JP2007128058A - 光ファイバテープ心線 - Google Patents

光ファイバテープ心線 Download PDF

Info

Publication number
JP2007128058A
JP2007128058A JP2006271715A JP2006271715A JP2007128058A JP 2007128058 A JP2007128058 A JP 2007128058A JP 2006271715 A JP2006271715 A JP 2006271715A JP 2006271715 A JP2006271715 A JP 2006271715A JP 2007128058 A JP2007128058 A JP 2007128058A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical fiber
fiber tape
parallel unit
core
tape parallel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006271715A
Other languages
English (en)
Inventor
Ken Kanai
憲 金井
Fuminori Nakajima
史紀 中嶋
Toshiaki Ozawa
俊明 小澤
Tatsuya Oyama
竜也 大山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Furukawa Electric Co Ltd filed Critical Furukawa Electric Co Ltd
Priority to JP2006271715A priority Critical patent/JP2007128058A/ja
Publication of JP2007128058A publication Critical patent/JP2007128058A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Light Guides In General And Applications Therefor (AREA)

Abstract

【課題】紙やすりおよび複数の小突起が立設した凹凸部を使い分けることによって通信障害を起こすことなく、安全かつ容易に、所望の心数の心線へ分離することが可能である光ファイバテープ心線を提供する。
【解決手段】光ファイバテープ内に並列された心線の共通接線から被覆外周面までの距離をt(mm)、被覆材のヤング率(単位MPa)をE、光ファイバテープの被覆外周面から前記二次光ファイバテープの被覆外周面までの距離をt、二次光ファイバテープの被覆材のヤング率をEとした時、1≦E≦20、0.3≦E2≦10、およびE>E2の関係が成り立ち、複数の所定の小突起が立設した凹凸部を、前記二次光ファイバテープの被覆外周面上を押圧通過させると、二次光ファイバテープを、複数の一次光ファイバテープに分離することが可能である光ファイバテープ心線。
【選択図】図1

