JP4266320B2 - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4266320B2
JP4266320B2 JP2003108008A JP2003108008A JP4266320B2 JP 4266320 B2 JP4266320 B2 JP 4266320B2 JP 2003108008 A JP2003108008 A JP 2003108008A JP 2003108008 A JP2003108008 A JP 2003108008A JP 4266320 B2 JP4266320 B2 JP 4266320B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
color
region
image processing
halftone
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003108008A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004317581A (ja
Inventor
治 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Corp
Original Assignee
Fujifilm Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujifilm Corp filed Critical Fujifilm Corp
Priority to JP2003108008A priority Critical patent/JP4266320B2/ja
Publication of JP2004317581A publication Critical patent/JP2004317581A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4266320B2 publication Critical patent/JP4266320B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Color, Gradation (AREA)
  • Color Image Communication Systems (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ブラックを含む複数の色それぞれの色画像が重ねあわされてなる画像を表す画像データに画像処理を施す画像処理装置、および画像処理プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、印刷機で印刷される印刷画像の色になるべく似せたプルーフ画像を出力し、そのプルーフ画像を使って、印刷を印刷前にシミュレートすることが広範に行われている。このプルーフ画像を出力する画像出力装置として、近年では銀塩プリンタが用いられてきている。この銀塩プリンタは、画像データに基づく光ビームを銀塩の感光材料が塗布されたプリント用紙上に照射して、感光材料を露光することによってプリント用紙上に画像を出力する。このように、銀塩プリンタは写真プリントの技術を応用したものであり、従来からプルーフ画像の作成に広く用いられているインクジェットプリンタなどと比べて、解像度や画質の点で優れているという利点がある。また、印刷機で作成される印刷画像は、周期的に並んだ網点によって画像が構成された網点画像であり、それら各網点の大きさは画像の濃度に応じている。このような印刷画像を再現するため、銀塩プリンタでは、露光する面積によって画像の濃度を調整し、なるべく印刷機における色の表現方法に似せた方法を適用してプルーフ画像を出力することが行われている。
【0003】
ところで、近年では、コンピュータを利用して編集の作業を行うDTP(DeskTop Publishing)が広範に適用されている。このDTPによると、オペレータはコンピュータ上で自由に絵柄を配置することができるため、意図せずに、濃い黒の絵柄と他の色の絵柄を重ねて配置してしまうことがある。この場合、コンピュータの表示画面上では、黒い絵柄と他の色の絵柄とが重なった画像部分が全て黒く見える。このため、オペレータは、黒い絵柄に、実際は不要な絵柄が重なって配置されていることに気づかない恐れがある。
【0004】
上記のような黒い絵柄と不要な絵柄が重なって配置された画像を実際に印刷機で印刷する場合、黒い絵柄がK(黒)インクで形成され、他の色の絵柄はC(シアン),M(マゼンタ),Y(イエロー),およびKのインクが重ね合わされて形成される。このように印刷された実際の印刷画像においては、Kインクだけの画像部分と、Kインクと他の色のインクが重なり合った画像部分とは見え方が異なり、オペレータはこの時点で黒い絵柄に不要な絵柄が重なっていたことに気づくことになる。
【0005】
