JP4084363B2 - 光ファイバテープ心線の分離方法及び分離工具セット - Google Patents

光ファイバテープ心線の分離方法及び分離工具セット Download PDF

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Description

本発明は、ケーブル内に収容された多心線からなる光ファイバテープ心線を個々の光ファイバ心線に分離する方法、及びその分離方法に使用する分離工具セットに関する。
近年、光加入線路網の構築が急速に進んでいる。一般住宅に光ファイバを引き込む場合、多くの光ファイバ心線が収容されたスロット型アクセスケーブルから必要な光ファイバ心線を取り出して、各戸の軒先まで光ファイバ心線を配線(引き落とし)するためのドロップケーブルに接続する。図14(a)にスロット型アクセスケーブルの一例を示す。光ファイバケーブル30が支持線31により連結部材32を介して吊り下げられている。この光ファイバケーブル30は外被(シース)33と、ケーブルコア35と、このコアに設けられたSZスロット34に収容された光ファイバテープ心線の積層体から成る。光ファイバテープ心線は、複数の光ファイバ心線を平面的に配列し一体的に被覆した多心線である。
図14(b)に図14(a)に示すA−A’線方向断面図を示す。図をわかり易くするため、断面部のハッチングは省略している。支持線31は単鋼線39を複数本撚り合わせて構成されており、複数のスロット34内には、複数の光ファイバ心線を一体的化した光ファイバテープ心線36が、多数収容されている(例えば、図14(b)では、4心線光ファイバテープ心線を5層に積層したものを示している)。図14(c)は各戸毎に光ファイバ心線を引き落とすためのドロップケーブルの一例を示す断面図である。ドロップケーブルは、光ファイバ心線42及び2本の銅線43とからなるケーブル本体部と、ケーブル本体を支持する支持線41とからなる。
光ファイバの戸別軒先への引き落としは、1加入1心線が最低単位となるため、スロット型アクセスケーブルから任意の一つの光ファイバ心線を取り出して、ドロップケーブルに接続することが望ましい。そのためにはスロット型アクセスケーブルに収容されている光ファイバテープ心線36を単心の光ファイバ心線に分離し、接続する光ファイバ心線を取り出す必要がある。
光ファイバケーブル30から分岐のための光ファイバ心線を取り出すためには、図示するように外被33を剥き、SZスロット34から光ファイバテープ心線36を取り出し、これを個々の心線に分離し、分離された心線を切断してドロップケーブルに接続する作業を行なう。
多心線からなる光ファイバテープ心線を分離する分離工具としては、2つの基板に加傷刃及び剪断コマを埋め込んだ分離工具(特許第2768783号、特開平7−113915)が知られている。
特開平7−113915
しかし、このような従来の分離工具では、ケーブル中間部で心線を取り出して分岐するために、外皮を除去したケーブルから光ファイバテープ心線を中間部で取りだし単心線に分離することが困難である。すなわち、作業は多数のテープ心線を収容したケーブルから、一つのテープ心線を切断することなく一部を引っ張りだして行なう必要があるため、従来の分離工具では、光ファイバテープ心線を分離作業の際に、分離工具先端部と、他の光ファイバテープ心線やケープル部材とが干渉して、作業性が悪く、ケーブルの外皮除去部の端部(根元)まで、分離するのが困難であった。
また、テープ心線を収容する溝状部に分割刃のみを設けたコンパクトな分離工具を使用すると、剪断コマが無いため、テープ心線に傷が入っただけで完全に分離されない部分が発生するおそれがあった。特に、クロージャ内での分離作業のように狭い作業スペースでの作業では、このような状態が発生しやすいという問題があった。
本発明は、このような従来技術の課題に鑑みて為されたもので、作業性に優れ、光ファイバテープ心線の中間部において光ファイバ心線に確実に分離することのできる光ファイバテープ心線分離方法及びその方法に使用する分離工具セットを提供することを目的とする。