Description

本発明は、所望の心線数への中間分離が可能な光ファイバテープ心線の構造に関する。
光ファイバテープ心線を中間で単心光ファイバ心線に分離し易い構造として、並列配置した複数の単心光ファイバ心線を一括被覆した構造の光ファイバテープ心線が提案されている(図10参照)。
このような光ファイバテープ心線の分離方法としては、分離工具に備え付けられた可撓性部を光ファイバテープ心線上に押圧通過させることにより単心光ファイバ心線に分離する方法が、特許第3664254号に提案されている。
特許第3664254号
近年、光加入者線路網の構築が急速に進んでおり、それにつれて、光線路網への要求仕様も多様化してきた。具体的には、複数の単心光ファイバ心線の中間後分岐方法も、例えば、(1)4心光ファイバテープ心線からすぐに単心光ファイバ心線へ分離し、その単心光ファイバ心線を、各戸の軒先まで光ファイバ心線を配線するためのドロップケーブルに接続する方法、(2)8心光ファイバテープ心線をまず、4心光ファイバテープ心線2枚に分離し、分離した4心光ファイバテープ心線の一方を単心光ファイバ心線に分離する方法、もしくは、(3)8心光ファイバテープ心線をまず、2心光ファイバテープ心線4枚に分離し、その内の少なくとも1枚の2心光ファイバテープ心線を単心光ファイバ心線に分離する方法等がある。
然るに、図10に示す従来の光ファイバテープ心線の構造の場合、分離工具に備え付けられた可撓性部を、光ファイバテープ心線上を押圧通過させることにより単心光ファイバ心線に分離することは可能であるが、光ファイバテープ心線を、例えば2心光ファイバテープ心線2枚へ分離することは、上述した従来の分離方法を使用した場合、ある確率において可能ではあるが、完全とは言えない。
また、図10に示す光ファイバテープ心線の構造では、単純に単心光ファイバ心線への分離が可能ということだけで、実際に光ファイバテープ心線が使用される形態であるスロット型光ファイバケーブルに落とし込む場合、光ファイバテープ心線側面が製造ラインに接触することにより削れ、最悪の場合、その段階で単心に分離する可能性がある。
従って、この発明の目的は、重大な通信障害を起こすことなく、安全かつ容易に、所望の心数の光ファイバ心線へ分離することが可能な光ファイバテープ心線を提供することにある。
この発明の光ファイバテープ心線の第1の態様は、単心光ファイバ心線を複数本横一列に配列し、その外周に一括被覆を施して形成される一次光ファイバテープ並列ユニットを、少なくとも2枚横一列に配列し、その外周に一括被覆を施して形成される二次光ファイバテープ並列ユニットからなる光ファイバテープ心線であって、前記一次光ファイバテープ並列ユニット内に並列された前記単心光ファイバ心線の共通接線から被覆外周面までの距離をt(mm)、一次光ファイバテープ並列ユニットを形成する被覆材のヤング率(単位MPa)をE、一次光ファイバテープ並列ユニットの被覆外周面から前記二次光ファイバテープ並列ユニットの被覆外周面までの距離をt、二次光ファイバテープ並列ユニットの被覆材のヤング率をEとした時、
1≦E≦20、
0.3≦E2≦10、および
>E2
の関係が成り立ち、複数の所定の小突起が立設した凹凸部を、前記二次光ファイバテープ並列ユニットの被覆外周面上を押圧通過させると、二次光ファイバテープ並列ユニットを、複数の一次光ファイバテープ並列ユニットに分離することが可能である光ファイバテープ心線である。
この態様の光ファイバテープ心線によると、複数の所定の小突起が立設した凹凸部で、重大な通信障害を起こすことなく、安全かつ容易に二次光ファイバテープ並列ユニットを、複数の一次光ファイバテープ並列ユニットに分離することが可能である
この発明の光ファイバテープ心線の第2の態様は、前記一次光ファイバテープ並列ユニットの被覆上を、JIS R6001に規定する♯320以上#2000以下の紙やすりで、少なくとも1回以上押圧通過させることにより、前記一次光ファイバテープ並列ユニットが、複数の単心光ファイバ心線に分離することが可能である、光ファイバテープ心線である。この態様の光ファイバテープ心線によると、所定の紙やすりで、重大な通信障害を起こすことなく、安全かつ容易に一次光ファイバテープ並列ユニットを、複数の単心光ファイバ心線に分離することが可能である。
この発明の光ファイバテープ心線の第3の態様は、前記一次光ファイバテープ並列ユニットの被覆上を、JIS R6001に規定する♯320以上#2000以下の紙やすりで、少なくとも1回以上押圧通過させ、更に、同一箇所を、複数の小突起が立設した凹凸部で、少なくとも1回以上押圧通過することにより、前記一次光ファイバテープ並列ユニットが、複数の単心光ファイバ心線に分離することが可能である、光ファイバテープ心線である。
この態様の光ファイバテープ心線によると、所定の紙やすり、および、複数の小突起が
立設した凹凸部で、重大な通信障害を起こすことなく、安全かつ容易に一次光ファイバテープ並列ユニットを、複数の単心光ファイバ心線に分離することが可能である。
この発明の光ファイバテープ心線の第4の態様は、上記光ファイバテープ心線であって、
0.0025mm≦t<0.025mm、および
0.0025mm≦t2<0.025mm
の関係が成り立つことを特徴とする、光ファイバテープ心線である。
この態様の光ファイバ心線によると、二次光ファイバテープ心線並列ユニットから一次光ファイバテープ心線並列ユニットへの分離性、および一次光ファイバテープ並列ユニットから単心光ファイバ心線への分離性、分離作業中の挿入損失増加量、単心光ファイバ心線への紙やすりによる傷の付加に関して、全く問題が生じない。
この発明の光ファイバテープ心線の第5の態様は、光ファイバテープ心線の横断面において、一次光ファイバテープ並列ユニットの相対する2つの短辺側に位置する被覆表面と、二次光ファイバテープ並列ユニットの相対する2つの短辺側に位置する被覆表面との距離が、0.01mm以上0.05mm未満であることを特徴とする、光ファイバテープ心線である。
この態様の光ファイバテープ心線によると、光ファイバテープ心線側面の削れを発生させることなく、ケーブルへのテープ落とし込みを行うことが可能である。
本発明によって、重大な通信障害を起こすことなく、安全かつ容易に光ファイバテープ心線を所望の心数へ分離することが可能となる。
この発明の光ファイバテープ心線を、図面を参照しながら実施例によって詳細に説明する。この発明において、二次光ファイバテープ並列ユニットが、複数の一次光ファイバテープ並列ユニットに分離が可能である、なお、「分離が可能である」について、例えば以下の場合には「分離が可能」と評価できる。即ち、荷重0.1〜2N/mmで紙やすり(凹凸部)を押圧し、光ファイバテープ心線を0.1〜5cm/secの速度で紙やすりと相対移動させたときに、紙やすりが擦過した個所において、一次光ファイバテープ並列ユニット相互間、または、複数の光ファイバ素線相互間の結合力が0.1N以下である場合には、分離可能であるといえる。