このような印刷画像の色に関する不具合を予め回避するために、上記のように、印刷前に銀塩プリンタ等でプルーフ画像を作成し、プルーフ画像の色を確認することが行われている。銀塩プリンタにおいては、通常、C,M,Yインクに相応する3色の光ビームを使って全ての色が表現されており、印刷画像のうちKインクで形成される画像部分においても、K以外の色と同様に、それら3色の光ビームによって表現される。黒い絵柄と他の色の絵柄が重なった画像を銀塩プリンタで出力すると、黒い絵柄は3色の光ビームで露光面積が最大になるように一様に露光され、他の絵柄は、やはり3色の光ビームによって、黒が一様に露光された上に重なるように露光される。銀塩プリンタにおいては、画像の濃度は露光された面積によって調整されるため、3色の光ビームで一様に露光された上にさらに露光を重ねても各色の濃度は変化せず、黒の画像部分が、黒い絵柄だけで形成されているのか、他の色の絵柄が重なって配置されているのかわかりづらいという問題がある。
【0006】
このような問題を解決するため、特許文献1には、印刷画像においてKインクとC,M,Yインクとが重ねあわされる画像部分については、C,M,Y各色に相応するそれぞれの光ビームごとに露光エネルギーを変化させることによって、各色の濃度バランスを調整する方法が提案されている。
【0007】
【特許文献1】
特開2002−218269号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ここで、露光エネルギーを各光ビームごとに変化させるためには、光ビームのチャンネル数分の変調器や、高速なアナログ増幅器が必要となる。近年用いられている銀塩プリンタにおいては、露光処理を高速化するために、複数本の光ビームが並べられた多チャンネルの光ビーム群が使用されており、このような銀塩プリンタで上記のような方法を実現しようとすると、多大なコストを要するという問題がある。また、これらの問題は、現在は銀塩プリンタで問題視されているものであるが、必ずしも銀塩プリンタのみで生じるものではなく、印刷画像中のKインクで出力される画像部分を、CMYなどに相応するK以外の色成分を重ね合わせることによって再現する画像処理装置に、一般的に生じる可能性がある問題である。
【0009】
本発明は、上記事情に鑑み、印刷画像中の、Kインクのみで形成される画像部分と、Kインクとそれ以外のインクとが重ね合わされて形成される画像部分とを識別可能に再現するとともに、コストを抑えた画像処理装置、および画像処理プログラムを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明の画像処理装置は、
ブラックを含む複数の色それぞれの色画像が重ね合わされてなる画像を表す画像データを取得する画像データ取得部と、
画像データ取得部で取得された画像データが表す画像を構成するブラックの色画像については、互いに交互に配置された複数の第1領域および複数の第2領域のうちの第1領域のみに間引き、画像データが表す画像を構成するブラック以外の色画像については、第1領域および第2領域のうち第2領域のみに間引く画像処理部とを備えたことを特徴とする。
【0011】
本発明の画像処理装置によれば、ブラックの色画像の複数の第1領域と、ブラック以外の色画像の複数の第2領域とが互いに交互に配置された画像が生成される。これによって、ブラックのみで形成される画像部分の第2の領域には色が置かれず、ブラックと他の色が重なった画像部分の第2領域にはブラックではない色が置かれるため、これら2つの画像部分の違いが認識しやすい。また、例えば色画像ごとに濃度バランスを調整するための特別な機構を備える必要がなく、コストの上昇を抑えることができる。
【0012】
また、上記の画像処理部は、第1領域および第2領域として、互いに交互に配置されて市松模様を構成する第1領域および第2領域を用いるものであることが好ましい。
【0013】
このような第1領域および第2領域を適用することにより、第1領域および第2領域の境界を強調させずに、自然な画像を生成することができる。尚、この第1領域および第2領域は、それぞれが四角形状を有するものであることが好ましいが、これらの形状は四角形状に限られるものではない。
【0014】
また、上記画像データが、網点で構成された画像を表すものであり、画像処理部が、第1領域および前記第2領域として、網点の大きさよりも小さい大きさの領域を用いるものであってもよい。
【0015】
また、本発明の画像処理装置は、
画像処理部で得られた画像に基づいた光で感光性のプリント用紙を露光して、プリント用紙を光に反応させることによって、プリント用紙上に画像を出力する画像出力部を更に備え、
画像処理部が、第1領域および第2領域として、それら第1領域および第2領域のうちの一方の領域が露光されたときに、光に対するプリント用紙の反応が、その一方の領域に対する他方の領域にまで及んで他方の領域内が全体的に反応する程度に混み合った第1領域および第2領域を用いるものであることが好適である。
【0016】
このような第1領域および第2領域を用いることによって、例えば、第2領域が露光されないブラックのみで形成される画像部分や、第1領域が露光されないブラック以外の画像部分であっても、露光された一方の領域の色が他方の領域にまでにじんで、色の抜けをつぶすことができる。
【0017】
さらに、本発明の画像処理プログラムは、
ブラックを含む複数の色それぞれの色画像が重ね合わされてなる画像を表す画像データを取得する画像データ取得部と、
画像データ取得部で取得された画像データが表す画像を構成するブラックの色画像については、互いに交互に配置された複数の第1領域および複数の第2領域のうちの第1領域のみに間引き、画像データが表す画像を構成するブラック以外の色画像については、第1領域および第2領域のうち第2領域のみに間引く画像処理部とを備えたことを特徴とする。
