JP2003134455A - カメラ - Google Patents
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- JP2003134455A JP2003134455A JP2001329569A JP2001329569A JP2003134455A JP 2003134455 A JP2003134455 A JP 2003134455A JP 2001329569 A JP2001329569 A JP 2001329569A JP 2001329569 A JP2001329569 A JP 2001329569A JP 2003134455 A JP2003134455 A JP 2003134455A
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Abstract
されたデジタル画像データの、第三者による所有者の意
図に反する消去、改ざん、閲覧を不可能にすること。 【解決手段】書込み/読出し手段12Aは、撮像された
デジタル画像データを当該カメラに対して着脱可能な記
憶手段22(記録メディア)へ記録する際の記録モード
として、上記デジタル画像データの存在を隠すシークレ
ット記録モードと、通常記録であるノーマル記録モード
と、の二つの記録モードを持ち、入力手段18による設
定指示に応じて、設定手段12Bにより、シークレット
記録モードが設定された時、上記入力手段18から入力
されたシークレット・コードを、上記デジタル画像デー
タのヘッダ部に付加記録する。
Description
画像データとして撮像し、そのデジタル画像データを、
当該カメラに対して着脱可能な記録メディアに記録する
カメラに関し、特に、そのようなカメラから着脱可能な
記録メディアに記録された画像データのセキュリティ保
護技術に関する。
コンと略記する。)等の情報機器におけるファイル・シ
ステムには、以下に記すような公知の技術がある。
ることで、見かけ上の存在を隠す。
用”に変更し、ファイルに対する操作を制限する。
要求するようにして、ファイルに対する操作を制限す
る。
2者は、セキュリティとしては殆ど機能しない。即ち、
パソコンに多少でも詳しければ、ファイルの属性を変更
することは、容易であり、また、隠しファイルの表示も
容易である。
しては一般的には十分ではあるのだが、ファイルのセキ
ュリティ管理を行うためのユーティリティ・ソフトウェ
アが必要となり、汎用的な記録メディア(例えば、コン
パクト・フラッシュ(R)やスマート・メディア(T
M)、メモリ・スティック(TM)、等)には適応させ
ることができない。
されたデータを保護することができないのが現状であ
る。
タルカメラが広く普及してきており、その撮像したデジ
タル画像データを記録する記憶手段として、上記のよう
な汎用的な記録メディアが利用されている。そして、銀
塩フィルムカメラにおけるフィルムと同様、この記録メ
ディアが着脱可能に構成されたデジタルカメラも多数存
在し、カメラから取り出された記録メディアが別に保管
されることも多くなってきている。
ィアに記録されたデータを保護することができないた
め、該記録メディアの所有者の意図に反する、第三者に
よるデジタル画像データの消去、改ざん、閲覧を防止す
ることができなかった。
で、記録メディアに記録されているデジタル画像データ
を保護し、第三者による所有者の意図に反する消去、改
ざん、閲覧を不可能にするカメラを提供することを目的
とする。
めに、本発明によるカメラは、被写体をデジタル画像デ
ータとして撮像し、そのデジタル画像データを、当該カ
メラに対して着脱可能な記憶手段に記録するカメラにお
いて、上記デジタル画像データを上記着脱可能な記憶手
段へ記録する際の記録モードであって、上記デジタル画
像データの存在を隠すシークレット記録モードと、通常
記録であるノーマル記録モードと、の二つの記録モード
を持つ書込み手段と、上記書込み手段の記録モードを設
定するための設定手段と、上記デジタル画像データに付
加するデータであるシークレット・コードを入力するた
めの入力手段と、を具備することを特徴とする。
を銀塩フィルムに撮像するための第一の撮像手段と、被
写体をデジタル画像データとして撮像するための第二の
撮像手段と、前記デジタル画像データを当該カメラに対
して着脱可能な記憶手段に記録する書込み手段と、を備
えるカメラにおいて、前記書込み手段は、前記デジタル
画像データを前記着脱可能な記憶手段へ記録する際の記
録モードであって、前記デジタル画像データの存在を隠
すシークレット記録モードと、通常記録であるノーマル
