JPH10224690A - 情報処理装置および記録媒体 - Google Patents

情報処理装置および記録媒体

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JPH10224690A
JPH10224690A JP9096906A JP9690697A JPH10224690A JP H10224690 A JPH10224690 A JP H10224690A JP 9096906 A JP9096906 A JP 9096906A JP 9690697 A JP9690697 A JP 9690697A JP H10224690 A JPH10224690 A JP H10224690A
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JP
Japan
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image
resolution
information
frequency component
unit
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JP9096906A
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Satoshi Ejima
聡 江島
Akihiko Hamamura
昭彦 濱村
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
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Publication of JPH10224690A publication Critical patent/JPH10224690A/ja
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    • G09G5/393Arrangements for updating the contents of the bit-mapped memory

Abstract

(57)【要約】 【課題】 解像度の異なる画像の入出力を効率的に行
う。 【解決手段】 インタフェース71を介して入力した線
画の解像度がモニタ76の解像度より低く、インタフェ
ース71より入力した画像の解像度がモニタ76の解像
度より高い場合、CPU72を介して線画は補間回路7
3に、画像はローパスフィルタ74に供給される。線画
は補間回路73において補間され、画像はローパスフィ
ルタ74において間引きされ、線画および画像の解像度
がそれぞれモニタ76の解像度に変換されて表示され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報処理装置およ
び記録媒体に関し、例えば、解像度の異なる画像の入
力、および表示を効率的に行うことができるようにした
情報処理装置および記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、フィルムを使用したカメラに代わ
って、CCD等を用いて被写体の画像を撮影し、それを
ディジタルのデータに変換して内蔵するメモリや、着脱
可能なメモリカード等に記録する電子カメラが用いられ
るようになってきている。この電子カメラを用いて撮影
した画像は、従来のカメラのように現像、焼き付けを経
ることなく、即座に再生し、LCDまたはCRT等の画
面に表示することができる。
【0003】また、撮影した画像をパーソナルコンピュ
ータに転送し、パーソナルコンピュータの画面に表示さ
せたり、ハードディスク等に記憶させたりすることがで
きるものもある。
【0004】また、従来より、スキャナを用いて、写真
やフィルム等の画像を入力し、それをLCDやCRT等
の画面に表示させたり、パーソナルコンピュータに取り
込み、パーソナルコンピュータの画面に表示させたり、
ハードディスク等に記憶させたりすることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】例えば、風景などを表
すためには多くの画素が必要とされ、通常のキャビネサ
イズの写真を遜色なく撮影するためには、約100万個
の画素が必要とされる。一方、同一のキャビネサイズの
領域にペンなどで文字を入力した場合、文字を表現する
ための画素数はそれほど多くは必要とされない。
【0006】従って、1つの装置で風景などの画像を入
力するとともに、ペン等で文字等の線画を入力し、画像
および線画を同一の解像度の表示装置に重畳して表示さ
せる場合、画像および線画の解像度が異なるため、非効
率的なシステムとなる課題があった。
【0007】例えば、電子カメラやスキャナによって取
り込んだ画像に、手書きで入力した文字などの線画を重
畳して表示させるような場合、手書き入力した文字等の
線画を必要以上の解像度で入力するため、無駄な記憶領
域が使用される場合がある。
【0008】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、解像度の異なる画像を所定の解像度の同一
の表示装置に効率的に表示することができるようにする
ものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の情報処
理装置は、第1の画像と、第1の画像にオーバレイされ
る第2の画像を出力する情報処理装置において、第1の
画像を出力する第1の出力手段(例えば、図6の画像用
メモリ領域24A)と、第1の画像にオーバレイされる
第2の画像を出力する第2の出力手段(例えば、図6の
線画用メモリ領域24B)とを備え、第1の出力手段
は、第1の画像を第1の解像度で出力し、第2の出力手
段は、第2の画像を第1の解像度とは異なる第2の解像
度で出力することを特徴とする。
【0010】また、第1の画像と第2の画像を表示する
表示手段(例えば、図10のモニタ76)をさらに設け
るようにすることができる。
【0011】また、第1の解像度と第2の解像度のう
ち、小さい方の解像度が、表示手段の解像度と一致する
ようにすることができる。
【0012】また、第1の解像度と第2の解像度のう
ち、大きい方の解像度が、表示手段の解像度と一致する
ようにすることができる。
【0013】請求項5に記載の情報処理装置は、第1の
画像を入力する第1の画像入力手段(例えば、図4のC
CD20)と、第1の画像の空間高周波数成分を除去す
る第1のフィルタ手段(例えば、図6のオプティカルロ
ーパスフィルタ60)と、第1のフィルタ手段により空
間高周波数成分が除去された第1の画像を記憶する第1
の記憶手段(例えば、図6の画像用メモリ領域24A)
と、第2の画像を入力する第2の画像入力手段(例え
ば、図6のタッチタブレット6Aおよびペン41)と、
第2の画像の空間高周波数成分を除去する第2のフィル
タ手段(例えば、図6のローパスフィルタ61)と、第
2のフィルタ手段により空間高周波数成分が除去された
第2の画像を記憶する第2の記憶手段(例えば、図6の
線画用メモリ領域24B)と、第2の記憶手段に記憶さ
れた第2の画像を補間する補間手段(例えば、図6のC
PU39)と、第1の記憶手段より出力された第1の画
像および補間手段により補間された第2の画像の空間高
周波数成分を除去する第3のフィルタ手段(例えば、図
6のローパスフィルタ62)と、第3のフィルタ手段に
よって空間高周波数成分が除去された第1の画像と、第
3のフィルタ手段によって空間高周波数成分が除去され
た第2の画像とを重畳した第3の画像を出力する出力手
段(例えば、図6のLCD6)とを備えることを特徴と
する。
【0014】請求項6に記載の情報処理装置は、第1の
画像を入力する第1の画像入力手段(例えば、図4のC
CD20)と、第1の画像の空間高周波数成分を除去す
る第1のフィルタ手段(例えば、図6のオプティカルロ
ーパスフィルタ60)と、第1のフィルタ手段により空
間高周波数成分が除去された第1の画像を記憶する第1
の記憶手段(例えば、図6の画像用メモリ領域24A)
と、第2の画像を入力する第2の画像入力手段(例え
ば、図6のタッチタブレット6Aおよびペン41)と、
第2の画像の空間高周波数成分を除去する第2のフィル
タ手段(例えば、図6のローパスフィルタ61)と、第
2のフィルタ手段により空間高周波数成分が除去された
第2の画像を記憶する第2の記憶手段(例えば、図6の
線画用メモリ領域24B)と、第2の記憶手段に記憶さ
れた第2の画像を補間する補間手段(例えば、図11の
補間回路73)と、第1の記憶手段より出力された第1
の画像と、補間手段により補間された第2の画像とを重
畳した第3の画像を出力する出力手段(例えば、図11
のフレームメモリ75)とを備えることを特徴とする。
【0015】請求項7に記載の情報処理装置は、第1の
画像を入力する第1の画像入力手段(例えば、図4のC
CD20)と、第1の画像の空間高周波数成分を除去す
る第1のフィルタ手段(例えば、図6のオプティカルロ
ーパスフィルタ60)と、第1のフィルタ手段により空
間高周波数成分が除去された第1の画像を記憶する第1
の記憶手段(例えば、図6の画像用メモリ領域24A)
と、第2の画像を入力する第2の画像入力手段(例え
ば、図6のタッチタブレット6Aおよびペン41)と、
第2の画像の空間高周波数成分を除去する第2のフィル
タ手段(例えば、図6のローパスフィルタ61)と、第
2のフィルタ手段により空間高周波数成分が除去された
第2の画像を記憶する第2の記憶手段(例えば、図6の
