JP2007131163A - アクティブヘッドレスト - Google Patents

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Abstract

【課題】従来のセンサーを介して衝突時において、自動的にヘッドレストの操作を図る構成は、その前傾を意図するに留まるので、衝突時の頭部の動きに追従するには幾分物足りないと考えられること、また二次災害の危険性があり、新たな問題を発生することが考えられること等の如く、さらなる改良と工夫が要求される。またモジュール化に問題を残す。
【構成】本発明のアクティブヘッドレストは、シートバックのフレームに設けた各手段で構成されており、各手段は、フレームに枢支したフレームの前後方向に移動可能な連繋機構と、この連繋機構に設けた駆動手段と、ヘッドレスト装置との連繋を介してヘッドレストの上昇・前傾を図る構成であって、この上昇・前傾が瞬時に行われる特徴がある。
【選択図】図1

Description

本発明は、人を衝撃時(衝突時)に保護するアクティブヘッドレストに関するものであり、この衝突時に、頭部がヘッドレストに当たる前に、このヘッドレストの上方への移動(上昇)かつ前方への傾斜(前傾)を高スピードで作動させる構成として頸部傷害回避、むち打ち回避等を図ることを目的とするアクティブヘッドレストに関する。
周知の如く、自動車(車輌)に求められる質の進化は、エミッション→馬力→燃費→安全→静寂→乗り心地のように順次変化し、同時に人々の各種の要望に応えている。その中で、ヘッドレストにおいては、同様にガタ音の発生回避→事故の多発及び/又は衝突の多様化等の見地から安全性の向上も変化している。この変化に対応できるのが、ヘッドレストの機能の向上(「アクティブヘッドレスト」とする)である。
周知の如く、安全運転と快適な運転を図ることから、背中はシートバックに接触している。しかし、この種のヘッドレストは、人の頭部との接触をなくし、その要望と不快感をなくすために、頭(後頭部)から略30mm〜50mm離れるように設置されている。しかし、このヘッドレストが離れていることが衝撃及び/又は衝突時等に思わぬ問題を引起すことが知られている。例えば、前述の如く、背中はシートバックに接触していることから保護されるが、頭はヘッドレストから離れていることから保護されない。そのメカニズムを説明すると次のように考えられる。即ち、この衝突時に頭がベクトル的に上方に持っていかれて、首が伸ばされた状態となって、例えば、むち打ち症状の如く、軽い損傷等から、頸部傷害及び/又は剪断というように、極めて重い状態が発生し、人に大きなダメージを与える。
前述した如く、衝突時に発生する頸部傷害回避、むち打ち回避等を図るために種々の発明が提案されているが、本発明が意図するセンサーを利用し、ヘッドレストの態様を変更する例として、次のような先行文献が代表例として挙げられるので、その概要を詳述する。
文献(1)は、特開2005−28142の「車両用ヘッドレスト」であり、その概要は、シートの背もたれ上部に設置される一対の支持棒に回転自在に設置された、その両端部に顎固定部が形成された第1、2支持台と、車両に設けた衝突感知用センサーと、第1、2支持台に設けた頭の衝撃を感知する圧力感知用センサーと、この衝突感知用センサーと圧力感知用センサーにより、前記第1、2支持台が回転するように駆動信号を出力する制御部と、前記第1、2支持台を回転させる駆動手段と、この第1、2支持台の回転停止を図るストッパーでなる構成であり、その特徴とする処は、搭乗者の頭の位置によって自動的に一定の間隔を維持すると同時に、車両衝突時、搭乗者の顔面部を迅速に固定すること等である。
また文献(2)は、特開2000−342379の「ヘッドレストの頭部衝撃吸収装置」であり、その概要は、シートバックのポールにリンク部材を介してヘッドレストが前後移動可能に支持されてあり、このヘッドレストの前動操作を許容し後動操作を阻止でき、かつ前端位置から後端位置への後動操作を許容するためのラチェット機構を設け、またこのヘッドレストに追突を検出するセンサー部材を設け、このセンサー部材による後突の検出時にヘッドレストを強制的に前動作動させる前動作動部材が設けられている構成であり、その特徴は、着座者の頭部とヘッドレストとの間の隙間に起因するむち打ち事故を有効に抑制すること等である。
さらに文献(3)は、特開2002−160567の「自動車用シートバック」であり、その概要は、ヘッドレストフレームの下端部に第1支持部材を支持し、この第1支持部材の途中に第2支持部材を支持し、この第2支持部材の支持位置より離間された位置に配置し、第1支持部材によって、乗員の腰椎を押圧支持可能なランバーサポート部材を設け、ランバーサポート部材を操作手段及び/又はリトラクタにより前後動自在で、かつ上下動自在(スライド可能)に支持する構成であり、その特徴は、追突時等の衝撃時の乗員の頸椎保護と、日常の乗員の腰椎支持及び/又はヘッドレストの移動防止を意図する。
特開2005−28142 特開2000−342379 特開2002−160567
前記文献(1)、(2)は、センサーを介して自動的にヘッドレストの前傾を意図するに留まるので、衝撃時の頭部の動きに追従するには幾分物足りないと考えられること、また二次災害の危険性があり、新たな問題が発生することが考えられること等の如く、さらなる改良と工夫が要求される。そして、この文献(1)、(2)は、自動車が大破してもヘッドレストの機能を保持する構成とはなっていないこと、また上昇したヘッドレストが自力で降下すること(復帰すること)、応答性のよい上昇及び/又は降下を確保すること等の面において、実用に供するためには改良すべき内容(構造)と考えられる。またヘッドレスト単体の構造の簡略化と、装置の低廉化等の面においても改良が急務と考えられる。
