JPH1032735A - 表示制御装置 - Google Patents

表示制御装置

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JPH1032735A
JPH1032735A JP8184419A JP18441996A JPH1032735A JP H1032735 A JPH1032735 A JP H1032735A JP 8184419 A JP8184419 A JP 8184419A JP 18441996 A JP18441996 A JP 18441996A JP H1032735 A JPH1032735 A JP H1032735A
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JP8184419A
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Satoshi Ejima
聡 江島
Jun Akaha
純 赤羽
Hideki Ito
秀樹 伊藤
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 タッチタブレットへの入力時、および撮影時
に、十分に筐体を固定することができるようにする。 【解決手段】 この電子カメラ1においては、各種操作
部および光学系が設けられている本体部1Aの両側に、
被写体の撮影時およびタッチタブレット6Aへの入力時
において電子カメラ1を固定するために掌握される右グ
リップ14および左グリップ15がそれぞれ配置されて
いる。このように、右グリップ14および左グリップ1
5をそれぞれ配置することにより、タッチタブレット6
Aへの入力時、および、被写体の撮影時に、十分に筐体
を固定することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表示制御装置に関
し、特に、所定の情報を入力するとき操作される情報入
力手段と、所定の動作を行うときに操作される操作手段
と、筐体の両側に配置され、筐体の中央部分より広い幅
で設計され、情報入力手段を操作するとき、または、操
作手段を操作するとき支持される支持手段とを備える表
示制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子回路の進歩に伴い、光電変換素子を
利用し、撮影した画像を電気的に処理する電子カメラが
普及している。
【0003】電子カメラのうち、液晶ディスプレイ(L
CD)を有している電子カメラにおいては、LCDは、
撮影時においてユーザに画像を呈示する所謂電子ビュー
ファインダとして利用される他、撮影した画像を表示す
るときに利用される。
【0004】このような電子カメラは、フィルムを利用
するカメラと同様に、ユーザに掌握され、レリーズボタ
ンが操作されると、被写体を撮影する。
【0005】また、電子カメラのうち、ユーザにより掌
握されたときに十分固定され、かつ、レリーズボタンを
操作し易いように筐体の一端の形状が例えば幅広に設計
されているものもある。
【0006】一方、本出願人は、電子カメラに、手書き
による線画情報を入力するための所謂タッチタブレット
などの装置を設けることを、例えば特願平8−8116
4号公報において先に開示している。
【0007】このようにタッチタブレットを有する電子
カメラのうち、撮影時において横方向に長い筐体の両端
を掌握されて使用される電子カメラにおいては、タッチ
タブレットに入力する場合、左手で筐体の左側を保持し
ながら、右手でペンを使用して入力を行い、撮影を行う
場合、右手で筐体の右側を保持しながらレリーズボタン
を操作する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
電子カメラのように筐体の両端のうち一方の端部の形状
だけが、ユーザにより掌握され易い(筐体を固定し易
い)ように設計されていると、タッチタブレットへの入
力時、または、被写体の撮影時に(即ち、他方の端部を
掌握して操作を行うとき)、十分に筐体を固定すること
が困難であり、正確な入力または撮影を行うことが困難
であるという問題を有している。
【0009】本発明は、このような状況に鑑みてなされ
たもので、装置を支持するときに利用される支持部を、
筐体の両側に配置するようにしたので、タッチタブレッ
トへの入力時、および撮影時に、十分に筐体を固定する
ことができるようにするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の表示制
御装置は、被写体からの光を集光する集光手段と、被写
体を撮影者に呈示する呈示手段と、所定の情報を入力す
るとき操作される情報入力手段と、所定の動作を行うと
きに操作される操作手段と、筐体の中央部より広い幅
で、筐体の両端に配置され、情報入力手段を操作すると
き、または、操作手段を操作するとき支持される支持手
段とを備えることを特徴とする。
【0011】請求項1に記載の表示制御装置において
は、例えば、集光手段が、被写体からの光を集光し、呈
示手段が、被写体を撮影者に呈示し、ユーザにより、筐
体の中央部より広い幅で筐体の両端に配置されている支
持手段を掌握された状態で、情報入力手段または操作手
段が操作される。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面を参
照して説明する。
【0013】図1および図2は、本発明の一実施例の構
成を示す斜視図である。本実施例の電子カメラ1におい
ては、この電子カメラ1においては、被写体を撮影する
場合において、被写体に向けられる面(本体部1Aの
面)が面X1とされ、ユーザ側に向けられる面(本体部
1Aの面)が面X2とされている。本体部1Aの面X1
の上端部には、被写体の撮影範囲の確認に用いられるフ
ァインダ2(呈示手段)、被写体の光画像を取り込む撮
影レンズ3(集光手段)、および、被写体を照明する光
を発光するストロボ4が設けられている。
【0014】また、電子カメラ1の上面である面Zに
は、被写体を撮像するとき、または、音声を録音すると
きに操作される右ボタン10(操作手段、第1の操作
部)および左ボタン12(操作手段、第2の操作部)が
設けられている。さらに、面Zには、音声を集音するマ
イクロホン8、および、図示せぬイヤホンが接続される
イヤホンジャック9が設けられている。
【0015】一方、面X1に対向する本体部1Aの面X
2の上端部(面X1のファインダ2、操作レンズ3、ス
トロボ4が形成されている上端部に対応する位置)に
は、上記ファインダ2、および、この電子カメラ1に記
録されている音声を出力するスピーカ5が設けられてい