記録モードと、の二つの記録モードを持ち、該カメラは
更に、前記書込み手段の記録モードを設定するための設
定手段と、前記デジタル画像データに付加するデータで
あるシークレット・コードを入力するための入力手段
と、を具備することを特徴とする。
画像データの記録モードをシークレット記録モードに設
定するだけで、簡単に記憶手段(記録メディア)からデ
ジタル画像データの存在を隠すことが可能であり、か
つ、記録済みのデジタル画像データの記録状態(シーク
レットまたは通常)の変更はシークレット・コードを知
る者のみに限定されることになる。
モードで記録されている画像データファイルが所有者以
外の第三者により消去、改ざん、閲覧されることを防止
することが可能である。
を参照して説明する。
発明の第1の実施の形態に係るカメラ10の構成を示す
図である。なお、同図において、ストロボ回路等の一般
的カメラに備わるが、本発明の要旨に直接かかわらない
構成要素については、省略してある。
0は、銀塩フィルムカメラとデジタルカメラの機能を有
するカメラであり、CPU12、第一の撮像手段14、
第二の撮像手段16、入力手段18、画像処理エンジン
20、表示手段22を有している。また、該カメラ10
には、銀塩フィルム100が装填されるようになってい
ると共に、汎用的な記録メディア(例えば、コンパクト
・フラッシュ(R)やスマート・メディア(TM)、メ
モリ・スティック(TM)、等)である記憶手段200
が、着脱可能に構成されている。
ンスコントローラであり、スイッチ検出機能や一般的カ
メラに備わる多種の機能、即ち、銀塩フィルム100の
巻上げ/巻戻しのためのモータ、フィルム位置検出手
段、測光、測距、オートフォーカス等の制御を行うもの
である。
12は、書込み/読出し手段12A及び設定手段12B
をその機能として有している。書込み/読出し手段12
Aは、上記着脱可能な記憶手段200へのデータ(デジ
タル画像データ、及び、プログラムデータや調整デー
タ)の書込み及び読出しを行うものである。ここで、本
実施の形態のカメラ10は、該書込み/読出し手段12
Aによる上記記憶手段200へのデジタル画像データの
記録モードとして、上記デジタル画像データの存在を隠
すシークレット記録モードと、通常記録であるノーマル
記録モードと、の二つの記録モードを有している。設定
手段12Bは、上記書込み/読出し手段12Aにこの記
録モードを設定するものである。また、設定されたシー
クレット・コードを記憶する。
填された銀塩フィルム100に被写体を撮像するための
もので、特に図示はしていないが、被写体像を投影する
ための光学手段、シャッタや絞り等を含む。また、第二
の撮像手段16は、被写体をデジタル画像データとして
撮像するためのもので、特に図示はしていないが、光学
手段と、撮像素子、更には必要に応じてシャッタや絞り
を含む。
W、ズームSW、モードSW等の各種操作スイッチを含
み、更に、本実施の形態では、上記記録モードの設定用
の記録モード設定SW(図示せず)とシークレット・コ
ードの入力用のシークレット・コード設定SW(図示せ
ず)とを備えている。上記設定手段12Bは、この入力
手段18の記録モード設定SWによるモード設定状態を
判別し、それに従って上記書込み/読出し手段12Aの
記録モードを設定するようになっている。シークレット
・コードは、所謂パスワードであり、例えば複数桁の数
字とすることができる。なお、上記記録モード設定SW
及びシークレット・コード設定SWは、それ専用のスイ
ッチを設けても良いし、他のスイッチと兼用、或いは複
数スイッチの組み合わせにより実現しても良いことは勿
論である。
手段16中の撮像素子の駆動、及びその撮像素子からの
画像データを圧縮(JPEG方式等)して、上記書込み
/読出し手段12Aに出力したり、その書込み/読出し
手段12Aで上記記憶手段200から読み出された圧縮
画像データを伸長して、表示手段22へ出力したりする
ものである。
0からの画像データを表示したり、CPU12の指示に
よりコマ数等の撮影データや各種メッセージを表示した
りするLCDパネルである。
録メディア)のメモリ空間を示す図である。
2、“FAT領域”204、“ルートディレクトリ領
域”206、及び“データ領域”208に分けられるも
ので、このメモリ空間の構成は、Windows(R)
等のOSがサポートしている一般的なファイル・システ
ムに準拠している。
1”202A、“正しいFAT2”202B、“正しい
ルーディレクトリ領域”202C、“空き領域”(“空
き領域”は無くても良い)が設けられ、“FAT領域”
204には、“ブート領域”204A、“見かけのFA
T1”204B、“見かけのFAT2”204Cが設け
