JP3925057B2 - カメラ装置、撮影範囲表示システム、及び撮影範囲表示方法 - Google Patents

カメラ装置、撮影範囲表示システム、及び撮影範囲表示方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はカメラに関し、特に、カメラの撮影範囲表示・記憶技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
電子撮影装置にGPSユニットと磁気センサーを取り付け、撮影位置情報と撮影方向情報を撮影データ(画像データ)と共に記録し、撮影データを地図画面に表示するときに撮影地点だけでなく、その地点からどの方向を撮影したかを矢印などで表現するよう構成したものがある。また、スルー(ファインダ)画像表示(撮影待機中)に撮影方向を表示するように構成されたものもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来技術のように上記撮影地点とその地点からどの方向を撮影したかを矢印などで表現するように構成しただけでは撮影範囲が漠然としていて撮影時の情報として十分とはいえないといった問題点があった。また、スルー画像表示中に撮影方向を表示するよう構成した場合も、撮影方向を決定する際の参考にはなるが撮影ガイド情報として十分とはいえないといった問題点があった。本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、撮影待機時や撮影後に撮影範囲を表示可能としたカメラ装置、撮影範囲表示システム、撮影範囲表示方法の提供を目的とする。
【0004】
請求項1記載の発明は、撮像手段を備えたカメラ装置であって、複数の撮影画像を保存記憶する保存記憶手段と、撮影画角データを記憶した画角記憶手段と、方位を検出する方位検出手段と、撮影を指示する撮影指示手段と、前記撮影指示手段による撮影指示時に前記撮像手段により撮像された撮影画像と、前記方位検出手段により検出された方位とを関連付けて前記保存記憶手段に追加して保存記憶する保存記憶制御手段と、前記保存記憶手段に保存記憶されている撮影画像の再生表示を任意のタイミングで指示する再生指示手段と、前記再生指示手段による再生表示の指示があった場合に、再生表示の対象となる撮影画像に関連付けて前記保存記憶手段に保存記憶されている方位と前記画角記憶手段に記憶されている撮影画角データに基づいて撮影範囲を決定する撮影範囲決定手段と、前記再生表示の対象となる撮影画像を前記保存記憶手段から取り出し、この取り出した撮影画像と前記撮影範囲決定手段によって決定された撮影範囲を表示手段に表示させる表示制御手段と、を備えたことを特徴とする。
【0005】
請求項2記載の発明は、上記請求項1記載の発明のカメラ装置において、撮影位置を取得する撮影位置取得手段を備え、前記保存記憶制御手段は、前記方位に加え、前記撮影位置取得手段によって取得された撮影位置を前記撮影画像と関連付けて前記保存記憶手段に追加して保存記憶し、前記撮影範囲決定手段は、前記保存記憶手段に保存記憶されている方位および撮影位置と前記画角記憶手段に記憶されている撮影画角データに基づいて前記撮影範囲を決定することを特徴とする。
【0006】
請求項3記載の発明は、上記請求項1記載の発明のカメラ装置において、ズーム量を取得するズーム量取得手段を備え、前記保存記憶制御手段は、前記方位に加え、前記ズーム量取得手段によって取得されたズーム量を前記撮影画像と関連付けて前記保存記憶手段に追加して保存記憶し、前記撮影範囲決定手段は、前記保存記憶手段に保存記憶されている方位およびズーム量と前記画角記憶手段に記憶されている撮影画角データに基づいて前記撮影範囲を決定することを特徴とする。
【0007】
請求項4記載の発明は、撮像手段を備えたカメラ装置であって、複数の撮影画像を保存記憶する保存記憶手段と、撮影画角データを記憶した画角記憶手段と、方位を検出する方位検出手段と、撮影を指示する撮影指示手段と、前記撮影指示手段による撮影指示時に前記方位検出手段により検出された方位と前記画角記憶手段に記憶されている撮影画角データに基づいて撮影範囲を決定する撮影範囲決定手段と、前記撮影指示手段による撮影指示時に前記撮像手段により撮像された撮影画像と、前記撮影範囲決定手段により決定された撮影範囲を関連付けて前記保存記憶手段に追加して保存記憶する保存記憶制御手段と、前記保存記憶手段に保存記憶されている撮影画像の再生表示を任意のタイミングで指示する再生指示手段と、前記再生指示手段による再生表示の指示があった場合に、再生表示の対象となる撮影画像に関連付けて前記保存記憶手段に保存記憶されている撮影範囲を取得する撮影範囲取得手段と、前記再生表示の対象となる撮影画像を前記保存記憶手段から取り出し、この取り出した撮影画像と前記撮影範囲取得手段によって取得された撮影範囲を表示手段に表示させる表示制御手段と、を備えたことを特徴とする。
【0008】
請求項5記載の発明は、上記請求項4記載の発明のカメラ装置において、撮影位置を取得する撮影位置取得手段を備え、前記撮影範囲決定手段は、前記方位および前記撮影画角データに加え、前記撮影位置取得手段によって取得された撮影位置に基づいて前記撮影範囲を決定することを特徴とする。
【0009】
請求項6記載の発明は、上記請求項4記載の発明のカメラ装置において、 ズーム量を取得するズーム量取得手段を備え、前記撮影範囲決定手段は、前記方位および前記撮影画角データに加え、前記ズーム量取得手段によって取得されたズーム量に基づいて前記撮影範囲を決定することを特徴とする。
【0010】
請求項7記載の発明は、上記請求項1乃至6記載の発明のカメラ装置において、前記表示制御手段は、前記取り出した撮影画像を前記決定された撮影範囲と共に表示手段に表示させることを特徴とする。
【0011】
請求項8記載の発明は、上記請求項1乃至6記載の発明のカメラ装置において、前記表示制御手段は、前記決定された撮影範囲の情報を外部情報処理機器に出力することで、外部情報処理機器上の表示手段に表示させることを特徴とする。
【0012】
請求項9記載の発明は、上記請求項1乃至6記載の発明のカメラ装置において、前記撮像手段により逐次撮像される撮影画像を前記保存記憶手段に保存記録することなく表示手段に逐次表示するモニタ表示手段と、前記モニタ表示手段による撮影画像の表示に対応して前記方位検出手段により検出される方位情報と前記画角記憶手段に記憶されている撮影画角データに基づいて撮影範囲を逐次決定し、この決定される撮影範囲を前記撮影画像と共に前記モニタ表示手段に表示させるモニタ表示制御手段と、を更に備えたことを特徴とする。
【0013】
請求項10記載の発明は、上記請求項9記載の発明のカメラ装置において、 前記モニタ表示制御手段は、光学ファインダ内に前記撮影画像と前記撮影範囲とを合成して表示することを特徴とする。
【0014】
請求項11記載の発明は、上記請求項2または5記載の発明のカメラ装置において、 地図データを記憶した地図データ記憶手段を備え、前記表示制御手段は、前記地図データ記憶手段から抽出した地図上に前記撮影範囲を合成して表示することを特徴とする。
【0015】
請求項12記載の発明は、上記請求項9記載の発明のカメラ装置において、前記モニタ表示制御手段は、前記撮影範囲を東西南北の方位を表現する情報によって表示することを特徴とする。
【0016】
請求項13記載の発明は、上記請求項1または4記載の発明のカメラ装置において、画角の異なる複数の撮影モードのうちのいずれか1つを選択する撮影モード選択手段を備え、前記撮影範囲決定手段は、前記撮影モード選択手段によって選択された撮影モードに応じた撮影画角データを前記画角記憶手段に記憶されている撮影画角データに基づいて特定し、この特定された撮影画角データに基づいて前記撮影範囲を決定することを特徴とする。
【0017】
