JP2007134875A - 網点化装置および網点化プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】所望の濃度の網点画像を容易に得ることができる網点化装置と、コンピュータをそのような網点化装置として動作させる網点化プログラムを提供する。
【解決手段】所定の画像の濃度が計測されて得られる計測濃度を取得する濃度取得部510と、網点内部の抜け及び又は網点外部の散在描画素の数と、画像の濃度との対応関係を定義したトーンカーブ用いて、濃度取得部510で取得された計測濃度に対応した数を求め、その数の抜け及び又は散在描画素を有する網点を定義した網点マトリクスによって階調画像データを網点画像データに変換する変換部520とを備えた。
【選択図】 図5

Description

本発明は、階調値で画像を表現した階調画像データを、階調値に応じた数の描画素の集合からなる網点で画像を表現した網点画像データに変換する網点化装置、およびコンピュータをそのような網点化装置として動作させる網点化プログラムに関する。
従来、印刷機で実際に印刷物を出力する前に、その印刷物が再現されたプルーフ画像を出力し、そのプルーフ画像を使って、印刷の仕上がり具合を印刷前に確認するプルーフや、必要な時に必要な画像を即座に印刷することができるオンデマンド印刷等が広く行なわれている。これらプルーフやオンデマンド印刷では、印刷機等に比べて手軽に画像を出力できる出力デバイスが望ましく、そのような出力デバイスとして、インクジェットプリンタや、写真プリントの技術を応用した銀塩型のプリンタ等が利用されている。また、印刷機で出力される印刷物が、多くの場合、規則的に並んだ網点で構成された網点画像であることから、プルーフやオンデマンド印刷においても、上記のインクジェットプリンタや銀塩型のプリンタ等の出力デバイスで、そのような網点画像が出力されることが多い。
この網点画像を構成する個々の網点は、大きさがそろった微細なインクドットや露光点(描画素)が、画像の階調に応じた数だけ集まって構成されている。この時、個々の網点の濃度は、例えばインクジェットプリンタで使われているインク等といった色材の濃度や、銀塩型のプリンタにおいて感光体を感光させるための露光光の強度等といった出力デバイスのハードウェア特性によって決まるため、個々の網点の濃度、延いては網点画像の全体的な濃度が、出力デバイスのハードウェア特性の影響を強く受けることとなる。
このため、網点の濃度が若干薄くなるような特性を持った出力デバイスを用いる場合には、網点画像全体に亘って網点を若干大きくすることで、その出力デバイスが出力する網点画像が全体的に若干濃くなるように調整され、逆に、網点の濃度が若干濃くなるような特性を持った出力デバイスを用いる場合には、網点画像全体に亘って網点を若干小さくすることで、その出力デバイスが出力する網点画像が全体的に若干薄くなるように調整されることがある。
ところが、網点画像全体を濃くする方向に調整しようとしても、網点の大きさが最大となるベタ画像の部分については、それ以上に網点を大きくすることができないため調整が不可能である。また、網点画像全体を薄くする方向に調整しようとしても、白紙画像の部分については、網点そのものが存在しないため調整が不可能である。
ところで、網点の一例として、網点を構成する描画素の集合内に描画素の抜けを散在させた網点が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。この場合、網点画像の全体的な濃度に対する調整として、網点の大きさの調整の他にも、網点中に散在する抜けの数を調整することが考えられる。そして、この抜けの数の調整によれば、上記のベタ画像の部分についても、抜けの数を減らすことで濃度を濃くする方向の調整が可能となる。
また、網点の一例として、上記の描画素の集合内に描画素の抜けを散在させた網点とは逆に、描画素の集合外に描画素(散在描画素)を散在させた網点を考えるができる。この場合、網点画像の全体的な濃度に対する調整として、網点の大きさの調整の他にも、上記の散在描画素の数を調整することが考えられる。そして、この散在描画素の数の調整によれば、白紙画像の部分についても、散在描画素の数を減らすことで濃度を薄くする方向の調整が可能となる。
特開2005−79949号公報
ここで、従来、網点画像の濃度に対する上記のような調整の際には、出力デバイスで出力された網点画像の濃度が所望の濃度となっているか否かをユーザが目視で確認し、所望の濃度が得られていない場合には、例えば上記の抜けや散在描画素の数を適宜に調整して出力デバイスに再度網点画像を出力させるといった作業が繰返し行なわれている。つまり、所望の濃度の網点画像を得るためには出力デバイスで網点画像を何度も出力しなければならず、作業が煩雑になりユーザに負担がかかるといった問題がある。
本発明は、上記事情に鑑み、所望の濃度の網点画像を容易に得ることができる網点化装置と、コンピュータをそのような網点化装置として動作させる網点化プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明の網点化装置は、階調値で画像を表現した階調画像データを、階調値に応じた数の描画素の集合からなる網点で画像を表現した網点画像データに変換する網点化装置において、