られている。また、“ルートディレクトリ領域”206
には“見かけのルートディレクトリ領域”206Aが設
けられている。
になっており、同一の内容である。つまり、FAT2の
存在は、FAT1への書き損じが生じる等のエラーが発
生した時のリカバーを目的としている。なお、FATと
は、ファイルアロケーションテーブルのことで、“デー
タ領域”208におけるデータファイルの物理的な位置
を記録したテーブルである。
T1”202A及び“正しいFAT2”202Bは、
“データ領域”208の状況を正しく記録する領域であ
る。
ある“見かけのFAT1”204B及び“見かけのFA
T2”204Cは、“データ領域”208の状況を記録
した情報(“隠し領域”202内にある“正しいFAT
1”202A及び“正しいFAT2”202Bと同じ)
の内、シークレット記録モードで記録されたデータ領域
を見かけ上不良セクタになるように改ざんした情報が記
録される。パソコンが、このような記憶手段200(記
録メディア)にアクセスする時は、“見かけのFAT
1”204B(又は“見かけのFAT2”204C)を
見に行くので、シークレット記録モードで記録されたデ
ータは存在しないことになる。
ると、メモリ空間の先頭から“ブート領域”を探索して
いく。この“ブート領域”の先頭には、所定のデータが
記録されており、OSは、その所定のデータを検出する
ことで、“ブート領域”を判別する。従って、この“ブ
ート領域”の前にどのようなデータが記録されていて
も、そのデータは無いものとみなし、よって、該“ブー
ト領域”の前の領域は“隠し領域”202となる。
発見すると、初めて、OSは記憶手段200の認識がで
き、上記所定のデータ以降を読み取っていき、この記憶
手段200の記憶容量が認識できる。
Sは次に、ブート領域に続けて記録されているFATを
読み取ることになる。ここで、FATには、先に、“デ
ータ領域”208におけるデータファイルの物理的な位
置が記録されていると説明したが、OSは、具体的に
は、512バイトの容量で区切られたセクタ単位でデー
タを扱うようになっており、よって、FATには上記デ
ータファイルの物理的な位置としてセクタ番号が記録さ
れる。
各データファイルのファイル名、当該ファイルの作成日
時、ファイル属性(読み出し専用、隠しファイル)、等
のデータと、該データファイルがFATのどこに記録さ
れているかを示すエントリ番号とが記述されている。
報を、“隠し領域”202の“正しいFAT1”202
A及び“正しいFAT2”202Bに記録し、また、正
しいルートディレクトリ情報を“隠し領域”202の
“正しいルートディレクトリ領域”206Cに記録して
おく。そして、入力手段18の記録モード設定SWの状
態に従って、設定手段12Bによりノーマル記録モード
が設定されている場合には、書込み/読出し手段12A
は、上記“正しいFAT1”202A及び“正しいFA
T2”202Bに記録された正しいFAT情報を、“F
AT領域”204の“見かけのFAT1”204B及び
“見かけのFAT2”204Cに記録すると共に、上記
“正しいルートディレクトリ領域”206Cに記録され
た正しいルートディレクトリ情報を、“FAT領域”2
04の“見かけのルートディレクトリ領域”206Aに
記録する。これにより、ノーマル記録モードにおいて記
録されたデジタル画像データは、当該記憶手段200を
該カメラ10から取り外して、別のデジカメやパソコン
に装着しても、上記“ブート領域”204Aに続く“見
かけのFAT1”204B(又は“見かけのFAT2”
204C)及び“見かけのルートディレクトリ領域”2
06Aに正しい情報が記録されているため、“データ領
域”208に記録されたデジタル画像データファイルを
正しく読み出すことができる。また、そのデジタル画像
データファイルの消去や改ざんも行える。
設定SWの状態に従って、設定手段12Bによりシーク
レット記録モードが設定されている場合には、書込み/
読出し手段12Aは、上記“正しいFAT1”202A
及び“正しいFAT2”202Bに記録された正しいF
AT情報を、偽りのデータに改ざん(例えば、デジタル
画像データが記録されているメモリ空間が不良セクタと
して扱われるように改ざん)した上で、“FAT領域”
204の“見かけのFAT1”204B及び“見かけの
FAT2”204Cに記録する。また同様に、上記“正
しいルートディレクトリ領域”206Cに記録された正
しいルートディレクトリ情報も、偽りのデータに改ざん
した上で、“FAT領域”204の“見かけのルートデ
ィレクトリ領域”206Aに記録する。こうすることに
より、シークレット記録モードにおいて記録されたデジ