本発明は、溝状部内に保持した光ファイバテープ心線を長手方向に移動させることにより光ファイバテープ心線を加傷し、加傷部分に板状の分離工具を挿入して加傷部分に沿ってまたはその延長方向に移動させることにより、分離の不完全な部分、及び加傷工具を使用できないテープ心線の引出し根元部分まで確実に分離することのできる分離方法及び分離工具セットを提供することにより、上記課題を達成する。
本発明の第一の態様にかかる光ファイバテープ心線分離方法は、複数の光ファイバ心線を平面的に配列し一体的に被覆した多心線からなる光ファイバテープ心線を光ファイバケーブルから取りだし、光ファイバテープ心線を単心の光ファイバ心線に分離する方法であって、
(a)前記光ファイバテープ心線の一部を該光ファイバテープ心線の幅方向及び厚さ方向の動きを規制しつつ長手方向に摺動可能に保持する工程と、
(b)前記光ファイバテープ心線を該光ファイバテープ心線の幅方向及び厚さ方向の動きを規制しつつ長手方向に相対的に移動させることにより、分割刃により前記光ファイバテープ心線の分割位置を長手方向に加傷する加傷工程と、
(c)前記光ファイバテープ心線の加傷部に板状の分離工具を、光ファイバテープ心線の厚さ方向に貫通させて挿入し、挿入した前記分離工具を前記光ファイバテープ心線の長手方向に移動させることにより、前記光ファイバテープ心線を分離する分離工程と、
を備え、前記分離工程(c)において使用される前記分離工具は、0.06mm≦k≦0.20mmの範囲の厚さkからなる板状の部材を備えることを特徴とする。
この態様により、加傷工程により完全に分離することができなかった部分、加傷工程で加傷できない部分を、分離工程により分離工具により完全に分離することが可能となる。
本発明の他の態様にかかる光ファイバテープ心線分離方法は、分離工程(c)において使用される前記分離工具が、0.06mm≦k≦0.20mmの範囲の厚さkからなる板状の部材を備えることを特徴とする。分離工具の厚さが薄いと、光ファイバ心線分離工具により削るおそれがあり、分離工具の厚さが厚いと分離作業中に大きな力を負荷して光ファイバ心線にダメージを与える恐れがある。本実施態様の厚さの分離工具では、これらの危険を回避することが可能である。
本発明の他の態様にかかる光ファイバテープ心線分離工具セットは、複数の光ファイバ心線を平面的に配列し被覆材により一体的に被覆した多心線からなる光ファイバテープ心線を光ファイバケーブルから取りだし、連続する光ファイバテープ心線の一部を単心の光ファイバ心線に分離する分離工具セットであって、
(a)前記光ファイバテープ心線の一部を該光ファイバテープ心線の幅方向及び厚さ方向の動きを規制しつつ長手方向に摺動可能に保持するための保持手段と、前記光ファイバテープ心線を該光ファイバテープ心線の幅方向及び厚さ方向の動きを規制しつつ長手方向に相対的に移動させる際に、前記光ファイバテープ心線の分割位置を長手方向に加傷する分割刃とを備え、 前記光ファイバテープ心線の単心の前記光ファイバ心線に分離する位置を、前記光ファイバテープ心線の長手方向に加傷する加傷工具と、
(b)前記加傷工具により加傷された加傷部に、光ファイバテープ心線の厚さ方向に貫通させて挿入する板状部を備え、前記加傷部に挿入した前記板状部を前記テープ心線の長手方向に移動することにより前記光ファイバテープ心線を単心の光ファイバ心線に分離する分離工具と、
を備え、前記分離工具の前記板状部は、0.06mm≦k≦0.20mmの範囲の厚さkからなることを特徴とする。
本発明の他の態様にかかる光ファイバテープ心線分離工具セットは、分離工具の板状部が、0.06mm≦k≦0.20mmの範囲の厚さkからなることを特徴とする。分離工具の厚さが薄いと、光ファイバ心線分離工具により削るおそれがあり、分離工具の厚さが厚いと分離作業中に大きな力を負荷して光ファイバ心線にダメージを与える恐れがある。本実施態様の厚さの分離工具では、これらの危険を回避することが可能である。
