JPH11146311A - 電子カメラ、電子カメラの制御方法、および記録媒体 - Google Patents

電子カメラ、電子カメラの制御方法、および記録媒体

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JPH11146311A
JPH11146311A JP9302553A JP30255397A JPH11146311A JP H11146311 A JPH11146311 A JP H11146311A JP 9302553 A JP9302553 A JP 9302553A JP 30255397 A JP30255397 A JP 30255397A JP H11146311 A JPH11146311 A JP H11146311A
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JP
Japan
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image
image data
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data
electronic camera
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Application number
JP9302553A
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English (en)
Inventor
Akira Omura
晃 大村
Masanaga Nakamura
正永 中村
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
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Publication of JPH11146311A publication Critical patent/JPH11146311A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子カメラにおいて被写体の画像と同時に記
録された画像関連情報をプリンタにより記録用紙に印刷
する。 【解決手段】 メモリカード24に記録されている被写
体の画像である撮影画像を印刷する場合には、その画像
と同時に記録された音声データが音声認識回路56に供
給され、テキストデータに変換される。また、撮影画像
と同時に記録された線画としてのメモ情報は、手書き文
字認識回路55に供給され、そこで、手書き文字だけが
抽出されてテキストデータに変換される。また、印刷し
ようとする撮影画像が撮影された際の撮影日時、絞り
値、および、シャッタスピードは、撮影情報としてメモ
リカード24から読み出される。そして、テキストデー
タに変換された音声データとメモ情報、および、撮影情
報は、印字位置を指定するための制御コードを付加され
た後、撮影画像データとともに、インタフェース48を
介して、外部のプリンタに出力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子カメラ、電子
カメラの制御方法、および記録媒体に関し、特に、画像
データとともに音声などの情報を記録または再生可能な
電子カメラ、電子カメラの制御方法、および記録媒体に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、被写体の画像だけでなく、例え
ば、音声や線画などを記録することが可能な電子カメラ
が市場に出回り始めている。
【0003】このような電子カメラでは、例えば、被写
体を撮影する場合に、周囲の音声が所定の時間だけ記録
され、また、撮影された画像に追加する形で入力された
線画情報が記録されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このように
して記録された画像を、プリンタなどに出力する場合、
従来においては、対象となる画像と同時に記録された音
声データなどは、無視される場合が多かった。
【0005】従って、画像と同時に記録された他の情報
が破棄されることになるという課題があった。
【0006】本発明は、以上のような状況に鑑みてなさ
れたものであり、画像と同時に記録された他の情報を有
効に活用することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の電子カ
メラは、記録媒体に記録されている画像データの中か
ら、所望の画像データを選択する第1の選択手段と、第
1の選択手段により選択された画像データに関連づけて
記録されている画像関連情報の中から、所望の情報を選
択する第2の選択手段と、第1の選択手段により選択さ
れた画像データと、第2の選択手段により選択された画
像関連情報とを、印刷装置に出力する出力手段とを備え
ることを特徴とする。
【0008】請求項7に記載の電子カメラの制御方法
は、記録媒体に記録されている画像データの中から、所
望の画像データを選択し、選択された画像データに関連
づけて記録されている画像関連情報の中から、所望の情
報を選択し、選択された所望の画像データを、印刷装置
に出力し、選択された画像関連情報を、印刷装置に出力
することを特徴とする。
【0009】請求項8に記載の記録媒体は、記録媒体に
記録されている画像データの中から、所望の画像データ
を選択し、選択された画像データに関連づけて記録され
ている画像関連情報の中から、所望の情報を選択し、選
択された所望の画像データを、印刷装置に出力し、選択
された画像関連情報を、印刷装置に出力する制御プログ
ラムを記録していることを特徴とする。
【0010】請求項9に記載の電子カメラは、記録媒体
に記録されている画像データの中から、所望の画像デー
タを選択する第1の選択手段と、第1の選択手段が選択
した画像データと、画像データに関連づけて記録されて
いる画像関連情報とを、印刷装置に出力する出力手段
と、画像関連情報の印刷位置を制御する制御手段とを備
えることを特徴とする。
【0011】請求項1に記載の電子カメラにおいては、
第1の選択手段が、記録媒体に記録されている画像デー
タの中から、所望の画像データを選択し、第2の選択手
段が、第1の選択手段により選択された画像データに関
連づけて記録されている画像関連情報の中から、所望の
情報を選択し、出力手段が、第1の選択手段により選択
された画像データと、第2の選択手段により選択された
画像関連情報とを、印刷装置に出力する。
【0012】請求項7に記載の電子カメラ、および請求
項8に記載の記録媒体においては、記録媒体に記録され
ている画像データの中から、所望の画像データが選択さ
れ、選択された画像データに関連づけて記録されている
画像関連情報の中から、所望の情報が選択される。さら
に、選択された所望の画像データと選択された画像関連
情報が、印刷装置に出力される。
【0013】請求項9に記載の電子カメラにおいては、
第1の選択手段が、記録媒体に記録されている画像デー
タの中から、所望の画像データを選択し、出力手段が、
第1の選択手段が選択した画像データと、画像データに
関連づけて記録されている画像関連情報とを、印刷装置
に出力し、制御手段が、画像関連情報の印刷位置を制御
する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面を参
照して説明する。
【0015】図1及び図2は、本発明を適用した電子カ
メラの一実施例の構成を示す斜視図である。本実施例の
電子カメラにおいては、被写体を撮影する場合におい
て、被写体に向けられる面が面X1とされ、ユーザ側に
向けられる面が面X2とされている。面X1の上端部に
は、被写体の撮影範囲の確認に用いられるファインダ
2、被写体の光画像を取り込む撮影レンズ3、及び被写
体を照明する光を発光する発光部(ストロボ)4が設け
られている。
【0016】さらに、面X1には、ストロボ4を発光さ
せて撮影を行うときに、ストロボ4を発光させる前に発
光させて赤目を軽減する赤目軽減ランプ15、CCD2
0(図4)の動作を停止させているときに測光を行う測
光素子16、および、CCD20の動作を停止させてい
るときに測色を行う測色素子17が設けられている。
【0017】一方、面X1に対向する面X2の上端部
(面X1のファインダ2、操作レンズ3、発光部4が形
成されている上端部に対応する位置)には、上記ファイ
ンダ2、及びこの電子カメラ1に記録されている音声を
出力するスピーカ5が設けられている。また、面X2に
形成されているLCD6及び操作キー7は、ファインダ
2、撮影レンズ3、発光部4及びスピーカ5よりも、鉛
直下側に形成されている。LCD6の表面上には、後述
するペン型指示装置の接触操作により、指示された位置
に対応する位置データを出力する、いわゆるタッチタブ
レット6A(第1の選択手段、入力手段)が配置されて
いる。
【0018】このタッチタブレット6Aは、ガラス、樹
脂等の透明な材料によって構成されており、ユーザは、
タッチタブレット6Aの内側に形成されているLCD6
に表示される画像を、タッチタブレット6Aを介して観
察することができる。
【0019】操作キー7は、LCD6に記録データを再
生表示する場合などに操作されるキーであり、ユーザに
よる操作(入力)を検知し、CPU39(図6:第2の
選択手段、制御手段)に供給するようになされている。
【0020】操作キー7のうちのメニューキー7Aは、
LCD6上にメニュー画面を表示する場合に操作される
キーである。実行キー7Bは、ユーザによって選択され
た記録情報を再生する場合に操作されるキーである。
【0021】クリアキー7Cは、記録した情報を削除す
る場合に操作されるキーである。キャンセルキー7D
は、記録情報の再生処理を中断する場合に操作されるキ
ーである。スクロールキー7Eは、LCD6に記録情報
の一覧が表示されている場合において、画面を上下方向
にスクロールさせるときに操作されるキーである。
【0022】面X2には、LCD6を使用していないと
きに保護する、しゅう動自在なLCDカバー14が設け
られている。LCDカバー14は、鉛直上方向に移動さ
せた場合、図3に示すように、LCD6及びタッチタブ
レット6Aを覆うようになされている。また、LCDカ
バー14を鉛直下方向に移動した場合、LCD6及びタ
ッチタブレット6Aが現れるとともに、LCDカバー1
4の腕部14Aによって、面Y2に配置された電源スイ
ッチ11(後述)がオン状態に切り換えられるようにな
されている。
【0023】この電子カメラ1の上面である面Zには、