請求項14記載の発明は、撮像手段を備えたカメラ装置と表示手段を備えた外部情報処理機器とによって構成される撮影範囲表示システムであって、前記カメラ装置は、撮影画角データを記憶した画角記憶手段と、方位を検出する方位検出手段と、撮影を指示する撮影指示手段と、前記方位検出手段により検出された方位と前記画角記憶手段に記憶されている撮影画角データとを含む撮影範囲決定情報と、前記撮影指示手段による撮影指示時に前記撮像手段により撮像された撮影画像とを関連付けて記録する記録手段と、前記記録手段に記録されている撮影画像と、該撮影画像に対応付けて記憶されている前記撮影範囲決定情報を前記外部情報処理機器に送信する送信手段と、を備え、前記外部情報処理機器は、前記送信手段により前記カメラ装置より送信される撮影画像と、該撮影画像と関連付けて送信される前記撮影範囲決定情報とを受信する受信手段と、前記受信手段により受信された前記撮影範囲決定情報に含まれる方位と撮影画角データとに基づいて撮影範囲を決定する撮影範囲決定手段と、前記撮影範囲決定手段により決定された撮影範囲を、前記表示手段に表示する表示制御手段と、を備えたことを特徴とする。
【0018】
請求項15記載の発明は、撮像手段を備えたカメラ装置と表示手段を備えた外部情報処理機器とによって構成される撮影範囲表示システムであって、前記カメラ装置は、撮影画角データを記憶した画角記憶手段と、方位を検出する方位検出手段と、撮影を指示する撮影指示手段と、前記方位検出手段により検出された方位と前記画角記憶手段に記憶されている撮影画角データとに基づいて撮影範囲を決定する撮影範囲決定手段と、前記撮影範囲決定手段により決定された撮影範囲と、前記撮影指示手段による撮影指示時に前記撮像手段により撮像された撮影画像とを関連付けて記録する記録手段と、前記記録手段に記録されている撮影画像と、該撮影画像に対応付けて記憶されている前記撮影範囲を前記外部情報処理機器に送信する送信手段と、を備え、前記外部情報処理機器は、前記送信手段により前記カメラ装置より送信される撮影画像と、該撮影画像と関連付けて送信される前記撮影範囲とを受信する受信手段と、前記受信手段により受信された前記撮影範囲を、前記表示手段に表示する表示制御手段と、を備えたことを特徴とする。
【0019】
請求項16記載の発明は、撮影を指示する撮影指示工程と、前記撮影指示工程による撮影指示に応じて撮像された撮影画像と、方位検出手段により検出された方位とを関連付けて保存記憶手段に追加して保存記憶する保存記憶工程と、前記保存記憶工程により保存記憶されている撮影画像の再生表示を任意のタイミングで指示する再生指示工程と、前記再生指示工程による再生表示の指示があった場合に、再生表示の対象となる撮影画像に関連付けて前記保存記憶手段に保存記憶されている方位と予め記憶されている撮影画角データに基づいて撮影範囲を決定する撮影範囲決定工程と、前記再生表示の対象となる撮影画像を前記保存記憶手段から取り出し、この取り出した撮影画像と前記撮影範囲決定工程によって決定された撮影範囲を表示手段に表示させる表示工程手段と、を備えたことを特徴とする。
【0020】
請求項17記載の発明は、撮影を指示する撮影指示工程と、前記撮影指示工程による撮影指示時に方位検出手段により検出された方位と予め記憶されている撮影画角データに基づいて撮影範囲を決定する撮影範囲決定工程と、前記撮影指示工程による撮影指示時に前記撮像手段により撮像された撮影画像と、前記撮影範囲決定工程により決定された撮影範囲を関連付けて保存記憶手段に追加して保存記憶する保存記憶工程と、前記保存記憶手段に保存記憶されている撮影画像の再生表示を任意のタイミングで指示する再生指示工程と、前記再生指示工程による再生表示の指示があった場合に、再生表示の対象となる撮影画像に関連付けて前記保存記憶手段に保存記憶されている撮影範囲を取得する撮影範囲取得工程と、前記再生表示の対象となる撮影画像を前記保存記憶手段から取り出し、この取り出した撮影画像と前記撮影範囲取得工程によって取得された撮影範囲を表示手段に表示させる表示工程と、を備えたことを特徴とする。
【0025】
【発明の実施の形態】
1.カメラ装置の構成例
図1は本発明のカメラ装置の一実施例の構成を示すブロック図であり、デジタルカメラ100は、図1(a)に示すように、方位センサ1、撮像部2、制御部3、操作部4、DRAM5、フラッシュメモリ6及び表示部7を有している。また、測位装置8を備えるようにしてもよい。
【0026】
方位センサ1はMR素子等の地磁気センサを備えた電子方位計測装置からなり、地磁気との角度を検出し方位情報を制御部3に送出する。
【0027】
撮像部2は撮像手段として、図1(b)に示すように、撮像レンズ211、ズーム部212を含む光学系21、図示しないCCD及びCCD駆動部を含む信号変換部22及び信号処理部23からなっている。
【0028】
撮像部2は撮像レンズ211で取込んだ被写体像を信号変換部22でCCD等の撮像素子により画像信号に変換した後更にデジタルデータ(画像データ)に変換し、信号処理部23でデジタルデータからデジタルの輝度、色差マルチプレクス信号(Y、Cb、Crデータ)等の信号成分(以下、画像データ)を得て一時記憶手段としてのDRAM5に転送する。また、ズーム部212は制御部3の制御に基づいて図示しないズームレンズを移動させてズーム動作を実行する。
【0029】
制御部3は、CPU、RAM、プログラム格納用メモリ及びタイマ等の周辺回路を有したマイクロプロセッサ構成を有しており、CPUは上述の各回路及び図示しない電源切換えスイッチ等にバスラインを介して接続し、プログラム格納用メモリに格納されている制御プログラムによりデジタルカメラ全体の制御を行なうと共に、操作部4からの状態信号に対応してプログラム格納用メモリに格納されている各モード処理用のプログラムや本発明に基づく撮影範囲表示プログラム等を取り出して、後述する撮影範囲表示機能等の実行制御及びデジタルカメラ100の各機能の実行制御等を行なう。なお、プログラム格納メモリには上述した各プログラムのほか定数やメニューデータ、例えば、通常撮影時のデジタルカメラ100の画角データ及びパノラマ撮影時のデジタルカメラの画角データ等を格納している。
【0030】
操作部4は、ロータリースイッチ等のモード選択スイッチ(撮影モード切り換え手段)41、シャッターキー(撮影指示手段)42、ズームキー(ズーム量指定手段)43、電源スイッチ44、撮影範囲表示指示キー(撮影範囲表示指示手段)45及び図示しない機能選択キー等を構成部分としており、これらのキー或いはスイッチが操作されると状態信号が制御部3に送出される。
【0031】
DRAM5は、作業用メモリ(記憶手段)として用いられ、撮影画像や再生画像を一時的に記憶する画像バッファ領域や圧縮/伸張時の作業用領域等が確保されている。
また、フラッシュメモリ6は保存メモリ(保存記録手段)として撮影した画像を保存記憶する。また、フラッシュメモリ6に地図データを格納することもできる。なお、保存メモリをフラッシュメモリ6に代えてメモリカード等の着脱可能なメモリを用いるようにしてもよい。
【0032】
また、表示部(表示手段)7はビデオメモリ、ビデオエンコーダ及び液晶表示装置からなり、ビデオエンコーダは制御部3からビデオメモリに出力された画像データをビデオ信号に変換し、液晶表示装置に出力する。液晶表示装置は出力されたビデオ信号を画面表示する。また、表示部7は制御部3の表示制御により撮影範囲を表示することができる。
【0033】
また、デジタルカメラ100に測位装置8が設けられている場合は、測位装置8はRF、A/D、データレジスタ、カウンタ、デコーダ及びそれらを制御する制御部(マイクロコンピュータ)等により構成され、GPS衛星からの受信電波を増幅・復調した後、取得した衛星データの解読を行ない、解読したデータによりデジタルカメラ100の自己位置計算等の位置計測(測位)を行ない、位置情報を制御部3に送出する。
【0034】
図2は制御部3の機能構成例を示すブロック図であり、CPUはプログラム格納メモリ等に格納されている下記機能に対応のプログラムの実行制御を行う。