線画用メモリ領域24B)と、第2の記憶手段に記憶さ
れた第2の画像を補間する補間手段(例えば、図12の
補間回路73)と、第1の記憶手段に記憶された第1の
画像に対して間引き処理を行う間引き手段(例えば、図
12のローパスフィルタ74)と、間引き手段により間
引き処理が行われた第1の画像と、第2の記憶手段に記
憶された補間された第2の画像を重畳した第3の画像を
出力する出力手段(例えば、図12のフレームメモリ7
5)とを備えることを特徴とする。
【0016】また、出力手段より出力された第3の画像
を表示する表示手段(例えば、図11、図12のモニタ
76)をさらに設けるようにすることができる。
【0017】また、第1の画像は撮影画像であり、第2
の画像は線画であるようにすることができる。
【0018】また、第1の記憶手段の容量は、第2の記
憶手段の容量より多いものとすることができる。
【0019】また、第1の画像の解像度は、第2の画像
の解像度より高いようにすることができる。
【0020】請求項12に記載の記録媒体は、第1の画
像と、第1の画像にオーバレイされる第2の画像を出力
する情報処理装置で使用されるプログラムを記録した記
録媒体であって、第1の画像を第1の解像度で出力し、
第2の画像を第1の解像度とは異なる第2の解像度で出
力するように制御するプログラムを記録したことを特徴
とする。
【0021】請求項1に記載の情報処理装置において
は、第1の出力手段が、第1の画像を出力し、第2の出
力手段が、第1の画像にオーバレイされる第2の画像を
出力し、そのとき、第1の出力手段は、第1の画像を第
1の解像度で出力し、第2の出力手段は、第2の画像を
第1の解像度とは異なる第2の解像度で出力する。
【0022】請求項5に記載の情報処理装置において
は、第1の画像入力手段が、第1の画像を入力し、第1
のフィルタ手段が、第1の画像の空間高周波数成分を除
去し、第1の記憶手段が、第1のフィルタ手段により空
間高周波数成分が除去された第1の画像を記憶し、第2
の画像入力手段が、第2の画像を入力し、第2のフィル
タ手段が、第2の画像の空間高周波数成分を除去し、第
2の記憶手段が、第2のフィルタ手段により空間高周波
数成分が除去された第2の画像を記憶し、補間手段が、
第2の記憶手段に記憶された第2の画像を補間し、第3
のフィルタ手段が、第1の記憶手段より出力された第1
の画像および補間手段により補間された第2の画像の空
間高周波数成分を除去し、出力手段が、第3のフィルタ
手段によって空間高周波数成分が除去された第1の画像
と、第3のフィルタ手段によって空間高周波数成分が除
去された第2の画像とを重畳した第3の画像を出力す
る。
【0023】請求項6に記載の情報処理装置において
は、第1の画像入力手段が、第1の画像を入力し、第1
のフィルタ手段が、第1の画像の空間高周波数成分を除
去し、第1の記憶手段が、第1のフィルタ手段により空
間高周波数成分が除去された第1の画像を記憶し、第2
の画像入力手段が、第2の画像を入力し、第2のフィル
タ手段が、第2の画像の空間高周波数成分を除去し、第
2の記憶手段が、第2のフィルタ手段により空間高周波
数成分が除去された第2の画像を記憶し、補間手段が、
第2の記憶手段に記憶された第2の画像を補間し、出力
手段が、第1の記憶手段より出力された第1の画像と、
補間手段により補間された第2の画像とを重畳した第3
の画像を出力する。
【0024】請求項7に記載の情報処理装置において
は、第1の画像入力手段が、第1の画像を入力し、第1
のフィルタ手段が、第1の画像の空間高周波数成分を除
去し、第1の記憶手段が、第1のフィルタ手段により空
間高周波数成分が除去された第1の画像を記憶し、第2
の画像入力手段が、第2の画像を入力し、第2のフィル
タ手段が、第2の画像の空間高周波数成分を除去し、第
2の記憶手段が、第2のフィルタ手段により空間高周波
数成分が除去された第2の画像を記憶し、補間手段が、
第2の記憶手段に記憶された第2の画像を補間し、間引
き手段が、第1の記憶手段に記憶された第1の画像に対
して間引き処理を行い、出力手段が、間引き手段により
間引き処理が行われた第1の画像と、第2の記憶手段に
記憶された補間された第2の画像を重畳した第3の画像
を出力する。
【0025】請求項12に記載の記録媒体においては、
第1の画像を第1の解像度で出力し、第2の画像を第1
の解像度とは異なる第2の解像度で出力するように制御
するプログラムを記録した。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0027】図1及び図2は、本発明を適用した電子カ
メラの一実施の形態の構成例を示す斜視図である。本実
施の形態の電子カメラにおいては、被写体を撮影する場
合において、被写体に向けられる面が面X1とされ、ユ
ーザ側に向けられる面が面X2とされている。面X1の
上端部には、被写体の撮影範囲の確認に用いられるファ
インダ2、被写体の光画像を取り込む撮影レンズ3、及
び被写体を照明する光を発光する発光部(ストロボ)4
が設けられている。
【0028】さらに、面X1には、ストロボ4を発光さ
せて撮影を行うときに、ストロボ4を発光させる前に発
光させて赤目を軽減する赤目軽減LED15、CCD2
0(図4)の動作を停止させているときに測光を行う測
光素子16、および、CCD20の動作を停止させてい
るときに測色を行う測色素子17が設けられている。
【0029】一方、面X1に対向する面X2の上端部
(面X1のファインダ2、撮影レンズ3、発光部4が形
成されている上端部に対応する位置)には、上記ファイ
ンダ2、及びこの電子カメラ1に記録されている音声を
出力するスピーカ5が設けられている。また、面X2に
形成されているLCD6及び操作キー7は、ファインダ
2、撮影レンズ3、発光部4及びスピーカ5よりも、鉛
直下側に形成されている。LCD6の表面上には、後述
するペン型指示装置の接触操作により、指示された位置
に対応する位置データを出力する、いわゆるタッチタブ
レット6Aが配置されている。
【0030】このタッチタブレット6Aは、ガラス、樹
脂等の透明な材料によって構成されており、ユーザは、
タッチタブレット6Aの内側に形成されているLCD6
に表示される画像を、タッチタブレット6Aを介して観
察することができる。
【0031】操作キー7は、LCD6に記録データを再
生表示する場合などに操作されるキーであり、ユーザに
よる操作(入力)を検知し、CPU(central processi
ng unit)39(図6)に供給するようになされてい
る。
【0032】操作キー7のうちのメニューキー7Aは、
LCD6上にメニュー画面を表示する場合に操作される
キーである。実行キー7Bは、ユーザによって選択され
た記録情報を再生する場合に操作されるキーである。
【0033】キャンセルキー7Cは、記録情報の再生処
理を中断する場合に操作されるキーである。デリートキ
ー7Dは、記録した情報を削除する場合に操作されるキ
ーである。スクロールキー7Eは、LCD6に記録情報
の一覧が表示されている場合において、画面を上下方向
にスクロールさせるときに操作されるキーである。
【0034】面X2には、LCD6を使用していないと
きに保護する、摺動自在なLCDカバー14が設けられ
ている。LCDカバー14は、鉛直上方向に移動させた
場合、図3に示すように、LCD6及びタッチタブレッ
ト6Aを覆うようになされている。また、LCDカバー
14を鉛直下方向に移動した場合、LCD6及びタッチ
タブレット6Aが現れるとともに、LCDカバー14の
腕部14Aによって、面Y2に配置された電源スイッチ
11(後述)がオン状態に切り換えられるようになされ
ている。
【0035】この電子カメラ1の上面である面Zには、
音声を集音するマイクロホン8、及び図示せぬイヤホン
が接続されるイヤホンジャック9が設けられている。
【0036】左側面(面Y1)には、被写体を撮像する
ときに操作されるレリーズスイッチ10と、撮影時の連
写モードを切り換えるときに操作される連写モード切り
換えスイッチ13が設けられている。このレリーズスイ
ッチ10及び連写モード切り換えスイッチ13は、面X
1の上端部に設けられているファインダ2、撮影レンズ
3及び発光部4よりも鉛直下側に配置されている。
【0037】一方、面Y1に対向する面Y2(右側面)
には、音声を録音するときに操作される録音スイッチ1
2と、電源スイッチ11が設けられている。この録音ス
イッチ12及び電源スイッチ11は、上記レリーズスイ
ッチ10及び連写モード切り換えスイッチ13と同様
に、面X1の上端部に設けられているファインダ2、撮
影レンズ3及び発光部4よりも鉛直下側に配置されてい
る。また、録音スイッチ12は、面Y1のレリーズスイ
ッチ10とほぼ同じ高さに形成されており、左右どちら
の手で持っても、違和感のないように構成されている。
【0038】なお、録音スイッチ12とレリーズスイッ
チ10の高さを、あえて異ならせることにより、一方の
スイッチを押す場合に、この押圧力によるモーメントを
打ち消すために反対側の側面を指で保持したとき、誤っ
てこの反対側の側面に設けられたスイッチが押されてし
まわないようにしてもよい。
【0039】上記連写モード切り換えスイッチ13は、
ユーザがレリーズスイッチ10を押して被写体を撮影す
るとき、被写体を1コマだけ撮影するのか、または、所
定の複数コマ撮影するのかを設定する場合に用いられ
る。例えば、連写モード切り換えスイッチ13の指針が
「S」と印刷された位置に切り換えられている(すなわ
ち、Sモードに切り換えられている)場合において、レ