る。また、本体部1Aの面X2に形成されているLCD
6および操作キー7は、ファインダ2、撮影レンズ3、
ストロボ4およびスピーカ5よりも、鉛直下側に形成さ
れている。LCD6の表面上には、ペン型指示部材での
接触操作により、指示された位置に対応する位置データ
を出力する、いわゆるタッチタブレット6A(情報入力
手段、切換手段)が配置されている。
【0016】このタッチタブレット6Aは、ガラス、樹
脂等の透明な材料によって構成されており、ユーザは、
タッチタブレット6Aの内側に形成されているLCD6
に表示される画像を、タッチタブレット6Aを介して観
察することができる。
【0017】操作キー7は、LCD6に記録データを再
生表示する場合などに操作されるキーであり、ユーザに
よる操作(入力)を検知し、その操作に対応する信号を
CPU39(図5)に供給するようになされている。
【0018】操作キー7のうちのメニューキー7Aは、
LCD6上にメニュー画面を表示する場合に操作される
キーである。実行キー7Bは、例えば、ユーザによって
選択された記録情報を再生する場合に操作されるキーで
ある。
【0019】クリアキー7Cは、記録した情報を削除す
る場合に操作されるキーである。キャンセルキー7D
は、記録情報の再生処理を中断する場合に操作されるキ
ーである。スクロールキー7Eは、LCD6に記録情報
の一覧が表示されている場合において、画面を上下方向
にスクロールさせるときに操作されるキーである。
【0020】さらに、面X2には、撮影時の連写モード
を切り換えるときに操作される連写モード切り換えスイ
ッチ13、および、電源スイッチ11が設けられてい
る。
【0021】上記連写モード切り換えスイッチ13は、
ユーザがレリーズボタン(右ボタン10および左ボタン
12のいずれか一方で、レリーズボタンの機能が設定さ
れているボタン(後述))を押して被写体を撮影すると
き、被写体を1コマだけ撮影するのか、または、所定の
複数コマ撮影するのかを設定する場合に用いられる。例
えば、連写モード切り換えスイッチ13の指針が「S」
と印刷された位置に切り換えられている(すなわち、S
モードに切り換えられている)場合において、レリーズ
ボタンが押されると、1コマだけ撮影が行われるように
なされている。
【0022】また、連写モード切り換えスイッチ13の
指針が「L」と印刷された位置に切り換えられている
(すなわち、Lモードに切り換えられている)場合にお
いて、レリーズボタンが押されると、レリーズボタンの
押されている期間中、1秒間に8コマの撮影が行われる
ようになされている(すなわち、低速連写モードにな
る)。
【0023】さらに、連写モード切り換えスイッチ13
の指針が「H」と印刷された位置に切り換えられている
(すなわち、Hモードに切り換えられている)場合にお
いて、レリーズボタンが押されると、レリーズボタンの
押されている期間中、1秒間に30コマの撮影が行われ
るようになされている(すなわち、高速連写モードにな
る)。
【0024】この電子カメラ1においては、上述の各種
操作部および光学系が設けられている本体部1Aの両側
に、被写体の撮影時またはタッチタブレット6Aへの入
力時において電子カメラ1を固定するために掌握される
右グリップ14(支持手段)および左グリップ15(支
持手段)がそれぞれ配置されている。なお、右グリップ
14および左グリップ15は、本体部1Aの奥行き幅よ
り幅広に設計されており、ユーザが電子カメラ1を支持
し易いようになされている。
【0025】このように、幅広の右グリップ14および
左グリップ15を、筐体の両端にそれぞれ配置すること
により、タッチタブレット6Aへの入力時および被写体
の撮影時のいずれにおいても、ユーザは、十分に筐体
(即ち、電子カメラ1)を固定することができる。
【0026】次に、電子カメラ1の内部の構成について
説明する。図3は、図1および図2に示す電子カメラ1
の内部の構成例を示す斜視図である。CCD20は、撮
影レンズ3の後段(面X2側)に設けられており、撮影
レンズ3を介して結像する被写体の光画像を電気信号に
光電変換するようになされている。
【0027】右グリップ14および左グリップ15の内
部には、円柱形状の4本のバッテリ(例えば単3の乾電
池)21が2本ずつ並べられており、このバッテリ21
に蓄積されている電力が各回路に供給される。さらに、
LCD6の鉛直下側には、ストロボ4に光を発光させる
ための電荷を蓄積しているコンデンサ22が配置されて
いる。
【0028】回路基板23には、この電子カメラ1の各
部を制御する、種々の制御回路が形成されている。ま
た、回路基板23とLCD6の間には、挿抜可能なメモ
リカード24が設けられており、この電子カメラ1に入
力される各種の情報が、それぞれ、メモリカード24の
予め設定されている領域に記録される。
【0029】なお、本実施例においては、メモリカード
24は挿抜可能とされているが、回路基板23上にメモ
リを設け、そのメモリに各種情報を記録可能とするよう
にしてもよい。また、メモリ(メモリカード24)に記
録されている各種情報を、図示せぬインタフェースを介
して外部のパーソナルコンピュータに出力することがで
きるようにしてもよい。
【0030】図4は、電子カメラ1の本体部1Aの断面
を示している。ファインダ2や撮影レンズ3などの光学
系は、面X1における、面X2のタッチタブレット6A
の裏側に対応する領域以外の位置に配置されている。
【0031】このように光学系を配置することで、ユー
ザが、タッチタブレット6Aの裏側である上述の領域を
支持しながらタッチタブレット6Aへの入力を行うとき
に、ユーザの手が触れて光学系に汚れが付着することを
抑制している。
【0032】次に、本実施例の電子カメラ1の内部の電
気的構成を、図5のブロック図を参照して説明する。複
数の画素を備えているCCD20は、各画素に結像した
光画像を画像信号(電気信号)に光電変換するようにな
されている。デジタルシグナルプロセッサ(以下、DS
Pという)33は、CCD20にCCD水平駆動パルス
を供給するとともに、CCD駆動回路34を制御し、C
CD20にCCD垂直駆動パルスを供給させるようにな
されている。
【0033】相関二重サンプリング回路(以下、CDS
という)31は、CPU39に制御され、CCD20が
光電変換した画像信号を所定のタイミングでサンプリン
グし、そのサンプリングした信号を、内蔵する自動利得
調整器(Automatic Gain Controller)(以下、AGC
という)31Aで所定のレベルに増幅するようになされ
ている。アナログ/デジタル変換回路(以下、A/D変
換回路という)32は、CDS31でサンプリングした
画像信号をデジタル化してDSP33に供給するように
なされている。