更に、この発明の光ファイバテープ心線は、特定の機能を備えた簡便な光ファイバテープ心線分離工具一つで作業可能である。
上述した特定の光ファイバテープ心線分離工具の概要は次の通りである。例えば特願2004−210639号において本出願人が提案しているものであり、図11に示すごとく、開閉可能なフレーム11、12上に光ファイバテープ心線に押圧されるヤスリ部14と、光ファイバテープ心線に押圧される複数の小突起が立設した凹凸部15を備えた光ファイバテープ心線分離工具10である。このような簡便な工具により、複数の一次光ファイバテープ並列ユニットへの分離、及び複数の単心光ファイバ心線への分離のいずれ作業も可能である。
上述したヤスリはJIS R6001に規定する#320以上2000以下の紙ヤスリである。上述した小突起は、高さが0.25mm以上、3mm以下であり、断面積が0.01mm以上0.2mm以下であり、ロックウェル硬度がHRR10以上、HRM120以下であり、小突起と小突起の間に形成される凹部の光ファイバテープ心線長手方向に直交する方向の幅は0.25mm以上0.5mm以下である。
上述した凹凸部は光ファイバテープ心線の両面側に設けられ、一方面に設けられた凹凸部の小突起は他方面に設けられた凹凸面の小突起と重なり合うよう配置されている。小突起の高さは0.125mm以上、3mm以下である。ヤスリ部及び/又は凹凸部は弾性部材を介して光ファイバテープ心線に押圧される。
以下実施例によって説明する。
実施例
A−1 発明の実施例
図1〜図5に、今回試作した光ファイバテープ心線の実施例を示す。
図1は、一次光ファイバテープ並列ユニット3が2心の単心光ファイバ心線4から構成されており、二次光ファイバテープ並列ユニット2が2枚の一次光ファイバテープ並列ユニット3から構成されている4心光ファイバテープ心線1の断面構造を示している。紙やすり、複数の小突起が立設した凹凸部を使い分けることによって、順次、4心光ファイバテープから2枚の2心光ファイバテープ心線への分離、2心光ファイバテープ心線から2本の単心光ファイバ心線への分離が可能となっている。図中、tは一次光ファイバテープ並列ユニット3内に並列された単心光ファイバ心線4の共通接線から一次光ファイバテープ並列ユニット3の被覆外周面までの距離を表し(単位:mm)、tは一次光ファイバテープ並列ユニット3の被覆外周面から前記二次光ファイバテープ並列ユニット2の被覆外周面までの距離を表している。また、図示していないが、本明細書では、一次光ファイバテープ並列ユニット3を形成する被覆材のヤング率(単位MPa)をE、二次光ファイバテープ並列ユニット2の被覆材のヤング率をEとして表す。これらのt、t、E、E、は、後述するw、w2と並んで、本発明にかかる光ファイバテープ心線を特定する重要なファクターとして使用するものである。
図2は、一次光ファイバテープ並列ユニット3が4心の単心光ファイバ心線4から構成されており、二次光ファイバテープ並列ユニット2が2枚の一次光ファイバテープ並列ユニット3から構成されている8心光ファイバテープ心線10を示しており、紙やすり、複数の小突起が立設した凹凸部を使い分けることによって、順次、8心光ファイバテープから2枚の4心光ファイバテープ心線への分離、4心光ファイバテープ心線から4本の単心光ファイバ心線への分離が可能となっている。
図3は、一次光ファイバテープ並列ユニット3が2心の単心光ファイバ心線4から構成されており、二次光ファイバテープ並列ユニット2が4枚の一次光ファイバテープ並列ユニット3から構成されている8心光ファイバテープ心線20を示しており、紙やすり、複数の小突起が立設した凹凸部を使い分けることによって、順次、8心光ファイバテープから4枚の2心光ファイバテープ心線への分離、2心光ファイバテープ心線から2本の単心光ファイバ心線への分離が可能となっている。
図4は、一次光ファイバテープ並列ユニット3が4心の単心光ファイバ心線4から構成されており、二次光ファイバテープ並列ユニット2が3枚の一次光ファイバテープ並列ユニットから構成されている12心光ファイバテープ心線30を示しており、紙やすり、複数の小突起が立設した凹凸部を使い分けることによって、順次、12心光ファイバテープから3枚の4心光ファイバテープ心線への分離、4心光ファイバテープ心線から4本の単心光ファイバ心線への分離が可能となっている。
いずれも、複数の一次光ファイバテープ並列ユニットが互いに接した状態で配列されているが、実用上、必ずしも、接して配列されている必要はなく、図5に示すように、複数の一次光ファイバテープ並列ユニットが、お互いにある距離をおいて配列されていても構わない。
表1は、2心×2に分離可能な光ファイバテープ心線(図1)の一次光ファイバテープ並列ユニット(2心光ファイバテープ心線)の被覆材料のヤング率および肉厚を色々な水準で変化させて試作し、その一次光ファイバテープ並列ユニットの単心光ファイバテープへの分離性および分離作業中に発生する伝送損失増加量を測定した結果を示している。
分離性の評価の方法を下記に示す。
2心×2に分離可能な光ファイバテープ心線(図1)の一次光ファイバテープ並列ユニット(2心光ファイバテープ心線)の中間部において、被覆表面上を、1回、#400の紙やすりで押圧通過させた後、複数の小突起が立設した凹凸部(実験に使用したのは、主に面ファスナに使用されている市販の突起物)を押圧通過させ、単心光ファイバ心線に分離するまでの時間を測定した。
評価規準としては、30秒以内に単心分離可能な場合を◎、30秒を超えて60秒以内に分離可能な場合を○、60秒を超える場合、もしくは、60秒以内に分離可能でも、単心光ファイバ心線に外傷を与える等の不具合が生じた場合は×とした。
また、分離作業中の挿入損失増加量についても評価を行った。分離作業中の挿入損失増加量が0.5dBを超えない場合を◎、0.5dB以上1.0dB未満を○、1.0dB以上の挿入損失増加が生じた場合は、実使用時に重大な通信障害を引き起こす可能性があると判断して、×とした。
一次光ファイバテープ並列ユニット内に並列された前記単心光ファイバ心線の共通接線から被覆外周面までの距離をt(mm)、一次光ファイバテープ並列ユニットを形成する被覆材のヤング率(単位MPa)をEとした場合、Eの値が1の場合、30秒以内での単心光ファイバ心線への分離が可能であったが、若干の挿入損失増加が認められた。但し、その増加量は0.5dB以上1.0dB未満であった。
の値が10の場合、30秒以内での単心光ファイバ心線への分離が可能であり、挿入損失の増加もほとんど認められず、0.5dB未満であり、今回の水準の中で最良の実施例であった。

