JP4222748B2 - カメラ - Google Patents

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JP4222748B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、被写体をデジタル画像データとして撮像し、そのデジタル画像データを、当該カメラに対して着脱可能な記録メディアに記録するカメラに関し、特に、そのようなカメラから着脱可能な記録メディアに記録された画像データのセキュリティ保護技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
パーソナル・コンピュータ(以下、パソコンと略記する。)等の情報機器におけるファイル・システムには、以下に記すような公知の技術がある。
【0003】
・ファイルの属性を“隠しファイル”にすることで、見かけ上の存在を隠す。
【0004】
・同様に、ファイルの属性を“読出し専用”に変更し、ファイルに対する操作を制限する。
【0005】
・ファイルの操作に先立ち、パスワードを要求するようにして、ファイルに対する操作を制限する。
【0006】
しかしながら、これら公知技術のうち前の2者は、セキュリティとしては殆ど機能しない。即ち、パソコンに多少でも詳しければ、ファイルの属性を変更することは、容易であり、また、隠しファイルの表示も容易である。
【0007】
一方、残りの1者は、セキュリティ機能としては一般的には十分ではあるのだが、ファイルのセキュリティ管理を行うためのユーティリティ・ソフトウェアが必要となり、汎用的な記録メディア(例えば、コンパクト・フラッシュ(R)やスマート・メディア(TM)、メモリ・スティック(TM)、等)には適応させることができない。
【0008】
つまり、それら汎用の記録メディアに記録されたデータを保護することができないのが現状である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
一方、近年、所謂デジタルカメラが広く普及してきており、その撮像したデジタル画像データを記録する記憶手段として、上記のような汎用的な記録メディアが利用されている。そして、銀塩フィルムカメラにおけるフィルムと同様、この記録メディアが着脱可能に構成されたデジタルカメラも多数存在し、カメラから取り出された記録メディアが別に保管されることも多くなってきている。
【0010】
しかしながら、前述したように、記録メディアに記録されたデータを保護することができないため、該記録メディアの所有者の意図に反する、第三者によるデジタル画像データの消去、改ざん、閲覧を防止することができなかった。
【0011】
本発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、記録メディアに記録されているデジタル画像データを保護し、第三者による所有者の意図に反する消去、改ざん、閲覧を不可能にするカメラを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明の第1の態様によるカメラは、被写体をデジタル画像データとして撮像し、そのデジタル画像データを、当該カメラに対して着脱可能な記憶手段に記録するカメラにおいて、
前記デジタル画像データを前記着脱可能な記憶手段へ記録する際の記録モードであって、前記デジタル画像データの存在を隠すシークレット記録モードと、通常記録であるノーマル記録モードと、の二つの記録モードを持つ書込み手段と、
前記書込み手段の記録モードを設定するための設定手段と、
前記デジタル画像データに付加するデータであるシークレット・コードを入力するための入力手段と、
を具備しており、
前記シークレット記録モードにおいては、前記デジタル画像の読み出しを不能にするべく画像関連情報を書き換えた状態の第1の画像関連情報と書き換えない状態の第2の画像関連情報を生成してこの両方を該当する画像データと共に前記記憶手段に記録すると共に、読み出し時には前記第1の画像関連情報にのみアクセスされるべく記録がなされることを特徴とする。
【0013】
あるいは、本発明の第2の態様によるカメラは、前記第1の態様によるカメラであって、