上記網点が、描画素の集合内に散在する描画素の抜け、及び又は、その集合外に散在する散在描画素を有するものであり、
所定の画像の濃度が計測されて得られる計測濃度を取得する濃度取得部と、
上記抜け及び又は上記散在描画素の数と、計測濃度との対応関係を定義した対応定義を用いて、上記濃度取得部で取得された計測濃度に対応した上記数を求め、その数の抜け及び又は散在描画素を有する網点を定義した網点定義によって上記階調画像データを上記網点画像データに変換する変換部とを備えたことを特徴とする。
本発明の網点化装置では、所望の濃度を有する画像について濃度を計測しておけば、上記階調画像データが、その所望の濃度の網点画像を表わした網点画像データに、計測濃度に基いて自動的に変換される。つまり、本発明の網点化装置によれば、所望の濃度の網点画像を得るための作業が単純でユーザの負担が軽く、所望の濃度の網点画像を容易に得ることができる。
ここで、本発明の網点化装置において、「上記変換部が、
上記対応定義を用いて求めた数の抜け及び又は散在描画素を有する網点を、階調値と比較される閾値の配列によって定義した網点マトリクスを作成する網点マトリクス作成部と、
上記階調画像データを、上記網点マトリクス作成部で作成された網点マトリクスに従って前期網点画像データに変換するデータ変換部とを備えたものである」という形態は好ましい形態である。
この好ましい形態の網点化装置によれば、上記計測濃度を、上記網点マトリクスを介して、上記階調画像データから網点画像データへの変換に容易に反映させることができる。
また、本発明の網点化装置において、「上記網点が、ベタ画像中で上記抜けを有するものであり、上記濃度取得部がベタ画像の計測濃度を取得するものである」という形態や、
「上記網点が、白紙画像中で上記散在描画素を有するものであり、上記濃度取得部が白紙画像の計測濃度を取得するものである」という形態は典型的な形態である。
前者の形態で実行される網点化処理によれば、所望の濃度のベタ画像を得ることができ、後者の形態で実行される網点化処理によれば、所望の濃度の白紙画像を得ることができる。
また、上記目的を達成する本発明の網点化プログラムは、コンピュータに組み込まれ、そのコンピュータを、階調値で画像を表現した階調画像データを、階調値に応じた数の描画素の集合からなる網点で画像を表現した網点画像データに変換する網点化装置として動作させる網点化プログラムにおいて、
上記網点が、描画素の集合内に散在する描画素の抜け、及び又は、その集合外に散在する散在描画素を有するものであり、
そのコンピュータ上で、
所定の画像の濃度が計測されて得られる計測濃度を取得する濃度取得部と、
上記抜け及び又は上記散在描画素の数と、計測濃度との対応関係を定義した対応定義を用いて、上記濃度取得部で取得された計測濃度に対応した上記数を求め、その数の抜け及び又は散在描画素を有する網点を定義した網点定義によって上記階調画像データを上記網点画像データに変換する変換部とを構築することを特徴とする。
このような本発明の網点化プログラムをコンピュータ内で実行することによって、所望の濃度の網点画像を容易に得ることができる網点化装置を容易に実現することができる。
なお、本発明にいう網点化プログラムについては、ここではその基本形態のみを示すのにとどめるが、これは単に重複を避けるためであり、本発明にいう網点化プログラムには、上記の基本形態のみではなく、前述した網点化装置の各形態に対応する各種の形態が含まれる。
以上、説明したように、本発明によれば、所望の濃度の網点画像を容易に得ることができる。
以下図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の一実施形態が適用される印刷−プルーフシステムの全体構成図である。
カラースキャナ10では、原稿画像G1が読み取られて、その読み取られた原稿画像G1を表わすC(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、およびK(ブラック)の4色の色分解画像データが生成される。このCMYKの画像データはワークステーション20に入力される。ワークステーション20では、オペレータによって、入力された画像データに基づく電子的な集版が行なわれ、印刷用の画像を表わす画像データが生成される。
この印刷用の画像を表わす画像データは、いわゆるPDL(Page Description Language)で記述された記述言語データである。ワークステーション20では、この画像データが、いわゆるRIP(Raster Image Processor)により、まず、0%から100%までのいずれかの網%値を有する画素の集合で画像を表した、CMYK各版の網%データに変換される。網%値は本発明にいう階調値の一例に相当し、網%データは本発明にいう階調画像データの一例に相当する。これら各版の網%データは、さらに、RIPによって施される網点化処理によって、網%値に応じた大きさの網点で構成されたCMYK各版の網点画像を表したCMYK各版の印刷用の網点画像データに変換される。