音声を集音するマイクロホン8、及び図示せぬイヤホン
が接続されるイヤホンジャック9が設けられている。
【0024】左側面(面Y1)には、被写体を撮像する
ときに操作されるレリーズスイッチ10、撮影時の連写
モードを切り換えるときに操作される連写モード切り換
えスイッチ13、および、プリンタを接続するためのプ
リンタ接続端子18が設けられている。このレリーズス
イッチ10及び連写モード切り換えスイッチ13は、面
X1の上端部に設けられているファインダ2、撮影レン
ズ3及び発光部4よりも鉛直下側に配置されている。
【0025】一方、面Y1に対向する面Y2(右側面)
には、音声を録音するときに操作される録音スイッチ1
2と、電源スイッチ11が設けられている。この録音ス
イッチ12及び電源スイッチ11は、上記レリーズスイ
ッチ10及び連写モード切り換えスイッチ13と同様
に、面X1の上端部に設けられているファインダ2、撮
影レンズ3及び発光部4よりも鉛直下側に配置されてい
る。また、録音スイッチ12は、面Y1のレリーズスイ
ッチ10とほぼ同じ高さに形成されており、左右どちら
の手で持っても、違和感のないように構成されている。
【0026】なお、録音スイッチ12とレリーズスイッ
チ10の高さを、あえて異ならせることにより、一方の
スイッチを押す場合に、この押圧力によるモーメントを
打ち消すために反対側の側面を指で保持したとき、誤っ
てこの反対側の側面に設けられたスイッチが押されてし
まわないようにしてもよい。
【0027】上記連写モード切り換えスイッチ13は、
ユーザがレリーズスイッチ10を押して被写体を撮影す
るとき、被写体を1コマだけ撮影するのか、または、所
定の複数コマ撮影するのかを設定する場合に用いられ
る。例えば、連写モード切り換えスイッチ13の指針が
「S」と印刷された位置に切り換えられている(すなわ
ち、Sモードに切り換えられている)場合において、レ
リーズスイッチ10が押されると、1コマだけ撮影が行
われるようになされている。
【0028】また、連写モード切り換えスイッチ13の
指針が「L」と印刷された位置に切り換えられている
(すなわち、Lモードに切り換えられている)場合にお
いて、レリーズスイッチ10が押されると、レリーズス
イッチ10の押されている期間中、1秒間に8コマの撮
影が行われるようになされている(すなわち、低速連写
モードになる)。
【0029】さらに、連写モード切り換えスイッチ13
の指針が「H」と印刷された位置に切り換えられている
(すなわち、Hモードに切り換えられている)場合にお
いて、レリーズスイッチ10が押されると、レリーズス
イッチ10の押されている期間中、1秒間に30コマの
撮影が行われるようになされている(すなわち、高速連
写モードになる)。
【0030】次に、電子カメラ1の内部の構成について
説明する。図4は、図1及び図2に示す電子カメラの内
部の構成例を示す斜視図である。CCD20は、撮影レ
ンズ3の後段(面X2側)に設けられており、撮影レン
ズ3を介して結像する被写体の光画像を電気信号に光電
変換するようになされている。
【0031】ファインダ内表示素子26は、ファインダ
2の視野内に配置され、ファインダ2を介して被写体を
視ているユーザに対して、各種機能の設定状態などを表
示するようになされている。
【0032】LCD6の鉛直下側には、円柱形状の4本
のバッテリ(単3の乾電池)21が縦に並べられてお
り、このバッテリ21に蓄積されている電力が各部に供
給される。さらに、LCD6の鉛直下側には、バッテリ
21とともに、発光部4に光を発光させるための電荷を
蓄積しているコンデンサ22が配置されている。
【0033】回路基板23には、この電子カメラ1の各
部を制御する、種々の制御回路が形成されている。ま
た、回路基板23と、LCD6及びバッテリ21の間に
は、挿抜可能なメモリカード24が設けられており、こ
の電子カメラ1に入力される各種の情報が、それぞれ、
メモリカード24の予め設定されている領域に記録され
る。
【0034】さらに、電源スイッチ11に隣接して配置
されているLCDスイッチ25は、その突起部が押圧さ
れている間のみオン状態となるスイッチであり、LCD
カバー14を鉛直下方向に移動させた場合、図5(a)
に示すように、LCDカバー14の腕部14Aによっ
て、電源スイッチ11とともにオン状態に切り換えられ
るようになされている。
【0035】なお、LCDカバー14が鉛直上方向に位
置する場合、電源スイッチ11は、LCDスイッチ25
とは独立に、ユーザによって操作される。例えば、LC
Dカバー14が閉じられ、電子カメラ1が使用されてい
ない場合、図5(b)に示すように、電源スイッチ11
及びLCDスイッチ25がオフ状態になっている。この
状態において、ユーザが電源スイッチ11を図5(c)
に示すように、オン状態に切り換えると、電源スイッチ
11はオン状態となるが、LCDスイッチ25は、オフ
状態のままである。一方、図5(b)に示すように、電
源スイッチ11及びLCDスイッチ25がオフ状態にな
っているとき、LCDカバー14が開かれると、図5
(a)に示すように、電源スイッチ11及びLCDスイ
ッチ25がオン状態となる。そして、この後、LCDカ
バー14を閉じると、LCDスイッチ25だけが、図5
(c)に示すように、オフ状態となる。
【0036】なお、本実施例においては、メモリカード
24は挿抜可能とされているが、回路基板23上にメモ
リを設け、そのメモリに各種情報を記録可能とするよう
にしてもよい。また、メモリ(メモリカード24)に記
録されている各種情報を、図示せぬインタフェースを介
して外部のパーソナルコンピュータに出力することがで
きるようにしてもよい。
【0037】次に、本実施例の電子カメラ1の内部の電
気的構成を、図6のブロック図を参照して説明する。複
数の画素を備えているCCD20は、各画素に結像した
光画像を画像信号(電気信号)に光電変換するようにな
されている。デジタルシグナルプロセッサ(以下、DS
Pという)33は、CCD20にCCD水平駆動パルス
を供給するとともに、CCD駆動回路34を制御し、C
CD20にCCD垂直駆動パルスを供給させるようにな
されている。
【0038】画像処理部31は、CPU39に制御さ
れ、CCD20が光電変換した画像信号を所定のタイミ
ングでサンプリングし、そのサンプリングした信号を、
所定のレベルに増幅するようになされている。アナログ
/デジタル変換回路(以下、A/D変換回路という)3
2(再生手段)は、画像処理部31でサンプリングした
画像信号をデジタル化してDSP33に供給するように
なされている。
【0039】DSP33は、バッファメモリ36および
メモリカード24に接続されるデータバスを制御し、A
/D変換回路32より供給された画像データをバッファ
メモリ36に一旦記憶させた後、バッファメモリ36に
記憶した画像データを読み出し、その画像データを、メ
モリカード24に記録するようになされている。
【0040】また、DSP33は、A/D変換回路32
より供給された画像データをフレームメモリ35に記憶
させ、LCD6に表示させるとともに、メモリカード2
4から撮影画像データを読み出し、その撮影画像データ
を伸張した後、伸張後の画像データをフレームメモリ3
5に記憶させ、LCD6に表示させるようになされてい
る。
【0041】さらに、DSP33は、電子カメラ1の起
動時において、CCD20の露光レベルが適正な値にな
るまで、露光時間(露出値)を調節しながら、CCD2
0を繰り返し動作させるようになされている。このと
き、DSP33が、最初に、測光回路51を動作させ、
測光素子16により検出された受光レベルに対応して、
CCD20の露光時間の初期値を算出するようにしても
よい。このようにすることにより、CCD20の露光時
間の調節を短時間で行うことができる。
【0042】この他、DSP33は、メモリカード24
への記録、伸張後の画像データのバッファメモリ36へ
の記憶などにおけるデータ入出力のタイミング管理を行
うようになされている。
【0043】バッファメモリ36は、メモリカード24
に対するデータの入出力の速度と、CPU39やDSP
33などにおける処理速度の違いを緩和するために利用
される。
【0044】マイクロホン8は、音声情報を入力し(音
声を集音し)、その音声情報をA/DおよびD/A変換
回路42に供給するようになされている。
【0045】A/DおよびD/A変換回路42は、マイ
クロホン8により検出された音声に対応するアナログ信
号をデジタル信号に変換した後、そのデジタル信号をC
PU39に出力するとともに、CPU39より供給され
た音声データをアナログ化し、アナログ化した音声信号
をスピーカ5に出力するようになされている。
【0046】測光素子16は、被写体およびその周囲の
光量を測定し、その測定結果を測光回路51に出力する
ようになされている。
【0047】測光回路51は、測光素子16より供給さ
れた測光結果であるアナログ信号に対して所定の処理を
施した後、デジタル信号に変換し、そのデジタル信号を
CPU39に出力するようになされている。
【0048】測色素子17は、被写体およびその周囲の
色温度を測定し、その測定結果を測色回路52に出力す
るようになされている。
【0049】測色回路52は、測色素子17より供給さ
れた測色結果であるアナログ信号に対して所定の処理を
施した後、デジタル信号に変換し、そのデジタル信号を
CPU39に出力するようになされている。
【0050】タイマ45は、時計回路を内蔵し、現在の
時刻に対応するデータをCPU39に出力するようにな
されている。
【0051】絞り駆動回路53は、絞り54の開口径を
所定の値に設定するようになされている。
【0052】絞り54は、撮影レンズ3とCCD20の
間に配置され、撮影レンズ3からCCD20に入射する
光の開口を変更するようになされている。
【0053】CPU39は、LCDスイッチ25からの
信号に応じて、LCDカバー14が開いているときにお
いては、測光回路51および測色回路52の動作を停止
させ、LCDカバー14が閉じているときにおいては、
測光回路51および測色回路52を動作させるととも
に、レリーズスイッチ10が半押し状態になるまで、C
CD20の動作(例えば電子シャッタ動作)を停止させ
るようになされている。
【0054】CPU39は、CCD20の動作を停止さ
せているとき、測光回路51および測色回路52を制御
し、測光素子16の測光結果を受け取るとともに、測色
素子17の測色結果を受け取るようになされている。
【0055】そして、CPU39は、所定のテーブルを
参照して、測色回路52より供給された色温度に対応す
るホワイトバランス調整値を算出し、そのホワイトバラ
ンス調整値を画像処理部31に供給するようになされて