なお、ヤング率Eは、一次光ファイバテープ並列ユニットを形成する被覆材にAir中で1.0J/cm2のUV光を照射し、230±50μm厚さのシートを作製し、チャック間隔80mm±5mmで引張速度は50mm / minとし、JIS K7113に従い試験した。引張破断強度の計算はJIS K7113に従った。
の値が20の場合、分離作業中の挿入損失の増加はほとんど認められなかったが、分離作業に若干時間が必要であった。但し、60秒以内での単心光ファイバ心線への分離が可能であった。
の値が21.5の場合、分離作業中の挿入損失の増加はほとんど認められなかったが、分離作業に60秒を超える時間が必要であり、実用的ではないと判断した。
の値が0.5の場合、単心光ファイバ心線への分離性については、今回の水準の中で最も早く分離することが可能であったが、分離後の単心光ファイバ心線の表面を顕微鏡にて観察したところ、紙ヤスリによると推測される線状の傷が確認された。このような光ファイバテープ心線を使用したケーブルを実際に敷設した場合、空気中に存在する湿気が単心光ファイバ心線の表面上の傷から進入し、最悪の場合、挿入損失の増加を招く。また、この水準では、分離作業中に1.0dB以上の挿入損失増加が認められた。この場合、実使用上、重大な通信障害を引き起こす可能性があるため、総合評価で×と判断した。表1に示すように、1≦E≦20を満たす場合に、分離性が良く、かつ損失増加が小さい良好な結果が得られた。
表2は、2心×2に分離可能な光ファイバテープ心線(図1)の二次光ファイバテープ並列ユニットの被覆材料のヤング率および肉厚を色々な水準でふって試作し、その光ファイバテープの単心光ファイバテープへの分離性および分離作業中に発生する伝送損失増加量を測定した結果を示している。
ここで、一次光ファイバテープ並列ユニット内に並列された前記単心光ファイバ心線の共通接線から被覆外周面までの距離をt(mm)、一次光ファイバテープ並列ユニットを形成する被覆材のヤング率(単位MPa)をEは、1≦E≦20となるものを選択している。
分離性の評価の方法を下記に示す。
2心×2に分離可能な光ファイバテープ心線の二次光ファイバテープ並列ユニットの中間部において、被覆表面上を、複数の小突起が立設した凹凸部(実験に使用したのは、主に面ファスナに使用されている市販の突起物)を押圧通過させ、一次光ファイバテープ並列ユニットに分離するまでの時間を測定した。
評価規準としては、30秒以内に2枚の一次光ファイバテープ並列ユニット(2心テープ)に分離可能な場合を◎、30秒を超えて60秒以内に分離可能な場合を○、60秒を超える場合、もしくは、60秒以内に分離可能でも、単心光ファイバ心線に外傷を与える等の不具合が生じた場合は×とした。
また、分離作業中の挿入損失増加量についても評価を行った。分離作業中の挿入損失増加量が0.5dBを超えない場合を◎、0.5dB以上1.0dB未満を○、1.0dB以上の挿入損失増加が生じた場合は、実使用時に重大な通信障害を引き起こす可能性があると判断して、×とした。
一次光ファイバテープ並列ユニットの被覆外周面から前記二次光ファイバテープ並列ユニットの被覆外周面までの距離をt、二次光ファイバテープ並列ユニットの被覆材のヤング率をEとした場合、Eの値が0.3の場合、30秒以内での一次光ファイバテープ並列ユニット(2心テープ)への分離が可能であったが、若干の挿入損失増加が認められた。但し、その増
加量は0.5dB以上1.0dB未満であった。
の値が2の場合、30秒以内での一次光ファイバテープ並列ユニットへの分離が可能であり、挿入損失の増加もほとんど認められず、0.5dB未満であり、今回の水準の中で最良の実施例であった。
なお、ヤング率Eは、ヤング率Eと同様、二次光ファイバテープ並列ユニットの被覆材にAir中で1.0J/cm2のUV光を照射し、230±50μm厚さのシートを作製し、チャック間隔80mm±5mmで引張速度は50mm / minとし、JIS K7113に従い試験した。引張破断強度の計算はJIS K7113に従った。
2の値が10の場合、分離作業中の挿入損失の増加はほとんど認められなかったが、分離作業に若干時間が必要であった。但し、60秒以内での一次光ファイバテープ並列ユニットへの分離が可能であった。E2の値が10.5の場合、分離作業中の挿入損失の増加はほとんど認められなかったが、分離作業に60秒を超える時間が必要であり、実用的ではないと判断した。
の値が0.2の場合、一次光ファイバテープ並列ユニット(2心テープ)への分離性については、各一次光ファイバテープ並列ユニットに分離する前に、片方の一次光ファイバテープ並列ユニットが単心光ファイバ心線に分離する場合が確認され、実用上問題ありと判断した。また、この水準では、分離作業中に1.0dB以上の挿入損失増加が認められた。この場合、実使用上、重大な通信障害を引き起こす可能性があるため、総合評価で×と判断した。表2に示すように、0.3≦E2≦10を満たす場合に、分離性が良く、かつ損失増加が小さい良好な結果が得られた。
発明者らは、Eの値が0.2の場合、二次光ファイバテープ並列ユニットが一次
光ファイバテープ並列ユニットに分離する前に、片方の一次光ファイバテープ並列ユニッ
トが単心光ファイバ心線に分離することについて、更なる評価を続けた結果、
1≦E≦20かつ
0.3≦E2≦10
が成り立つ水準においても、E≦E2の場合のみ、二次光ファイバテープ並列
ユニットが一次光ファイバテープ並列ユニットに分離する前に、片方の一次光ファイバテ
ープ並列ユニットが単心光ファイバ心線に分離することを確認した。
従って、分離性が良く、かつ損失増加が小さい良好な結果が得られる範囲は、
1≦E≦20かつ
0.3≦E2≦10かつ (条件1)
E>E2
となる結論に達した。