この印刷用の網点画像データは、フィルムプリンタ30に入力され、フィルムプリンタ30では、その入力された網点画像データに対応した、CMYK各版からなる印刷用フィルム原版が作成される。この印刷用フィルム原版からは刷版が作成され、その刷版が印刷機40に装着される。そして、刷版にインクが塗布され、その塗布されたインクが印刷用の用紙上に転移されてその用紙上に印刷画像G2が形成される。
ここで、フィルムプリンタ30によって印刷用の網点画像データから印刷用フィルム原版を作成し、さらに刷版を作成して印刷機40に装着し、その刷版にインクを塗布して用紙上に印刷を行なうという一連の作業は、大掛かりな作業でありコストもかかる。このため、実際の印刷作業を行なう前に、コンピュータシステム100および銀塩網点プリンタ200によってプルーフ画像G3を作成し、印刷画像G2の仕上りの事前確認が行なわれる。
尚、プルーフ画像G3の作成に適用される出力装置は、銀塩網点プリンタに限らず、インクジェットプリンタ等であっても良いが、ここでは、出力装置として銀塩網点プリンタが用いられているものとして説明する。
プルーフ画像G3の作成にあたっては、ワークステーション20から、上記のCMYK各版の網%データがコンピュータシステム100に入力される。コンピュータシステム100では、まず、この網点画像データに、上記の印刷画像G2の色を銀塩網点プリンタ200で再現するための色変換処理が施される。そして、その色変換処理後の網%データが、網点化処理によってCMYK各版のプルーフ用の網点画像データに変換される。
ここで、この図1に示す印刷−プルーフシステムでは、プルーフ用の網点画像データを得るための網点化処理には、印刷機40で予め出力された、CMYK各色の最大濃度の単色画像が印刷された色見本G4や、印刷機40で使われている記録用紙そのものである白紙見本G5かいずれか一方に対する分光濃度計300での計測による計測濃度が使われる。このプルーフ用の網点画像データを得るための網点化処理については後述する。
この網点化処理で得られたプルーフ用の網点画像データは、コンピュータシステム100から銀塩網点プリンタ200に渡され、この網点画像データに基づいて、銀塩網点プリンタ200から、印刷画像G2が再現されたプルーフ画像G3が出力される。
図2は、図1にブロックで示すコンピュータシステム100、銀塩網点プリンタ200、および分光濃度計300の外観斜視図である。
コンピュータシステム100は、CPU、主記憶装置、ハードディスク、通信用ボード等が内蔵された本体部101、本体部101からの指示により表示画面102a上に画面や文字列の表示を行うCRTディスプレイ102、このコンピュータシステム100にユーザの指示や文字情報を入力するためのキーボード103、表示画面102a上の任意の位置を指定することにより、その指定時にその位置に表示されていたアイコン等に応じた指示を入力するマウス104を備えている。また、このコンピュータシステム100は、図1にも示すように銀塩網点プリンタ200や分光濃度計300に接続されており、銀塩網点プリンタ200にはコンピュータシステム100からプルーフ用の網点画像データが送られ、分光濃度計300からはコンピュータシステム100に上記の色見本G4や白紙見本G5に対する計測濃度が送られる。
図3は、コンピュータシステムのハードウェア構成図である。
このハードウェア構成図には、CPU(中央演算処理装置)111、RAM112、HDD(ハードディスクドライブ)113、MOドライブ114、CD−ROMドライブ115、および通信用ボード116が示されており、それらはバス110で相互に接続されている。
HDD113は、記録媒体であるハードディスク120を内蔵しており、このハードディスク120に対し情報の記録再生を行う。MOドライブ114は、本体部101に取り出し自在に装填された光磁気ディスク(MO)106に対し情報の記録再生を行う。また、CD−ROMドライブ115は、本体部101に取り出し自在に装填されたCD−ROM105やCD−Rに記憶された情報を再生する。
通信用ボード116は、LAN等の通信回線に接続される。図1に示すコンピュータシステム100は、この通信用ボード116を介して接続される通信網(図示しない)によって他のコンピュータシステムとの間でデータの送受信を行うことができる。
また、この図3には、図示しない複数のI/Oインターフェースそれぞれを介してバス110に接続された、マウス104、キーボード103、CRTディスプレイ102、および図1にも示す銀塩網点プリンタ200や分光濃度計300が示されている。
本実施形態では、CD−ROM105に、コンピュータシステム100を本発明の網点化装置の一実施形態として動作させるための、本発明の網点化プログラムの一実施形態が記憶されている。
CD−ROM105はCD−ROMドライブ115に装填され、そのCD−ROM105に記憶された本発明の網点化プログラムの一実施形態がこのコンピュータシステム100にアップロードされてハードディスク120に記憶される。そして、この網点化プログラムの一実施形態が起動されて実行されることにより、コンピュータシステム100は本発明の網点化装置の一実施形態として動作する。