いる。
【0056】即ち、LCDカバー14が閉じているとき
においては、LCD6が電子ビューファインダとして使
用されないので、CCD20の動作を停止させるように
する。CCD20は多くの電力を消費するので、このよ
うにCCD20の動作を停止させることにより、バッテ
リ21の電力を節約することができる。
【0057】また、CPU39は、LCDカバー14が
閉じているとき、レリーズスイッチ10が操作されるま
で(レリーズスイッチ10が半押し状態になるまで)、
画像処理部31が各種処理を行わないように、画像処理
部31を制御するようになされている。
【0058】さらに、CPU39は、LCDカバー14
が閉じているとき、レリーズスイッチ10が操作される
まで(レリーズスイッチ10が半押し状態になるま
で)、絞り駆動回路53が絞り54の開口径を変更など
の動作を行わないように、絞り駆動回路53を制御する
ようになされている。
【0059】CPU39は、ストロボ駆動回路37を制
御して、ストロボ4を適宜発光させるようになされてい
る他、赤目軽減ランプ駆動回路38を制御して、ストロ
ボ4を発光させる前に、赤目軽減ランプ15を適宜発光
させるようになされている。
【0060】なお、CPU39は、LCDカバー14が
開いているとき(即ち、電子ビューファインダが利用さ
れているとき)においては、ストロボ4を発光させない
ようにする。このようにすることにより、電子ビューフ
ァインダに表示されている画像の状態で、被写体を撮影
することができる。
【0061】CPU39は、タイマ45より供給される
撮影日時のデータと、撮影を行った際の絞り45の絞り
値とシャッタスピードとを、撮影画像のヘッダ情報とし
て、メモリカード24の撮影画像記録領域に記録するよ
うになされている。(すなわち、メモリカード24の撮
影画像記録領域に記録される撮影画像データには、撮影
日時、絞り値、および、シャッタスピードのデータが付
随している)。
【0062】また、CPU39は、デジタル化された音
声情報を圧縮した後、デジタル化及び圧縮化された音声
データを一旦、バッファメモリ36に記憶させた後、メ
モリカード24の所定の領域(音声記録領域)に記録す
るようになされている。また、このとき、メモリカード
24の音声記録領域には、録音日時のデータが音声デー
タのヘッダ情報として記録されるようになされている。
【0063】CPU39は、レンズ駆動回路30を制御
し、撮影レンズ3を移動させることにより、オートフォ
ーカス動作を行う他、絞り駆動回路53を制御して、撮
影レンズ3とCCD20の間に配置されている絞り54
の開口径を変更させるようになされている。
【0064】さらに、CPU39は、ファインダ内表示
回路40を制御して、各種動作における設定などをファ
インダ内表示素子26に表示させるようになされてい
る。
【0065】CPU39は、インタフェース(I/F)
48(出力手段)を介して、外部のプリンタと所定のデ
ータの授受を行うようになされている。
【0066】また、CPU39は、操作キー7からの信
号を受け取り、適宜処理するようになされている。
【0067】ユーザの操作するペン(ペン型指示部材)
41によってタッチタブレット6Aの所定の位置が押圧
されると、CPU39は、タッチタブレット6Aの押圧
された位置のX−Y座標を読み取り、その座標データ
(後述する線画情報)を、バッファメモリ36に蓄積す
るようになされている。また、CPU39は、バッファ
メモリ36に蓄積した線画情報を、線画情報入力日時の
ヘッダ情報とともに、メモリカード24の線画情報記録
領域に記録するようになされている。
【0068】手書き文字認識回路55(第2の変換手
段)は、タッチタブレット6Aから入力された手書き文
字を認識し、対応する文字コードを出力するようになさ
れている。
【0069】音声認識回路56(変換手段)は、マイク
ロフォン8より入力され、A/DおよびD/A変換回路
42によりディジタルデータに変換された音声データを
認識し、対応する文字コードを出力するようになされて
いる。
【0070】次に、本実施例の電子カメラ1の各種動作
について説明する。最初に、本装置のLCD6における
電子ビューファインダ動作について説明する。
【0071】ユーザがレリーズスイッチ10を半押し状
態にすると、DSP33は、CPU39より供給され
る、LCDスイッチ25の状態に対応する信号の値か
ら、LCDカバー14が開いているか否かを判断し、L
CDカバー14が閉じていると判断した場合、電子ビュ
ーファインダ動作を行わない。この場合、DSP33
は、レリーズスイッチ10が操作されるまで、処理を停
止する。
【0072】なお、LCDカバー14が閉じている場
合、電子ビューファインダ動作を行わないので、CPU
39は、CCD20、画像処理部31、および、絞り駆
動回路53の動作を停止させる。そして、CPU39
は、CCD20を停止させる代わりに、測光回路51お
よび測色回路52を動作させ、それらの測定結果を、画
像処理部31に供給する。画像処理部31は、それらの
測定結果の値を、ホワイトバランス制御や輝度値の制御
を行うときに利用する。
【0073】また、レリーズスイッチ10が操作された
場合、CPU39は、CCD20および絞り駆動回路5
3の動作を行わせる。
【0074】一方、LCDカバー14が開いている場
合、CCD20は、所定の時間毎に、所定の露光時間
で、電子シャッタ動作を行い、撮影レンズ3によって集
光された被写体の光画像を光電変換し、その動作で得ら
れた画像信号を画像処理部31に出力する。
【0075】画像処理部31は、ホワイトバランス制御
および輝度値の制御を行い、その画像信号に対して所定
の処理を施した後、画像信号をA/D変換回路32に出
力する。なお、CCD20が動作しているときは、画像
処理部31は、CPU39により、CCD20の出力を
利用して算出された、ホワイトバランス制御および輝度
値の制御に利用される調整値を利用する。
【0076】そして、A/D変換回路32は、その画像
信号(アナログ信号)を、デジタル信号である画像デー
タに変換し、その画像データをDSP33に出力する。
【0077】DSP33は、その画像データをフレーム
メモリ35に出力し、LCD6にその画像データに対応
する画像を表示させる。
【0078】このように、電子カメラ1においては、L
CDカバー14が開いている場合、所定の時間間隔で、
CCD20が電子シャッタ動作し、その度に、CCD2
0から出力された信号を画像データに変換し、その画像
データをフレームメモリ35に出力して、LCD6に被
写体の画像を絶えず表示させることで、電子ビューファ
インダ動作を行う。
【0079】また、上述のように、LCDカバー14が
閉じている場合においては、電子ビューファインダ動作
を行わず、CCD20、画像処理部31、および、絞り
駆動回路53の動作を停止させ、消費電力を節約してい
る。
【0080】次に、本装置による被写体の撮影時の処理
について図7を参照して説明する。
【0081】第1に、面Y1に設けられている連写モー
ド切り換えスイッチ13が、Sモード(1コマだけ撮影
を行うモード)に切り換えられている場合について説明
する。最初に、図1に示す電源スイッチ11を「ON」
と印刷されている側に切り換えて電子カメラ1に電源を
投入する。ファインダ2で被写体を確認し、面Y1に設
けられているレリーズスイッチ10を押すと、ステップ
S1においてレリーズスイッチ10が押された(YE
S)と判定されてステップS2に進み、被写体の撮影処
理が開始される。また、レリーズスイッチ10が押され
ていない(NO)と判定された場合には、ステップS1
に戻りレリーズスイッチ10が押されるまで同様の処理
が繰り返される。
【0082】なお、LCDカバー14が閉じられている
場合、CPU39は、レリーズスイッチ10が半押し状
態になったとき、CCD20、画像処理部31、およ
び、絞り駆動回路53の動作を再開させて、レリーズス
イッチ10が全押し状態になったとき、被写体の撮影処
理を開始させる。
【0083】ステップS2では、画像データの記録処理
が行われる。即ち、ファインダ2で観察される被写体の
光画像が撮影レンズ3によって集光され、複数の画素を
備えるCCD20に結像する。CCD20に結像した被
写体の光画像は、各画素で画像信号に光電変換され、画
像処理部31によってサンプリングされる。画像処理部
31によってサンプリングされた画像信号は、A/D変
換回路32に供給され、そこでデジタル化されてDSP
33に出力される。
【0084】DSP33は、その画像データをバッファ
メモリ36に一旦出力した後、バッファメモリ36よ
り、その画像データを読み出し、離散的コサイン変換、
量子化及びハフマン符号化を組み合わせたJPEG(Jo
int Photographic Experts Group)方式に従って圧縮
し、メモリカード24の撮影画像記録領域に記録させ
る。
【0085】ステップS2の処理が終了すると、ステッ
プS3の処理に進む。
【0086】ステップS3では、撮影情報が取得され
る。即ち、CPU39は、撮影が行われた日時をタイマ
45より取得するとともに、撮影が行われたときの絞り
54の絞り値とシャッタスピードとを取得する。そして
ステップS4に進む。
【0087】ステップS4では、CPU39は、ステッ
プS3で取得した撮影情報を、メモリカード24の撮影
画像記録領域に格納し、処理を終了する(エンド)。
【0088】なお、連写モード切り換えスイッチ13が
Sモードに切り換えられている場合においては、1コマ
の撮影だけが行われ、レリーズスイッチ10が継続して
押されても、それ以降の撮影は行われない。また、レリ
ーズスイッチ10が継続して押されると、LCDカバー
14が開いている場合、LCD6に、撮影した画像が表
示される。
【0089】第2に、連写モード切り換えスイッチ13
がLモード(1秒間に8コマの連写を行うモード)に切
り換えられている場合について説明する。電源スイッチ
11を「ON」と印刷されている側に切り換えて電子カ
メラ1に電源を投入し、面Y1に設けられているレリー
ズスイッチ10を押すと、被写体の撮影処理が開始され
る。
【0090】なお、LCDカバー14が閉じられている
場合、CPU39は、レリーズスイッチ10が半押し状
態になったとき、CCD20、画像処理部31、およ
び、絞り駆動回路53の動作を再開させて、レリーズス
イッチ10が全押し状態になったとき、被写体の撮影処
理を開始させる。
【0091】ファインダ2で観察される被写体の光画像
が撮影レンズ3によって集光され、複数の画素を備える
CCD20に結像する。CCD20に結像した被写体の
光画像は、各画素で画像信号に光電変換され、画像処理
