JP2004289412A - 携帯電子機器及びその表示制御方法 - Google Patents

携帯電子機器及びその表示制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】回動状態を正しく認識してユーザに常に見易い画像を表示させる。
【解決手段】第1の筐体(11)内に設けられ、第1の筐体(11)の上下方向を検知する縦横センサ26と、第2の筐体(12)内に設けられ、第2の筐体(12)の上下方向を検知する縦横センサ27と、第1の筐体(11)に設けられた、画像を撮影する撮影レンズ14と、上記第2の筐体(12)に設けられた、撮影レンズ14で撮影した画像を表示する表示部23と、縦横センサ26,27の各検知結果に基づいて撮影レンズ14で撮影した画像の上下方向を反転して表示部23で表示させる制御部42とを備える。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、折りたたみ式のデジタルカメラや携帯電話機等に好適な携帯電子機器及びその表示制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近時、銀塩フィルムを使用するカメラに代わって、撮影した画像を電子データ化して取得することが可能なデジタルスチルカメラが広く普及している。
【0003】
この種のデジタルスチルカメラで、スイバル構造等とも呼称される、カメラ本体に対して撮像部を回動自在に支持する構造として、携帯時の携帯性を阻害せずに、撮影レンズとCCD等の撮像素子を含む撮像部の空間をある程度大きく確保し、充分な光学性能を得るようにしたものがある。
【0004】
加えて、カメラ本体に対して撮像部を回動自在に支持する構造とすることにより、例えばローアングル撮影を行なう場合でもカメラ本体の背面に設けられるモニタ表示部が上向きとなるようにカメラを保持すれば、ユーザの姿勢に負担をかけることなく撮影を実行できるなど、撮像部の被写体に対する向きに対して表示部の向きを一定の角度範囲内で自由に可変できるため、撮影の自由度を向上できる。
【0005】
しかるに、撮像部を本来の向きからカメラ本体の背面方向まで180°回動させ、表示部と同じ方向に向けてユーザが自分自身を撮影するような場合、表示部にはその上下方向または左右方向が反転したモニタ画像が表示されることになる。したがって、撮影範囲を決定するに当たって撮影部の向きを変えると、表示部では反対の向きに移動した画像が表示されることになり、ユーザはきわめて不自然な応答動作をしなければならない。
【0006】
そのため、この種の回動構造を有するカメラでは一般に、カメラのヒンジ部に撮像部が180°回動されたことを検出するメカニカルスイッチを設け、このスイッチにより撮像部が180°回動されたことを検出した場合には、モニタ表示される画像の上下方向または左右方向を反転させた、所謂「鏡像」を表示させることで対処している。
【0007】
しかしながら、メカニカルスイッチは小型化が困難であると共に、耐久性の点で劣っており、故障の要因となり易い。そこで、回動状態を検出するための機構として、メカニカルスイッチに代えて例えば縦横センサを用いることが考えられる。
【0008】
縦横センサを用いた電子カメラ装置としては、例えば撮影光軸を中心とするカメラ本体の回転方向の傾き角度を検出し、その検出結果に基づいてフレーミングのガイド枠線を適宜角度だけ回転させてファインダに表示するようにした技術が記載されている。(例えば、特許文献1参照。)
【0009】
【特許文献1】
特開平2002−232753号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
上記特許文献1は、カメラ本体と撮像部が一体となった構造を有する電子カメラ装置に縦横センサを用いた技術であり、カメラ本体に対して撮像部が回動可能な構造を有するカメラ装置に上記特許文献1の技術を適用する場合には、回動される撮像部側の内部に上記縦横センサを設けることになると考えられる。
【0011】
しかしながら、カメラ本体に対して回動可能な撮像部を有するカメラで撮影を行なう場合、カメラ本体の側が常に一定の向きで保持されるとは限らず、例えばカメラ本体を鉛直方向に向けて保持した場合には、撮像部がカメラ本体背面の表示部と同一の方向に向けて回動されていたとしても、縦横センサによりその状態を正確に検出することはできない。
【0012】
本発明は上記のような実情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、2つの筐体をヒンジ部を介して回動自在に接続してなる、撮像部と表示部とを有した携帯電子機器において、その回動状態を正しく認識してユーザに常に見易い画像を表示させることが可能な携帯電子機器及びその表示制御方法を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、第1及び第2の筐体をヒンジ部を介して回動自在に接続してなる携帯電子機器において、上記第1の筐体内に設けられ、該第1の筐体の少なくとも上下方向を検知する第1のセンサと、上記第2の筐体内に設けられ、該第2の筐体の少なくとも上下方向を検知する第2のセンサと、上記第1の筐体に設けられた、画像を撮影する撮影手段と、上記第1または第2の筐体に設けられた、上記撮影手段で撮影した画像を表示する表示手段と、上記第1及び第2のセンサの各検知結果に基づいて上記撮影手段で撮影した画像の左右方向及び上下方向の少なくとも一方を反転して上記表示手段で表示させる表示制御手段とを具備したことを特徴とする。
【0014】