【0018】
なお、本発明にいう画像処理プログラムについては、ここではその基本形態のみを示すのにとどめるが、これは単に重複を避けるためであり、本発明にいう画像処理プログラムには、上記の基本形態のみではなく、前述した画像処理装置の各形態に対応する各種の形態が含まれる。
【0019】
また、上記本発明の画像処理装置と、上記画像処理プログラムとでは、それらを構成する構成要素名として、画像データ取得部などといった互いに同一の名称を付しているが、画像処理プログラムの場合は、そのような作用をなすソフトウェアを指し、画像処理装置の場合は、ハードウェアを含んだものを指している。
【0020】
さらに、本発明の画像処理プログラムを構成する画像データ取得部などといった構成要素は、1つの構成要素の機能が1つのプログラム部品によって担われるものであってもよく、1つの構成要素の機能が複数のプログラム部品によって担われるものであってもよく、複数の構成要素の機能が1つのプログラム部品によって担われるものであってもよい。また、これらの構成要素は、そのような作用を自分自身で実行するものであってもよく、あるいは、コンピュータに組み込まれている他のプログラムやプログラム部品に指示を与えて実行させるものであってもよい。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について説明する。
【0022】
図1は、印刷システムと、本発明の一実施形態が適用されたプルーフシステムとを示す斜視図である。
【0023】
この斜視図には、コンピュータシステム100および銀塩プリンタ200によって構成され、本発明の画像処理装置の一実施形態であるプルーフシステム10、並びにコンピュータシステム700、CTP800、および図示が省略された印刷機からなる印刷システム20が示されている。2つのコンピュータシステム100,400は通信網300を介して互いに接続されており、この通信網300はこれらのコンピュータシステム100,400以外の図示しない外部のコンピュータシステムとも接続されている。
【0024】
この図1に示す印刷システム20のコンピュータシステム700には、編集された印刷物のページを表す画像データが外部のコンピュータシステムから通信網300を介して入力される。この画像データの一例として、ここでは、0%から100%までのいずれかの網%値を有する画素の集合で画像を表した、C,M,Y,K各色版の網%データが用いられる。これら各色版の網%データは、このように通信網300を介する以外に、CD−R(Compact Disc Recordable)やMO(光磁気ディスク)等の記憶媒体によって入力されてもよい。このコンピュータシステム700に入力された網%データには、コンピュータシステム700によって網点化処理が施されて、網%値に応じた大きさの網点で構成された網点画像を表した印刷用の網点データが生成される。
【0025】
コンピュータシステム700によって生成された印刷用の網点データは上記CTP800に渡され、このCTP800により、このように渡された網点データによって表される網点画像を直接焼き付けた刷版が作成される。このCTP800によって作成された刷版は、上記印刷機が例えばドラムを有するものである場合、そのドラムに巻き付けられ、この印刷機によりそのドラム上の刷版にインクがのせられて網点画像の連続印刷が行われる。なお、刷版は、上記網点データによって表される画像がいわゆるフィルムセッタによってフィルム上に形成され、形成されたフィルムを元にして作成されたものであってもよい。
【0026】
このように、印刷システム20による一連の印刷の作業は大がかりなものとなり、コストもかかる。このため、オペレータは、実際の印刷作業を行う前に、上記プルーフシステム10により以下のようにしてプルーフ画像を作成し、そのプルーフ画像を参照することによって、上記印刷システム20により印刷される画像の仕上がりの事前確認を行っている。
【0027】
プルーフシステム10のコンピュータシステム100には、上記コンピュータシステム700と同様に、上記通信網300を介して、あるいはCD−R、MOなどの記憶媒体を介して、上記コンピュータシステム700に入力されたものと同じ、CMYK各色版の網%データそれぞれが入力される。このコンピュータシステム100によって、入力された網%データに網点化処理が施され、プルーフ用の網点データが生成される。ここで、プルーフ画像を出力する銀塩プリンタ200は、本実施形態においては、C,M,Y3色にそれぞれ相応する3色の光ビームをハロゲン化銀等の銀塩の感光材料が塗布されたプリント用紙上に照射し、感光材料を露光することによって、プリント用紙上に画像を出力する。したがって、CMYK各色版用の網%データは、C,M,Y3色に色分解され、C,M,Y3色で全ての色が表現されたプルーフ用の網点データに変換される。銀塩プリンタ200は、プルーフ用の網点データを受け取り、この受け取った網点データに基づいて記録用紙上にプルーフ画像を出力する。このように出力されたプルーフ画像は、上記印刷機により印刷された印刷画像を、色のみならず網点パターンについても再現した画像となっている。
【0028】
