JP2008022514A - 画像表示装置 - Google Patents

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晋二 古屋
Koji Shibuno
剛治 澁野
Hiroshige Tokunaga
浩成 徳永
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Abstract

【課題】画像データとそれに関連する撮影情報等の情報とを、分かりやすく表示できる画像表示装置を提供する。
【解決手段】表示画面の短辺方向を縦方向として、表示画面内に1画面分の第1表示領域を形成する第1の表示モードと、表示画面の長辺方向を縦方向として、表示画面内に2画面分の第1表示領域41及び第2表示領域42を形成し、第1表示領域41と第2表示領域42とを上下に並べるようにして形成する第2の表示モードとを備えた画像表示装置である。第2表示領域42には、第1表示領域41で表示している画像データに関連する情報を表示する。
【選択図】図10

Description

本発明は、画像データとそれに関連する情報を表示部に表示可能な画像表示装置に関する。
近年、液晶ディスプレイが搭載されているデジタルスチルカメラが多く製造販売されている。液晶ディスプレイは、撮影を行う際にスルー画像を表示したり、メモリカードに記録されている画像を表示することができる。液晶ディスプレイは、2〜3インチ程度の大きさが一般的である。近年のデジタルスチルカメラには、画像データと同時にその撮影情報(撮影日時や撮影条件)等の文字データや図形データ(アイコン)を、液晶ディスプレイに表示させることができるものもある。
特許文献1には、画像の撮影情報を確認することができるように、1つの液晶ディスプレイの表示画面上に、画像およびその撮影情報を表示させる構成が開示されている。具体的には、特許文献1には、表示画面の短辺方向を縦方向として、表示画面全体に1つの画像を表示し、中央を避けた位置に撮影情報を重畳して表示するデジタルカメラが開示されている。また、表示画面の短辺方向を縦方向として、表示画面を画像表示領域と撮影情報表示領域に区分して表示し、画像と撮影情報が重ならないように構成されたものも開示されている。
特開2002−27290号公報
しかしながら特許文献1に開示されているように、表示画面の短辺方向を縦方向として、表示画面全体に1つの画像を表示し、中央を避けた位置に撮影情報を重畳して表示すると、撮影情報が表示された画像部分の視認が困難になるという問題があった。
一方、表示画面の短辺方向を縦方向として、表示画面を画像表示領域と撮影情報表示領域に区分して表示し、画像と撮影情報が重ならないようにすると、表示された画像の大きさが小さくなってしまい、画像の細部の視認が困難になるという問題があった。
一般的に、デジタルスチルカメラに搭載される液晶ディスプレイは、4:3または16:9のアスペクト比を有し、短辺方向が縦方向になるように筐体に配されている。また、デジタルスチルカメラを正立状態(液晶ディスプレイの短辺方向が縦方向になるようなデジタルスチルカメラの姿勢)にして撮影を行うと、撮影された画像は、4:3または16:9のアスペクト比を有し、短辺方向が縦方向となる。上記のような画像を、アスペクト比を維持しながら区分された表示領域に表示させると、画像の大きさが小さくなってしまう。
本発明は、上記問題に鑑み、画像データとそれに関連する撮影情報等の情報とを、分かりやすく表示できる画像表示装置を提供することを目的とする。
この目的を達成するために本発明の画像表示装置は、少なくとも互いに対向する2つの長辺と、互いに対向する2つの短辺とを含む略四角形状の表示画面を備えた表示部と、表示部の表示動作を制御する制御部とを備えた画像表示装置であって、制御部は、表示画面の短辺方向を縦方向として、表示画面内に1画面分の1画面表示領域を形成する第1の表示モードと、表示画面の長辺方向を縦方向として、表示画面内に2画面分の第1表示領域及び第2表示領域を形成し、第1表示領域と第2表示領域とを上下に並べるようにして形成する第2の表示モードとを備え、制御部は、第2の表示モードにおいて、第1表示領域に記憶部から読み出した画像データを表示し、第2表示領域に第1表示領域に表示する画像データに関連する情報を表示するものである。
これにより、第1表示領域に画像データを表示し、第2表示領域にその画像データと関連する情報を表示するので、両者を区別しつつ、関連付けて認識することができる。
本発明は、画像データとそれに関連する撮影情報等の情報とを、分かりやすく表示できる。
(実施の形態1)
〔基本構成〕
図1は、実施の形態1における画像表示装置の一例である、撮像装置の構成を示すブロック図である。なお、以下の説明において撮像装置は、静止画をメインに撮影することができるデジタルスチルカメラであるものとして説明している。しかし、静止画撮影と動画撮影の両方が可能であるカメラも本発明の画像表示装置に含まれる。また、動画撮影のみが可能であるカメラも本発明の画像表示装置に含まれる。また、静止画撮影と動画撮影の両方が可能であるとしても、以下の説明では、静止画の撮影/再生動作についてのみ説明している。よって、以下の説明において「撮影モード」とは静止画撮影モードを指し、「再生モード」とは静止画再生モードを指している。
撮像装置は、撮像部1、画像処理部2、カードスロット3、内蔵メモリ5、バッファメモリ6、USB制御部7、マイクロコンピュータ(以下マイコンと称する)8、オンスクリーンディスプレイ(以下OSDと称する)コントローラ9、表示部10、テレビ出力部11、操作部12を備えている。
撮像部1は、少なくともCCDイメージセンサーやCMOSイメージセンサーなどで構成される撮像素子が含まれ、被写体側から入射される光学画像を電気信号に変換して出力している。なお、詳細は図示していないが、撮像部1には、撮像素子の他、フォーカスレンズやズームレンズなどのレンズ部や、撮像素子への入射光量を制限している絞り部なども含まれる。