表1は、2心光ファイバテープ心線を、ヤスリ1回+メッシュを使用して分離した場合のE1の値と一次光ファイバテープ並列ユニットから単心光ファイバ心線への分離性と損失の関係を示す表である。表中の※1は、容易に分離可能ではあるが、単心光ファイバ心線表面に傷を付けてしまうという結果となった。※2は、分離作業中に、1.0dB以上の損失増加があり、※3では、分離作業が60秒以内に終了しなかった。


表2は、2心×2に分離可能な光ファイバテープ心線を、メッシュのみを使用して分離した場合の、E22の値と二次光ファイバテープ並列ユニットから一次光ファイバテープ並列ユニットへの分離性と損失増加の関係を示す表である。表中の※1では、容易に分離可能ではあるが、一次光ファイバ並列ユニットへ分離する前に、単心光ファイバ心線に分離してしまうことがある。※2では、分離作業中に、1.0dB以上の損失増加する場合ある。また、※3では、分離作業が60秒以内に終了しなかった。
更に発明者らは、一次光ファイバ並列ユニットおよび二次光ファイバ並列ユニットの被覆材料の肉厚t、t2に着目して、研究を進めた。発明者らは、条件1の範囲内で、t、t2の水準を変化させて、2心×2に分離可能な光ファイバテープ心線(図1)の試
作を行い、二次光ファイバテープ心線並列ユニットから一次光ファイバテープ心線並列ユニットへの分離性、および一次光ファイバテープ並列ユニットから単心光ファイバ心線への分離性、分離作業中の挿入損失増加量、単心光ファイバ心線への紙やすりによる傷の付加に関して、評価を行った。評価方法および評価基準については、表1および2と同様である。また、EおよびE2については、1≦E≦20、0.3≦E2≦10、および E>E2を満たすものを選択した。
評価結果を表3および4に示す。以上の評価の結果、
0.0025mm≦t<0.025mmかつ
0.0025mm≦t2<0.025mm
の関係が成り立つ時、分離性、分離作業中の挿入損失増加量、単心光ファイバ心線への紙やすりによる傷の付加に関して、最良の結果を得ることを突き止めた。


表3は、2心光ファイバテープ心線をヤスリ1回+メッシュを使用して分離した場合の、tの値と一次光ファイバテープ並列ユニットから単心光ファイバ心線への分離性と損失増加の関係を示す表である。