このプルーフ画像は、記録用紙上にのみ出力されるものとは限らず、例えばコンピュータシステム100のディスプレイ上に出力されるものであってもよい。このようにプルーフ画像がディスプレイ上に出力される場合には、コンピュータシステム100は、単独でプルーフシステムとして機能する。但し、このようにプルーフ画像をディスプレイ上に出力する形態も本発明の画像処理装置の一形態ではあるものの、この形態は、本発明の作用効果が特に有効な望ましい形態とは異なるので、以下では、銀塩プリンタ200によってプルーフ画像が出力されることを前提として説明を続ける。
【0029】
なお、これらのコンピュータシステム100,400が、ポストスクリプト言語等によってページを画像や文字やイラストなどといったオブジェクトの配置として記述したページ記述データを、上記網%データのように画素の集合としてページを表現したビットマップデータに変換するRIP(Raster Image Processor)を備えたものである場合には、これらのコンピュータシステム100,400に入力される画像データとしては、網%データに替えて、そのページ記述データが用いられてもよい。これらのコンピュータシステム100,400に、互いに同じページ記述データが入力されると、それらのコンピュータシステム100,400内で互いに同じ網%データが生成され、それらの網%データそれぞれがそれぞれ用の網点データに変換される。
【0030】
ここで、図1に示すプルーフシステム10における本発明の実施形態としての特徴は、コンピュータシステム100および銀塩プリンタ200の内部で実行される処理内容にある。まずは、このコンピュータシステム100について詳しく説明する。なお、印刷システム20で用いられたコンピュータシステム700も、ハードウェア的には、プルーフシステム10で用いられたコンピュータシステム100と同じ構成を有する。
【0031】
コンピュータシステム100は、CPU、主記憶装置、ハードディスク、通信用ボード等が内蔵された本体部101、本体部101からの指示により表示画面102a上に画面や文字列の表示を行うCRTディスプレイ102、このコンピュータシステム100にユーザの指示や文字情報を入力するためのキーボード103、表示画面102a上の任意の位置を指定することにより、その指定時にその位置に表示されていたアイコン等に応じた指示を入力するマウス104を備えている。
【0032】
コンピュータシステム100のハードウェア構成は以下のようになる。
【0033】
図2は、コンピュータシステムのハードウェア構成図である。
【0034】
このハードウェア構成図には、CPU(中央演算処理装置)111、RAM112、HDD(ハードディスクドライブ)113、MOドライブ114、CD−ROMドライブ115、および通信用ボード116が示されており、それらはバス110で相互に接続されている。
【0035】
HDD113は、記録媒体であるハードディスク120を内蔵しており、このハードディスク120に対し情報の記録再生を行う。
【0036】
通信用ボード116は、LAN等の通信回線に接続される。図1に示すコンピュータシステム100は、この通信用ボード116を介して接続される通信網300によってコンピュータシステム700をはじめとする他のコンピュータシステムとの間でデータの送受信を行うことができる。
【0037】
また、図示しない複数のI/Oインターフェースそれぞれを介してバス110に接続された、マウス104、キーボード103、CRTディスプレイ102、および銀塩プリンタ200が示されている。なお、図1に示すコンピュータシステム700では、この銀塩プリンタ200に替えて、CTP800が、図示しないI/Oインターフェースを介してバス110に接続される。
【0038】
本実施形態では本発明の画像処理プログラムの一実施形態がCD−ROM105に記憶されている。
【0039】
図3は、本発明の画像処理プログラムの一実施形態を示す図である。
【0040】
上述したように、本実施形態では、画像処理プログラム300はCD−ROM105に記憶されている。ここで、CD−ROM105は、画像処理プログラム300を記憶する記憶媒体の単なる一例に過ぎず、本発明の画像処理プログラムは、ハードディスク(HD)、フレキシブルディスク(FD)、光磁気(MO)ディスク、DVDなどといった他の記憶媒体に記憶されてもよい。
【0041】
この図3に示す画像処理プログラム300は、図1に示すコンピュータシステム100内で実行されると、そのコンピュータシステム100を、プルーフ画像を作成する画像処理装置の一部として動作させるものであり、画像データ取得部310と画像処理部320とで構成されている。これら画像データ取得部310および画像処理部320は、それぞれ、本発明の画像処理プログラムにおける、画像データ取得部および画像処理部の各一例に相当する。
【0042】
この画像処理プログラム300の各要素の作用については後述する。
【0043】
図4は、本発明の画像処理装置の一実施形態を表す機能ブロック図である。
【0044】
この図4に示す画像処理装置400は、図3の画像処理プログラム300が、図1に示すコンピュータシステム100にインストールされて実行されることにより構成されるものであって、画像データ取得部410、画像処理部420、および図1および図2にも示す銀塩プリンタ200とから構成されている。画像データ取得部410および画像処理部420は、図3に示す画像処理プログラム300を構成する、画像データ取得部310および画像処理部320にそれぞれ対応するが、図4の各要素は、図1に示すコンピュータシステム100のハードウェアとそのコンピュータシステム100で実行されるOSやアプリケーションプログラムとの組合せで構成されているのに対し、図3に示す画像処理プログラム300の各要素はそれらのうちのアプリケーションプログラムのみにより構成されている点が異なる。