画像処理部2は、撮像部1から出力される電気信号に対して、所定の信号処理を行い、画像データを生成するものである。例えば、画像処理部2には、WB調整部2aと、YC処理部2bと、電子ズーム処理部2cと、圧縮伸張部2dとを備えている。
WB調整部2aは、画像のホワイトバランスを調整するものであり、具体的には、画像の色合いを、実物の色合いに近くなるように調整したり、光源(蛍光灯や太陽光など)に合った適正な色に調整するものである。
YC処理部2bは、撮像画像に基づいて、輝度情報「Y」と、輝度信号と青色の色差情報「Cb」と、輝度信号と赤色の色差情報「Cr」とからなる画像データを生成する。
電子ズーム処理部2cは、画像の一部(例えば中央)を所定の大きさでトリミングし、トリミングした画像を信号処理で元画像の大きさに拡大する処理である。例えば、撮影された1600×1200ドットの画像において、中央の1024×768ドットの画像を切り出し、データ補間を行いながら1600×1200ドットのサイズに拡大する処理である。なお、電子ズーム処理部2cは必須ではない。
圧縮伸張部2dは、画像データをJPEG(Joint Photographic Expert Group)方式などの圧縮形式によって圧縮したり、圧縮されている画像データを伸張するものである。例えば、JPEG方式の場合は、まず、画像データの高周波成分と低周波成分の割合を数値化する離散コサイン変換処理を行う(DCT処理)。次に、画像の階調やグラデーションを表現する段階を数値(量子化ビット数)で表現する量子化処理を行う。最後に、画像データのデータ容量をハフマン符号化処理で圧縮する。具体的には、画像データの信号文字列を一定のビット毎に区切り、出現頻度が高い文字列に対してより短い符号を与えていく処理である。なお、圧縮伸張部2dは必須ではなく、圧縮処理を行わないで画像を記録する方式でもよい。また、圧縮方式は、JPEG方式に限らず、他の方式であってもよい。
カードスロット3(媒体装着部)は、情報媒体であるメモリカード4を着脱可能なものであり、例えばメモリカード4との間でデータ通信が可能な電気接点を備えている。なお、カードスロット3は、上記形態に限らず、装着される情報媒体の種類に応じた形式となる。
メモリカード4(情報媒体、記憶部)は、カードスロット3に着脱可能で、撮像装置で撮影された画像データを記録させることができる。メモリカード4は、フラッシュメモリなどの半導体記憶素子が内蔵された半導体メモリが主流であるが、小径のハードディスクが内蔵されたカード型ドライブであってもよい。
内蔵メモリ5は、撮像装置に固定的に内蔵され、撮影された画像データを記録させることができる。内蔵メモリ5は、フラッシュメモリなどの半導体記憶素子が内蔵された半導体メモリが主流であるが、ハードディスクドライブであってもよい。
バッファメモリ6は、画像処理部2やマイコン8で画像データの信号処理などが行われる際に、一時的に画像データなどを保存させるものである。
USB制御部は、USB(Universal Serial Bus)規格に準拠したデータ通信が可能なインターフェースであり、USB通信ケーブルを着脱可能な端子と、撮像装置の出力データをUSB規格に準拠したデータ形式にエンコードするとともに受信データをデコードする変換回路などから構成される。USB制御部7には、パーソナルコンピュータやプリンターなどを接続でき、データ通信を行うことができる。
マイコン8(制御部)は、操作部12からの操作命令により、画像処理部2、バッファメモリ6、USB制御部7、OSDコントローラ9、テレビ制御部11を制御する。各部に対する詳しい制御内容については後述する。
OSDコントローラ9は、OSDデータを生成し、画像処理部2から出力される画像データに重畳、または画像データとは別に出力させるものである。OSDデータは、表示部10に、画像データとともに表示させる各種情報のことであり、例えば撮影日時、撮影枚数、撮影条件などの情報がある。OSDデータは文字や図形(アイコン)で表示される。
表示部10は、OSDコントローラ9から出力される画像データに基づいて画像を表示させることができるものである。具体的には、入力される画像データを、表示可能な信号に変換(例えばアナログ映像信号への変換)する表示制御回路や、実際に画像を表示するディスプレイなどで構成される。ディスプレイは、例えば2〜3インチ程度の液晶ディスプレイで構成されるが、EL(Electro-Luminescence)素子など、少なくとも画像を表示させることができるディスプレイであればよい。
テレビ出力部11は、画像処理部2またはOSDコントローラ9で生成された画像データを、外部接続されたテレビジョン受像機などの表示装置に出力することができる端子である。なお、テレビ出力部11は必須ではない。
操作部12は、使用者において各種操作を行うことができるものであり、撮影操作を行うことができるレリーズスイッチや、ズーミング操作を行うことができるズームスイッチなどで構成される。本実施の形態では、少なくとも図2に示すような操作ボタン類が配されている。
図2は、撮像装置の背面(表示部が配され、撮影時に撮影者側を向く面)を示す平面図である。
図2に示すように、装置本体21には、レリーズスイッチ23,モードダイヤル24,ズームスイッチ25,カーソルボタン26,文字入力ボタン27、文字変換ボタン28、削除ボタン29などの操作部が配されている。また、表示部10の一種である液晶モニタ22が配されている。なお、本実施の形態では、レリーズスイッチ23とモードダイヤル24は、装置本体21の上面に配され、使用者の人差し指で操作されることを前提としている。また、ズームスイッチ25,カーソルボタン26,文字入力ボタン27、文字変換ボタン28、削除ボタン29、表示切替ボタン30は、装置本体21の側面(撮影時に撮影者と対向する面)に配され、使用者の親指で操作されることを前提としている。