タル画像データは、当該記憶手段200を該カメラ10
から取り外して、別のデジカメやパソコンに装着して
も、上記“ブート領域”204Aに続く“見かけのFA
T1”204B(又は“見かけのFAT2”204C)
及び“見かけのルートディレクトリ領域”206Aに偽
りのデータが記録されているため、“データ領域”20
8に記録されたデジタル画像データファイルを読み出す
ことができず(それが存在することもわからず)、よっ
て当然、そのデジタル画像データファイルの消去や改ざ
んも行えない。
マル記録に変更する場合は、“見かけのFAT1”20
4B及び“見かけのFAT2”204Cを“正しいFA
T1”202A及び“正しいFAT2”202Bの内容
に基づいて修正することが必要である。従って、このよ
うな隠されたデータに対する操作は、パソコンやOS、
ファイル・システムによほど精通していない限り不可能
である。
書込み/読出し手段12Aは、“データ領域”208に
記録する際、そのデジタル画像データファイルのヘッダ
部にシークレット・コードを付加記録するようになって
いる。この付加記録されるシークレット・コードは、ノ
ーマル記録モードの場合は例えば“0000”等の予め
決められたデータであり、シークレット記録モードで
は、所有者が入力手段18のシークレット・コード設定
SWで設定入力した、上記予め決められたデータと同桁
数のデータである。従って、この記憶手段200が当該
カメラ10から取り外して、別のデジカメやパソコンに
装着されたとき、該シークレット・コードにより所有者
認証を行うことで、シークレット記録モードで記録され
たデジタル画像データファイルの閲覧、消去、改ざんが
実行できるようになる。一方、該カメラ10に装着され
た状態では、一々シークレット・コードの入力による所
有者認証を行うこと無く、シークレット記録モードで記
録されたデジタル画像データファイルの閲覧ができる
が、消去や改ざんは、同様に所有者認証を行った上でな
いと実行できないようになっている。
PU12の動作フローチャートを示している。なお、こ
の図は、デジタル画像データの記録モードは、フィルム
単位で設定する場合の例である。また、この図は、本発
明の要旨から外れるカメラのシーケンスは省略してあ
る。
れた時には、まず、その新しく装填された銀塩フィルム
100を最初の1コマ目の位置まで巻き上げる(ステッ
プS10)。次に、設定手段12Bのシークレット・コ
ード記憶領域(図示せず)に、初期値、つまり上記ノー
マル記録モード時に使用される“0000”等の予め決
められたデータを記憶する(ステップS11)。なお、
このシークレット・コード記憶領域は、該CPU12に
接続された不図示のEEPROM等の不揮発性メモリに
設けても良い。
記録モードをノーマル記録モードとするのか、シークレ
ット記録モードにするのかを問合せるメッセージを表示
し(ステップS12)、これに応じて入力手段18の記
録モード設定SWで指示される記録モードに、設定手段
12Bを設定する(ステップS13)。
マル記録モードであれば(ステップS14)、後述する
ステップS20へ進む。
ークレット記録モードであったときには(ステップS1
4)、更に、表示手段22により、所有者にシークレッ
ト・コードの入力を行うよう指示するメッセージを表示
する(ステップS15)。そして、これに応じて入力手
段18のシークレット・コード設定SWで設定入力され
たシークレット・コードを、上記設定手段12Bのシー
クレット・コード記憶領域に設定記憶する(ステップS
16)。その後、後述するステップS20へ進む。
れた時には、まず、該カメラ10の電気回路系の初期化
とメカの初期化を行った後(ステップS17、S1
8)、撮像可能状態へセットアップする(ステップS1
9)。
プS20)、電源SWがOFFされたときには、電源O
FF状態移行処理を行って(ステップS21)、hal
t状態となる。このhalt状態は、CPU12の動作
停止状態であり、発振子の発振も停止している。CPU
12の割込み入力になっているSW(この場合は電源S
W)が操作されると、割込みイベントが発生して、CP
U12と発振子は共に動作状態に復帰し、上記ステップ
S17の処理から開始される。
るときには(ステップS20)、更に、所定時間の間、
何も操作がなされていないか否かを判別し(ステップS
22)、そうであるときには、省電モード移行処理を行
って(ステップS23)、halt状態となる。この省
電モードに移行してのhalt状態からの復帰は、上記
電源SWに加えて、レリーズSW等の別のスイッチの操
作によっても行われる。このようなスイッチが操作され
ると、割込みイベントが発生して、CPU12と発振子