図4は、本発明の網点化プログラムの一実施形態が記憶されたCD−ROM105を示す概念図である。
図4に示す、本発明の網点化プログラムの一実施形態である網点化プログラム400は、濃度取得部410と、変換部420とで構成され、さらに、変換部420は、網点マトリクス作成部421と、データ変換部422とで構成されている。この網点化プログラム400の各要素の作用の詳細については後述する。
図5は、本発明の網点化装置の一実施形態を示すブロック図である。
この図5には、本発明の網点化装置の一実施形態である網点化装置500の他にも、図1にも示す銀塩網点プリンタ200や分光濃度計300が示されている。
この図5の網点化装置500は、図1のワークステーション20から渡された網%データを、網点でその画像を表現した網点画像データに網点化処理によって変換して銀塩網点プリンタ200に供給するものである。
この網点化装置500には、濃度取得部510と、変換部520とが備えられており、さらに、変換部520には、データ変換部522と、網点マトリクス作成部521とが備えられている。図4の網点化プログラム400が、図1から図3に示すコンピュータシステム100にインストールされて実行されることにより、図4の網点化プログラム400の濃度取得部410および変換部420は、それぞれ網点化装置500の濃度取得部510および変換部520を構成する。また、図4の網点化プログラム400の変換部420が、網点化装置500の変換部520を構成する際には、網点化プログラム400の変換部420における網点マトリクス作成部421およびデータ変換部422が、それぞれ網点化装置500の変換部520における網点マトリクス作成部521およびデータ変換部522を構成する。
これら網点化装置500における濃度取得部510、変換部520、網点マトリクス作成部521、およびデータ変換部522は、それぞれ、本発明の網点化装置における濃度取得部、変換部、網点マトリクス作成部、およびデータ変換部の各一例に相当する。
以下、図5に示す網点化装置500の各要素を説明することによって、図4に示す網点化プログラム400の各要素も合わせて説明する。
まず、この網点化装置500における基本的な機能である網点化処理を実行する変換部520について説明する。
この変換部520では、まず、網点マトリクス作成部521において、後述するようにCMYK各版の網点マトリクスが作成され、それらの網点マトリクスがデータ変換部522に渡される。このデータ変換部522は、ワークステーション20から送られてきたCMYK各版の網%データに、これらCMYK各版の網点マトリクスを使った網点化処理を施す。この網点化処理により、CMYK各版の網%データが、それぞれの版の網点マトリクスが定義する網点で画像を表現したCMYK各版の網点画像データに変換される。変換された各版の網点画像データは、銀塩網点プリンタ200に渡される。
以下では、上記のデータ変換部522で行われる網点化処理について詳しく説明する。
まずは、上記の網点マトリクスの詳細について説明する。ただし、CMYK各版の概念は捨象して説明する。
上記の網点マトリクスは、次のような原型の網点マトリクスを使って作成されたものである。
図6は、本実施形態における網点化処理に用いられる網点マトリクスを作成するときの原型となる網点マトリクスの一例を示す図である。
この図6に示す原型の網点マトリクス541は網点を定義したものであり、その網点は網%値に応じた大きさを有する。
この図6に示す網点マトリクス541は、網%値と比較される閾値541aが10行×10列に配列されたものであり、各閾値541aは、感光性のプリント用紙を露光して、プリント用紙上に画像を出力する出力装置(ここでは図1に示す銀塩網点プリンタ200)における各露光点に1対1に対応している。
ここで、図5に示すデータ変換部522に、この図6に示す原型の網点マトリクス541が用いられる場合を例にとって、網点マトリクスに基づいた網点化処理について説明する。データ変換部522では、網点%データが表す各網%値が、この網点マトリクス541の各閾値541aの値と比較される。そして、その網%値が閾値541aの値よりも大きい場合には、その閾値541aに対応する位置を、出力装置によって露光される出力点とする。この出力装置によって露光される出力点は、本発明にいう描画素の一例に相当するので、このような出力点のことを以下では描画素と称する。この描画素の集合によって網点が形成されることとなる。
図6に示す網点マトリクス541は、網%値の増加に伴って大きさを増す描画素の集合を表してしており、従来より周知な典型的な網点を定義したものである。
図7は、描画素の集合が網%値の増加に伴って成長する様子を示す図である。
この図7には、図6にも示す網点マトリクス541が9つ並べられて示されている。また、各網点マトリクス541は、上段左端が10%の網%値に対応しており、上段中央が20%、上段右端が30%、中段左端が40%、…、下段右端が90%というように各網%値に対応している。各網点マトリクス541中の斜線で示された領域541bは描画素の集合を表しており、すなわちこの領域541bが網点形状を表している。