【0045】
この画像処理装置400の画像データ取得部410は、本発明の画像処理装置における画像データ取得部の一例に相当し、画像処理部420は画像処理部の一例に相当し、銀塩プリンタ200は画像出力部の一例に相当する。
【0046】
以下、図4に示す画像処理装置400の各要素を説明することによって、図3に示す画像処理プログラム300の各要素も合わせて説明する。
【0047】
図4の画像処理装置400を構成する画像データ取得部410は、図1に示す通信網300などを介してCMYK各色版用の網%データを取得する。また、画像処理部420は、画像データ取得部410で取得された網%データに網点化処理を施し、CMY各色用の網点データ、およびK色用の網点データを生成する。ここで、本実施形態においては、図1および図2に示す銀塩プリンタ200はCMY3色に対応する光ビームによって画像を出力するため、生成されたK色用の網点データも、実際にはCMY3色に色分解された網点データである。画像処理部420は、さらに、それら網点データに後述する間引き処理を施し、プルーフ画像を表す画像データを生成する。生成された画像データは、銀塩プリンタ200に送られる。
【0048】
続いて、図1および図2に示すコンピュータシステム100と接続されて、本発明にいう画像出力部を構成する、銀塩プリンタ200について説明する。
【0049】
図5は、銀塩プリンタ200の概略構成図である。
【0050】
銀塩プリンタ200には、銀塩の感光材料が塗布されたプリント用紙210が収容されるマガジン220A,220B、プリント用紙210をドラム240へ給版する給版ユニット230、プリント用紙210をドラム240から排版する排版ユニット250、プリント用紙210を周面に巻き付けて回転するドラム240、図4に示す画像処理部420から入力された画像データに基づいた光ビーム群を発射してドラム240の周面を照射し、プリント用紙210を露光する露光ユニット260、図5に示す各要素の動作を制御する制御部270、および、一連の露光処理によって露光されたプリント用紙210を現像する現像ユニット202が備えられている。ここで、銀塩プリンタ200の露光ユニット260は、露光処理の高速化のために、複数本の光ビームをドラム240に照射して、バンド幅ごとにプリント用紙210を露光する。
【0051】
マガジン220A,220Bに収容されたプリント用紙210は、給版ユニット230によってドラム240に給版され、ドラム240に巻きつけられる。プリント用紙210が巻きつけられると、ドラム240は高速回転する。図4に示す画像処理部420から画像データが送られてくると、露光ユニット260は、その画像データに基づく光ビームをドラム240に向けて照射し、ドラム240に巻きつけられているプリント用紙210を露光する。露光処理が終了すると、排版ユニット250によって、ドラム240に巻きつけられていたプリント用紙210が現像ユニット202に送られる。現像ユニット202では、プリント用紙210が現像され、プリント用紙上に、画像データが表すプルーフ画像が出力される。
【0052】
コンピュータシステム100および銀塩プリンタ200によって構成される画像処理装置400は、基本的には以上のように構成されている。
【0053】
ここで、以下では、図4の画像処理装置400で行われる網点化処理および間引き処理について詳しく説明する。
【0054】
図6は、網点化処理に用いられる網点マトリクスの一例を示す図である。
【0055】
この図6に示す網点マトリクス500は、網点を定義したものであり、その網点は、網%値に応じた大きさを有する。網点マトリクス500は、網%値と比較される閾値501aが10行×10列に配列されたものであり、各閾値501aは、プルーフ画像を出力する画像出力装置(ここでは図1に示す銀塩プリンタ200)が、インクドットや光ビームによる露光によってプリント用紙上に描画素を出力する際の各出力点に1対1に対応している。
【0056】
まず、この網点マトリクス500を用いた網点化処理について説明する。ここで、説明を簡略化するために、まずはC色についての説明のみ行う。
【0057】
図4の画像処理部420では、画像データ取得部410で得られたC色版用の網%データが表す網%値に基づいて、この網点マトリクス500全体に適用される1つの網%値が求められて各閾値501aの値と比較される。そして、その網%値が閾値501aの値よりも大きい場合には、その閾値501aに対応する位置を、画像出力装置によってC色の描画素が出力される出力点とする。この描画素の集合によって網点が形成されることとなる。図6に示す網点マトリクス500は、網%値の増加に伴って大きさを増す描画素の集合を表してしており、従来より周知な典型的な網点を定義したものである。
【0058】
図7は、描画素の集合が網%値の増加に伴って成長する様子を示す図である。
【0059】
この図7には、図6にも示す網点マトリクス500が9つ並べられて示されている。また、各網点マトリクス500は、上段左端が10%の網%値に対応しており、上段中央が20%、上段右端が30%、中段左端が40%、…、下段右端が90%というように各網%値に対応している。各網点マトリクス500中の斜線で示された領域501bは描画素の集合を表しており、すなわちこの領域501bが網点形状を表している。
