JP2007193531A - 画像データ記録方法及び画像データ記録装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】複数のデジタルカメラで撮影した画像データをパーソナルコンピュータに取り込んで一元管理する場合、同一のファイル名がすでに存在していると、上書きされて、オリジナル画像が失われる。
【解決手段】すでに記録されている画像ファイルのファイル名と、これから記録を行なおうとする画像ファイルのファイル名とを比較し(S002)、同一のファイル名を持つ画像ファイルがあれば、その画像ファイルの撮影日時または撮影時の露出関連情報をさらに比較する(S003)。撮影日時または撮影時の露出関連情報が同一でなければ、ファイル名を生成し差替え、記録して(S004、S005)、オリジナル画像の不用意な上書きが防止される。
【選択図】図6
【解決手段】すでに記録されている画像ファイルのファイル名と、これから記録を行なおうとする画像ファイルのファイル名とを比較し(S002)、同一のファイル名を持つ画像ファイルがあれば、その画像ファイルの撮影日時または撮影時の露出関連情報をさらに比較する(S003)。撮影日時または撮影時の露出関連情報が同一でなければ、ファイル名を生成し差替え、記録して(S004、S005)、オリジナル画像の不用意な上書きが防止される。
【選択図】図6
Description
本発明は、デジタルカメラで被写体を撮影して画像ファイルとして記録し、この記録された画像ファイルをパーソナルコンピュータなどに取り込んで一括管理する画像データ記録方法及び画像データ記録装置に関する。
デジタルカメラで撮影した画像データは、一般的に、JPEG形式に変換されて画像ファイル形式で記録媒体などに記録されている。異なるメーカーのデジタルカメラ間での画像ファイルの互換性を確保するためのDCF規格や、シャッタ速度や撮影日時データなどの撮影に関する情報の互換性を確保しながら記録するためのEXIF規格が規定されており、どのメーカーのデジタルカメラで撮影を行なってもデータ相互の互換性がこれらの規格のもとで確保されて、ユーザの利便がはかられている。
例えば、特開平10−177646号公報には、電子カメラで撮影を行なうにあたり、同一の電子カメラで撮影を続ける限り、記録媒体を交換してもファイル名の生成がリセットされず、異なる記録媒体間で連続したファイル番号が付されて、同一名のファイルが複数存在することを防止するファイル名管理方法が記載されている。
特開平10−177646号公報
しかしながら、デジタルカメラで撮影を行なうと、デジタルカメラに装着あるいはデジタルカメラに内蔵された記録媒体に、撮影画像が画像ファイルとして記録される。この時、画像ファイルの互換性を保つために、一般的に、前述の各規格に準拠して記録フォーマットなどが決定されている。画像ファイルにはファイル名が自動的に付与されるが、ファイル名の詳細な決定方法はメーカー毎に相違する。
例えば、A社の製品(デジタルカメラ)におけるファイル名は、DSCP0001から始まり、2枚目以降の画像ファイルはDSCP0002、DSCP0003と数字部分が1ずつ増加している。また、B社の製品では、KIMG0001から始まり、同様にKIMG0002、KIMG0003と数字部分が増加している。さらに、C社の製品では、G1125001から始まり、同様にG1125002と進んで行くが、この「1125」は撮影日付を表しており、撮影時にデジタルカメラに内蔵されている時計手段から日付情報を取得した後にファイル名を決定している。001は撮影順に繰り上がる数字部分であり、日付とは無関係に001から始まって、002、003と進んで行く。従って、例えば、11月25日に1枚目と2枚目、11月26日に3枚目を撮影した場合のファイル名は、それぞれG1125001、G1125002、G1126003となる。
ファイル名の数字部分としてA社、B社の例では4桁が割り当てられているため、同一のファイル名は10000枚を越えないと発生しない。一方、C社の場合はファイル名の数字部分として3桁しか割り当てられていないので1000枚を越えると同一番号が発生するが、日付データとの組み合せでファイル名が決定されるため、同一のファイル名が発生する可能性はかなり低い。
一般的に、デジタルカメラでは、デジタルカメラに着脱自在な記録媒体が使用されるが、記録媒体の記録容量が無限ではないため、容量限度まで撮影を行なうとその場で次の新たな記録媒体と交換して撮影が続行されるのが通例である。この記録媒体の交換時に、もし画像ファイル名生成時の数字部分に付与する番号情報をリセットすると、記録媒体の先頭画像のファイル名は、例えばA社の場合、常にDSCP0001となる。この場合、撮影済の複数の記録媒体の画像データをパーソナルコンピュータ(パソコン)に移動またはコピーして一元的に管理すると、記録媒体の数だけDSCP0001のファイル名を持つ画像ファイルが存在することとなる。そして、同一の画像ファイル名が複数存在すると、パソコンはそれを同一の画像ファイルと判定して上書きを行なうため不都合が生じる。
