JP4294433B2 - 携帯端末装置 - Google Patents

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Description

本発明は、カメラ付き携帯電話機器やデジタルカメラなどのような携帯端末装置に関し、特に、撮像した画像の保存や閲覧を可能とする携帯端末装置に関する。
近年、電子機器は小型化、高機能化が進んでいる。例えば、携帯電話機器では画面が大型化し、大量の文字情報や高精細な画像を表示できるようになっている。一方、最近の携帯電話機器の中には、撮像レンズおよび入力光を電気信号に変換する撮像素子を備えるカメラが搭載されたいわゆるカメラ付き携帯電話があり、このカメラ付き携帯電話では、記憶容量、画像表示サイズ、カメラの解像度および処理能力が向上している。デジタルカメラの場合も同様のことが言える。
そしてカメラ付き携帯電話機器やデジタルカメラで撮影した画像をパソコン(パーソナルコンピュータ)等の大容量記憶装置を持った機器に小型記憶メディアや電子メールで送り、パソコンで閲覧や編集、印刷するのが一般的になっている。最近ではデジタルカメラ型の携帯電話機器も商品化されている。
従来のカメラ付き携帯電話機器やデジタルカメラにおいては、撮影・保存した画像は縦長または横長のどちらかに統一されている。カメラ付き携帯電話機器の場合は縦長が主流であり、デジタルカメラの場合は横長が基本となっている。たとえばカメラ付き携帯電話機器の場合、画像サイズを縦160×横120画素、縦320×横240画素、縦640×横480画素の中から選択するようになっている。しかし、被写体の構図に応じて縦位置で撮影する場合と横位置で撮影する場合とがありえる。たとえば人物は縦位置、風景は横位置でそれぞれ撮影する。ここで横位置で撮影した画像とは、カメラ付き携帯電話機器を90度回転させて横向きにした状態で撮影することを意味する。したがって縦位置で撮影した画像と横位置で撮影した画像とが混在することになり、保存されている撮影画像を閲覧するときには見づらくなる。多くの場合、カメラ付き携帯電話機器には画像編集機能が備わっており、その中の90度回転機能を用いて所望の位置にすることができる。また画像データをパソコンに転送して、パソコンの画像編集ソフトで90度回転させて所望の位置にしてもよい。
一方、デジタルカメラの高級機種の一部では縦横を自動判別するセンサーを内蔵した機種が商品化されている。パワーショットG3(デジタルカメラの商品名:キヤノン株式会社)は撮影時にカメラが縦横ポジションを自動的に判別する「SIセンサー」(高感度応力検出装置)を搭載している。カメラが常に画面の上側を認識できるため、太陽や空などの光源の影響を最小限にとどめた高精度な露出制御を可能にしている。また「SIセンサー」の出力に基づき縦位置で撮影した画像を、再生時に回転させて表示することができる。
また、撮影画面を縦長フレーミングまたは横長フレーミングのいずれかに切り替える選択スイッチの操作状態に連動して画角を切り替えて、撮影フィルムに切り替えられたフレーミングに対応する情報を記録するカメラも提供されている(特許文献1参照)。
特開昭63−298233号公報
従来のカメラ付き携帯電話機器やデジタルカメラにおいては、撮影・保存した画像は縦長または横長のどちらかに統一されている。カメラ付き携帯電話機器の場合は縦長が主流であり、デジタルカメラの場合は横長である。ところが、被写体に応じて縦位置で撮影する場合と横位置で撮影する場合とがありえるので、縦位置撮影画像と横位置撮影画像が混在することになる。よって閲覧時には縦位置撮影画像か横位置撮影画像かのどちらかが正常位置から90度回転して表示されるので見にくい。使用者はそれらの画像を、画像編集ツール等を用いて90度逆回転させなければならない。つまり、撮影・保存後に編集という追加作業が発生してしまうので面倒である。
一方、デジタルカメラの高級機種の一部では縦横を自動判別するセンサーを内蔵した機種が商品化されている。しかしこのセンサーはコストアップにつながる。撮影姿勢や被写体の構図によってはセンサーの判定ミスも起こりえる。
それゆえに、この発明の目的は装置の構成を大掛かりにせずに操作性が改良された撮像機能を有する携帯端末装置を提供することである。
この発明のある局面に従う携帯端末装置は、被写体の撮像機能を含む複数種類の機能と複数種類の動作モードを有する携帯端末装置であって、撮像機能が指示されたとき被写体を撮像して画像データを出力する撮像手段と、与えられる画像データを処理して出力する画像データ処理手段と、画像データ処理手段から入力した画像データを記憶する画像データ記憶手段と、複数の所定キーとを備えて、複数の所定キーのそれぞれは、キー操作された時に撮像動作モードでは撮像機能を指示し、他の動作モードでは他の種類の機能を指示する。
したがって、撮像動作モードでは複数の所定キーのいずれを操作しても撮像機能を指示することができるから、撮像のためのキーを1つにする場合に比べて操作性が改良される。また、複数所定キーそれぞれは他の動作モードで操作されたときは他の種類の機能を指示するから、複数所定キーそれぞれを撮像機能の指示と他の種類の機能の指示とに兼用できる。その結果、構成を大掛かりにせずに操作性が改良された撮像機能を有する携帯端末装置を実現できる。
この発明の他の局面に従う携帯端末装置は被写体を撮像して画像データを出力する撮像手段と、与えられる画像データを処理して出力する画像データ処理手段と、画像データ処理手段から入力した画像データを記憶する画像データ記憶手段と、撮像手段に対して撮像を指示するために操作される複数の撮像キーとを備えて、画像データ処理手段は与えられる画像データを、撮像手段の被写体に対する撮像のための角度を示す撮像角度に基づいて処理し、キー操作された時に複数の撮像キーのそれぞれ毎に、異なる撮像角度が画像データ処理手段に対して指示される。
