JP4687466B2 - 光ファイバテープ心線の分離工具および分離方法 - Google Patents

光ファイバテープ心線の分離工具および分離方法 Download PDF

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Description

本発明は光ファイバテープ心線の分離工具および分離方法に係り、例えばテープ心線から単心の光ファイバ心線を単心分離することができる光ファイバテープ心線の分離工具および分離方法に関するものである。
近年、FTTH等の普及により多心の光ファイバテープ心線を用いる要求が強くなっている。このような光ファイバテープ心線を最終的に端末に配線して接続する際には、光ファイバテープ心線を構成している光ファイバ心線に単心分離する作業が頻繁に行われる。このため、種々の光ファイバテープ心線の分離工具が提案されている(例えば特許文献1、2、3参照)。
図11に示すように、特許文献1に記載の光ファイバテープ心線の分離工具100では、基端部がヒンジ105で連結されて開閉可能な1対のアーム101、102を設け、このアーム101、102の先端部にそれぞれ支持部103、103を設けた。両支持部103、103の対向する面にそれぞれ鑢板104、104を取り付け、アーム101、102の開閉に伴って両鑢板104、104が互いに接近・離反可能となっている。
従って、アーム101、102を閉じることにより、支持部103に設けられている上下の鑢板104で光ファイバテープ心線106を厚さ方向から一定の押付力で挟持し、この状態で分離工具100を光ファイバテープ心線106の長手方向に相対的にスライド移動させる。これにより、テープ心線106の外被を傷つけて、テープ心線106を構成している光ファイバ心線を単心分離するようにしている。
図12(A)および(B)には、特許文献2に記載の光ファイバテープ心線の分離工具110が示されている。なお、図12(A)では、4心のテープ心線113aを2本の2心テープ心線113bに分離する状態を示し、図12(B)では、2心のテープ心線113bを2本の光ファイバ114に単心分離する状態を示している。従って、4心のテープ心線113aは、2段階を経て単心の光ファイバ114に分離されることになる。
この光ファイバテープ心線の分離工具110では、下側のベース111の先端部に4心のテープ心線113aを位置決めして支持するための第1支持溝115が設けられており、第1支持溝115の中央部には2心のテープ心線113bを位置決めして支持する第2支持溝116が設けられている。一方、上側のベース112の先端部には、分離刃117が下向きに設けられ、この分離刃117の左右両側には分離刃117の突出量を調整するための調節ピン118が設けられている。
従って、まず第1段階では、ベース111、112を閉じることにより、分離刃117によって支持溝115、116に支持された光ファイバテープ心線113における中央部に対して切り込みを与え、4心のテープ心線113aを2本の2心テープ心線113bに分離する。次に、第2段階では、2心テープ心線113bの中央部に対して切り込みをいれ、2心テープ心線113bを2本の光ファイバ114に分離して、2段階で単心分離するようになっている。
図13に示すように、特許文献3に記載の光ファイバテープ心線の分離工具120では、ベース121の上面121aの左右両端部にテープ心線122を把持するクランプ123、123が設けられている。また、ベース上面121aの左右両端部には、支柱124、124が設けられており、両支柱124、124間にはガイドバー125が設けられている。ガイドバー125には、スライダ126が移動自在に設けられており、スライダ126にはしごき部材127が取り付けられている。
従って、テープ心線122を左右のクランプ123、123により固定し、スライダ126をガイドバー125に沿って移動させることにより、スライダ126の下側に設けられているしごき部材127によりテープ心線122のテープ被覆を除去して、単心の光ファイバに分離するようになっている。
特開平10−319251号公報 特開2004−70060号公報 特開2004−287235号公報
