JP2007131427A - ベルトコンベアのスカート構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】搬送面2上に投入供給された搬送物4を搬送するコンベアベルト1と、コンベアベルト1の搬送面2側に、搬送面2と隙間Aを空けて配置されたスカート支持部材6と、スカート支持部材6に支持されて下方に延びるとともに、搬送面2と接触して隙間Aを閉塞するスカート8を備えたベルトコンベアのスカート構造において、スカート8を、可撓性を有する薄板状または薄膜状の部材によって形成するとともに、下端8aがコンベアベルトの幅方向内側を向いた状態でスカート支持部材6から搬送面2上に垂下し、スカート8と搬送面2との接触部分Cを、接触部分Cの自重によって搬送面2と接触させる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、上述したような問題点に着目してなされたもので、コンベアベルトのスカートとの接触部分に生じる磨耗を大幅に低減することにより、搬送作業の安全性を向上可能なベルトコンベアのスカート構造を提供することを課題とする。
前記スカートは、可撓性を有する薄板状または薄膜状の部材であり、且つ下端が前記コンベアベルトの幅方向内側へ向いた状態で前記スカート支持部材から前記搬送面上へ垂下し、
前記スカートの前記搬送面との接触部分は、当該接触部分の自重によって前記搬送面と接触することを特徴とするものである。
前記スカート取付け部材は、前記スカートを挟んで前記スカート支持部材と対向して配置される押圧部と、その押圧部を前記スカートへ押圧する押圧手段と、を備えることを特徴とするものである。
本発明によると、押圧手段によって、スカートのスカート支持部材への支持状態を調節することが可能となるため、スカートの交換作業や、スカートのコンベアベルトの搬送面との接触状態の調節作業が容易となる。
まず、図1を参照して本発明のベルトコンベアのスカート構造の構成を説明する。なお、図2から図5に示した従来のベルトコンベアのスカート構造と同様の構成については、同一符号を付して説明する。
図1に示すように、コンベアベルト1は無端状に形成されており、搬送面2上へ土砂や石炭等の搬送物4を投入供給するシュート(図示せず)の下方に配置されている。また、コンベアベルト1は、図外のプーリに巻きつけられており、プーリに連結された図外のモータが駆動してプーリが回転すると、このプーリの回転に伴って移動し、搬送面2上に投入供給された搬送物4を搬送する。
スカート支持部材6は、搬送物4の搬送方向に沿って延在するとともに、搬送面2に対して略直角をなす厚板状の部材であり、ベルトコンベアの架台(図示せず)に固定されて、
コンベアベルト1の搬送面2側に、搬送面2と隙間Aを空けて配置されている。
押圧部12は、スカート8を挟んでスカート支持部材6と対向して配置されており、コンベアベルトの幅方向外側へ突出した突出部18が結合されている。突出部18には、搬送物4の搬送方向に貫通する第一貫通孔20が形成されており、第一貫通孔20は、コンベアベルトの上下方向に沿った長さが、コンベアベルトの幅方向外側からコンベアベルトの幅方向内側へ向かうにつれて短くなるように形成されている。
挿通部材16は、搬送物4の搬送方向に沿って延在する柱状部材であり、コッターによって形成されている。また、挿通部材16は、後述するように、突出部18が第二貫通孔22内に挿通されるとともに、第一貫通孔20の少なくとも一部がフレーム部材14よりもコンベアベルトの幅方向外側へ突出した状態で、第一貫通孔20内に挿通されることにより、突出部18のコンベアベルトの幅方向内側への移動を規制する規制部材を構成している。
まず、スカート支持部材6のコンベアベルトの幅方向内側において、スカート8の下端8aがコンベアベルトの幅方向内側へ向いた状態で、搬送面2上に垂下して搬送面2と接触する位置に、スカート8を配置する。
なお、スカート8の支持状態を解除する際は、挿通部材16を第一貫通孔20内から抜き出し、突出部18をコンベアベルトの幅方向内側へ移動させることによって、押圧部12をコンベアベルトの幅方向内側へ移動させる。
搬送物4をシュートから搬送面2上に投入供給し、モータを駆動してプーリを回転させ、コンベアベルト1を移動させると、搬送物4が、コンベアベルト1の上流側から下流側へ搬送される。
このとき、スカート8と搬送面2との接触部分Cは、接触部分Cの自重によって搬送面2と接触して、スカート支持部材6と搬送面2との隙間Aを閉塞している。また、スカート8は、スカート8自体が有する剛性や弾性によって、搬送面2に対して押圧力を付勢することがない物性の材料によって形成されている。このため、コンベアベルト1の移動時に、コンベアベルト1のスカート8との接触部分に生じる磨耗は、大幅に低減される。
また、本実施形態のベルトコンベアのスカート構造では、スカート支持部材6をスカート8よりもコンベアベルトの幅方向外側に配置し、押圧部12をスカート8よりもコンベアベルトの幅方向内側に配置した構成としたが、これに限定されるものではない。すなわち、スカート支持部材6をスカート8よりもコンベアベルトの幅方向内側に配置し、押圧部12をスカート8よりもコンベアベルトの幅方向外側に配置した構成としてもよい。
2 搬送面
4 搬送物
6 スカート支持部材
8 スカート
10 スカート取付け部材
12 押圧部
14 フレーム部材
16 挿通部材
18 突出部
20 第一貫通孔
22 第二貫通孔
24 プーリ
26 シュート
28 低摩耗性樹脂板状体
30 中空緩衝体
32 基板
34 ガイド部材
A スカート支持部材とコンベアベルトの搬送面との隙間
B スカートとコンベアベルトの搬送面との隙間
C スカートのコンベアベルトの搬送面との接触部分
Claims (2)
- コンベアベルトの搬送面側に当該搬送面と隙間を空けて配置されるスカート支持部材と、そのスカート支持部材に支持されて下方に延び、且つ前記搬送面と接触して前記隙間を閉塞するスカートと、を備えたベルトコンベアのスカート構造において、
前記スカートは、可撓性を有する薄板状または薄膜状の部材であり、且つ下端が前記コンベアベルトの幅方向内側へ向いた状態で前記スカート支持部材から前記搬送面上へ垂下し、
前記スカートの前記搬送面との接触部分は、当該接触部分の自重によって前記搬送面と接触することを特徴とするベルトコンベアのスカート構造。 - 前記スカートは、スカート取付け部材を用いて前記スカート支持部材に支持され、
前記スカート取付け部材は、前記スカートを挟んで前記スカート支持部材と対向して配置される押圧部と、その押圧部を前記スカートへ押圧する押圧手段と、を備えることを特徴とする請求項1記載したベルトコンベアのスカート構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005327146A JP2007131427A (ja) | 2005-11-11 | 2005-11-11 | ベルトコンベアのスカート構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005327146A JP2007131427A (ja) | 2005-11-11 | 2005-11-11 | ベルトコンベアのスカート構造 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2007131427A true JP2007131427A (ja) | 2007-05-31 |
Family
ID=38153397
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2005327146A Pending JP2007131427A (ja) | 2005-11-11 | 2005-11-11 | ベルトコンベアのスカート構造 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2012091922A (ja) * | 2010-10-28 | 2012-05-17 | Jfe Steel Corp | 定量切り出し装置用ホッパースカート装置 |
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2005
- 2005-11-11 JP JP2005327146A patent/JP2007131427A/ja active Pending
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