【0060】
10%という網%値に対応する領域501bは10個の描画素の集合を表しており、同様に、20%,…,90%という網%値それぞれに対応する各領域501bは、20個,…,90個の描画素の集合を表している。図示しないが、網%値が100%の場合には、領域501bは100個の描画素の集合を表し、このときC色の描画素が網点マトリクス500内を一様に塗りつぶすことになる。
【0061】
以上のような網点化処理が、C色だけでなく、M色およびY色についても行われて、C,M,Y各色の網点データが生成される。K色については、まずはK色がC,M,Y3色に色分解され、色分解された各色ごとに同様の網点化処理が行われて、C,M,Y3色に色分解されたK色用の網点データが生成される。実際に、K色用の網点データを銀塩プリンタ200で出力すると、色分解されたC,M,Y3色の描画素が重ね合わされてK色の描画素が構成され、そのK色の描画素の集合によって網点が形成される。
【0062】
ここで、網点マトリクス500が用いられて生成される網点は、描画素の集合内が描画素によっていわば塗りつぶされているが、この網点に間引き処理が施され、以下説明するように、一部の描画素が間引かれることとなる。
【0063】
図8は、描画素を間引くためのマスクを示す図である。
【0064】
この図8には、図6に示す網点マトリクス500を構成する10行×10列の閾値に対応した10行×10列に、複数の第1領域510aおよび第2領域510bとが配列されてなるマスク510が示されている。第1領域510aおよび第2領域510bは、ともに四角形状を有し、それぞれが互いに交互に配置されている。この第1領域510aは、K色の網点を形成する描画素が出力される領域であり、第2領域510bは、K色以外のC,M,Y色の網点を形成するC,M,Yの描画素が出力される領域である。この第1領域510aは本発明にいう第1領域の一例にあたり、第2領域510bは本発明にいう第2領域の一例に相当する。
【0065】
図6に示す網点マトリクス500と、図8に示すマスク510とが重ね合わされて、以下説明する間引き処理が行われる。
【0066】
図9は、間引き処理のアルゴリズムを示す図である。
【0067】
第1の集合Mは、図6に示す網点マトリクス500を構成する閾値501aのうち、図7に示す領域501b内の閾値501aを表しており、第2の集合Nは、網点データがK色用の場合には図8に示すマスク510における第1領域510aを表し、網点データがC,M,Y色用の場合にはマスク510における第2領域510bを表している。そして、間引き処理は、第1の集合Mと第2の集合Nとの積集合Lを求めることに相当する。
【0068】
ここで、実際に網点データに間引き処理を施した結果について説明する。
【0069】
図10は、C色について、網%値が100%のときの網点に間引き処理を施した結果を示す図である。
【0070】
図7に示すように、網%値が大きいほど網点を形成する描画素は増加し、網%値が100%のときには、網点マトリクス500はすべてC色の描画素によって一様に塗りつぶされる。そのような網点に、図9のような間引き処理を施すと、図10に示すように、本来は全てが描画素によって塗りつぶされる網点610のうち、図8の第1領域510aに相応する領域610bには描画素が出力されず、第2領域510bに相応する領域610aのみに描画素が間引かれる。ここではC色についてのみ説明したが、M色およびY色についても、同様の間引き処理が施される。
【0071】
図11は、K色について、網%値が100%のときの網点に間引き処理を施した結果を示す図である。
【0072】
K色の網点は、C,M,Y3色の描画素が重ねあわされて表現されたK色の描画素によって形成されたものであるが、C,M,Y色の網点と同様に、網%値が大きいほど網点を形成する描画素(図7参照)は増加し、網%値が100%のときには、網点マトリクス500はすべてK色の描画素によって一様に塗りつぶされる。このK色の網点に、図9のような間引き処理を施すと、図11に示すように、網点620のうち、図8の第2領域510bに相応する領域620bには描画素が出力されず、第1領域510aに相応する領域620aのみに描画素が間引かれる。
【0073】
図12は、図10に示す網%値が100%のC色の網点と、図11に示す網%値が100%のK色の網点とが重ね合わされた画像部分を示す図である。
【0074】
図12に示すように、C色およびK色の網点が重ねあわされてなる画像部分600のうち、図8の第1領域510aに相応する領域600aにK色の描画素が出力されており、第2領域510bに相応する領域600bには、この例ではC色の描画素が出力されている。ここで、C色だけでなく、M色およびY色の描画素についても、領域600bに出力されることになる。仮に、図4の画像処理部420で間引き処理が行われない場合には、K色の色画像部分とそれ以外の色の色画像部分とが重なった画像部分はK色に見えてしまい、K色以外の色画像部分が重なっていることを認識するのは困難である。しかし、本実施形態の画像処理装置400によると、K色の色画像部分とK以外の色画像部分とが重なった画像部分のうち、第1領域がK色で、第2領域がK以外の色で出力される。したがって、このように出力されたプルーフ画像において、K色のみで構成される画像部分と、K色と他の色とが重なって構成される画像部分とを容易に識別することができる。また、図21においては、第1領域600aと第2領域600bとの境界がはっきりしているが、実際に銀塩プリンタ200等で出力するときには、それぞれの隣接する領域にまで色がにじんで、色の抜けがつぶされる。これにより、色の抜けによる穴が認識されず、自然な色の画像を出力することができる。