ところで、特許文献1に記載された光ファイバテープ心線の分離工具100では、鑢板104による外被の除去が、光ファイバテープ心線106の幅方向で偏って、各光ファイバが同時に分離されない場合がある。この場合には、分離していない部分の残った外被を除去するために鑢板104と光ファイバテープ心線106との相対移動を引き続き行うために、既に単心に分離された光ファイバを鑢板104で過剰に擦ってしまって傷つけてしまう虞があった。
また、特許文献2に記載された光ファイバテープ心線の分離工具110では、分離刃117とテープ心線113の相対的位置が所定の位置からずれたり、あるいは光ファイバテープ心線113の多心化に伴って光ファイバテープ心線113に含まれる光ファイバ114のピッチがその長手方向でずれて製造されているような場合がある。このような場合には、光ファイバ114が傷ついてしまう虞がある。さらに、単心分離時に光ファイバ114に微小な曲げが生じることにより、活線状態での分離が困難となるという不都合があった。
また、特許文献3に記載された光ファイバテープ心線の分離工具120では、テープ心線122の外被と光ファイバの着色層との中間のヤング率を有するしごき部材127によりしごく場合に、テープ心線122としごき部材127との間で応力集中が発生する箇所が無いと、テープ心線122としごき部材127との間で滑りが発生し、容易に単心分離することが出来ないという不都合があった。
本発明は、前述した問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、光ファイバ心線に損傷をあたえずに効率よく、且つ確実に光ファイバを単心分離することができる光ファイバテープ心線の分離工具および分離方法を提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明にかかる光ファイバテープ心線の分離工具の第1の特徴は、複数本の光ファイバ心線を外被により一体化した光ファイバテープ心線を光ファイバ心線に単心に分離する分離工具であって、
前記光ファイバテープ心線の一方の面に当接する第一当接部と、他方の面に当接する第二当接部とを有するとともに、
前記第一および第二当接部はそれぞれ前記光ファイバテープ心線に当接する面に二次元状に配置され断面が略円形の複数の突起からなる高分子樹脂製突起群を有しており、
前記光ファイバテープ心線の両面に前記第一当接部及び第二当接部を当接させ、前記光ファイバテープ心線を長手方向にしごいて前記外被を除去可能な構造であり、しごき方向と直交する方向に等間隔に配置された前記突起の列が、しごき方向に等間隔且つ互いに平行に複数列配置され、さらに、しごき方向と直交する方向に隣接する前記突起間の隙間間隔が前記光ファイバ心線の直径よりも大きく且つ任意の前記突起の断面の中心と、前記突起が含まれる前記突起列の隣の前記突起列のうちの最も近接する突起の断面の中心とを結んだ直線と、前記しごき方向と直交する直線とがなす角度(θ)がほぼ一定であり、しかし、しごき方向と直交する方向に隣接する突起列をずらすことによって、前記しごき方向に隣接する2つの突起列の突起をしごき方向と直交する線上に投影したときの隣接する2つの突起間の隙間間隔が、しごき方向からみたときに、前記光ファイバ心線が突起間に落ち込まないように、いずれも前記光ファイバ心線の径以下に設定され、且つ、DTを突起の断面の直径、DFを光ファイバ心線の直径としたときに、下式を満足することを特徴とする光ファイバテープ心線の分離工具。
tan-1{PL/(DT+DF)}≦θ≦tan-1(PL/DT)
ここで、PLはしごき方向に隣接する突起の間隔である。
このように構成された光ファイバテープ心線の分離工具においては、第1当接部および第2当接部に設けられている高分子樹脂製の略円形の複数の突起を光ファイバテープ心線の上下両面に当接させて、光ファイバテープ心線の長手方向にしごく。このため、従来の分離工具に比べて、光ファイバ心線に損傷を与えることなく効率よく、且つ確実に光ファイバテープ心線の外被を除去して光ファイバ心線を単心分離することができることになる。また、突起の断面を略円形としているので、光ファイバ心線が突起の間に落ち込んだ場合でも、光ファイバ心線を傷つけるのを防止することができる。
また、突起が、光ファイバテープ心線をしごき方向に等間隔で設けられるとともに、しごき方向に直交する方向にも等間隔で並列に複数列設けられているので、どの部分を用いても均一な分離性が得られる。