図2の一点鎖線の枠内で、制御部3は、撮像部2の撮像動作を制御する撮像制御手段31、方位センサ1からの方位情報(又は、方位情報及び測位装置8からの位置情報及び/又はズーム量)をもとに撮影範囲情報を決定する撮影範囲情報決定手段32、撮影範囲情報決定手段32によって決定された撮影範囲情報の表示部7(又は、後述する光学ファインダ7’)への表示制御を行う表示制御手段33、ズームキー43の操作により指定されるズーム量に基づいてズーム部212を制御するズーム制御手段34、撮影待機時の被写体方向又は撮影時の被写体画像方向の方位を示す方位データの一時記憶メモリへの記憶制御を行う記憶制御手段35、撮影画像に撮影方位データ等の撮影範囲決定情報を関連付けて保存記憶メモリに保存記憶する保存記憶制御手段36及び画像再生モード下で画像再生制御を行う再生制御手段37を備えている。
なお、上記説明では保存記憶制御手段36は撮影画像に方位データ等の撮影範囲決定情報を対応付けて保存記憶メモリに保存記憶するようにしたが、撮影画像に撮影範囲決定情報を基に決定された撮影範囲情報を対応付けて保存記憶するようにしてもよい。
【0035】
また、デジタルカメラ100に測位装置8が設けられている場合は、記憶制御手段35は撮影位置データを含む撮影範囲決定情報の一時記憶メモリへの記憶制御を行うように構成し、保存記憶制御手段36は撮影画像に方位情報及び位置情報(及び/またはズーム量)を関連付けて保存記憶メモリに保存記憶するように構成してもよい(この場合も、撮影画像に撮影範囲情報を対応付けて保存記憶するようにしてもよい)。
【0036】
更に、デジタルカメラ100に距離(測距)センサを設け、記憶制御手段35は方位データ、位置データ及び距離センサからの距離データの一時記憶メモリへの記憶制御を行うように構成し、保存記憶制御手段36は撮影画像に方位データ、位置データ及び距離データ(及び/またはズーム量)、撮影モードと表示位置情報を関係付けて保存記憶メモリに保存記憶するようにしてもよい。
【0037】
図3はデジタルカメラ100の一実施例の外観を示す図であり、図3(a)は背面図、図3(b)は正面図を示す。
図3でデジタルカメラ100は、撮影モードや再生モード等各種モードの選択を行うモード選択スイッチ41及びシャッターキー42を上部に備え、正面には撮像レンズ211及び光学ファインダ7’と測位装置8のGPSアンテナが配置され、背面には表示部7の液晶表示画面70、ズームキー43、電源スイッチ44、撮影範囲表示指示キー45が配置されている。また、符号1はデジタルカメラ内部に設けられている方位センサを示す。
【0038】
2.撮影範囲表示例
図4は撮影範囲表示の一実施例を示す図であり、光学ファインダ7’に撮影範囲を表示するようにした例である。
図4(a)の例は、撮影待機時に、方位センサ1で得た方位情報を基に、光学ファインダ7’の視野の中心の方位71(デジタルカメラ100の画角の中心の方位、つまり注目被写体の方向)及び視野(画角)の両端の方位72,73を得て、光学ファインダ7’の中心上部、左端及び右端に方位を表示することにより撮影範囲を表示する。図4(a)では被写体方向の方位71(「S」(南))を中心とした方位72(「E」(東))、方位73(「W」(西))で示される視野が撮影範囲であることが示されている(被写体図示省略)。
【0039】
また、図4(b)の例は、撮影待機時に、方位センサ1で得た方位情報を基に被写体方向の中心方位71’を光学ファインダ7’の中心上部に表示すると共に、ズーム撮影の際のズーム倍率75を表示することにより撮影範囲を表示するようにした例である。図4(b)では被写体方向の方位71「東南」とズーム倍率75(値=「2.4」)により撮影範囲が示されている(被写体像の図示は省略)。
【0040】
図5は撮影範囲表示の他の一実施例を示す図であり、液晶ファインダ(液晶表示画面)70に撮影範囲を表示するようにした例である。
図5(a)の例は、撮影待機時に方位センサ1で得た方位情報を基に、被写体方向の方位(撮影方位)81(「N」(北))及び視野の両端の方位82(「N.W」(北西))、方位83(「N.E」(北東))を取得し、液晶表示画面70に表示されているスルー画像に重畳させて、液晶表示画面70の中心上部、左端及び右端に方位81、82、83を文字表示することにより撮影範囲を表示し、更に撮影モード87を表示するようにした例である。また、この例で、ズーム撮影時にズーム量(ズーム倍率)を表示することもできる。なお、撮影後、保存記憶されている撮影画像を再生表示する場合も同様の撮影範囲表示が行なわれる。
【0041】
また、図5(b)の例では再生表示されたパノラマ画像88’に重畳表示された被写体方向の方位81’(「S」(南))を中心とした方位82’(「E」(東))、方位83’(「W」(西))で示される視野が撮影範囲であることが示され、又撮影モード87「パノラマ」が表示されている。また、この例で、ズーム撮影時にズーム量(ズーム倍率)表示することもできる。
【0042】
図6は撮影範囲表示の他の一実施例を示す図であり、液晶ファインダ(液晶表示画面)70に撮影範囲、撮影位置及びズーム倍率を表示するようにした例である。
この例は、撮影待機時に方位センサ1で得た方位情報を基に、被写体方向の方位81及び画角の両端の方位82,83を取得すると共に測位装置8で得た位置情報を基にフラッシュメモリ6に格納されている地図データを取り出し、当該位置情報及び画角で規定されるサイズの地図を表示する。また、その地図に重畳させて、撮影位置91、撮影範囲92を図形表示することにより撮影範囲を表示するようにした例である。また、この際、所定の位置に方位94(「東南」)、ズーム倍率5(値=「3.1」)及び撮影モード96(=「パノラマ」)を表示するようにした例である。また、撮影位置の地番等(丁目番地)を方位等と同様に表示するようにしてもよい。
【0043】
3.撮影範囲表示機能付きカメラ装置の動作例
3−1:方位等による撮影範囲表示動作例
図7は、本発明の撮影範囲表示機能付きデジタルカメラの動作の一実施例を示すフローチャートであり、図7(a)は方位等による撮影範囲表示動作例、図7(b)は保存記憶時の他の実施例、図7(c)は方位等と撮影位置による撮影範囲表示動作例、図7(d)は再生時の撮影範囲表示動作例を示す。
【0044】
図7で、デジタルカメラ100の電源スイッチ44がオン操作され、デジタルカメラ100が起動した後、ユーザがモード選択スイッチ41を操作して撮影モードを選択するとステップS1に遷移する。なお、撮影モードとしては通常撮影モード、パノラマ撮影モード、・・等各種撮影モードを選択することが可能であるが、以下の説明ではモード選択スイッチ41で選択される撮影モードを画角が異なるパノラマ撮影モードとそれ以外の撮影モード(説明上、通常撮影モードと記す)の2通りとして説明する。また、ズーム倍率の初期設定値は1である。
【0045】
ステップS1:(画像の取り込み)
制御部3で、撮像制御手段31は撮像部2に制御信号を送り、被写体画像(画像データ)の取込みを行なわせる。撮像部2は光学系を介して得た被写体画像(画像データ)をDRAM5に転送する。
【0046】
ステップS2:(方位情報取得及び方位算出)
撮影範囲情報決定手段32は、方位センサ1からの方位情報を基にデジタルカメラ100から被写体画像の方向(つまり、撮影レンズ211の光軸が注目画像に向かう方向(撮影方位データ(ラジアン角)))を算出し、撮影範囲決定情報としてRAMに保持する。なお、この例では方位データは北を0度とした半時計回りの角度として算出している。
【0047】
ステップS3:(撮影モード判定)
また、撮影範囲情報決定手段32はモード選択スイッチ41で選択された撮影モードを調べ、パノラマ撮影(つなぎあわせタイプのパノラマ撮影の場合を除く)の場合はS5に遷移してパノラマ撮影時の撮影範囲情報の決定を行い、そうでない場合はS4に遷移して通常撮影時の撮影範囲情報を決定する(つなぎあわせタイプのパノラマ撮影の場合もS4に遷移する)。
【0048】
ステップS4:(通常撮影時の撮影範囲情報決定)
撮影範囲情報決定手段32は上記ステップS2で算出した撮影方位データ(被写体方向の方位データ)とプログラムROMに格納されている通常撮影時の画角及びズーム量から画角両端の方位データを算出し、撮影範囲情報として撮影方位データ及び画角両端の方位データをRAMに保持し、S6に遷移する。なお、撮影範囲情報は上記各方位データだけでもよい。
また、デジタルカメラ100が測位装置8を備えている場合には撮影位置データを取得するように構成し、撮影範囲情報決定手段32はこのステップで撮影位置情報を撮影範囲情報に付加してRAMに保持するようにしてもよい。