レリーズスイッチ23は、撮影モードにおいて押圧操作することで、撮像部1の撮像素子に撮像されている光学画像を取り込み、画像データを生成させることができる。
モードダイヤル24は,回転操作が可能なダイヤルで構成されている。モードダイヤル24は、撮影モードや再生モードなどのように一般的なモード選択ができたり、接写モードや高速シャッタモードなど特殊撮影モードを選択することができる。撮影モードは、撮像部1で撮像されている光学画像を取り込み、画像データをメモリカード4または内蔵メモリ5へ保存させることができるモードである。再生モードは、メモリカード4または内蔵メモリ5に記録されている画像データを読み出して、表示部10(液晶モニタ22)に表示可能なモードである。
ズームスイッチ25は、撮影モードにおいて、ズームレンズを望遠側へ移動させることができる望遠ボタン(図中「T」と表記されているボタン)と、ズームレンズを広角側へ移動させることができる広角ボタン(図中「W」と表記されているボタン)とから構成される。また、再生モードにおいてズームスイッチ25を操作することで、液晶モニタ22に表示されている画像データを部分的に拡大したり、マルチ表示(9枚の画像を一度に表示)に切り換えたりすることができる。なお、本実施の形態では、ズームスイッチ25の操作に連動させてズームレンズを光軸方向へ移動させる光学ズームについて説明したが、撮像された画像を信号処理で拡大/縮小する電子ズームの操作も可能である。また、本実施の形態では、ズームスイッチ25は押しボタンで構成したが、2方向へ操作可能なレバー式のスイッチで構成してもよい。また、再生モードにおける機能割り付けは、上記に限らない。
カーソルボタン26は、液晶モニタ22に表示されているメニュー画面などにおいて、上下左右方向への指示操作が可能なボタンである。カーソルボタン26は、例えばデジタルスチルカメラが正立状態(図2に示す状態)で、上方向への指示操作が可能な第1のボタン26a(第1の方向操作部)と、下方向への指示操作が可能な第2のボタン26b(第2の方向操作部)と、左方向への指示操作が可能な第3のボタン26c(第3の方向操作部)と、右方向への指示操作が可能な第4のボタン26d(第4の方向操作部)と、メニュー表示を行ったり各種決定操作などを行うことができるセンターボタン26eとから構成されている。図2に示すように第1〜第4のボタン26a〜26dは、センターボタン26eを中心にして、それぞれ上下左右位置に配置されている。なお、装置本体21は、図2に示すように、通常使用時は液晶モニタ22の短辺方向が縦方向となるようにして使用されるが、図3に示すように、液晶モニタ22の長辺方向が縦方向となるようにして装置本体21を把持し使用することもできる。図3に示す状態では、使用者から見て、第1のボタン26aは右方向への操作が可能になり、第2のボタン26bは左方向への操作が可能になり、第3のボタン26cは上方向への操作が可能になり、第4のボタン26dは下方向への操作が可能な状態になる。また、カーソルボタン26は、再生モードにおいては、液晶モニタ22に表示されている画像を、別の画像に切り換えて表示するよう操作することができる。また、撮影モードにおいては、セルフタイマーのオン/オフ切り換えや、ストロボのオン/オフ切り換えなどを行うことができる。
文字入力ボタン27は、再生モード(2画面表示)において操作することで、表示されている画像データに対してメモ書き等の文字を入力可能な状態(文字入力モード)にする。また、文字入力モードにおいて操作することで、文字を確定したり、文字入力モードを終了させることができる。
文字変換ボタン28は、文字入力モードにおいて操作することで、文字(ひらがな)を漢字、カタカナ等へ変換することができる。
削除ボタン29は、再生モードにおいて操作することで、メモリカード4または内蔵メモリ5に記録されている画像データのうち、任意の画像データを削除することができる。また、文字入力モードで操作することで直前に入力した1文字を削除できる。
表示切替ボタン30は、再生モード(2画面表示)において操作することで、表示されている文字情報を別の情報に切替ることができる。
以下、動作について説明する。
〔撮影動作〕
まず、撮影動作について説明する。
図1において、撮像装置の電源が投入されて起動すると、レンズ等を介して入射される光学画像は撮像部1で結像される。撮像部1は、入射される光学画像を電気信号に変換して画像処理部2へ出力する。画像処理部2は、入力される電気信号に基づき画像信号を生成し、画像信号はWB調整部2aにおいて画像を適正な明るさや色合いに調整される。
次に、YC処理部2bにおいて、輝度信号Yと色差信号Cr及びCbとに分離され、色差信号Cr及びCbの情報量を減らす処理が行われる。色差信号Cr及びCbの情報量の削減処理は、例えば、画像の主走査方向の色情報を間引く「4:2:2ダウンサンプリング処理」や、画像の縦横方向の色情報を間引く「4:1:1ダウンサンプリング処理」などがある。
画像処理部2において処理された画像データは、OSDコントローラ9に入力され、OSDデータが重畳される。OSDデータとは、現在日時、撮影日時、撮影条件などの各種情報を文字またはアイコン化したものであり、例えば図10(a)における電池残量マーク34や画像枚数情報35のことである。
OSDコントローラ9から出力される画像データは、表示部10において表示される。この時、表示部10に表示される画像データは、圧縮処理が行われる前の画像(いわゆるスルー画像)である。
表示部10にスルー画像が表示されている状態で、撮影者が操作部12におけるレリーズスイッチ23(図2参照)を操作すると、マイコン8は画像処理部2を制御し、圧縮伸張部2dにおいて画像データの圧縮処理が行われる。具体的には、画像データの高周波成分と低周波成分の割合を数値化する離散コサイン変換処理や、画像の階調やグラデーションを表現する段階を量子化ビット数で表現する量子化処理や、画像データの信号文字列を一定のビット毎に区切り、出現頻度が高い文字列に対してより短い符号を与えていくハフマン符号化処理などが実行される。