部31によって1秒間に8回の割合でサンプリングされ
る。また、このとき、画像処理部31は、CCD20の
全画素の画像電気信号のうち4分の3の画素を間引く。
【0092】すなわち、画像処理部31は、マトリクス
状に配列されているCCD20の画素を、図7に示すよ
うに、2×2画素(4つの画素)を1つとする領域に分
割し、その1つの領域から、所定の位置に配置されてい
る1画素の画像信号をサンプリングし、残りの3画素を
間引く。
【0093】例えば、第1回目のサンプリング時(1コ
マ目)においては、各領域の左上の画素aがサンプリン
グされ、その他の画素b,c,dが間引かれる。第2回
目のサンプリング時(2コマ目)においては、各領域の
右上の画素bがサンプリングされ、その他の画素a,
c,dが間引かれる。以下、第3回目、第4回目のサン
プリング時においては、左下の画素c、右下の画素d
が、それぞれ、サンプリングされ、その他の画素が間引
かれる。つまり、4コマ毎に各画素がサンプリングされ
る。
【0094】画像処理部31によってサンプリングされ
た画像信号(CCD20の全画素中の4分の1の画素の
画像信号)は、A/D変換回路32に供給され、そこで
デジタル化されてDSP33に出力される。
【0095】DSP33は、デジタル化された画像信号
をバッファメモリ36に一旦出力した後、その画像信号
を読み出し、JPEG方式に従って圧縮した後、デジタ
ル化及び圧縮処理された撮影画像データを、メモリカー
ド24の撮影画像記録領域に記録する。このとき、メモ
リカード24の撮影画像記録領域には、撮影日時、絞り
値、および、シャッタスピードが、撮影画像データのヘ
ッダ情報として記録される。
【0096】第3に、連写モード切り換えスイッチ13
がHモード(1秒間に30コマの連写を行うモード)に
切り換えられている場合について説明する。電源スイッ
チ11を「ON」と印刷されている側に切り換えて電子
カメラ1に電源を投入し、面Y1に設けられているレリ
ーズスイッチ10を押すと、被写体の撮影処理が開始さ
れる。
【0097】なお、LCDカバー14が閉じられている
場合、CPU39は、レリーズスイッチ10が半押し状
態になったとき、CCD20、画像処理部31、およ
び、絞り駆動回路53の動作を再開させて、レリーズス
イッチ10が全押し状態になったとき、被写体の撮影処
理を開始させる。
【0098】ファインダ2で観察される被写体の光画像
が撮影レンズ3によって集光され、CCD20に結像す
る。複数の画素を備えるCCD20に結像した被写体の
光画像は、各画素で画像信号に光電変換され、画像処理
部31によって1秒間に30回の割合でサンプリングさ
れる。また、このとき、画像処理部31は、CCD20
の全画素の画像電気信号のうち9分の8の画素を間引
く。
【0099】すなわち、画像処理部31は、マトリクス
状に配列されているCCD20の画素を、図8に示すよ
うに、3×3画素を1つとする領域に分割し、その1つ
の領域から、所定の位置に配置されている1画素の画像
電気信号を、1秒間に30回の割合でサンプリングし、
残りの8画素を間引く。
【0100】例えば、第1回目のサンプリング時(1コ
マ目)においては、各領域の左上の画素aがサンプリン
グされ、その他の画素b乃至iが間引かれる。第2回目
のサンプリング時(2コマ目)においては、画素aの右
側に配置されている画素bがサンプリングされ、その他
の画素a,c乃至iが間引かれる。以下、第3回目以降
のサンプリング時においては、画素c、画素d・・・
が、それぞれ、サンプリングされ、その他の画素が間引
かれる。つまり、9コマ毎に各画素がサンプリングされ
る。
【0101】画像処理部31によってサンプリングされ
た画像信号(CCD20の全画素中の9分の1の画素の
画像信号)は、A/D変換回路32に供給され、そこで
デジタル化されてDSP33に出力される。
【0102】DSP33は、デジタル化された画像信号
をバッファメモリ36に一旦出力した後、その画像信号
を読み出し、JPEG方式に従って圧縮した後、デジタ
ル化及び圧縮処理された撮影画像データに対して、撮影
日時、絞り値、および、シャッタスピードからなるヘッ
ダ情報を付加して、メモリカード24の撮影画像記録領
域に記録する。
【0103】なお、必要に応じて、ストロボ4を動作さ
せ、被写体に光を照射させることもできる。ただし、L
CDカバー14が開いているとき、即ち、LCD6が電
子ビューファインダ動作を行っているとき、CPU39
は、ストロボ4を、発光させないように制御する。
【0104】次に、タッチタブレット6Aから2次元の
情報(ペン入力情報)を入力する場合の動作について説
明する。
【0105】タッチタブレット6Aがペン41のペン先
で押圧されると、接触した箇所のX−Y座標が、CPU
39に入力される。このX−Y座標は、バッファメモリ
36に記憶される。また、フレームメモリ35における
上記X−Y座標の各点に対応した箇所にデータを書き込
み、LCD6における上記X−Y座標に、ペン41の接
触に対応した線画を表示させることができる。
【0106】上述したように、タッチタブレット6A
は、透明部材によって構成されているので、ユーザは、
LCD6上に表示される点(ペン41のペン先で押圧さ
れた位置の点)を観察することができ、あたかもLCD
6上に直接ペン入力をしたかのように感じることができ
る。また、ペン41をタッチタブレット6A上で移動さ
せると、LCD6上には、ペン41の移動に伴う線が表
示される。さらに、ペン41をタッチタブレット6A上
で断続的に移動させると、LCD6上には、ペン41の
移動に伴う破線が表示される。以上のようにして、ユー
ザは、タッチタブレット6A(LCD6)に所望の文
字、図形等の線画情報を入力する。
【0107】また、LCD6上に撮影画像が表示されて
いる場合において、ペン41によって線画情報が入力さ
れると、この線画情報が、撮影画像情報とともに、フレ
ームメモリ35で合成され、LCD6上に同時に表示さ
れる。
【0108】なお、ユーザは、図示せぬ色選択スイッチ
を操作することによって、LCD6上に表示される線画
の色を、黒、白、赤、青等の色から選択することができ
る。
【0109】ペン41によるタッチタブレット6Aへの
線画情報の入力後、操作キー7の実行キー7Bが押され
ると、バッファメモリ36に蓄積されている線画情報
が、入力日時のヘッダ情報とともにメモリカード24に
供給され、メモリカード24の線画情報記録領域に記録
される。
【0110】なお、メモリカード24に記録される線画
情報は、圧縮処理の施された情報である。タッチタブレ
ット6Aに入力された線画情報は空間周波数成分の高い
情報を多く含んでいるので、上記撮影画像の圧縮に用い
られるJPEG方式によって圧縮処理を行うと、圧縮効
率が悪く情報量が小さくならず、圧縮及び伸張に必要と
される時間が長くなってしまう。さらに、JPEG方式
による圧縮は、非可逆圧縮であるので、情報量の少ない
線画情報の圧縮には適していない(伸張してLCD6上
に表示した場合、情報の欠落に伴うギャザ、にじみが際
だってしまうため)。
【0111】そこで、本実施例においては、ファックス
等において用いられるランレングス法によって、線画情
報を圧縮するようにしている。ランレングス法とは、線
画画面を水平方向に走査し、黒、白、赤、青等の各色の
情報(点)の継続する長さ、及び無情報(ペン入力のな
い部分)の継続する長さを符号化することにより、線画
情報を圧縮する方法である。
【0112】このランレングス法を用いることにより、
線画情報を最小に圧縮することができ、また、圧縮され
た線画情報を伸張した場合においても、情報の欠落を抑
制することが可能になる。なお、線画情報は、その情報
量が比較的少ない場合には、圧縮しないようにすること
もできる。
【0113】また、上述したように、LCD6上に撮影
画像が表示されている場合において、ペン入力を行う
と、撮影画像データとペン入力の線画情報がフレームメ
モリ35で合成され、撮影画像と線画の合成画像がLC
D6上に表示される。その一方で、メモリカード24に
おいては、撮影画像データは、撮影画像記録領域に記録
され、線画情報は、線画情報記録領域に記録される。こ
のように、2つの情報が、各々異なる領域に記録される
ので、ユーザは、撮影画像と線画の合成画像から、いず
れか一方の画像(例えば線画)を削除することができ、
さらに、各々の画像情報を個別の圧縮方法で圧縮するこ
ともできる。
【0114】メモリカード24の音声記録領域、撮影画
像記録領域、または線画情報記録領域にデータを記録し
た場合、図9に示すように、LCD6に所定の表示が行
われる。
【0115】図9に示すLCD6の表示画面上において
は、情報を記録した時点の年月日(記録年月日)(この
場合、1995年8月25日)が画面の下端部に表示さ
れ、その記録年月日に記録された情報の記録時刻が画面
の最も左側に表示されている。
【0116】記録時刻の右側には、サムネイル画像が表
示されている。このサムネイル画像は、メモリカード2
4に記録された撮影画像データの各画像データのビット
マップデータを間引いて(縮小して)作成されたもので
ある。この表示のある情報は、撮影画像情報を含む情報
である。つまり、「10時16分」と「10時21分」
に記録(入力)された情報には、撮影画像情報が含まれ
ており、「10時05分」、「10時28分」、「10
時54分」、「13時10分」に記録された情報には、
画像情報が含まれていない。
【0117】また、メモ記号「*」は、線画情報として
所定のメモが記録されていることを表している。
【0118】サムネイル画像の表示領域の右側には、音
声情報バーが表示され、録音時間の長さに対応する長さ
のバー(線)が表示される(音声情報が入力されていな
い場合は、表示されない)。
【0119】ユーザは、図9に示すLCD6の所望の情
報の表示ラインのいずれかの部分を、ペン41のペン先
で押圧して再生する情報を選択指定し、図2に示す実行
キー7Bをペン41のペン先で押圧することにより、選
択した情報を再生する。
【0120】例えば、図9に示す「10時05分」の表
示されているラインがペン41によって押圧されると、
CPU39は、選択された録音日時(10時05分)に
対応する音声データをメモリカード24から読み出し、
その音声データを伸張した後、A/DおよびD/A変換
回路42に供給する。A/DおよびD/A変換回路42
は、供給された音声データをアナログ化した後、スピー
カ5を介して再生する。
【0121】メモリカード24に記録した撮影画像デー
タを再生する場合、ユーザは、所望のサムネイル画像
を、ペン41のペン先で押圧することによりその情報を
選択し、実行キー7Bを押して選択した情報を再生させ
る。