【0049】
ステップS5:(パノラマ撮影時の撮影範囲情報決定)
デジタルカメラ100のパノラマ撮影モードが1回のシャッター操作で画角内のパノラマ画像を撮影する方式の場合(つまり、上下幅の狭いパノラマ画像を1フレームの画像として撮影する方式の場合)は、撮影範囲決定手段32は上記ステップS2で算出した方位データとプログラムROMに格納されているパノラマ撮影時の画角(上下をカットして左右をカットしないパノラマ画像である場合は、通常撮影時の画像と同じとなる)及びズーム量からパノラマ画像の画角両端の方位を算出し、上記ステップS4と同様にして画角両端の方位データを算出して撮影範囲情報として撮影方位データ及び画角両端の方位データをRAMに保持し、S6に遷移する。なお、上記ステップS4と同様、撮影範囲情報は上記各方位データだけでもよい。
また、デジタルカメラ100が測位装置8を備えている場合には、上記ステップS4と同様、このステップで撮影位置情報を撮影範囲情報に付加してRAMに保持するようにしてもよい。
【0050】
なお、デジタルカメラ100のパノラマ撮影モードが複数枚の撮影画像をつなぎ合わせてパノラマ画像を生成する方式の場合(つまり、図9に示すような複数回のシャッター操作で得た画像をつなぎ合わせたパノラマ画像の場合)は、撮影範囲情報決定手段32はスルー画像表示時には通常撮影時と同じように撮影範囲を決定する。
しかし、パノラマ画像全体の撮影範囲はパノラマ撮影用の複数枚の画像撮影が完了しないと撮影範囲を決定できないので、ステップS15、16に示すようにパノラマ撮影終了後に最初と最後の撮影画像の方位データ等の各撮影範囲決定情報を関連付けて記憶し、その後の再生表示時に撮影範囲を決定して表示するようにする。
【0051】
なお、再生表示の場合のパノラマ画像全体の撮影範囲決定方法の一例として、撮影枚数をN、画角幅W、重複端部の幅wとするとき、パノラマ画像の横幅W’=NW×(N−1)wを求め、最初の撮影画像の方向の方位と最後の撮影画像の方位を取得し、プログラムROMに格納されている通常撮影時の画角及びズーム量から中心の方位(つまり、撮影方向の方位)を算出するように撮影範囲情報決定手段32を構成することにより、撮影範囲を決定することができる。
【0052】
また、パノラマ撮影画像の中心の方位を算出しないで最初(左端)の撮影画像の方位データと通常撮影時の画角データとズーム量とから左端の方位データを算出し、同様に最後(右端)の撮影画像の方位データと通常撮影時の画角データとズーム量とからパノラマ撮影画像の右端の方位データを算出して撮影範囲を決定するように撮影範囲情報決定手段32を構成するようにしてもよい。
図9の例はパノラマモード撮影で5枚の画像(図9(a))を左方から右方に連写してつなぎ合わせた、西南(S.W)から北に向かい南東(S.E)を撮影範囲とする240°(3π/2:ラジアン)パノラマ撮影画像の例である(このパノラマ撮影方式では連写枚数により画角が異なる)。
【0053】
ステップS6:(ズーム指示の有無判定)
ズーム制御手段34は操作部4から送られてくる状態信号を調べ、ズームキー43が押されたか否か(つまり、ズーム指示があったかどうか)を判定し、ズーム指示があった場合にはS7に遷移し、そうでない場合はS8に遷移する。
【0054】
ステップS7:(ズーム制御及びズーム量の保持)
ズーム制御手段34はズームキー43の操作に基づくズーム量を算出してズーム制御信号を生成し、ズーム部212に送出してズームレンズの動作制御を行わせる。なお、本実施の形態ではズーム部212を設け、光学ズームを行うようにしたがデジタルカメラ100を電子ズーム可能に構成し、ズーム制御手段34により電子ズーム制御を行うようにしてもよい。また、ズーム制御手段34はズーム量を基にズ―ム倍率を算出してRAMに保持する。
【0055】
ステップS8:(撮影範囲表示指示の有無判定)
表示制御手段33は撮影範囲指示キー45が操作されたか否かを調べ、撮影範囲指示キー45が操作された場合には液晶表示画面70に撮影範囲表示を行うためにS9に遷移し、そうでない場合にはS10に遷移する。
【0056】
ステップS9:(スルー画像と撮影範囲の重畳表示)
上記ステップS8で撮影範囲表示指示キー45の操作が行われると、表示制御手段33は上記ステップS1でDRAM5に取り込まれた画像を表示部7に送出して表示画面70にスルー画像表示させると共に上記ステップS2で算出した被写体方向の方位データを基に図8に示すような方位表示テーブル110を参照して被写体方向の方位を表現する文字(以下、方位表示文字)を取り出す。
また、上記ステップS4又はS5で算出した画角両端の方位データを基に方位表示テーブル110を参照して画角両端の方位表示文字(データ)を取り出す。更に、ズーム量(ズーム倍率)を表示文字に変換する。また、撮影モードに対応した文字データをプログラムROMから取り出す。このようにして取り出された撮影範囲表示文字(データ)を表示部7に送ってスルー画像上に重畳表示し、S11に遷移する。
【0057】
また、文字データをスルー画像上に重畳表示する代わりに、このステップで文字データをスルー画像上に合成した合成スルー画像を作成してスルー画像表示するようにしてもよい。
なお、図8で、方位表示テーブル110は方位θ(ラジアン)の範囲を格納した方位欄111と方位欄111の内容に対応する方位表示文字を格納した方位表示欄112からなり、算出された方位が方位欄111の内容の示す値の範囲内にあるとき、それに対応する方位欄112の文字が取り出される。
【0058】
ステップS10:(光学ファインダへの撮影範囲表示)
上記ステップS8で撮影範囲表示指示キー45の操作が行われない場合には表示制御手段33は上記ステップS4又はS5で決定された撮影範囲情報を図4の例に示したように光学ファインダ7’に表示する。
【0059】
ステップS11:(撮影指示(シャッター操作)の有無判定)
撮像制御手段31は操作部4から送られる状態信号を調べ、シャッターボタン42が全押しされた場合にはS12に遷移し、そうでない場合には制御をS1に戻す。
【0060】
ステップS12:(撮影画像の保存記憶)
保存記憶制御手段36はDRAM5に取り込まれている画像データに圧縮処理を施してフラッシュメモリ6に保存記憶する。
【0061】
ステップS13:(つなぎあわせタイプのパノラマ撮影か否かの判定)
保存記憶制御手段36は、モード選択スイッチ41で選択された撮影モードを調べ、つなぎあわせタイプのパノラマ撮影の場合はS15に遷移し、そうでない場合はS14に遷移する。
【0062】
ステップS14:(撮影範囲決定情報の保存記憶)
保存記憶制御手段36はRAMに保持されている各撮影範囲決定情報(撮影時の方位データ、ズーム量、撮影モード等)を上記ステップS12で保存記憶された撮影画像に関連付けてフラッシュメモリ6に保存記憶して撮影処理を終了する。
また、後述するようにデジタルカメラ100が測位装置8を備えている場合で、図7(c)のフローチャートに示すように撮影範囲情報決定手段32が測位装置8からの測位情報を基に撮影地点(撮影位置)を示す位置データを取得し、図6に示したように地図上に撮影位置、方位、ズーム量、撮影モード等と組み合わせて撮影範囲表示を行う場合には、撮影範囲決定情報として撮影位置データ、方位データ、ズーム量、撮影モード等及び地図参照データを上記ステップS12で保存記憶された撮影画像に関連付けてフラッシュメモリ6に保存記憶するように構成する。
【0063】
ステップS15:(つなぎあわせタイプのパノラマ撮影終了判定)
保存記憶制御手段36は、操作部4からの信号を調べ、ユーザがつなぎあわせタイプのパノラマ撮影終了判定を行なったことを検出した場合にはS16に遷移し、そうでない場合は制御をS1に戻す。
【0064】
ステップS16:(撮影範囲情報決定情報の保存記憶)
保存記憶制御手段36は、最初と最後の画像の撮影範囲決定情報を複数枚の撮影画像に関連付けて保存記憶して撮影処理を終了する。ここで複数枚の撮影画像に関連付けて保存記憶する最初と最後の画像の撮影範囲決定情報としては、撮影枚数、画角幅、通常撮影時の画角データ、重複端部の幅及びズーム量がある。また、撮影範囲決定情報として最初(左端)の撮影画像の方位データ、通常撮影時の画角データ、最後(右端)の撮影画像の方位データを複数枚の撮影画像に関連付けて保存記憶するようにしてもよい。