前記画像関連情報はFAT情報であり、記憶手段のメモリ空間においてブート領域に続く領域に前記第1の画像関連情報であるFAT情報を書き込む一方、ブート領域の前に位置する領域に前記第2の画像関連情報であるFAT情報を書き込むことを特徴とする。
【0014】
即ち、本発明のカメラによれば、デジタル画像データの記録モードをシークレット記録モードに設定するだけで、簡単に記憶手段(記録メディア)からデジタル画像データの存在を隠すことが可能であり、かつ、記録済みのデジタル画像データの記録状態(シークレットまたは通常)の変更はシークレット・コードを知る者のみに限定されることになる。
【0015】
つまり、記録メディアにシークレット記録モードで記録されている画像データファイルが所有者以外の第三者により消去、改ざん、閲覧されることを防止することが可能である。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0017】
[第1の実施の形態]
図1の(A)は、本発明の第1の実施の形態に係るカメラ10の構成を示す図である。なお、同図において、ストロボ回路等の一般的カメラに備わるが、本発明の要旨に直接かかわらない構成要素については、省略してある。
【0018】
即ち、本第1の実施の形態に係るカメラ10は、銀塩フィルムカメラとデジタルカメラの機能を有するカメラであり、CPU12、第一の撮像手段14、第二の撮像手段16、入力手段18、画像処理エンジン20、表示手段22を有している。また、該カメラ10には、銀塩フィルム100が装填されるようになっていると共に、汎用的な記録メディア(例えば、コンパクト・フラッシュ(R)やスマート・メディア(TM)、メモリ・スティック(TM)、等)である記憶手段200が、着脱可能に構成されている。
【0019】
CPU12は、該カメラ10全体のシーケンスコントローラであり、スイッチ検出機能や一般的カメラに備わる多種の機能、即ち、銀塩フィルム100の巻上げ/巻戻しのためのモータ、フィルム位置検出手段、測光、測距、オートフォーカス等の制御を行うものである。
【0020】
また、本実施の形態においては、該CPU12は、書込み/読出し手段12A及び設定手段12Bをその機能として有している。書込み/読出し手段12Aは、上記着脱可能な記憶手段200へのデータ(デジタル画像データ、及び、プログラムデータや調整データ)の書込み及び読出しを行うものである。ここで、本実施の形態のカメラ10は、該書込み/読出し手段12Aによる上記記憶手段200へのデジタル画像データの記録モードとして、上記デジタル画像データの存在を隠すシークレット記録モードと、通常記録であるノーマル記録モードと、の二つの記録モードを有している。設定手段12Bは、上記書込み/読出し手段12Aにこの記録モードを設定するものである。また、設定されたシークレット・コードを記憶する。
【0021】
第一の撮像手段14は、該カメラ10に装填された銀塩フィルム100に被写体を撮像するためのもので、特に図示はしていないが、被写体像を投影するための光学手段、シャッタや絞り等を含む。また、第二の撮像手段16は、被写体をデジタル画像データとして撮像するためのもので、特に図示はしていないが、光学手段と、撮像素子、更には必要に応じてシャッタや絞りを含む。
【0022】
入力手段18は、電源SW、レリーズSW、ズームSW、モードSW等の各種操作スイッチを含み、更に、本実施の形態では、上記記録モードの設定用の記録モード設定SW(図示せず)とシークレット・コードの入力用のシークレット・コード設定SW(図示せず)とを備えている。上記設定手段12Bは、この入力手段18の記録モード設定SWによるモード設定状態を判別し、それに従って上記書込み/読出し手段12Aの記録モードを設定するようになっている。シークレット・コードは、所謂パスワードであり、例えば複数桁の数字とすることができる。なお、上記記録モード設定SW及びシークレット・コード設定SWは、それ専用のスイッチを設けても良いし、他のスイッチと兼用、或いは複数スイッチの組み合わせにより実現しても良いことは勿論である。
【0023】
画像処理エンジン20は、上記第二の撮像手段16中の撮像素子の駆動、及びその撮像素子からの画像データを圧縮(JPEG方式等)して、上記書込み/読出し手段12Aに出力したり、その書込み/読出し手段12Aで上記記憶手段200から読み出された圧縮画像データを伸長して、表示手段22へ出力したりするものである。