不要な上書きを防止するためには、記録媒体毎にフォルダを設けて管理すれば何ら問題はない。しかし、撮影途中で記録媒体の残容量がなくなって記録媒体を交換して撮影を続行した場合には、複数の記録媒体に分かれて記録された画像であっても実撮影においては相互に関連するひとつながりの画像であるからこれを別フォルダに分けてパソコン内に保持させることは撮影実態と合致しない。例えば、単一のフォルダに記録されていればディスプレイ画面上に一括表示が可能であるが、異なるフォルダに分かれて記録されていると一連の撮影であるにも拘らず、一括表示を行なうことができず、再生表示を行なうには非常に不都合である。
これを解決する方法として上記特開平10−177646号公報では、電子カメラでの撮影において、同じ電子カメラで撮影を続ける限り記録媒体を交換してもファイル名生成のための基本情報はリセットされず、異なる記録媒体間で連続したファイル番号が付されている。この方法であれば、同じ番号部分を持つ画像ファイルの発生の頻度は劇的に少なくなる。例えば、前述のA社、B社の例では数字部分に4桁が割り当てられているので、同一の画像ファイル名は10000枚を越えないと発生せず、実用上の問題は解決される。
しかしながら、これはあくまでユーザがデジタルカメラを1台しか所有していない場合に有効なものでしかなく、ユーザが複数台のデジタルカメラを所有している場合には有効に機能しない。例えば、一眼レフタイプのデジタルカメラとコンパクトタイプのデジタルカメラの両方を持参して撮影に出かけ、この両方を適宜使い分けて撮影を行なうことは一般的なことといえる。
画像ファイル名の付与ルールはメーカー毎に異なっているのはすでに述べたとおりであるが、同一メーカーのデジタルカメラの場合には、一眼レフデジタルカメラとコンパクトデジタルカメラとの間、あるいは最新機種と古い機種との間で、画像ファイル名生成ルールは、一般的に統一されている。画像ファイル名生成ルールをむやみに変更することは、ユーザに混乱を与えるとともに、デジタルカメラのソフトウエア設計を行なうにおいても避けたいという事情から画像ファイル名の付与ルールは変更されにくい状況にあるといえる。しかしながら、一眼レフデジタルカメラとコンパクトデジタルカメラとで画像ファイル名生成ルールが同じであれば、この両者を同時並行的に使用して撮影を行なう場合、例えばA社のデジタルカメラ購入直後は一眼レフタイプ、コンパクトタイプのどちらのデジタルカメラも画像ファイル名はDSCP0001から撮影が開始されるため、同じファイル名を持つ画像ファイルが発生する。
また、上記特開平10−177646号公報記載のように、記録媒体を交換しても画像ファイル名に連番が付されるようにデジタルカメラが構成されていると、この画像ファイル名の数字部分としてどの番号までを使用したかの情報はデジタルカメラ内に保持されてファイル名を生成することになる。しかしながら、バッテリーの切れた状態でデジタルカメラがしばらく放置されると、通常、その情報は揮発して保持されない。そのため、バッテリーを再度装填した後はその番号情報もリセットされてファイル名は、DSCP0001から再び始まることとなる。
上記の一眼レフデジタルカメラとコンパクトデジタルカメラを所有している場合において、両方のデジタルカメラ、あるいは少なくとも片方のデジタルカメラをバッテリー切れのまま放置しなければこの問題は発生しない。しかし、バッテリーが切れた状態を発生させずに維持し続けることはかなりの手間であり、バッテリー切れのまま放置する場面の発生する可能性は大きい。この場合、同じファイル名を持つ画像ファイルの発生する頻度もやはり大きく、ましてやデジタルカメラの所有台数が3台、4台と増えていけばバッテリー切れでうっかり放置してしまう可能性はさらに大きい。
異なるメーカーのデジタルカメラどうしであれば、画像ファイル名生成ルールが異なるため、この問題は発生しない。しかしながら、各メーカー内で統一的に採用している記録媒体は、例えばSDメモリカード、コンパクトフラッシュ(登録商標)、xDピクチャーカードなど多数種類あり、しかもそれらには互換性がない。そのため、ユーザが複数台のデジタルカメラを所有する場合、同じメモリカードを使用する同じメーカーのカメラを選択する傾向が強い。同じメモリカードを同じメーカーのカメラに使用して撮影した画像ファイルをパソコンで一元管理しようとすると、もし異なるカメラで撮影された異なる撮影画像であっても画像ファイル名が同一であれば、パソコンはこの両方の画像ファイルは同一画像であると判断して上書きをしようとする。しかしながら、これはユーザにとってみれば、画像ファイル名がたまたま同一であるとはいえ、実際には全く異なる撮影画像であり、不用意に上書きされることは非常に不都合である。
本発明は、かかる課題に着目してなされたものであり、同一の画像ファイル名が並存しても上書きを防止できる画像データ記録方法及び画像データ記録装置の提供を目的としている。
本発明は、かかる課題に着目してなされたものであり、同一の画像ファイル名が並存しても上書きを防止できる画像データ記録方法及び画像データ記録装置の提供を目的としている。