したがって、撮像を指示するには複数の撮像キーのいずれを操作しても可能であるから、1つの撮像キーのみで撮像を指示するのに比べて操作性に優れる。また撮像角度を指示(特定)するための特別な機構(回路)を追加せずとも、複数の撮像キーのそれぞれ毎に操作時は異なる撮像角度を指示できる。その結果、装置の構成を大掛かりにせずに操作性が改良された撮像機能を有する携帯端末装置を提供できる。
好ましくは、複数の撮像キーは2つであり、撮像キーのそれぞれ毎の撮像角度は、相互に90度異なる。したがって、操作する撮像キー毎に相互に90度ずつずれた撮像角度であることを指示できる。
好ましくは、画像データ処理手段は与えられる画像データを、所定の撮像角度により撮像された画像データとなるように、指示された撮像角度に基づいて画像回転のための処理を施す。
したがって、撮像により取得された画像データは一律に所定の撮像角度により撮像されたそれとなるようにデータ処理された後に画像データ記憶手段に記憶されるから、画像データ記憶手段に記憶されて保存される撮像の画像データは、撮像時の角度に拘らず所定撮像角度で撮像された状態で保存される。
好ましくは、画像データ処理手段は与えられる画像データを入力して、該画像データについて指示された撮像角度を示す情報を該入力画像データとともに出力し、画像データ記憶手段は、画像データ処理手段から入力した画像データと撮像角度を示す情報とを対応付けて記憶する。
したがって、画像データ記憶手段において、撮像の画像データは撮像時の撮像角度を示す情報と対応付けて記憶し保存することが出来る。
好ましくは、画像データ記憶手段から読出される画像データを該画像データに対応の撮像角度を示す情報に基づいて処理する読出画像データ処理手段をさらに備えて、読出画像データ処理手段は読出される画像データを、所定撮像角度により撮像された画像データとなるように、対応の撮像角度を示す情報に基づいて画像回転の処理を施す。
好ましくは、画像データに基づく被写体の像を予め準備された画面に表示するとき、所定撮像角度は表示される被写体像の縦横の方向と画面の予め規定された縦横の方向とが一致するような角度である。したがって、撮像して得られた画像データに基づく被写体の像は、画面表示時には被写体像の縦横の方向と画面の予め規定された縦横の方向とが一致しているから、見やすい。
好ましくは、撮像した画像データによる画像サイズが所定レベル以上の場合は、データ処理手段による撮像角度に基づく該画像データの処理を実行し、所定レベル未満の場合は撮像角度の指示およびデータ処理手段の撮像角度に基づく該画像データの処理を省略するよう制御する制御手段をさらに備える。
したがって、撮像して取得された画像データの画像データ処理手段による処理は一律に実行されるのではなくて、画像サイズの大きさに応じて選択的に実行させるように制御できる。
好ましくは、撮像キーのそれぞれは、該撮像キーが操作されるときに指示される撮像角度で携帯端末装置が携帯された状態で操作可能な位置に設けられる。したがって、撮像角度に応じて操作可能な位置に該撮像角度の撮像キーが設けられているから操作性に優れる。
この発明のさらに他の局面に従うと、入射光を電気信号に変換して画像データとして出力する撮像手段と、保存指示が与えられるとき、撮像手段により撮像して出力された画像データを記憶して保存する画像データ記憶手段と、保存指示を与えるために操作される複数の保存用キーとを備えて、複数の保存用キーそれぞれに、操作されたとき保存指示を与える機能に付加して異なる機能を割り当てる。
したがって、複数の保存用キーのいずれを操作しても撮像して取得した画像データの保存を指示することができるから、保存用のキーを1つにする場合に比べて操作性が改良される。また、複数保存用キーそれぞれは保存指示を与える機能に付加して異なる機能が割り当てられているから、複数保存用キーそれぞれを撮像画像データの保存機能の指示と他の種類の機能の指示とに兼用できる。その結果、構成を大掛かりにせずに操作性が改良された撮像機能を有する携帯端末装置を実現できる。
この発明のさらに他の局面に従うと、入射光を電気信号に変換して画像データとして出力する撮像手段と、保存指示が与えられるとき、撮像手段により撮像して出力された画像データを該保存指示に基づき記憶して保存する画像データ記憶手段と、保存指示を与えるために操作される複数の保存用キーとを備えて、保存指示には画像データによる画像の保存時の角度情報が含まれて、複数の保存用キーそれぞれが操作されるとき与えられる角度情報は相互に異なる。
したがって、撮像画像データの保存を指示するには複数の保存用キーのいずれを操作しても可能であるから、1つの保存用キーのみで保存機能を指示するのに比べて操作性に優れる。また撮像角度を指示(特定)するための特別な機構(回路)を追加せずとも、複数の保存用キーのそれぞれ毎に操作時は異なる撮像角度を指示できる。その結果、装置の構成を大掛かりにせずに操作性が改良された撮像機能を有する携帯端末装置を提供できる。
以下、本発明における一実施の形態について、図面を参照して説明する。本発明は任意の携帯端末に適用できるが、以下では好適な実施の形態として、液晶画面が一つで、該液晶画面が設けられた面と同じ面に操作用のキーが配置されたデジタルカメラ機能付きの携帯型電話機器(以下、単に携帯電話機と呼ぶ。)について説明する。なお、携帯電話機のタイプはこれに限定されず、画面と操作面とが別筐体に設けるような折りたたみ型の携帯電話機器であってもよい。また、電話機能が搭載されていないデジタルカメラ、カメラが内蔵または取り付け可能なPDA(Personal Digital Assistans)の場合でもよい。