圧縮された画像データは、OSDコントローラ9でOSD信号が重畳されて、表示部10に表示される。また、圧縮された画像データは、カードスロット3を介してメモリカード4に記録されるか、内蔵メモリ5に記録される。なお、メモリカード4と内蔵メモリ5のうちどちらに記録するかは、使用者が任意に設定できる。
また、撮影時、レリーズスイッチ23を操作する前に、ズームスイッチ25を操作して画像の拡大や縮小をすることができる。具体的には、ズームスイッチ25を操作することで、撮像部1に含まれているズームレンズを光軸方向へ動作させ、光学的に光学画像の拡大や縮小を行う光学ズームや、電子ズーム処理部2cにおいて画像の一部(一般には中央)をトリミングし、画素補間しながら画像を拡大または縮小する電子ズームによって、画像の拡大や縮小を行うことができる。
ここで、メモリカード4または内蔵メモリ5への記録動作について詳しく説明する。
まず、メモリカード4などに記録しようとしている画像データには、ファイル名が付与される。ファイル名は、メモリカード4などに記録されているファイル管理テーブルによって管理されている。また、ファイル管理テーブルは、マイコン8によって情報の書き込みや書き換えなどが行われる。
図4は、ファイル管理テーブルの一例を示している。図4に示すように、ファイル管理テーブルは、英数字4桁から構成されるファイル番号と、英数字3桁から構成されるディレクトリ番号と、プロテクトやお気に入りの有無などの管理情報などから構成される。実際には、図4に示すもの以外に管理すべき情報があるが、ここでの説明は割愛する。
ファイル番号は、画像データ一つ一つに付与される番号であり、一般的には記録される順番に連続的な英数字で構成される。図4に示す例では、ディレクトリ番号内で連続的なファイル番号が付与されており、例えばディレクトリ番号「100」においては、ファイル番号「0001」、「0002」、「0003」、・・・の順番にファイル番号が付与されている。また、ディレクトリ番号「101」においては、ファイル番号「0001」・・・が付与されている。
ファイル名を付与する際は、ファイル名の1桁目がファイル共通のアルファベットで、次に3桁のディレクトリ番号が付与され、次に4桁のファイル番号が付与され、合計8桁の名前が完成する。例えば、図4において最上段のファイルの名前は、1桁目が「P」で、それに続く2〜4桁目はディレクトリ番号「100」で、それに続く5〜8桁目はファイル番号「0001」となり、「P1000001」という名前となる。このようにしてできた名前に、「.JPG」などの拡張子が付与されることで、ファイル名が完成する。
図5は、メモリカード4のディレクトリ構造を示している。メモリカード4に記録されている内容をパソコンなどで開くと、ファイル管理テーブルに基づいて図5に示すようなディレクトリ構造でファイルやフォルダが管理されている。
図5に示すように、ルートディレクトリはメモリカード4を指している「リムーバブルディスク」である。「リムーバブルディスク」には、「DCIM」と「MISC」という名前のサブディレクトリが存在する。DCIMディレクトリ内には、「100」、「101」、・・・のサブディレクトリが存在する。このサブディレクトリ名が、図4におけるディレクトリ番号に相当する。各サブディレクトリ内には、図4に示すファイル管理テーブルに基づいて作成されたファイル名が付与された画像ファイルが保存されている。また、MISCディレクトリ内には、使用者によりお気に入り画像としてマークされた画像の情報が格納されている「AUTPLAY.MRK」ファイルが保存されているが、説明は省略する。
次に、画像ファイルをメモリカード4などへ保存させる際は、画像ファイル毎に記録アドレスを指定してから、画像ファイルの記録動作を行う。図6は、メモリカード4のFAT管理テーブルを示している。図6に示すように、FAT管理テーブルは、各ファイル名に対応した記録アドレスが指定されている。図中の記録アドレスは、メモリカード4の記録領域におけるセクタまたはクラスタのアドレスを示している。また、このようなFAT管理テーブルは、メモリカード4に記録され、マイコン8によって情報の書き込みや書き換えなどが行われる。
なお、内蔵メモリ5におけるファイル管理テーブル、FAT管理テーブル(図7参照)、ディレクトリ構造(図8参照)については、上記説明したメモリカード4の場合とほとんど同様であるので、説明は省略する。
〔再生動作〕
撮影モードから再生モードへ移行させる際は、モードダイヤル24を操作して、再生モードを選択する。再生モードが選択されると、メモリカード4または内蔵メモリ5に記録されているファイル管理テーブル(図4参照)とFAT管理テーブル(図6参照)が読み出され、バッファメモリ6へ一時的に保存される。
使用者が操作部12を操作して所望の画像ファイルが選択されると、マイコン8は、バッファメモリ6に保存されているFAT管理テーブルにアクセスし、操作部12において選択された画像ファイルの記録アドレスを確認する。次に、記録アドレスに基づいて、メモリカード4における所定のアドレスにアクセスし、画像ファイルを読み出す。
なお、メモリカード4に記録されている画像ファイルは、図9に示すようにヘッダー情報と画像データとから構成されている。ヘッダー情報には、撮影日時の情報、シャッタースピードや絞り開度などの撮影条件の撮影情報、画像の回転情報、使用者による追加情報(詳細は後述する)などの各種情報や、サムネイル画像(画像リストなどに使用される縮小画像)の情報が含まれている。なお、使用者による追加情報はメーカ独自の情報であるメーカノートの一部として構成される。
メモリカード4から読み出された画像ファイルのうち、ヘッダー情報はバッファメモリ6に一時的に保存され、適宜マイコン8から読み出される。読み出されたヘッダー情報は、例えばOSD信号の生成に使用される。