さらに文献(3)においては、乗員の腰椎を押圧支持可能なるランバーサポート部材を操作手段及び/又はリトラクタによって前後動自在で、かつ上下動自在に支持する構成である。従って従来の構成と異なり、組付け作業の困難化及び/又は遅延化等が考えられる。また製造設備の更新が要求されるので、経済性の低下、設備の無駄等の問題点が考えられる。さらにセンサー等による確実な操作を図る構成を採用しないことから、幾分問題を残すことが考えられる。
そして、本発明が意図する搭乗者の体型、又は着座姿勢等に関係なく、略全ての衝撃時の条件において、的確に対応するアクティブヘッドレストは皆無であった。そして、このアクティブヘッドレストを介して搭乗者の安全と、安心性の確保、又は走行・運転の快適性の確保等を意図する発明及び/又は製品は見当たらないのが現況である。
上記に鑑み、本発明は、次の「1」〜「5」を図ることを目的とする。
「1」 先ず、本発明は、シートバックに埋設し、このシートバックのフレームに設けた上昇及び/又は前傾を司る可動装置と、この可動装置に指令を発する車輌に設けた加速度センサー、速度センサー等の衝突センサーで構成するアクティブヘッドレストであり、この衝突センサーの働きで、頭部がヘッドレストに当たる前に、このヘッドレストの上昇及び/又は前傾を高スピードで作動させる構成(衝突後、頭部が上昇する前に、ヘッドレストが所定の上昇及び/又は前傾状態にある構成、以下同じ)として頸部傷害回避、むち打ち回避等が図れるアクティブヘッドレストを提案する。
「2」 そして、自動車が大破してもヘッドレストの機能を保持する構成とすること、また上昇したヘッドレストの降下を可能とすることで、ヘッドレストの再利用を意図すること、又は応答性のよい上昇・降下及び/又は前傾を確保すること等が図れて、実用に供し得るアクティブヘッドレストを提案する。
「3」 また本発明は、ヘッドレスト装置に設けた歯部と、この可動装置の歯部によるギヤ機構で、このヘッドレスト装置等の所定の部品を上昇することで、ヘッドレストの上昇及び/又は前傾を高スピードで作動させる構成のアクティブヘッドレストを提案する。
「4」 衝突センサーの働きで、搭乗者が予知できないような状況でも、ヘッドレストの上昇及び/又は前傾を図ることで、従来の課題を一掃できるアクティブヘッドレストを提案する。
「5」 搭乗者の体型(身長の高低、体重の重軽、肥満度の高低等)、又は着座姿勢等に関係なく、換言すると全ての条件において、的確に対応でき、安全と、安心性の確保、又は走行・運転の快適性の確保等を図れるアクティブヘッドレストを提案する。
請求項1の発明は、前述した本発明の「1」〜「5」が図れるアクティブヘッドレストを提案することを意図する。
請求項1は、シートバックに設けた少なくともヘッドレスト装置と、このヘッドレスト装置の上方への移動と前方への傾斜を司る前記シートバックに埋設し、かつこのシートバックのフレームに設けた前記ヘッドレストの上昇及び/又は前傾を司る可動装置と、この可動装置に指令を発する車輌に設けた加速度センサー、速度センサー等の衝突センサーで構成するアクティブヘッドレストであって、
このアクティブヘッドレストの可動装置は、前記フレームに昇降自在に設けた駆動手段と、この駆動手段と連繋し、この駆動手段の動きを伝達する媒体手段とで構成し、
この駆動手段の係止装置に対して前記衝突センサーが少なくとも動作指令を発する構成とし、
またこのアクティブヘッドレストのヘッドレスト装置を、前記可動装置の筒部に設けたヘッドレストブラケットと、このヘッドレストブラケットに挿嵌したヘッドレストサポートと、このヘッドレストサポートに遊嵌したヘッドレストステーと、このヘッドレストステーに設けたヘッドレストで構成し、
前記媒体手段を前記ヘッドレストブラケットに係止することを特徴とするアクティブヘッドレストである。
請求項2の発明は、前述した本発明の「1」〜「5」が図れるアクティブヘッドレストを提案することを意図する。
請求項2は、シートバックに設けた少なくともヘッドレスト装置と、このヘッドレスト装置の上方への移動と前方への傾斜を司る前記シートバックに埋設し、かつこのシートバックのフレームに設けた前記ヘッドレストの上昇及び/又は前傾を司る可動装置と、この可動装置に指令を発する車輌に設けた加速度センサー、速度センサー等の衝突センサーで構成するアクティブヘッドレストであって、
このアクティブヘッドレストの可動装置は、前記フレームに昇降自在に設けた駆動手段と、この駆動手段と連繋し、この駆動手段の動きを伝達する媒体手段と、この媒体手段の動きを伝達する中間媒体手段で構成し、
この駆動手段の係止装置に対して前記衝突センサーが少なくとも動作指令を発する構成とし、
またこのアクティブヘッドレストのヘッドレスト装置を、前記可動装置の筒部に設けたヘッドレストブラケットと、このヘッドレストブラケットに挿嵌したヘッドレストサポートと、このヘッドレストサポートに遊嵌したヘッドレストステーと、このヘッドレストステーに設けたヘッドレストで構成し、
前記媒体手段を前記ヘッドレストステーに係止することを特徴とするアクティブヘッドレストである。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2の目的を達成すること、この目的を達成するに最適なフレームと駆動手段の連繋構成を提供することを意図する。