【0024】
表示手段22は、上記画像処理エンジン20からの画像データを表示したり、CPU12の指示によりコマ数等の撮影データや各種メッセージを表示したりするLCDパネルである。
【0025】
図1の(B)は、上記記憶手段200(記録メディア)のメモリ空間を示す図である。
【0026】
即ち、メモリ空間は、“隠し領域”202、“FAT領域”204、“ルートディレクトリ領域”206、及び“データ領域”208に分けられるもので、このメモリ空間の構成は、Windows(R)等のOSがサポートしている一般的なファイル・システムに準拠している。
【0027】
“隠し領域”202には、“正しいFAT1”202A、“正しいFAT2”202B、“正しいルーディレクトリ領域”202C、“空き領域”(“空き領域”は無くても良い)が設けられ、“FAT領域”204には、“ブート領域”204A、“見かけのFAT1”204B、“見かけのFAT2”204Cが設けられている。また、“ルートディレクトリ領域”206には“見かけのルートディレクトリ領域”206Aが設けられている。
【0028】
ここで、FAT1とFAT2は正副の関係になっており、同一の内容である。つまり、FAT2の存在は、FAT1への書き損じが生じる等のエラーが発生した時のリカバーを目的としている。なお、FATとは、ファイルアロケーションテーブルのことで、“データ領域”208におけるデータファイルの物理的な位置を記録したテーブルである。
【0029】
“隠し領域”202内にある“正しいFAT1”202A及び“正しいFAT2”202Bは、“データ領域”208の状況を正しく記録する領域である。
【0030】
これに対して、“FAT領域”204内にある“見かけのFAT1”204B及び“見かけのFAT2”204Cは、“データ領域”208の状況を記録した情報(“隠し領域”202内にある“正しいFAT1”202A及び“正しいFAT2”202Bと同じ)の内、シークレット記録モードで記録されたデータ領域を見かけ上不良セクタになるように改ざんした情報が記録される。パソコンが、このような記憶手段200(記録メディア)にアクセスする時は、“見かけのFAT1”204B(又は“見かけのFAT2”204C)を見に行くので、シークレット記録モードで記録されたデータは存在しないことになる。
【0031】
即ち、通常、OSは、FATシステムを採ると、メモリ空間の先頭から“ブート領域”を探索していく。この“ブート領域”の先頭には、所定のデータが記録されており、OSは、その所定のデータを検出することで、“ブート領域”を判別する。従って、この“ブート領域”の前にどのようなデータが記録されていても、そのデータは無いものとみなし、よって、該“ブート領域”の前の領域は“隠し領域”202となる。
【0032】
そして、“ブート領域”の先頭のデータを発見すると、初めて、OSは記憶手段200の認識ができ、上記所定のデータ以降を読み取っていき、この記憶手段200の記憶容量が認識できる。
【0033】
こうして記憶容量が認識できたならば、OSは次に、ブート領域に続けて記録されているFATを読み取ることになる。ここで、FATには、先に、“データ領域”208におけるデータファイルの物理的な位置が記録されていると説明したが、OSは、具体的には、512バイトの容量で区切られたセクタ単位でデータを扱うようになっており、よって、FATには上記データファイルの物理的な位置としてセクタ番号が記録される。
【0034】
また、“ルートディレクトリ領域”には、各データファイルのファイル名、当該ファイルの作成日時、ファイル属性(読み出し専用、隠しファイル)、等のデータと、該データファイルがFATのどこに記録されているかを示すエントリ番号とが記述されている。
【0035】