さらに、しごき方向と直交する方向に隣接する突起間の間隔が光ファイバ心線の外径よりも大きいので、分離効率が高くなり、分離作業時間を短縮することができる。また、任意の突起の断面の中心と、この突起が含まれる突起列のしごき方向隣の突起列のうちの最も近接する突起の断面の中心とを結んだ直線と、しごき方向と直交する直線とがなす角度(θ)が所定の範囲内となっている。すなわち、しごき方向に隣り合う突起列を所定範囲内でずらすので、単心分離された光ファイバ心線が突起15a間に押し込んで、突起15aに引っかかるのを防止することができる。
また、本発明にかかる光ファイバテープ心線の分離工具の第2の特徴は、上記本発明の第1の特徴において、前記突起の高さが前記光ファイバ心線の外径よりも大きいことにある。
このように構成された光ファイバテープ心線の分離工具においては、突起の高さが光ファイバ心線の外径よりも大きいので、単心分離された光ファイバ心線は突起の内側に入り込む。このとき、光ファイバ心線に側圧が加わらないため、ロス増を防止することができる。
このように構成された光ファイバテープ心線の分離工具においては、突起が、光ファイバテープ心線をしごき方向に等間隔で設けられるとともに、しごき方向に直交する方向にも等間隔で並列に複数列設けられているので、どの部分を用いても均一な分離性が得られる。
このように構成された光ファイバテープ心線の分離工具においては、しごき方向と直交する方向に隣接する突起間の間隔が光ファイバ心線の外径よりも大きいので、分離効率が高くなり、分離作業時間を短縮することができる。また、任意の突起の断面の中心と、この突起が含まれる突起列のしごき方向隣の突起列のうちの最も近接する突起の断面の中心とを結んだ直線と、しごき方向と直交する直線とがなす角度(θ)が所定の範囲内となっている。すなわち、しごき方向に隣り合う突起列を所定範囲内でずらすので、単心分離された光ファイバ心線が突起15a間に押し込んで、突起15aに引っかかるのを防止することができる。
また、本発明にかかる光ファイバテープ心線の分離工具の第の特徴は、上記本発明の第1またはのいずれかの特徴において、前記突起群と、前記突起群が設けられている基盤とが、前記高分子樹脂で一体に成形されており、且つ前記高分子樹脂がポリエチレンまたはPVCまたはポリプロピレンまたはナイロンまたは紫外線硬化型樹脂であることにある。
このように構成された光ファイバテープ心線の分離工具においては、突起と基盤とが、ポリエチレン、PVC、ポリプロピレン、ナイロン、紫外線硬化型樹脂等の高分子樹脂により一体的に設けられているので、突起の欠け等が生じにくく、強度の強い分離工具を得ることができる。また、製造コストを低減することができる。
また、本発明にかかる光ファイバテープ心線の分離方法の第の特徴は、上記本発明の第1から第のいずれかの特徴に記載の光ファイバテープ心線の分離工具を用いて、光ファイバテープ心線をしごき、前記光ファイバテープ心線の外被に傷を与えまたは外被を剥がして、前記光ファイバテープ心線を光ファイバ心線に単心分離することにある。
このように構成された光ファイバテープ心線の分離方法においては、上述した光ファイバテープ心線の分離工具を用いて光ファイバテープ心線の外被をしごくので、従来の分離方法に比して、光ファイバ心線に損傷を与えることなく、効率よく、且つ確実に光ファイバ心線を単心分離することができる。
本発明によれば、第1当接部および第2当接部に設けられている高分子樹脂製の略円形の複数の突起を光ファイバテープ心線の上下両面に当接させて、光ファイバテープ心線の長手方向にしごく。このため、従来の分離工具に比べて、光ファイバ心線に損傷を与えることなく効率よく、且つ確実に光ファイバテープ心線の外被を除去して光ファイバ心線を単心分離することができるという効果が得られる。
以下、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1(A)は本発明にかかる光ファイバテープ心線の分離工具の斜視図、図1(B)は突起の配置を示す突起群の平面図、図1(C)は図1(B)の一部を拡大した拡大平面図、図2は光ファイバテープ心線の断面図、図3は突起の高さと間隔を示す説明図、図4は具体例の評価を示す表、図5は突起にポリエチレンを用いて突起の高さと幅を変化させた場合の分離性等の評価を示す表、図6は隣接する突起間の間隔と分離性との関係を示す表、図7(A)は突起間の隙間間隔が大きい場合を示す断面図、図7(B)は突起間の隙間間隔が小さい場合を示す断面図である。