10%という網%値に対応する領域541bは10個の描画素の集合を表しており、同様に、20%,…,90%という網%値それぞれに対応する各領域541bは、20個,…,90個の描画素の集合を表している。
ここに示した原型の網点マトリクス541では、描画素の集合内が描画素によっていわば塗りつぶされているが、この原型から作成される、本実施形態の網点化処理に用いられる網点マトリクスでは、以下説明するように、描画素の集合内に描画素の抜けが散在したり、あるいは、この集合外に描画素(散在描画素)が散在したりすることとなる。ここで、描画素の集合内に散在する抜けが、本発明にいう抜けの一例に相当し、この集合外に散在する散在描画素が本発明にいう散在描画素の一例に相当する。
まず、上記の抜けを有する網点について説明する。
図8は、描画素の集合内に抜けを散在させるためのマスクの一例を示す図である。
この図8には、上述した原型の網点マトリクスを構成する10行×10列の閾値に対応した、10行×10列にオン点542aとオフ点542bとが配列されてなるマスク542が示されている。オン点542aは、露光が許された点であり、オフ点542bは、露光が禁止された点である。
このようなマスク542は、オン点542aとオフ点542bとをランダムに配列することによっても得ることができるが、オフ点542bは、できるだけばらけていることが望ましい。そこで、本実施形態では、インクジェットプリンタ等で連続階調の画像を出力するための技術として従来より知られている、いわゆるFM網点の技術を応用して作成されたマスク542を用いることとする。このFM網点の技術は、描画素を、階調値に応じた密度で、描画素の相互間隔がなるべく広くなるように打ち出す技術である。このFM網点と、図6に例示したような通常の網点とを区別するために、その通常の網点のことを以下ではAM網点と表現する場合がある。
図8に示すマスク542は、このFM網点の描画素パターンを用いて、描画素の位置をオン点542aとし、描画素でない位置をオフ点542bとしたものである。
内部に抜けを有する網点を定義した網点マトリクスは、これら図6に示す原型の網点マトリクス541と図8に一例を示すマスク542とが重ね合わされて作成される。
図9は、内部に抜けを有する網点を定義した網点マトリクスの一例を表す図である。
この図9では、図6に示す原型の網点マトリクス541と、図8に示すマスク542とから得られる、内部に抜けを有する網点を定義した網点マトリクス540が示されている。
この図9に示す網点マトリクス540では、図8に示すマスク542におけるオン点542aに対応する位置には、描画素として用いられ得る位置として、図5に示す原型の網点マトリクス541を構成する閾値541aと同じ値の閾値540aが記載され、オフ点542bに対応する位置には、描画素として用いられることがない位置として記号「X」540bが記載されている。この網点マトリクス540を構成する各閾値540aの値と網%値とが比較され、閾値540aの値を網%値が越えている位置が描画素となる。そして、記号「X」540bが記載されている箇所が、描画素の抜けとなる。
図10は、図9に示す網点マトリクス540に基づいた描画素の集合が網%値の増加に伴って変化する様子を示す図である。
この図10には、図9にも示す網点マトリクス540が9つ並べられて示されており、各網点マトリクス540は、10%,20%,…,90%という網%値それぞれに対応している。各網点マトリクス540中の斜線で示された領域540cは描画素の集合を表しており、この領域540cが網点形状を表している。この描画素の集合を表した領域540cは、どの網%値についても、全体として1つの塊を形成しており、その塊の外形は、図7に示す各領域541bの形に一致している。そして、この描画素の集合に相当する領域540c内に、描画素の抜け540dが散在することとなる。
このような抜け540dの数が多いと、網点画像の濃度は一様に低下し、抜け540dの数が減るに従って、網点画像の濃度は一様に上昇する。このような濃度の変化は、網%値が100%のベタ画像について顕著に視認される。
また、図5に示すデータ変換部522は、上述したように、上記のような内部に抜けを有する網点を定義した網点マトリクスを使った網点化処理の他に、外部に散在描画素を有する網点を定義した網点マトリクスを使った網点化処理も実行する。
以下、この散在描画素を有する網点について説明する。
図11は、描画素の集合外に散在描画素を散在させるためのマスクの一例を示す図である。
この図11には、図6に示す原型の網点マトリクスを構成する10行×10列の閾値に対応した、10行×10列に通常オン点551aと強制オン点551bとが配列されてなるマスク551が示されている。通常オン点551aは、通常通りの露光が実行される点であり、強制オン点551bは、網%値に関わらず露光が強制的に実行される点である。
このマスク551における強制オン点551bは、図7のマスク451におけるオフ点451bと同様にできるだけばらけていることが望ましく、本実施形態では、この強制オン点551bの配列も上記のFM網点の技術によって決められる。