は共に動作状態に復帰し、この場合は、上記ステップS
20の処理から開始される。
たときには(ステップS22)、その操作は、例えばモ
ードSW等の操作による記録形式の変更操作であるか否
かを判別する(ステップS24)。ここで、記録形式の
変更操作ではない場合は、後述するステップS26に進
む。これに対して、記録形式の変更操作であったときに
は、“データ領域”208に記録されたデジタル画像デ
ータファイルの記録形式(ノーマル/シークレット)を
変更した後(ステップS25)、ステップS26へ進
む。このステップS25の記録形式の変更動作の詳細は
後述する。
判別する(ステップS26)。このレリーズSWがOF
Fの場合には、上記ステップS20に戻る。これに対し
て、該レリーズSWがONされた時には、上記第一の撮
像手段14及び第二の撮像手段16による銀塩フィルム
100とデジタル画像データの同時撮像を行う(ステッ
プS27)。そして、銀塩フィルム100を一コマ巻き
上げる(ステップS28)。
り、記憶手段200の“隠し領域”202の“正しいF
AT1”202A(又は“正しいFAT2”202B)
から正しいFAT情報を読込み、また、“正しいルート
ディレクトリ領域”206Cから正しいルートディレク
トリ情報を読込む(ステップS29)。そして、これら
正しいFAT情報及び正しいルートディレクトリ情報に
基づいて、上記撮像したデジタル画像データの記録領域
を決定し(ステップS30)、その決定した“データ領
域”208の記録位置に、上記書込み/読出し手段12
Aにより、そのデジタル画像データをファイルとして記
録する(ステップS31)。なお、このとき、デジタル
画像データファイルのヘッダ部には、設定手段12Bに
設けたシークレット・コード記憶領域に記憶されている
シークレット・コードが付加記録される。そして、上記
書込み/読出し手段12Aにより、“隠し領域”202
の“正しいFAT1”202A及び“正しいFAT2”
202B、並びに、“正しいルートディレクトリ領域”
206Cを、上記デジタル画像データファイルの記録に
応じた情報に更新記録すると共に、それらと同一の情報
を、“FAT領域”204の“見かけのFAT1”20
4B及び“見かけのFAT2”204C、並びに、“見
かけのルートディレクトリ領域”206Aに上書きする
(ステップS32)。
録モードを判別し(ステップS33)、ノーマル記録モ
ードであれば、後述するステップS35に進む。これに
対して、シークレット記録モードに設定されている場合
には、上記書込み/読出し手段12Aにより、“FAT
領域”204の“見かけのFAT1”204B及び“見
かけのFAT2”204C、並びに、“見かけのルート
ディレクトリ領域”206Aの情報をそれぞれ改ざんす
る(ステップS34)。
上げた銀塩フィルム100が終端に達したか否かを判別
し(ステップS35)、まだであればステップS37に
進む。これに対し、終端に達している時には、銀塩フィ
ルム100を巻戻す(ステップS36)。そして、次の
撮影準備をした後(ステップS37)、上記ステップS
20に戻る。
録形式の変更動作のフローチャートを示している。
にシークレット・コードの問合せメッセージを表示する
(ステップS25A)。また、書込み/読出し手段12
Aにより、記憶手段200の“隠し領域”202の“正
しいFAT1”202A(又は“正しいFAT2”20
2B)と“正しいルートディレクトリ領域”206Cか
ら情報を読込み(ステップS25B)、それに基づい
て、書込み/読出し手段12Aにより、“データ領域”
208に記録されているデジタル画像データファイルの
ヘッダ部をスキャンする(ステップS25C)。そし
て、上記シークレット・コードの問合せに応じて入力手
段18のシークレット・コード設定SWで設定入力され
たシークレット・コードに該当するシークレット・コー
ドが存在するか否かを判別する(ステップS25D)。
ここで、該当シークレット・コードが無い場合には、表
示手段22にエラー・メッセージを表示して(ステップ
S25E)、該記録形式の変更動作を終了する。
が有った時には(ステップS25D)、書込み/読出し
手段12Aにより、“FAT領域”204の“見かけの
FAT1”204B(又は“見かけのFAT2”204
C)と“見かけのルートディレクトリ領域”206Aか
ら情報を読込み(ステップS25F)、先に読込んだ
“正しいFAT1”202A(又は“正しいFAT2”
202B)と“正しいルートディレクトリ領域”206
Cからの情報と比較を行う(ステップS25G)。そし
て、その比較の結果により、記録モードを判別する(ス
テップS25h)。即ち、両者が一致していればノーマ