表4は、2心×2に分離可能な光ファイバテープ心線をメッシュのみを使用して分離した場合の、t2の値と二次光ファイバテープ並列ユニットから一次光ファイバテープ並列ユニットへの分離性及び損失増加の関係を示す表である。
また、図1から図5に示すいずれの実施例についても、発明者らは試作し、分離作業性を評価したが、全て既述の通りの結果が得られた。
また、今回試作した図1から図5に示すいずれの実施例に対しても、上述した特定の機能を備えた光ファイバテープ心線分離工具を使用することにより、二次光ファイバテープ心線並列ユニットから一次光ファイバテープ心線並列ユニットへの分離性、および一次光ファイバテープ並列ユニットから単心光ファイバ心線への分離性、分離作業中の挿入損失増加量、単心光ファイバ心線への紙やすりによる傷の付加に関して、全く問題ないことを突き止めた。
A−2 その他の実施例1
図10に示すような従来の光ファイバテープ心線の構造では、単純に単心光ファイバ心線への分離が可能ということだけで、実際に光ファイバテープ心線が使用される形態であるスロット型光ファイバケーブルに落とし込む場合に、光ファイバテープ心線側面が製造ラインに接触することにより削れてしまい、最悪の場合、その段階で単心に分離する可能性がある。
そこで、図6に示すように側面に厚みwを設けた肉厚化部7、8を設けた構造の4心×2に分離可能な8心光ファイバテープ心線50を試作し、その効果について検証した。具体的には、光ファイバテープ心線の横断面において、一次光ファイバテープ並列ユニット3の相対する2つの短辺側に位置する被覆表面のうち、互いに接していない側の被覆表面52と、二次光ファイバテープ並列ユニット2の相対する2つの短辺側に位置する被覆表面51との距離wの異なるものを制作し、評価した。図6(a)はエッジが矩形状態に近い形状の光ファイバテープ心線を示し、(b)は、通常使用されるエッジが丸みを帯びた形状の光ファイバ心線を示す。(b)に示すように、丸みを帯びている場合には、距離wは、第2次光ファイバテープ並列ユニットの短辺側の接線51から、第1次ファイバテープ並列ユニットの短辺側の接線52までの距離で表される。
表5では、距離wが、0.005mmから0.05mmである光ファイバテープ心線を試作し、光ファイバテープ心線の製造性、ケーブルへのテープ落とし込み後のテープ側面の「削れ」を評価した。
なお、EおよびE2については、
1≦E≦20、0.3≦E2≦10、および E>E2
を満たすものを選択した。
wが0.005mmの場合、光ファイバテープ心線の製造上、全く問題はないが、この光ファイバテープ心線を使用して試作したケーブルから、光ファイバテープ心線を抜き取り、光ファイバテープ心線側面の削れを観察したところ、断続的な削れが確認され、実用的では無いと判断した。
wが0.01mm、0.03mmおよび0.045mmの場合、光ファイバテープ心線の製造性、ケーブルへのテープ落とし込み後のテープ側面の削れともに、全く問題なく、今回の水準の中で最良の実施例であった。
wが0.05mmの場合、厚肉化部が非常に厚くなりすぎ、光ファイバテープ心線製造時に、厚肉化部が下方に垂れ下がる現象が確認された。これは、通常、光ファイバテープ心線の被覆材料としては、例えば、エポキシアクリレート樹脂、ポリブタジエンアクリレート樹脂、シリコーンアクリレート樹脂等の紫外線硬化型樹脂が使用されており、製造ラインでは、既述の紫外線硬化型樹脂を並列した複数本の単心光ファイバ心線、この場合は、並列した2枚の4心一次光ファイバテープ並列ユニットへ塗布後、紫外線照射機にて、塗布した紫外線硬化型樹脂を硬化させているが、本水準の場合、塗布した紫外線硬化型樹脂の量が多く、紫外線照射機により硬化する前に、塗布した紫外線硬化型樹脂が重力の作用により、垂れ下がったものと考えられる。従って、本水準は光ファイバテープ心線自体の製造性に問題があり、実用的では無いと判断した。従って、本水準の光ファイバテープ心線を使用したケーブルの試作は行っていない。
以上の実験結果および考察より、1≦E≦20、0.3≦E2≦10、および E>E2を満たしつつ、wの値が0.01mm以上0.05mm未満である時、容易に所望の心数の光ファイバ心線へ分離することが可能な上に、テープの製造性、ケーブルへのテープ落とし込み後のテープ側面の削れに問題がないことを突き止め、その効果を確認した。
表5は、光ファイバテープ心線の側面厚肉を変えて、テープ製造性及びテープ側面削れの観点から測定評価した結果を示すものである。4心×2に分離可能な8心光ファイバテープを使用してデータの測定評価を行った。表中の※1では、wが0.05mm以上の場合、光ファイバテープ心線製造時に、厚肉化部が重力の影響で、下方に垂れ下がる現象が確認された。
また、上記光ファイバテープ心線側面に厚肉化部を設けたタイプのものは、一次光ファイバテープ並列ユニットおよび二次光ファイバテープ並列ユニットの心線数に関係なく、本発明の光ファイバテープ心線の構造および材料の特性の範囲であれば、上述した方法で、二次光ファイバテープ並列ユニットから一次光ファイバテープ並列ユニットへの分離、および、一次光ファイバテープ並列ユニットから単心光ファイバ心線への分離が、支障なく可能であることは言うまでもない。
A−3 その他の実施例3
次に、テープ心線の側圧特性(ケーブル化した際の高温損失の増加)を向上させる観点から、図7に示すように、最も外側の一次光ファイバテープ並列ユニット3の短辺側52からもっとも近い前記単心光ファイバ心線4までの距離w2を変化させて、その影響を調べた。w2は、最外部に配置された単心光ファイバ心線の一次光ファイバテープの厚さ方向の接線53と、一次光ファイバテープ並列ユニット3の相対する2つの短辺側に位置する被覆外側表面52との距離として定義される。
図7(a)、(b)は、図6と同じように、(a)はエッジが矩形状態に近い形状の光ファイバテープ心線を示し、(b)は、一般的な形状であるエッジが丸みを帯びた形状の光ファイバ心線を示す。丸みを帯びている場合には、距離w2は、単心光ファイバ心線の接線53と第一次光ファイバテープ並列ユニット3の短辺側の接線52までの距離で表される。
表6は、W2を0.005mmから0.05mmまでの間で各種厚さに変化させた場合のテープの製造性及び側圧特性を示す表である。
w2が0.05mmの場合(※1)、wの場合と同様に厚肉化部が厚くなりすぎ、光ファイバテープ心線製造時に、厚肉化部が下方に垂れ下がる現象が確認された。これは、wの場合と同様の原因によるものと考えられる。
従って、本水準は光ファイバテープ心線自体の製造性に問題があり、実用的では無いと判断した。以上の理由で、w2が0.05mmの光ファイバテープ心線を使用したケーブルの試作は行っていない。尚、側圧特性は第二次光ファイバテープ並列ユニット2をケーブルへ落とし込んだ後、高温試験を行い、このときの損失増加レベルで評価した。また、高温試験は、ケーブルをドラムに巻いた状態で恒温試験槽に投入し、+70℃で6時間以上保持した後に損失増加を測定した。また、高温試験における損失増加レベル(※2)の許容範囲は、1以下である。
表6からわかるように、製造性については、w2=0.05以外は問題がないものの、w2=0.005mmでは、高温損失レベルが高い。従って、w2は、0.01mm以上0.05mm未満が望ましいということが判明した。特に、w2=0.03mm〜0.46mmの範囲近傍がより好ましい。尚、図7の例では、4枚の一次光ファイバテープユニット3のうち、もっとも外側に配列された左右の2枚の外側にのみ、肉厚の幅w2を設けている。中央に配置された2枚の一次光ファイバテープ並列ユニットについては、肉厚部の有無は問題とならない。
このように一次光ファイバテープ並列ユニットに肉厚の幅w2を設けることにより、光テープ心線の短辺側の両側面が肉厚となるため、テープ側面の削れの防止とともに、高温損失増加を抑制することも可能となる。
図8に、幅w2に関する他の実施例を示す。図8では、4枚の一次ファイバテープ並列ユニットのうち、最も外側に配列した左右2枚の両側に肉厚部分を設けている。この場合には、最も外側に配列される一次光ファイバテープ並列ユニット内に、2本の単心の光ファイバ心線が中央に配列されるので、図7の形状よりは寸法安定性が向上するという利点がある。
図9に、幅w2に関するさらに他の実施例を示す。図9では、二次光ファイバテープ並列ユニットの両側面に肉厚部wを設けるとともに、さらに一次ファイバテープ並列ユニットの最も外側に配列された左右2枚の一次光ファイバテープ並列ユニットの両側にも肉厚部w2を設けている。これにより、テープ側面の削れの防止及び高温損失増加を抑制する効果をより確実に得ることが可能となる。
本発明によって、紙やすりおよび複数の小突起が立設した凹凸部を使い分けることによって、重大な通信障害を起こすことなく、安全かつ容易に光ファイバテープ心線を所望の心数へ分離することが可能となった。また、今回発明した光ファイバテープ心線の側面に厚肉化部を設けることにより、光ファイバテープ心線側面の削れを発生させることなく、ケーブルへのテープ落とし込みを行うことが可能となった。
2心×2に分離可能な4心光ファイバテープ心線の断面構造である。 4心×2に分離可能な8心光ファイバテープ心線の断面構造である。 2心×4に分離可能な8心光ファイバテープ心線の断面構造である。 4心×3に分離可能な12心光ファイバテープ心線の断面構造である。 2心×4に分離可能な8心光ファイバテープ心線(一次光ファイバテープ並列ユニットが互いに接触していない例)の断面構造である。 光ファイバテープ心線の側面に厚肉化部を設けた4心×2の光ファイバテープ心線の断面構造である。(a)はエッジが比較的矩形に近い光ファイバテープ心線の場合のwの幅を示し、(b)はエッジが丸みを帯びている場合の幅wを示す図である。 本発明の他の実施例を説明するための8心光ファイバテープ心線の断面図である。 図7に示す他の実施例の変形例を示す8心光ファイバテープ心線の断面図である。 図7に示す他の実施例のさらに他の変形例を示す8心光ファイバテープ心線の断面図である。 従来の光ファイバテープ心線の断面構造である。 光ファイバテープ心線分離工具の1つの例を示す図である。
符号の説明
1 光ファイバテープ心線
2 二次光ファイバテープ並列ユニット
3 一次光ファイバテープ並列ユニット
4 単心光ファイバ心線
5 単心光ファイバ心線の共通接線
6 一次光ファイバテープ並列ユニットの被覆外周面から前記二次光ファイバテープ並列
ユニットの被覆外周面までの距離
7、8 厚肉化部

