JP2007134248A - 燃料電池用セパレータ及びその製造方法、並びに、燃料電池用セパレータの製造装置 - Google Patents

燃料電池用セパレータ及びその製造方法、並びに、燃料電池用セパレータの製造装置 Download PDF

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Abstract

【課題】セパレータの反り量が小さくて製造コストが安価な燃料電池用セパレータ及びその製造方法、並びに、燃料電池用セパレータの製造装置を提供する。
【解決手段】コイル材から順次巻きほぐされる金属板37に、アノードセパレータ43に対応するアノードガス流路39及びカソードセパレータ47に対応するカソードガス流路45を交互に連続して形成する成形工程と、前記アノードガス流路39が設けられたアノードセパレータ43及びカソードガス流路45が設けられたカソードセパレータ47を、前記成形工程によって生じた反りの凸面同士を対向させた状態で張り合わせる張合せ工程とを備えた燃料電池用セパレータの製造方法である。
【選択図】 図4

Description

本発明は、燃料電池用セパレータ及びその製造方法、並びに、燃料電池用セパレータの製造装置に関する。
地球環境保護の観点から、自動車の内燃機関に代えて燃料電池を利用してモーターにより自動車を駆動することが検討されている。
燃料電池は、使用される電解質の種類に応じて、固体高分子電解質型、リン酸型、溶融炭酸塩型及び固体酸化物型等がある。そのうちの一つである固体高分子電解質型燃料電池は、電解質として分子中にプロトン交換基を有する固体高分子電解質膜を使用して、高分子電解質膜を飽和に含水させるとプロトン伝導性電解質として機能することを利用した電池である。
前記固体高分子電解質型燃料電池は、燃料電池スタックを備えており、該燃料電池スタックは、電気化学反応により発電を行う基本単位となる単セルを複数積層し、両端をエンドフランジで挟み、締結ボルトにより加圧保持されて一体に構成される。
そして、前記セパレータにおいては、アノードセパレータとカソードセパレータとを別個に1枚毎にプレス成形している(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−249238公報
しかしながら、前記従来例では、セパレータをプレス成形しているため、プレス成形時に反りが発生しやすい傾向にあった。この反りが生じた場合、セパレータを重ね合わせる際に位置決めが困難となったり、シール性が低下するおそれがあった。
また、前記アノードセパレータとカソードセパレータとを別々の金型で成形しているため、金型コストが高くなり、金型の保管スペースも増大するという問題があった。
そこで、本発明は、セパレータの反り量が小さくて製造コストが安価な燃料電池用セパレータ及びその製造方法、並びに、燃料電池用セパレータの製造装置を提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、本発明に係る燃料電池用セパレータの製造方法は、コイル材から順次巻きほぐされる金属板に、アノードセパレータに対応するアノードガス流路及びカソードセパレータに対応するカソードガス流路を交互に連続して形成する成形工程と、前記アノードガス流路が設けられたアノードセパレータ及びカソードガス流路が設けられたカソードセパレータを、前記成形工程によって生じた反りの凸面同士を対向させた状態で張り合わせる張合せ工程とを備えたことを特徴とする。
また、本発明に係る燃料電池用セパレータは、前記製造方法によって製造されたことを特徴とする。
さらに、本発明に係る燃料電池用セパレータの製造装置は、コイル材を巻きほぐして金属板を送給する金属板供給手段と、該金属板供給手段から送給される金属板をロール成形して、アノードセパレータに対応するアノードガス流路及びカソードセパレータに対応するカソードガス流路を交互に連続して形成するロール成形手段と、前記アノードセパレータ及びカソードセパレータの境界部分に、折り曲げ加工を容易にする脆弱部を形成する脆弱部形成手段と、前記脆弱部を境に前記金属板を折り曲げて積層させる折曲げ積層手段と、を備えたことを特徴とする。
本発明に係る燃料電池用セパレータの製造方法、及び燃料電池用セパレータによれば、アノードセパレータの反りとカソードセパレータの反りとが相殺されて、平板状のセパレータを得ることができる。従って、反りを矯正する特別な装置が必要なくなり、コスト低減を図ることができる。また、アノードセパレータとカソードセパレータとを連続して成形することができるため、製造時間を大幅に短縮することができる。