ル記録モード、一致していなければシークレット記録モ
ードである。
示手段22により、記録形式をノーマル記録モードから
シークレット記録モードに変更する旨の確認メッセージ
を表示し(ステップS25I)、また、シークレット記
録モードであれば、表示手段22により、記録形式をシ
ークレット記録モードからノーマル記録モードに変更す
る旨の確認メッセージを表示する(ステップS25
J)。そして、入力手段18により記録モード変更の実
行が指示されたか否かを判別し(ステップS25K)、
キャンセルが指示されたときには、表示手段22に、キ
ャンセル・メッセージを表示して(ステップS25
L)、該記録形式の変更動作を終了する。
示されたときには(ステップS25K)、上記書込み/
読出し手段12Aにより、上記ステップS25I又はS
25Jで確認を求めたような記録モードに、“FAT領
域”204の“見かけのFAT1”204B及び“見か
けのFAT2”204C、並びに、“見かけのルートデ
ィレクトリ領域”206Aの情報をそれぞれ改ざんする
(ステップS25M)。そして、表示手段22に、正常
終了メッセージを表示して(ステップS25N)、該記
録形式の変更動作を終了する。
このようなフローチャートに示す動作を実行する専用の
ユーティリティ・ソフトウェアを用意することで、パソ
コンで行うことも可能である。
の実施の形態を説明する。
るカメラ10の構成を示す図である。
0は、第一の撮像手段14により被写体像を撮像するフ
ィルムとして、上記第1の実施の形態における銀塩フィ
ルム100の代わりに、IX240フォーマットフィル
ム(以降、APSフィルムと記す。)カートリッジ30
0に収容されたAPSフィルムを使用するものである。
APSフィルムは、そのフィルム面上に磁気記録部を備
えており、そこに、当該APSフィルムカートリッジ3
00固有のID番号が磁気記録情報として記録されてい
る。そこで、本第2の実施の形態では、そのAPSフィ
ルムカートリッジ300固有のID番号をシークレット
・コードとして利用することで、カメラ所有者にシーク
レット・コードを手入力させる手間を省いたものであ
る。
ラは、上記APSフィルムカートリッジ300から磁気
記録情報を読み書きするための磁気記録情報読み書き手
段24を更に備え、該磁気記録情報読み書き手段24に
よって読み出されたID番号をシークレット・コードと
して設定手段12Bに設けたシークレット・コード記憶
領域に記憶するようになっている。なお、該磁気記録情
報読み書き手段24は、磁気記録情報を読み書きするた
めに、フィルムの巻上げ、巻戻し機能を有することは勿
論である。
形態のような上記シークレット・コード設定SWは含ま
ないが、記録モード設定SWは含んでいる。
2に示した上記第1の実施の形態のカメラ10の動作
と、新しいフィルムの装填時の動作が異なるのみであ
る。
APSフィルムカートリッジ300が装填された時に
は、まず、その新しく装填されたAPSフィルムカート
リッジ300に収容されたフィルムを最初の1コマ目の
位置まで巻き上げる(ステップS10)。次に、設定手
段12Bのシークレット・コード記憶領域(図示せず)
に、初期値、つまり上記ノーマル記録モード時に使用さ
れる“0000”等の予め決められたデータを記憶する
(ステップS11)。なお、このシークレット・コード
記憶領域は、該CPU12に接続された不図示のEEP
ROM等の不揮発性メモリに設けても良い。
記録モードをノーマル記録モードとするのか、シークレ
ット記録モードにするのかを問合せるメッセージを表示
し(ステップS12)、これに応じて入力手段18の記
録モード設定SWで指示される記録モードに、設定手段
12Bを設定する(ステップS13)。
マル記録モードであれば(ステップS14)、前述した
ようなステップS20へ進む。
ークレット記録モードであったときには(ステップS1
4)、磁気記録情報読み書き手段24により、APSフ
ィルムより上記APSフィルムカートリッジ300固有
のID番号を読み出し(ステップS40)、その読み出
したID番号を、シークレット・コードとして、上記設
定手段12Bのシークレット・コード記憶領域に設定記
憶する(ステップS41)。その後、前述したようなス
テップS20へ進む。
形態に係るカメラ10では、上記ステップS25で実行
される、記録形式の変更動作において、ステップS25
Aで実行されるシークレット・コードの問合せも省略可
能である。
ステップS25Aで、及び上記ステップS40の代わり
に上記ステップS15のように、シークレット・コード
の問合せを行うようにしても良い。その場合は、入力手
段18にシークレット・コード設定SWを設け、APS
フィルムカートリッジ300自体に印刷されているID
番号(磁気記録されたものと同じ)を入力することとな
る。
ートリッジ300を使用するカメラでは、ノーマル記録
モードを持たず、シークレット記録モードのみの記録モ
ードしかないものとすれば、シークレット・コードの入
力だけでなく、記録モードの問合せも省くことができ
る。
たが、本発明は上述した実施の形態に限定されるもので
はなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形や応用が可
能なことは勿論である。
ルムカメラとデジタルカメラの機能を有するカメラを例
に説明したが、通常のデジタルカメラにおいても同様に
適用可能である。
デジタル画像データの記録モードは、フィルム単位に設
定するものとしたが、それに限らないことは勿論であ
る。
カメラからの着脱が可能な記録メディアに記録されてい
るデジタル画像データを保護し、第三者による所有者の
意図に反する消去、改ざん、閲覧を不可能にするカメラ
を提供することができる。
ラの構成を示す図であり、(B)は記憶手段(記録メデ
ィア)のメモリ空間を示す図である。
の動作フローチャートを示す図である。
である。
ラの構成を示す図であり、(B)は第2の実施の形態に
係るカメラにおけるCPUの動作フローチャートの特徴
部分を抜き出して示す図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 被写体をデジタル画像データとして撮像
し、そのデジタル画像データを、当該カメラに対して着
脱可能な記憶手段に記録するカメラにおいて、 前記デジタル画像データを前記着脱可能な記憶手段へ記
録する際の記録モードであって、前記デジタル画像デー
タの存在を隠すシークレット記録モードと、通常記録で
あるノーマル記録モードと、の二つの記録モードを持つ
書込み手段と、 前記書込み手段の記録モードを設定するための設定手段
と、 前記デジタル画像データに付加するデータであるシーク
レット・コードを入力するための入力手段と、 を具備することを特徴とするカメラ。 - 【請求項2】 被写体を銀塩フィルムに撮像するための
第一の撮像手段と、 被写体をデジタル画像データとして撮像するための第二
の撮像手段と、 前記デジタル画像データを当該カメラに対して着脱可能
な記憶手段に記録する書込み手段と、 を備えるカメラにおいて、 前記書込み手段は、前記デジタル画像データを前記着脱
可能な記憶手段へ記録する際の記録モードであって、前
記デジタル画像データの存在を隠すシークレット記録モ
ードと、通常記録であるノーマル記録モードと、の二つ
の記録モードを持ち、 該カメラは更に、 前記書込み手段の記録モードを設定するための設定手段
と、 前記デジタル画像データに付加するデータであるシーク
レット・コードを入力するための入力手段と、 を具備することを特徴とするカメラ。 - 【請求項3】 前記銀塩フィルムが、当該フィルムを収
容するフィルムカートリッジ固有のID番号を、磁気記
録情報として当該フィル上に記録したフィルムであり、 前記入力手段は、前記フィルムから読み取った磁気記録
情報中の前記フィルムカートリッジ固有のID番号を前
記シークレット・コードとして入力する、 ことを特徴とする請求項2に記載のカメラ。 - 【請求項4】 前記着脱可能な記憶手段は、メモリ空間
に、前記デジタル画像データを記録するためのデータ領
域と、少なくとも前記デジタル画像データの配置やデー
タ容量の情報を記録するための隠し領域及びFAT領域
と、を少なくとも具備するものであり、 前記書込み手段は、 前記ノーマル記録モード時には、前記隠し領域及びFA
T領域に、前記デジタル画像データの配置やデータ容量
等の情報を全て正しく記録し、 前記シークレット記録モード時は、前記隠し領域には、
前記デジタル画像データの配置やデータ容量等の情報を
全て正しく記録し、前記FAT領域には、前記シークレ
ット記録モードで記録されたデジタル画像データが記録
されているメモリ空間が、不良セクタとして扱われるよ
うに改ざんした情報を記録する、 ことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のカメ
ラ・システム。
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Cited By (3)
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-
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