請求項3は、請求項1又は請求項2に記載のフレームと駆動手段の連繋構成が、このフレーム及び/又は中間部材に設けたブラケットと、このブラケットの長孔に遊嵌したピンを備えた連結板と、この連結板に設けた支持板と、この支持板に前記駆動手段を設けることを特徴とするアクティブレッドレストである。
請求項4の発明は、請求項1又は請求項2の目的を達成すること、この目的を達成するに最適な駆動手段を提供することを意図する。
請求項4は、請求項1又は請求項2に記載の駆動手段を、請求項3に記載の支持板に昇降自在に設けた両側に歯部を有するストッパーで停止可能な移動体と、この移動体に対峙し、かつ前記支持板に固止した筒体と、この筒体に遊嵌した移動駒と、前記筒体に設け、前記移動駒の規制を解除する係止装置と、前記移動体の移動を司る一本又は数本の第一のスプリングと、前記移動駒と移動体を連繋する連結部材と、この移動体と筒体との間に設けた当該移動体を弾性的に支持する一本又は数本の第二のスプリングと、前記移動体の動きをヘッドレスト装置に伝達する歯車で構成し、前記第一のスプリングが第二のスプリングに対して強い反発力を有することを特徴とするアクティブヘッドレストである。
請求項5の発明は、請求項4の目的を達成すること、この目的を達成するに最適な連結部材と、この連結部材の復帰を司る手段を提供することを意図する。
請求項5は、請求項4に記載の連結部材を、ワイヤ等の補助手段で引張可能としたことを特徴とするアクティブヘッドレストである。
請求項6の発明は、請求項1又は請求項2の目的を達成すること、この目的を達成するに最適な係止装置を提供することを意図する。
請求項6は、請求項1又は請求項2に記載の係止装置を、前記筒体に設けた係止筒と、この係止筒に設けた球体と、この球体を制御するアクチュエータと、このアクチュエータの復帰を司る復帰手段で構成したことを特徴とするアクティブヘッドレストである。
請求項7・8の発明は、請求項6の目的を達成すること、この目的を達成するに最適なアクチュエータを提供することを意図する。
請求項7は、請求項6に記載のアクチュエータが、スプリングであって、前記復帰手段がこのスプリングの引戻し機構であることを特徴とするアクティブヘッドレストである。
また請求項8は、請求項6に記載のアクチュエータが、ソレノイド及び/又はスプリングであって、前記復帰手段がこのソレノイドの制御機構であることを特徴とするアクティブヘッドレストである。
請求項1の発明は、シートバックに設けた少なくともヘッドレスト装置と、ヘッドレスト装置の上方への移動と前方への傾斜を司るシートバックに埋設し、かつシートバックのフレームに設けたヘッドレストの上昇及び/又は前傾を司る可動装置と、可動装置に指令を発する車輌に設けた加速度センサー、速度センサー等の衝突センサーで構成するアクティブヘッドレストであって、
アクティブヘッドレストの可動装置は、フレームに昇降自在に設けた駆動手段と、駆動手段と連繋し、駆動手段の動きを伝達する媒体手段とで構成し、
駆動手段の係止装置に対して衝突センサーが少なくとも動作指令を発する構成とし、
またアクティブヘッドレストのヘッドレスト装置を、可動装置の筒部に設けたヘッドレストブラケットと、ヘッドレストブラケットに挿嵌したヘッドレストサポートと、ヘッドレストサポートに遊嵌したヘッドレストステーと、ヘッドレストステーに設けたヘッドレストで構成し、
媒体手段をヘッドレストブラケットに係止するアクティブヘッドレストである。
従って、請求項1は、前述した本発明の「1」〜「5」が図れるアクティブヘッドレストを提案できること等の特徴を有する。
「1」として、本発明は、シートバックに埋設し、このシートバックのフレームに設けた上昇及び/又は前傾を司る可動装置と、この可動装置に指令を発する車輌に設けた加速度センサー、速度センサー等の衝突センサーで構成するアクティブヘッドレストであり、この衝突センサーの働きで、頭部がヘッドレストに当たる前に、このヘッドレストの上昇及び/又は前傾を高スピードで作動させる構成として頸部傷害回避、むち打ち回避等が図れるアクティブヘッドレストを提案できる。
また「2」として、自動車が大破してもヘッドレストの機能を保持する構成とすること、また上昇したヘッドレストの降下を可能とすることで、ヘッドレストの再利用を意図すること、又は応答性のよい上昇・降下及び/又は前傾を確保すること等が図れて、実用に供し得るアクティブヘッドレストを提案できる。
「3」として、ヘッドレスト装置に設けた歯部と、この可動装置の歯部によるギヤ機構で、このヘッドレスト装置等の所定の部品を上昇することで、ヘッドレストの上昇及び/又は前傾を高スピードで作動させる構成のアクティブヘッドレストを提案できる。
さらに「4」として、衝突センサーの働きで、搭乗者が予知できないような状況でも、ヘッドレストの上昇及び/又は前傾を図ることで、従来の課題を一掃できるアクティブヘッドレストを提案できる。
さらに「5」として、搭乗者の体型(身長の高低、体重の重軽、肥満度の高低等)、着座姿勢等に関係なく、換言すると全ての条件において、的確に対応でき、安全と、安心性の確保、又は走行・運転の快適性の確保等が図れるアクティブヘッドレストを提案できる。
請求項2の発明は、シートバックに設けた少なくともヘッドレスト装置と、ヘッドレスト装置の上方への移動と前方への傾斜を司るシートバックに埋設し、かつシートバックのフレームに設けたヘッドレストの上昇及び/又は前傾を司る可動装置と、可動装置に指令を発する車輌に設けた加速度センサー、速度センサー等の衝突センサーで構成するアクティブヘッドレストであって、