また、メモリカード4から読み出された画像ファイルのうち、画像データは、画像処理部2の圧縮伸張部2dにおいて、圧縮前の画像データに伸張処理される。伸張された画像データは、OSDコントローラ9に出力される。OSDコントローラ9は、読み出された画像ファイルのヘッダ情報に基づいて、撮影日時や撮影条件(シャッタースピードなど)の情報を文字またはアイコン化したOSD信号を生成する。生成されたOSD信号を画像データに重畳して表示部10へ出力する。表示部10は、入力される画像データに基づき、画像を表示する。
次に、他の画像を表示させる場合は、使用者によってカーソルキー26における第3のボタン26cまたは第4のボタン26dが操作されることによって、マイコン8はバッファメモリ6に保存されているFAT管理テーブルにアクセスする。以降、上記同様に、指定された画像ファイルが記録されている記録アドレスを確認し、その記録アドレスに基づきメモリカード4から画像ファイルを読み出す。読み出された画像ファイルのうち、ヘッダー情報はバッファメモリ6に保存され、画像データは前述と同様に伸張処理される。伸張処理された画像データは、OSD信号が重畳されて、表示部10に表示される。
〔通信動作〕
図1において、メモリカード4に記録されている画像ファイルを、USB通信で外部機器(パソコンやプリンターなど)へ出力する際の動作について説明する。
まず、撮像装置および外部機器には、USBドライバソフトウェアがインストールされていることを前提とする。撮像装置と外部機器とをUSBケーブルで接続すると、撮像装置と外部機器との間で認証動作を行い、互いにデータ通信が可能な状態になる。
外部機器がパソコンである場合は、パソコンを操作して、メモリカード4に記録されている画像ファイルをパソコンに読み出したり、パソコンのハードディスクなどに記録されている画像ファイルなどをメモリカード4へ書き込んだりすることができる。
また、外部機器がプリンターである場合は、撮像装置における操作部12を操作して、印刷したい画像ファイルを選択するとともに、印刷命令を入力する。次に、印刷命令である制御信号がプリンターへ送信される。プリンターは、入力される制御信号に基づいて、印刷すべき画像ファイルをメモリカード4から取得し、取得した画像ファイルの画像データを印刷することができる。
〔表示動作〕
撮像装置は、図2に示すように4:3や16:9などのアスペクト比を有する長方形の液晶モニタ22が、装置の正立状態において短辺方向が縦方向となるように配されている。一般的には、図2に示す正立状態で、撮影や画像再生が行われる。図2に示す正立状態で撮影された画像は、短辺方向が縦方向となる長方形の画像である。
一方、撮像装置を図3に示すように、液晶モニタ22の長辺方向が縦方向となる状態で、撮影や画像再生を行うこともできる。
図1において、撮影された画像を表示部10に表示させる際は、操作部12による再生命令に基づき、マイコン8が画像処理部2を制御してメモリカード4または内蔵メモリ5から画像ファイルを読み出す。読み出された画像ファイルのうち、ヘッダー情報はバッファメモリ6に格納され、画像データは画像処理部2で画像処理される。マイコン8は、画像処理部2から出力される画像データをOSDコントローラ9へ出力させる。OSDコントローラ9は、入力される画像データにOSD信号を重畳させ、表示部10へ出力する。表示部10は、入力される画像データに基づき、画像を表示する。
図10は、液晶モニタ22の表示内容を示している。図10(a)は、液晶モニタ22の短辺方向が縦方向となっている状態で、短辺方向が縦方向となる画像が表示されている。なお、図10(a)において、画像が表示されている領域を1画面表示領域と称する。図10(b)は、メニュー画面が表示されている状態を示している。図10(c)は、液晶モニタ22の長辺方向が縦方向となっている状態であり、画像は2画面の上段画面に表示されている。
次に、2画面表示について説明する。
2画面表示とは、表示画面を2つの画面に分け、画像と、撮影日時や撮影条件(シャッタースピードなど)の文字情報を同時に別画面に表示させる表示方法のことである。本実施の形態の撮像装置で2画面表示を行う際は、まず図10(a)に示すように、短辺方向が縦方向になる状態の液晶モニタ22上に、横長の画像33が表示されている状態で、センターボタン26eを操作する。センターボタン26eが操作されると、図10(b)に示すように再生メニューが表示される。図10(b)に示す再生メニューは、再生モードにおける各種機能の設定をすることができ、2画面表示の設定をはじめ、一定時間間隔で連続的に画像を切り換え表示させるスライドショーの設定や、使用者が特定の画像にマークを付与することができるお気に入り機能の設定などを行うことができる。なお、再生メニューの他に、撮影に関する機能を設定可能な撮影メニューや、撮像装置の内部時計の設定などができる初期設定メニューなども存在するが、本説明においては省略する。
図10(b)に示す再生メニューにおいて、図2に示す第1のボタン26aまたは第2のボタン26bを操作することで、図10(b)におけるカーソル32を上方向または下方向へ移動させることができ、所望の機能を選択することができる。選択後は、センターボタン26eを操作することによって、カーソル32で選択されている機能を起動させることができる。2画面表示機能を起動させる際は、再生メニューにおける「2画面表示」にカーソル32を合わせ、センターボタン26eを操作することで、図10(c)に示すように2画面表示モードへ移行させることができる。