このような構成とすれば、2つの筐体それぞれの上下方向からその回動状態と保持されているおおよその姿勢を認識することができるため、常にユーザに見易い画像を表示させることが可能となる。
【0015】
請求項2記載の発明は、上記請求項1記載の発明において、上記第1及び第2のセンサは共に縦横センサであることを特徴とする。
【0016】
このような構成とすれば、上記請求項1記載の発明の作用に加えて、例えば縦長の画像を撮影するべくカメラ全体を左右いずれかに略90°傾けて保持する場合でも、常にユーザに見易い画像を表示させることが可能となる。
【0017】
請求項3記載の発明は、上記請求項1記載の発明において、上記第1及び第2のセンサは共に、3次元空間中で設けられている筐体の姿勢を検知する3次元センサであることを特徴とする。
【0018】
このような構成とすれば、上記請求項1記載の発明の作用に加えて、例えば第1の筐体と第2の筐体とがBluetooth(登録商標)等の無線インタフェース技術を用い、あるいは接続ケーブルを介して分離可能とした場合にも、それぞれの筐体の姿勢の相対位置関係を正確に把握し、常にユーザに見易い画像を表示させることが可能となる。
【0019】
請求項4記載の発明は、上記請求項1記載の発明において、上記表示手段は複数の表示画面を有し、上記表示制御手段は、上記第1及び第2のセンサの各検知結果に基づいて複数の表示画面から1つを選択し、上記撮影手段で撮影した画像を表示させることを特徴とする。
【0020】
このような構成とすれば、上記請求項1記載の発明の作用に加えて、複数の表示画面がある場合に、2つの筐体の回動状態からより適した側の表示画面を選択して正しい向きに撮影画像が表示させるため、無駄に電力を消費することなく、よりユーザの使い勝手を向上できる。
【0021】
請求項5記載の発明は、第1及び第2の筐体をヒンジ部を介して回動自在に接続してなる携帯電子機器の表示制御方法において、上記第1の筐体内に設けられた、該第1の筐体の少なくとも上下方向を検知する第1のセンサの検知出力を得る第1の検知工程と、上記第2の筐体内に設けられた、該第2の筐体の少なくとも上下方向を検知する第2のセンサの検知出力を得る第2の検知工程と、上記第1の筐体に設けられたカメラ部で画像を撮影する撮影工程と、上記第1または第2の筐体に設けられた表示部で、上記カメラ部で撮影した画像を表示する表示工程と、上記第1及び第2の検知工程で得た上記第1及び第2のセンサの各検知出力に基づいて上記カメラ部で撮影した画像の左右方向及び上下方向の少なくとも一方を反転して上記表示部で表示させる表示制御工程とを有したことを特徴とする。
【0022】
このような方法とすれば、2つの筐体それぞれの上下方向からその回動状態と保持されているおおよその姿勢を認識することができるため、常にユーザに見易い画像を表示させることが可能となる。
【0023】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)
以下本発明をデジタルスチルカメラに適用した場合の第1の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0024】
図1は同実施の形態に係るデジタルスチルカメラ10の外観構成を示すもので、図1(A)が収納/携帯時、図1(B)が略180°の展開時、図1(C)が通常使用時の状態を示す。
【0025】
図示する如くこのデジタルスチルカメラ10は、平板状の第1の筐体11と、同じく平板状の第2の筐体12とを、2軸構造のヒンジ部13で接続してそれぞれ回動自在に支持するようにして構成される。
【0026】
図1(C)に示す通常使用時に表面側で且つカメラの前面側となる第1の筐体11の一面には、図1(B)の展開時で示すように、撮影レンズ14、ストロボ発光部15、マイクロホン16、及びセルフタイマインジケータ17が設けられる。
【0027】
撮影レンズ14は、例えば単焦点の光学レンズ系が鏡筒に納められて突出形成される。
【0028】
ストロボ発光部15は、撮影レンズ14の撮影範囲をカバーするべくストロボ光を照射する。
【0029】
マイクロホン16は、動画像撮影時及び音声メモ記録時に撮影レンズ14の撮影範囲と一致する前方の音声を集音する。
【0030】
セルフタイマインジケータ17は、例えば赤色のLED(発光ダイオード)でなり、セルフタイマモードでの撮影時にシャッタキー操作から実際に撮影が実行されるまでの間、点滅発光する。
【0031】
また、図1(C)に示す通常使用時に表面側で且つカメラの背面側となる第2の筐体12の一面には、レンズよけ凹部18、スピーカ19、メニューキー20、回転ダイヤル21、セットキー22、及び表示部23が設けられる。
【0032】
レンズよけ凹部18は、上記図1(A)に示す携帯時に上記第1の筐体11の撮影レンズ14に対向する位置に形成される。
【0033】
スピーカ19は、動画像または音声メモの再生時に拡声放音する。
【0034】
メニューキー20は、各種モードメニュー項目等を表示させるために操作するキーである。
【0035】
回転ダイヤル21は、複数のメニュー項目から1つを選択するために回転操作するものであり、セットキー22は上記回転ダイヤル21の中心に位置し、選択したメニュー項目の確定を指示するために押圧操作する。
【0036】
表示部23は、バックライト付きのカラーTFT液晶パネルで構成され、撮影を行なう記録モードではその時点に撮影している被写体像をモニタ表示する一方で、再生モードでは記録した画像を表示出力する。
【0037】
さらに、図1(C)に示す通常使用時に表面側で且つカメラの上面側となるヒンジ部13の一面の右端には、シャッタキー24が設けられる。