アクティブヘッドレストの可動装置は、フレームに昇降自在に設けた駆動手段と、駆動手段と連繋し、駆動手段の動きを伝達する媒体手段と、媒体手段の動きを伝達する中間媒体手段で構成し、
駆動手段の係止装置に対して衝突センサーが少なくとも動作指令を発する構成とし、
またアクティブヘッドレストのヘッドレスト装置を、可動装置の筒部に設けたヘッドレストブラケットと、ヘッドレストブラケットに挿嵌したヘッドレストサポートと、ヘッドレストサポートに遊嵌したヘッドレストステーと、ヘッドレストステーに設けたヘッドレストで構成し、
媒体手段をヘッドレストステーに係止するアクティブヘッドレストである。
従って、請求項2は、請求項1に記載した本発明の「1」〜「4」が図れるアクティブヘッドレストを提案できること等の特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載のフレームと駆動手段の連繋構成が、フレーム及び/又は中間部材に設けたブラケットと、ブラケットの長孔に遊嵌したピンを備えた連結板と、連結板に設けた支持板と、支持板に駆動手段を設けるアクティブレッドレストである。
従って、請求項3は、請求項1又は請求項2の目的を達成できること、この目的を達成するに最適なフレームと駆動手段の連繋構成を提供できること等の特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項1又は請求項2に記載の駆動手段を、請求項3に記載の支持板に昇降自在に設けた両側に歯部を有するストッパーで停止可能な移動体と、移動体に対峙し、かつ支持板に固止した筒体と、筒体に遊嵌した移動駒と、筒体に設け、移動駒の規制を解除する係止装置と、移動体の移動を司る一本又は数本の第一のスプリングと、移動駒と移動体を連繋する連結部材と、移動体と筒体との間に設けた移動体を弾性的に支持する一本又は数本の第二のスプリングと、移動体の動きをヘッドレスト装置に伝達する歯車で構成し、第一のスプリングが第二のスプリングに対して強い反発力を有するアクティブヘッドレストである。
従って、請求項4は、請求項1又は請求項2の目的を達成できること、この目的を達成するに最適な駆動手段をできること等の特徴を有する。
請求項5の発明は、請求項4に記載の連結部材を、ワイヤ等の補助手段で引張可能としたアクティブヘッドレストである。
従って、請求項5は、請求項4の目的を達成できること、この目的を達成するに最適な連結部材と、この連結部材の復帰を司る手段を提供できること等の特徴を有する。
請求項6の発明は、請求項1又は請求項2に記載の係止装置を、筒体に設けた係止筒と、係止筒に設けた球体と、球体を制御するアクチュエータと、アクチュエータの復帰を司る復帰手段で構成したアクティブヘッドレストである。
従って、請求項6は、請求項1又は請求項2の目的を達成できること、この目的を達成するに最適な係止装置を提供できること等の特徴を有する。
請求項7の発明は、請求項6に記載のアクチュエータが、スプリングであって、復帰手段がスプリングの引戻し機構であるアクティブヘッドレストである。
また請求項8の発明は、請求項6に記載のアクチュエータが、ソレノイド及び/又はスプリングであって、復帰手段がソレノイドの制御機構であるアクティブヘッドレストである。
従って、請求項7・8は、請求項6の目的を達成すること、この目的を達成するに最適なアクチュエータを提供できること等の特徴を有する。
本発明の一例を説明する。
図面の説明をすると、図1は自動車のシートバックの一例を示した一部欠截の全体縮尺側面図、図2は車輌に衝突センサーを設けた一例を示した縮尺模式図、図3−1は第一の実施例の通常時におけるアクティブヘッドレストと頭部の関係を示した側面模式図、図3−2は第一の実施例の衝撃時におけるアクティブヘッドレストと頭部の関係を示した側面模式図、図4はシートバックとアクティブヘッドレストとの関係を示した第一の実施例の拡大正面図、図5は駆動手段とヘッドレスト装置及び/又はフレームとの関係を示した第一の実施例の拡大平面図、図6は駆動手段とヘッドレスト装置の関係を一部欠截し、係止装置の方向性を一面で示した第一の実施例の拡大模式図、図7はフレームと支持板及びヘッドレスト装置との関係を説明する要部を側面視した拡大断面図、図8はヘッドレストブラケットと駆動手段の歯車との関係を示した拡大断面図、図9は第一・第二のスプリングと荷重との関係を示した説明図であり、横軸は移動体のストロークを、縦軸はヘッドレストサポートを下方に下げる荷重を示している。図10−1は係止装置の他の例であって、スプリングとソレノイドを併用した一例を示した断面模式図、図10−2は係止装置のさらに他の例であって、スプリングとソレノイドを併用した一例を示した断面模式図、図10−3は前記図10−1と図10−2の動作時の荷重の関係を示した説明図、図10−4は前記図10−1と図10−2の係止装置を併用した制御関係を示した模式図、図11は衝突センサーとアクチュエータの関係を示した説明図、図12は他の駆動手段とヘッドレスト装置の関係を一部欠截し、係止装置の方向性を一面で示した第二の実施例の拡大模式図、図13は図12の要部の拡大平面図、図14−1は移動体の動きをヘッドレスト装置に伝達する歯車の他の例であり、ヘッドレストの昇降スピードの向上を意図した拡大模式図、図14−2は移動体の動きをヘッドレスト装置に伝達する歯車のその他の例であり、ヘッドレストの荷重の向上を意図した拡大模式図、図15はさらに他の駆動手段とヘッドレスト装置の関係を一部欠截し、係止装置の方向性を一面で示した第三の実施例の拡大模式図である。また図16は本発明の全体の動作を示したフローチャート図である。