なお、上記図7(a)のステップS9では撮影範囲をスルー画像に重畳表示するようにしたが、これに限定されない。例えば、銀塩カメラの場合、専用の表示部に撮影範囲を表示するようにできる。
【0065】
3−2:保存記憶時の撮影範囲表示動作の他の実施例
上記図7(a)のステップS14では保存記憶された撮影画像に撮影範囲決定情報を対応付けて保存記憶したがこれに限定されない。例えば、図7(b)に示すように、図7(a)のステップS12で撮影画像が保存記憶された後、撮影範囲を決定し、決定された撮影範囲を示す撮影範囲情報(撮影時の方位データ、画角両端の方位データ、ズーム量、撮影モード等と文字列の表示位置情報)を保存記憶された撮影画像に関連付けてフラッシュメモリ6に保存記憶するステップ(ステップS14’)を設けるようにしてもよい。
【0066】
また、上記図7(a)のステップS16では保存記憶された撮影画像に撮影範囲決定情報を対応付けて保存記憶したがこれに限定されない。例えば、図7(b’)に示すように、図7(a)のステップS12で撮影画像が保存記憶された後、撮影範囲情報(例えば、最初と最後の撮影画像の方位データ、ズーム量)を基につなぎあわせるパノラマ撮影画像全体の撮影範囲を決定するステップ(ステップS16’−1)と、決定された撮影範囲を示す撮影範囲情報を保存記憶された複数の撮影画像に関連付けてフラッシュメモリ6に保存記憶するステップ(ステップS16’−2)を設けるようにしてもよい。
【0067】
また、デジタルカメラ100が測位装置8を備えている場合で、図7(c)のフローチャートに示すように撮影範囲情報決定手段32が測位装置8からの測位情報を基に撮影地点(撮影位置)を示す位置データを取得し、図6に示したように地図上に撮影位置、方位、ズーム量、撮影モード等と組み合わせて撮影範囲表示を行う場合には、撮影範囲情報として位置データ、撮影時の方位データ、画角両端の方位データ、ズーム量、撮影モード等とそれらの表示位置情報及び地図参照データを上記ステップS12で保存記憶された撮影画像に関連付けてフラッシュメモリ6に保存記憶するように構成する。
【0068】
なお、図7(a)で、ステップS1で方位情報取得及び方位算出動作を行うようにし、ステップS2で画像取り込み動作を行うようにしてもよい。また、ステップS8で撮影範囲表示指示キー45が押された場合、液晶画面70にスルー画像と共に撮影範囲情報を表示するようにし(S9)、押されなかった場合は光学ファインダ7’に撮影範囲情報を表示するようにしたが(S10)、撮影範囲表示キー45を「液晶画面表示」、「光学ファインダ表示」、「表示せず」の三段切り換え可能なスライドスイッチとし、「液晶画面表示」操作がされた場合に液晶画面70にスルー画像と共に撮影範囲情報を表示するようにし、「光学ファインダ表示」操作がされた場合に光学ファインダ7’に撮影範囲情報を表示するようにし、「表示せず」の場合はステップS11に遷移するようにしてもよい。
【0069】
3−3:方位等と撮影位置による撮影範囲表示動作例
図7(c)の例は方位センサで取得した方位データとGPSによる位置データを基に図6に示したように地図上に撮影地点及び撮影範囲を表示する例である。また、図7(c)でステップS1、S2の動作とステップS3〜S7の動作は図7(a)のフローチャートの動作と同様であり、ステップS9、ステップS10及びステップS11以降の動作は図7(a)又は図7(b)のステップS9以降のフローチャートの動作と同様である(但し、ステップS14又はS14’で撮影範囲決定情報(又は撮影範囲情報)に撮影位置データを付加するようにする)。また、この例では撮影範囲指示キー45は「スルー画像上に表示」、「地図と共に表示」、「光学ファインダに表示」の三段切り換えのスライド構成をなしている。
【0070】
ステップS2−2:(位置データの取得)
画像の取り込み(図7(a):ステップS1)と方位情報取得及び方位算出動作(S2)のあと、測位装置8からの測位データ(座標値(x、y))、つまり撮影位置情報を取得する。
【0071】
ステップS3〜S8:(撮影モード判定〜撮影範囲表示指示の有無判定)
次に、図7(a)のステップS3と同様に撮影モード判定からステップS8の撮影範囲表示指示の有無判定動作を実行し、ステップS8で表示制御手段33は撮影範囲指示キー45が「スルー画像上に表示」の位置にスライド操作されたか否かを調べ、「スルー画像上に表示」の位置に撮影範囲指示キー45が操作された場合には液晶表示画面70に撮影範囲表示を行うためにS9に遷移し、そうでない場合にはS8’に遷移する。
【0072】
ステップS8’:(地図に表示の有無判定)
次に、表示制御手段33は撮影範囲指示キー45が「地図と共に表示」の位置にスライド操作されたか否かを調べ、「地図と共に表示」の位置に撮影範囲指示キー45が操作された場合には液晶表示画面70に地図及び撮影範囲の図形表示を行うためにS9’−1に遷移し、そうでない場合には光学ファインダ7’に撮影範囲を表示するためにS10に遷移する。
【0073】
ステップS9’−1:(地図データの切り出し)
上記ステップS8’で「地図と共に」の位置に撮影範囲表示指示キー45の操作が行われると、表示制御手段33は保存記憶制御手段36に制御信号を送り、フラッシュメモリ6に記憶されている地図データを検索し、上記ステップS2−2で取得した撮影位置情報(座標値(x、y))を含む所定の大きさ(つまり、1フレーム分の液晶表示画面70のサイズ)に相当するデータを切り出す。
【0074】
ステップS9’−2:(撮影範囲表示データの生成)
表示制御手段33は前記ステップS4又はS5で決定された撮影範囲情報のうちの被写体の方位データ、画角の両端の方位データと上記ステップS2−2で取得した撮影位置情報を基に撮影位置を中心とする扇形の表示データを生成する。
【0075】
ステップS9’−3:(地図と撮影範囲の表示)
次に、表示制御手段33は上記ステップS9’−1で切り出した地図データをを表示部7に送出して表示画面70に表示させると共に、上記ステップS9’−2で生成された表示データとステップS4又はS5で決定された撮影範囲情報を表示部7に送って地図上に重畳表示し、S11に遷移する。
【0076】
なお、フラッシュメモリ6等の保存記憶メモリに地名データを位置(座標)に対応させた地名ファイルを格納し、上記ステップS9’−1とS9’−2の間に地名データを取り出す動作を付加し、取り出した地名を地図上の所定の位置又は撮影位置近傍に表示するようにしてもよい。この場合、地名ファイルを撮影位置情報(座標値)で検索し、撮影位置情報に最も近い値の座標値に対応付けられている地名データを取り出すようにできる。
また、図7(a)のステップS8(及び図7(c)のステップS8、S8’)で撮影範囲表示指示キー45の状態を調べ、撮影範囲表示指示キー45の操作状態によって、スルー画像への撮影範囲の重畳表示、光学ファインダへの撮影範囲の表示(及び、地図上への重畳表示)のステップに遷移するように構成したが、ステップS8(図7(c)の例ではステップS8、S8’)を設けることなく、それぞれ、スルー画像に撮影範囲を表示するカメラ、光学ファインダに撮影範囲を表示するカメラ、地図上に撮影範囲を表示するカメラとして、別々のカメラを構成してもよい。
【0077】
3−4:画像再生時の撮影範囲表示動作例
図7(d)の例では、図7(a)でフラッシュメモリ6に保存記憶した画像データ及び画像データに関連付けて保存記憶した撮影範囲決定情報を基に撮影範囲を決定して撮影範囲を表示する例である。
【0078】
ステップT1:(再生指示の有無判定)
再生制御手段37はモード選択スイッチ41の状態信号を調べ、再生指示がなされた場合にはT2に遷移し、そうでない場合は他のモード処理に遷移する。
【0079】
ステップT2:(画像再生処理)