【0075】
以上で実施形態の説明を終了する。
【0076】
ここで、上記説明では、同じ割合で配置された第1領域および第2領域を用いる画像処理部の例について説明したが、本発明にいう画像処理部は、例えば、第1領域が第2領域よりも多めに配置されてK色の濃度が調整されている第1領域と第2領域などを用いるものであってもよい。
【0077】
また、上記では、市松模様を形成するように互いに交互に配置された第1領域および第2領域を用いる画像処理部の例について説明したが、本発明にいう画像処理部は、例えば、ライン状に配置された第1領域および第2領域を用いるものであってもよい。
【0078】
また、上記では、それぞれが四角形状を有する第1領域および第2領域を用いる画像処理部の例について説明したが、本発明にいう画像処理部は、四角形状以外の形状を有する第1領域および第2領域を用いるものであってもよい。
【0079】
また、上記では、マスクを使って間引く例を示したが、本発明では、間引かれた結果に相当する各色用のマトリクスが予め用意されていてもよい。
【0080】
また、上記では、網点化装置と兼用の例を示したが、本発明の画像処理装置は、網点化装置とは独立の、間引きのみを行うものであってもよい。
【0081】
また、上記では、画像出力部として銀塩プリンタを適用する例が示されているが、本発明にいう画像出力部としては、銀塩プリンタが適用されることを必須の要件とするものではなく、例えばインクジェットプリンタなど他のプリンタが適用されてもよい。
【0082】
また、上記説明では、画像データ取得部および画像処理部と画像出力部とが別のハードウェアに搭載された画像処理装置について説明したが、本発明の画像処理装置は、これら画像データ取得部、画像処理部、および画像出力部が同一のハードウェア上にいっしょに搭載されたものであってもよい。
【0083】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の画像処理装置によれば、コストの上昇を抑えるとともに、印刷画像中の、Kインクのみで形成される画像部分と、Kインクとそれ以外のインクとが重ね合わされて形成される画像部分とを識別可能に再現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】印刷システムと、本発明の一実施形態が適用されたプルーフシステムとを示す斜視図である。
【図2】コンピュータシステムのハードウェア構成図である。
【図3】画像処理プログラムが記憶されたCD−ROMを示す概念図である。
【図4】本発明の画像処理装置の一実施形態を表す機能ブロック図である。
【図5】銀塩プリンタの概略構成図である
【図6】網点マトリクスの一例を示す図である。
【図7】描画素の集合が網%値の増加に伴って成長する様子を示す図である。
【図8】描画素を間引くためのマスクを示す図である。
【図9】間引き処理のアルゴリズムを示す図である。
【図10】C色について、網%値が100%のときの網点に間引き処理を施した結果を示す図である。
【図11】K色について、網%値が100%のときの網点に間引き処理を施した結果を示す図である。
【図12】図10に示す網%値が100%のC色の網点と、図11に示す網%値が100%のK色の網点とが重ねあわされた画像部分を示す図である。
【符号の説明】
10 プルーフシステム
20 印刷システム
100 コンピュータシステム
101 本体部
102a 表示画面
102 CRTディスプレイ
103 キーボード
104 マウス
105 CD−ROM
106 MO
110 バス
111 CPU(中央演算処理装置)
112 RAM
113 HDD(ハードディスクドライブ)
114 MOドライブ
115 CD−ROMドライブ
116 通信用ボード
120 磁気ディスク
200 銀塩プリンタ
201 画像出力部
202 現像ユニット
210 プリント用紙
220A,220B マガジン
230 給版ユニット
240 ドラム
250 排版ユニット
260 露光ユニット
270 制御部
300 通信網
300 画像処理プログラム
310 画像データ取得部
320 画像処理部
400 画像処理装置
410 画像データ取得部
420 画像処理部
500 網点マトリクス
700 コンピュータシステム
800 CTP

Claims (1)

  1. ブラックを含む複数の色それぞれの色画像が重ね合わされてなる画像を表す画像データを取得する画像データ取得部と、
    前記画像データ取得部で取得された画像データが表す画像を構成する前記ブラックの色画像については、互いに交互に配置された複数の第1領域および複数の第2領域のうちの第1領域のみに間引き、該画像データが表す画像を構成する前記ブラック以外の色画像については、前記第1領域および前記第2領域のうち第2領域のみに間引く画像処理部とを備え
    前記画像処理部で得られた画像に基づいた光で感光性のプリント用紙を露光して、該プリント用紙を光に反応させることによって、該プリント用紙上に該画像を出力する画像出力部を更に備え、