外部に散在描画素を有する網点を定義した網点マトリクスは、これら図6に示す原型の網点マトリクス541と、図11に示すマスク551とが重ね合わされて作成される。
図12は、外部に散在描画素を有する網点を定義した網点マトリクスの一例を表す図である。
この図12では、図6に示す原型の網点マトリクス541と、図11に示すマスク551とから得られる、外部に散在描画素を有する網点を定義した網点マトリクス550が示されている。
この図12に示す網点マトリクス550では、図11に示すマスク551における通常オン点551aに対応する位置には、描画素として通常通りに用いられ得る位置として、図6に示す原型の網点マトリクス541を構成する閾値541aと同じ値の閾値550aが記載され、強制オン点551bに対応する位置には、強制的に描画素として用いられる位置として記号「ON」550bが記載されている。この網点マトリクス550では、記号「ON」550bが記載されている箇所が散在描画素となる。
図13は、図12に示す網点マトリクス550に基づいた描画素の集合が網%値の増加に伴って変化する様子を示す図である。
この図13には、図12にも示す網点マトリクス550が9つ並べられて示されており、各網点マトリクス550は、0%,5%,10%,15%,…,40%という網%値それぞれに対応している。各網点マトリクス550中の斜線で示された領域550cは描画素を表している。ここで、この網点マトリクス550中の記号「ON」550bが記載されている箇所は、網%値に関わらず常に描画素となる。その結果、網%値の増加に伴って、この網点マトリクス550の中央部分に広がっていく描画素の集合の外部に散在描画素が散在することとなる。
このような散在描画素の数が多いと、網点画像全体の濃度は一様に上昇し、散在描画素の数が減るに従って、網点画像全体の濃度は一様に低下する。このような濃度の変化は、網%値が0%の白紙画像について顕著に視認される。
以上、図5に示すデータ変換部522で実行される網点化処理について説明したが、この網点化処理で使用される、上記のような内部に抜けを有する網点を定義した網点マトリクスや、あるいは外部に散在描画素を有する網点を定義した網点マトリクスが、図5の変換部520が備える網点マトリクス作成部521で作成される。
ここで、本実施形態では、この網点マトリクスの作成に、図1および図5に示した色見本G4もしくは白紙見本G5いずれか一方に対する分光濃度計300での計測による計測濃度が使われる。
この計測濃度の取得は、図5の濃度取得部510において、以下に説明する網点マトリクス設定画面を介したユーザ操作を受けて実行される。
図14は、網点マトリクス設定画面を示す図である。
この図14に示す網点マトリクス設定画面560は、不図示の初期画面において、ユーザが、網点マトリクスの作成を指示すると、表示画面102a(図1参照)に表示される。
ここで、本実施形態では、図5の網点マトリクス作成部521で作成可能な網点マトリクスの種類は、上述したように、内部に抜けを有する網点を定義した網点マトリクスと、外部に散在描画素を有する網点を定義した網点マトリクスとの2種類である。
内部に抜けを有する網点で表現された画像の濃度は、その抜けの増減に応じて変化するが、上述したようにそのような濃度の変化はベタ画像について顕著に視認される。また、外部に散在描画素を有する網点で表現された画像の濃度は、その散在描画素の増減に応じて変化するが、上述したようにそのような濃度の変化は白紙画像について顕著に視認される。
そこで、網点マトリクス作成部521は、ユーザが所望の濃度のベタ画像を望む場合には、抜けを有する網点を定義した網点マトリクスを作成し、ユーザが所望の濃度の白紙画像を望む場合には、散在描画素を有する網点を定義した網点マトリクスを作成する。
図14に示す網点マトリクス設定画面560には、画像タイプ設定部561が備えられており、所望の濃度のベタ画像を得るための網点のタイプ(ベタ画像タイプ)と、所望の濃度の白紙画像を得るための網点のタイプ(白紙画像タイプ)とが選択的に設定される。この画像タイプ設定部561では、この選択的な設定が、プルダウンメニューに対する操作によって行なわれる。
また、網点マトリクス設定画面560には、濃度測定開始ボタン562が備えられており、この濃度測定開始ボタン562がクリックされると、図5に示す濃度取得部510から分光濃度計300に向けて計測開始の指示が出され、その指示を受けて分光濃度計300が計測を開始する。
ここで、画像タイプ設定部561において、画像タイプがベタ画像タイプに設定されており、さらに、ユーザによって、図5に示す色見本G4が分光濃度計300にセットされた状態で濃度測定開始ボタン562がクリックされた場合には、その色見本G4に印刷されているCMYK各色の単色画像の濃度が計測される。また、画像タイプが白紙画像タイプに設定されており、さらに、ユーザによって、図5に示す白紙見本G5が分光濃度計300にセットされた状態で濃度測定開始ボタン562がクリックされた場合には、その白紙見本G5における白紙画像の濃度が計測される。これらの計測濃度は、自動的に濃度取得部510に送られ、さらに網点マトリクス作成部521に渡される。ここで、色見本G4に印刷されているCMYK各色の単色画像が、本発明にいうベタ画像の一例に相当し、白紙見本G5における白紙画像が、本発明にいう白紙画像の一例に相当し、上記の計測濃度が、本発明にいう計測濃度の一例に相当する。