先ず、各実施例に共通な基本的な構成を説明すると、本発明は、自動車のシートAを構成するシートバックA1に装着されるアクティブヘッドレストであって、このアクティブヘッドレストBは、シートバックA1に埋設される金属製のフレーム1と、このフレーム1の上部及び/又は中間部材100に設けた連繋機構B(連繋構成)と、この連繋機構Bに設けた駆動手段Cと、この駆動手段Cに設けたヘッドレスト装置Dと、前記フレーム1の下部及び/又は中間部材100に設けた補助の作動部Eを主構成要素とする。
「い」 先ず、第一の実施例を図3−1〜図6に基づいて説明する。
<1> 連繋機構Bを説明すると、フレーム1の上部及び/又は中間部材100に設けた上方に向かってシートバックA1の前側に傾斜する長孔200を有するブラケット2と、このブラケット2の長孔200に遊嵌されるピン3を備え、かつこのブラケット2に添接された連結板5と、前記ブラケット2の曲面長孔201にピン30とブラケット600を介して枢支したフレーム1の幅の略1/2程度の幅を有する平板状の支持板6と、この支持板6の両端に設けたヘッドレストブラケット用の筒部601と、前記連結板5の移動を許す切欠き602で構成し、駆動手段Cを介して連結板5が長孔200の上方に向かって移動した際に、この長孔200が傾斜していることと、これに伴って支持板6に設けたブラケット600のピン30が曲面長孔201に沿って移動することで前傾し(矢印<イ>)、これと同時に支持板6及び/又はヘッドレスト装置Dとヘッドレスト(後述する)が前傾する。そして、この前傾は、後述する如く、上昇(矢印<ロ>)とともに行われる。尚、ヘッドレスト装置Dの押圧を介してピン3が長孔200を下方に向かって移動した際に、支持板6がこの長孔200に沿って下方に移動しながら、シートバックA1の後側に傾斜しながら後退し、このヘッドレスト装置Dとヘッドレストが所定の位置に戻る(図4状態)。尚、この連結板5はヘッドレスト装置Dのヘッドレストブラケット(後述する)に固止する。この構成により、ヘッドレスト装置Dは、ピン3及び/又はブラケット2の上昇・降下に伴って同時に動作する。そして、この例における支持板6と筒部601を樹脂製品で構成すると、一体組付け可能となり、組立て及び/又は製造の容易化、量産化等に有益となる。
<2> 駆動手段Cは、支持板6に設けたガイド手段(図示せず)を介して昇降自在に設けた両側に歯部1000を有するストッパー11で停止可能な移動体10と、移動体10に対峙し、かつ支持板6に固止した筒体12と、この筒体12に遊嵌した移動駒14と、またこの筒体12に設け、移動駒14の規制を解除する係止装置15と、移動体10の移動を司るストッパー11とこの移動体10の凹部1001との間に設けた一本又は数本の第一のスプリング16と、移動駒14と移動体10を連繋する連結部材18と、移動体10の凹部1001と筒体12の凹部1200との間に設けた移動体10を弾性的に支持する一本又は数本の第二のスプリング19と、移動体10の動きをヘッドレスト装置Dに伝達する支持板6に軸支した歯車20(媒体手段)で構成する。従って、係止装置15が開放されると、移動駒14が落下するとともに、前記第一のスプリング16が第二のスプリング19に対して強い反発力を有することから、移動体10が図面の上で(図面の上での言葉を省略する)、下方に移動する(矢印<ハ>)。この移動により、この歯部1000と噛合する左側の歯車20が図面に向かって(図面に向かっての言葉を省略する。また他の歯車20は逆回転であり、説明は省略する)時計方向に回転する(矢印<ニ>)。この回転により、この歯車20と噛合するヘッドレストブラケット(後述する)が上方に移動する(矢印<ホ>)。そして、この上昇に伴って、前傾することは前述の通りである。また上昇したヘッドレスト装置Dを押圧し(矢印<へ>)、移動駒14の係止凹部1400に球体1502を係止することで、移動体10は復帰する(矢印<ト>)。
尚、係止装置15は、図6の例では、係止筒部1500に設けたスプリング1501と、このスプリング1501の先端に設けた球体1502とで構成し、この球体1502が移動駒14の係止凹部1400に係止及び/又は係脱する。この係止及び/又は係脱により、移動駒14の固止及び/又は移動を図る。図中1503は係止筒部1500に螺着したスプリング1501の強弱用の調整ナットである。この例では、スプリング1501の復帰を司る手段(引戻し機構)を設け、球体1502と係止凹部1400の係止関係を確保する構成を採用することもあり得る。そして、この係止装置15のストロークとヘッドレスト(後述する)を下げる荷重との関係は図9に示した。また図10−1〜図10−4の例は、係止装置15を、スプリング1501とソレノイド1504及び/又は電磁石1505で構成した一例であり、前述の「4」に示した目的を達成するためであり、例えば、より精緻な制御と、作動を図るための最適な各例を示している。図10−1はソレノイド1504とスプリング1501との組合せであり、ソレノイド1504を主体とする構成であり、強い衝撃及び/又は押圧(例えば、身長の高、体重の重、肥満度の高等)等に最適な構造を提案する。また図10−2はソレノイド1504の前にスプリング1501を設ける組合せであり、スプリング1501の弾性を活用して、通常の単なる衝撃(後述する衝突センサーの許容範囲内、例えば、車間距離とスピードの相乗関係、又は速度センサーと距離等の関係)では作用せず、アクティブヘッドレストの無駄な動きの規制、また誤動作防止と、又は押圧(例えば、身長の低、体重の軽、肥満度の低等)等に最適な構造を提案する。尚、この例もソレノイド1504を電磁石1505で作動させる。また図10−3は前記図10−1の例(X)と、前記図10−2の例(Y)と、縦軸に荷重を、横軸に作動スピード(時間)を表示した説明図である。また図10−4は前記(X)と、(Y)を制御部1506を介して適宜選択可能とした構成例であり、精緻及び/又は優しい制御と、シートA及び/又は後述する車輌の高級感と、又は人に優しいヘッドレスト装置Dを提供できる。