【0038】
このシャッタキー24は、記録モード時に撮影タイミングで押圧操作することにより撮影を指示する。
【0039】
なお、図1(B)にその一部を示すように、第1の筐体11及び第2の筐体12共に上記ヒンジ部13を設けた端面と相対向する反対側の端面には、それぞれ2個、合計で4個の滑り止め部25a〜25dが設けられるものとする。
【0040】
また、図2に示すように第1の筐体11と第2の筐体12の各筐体内にはそれぞれ、縦横センサ26,27が筐体平面に沿って設けられる。上記図1(B)と同様のこの図2に示す展開状態で、図示する如く各縦横センサ26,27の検知方向をそれぞれA〜Dとする。これら縦横センサ26,27は、その時点で上となっている方向と下となっている方向とを検知するもので、この状態では、縦横センサ26,27共に、方向Aが上、方向Cが下であることを検知する。
【0041】
図3は、上記デジタルスチルカメラ10に設けられる電子回路の構成を示すものである。同図で、基本モードである記録モードにおいては、モータ(M)31の駆動により合焦位置や絞り位置が移動される、上記撮影レンズ14を構成するレンズ光学系32の撮影光軸後方に配置された撮像素子であるCCD33が、タイミング発生器(TG)34、垂直ドライバ35によって走査駆動され、一定周期毎に結像した光像に対応する光電変換出力を1画面分出力する。
【0042】
この光電変換出力は、アナログ値の信号の状態でRGBの各原色成分毎に適宜ゲイン調整された後に、サンプルホールド回路(S/H)36でサンプルホールドされ、A/D変換器37でデジタルデータに変換され、カラープロセス回路38で画素補間処理及びγ補正処理を含むカラープロセス処理が行なわれて、デジタル値の輝度信号Y及び色差信号Cb,Crが生成され、DMA(Direct
Memory Access)コントローラ39に出力される。
【0043】
DMAコントローラ39は、カラープロセス回路38の出力する輝度信号Y及び色差信号Cb,Crを、同じくカラープロセス回路38からの複合同期信号、メモリ書込みイネーブル信号、及びクロック信号を用いて一度DMAコントローラ49内部のバッファに書込み、DRAMインタフェース(I/F)40を介してバッファメモリとして使用されるDRAM41にDMA転送を行なう。
【0044】
制御部42は、CPUと、後述する上記縦横センサ26,27の検知出力に対応した表示制御の処理を含む該CPUで実行される動作プログラムを固定的に記憶したROM、及びワークメモリとして使用されるRAM等により構成され、このデジタルスチルカメラ10全体の制御動作を司るもので、上記輝度及び色差信号のDRAM41へのDMA転送終了後に、この輝度及び色差信号をDRAMインタフェース40を介してDRAM41より読出し、VRAMコントローラ43を介してVRAM44に書込む。
【0045】
デジタルビデオエンコーダ45は、上記輝度及び色差信号をVRAMコントローラ43を介してVRAM44より定期的に読出し、これらのデータを元にビデオ信号を発生して上記表示部23に出力する。
【0046】
この表示部23は、上述した如く記録モード時にはモニタ表示部(電子ファインダ)として機能するもので、デジタルビデオエンコーダ45からのビデオ信号に基づいた表示を行なうことで、その時点でVRAMコントローラ43から取込んでいる画像情報に基づく画像をリアルタイムに表示することとなる。
【0047】
このように表示部23にその時点での画像がモニタ画像としてリアルタイムに表示されている状態で、静止画撮影を行ないたいタイミングでキー入力部46を構成する上記シャッタキー24を操作すると、トリガ信号を発生する。
【0048】
制御部42は、このトリガ信号に応じてその時点でCCD33から取込んでいる1画面分の輝度及び色差信号のDRAM41へのDMA転送の終了後、直ちにCCD33からのDRAM41への経路を停止し、記録保存の状態に遷移する。
【0049】
この記録保存の状態では、制御部42がDRAM41に書込まれている1フレーム分の輝度及び色差信号をDRAMインタフェース40を介してY,Cb,Crの各コンポーネント毎に縦8画素×横8画素の基本ブロックと呼称される単位で読出してJPEG(Joint Photograph coding Experts Group)回路47に書込み、このJPEG回路47でADCT(Adaptive Discrete Cosine Transform:適応離散コサイン変換)、エントロピ符号化方式であるハフマン符号化等の処理によりデータ圧縮する。
【0050】
そして、得た符号データを1画像のデータファイルとして該JPEG回路47から読出し、このデジタルスチルカメラ10の記録媒体として着脱自在に装着されるメモリカード48か、またはこのデジタルスチルカメラ10に固定的に内蔵される内蔵メモリ49のいずれか一方に書込む。
【0051】
そして、1フレーム分の輝度及び色差信号の圧縮処理及びメモリカード48または内蔵メモリ49への全圧縮データの書込み終了に伴なって、制御部42はCCD33からDRAM41への経路を再び起動する。
【0052】
また、制御部42にはさらに、音声処理部50、USBインタフェース51、ストロボ駆動部52、及び上記縦横センサ26,27が接続される。
【0053】
音声処理部50は、PCM音源等の音源回路を備え、音声の録音時には上記マイクロホン(MIC)16より入力された音声信号をデジタル化し、所定のデータファイル形式、例えばMP3(MPEG−1 audio layer 3)規格にしたがってデータ圧縮して音声データファイルを作成してメモリカード48または内蔵メモリ49へ送出する一方、音声の再生時にはメモリカード48または内蔵メモリ49から送られてきた音声データファイルの圧縮を解いてアナログ化し、上記スピーカ(SP)19を駆動して、拡声放音させる。
【0054】
USBインタフェース51は、USBコネクタを介して有線接続される情報端末装置との間で画像データその他の送受を行なう場合の通信制御を行なう。
【0055】
ストロボ駆動部52は、静止画像撮影時に図示しないストロボ用の大容量コンデンサを充電した上で、制御部42からの制御に基づいて上記ストロボ発光部15を閃光駆動する。
【0056】
なお、上記キー入力部46は、上述したシャッタキー24の他に、上記メニューキー20、回転ダイヤル21、及びセットキー22等から構成され、それらのキー操作に伴なう信号は直接制御部42へ送出される。
【0057】
しかるに、静止画像ではなく動画像の撮影時においては、キー入力部46のシシャッタキー24が操作され続けている間、上述した静止画像データをJPEG回路47でデータ圧縮した静止画データファイルのメモリカード48または内蔵メモリ49への記録を時間的に連続して実行し、該シャッタキー24の操作が終わるか、または所定の制限時間、例えば30秒が経過した時点でそれら一連の静止画データファイルを一括してモーションJPEGのデータファイルとして設定し直す。
【0058】
また、基本モードである再生モード時には、制御部42がメモリカード48または内蔵メモリ49に記録されている画像データを選択的に読出し、JPEG回路47で撮影モード時にデータ圧縮した手順と全く逆の手順で圧縮されている画像データを伸長し、伸長した画像データをDRAMインタフェース40を介してDRAM41に保持させた上で、このDRAM41の保持内容をVRAMコントローラ43を介してVRAM44に記憶させ、このVRAM44より定期的に画像データを読出してビデオ信号を発生し、上記表示部23で再生出力させる。
【0059】
選択した画像データが静止画像ではなく動画像であった場合、選択した動画像ファイルを構成する個々の静止画像データの再生を時間的に連続して実行し、すべての静止画像データの再生を終了した時点で、次に再生の指示がなされるまで先頭に位置する静止画像データのみを用いて再生表示する。
【0060】
次に上記実施の形態の動作について説明する。
図4は、主として制御部42が実行する、記録モード時の表示制御を含む処理内容を示すものである。
【0061】
その処理当初には、第1の筐体11内の縦横センサ26と第2の筐体12内の縦横センサ27の各検知出力を取得し(ステップA01)、その検知結果に応じて必要により上下変換して表示部23にモニタ表示させながら(ステップA02)、シャッタキー24が操作されたか否かを判断し(ステップA03)、操作されていなければ再び上記ステップA01に戻る、という処理を繰返し実行することで、そのときの第1の筐体11と第2の筐体12のヒンジ部13に対する回動状態に対応したモニタ表示制御を行ないながら、シャッタキー24が操作されるのを待機する。
【0062】
図5(A)は、第1の筐体11内の縦横センサ26(♯1)と第2の筐体12内の縦横センサ27(♯2)の検知出力に対する表示部23での表示制御の内容を例示するものである。
【0063】
すなわち、上記図1(B)及び図2で示したように第1の筐体11と第2の筐体12とを略180°の角度で展開した状態では、縦横センサ26のA方向及び縦横センサ27のA方向が共に上となり、同時に縦横センサ26のC方向と縦横センサ27のC方向が共に下となって、このデジタルスチルカメラ10のユーザが表示部23を見ながら自分自身を撮影(図では「自分撮り」と称する)しようとしているものと判断し、撮影レンズ14で撮影した画像の上下が表示部23で逆となるように鏡像を表示させる。
【0064】
これは、例えばDRAM41に保持される1フレーム分の画像データを読出してデジタルビデオエンコーダ45でビデオ信号を作成し、表示部23で表示させる際、フレーム中の下のラインから順次読出してデジタルビデオエンコーダ45でビデオ信号を作成させるようにすれば、容易に実現できる。
【0065】
一方、上記図1(C)で示したように第1の筐体11の撮影レンズ14と第2の筐体12の表示部23でなる各機能部が形成された面が互いに外側に向いた通常使用の状態では、縦横センサ26のA方向が下の時に縦横センサ27のA方向が上となり、同時に縦横センサ26のC方向が上で縦横センサ27のC方向が下となって、このデジタルスチルカメラ10のユーザが表示部23を見ながら自分以外の被写体を撮影(図では「相手撮り」と称する)しようとしているものと判断し、撮影レンズ14で撮影した画像の上下が表示部23でそのままとなるように実像を表示させる。
【0066】
こうして、図1(B)及び図2で示した展開時と図1(C)で示した通常使用時とで表示部23で表示させるモニタ画像を必要により適宜上下反転させながら、シャッタキー24が操作されるのを待機する。
【0067】
しかして、シャッタキー24が操作されると上記ステップA03でこれを判断し、撮影を実行するものとして(ステップA04)、その時点でDRAM41に書込まれている1フレーム分の画像データをDRAMインタフェース40を介してJPEG回路47に読出す。
【0068】
この際、上記ステップA02で表示部23で表示させるモニタ画像を上下反転させていた場合にのみ、同様にその上下を反転するものとして画像データの変換を行ない(ステップA05)、JPEG回路47でデータ圧縮した後に(ステップA06)、1画像のデータファイルとしてメモリカード48または内蔵メモリ49に記録、保存する(ステップA07)。
【0069】
その後、再び上記ステップA01に戻ってモニタ画像を表示させつつシャッタキー24の操作を待機する動作に戻る。
【0070】
このように、ヒンジ部13を挟んでデジタルスチルカメラ10を構成する2つの筐体11,12それぞれの上下方向から、ヒンジ部13における回動状態とデジタルスチルカメラ10が保持されているおおよその姿勢を認識することができる。そのため、このデジタルスチルカメラ10のユーザに対して表示部23で常に見易いモニタ画像を表示させておくことが可能となる。
【0071】
なお、上記図1(B)及び図2で示した第1の筐体11と第2の筐体12とを略180°に展開した状態で、さらに第2の筐体12に対する第1の筐体11の取付け角度を上記回動面と直交する回動面で(ひねるように)180°回動できるような構造をヒンジ部13が有するものとした場合、すなわちデジタルスチルカメラ10全体としては図1(B)及び図2に示したように第1の筐体11と第2の筐体12とを略180°に展開し、且つ第1の筐体11が図1(C)に示すように撮影レンズ14を第2の筐体12の表示部23とは反対の方向を向くように回動できるようヒンジ部13が3軸構造を有するものとした場合には、上記縦横センサ26,27の各検知方向B,Dの状態も勘案してさらに詳細な表示制御を実行できる。
【0072】
図5(B)は、第1の筐体11内の縦横センサ26(♯1)と第2の筐体12内の縦横センサ27(♯2)の検知出力に対する表示部23での表示制御の他の内容を例示するもので、こうして縦横センサ26,27の検知方向B,Dの出力も勘案することで、例えば縦長の画像を撮影するべく、ユーザがデジタルスチルカメラ10全体を左右いずれか撮影光軸に垂直な平面に沿って略90°傾けて保持するような場合でも、常にユーザに見易いモニタ画像を表示部23で表示させることが可能となる。
【0073】
さらに、ヒンジ部13において第1の筐体11と第2の筐体12の少なくとも一方が分離可能とし、これら2つの筐体11,12間を例えばBluetooth(登録商標)やHomeRF等の無線インタフェース技術を用い、あるいは接続ケーブルを介して有線接続するものとした場合にも、上記縦横センサ26,27に代えて、3次元空間中で設けられている筐体11,12の姿勢を検知する3次元センサを用いるものとすれば、それぞれの筐体11,12の姿勢の相対位置関係を正確に把握し、常にユーザに見易い画像を表示させることが可能となる。
【0074】
(第2の実施の形態)
以下本発明をカメラ機能付きのCDMA(Code Division Multiple Access:符号分割多元接続)方式の携帯電話機に適用した場合の第2の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0075】
図6(A),(B)は、この第2の実施の形態に係る携帯電話機60の外観構成を示すもので、ヒンジ部61を介在して2つの筐体62,63が一体に構成された折りたたみ式となっており、図6(A)が最大限に開いた状態の内面を、図6(B)が折りたたんだ状態の主として上部筐体62の外面を示す。
【0076】
図6(A)に示すように上部筐体62の内面には、受話器となるスピーカ64及びメイン表示部65が備えられる。
【0077】
一方、下部筐体63の内面には、ダイヤルキー等を含む各種キー66及び送話器となるマイクロホン67が備えられる。
【0078】
また、図6(B)に示すように、上部筐体62の外面には、カメラ部68とサブ表示部69とが備えられる。さらに、下部筐体63内にも延在されているアンテナ70がヒンジ部61より外部に突出形成される。
【0079】
さらに、ここでは図示しないが、下部筐体63の例えば右側面にはメモリカードを装着するためのカードスロットと、上部筐体62及び下部筐体63を折りたたんだ状態で上記カメラ部68により撮影を行なうためのシャッタキーとが設けられるものとする。
【0080】
図7に示すように上部筐体62と下部筐体63の各筐体内にはそれぞれ、縦横センサ71,72が筐体平面に沿って設けられる。上記図6(A)と同様のこの図7に示す展開状態で、図示する如く各縦横センサ71,72の検知方向をそれぞれA〜Dとする。これら縦横センサ71,72は、その時点で上となっている方向と下となっている方向とを検知する。
【0081】
図8は、上記携帯電話機60の回路構成を示すものである。同図で、上記アンテナ70は最寄りの基地局とCDMA方式の通信を行なうものであり、このアンテナ70にRF部81を接続している。
【0082】
このRF部81は、受信時にはアンテナ70から入力された信号をデュプレクサで周波数軸上から分離し、PLLシンセサイザから出力される所定周波数の局部発振信号と混合することによりIF信号に周波数変換し、さらに広帯域BPFで受信周波数チャネルのみを抽出し、AGC増幅器で希望受信波の信号レベルを一定にしてから次段の変復調部82へ出力する。
【0083】
一方、RF部81は送信時に、変復調部82から送られてくるOQPSK(Offset Quadri−Phase Shift Keying)の変調信号を、後述する制御部85からの制御に基づいてAGC増幅器で送信電力制御した後にPLLシンセサイザから出力される所定周波数の局部発振信号と混合してRF帯に周波数変換し、PA(Power Amplifier)で大電力に増幅して、上記デュプレクサを介してアンテナ70より輻射送信させる。
【0084】
変復調部82は、受信時にRF部81からのIF信号を直交検波器でベースバンドI・Q(In−phase・Quadrature−phase)信号に分離し、約10[MHz]のサンプルレートでデジタル化してCDMA部83に出力する。
【0085】
一方、変復調部82は送信時に、CDMA部83から送られてくるデジタル値のI・Q信号を約5[MHz]のサンプルレートでアナログ化した後に直交変調器でOQPSK変調してRF部81に送出する。
【0086】
CDMA部83は、受信時に変復調部82からのデジタル信号をPN(Pseudo Noise:擬似雑音)符号のタイミング抽出回路及びそのタイミング回路の指示に従って逆拡散・復調を行なう複数の復調回路に入力し、そこから出力される複数の復調シンボルの同期をとって合成器で合成して音声処理部84に出力する。
【0087】
一方、CDMA部83は送信時に、音声処理部84からの出力シンボルを拡散処理した後にデジタルフィルタで帯域制限をかけてI・Q信号とし、変復調部82に送出する。
【0088】
音声処理部84は、受信時にCDMA部83からの出力シンボルをデインタリーブし、それからビタビ復調器で誤り訂正処理を施した後に、音声処理DSP(Digital Signal Proccessor)で圧縮されたデジタル信号から通常のデジタル音声信号へと伸長し、これをアナログ化して上記スピーカ(SP)64を拡声駆動させる。
【0089】
一方、音声処理部84は送信時に、上記マイクロホン(MIC)67から入力されるアナログの音声信号をデジタル化した後に音声処理DSPでデータ量を1/8以下に圧縮し、それから畳込み符号器で誤り訂正符号化してからインタリーブし、その出力シンボルをCDMA部83へ送出する。
【0090】
しかして、上記RF部81、変復調部82、CDMA部83、及び音声処理部84に対して制御部85を接続し、この制御部85にGPSレシーバ86、画像撮影部87、画像処理部88、上記メイン表示部65、上記サブ表示部69、メモリカード89、及び上記縦横センサ71,72を接続している。
【0091】
ここで制御部85は、CPUとその動作プログラムを固定的に記憶したROM、及びワークメモリとして使用されるRAM等で構成され、この携帯電話機60全体の動作を制御する。
【0092】
GPSレシーバ86は、GPSアンテナ90が受信する複数のGPS衛星からの測位情報により現在位置の緯度、経度、及び高度と正確な現在時刻とを算出し、制御部85へ出力する。
【0093】
画像撮影部87は、制御部85の制御の下に、上記カメラ部68を構成する光学レンズ系91の撮影光軸後方に配置されたCCD92での撮影動作を制御し、撮影により得られる画像データをデジタル化して出力する。
【0094】
画像処理部88は、画像撮影部87より得られる画像データを例えばJPEG方式に基づいてデータ圧縮する一方で、受信した画像データのデータ圧縮を解いて伸長し、元のビットマップ状の画像データを得る。
【0095】
メモリカード89は、上述した如くこの携帯電話機60に着脱自在に備えられるもので、自機で撮影した画像データや受信により得た画像データ等を記憶しておく。
【0096】
次に上記実施の形態の動作について説明する。
図9は、主として制御部85が実行する、待受けモード時の画像撮影を含む処理内容を示すものである。
【0097】
その処理当初には、カメラ部68を用いての画像撮影を行なうキー操作がなされたか否か(ステップB01)、この携帯電話機60宛の着信があったか否か(ステップB02)、を繰返し判断することで、これらの状態となるのを待機する。
【0098】
しかして、この携帯電話機60宛の着信があった場合、ステップB02でこれを判断して着信に関する通常の処理を実行するが、本実施の形態では特に関連がないものとしてその内容は省略する。
【0099】
また、カメラ部68を用いての画像撮影を行なうキー操作がなされた場合、ステップB01でこれを判断し、その時点で上部筐体62内の縦横センサ71と下部筐体63内の縦横センサ72の各検知出力を取得し(ステップB03)、その検知結果に応じて上記メイン表示部65とサブ表示部69のいずれか一方を選択し、必要により左右変換してモニタ表示させながら(ステップB04)、該当するシャッタキーが操作されたか否かを判断し(ステップB05)、操作されていなければ再び上記ステップB03に戻る、という処理を繰返し実行することで、そのときの上部筐体62と下部筐体63のヒンジ部13に対する回動状態に対応したモニタ表示制御を行ないながら、該当するシャッタキーが操作されるのを待機する。
【0100】
図10は、上部筐体62内の縦横センサ71(♯1)と下部筐体63内の縦横センサ72(♯2)の検知出力に対するメイン表示部65またはサブ表示部69での表示制御の内容を例示するものである。
【0101】
すなわち、上記図6(A)及び図7で示したように上部筐体62と下部筐体63とを最大限に展開した状態では、縦横センサ71のA方向及び縦横センサ72のA方向が共に上(または下)となり、同時に縦横センサ71のC方向と縦横センサ72のC方向が共に下(または上)となって、この携帯電話機60のユーザが上部筐体62の内面側のメイン表示部65を見ながら、同じく上部筐体62の反対に位置する外面側のカメラ部68で自分以外の被写体を撮影(図では「相手撮り」と称する)しようとしているものと判断し、カメラ部68で撮影した画像がメイン表示部65でそのままとなるように実像を表示させる。
【0102】
この場合、上部筐体62と下部筐体63とを展開した状態で撮影を行なうため、撮影を実行させるためのシャッタキーは下部筐体63の内面側に配置された各種キー66中の1つとする。
【0103】