本発明の画像データ記録方法は、画像データと当該画像データに関する撮影日時または撮影時の露出関連情報の少なくとも一方を有してファイル名の付された画像ファイルをコピーまたは移動して記録手段に記録するに際し;前記記録手段にすでに記録されている画像ファイルのファイル名と、これから記録を行なおうとする画像ファイルのファイル名とを比較する比較ステップと;前記比較の結果、同一のファイル名を持つ画像ファイルがない場合はそのまま記録を行ない、同一のファイル名を持つ画像ファイルがある場合は当該同一のファイル名を持つ2つの画像ファイルの撮影日時または撮影時の露出関連情報の少なくとも一方を比較し、比較の結果、撮影日時または撮影時の露出関連情報が同一である場合には記録を行なわず、比較の結果、撮影日時または撮影時の露出関連情報が同一でない場合には前記同一のファイル名を持つ2つの画像ファイルの少なくとも一方のファイル名を変更して前記記録手段に記録を行なう記録ステップと;を有することを特徴としている。
また、本発明の画像記録データ装置は、画像データと当該画像データに関する撮影日時または撮影時の露出関連情報の少なくとも一方を有してファイル名の付された画像ファイルをコピーまたは移動して記録する記録手段と;前記記録手段にすでに記録されている画像ファイルのファイル名と、これから記録を行なおうとする画像ファイルのファイル名とを比較する比較手段と;前記比較の結果、同一のファイル名を持つ画像ファイルがない場合にはそのまま記録を行ない、同一のファイル名を持つ画像ファイルがある場合には当該同一のファイル名を持つ2つの画像ファイルの撮影日時または撮影時の露出関連情報の少なくとも一方を比較し、比較の結果、撮影日時または撮影時の露出関連情報が同一である場合には記録を行なわず、比較の結果、撮影日時または撮影時の露出関連情報が同一でない場合には前記同一のファイル名を持つ2つの画像ファイルの少なくとも一方のファイル名を変更して前記記録手段に記録を行なう記録制御手段と;を有することを特徴としている。
請求項1記載の本発明によれば、画像ファイル名が同一であっても、画像データの撮影関連情報を利用して同一の画像データ内容であるかどうかを判別し、同一でない場合には画像ファイル名を変更して記録がなされるため、同じファイル名でありながら異なる画像データ内容を有する画像ファイルが不用意に上書きされない。
請求項2記載の本発明によれば、撮影日時と撮影時の露出関連情報の両方について比較を行なっているため、同一の画像データであるかどうかの判定精度が向上する。
請求項3記載の本発明によれば、ファイル名を変更した画像ファイルの変更前のファイル名を画像ファイル内に記録しているため、ファイル名変更前のファイル名に容易に復帰でき、編集が容易に行なえる。
請求項4記載の本発明によれば、ファイル名を変更して記録手段に記録した画像ファイルを変更前のファイル名に復帰可能とするとともに、この復帰の際には変更したファイル名を画像ファイル内にさらに記録しているため、ファイル名変更前と変更後のファイル名のいずれにも自由に復帰でき、編集が容易に行なえる。
請求項5記載の本発明によれば、比較手段による比較において画像ファイル名が同一であっても、記録制御手段が画像データの撮影関連情報を利用して同一の画像データ内容であるかどうかを判別して、もし同一でない場合には画像ファイル名を変更して記録しているため、同じファイル名でありながら異なる画像データ内容を有する画像ファイルが不用意に上書きされない。
請求項6記載の本発明によれば、比較手段による比較の結果、同一のファイル名を持つ画像ファイルがある場合に、記録制御手段が当該2つの画像ファイルに対して撮影日時と撮影時の露出関連情報の両方について比較を行なっているため、同一の画像データであるかどうかの判定精度が向上する。
請求項7記載の本発明によれば、比較手段での比較の結果、同一のファイル名を持つ画像ファイルがあり、かつ撮影日時または撮影時の露出関連情報が同一でない場合には、記録制御手段は、ファイル名を変更した画像ファイルに対して、当該画像ファイルの変更前のファイル名を当該画像ファイル内に記録させるファイル名を変更した画像ファイルの変更前のファイル名を画像ファイル内に記録しているため、ファイル名変更前のファイル名に容易に復帰でき、編集が容易に行なえる。
請求項8記載の本発明によれば、比較手段での比較の結果、同一のファイル名を持つ画像ファイルがあり、かつ撮影日時または撮影時の露出関連情報が同一でない場合には、記録制御手段は、ファイル名を変更して記録手段に記録した画像ファイルを変更前のファイル名に復帰可能とするとともに、この復帰の際に変更したファイル名を当該画像ファイル内にさらに記録しているため、ファイル名変更前と変更後のファイル名のいずれにも自由に復帰でき、編集が容易に行なえる。
本発明では、すでに記録されている画像ファイルのファイル名と、これから記録を行なおうとする画像ファイルのファイル名とを比較し、同一のファイル名を持つ画像ファイルがあれば、その画像ファイルの撮影日時または撮影時の露出関連情報をさらに比較し、撮影日時または撮影時の露出関連情報が同一でなければ、少なくとも一方のファイル名を変更して記録している。
以下図面を参照しながら本発明の実施例を詳細に説明する。ここで、図1は本発明の一実施例におけるカメラシステムを示し、本発明の一実施例におけるカメラシステムは、一眼レフタイプのデジタルカメラ1と、コンパクトタイプのデジタルカメラ2、3の3台のデジタルカメラから構成されている。