説明するにあたり実施の形態中で用いられる用語について説明する。
‘縦型携帯電話機’とは、キーボードに印刷してある文字列の天地(上下)が正位置で携帯電話機を携帯したとき、すなわち携帯電話機の天地を正しい位置で携帯した状態(以下、正立状態という)で、矩形状の画面の縦方向の長さが横方向のそれより長いものを指す。たとえば液晶画面が320ドット×240ドットなら、縦方向が320ドットの長さであり、横方向が240ドットの長さである。
‘画像が縦長または横長である’とは、携帯電話機を正立状態で画像を画面表示して見たとき、画像の縦方向(画面の縦方向に一致)の長さが横方向(画面の横方向に一致)のそれより長い場合を画像が縦長(縦長画像)であると称し、逆に画像の横方向の長さが縦方向のそれより長い場合を画像が横長(横長画像)であると称する。
‘縦位置及び縦位置画像’とは縦長画像を指し、画像を画面に表示して正立状態で見たとき、画像の縦方向の長さが横方向のそれより長い場合を指し、逆に‘横位置及び横位置画像’とは横長画像を指し、画像を画面に表示して正立状態で見たとき、画像の横方向の長さが縦方向のそれより長い場合を指す。
‘縦位置画像の正常位置’とは画面に表示される縦位置画像の長辺を縦方向に一致させて見る位置であり、‘横位置画像の正常位置’とは画面に表示される横位置画像の長辺を横方向に一致させて見る位置である。
‘縦型フレーム’とはフレーム画像を画面に表示して正立状態で見たとき、フレーム画像の縦方向の長さが横方向のそれより長い場合を指し、逆に‘横型フレーム’とはフレーム画像を画面に表示して正立状態で見たとき、フレーム画像の横方向の長さが縦方向のそれより長い場合を指す。
(携帯電話機の構成)
図1には本発明の一実施の形態である携帯電話機1の数字キー操作部17を閉じた(格納した)状態での正面(液晶画面及びキー面)から見た状態が示される。図2には図1の携帯電話機1の数字キー操作部17を開いた状態での正面から見た状態が示される。図3には図1の携帯電話機を背面から見た外観が示される。携帯電話機1は被写体を撮像する機能、画像データを含むデータの処理機能、本来の通信機能など複数種類の機能を有する。
図1と図2を参照すると携帯電話機1は折り畳み方式とは異なり、数字キー操作部17は表示部4の背部に回転またはスライドによって格納される。数字キー操作部17が格納された状態が図1であり、図2の開いた状態では数字キー操作部17に設けられた数キーおよびその他キーからなるキー群19が示される。
図1及び図2に示すごとく、正立状態で携帯電話機1を使用者が携帯した場合に、スピーカ2は携帯電話機1の正面の上方中央に、アンテナ20は上部に、マイク3は底部に、表示部4は正面にそれぞれ配置されている。またカメラモード(撮像動作モード)を起動させたり、カメラに対するシャッタ指示機能、撮像画像保存の指示機能を行わせたりするために操作されるシャッタキー16は使用者に向かって右側の側面に配置されている。音量調節やメニューの移動、各種設定に用いる上下サイドキー5,6は使用者に向かって左側の側面に配置されている。カメラモード時には表示部4には被写体のプレビュー画像が表示される。また図1において表示部4の下には左右ソフトキー7,8、センタキー9、上下左右ナビキー10,13,11および12、電子メールを送信するときに操作するSENDキー14および操作の終了などを指示するために操作されるENDキー15が設けられる。センタキー9は正立状態においてカメラモードで操作されたときはシャッタキー16と同様に機能するが、他の動作モードでは使用者によるデータ入力内容を決定して後述の制御部411に対して指示する機能のために操作される。使用者は正立状態で携帯していた場合には親指で楽に押下できる位置にセンタキー9がある。その結果、簡単にシャッタ操作できる。
図3には数字キー操作部17を閉じた状態での図1の背面(カメラレンズ面)から見た状態が示される。カメラレンズ面を有する撮像部21の隣には凸面鏡22が配置されている。これは自分撮り、つまり使用者が自らを撮影するときの被写体確認用である。数字キー操作部18は数字キー操作部17の背面である。ここでは図1、図2との比較のため縦に描いているが、横位置での撮影時は図1または図2の正立状態から反時計回りに90度回転させた状態になる。これを横位置状態という。つまりシャッタキー16が位置する側面が90度回転して図の上方向に位置(正立状態時の天面は図面右側に位置)するので、使用者は右手で携帯していた場合には右手人差し指で楽に押下できる位置にシャッタキー16がある。その結果、簡単にシャッタ操作できる。なお、これらの図においては本実施の形態を説明するためのキーのみを示したが、設けられるキーの種別・数はこれらに限定されない。
図4には携帯電話機1の機能構成が概略して示される。図4を参照して携帯電話機1は、制御部411、撮像部21、画像処理部413、第1メモリ414、第2メモリ415、表示ドライバ部416、表示部4、センタキー9、シャッタキー16、これら以外のキー操作部418、バックライト420、画像圧縮処理部421、画像伸張処理部422、アンテナ20、無線部424、通信制御部425、画像切り替え制御部426、およびモバイルライト23を備えている。
制御部411は、携帯電話機1を構成する各部の動作を制御する。たとえば画像処理部413、第1メモリ414、第2メモリ415、表示ドライバ部416、バックライト420、画像圧縮処理部421、画像伸張処理部422、通信制御部425、画像切り替え制御部426等を制御する。撮像部21は、撮像レンズとCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサあるいはCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサなどの撮像素子と、RGBの3色のカラーフィルタとを備える。撮像部21は、被写体で反射されて撮像レンズに入射した光を、カラーフィルタを通してRGBの3色光にし、RGBの3色光をそれぞれ前記撮像素子によって電気信号に変換する。
画像処理部413は、増幅部、A/D変換部、信号処理部からなる。増幅部は、撮像部21から送られてくるRGBに対応した電気信号を増幅し、A/D変換部に送る。A/D変換部は、増幅部で増幅されたRGBに対応したアナログ電気信号をデジタル信号に変換して画像データを出力し、画像処理部413に送る。信号処理部は、A/D変換部から送られてくる画像データに対して、画素の補間処理などの信号処理を行う。また画像処理部413は、制御部411から送られてくる制御信号に基づいて、信号処理を施した画像データを第1メモリ414に送るように動作する。
第1メモリ414は作業用メモリとして用いられており、画像処理部413から送られてくる画像データを一時的に記憶している。このとき、画像データは、画像切り替え制御部426を介して、第1メモリ414へと送られる。そして、第1メモリ414では、たとえば時間的に古い画像データは消去する、あるいは最も新しい画像データを上書きすることで一時的に画像データを記憶する。
制御部411は、表示ドライバ部416に制御信号を送信するとともに、第1メモリ414に記憶された画像データを表示ドライバ部416に送る。
表示ドライバ部416は、表示部4に表示しようとする画像データに従って、表示部4の各画素電極に対して駆動電圧を印加する。表示部4は液晶やEL(Electro Luminescence)などで実現され、表示ドライバ部416を介して送られてくる画像データに基づく画像を表示する。
バックライト420は発光素子である発光ダイオード(LED)などから構成され、表示部4及びキー操作部418を背面より照明する。バックライト420の点灯、消灯の制御および輝度調整などの制御は、制御部411によって行われる。なお、バックライト420は使用者によって消灯するための所定の操作が行われるまで点灯する構成としてもよいし、点灯してから所定時間が経過すると消灯する構成としてもよい。モバイルライト23もバックライト420と同様、LEDなどから構成され、その点灯、消灯の制御および輝度調整などの制御は、制御部411によって行われる。
キー操作部418は、上述したように、数字及び文字を入力するためのキーなどを含んで構成される。
シャッタキー16は、カメラ撮影時において、使用者が所望の被写体を撮影したいときに押下される。このとき本実施の形態においては、シャッタキー16は横位置状態で押下されることとする。そして制御部411は押下されたことによりシャッタキー16から入力する指示信号に応答して、縦横判定結果50を横位置状態であることを指示する「横」にして画像圧縮処理部421に出力する。
画像圧縮処理部421は圧縮部55と90度回転部56とを有する。画像圧縮処理部421は第1メモリ414に記憶されている画像データを読出して、読出した画像データを入力した縦横判定結果50に基づき圧縮部55により圧縮した後、第2メモリ415に記憶、保存する。第2メモリ415は第1メモリ414に記憶されている画像データ、アンテナ20等を介して受信した各種受信データおよび電話帳における電話番号や氏名等の情報を記憶する。
センタキー9は、カメラ撮影時において、使用者が所望の被写体を撮影したいときに押下される。このとき本実施の形態においては、センタキー9は図1または図2の正立状態で押下されることとする。そして制御部411は押下されたことに応じてセンタキー9から入力する指示信号に応答して、縦横判定結果50を正立状態を示す「縦」にして画像圧縮処理部421に与えるので、画像圧縮処理部421は第1メモリ414に記憶されている画像データを読出し、読出した画像データを与えられた縦横判定結果50に基づき圧縮部55により圧縮した後、第2メモリ415に記憶、保存する。
画像圧縮処理部421は、制御部411の指示に基づき、第1メモリ414から読出した画像データを所定の圧縮方式で圧縮処理をし、その圧縮処理後の画像データを第2メモリ415へと送る。制御部411の指示のうちの縦横判定結果50が「縦」の場合は圧縮部55によりそのまま圧縮し、縦横判定結果50が「横」の場合は読出した画像データを90度回転部56により反時計回りに90度回転させてから圧縮部55により圧縮する。なお、ソフトウェアの組み方によっては圧縮後に反時計回りに90度回転させてもよい。ここで所定の圧縮方式とはJPEG(Joint Photographic Experts Group)やPNG(Portable Network Graphics)等の画像圧縮方式である。画像圧縮処理部421は制御部411からの指示によっては圧縮をしない場合もある。そのときは第1メモリ414から読出した画像データをビットマップ表現のまま第2メモリ415へと送る。
また、本発明の別の実施の形態では、画像圧縮処理部421では90度回転は行わず、制御部411から送られてきた縦横判定結果50とともに所定の圧縮方式で圧縮処理した画像データを第2メモリ415へと送る。第2メモリ415は与えられる画像データを圧縮されているか否かの別を示す情報および縦横判定結果50を付加して格納し保存する。たとえば、画像の保存形式としてデジタルスチルカメラ用画像ファイルフォーマット規格「Exif」を用いる場合には縦横判定結果50をTag番号0x0112のOrientationに代入して用いてもよい。このOrientationは画像データがどこを起点としてどの向きで格納されているかを示すタグである。こうすることによって、縦横判定結果50が汎用性のある形式で画像に内包されたことになり、携帯電話機1で撮影した画像のデータを転送してパーソナルコンピュータ等の他の画像処理機能を有した機器で取り扱う場合に高い互換性を得ることが出来る。
画像伸張処理部422は、第2メモリ415内に保存されている画像データを読み込み、伸張処理をする。そして画像伸張処理部422は、その伸張処理をした画像データを作業用メモリとして用いられる第1メモリ414へと送る。なお、第2メモリ415から読出した画像データが、ビットマップ表現の画像や文字データなど圧縮されていないデータの場合は伸張処理を行わない。
アンテナ20は、無線電波を介して図示のない基地局と無線通信を行うときに、音声データ、文字データおよび画像データなどを送受信する。無線部424は、所定の通信プロトコルに基づいて、受信時は基地局からアンテナ20を介して受信したデータを復調し、送信時は通信制御部425から送られてくる文字データおよび画像データなどを変調して増幅し、アンテナ20を介して基地局に送信する。通信制御部425は、受信データの中で無線部424が復調した画像データを、画像切り替え制御部426を介して画像圧縮処理部421に送る。そして、画像圧縮処理部421では無線部424、通信制御部425、画像切り替え制御部426を介して受信した相手先からの画像データを圧縮処理して、第2メモリ415に記憶する。また、通信制御部425は受信データの中で文字データ等を制御部411の指示に基づき、第2メモリ415へと送り、ここに格納する。
画像切り替え制御部426は、画像データの取得時に、画像処理部413および通信制御部425のどちらの経路から画像データが送られるかを切り換える。このようにして取得した画像データは第1メモリ414に送られる。
本実施の形態における制御部411内のキー押下判定部51は所定のシーンで所定のキーが押されたかどうかを判定する。制御部411内の縦横判定部52は制御部411内のキー押下判定部51によって判定されたキー押下が、カメラプレビュー時にシャッタキー16かセンタキー9のいずれであるかに応じて、シャッタキー16ならば縦横判定結果50を「横」とし、センタキー9ならば縦横判定結果50を「縦」として画像圧縮処理部421に送る。
(カメラモードによる撮影・画像保存の処理)
図5(A)〜(D)には正立状態で撮影した画像と横位置状態で撮影した画像との相違が示される。正立状態で撮影する場合には撮像部21の撮像素子には図5(A)のように結像する。撮像素子の点Sは画像データに対応の信号読出し開始点(固定)に相当すると想定する。したがって、図5(A)の場合には被写体像の縦および横方向と撮像素子面の縦(Y)および横(X)はそれぞれ一致するから、点Sから信号を読出せば読出された信号により生成されて保存される画像データは縦位置画像を示すことになり、正立状態で読出し表示した場合には表示部4の画面の横X1と縦Y1が縦長画像の横と縦に一致する。
横位置状態で撮影する場合には撮像素子には図5(B)のように被写体像が結像するから、撮像部21(撮像素子)の被写体に対する撮像のための角度は図5(A)とは90度異なる。図5(B)の場合には被写体像の縦および横方向と撮像素子面の横(X)および縦(Y)がそれぞれ一致することになるから、点Sから信号を読出せば読出された信号により生成される画像は、図5(A)の正立状態で読出された信号により生成される画像に対して、時計回りに90度回転していることになる。図5(B)の横位置状態で点Sから読出された信号による画像データをそのまま記憶(保存)した場合には、これを読出し正立状態で表示部4に表示すると、画像が90度回転して表示された状態となる(図5(C)参照)から、見にくくなり、使用者は携帯電話機1を持ち替えて90度回転した状態を補正しなければならない。
そこで本実施の形態では、撮影状態が図5(B)の横位置状態であると判別した場合には、点Sから読出した信号により生成される画像データを記憶(保存)するときに反時計回りに90度回転させて記憶する(図5(D)参照)。または、点Sから読出した信号により生成される画像データをそのまま記憶(保存)するけれども読出し表示(再生)するときに反時計回りに90度回転させる(図5(D)参照)ようにする。図5(D)は横長画像であって、表示部4の画面の横X1と縦Y1が横長画像の横と縦に一致している。
撮影状態に応じた撮影・画像保存の処理手順を以下に説明する。
図6には画像データを保存するためのキー押下が不要な場合の動作が示されて、図7には保存するためのキー押下が必要な場合の動作が示される。図6のほうはデジタルカメラにより近い処理フロー、図7のほうは携帯電話機により近い処理フローと言える。次に、図6および図7を参照して、携帯電話機1のカメラモードにおいて撮影して取得した画像データを処理する際の動作を説明する。
図6ではプレビュー状態(ステップS(以下、単にSと略す)1)を開始点としている。プレビューとは、使用者が撮像部21のカメラを起動してカメラモードとして撮像部21により撮影されて取得された被写体像による画像(動画)が表示部4に表示されている撮影前の状態、すなわちシャッタキー16が押下される前の状態を指す。
プレビュー状態でキー押下がされるのでキー押下判定部51は押下されたキーが何であるかを判別する(S2)。本実施の形態では、撮影のための撮影キーとしてシャッタキー16とセンタキー9が割り当てられている。このとき使用者がクリアキー(図示せず)、ENDキー15および右ソフトキー8を押下するとカメラモードは終了し、撮影キーを押下するとその時点で表示部4に表示されていた画像が静止画となり(S4)、その他のキーが押下されるとS1に戻る。
静止画となると(撮影が実行されると)、撮影により得られた画像データはその後に自動的に保存される(S7)。保存(S7)とは、撮影により取得した画像データを圧縮部55による所定の圧縮方式によって圧縮して第2メモリ415に記憶することである。
本実施の形態では保存の前に、撮影キーとしてシャッタキー16とセンタキー9のうちどちらが押下されたかをキー押下判定部51により判断する(S5)。シャッタキー16が押下されと判定された場合は縦横判定部52は縦横判定結果50を「横」とするので、90度回転部56は保存すべき画像データを90度回転させる(S6)。この回転処理は内部で行われる処理であるため、表示部4に表示されている画像は撮影時の静止画のままである。図1に示すようにシャッタキー16が向かって右の側面に配置されている。よって、横位置状態で撮影・保存した後の画像を読出して縦位置画像で表示するために、90度回転(S6)は反時計回りに行われた後に保存される(S7)。
なお、ソフトウェアの組み方によっては圧縮部55による圧縮後に90度回転させてもよい。センタキー9が押下された場合は縦横判定部52は縦横判定結果50を「縦」とするので、画像データは回転されずに保存される(S7)。
図7では図6と同様にS1〜S3の処理がなされる。撮影キーが押下されたと判定された場合には、その時点で表示部4に表示されていた画像が静止する(S4a)。それと同時に、制御部411は表示されている画像を保存(S7)するかどうかを尋ねる画面を表示する(保存確認画面表示:S4b)。この保存確認画面ではセンタキー9が「保存」を指示するために操作されるキーであるとの情報が提示される。この保存確認画面ではシャッタキー16が「90度回転保存」を指示するために操作されるキーであるとの情報が提示されてもよい。保存(S7)とは、図6と同様、所定の圧縮方式によって画像データを圧縮して第2メモリ415に記憶することである。
保存キー押下判定(S5a)にて保存キーとしてシャッタキー16とセンタキー9のうちどちらが押下されたかを判断する。キー押下判定部51によりシャッタキー16が押下されたと判定された場合は縦横判定部52は縦横判定結果50を「横」として画像圧縮処理部421に出力するので、90度回転部56は画像データを90度回転させる(S6)。この回転処理は内部で行われる処理であるため、表示部に表示されている画像は撮影時の静止画のままである。図6と同様、90度回転(S6)は反時計回りに行われる。なお、ソフトウェアの組み方によっては圧縮後に90度回転させてもよい。
キー押下判定部51によりセンタキー9が押下されたと判定された場合は縦横判定部52は縦横判定結果50を「縦」とし画像圧縮処理部421に出力するので、画像データはそのまま保存(S7)される。
キー押下判定部51によりクリアキー、ENDキー15または右ソフトキー8が押下された判定された場合には、撮影した画像データは破棄されてプレビュー状態(S1)に戻る。本実施の形態ではプレビュー状態および撮影後に操作される右ソフトキー8は「キャンセル」に割り当てている。
通常の使い方では、撮影の場合と保存の場合は同じキーを押下することが多いので図7の手順に代替して図8の手順が実行されるようにしてもよい。図8ではS1〜S4bは図7と同様に実行される。
その後、保存/撮影キー押下判定(S5b)にて、キー押下判定部51は保存キー(センタキー9)が押下された場合、撮影キーとしてシャッタキー16とセンタキー9のうちどちらが押下されたかを判断する。シャッタキー16が押下されたと判定された場合は縦横判定部52は縦横判定結果50を「横」として出力するので、90度回転部56は画像データを90度回転させる(S6)。その後、保存される(S7)。
センタキー9が押下されたと判定された場合は縦横判定部52は縦横判定結果50を「縦」として出力するので、画像データはそのまま保存される(S7)。
図9ではカメラモードにおいて撮影して取得した画像データ保存の他の手順が示される。S1〜S5の手順が図6と同様にして実行される。その後、撮影キーとして押下されたのがシャッタキー16であるかセンタキー9であるかの別により、画像データのファイルとともに縦位置情報および横位置情報のいずれかを保存する(S7a、S6a)。この縦位置・横位置情報は保存された画像データによる画像の閲覧時に参照される。
なお、図6〜図9の手順では、保存時に「ライブラリに保存しました」とメッセージ表示されてもよい。さらに縦横判定結果50が「横」の場合は「90度回転して横位置で保存しました」などというアラート文言を表示してもよい。
カメラ撮影時や保存画像の編集時にフレームを付加することがある。従来、表示されるフレームは縦型フレームしか用意されていなかったが、本実施の形態では横型フレームも用意しておく、使用者により縦型フレームと横型フレームのいずれかを選択させて設定可能とするようにしてもよい。
連写モードを備えた端末の場合で図6のように保存確認をしない場合はシャッタキー16またはセンタキー9を長時間押下することで連写も可能である。この連写の場合も1枚撮影の場合と同様、縦横判別が行われる。
以上、スチルカメラの実施の形態を説明したが、ビデオカメラの場合も同様に本発明が適用できる。ビデオカメラの場合は録画開始キーで縦横判別を行う。通常、録画開始キーがスチルカメラのシャッタキー16とセンタキー9に相当する。