図10(c)に示すように、2画面表示モードへ移行させると、液晶モニタ22の長辺方向が縦方向となる状態において、画像41と撮影日時や撮影条件の文字情報が液晶モニタ22の長辺方向に並んで表示される。表示される画像41と文字情報は、それぞれ短辺方向が縦方向となるように表示される。すなわち、縦長の画面に対して、画像が横長配置で表示される。図10(c)に示す画像のアスペクト比は、図10(a)に示す画像のアスペクト比と同等である。なお、画像41が表示されている領域を第1の表示領域と称し、文字情報が表示されている領域を第2の表示領域と称する。2画面表示モードへの移行直後は、第1の表示領域には、モード移行前に表示されていた画像が表示され、第2の表示領域には、その文字情報が表示される。図10に示す例では、枚数表示35に示すように、画像41は45枚中1枚目の画像である。
図10において、枚数表示35、撮影日時表示36などは、図1に示すOSDコントローラ9で生成されたOSD信号に基づく表示である。OSD表示は、液晶モニタ22の表示方向に連動して、表示方向が制御される。すなわち、図10(a)や図10(b)に示す表示モードの時は、表示されるOSD表示(電池残量表示34や枚数表示35、メニュー画面など)は、液晶モニタ22の短辺方向を縦方向として表示させるよう制御している。また、図10(c)に示す表示モードの時は、OSD表示(撮影日時表示36や撮影枚数35など)は、液晶モニタ22の長辺方向を縦方向として表示させるよう制御している。
図10(c)に示す状態において、液晶モニタ22に表示される画像等を目視確認したり、各種操作を行う際は、撮像装置を図3に示すように液晶モニタ22の長辺方向が縦方向となる状態にする。この時、カーソルキー26において、第1のボタン26aは右方向への操作が可能であり、第2のボタン26bは左方向への操作が可能であり、第3のボタン26cは上方向への操作が可能であり、第4のボタン26dは下方向への操作が可能である。よって、2画面表示モードの時、撮像装置を図3に示す状態にすることで、2画面表示されている画像および文字情報を視認しやすくできる。さらに、カーソルキー26の操作方向と液晶モニタ22に表示切り換え方向とを一致させることができるので操作性を向上させることができる。
図10(c)に示す2画面表示モードにおいて、センターボタン26eを操作することで、図10(a)に示す通常表示モードに移行(すなわち、2画面表示モードの終了)させることができる。
次に、2画面表示モードにおける、画像の表示切り換えについて説明する。
まず、前提として、画像データはメモリカード4または内蔵メモリ5に記録されている。また、画像データは、撮影日時順に記録され、その順番における各画像を、「画像A」、「画像B」、「画像C」、・・・と定義する。また、画像Aを通常表示モード(図10(a)参照)で表示されている状態で、2画面表示モードに移行されたものとする。また、2画面表示モードは、撮像装置を図3に示す状態にして使用されるものとする。
図11は、2画面表示モードにおける表示状態を示している。2画面表示モードは、前述したように撮像装置を図3に示す状態にして使用されることを前提としているため、図11に示すように液晶モニタの長手方向が縦方向となっている状態で、画像や各種情報の表示方向が正立方向となるようにしている。
図11(a)に示すように、2画面表示モードに移行されると、第1の表示領域51に画像Aを表示させ、第2の表示領域52に撮影日時や撮影条件等の文字情報を表示させる。この時、図11(a)に示す表示状態において、図3における第2のボタン26aが操作されると、図11(b)に示すように第1の表示領域51に、画像Bを表示させる。
さらに、図11(b)に示す状態において、図3における第2のボタン26aが操作されると、図11(c)に示すように第1の表示領域51に、画像Cを表示させる。なお、図11(a)に示す状態から図11(b)に示す状態へ切り替わる際、および図11(b)に示す状態から図11(c)に示す状態へ切り替わる際、第2の表示領域52には、各画像に付帯する撮影条件等の文字情報が表示される。
また、図11(c)に示す状態から第1のボタン26bが操作されることで、図11(b)や図11(a)に示す状態へ表示を切り換えることができる。
〔文字入力〕
次に、撮像装置を2画面表示モードにして文字入力する際の動作について説明する。操作部12を操作して、第1の表示領域51にメモ書きしたい画像A、第2の表示領域52にその撮影情報を表示させた状態にする(図12(a))。
この状態で文字入力ボタン27を押すことによりマイコン8の制御によって文字入力モードに入り、第2の表示領域52にアルファベット入力表71および文字カーソル72、入力文字表示領域73が表示される(図12(b))。したがって、第2の表示領域52はマイコン8の制御により情報設定画面として機能する。
カーソルボタン26の第1〜第4のボタン26a〜26dを操作して選択したいアルファベットにカーソルを移動させてセンターボタン26eを押すことでローマ字入力する(図12(c))。入力文字表示領域63にひらがなが表示された状態で文字変換ボタン28を押すことで漢字、カタカナ等の変換候補が表示される(図12(d))。文字変換ボタン28を押す毎に次の候補が表示され、文字入力ボタン27を押すことにより文字を確定する(図12(e))。また、文字入力中に削除ボタン29を操作することで直前に入力した1文字を削除できる。
全文字を確定した状態で、さらに文字入力ボタン27を押す。これにより、上記のようにして第2の表示領域52に入力した文字情報を、その際第1の表示領域に表示している画像データに関連付けることができる。具体的には、上記入力された文字情報をヘッダ情報の追加情報の領域に書き込む。但し、上記入力した文字情報を、第1の表示領域に表示している画像データに関連付けることができれば、他の方法でも構わない。例えば、管理ファイルを用いて、画像データと関連データとの関連付けを行ってもよい。
そして、文字入力モードを終了して図12(a)の状態に戻る。また。この状態で表示切替ボタン30を押すことにより、第2の表示領域52の表示を追加情報(メモ)に切替ることができる(図12(f))。表示切替ボタン30をもう一度押すことで図12(a)の状態に戻る。