そして、図10−1の例における作動及び/又はパターンの一例を図11において表示した。この一例では、ソレノイド1504のON、OFF制御と、スプリング1501の圧縮又は引張とをそれぞれ駆使することで、表に示した各種のパターンと、強制の前進及び/又は後退と、任意の後退とを選択可能である。この動きを、それぞれ矢印で示しており、実線の矢印がソレノイド1504、また破線の矢印が、スプリング1501である。尚、スプリング1501の単体の構造では、このスプリング1501の復帰を司る手段は、ヘッドレスト装置Dの強制復帰で代替することも可能である。また前述の駆動手段Cの各部品を樹脂製品で構成する例では、一体組付け可能な構造として、組立て及び/又は製造の容易化、量産化等に有益となる。
また前記電磁石1505への電気のON、OFF制御を介して、ソレノイド1504に装備した作動杆を制御することは従来と同様である。
尚、筒体12に設けた係止装置15は、筒体12の直交方向(図面上で前後方向)へ設けるのが、後述する衝突センサーとの配置関係及び/又は連繋関係、また走行時の快適性等を考慮した場合には、望ましいが限定されない。従って、筒体12の面方向(図面上で面一方向)に設けることも可能であり、この例では、シートバックA1の肉薄化、故障時の修理の容易化等に対応できる。
<3> 補助の作動部Eは、駆動手段Cの付帯的構成の一例であり、移動駒14をより迅速に作動し、また第一のスプリング16及び/又は第二のスプリング19の省略を図ること等を意図する。従って、この補助の作動部Eは、ワイヤ、チェーン、紐等の補助手段22であって、前記の連結部材18の端部に支持されている。そして、この補助手段22は、図示しない、人の背部、足、腕等による押圧可能な板、その他のスイッチ、ハンドル等による操作可能な構成を採用する。またこの補助手段22は、前述した駆動手段Cと代替することも可能である。
<4> ヘッドレスト装置Dは、前記筒部601に設けた係止歯部3100を有するヘッドレストブラケット31と、このヘッドレストブラケット31に挿入したヘッドレストサポート33と、このヘッドレストサポート33に設けた係止歯部3400を有するヘッドレストステー34及びヘッドレスト35で構成し、このヘッドレストブラケット31、ヘッドレストサポート33及び/又はヘッドレストステー34等は汎用製品を採用し、部品の共通化及び/又はモジュール化を図る。また前記第一のスプリング16及び/又は第二のスプリング19は、このヘッドレスト装置Dのガタ防止にも役立つ特徴がある。尚、この例では、ヘッドレストブラケット31が上昇時に、このヘッドレストブラケット31が前傾する手段が設けられている。そして、この例では、ヘッドレストブラケット31には前記の歯車20の歯部が係止する切欠き形状の係止歯部3100が複数設けられている。またこのヘッドレスト装置Dの各部品(一部を除く、例えば、ヘッドレストブラケット31)を樹脂製品で構成する例では、一体組付け可能な構造として、組立て及び/又は製造の容易化、量産化等に有益となる。またこの例では、通常のヘッドレストサポート33とヘッドレスト34の高さ調整が可能であることは勿論である。
<5> 駆動手段Cの歯車20の他の例を示した図14−1と、図14−2の説明をすると、歯車20を大小径とし、小径の歯車20aと、大径の歯車20bで一枚の歯車20とする例であり、スピーとの向上を図るか、荷重の向上を図るかにより適宜選択する。例えば、図14−1では、スピードの向上を、また図14−2では、荷重の向上を意図する。そして、歯数のピッチにより前述と同じ効果を図ることも可能である。
「ろ」 次に、第二の実施例を図12、図13に基づいて説明する。
<1>、<3>〜<5>の構造と効果は、前述の第一の実施例と略同じであり、説明は省略する。以下、相違点の<2>について詳述する。
<2> 駆動手段Cは、支持板6に設けたガイド手段(図示せず)を介して昇降自在に設けた両側に歯部4000を有するストッパー11で停止可能な上方に向かって広がった移動体40と、移動体40に対峙し、かつ支持板6に固止した筒体12と、この筒体12に遊嵌した移動駒14と、またこの筒体12に設け、移動駒14の規制を解除する係止装置15と、移動体40の移動を司るストッパー11とこの移動体40の凹部4001との間に設けた一本又は数本の第一のスプリング16と、移動駒14と移動体40を連繋する連結部材18と、移動体40の凹部4001と筒体12の凹部1200との間に設けた移動体40を弾性的に支持する一本又は数本の第二のスプリング19と、移動体40の動きをヘッドレスト装置Dに伝達する支持板6に軸支した中間歯車42(中間媒体手段)及び/又は歯車20(媒体手段)で構成する。