本発明の他の態様にかかる光ファイバテープ心線分離工具セットは、前記分離工具が、前記加傷工具に取りつけられていることを特徴とする。この態様により、加傷具と分離工具を一つの工具とすることができ、作業時の携帯工具数を減らすことが可能となる他、分離工具の紛失を防ぐことができる。
本発明の他の態様にかかる光ファイバテープ心線分離工具セットは、加傷工具と、分離工具とが一体的に構成されていることを特徴とする。
以上説明したように、本発明によると、加傷工具と、分離工具とを組み合わせて使用することにより、長い距離に亘り光ファイバテープ心線を分離する場合であっても、さらに加傷工具を使用することができない狭いスペースであっても、テープ心線を単心線に分離することが可能となる。また、分離工具の板状挿入部の厚さを上述の所定の範囲とすることにより、光ファイバ心線の損失を抑えたより確実な分離作業が可能となる。特に、板状部材の厚みkを0.06mm<k<0.2mmとすることにより、分離作業に伴う損失増加を1dB以下に抑えることができるという優れた効果を得ることが可能となる。
本発明の実施の形態について図1から図13を用いて説明する。図1は、本発明の分離方法の概念を示すイメージ斜視図である。まず、テープ心線36を、加傷工具を用いて加傷し、加傷部17〜19を形成する。図1では表されていないが、テープ心線の裏面にも加傷部17〜19に対応する位置に加傷部が形成されている。次にテープ心線を分離するための分離工具6をテープ心線36の加傷部17に挿入し、挿入した分離工具6をテープ心線の長手方向に移動させる。これにより、テープ心線から光ファイバ心線を分離する。また、ケーブルからテープ心線を引き出して分離する場合、ケーブルの各部が邪魔をして、引き出したテープ心線の根元の部分まで加傷工具を移動できないこともあり、根元部分までテープ心線を加傷することができない場合も生じる。このような場合には、加傷部を超えて、延長部分まで分離工具6を移動させることにより、テープ心線の根元まで完全に分離する。これにより、加傷工具が使用できない部分の分離も可能となる。
図2は、光ファイバテープ心線を単心線に分離する本発明の一実施例にかかる分離工具セットの斜視図である。(a)は光ファイバテープ心線を加傷する加傷工具の一例の外観を示す斜視図であり、(b)は溝状部7を含む第2の部材2の先端部を拡大して示す拡大部分斜視図である。(c)は加傷した光ファイバテープ心線を単心線に分離する分離工具の一例を示す斜視図である。図2(a)の加傷工具は、第1の部材1と、第2の部材2とが、クロスされてほぼ中央部で軸3により回転可能に固定された構成となっている。第2の部材2の先端部には溝状部7が設けられており、第1の部材と第2の部材が互いに係合したときに溝状部7の上部開口が第1の部材により閉じられ、光ファイブテープ心線が溝状部7内に保持される。
光ファイバテープ心線(以下、適宜「テープ心線」と略称する)を単心線に分離する際には、第2の部材2に設けられた溝状部7にテープ心線を収容して第1の部材1及び第2の部材2により挟み込み、テープ心線を長手方向に摺動可能に保持する。第1の部材1及び第2の部材2の他端部には、第1の把持部10及び第2の把持部20が設けられている。把持部10及び20を互いに近づける方向に回転させ閉じると、溝上部7が設けられた他端部が閉じ、溝状部7内にテープ心線の一部が摺動可能に保持される。
テープ心線を単心の光ファイバ心線に分離する場合、溝状部7内にテープ心線を収容し保持ながらテープ心線を長手方向に摺動させるように、加傷工具またはテープ心線を移動させる。図2(b)に示すように、溝状部7は、テープ心線の幅wより僅かに大きい幅w+αを有している。溝状部7は、テープ心線の左右及び上下の動きを規制しつつ長手方向に摺動通過させるものであるため、テープ心線の形状に適合する形状とすることが好ましい。テープ心線と加傷工具は相対的に移動すれば良いので、摺動操作は、加傷工具を固定してテープ心線を移動させるようにしても、またテープ心線を固定して加傷工具を移動させるようにしてもよい。本実施例では、溝状部7を第2部材2の長手方向と略直角方向に設けた構造をその1例として示している。しかし、テープ心線を摺動させるための操作性の観点から、図2(a)に破線8で示すような斜めに配置する構成としてもよい。このような構成により、加傷工具を体に密着させた状態でテープ心線を摺動させることが容易となり、さらに安定した分離操作が可能となる