本実施の形態においては、正しいFAT情報を、“隠し領域”202の“正しいFAT1”202A及び“正しいFAT2”202Bに記録し、また、正しいルートディレクトリ情報を“隠し領域”202の“正しいルートディレクトリ領域”206Cに記録しておく。そして、入力手段18の記録モード設定SWの状態に従って、設定手段12Bによりノーマル記録モードが設定されている場合には、書込み/読出し手段12Aは、上記“正しいFAT1”202A及び“正しいFAT2”202Bに記録された正しいFAT情報を、“FAT領域”204の“見かけのFAT1”204B及び“見かけのFAT2”204Cに記録すると共に、上記“正しいルートディレクトリ領域”206Cに記録された正しいルートディレクトリ情報を、“FAT領域”204の“見かけのルートディレクトリ領域”206Aに記録する。これにより、ノーマル記録モードにおいて記録されたデジタル画像データは、当該記憶手段200を該カメラ10から取り外して、別のデジカメやパソコンに装着しても、上記“ブート領域”204Aに続く“見かけのFAT1”204B(又は“見かけのFAT2”204C)及び“見かけのルートディレクトリ領域”206Aに正しい情報が記録されているため、“データ領域”208に記録されたデジタル画像データファイルを正しく読み出すことができる。また、そのデジタル画像データファイルの消去や改ざんも行える。
【0036】
これに対して、入力手段18の記録モード設定SWの状態に従って、設定手段12Bによりシークレット記録モードが設定されている場合には、書込み/読出し手段12Aは、上記“正しいFAT1”202A及び“正しいFAT2”202Bに記録された正しいFAT情報を、偽りのデータに改ざん(例えば、デジタル画像データが記録されているメモリ空間が不良セクタとして扱われるように改ざん)した上で、“FAT領域”204の“見かけのFAT1”204B及び“見かけのFAT2”204Cに記録する。また同様に、上記“正しいルートディレクトリ領域”206Cに記録された正しいルートディレクトリ情報も、偽りのデータに改ざんした上で、“FAT領域”204の“見かけのルートディレクトリ領域”206Aに記録する。こうすることにより、シークレット記録モードにおいて記録されたデジタル画像データは、当該記憶手段200を該カメラ10から取り外して、別のデジカメやパソコンに装着しても、上記“ブート領域”204Aに続く“見かけのFAT1”204B(又は“見かけのFAT2”204C)及び“見かけのルートディレクトリ領域”206Aに偽りのデータが記録されているため、“データ領域”208に記録されたデジタル画像データファイルを読み出すことができず(それが存在することもわからず)、よって当然、そのデジタル画像データファイルの消去や改ざんも行えない。
【0037】
このようなシークレット記録を解除しノーマル記録に変更する場合は、“見かけのFAT1”204B及び“見かけのFAT2”204Cを“正しいFAT1”202A及び“正しいFAT2”202Bの内容に基づいて修正することが必要である。従って、このような隠されたデータに対する操作は、パソコンやOS、ファイル・システムによほど精通していない限り不可能である。
【0038】
なお、何れの記録モードにおいても、上記書込み/読出し手段12Aは、“データ領域”208に記録する際、そのデジタル画像データファイルのヘッダ部にシークレット・コードを付加記録するようになっている。この付加記録されるシークレット・コードは、ノーマル記録モードの場合は例えば“0000”等の予め決められたデータであり、シークレット記録モードでは、所有者が入力手段18のシークレット・コード設定SWで設定入力した、上記予め決められたデータと同桁数のデータである。従って、この記憶手段200が当該カメラ10から取り外して、別のデジカメやパソコンに装着されたとき、該シークレット・コードにより所有者認証を行うことで、シークレット記録モードで記録されたデジタル画像データファイルの閲覧、消去、改ざんが実行できるようになる。一方、該カメラ10に装着された状態では、一々シークレット・コードの入力による所有者認証を行うこと無く、シークレット記録モードで記録されたデジタル画像データファイルの閲覧ができるが、消去や改ざんは、同様に所有者認証を行った上でないと実行できないようになっている。
【0039】
図2は、このようなカメラ10におけるCPU12の動作フローチャートを示している。なお、この図は、デジタル画像データの記録モードは、フィルム単位で設定する場合の例である。また、この図は、本発明の要旨から外れるカメラのシーケンスは省略してある。
【0040】