Claims (6)

  1. 単心光ファイバ心線を複数本横一列に配列し、その外周に一括被覆を施して形成される一次光ファイバテープ並列ユニットを、少なくとも2枚横一列に配列し、その外周に一括被覆を施して形成される二次光ファイバテープ並列ユニットからなる光ファイバテープ心線であって、
    前記一次光ファイバテープ並列ユニット内に並列された前記単心光ファイバ心線の共通
    接線から被覆外周面までの距離をt(mm)、一次光ファイバテープ並列ユニットを形
    成する被覆材のヤング率(単位MPa)をE、一次光ファイバテープ並列ユニットの被
    覆外周面から前記二次光ファイバテープ並列ユニットの被覆外周面までの距離をt、二
    次光ファイバテープ並列ユニットの被覆材のヤング率をEとした時、
    1≦E≦20、
    0.3≦E2≦10、および
    >E2
    の関係が成り立ち、複数の所定の小突起が立設した凹凸部を、前記二次光ファイバテープ
    並列ユニットの被覆外周面上を押圧通過させると、二次光ファイバテープ並列ユニットが
    、複数の一次光ファイバテープ並列ユニットに分離することが可能である光ファイバテー
    プ心線。
  2. 前記一次光ファイバテープ並列ユニットの被覆上を、JIS R6001に規定する♯320以上#2000以下の紙やすりで、少なくとも1回以上押圧通過させることにより、前記一次光ファイバテープ並列ユニットが、複数の単心光ファイバ心線に分離することが可能である、請求項1に記載の光ファイバテープ心線。
  3. 前記一次光ファイバテープ並列ユニットの被覆上を、JIS R6001に規定する♯320以上#2000以下の紙やすりで、少なくとも1回以上押圧通過させ、更に、同一箇所を、複数の小突起が立設した凹凸部で、少なくとも1回以上押圧通過することにより、前記一次光ファイバテープ並列ユニットが、複数の単心光ファイバ心線に分離することが可能である、請求項1に記載の光ファイバテープ心線。
  4. 上記光ファイバテープ心線であって、
    0.0025mm≦t<0.025mm、および
    0.0025mm≦t2<0.025mm
    の関係が成り立つことを特徴とする、請求項1から3のいずれか1項に記載の光ファイバテープ心線。
  5. 光ファイバテープ心線の横断面において、一次光ファイバテープ並列ユニットの相対する2つの短辺側に位置する被覆表面と、二次光ファイバテープ並列ユニットの相対する2つの短辺側に位置する被覆表面との距離が、0.01mm以上0.05mm未満であることを特徴とする、請求項1から4の何れか1項に記載の光ファイバテープ心線。
  6. 光ファイバテープ心線の横断面において、前記一次光ファイバテープ並列ユニット内に並列された前記単心光ファイバ心線のうち、最外部に配置された単心光ファイバ心線の前記一次光ファイバテープの厚さ方向の接線と、一次光ファイバテープ並列ユニットの相対する2つの短辺側に位置する被覆表面との距離が、0.01mm以上0.05mm未満であることを特徴とする請求項1から5の何れか1項に記載の光ファイバテープ心線。
JP2006271715A 2005-10-04 2006-10-03 光ファイバテープ心線 Pending JP2007128058A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006271715A JP2007128058A (ja) 2005-10-04 2006-10-03 光ファイバテープ心線