溝状部7の内部には、テープ心線を挟み込み摺動したときに、テープ心線の皮膜を加傷し分離するための分割刃が設けられている。本実施例では、4個の光ファイバ心線を一体化したテープ心線を4つの単心線に分割する3個の分割刃11〜13を設けた構成を示している。分割刃11〜13の幅方向の位置は、テープ心線を構成する隣接する光ファイバ心線の中間位置に一つづつ配置され、各分割刃11〜13は光ファイバテープ心線の長手方向に所定の間隔を持って配置される。
分割刃は、テープ心線を上下から均等かつ滑らかに分割するためにテープ心線を挟みこむ第1の部材1と第2の部材2の双方に対抗するように設けることが好ましいが、何れか一方に上記加傷刃3が設ける構成とすることも可能である。また、3本の分割刃11〜3は横方向の位置をずらされて配置され、止めネジ4で固定されている。本実施例では、分割刃として針状の加傷刃を示しているが、針状に限らず、一定の長さがある板状の加傷刃でもよく、その本数は対象とする光ファイバテープ心線の心線数と分割する態様に応じて設定することができる。
また、この実施例では、溝状部7を第2の部材のみに設けているが、第1の部材に設けてもよく、また、溝状部7を分割して第1の部材及び第2の部材の双方に設けてもよい。
本実施例では、第1の部材1と第2の部材2とは略角型の構成としている。必ずしもこのような略角型にする必要はないが、このような角型形状とすると人手で保持した際に、回転しにくい点という利点を有する。第1の部材1とその把持部10、第2の部材2とその把持部20は、人手で取扱いが容易なように中間部で回転軸3を備えた、てこ状部材を構成している。この構成により、少ない力でテープ心線を挟み保持できる。
図2(b)に示すように、第2の部材2には、位置合わせピン23、ガイドピン21、ガイドピン22が設けられている。位置合わせピン23は第1の部材1と第2の部材2が適正に嵌合するためのピンであり、第1の部材には対応する位置に図示しないピン孔が設けられている。また、ガイドピン21と22は上記溝状部7に光ファイバテープ心線が適正に挿入されるように担保するガイドピンであり、第1の部材1の対応する位置には図示しないピン孔が設けられている。加傷工具は現場で人手により使用されるので、人手による保持が容易なような寸法、好ましくは全長150mm程度である。
加傷工具により挟み付けられた状態で、光ファイバテープ心線を矢印5で示す方向に人手あるいは機械的に引抜くことにより、光ファイバテープ心線に傷を付け、例えば4心線光ファイバテープ心線を単心線×4本に分離する。光ファイバテープ心線を引き抜くのではなく、光ファイバテープ心線を固定し、工具を移動させることにより単心線に分離することも可能である。この例では、4心線光ファイバテープ心線を示しているが、例えば2心線から32心線程度のテープ心線等各種のテープ心線内を分離することが可能である。また、4心線、8心線、16心線、32心線等を2心線毎に分けることも可能である。テープ心線に一体化された心線の数に合わせて、溝状部の幅、分割刃の数を心線の数に合わせて変更する必要がある。
テープ心線から単心の光ファイバ心線への分離は、加傷工具による摺動操作のみにより完全に分離されることが望ましい。しかし、(a)に示すようなテープ心線の摺動位置に分割刃を設けたのみの加傷工具は、簡単な構造で小型化できるという利点を有する反面、剪断コマを有しないため、長い距離を分離する場合等にテープ心線に傷を付けただけで分離されない部分が発生するおそれがある。しかし、常に完全に分離することができることは必ずしも必要はなく、傷をつけられたテープ心線を、その後簡単に分離することができればよい。