【0034】圧縮伸張回路およびメモリコントローラ3
5は、DSP33、バッファメモリ36およびメモリカ
ード24を接続するデータバスを制御し、DSP33に
供給された画像信号をバッファメモリ36のデータ領域
(後述)に一旦記憶させ、バッファメモリ36のデータ
領域に記憶されている画像データを読み出し、その画像
データを圧縮した後、その圧縮処理された画像データ
(以下、単に撮影画像データという)を、メモリカード
24の所定の領域(撮影画像記録領域)に記録するよう
になされている。
【0035】バッファメモリ36は、データ領域とフレ
ームメモリ領域に分割されている。バッファメモリ36
のデータ領域は、処理の途中のデータを一時的に保持す
る他、メモリカード24に対するデータの入出力の速度
と、CPU39やDSP33などにおける処理速度の違
いにより処理が滞ることを抑制するために利用され、バ
ッファメモリ36のフレームメモリ領域は、LCD6の
各画素の値を保持するフレームメモリとして使用され
る。
【0036】また、圧縮伸張回路およびメモリコントロ
ーラ35は、DSP33に供給された画像データをバッ
ファメモリ36のフレームメモリ領域に記憶させ、電子
ビューファインダとしてのLCD6に表示させるととも
に、メモリカード24から撮影画像データを読み出し、
その撮影画像データを伸張した後、伸張後の画像データ
をバッファメモリ36のフレームメモリ領域に記憶さ
せ、LCD6に表示させるようになされている。
【0037】この他、圧縮伸張回路およびメモリコント
ローラ35は、メモリカード24への記録、伸張後の画
像データのバッファメモリ36への記憶などにおけるデ
ータ入出力のタイミング管理を行うようになされてい
る。
【0038】また、圧縮伸張回路およびメモリコントロ
ーラ35は、図示せぬ時計回路を内蔵しており、撮影し
た日時の情報を画像データのヘッダ情報として、メモリ
カード24の撮影画像記録領域に記録するようになされ
ている。(すなわち、メモリカード24の撮影画像記録
領域に記録される撮影画像データには、撮影日時のデー
タが付随している)。
【0039】マイクロホン8は、音声情報を入力し(音
声を集音し)、その音声情報を音声処理回路(音声I
C)42に供給するようになされている。音声処理回路
42は、供給された音声情報をデジタル化してCPU3
9に出力するようになされている。
【0040】CPU39は、デジタル化された音声情報
を圧縮した後、デジタル化および圧縮化された音声デー
タを一旦、バッファメモリ36(データ領域)に記憶さ
せた後、メモリカード24の所定の領域(音声記録領
域)に記録するようになされている。また、このとき、
メモリカード24の音声記録領域には、録音日時のデー
タが音声データのヘッダ情報として記録されるようにな
されている。
【0041】音声処理回路42は、CPU39より供給
された音声データをアナログ化し、アナログ化した音声
信号をスピーカ5に出力するようになされている。
【0042】また、ユーザの操作するペン(ペン型指示
部材)41によってタッチタブレット6Aの所定の位置
が押圧されると、CPU39は、タッチタブレット6A
の押圧された位置のX−Y座標を読み取り、その座標デ
ータ(後述する線画情報)を、バッファメモリ36のデ
ータ領域に蓄積するようになされている。また、CPU
39は、バッファメモリ36に蓄積した線画情報を、線
画情報入力日時のヘッダ情報とともに、メモリカード2
4の線画情報記録領域に記録するようになされている。
【0043】CPU39は、電源スイッチ11などの操
作スイッチ40からの信号を受け取り、適宜処理するよ
うになされている。
【0044】CPU39は、ストロボ駆動回路37を制
御して、ストロボ4を適宜発光させるようになされてい
る他、駆動回路30を制御し、撮影レンズ3を移動させ
ることにより、オートフォーカス動作を行うようになさ
れている。
【0045】次に、本実施例の電子カメラ1の各種動作
について説明する。最初に、本装置による被写体の撮影
について説明する。
【0046】第1に、面X2に設けられている連写モー
ド切り換えスイッチ13が、Sモード(1コマだけ撮影
を行うモード)に切り換えられている場合について説明
する。最初に、図1に示す電源スイッチ11を「ON」
と印刷されている側に切り換えて電子カメラ1に電源を
投入する。ファインダ2で被写体を確認し、レリーズボ
タン(右ボタン10および左ボタン12のうち、レリー
ズボタンに設定されているボタン)を押すと、被写体の
撮影処理が開始される。
【0047】ファインダ2で観察される被写体の光画像
が撮影レンズ3によって集光され、複数の画素を備える
CCD20に結像する。CCD20に結像した被写体の
光画像は、各画素で画像信号に光電変換され、CDS3
1によってサンプリングされる。CDS31によってサ
ンプリングされた画像信号は、A/D変換回路32に供
給され、そこでデジタル化されてDSP33に出力され
る。
【0048】DSP33は、その画像データをバッファ
メモリ36のデータ領域に出力する。そして、圧縮伸張
回路およびメモリコントローラ35は、バッファメモリ
36より、その画像データを読み出し、離散的コサイン
変換、量子化およびハフマン符号化を組み合わせたJP
EG(Joint Photographic Experts Group)方式に従っ
て圧縮し、メモリカード24の撮影画像記録領域に記録
させる。このとき、メモリカード24の撮影画像記録領
域には、撮影日時のデータが、撮影画像データのヘッダ
情報として記録される。
【0049】なお、連写モード切り換えスイッチ13が
Sモードに切り換えられている場合においては、1コマ
の撮影だけが行われ、レリーズボタンが継続して押され
続けても、それ以降の撮影は行われない。また、レリー
ズボタンが継続して押され続けると、LCD6上に、撮
影した画像が表示される(電子ビューファインダ表
示)。
【0050】第2に、連写モード切り換えスイッチ13
がLモード(1秒間に8コマの連写を行うモード)に切
り換えられている場合について説明する。電源スイッチ
11を「ON」と印刷されている側に切り換えて電子カ
メラ1に電源を投入し、レリーズボタンを押すと、被写
体の撮影処理が開始される。
【0051】ファインダ2で観察される被写体の光画像
が撮影レンズ3によって集光され、複数の画素を備える
CCD20に結像する。CCD20に結像した被写体の
光画像は、各画素で画像信号に光電変換され、CDS3
1によって1秒間に8回の割合でサンプリングされる。
また、このとき、CDS31は、CCD20の全画の画
像電気信号のうち4分の3の画素を間引く。
【0052】すなわち、CDS31は、マトリクス状に
配列されているCCD20の画素を、図6に示すよう