そして、この中間歯車42は、移動体40の幅広部4002で支持板6の長孔603横方向に移動可能に設けられており、スプリング43で復帰する構成となっている。従って、係止装置15が開放されると、移動駒14が上昇するとともに、前記第一のスプリング16が第二のスプリング19に対して強い反発力を有することから、移動体40が上方に移動する(矢印<ハ>)。この移動により、この歯部4000と噛合する中間歯車42が左側に向かって移動し(矢印<チ>)、かつスプリング43を引張する。この中間歯車42の左側への移動により、歯車20に噛合するとともに、この歯車20はヘッドレストステー34の係止歯部3400に噛合する。この噛合を介してヘッドレストステー34が上方に移動する(矢印<ホ>)。そして、この上昇に伴って、前傾することは前述の通りである。また中間歯車42の戻り方向を示すと矢印<リ>である。さらに移動体40等の戻りを矢印<ヌ>で示す。そして、この例では、補助手段22を移動体40に連繋する。
尚、係止装置15は、図6、図10等の例と同様であり省略する。また他の構成及び/又は作動、特徴等は前述の第一の実施例に準ずる。前記中間歯車42と歯車20の離間は、ヘッドレストステー34の動き、即ち、高さ調整を可能とするためである。
「は」 また、第三の実施例を図15に基づいて説明する。
この第三の実施例は、原理は第一の実施例に準ずるものであり、移動体と10と筒体12の構成が上下逆となっている。即ち、支持板6の上側に筒体12と係止装置15を設け、その対峙する下側に移動体10を設けた構成であって、この移動体10に設けた対の分岐腕1002にヘッドレストブラケット31、ヘッドレストステー34か、又は支持板6に設けた昇降部材(図示せず)を枢支する構成であり、この移動体10が上昇し(矢印<ホ>)、このヘッドレストブラケット31、ヘッドレストステー34等が上昇する。また移動体10が下降し、このヘッドレストブラケット31、ヘッドレストステー34等が復帰する(矢印<へ>)。この例において、ヘッドレストステー34の高さ調整を図る場合には、他の構成を付加する必要がある(図示せず)。またこの例においても、歯車20等を採用することは可能である(図示せず)。そして、他の構成は前述の第一・第二の実施例に準ずる。
図中50は車輌51の後部、室内等の適所した加速度センサー、速度センサー等の緊急用の衝突センサーで、この緊急用の衝突センサー50は衝突時の緊急用に作動し、この指令を係止装置15に伝えて、ヘッドレスト35(本発明のアクティブヘッドレスト)の上昇及び/又は前傾を図れる実益がある。そして、この構成は、在来の装置の利用も併用することがあり得る。図中Hは人を示す。また衝突センサー50は手動による釦、レバー等の緊急方法でも可能である。
尚、図16は本発明の全体の動作を示したものであり、(ST−1)がスタートであって、(ST−2)の如く、衝突センサー50が作動すると、(ST−3)により動作指令が発せられ、(ST−4)によりアクティブヘッドレストの可動装置(駆動手段C、媒体手段等)が作用する。その後、(ST−5)の如く、ヘッドレスト35の上昇及び/又は前傾が達成される。この一連の動きで(ST−6)の通り終了し、例えば、人Hの頭部の保護を図る。そして、(ST−7)は、衝突センサー50が作動しない場合のルートを示す。尚、(ST−8)は、本発明に他の付帯条件を加える一例であり、ヘッドレスト装置Dの形状、重量等の要素、各動作の選択(ヘッドレスト装置Dの動きの選択)、その他人Hの体型等の要素を付加し、より人H及び/又はヘッドレスト装置D、車輌51等に適した構成を採用する。
図1は自動車のシートバックの一例を示した一部欠截の全体縮尺側面図 車輌に衝突センサーを設けた一例を示した縮尺模式図 図3−1は第一の実施例の通常時におけるアクティブヘッドレストと頭部の関係を示した側面模式図 図3−2は第一の実施例の衝撃時におけるアクティブヘッドレストと頭部の関係を示した側面模式図 図4はシートバックとアクティブヘッドレストとの関係を示した第一の実施例の拡大正面図 図5は駆動手段とヘッドレスト装置及び/又はフレームとの関係を示した第一の実施例の拡大平面図 図6は駆動手段とヘッドレスト装置の関係を一部欠截し、係止装置の方向性を一面で示した第一の実施例の拡大模式図 図7はフレームと支持板及びヘッドレスト装置との関係を説明する要部を側面視した拡大断面図 図8はヘッドレストブラケットと駆動手段の歯車との関係を示した拡大断面図 図9は第一・第二のスプリングと荷重との関係を示した説明図 図10−1は係止装置の他の例であって、スプリングとソレノイドを併用した一例を示した断面模式図 図10−2は係止装置のさらに他の例であって、スプリングとソレノイドを併用した一例を示した断面模式図 図10−3は前記図10−1と図10−2の動作時の荷重の関係を示した説明図 図10−4は前記図10−1と図10−2の係止装置を併用した制御関係を示した模式図 図11は衝突センサーとアクチュエータの関係を示した説明図 図12は他の駆動手段とヘッドレスト装置の関係を一部欠截し、係止装置の方向性を一面で示した第一の実施例の拡大模式図 図13は図12の要部の拡大平面図 図14−1は移動体の動きをヘッドレスト装置に伝達する歯車の他の例であり、ヘッドレストの昇降スピードの向上を意図した拡大模式図 図14−2は移動体の動きをヘッドレスト装置に伝達する歯車のその他の例であり、ヘッドレストの荷重の向上を意図した拡大模式図 図15はさらに他の駆動手段とヘッドレスト装置の関係を一部欠截し、係止装置の方向性を一面で示した第三の実施例の拡大模式図 図16は本発明の全体の動作を示したフローチャート図