【0122】CPU39は、選択された撮影日時に対応
する撮影画像データをメモリカード24から読み出すよ
うに、DSP33に指示する。DSP33は、メモリカ
ード24より読み出された撮影画像データ(圧縮されて
いる撮影画像データ)を伸張し、この撮影画像データを
ビットマップデータとしてフレームメモリ35に蓄積さ
せ、LCD6に表示させる。
【0123】Sモードで撮影された画像は、LCD6上
に、静止画像として表示される。この静止画像は、CC
D20の全ての画素の画像信号を再生したものであるこ
とはいうまでもない。
【0124】Lモードで撮影された画像は、LCD6上
において、1秒間に8コマの割合で連続して表示され
る。このとき、各コマに表示される画素数は、CCD2
0の全画素数の4分の1である。
【0125】通常、人間の目は、静止画像の解像度の劣
化に対しては敏感に反応するため、静止画像の画素を間
引くことは、ユーザに画質の劣化として捉えられてしま
う。しかしながら、撮影時の連写速度が上がり、Lモー
ドにおいて1秒間に8コマ撮影され、この画像が1秒間
に8コマの速さで再生された場合においては、各コマの
画素数がCCD20の画素数の4分の1になるが、人間
の目は1秒間に8コマの画像を観察するので、1秒間に
人間の目に入る情報量は、静止画像の場合に比べて2倍
になる。
【0126】すなわち、Sモードで撮影された画像の1
コマの画素数を1とすると、Lモードで撮影された画像
の1コマの画素数は1/4となる。Sモードで撮影され
た画像(静止画像)がLCD6に表示された場合、1秒
間に人間の目に入る情報量は1(=(画素数1)×(コ
マ数1))となる。一方、Lモードで撮影された画像が
LCD6に表示された場合、1秒間に人間の目に入る情
報量は2(=(画素数1/4)×(コマ数8))となる
(すなわち、人間の目には、静止画像の2倍の情報が入
る)。従って、1コマ中の画素の数を4分の1にして
も、再生時において、ユーザは、画質の劣化をさほど気
にすることなく再生画像を観察することができる。
【0127】さらに、本実施例においては、各コマ毎に
異なる画素をサンプリングし、そのサンプリングした画
素をLCD6に表示するようにしているので、人間の目
に残像効果が起こり、1コマ当たり4分の3画素を間引
いたとしても、ユーザは、画質の劣化をさほど気にする
ことなくLCD6に表示されるLモードで撮影された画
像を観察することができる。
【0128】また、Hモードで撮影された画像は、LC
D6上において、1秒間に30コマの割合で連続して表
示される。このとき、各コマに表示される画素数は、C
CD20の全画素数の9分の1であるが、Lモードの場
合と同様の理由で、ユーザは、画質の劣化をさほど気に
することなくLCD6に表示されるHモードで撮影され
た画像を観察することができる。
【0129】本実施例においては、Lモード及びHモー
ドで被写体を撮像する場合、画像処理部31が、再生時
における画質の劣化が気にならない程度にCCD20の
画素を間引くようにしているので、DSP33の負荷を
低減することができ、DSP33を、低速度、低電力で
作動させることができる。また、このことにより、装置
の低コスト化及び低消費電力化が可能になる。
【0130】ところで、本実施の形態の電子カメラ1
は、図11に示すように外部のプリンタ100をケーブ
ル200によりプリンタ接続端子18を介して接続し、
撮影した画像を記録紙に印刷することが可能である。
【0131】図12は、図11に示すプリンタ100の
構成例を示すブロック図である。この図において、CP
U102は、ROM103に格納されているプログラム
に従って、種々の処理を行うようになされている。RA
M104は、CPU102が所定の処理を行う場合に、
演算途中のデータやプログラムなどを格納するようにな
されている。IF106は、CPU102が外部の機器
とデータを授受する場合に、必要に応じてデータのフォ
ーマットを変換するようになされている。バス105
は、CPU102、ROM103、RAM104、およ
び、IF106を相互に接続し、これらの間でデータを
伝送するようになされている。
【0132】IF106には、外部の電子カメラ1、印
刷部107、および、D/A変換回路108が接続され
ている。
【0133】印刷部107は、電子カメラ1から送信さ
れ、CPU102により所定の処理が施された画像デー
タを記録紙に印刷するようになされている。
【0134】D/A変換回路108は、電子カメラ1か
ら送信されてきた音声データをアナログ信号に変換する
ようになされている。スピーカ101は、D/A変換回
路108によりアナログ信号に変換された信号を音声と
して出力するようになされている。
【0135】次に、本実施の形態の電子カメラ1に対し
て、プリンタ100を接続した場合における、プリンタ
の各種設定処理とプリント処理とについて以下に説明す
る。
【0136】図13は、プリントモード設定処理の一例
を説明するフローチャートである。この処理は、メニュ
ーキー7Aが押圧された場合に表示されるメニュー画面
(図示せず)において、設定項目である「プリントモー
ドの設定」が選択された場合に実行される。
【0137】この処理が実行されると、電子カメラ1の
CPU39は、ステップS10において、図14に示す
ような設定画面をLCD6に表示させる。そして、ステ
ップS11に進む。
【0138】なお、図14の設定画面では、設定項目と
して、「音声」、「メモ情報」、および、「撮影情報」
が表示されている。また、第1番目の設定項目「音声」
の設定内容としては、画像関連情報(撮影画像と同じ日
時をヘッダとして有する情報)として記録されている音
声データを、「テキスト化して印字」するか、または、
「音声として出力」するかの何れかを選択することが可
能である。また、第2番目の設定項目「メモ情報」の設
定内容としては、画像関連情報として記録されているメ
モ情報を、「テキスト化して印字」するか、または、
「そのまま印刷」するかの何れかを選択することが可能
である。更に、第3番目の設定項目である「撮影情報」
の設定内容としては、撮影時の撮影日時、絞り値、およ
び、シャッタースピードなどから構成される撮影情報
を、「印刷」するか、または、「無印刷」とするかの何
れかを選択することが可能である。
【0139】ステップS11では、CPU39は、図1
4に示す表示画面において、所定のボックスがチェック
されたか否かを判定する。即ち、図14に示す各設定項
目の設定内容の左隣りに表示されている所定のボックス
内がチェックされたか否かを判定する。その結果、所定
のボックス内がチェックされていない(NO)と判定し
た場合には、ステップS11に戻り、所定のボックス内
がチェックされるまで前述の場合と同様の処理を繰り返
す。また、所定のボックス内がチェックされた(YE
S)と判定した場合には、ステップS13に進む。
【0140】ステップS13では、CPU39は、ステ
ップS12においてチェックされたボックスと同じ設定
項目に属する他のボックス内のチェック記号を消去す
る。例えば、図14の画面において、いま、設定項目
「音声として出力」の左側のボックスがチェックされた
とすると、「テキスト化して印字」の左側のボックス内
のチェック記号が消去されることになる。
【0141】ステップS14においては、CPU39
は、新たに選択されたボックスの内部にチェック記号を
表示する。前述の例では、設定項目「音声として出力」
の左隣りのボックス内にチェック記号が新たに表示され
ることになる。
【0142】続くステップS15では、設定内容を確定
するために実行キー7Bが押圧されたか否かが判定され
る。その結果、実行キー7Bが押圧されていない(N
O)と判定された場合には、ステップS11に戻り、前
述の場合と同様の処理が繰り返される。また、実行キー
7Bが押圧された(YES)と判定された場合には、ス
テップS16に進む。
【0143】ステップS16では、設定項目「音声」に
関する設定内容を取得し、取得した情報をメモリカード
24の設定内容記録領域に格納する。
【0144】ステップS17では、設定項目「メモ情
報」に関する設定内容を取得し、取得した情報をメモリ
カード24の設定内容記録領域に格納する。
【0145】ステップS18では、設定項目「撮影情
報」に関する設定内容を取得し、取得した情報をメモリ
カード24の設定内容記録領域に格納する。そして、処
理を終了する(エンド)。
【0146】以上の処理により、プリンタ100に撮影
画像を表示出力する場合に同時に出力される、画像関連
情報の表示形式が決定される。
【0147】次に、プリンタ100を設定する設定処理
について説明する。
【0148】図15は、プリンタ100の設定処理の一
例を説明するフローチャートである。この処理は、前述
の場合と同様に、メニューキー7Aが押圧された場合に
表示されるメニュー画面(図示せず)において、設定項
目である「プリンタの設定」が選択された場合に実行さ
れる処理である。
【0149】この処理が実行されると、電子カメラ1の
CPU39は、ステップS20において、図16に示す
ような画面をLCD6に表示させる。そして、ステップ
S21に進む。
【0150】なお、図16の画面では、設定項目とし
て、「記録用紙サイズ」、「記録用紙種類」、および、
「テキスト表示位置」が表示されており、それぞれの設
定項目の右側のボックス内に設定内容が表示されてい
る。
【0151】ステップS21では、CPU39は、図1
6に示す表示画面において、所定のボックスが指定され
たか否かを判定する。即ち、図16に示す各設定項目の
右側に表示されている所定のボックスが指定されたか否
かを判定する。その結果、所定のボックスが指定されて
いない(NO)と判定した場合には、ステップS21に
戻り、所定のボックスが指定されるまで前述の場合と同
様の処理を繰り返す。また、所定のボックスが指定され
た(YES)と判定した場合には、ステップS22に進
む。
【0152】ステップS22では、CPU39は、ステ
ップS21において指定されたボックスに対応する設定
内容が列記されたウィンドウを表示する。例えば、設定
項目「テキスト表示位置」の右側のボックスが指定され
た場合には、図16に示すように、「画像内」および
「画像外」の2つの設定内容が列記されたウィンドウが
ボックスから下方に向かって表示される。
【0153】ステップS23では、CPU39は、ステ
ップS22において表示されたウィンドウにおいて、所
定の設定内容が選択されたか否かを判定する。その結
果、所定の設定内容が選択されていない(NO)と判定
した場合には、ステップS23に戻り、選択が行われる
まで前述の場合と同様の処理を繰り返す。また、所定の
設定内容が選択された(YES)と判定した場合は、ス