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005291239 2005-10-04
JP2006271715A JP2007128058A (ja) 2005-10-04 2006-10-03 光ファイバテープ心線

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007128058A true JP2007128058A (ja) 2007-05-24

Family

ID=38150723

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006271715A Pending JP2007128058A (ja) 2005-10-04 2006-10-03 光ファイバテープ心線

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007128058A (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03150510A (ja) * 1989-11-08 1991-06-26 Fujikura Ltd 分割型光ファイバテープ心線の製造方法
JPH10319251A (ja) * 1997-05-15 1998-12-04 Mitsubishi Cable Ind Ltd 光ファイバテープの単心分離工具
JP2002090590A (ja) * 2000-09-12 2002-03-27 Sumitomo Electric Ind Ltd 光ファイバテープ心線及びその製造方法
JP2005010310A (ja) * 2003-06-17 2005-01-13 Sumitomo Electric Ind Ltd 光ファイバテープ心線の分岐方法および光ファイバテープ心線の分岐工具ならびに光ファイバテープ心線
JP3664254B2 (ja) * 2002-11-06 2005-06-22 住友電気工業株式会社 光ファイバテープ心線及びその製造方法
JP2005215046A (ja) * 2004-01-27 2005-08-11 Fujikura Ltd 分割型テープ心線およびこの分割型テープ心線を用いた光ファイバテープコード、並びに前記分割型テープ心線を用いた光ファイバケーブル

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03150510A (ja) * 1989-11-08 1991-06-26 Fujikura Ltd 分割型光ファイバテープ心線の製造方法
JPH10319251A (ja) * 1997-05-15 1998-12-04 Mitsubishi Cable Ind Ltd 光ファイバテープの単心分離工具
JP2002090590A (ja) * 2000-09-12 2002-03-27 Sumitomo Electric Ind Ltd 光ファイバテープ心線及びその製造方法
JP3664254B2 (ja) * 2002-11-06 2005-06-22 住友電気工業株式会社 光ファイバテープ心線及びその製造方法
JP2005010310A (ja) * 2003-06-17 2005-01-13 Sumitomo Electric Ind Ltd 光ファイバテープ心線の分岐方法および光ファイバテープ心線の分岐工具ならびに光ファイバテープ心線
JP2005215046A (ja) * 2004-01-27 2005-08-11 Fujikura Ltd 分割型テープ心線およびこの分割型テープ心線を用いた光ファイバテープコード、並びに前記分割型テープ心線を用いた光ファイバケーブル

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TW200422685A (en) Optical fiber ribbon and optical fiber cable using the same
JP2016075746A (ja) 間欠型光ファイバテープ心線及びその製造方法
JP6273847B2 (ja) 光ファイバおよび光ケーブル
JP2009163045A (ja) 光ファイバテープ心線およびその分割方法
JP2014219496A (ja) 光ファイバテープ心線及び光ファイバケーブル
US11415769B2 (en) Intermittent connection-type optical fiber tape core wire, optical fiber cable, and method for manufacturing intermittent connection-type optical fiber tape core wire
WO2005101080A1 (ja) 光ファイバテープユニット及び光ファイバケーブル
JP2006053346A (ja) 光ファイバ素線及び光ファイバテープ心線
JP5721686B2 (ja) 光ファイバテープ心線及び光ファイバケーブル
JP4094630B2 (ja) 光ファイバテープの単心分離方法
JP4249202B2 (ja) 光ファイバテープおよび光ケーブル
JP4850732B2 (ja) 光ファイバテープおよび光ケーブル
JP2016001338A (ja) 光ファイバテープ心線及び光ファイバケーブル
JP2005043877A (ja) 光ファイバケーブル
US20220252809A1 (en) Optical fiber tape core wire, optical fiber cable, and method of manufacturing optical fiber tape core wire
JP2007128058A (ja) 光ファイバテープ心線
JP2005037936A (ja) 光ファイバケーブル
JP2006208940A (ja) 光ファイバテープおよび光ケーブル
JP2005352510A (ja) 光ファイバテープユニット及び光ファイバケーブル
JP6534953B2 (ja) 光ファイバテープ心線、光ファイバテープ心線の分離方法
JP2005222080A (ja) 光ファイバテープ心線及び光ファイバテープ心線の製造方法
JP2005292518A (ja) 光ファイバテープユニット及び光ファイバケーブル
US20230393350A1 (en) Optical fiber ribbon and method for manufacturing optical fiber ribbon
JP2006301531A (ja) 光ファイバテープ、光ケーブルおよび光ファイバテープの単心分離方法
JP4687466B2 (ja) 光ファイバテープ心線の分離工具および分離方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090803

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110427

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110506

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110705

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110902

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111125

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20111201

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20120309