図2(c)は、加傷したテープ心線の完全に分離されていない部分を分離するための分離工具6を示す斜視図である。テープ心線の加傷した部分の一部に分離工具6を挿入し、長手方向に移動させることにより加傷部に沿って光ファイバテープ心線を完全に分離する。さらに、ケーブルの各部が干渉して加傷工具の動きが制限されるために加傷工具を使用できず、必要な部分を分離することができない場合もある。このような場合には、挿入した分離工具を加傷部から更に延長して長手方向に摺動することにより、必要位置まで分離することもできる。尚、テープ心線の加傷部に分離工具を挿入しやすくするため、破線9に示すように分離工具6の先端を少し丸みを帯びた鋭角な形状とすることも可能である。
図3は、図2(a)に示す加傷工具を挟み付けた状態を示す正面図であり、図4は図3に示すB−B’線方向の断面の一部を示す図である。溝状部7に第2の部材2に設けられた分割刃11〜13が下から上に突出しており、第1の部材1に設けられた分割刃14〜16が上から下に突出している。また、分割刃11及び14がねじ4により固定されている状態が示されている。図5は、テープ心線36が挟持されつつ矢印方向に摺動されることにより、光ファイバ心線の単線に分離される状態を示している。テープ心線36の分離にあたっては、図5に示すように加傷工具によりテープ心線36を挟みこみ、テープ心線36が保持された状態で溝部7内を通過するように、テープ心線36または分離工具2を移動させる。これにより、テープ心線36の上下面が加傷され、分割刃に対応した加傷部17、18、19等が形成される。
次に、図6を用いて分割刃11〜13の配置について説明する。図6は、本発明の一実施形態にかかる溝状部7の分割刃の配置を説明するための図であり、溝状部7を開口部から見た平面図である。テープ心線36を破線で示している。分割刃11〜13は、それぞれのテープ心線36の幅方向に光ファイバ心線を単心に分割する間隔b1〜b4を持って配置され、摺動方向(テープ心線の長手方向)に所定の間隔a1、a2を持って配置される。b1〜b4は、光ファイバ心線の径等によって定まる。長手方向の間隔a1、a2は、同じ間隔であっても異なっても良く、テープを分割する際の摺動操作時にかかる応力、摺動摩擦等を考慮して定められる。
分割刃が長手方向にa1、a2を持って配設する理由は、a1=0およびa2=0にすると、テープ心線の幅方向の同一位置に同時に複数の分割刃が挿入されるため、加傷の際の摩擦が大きくなるからである。挿入が分割時の摩擦力が大きいと、分割作業に大きな力を必要とし、工具の微妙な動かし方によっては、テープ心線に大きな力がかかってしまう。その力によってテープ心線に曲げが入り、損失の増加を引き起こすおそれが高くなる。本件発明者は、種々の試行を重ね、分割刃の間隔が1.5mm以上となることが好ましいとの結論を得た。この間隔により、分割時の摩擦力が小さくなり、クロージャ内での単心分離作業で問題となるような損失は発生せず、安全確実に単心分離を行なうことが可能となる。
図7は、図4に示すC−C’線方向の断面図である。溝状部7内に収容されるテープ心線36を破線で示している。“t”はテープ心線の厚みを表し、“c1”は第1の部材1から突出する分割刃14〜16のテープ心線36の上面への挿入深さを、“c2”は第2の部材2から突出する分割刃11〜13のテープ心線36の下面への挿入深さを表している。
次に分割刃のテープ心線への挿入深さについて説明する。本発明の加傷工具に設けられた分割刃を用いてテープ心線の分割を行なうため、分割刃の挿入量(深さ)の設定が重要となる。分割刃の挿入量をテープ心線の厚さtよりも多くすると、テープ心線を完全に分割することができる。分割刃をテープ心線の上面側または下面側の片方に設けると、容易に分割刃の挿入量を厚さt以上にすることが可能となる。しかし、分割刃を片方にのみ設けてその挿入量を厚さt以上の深さにすると、テープ心線の摺動に大きな力を必要とし、光ファイバ心線にダメージを与えるおそれや、分割位置がずれる恐れがある。そのため、分割刃をテープ心線の上面側または下面側の片方に設けることも可能ではあるが、テープ心線を正確かつ損傷を与えないように分割するという観点から、テープ心線の上面側及び下面側の双方に設けて、両面からテープ心線を加傷することが好ましい。