テップS24に進む。
【0154】ステップS24では、CPU39は、ステ
ップS23において選択された設定内容のみをボックス
内に表示する。例えば、図16の第3番目の設定項目
「テキスト表示位置」の設定内容として「画像内」が選
択された場合には、ボックス内に「画像内」だけが表示
されることになる。
【0155】続くステップS25では、設定内容を確定
するために実行キー7Bが押圧されたか否かが判定され
る。その結果、実行キー7Bが押圧されていない(N
O)と判定された場合には、ステップS21に戻り、前
述の場合と同様の処理が繰り返される。また、実行キー
7Bが押圧された(YES)と判定された場合には、ス
テップS26に進む。
【0156】ステップS26では、CPU39は、図1
6に示す画面において設定された内容のうち、設定項目
「記録用紙サイズ」の設定内容を取得し、メモリカード
24の設定内容記録領域に格納する。
【0157】ステップS27では、CPU39は、図1
6に示す画面において設定された内容のうち、設定項目
「記録用紙種類」の設定内容を取得し、メモリカード2
4の設定内容記録領域に格納する。
【0158】ステップS28では、CPU39は、図1
6に示す画面において設定された内容のうち、設定項目
「テキスト表示位置」の設定内容を取得し、メモリカー
ド24の所定の領域に格納する。そして、処理を終了す
る(エンド)。
【0159】以上のような処理により、プリンタ100
の各種設定を行うことができる。
【0160】続いて、以上のような処理が実行されて、
プリンタ100の設定が完了した後に、電子カメラ1に
おいて、所定の撮影画像を指定してプリンタ100に出
力する場合の処理の一例について説明する。
【0161】図17は、プリント処理の一例を説明する
フローチャートである。この処理は、前述の場合と同様
に、メニューキー7Aが押圧された場合に表示されるメ
ニュー画面(図示せず)において、選択項目である「プ
リントアウト」が選択された場合に実行される処理であ
る。
【0162】この処理が実行されると、ステップS30
において、CPU39は、メモリカード24に記録され
ている撮影画像を読み出し、図10に示すようなリスト
形式でLCD6に表示する。
【0163】ステップS31では、CPU39は、所定
の情報が指定されたか否かを判定する。その結果、所定
の情報が指定されていない(NO)と判定した場合は、
ステップS31に戻り、所定の情報が指定されるまで前
述の場合と同様の処理を繰り返す。また、所定の情報が
指定された(YES)と判定した場合は、ステップS3
2に進む。
【0164】ステップS32では、CPU39は、指定
された撮影画像が画像関連情報として音声データを含む
場合には、図14に示す設定画面における「音声」の設
定内容に応じて音声データをそのまま出力するか、また
は、テキスト化してプリンタ100に印字出力させる。
なお、この処理は、サブルーチンとなっており、その詳
細は図18を参照して後述する。
【0165】ステップS33では、CPU39は、指定
された撮影画像が画像関連情報としてメモ情報を含む場
合には、図14に示す設定画面における「メモ情報」の
設定内容に応じてメモ情報をそのまま出力するか、また
は、テキスト化してプリンタ100に印字出力させる。
なお、この処理は、サブルーチンとなっており、その詳
細は図19を参照して後述する。
【0166】ステップS34では、CPU39は、指定
された撮影画像が画像関連情報として撮影情報を含む場
合には、図14に示す設定画面における「撮影情報」の
設定内容に応じて撮影情報を印字出力する。なお、この
処理は、サブルーチンとなっており、その詳細は図20
を参照して後述する。
【0167】続くステップS35では、CPU39は、
ステップS31において指定された撮影画像をメモリカ
ード24から読み出して、図16に示す設定画面におけ
る設定内容を参照して、必要ならば、撮影画像を拡大ま
たは縮小する処理を施した後、インターフェース48を
介して、プリンタ100に対して出力する。
【0168】ステップS36においては、CPU39
は、ステップS32乃至ステップS34の処理によりテ
キストデータが生成されたか否かを判定する。その結
果、テキストデータが生成されていない(NO)と判定
した場合には処理を終了する(エンド)。また、テキス
トデータが生成された(YES)と判定した場合は、ス
テップS37に進む。
【0169】ステップS37では、ステップS32乃至
ステップS34の処理により生成されたテキストデータ
の印字位置を決定し、決定された位置に応じて、印字位
置を指示するための制御データを生成する。そして、ス
テップS38に進む。
【0170】ステップS38では、CPU39は、テキ
ストデータに制御データを付加して生成したデータを、
インタフェース48を介して、プリンタ100に出力す
る。そして、処理を終了する(エンド)。
【0171】次に、図18を参照して、ステップS32
の処理の詳細を説明する。
【0172】この処理は、図17に示すステップS32
の処理が実行された場合に呼び出されて実行される。こ
の処理が呼び出されると、ステップS40において、C
PU39は、図17のステップS31において指定され
た撮影画像の画像関連情報に音声データが含まれている
か否かを判定する。その結果、音声データが含まれてい
ない(NO)と判定した場合には、図17のステップS
33の処理に復帰(リターン)する。また、音声データ
が含まれている(YES)と判定した場合は、ステップ
S41に進む。
【0173】ステップS41では、CPU39は、メモ
リカード24の設定内容記録領域を参照し、図14の設
定画面の第1の設定項目である「音声」の設定内容とし
て「音声として出力」が選択されているか否かを判定す
る。その結果、「音声として出力」が選択されていない
(NO)と判定した場合は、ステップS43に進み、ま
た、「音声として出力」が選択されている(YES)と
判定した場合にはステップS42に進む。
【0174】ステップS42では、CPU39は、音声
データをメモリカード24から読み出して、プリンタ1
00に出力する。その結果、プリンタ100は、IF1
06を介して音声データを読み込んだ後、IF106を
再度介してD/A変換回路108に読み込んだ音声デー
タを出力する。D/A変換回路108は、音声データを
アナログ信号に変換してスピーカ101に出力する。ス
ピーカ101は、供給されたアナログ信号を音声に変換
して出力する。その結果、音声データがプリンタ100
のスピーカ101から出力される。
【0175】ステップS41において、「音声として出
力」が選択されていない(NO)と判定された場合に
は、ステップS43に進み、テキスト化を行うか否かが
判定される。即ち、CPU39は、メモリカード24の
設定内容記録領域を参照して、図14の設定画面におい
て、第1の設定項目「音声」の設定内容として「テキス
ト化して印字」が選択されているか否かを判定する。そ
の結果、「テキスト化して印字」が選択されていない
(NO)と判定した場合には、図17のステップS33
の処理に復帰(リターン)する。また、「テキスト化し
て印字」が選択されている(YES)と判定した場合
は、ステップS44に進む。
【0176】ステップS44では、CPU39は、音声
データを音声認識回路56に供給する。音声認識回路5
6は、供給された音声データを認識して、対応するテキ
ストデータに変換する。音声認識回路56により得られ
たテキストデータは、メモリカード24のテキストデー
タ記録領域に格納されることになる。そして、図17の
ステップS33の処理に復帰(リターン)する。
【0177】以上の処理により、印刷しようとする撮影
画像の画像関連情報に音声データが含まれている場合に
は、この音声データをテキストデータ化してプリンタ1
00に出力するか、または、プリンタ100が印刷を行
っている場合にスピーカ101から音声として出力させ
ることができる。
【0178】次に、図19を参照して、ステップS33
の処理の詳細を説明する。
【0179】この処理は、図17に示すステップS33
の処理が実行された場合に呼び出されて実行される。こ
の処理が実行されると、ステップS50において、CP
U39は、図17のステップS31において指定された
撮影画像の画像関連情報にメモ情報が含まれているか否
かを判定する。その結果、メモ情報が含まれていない
(NO)と判定した場合には、図17のステップS34
の処理に復帰(リターン)する。また、メモ情報が含ま
れている(YES)と判定した場合は、ステップS51
に進む。
【0180】ステップS51では、メモ情報をそのまま
出力するか否かが判定される。即ち、CPU39は、図
14に示す設定画面において設定された内容をメモリカ
ード24の設定内容記録領域から読み出して、メモ情報
を「そのまま印刷」することが選択されているか否かを
判定する。その結果、メモ情報をそのまま印刷すること
が選択されている(YES)と判定した場合はステップ
S52に進む。また、メモ情報をテキスト化して印字す
ることが選択されている(NO)と判定した場合は、ス
テップS53に進む。
【0181】ステップS53では、メモ情報をテキスト
化するか否かが判定される。即ち、CPU39は、設定
内容記録領域を参照して、図14に示す設定画面におい
て、設定内容である「メモ情報をテキスト化して印字」
が選択されているか否かを判定する。その結果、「メモ
情報をテキスト化して印字」が選択されていない(N
O)と判定した場合には、図17のステップS34の処
理に復帰(リターン)する。また、「メモ情報をテキス
ト化して印字」が選択されている(YES)と判定した
場合には、ステップS54に進む。
【0182】ステップS54では、CPU39は、メモ
情報をメモリカード24から読み出し、手書き文字認識
回路55に供給する。手書き文字認識回路55は、供給
されたメモ情報から所定の領域(例えば、略矩形の領
域)を切り出し、その部分が文字であるか否かを判定す
る。そして、対象としている領域に含まれているメモが
文字であると判定した場合には、その文字をテキストデ
ータに変換した後、その領域に隣接する上下左右の領域
を再度切り出し、文字であるか否かを判定する。そし
て、例えば、右隣りの領域に文字が検出された場合に
は、その文字をテキストデータに変換した後、更にその
右隣りの領域を切り出して、同様の処理を繰り返す。こ
のような処理により、所定の方向に連続する文字列とし
て入力された手書き文字を抽出して認識することが可能
となる。
【0183】なお、メモ情報に含まれている手書き文字
以外の画像は、線画情報(イメージデータ)としてメモ
リカード24に記録されることになる。