〔縦画像の表示〕
上記説明では、短辺方向が縦方向となる画像の表示について説明したが、本実施の形態では、長辺方向が縦方向となる画像(以下、縦画像と称する)の表示も行うことができる。縦画像は、例えば、撮像装置を図3に示す状態にして撮影された画像である。
撮像装置で縦画像を撮影する際、撮像装置内の角度センサーにより、撮像装置が図3に示す状態になっていることが検出される。その角度センサーの検出信号により、図9に示す画像ファイルのヘッダー情報に、画像の回転情報が書き込まれる。なお、角度センサーにより検出される角度は、撮像装置が図2に示す正立状態を基準(0度)とし、90度、180度、270度などである。例えば、図3に示す状態は、270度に相当する。
次に、縦画像を再生する際は、画像ファイルのヘッダー情報における回転情報を読み出し、その回転情報に基づいて画像の表示開始位置を特定する。図13(a)及び図13(b)はメモリカード4から読み出されバッファメモリ6に一時保存されている縦画像を示している。撮影された画像は、撮像素子の画角方向を基準にして記録されるため、縦画像は図13(a)に示す状態で記録される。
縦画像を再生する際は、図13(a)に示すようにメモリカード4などから読み出され再生された画像60について、ヘッダー情報の回転情報に基づき、回転処理が行われる。具体的には、ヘッダー情報の回転情報によって、画像60における読み出し開始位置を異ならせている。通常の画像(回転情報が0度)の場合は画像の左上から読み出されるが、例えば回転情報が「270度」の場合は画像の左下から読み出される。具体的には、図13(b)に示すように、画像60の左下位置である位置62から矢印A方向へ向かって、1列毎に読み出しを開始する。次に、1列毎に矢印B方向に向かって画像が読み出されていく。これにより、図13(c)に示すように、縦画像61を得ることができる。
なお、回転情報が90度の場合は、図13(a)に示す画像60の右上から読み出しを行う。また、回転情報が180度の場合は、図13(a)に示す画像60の右下から読み出しを行う。
次に、2画面表示モードにおける縦画像表示について説明する。
図14は、2画面表示モードにおいて第1の表示領域51に縦画像56を表示させた状態を示している。図14に示すように、表示領域に、アスペクト比を維持して縦画像56を表示させると、第1の表示領域51に表示されている横画像に比べてサイズが縮小されて表示される。また、縦画像56の両側には、画像が表示されない部分57が発生する。
〔プリンタ出力〕
次に、画像データをプリンタに出力する際の動作について説明する。
図1において、USB制御部7に、画像データを伝送可能なUSB通信ケーブルを接続する。USB通信ケーブルの他端は、プリンタのUSB入力端子へ接続する。次に、プリンタの電源を投入し印刷可能な状態に設定する。次に、撮像装置の電源を投入し、操作部12を操作して、プリンタに出力したい画像ファイルを選択する。これにより、選択された画像ファイルの画像データがプリンタへ出力される。
撮像装置を2画面表示モードにしてプリンタに画像を出力させる場合は、操作部12を操作して、第1の表示領域51にプリンタに出力したい画像、第2の表示領域52にその撮影条件等の文字情報を表示させた状態にしてプリンタへ出力する。この情報は、文字情報に限らず、絵記号等であってもよい。そして、この情報は、第1の表示領域51に表示された画像データと関連する情報であればよい。例えば、撮影条件、撮影日時、撮影者の情報などである。このような情報は、Exif形式の画像ファイルの場合、ファイルのヘッダに書き込まれたものであってもよい。また、DPOFファイルのように画像ファイルとは別に管理ファイルを設け、その管理ファイルに記載された情報を、画像データと関連する情報としてもよい。また、画像データと関連する情報は、画像データとともにメモリカード4や内蔵メモリ5においてもよい。このように、画像データに関連する情報を、画像データとともに同一の記憶手段に格納しておくことで、相互に関連付けるための管理を容易にすることができる。但し、画像データに関連する情報とその画像データとを、別の記憶手段に格納しておいてもよい。
また、画像データとそれに関連する情報との混合は、例えば、撮像装置側でビットマップデータとして作成して、これをプリンタに送信することで実現できる。その他、撮像装置から画像データを圧縮データとして送信し、画像データに関連する情報を文字コードで送信し、プリンタ側でそれらを混合してもよい。要するに、表示部10で表示される画像データと関連情報とのレイアウトが、ほぼプリンタからのプリントアウトにより再現できればよい。
これにより、マイコン8の制御によって画像および文字情報を上下に並べて形成したデータがプリンタに出力され、表示状態とほぼ同じ又は全く同じイメージで印刷される。
〔実施の形態の効果、他〕
以上のように本実施の形態では、液晶モニタ22の長辺方向が縦方向となる状態で、短辺方向が縦方向となる画面を上下に2つ並べ、画像および文字情報を夫々に配置させて表示させる2画面表示モードを有することにより、画面と同時に付帯する文字情報を表示させた際の画像の解像度をできるだけ高くすることができるので、画像の視認性を向上させることができる。
また、第1の表示モードにおいては、表示画面の短辺方向を縦方向としてオンスクリーンディスプレイ表示を表示させるよう制御するとともに、第2の表示モードにおいては、表示画面の長辺方向を縦方向としてオンスクリーンディスプレイ表示を表示させるよう制御することにより、第1の表示モード及び第2の表示モードにおいて、画像の表示方向とオンスクリーンディスプレイ表示の表示方向とを一致させることができる。
また、第2の表示モードにおいて、第1の表示領域51に表示された画像データをプリンタなどの外部機器に出力する旨の指示が入力された場合、第1の表示領域における画像データおよび第2の表示領域における文字データを上下に並べるようにして形成したデータとして外部機器に出力することにより、画像および文字情報を表示状態のイメージのままでプリンタ等の外部機器に出力できる。