また、本発明に係る燃料電池用セパレータの製造装置によれば、コイル材を巻きほぐしてからセパレータの積層までを連続して行うことができ、生産効率を向上させることができる。
以下、本発明の実施形態を図面と共に詳述する。
図1は、本発明の実施形態による燃料電池スタックを示す斜視図である。
まず、燃料電池スタックの全体構成について、図1を用いて簡単に説明する。
燃料電池スタック1は、図1に示すように、燃料ガスと酸化剤ガスの反応により起電力を生じる単位電池としての単セル3を所定数だけ積層した積層体5とし、該積層体5の両端に集電板7、絶縁板9及びエンドプレート11を配置し、この積層体5の内部に貫通した図外の貫通孔にタイロッド13を挿通させ、該タイロッド13の端部に図外のナットを螺合させることによって構成されている。
この燃料電池スタック1においては、燃料ガス、酸化剤ガス及び冷却水をそれぞれ各単セル3のセパレータに形成された流路溝に流通させるための燃料ガス導入口15、燃料ガス排出口17、酸化剤ガス導入口19、酸化剤ガス排出口21、冷却水導入口23及び冷却水排出口25を、一方のエンドプレート11に形成している。
燃料ガスは、燃料ガス導入口15より導入されてセパレータに形成された燃料ガス供給用の流路溝を流れ、燃料ガス排出口17より排出される。酸化剤ガスは、酸化剤ガス導入口19より導入されてセパレータに形成された酸化剤ガス供給用の流路溝を流れ、酸化剤ガス排出口21より排出される。冷却水は、冷却水導入口23より導入されてセパレータに形成された冷却水供給用の流路溝を流れ、冷却水排出口25より排出される。
図2は本発明の実施形態による燃料電池用セパレータの成形工程を示す斜視図、図3は本発明の実施形態による燃料電池用セパレータを連続して成形した金属板を示す平面図である。
図2に示すように、ロール成形装置27は、外表面に反応ガス流路を形成する凹凸が形成された上下一対のロール体を前後に配置している。後側ロール体29,31と前側ロール体33,35とは前後に所定間隔をおいて平行に配置され、それぞれ回転自在に軸支されている。また、前側ロール体33,35と後側ロール体29,31は、それぞれ交互に稼働して、図外のコイル材から巻きほぐされた金属板37に対してアノードガス流路39とカソードガス流路を交互に連続して形成する。例えば、図2では前側ロール体33,35が圧下して、金属板37の表面にアノードガス流路39を、裏面にカソードガス流路を形成している状態を示す。このように、金属板37の表面と裏面には、一方側にアノードガス流路を形成すると共に、他方側にはカソードガス流路が形成される。
また、図3に示すように、金属板37には、アノードガス流路39及びマニホールド41が形成されたアノードセパレータ43と、カソードガス流路45及びマニホールド41が形成されたカソードセパレータとが、交互に連続して形成されている。なお、図2に示すように、ロール成形を経た後においては、金属板37は下方に向けて湾曲する反りが発生している。
図4は、アノードセパレータとカソードセパレータとを張り合わせる工程を示し、(a)はアノードセパレータとカソードセパレータとを、ロール成形によって生じた反りの凸面同士を対向させた側面図であり、(b)はアノードセパレータとカソードセパレータとを張り合わせた後の側面図である。
図3では、一枚の金属板にアノードセパレータ43とカソードセパレータとが連続して形成されているが、これらのセパレータを境界部分で切断して分離し、図4(a)に示すように反りが生じた凸面同士を対向させて突き合わせ、図4(b)に示すように互いに張り合わせる。これにより、前記アノードセパレータ43の反りとカソードセパレータの反りとが相殺されて、平板状のセパレータが作成される。
図5は、アノードセパレータとカソードセパレータとの境界部分に凹溝を形成した金属板を示す平面図である。また、図6は、図5の凹溝を境に金属板を折り曲げる工程を示し、(a)はアノードセパレータとカソードセパレータとの境界部分の拡大側面図であり、(b)は凹溝を境に金属板を折り曲げた後の拡大側面図である。
なお、図4ではアノードセパレータ43とカソードセパレータ47とを切断して分離させたが、図5のように、折り曲げ加工を容易にする脆弱部である凹溝49を形成し、該凹溝49を境に、金属板37を折り曲げ加工して張り合わせても良い。
この凹溝49は、図5に示すように、アノードセパレータ43とカソードセパレータ47との境界部分51に、金属板37の幅方向に沿って延設されており、図6(a)に示すように、金属板37の表面側に形成された断面U字状の溝である。従って、図6(a)の矢印方向に金属板37を折り曲げると、図6(b)に示すように境界部分51から確実かつ効率的に折り曲げることができる。