リーズスイッチ10が押されると、1コマだけ撮影が行
われるようになされている。
【0040】また、連写モード切り換えスイッチ13の
指針が「L」と印刷された位置に切り換えられている
(すなわち、Lモードに切り換えられている)場合にお
いて、レリーズスイッチ10が押されると、レリーズス
イッチ10の押されている期間中、1秒間に8コマの撮
影が行われるようになされている(すなわち、低速連写
モードになる)。
【0041】さらに、連写モード切り換えスイッチ13
の指針が「H」と印刷された位置に切り換えられている
(すなわち、Hモードに切り換えられている)場合にお
いて、レリーズスイッチ10が押されると、レリーズス
イッチ10の押されている期間中、1秒間に30コマの
撮影が行われるようになされている(すなわち、高速連
写モードになる)。
【0042】次に、電子カメラ1の内部の構成について
説明する。図4は、図1及び図2に示す電子カメラの内
部の構成例を示す斜視図である。CCD20は、撮影レ
ンズ3の後段(面X2側)に設けられており、撮影レン
ズ3を介して結像する被写体の光画像を電気信号に光電
変換するようになされている。
【0043】ファインダ内表示素子26は、ファインダ
2の視野内に配置され、ファインダ2を介して被写体を
視ているユーザに対して、各種機能の設定状態などを表
示するようになされている。
【0044】LCD6の鉛直下側には、円柱形状の4本
のバッテリ(単3の乾電池)21が縦に並べられてお
り、このバッテリ21に蓄積されている電力が各部に供
給されるようになされている。さらに、LCD6の鉛直
下側には、バッテリ21とともに、発光部4に光を発光
させるための電荷を蓄積するコンデンサ22が配置され
ている。
【0045】回路基板23には、この電子カメラ1の各
部を制御する、種々の制御回路が形成されている。ま
た、回路基板23と、LCD6及びバッテリ21の間に
は、挿抜可能なメモリカード24が設けられており、こ
の電子カメラ1に入力される各種の情報が、それぞれ、
メモリカード24の予め設定されている領域に記録され
るようになされている。
【0046】さらに、電源スイッチ11に隣接して配置
されているLCDスイッチ25は、その突起部が押圧さ
れている間のみオン状態となるスイッチであり、LCD
カバー14を鉛直下方向に移動させた場合、図5(a)
に示すように、LCDカバー14の腕部14Aによっ
て、電源スイッチ11とともにオン状態に切り換えられ
るようになされている。
【0047】なお、LCDカバー14が鉛直上方向に位
置する場合、電源スイッチ11は、LCDスイッチ25
とは独立に、ユーザによって操作される。例えば、LC
Dカバー14が閉じられ、電子カメラ1が使用されてい
ない場合、図5(b)に示すように、電源スイッチ11
及びLCDスイッチ25がオフ状態になっている。この
状態において、ユーザが電源スイッチ11を図5(c)
に示すように、オン状態に切り換えると、電源スイッチ
11はオン状態となるが、LCDスイッチ25は、オフ
状態のままである。一方、図5(b)に示すように、電
源スイッチ11及びLCDスイッチ25がオフ状態にな
っているとき、LCDカバー14が開かれると、図5
(a)に示すように、電源スイッチ11及びLCDスイ
ッチ25がオン状態となる。そして、この後、LCDカ
バー14を閉じると、LCDスイッチ25だけが、図5
(c)に示すように、オフ状態となる。
【0048】なお、本実施の形態においては、メモリカ
ード24は挿抜可能とされているが、回路基板23上に
メモリを設け、そのメモリに各種情報を記録可能とする
ようにしてもよい。また、メモリ(メモリカード24)
に記録されている各種情報を、図示せぬインタフェース
を介して外部のパーソナルコンピュータ等に出力するこ
とができるようにしてもよい。
【0049】次に、本実施の形態の電子カメラ1の内部
の電気的構成例を、図6のブロック図を参照して説明す
る。複数の画素を備えているCCD20は、各画素に結
像した光画像を画像信号(電気信号)に光電変換するよ
うになされている。オプティカルローパスフィルタ60
は、絞り54とCCD20の間に設けられ、レンズ3か
ら入射する光の特定の空間周波数成分を取り除くように
なされている。デジタルシグナルプロセッサ(以下、D
SPという)33は、CCD20にCCD水平駆動パル
スを供給するとともに、CCD駆動回路34を制御し、
CCD20にCCD垂直駆動パルスを供給させるように
なされている。
【0050】画像処理部31は、CPU39に制御さ
れ、CCD20が光電変換した画像信号を所定のタイミ
ングでサンプリングし、そのサンプリングした信号を、
所定のレベルに増幅するようになされている。CPU3
9は、ROM(read only memory)43に記憶されてい
る制御プログラムに従って、各部を制御するようになさ
れている。アナログ/デジタル変換回路(以下、A/D
変換回路という)32は、画像処理部31でサンプリン
グした画像信号をデジタル化してDSP33に供給する
ようになされている。
【0051】DSP33は、バッファメモリ36および
メモリカード24に接続されるデータバスを制御し、A
/D変換回路32より供給された画像データをバッファ
メモリ36に一旦記憶させた後、バッファメモリ36に
記憶させた画像データを読み出し、その画像データを、
メモリカード24に記録させるようになされている。メ
モリカード24は、画像用メモリ領域24Aと線画用メ
モリ領域24Bより構成され、画像データは画像用メモ
リ領域24Aに記憶し、線画データは線画用メモリ領域
24Bに記憶するようになされている。
【0052】また、DSP33は、A/D変換回路32
より供給された画像データをフレームメモリ35に記憶
させ、ローパスフィルタ62を介してLCD6に供給
し、対応する画像を表示させるとともに、メモリカード
24から撮影画像データを読み出し、その撮影画像デー
タを伸張した後、伸張後の画像データをフレームメモリ
35に記憶させ、ローパスフィルタ62を介してLCD
6に供給し、対応する画像を表示させるようになされて
いる。ローパスフィルタ62は、フレームメモリ35よ
り供給された画像データの空間高周波成分を除去し、L
CD6に供給するようになされている。
【0053】さらに、DSP33は、電子カメラ1の起
動時において、CCD20の露光レベルが適正な値にな
るまで、露光時間(露出値)を調節しながら、CCD2
0を繰り返し動作させるようになされている。このと
き、DSP33が、最初に、測光回路51を動作させ、
測光素子16により検出された受光レベルに対応して、
CCD20の露光時間の初期値を算出するようにしても
よい。このようにすることにより、CCD20の露光時
間の調節を短時間で行うことができる。
【0054】この他、DSP33は、メモリカード24
への記録、伸張後の画像データのバッファメモリ36へ
の記憶などにおけるデータ入出力のタイミング管理を行
うようになされている。
【0055】バッファメモリ36は、メモリカード24
に対するデータの入出力の速度と、CPU39やDSP
33などにおける処理速度の違いを緩和するために利用
される。
【0056】マイクロホン8は、音声情報を入力し(音
声を集音し)、その音声情報をA/DおよびD/A変換
回路42に供給するようになされている。
【0057】A/DおよびD/A変換回路42は、マイ
クロホン8により検出された音声に対応するアナログ信
号をデジタル信号に変換した後、そのデジタル信号をC
PU39に供給するとともに、CPU39より供給され
た音声データをアナログ化し、アナログ化した音声信号
をスピーカ5に出力するようになされている。
【0058】測光素子16は、被写体およびその周囲の
光量を測定し、その測定結果を測光回路51に出力する
ようになされている。測光回路51は、測光素子16よ
り供給された測光結果であるアナログ信号に対して所定
の処理を施した後、デジタル信号に変換し、そのデジタ
ル信号をCPU39に出力するようになされている。
【0059】測色素子17は、被写体およびその周囲の
色温度を測定し、その測定結果を測色回路52に出力す
るようになされている。測色回路52は、測色素子17
より供給された測色結果であるアナログ信号に対して所
定の処理を施した後、デジタル信号に変換し、そのデジ
タル信号をCPU39に出力するようになされている。
【0060】タイマ45は、時計回路を内蔵し、現在の
時刻に対応するデータをCPU39に出力するようにな
されている。
【0061】絞り駆動回路53は、絞り54の開口径を
所定の値に設定するようになされている。絞り54は、
撮影レンズ3とCCD20の間に配置され、撮影レンズ
3からCCD20に入射する光の開口を変更するように
なされている。
【0062】CPU39は、LCDスイッチ25からの
信号に応じて、LCDカバー14が開いているときにお
いては、測光回路51および測色回路52の動作を停止
させ、LCDカバー14が閉じているときにおいては、
測光回路51および測色回路52を動作させるととも
に、レリーズスイッチ10が半押し状態になるまで、C
CD20の動作(例えば電子シャッタ動作)を停止させ
るようになされている。
【0063】CPU39は、CCD20の動作を停止さ
せているとき、測光回路51および測色回路52を制御
し、測光素子16の測光結果を受け取るとともに、測色
素子17の測色結果を受け取るようになされている。
【0064】そして、CPU39は、所定のテーブルを
参照して、測色回路52より供給された色温度に対応す
るホワイトバランス調整値を算出し、そのホワイトバラ
ンス調整値を画像処理部31に供給するようになされて
いる。
【0065】即ち、LCDカバー14が閉じているとき
においては、LCD6が電子ビューファインダとして使
用されないので、CCD20の動作を停止させるように
する。CCD20は多くの電力を消費するので、このよ
うにCCD20の動作を停止させることにより、バッテ
リ21の電力を節約することができる。
【0066】また、CPU39は、LCDカバー14が
閉じているとき、レリーズスイッチ10が操作されるま
で(レリーズスイッチ10が半押し状態になるまで)、
画像処理部31が各種処理を行わないように、画像処理
部31を制御するようになされている。
【0067】さらに、CPU39は、LCDカバー14
が閉じているとき、レリーズスイッチ10が操作される
まで(レリーズスイッチ10が半押し状態になるま
で)、絞り駆動回路53が絞り54の開口径を変更する
などの動作を行わないように、絞り駆動回路53を制御
するようになされている。
【0068】また、CPU39は、ストロボ駆動回路3
7を制御して、ストロボ4を適宜発光させるようになさ
れている他、赤目軽減LED駆動回路38を制御して、
ストロボ4を発光させる前に、赤目軽減LED15を適
宜発光させるようになされている。
【0069】なお、CPU39は、LCDカバー14が
開いているとき(即ち、電子ビューファインダが利用さ
れているとき)においては、ストロボ4を発光させない
ようにすることができる。このようにすることにより、
電子ビューファインダに表示されている画像の状態で、
被写体を撮影することができる。
【0070】また、CPU39は、タイマ45より供給
される日時データに従って、撮影した日時の情報を画像
データのヘッダ情報として、メモリカード24の画像用
メモリ領域24Aに記録するようになされている。(す
なわち、メモリカード24の画像用メモリ領域24Aに
記録される撮影画像データには、撮影日時のデータが付
随している)。
【0071】また、CPU39は、デジタル化された音
声情報を圧縮した後、デジタル化及び圧縮化された音声
データを一旦、バッファメモリ36に記憶させた後、メ
モリカード24の所定の領域(音声記録領域)に記録す
るようになされている。また、このとき、メモリカード
24の音声記録領域には、録音日時のデータが音声デー
タのヘッダ情報として記録されるようになされている。
【0072】CPU39は、レンズ駆動回路30を制御
し、撮影レンズ3を移動させることにより、オートフォ
ーカス動作を行う他、絞り駆動回路53を制御して、撮
影レンズ3とCCD20の間に配置されている絞り54
の開口径を変更させるようになされている。
【0073】さらに、CPU39は、ファインダ内表示
回路40を制御して、各種動作における設定などをファ
インダ内表示素子26に表示させるようになされてい
る。
【0074】また、CPU39は、インタフェース(I
/F)48を介して、所定の外部装置(図示せず)と所
定のデータの授受を行うようになされている。
【0075】また、CPU39は、操作キー7やタッチ
タブレット6Aからの信号を受け取り、適宜処理するよ
うになされている。
【0076】ユーザの操作するペン(ペン型指示部材)
41によってタッチタブレット6Aの所定の位置が押圧
されると、CPU39は、タッチタブレット6Aの押圧
された位置のX−Y座標を読み取り、その座標データ
(後述するメモ情報)を、バッファメモリ36に蓄積さ
せるようになされている。また、CPU39とタッチタ
ブレット6Aの間には、ローパスフィルタ61が設けら
れており、タッチタブレット6Aから供給されるメモ情
報の空間高周波数成分を取り除くようになされている。
また、CPU39は、バッファメモリ36に蓄積したメ
モ情報を、メモ情報入力日時のヘッダ情報とともに、メ
モリカード24の線画用メモリ領域24Bに記録させる
ようになされている。
【0077】次に、本実施の形態の電子カメラ1の各種
動作について説明する。最初に、本装置のLCD6にお
ける電子ビューファインダ動作について説明する。
【0078】ユーザがレリーズスイッチ10を半押し状
態にすると、DSP33は、CPU39より供給され
る、LCDスイッチ25の状態に対応する信号の値か
ら、LCDカバー14が開いているか否かを判断し、L
CDカバー14が閉じていると判断した場合、電子ビュ
ーファインダ動作を行わない。この場合、DSP33
は、レリーズスイッチ10が操作されるまで、処理を停
止する。
【0079】なお、LCDカバー14が閉じている場
合、電子ビューファインダ動作を行わないので、CPU
39は、CCD20、画像処理部31、および、絞り駆
動回路53の動作を停止させる。そして、CPU39
は、CCD20を停止させる代わりに、測光回路51お
よび測色回路52を動作させ、それらの測定結果を、画
像処理部31に供給する。画像処理部31は、それらの
測定結果の値を、ホワイトバランス制御や輝度値の制御
を行うときに利用する。
【0080】また、レリーズスイッチ10が操作された
場合、CPU39は、CCD20および絞り駆動回路5
3の動作を行わせる。
【0081】一方、LCDカバー14が開いている場
合、CCD20は、所定の時間毎に、所定の露光時間
で、電子シャッタ動作を行い、撮影レンズ3によって集
光された被写体の光画像を光電変換し、その動作で得ら
れた画像信号を画像処理部31に出力する。
【0082】画像処理部31は、ホワイトバランス制御
および輝度値の制御を行い、その画像信号に対して所定
の処理を施した後、画像信号をA/D変換回路32に出
力する。なお、CCD20が動作しているときは、画像
処理部31は、CPU39により、CCD20の出力を
利用して算出された、ホワイトバランス制御および輝度
値の制御に利用される調整値を利用する。
【0083】そして、A/D変換回路32は、その画像
信号(アナログ信号)を、デジタル信号である画像デー
タに変換し、その画像データをDSP33に出力する。
【0084】DSP33は、その画像データをフレーム
メモリ35に出力し、LCD6にその画像データに対応
する画像を表示させる。
【0085】このように、電子カメラ1においては、L
CDカバー14が開いている場合、所定の時間間隔で、
CCD20が電子シャッタ動作し、その度に、CCD2
0から出力された信号を画像データに変換し、その画像
データをフレームメモリ35に出力して、LCD6に被
写体の画像を絶えず表示させることで、電子ビューファ
インダ動作を行う。
【0086】また、上述のように、LCDカバー14が
閉じている場合においては、電子ビューファインダ動作
を行わず、CCD20、画像処理部31、および、絞り
駆動回路53の動作を停止させ、消費電力を節約してい
る。
【0087】次に、本装置による被写体の撮影について
説明する。
【0088】第1に、面Y1に設けられている連写モー
ド切り換えスイッチ13が、Sモード(1コマだけ撮影
を行うモード)に切り換えられている場合について説明
する。最初に、図1に示す電源スイッチ11を「ON」
と印刷されている側に切り換えて電子カメラ1に電源を
投入する。ファインダ2で被写体を確認し、面Y1に設
けられているレリーズスイッチ10を押すと、被写体の
撮影処理が開始される。
【0089】なお、LCDカバー14が閉じられている
場合、CPU39は、レリーズスイッチ10が半押し状
態になったとき、CCD20、画像処理部31、およ
び、絞り駆動回路53の動作を再開させて、レリーズス
イッチ10が全押し状態になったとき、被写体の撮影処
理を開始させる。
【0090】ファインダ2で観察される被写体の光画像
が撮影レンズ3によって集光され、複数の画素を備える
CCD20に結像する。CCD20に結像した被写体の
光画像は、各画素で画像信号に光電変換され、画像処理
部31によってサンプリングされる。画像処理部31に
よってサンプリングされた画像信号は、A/D変換回路
32に供給され、そこでデジタル化されてDSP33に
出力される。
【0091】DSP33は、その画像データをバッファ
メモリ36に一旦出力した後、バッファメモリ36よ
り、その画像データを読み出し、離散的コサイン変換、
量子化及びハフマン符号化を組み合わせたJPEG(Jo
int Photographic Experts Group)方式に従って圧縮
し、メモリカード24の画像用メモリ領域24Aに記録
させる。このとき、メモリカード24の画像用メモリ領
域24Aには、撮影日時のデータが、撮影画像データの
ヘッダ情報として記録される。
【0092】なお、連写モード切り換えスイッチ13が
Sモードに切り換えられている場合においては、1コマ
の撮影だけが行われ、レリーズスイッチ10が継続して
押されても、それ以降の撮影は行われない。また、レリ
ーズスイッチ10が継続して押されると、LCDカバー
14が開いている場合、LCD6に、撮影した画像が表
示される。
【0093】第2に、連写モード切り換えスイッチ13
がLモード(1秒間に8コマの連写を行うモード)に切
り換えられている場合について説明する。電源スイッチ
11を「ON」と印刷されている側に切り換えて電子カ
メラ1に電源を投入し、面Y1に設けられているレリー
ズスイッチ10を押すと、被写体の撮影処理が開始され
る。
【0094】なお、LCDカバー14が閉じられている
場合、CPU39は、レリーズスイッチ10が半押し状
態になったとき、CCD20、画像処理部31、およ
び、絞り駆動回路53の動作を再開させて、レリーズス
イッチ10が全押し状態になったとき、被写体の撮影処
理を開始させる。
【0095】ファインダ2で観察される被写体の光画像
は、撮影レンズ3によって集光され、複数の画素を備え
るCCD20に結像する。CCD20に結像した被写体
の光画像は、各画素で画像信号に光電変換され、画像処
理部31によって1秒間に8回の割合でサンプリングさ
れる。また、このとき、画像処理部31は、CCD20
の全画素の画像電気信号のうち4分の3の画素を間引
く。
【0096】すなわち、画像処理部31は、マトリック
ス状に配列されているCCD20の画素を、図7に示す
ように、2×2画素(4つの画素)を1つとする領域に
分割し、その1つの領域から、所定の位置に配置されて
いる1画素の画像信号をサンプリングし、残りの3画素
を間引く。
【0097】例えば、第1回目のサンプリング時(1コ
マ目)においては、各領域の左上の画素aがサンプリン
グされ、その他の画素b,c,dが間引かれる。第2回
目のサンプリング時(2コマ目)においては、各領域の
右上の画素bがサンプリングされ、その他の画素a,
c,dが間引かれる。以下、第3回目、第4回目のサン
プリング時においては、左下の画素c、右下の画素d
が、それぞれ、サンプリングされ、その他の画素が間引
かれる。つまり、4コマ毎に各画素がサンプリングされ
る。
【0098】画像処理部31によってサンプリングされ
た画像信号(CCD20の全画素中の4分の1の画素の
画像信号)は、A/D変換回路32に供給され、そこで
デジタル化されてDSP33に出力される。
【0099】DSP33は、デジタル化された画像信号
をバッファメモリ36に一旦出力した後、その画像信号
を読み出し、JPEG方式に従って圧縮した後、デジタ
ル化及び圧縮処理された撮影画像データを、メモリカー
ド24の画像用メモリ領域24Aに記録する。このと
き、メモリカード24の画像用メモリ領域24Aには、
撮影日時のデータが、撮影画像データのヘッダ情報とし
て記録される。
【0100】第3に、連写モード切り換えスイッチ13
がHモード(1秒間に30コマの連写を行うモード)に
切り換えられている場合について説明する。電源スイッ
チ11を「ON」と印刷されている側に切り換えて電子
カメラ1に電源を投入し、面Y1に設けられているレリ
ーズスイッチ10を押すと、被写体の撮影処理が開始さ
れる。
【0101】なお、LCDカバー14が閉じられている
場合、CPU39は、レリーズスイッチ10が半押し状
態になったとき、CCD20、画像処理部31、およ
び、絞り駆動回路53の動作を再開させて、レリーズス
イッチ10が全押し状態になったとき、被写体の撮影処
理を開始させる。
【0102】ファインダ2で観察される被写体の光画像
は、撮影レンズ3によって集光され、CCD20に結像
する。複数の画素を備えるCCD20に結像した被写体
の光画像は、各画素で画像信号に光電変換され、画像処
理部31によって1秒間に30回の割合でサンプリング
される。また、このとき、画像処理部31は、CCD2
0の全画素の画像電気信号のうち9分の8の画素を間引
く。
【0103】すなわち、画像処理部31は、マトリック
ス状に配列されているCCD20の画素を、図8に示す
ように、3×3画素を1つとする領域に分割し、その1
つの領域から、所定の位置に配置されている1画素の画
像電気信号を、1秒間に30回の割合でサンプリング
し、残りの8画素を間引く。
【0104】例えば、第1回目のサンプリング時(1コ
マ目)においては、各領域の左上の画素aがサンプリン
グされ、その他の画素b乃至iが間引かれる。第2回目
のサンプリング時(2コマ目)においては、画素aの右
側に配置されている画素bがサンプリングされ、その他
の画素a,c乃至iが間引かれる。以下、第3回目以降
のサンプリング時においては、画素c、画素d・・・
が、それぞれ、サンプリングされ、その他の画素が間引
かれる。つまり、9コマ毎に各画素がサンプリングされ
る。
【0105】画像処理部31によってサンプリングされ
た画像信号(CCD20の全画素中の9分の1の画素の
画像信号)は、A/D変換回路32に供給され、そこで
デジタル化されてDSP33に出力される。
【0106】DSP33は、デジタル化された画像信号
をバッファメモリ36に一旦出力した後、その画像信号
を読み出し、JPEG方式に従って圧縮した後、デジタ
ル化及び圧縮処理された撮影画像データを、撮影日時の
ヘッダ情報を付随して、メモリカード24の画像用メモ
リ領域24Aに記録する。
【0107】なお、必要に応じて、ストロボ4を動作さ
せ、被写体に光を照射させることもできる。ただし、L
CDカバー14が開いているとき、即ち、LCD6が電
子ビューファインダ動作を行っているとき、CPU39
は、ストロボ4を、発光させないように制御することが
できる。
【0108】次に、タッチタブレット6Aから2次元の
情報(ペン入力情報)を入力する場合の動作について説
明する。
【0109】タッチタブレット6Aがペン41のペン先
で押圧されると、接触した箇所のX−Y座標が、CPU
39に入力される。このX−Y座標は、バッファメモリ
36に記憶される。また、フレームメモリ35における
上記X−Y座標の各点に対応した箇所にデータを書き込
み、LCD6における上記X−Y座標に、ペン41の接
触に対応したメモを表示させることができる。
【0110】上述したように、タッチタブレット6A
は、透明部材によって構成されているので、ユーザは、
LCD6上に表示される点(ペン41のペン先で押圧さ
れた位置の点)を観察することができ、あたかもLCD
6上に直接ペン入力をしたかのように感じることができ
る。また、ペン41をタッチタブレット6A上で移動さ
せると、LCD6上には、ペン41の移動に伴う線が表
示される。さらに、ペン41をタッチタブレット6A上
で断続的に移動させると、LCD6上には、ペン41の
移動に伴う破線が表示される。以上のようにして、ユー
ザは、タッチタブレット6A(LCD6)に所望の文
字、図形等のメモ情報を入力する。
【0111】また、LCD6上に撮影画像が表示されて
いる場合において、ペン41によってメモ情報が入力さ
れると、このメモ情報が、撮影画像情報とともに、フレ
ームメモリ35で合成され、LCD6上に同時に表示さ
れる。
【0112】なお、ユーザは、所定のパレットを操作す
ることにより、LCD6上に表示されるメモの色を、
黒、白、赤、青等の色から選択することができる。
【0113】ペン41によるタッチタブレット6Aへの
メモ情報の入力後、操作キー7の実行キー7Bが押され
ると、バッファメモリ36に蓄積されているメモ情報
が、入力日時のヘッダ情報とともにメモリカード24に
供給され、メモリカード24の線画用メモリ領域24B
に記録される。
【0114】なお、メモリカード24に記録されるメモ
情報は、圧縮処理の施された情報である。タッチタブレ
ット6Aに入力されたメモ情報は空間周波数成分の高い
情報を多く含んでいるので、上記撮影画像の圧縮に用い
られるJPEG方式によって圧縮処理を行うと、圧縮効
率が悪く情報量が小さくならず、圧縮及び伸張に必要と
される時間が長くなってしまう。さらに、JPEG方式
による圧縮は、非可逆圧縮であるので、情報量の少ない
メモ情報の圧縮には適していない(伸張してLCD6上
に表示した場合、情報の欠落に伴うギャザ、にじみが際
だってしまうため)。
【0115】そこで、本実施の形態においては、ファッ
クス等において用いられるランレングス法によって、メ
モ情報を圧縮するようにしている。ランレングス法と
は、メモ画面を水平方向に走査し、黒、白、赤、青等の
各色の情報(点)の継続する長さ、及び無情報(ペン入
力のない部分)の継続する長さを符号化することによ
り、メモ情報を圧縮する方法である。
【0116】このランレングス法を用いることにより、
メモ情報を最小に圧縮することができ、また、圧縮され
たメモ情報を伸張した場合においても、情報の欠落を抑
制することが可能になる。なお、メモ情報は、その情報
量が比較的少ない場合には、圧縮しないようにすること
もできる。
【0117】また、上述したように、LCD6上に撮影
画像が表示されている場合において、ペン入力を行う
と、撮影画像データとペン入力のメモ情報がフレームメ
モリ35で合成され、撮影画像とメモの合成画像がLC
D6上に表示される。その一方で、メモリカード24に
おいては、撮影画像データは、画像用メモリ領域24A
に記録され、メモ情報は、線画用メモリ領域24Bに記
録される。このように、2つの情報が、各々異なる領域
に記録されるので、ユーザは、撮影画像とメモの合成画
像から、いずれか一方の画像(例えばメモ)を削除する
ことができ、さらに、各々の画像情報を個別の圧縮方法
で圧縮することもできる。
【0118】メモリカード24の音声記録領域(図示せ
ず)、画像用メモリ領域24A、または線画用メモリ領
域24Bにデータを記録した場合、図9に示すように、
LCD6にその一覧表を表示させることができる。
【0119】図9に示すLCD6の表示画面上において
は、情報を記録した時点の年月日(記録年月日)(この
場合、1996年11月1日)が画面の上端部に表示さ
れ、その記録年月日に記録された情報の番号と記録時刻
が画面の左側に表示されている。
【0120】記録時刻の右側には、サムネイル画像が表
示されている。このサムネイル画像は、メモリカード2
4に記録された撮影画像データの各画像データのビット
マップデータを間引いて(縮小して)作成されたもので
ある。この表示のある情報は、撮影画像情報を含む情報
である。つまり、「10時16分」、および「10時2
1分」に記録(入力)された情報には、撮影画像情報が
含まれており、それ以外の時間に記録された情報には画
像情報が含まれていない。
【0121】また、メモアイコン「□」は、線画情報と
して所定のメモが記録されていることを表している。
【0122】サムネイル画像の表示領域の右側には、音
声アイコン(音符マーク)が表示され、その右隣りには
録音時間(単位は秒)が表示されている(音声情報が入
力されていない場合には、これらは表示されない)。
【0123】ユーザは、図9に示すように、LCD6に
表示された一覧表の中の所望の音声アイコンを、ペン4
1のペン先で押圧して再生する情報を選択指定し、図2
に示す実行キー7Bをペン41のペン先で押圧すること
により、選択した情報を再生する。
【0124】例えば、図9に示す「10時16分」の表
示されている音声アイコンがペン41によって押圧され
ると、CPU39は、選択された録音日時(10時16
分)に対応する音声データをメモリカード24から読み
出し、その音声データを伸張した後、A/DおよびD/
A変換回路42に供給する。A/DおよびD/A変換回
路42は、供給された音声データをアナログ化した後、
スピーカ5を介して再生する。
【0125】メモリカード24に記録した撮影画像デー
タを再生する場合、ユーザは、所望のサムネイル画像
を、ペン41のペン先で押圧することによりその情報を
選択し、実行キー7Bを押して選択した情報を再生させ
る。
【0126】即ち、CPU39は、選択されたサムネイ
ル画像の撮影日時に対応する撮影画像データをメモリカ
ード24から読み出すように、DSP33に指示する。
DSP33は、メモリカード24より読み出した上記撮
影画像データ(圧縮されている撮影画像データ)を伸張
し、この撮影画像データをビットマップデータとしてフ
レームメモリ35に蓄積させ、LCD6に表示させる。
【0127】Sモードで撮影された画像は、LCD6上
に、静止画像として表示される。この静止画像は、CC
D20の全ての画素の画像信号を再生したものであるこ
とはいうまでもない。
【0128】Lモードで撮影された画像は、LCD6上
において、1秒間に8コマの割合で連続して表示され
る。このとき、各コマに表示される画素数は、CCD2
0の全画素数の4分の1である。
【0129】通常、人間の目は、静止画像の解像度の劣
化に対しては敏感に反応するため、静止画像の画素を間
引くことは、ユーザに画質の劣化として捉えられてしま
う。しかしながら、撮影時の連写速度が上がり、Lモー
ドにおいて1秒間に8コマ撮影され、この画像が1秒間
に8コマの速さで再生された場合においては、各コマの
画素数がCCD20の画素数の4分の1になるが、人間
の目は1秒間に8コマの画像を観察するので、1秒間に
人間の目に入る情報量は、静止画像の場合に比べて2倍
になる。
【0130】すなわち、Sモードで撮影された画像の1
コマの画素数を1とすると、Lモードで撮影された画像
の1コマの画素数は1/4となる。Sモードで撮影され
た画像(静止画像)がLCD6に表示された場合、1秒
間に人間の目に入る情報量は1(=(画素数1)×(コ
マ数1))となる。一方、Lモードで撮影された画像が
LCD6に表示された場合、1秒間に人間の目に入る情
報量は2(=(画素数1/4)×(コマ数8))となる
(すなわち、人間の目には、静止画像の2倍の情報が入
る)。従って、1コマ中の画素の数を4分の1にして
も、再生時において、ユーザは、画質の劣化をさほど気
にすることなく再生画像を観察することができる。
【0131】さらに、本実施の形態においては、各コマ
毎に異なる画素をサンプリングし、そのサンプリングし
た画素をLCD6に表示するようにしているので、人間
の目に残像効果が起こり、1コマ当たり4分の3画素を
間引いたとしても、ユーザは、画質の劣化をさほど気に
することなくLCD6に表示されるLモードで撮影され
た画像を観察することができる。
【0132】また、Hモードで撮影された画像は、LC
D6上において、1秒間に30コマの割合で連続して表
示される。このとき、各コマに表示される画素数は、C
CD20の全画素数の9分の1であるが、Lモードの場
合と同様の理由で、ユーザは、画質の劣化をさほど気に
することなくLCD6に表示されるHモードで撮影され
た画像を観察することができる。
【0133】本実施の形態においては、Lモード及びH
モードで被写体を撮像する場合、画像処理部31が、再
生時における画質の劣化が気にならない程度にCCD2
0の画素を間引くようにしているので、DSP33の負
荷を低減することができ、DSP33を、低速度、低電
力で作動させることができる。また、このことにより、
装置の低コスト化及び低消費電力化が可能になる。
【0134】ところで、本実施の形態においては、既述
のように、被写体の光画像を撮影するだけでなく、メモ
(線画)情報を記録することも可能である。本実施の形
態においては、これらの情報を入力するモード(撮影モ
ードおよびメモ入力モード)を具備しており、ユーザの
操作に応じてこれらのモードが適宜選択され、情報の入
力がスムーズに実行されるようになされている。
【0135】上述したように、オプティカルローパスフ
ィルタ60は、レンズ3とCCD20の間に設けられ、
特定の空間周波数成分を取り除くようになされている。
ここで、特定の周波数成分とは、CCD20を構成する
撮像素子の素子の大きさに応じて決められる。通常、C
CDの画素ピッチを1ミリメートル(mm)あたりN本
に対応するものとすると、1mmあたりN/2本以上の
空間周波数成分が入力されないようにする、即ち、被写
体に含まれる、サンプリング周波数の半分より高い空間
周波数成分(画素間隔より細かい絵柄)を除去するのが
一般的である。そして、このオプティカルローパスフィ
ルタ60がないと、モアレ(折り返し歪み)や偽色信号
などが画像に見られ、それを記録した場合、本来色のな
いところに色がついた汚い画像が記録されてしまう。
【0136】なお、静止画像用のCCDとして、640
画素(横)×480画素(縦)の画素を有する1/3イ
ンチのCCDが開発されている。このCCDの画素ピッ
チは、7.4ミクロンであるから、オプティカルローパ
スフィルタ60のカットオフ周波数は1mmあたり約6
7(=(1/0.0074)/2)本となる。
【0137】また、ローパスフィルタ61は、上述した
ようにタッチタブレット6AとCPU39の間に設けら
れている。タッチタブレット6Aがアナログ式の場合
(例えば、タッチタブレット6Aが押圧されたときの抵
抗値の変化により線画の入力を行う場合)、タッチタブ
レット6Aから入力される信号のレベルはほぼ連続的に
変化する値となる。しかしながら、ペン41によって入
力された図形を再生する場合、図形を認識できる程度の
解像度があれば十分であり、それ以上の解像度をもって
しても余分に記憶容量がかさんでしまうだけである。ま
た、線画は、LCD6により確認しながら入力するもの
であるから、線画を入力するときの解像度をLCD6の
解像度よりあまり高くすることには意味がない。また、
逆に、LCD6の解像度より線画の解像度を低くする
と、ジャギーと呼ばれるギザギザが目立ってしまう。
【0138】そこで、LCD6の有する画素数を280
画素(横)×220画素(縦)とすると、線画を表すマ
トリックスをLCD6の画素数とほぼ同一の320画素
(横)×240画素(縦)とし、ローパスフィルタ61
により、ディジタル的にそれ(320×240)以上の
細かい点あるいは線を入力することができないように空
間高周波数成分を除去するようにしている。
【0139】なお、線画のマトリックスの横と縦の比
(アスペクト比)をCCD20のアスペクト比と同一の
4:3としているが、CCD20のアスペクト比と、L
CD6のアスペクト比が等しくないために、LCD6の
アスペクト比と線画のマトリックスのアスペクト比は等
しくなっていない。さらに、線画を表すために切りのよ
いマトリックスの値を選んだところ、上記のような値と
なっている。
【0140】なお、ローパスフィルタ61における処理
をCPU39がソフト的に処理することも可能である。
その場合、タッチタブレット6Aの出力をデジタル信号
に変換し、それをCPU39が間引いて取り込むように
すればよく、このようにすれば、特にローパスフィルタ
61をハードウェア的に設ける必要はなくなる。
【0141】DSP33の出力、およびメモリカード2
4の線画用メモリ領域24Bに記録された線画情報は、
CPU39の制御により、640画素(横)×480画
素(縦)の画素数を有するフレームメモリ35に供給さ
れる。なお、線画情報がフレームメモリ35に入力され
る段階で、CPU39により、320画素(横)×24
0画素(縦)のマトリックスによって表される線画が6
40画素(横)×480画素(縦)のマトリックスで表
される線画に補間される。ここで、フレームメモリ35
の出力は、そのままビデオ出力端子63から出力される
とともに、ローパスフィルタ62に入力される。
【0142】上述したように、フレームメモリ35とL
CD6との間には、ローパスフィルタ62が設けられて
いる。ローパスフィルタ62は、撮像素子で撮像され、
DSP33によって処理された640画素(横)×48
0画素(縦)の画素数の画像、およびCPU39によっ
て補間された640画素(横)×480画素(縦)のマ
トリックスの線画を、280画素(横)×220画素
(縦)の画素数を有するLCD6に表示するために、そ
れらの空間高周波数成分を取り除く。
【0143】なお、線画(メモ画像)を表すマトリック
スの値を、図13に示すように、LCD6の画素数であ
る280画素(横)×220画素(縦)と同一にすれ
ば、線画の空間高周波数成分を取り除く必要はない。即
ち、280画素(横)×220画素(縦)の画素数の線
画データを、そのままの解像度でフレームメモリ35に
供給する。一方、撮像素子で撮像され、DSP33によ
って処理された640画素(横)×480画素(縦)の
画素数の画像データを、間引き等の処理により280画
素(横)×220画素(縦)の画素数の画像データに変
換した後、フレームメモリ35に供給する。
【0144】このようにして、空間高周波数成分が取り
除かれた画像データおよび線画データは、LCD6に供
給され、対応する画像および線画が重畳されて表示され
る。
【0145】メモリカード24の内部は、上述したよう
に、CCD20で撮影された画像を記憶する画像用メモ
リ領域24Aと、タッチタブレット6Aよりペン41を
用いて入力された線画を記憶する線画用メモリ領域24
Bとに分かれており、1画面あたりでは、CCD20で
撮影された画像用メモリ領域24Aの方が、線画用メモ
リ領域24Bより大きな記憶領域が割り当てられてい
る。これは、各画素の色情報が4ビットで表され、32
0画素(横)×240画素(縦)のマトリックスによっ
て表される線画の有する情報量の方が、各画素の色情報
が24ビットで表され、640画素(横)×480画素
(縦)の画素数を有するCCD20によって入力された
画像の有する情報量より少ないからである。このよう
に、情報量の異なる情報を効率的に記憶することができ
る。
【0146】図10は、電子カメラ1をそのLCD6の
画素数より多い画素数を有するモニタ76を有するパソ
コン(パーソナルコンピュータ)77に接続した場合の
例を示している。ここで、モニタ76の画像表示領域の
画素数が、図14に示すように、CCD20が撮影した
撮影画像の解像度と同様の640画素(横)×480画
素(縦)であるとすると、電子カメラ1に接続されるパ
ソコン77は、例えば、図11に示すような構成とする
ことができる。
【0147】図11において、インタフェース71は、
電子カメラ1のインタフェース48に接続され、電子カ
メラ1からの画像情報および線画情報を入力ようになさ
れている。また、インタフェース71は、CPU72に
接続され、電子カメラ1から入力された画像情報および
線画情報をCPU72に供給するようになされている。
CPU72は、インタフェース71を介して、画像情報
や線画情報を電子カメラ1から入力するための制御を行
うとともに、線画情報を補間回路73に供給し、画像情
報をフレームメモリ75に供給するようになされてい
る。
【0148】補間回路73は、CPU72より供給され
た線画情報に対して補間処理を施し、線画情報の画素数
をモニタ76の画素数に合わせるようにした後、フレー
ムメモリ75に供給する。フレームメモリ75に供給さ
れた線画情報および画像情報は、モニタ76に供給さ
れ、それらが重畳されて表示されるようになされてい
る。
【0149】即ち、電子カメラ1の線画用メモリ領域2
4Bに記憶された線画情報は、320画素(横)×24
0画素(縦)の画素数しか有していないので、補間回路
73によって補間され、640画素(横)×480画素
(縦)の線画情報とされ、フレームメモリ75に供給さ
れる。一方、電子カメラ1の画像用メモリ領域24Aに
記憶された画像情報は、この例の場合、CCD20の画
素数とモニタ76の表示領域の画素数とが同一であるこ
とから、インタフェース48、71、およびCPU72
を介して、直接フレームメモリ75に供給される。これ
により、上記補間された線画情報に対応する線画と画像
情報に対応する画像とがモニタ76に重畳されて表示さ
れる。
【0150】次に、モニタ76の画像表示領域の画素数
が、CCD20の画素数より少なく、例えば、400画
素(横)×300画素(縦)であるとする。その場合、
電子カメラ1に接続されるパソコン77は、例えば、図
12に示すように、CPU72とフレームメモリ75の
間に、線画情報を補間するための補間回路73と、画像
情報を間引くためのローパスフィルタ74が設けられた
構成とすることができる。
【0151】図12において、インタフェース71は、
図11の場合と同様に、電子カメラ1のインタフェース
48に接続されるものであり、インタフェース71は、
CPU72に接続されている。そして、線画用メモリ領
域24Bに記憶された線画情報は、320画素(横)×
240画素(縦)の画素数しか有していないので、補間
回路73によって補間され、400画素(横)×300
画素(縦)の画素数の線画情報となり、フレームメモリ
75に供給される。
【0152】一方、画像用メモリ領域24Aに記憶され
た画像情報は、CCD20の画素数の方がモニタ76の
表示領域の画素数より多いので、インタフェース48、
71、およびCPU72を介してローパスフィルタ74
に供給され、そこで画像情報が間引かれ、400画素
(横)×300画素(縦)の画素数の画像情報に変換さ
れる。その後、フレームメモリ75に供給され、上記補
間された線画情報に対応する線画と画像情報に対応する
画像とがモニタ76に重畳されて表示される。
【0153】以上のように、CCD20より入力された
画像情報の情報量と、タッチタブレット6Aおよびペン
41等を用いて入力された線画情報の情報量に基づい
て、適宜、ローパスフィルタにより、入力された画像情
報や線画情報に含まれる無駄な情報を削除することによ
り、情報の記録に必要な記録領域を最小限にすることが
可能となり、装置の小型化、および低コスト化、さらに
は、小電力化が可能となる。
【0154】また、記憶された画像情報および線画情報
を読み出すにあたって、各々の情報量(解像度)に応じ
て、補間回路73やCPU39等による補間処理、また
はローパスフィルタ62,74等による間引き処理を行
うことにより、各情報に対応する画素数(解像度)を同
一にすることができ、同一の表示装置に重畳して表示す
ることが可能となる。
【0155】また、上記実施の形態における各処理をC
PU39に行わせるプログラムは、電子カメラ1のRO
M43やメモリカード24等に記憶させるようにするこ
とができる。また、このプログラムは、予め上記ROM
43やメモリカード24に記憶された状態で使用者に供
給されるようにしてもよいし、ROM43やメモリカー
ド24にコピー可能なように、CD−ROM(compact
disc-read only memory)等に記憶された状態で使用者
に供給されるようにしてもよい。その場合、ROM43
は、例えば、電気的に書き換え可能なEEPROM(el
ectrically erasable and programmable read only mem
ory)等で構成するようにする。
【0156】なお、上記実施の形態においては、電子カ
メラ1にパソコン77を接続し、パソコン77のモニタ
76に画像および線画を表示させるようにしたが、テレ
ビジョン受像機やその他の表示装置に表示させるように
することも可能である。
【0157】また、上記実施の形態で用いた画素数等の
具体的な数値は例であって、これに限定されるものでは
ない。
【0158】
【発明の効果】請求項1に記載の情報処理装置によれ
ば、第1の出力手段は、第1の画像を第1の解像度で出
力し、第2の出力手段は、第2の画像を第1の解像度と
は異なる第2の解像度で出力するようにしたので、各解
像度に応じた記憶領域を用いることができ、メモリを節
約することができる。
【0159】請求項5に記載の情報処理装置によれば、
第1の記憶手段が、第1のフィルタ手段により空間高周
波数成分が除去された第1の画像を記憶し、第2の記憶
手段が、第2のフィルタ手段により空間高周波数成分が
除去された第2の画像を記憶し、補間手段が、第2の記
憶手段に記憶された第2の画像を補間し、第3のフィル
タ手段が、第1の記憶手段より出力された第1の画像お
よび補間手段により補間された第2の画像の空間高周波
数成分を除去し、出力手段が、第3のフィルタ手段によ
って空間高周波数成分が除去された第1の画像と、第3
のフィルタ手段によって空間高周波数成分が除去された
第2の画像とを重畳した第3の画像を出力するようにし
たので、解像度の異なる画像を効率的に記憶し、同一の
表示装置に表示することが可能となる。
【0160】請求項6に記載の情報処理装置によれば、
第1の記憶手段が、第1のフィルタ手段により空間高周
波数成分が除去された第1の画像を記憶し、第2の記憶
手段が、第2のフィルタ手段により空間高周波数成分が
除去された第2の画像を記憶し、補間手段が、第2の記
憶手段に記憶された第2の画像を補間し、出力手段が、
第1の記憶手段より出力された第1の画像と、補間手段
により補間された第2の画像とを重畳した第3の画像を
出力するようにしたので、解像度の低い第2の画像を、
第1の画像と同一の解像度の画像に補間して出力するこ
とができ、異なる解像度の画像を効率的に記憶し、同一
の表示装置に表示させることが可能となる。
【0161】請求項7に記載の情報処理装置によれば、
第1の記憶手段が、第1のフィルタ手段により空間高周
波数成分が除去された第1の画像を記憶し、第2の記憶
手段が、第2のフィルタ手段により空間高周波数成分が
除去された第2の画像を記憶し、補間手段が、第2の記
憶手段に記憶された第2の画像を補間し、間引き手段
が、第1の記憶手段に記憶された第1の画像に対して間
引き処理を行い、出力手段が、間引き手段により間引き
処理が行われた第1の画像と、第2の記憶手段に記憶さ
れた補間された第2の画像を重畳した第3の画像を出力
するようにしたので、表示画面の解像度より解像度の低
い第2の画像を補間し、表示画面の解像度より解像度の
高い第1の画像を間引きして出力することができ、異な