また、制御部411は次のように動作してもよい。つまり撮影した画像サイズ(縦横の画素数)がある大きさ以上の場合は縦位置・横位置判定に基づくデータ処理(90度回転)を行い、撮影した画像サイズがある大きさ未満の場合は縦位置・横位置判定を行わなず、またこれに基づくデータ処理も省略してもよい。すなわち、撮影画像サイズが大きい場合はパソコンなどの外部の携帯電話機1に比べると高機能の情報処理装置への転送を意図していると考えられる。パソコンの画面は通常、横長であるが、画面サイズが大きく、かつ画像閲覧ソフトウェアが充実しており、縦長画像と横長画像が混在することが多い。一方、撮影画像サイズ小さい場合は携帯電話機1で使うことを意図していると考えられる。携帯電話機1は縦型携帯電話機が多いからである。こうすることにより、撮影画像サイズが小さい場合に2種類の撮影キーによる混乱や押し間違いを防止できる。
また、本実施の形態では撮影用のキーをシャッタキー16とセンタキー9に割り当てているが、サイドキーや右ソフトキーなどに割り当ててもよい。保存用のキーについても撮影用のキーと同様、別のキーに割り当ててもよい。
(撮影・保存された画像の閲覧時の処理)
次に撮影・保存された画像の閲覧時の処理について説明する。本実施の形態では、図1または図2に示すような縦型携帯電話機を想定している。撮影された画像を保存する際には前述したように縦横を区別して保存しているので、正立状態での閲覧時にはすべて縦位置で表示して正しく見えるようにできる。
画像ファイルのリスト表示(一覧表示)においては、一覧性向上のためサムネイルがよく用いられる。画面のデザイン上、サムネイルは正方形であることが多い。たとえば表示部4がQVGA(Quarter Video Graphics Array)サイズ(縦320ドット×横240ドット)の画面の場合、一画面あたり3行3列の合計9枚の縦48ドット×横48ドットのサムネイルを表示する。横長画像に対しては左右をトリミング、縦長画像に対しては上下をトリミングすることによって正方形とした上で縮小してサムネイルサイズ(縦横48ドット)に合わせる。または縦横のアスペクト比はそのままにしておき、縮小してサムネイルサイズ(縦横48ドット)に合わせてもよい。
正立状態において保存されたいた画像ファイルを一件毎に読出して表示する場合には、縦長画像は従来通り、等倍表示または表示部4の画面サイズに合わせて縮小表示する。横長画像に対しては表示部4の左右の画面サイズに合わせて縮小表示する。たとえば縦240ドット×横320ドットの画像は縦180ドット×横240ドットに縮小する。または縦長画像の場合と同様、等倍表示してもよい。このとき、はみ出た左右部分は、左右ナビキーを押下することにより画像を左右に移動させて表示できるようにする。
また、本実施の形態では、正立状態における保存画像の閲覧時に縦位置で見て正しく見えるように次のようにする。つまり、画像ファイルとともに保存している縦位置情報または横位置情報を基に、該画像ファイルの画像データを必要に応じて回転処理した後に表示する。具体的には第2メモリ415から読出された画像データは画像伸張処理部422に与えられる。画像伸張処理部422では与えられた画像データに横位置情報が付加されていた場合には90度回転部57は伸張された画像データを反時計回りに90度回転して、表示ドライバ部416に与える。縦位置情報が付加されていた場合にはそのまま(または0度の回転処理を施して)、表示ドライバ部416に与える。したがって、表示ドライバ部416が与えられた画像データに基づいて駆動する表示部4には画像データが縦位置画像として表示される。なお、伸張処理は圧縮されていた画像データについてのみなされる。
画像ファイルのリスト表示においては、たとえば縦横48ドットのサムネイルを表示する。横位置情報を持つ画像に対しては左右をトリミング、縦位置情報を持つ画像に対しては上下をトリミングすることによって正方形とした上で縮小してサムネイルサイズ(縦横48ドット)に合わせる。または縦横のアスペクト比はそのままにしておき、縮小してサムネイルサイズ(縦横48ドット)に合わせてもよい。
画像ファイルの一件表示においては、縦位置情報を持つ画像は従来通り、等倍表示または表示部4の画面サイズに合わせて縮小表示する。横位置情報を持つ画像に対しては表示部4の左右の画面サイズに合わせて縮小表示する。たとえば縦240ドット×横320ドットの画像は縦180ドット×横240ドットに縮小する。または縦長画像の場合と同様、等倍表示してもよい。これにより縦位置画像は正常位置で画面に表示され、横位置画像も正常位置で画面に表示される。
本実施の形態によれば、正立状態で撮影した画像および横位置状態で撮影した画像とも保存された後に読出されて正立状態で表示部4に表示されるときは、撮影の状態に応じて縦位置画像または横位置画像として表示されるから、使用者は画像編集ツール等を用いて画像を90度逆回転させる必要がない。つまり、撮影・保存後に編集という追加作業が発生しないので利便性が向上する。