符号の説明
A シート
A1 シートバック
B 連繋機構
C 駆動手段
D ヘッドレスト装置
E 補助の作動部
1 フレーム
100 中間部材
2 ブラケット
200 長孔
201 曲面長孔
3 ピン
30 ピン
5 連結板
6 支持板
600 ブラケット
601 筒部
602 切欠き
603 長孔
10 移動体
1000 歯部
1001 凹部
1002 分岐腕
11 ストッパー
12 筒体
1200 凹部
14 移動駒
1400 係止凹部
15 係止装置
1500 係止筒部
1501 スプリング
1502 球体
1503 ナット
1504 ソレノイド
1505 電磁石
1506 制御部
16 第一のスプリング
18 連結部材
19 第二のスプリング
20 歯車
20a 小径の歯車
20b 大径の歯車
22 補助手段
31 ヘッドレストブラケット
3100 係止歯部
33 ヘッドレストサポート
34 ヘッドレストステー
3400 係止歯部
35 ヘッドレスト
40 移動体
4000 歯部
4001 凹部
4002 幅広部
42 中間歯車
43 スプリング
50 衝突センサー
51 車輌
H 人

Claims (8)

  1. シートバックに設けた少なくともヘッドレスト装置と、このヘッドレスト装置の上方への移動と前方への傾斜を司る前記シートバックに埋設し、かつこのシートバックのフレームに設けた前記ヘッドレストの上昇及び/又は前傾を司る可動装置と、この可動装置に指令を発する車輌に設けた加速度センサー、速度センサー等の衝突センサーで構成するアクティブヘッドレストであって、
    このアクティブヘッドレストの可動装置は、前記フレームに昇降自在に設けた駆動手段と、この駆動手段と連繋し、この駆動手段の動きを伝達する媒体手段とで構成し、
    この駆動手段の係止装置に対して前記衝突センサーが少なくとも動作指令を発する構成とし、
    またこのアクティブヘッドレストのヘッドレスト装置を、前記可動装置の筒部に設けたヘッドレストブラケットと、このヘッドレストブラケットに挿嵌したヘッドレストサポートと、このヘッドレストサポートに遊嵌したヘッドレストステーと、このヘッドレストステーに設けたヘッドレストで構成し、
    前記媒体手段を前記ヘッドレストブラケットに係止することを特徴とするアクティブヘッドレスト。
  2. シートバックに設けた少なくともヘッドレスト装置と、このヘッドレスト装置の上方への移動と前方への傾斜を司る前記シートバックに埋設し、かつこのシートバックのフレームに設けた前記ヘッドレストの上昇及び/又は前傾を司る可動装置と、この可動装置に指令を発する車輌に設けた加速度センサー、速度センサー等の衝突センサーで構成するアクティブヘッドレストであって、
    このアクティブヘッドレストの可動装置は、前記フレームに昇降自在に設けた駆動手段と、この駆動手段と連繋し、この駆動手段の動きを伝達する媒体手段と、この媒体手段の動きを伝達する中間媒体手段で構成し、
    この駆動手段の係止装置に対して前記衝突センサーが少なくとも動作指令を発する構成とし、
    またこのアクティブヘッドレストのヘッドレスト装置を、前記可動装置の筒部に設けたヘッドレストブラケットと、このヘッドレストブラケットに挿嵌したヘッドレストサポートと、このヘッドレストサポートに遊嵌したヘッドレストステーと、このヘッドレストステーに設けたヘッドレストで構成し、
    前記媒体手段を前記ヘッドレストステーに係止することを特徴とするアクティブヘッドレスト。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のフレームと駆動手段の連繋構成は、このフレーム及び/又は中間部材に設けたブラケットと、このブラケットの長孔に遊嵌したピンを備えた連結板と、この連結板に設けた支持板と、この支持板に前記駆動手段を設けることを特徴とするアクティブレッドレスト。
  4. 請求項1又は請求項2に記載の駆動手段は、請求項3に記載の支持板に昇降自在に設けた両側に歯部を有するストッパーで停止可能な移動体と、この移動体に対峙し、かつ前記支持板に固止した筒体と、この筒体に遊嵌した移動駒と、前記筒体に設け、前記移動駒の規制を解除する係止装置と、前記移動体の移動を司る一本又は数本の第一のスプリングと、前記移動駒と移動体を連繋する連結部材と、この移動体と筒体との間に設けた当該移動体を弾性的に支持する一本又は数本の第二のスプリングと、前記移動体の動きをヘッドレスト装置に伝達する歯車で構成し、前記第一のスプリングが第二のスプリングに対して強い反発力を有することを特徴とするアクティブヘッドレスト。
  5. 請求項4に記載の連結部材を、ワイヤ等の補助手段で引張可能としたことを特徴とするアクティブヘッドレスト。
  6. 請求項1又は請求項2に記載の係止装置は、前記筒体に設けた係止筒と、この係止筒に設けた球体と、この球体を制御するアクチュエータと、このアクチュエータの復帰を司る復帰手段で構成したことを特徴とするアクティブヘッドレスト。
  7. 請求項6に記載のアクチュエータは、スプリングであって、前記復帰手段がこのスプリングの引戻し機構であることを特徴とするアクティブヘッドレスト。
  8. 請求項6に記載のアクチュエータは、ソレノイド及び/又はスプリングであって、前記復帰手段がこのソレノイドの制御機構であることを特徴とするアクティブヘッドレスト。
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