網点マトリクス作成部521は、画像タイプがベタ画像タイプに設定されている場合には、上記の色見本G4についての計測で得られた計測濃度に応じた数の抜けを有する網点を定義した網点マトリクスを作成する。また、画像タイプが白紙画像タイプに設定されている場合には、上記の白紙見本G5についての計測で得られた計測濃度に応じた数の散在描画素を有する網点を定義した網点マトリクスを作成する。このような計測濃度に応じた抜けや散在描画素の数の決定は、以下に説明するトーンカーブに基いて行なわれる。
図15は、トーンカーブの一例を示す模式図である。
この図15に示すトーンカーブTは、画像タイプがベタ画像タイプに設定されている場合に、網点内部の抜けの数の決定に使われるものである。図15における横軸は、CMYK各色のベタ画像の計測濃度を表している。一方、縦軸は、CMYK各色のベタ画像中において描画素が占める割合を表している。トーンカーブTは、上記のベタ画像の計測濃度と、ベタ画像中で描画素が占める割合との対応関係を定義したもので、単調増加のカーブを描いている。ここで、ベタ画像中で描画素が占める割合は、そのベタ画像中で抜けが占める割合に換算できることから、このトーンカーブTは、計測濃度と、ベタ画像中で抜けが占める割合との対応関係を表わしているとも言え、トーンカーブTは、本発明にいう対応定義の一例に相当する。画像タイプが白紙画像タイプに設定されている場合に網点外部の散在描画素の数の決定に使われるトーンカーブは、図示は省略するが、白紙画像の計測濃度と、その白紙画像中において描画素が占める割合との対応関係を定義したもので、図15に示すトーンカーブTと同様に単調増加のカーブを描く。
以下、画像タイプがベタ画像タイプに設定されている場合を例に挙げて、図5に示す網点マトリクス作成部521の動作について説明する。
この場合、図5に示す網点マトリクス作成部521は、まず、上記の色見本G4についての計測で得られた計測濃度に図15に示すトーンカーブTで対応付けられる、ベタ画像中で描画素が占める割合を算出する。
ここで、図14の網点マトリクス設定画面560には、この割合をCMYK各色について表示する表示部563が備えられており、CMYK各色についてベタ画像中で描画素が占める割合が算出されると、その算出結果がその表示部563に表示される。また、この網点マトリクス設定画面560には、OKボタン564と、キャンセルボタン565とが備えられている。キャンセルボタン565がクリックされると、表示部563の表示内容がキャンセルされ、OKボタン564がクリックされると表示部563の表示内容が承認され、その表示内容が反映されたCMYK各版の網点マトリクスが図5に示す網点マトリクス作成部521で作成される。
網点マトリクス作成部521は、表示内容がユーザによって承認されると、その表示内容に基づいて、図8に一例を示したようなマスクを作成する。網点マトリクス作成部521は、まず、その表示内容が示す、ベタ画像中で描画素が占める割合を、そのベタ画像中で抜けが占める割合に換算する。そして、その換算された割合でベタ画像中に抜けが分布するように、いわゆるFM網点の技術を応用されてマスクが作成される。その後、その作成されたマスクと、図6に示す原型の網点マトリクス541とが重ね合わされて、図9に一例を示したような網点マトリクスが作成される。作成された網点マトリクスは、図5に示すデータ変換部522に渡され、そのデータ変換部522において、その渡された網点マトリクスを使った網点化処理が実行される。
以上、説明したように、本実施形態の網点化装置500によれば、ユーザが、上記の色見本G4あるいは白紙見本G5を分光濃度計300にセットし、後は、図14に示した網点マトリクス設定画面560において単純なボタン操作を行うだけで、色見本G4あるいは白紙見本G5の濃度が反映された所望の濃度の網点画像を表わした網点画像データが自動的に得られる。つまり、本実施形態の網点化装置500では、所望の濃度の網点画像を得るための作業が単純でユーザの負担が軽い。即ち、本実施形態の網点化装置500によれば、所望の濃度の網点画像を容易に得ることができる。
尚、上記では、本発明にいう網点マトリクス作成部の一例として、抜けを有する網点と、散在描画素を有する網点とのいずれか一方の網点を定義した網点マトリクスを作成する網点マトリクス作成部521を例示したが、本発明はこれに限るものではない。本発明の網点マトリクス作成部は、例えば、抜けと散在描画素との両方を有する網点を定義した網点マトリクスを作成するものであっても良く、あるいは、シャドウ側の階調範囲については抜けを有し、ハイライト側の階調範囲については散在描画素を有する網点を定義した網点マトリクスを作成するもの等であっても良い。