即ち、新しい銀塩フィルム100が装填された時には、まず、その新しく装填された銀塩フィルム100を最初の1コマ目の位置まで巻き上げる(ステップS10)。次に、設定手段12Bのシークレット・コード記憶領域(図示せず)に、初期値、つまり上記ノーマル記録モード時に使用される“0000”等の予め決められたデータを記憶する(ステップS11)。なお、このシークレット・コード記憶領域は、該CPU12に接続された不図示のEEPROM等の不揮発性メモリに設けても良い。
【0041】
その後、表示手段22により、所有者に、記録モードをノーマル記録モードとするのか、シークレット記録モードにするのかを問合せるメッセージを表示し(ステップS12)、これに応じて入力手段18の記録モード設定SWで指示される記録モードに、設定手段12Bを設定する(ステップS13)。
【0042】
そして、その設定された記録モードがノーマル記録モードであれば(ステップS14)、後述するステップS20へ進む。
【0043】
これに対して、設定された記録モードがシークレット記録モードであったときには(ステップS14)、更に、表示手段22により、所有者にシークレット・コードの入力を行うよう指示するメッセージを表示する(ステップS15)。そして、これに応じて入力手段18のシークレット・コード設定SWで設定入力されたシークレット・コードを、上記設定手段12Bのシークレット・コード記憶領域に設定記憶する(ステップS16)。その後、後述するステップS20へ進む。
【0044】
一方、当該カメラ10の電源SWがONされた時には、まず、該カメラ10の電気回路系の初期化とメカの初期化を行った後(ステップS17、S18)、撮像可能状態へセットアップする(ステップS19)。
【0045】
そして、電源SWの状態を判別し(ステップS20)、電源SWがOFFされたときには、電源OFF状態移行処理を行って(ステップS21)、halt状態となる。このhalt状態は、CPU12の動作停止状態であり、発振子の発振も停止している。CPU12の割込み入力になっているSW(この場合は電源SW)が操作されると、割込みイベントが発生して、CPU12と発振子は共に動作状態に復帰し、上記ステップS17の処理から開始される。
【0046】
これに対して、電源SWがONのままであるときには(ステップS20)、更に、所定時間の間、何も操作がなされていないか否かを判別し(ステップS22)、そうであるときには、省電モード移行処理を行って(ステップS23)、halt状態となる。この省電モードに移行してのhalt状態からの復帰は、上記電源SWに加えて、レリーズSW等の別のスイッチの操作によっても行われる。このようなスイッチが操作されると、割込みイベントが発生して、CPU12と発振子は共に動作状態に復帰し、この場合は、上記ステップS20の処理から開始される。
【0047】
また、所定時間の間に何らかの操作が有ったときには(ステップS22)、その操作は、例えばモードSW等の操作による記録形式の変更操作であるか否かを判別する(ステップS24)。ここで、記録形式の変更操作ではない場合は、後述するステップS26に進む。これに対して、記録形式の変更操作であったときには、“データ領域”208に記録されたデジタル画像データファイルの記録形式(ノーマル/シークレット)を変更した後(ステップS25)、ステップS26へ進む。このステップS25の記録形式の変更動作の詳細は後述する。
【0048】
次に、レリーズSWがONされたか否かを判別する(ステップS26)。このレリーズSWがOFFの場合には、上記ステップS20に戻る。これに対して、該レリーズSWがONされた時には、上記第一の撮像手段14及び第二の撮像手段16による銀塩フィルム100とデジタル画像データの同時撮像を行う(ステップS27)。そして、銀塩フィルム100を一コマ巻き上げる(ステップS28)。
【0049】