ここで、デジタルカメラ2、3は同一機種で、デジタルカメラ1、2、3はすべてA社のカメラと仮定する。すなわち、画像ファイルのファイル名は、上記のように、デジタルカメラ1、2、3のいずれのカメラにおいても、DSCP0001から付番が開始され、撮影記録が行なわれる度にファイル名の数字部分が増加し、DSCP0002、DSCP0003と増加する。デジタルカメラ1、2、3は、記録媒体を着脱自在に装着できるメモリカードスロット11、21、31を有し、記録媒体としてのメモリカード12、22、32が対応するメモリカードスロット11、21、31に着脱自在に装着される。
ここで、デジタルカメラ2、3は同一機種で、デジタルカメラ1、2、3はすべてA社のカメラと仮定する。すなわち、画像ファイルのファイル名は、上記のように、デジタルカメラ1、2、3のいずれのカメラにおいても、DSCP0001から付番が開始され、撮影記録が行なわれる度にファイル名の数字部分が増加し、DSCP0002、DSCP0003と増加する。デジタルカメラ1、2、3は、記録媒体を着脱自在に装着できるメモリカードスロット11、21、31を有し、記録媒体としてのメモリカード12、22、32が対応するメモリカードスロット11、21、31に着脱自在に装着される。
図2(A)(B)(C)は、デジタルカメラ1、2、3で撮影されてメモリカード12、22、32に記録されている画像ファイルデータのデータ構造を示し、DCIMという名称のフォルダの下にツリー構造で複数の画像ファイルが並列に記録されている。
デジタルカメラ1で撮影してメモリカード12に記録保持されている画像ファイルとして、図2(A)に示すように、DSCP0114〜DSCP0120の7枚の画像ファイルがある。同様に、デジタルカメラ2で撮影してメモリカード22に記録保持されている画像ファイルとして、図2(B)に示すように、DSCP0001〜DSCP0009の9枚の画像ファイルがある。さらに、デジタルカメラ3で撮影してメモリカード32に記録保持されている画像ファイルとして、図2(C)に示すように、DSCP0007〜DSCP0012の6枚の画像ファイルがある。即ち、デジタルカメラ3台で合計22枚の画像ファイルが各デジタルカメラ1、2、3に装着された合計3枚のメモリカード12、22、32に分散して記録されている。
デジタルカメラ1で撮影してメモリカード12に記録保持されている画像ファイルとして、図2(A)に示すように、DSCP0114〜DSCP0120の7枚の画像ファイルがある。同様に、デジタルカメラ2で撮影してメモリカード22に記録保持されている画像ファイルとして、図2(B)に示すように、DSCP0001〜DSCP0009の9枚の画像ファイルがある。さらに、デジタルカメラ3で撮影してメモリカード32に記録保持されている画像ファイルとして、図2(C)に示すように、DSCP0007〜DSCP0012の6枚の画像ファイルがある。即ち、デジタルカメラ3台で合計22枚の画像ファイルが各デジタルカメラ1、2、3に装着された合計3枚のメモリカード12、22、32に分散して記録されている。
ここでは、デジタルカメラ1のファイル名がDSCP0114から始まっており、それより少ない数字部分を有するDSCP0001〜0113が存在しない。これは、すでに画像ファイルを移動あるいは消去してしまったために画像ファイルそのものがメモリカード12内に残っていないか、あるいは当該メモリカードを新規に装着する直前にデジタルカメラ1内に装着されていたメモリカード内にDSCP0113までの画像ファイルがすでに記録されていたためである。デジタルカメラ1、2、3は、本発明の先行技術である特開平10−177646号公報に記載のファイル名をリセットしない機能を有するものとして説明するが、本発明の技術思想においてはこの機能は必須ではない。
図3は画像ファイルのデータ構造を示しており、画像ファイルはヘッダ部と画像データ部とを有して構成されている。画像データ部には1枚の画像データである画像情報そのものが格納され、ヘッダ部には画像データに関する各種情報が格納される。各種情報とは、通常、ファイル名やEXIFデータをいうが、それ以外にも画像データに関連する分類コードや画像データの履歴情報、ID情報や印刷関連情報などのさまざまな情報を対象としてよい。
図4はデジタルカメラ1の主要部のブロック図を示す。図4に示すように、撮影レンズ13を介して得られた被写体像がCCD14に結像され、結像された被写体像は光電変換されて撮像処理回路15で必要な撮像処理が行なわれる。さらに、被写体像は記録処理回路16で例えばJPEG形式、画像ファイル形式に変換され、インターフェース17を介してメモリカード12に記録される。CCD14、撮像処理回路15、記録処理回路16、インターフェース17は中央処理回路(CPU)18で集中的に制御される。なお、デジタルカメラ2、3も同様のブロック構成となっている。
図5はパーソナルコンピュータ(パソコン)4の主要部のブロック図を示す。図5に示すように、パソコン4には、画像ファイルを取得するためのインターフェース41が設けられており、パソコンカードスロットやUSBコネクタなどがインターフェースに該当し、メモリカードスロットでもよい。さらに、パソコン4には、インターフェース41から取得した画像ファイルを一時記憶するバッファメモリ42と、大容量の記録手段であるハードディスクドライブ(HDD)43と、画像データの内容表示やユーザに対する情報通知などを行なうLCDなどのディスプレイ44と、コマンドの入力手段であるキーボード45とが設けられており、これらは中央処理回路(CPU)46によって集中的に制御される。
図6は、デジタルカメラの記録媒体(メモリカード)の画像データをパソコンに順次取り込む動作のフローチャートを示す。図6のフローチャートに沿って、各メモリカード内の画像ファイルをパソコンに順次取り込んで一元的に管理する手順を説明すると、まず、デジタルカメラ1のメモリカード12内の画像ファイルがパソコン4内に移動またはコピーされる。移動またはコピーを行なうにあたっては、メモリカードスロット部分とUSBコネクタ部分を有するUSBメモリに似た形状のアダプタ装置を利用してもよいし、パソコンのパソコンカードスロットに装着可能な形状で内部にメモリカードスロットを有するパソコンカードアダプタを利用してもよい。また、デジタルカメラそのものにUSB接続端子が設けてあれば、デジタルカメラをUSBケーブル経由でパソコンのUSB端子へ直接接続してもよく、その取り込み形態は種々な周知の手段のいずれかが選択される。記録はパソコン内あるいはパソコンに接続されているハードディスクユニットなどのストレージデバイス内のいずれに行なうようにしてもよいが、ここではパソコン内に記録するものとする。
まず、S001で、キーボード45を操作してデジタルカメラ1のメモリカード12内の画像ファイルの移動またはコピーが指示される。デジタルカメラ1の場合、DSCP0114〜0120の7枚分の画像ファイルの移動またはコピーが指示される。すると、画像ファイルが1枚分ずつバッファメモリ42に取り込まれ、S002で、画像ファイル名チェックが行なわれ、同一のファイル名を有する画像ファイルが存在するかどうかが判定される。判定はCPU46がHDD43内に記録済の画像ファイルを照合して行なうことになる。パソコン内即ちHDD43に記録されている画像ファイル自体が未だ1枚もない状態の場合は、重複するファイル名を持つ画像ファイルも当然に存在しないため、「N」と判断され、S005にとんで、DSCP0114の画像ファイルがバッファメモリ42からHDD43に移動されて記録される。全く新規の記録の場合には画像ファイルを記録するフォルダが新設され、そのフォルダ内に前述の画像ファイルが記録される。このフォルダは、ユーザがパソコン内に予め作成しておいてもよく、画像のコピーまたは移動を指示するS001の入力に伴ってパソコンがフォルダを自動的に新設してもよい。
S005での画像ファイルの記録が終了すると、S006で移動またはコピーを行なう画像ファイルはこれで最後かどうかを判定する。最後であれば(「Y」であれば)、S007に進んで終了する。最後でなければ(「N」であれば)、再びS002に戻り、上記一連の動作が繰り返される。デジタルカメラ1の場合は、DSCP0114に続いてさらにDSCP0115〜0120の画像ファイルが存在するので、これら全7枚分の画像ファイルの記録が終了するまで上記一連の動作が繰り返されることになる。
次に、2台目のデジタルカメラ2のメモリカード22内の画像ファイルが同様の手順で移動またはコピーされる。パソコン4で画像ファイルの一元管理を行なうのであるから、当然、DSCP0114〜0120の記録されたフォルダと同じフォルダ内に記録される。この時パソコン4内には、メモリカード12からすでに移動またはコピー済みの画像ファイルDCSP0114〜0120の7枚分の画像ファイルが記録されている。しかしながら、メモリカード22から新たに移動またはコピーされるDSCP0001〜0009との間にはファイル名において重複するものがないから、移動またはコピー動作を指示するとそのままDSCP0001〜0009のファイル名を有する9枚分の画像ファイルがS001、S002、S005、S006、S007の手順で同様に追加記録される。記録が終わった時点では、記録された画像ファイル数は合計で16枚となる。
続いて、3台目のデジタルカメラ3のメモリカード32内の6枚分の画像ファイルのパソコン4への移動またはコピーが同様の手順で行なわれる。この時点では、パソコン4内には、画像ファイル名DCSP0114〜0120及びDSCP0001〜0009の合計16枚分の画像ファイルがすでに記録されている。そして、メモリカード32から新たに移動またはコピーされるDSCP0007〜0012との間においてDSCP0007〜0009はファイル名が重複している。そのため、S001で画像ファイルの移動またはコピーが指示されると、S002で、画像ファイル名チェックが行なわれ、同一のファイル名を有する画像ファイルの有無が判定されて「Y」と判定される。
同じファイル名を有する画像ファイルが存在してS002で「Y」と判定されると、S003で該当する2つの画像ファイルのEXIFデータを参照して撮影日時データを取得し、撮影日時データを比較する。EXIF規格では画像データの撮影日時を記録する規格が規定されており、現実にカメラメーカーはこれを利用しているため、撮影日時データ、即ち撮影を行なった日付と時刻のデータが取得される。
比較の結果、同一撮影日時であれば、同じ画像データであると判定される(「Y」と判定される)。同じ画像データであれば、すでにその画像データはパソコン4内に記録済であるため、当該画像ファイルの移動またはコピー動作をスキップし、S006に進む。S006では、移動またはコピーを行なう画像ファイルが最後かどうかを判定し、最後であれば(「Y」であれば)S007に進んで終了する。最後でなければ(「N」であれば)、再びS002に戻って一連の動作が繰り返される。
比較の結果、同一撮影日時であれば、同じ画像データであると判定される(「Y」と判定される)。同じ画像データであれば、すでにその画像データはパソコン4内に記録済であるため、当該画像ファイルの移動またはコピー動作をスキップし、S006に進む。S006では、移動またはコピーを行なう画像ファイルが最後かどうかを判定し、最後であれば(「Y」であれば)S007に進んで終了する。最後でなければ(「N」であれば)、再びS002に戻って一連の動作が繰り返される。
一方、S003での比較の結果、同一撮影日時でなければ(「N」であれば)、画像ファイル名が同じでも異なる画像データを有する画像ファイルであるから上書きされるべきでないと判定され、S004で新しい画像ファイル名が生成される。実施例では、DSCP0007〜0009のファイル名を持つ画像ファイルが重複している。メモリカード32に記録されているDSCP0007についてみると、すでに存在しているDSCP0007と区別可能とするために、例えば、DSCP0007Aという新しいファイル名が生成される。生成された新しいファイル名DSCP0007Aがそれまでのファイル名であるDSCP0007と差替えられ、新しいDSCP0007Aのファイル名を有する画像ファイルとして記録される。即ち、この場合、DSCP0007とDSCP0007Aの両方の画像ファイルがパソコン4内に記録される。DSCP0008、DSCP0009についても同様の処理がなされ、最終的にDSCP0001〜DSCP0012、DSCP0007A〜DSCP0009A、DSCP0114〜DSCP0120の22枚の画像ファイルがパソコン4内に記録される。
DSCP0007Aという画像ファイル名の生成、差替えの際に、それまで当該画像ファイルに付されていたオリジナルのファイル名であるDSCP0007を、画像ファイル内に記録してもよいし、EXIFで規定されているオプションの記録領域に記録してもよい。もちろん記録場所はEXIFに限定されず、画像ファイルのヘッダ領域であってよい。撮影時のオリジナルのファイル名を記録しておくことで、いつでもその情報を利用して撮影時のオリジナルのファイル名に再差替えを行なって復帰可能としておけば、編集が容易に行なえる。例えば、デジタルカメラ1で撮影した画像ファイルのみを対象として、全く別の観点から画像ファイル管理を行ないたいニーズが上記の処理の終了後に発生した場合には、すでにファイル名を差替えた画像ファイルのファイル名を差替え前のオリジナルのファイル名に戻した後にファイル名順のソートなどを行なうことによって的確な画像ファイルの並べ替えが容易にできるようになり、編集上有用である。もちろん、この再差替えの際にはその直前までファイル名として使用していたDSCP0007Aというファイル名をさらに記録しておくこともできる。
実施例においては撮影日時情報を使用して比較を行なったが、比較を行なう情報はこの撮影日時情報に限定されない。例えば、EXIF規格として規定されて実用に供されているシャッタスピード値や絞り値などの露出に関連する情報(露出関連情報)を使用してもよく、あるいはこれらを複数組み合わせて比較してもよい。さらに、例えば、撮影日時とシャッタスピード値を組み合わせて比較すれば、より精度の高い判定が可能になり、さらに絞り値を加えて比較するようにすれば画像データが同一であるかどうかをさらに正確に判定することが可能になる。さらに、比較される情報として、EXIF規格に採用されている利用可能なデータ、例えば色温度情報やパノラマ情報、オートブラケット情報などのあらゆる情報を利用できる。
図6で説明した画像データの移動やコピーの各動作は、専用の画像管理のためのソフトウエアを起動して動作される。このソフトウエアについて以下に説明する。
パソコン4を起動させた後に、この画像管理のためのソフトウエアを起動するとディスプレイ44の表示は図7に示すものとなる。図7は、過去にいくつかのフォルダを作成済で、そのそれぞれに複数の画像ファイルを記録したパソコンのディスプレイ表示状態を表わしている。例えば、各フォルダは西暦2003年撮影の画像ファイル、西暦2004年撮影の画像ファイルというように、撮影年毎に分類されてもよいし、旅行や結婚式などのようなイベント毎に作成されていてもよい。いずれにせよ、ユーザはフォルダを任意に作成でき、また、他のフォルダへの各画像ファイルの移動、編集を自由に行なえる。
パソコン4を起動させた後に、この画像管理のためのソフトウエアを起動するとディスプレイ44の表示は図7に示すものとなる。図7は、過去にいくつかのフォルダを作成済で、そのそれぞれに複数の画像ファイルを記録したパソコンのディスプレイ表示状態を表わしている。例えば、各フォルダは西暦2003年撮影の画像ファイル、西暦2004年撮影の画像ファイルというように、撮影年毎に分類されてもよいし、旅行や結婚式などのようなイベント毎に作成されていてもよい。いずれにせよ、ユーザはフォルダを任意に作成でき、また、他のフォルダへの各画像ファイルの移動、編集を自由に行なえる。
図7に示すように、ディスプレイ44の表示画面44a内には、複数の操作指示エリア44b〜44gと、記録されている画像ファイルのツリー構造を表示する表示エリア44hとが配置されている。44b、44cはインターフェース41から入力される画像ファイルをコピーするのか移動するのかを選択するスイッチである。コピーの場合には入力される画像ファイルの元データが元の記録媒体に残されるが、移動の場合には元の記録媒体に元データは残されない。44d、44eは画像ファイルの移動またはコピー先となるフォルダを選択するスイッチであり、44dを選択すると次にどのフォルダに移動またはコピーするかを選択するステップが存在し、実施例では詳細な図示は省略するが、画面44a右側の表示部分44hの所望のフォルダをマウスあるいはキーボードで選択、クリックすることによって達成される。44eを選択すると新規なフォルダが自動的に作成され、その中に画像ファイルが移動またはコピーされる。
44fはフォルダ編集スイッチであり、このスイッチを選択するとそれに続くステップでフォルダの削除やフォルダ名の変更などが行なえるが、その詳細は省略する。44gは画像ファイル編集スイッチであり、このスイッチを選択するとそれに続くステップで画像ファイルの他フォルダへの移動や削除、ファイル名差替え前のファイル名への再差替えなどが行なえるがその詳細は省略する。
表示エリア44hはデータ構造を表示するエリアであり、各フォルダ、画像ファイルが記録されているツリー構造が表示される。各フォルダの下層には画像ファイルが記録されている。表示エリア44hの右端部分にはスクロールバー44iが表示されており、1度に表示できないツリー構造部分をスクロールして見ることができる。図6に示すフローチャートの各動作はこれらのスイッチ44b〜44gとキーボード45とを併用しながら操作される。なお、スイッチ44b〜44gはパソコン4のディスプレイ44上に表示されるものであり、その選択操作は図示しないマウスあるいはキーボード45で選択し、クリックすることによって達成される。
なお、実施例ではパソコン4のインターフェース41に接続されて入力可能なすべての画像ファイルを一括してコピーまたは移動できるようになっているが、一括ではなくコピーまたは移動の対象となる画像ファイルを個別に選択できるようにしてもよい。
また、実施例ではA社の一眼レフタイプのデジタルカメラ1、コンパクトタイプのデジタルカメラ2、3を含むカメラシステムに基づいて説明を行なったが、デジタルカメラは本発明の趣旨を逸脱しない範囲において任意の種類、台数の組み合せが可能であることはいうまでもない。例えば、実施例に記載したA社のカメラ3台に加えてB社の同じ機種のカメラ2台が加わった計5台の例も考えられるなど、その組み合せや台数のバリエーションは無数に存在する。
また、実施例ではA社の一眼レフタイプのデジタルカメラ1、コンパクトタイプのデジタルカメラ2、3を含むカメラシステムに基づいて説明を行なったが、デジタルカメラは本発明の趣旨を逸脱しない範囲において任意の種類、台数の組み合せが可能であることはいうまでもない。例えば、実施例に記載したA社のカメラ3台に加えてB社の同じ機種のカメラ2台が加わった計5台の例も考えられるなど、その組み合せや台数のバリエーションは無数に存在する。
実施例において、バッファメモリ42、ハードディスクドライブ43は記録手段として、CPU46は比較手段及び記録制御手段としてそれぞれ機能しているが、これに限定されない。
また、実施例では、デジタルカメラで撮影された画像データを対象としている。しかしながら、デジタルカメラに限定されず、デジタルカメラと同等の機能を持つものから画像データを得てもよく、例えば、カメラ機能により撮影したデータを記録媒体に記録し、メール機能によってパソコンヘデータを送信する携帯電話をデジタルカメラの代わりに利用できる。また、対象とする画像データは静止画に限定されず、動画でもよく、たとえばデジタルビデオカメラからの動画データを対象としてもよい。
また、実施例では、デジタルカメラで撮影された画像データを対象としている。しかしながら、デジタルカメラに限定されず、デジタルカメラと同等の機能を持つものから画像データを得てもよく、例えば、カメラ機能により撮影したデータを記録媒体に記録し、メール機能によってパソコンヘデータを送信する携帯電話をデジタルカメラの代わりに利用できる。また、対象とする画像データは静止画に限定されず、動画でもよく、たとえばデジタルビデオカメラからの動画データを対象としてもよい。
実施例ではパソコンを利用してデジタルカメラの画像データを一括して保存し管理している。しかしながら、パソコンに限定されず、同等の機能を持つものをパソコンの代わりに利用できる。例えば、ハードディスク、または記録媒体などのメモリ機能を有するカードリーダーなどの記録媒体、または、デジタルビデオカメラ、DVDレコーダープレイヤー、ハードディスク内蔵のテレビなどが利用できる。
上記のように、本発明では、画像ファイル名が同一であっても、画像データの撮影関連情報を利用して同一の画像データ内容であるかどうかを判別し、もし同一でない場合には自動的に画像ファイル名を変更して記録がなされるので、同じファイル名でありながら異なる画像データ内容を有する画像ファイルが不用意に上書きされることがない。
本発明は、画像データにファイル名を付与して管理する複数のデジタルカメラなどにおける画像データをパソコンなどで一括して保存し管理するカメラシステムに広範囲に応用できる。
1、2、3 デジタルカメラ
4 パーソナルコンピュータ
12、22、32 メモリカード
13 撮影レンズ
14 CCD
15 撮像処理回路
16 記録処理回路
17 インターフェース
18 中央処理回路(CPU)
41 インターフェース
42 バッファメモリ
43 ハードディスクドライブ
44 ディスプレイ
45 キーボード
46 中央処理回路(CPU)
4 パーソナルコンピュータ
12、22、32 メモリカード
13 撮影レンズ
14 CCD
15 撮像処理回路
16 記録処理回路
17 インターフェース
18 中央処理回路(CPU)
41 インターフェース
42 バッファメモリ
43 ハードディスクドライブ
44 ディスプレイ
45 キーボード
46 中央処理回路(CPU)
Claims (8)
- 画像データと当該画像データに関する撮影日時または撮影時の露出関連情報の少なくとも一方を有してファイル名の付された画像ファイルをコピーまたは移動して記録手段に記録するに際し、
前記記録手段にすでに記録されている画像ファイルのファイル名とこれから記録を行なおうとする画像ファイルのファイル名とを比較する比較ステップと、
前記比較の結果、同一のファイル名を持つ画像ファイルがない場合はそのまま記録を行ない、同一のファイル名を持つ画像ファイルがある場合は当該同一のファイル名を持つ2つの画像ファイルの撮影日時または撮影時の露出関連情報の少なくとも一方を比較し、比較の結果、撮影日時または撮影時の露出関連情報が同一である場合には記録を行なわず、比較の結果、撮影日時または撮影時の露出関連情報が同一でない場合には前記同一のファイル名を持つ2つの画像ファイルの少なくとも一方のファイル名を変更して前記記録手段に記録を行なう記録ステップと、
を有することを特徴とする画像データ記録方法。 - 前記比較ステップでの比較の結果、同一のファイル名を持つ画像ファイルがある場合には当該同一のファイル名を持つ2つの画像ファイルに対して撮影日時と撮影時の露出関連情報の両方について比較を行なうことを特徴とする請求項1記載の画像データ記録方法。
- 前記比較ステップでの比較の結果、同一のファイル名を持つ画像ファイルがあり、かつ撮影日時または撮影時の露出関連情報が同一でない場合にはファイル名を変更した画像ファイルに対して、当該画像ファイルの変更前のファイル名を当該画像ファイル内に記録することを特徴とする請求項1記載の画像データ記録方法。
- 前記比較ステップでの比較の結果、同一のファイル名を持つ画像ファイルがあり、かつ撮影日時または撮影時の露出関連情報が同一でない場合にはファイル名を変更して記録手段に記録した画像ファイルを変更前のファイル名に復帰可能とするとともに、この復帰の際には前記変更したファイル名を当該画像ファイル内にさらに記録することを特徴とする請求項3記載の画像データ記録方法。
- 画像データと当該画像データに関する撮影日時または撮影時の露出関連情報の少なくとも一方を有してファイル名の付された画像ファイルをコピーまたは移動して記録する記録手段と、
前記記録手段にすでに記録されている画像ファイルのファイル名と、これから記録を行なおうとする画像ファイルのファイル名とを比較する比較手段と、
前記比較の結果、同一のファイル名を持つ画像ファイルがない場合にはそのまま記録を行ない、同一のファイル名を持つ画像ファイルがある場合には当該同一のファイル名を持つ2つの画像ファイルの撮影日時または撮影時の露出関連情報の少なくとも一方を比較し、比較の結果、撮影日時または撮影時の露出関連情報が同一である場合には記録を行なわず、比較の結果、撮影日時または撮影時の露出関連情報が同一でない場合には前記同一のファイル名を持つ2つの画像ファイルの少なくとも一方のファイル名を変更して前記記録手段に記録を行なう記録制御手段と、
を有することを特徴とする画像データ記録装置。 - 前記記録制御手段は、前記比較手段での比較の結果、同一のファイル名を持つ画像ファイルがある場合には、当該2つの画像ファイルに対して撮影日時と撮影時の露出関連情報の両方について比較を行なうことを特徴とする請求項5記載の画像データ記録装置。
- 前記記録制御手段は、前記比較手段での比較の結果、同一のファイル名を持つ画像ファイルがあり、かつ撮影日時または撮影時の露出関連情報が同一でない場合にはファイル名を変更した画像ファイルに対して、当該画像ファイルの変更前のファイル名を当該画像ファイル内に記録することを特徴とする請求項5記載の画像データ記録装置。
- 前記記録制御手段は、前記比較手段で比較の結果同一のファイル名を持つ画像ファイルがあり、かつ撮影日時または撮影時の露出関連情報が同一でない場合にはファイル名を変更して記録手段に記録した画像ファイルを変更前のファイル名に復帰可能とするとともに、この復帰の際に前記変更したファイル名を当該画像ファイル内にさらに記録させることを特徴とする請求項7記載の画像データ記録装置。
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