図7は、凹溝を2箇所設け、該凹溝を境に金属板を折り曲げる工程を示しており、(a)はアノードセパレータとカソードセパレータとの境界部分の拡大側面図であり、(b)は凹溝を境に金属板を折り曲げた後の拡大側面図である。
前記図6では、凹溝49を1箇所設けたが、図7(a)に示すように、金属板37の長手方向に沿って所定間隔をおいて2箇所の凹溝49,49としても良く、また、3箇所以上の凹溝49としても良い。このように、複数の凹溝49を設けることにより、図7(b)に示すように、金属板37を折り曲げたときに、凹溝49同士の間に隙間が生じ、この隙間に膜電極接合体を挿入することができる。
これに対して、図8に示すように、凹溝49を設けない場合は、カソードセパレータ47とアノードセパレータ43との境界部分51で金属板37を折り曲げる際に、この境界部分51の内側が膜電極接合体53の角部53aに当たり、膜電極接合体53に対して圧縮応力が生じると共に、セパレータの境界部分51に上下方向に押し広げようとする応力が、楕円状の二点鎖線部に生じてしまい、各セパレータ同士の間に隙間が発生しにくくなる。
図9は、凹溝49を形成するプレス成形装置を概略的に示す側面図である。
前述した凹溝49は、図9に示すプレス成形装置55を用いて成形することができる。このプレス成形装置55は、金属板37の上側に配置される上型57と、金属板37の下側に配置される下型59と、これらの上型57及び下型59を上下に稼働させる図外の駆動装置とを備えている。また、上型57と下型59には、アノードガス流路39又はカソードガス流路45を形成する図外の溝部が形成されており、下型59の端部には、上方に向けて突出する凸部61が設けられ、上型57の端部には、下型59の凸部61に対応する凹部63が設けられている。従って、上型57は下降すると同時に、下型59が上昇して金属板37に上下からプレス加工することにより、ガス流路と凹溝49とを同時に成形することができる。
図10は、凹溝を形成するロール成形装置を概略的に示す側面図である。
また、前記凹溝49は、ロール成形装置65を用いて形成することもできる。上下に一対に配置したロール体67,68の表面に、ガス流路を形成する溝部と凹溝49を形成する凸部69及び凹部71を設けている。図10においては、下側ロール体68に凹溝形成用の凸部69が設けられ、上側ロール体67には凹溝49形成用の凹部71が前記凸部69に対応して設けられている。従って、上側ロール体67と下側ロール体68との間に金属板37を挟み込んでロール成形することにより、金属板37にガス流路と凹溝49とを同時に成形することができる。
図11は、本発明の実施形態による燃料電池スタックを示し、(a)はアノードセパレータとカソードセパレータとの折り曲げ部分の一方側を切断する前の状態を示す斜視図であり、(b)は切断した後の状態を示す断面図である。
前述したように、カソードセパレータ47とアノードセパレータ43とを折り曲げて張り合わせたのち、図11(a)に示すようにセパレータの板厚方向に沿って積層させて燃料電池スタックを作成する。そして、図11(a)(b)に示すように、アノードセパレータ43とカソードセパレータ47との折り曲げ部分73の一方側を切断する。
なお、図11(b)に示すように、最も下側には、上面側にアノードガス流路39が形成されたアノードセパレータ75が配置され、下から2番目には、下面側にカソードガス流路45が形成されて上面側にアノードガス流路39が形成されたカソードセパレータ77が配置されている。また、下から3番目には、上面側にアノードガス流路39が形成されて下面側にカソードガス流路45が形成されたアノードセパレータ79が配置されている。そして、最も下側のアノードセパレータ75と2番目のカソードセパレータ77との間には膜電極接合体53が挿入されており、2番目のカソードセパレータ77と3番目のアノードセパレータ79とは、シール材81を介して張り合わされている。
図12は、本発明の実施形態による燃料電池セパレータの製造装置及び製造工程の全体を概略的に示す平面図である。
本発明の実施形態による燃料電池セパレータの製造装置83は、コイル材を巻きほぐして金属板37を送給する金属板供給手段(図示せず)と、該金属板供給手段から送給される金属板37をロール成形して、アノードセパレータ43に対応するアノードガス流路39及びカソードセパレータ47に対応するカソードガス流路45を交互に連続して形成するロール成形手段(ロール成形装置)27と、前記アノードセパレータ43及びカソードセパレータ47の境界部分51に、折り曲げ加工を容易にする脆弱部である凹溝49を形成する脆弱部形成手段(凸部61,凹部63,凸部69,凹部71)と、アノードセパレータ43及びカソードセパレータ47にシール材81を塗布するシール材塗布手段85と、前記凹溝49を境に前記金属板37を折り曲げて積層させる折曲げ積層手段とを備えている。