再生制御手段37は保存記憶制御手段36を制御してフラッシュメモリ6に保存記憶した画像データを取り出し、伸張処理を施してDRAM5に転送する。また、記憶画像に対応付けてフラッシュメモリ6に記憶されている撮影範囲決定情報(撮影時の方位データ、ズーム倍率、撮影モード)及び対応する画像情報を取り出し、撮影範囲決定手段32に渡す。
【0080】
ステップT3:(撮影範囲情報決定)
撮影範囲情報決定手段32は上記ステップT2で受け取った撮影範囲決定情報を基に図7(a)のステップS4またはS5と同様の動作で撮影範囲情報を決定する。つまり、撮影モードがパノラマ撮影モードの画像の場合はステップS5と同様の処理を行い、それ以外の撮影モードの場合はステップS4と同様の処理を行う。
【0081】
なお、数枚の撮影画像をつなぎ合わせてパノラマ画像を生成する方式のパノラマ画像の場合(図9)は、図7(a)のステップS16で撮影画像に関連付けた撮影範囲決定情報を基に撮影範囲情報を決定する。
この場合、図7(a)のステップS16で撮影範囲決定情報として撮影枚数、画角幅、通常撮影時の画角データ、重複端部の幅及びズーム量を撮影画像に関連付けて保存記憶するようにした場合は、撮影枚数をN、画角幅W、重複端部の幅wとするとき、パノラマ画像の横幅W’=NW×(N−1)wを求め、最初の撮影画像の方向の方位と最後の撮影画像の方位を取得し、通常撮影時の画角及びズーム量から中心の方位(つまり、撮影方向の方位)を算出することにより撮影範囲情報を決定することができる。
また、図7(a)のステップS16で最初(左端)の撮影画像の方位データ、通常撮影時の画角データ、最後(右端)の撮影画像の方位データを複数枚の撮影画像に関連付けて保存記憶するようにした場合には、最初(左端)の撮影画像の方位データと通常撮影時の画角データとズーム量とから左端の方位データを算出し、同様に最後(右端)の撮影画像の方位データと通常撮影時の画角データとズーム量とからパノラマ撮影画像の右端の方位データを算出して撮影範囲を決定することができる。
【0082】
ステップT4:(画像と撮影範囲の重畳表示)
表示制御手段33は上記ステップT2でDRAM5に取り込まれた再生画像を表示部7に送出して液晶表示画面70に画像表示させると共に上記ステップT2で受け取った方位データを基に方位表示テーブル110(図8)を参照して被写体方向の方位表示文字を取り出す。
また、上記ステップT3で算出した画角両端の方位データを基に方位表示テーブル110を参照して画角両端の方位表示文字を取り出す。更に、ズーム倍率を表示文字に変換する。また、撮影モードに対応した文字データをプログラムROMから取り出す。このようにして取り出された撮影範囲表示文字(データ)を表示部7に送って画像上に重畳表示する。
【0083】
なお、上記図7(d)の例で保存記憶された画像に関連付けて保存記憶された撮影範囲決定情報を用いて再生画像に撮影範囲を表示する例について述べたがこれに限定されない。例えば、図7(b)、(b’)の例のように保存記憶画像に対応付けて保存記憶した場合には、上記ステップT3を省略し、フラッシュメモリから読み出した撮影範囲情報を用いてステップT4で再生画像に撮影範囲を表示することができる。
【0084】
また、上記図7(c)の地図上に撮影地点及び撮影範囲を表示する例で、撮影画像範囲決定情報(ステップS14又はS14’で撮影範囲決定情報(又は撮影範囲情報)に撮影位置データを付加したもの)を基に画像再生時に地図上に撮影地点及び撮影範囲を表示することもできる。
【0085】
この場合は、ステップT2で撮影画像の再生処理を行なった後、所定のキー操作を行うと、撮影範囲情報決定手段32は保存記憶した撮影位置決定情報を基に撮影範囲を決定し、再生制御手段37は撮影画像の伸張処理を行なうと共に、図7(c)のステップS9’−1〜S9’−3と同様の動作で地図データの切り出し、撮影範囲表示データの生成及び地図と撮影範囲の表示を行なった後、再生画像を地図及び撮影範囲と重畳表示する。また、再度、所定のキー操作が行なわれると、ステップT2の画像再生に戻る。
【0086】
また、複数枚の撮影画像をつなぎ合わせてパノラマ画像を生成する方式のパノラマ画像の場合(図9)はパノラマ画像の最初の1部(1枚分)を表示させ、スクロール表示させるモードと、画面中央に細長くパノラマ画像を表示させるモードを有し、これらのモードを切り換えてパノラマ画像を表示するように構成することもできる。
【0087】
また、上記図7の各フローチャートではカメラ装置がデジタルカメラ100のような電子カメラの場合について説明したが、本発明は銀塩カメラについても適用できる。例えば、銀塩カメラに方位等の撮影範囲表示情報を表示する専用の液晶表示部を設け、図7(a)のステップS9で撮影範囲表示動作を行わせるように構成できる。
【0088】
また、銀塩カメラに方位データ等の撮影範囲決定情報を記憶するメモリと方位データと方位表示文字を対応させた方位表示テーブルを格納したメモリを設け、撮影時に方位データ等の撮影範囲決定情報をメモリに記憶し、撮影後に撮影範囲情報を決定して方位表示文字等の撮影範囲表示情報をフィルム(=保存記憶メモリ)に記録(=保存記憶)された画像上に重畳させて記録することにより、撮影範囲が記録された写真(=画像)を得ることができる。
【0089】
また、上記図7(a)のフローチャートでは撮影待機時に撮影範囲を表示するように構成したが、これに限定されず、撮影待機時に撮影範囲を表示せず、撮影指示時に表示撮影範囲決定情報或いは撮影範囲情報を記憶し、撮影後に、撮影指示時に記憶された表示撮影範囲決定情報或いは撮影範囲情報に基づいて撮影範囲を表示するようにしてもよい。なお、この場合、図7(a)でステップS2〜S5、ステップS8〜S10は不要となり(但し、電子カメラの場合、ステップS9に代えてスルー画像表示のステップを設けてもよい)、ステップS11又はステップS12の後に、ステップS2〜S5と同様の動作を行うステップを付加するようにする。
【0090】
3−5:撮影範囲を外部機器で算出して表示する例
上記図7(d)のフローチャートでは保存記憶画像に関連付けて保存記憶された撮影範囲決定情報を基にステップT3で撮影範囲情報を算出・決定したが、この際、図10に示すように撮影画像と撮影時の方位データ等の撮影範囲決定情報をパソコンやモバイル等の外部情報処理機器に転送、送信、又は記録媒体を装着して入力し、外部情報機器側で記憶した撮影範囲決定情報を基に撮影範囲情報を算出・決定し、撮影範囲を表示するようにしてもよい。なお、カメラ側で撮影範囲情報を算出・決定し、これを外部情報機器に出力して表示するようにしてもよい。
【0091】
図10の例ではデジタルカメラ100はパソコンやモバイル等の外部情報処理機器130との情報を授受するI/Oインターフェイス及び通信制御プログラム等の通信制御手段を備えている。また、デジタルカメラ100は外部情報処理機器130に撮影時の方位データを送る際画角データを転送(又は、送信)することもできる。
【0092】
また、外部情報処理機器130は、図11に示すように、受信部(又はデータ入力部)131、制御部132及び表示部133と、受信(入力)した撮影画像及び撮影範囲決定情報や方位表示テーブルを保存記憶するハードディスクやフラッシュメモリ等のメモリ134からなる保存記憶手段等を備えている。
【0093】
また、制御部132は図7(a)のフローチャートのステップS4、S5及びステップS16’−1、及びステップS9’〜S9’−3と同様の動作を実行する撮影範囲決定手段1321や表示制御手段1322等を制御して撮影範囲情報決定及び撮影範囲の表示制御を行う。
【0094】
外部情報処理機器130は、デジタルカメラ100から撮影時の撮影範囲決定情報(撮影方位データ、撮影モード、撮影位置及びズーム倍率等)を受信(又は入力)してメモリに保存記憶する。
【0095】
また、制御部132はメモリ134から撮影範囲決定情報を取り出し、撮影モードに応じて撮影範囲情報決定手段1321の実行制御を行い図7(a)のフローチャートのステップS4、S5及びステップS16’−1、及びステップS9’〜S9’−3と同様の動作を実行して撮影範囲情報を決定し、表示制御手段1322によりこの撮影範囲情報に基づいて表示部133に撮影画像と共に撮影範囲を表示する。
【0096】