その後、書込み/読出し手段12Aにより、記憶手段200の“隠し領域”202の“正しいFAT1”202A(又は“正しいFAT2”202B)から正しいFAT情報を読込み、また、“正しいルートディレクトリ領域”206Cから正しいルートディレクトリ情報を読込む(ステップS29)。そして、これら正しいFAT情報及び正しいルートディレクトリ情報に基づいて、上記撮像したデジタル画像データの記録領域を決定し(ステップS30)、その決定した“データ領域”208の記録位置に、上記書込み/読出し手段12Aにより、そのデジタル画像データをファイルとして記録する(ステップS31)。なお、このとき、デジタル画像データファイルのヘッダ部には、設定手段12Bに設けたシークレット・コード記憶領域に記憶されているシークレット・コードが付加記録される。そして、上記書込み/読出し手段12Aにより、“隠し領域”202の“正しいFAT1”202A及び“正しいFAT2”202B、並びに、“正しいルートディレクトリ領域”206Cを、上記デジタル画像データファイルの記録に応じた情報に更新記録すると共に、それらと同一の情報を、“FAT領域”204の“見かけのFAT1”204B及び“見かけのFAT2”204C、並びに、“見かけのルートディレクトリ領域”206Aに上書きする(ステップS32)。
【0050】
次に、上記設定手段12Bに設定された記録モードを判別し(ステップS33)、ノーマル記録モードであれば、後述するステップS35に進む。これに対して、シークレット記録モードに設定されている場合には、上記書込み/読出し手段12Aにより、“FAT領域”204の“見かけのFAT1”204B及び“見かけのFAT2”204C、並びに、“見かけのルートディレクトリ領域”206Aの情報をそれぞれ改ざんする(ステップS34)。
【0051】
そしてその後、上記ステップS28で巻き上げた銀塩フィルム100が終端に達したか否かを判別し(ステップS35)、まだであればステップS37に進む。これに対し、終端に達している時には、銀塩フィルム100を巻戻す(ステップS36)。そして、次の撮影準備をした後(ステップS37)、上記ステップS20に戻る。
【0052】
図3は、上記ステップS25で行われる記録形式の変更動作のフローチャートを示している。
【0053】
即ち、まず、表示手段22により、所有者にシークレット・コードの問合せメッセージを表示する(ステップS25A)。また、書込み/読出し手段12Aにより、記憶手段200の“隠し領域”202の“正しいFAT1”202A(又は“正しいFAT2”202B)と“正しいルートディレクトリ領域”206Cから情報を読込み(ステップS25B)、それに基づいて、書込み/読出し手段12Aにより、“データ領域”208に記録されているデジタル画像データファイルのヘッダ部をスキャンする(ステップS25C)。そして、上記シークレット・コードの問合せに応じて入力手段18のシークレット・コード設定SWで設定入力されたシークレット・コードに該当するシークレット・コードが存在するか否かを判別する(ステップS25D)。ここで、該当シークレット・コードが無い場合には、表示手段22にエラー・メッセージを表示して(ステップS25E)、該記録形式の変更動作を終了する。
【0054】
これに対して、該当シークレット・コードが有った時には(ステップS25D)、書込み/読出し手段12Aにより、“FAT領域”204の“見かけのFAT1”204B(又は“見かけのFAT2”204C)と“見かけのルートディレクトリ領域”206Aから情報を読込み(ステップS25F)、先に読込んだ“正しいFAT1”202A(又は“正しいFAT2”202B)と“正しいルートディレクトリ領域”206Cからの情報と比較を行う(ステップS25G)。そして、その比較の結果により、記録モードを判別する(ステップS25h)。即ち、両者が一致していればノーマル記録モード、一致していなければシークレット記録モードである。
【0055】
而して、ノーマル記録モードであれば、表示手段22により、記録形式をノーマル記録モードからシークレット記録モードに変更する旨の確認メッセージを表示し(ステップS25I)、また、シークレット記録モードであれば、表示手段22により、記録形式をシークレット記録モードからノーマル記録モードに変更する旨の確認メッセージを表示する(ステップS25J)。そして、入力手段18により記録モード変更の実行が指示されたか否かを判別し(ステップS25K)、キャンセルが指示されたときには、表示手段22に、キャンセル・メッセージを表示して(ステップS25L)、該記録形式の変更動作を終了する。
【0056】
これに対して、記録モード変更の実行が指示されたときには(ステップS25K)、上記書込み/読出し手段12Aにより、上記ステップS25I又はS25Jで確認を求めたような記録モードに、“FAT領域”204の“見かけのFAT1”204B及び“見かけのFAT2”204C、並びに、“見かけのルートディレクトリ領域”206Aの情報をそれぞれ改ざんする(ステップS25M)。そして、表示手段22に、正常終了メッセージを表示して(ステップS25N)、該記録形式の変更動作を終了する。