また、本実施の形態では撮影用のキーを携帯電話機1に予め設けられているキー群から2種類用意するだけでよいから、縦位置、横位置を自動判別するためのセンサーを特別に準備する方式に比較してコストアップを回避できる。また、使用者は撮影時には縦横の自然な撮影の構えで2種類の撮影キーを区別して押下できるから操作性は良好である。この結果、使用者の意思を、すなわち縦位置画像として撮影して保存し再生表示する、または横位置画像として撮影し保存し再生表示するという意思を画像データに反映することができ、自動判別するセンサー方式にありがちな判定ミスを防ぐことができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の一実施の形態である携帯電話機の正面(液晶画面及びキー面)から見た概観の一例を示す図である。 本発明の一実施の形態である携帯電話機の正面(液晶画面及びキー面)から見た概観の他の例を示す図である。 本発明の一実施の形態である携帯電話機の背面(カメラレンズ面)から見た概観図である。 本発明の一実施の形態である携帯電話機の機能構成図である。 (A)〜(D)は正立状態で撮影した画像と横位置状態で撮影した画像との相違を説明する図である。 本発明の一実施の形態である携帯電話機のカメラモードでの動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の一実施の形態である携帯電話機のカメラモードでの動作の他の例を示すフローチャートである。 本発明の一実施の形態である携帯電話機のカメラモードでの動作のさらなる他の例を示すフローチャートである。 本発明の一実施の形態である携帯電話機のカメラモードでの動作のさらなる他の例を示すフローチャートである。
符号の説明
1 携帯電話機、2 スピーカ、3 マイク、4 表示部、5 上サイドキー、6 下サイドキー、7 左ソフトキー、8 右ソフトキー、9 センタキー、10 上ナビキー、11 左ナビキー、12 右ナビキー、13 下ナビキー、14 SENDキー、15 ENDキー、16 シャッタキー、17 数字キー操作部、18 数字キー操作部(背面)、19 キー群、20 アンテナ、21 撮像部、22 凸面鏡、23 モバイルライト、411 制御部、413 画像処理部、414 第1メモリ、415 第2メモリ、416 表示ドライバ部、418 キー操作部、420 バックライト、421 画像圧縮処理部、422 画像伸張処理部、424 無線部、425 通信制御部、426 画像切り替え制御部。

Claims (5)

  1. 被写体からの反射光が入射することにより被写体像が結像する撮像素子面を有し、前記撮像素子面から前記被写体像の画像データを読出して出力することにより撮像する撮像手段と、
    前記撮像手段から与えられる前記画像データを処理して出力する画像データ処理手段と、
    前記画像データ処理手段から入力した前記画像データを記憶する画像データ記憶手段と、
    前記撮像手段に対して撮像を指示するために操作される複数の撮像キーと、
    制御手段とを備え、
    キー操作された時に前記複数の撮像キーのそれぞれ毎に、前記撮像素子面において結像する前記被写体像の角度を示す異なる撮像角度が前記画像データ処理手段に対して指示され、
    前記画像データ処理手段は与えられる前記画像データに、所定の前記撮像角度により撮像された画像データとなるように、指示された前記撮像角度に基づいて画像回転の処理を実行し、
    前記制御手段は、
    撮像した前記画像データによる画像サイズが表示先となりうる各種画面のサイズに従う所定レベル以上の場合は、前記画像データ処理手段による前記画像回転の処理を実行させ、前記所定レベル未満の場合は前記撮像角度の指示および前記画像データ処理手段による前記画像回転の処理を省略するよう制御する、携帯端末装置。
  2. 被写体からの反射光が入射することにより被写体像が結像する撮像素子面を有し、前記撮像素子面から前記被写体像の画像データを読出して出力することにより撮像する撮像手段と、
    前記撮像手段から与えられる前記画像データを処理して出力する画像データ処理手段と、
    前記画像データ処理手段から入力した前記画像データを記憶する画像データ記憶手段と、
    前記撮像手段に対して撮像を指示するために操作される複数の撮像キーとを備えて、
    キー操作された時に前記複数の撮像キーのそれぞれ毎に、前記撮像素子面において結像する前記被写体像の角度を示す異なる前記撮像角度が前記画像データ処理手段に対して指示され、
    前記画像データ処理手段は与えられる前記画像データを入力して、該画像データについて指示された前記撮像角度を示す情報を該入力画像データとともに出力し、
    前記画像データ記憶手段は、前記画像データ処理手段から入力した前記画像データと前記撮像角度を示す情報とを対応付けて記憶し、
    さらに、
    前記画像データ記憶手段から読出される前記画像データを、該画像データに対応の前記撮像角度を示す情報に基づいて、所定の前記撮像角度により撮像された画像データとなるように画像回転の処理を施す読出画像データ処理手段と、
    撮像した前記画像データによる画像サイズが、表示先となりうる各種画面のサイズに従う所定レベル以上の場合は、前記読出画像データ処理手段による前記画像回転の処理を実行し、前記所定レベル未満の場合は前記撮像角度の指示および前記読出画像データ処理手段による前記画像回転の処理を省略するよう制御する制御手段とを備える、携帯端末装置。
  3. 前記複数の撮像キーは2つであり、前記撮像キーのそれぞれ毎の前記撮像角度は、相互に90度異なることを特徴とする、請求項1または2に記載の携帯端末装置。
  4. 前記画像データに基づく前記被写体の像を予め準備された画面に表示するとき、前記所定撮像角度は表示される前記被写体像の縦横の方向と前記画面の予め規定された縦横の方向とが一致するような角度であることを特徴とする、請求項1から3のいずれかに記載の携帯端末装置。
  5. 前記撮像キーのそれぞれは、該撮像キーが操作されるときに指示される前記撮像角度で前記携帯端末装置が携帯された状態で操作可能な位置に設けられることを特徴とする、請求項からのいずれか1項に記載の携帯端末装置。
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