なお、撮影範囲情報決定手段1321による撮影範囲情報決定の際は撮影モードに応じた画角データが必要となるが、予め撮影モードに対応付けた画角データを保存記録手段に保存記録しておくか、デジタルカメラ100から撮影範囲決定情報と共に受信するように構成するか、或いは撮影範囲決定手段自体に予め撮影モードに対応付けた画角データを定数として設定するかの方法により撮影範囲情報決定の際に画角データを用いることができる。
【0097】
また、上記デジタルカメラ100から外部情報処理機器130へのデータの送信方法はデジタルカメラ100と外部情報処理機器130をケーブルで接続して転送する方法のほか、赤外線送受信による送信方法、公衆電話回線にデジタルカメラ130を音響接続して送信する方法、携帯電話とデジタルカメラ100をプラグ接続して、インターネットにより送信する方法等を用いることができる。
【0098】
以上、本発明の一実施例について説明したが本発明は上記実施例に限定されるものではなく、種々の変形実施が可能であることはいうまでもない。
【0099】
【発明の効果】
上記説明したように、請求項1乃至請求項17に記載の発明によれば、方位データを基に撮影範囲を表示することができるので、撮影情報として撮影範囲を把握することができ、更に、複数の撮影画像を混在して保存記録するメモリなどに新たな撮影画像を保存記憶する場合に、複数の撮影画像の中から特定の撮影画像に対応する方位データまたはこの方位に基づいて決定される撮影範囲の情報をいつでも特定できる形態で、方位またはこの方位に基づいて決定される撮影範囲の情報を撮影画像と関連付けて記憶し、このような形態で保存記録された画像データを撮影記録時とは別のタイミングまたは他の外部情報処理機器で再生表示する際に、再生表示の対象となる画像データに関連付けて記憶されている撮影範囲またはこの画像データに関連付けて記憶されている方位に基づいて決定される撮影範囲を、再生表示の対象となる画像データとともに表示できるようにしたので、撮影記録時ではない任意のタイミングまたは撮影記録を行ったカメラ装置ではない他の外部情報処理機器で画像データを再生する場合であっても、再生表示の対象となる画像データの撮影記録時の撮影範囲を確認することができる。
【0101】
また、請求項5記載の発明のカメラ装置によれば、取得した撮影位置と撮影方位を組み合わせて撮影範囲を表示することができるので、ユーザは撮影地点と撮影範囲の関係を把握することができる。
【0103】
また、請求項6記載の発明のカメラ装置によれば、撮影範囲の決定にズーム量を用いるので、より正確に撮影範囲を決定することができる。
【0107】
また、請求項9記載の発明のカメラ装置によれば、撮影待機時にスルー画像と共に撮影範囲を表示手段に表示するので撮影方向や撮影範囲を考慮した撮影を簡単に行うことができる。
【0108】
また、請求項10記載の発明のカメラ装置によれば、撮影待機時に光学ファインダに撮影範囲を撮影可能範囲として表示するので、カメラ装置アングルを決定する際に便利である。
【0109】
また、請求項11記載の発明のカメラ装置によれば、取得した撮影位置と撮影方位を組み合わせて地図上に撮影範囲を表示することができるので、ユーザは撮影地点と撮影範囲の関係を容易に把握することができるので、撮影地点とその地点からの撮影方向だけでなく、撮影範囲を把握でき、ユーザは撮影地点近隣と撮影範囲の関係を把握することができる。
【0110】
また、請求項12記載の発明のカメラ装置によれば、撮影範囲を東西南北の方位を表現する情報によって表示するので、撮影範囲がユーザに分かりやすい。
【0111】
また、請求項13記載の発明のカメラ装置によれば、画角の異なる複数の撮影モード(例えば、通常撮影とパノラマ撮影)を備えたカメラ装置についても選択された撮影モードに応じた画角での撮影範囲を表示することができる。
【0113】
また、請求項14または15記載の発明のカメラ装置によれば、パソコンやモバイル等の外部情報処理機器側で電子カメラで撮影した画像を再生する際、撮影範囲を決定して表示できるので便利である。また、カメラ側の負荷を軽減することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカメラ装置の一実施例の構成を示すブロック図である。
【図2】制御部の機能構成例を示すブロック図である。
【図3】デジタルカメラの一実施例の外観を示す図である。
【図4】撮影範囲表示の一実施例を示す図である。
【図5】撮影範囲表示の一実施例を示す図である。
【図6】撮影範囲表示の一実施例を示す図である。
【図7】本発明の撮影範囲表示機能付きデジタルカメラの動作の一実施例を示すフローチャートである。
【図8】方位表示テーブルの一実施例を示す図である。
【図9】複数の画像をつないで生成したパノラマ画像の一実施例を示す図である。
【図10】パソコンやモバイル等の外部情報処理機器側で算出した撮影範囲を表示する例の説明図である。
【図11】図10の外部情報処理の要部構成例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 方位センサ(方位検出手段)
2 撮像部(撮像手段)
3 制御部
5 DRAM(記憶手段)
6 フラッシュメモリ(保存記憶手段、地図データ記憶手段)
7 表示部(表示手段)
7’ 光学ファインダ
8 測位装置(撮影位置取得手段)
32 撮像範囲情報決定手段(方位算出手段)
33 表示制御手段
34 ズーム制御手段(ズーム量取得手段)
35 記憶制御手段
36 保存記憶制御手段
43 ズームキー(ズーム量取得手段)
41 モード選択スイッチ(撮影モード選択手段)
45 撮影範囲表示指示キー(撮影範囲表示指示手段)
70 液晶表示画面
100 デジタルカメラ(カメラ装置)
130 外部情報処理機器
133 表示部(表示手段)
134 メモリ(記憶手段)
1321 撮影範囲情報決定手段
1322 表示制御手段

Claims (17)

  1. 撮像手段を備えたカメラ装置であって、
    複数の撮影画像を保存記憶する保存記憶手段と、
    撮影画角データを記憶した画角記憶手段と、
    方位を検出する方位検出手段と、
    撮影を指示する撮影指示手段と、
    前記撮影指示手段による撮影指示時に前記撮像手段により撮像された撮影画像と、前記方位検出手段により検出された方位とを関連付けて前記保存記憶手段に追加して保存記憶する保存記憶制御手段と、
    前記保存記憶手段に保存記憶されている撮影画像の再生表示を任意のタイミングで指示する再生指示手段と、
    前記再生指示手段による再生表示の指示があった場合に、再生表示の対象となる撮影画像に関連付けて前記保存記憶手段に保存記憶されている方位と前記画角記憶手段に記憶されている撮影画角データに基づいて撮影範囲を決定する撮影範囲決定手段と、
    前記再生表示の対象となる撮影画像を前記保存記憶手段から取り出し、この取り出した撮影画像と前記撮影範囲決定手段によって決定された撮影範囲を表示手段に表示させる表示制御手段と、
    を備えたことを特徴とするカメラ装置。

  2. 撮影位置を取得する撮影位置取得手段を備え、
    前記保存記憶制御手段は、前記方位に加え、前記撮影位置取得手段によって取得された撮影位置を前記撮影画像と関連付けて前記保存記憶手段に追加して保存記憶し、
    前記撮影範囲決定手段は、前記保存記憶手段に保存記憶されている方位および撮影位置と前記画角記憶手段に記憶されている撮影画角データに基づいて前記撮影範囲を決定することを特徴とする請求項1記載のカメラ装置。

  3. ズーム量を取得するズーム量取得手段を備え、
    前記保存記憶制御手段は、前記方位に加え、前記ズーム量取得手段によって取得されたズーム量を前記撮影画像と関連付けて前記保存記憶手段に追加して保存記憶し、
    前記撮影範囲決定手段は、前記保存記憶手段に保存記憶されている方位およびズーム量と前記画角記憶手段に記憶されている撮影画角データに基づいて前記撮影範囲を決定することを特徴とする請求項1記載のカメラ装置。
  4. 撮像手段を備えたカメラ装置であって、
    複数の撮影画像を保存記憶する保存記憶手段と、
    撮影画角データを記憶した画角記憶手段と、