【0184】ステップS54の処理が終了すると、ステ
ップS55に進み、CPU39は、手書き文字認識回路
55により認識されて得られたテキストデータをメモリ
カード24のテキストデータ記録領域に格納する。そし
て、図17に示すステップS34の処理に復帰(リター
ン)する。
【0185】以上の処理により、撮影画像の画像関連情
報にメモ情報が含まれている場合には、メモ情報をその
まま線画として印刷するか、または、線画に含まれてい
る文字情報をテキスト化して出力することが可能とな
る。
【0186】次に、図20の処理を参照して、図17の
ステップS34の処理の詳細について説明する。
【0187】この処理は、図17に示すステップS34
の処理が実行された場合に呼び出されて実行される。こ
の処理が実行されると、ステップS60において、撮影
情報を印字するか否かが判定される。即ち、CPU39
は、メモリカード24の設定内容記録領域を参照して、
図14に示す設定画面において、撮影情報を「印字」す
ることが選択されたか否かを判定する。その結果、「印
字」が選択されていない(NO)と判定した場合には、
図17のステップS35の処理に復帰(リターン)す
る。また、「印字」が選択された(YES)と判定した
場合には、ステップS61に進む。
【0188】ステップS61では、CPU39は、メモ
リカード24の撮影画像記録領域から、指定された撮影
画像に対応する撮影情報を読み出す。そして、ステップ
S62に進む。
【0189】ステップS62では、CPU39は、取得
した撮影情報をメモリカード24のテキストデータ記録
領域に格納し、図17のステップS35の処理に復帰
(リターン)する。
【0190】以上の処理により、図14の設定画面にお
いて撮影情報を印字することが選択されている場合に
は、選択された撮影画像に対応する撮影情報がメモリカ
ード24から読み出されて、テキストデータ記録領域に
格納されることになる。
【0191】次に、図17乃至図20の処理を、図21
乃至図23の表示例を用いて具体的に説明する。
【0192】いま、印刷する撮影画像として、図21に
示す画像が選択されたとする。なお、この撮影画像に
は、画面の右端に示されているように、「日中友好会館
にて」という手書き文字(メモ情報)と、「李紹徳と申
します」という音声データ(図示せず)が画像関連情報
として含まれている。また、プリンタ100のプリント
モードの設定としては、図14に示すような設定がなさ
れているとする。即ち、音声データを「テキスト化して
印字」し、メモ情報を「テキスト化して印字」し、ま
た、撮影情報を「印字」するように設定されているとす
る。
【0193】このような撮影画像が印刷の対象として選
択されると、図17のステップS31において、YES
と判定され、ステップS32に進む。
【0194】ステップS32の処理が実行されると、図
18に示すステップS40の処理に進み、指定された撮
影画像の関連情報に音声データが含まれているか否かが
判定される。この例では、音声データが含まれているの
で、YESと判定されてステップS41に進むことにな
る。
【0195】ステップS41では、音声データを音声と
してそのまま出力するか否かが判定される。この例で
は、図14に示すように、音声を「テキストデータ化し
て印字」するように設定されているので、NOと判定さ
れてステップS43に進む。そして、ステップS43で
は、YES(テキストデータ化して印字する)と判定さ
れてステップS44に進む。
【0196】ステップS44では、CPU39は、指定
画像と同一の録音日時をヘッダとして有する音声データ
(李紹徳と申します)をメモリカード24から読み出し
て、音声認識回路56に供給する。その結果、音声認識
回路56は、音声データを対応するテキストデータに変
換して、メモリカード24のテキストデータ記録領域に
格納し、ステップS33の処理に復帰(リターン)す
る。
【0197】続いて、ステップS33の処理が実行され
ると、図19に示すステップS50の処理が実行され
る。
【0198】ステップS50では、印刷しようとする撮
影画像にメモ情報が含まれているか否かが判定される。
この例では、メモ情報(日中友好会館にて)が含まれて
いるので、YESと判定されてステップS51に進む。
ステップS51では、メモ情報をそのまま出力するか否
かが判定される。この例では、図14に示すように、メ
モ情報を「テキスト化して印字」することが選択されて
いるので、ステップS51ではNOと判定され、また、
ステップS53ではYESと判定されてステップS54
に進むことになる。
【0199】ステップS54では、CPU39は、メモ
リカード24からメモ情報を読み出して、手書き文字認
識回路55に供給する。手書き文字認識回路55は、メ
モ情報から所定の領域を切り出して、その領域に含まれ
ている線画情報が文字であるか否かを判定し、文字であ
ると判定した場合には対応する文字コードに変換する。
そして、同様の処理を繰り返すことにより、メモ情報に
含まれている手書き文字(この例では、「日中友好会館
にて」)をテキストデータに変換し、得られたテキスト
データをステップS55においてメモリカード24のテ
キストデータ記録領域に格納する。そして、ステップS
35の処理に復帰する。
【0200】ステップS35の処理が実行されると、図
20のステップS60の処理が呼び出されて実行され
る。
【0201】ステップS60では、撮影情報を印字する
か否かが判定される。この例では、図14に示すよう
に、撮影情報を「印字」するように設定されているの
で、ステップS60では、YESと判定されてステップ
S61に進む。
【0202】ステップS61では、CPU39は、メモ
リカード24の画像記録領域から撮影情報を読み出し、
ステップS62に進み、読み出した撮影情報をメモリカ
ード24のテキストデータ記録領域に格納する。そし
て、図17のステップS35の処理に復帰(リターン)
する。
【0203】なお、この例では、撮影情報として、撮影
日時である「3月18日11時30分」、絞り値である
「f8」、および、シャッタスピードである「1/8
秒」がメモリカード24から読み出されることになる。
【0204】図17のステップS35では、ステップS
31において指定された撮影画像(図21に示す画像か
らメモ情報である「日中友好会館にて」を除いた画像)
は、DSP33によりJPEGに基づく伸長処理を施さ
れた後、プリンタ100に出力される。プリンタ100
のCPU102によって受信された画像データは、RA
M104に一旦格納される。
【0205】図17に戻って、ステップS36では、印
刷すべきテキストデータが存在するか否かが判定され
る。即ち、ステップS32乃至ステップS34の何れか
の処理により、テキストデータが生成された場合には、
ステップS36においてYESと判定されてステップS
37に進むことになる。この例では、ステップS32乃
至ステップS34の全ての処理においてテキストデータ
が生成されてメモリカード24のテキストデータ記録領
域に格納されるので、ステップS36ではYESと判定
されてステップS37に進む。
【0206】ステップS37では、テキストデータの印
字位置が設定される。即ち、図16の設定画面におい
て、「テキスト表示位置」として「画像外」が選択され
ているとすると、CPU39は、テキストデータを撮影
画像の外側(例えば、撮影画像の下側)に表示させる制
御コードを生成し、この制御コードをテキストデータに
付加してプリンタ100に出力する。
【0207】プリンタ100では、電子カメラ1から送
信された制御コードを含むテキストデータを受信し、R
AM104の処理領域に格納する。CPU102は、R
AM104の処理領域に格納されているテキストデータ
をROM103に格納されているフォントデータを参照
してビットマップに展開する。続いて、CPU102
は、RAM104に格納されている制御コードを抽出
し、抽出した制御コードに従って、ビットマップに展開
されたテキストデータと撮影画像データとを重畳し、印
刷部107に出力する。
【0208】印刷部107は、供給されたビットマップ
データを記録用紙に印字する。
【0209】図22は、以上の処理により記録用紙に印
刷された撮影画像とテキストデータの印刷例を示してい
る。この例では、記録用紙200の上部に撮影画像が印
刷されている。その下には、音声データを示すスピーカ
のアイコンの右側に「李紹徳と申します。」が印字され
ている。また、その下にはメモ情報を示すペンのアイコ
ンの右側に「日中友好会館にて」が表示されている。更
にその下には、撮影情報を示すカメラのアイコンの右側
に、撮影日時である「3月18日11時30分」、絞り
値「f8」、および、シャッタスピード「1/8秒」が
表示されている。
【0210】以上の例では、撮影画像の外側にテキスト
データを表示するように設定したが、撮影画像の内側に
テキストデータを表示するように設定した場合には、図
23に示すような画像が出力されることになる。
【0211】即ち、この例では、記録用紙200の上部
に撮影画像が印刷されており、撮影画像の右端にペンの
アイコンに続いてメモ情報である「日中友好会館にて」
が表示されている。また、その左側には、音声データを
示すスピーカのアイコンに続いて「李紹徳と申します」
が表示されている。更に、その左側には、撮影情報を示
すカメラのアイコンに続いて撮影日時の「3月18日1
1時30分」、絞り値「f8」、および、シャッタスピ
ード「1/8秒」が表示されている。
【0212】なお、以上の例では、図14に示す設定が
なされているものとして動作の説明を行ったが、これ以
外の設定がなされている場合について以下に簡単に説明
する。
【0213】先ず、第1番目の設定項目において、「音
声」を「音声として出力」するように設定されている場
合であって、印刷しようとする撮影画像が音声データを
含んでいる場合には、プリンタ100は撮影画像を印刷
してながらスピーカ101から音声を出力することにな
る。なお、この音声は、電子カメラ1側のスピーカ5か
ら出力されるようにしてもよい。
【0214】次に、第2番目の設定項目において、「メ
モ情報」を「そのまま印刷」するように設定されている
場合であって、印刷しようとする撮影画像がメモ情報を
含んでいる場合には、プリンタ100は撮影画像とメモ
情報とを重畳して出力する。従って、記録用紙には、図
21に示す画像と同様の画像が印刷されることになる。
【0215】最後に、第3番目の設定項目において、
「撮影情報」を「無印字」とするように設定されている
場合は、撮影日時、絞り値、および、シャッタスピード
からなる撮影情報は記録用紙には印字されない。
【0216】ところで、複数の撮影画像を1枚の記録用