一方、上記図6(B)で示したように上部筐体62と下部筐体63とを折りたたんだ状態では、縦横センサ71のA方向が下(または上)の時に縦横センサ72のA方向が上(または下)となり、同時に縦横センサ71のC方向が上(または下)で縦横センサ72のC方向が下(または上)となって、この携帯電話機60のユーザがサブ表示部69を見ながら同一面に配設されたカメラ部68により自分自身を撮影(図では「自分撮り」と称する)しようとしているものと判断し、撮影レンズ14で撮影した画像の左右がサブ表示部69で反転するように鏡像を表示させ、撮影範囲の移動に関してユーザに不自然な影響を与えないようにさせる。
【0104】
この場合、上部筐体62と下部筐体63とを折りたたんだ状態で撮影を行なうため、上記上部筐体62内面の各種キー66はいずれも操作できない。したがって、撮影を実行させるためのシャッタキーは、上述した如く上部筐体62の右側面にメモリカード用のカードスロットと共に配置された、図示しないキーであるものとする。
【0105】
こうして、図6(A)及び図7で示した展開時と図6(B)で示した折りたたみ時とでモニタ画像を表示する画面を選択的にメイン表示部65とサブ表示部69の一方に切換ると共に、そのモニタ画像を必要により適宜左右反転させながら、シャッタキーが操作されるのを待機する。
【0106】
しかして、シャッタキー24が操作されると上記ステップB06でこれを判断し、撮影を実行するものとして(ステップB06)、その時点で得た1フレーム分の画像データを画像撮影部87から画像処理部88に読出す。
【0107】
読出した画像データを画像処理部88でデータ圧縮した後に(ステップB07)、この画像データのファイルを電子メールに添付して任意の相手に送信するか否かを判断する(ステップB07)。
【0108】
ここで、この時点では送信しない旨の操作を選択した場合には、撮影により得た画像データファイルを一旦メモリカード89の所定のファイルフォルダに記録、保存した上で(ステップB09)、以上で一連の処理を終了して、再び上記ステップB01からの処理に戻る。
【0109】
また、上記ステップB07で撮影した画像データのファイルを電子メールらに添付して送信する旨の操作を選択した場合には、電子メールを送信するための書式データ、すなわち、送信先(及び同報先)のメールアドレスの選択または入力、件名の入力及びメール本文の入力を実行した上で(ステップB10)、当該電子メールを送信処理し(ステップB11)、以上で一連の処理を終了して、再び上記ステップB01からの処理に戻る。
【0110】
このように、ヒンジ部61を挟んで携帯電話機60を構成する2つの筐体62,63それぞれの上下方向から、ヒンジ部61における回動状態と携帯電話機60が保持されているおおよその使用状況を認識することができる。そのため、この携帯電話機60のユーザに対してメイン表示部65またはサブ表示部69で常に見易いモニタ画像を表示させておくことが可能となる。
【0111】
特に、「自分撮り」でこの携帯電話機60のユーザがサブ表示部69を見ながらカメラ部68で自分自身を撮影しようとしている場合、サブ表示部69で表示させる画像は左右を反転した鏡像であり、これによりユーザが撮影範囲を移動させるべくカメラ部68の対向方向を変化させた場合にサブ表示部69で表示される画像が反対方向に移動するのを回避できるため、不自然な影響を与えないようにできる。
【0112】
加えて、図6(A)に示した如く携帯電話機60を開いて使用している場合にはサブ表示部69の表示駆動をオフし、反対に図6(B)に示した如く携帯電話機60を折りたたんで使用している場合にはメイン表示部65の表示駆動をオフすることにより、無駄な電力の消費も回避できる。
【0113】
なお、上記第1の実施の形態は本発明をデジタルスチルカメラに適用した場合、第2の実施の形態は本発明をカメラ機能付きの携帯電話機に適用した場合について説明したものであるが、本発明はこれに限るものではなく、他にもカメラ機能付きのPDA(Personal Digital Assistant:携帯情報端末)など2つの筐体をヒンジ部で回動自在に接続した電子機器で、画像の撮影部と表示部とを有するものであれば、同様に適用可能となる。
【0114】
その他、本発明は上記実施の形態に限らず、その要旨を逸脱しない範囲内で種々変形して実施することが可能であるものとする。
【0115】
さらに、上記実施の形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施の形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題の少なくとも1つが解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果の少なくとも1つが得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
【0116】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、2つの筐体それぞれの上下方向からその回動状態と保持されているおおよその姿勢を認識することができるため、常にユーザに見易い画像を表示させることが可能となる。
【0117】
請求項2記載の発明によれば、上記請求項1記載の発明の効果に加えて、例えば縦長の画像を撮影するべくカメラ全体を左右いずれかに略90°傾けて保持する場合でも、常にユーザに見易い画像を表示させることが可能となる。
【0118】
請求項3記載の発明によれば、上記請求項1記載の発明の効果に加えて、例えば第1の筐体と第2の筐体とがBluetooth(登録商標)等の無線インタフェース技術を用い、あるいは接続ケーブルを介して分離可能とした場合にも、それぞれの筐体の姿勢の相対位置関係を正確に把握し、常にユーザに見易い画像を表示させることが可能となる。