    方位を検出する方位検出手段と、
    撮影を指示する撮影指示手段と、
    前記撮影指示手段による撮影指示時に前記方位検出手段により検出された方位と前記画角記憶手段に記憶されている撮影画角データに基づいて撮影範囲を決定する撮影範囲決定手段と、
    前記撮影指示手段による撮影指示時に前記撮像手段により撮像された撮影画像と、前記撮影範囲決定手段により決定された撮影範囲を関連付けて前記保存記憶手段に追加して保存記憶する保存記憶制御手段と、
    前記保存記憶手段に保存記憶されている撮影画像の再生表示を任意のタイミングで指示する再生指示手段と、
    前記再生指示手段による再生表示の指示があった場合に、再生表示の対象となる撮影画像に関連付けて前記保存記憶手段に保存記憶されている撮影範囲を取得する撮影範囲取得手段と、
    前記再生表示の対象となる撮影画像を前記保存記憶手段から取り出し、この取り出した撮影画像と前記撮影範囲取得手段によって取得された撮影範囲を表示手段に表示させる表示制御手段と、
    を備えたことを特徴とするカメラ装置。

  5. 撮影位置を取得する撮影位置取得手段を備え、
    前記撮影範囲決定手段は、前記方位および前記撮影画角データに加え、前記撮影位置取得手段によって取得された撮影位置に基づいて前記撮影範囲を決定することを特徴とする請求項4記載のカメラ装置。

  6. ズーム量を取得するズーム量取得手段を備え、
    前記撮影範囲決定手段は、前記方位および前記撮影画角データに加え、前記ズーム量取得手段によって取得されたズーム量に基づいて前記撮影範囲を決定することを特徴とする請求項4記載のカメラ装置。
  7. 前記表示制御手段は、前記取り出した撮影画像を前記決定された撮影範囲と共に表示手段に表示させることを特徴とする請求項1乃至6記載のカメラ装置。
  8. 前記表示制御手段は、前記決定された撮影範囲の情報を外部情報処理機器に出力することで、外部情報処理機器上の表示手段に表示させることを特徴とする請求項1乃至6記載のカメラ装置。

  9. 前記撮像手段により逐次撮像される撮影画像を前記保存記憶手段に保存記録することなく表示手段に逐次表示するモニタ表示手段と、
    前記モニタ表示手段による撮影画像の表示に対応して前記方位検出手段により検出される方位情報と前記画角記憶手段に記憶されている撮影画角データに基づいて撮影範囲を逐次決定し、この決定される撮影範囲を前記撮影画像と共に前記モニタ表示手段に表示させるモニタ表示制御手段と、
    を更に備えたことを特徴とする請求項1乃至6記載のカメラ装置。
  10. 前記モニタ表示制御手段は、光学ファインダ内に前記撮影画像と前記撮影範囲とを合成して表示することを特徴とする請求項9記載のカメラ装置。

  11. 地図データを記憶した地図データ記憶手段を備え、
    前記表示制御手段は、前記地図データ記憶手段から抽出した地図上に前記撮影範囲を合成して表示することを特徴とする請求項2または5記載のカメラ装置。

  12. 前記モニタ表示制御手段は、前記撮影範囲を東西南北の方位を表現する情報によって表示することを特徴とする請求項9記載のカメラ装置。

  13. 画角の異なる複数の撮影モードのうちのいずれか1つを選択する撮影モード選択手段を備え、
    前記撮影範囲決定手段は、前記撮影モード選択手段によって選択された撮影モードに応じた撮影画角データを前記画角記憶手段に記憶されている撮影画角データに基づいて特定し、この特定された撮影画角データに基づいて前記撮影範囲を決定することを特徴とする請求項1または4記載のカメラ装置。
  14. 撮像手段を備えたカメラ装置と表示手段を備えた外部情報処理機器とによって構成される撮影範囲表示システムであって、
    前記カメラ装置は、
    撮影画角データを記憶した画角記憶手段と、
    方位を検出する方位検出手段と、
    撮影を指示する撮影指示手段と、
    前記方位検出手段により検出された方位と前記画角記憶手段に記憶されている撮影画角データとを含む撮影範囲決定情報と、前記撮影指示手段による撮影指示時に前記撮像手段により撮像された撮影画像とを関連付けて記録する記録手段と、
    前記記録手段に記録されている撮影画像と、該撮影画像に対応付けて記憶されている前記撮影範囲決定情報を前記外部情報処理機器に送信する送信手段と、
    を備え、
    前記外部情報処理機器は、
    前記送信手段により前記カメラ装置より送信される撮影画像と、該撮影画像と関連付けて送信される前記撮影範囲決定情報とを受信する受信手段と、
    前記受信手段により受信された前記撮影範囲決定情報に含まれる方位と撮影画角データとに基づいて撮影範囲を決定する撮影範囲決定手段と、
    前記撮影範囲決定手段により決定された撮影範囲を、前記表示手段に表示する表示制御手段と、
    を備えたことを特徴とする撮影範囲表示システム。
  15. 撮像手段を備えたカメラ装置と表示手段を備えた外部情報処理機器とによって構成される撮影範囲表示システムであって、
    前記カメラ装置は、
    撮影画角データを記憶した画角記憶手段と、
    方位を検出する方位検出手段と、
    撮影を指示する撮影指示手段と、
    前記方位検出手段により検出された方位と前記画角記憶手段に記憶されている撮影画角データとに基づいて撮影範囲を決定する撮影範囲決定手段と、
    前記撮影範囲決定手段により決定された撮影範囲と、前記撮影指示手段による撮影指示時に前記撮像手段により撮像された撮影画像とを関連付けて記録する記録手段と、
    前記記録手段に記録されている撮影画像と、該撮影画像に対応付けて記憶されている前記撮影範囲を前記外部情報処理機器に送信する送信手段と、
    を備え、
    前記外部情報処理機器は、
    前記送信手段により前記カメラ装置より送信される撮影画像と、該撮影画像と関連付けて送信される前記撮影範囲とを受信する受信手段と、
    前記受信手段により受信された前記撮影範囲を、前記表示手段に表示する表示制御手段と、
    を備えたことを特徴とする撮影範囲表示システム。

  16. 撮影を指示する撮影指示工程と、
    前記撮影指示工程による撮影指示に応じて撮像された撮影画像と、方位検出手段により検出された方位とを関連付けて保存記憶手段に追加して保存記憶する保存記憶工程と、
    前記保存記憶工程により保存記憶されている撮影画像の再生表示を任意のタイミングで指示する再生指示工程と、
    前記再生指示工程による再生表示の指示があった場合に、再生表示の対象となる撮影画像に関連付けて前記保存記憶手段に保存記憶されている方位と予め記憶されている撮影画角データに基づいて撮影範囲を決定する撮影範囲決定工程と、
    前記再生表示の対象となる撮影画像を前記保存記憶手段から取り出し、この取り出した撮影画像と前記撮影範囲決定工程によって決定された撮影範囲を表示手段に表示させる表示工程手段と、
    を備えたことを特徴とする撮影範囲表示方法。

  17. 撮影を指示する撮影指示工程と、
    前記撮影指示工程による撮影指示時に方位検出手段により検出された方位と予め記憶されている撮影画角データに基づいて撮影範囲を決定する撮影範囲決定工程と、
    前記撮影指示工程による撮影指示時に前記撮像手段により撮像された撮影画像と、前記撮影範囲決定工程により決定された撮影範囲を関連付けて保存記憶手段に追加して保存記憶する保存記憶工程と、
    前記保存記憶手段に保存記憶されている撮影画像の再生表示を任意のタイミングで指示する再生指示工程と、
    前記再生指示工程による再生表示の指示があった場合に、再生表示の対象となる撮影画像に関連付けて前記保存記憶手段に保存記憶されている撮影範囲を取得する撮影範囲取得工程と、
    前記再生表示の対象となる撮影画像を前記保存記憶手段から取り出し、この取り出した撮影画像と前記撮影範囲取得工程によって取得された撮影範囲を表示手段に表示させる表示工程と、
    を備えたことを特徴とする撮影範囲表示方法。
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