本発明の一実施形態が適用される印刷−プルーフシステムの全体構成図である。 図1にブロックで示すコンピュータシステム100、銀塩網点プリンタ200、および分光濃度計300の外観斜視図である。 コンピュータシステムのハードウェア構成図である。 本発明の網点化プログラムの一実施形態が記憶されたCD−ROM105を示す概念図である。 本発明の網点化装置の一実施形態を示すブロック図である。 本実施形態における網点化処理に用いられる網点マトリクスを作成するときの原型となる網点マトリクスの一例を示す図である。 描画素の集合が網%値の増加に伴って成長する様子を示す図である。 描画素の集合内に抜けを散在させるためのマスクの一例を示す図である。 内部に抜けを有する網点を定義した網点マトリクスの一例を表す図である。 図9に示す網点マトリクス540に基づいた描画素の集合が網%値の増加に伴って変化する様子を示す図である。 描画素の集合外に散在描画素を散在させるためのマスクの一例を示す図である。 外部に散在描画素を有する網点を定義した網点マトリクスの一例を表す図である。 図12に示す網点マトリクス550に基づいた描画素の集合が網%値の増加に伴って変化する様子を示す図である。 網点マトリクス設定画面を示す図である。 トーンカーブの一例を示す模式図である。
符号の説明
10 カラースキャナ
20 ワークステーション
30 フィルムプリンタ
40 印刷機
100 コンピュータシステム
101 本体部
102 CRTディスプレイ
102a 表示画面
103 キーボード
104 マウス
105 CD−ROM
106 MO
110 バス
111 CPU
112 RAM
113 HDD
114 MOドライブ
115 CD−ROMドライブ
116 通信用ボード
120 ハードディスク
200 銀塩網点プリンタ
300 分光濃度計
400 網点化プログラム
410 濃度取得部
420 変換部
421 網点マトリクス作成部
422 データ変換部
500 網点化装置
510 濃度取得部
520 変換部
521 網点マトリクス作成部
522 データ変換部
540 網点マトリクス
540a 閾値
540b 記号「X」
540c 領域
540d 抜け
541 原型の網点マトリクス
541a 閾値
541b 領域
542 マスク
542a オン点
542b オフ点
550 網点マトリクス
550a 閾値
550b 記号「ON」
550c 領域
551 マスク
551a 通常オン点
551b 強制オン点
560 網点マトリクス設定画面
561 画像タイプ設定部
562 濃度測定開始ボタン
563 表示部
564 OKボタン
565 キャンセルボタン

Claims (5)

  1. 階調値で画像を表現した階調画像データを、階調値に応じた数の描画素の集合からなる網点で画像を表現した網点画像データに変換する網点化装置において、
    前記網点が、描画素の集合内に散在する描画素の抜け、及び又は、該集合外に散在する散在描画素を有するものであり、
    所定の画像の濃度が計測されて得られる計測濃度を取得する濃度取得部と、
    前記抜け及び又は前記散在描画素の数と、計測濃度との対応関係を定義した対応定義を用いて、前記濃度取得部で取得された計測濃度に対応した前記数を求め、その数の抜け及び又は散在描画素を有する網点を定義した網点定義によって前記階調画像データを前記網点画像データに変換する変換部とを備えたことを特徴とする網点化装置。
  2. 前記変換部が、
    前記対応定義を用いて求めた数の抜け及び又は散在描画素を有する網点を、階調値と比較される閾値の配列によって定義した網点マトリクスを作成する網点マトリクス作成部と、
    前記階調画像データを、前記網点マトリクス作成部で作成された網点マトリクスに従って前期網点画像データに変換するデータ変換部とを備えたものであることを特徴とする請求項1記載の網点化装置。
  3. 前記網点が、ベタ画像中で前記抜けを有するものであり、前記濃度取得部がベタ画像の計測濃度を取得するものであることを特徴とする請求項1記載の網点化装置。
  4. 前記網点が、白紙画像中で前記散在描画素を有するものであり、前記濃度取得部が白紙画像の計測濃度を取得するものであることを特徴とする請求項1記載の網点化装置。
  5. コンピュータに組み込まれ、該コンピュータを、階調値で画像を表現した階調画像データを、階調値に応じた数の描画素の集合からなる網点で画像を表現した網点画像データに変換する網点化装置として動作させる網点化プログラムにおいて、
    前記網点が、描画素の集合内に散在する描画素の抜け、及び又は、該集合外に散在する散在描画素を有するものであり、
    該コンピュータ上で、
    所定の画像の濃度が計測されて得られる計測濃度を取得する濃度取得部と、
    前記抜け及び又は前記散在描画素の数と、計測濃度との対応関係を定義した対応定義を用いて、前記濃度取得部で取得された計測濃度に対応した前記数を求め、その数の抜け及び又は散在描画素を有する網点を定義した網点定義によって前記階調画像データを前記網点画像データに変換する変換部とを構築することを特徴とする網点化プログラム。
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