また、第2の表示モードにおいて、文字入力手段を設けることにより、画像の解像度をできるだけ高くした状態で画像を確認しながら使用者がメモ書き等の画像の追加情報を付与することができる。
また、第2の表示モードにおいて、図2におけるズームスイッチ25が操作されると、第1の表示領域に表示されている画像を拡大または縮小表示させることができる構成としてもよい。この場合、例えばズームスイッチ25のT側が操作されると画像を拡大させ、W側が操作されると画像を縮小させるように制御することができる。画像の拡大/縮小倍率は、ズームスイッチ25がT側/W側に1回操作される毎に、予め設定されている倍率で拡大/縮小させることができる。例えば、ズームスイッチ25のT側が1回操作される毎に、120%、140%、…と段階的に拡大表示させ、ズームスイッチ25のW側が操作される度に、80%、60%、…と段階的に縮小表示させることができる。なお、拡大または縮小された画像は、他の画像へ表示切り換えされた時に元のサイズに戻される構成でもよいし、他の画像へ表示切り換えされたとしても画像毎に拡大/縮小サイズが維持される構成でもよい。
なお、カードスロット3と内蔵メモリ5は、本実施の形態では両方備えたが、いずれか一方のみ備える構成でもよい。また、第2の表示モードにおいて、第2の表示領域に画像に付帯する文字情報を表示するようにしたが、図形データ(アイコン)を含めて表示してもよい。
本発明の画像表示装置は、少なくとも短辺と長辺を有する表示部を備え、画像データを表示させることができる機器に利用可能であり、その応用例としては、デジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラやカメラ付き携帯電話機などの撮像装置や、PDAや携帯型ゲーム機などがある。
実施の形態1における画像表示装置の構成を示すブロック図 実施の形態1における撮像装置の側面図 実施の形態1における撮像装置の側面図 画像ファイルのファイル管理テーブルを示す図 メモリカードのディレクトリ構造を示す図 メモリカードのFAT管理テーブルを示す図 内蔵メモリのFAT管理テーブルを示す図 内蔵メモリのディレクトリ構造を示す図 画像ファイルの構造を示す図 1画面表示モードおよび2画面表示モードの表示状態を示す模式図 2画面表示モードの表示状態を示す模式図 2画面表示モードの文字入力時の表示状態を示す模式図 縦画像の表示動作を説明するための模式図 2画面表示モードにおいて縦画像を表示させた状態を示す模式図
符号の説明
2 画像処理部
3 カードスロット
4 メモリカード
5 内蔵メモリ
8 マイコン
9 OSDコントローラ
10 表示部
11 テレビ出力部
12 操作部

Claims (4)

  1. 少なくとも互いに対向する2つの長辺と、互いに対向する2つの短辺とを含む略四角形状の表示画面を備えた表示部と、
    前記表示部の表示動作を制御する制御部とを備えた画像表示装置であって、
    前記制御部は、
    前記表示画面の短辺方向を縦方向として、前記表示画面内に1画面分の1画面表示領域を形成する第1の表示モードと、
    前記表示画面の長辺方向を縦方向として、前記表示画面内に2画面分の第1表示領域及び第2表示領域を形成し、前記第1表示領域と前記第2表示領域とを上下に並べるようにして形成する第2の表示モードとを備え、
    前記制御部は、前記第2の表示モードにおいて、
    前記第1表示領域に記憶部から読み出した画像データを表示し、
    前記第2表示領域に前記第1表示領域に表示する画像データに関連する情報を表示する、
    画像表示装置。
  2. 前記制御部は、
    前記第1の表示モードにおいて、前記表示画面の短辺方向を縦方向として文字や図形データを表示させるよう制御する一方、
    前記第2の表示モードにおいて、前記表示画面の長辺方向を縦方向として文字や図形データを表示させるよう制御する、
    請求項1に記載の画像表示装置。
  3. 前記制御部は、
    前記第2の表示モードにおいて、前記第1表示領域に表示されている画像データを外部機器に出力する旨の指示が入力された場合、
    前記第1表示領域に表示された画像データおよび前記第2表示領域に表示された情報を上下に並べるようにしてデータを形成し、そのデータを前記外部機器に出力するよう制御する、
    請求項1に記載の画像表示装置。
  4. 少なくとも互いに対向する2つの長辺と、互いに対向する2つの短辺とを含む略四角形状の表示画面を備えた表示部と、
    使用者の操作により入力される情報を受け付ける入力手段と、
    前記表示部の表示動作を制御する制御部とを備えた画像表示装置であって、
    前記制御部は、
    前記表示画面の短辺方向を縦方向として、前記表示画面内に1画面分の1画面表示領域を形成する第1の表示モードと、
    前記表示画面の長辺方向を縦方向として、前記表示画面内に2画面分の第1表示領域及び第2表示領域を形成し、前記第1表示領域と前記第2表示領域とを上下に並べるようにして形成する第2の表示モードとを備え、
    前記制御部は、前記第2の表示モードにおいて、
    前記第1表示領域に記憶部から読み出した画像データを表示し、
    前記入力手段により受け付けた情報を設定するための情報設定画面として前記第2表示領域を機能させ、
    第2表示領域を情報設定画面として機能させているときに前記入力手段により受け付けた情報を、その際前記第1表示領域に表示されている画像データに関連付けて前記記憶部に記憶させる、
    ことを特徴とする画像表示装置。
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