図1(A)〜(C)に示すように、本発明の第1実施形態である光ファイバテープ心線の分離工具10は、複数本の光ファイバ心線11を外被12aにより一体化した光ファイバテープ心線(以後、「テープ心線」という。)12(図2参照)を、単心の光ファイバ心線11に分離するものである。そして、テープ心線12の一方の面に当接する第一当接部13と、他方の面に当接する第二当接部14とを有するとともに、第一および第二当接部13、14はそれぞれテープ心線12に当接する面に二次元状に配置された複数の突起15aからなる高分子樹脂製突起群15を植設した基盤シート16を貼着しており、テープ心線12の両面に基盤シート16を当接させた状態でテープ心線12の長手方向にしごくことによって外被12aを除去するようになっている。前記当接部の面に二次元上に配置された複数の突起の配置方法と突起形状は、第一当接部と第二当接部で同じであっても良く、また異なっていても良い。
図2に示すように、光ファイバ心線11は、コア部およびクラッド部からなるガラス部分11aの外側を、例えば紫外線硬化型樹脂(UV樹脂)等の樹脂製の被覆11bにより被覆し、最外層に着色層11cが設けられている。光ファイバ心線11の外径はDFであり、例えば、DF=0.25mmである。
テープ心線12は、例えば4本の光ファイバ心線11を、UV樹脂等の樹脂からなる外被12aによりテープ状に一体化したものであり、テープ厚はTである。なお、図2に示すように、テープ心線12の外被12aには、分離工具10によるしごきによって光ファイバ心線11を単心分離しやすくするために、隣接する光ファイバ心線11間に形成されている凹みに対応する位置に、テープ心線12の長手方向に沿って凹部11dが設けられているものもある(図2参照)。
図1(B)および(C)に示すように、基盤シート16の上に植設されている突起15aは、断面を略円形状とすることが望ましい。これにより、単心分離された光ファイバ心線11が突起15aと突起15aの間に落ち込んだ場合でも、ファイバ心線11に外傷を与えることを防ぐことができる。なお、図1(B)および(C)においては、突起15aの形状の一例として、円柱としたものが示されているが、完全な円柱ではなく、例えば突起の強度を増すために、円柱の根元部分を太らせる構造であっても良い。すなわち、上下の任意の位置における断面形状が、円形であればよい。
突起15aの先端は面形状を有しており、テープ心線12と面接触することにより接触面で圧力としごき力がテープ心線12の外被12aに加えられ、テープ心線12の外被12aと光ファイバ心線11の被覆11b(あるいは着色層11c)との間に剥離が生じる。このとき、図3に示すように、突起15aのエッジ部Eの周辺では応力集中が生じやすく、ここを基点としてテープ心線12の外被12aに亀裂が生じるので、テープ心線12の外被12aを除去して、光ファイバ心線を単心に分離することができる。なお、エッジ部EにRを設けるようにしてもよい。
突起15aは、しごき方向(図1(B)および(C)において上下方向)と直交する方向(図1(B)および(C)において左右方向)に等間隔PTで配置されて列17を形成しているのが望ましい。さらに、突起15aは、しごき方向に等間隔PLで配置されて列18を形成して形成しているのが望ましい。
このように、突起15aが、テープ心線12のしごき方向に等間隔PLで設けられるとともに、しごき方向に直交する方向にも等間隔PTで並列に複数列設けられているので、どの部分を用いても均一な分離性が得られる。
図3に示すように、突起15aの高さHは、光ファイバ心線11の外径DFよりも大きくするのが望ましい。すなわち、突起15aの高さHが光ファイバ心線11の外径DFよりも小さい場合には、突起15a間に落ち込んだ単心分離後の光ファイバ心線11は上下方向に挟まれて側圧を直接受け、ロス増や外傷の原因となる可能性がある。
このため、突起15aの高さHが光ファイバ心線11の外径DFよりも大きくすることにより、単心分離された光ファイバ心線11は突起15aの内側に入り込むことになる。これにより、過剰にしごいて光ファイバ心線11を傷つけるのを防止することができる。