    前記画像処理部が、前記第1領域および前記第2領域として、それら第1領域および第2領域のうちの一方の領域が露光されたときに、光に対する前記プリント用紙の反応が、該一方の領域に対する他方の領域にまで及んで該他方の領域内が全体的に反応する程度に混み合った第1領域および第2領域を用いるものであることを特徴とする画像処理装置。
JP2003108008A 2003-04-11 2003-04-11 画像処理装置 Expired - Fee Related JP4266320B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003108008A JP4266320B2 (ja) 2003-04-11 2003-04-11 画像処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003108008A JP4266320B2 (ja) 2003-04-11 2003-04-11 画像処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004317581A JP2004317581A (ja) 2004-11-11
JP4266320B2 true JP4266320B2 (ja) 2009-05-20

Family

ID=33469686

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003108008A Expired - Fee Related JP4266320B2 (ja) 2003-04-11 2003-04-11 画像処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4266320B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2004317581A (ja) 2004-11-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2005286999A (ja) 閾値マトリクスの割当方法
US6594034B1 (en) Method and apparatus for modifying raster data
JP2003348366A (ja) 画像処理方法及び画像処理装置
JP4535740B2 (ja) カラープルーフにおける色調整方法
US5640254A (en) Method for applying FM screening to a digital image
JP4266320B2 (ja) 画像処理装置
JP2004074498A (ja) 画像処理装置および画像処理プログラム
JP3303628B2 (ja) ページデータ面付装置および刷版作成装置
JP6815117B2 (ja) 印刷データ処理方法、印刷データ処理装置、および印刷データ処理プログラム
JP4053915B2 (ja) 網点化装置、網点化プログラム、および網点マトリクス
JP2004034636A (ja) 画像形成装置
JP2006137155A (ja) カラー画像形成装置および方法ならびに画像処理プログラム
JP2006315196A (ja) インクリボン、プリンタシステム、多色対応写真印刷装置、および印画補正方法
JP4085018B2 (ja) 網点化装置、および網点化プログラム
JP3772378B2 (ja) 刷版データ修正装置および刷版作成装置
JP4245150B2 (ja) 網点化装置、網点化プログラム、網点マトリクス、および網点マトリクス群
JP4080976B2 (ja) 画像処理方法、および画像処理装置
JP2004274546A (ja) 出力色の調整方法、カラー画像形成装置
JP4374255B2 (ja) 複数の2値ビットマップからハーフトーンカラープルーフを印刷する方法
JP2006033063A (ja) 面積階調画像形成方法
JP3311101B2 (ja) 画像処理装置
JP2005079949A (ja) 画像出力装置
JP2006205507A (ja) 印刷装置
JPH09323471A (ja) ページデータ面付装置および刷版作成装置
JP4338867B2 (ja) 画像データ出力装置および画像データ出力プログラム記憶媒体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060222

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20061207

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081111

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090113

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090210

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090216

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120227

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees