
2 モードダイヤル
3 カーソルキー
7 ディスプレイ
15 コントローラ
Claims (7)
- 画像データについて秘密管理することができる画像管理装置であって、
操作者に関する認証を行う認証部と、
第1の制御モードと第2の制御モードとを少なくとも有する制御部とを備え、
前記制御部は、
前記第1の制御モードにおいて、前記認証部で正規の操作者であることが認証されていなければ、秘密管理されている画像データに対して前記操作者が要求した制御を行わず、
前記第2の制御モードにおいて、前記認証部で正規の操作者であることが認証されていなくても、秘密管理しようとする画像データに対して前記操作者が要求した制御を行なって、当該画像データを秘密管理する、
画像管理装置。 - 操作者に関する認証を行う認証部と、
画像データを生成する撮像部と、
前記画像データに所定の処理を施す画像処理部と、
自装置に着脱可能または内蔵された情報媒体に、前記画像処理部で処理が施された画像データを記録する記録部と、
前記情報媒体に記録されている画像データを再生する再生部と、
第1の制御モードと第2の制御モードとを少なくとも有する制御部とを備え、
前記制御部は、
前記第1の制御モードにおいて、前記認証部で正規の操作者であることが認証されていなければ、秘密管理すべき画像データとして前記情報媒体に記録されている画像データを、再生しないよう前記再生部を制御し、
前記第2の制御モードにおいて、前記認証部で正規の操作者であることが認証されていなくても、前記画像処理部で処理が施された画像データを前記情報媒体に記録するよう前記記録部を制御し、その画像データを秘密管理する、
画像管理装置。 - 前記画像データに基づく画像を表示可能な表示部を、さらに備え、
前記制御部は、
前記第1の制御モードにおいて、秘密管理されている第1の画像データを再生する要求が入力されると、前記第1の画像データに代えて第2の画像データに基づく画像を前記表示部に表示させるよう制御する、
請求項2記載の画像管理装置。 - 前記制御部は、
前記第2の画像データに基づく画像を前記表示部に表示させる際、前記第2の画像データに基づく画像と、前記第2の画像データに関する情報とを表示させる、
請求項3記載の画像管理装置。 - 前記制御部は、
前記画像処理部で処理が施され、秘密管理すべき画像データを前記情報媒体へ記録する際、その画像データが含まれる画像ファイルの拡張子を自装置で認識できない拡張子に変えて、前記情報媒体に記録するよう前記記録部を制御する、
請求項2記載の画像管理装置。 - 前記認証部は、
自装置において予め設定されている認証パスワードと、操作者により入力される入力パスワードとを照合させて、前記操作者に関する認証を行い、
前記認証パスワードは、複数個、設定可能であり、
前記制御部は、
前記認証パスワード毎に、再生可能な画像データが異なるように前記再生部を制御する、
請求項2記載の画像管理装置。 - 前記認証部は、
自装置において予め設定されている認証パスワードと、操作者により入力される入力パスワードとを照合させて、前記操作者に関する認証を行い、
前記認証パスワードは、1つの画像データに対して複数個設定可能であり、
前記制御部は、
前記入力パスワードが、前記複数の認証パスワードのうち少なくとも1つの認証パスワードと一致すれば、秘密管理されている画像データを再生するよう前記再生部を制御する、
請求項2記載の画像管理装置。
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