しごき方向に直交する方向の間隔PT=1.0mm、しごき方向の間隔PL=1.0mm、突起の直径DT=0.5mm、突起の高さH=0.5mmとした場合について、種々の材質で突起群15を作成して分離性等を評価し、その結果を図4に示した。ここで、心線外傷の欄で、○は分離後の光ファイバ心線に外傷が生じない場合を示し、×は外傷が生じた場合を示す。また、分離性の欄で、◎は作業時間1分以内に単心に分離可能であることを示している。また、材質としては、ポリエチレン、PVC、ポリプロピレン、ナイロン、UV樹脂(紫外線硬化型アクリレート樹脂)、金属(真鍮、ヤング率=100000(MPa))を採用した。なお、光ファイバ心線11の着色層11cのヤング率は、1000(MPa)である。
図4に示すように、分離性はいずれの場合も良好であったが、突起15aに金属(真鍮)を用いた場合のみ、分離後の光ファイバ心線11に外傷が生じた。これより、突起15aの材質としては、ヤング率が3050MPa以下の高分子材料を用いるのが望ましいといえる。
従って、突起群15と、突起群15が設けられている基盤シート16とが、高分子樹脂で一体に成形されており、且つ高分子樹脂がポリエチレンまたはPVCまたはポリプロピレンまたはナイロンまたは紫外線硬化型樹脂等であることが望ましい。
これにより、突起15aの欠け等が生じにくく、強度の強い分離工具10を得ることができる。また、製造コストを低減することができる。
図5には、突起15aにポリエチレンを用いて突起15aの高さHと突起15aの幅(外径)DTを変化させた場合の分離性等の評価を示す。なお、突起15aの高さHは、前述したように、光ファイバ心線11の外径DF(ここでは、例えば0.25mm)よりも大きいのが望ましいので、ここでは高さHとして0.3mm、0.4mmとした。また、突起15aの幅DTは、高い強度を確保するために、突起高さHよりも大きくした。なお、突起15a間の間隔は、しごき方向および直角方向のいずれもPT=PL=1.0mmとした。
その結果、図5に示すように、突起15aの高さHを光ファイバ心線11の外径DFより大きくするとともに、突起15aの幅DTを突起15aの高さHよりも大きくすることにより、いずれの場合も、分離後の光ファイバ心線11に外傷を生じることなく、且つ、良好な分離性を得ることができた。
図6には、しごき方向と直交する方向に隣接する突起15a間の隙間間隔を変化させた場合の分離性等の評価を示す。なお、しごき方向のピッチPL=1.0mm、テープ心線の厚さT=0.28mmである。表中、◎は作業時間1分以内に単心に分離可能、○は1分から2分の間で分離可能な場合を示している。
図6の表より、しごき方向と直交する方向に隣接する突起15a間の隙間間隔が、0.3mmよりも大きい場合、すなわち光ファイバ心線11の外径DFよりも大きい場合に分離性が良好になり、分離作業時間が短縮されることがわかる。
これは、図7(A)に示すように、隙間間隔が広い場合はしごき時に突起15aのエッジEとテープ心線12の接触点が多くなり、外被12aを剥ぎ取るのに十分なせん断力が得られるため、単時間での分離が可能となるためと考えられる。一方、図7(B)に示すように、隙間間隔が狭い場合は、等価的に平板と平板とが接触しているかのごとくになり、エッジEとテープ心線12の接触が少なく、その結果作業時間が長くなると考えられる。
次に、本発明に係る光ファイバテープ心線の分離方法について説明する。
この分離方法は、前述した分離工具10を用いて、テープ心線12をしごき、テープ心線12の外被12aに傷を与えまたは外被12aを剥がして、テープ心線12を光ファイバ心線11に単心分離するものである。
すなわち、第1当接部13に設けられている基盤シート16の突起群15と、第2当接部14に設けられている基盤シート16の突起群15とでテープ心線11の上下両面を所定の圧力で挟み、分離工具10をテープ心線12の長手方向へ相対的に移動させる。突起群15の突起15aがテープ心線12の外被12aを傷つけて、外被12aを剥がし、テープ心線12を構成している光ファイバ心線11を単心分離する。
以上、前述した光ファイバテープ心線の分離工具および分離方法によれば、第1当接部13および第2当接部14に設けられている高分子樹脂製の略円形の複数の突起15aをテープ心線12の上下両面に当接させて、テープ心線12の長手方向にしごく。このため、従来の分離工具に比べて、光ファイバ心線11に損傷を与えることなく効率よく、且つ確実にテープ心線12の外被12aを除去して光ファイバ心線11を単心分離することができることになる。