この脆弱部成形手段は、図9及び図10で説明したように、プレス成形用の金型、又はロール成形用のロール体に設けた凸部61,69及び凹部63,71である。また、シール材塗布手段85には、金属板37の送り方向と該送り方向に直交する方向とに移動させることができるノズル89を設けている。
さらに、このセパレータ製造装置83の後工程には、セパレータ製造装置83によって作成されたセパレータを用いて燃料電池スタック95を製造する燃料電池スタック製造装置97が配設されている。
この燃料電池スタック製造装置97は、折り曲げたセパレータ同士の間に膜電極接合体53を挿入する膜電極接合体挿入手段91と、燃料電池スタック95の折り曲げ部分73の一方側を切断する切断手段93とを備えている。
このように、燃料電池セパレータの製造装置83及び燃料電池スタック製造装置97は、一直線状に配置されており、コイル材から金属板37を巻きほぐす工程から、セパレータを折り曲げて積層し、折り曲げ部分73の一方側を切断して燃料電池用スタック95を製造する工程までを連続して一環で行うことができるように構成されている。
なお、セパレータ折り曲げ工程においては、セパレータは、上下方向に起伏を繰り返す、側面視略三角状の連続体に形成されている。
以下に、本発明の実施形態による作用効果を説明する。
(1)本発明の実施形態による燃料電池用セパレータの製造方法は、コイル材から順次巻きほぐされる金属板37に、アノードセパレータ43に対応するアノードガス流路39及びカソードセパレータ47に対応するカソードガス流路45を交互に連続して形成する成形工程と、前記アノードガス流路39が設けられたアノードセパレータ43及びカソードガス流路45が設けられたカソードセパレータ47を、前記成形工程によって生じた反りの凸面同士を対向させた状態で張り合わせる張合せ工程とを備えている。
このため、アノードセパレータ43の反りとカソードセパレータ47の反りとが相殺されて、平板状のセパレータを得ることができる。従って、反りを矯正する特別な装置が必要なくなり、コスト低減を図ることができる。
また、アノードセパレータ43とカソードセパレータ47とを連続して成形することができるため、製造時間を大幅に短縮することができる。
(2)さらに、前記金属板37における隣接したアノードセパレータ43及びカソードセパレータ47の境界部分51に、折り曲げ加工を容易にする脆弱部(凹溝49)を形成し、該脆弱部を境にして前記アノードセパレータ43及びカソードセパレータ47を折り曲げて張り合わせるため、アノードセパレータ43及びカソードセパレータ47を切り離すことなく、脆弱部を境に折り曲げることでセパレータを作成することができ、従ってセパレータの製造効率を向上させることができる。なお、脆弱部を設けない場合は、金属板37を折り曲げる際に、この折り曲げ部分73に不要な応力が発生するが、本発明によればそのような応力は生じない。
(3)また、前記脆弱部は、金属板37の幅方向に沿って延びる凹溝49であり、該凹溝49を金属板37の長手方向に所定間隔をおいて複数形成するため、金属板37を前記凹溝49を境に確実に折り曲げることができる。また、凹溝49同士の間隔が金属板37を折り曲げたときのセパレータ同士の積層方向の間隔に相当するため、セパレータ間に膜電極接合体53を配置するスペースを確実に確保することができる。
(4)そして、前記凹溝49を、プレス成形又はロール成形によって形成するため、簡便な方法で凹溝49を形成することができる。
(5)なお、前記アノードセパレータ43とカソードセパレータ47を交互に折り曲げて積層したのち、この折り曲げ部分73の一方側を切断する。
燃料電池スタックにおいては、起電力を増幅するために複数のセルが直接に接続されるが、本発明によれば、全てのセパレータを繋げて積層させたのちに折り曲げ部分73を切断することにより、燃料電池スタックの製造工程数を削減することができる。
(6)本発明の実施形態による燃料電池用セパレータの製造装置は、コイル材を巻きほぐして金属板37を送給する金属板供給手段と、該供給手段から送給される金属板37をロール成形して、アノードセパレータ43に対応するアノードガス流路39及びカソードセパレータ47に対応するカソードガス流路45を交互に連続して形成するロール成形手段と、前記アノードセパレータ43及びカソードセパレータ47の境界部分51に、折り曲げ加工を容易にする脆弱部を形成する脆弱部形成手段と、前記脆弱部を境に前記金属板37を折り曲げて積層させる折曲げ積層手段とを備えている。
このため、コイル材を巻きほぐしてからセパレータの積層までを連続して行うことができ、生産効率を向上させることができる。