【0057】
なお、このような記録形式の変更動作は、このようなフローチャートに示す動作を実行する専用のユーティリティ・ソフトウェアを用意することで、パソコンで行うことも可能である。
【0058】
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態を説明する。
【0059】
図4の(A)は、本第2の実施の形態に係るカメラ10の構成を示す図である。
【0060】
即ち、本第2の実施の形態に係るカメラ10は、第一の撮像手段14により被写体像を撮像するフィルムとして、上記第1の実施の形態における銀塩フィルム100の代わりに、IX240フォーマットフィルム(以降、APSフィルムと記す。)カートリッジ300に収容されたAPSフィルムを使用するものである。APSフィルムは、そのフィルム面上に磁気記録部を備えており、そこに、当該APSフィルムカートリッジ300固有のID番号が磁気記録情報として記録されている。そこで、本第2の実施の形態では、そのAPSフィルムカートリッジ300固有のID番号をシークレット・コードとして利用することで、カメラ所有者にシークレット・コードを手入力させる手間を省いたものである。
【0061】
そのため、本第2の実施の形態に係るカメラは、上記APSフィルムカートリッジ300から磁気記録情報を読み書きするための磁気記録情報読み書き手段24を更に備え、該磁気記録情報読み書き手段24によって読み出されたID番号をシークレット・コードとして設定手段12Bに設けたシークレット・コード記憶領域に記憶するようになっている。なお、該磁気記録情報読み書き手段24は、磁気記録情報を読み書きするために、フィルムの巻上げ、巻戻し機能を有することは勿論である。
【0062】
また、入力手段18は、上記第1の実施の形態のような上記シークレット・コード設定SWは含まないが、記録モード設定SWは含んでいる。
【0063】
このような構成のカメラ10の動作は、図2に示した上記第1の実施の形態のカメラ10の動作と、新しいフィルムの装填時の動作が異なるのみである。
【0064】
即ち、図4の(B)に示すように、新しいAPSフィルムカートリッジ300が装填された時には、まず、その新しく装填されたAPSフィルムカートリッジ300に収容されたフィルムを最初の1コマ目の位置まで巻き上げる(ステップS10)。次に、設定手段12Bのシークレット・コード記憶領域(図示せず)に、初期値、つまり上記ノーマル記録モード時に使用される“0000”等の予め決められたデータを記憶する(ステップS11)。なお、このシークレット・コード記憶領域は、該CPU12に接続された不図示のEEPROM等の不揮発性メモリに設けても良い。
【0065】
その後、表示手段22により、所有者に、記録モードをノーマル記録モードとするのか、シークレット記録モードにするのかを問合せるメッセージを表示し(ステップS12)、これに応じて入力手段18の記録モード設定SWで指示される記録モードに、設定手段12Bを設定する(ステップS13)。
【0066】
そして、その設定された記録モードがノーマル記録モードであれば(ステップS14)、前述したようなステップS20へ進む。
【0067】
これに対して、設定された記録モードがシークレット記録モードであったときには(ステップS14)、磁気記録情報読み書き手段24により、APSフィルムより上記APSフィルムカートリッジ300固有のID番号を読み出し(ステップS40)、その読み出したID番号を、シークレット・コードとして、上記設定手段12Bのシークレット・コード記憶領域に設定記憶する(ステップS41)。その後、前述したようなステップS20へ進む。
【0068】
なお、特に図示はしていないが、本実施の形態に係るカメラ10では、上記ステップS25で実行される、記録形式の変更動作において、ステップS25Aで実行されるシークレット・コードの問合せも省略可能である。
【0069】
勿論、上記第1の実施の形態と同様に、該ステップS25Aで、及び上記ステップS40の代わりに上記ステップS15のように、シークレット・コードの問合せを行うようにしても良い。その場合は、入力手段18にシークレット・コード設定SWを設け、APSフィルムカートリッジ300自体に印刷されているID番号(磁気記録されたものと同じ)を入力することとなる。
【0070】
また、逆に、このようなAPSフィルムカートリッジ300を使用するカメラでは、ノーマル記録モードを持たず、シークレット記録モードのみの記録モードしかないものとすれば、シークレット・コードの入力だけでなく、記録モードの問合せも省くことができる。
【0071】
以上実施の形態に基づいて本発明を説明したが、本発明は上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形や応用が可能なことは勿論である。
【0072】
例えば、上記第1実施の形態は、銀塩フィルムカメラとデジタルカメラの機能を有するカメラを例に説明したが、通常のデジタルカメラにおいても同様に適用可能である。
【0073】
また、上記第1及び第2の実施の形態は、デジタル画像データの記録モードは、フィルム単位に設定するものとしたが、それに限らないことは勿論である。
【0074】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、カメラからの着脱が可能な記録メディアに記録されているデジタル画像データを保護し、第三者による所有者の意図に反する消去、改ざん、閲覧を不可能にするカメラを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明の第1の実施の形態に係るカメラの構成を示す図であり、(B)は記憶手段(記録メディア)のメモリ空間を示す図である。
【図2】第1の実施の形態に係るカメラにおけるCPUの動作フローチャートを示す図である。
【図3】記録形式の変更動作のフローチャートを示す図である。
【図4】(A)は本発明の第2の実施の形態に係るカメラの構成を示す図であり、(B)は第2の実施の形態に係るカメラにおけるCPUの動作フローチャートの特徴部分を抜き出して示す図である。
【符号の説明】
10 カメラ
12 CPU
12A 書込み/読出し手段
12B 設定手段
14 第一の撮像手段
16 第二の撮像手段
18 入力手段
20 画像処理エンジン
22 表示手段
24 磁気記録情報読み書き手段
100 銀塩フィルム
200 記憶手段
202 “隠し領域”
202A “正しいFAT1”
202B “正しいFAT2”
202C “正しいルーディレクトリ領域”
204 “FAT領域”
204A “ブート領域”
204B “見かけのFAT1”
204C “見かけのFAT2”
206 “ルートディレクトリ領域”
206A “見かけのルートディレクトリ領域”
208 “データ領域”
300 APSフィルムカートリッジ

Claims (2)

  1. 被写体をデジタル画像データとして撮像し、そのデジタル画像データを、当該カメラに対して着脱可能な記憶手段に記録するカメラにおいて、
    前記デジタル画像データを前記着脱可能な記憶手段へ記録する際の記録モードであって、前記デジタル画像データの存在を隠すシークレット記録モードと、通常記録であるノーマル記録モードと、の二つの記録モードを持つ書込み手段と、
    前記書込み手段の記録モードを設定するための設定手段と、
    前記デジタル画像データに付加するデータであるシークレット・コードを入力するための入力手段と、
    を具備しており、
    前記シークレット記録モードにおいては、前記デジタル画像データの読み出しを不能にするべく画像関連情報を書き換えた状態の第1の画像関連情報と書き換えない状態の第2の画像関連情報を生成してこの両方を該当する画像データと共に前記記憶手段に記録すると共に、読み出し時には前記第1の画像関連情報にのみアクセスされるべく記録がなされることを特徴とするカメラ。
  2. 前記画像関連情報はFAT情報であり、記憶手段のメモリ空間においてブート領域に続く領域に前記第1の画像関連情報であるFAT情報を書き込む一方、ブート領域の前に位置する領域に前記第2の画像関連情報であるFAT情報を書き込むことを特徴とする請求項1に記載のカメラ。
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