次に、本発明に係る光ファイバテープ心線の分離工具の第2実施形態について説明する。
図8は第2実施形態に係る分離工具における突起の配置を示す説明図、図9(A)は突起の配置例を示す平面図、図9(B)はしごき方向から見た第2実施形態にかかる突起の配置と光ファイバ心線との位置関係を示す正面図、図9(C)は突起間隔が広い場合を示す正面図、図10は第2実施形態に係る分離工具を用いて分離作業を行った場合の分離性等の評価が示されている表である。なお、前述した部位と同じ部位には共通する符号を付して、重複する説明を省略することとする。
図8に示すように、この分離工具10Bでは、しごき方向と直交する方向に隣接する突起15a間の隙間間隔(PT−DT)が、光ファイバ心線11の外径DFよりも大きく、且つ任意の突起15aの断面の中心と、この突起15aが含まれる突起列L1の隣の突起列L2のうちの最も近接する突起15aの断面の中心とを結んだ直線SLと、しごき方向と直交する直線(L1と同じ)とがなす角度(θ)がほぼ一定であり、且つ下式を満足するようにする。
tan−1{PL/(DT+DF)}≦θ≦tan−1(PL/DT)
ここで、PLはしごき方向の突起間隔、DTは突起の外径、DFは光ファイバ心線の外径である。
すなわち、図8に示すように、しごき方向と直角方向の突起列L1内の突起15a間の隙間間隔(PT−DT)は、光ファイバ心線11の外径DFより大きい。しかし、例えば図9(A)に示すように、しごき方向の列ごとに突起列L1、L2をずらすことによって、しごき方向からみると、図9(B)に示すように、光ファイバ心線11が突起15a間に落ち込まないように、突起15a間の隙間(PT−DT)が光ファイバ心線11の径DF以下に設定されている構造となる。なお、図9(C)に示すように、突起15a間の隙間(PT−DT)が光ファイバ心線11の径DFよりも大きい場合には、光ファイバ心線11が突起15a間に落ち込むため、突起15aに光ファイバ心線11が引っ掛かる場合があり、好ましくない。
なお、図10には、第2実施形態に係る分離工具10Bを用いて分離作業を行った場合の分離性等の評価が示されている。図10に示すように、第2実施形態にかかる分離工具10Bの分離性は良好であり、突起15aが光ファイバ心線11を引っ掛ける場合もなかった。
以上、前述した第2実施形態に係る光ファイバテープ心線の分離工具10Bによれば、しごき方向と直交する方向に隣接する突起15a間の間隔(PT−DT)が、光ファイバ心線11の外径DFよりも大きいので、分離作業時間を短縮することができる。また、任意の突起15aの断面の中心と、この突起15aが含まれる突起列L1のしごき方向隣の突起列L2のうちの最も近接する突起15aの断面の中心とを結んだ直線と、しごき方向と直交する直線とがなす角度(θ)が所定の範囲内となっている。すなわち、しごき方向に隣り合う突起列L1、L2を所定範囲内でずらすので、単心分離された光ファイバ心線11が突起15a間に落ち込んで、突起15aに引っかかるのを防止することができる。
なお、本発明の光ファイバテープ心線の分離工具および分離方法は、前述した各実施形態に限定されるものでなく、適宜な変形,改良等が可能である。
例えば、前述した各実施形態においては、いずれも突起15aを等間隔で設けたが、突起15aをランダムに配置することも可能である。
また、各実施形態では、4心のテープ心線12の場合について例示したが、これに限らず、8心や12心のテープ心線についても同様に適用することができる。
以上のように、本発明に係る光ファイバテープ心線の分離工具および分離方法は、第1当接部および第2当接部に設けられている高分子樹脂製の略円形の複数の突起を光ファイバテープ心線の上下両面に当接させて、光ファイバテープ心線の長手方向にしごく。このため、従来の分離工具に比べて、光ファイバ心線に損傷を与えることなく効率よく、且つ確実に光ファイバテープ心線の外被を除去して光ファイバ心線を単心分離することができるという効果を有し、例えばテープ心線から単心の光ファイバ心線を分離することができる光ファイバテープ心線の分離工具および分離方法等として有用である。