【0119】
請求項4記載の発明によれば、上記請求項1記載の発明の効果に加えて、複数の表示画面がある場合に、2つの筐体の回動状態からより適した側の表示画面を選択して正しい向きに撮影画像が表示させるため、無駄に電力を消費することなく、よりユーザの使い勝手を向上できる。
【0120】
請求項5記載の発明によれば、2つの筐体それぞれの上下方向からその回動状態と保持されているおおよその姿勢を認識することができるため、常にユーザに見易い画像を表示させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るデジタルスチルカメラの外観構成を示す斜視図。
【図2】同実施の形態に係る各筐体内に設けられる縦横センサとその検知方向を例示する図。
【図3】同実施の形態に係る電子回路の構成を示すブロック図。
【図4】同実施の形態に係る主として制御部が実行する記録モード時の表示制御を含む処理内容を示すフローチャート。
【図5】同実施の形態に係る縦横センサの検知出力と表示する画像の方向との対応を示す図。
【図6】本発明の第2の実施の形態に係るカメラ機能付き携帯電話機の外観構成を示す平面図。
【図7】同実施の形態に係る各筐体内に設けられる縦横センサとその検知方向を例示する図。
【図8】同実施の形態に係る電子回路の構成を示すブロック図。
【図9】同実施の形態に係る主として制御部が実行する記録モード時の表示制御を含む処理内容を示すフローチャート。
【図10】同実施の形態に係る縦横センサの検知出力と表示する画像の方向及び表示部との対応を示す図。
【符号の説明】
10…デジタルスチルカメラ、11…第1の筐体、12…第2の筐体、13…ヒンジ部、14…撮影レンズ、15…ストロボ発光部、16…マイクロホン(MIC)、17…セルフタイマインジケータ、18…レンズよけ凹部、19…スピーカ(SP)、20…メニューキー、21…回転ダイヤル、22…セットキー、23…表示部、24…シャッタキー、25a〜25d…滑り止め部、26,27…縦横センサ、31…モータ(M)、32…レンズ光学系、33…CCD、34…タイミング発生器(TG)、35…垂直ドライバ、36…サンプルホールド回路(S/H)、37…A/D変換器、38…カラープロセス回路、39…DMAコントローラ、40…DRAMインタフェース(I/F)、41…DRAM、42…制御部、43…VRAMコントローラ、44…VRAM、45…デジタルビデオエンコーダ、46…キー入力部、47…JPEG回路、48…メモリカード、49…内蔵メモリ、50…音声処理部、51…USBインタフェース(I/F)、52…ストロボ駆動部、60…携帯電話機、61…ヒンジ部、62…上部筐体、63…下部筐体、64…スピーカ(SP)、65…メイン表示部、66…各種キー、67…マイクロホン(MIC)、68…カメラ部、69…サブ表示部、70…アンテナ、71,72…縦横センサ、81…RF部、82…変復調部、83…CDMA部、84…音声処理部、85…制御部、86…GPSレシーバ、87…画像撮影部、88…画像処理部、89…メモリカード、90…GPSアンテナ、91…光学レンズ系、92…CCD。

Claims (5)

  1. 第1及び第2の筐体をヒンジ部を介して回動自在に接続してなる携帯電子機器において、
    上記第1の筐体内に設けられ、該第1の筐体の少なくとも上下方向を検知する第1のセンサと、
    上記第2の筐体内に設けられ、該第2の筐体の少なくとも上下方向を検知する第2のセンサと、
    上記第1の筐体に設けられた、画像を撮影する撮影手段と、
    上記第1または第2の筐体に設けられた、上記撮影手段で撮影した画像を表示する表示手段と、
    上記第1及び第2のセンサの各検知結果に基づいて上記撮影手段で撮影した画像の左右方向及び上下方向の少なくとも一方を反転して上記表示手段で表示させる表示制御手段と
    を具備したことを特徴とする携帯電子機器。
  2. 上記第1及び第2のセンサは共に縦横センサであることを特徴とする請求項1記載の携帯電子機器。
  3. 上記第1及び第2のセンサは共に、3次元空間中で設けられている筐体の姿勢を検知する3次元センサであることを特徴とする請求項1記載の携帯電子機器。
  4. 上記表示手段は複数の表示画面を有し、
    上記表示制御手段は、上記第1及び第2のセンサの各検知結果に基づいて複数の表示画面から1つを選択し、上記撮影手段で撮影した画像を表示させる
    ことを特徴とする請求項1記載の携帯電子機器。
  5. 第1及び第2の筐体をヒンジ部を介して回動自在に接続してなる携帯電子機器の表示制御方法において、
    上記第1の筐体内に設けられた、該第1の筐体の少なくとも上下方向を検知する第1のセンサの検知出力を得る第1の検知工程と、
    上記第2の筐体内に設けられた、該第2の筐体の少なくとも上下方向を検知する第2のセンサの検知出力を得る第2の検知工程と、
    上記第1の筐体に設けられたカメラ部で画像を撮影する撮影工程と、
    上記第1または第2の筐体に設けられた表示部で、上記カメラ部で撮影した画像を表示する表示工程と、
    上記第1及び第2の検知工程で得た上記第1及び第2のセンサの各検知出力に基づいて上記カメラ部で撮影した画像の左右方向及び上下方向の少なくとも一方を反転して上記表示部で表示させる表示制御工程と
    を有したことを特徴とする携帯電子機器の表示制御方法。
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