紙に印字するようにすることも可能である。図24は、
そのような場合の印刷例を示している。この例では、印
刷用紙としては、シールプリント用紙が使用されてお
り、印刷されている4人の画像は、それぞれ台紙から剥
がして、他の用紙などに貼付することが可能とされてい
る。
【0217】このような例では、テキストデータ(この
例では、各人物の名前)は、シールプリントの切取線の
内側に印字しなければ意味がない(台紙側に名前が残っ
ても意味がない)ので、図16に示すプリンタ設定画面
において、記録用紙としてシールプリント用紙が選択さ
れた場合には、テキストデータはシールプリント用紙の
切取線の内側に印字されるような処理を行うようにすれ
ばよい。
【0218】即ち、図16のプリンタ設定画面におい
て、シールプリント用紙が記録用紙として指定された場
合には、図17のステップS37の処理において、各撮
影画像に対応するテキストデータがそれぞれ切取線の内
側に印字されるように、制御コードを生成するようにす
ればよい。
【0219】なお、メモ情報や音声データをテキスト化
するに際しては、必ずしもこれらの情報データが正確に
変換されるとは限らない。従って、変換されたテキスト
データを、メモリカード24のテキストデータ記録領域
に格納する前に、一旦LCD6上に表示させ、その状態で
テキストデータの修正を行えるようにし、修正後、テキ
ストデータを格納することが望ましい。
【0220】以上の実施の形態によれば、被写体の画像
(撮影画像)とともに、音声データ、メモ情報、およ
び、撮影情報などの画像関連情報を記録することが可能
な電子カメラにおいて、記録された撮影画像をプリンタ
に出力する場合に、撮影画像だけでなく画像関連情報も
印刷することが可能となるので、記録された情報を有効
に活用することができる。
【0221】なお、図7、図13、図15、図17乃至
図20に示す制御プログラムは、メモリカード24に記
憶されている。なお、これらのプログラムは、予めメモ
リカード24に記憶された状態で使用者に供給されても
よいし、メモリカード24にコピー可能なようにCD−
ROM(Compact Disc-ROM)などに記憶された状態で使
用者に供給されてもよい。
【0222】
【発明の効果】請求項1に記載の電子カメラ、請求項7
に記載の電子カメラの制御方法、請求項8に記載の記録
媒体、および請求項9に記載の電子カメラによれば、記
録媒体に記録されている画像データの中から、所望の画
像データを選択し、選択された画像データに関連づけて
記録されている画像関連情報の中から、所望の情報を選
択し、選択された所望の画像データを、印刷装置に出力
し、選択された画像関連情報を、印刷装置に出力するよ
うにしたので、被写体の画像とともに記録された画像関
連情報を印刷装置により印刷することが可能となるの
で、画像関連情報を有効に活用することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した電子カメラの一実施例の正面
から見た場合の構成を示す斜視図である。
【図2】図1に示す電子カメラ1の背面から見た場合の
構成を示す斜視図である。
【図3】LCDカバー14を閉じた状態の電子カメラ1
を示す斜視図である。
【図4】図1及び図2に示す電子カメラ1の内部の構成
を示す斜視図である。
【図5】LCDカバー14の位置と、電源スイッチ11
及びLCDスイッチ25の状態との関係を説明する図で
ある。
【図6】図1及び図2に示す電子カメラの内部の電気的
構成を示すブロック図である。
【図7】レリーズスイッチが押された場合に実行される
処理の一例を説明するフローチャートである。
【図8】Lモード時における画素の間引き処理を説明す
る図である。
【図9】Hモード時における画素の間引き処理を説明す
る図である。
【図10】図1及び図2に示す電子カメラの表示画面の
例を示す図である。
【図11】本発明の実施の形態の電子カメラをプリンタ
と接続した場合の接続関係を示す図である。
【図12】プリンタの詳細な構成例を示すブロック図で
ある。
【図13】プリンタのモードを設定する場合に実行され
る処理の一例を説明するフローチャートである。
【図14】図13の処理が実行された場合に表示される
画面の表示例である。
【図15】プリンタを設定する場合に実行される処理の
一例を説明するフローチャートである。
【図16】図15の処理が実行された場合に表示される
画面の表示例である。
【図17】撮影画像をプリントアウトする場合に実行さ
れる処理の一例を説明するフローチャートである。
【図18】図17に示すステップS32の処理の詳細を
説明するフローチャートである。
【図19】図17に示すステップS33の処理の詳細を
説明するフローチャートである。
【図20】図17に示すステップS34の処理の詳細を
説明するフローチャートである。
【図21】図17に示す処理が実行された場合にLCD
に表示される画面の表示例である。
【図22】図17に示す処理により、記録用紙に印刷さ
れる画像の印刷例である。
【図23】図17に示す処理により、記録用紙に印刷さ
れる画像の他の印刷例である。
【図24】図17に示す処理により、記録用紙に印字さ
れる画像の更に他の印刷例である。
【符号の説明】
1 電子カメラ 2 ファインダ 3 撮影レンズ 4 発光部 5 スピーカ 6 LCD 6A タッチタブレット(第1の選択手段、入力手段) 7 操作キー 7A メニューキー 7B 実行キー 7C クリアキー 7D キャンセルキー 7E スクロールキー 8 マイクロホン 9 イヤホンジャック 10 レリーズスイッチ 11 電源スイッチ 12 録音スイッチ 13 連写モード切り換えスイッチ 15 赤目軽減ランプ 16 測光素子 17 測色素子 20 CCD 21 バッテリ 22 コンデンサ 23 回路基板 24 メモリカード 25 LCDスイッチ 26 ファインダ内表示素子 30 レンズ駆動回路 31 画像処理部 32 アナログ/デジタル変換回路 33 デジタルシグナルプロセッサ(DSP) 34 CCD駆動回路 35 フレームメモリ 36 バッファメモリ 37 ストロボ駆動回路 38 赤目軽減ランプ駆動回路 39 CPU(第2の選択手段、制御手段) 40 ファインダ内表示回路 42 A/DおよびD/A変換回路(再生手段) 45 タイマ 48 インタフェース(出力手段) 51 測光回路 52 測色回路 53 絞り駆動回路 54 絞り 55 音声認識回路(変換手段) 56 手書き文字認識回路(第2の変換回路)

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体の光画像を画像データに変換して
    記録媒体に記録する電子カメラにおいて、 前記記録媒体に記録されている画像データの中から、所
    望の画像データを選択する第1の選択手段と、 前記第1の選択手段により選択された画像データに関連
    づけて記録されている画像関連情報の中から、所望の情
    報を選択する第2の選択手段と、 前記第1の選択手段により選択された前記画像データ
    と、前記第2の選択手段により選択された前記画像関連
    情報とを、印刷装置に出力する出力手段とを備えること
    を特徴とする電子カメラ。
  2. 【請求項2】 前記画像関連情報に含まれている音声デ
    ータを文字データに変換する変換手段を更に備え、 前記出力手段は、前記変換手段によって得られた文字デ
    ータを、前記画像関連情報として前記印刷装置に出力す
    ることを特徴とする請求項1に記載の電子カメラ。
  3. 【請求項3】 線画情報が入力される入力手段を更に備
    え、 前記出力手段は、前記入力手段より入力された線画情報
    を前記画像関連情報として前記印刷装置に出力すること
    を特徴とする請求項1または2に記載の電子カメラ。
  4. 【請求項4】 前記入力手段から入力された線画に含ま
    れている文字情報を、対応する文字データに変換する第
    2の変換手段を更に備え、 前記出力手段は、前記第2の変換手段により得られた文
    字データを、前記画像関連情報として前記印刷装置に出
    力することを特徴とする請求項3に記載の電子カメラ。
  5. 【請求項5】 前記印刷装置の印刷開始位置を制御する
    制御手段を更に備え、 前記制御手段は、記録用紙の所定の位置に前記画像関連
    情報を印刷させることを特徴とする請求項1乃至4に記
    載の電子カメラ。
  6. 【請求項6】 音声データを再生する再生手段を更に備
    え、 音声データを画像関連情報として含む画像データが前記
    出力手段から出力されている場合には、前記再生手段
    は、前記音声データを再生することを特徴とする請求項
    1乃至5に記載の電子カメラ。
  7. 【請求項7】 被写体の光画像を画像データに変換して
    記録媒体に記録する電子カメラの制御方法において、 前記記録媒体に記録されている画像データの中から、所
    望の画像データを選択し、 選択された画像データに関連づけて記録されている画像
    関連情報の中から、所望の情報を選択し、 選択された前記所望の画像データを、印刷装置に出力
    し、 選択された前記画像関連情報を、前記印刷装置に出力す
    ることを特徴とする電子カメラの制御方法。
  8. 【請求項8】 被写体の光画像を画像データに変換して
    記録媒体に記録する電子カメラにおいて使用される制御
    プログラムを記録した記録媒体において、 前記記録媒体に記録されている画像データの中から、所
    望の画像データを選択し、 選択された画像データに関連づけて記録されている画像
    関連情報の中から、所望の情報を選択し、 選択された前記所望の画像データを、印刷装置に出力
    し、 選択された前記画像関連情報を、前記印刷装置に出力す
    る制御プログラムを記録した記録媒体。
  9. 【請求項9】 被写体の光画像を画像データに変換して
    記録媒体に記録する電子カメラにおいて、 前記記録媒体に記録されている画像データの中から、所
    望の画像データを選択する第1の選択手段と、 前記第1の選択手段が選択した画像データと、前記画像
    データに関連づけて記録されている画像関連情報とを、
    印刷装置に出力する出力手段と、 前記画像関連情報の印刷位置を制御する制御手段とを備
    えることを特徴とする電子カメラ。
  10. 【請求項10】 前記制御手段は、前記画像データに重
    ねて印刷するか、前記画像データの外に印刷するかを制
    御することを特徴とする請求項9に記載の電子カメラ。
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