なお、前記金属板供給手段、ロール成形手段27、脆弱部形成手段、及び折曲げ積層手段を直線状に配置すれば、リピートパーツの少ない従来のエンジン生産と同様のレイアウトでリピート部品の多い燃料電池用セパレータを生産することができる。このため、工程設計手法などを転用することが可能となり、既存技術を応用することができる。
本発明の実施形態による燃料電池スタックを示す斜視図である。 本発明の実施形態による燃料電池用セパレータの成形工程を示す斜視図である。 本発明の実施形態による燃料電池用セパレータを連続して成形した金属板を示す平面図である。 アノードセパレータとカソードセパレータとを張り合わせる工程を示し、(a)はアノードセパレータとカソードセパレータとを、ロール成形によって生じた反りの凸面同士を対向させた側面図であり、(b)はアノードセパレータとカソードセパレータとを張り合わせた後の側面図である。 アノードセパレータとカソードセパレータとの境界部分に凹溝を形成した金属板を示す平面図である。 図5の凹溝を境に金属板を折り曲げる工程を示し、(a)はアノードセパレータとカソードセパレータとの境界部分の拡大側面図であり、(b)は凹溝を境に金属板を折り曲げた後の拡大側面図である。 凹溝を2箇所設け、該凹溝を境に金属板を折り曲げる工程を示し、(a)はアノードセパレータとカソードセパレータとの境界部分の拡大側面図であり、(b)は凹溝を境に金属板を折り曲げた後の拡大側面図である。 凹溝を設けることなく、アノードセパレータとカソードセパレータとの境界部分を境に金属板を折り曲げた後の拡大側面図である。 凹溝を形成するプレス成形装置を概略的に示す側面図である。 凹溝を形成するロール成形装置を概略的に示す側面図である。 本発明の実施形態による燃料電池スタックを示し、(a)はアノードセパレータとカソードセパレータとの折り曲げ部分の一方側を切断する前の状態を示す斜視図であり、(b)は切断した後の状態を示す断面図である。 本発明の実施形態による燃料電池スタックの製造装置及び製造工程の全体を概略的に示す平面図である。
符号の説明
27…ロール成形装置(ロール成形手段)
37…金属板
39…アノードガス流路
43…アノードセパレータ
45…カソードガス流路
47…カソードセパレータ
49…凹溝(脆弱部)
51…境界部分
61…凸部
61,69…凸部(脆弱部成形手段)
63,71…凹部(脆弱部成形手段)

Claims (7)

  1. コイル材から順次巻きほぐされる金属板に、アノードセパレータに対応するアノードガス流路及びカソードセパレータに対応するカソードガス流路を交互に連続して形成する成形工程と、
    前記アノードガス流路が設けられたアノードセパレータ及びカソードガス流路が設けられたカソードセパレータを、前記成形工程によって生じた反りの凸面同士を対向させた状態で張り合わせる張合せ工程と、
    を備えたことを特徴とする燃料電池用セパレータの製造方法。
  2. 前記金属板における隣接したアノードセパレータ及びカソードセパレータの境界部分に、折り曲げ加工を容易にする脆弱部を形成し、該脆弱部を境にして前記アノードセパレータ及びカソードセパレータを折り曲げて張り合わせることを特徴とする請求項1に記載の燃料電池用セパレータの製造方法。
  3. 前記脆弱部は、金属板の幅方向に沿って延びる凹溝であり、該凹溝を金属板の長手方向に所定間隔をおいて複数形成することを特徴とする請求項2に記載の燃料電池用セパレータの製造方法。
  4. 前記凹溝を、プレス成形又はロール成形によって形成することを特徴とする請求項3に記載の燃料電池用セパレータの製造方法。
  5. 前記アノードセパレータとカソードセパレータを交互に折り曲げて積層したのち、この折り曲げ部分の一方側を切断することを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載の燃料電池用セパレータの製造方法。
  6. 前記請求項1〜5のいずれか1項に記載の製造方法によって製造されたことを特徴とする燃料電池用セパレータ。
  7. コイル材を巻きほぐして金属板を送給する金属板供給手段と、
    該金属板供給手段から送給される金属板をロール成形して、アノードセパレータに対応するアノードガス流路及びカソードセパレータに対応するカソードガス流路を交互に連続して形成するロール成形手段と、
    前記アノードセパレータ及びカソードセパレータの境界部分に、折り曲げ加工を容易にする脆弱部を形成する脆弱部形成手段と、
    前記脆弱部を境に前記金属板を折り曲げて積層させる折曲げ積層手段と、
    を備えたことを特徴とする燃料電池用セパレータの製造装置。
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