に、2×2画素(4つの画素)を1つとする領域に分割
し、その1つの領域から、所定の位置に配置されている
1画素の画像信号をサンプリングし、残りの3画素を間
引く。
【0053】例えば、第1回目のサンプリング時(1コ
マ目)においては、各領域の左上の画素aがサンプリン
グされ、その他の画素b,c,dが間引かれる。第2回
目のサンプリング時(2コマ目)においては、各領域の
右上の画素bがサンプリングされ、その他の画素a,
c,dが間引かれる。以下、第3回目、第4回目のサン
プリング時においては、左下の画素c、右下の画素d
が、それぞれ、サンプリングされ、その他の画素が間引
かれる。つまり、4コマ毎に各画素がサンプリングされ
る。
【0054】CDS31によってサンプリングされた画
像信号(CCD20の全画素中の4分の1の画素の画像
信号)は、A/D変換回路32に供給され、そこでデジ
タル化されてDSP33に出力される。
【0055】DSP33は、デジタル化された画像信号
をバッファメモリ36のデータ領域に出力し、圧縮伸張
回路およびメモリコントローラ35は、その画像信号を
読み出し、JPEG方式に従って圧縮した後、デジタル
化および圧縮処理された撮影画像データを、メモリカー
ド24の撮影画像記録領域に記録する。このとき、メモ
リカード24の撮影画像記録領域には、撮影日時のデー
タが、撮影画像データのヘッダ情報として記録される。
【0056】第3に、連写モード切り換えスイッチ13
がHモード(1秒間に30コマの連写を行うモード)に
切り換えられている場合について説明する。電源スイッ
チ11を「ON」と印刷されている側に切り換えて電子
カメラ1に電源を投入し、レリーズボタンを押すと、被
写体の撮影処理が開始される。
【0057】ファインダ2で観察される被写体の光画像
が撮影レンズ3によって集光され、CCD20に結像す
る。複数の画素を備えるCCD20に結像した被写体の
光画像は、各画素で画像信号に光電変換され、CDS3
1によって1秒間に30回の割合でサンプリングされ
る。また、このとき、CDS31は、CCD20の全画
素の画像電気信号のうち9分の8の画素を間引く。
【0058】すなわち、CDS31は、マトリクス状に
配列されているCCD20の画素を、図7に示すよう
に、3×3画素を1つとする領域に分割し、その1つの
領域から、所定の位置に配置されている1画素の画像電
気信号を、1秒間に30回の割合でサンプリングし、残
りの8画素を間引く。
【0059】例えば、第1回目のサンプリング時(1コ
マ目)においては、各領域の左上の画素aがサンプリン
グされ、その他の画素b乃至iが間引かれる。第2回目
のサンプリング時(2コマ目)においては、画素aの右
側に配置されている画素bがサンプリングされ、その他
の画素a,c乃至iが間引かれる。以下、第3回目以降
のサンプリング時においては、画素c、画素d・・・
が、それぞれ、サンプリングされ、その他の画素が間引
かれる。つまり、9コマ毎に各画素がサンプリングされ
る。
【0060】CDS31によってサンプリングされた画
像信号(CCD20の全画素中の9分の1の画素の画像
信号)は、A/D変換回路32に供給され、そこでデジ
タル化されてDSP33に出力される。
【0061】DSP33は、デジタル化された画像信号
をバッファメモリ36のデータ領域に出力し、圧縮伸張
回路およびメモリコントローラ35は、その画像信号を
読み出し、JPEG方式に従って圧縮した後、デジタル
化および圧縮処理された撮影画像データを、撮影日時の
ヘッダ情報を付随して、メモリカード24の撮影画像記
録領域に記録する。
【0062】なお、必要に応じて、ストロボ4を動作さ
せ、被写体に光を照射させることもできる。
【0063】また、本実施例においては、右ボタン10
および左ボタン12に割り当てられる機能(録音ボタン
としての機能とレリーズボタンとしての機能)を選択す
ることができる。次に、右ボタン10および左ボタン1
2に、それらの機能を割り当てるときの設定手順を説明
する。
【0064】最初に、操作キー7のメニューキー7Aを
例えばペン41で押圧し、図8に示すメインメニュー画
面をLCD6に表示させる。メインメニュー画面は、青
色のメインメニュー背景61と、その上に表示される白
色のメニューアイテム62で構成されている。図8にお
いては、画像、音声などを記録するモードに切り換える
とき押圧される「記録」62A、記録されている画像、
音声などを再生するモードに切り換えるとき押圧される
「再生」62B、記録されている複数の画像、音声など
を連続的に再生するモードに切り換えるとき押圧される
「連続再生」62C、および、各種動作の設定を行うモ
ードに切り換えるとき押圧される「設定」62Dの4つ
のメニューアイテム62が表示される。
【0065】そして、右ボタン10と左ボタン12の設
定を行う場合、これらのメニューアイテム62のうち、
「設定」62D(白色の部分)をペン41で押圧し、図
9に示すように設定メニュー画面をLCD6に表示させ
る。なお、このとき、CPU39は、タッチタブレット
6Aからペン41が押圧された位置(座標値)を受け取
り、その座標値から、選択されたメニューアイテム62
(今の場合、「設定」62D)を特定し、そのメニュー
アイテム62に対応する動作(今の場合、設定メニュー
画面をLCD6に表示させる動作)を行う。
【0066】このようにして表示された設定メニュー画
面は、緑色の設定メニュー背景71と、その上に表示さ
れる白色のメニューアイテム72で構成されている。図
9の設定メニュー画面においては、「撮影モード」72
A、「スピードライト」72B、「画質設定」72C、
「録音設定」72D、および、「録音ボタン・レリーズ
ボタン」72Eの5つのメニューアイテム72が表示さ
れている。
【0067】これらのメニューアイテム72のうち、
「録音ボタン・レリーズボタン」72E(白色の部分)
をペン41で押圧し、図10に示すように、ボタン設定
メニュー画面をLCD6に表示させる。図10のボタン
設定メニュー画面においては、赤色のボタン設定メニュ
ー背景81と、左ボタン12に録音ボタンの機能を割り
当て、右ボタン10にレリーズボタンの機能を割り当て
るときに選択される選択領域84(白色)、および、左
ボタン12にレリーズボタンの機能を割り当て、右ボタ
ン10に録音ボタンの機能を割り当てるときに選択され
る選択領域85(白色)が表示される。
【0068】そして、左ボタン12に録音ボタンの機能
を割り当て、右ボタン10にレリーズボタンの機能を割
り当てる場合は、選択領域84を選択し、左ボタン12
にレリーズボタンの機能を割り当て、右ボタン10に録
音ボタンの機能を割り当てる場合は、選択領域85を選
択する。
【0069】以上のように、いずれかの設定を選択する
と、その設定に対応して、右ボタン10および左ボタン
12は、録音ボタンまたはレリーズボタンとして機能す
る。即ち、CPU39は、右ボタン10および左ボタン
12における操作に対応する信号を受け取ると、ここで
設定された機能に対応する処理(撮影処理または録音処
理)を行う。
【0070】このようにすることにより、各ユーザが操
作し易いように、録音ボタンおよびレリーズボタンを、
右ボタン10および左ボタン12に割り当てることがで
きる。
【0071】なお、この電子カメラ1において、デフォ
ルトとして、例えば、右ボタン10がレリーズボタンと
して機能し、左ボタン12が、録音ボタンとして機能す
るように予め設定されている。
【0072】以下、録音ボタンは、ここでの設定に対応
する、右ボタン10および左ボタン12のいずれか一方
を指し、レリーズボタンは、右ボタン10および左ボタ
ン12のうちの残りの一方のボタンを指すものとする。
【0073】次に、タッチタブレット6Aから2次元の
情報(ペン入力情報)を入力する場合の動作について説
明する。
【0074】タッチタブレット6Aがペン41のペン先
で押圧されると、接触した箇所のX−Y座標が、CPU
39に入力される。このX−Y座標は、バッファメモリ
36のデータ領域に記憶される。また、バッファメモリ
36のフレームメモリ領域における上記X−Y座標の各
点に対応した箇所にデータを書き込み、LCD6におけ
る上記X−Y座標に、ペン41の接触に対応した線画を
表示させることができる。
【0075】上述したように、タッチタブレット6A
は、透明部材によって構成されているので、ユーザは、
LCD6上に表示される点(ペン41のペン先で押圧さ
れた位置の点)を観察することができ、あたかもLCD
6上に直接ペン入力をしたかのように感じることができ
る。また、ペン41をタッチタブレット6A上で移動さ
せると、LCD6上には、ペン41の移動に伴う線が表
示される。さらに、ペン41をタッチタブレット6A上
で断続的に移動させると、LCD6上には、ペン41の
移動に伴う破線が表示される。以上のようにして、ユー
ザは、タッチタブレット6A(LCD6)に所望の文
字、図形等の線画情報を入力する。
【0076】また、LCD6上に撮影画像が表示されて
いる場合において、ペン41によって線画情報が入力さ
れると、この線画情報が、撮影画像情報とともに、バッ
ファメモリ36のフレームメモリ領域で合成され、LC
D6上に同時に表示される。
【0077】なお、ユーザは、図示せぬ色選択スイッチ
を操作することによって、LCD6上に表示される線画
の色を、黒、白、赤、青等の色から選択することができ
る。
【0078】ペン41によるタッチタブレット6Aへの
線画情報の入力後、操作キー7の実行キー7Bが押され
ると、バッファメモリ36のデータ領域に蓄積されてい
る線画情報が、入力日時のヘッダ情報とともにメモリカ
ード24に供給され、メモリカード24の線画情報記録
領域に記録される。
【0079】なお、メモリカード24に記録される線画
情報は、圧縮処理の施された情報である。タッチタブレ
ット6Aに入力された線画情報は空間周波数成分の高い
情報を多く含んでいるので、上記撮影画像の圧縮に用い
られるJPEG方式によって圧縮処理を行うと、圧縮効
率が悪く情報量が小さくならず、圧縮および伸張に必要
とされる時間が長くなってしまう。さらに、JPEG方
式による圧縮は、非可逆圧縮であるので、情報量の少な
い線画情報の圧縮には適していない(伸張してLCD6
上に表示した場合、情報の欠落に伴うギャザ、にじみが
際だってしまうため)。
【0080】そこで、本実施例においては、ファックス
等において用いられるランレングス法によって、線画情
報を圧縮するようにしている。ランレングス法とは、線
画画面を水平方向に走査し、黒、白、赤、青等の各色の
情報(点)の継続する長さ、および無情報(ペン入力の
ない部分)の継続する長さを符号化することにより、線
画情報を圧縮する方法である。
【0081】このランレングス法を用いることにより、
線画情報を最小に圧縮することができ、また、圧縮され
た線画情報を伸張した場合においても、情報の欠落を抑
制することが可能になる。なお、線画情報は、その情報
量が比較的少ない場合には、圧縮しないようにすること
もできる。
【0082】また、上述したように、LCD6上に撮影
画像が表示されている場合において、ペン入力を行う
と、撮影画像データとペン入力の線画情報がバッファメ
モリ36のフレームメモリ領域で合成され、撮影画像と
線画の合成画像がLCD6上に表示される。その一方
で、メモリカード24においては、撮影画像データは、
撮影画像記録領域に記録され、線画情報は、線画情報記
録領域に記録される。このように、2つの情報が、各々
異なる領域に記録されるので、ユーザは、撮影画像と線
画の合成画像から、いずれか一方の画像(例えば線画)
を削除することができ、さらに、各々の画像情報を個別
の圧縮方法で圧縮することもできる。
【0083】メモリカード24の音声記録領域、撮影画
像記録領域、または線画情報記録領域にデータを記録し
た場合、図11に示すように、LCD6に所定の表示が
行われる。
【0084】図11に示すLCD6の表示画面上におい
ては、情報を記録した時点の年月日(記録年月日)(こ
の場合、1995年8月25日)が画面の下端部に表示
され、その記録年月日に記録された情報の記録時刻が画
面の最も左側に表示されている。
【0085】記録時刻の右側には、サムネイル画像が表
示されている。このサムネイル画像は、メモリカード2
4に記録された撮影画像データの各画像データのビット
マップデータを間引いて(縮小して)作成されたもので
ある。この表示のある情報は、撮影画像情報を含む情報
である。つまり、「10時16分」と「10時21分」
に記録(入力)された情報には、撮影画像情報が含まれ
ており、「10時05分」、「10時28分」、「10
時54分」、「13時10分」に記録された情報には、
画像情報が含まれていない。
【0086】また、メモ記号「*」は、線画情報として
所定のメモが記録されていることを表している。
【0087】サムネイル画像の表示領域の右側には、音
声情報バーが表示され、録音時間の長さに対応する長さ
のバー(線)が表示される(音声情報が入力されていな
い場合は、表示されない)。
【0088】ユーザは、図11に示すLCD6の所望の
情報の表示ラインのいずれかの部分を、ペン41で押圧
して再生する情報を選択指定し、図2に示す実行キー7
Bを押圧することにより、選択した情報を再生する。
【0089】例えば、図11に示す「10時05分」の
表示されているラインがペン41によって押圧される
と、CPU39は、選択された録音日時(10時05
分)に対応する音声データをメモリカード24から読み
出し、その音声データを伸張した後、音声処理回路42
に供給する。音声処理回路42は、供給された音声デー
タをアナログ化した後、スピーカ5を介して再生する。
【0090】メモリカード24に記録した撮影画像デー
タを再生する場合、ユーザは、所望のサムネイル画像
を、ペン41で押圧することによりその情報を選択し、
実行キー7Bを押して選択した情報を再生させる。
【0091】CPU39は、選択された撮影日時に対応
する撮影画像データをメモリカード24から読み出すよ
うに、圧縮伸張回路およびメモリコントローラ35に指
示する。圧縮伸張回路およびメモリコントローラ35
は、メモリカード24より読み出された撮影画像データ
(圧縮されている撮影画像データ)を伸張し、この撮影
画像データをビットマップデータとしてバッファメモリ
36のフレームメモリ領域に蓄積させ、LCD6に表示
させる。
【0092】Sモードで撮影された画像は、LCD6上
に、静止画像として表示される。この静止画像は、CC
D20の全ての画素の画像信号を再生したものであるこ
とはいうまでもない。
【0093】Lモードで撮影された画像は、LCD6上
において、1秒間に8コマの割合で連続して表示され
る。このとき、各コマに表示される画素数は、CCD2
0の全画素数の4分の1である。
【0094】通常、人間の目は、静止画像の解像度の劣
化に対しては敏感に反応するため、静止画像の画素を間
引くことは、ユーザに画質の劣化として捉えられてしま
う。しかしながら、撮影時の連写速度が上がり、Lモー
ドにおいて1秒間に8コマ撮影され、この画像が1秒間
に8コマの早さで再生された場合においては、各コマの
画素数がCCD20の画素数の4分の1になるが、人間
の目は1秒間に8コマの画像を観察するので、1秒間に
人間の目に入る情報量は、静止画像の場合に比べて2倍
になる。
【0095】すなわち、Sモードで撮影された画像の1
コマの画素数を1とすると、Lモードで撮影された画像
の1コマの画素数は1/4となる。Sモードで撮影され
た画像(静止画像)がLCD6に表示された場合、1秒
間に人間の目に入る情報量は1(=(画素数1)×(コ
マ数1))となる。一方、Lモードで撮影された画像が
LCD6に表示された場合、1秒間に人間の目に入る情
報量は2(=(画素数1/4)×(コマ数8))となる
(すなわち、人間の目には、静止画像の2倍の情報が入
る)。従って、1コマ中の画素の数を4分の1にして
も、再生時において、ユーザは、画質の劣化をさほど気
にすることなく再生画像を観察することができる。
【0096】さらに、本実施例においては、コマ毎に異
なる画素をサンプリングし、そのサンプリングした画素
をLCD6に表示するようにしているので、人間の目に
残像効果が起こり、1コマ当たり4分の3画素を間引い
たとしても、ユーザは、画質の劣化をさほど気にするこ
となくLCD6に表示されるLモードで撮影された画像
を観察することができる。
【0097】また、Hモードで撮影された画像は、LC
D6上において、1秒間に30コマの割合で連続して表
示される。このとき、各コマに表示される画素数は、C
CD20の全画素数の9分の1であるが、Lモードの場
合と同様の理由で、ユーザは、画質の劣化をさほど気に
することなくLCD6に表示されるHモードで撮影され
た画像を観察することができる。
【0098】本実施例においては、LモードおよびHモ
ードで被写体を撮像する場合、CDS31が、再生時に
おける画質の劣化が気にならない程度にCCD20の画
素を間引くようにしているので、DSP33と、圧縮伸
張回路およびメモリコントローラ35の負荷を低減する
ことができ、DSP33と、圧縮伸張回路およびメモリ
コントローラ35を、低速度、低電力で作動させること
ができる。また、このようにすることにより、装置の低
コスト化および低消費電力化が可能になる。
【0099】ところで、本実施例においては、上述した
ように、メモリカード24に記録される各種の情報(デ
ータ)には、それぞれの情報が入力された日時のデータ
がヘッダ情報として付随されている。ユーザは、LCD
6上に表示される日時のデータから、所望の情報を選択
して再生することができる(図11)。
【0100】また、複数の情報(撮影画像、音声、線
画)が同時に入力された場合、各々の情報は、記録カー
ド24の所定の領域に別個に記録されるが、その各々の
情報には、互いに同一の日時のヘッダ情報が付随してい
る。
【0101】例えば、情報A(撮影画像)、情報B(音
声)、情報C(線画)が同時に入力された場合、メモリ
カード24の所定の領域に記録される各情報A,B,C
は、同一の入力日時のデータをヘッダ情報として各々備
えるようにする。また、情報Aのヘッダ情報を入力日時
のデータとし、情報BおよびCのヘッダ情報を、情報A
に関連する旨のデータとするようにしてもよい。
【0102】以上のようにすることにより、同時に入力
された情報は、再生時において、同時に再生される。
【0103】また、本実施例においては、第1の情報
(例えば、撮影画像)を記録した後に、第1の情報と異
なる第2の情報(例えば、線画)を、第1の情報に追加
した形で記録させることもできる。このように、第1の
情報に追加して、第2の情報を加える場合、第1の情報
を再生した状態で、第2の情報を入力するようにする。
以下に、この場合の詳細な説明をする。
【0104】例えば、予め記録されている音声情報が再
生されている場合において、レリーズボタンが押され、
被写体の撮影処理が行われると、メモリカード24の撮
影画像記録領域に記録される撮影画像データには、その
音声情報の記録が開始された日時のヘッダ情報が付随さ
れる。
【0105】また、例えば、1995年8月25日10
時5分に記録が開始された音声情報の再生中において、
再生開始から1分経過したとき(すなわち、再生データ
が1995年8月25日10時6分のデータになったと
き)、撮影処理が行われると、メモリカード24の撮影
画像記録領域に記録される撮影画像データには、199
5年8月25日10時6分のヘッダ情報が付随されるよ
うにすることもできる(なお、開始時刻(10時5分)
をヘッダ情報とするようにしてもよいし、いずれか一方
をデフォルトとして登録するようにしてもよい(その選
択は、ユーザによってなされる))。
【0106】同様に、予め記録されている音声情報が再
生されている場合において、線画情報が入力されると、
メモリカード24の線画情報記録領域には、その線画情
報とともに、音声情報の記録日時のヘッダ情報と同一の
ヘッダ情報が記録される。
【0107】予め、同時に入力された音声情報および撮
影画像情報が再生されている場合において、線画情報が
入力されると、メモリカード24の線画情報記録領域に
は、その線画情報とともに、音声情報(または撮影画像
情報)の記録日時のヘッダ情報と同一のヘッダ情報が記
録される。
【0108】予め、同時に入力された音声情報および線
画情報が再生されている場合において、撮影画像情報が
入力されると、メモリカード24の撮影画像記録領域に
は、その撮影画像データとともに、音声情報(または線
画情報)の記録日時のヘッダ情報と同一のヘッダ情報が
記録される。
【0109】予め入力されている撮影画像が再生されて
いる場合において、音声情報が入力されると、メモリカ
ード24の音声情報記録領域には、その音声データとと
もに、撮影画像の記録日時のヘッダ情報と同一のヘッダ
情報が記録される。
【0110】予め入力されている撮影画像が再生されて
いる場合において、線画情報が入力されると、メモリカ
ード24の線画情報記録領域には、その線画情報ととも
に、撮影画像の記録日時のヘッダ情報と同一のヘッダ情
報が記録される。
【0111】予め、同時に入力された撮影画像情報およ
び線画情報が再生されている場合において、音声情報が
入力されると、メモリカード24の音声記録領域には、
その音声データとともに、撮影画像情報(または線画情
報)の記録日時のヘッダ情報と同一のヘッダ情報が記録
される。
【0112】予め入力されている線画情報が再生されて
いる場合において、撮影画像情報が入力されると、メモ
リカード24の撮影画像記録領域には、その撮影画像デ
ータとともに、線画情報の記録日時のヘッダ情報と同一
のヘッダ情報が記録される。
【0113】予め入力されている線画情報が再生されて
いる場合において、音声情報が入力されると、メモリカ
ード24の音声記録領域には、その音声データととも
に、線画情報の記録日時のヘッダ情報と同一のヘッダ情
報が記録される。
【0114】以上のように、予め記録されている第1の
情報が再生されている場合において、第2の情報が入力
されると、第1の情報の記録日時が第2の情報のヘッダ
情報となる(以下、通常モードという)。このようにす
ることによって、後から情報を追加しても、元の情報と
追加された情報の関係を保つことができる。
【0115】さらに、本実施例においては、予め記録さ
れている第1の情報に第2の情報を追加した場合、第2
の情報の入力時刻を第2の情報のヘッダ情報として記録
するだけでなく、第1の情報のヘッダ情報を、第2の情
報のヘッダ情報で書き換えるようにしてもよい(以下、
記録日時変更モードという)。このようにする場合、電
子カメラ1に、記録日時のモード切り換えスイッチ(図
示せず)をさらに設け、ユーザの選択により記録日時の
変更(通常モードと記録日時変更モードの切り換え)が
行われるようにする。
【0116】例えば、ユーザが、後日の特定の時刻に、
特定の被写体を撮影することを予定しており、その撮影
画像についてのコメントを予め線画情報として記録した
場合(すなわち、線画情報が第1の情報)、上記の記録
日時のモード切り換えスイッチを、記録日時変更モード
に切り換え、記録した線画情報を再生しながら上記被写
体を撮影する(すなわち、撮影画像が第2の情報)。す
ると、線画情報(第1の情報)および撮影画像(第2の
情報)の両方に、撮影画像(第2の情報)の入力日時が
ヘッダ情報として付随される。
【0117】また、入力される情報に優先順位を付け、
その優先順位に対応させて、各情報に入力時刻のヘッダ
情報を付随させるようにしてもよい。
【0118】例えば、撮影画像の優先順位を第1位と
し、音声情報の優先順位を第2位とし、線画情報の優先
順位を第3位とした場合、予め記録されている線画情報
を再生させながら、音声情報を入力すると、メモリカー
ド24に記録される線画情報および音声情報の両者に
は、音声情報の入力時刻を含むヘッダ情報が付随される
(音声情報の優先順位が線画情報の優先順位よりも上位
とされているため)。さらに、その音声情報および線画
情報を再生させながら、撮影画像を入力すると、メモリ
カード24に記録される線画情報、音声情報、および撮
影画像には、撮影画像の入力時刻を含むヘッダ情報が付
随される(撮影画像の優先順位が、他の情報の優先順位
よりも上位とされているため)。この優先順位は、ユー
ザによって設定されるものとしてもよい。
【0119】次に、被写体を撮影しているときに、音声
を記録する場合について説明する。
【0120】まず、連写モード切り換えスイッチ13が
Sモード(単写モード)に切り換えられている場合につ
いて説明する。最初に、録音ボタンが押されると、音声
情報の入力が行われ、メモリカード24の音声情報記録
領域には、音声データとともに、記録開始日時のヘッダ
情報が記録される。そして、音声情報の入力中、レリー
ズボタンが押されると(Sモード)、被写体が1コマ撮
影され、その撮影画像データがメモリカード24に記録
される。この撮影画像データには、レリーズボタンが押
されたとき(撮影開始時)の日時のヘッダ情報が付随し
ている。
【0121】一方、最初に、レリーズボタンが押される
と、被写体が1コマ撮影される。このとき、メモリカー
ド24に記録される撮影画像データには、撮影時の日時
がヘッダ情報として記録される。さらに、レリーズボタ
ンが継続して押されていると、撮影した画像が、LCD
6上に表示される。また、このとき、録音ボタンが押さ
れると、音声情報が入力される。このとき、メモリカー
ド24の音声情報記録領域に記録される音声データに
は、撮影したときの日時がヘッダ情報として付随され
る。
【0122】次に、連写モード切り換えスイッチ13
が、LモードまたはHモード(連写モード)に切り換え
られている場合について説明する。最初に、レリーズボ
タンが押され、次に録音ボタンが押された場合、および
レリーズボタンと録音ボタンが同時に押された場合、撮
影画像および音声情報は、次に示すように記録される。
【0123】連写モード切り換えスイッチ13がLモー
ドに切り換えられている場合においては、1秒間に8コ
マの撮影が行われ、メモリカード24の撮影画像記録領
域に記録される各コマの撮影画像データには、各々が撮
影された日時のヘッダ情報が付随される。従って、各コ
マのヘッダには、0.125秒間隔の日時が記録される
ことになる。また、このとき、音声情報は0.125秒
毎に記録され(但し、継続して入力される)、メモリカ
ード24の音声情報記録領域に記録される音声データに
も、0.125秒間隔の日時のヘッダ情報が記録され
る。
【0124】同様に、連写モード切り換えスイッチ13
がHモードに切り換えられている場合においては、1秒
間に30コマの撮影が行われ、メモリカード24の撮影
画像記録領域に記録される各コマの撮影画像データに
は、各々が撮影された日時のヘッダ情報が付随される。
従って、各コマのヘッダには、1/30秒間隔の日時が
記録されることになる。また、このとき、音声情報は1
/30秒毎に記録され(但し、継続して入力される)、
メモリカード24の音声情報記録領域に記録される音声
データにも、1/30秒間隔の日時のヘッダ情報が記録
される。
【0125】以上のようにすることにより、記録後に撮
影画像または音声を編集する場合、任意の撮影画像を除
去すると、その撮影画像のヘッダ情報と同一のヘッダ情
報を有する音声情報も除去することができる。
【0126】一方、連写モード切り換えスイッチ13
が、LモードまたはHモードに切り換えられている場合
(連写モードに切り換えられている場合)において、最
初に録音ボタンが押され、後からレリーズボタンが押さ
れると、メモリカード24に記録される情報には、以下
に示すヘッダ情報が記録される。
【0127】すなわち、この場合においては、レリーズ
ボタンが押されるまでの音声データが、メモリカード2
4の音声情報記録領域に、1つのファイルとして記録さ
れる。その後、レリーズボタンが押された場合には、撮
影画像の各コマに対応する日時のヘッダ情報が音声デー
タとともに記録される。
【0128】以上のように、本実施例においては、電子
カメラ1の両端に右グリップ14および左グリップ15
を配置したので、タッチタブレット6Aへの入力時にお
いては、例えば、左グリップ15を左手で掌握し、右手
でペン41を操作して情報を入力し、被写体の撮影時に
おいては、右グリップ14を右手で掌握しながら、レリ
ーズボタンとして設定した右ボタン10を押して撮影を
行うことができる。
【0129】なお、本発明は、上記実施例に限定される
ものではなく、他の電子カメラにも適用が可能である。
【0130】
【発明の効果】以上のごとく、請求項1に記載の表示制
御装置によれば、筐体の両側に配置され、筐体の中央部
分より広い幅で設計され、情報入力部を操作するとき、
または、操作部を操作するとき支持される支持部を設け
るようにしたので、タッチタブレットへの入力時および
被写体の撮影時に、十分に筐体(装置)を固定すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した電子カメラの一実施例の正面
から見た場合の構成を示す斜視図である。
【図2】図1に示す電子カメラ1の背面から見た場合の
構成を示す斜視図である。
【図3】図1および図2に示す電子カメラ1の内部の構
成を示す斜視図である。
【図4】図1および図2に示す電子カメラ1の本体部1
Aの構成を示す断面図である。
【図5】図1および図2に示す電子カメラ1の内部の電
気的構成を示すブロック図である。
【図6】Lモード時における画素の間引き処理を説明す
る図である。
【図7】Hモード時における画素の間引き処理を説明す
る図である。
【図8】メインメニュー画面の一例を示す図である。
【図9】設定メニュー画面の一例を示す図である。
【図10】ボタン設定メニュー画面の一例を示す図であ
る。
【図11】図1および図2に示す電子カメラ1の表示画
面の例を示す図である。
【符号の説明】
1 電子カメラ 2 ファインダ 3 撮影レンズ 4 ストロボ 5 スピーカ 6 LCD 6A タッチタブレット 7 操作キー 7A メニューキー 7B 実行キー 7C クリアキー 7D キャンセルキー 7E スクロールキー 8 マイクロホン 9 イヤホンジャック 10 右ボタン 11 電源スイッチ 12 左ボタン 13 連写モード切り換えスイッチ 20 CCD 21 バッテリ 22 コンデンサ 23 回路基板 24 メモリカード 31 相関二重サンプリング回路(CDS) 31A 自動利得調整器(AGC) 32 アナログ/デジタル変換回路 33 デジタルシグナルプロセッサ(DSP) 34 CCD駆動回路 35 圧縮伸張回路およびメモリコントローラ 36 バッファメモリ 39 CPU 41 ペン 42 音声処理回路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体からの光を集光する集光手段と、 被写体を撮影者に呈示する呈示手段と、 所定の情報を入力するとき操作される情報入力手段と、 所定の動作を行うときに操作される操作手段と、 筐体の中央部より広い幅で、前記筐体の両端に配置さ
    れ、前記情報入力手段を操作するとき、または、前記操
    作手段を操作するとき支持される支持手段とを備えるこ
    とを特徴とする表示制御装置。
  2. 【請求項2】 前記支持手段は、バッテリを内蔵するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の表示制御装置。
  3. 【請求項3】 前記操作手段は、前記支持手段を支持し
    ながら操作される第1の操作部と第2の操作部を含むこ
    とを特徴とする請求項1に記載の表示制御装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の操作部と前記第2の操作部
    は、前記支持手段に対応して、前記筐体の中央部に対し
    て左右対称に配置されていることを特徴とする請求項3
    に記載の表示制御装置。
  5. 【請求項5】 前記第1の操作部に対する操作に対応す
    る動作と、前記第2の操作部に対する操作に対応する動
    作を切り換える切換手段をさらに備えることを特徴とす
    る請求項3に記載の表示制御装置。
  6. 【請求項6】 前記集光手段と前記呈示手段は、前記筐
    体において、前記情報入力手段の裏側以外に配置されて
    いることを特徴とする請求項1に記載の表示制御装置。
JP8184419A 1996-07-15 1996-07-15 表示制御装置 Withdrawn JPH1032735A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6952229B1 (en) 1999-04-13 2005-10-04 Seiko Epson Corporation Digital camera having input devices and a display capable of displaying a plurality of set information items
JP2006174416A (ja) * 2004-11-16 2006-06-29 Asahi Denshi Kenkyusho:Kk 小型記録装置
JP2017049890A (ja) * 2015-09-03 2017-03-09 キヤノン電子株式会社 携帯端末装置及び携帯型発券機
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