(A)は本発明にかかる光ファイバテープ心線の分離工具の斜視図、(B)は突起の配置を示す突起群の平面図、(C)は図1(B)の一部を拡大した拡大平面図である。 光ファイバテープ心線の断面図である。 突起の高さと間隔を示す説明図である。 具体例の評価を示す表である。 突起にポリエチレンを用いて突起の高さと幅を変化させた場合の分離性等の評価を示す表である。 隣接する突起間の間隔と分離性との関係を示す表である。 (A)は突起間の隙間間隔が大きい場合を示す断面図、(B)は突起間の隙間間隔が小さい場合を示す断面図である。 第2実施形態に係る分離工具における突起の配置を示す説明図である。 (A)は突起の配置例を示す平面図、(B)はしごき方向から見た第2実施形態にかかる突起の配置と光ファイバ心線との位置関係を示す正面図、(C)は突起間隔が広い場合を示す正面図である。 第2実施形態に係る分離工具を用いて分離作業を行った場合の分離性等の評価が示されている表である。 従来の光ファイバテープ心線の分離工具の一例を示す斜視図である。 (A)および(B)は従来の光ファイバテープ心線の分離工具の別の例を示す正面図である。 従来の光ファイバテープ心線の分離工具のさらに別の例を示す正面図である。
符号の説明
10 分離工具
11 光ファイバ心線
12 光ファイバテープ心線
12a 外被
13 第一当接部
14 第二当接部
15 突起群
15a 突起
16 基盤シート(基盤)
DF 光ファイバ心線の外径
DT 突起の断面の直径
H 突起の高さ
L1、L2 突起の列
PL しごき方向に隣接する突起の間隔

Claims (4)

  1. 複数本の光ファイバ心線を外被により一体化した光ファイバテープ心線を光ファイバ心線に単心に分離する分離工具であって、
    前記光ファイバテープ心線の一方の面に当接する第一当接部と、他方の面に当接する第二当接部とを有するとともに、
    前記第一および第二当接部はそれぞれ前記光ファイバテープ心線に当接する面に二次元状に配置され断面が略円形の複数の突起からなる高分子樹脂製突起群を有しており、
    前記光ファイバテープ心線の両面に前記第一当接部及び第二当接部を当接させ、前記光ファイバテープ心線を長手方向にしごいて前記外被を除去可能な構造であり、しごき方向と直交する方向に等間隔に配置された前記突起の列が、しごき方向に等間隔且つ互いに平行に複数列配置され、さらに、しごき方向と直交する方向に隣接する前記突起間の隙間間隔が前記光ファイバ心線の直径よりも大きく且つ任意の前記突起の断面の中心と、前記突起が含まれる前記突起列の隣の前記突起列のうちの最も近接する突起の断面の中心とを結んだ直線と、前記しごき方向と直交する直線とがなす角度(θ)がほぼ一定であり、しかし、しごき方向と直交する方向に隣接する突起列をずらすことによって、前記しごき方向に隣接する2つの突起列の突起をしごき方向と直交する線上に投影したときの隣接する2つの突起間の隙間間隔が、しごき方向からみたときに、前記光ファイバ心線が突起間に落ち込まないように、いずれも前記光ファイバ心線の径以下に設定され、且つ、DTを突起の断面の直径、DFを光ファイバ心線の直径としたときに、下式を満足することを特徴とする光ファイバテープ心線の分離工具。
    tan-1{PL/(DT+DF)}≦θ≦tan-1(PL/DT)
    ここで、PLはしごき方向に隣接する突起の間隔である。
  2. 前記突起の高さが前記光ファイバ心線の外径よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載の光ファイバテープ心線の分離工具。
  3. 前記突起群と、前記突起群が設けられている基盤とが、前記高分子樹脂で一体に成形されており、且つ前記高分子樹脂がポリエチレンまたはPVCまたはポリプロピレンまたはナイロンまたは紫外線硬化型アクリレート樹脂であることを特徴とする請求項1または2に記載の光ファイバテープ心線の分離工具。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の光ファイバテープ心線の分離工具を用いて、光ファイバテープ心線をしごき、前記光ファイバテープ心線の外被に傷を与えまたは外被を剥がして、前記光ファイバテープ心線を光ファイバ心線に単心分離することを特徴とする光ファイバテープ心線の分離方法。
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