る解像度の画像を効率的に記憶し、同一の表示装置に表
示させることが可能となる。
【0162】請求項12に記載の記録媒体によれば、第
1の画像を第1の解像度で出力し、第2の画像を第1の
解像度とは異なる第2の解像度で出力するように制御す
るプログラムを記録したので、各解像度に応じた記憶領
域を用いることができ、メモリを節約することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した電子カメラの一実施の形態を
正面の側から見た斜視図である。
【図2】電子カメラ1をLCDカバー14を開けた状態
で背面の側から見た斜視図である。
【図3】電子カメラ1をLCDカバー14を閉じた状態
で背面の側から見た斜視図である。
【図4】電子カメラ1の内部の構成例を示す図である。
【図5】電子カメラ1のLCDスイッチ25とLCDカ
バー14の動作を説明する図である。
【図6】電子カメラ1の内部の電気的構成例を示すブロ
ック図である。
【図7】間引き処理を説明するための図である。
【図8】間引き処理の他の例を示す図である。
【図9】電子カメラ1のLCD6に表示される表示画面
例を示す図である。
【図10】電子カメラ1にパソコン77を接続し、電子
カメラ1が記憶する画像と線画をモニタ76に表示する
様子を示す図である。
【図11】電子カメラ1に接続するパソコン77の構成
例を示すブロック図である。
【図12】電子カメラ1に接続するパソコン77の他の
構成例を示すブロック図である。
【図13】メモ画像の解像度を示す図である。
【図14】撮影画像の解像度を示す図である。
【符号の説明】
1 電子カメラ 2 ファインダ 3 撮影レンズ 4 発光部(ストロボ) 5 スピーカ 6 LCD(出力手段) 6A タッチタブレット(第2の画像入力手段) 7 操作キー 7A メニューキー 7B 実行キー 7C キャンセルキー 7D デリートキー 7E スクロールキー 8 マイクロホン 9 イヤホンジャック 10 レリーズスイッチ 11 電源スイッチ 12 録音スイッチ 13 連写モード切り換えスイッチ 15 赤目軽減LED 16 測光素子 17 測色素子 20 CCD(第1の画像入力手段) 21 バッテリ 22 コンデンサ 23 回路基板 24 メモリカード 24A 画像用メモリ領域(第1の出力手段、第1の記
憶手段) 24B 線画用メモリ領域(第2の出力手段、第2の記
憶手段) 26 ファインダ内表示素子 30 レンズ駆動回路 31 画像処理部 32 アナログ/ディジタル変換回路(A/D) 33 ディジタルシグナルプロセッサ(DSP) 34 CCD駆動回路 35 フレームメモリ 36 バッファメモリ 37 ストロボ駆動回路 38 赤目軽減LED駆動回路 39 CPU(補間手段) 40 ファインダ内表示回路 41 ペン(第2の画像入力手段) 42 A/DおよびD/A変換回路 43 ROM 45 タイマ 48 インタフェース 51 測光回路 52 測色回路 53 絞り駆動回路 54 絞り 60 オプティカルローパスフィルタ(第1のフィルタ
手段) 61 ローパスフィルタ(第2のフィルタ手段) 62 ローパスフィルタ(第3のフィルタ手段) 63 ビデオ出力端子 71 インタフェース 72 CPU 73 補間回路(補間手段) 74 ローパスフィルタ(間引き手段) 75 フレームメモリ(出力手段) 76 モニタ(表示手段) 77 パソコン

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の画像と、前記第1の画像にオーバ
    レイされる第2の画像を出力する情報処理装置におい
    て、 前記第1の画像を出力する第1の出力手段と、 前記第1の画像にオーバレイされる前記第2の画像を出
    力する第2の出力手段とを備え、 前記第1の出力手段は、前記第1の画像を第1の解像度
    で出力し、 前記第2の出力手段は、前記第2の画像を前記第1の解
    像度とは異なる第2の解像度で出力することを特徴とす
    る情報処理装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の画像と前記第2の画像を表示
    する表示手段をさらに備えることを特徴とする請求項1
    に記載の情報処理装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の解像度と前記第2の解像度の
    うち、小さい方の解像度が、前記表示手段の解像度と一
    致することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装
    置。
  4. 【請求項4】 前記第1の解像度と前記第2の解像度の
    うち、大きい方の解像度が、前記表示手段の解像度と一
    致することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装
    置。
  5. 【請求項5】 第1の画像を入力する第1の画像入力手
    段と、 前記第1の画像の空間高周波数成分を除去する第1のフ
    ィルタ手段と、 前記第1のフィルタ手段により前記空間高周波数成分が
    除去された前記第1の画像を記憶する第1の記憶手段
    と、 第2の画像を入力する第2の画像入力手段と、 前記第2の画像の空間高周波数成分を除去する第2のフ
    ィルタ手段と、 前記第2のフィルタ手段により前記空間高周波数成分が
    除去された前記第2の画像を記憶する第2の記憶手段
    と、 前記第2の記憶手段に記憶された前記第2の画像を補間
    する補間手段と、 前記第1の記憶手段より出力された前記第1の画像およ
    び前記補間手段により補間された前記第2の画像の空間
    高周波数成分を除去する第3のフィルタ手段と、 前記第3のフィルタ手段によって前記空間高周波数成分
    が除去された前記第1の画像と、前記第3のフィルタ手
    段によって前記空間高周波数成分が除去された前記第2
    の画像とを重畳した第3の画像を出力する出力手段とを
    備えることを特徴とする情報処理装置。
  6. 【請求項6】 第1の画像を入力する第1の画像入力手
    段と、 前記第1の画像の空間高周波数成分を除去する第1のフ
    ィルタ手段と、 前記第1のフィルタ手段により前記空間高周波数成分が
    除去された前記第1の画像を記憶する第1の記憶手段
    と、 第2の画像を入力する第2の画像入力手段と、 前記第2の画像の空間高周波数成分を除去する第2のフ
    ィルタ手段と、 前記第2のフィルタ手段により前記空間高周波数成分が
    除去された前記第2の画像を記憶する第2の記憶手段
    と、 前記第2の記憶手段に記憶された前記第2の画像を補間
    する補間手段と、 前記第1の記憶手段より出力された前記第1の画像と、
    前記補間手段により補間された前記第2の画像とを重畳
    した第3の画像を出力する出力手段とを備えることを特
    徴とする情報処理装置。
  7. 【請求項7】 第1の画像を入力する第1の画像入力手
    段と、 前記第1の画像の空間高周波数成分を除去する第1のフ
    ィルタ手段と、 前記第1のフィルタ手段により前記空間高周波数成分が
    除去された前記第1の画像を記憶する第1の記憶手段
    と、 第2の画像を入力する第2の画像入力手段と、 前記第2の画像の空間高周波数成分を除去する第2のフ
    ィルタ手段と、 前記第2のフィルタ手段により前記空間高周波数成分が
    除去された前記第2の画像を記憶する第2の記憶手段
    と、 前記第2の記憶手段に記憶された前記第2の画像を補間
    する補間手段と、 前記第1の記憶手段に記憶された前記第1の画像に対し
    て間引き処理を行う間引き手段と、 前記間引き手段により間引き処理が行われた前記第1の
    画像と、前記第2の記憶手段に記憶された補間された前
    記第2の画像を重畳した第3の画像を出力する出力手段
    とを備えることを特徴とする情報処理装置。
  8. 【請求項8】 前記出力手段より出力された前記第3の
    画像を表示する表示手段をさらに備えることを特徴とす
    る請求項5,6または7に記載の情報処理装置。
  9. 【請求項9】 前記第1の画像は撮影画像であり、前記
    第2の画像は線画であることを特徴とする請求項1乃至
    8のいずれかに記載の情報処理装置。
  10. 【請求項10】 前記第1の記憶手段の容量は、前記第
    2の記憶手段の容量より多いことを特徴とする請求項5
    乃至9のいずれかに記載の情報処理装置。
  11. 【請求項11】 前記第1の画像の解像度は、前記第2
    の画像の解像度より高いことを特徴とする請求項1乃至
    10のいずれかに記載の情報処理装置。
  12. 【請求項12】 第1の画像と、前記第1の画像にオー
    バレイされる第2の画像を出力する情報処理装置で使用
    されるプログラムを記録した記録媒体であって、 前記第1の画像を第1の解像度で出力し、 前記第2の画像を前記第1の解像度とは異なる第2の解
    像度で出力するように制御するプログラムを記録したこ
    とを特徴とする記録媒体。
JP9096906A 1996-12-06 1997-04-15 情報処理装置および記録媒体 Withdrawn JPH10224690A (ja)

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