このように分割刃を上下に設ける場合、分割刃の挿入量の合計がテープ心線の厚みよりも多ければ、完全に分離することが可能となる。しかし、挿入量が多いと上下の分割刃が干渉するため、両分割刃の挿入深さの合計を厚さ「t」以上にするには、上下の刃を前後にずらす等の工夫が必要となる。一方、挿入深さが浅過ぎるとテープ心線を分離することができない。しかし、上下の分割刃の挿入深さの合計を正確に厚さ「t」にすることも困難である。
本件出願にかかる発明の発明者等は、種々の試行を重ね、0.09≦d/t≦0.5のときに分離性がよく、かつダメージもない良好で安定した分離が可能となるとの結論を得た。「t」はテープ心線の厚みを表し、「d」は挿入深さを表す。また、上下双方に分割刃を設け、上下の分割刃の挿入深さを同じにするものとした場合の関係を示している。上下の分割刃の長さを変える場合は、両分割刃の挿入量の合計が、0.18≦d/t≦1.0の範囲内となることが好ましい。現実には、挿入深さの合計を正確に厚さ「t」にすることは困難な場合もあるために、加傷工具の分割刃による加傷だけでは、加傷部の一部または全体に亘り完全に分離されない部分が残る場合もある。
図8に、加傷工具をテープ心線の長手方向に移動させることにより、テープ心線36の上面及び下面に生じる加傷部17〜19及び27〜29のイメージを示す。図8では、下面の加傷部27〜29が見えるように、テープ心線36の端面を示しているが、実際には、連続するテープ心線の中間部分を加傷し、単心の光ファイバ心線25に分離することができる。各分割刃11〜13及び14〜16はテープ心線の長手方向に所定の間隔を置いて設けられている。そのため、各分割刃による切込み最先端位置が、テープ心線の幅方向に対して所定の角度をもって斜めにずれた位置となる。また、分割刃11−14、12−15、13−16の組の挿入深さ(上下)が厚さ「t」以下の場合には、図8に示すように突出量に応じて加傷され、完全には分離されない場合もある。
表1は、加傷工具により長さ100mm加傷した後、厚みの異なる分離工具6を加傷部に挿入して、そこから、さらに400mm加傷部の延長方向に分離工具6を移動して、全長500mmに亘ってテープ心線を分離することにより得られた光ファイバ心線についての損失変動を示す実験結果である。使用する分離工具6の材質は、JIS G 4401炭素工具鋼であり、厚さ以外の寸法は、75mmx12.5mmの板状部材である。図9は、この実験において、分離工具6を挿入して分離した順番を示している。まず、(a)に示すように、中央部分の加傷部18、28(矢印(1))に分離工具6を挿入して中央から2つに分離し、その後、(b)に示す矢印(2)の加傷部19、29から分離し、最後に(c)に示す矢印(3)から分離した。
Figure 0004084363
表1からわかるように、分離工具6の挿入部分を構成する板状部材の厚さが0.04mm以下の場合には、損失変動は小さいものの、単心線の着色層が削れており、光ファイバ心線を傷つけるおそれがある。一方厚さが0.30mm以上の場合には、厚すぎて分離に強い力を必要とするため、光ファイバ心線に大きな損失(3.7dB)を与える。以上の結果から、分離工具6の挿入部の厚さは、0.04mmより大きく、0.30mmより薄いことが好ましい。特に、厚さを0.06mm〜0.20mmの範囲とすることにより、1dB以下の損失増加により単心線分離が可能となる。
図11は、本発明の他の実施例として、第1の部材1と第2の部材2に分割した溝状部50及び51を設けた分離工具を示している。図12は、本発明のさらに他の実施形態を示す斜視図であり、複数の溝状部52〜54を有している。溝状部52〜54は、多心線からなるテープ心線の種類に応じて設けられている。図12では、外側から内側にかけて、心線数が多いテープ心線を分離するための溝状部が設けられている。しかし、その逆に外側の溝状部52を心線数の多いテープ心線のための溝状部とすることも可能である。図13は、本発明に係る分離工具のさらに他の実施形態を示す図である。この実施形態では、図2の例と異なりハンドル部がなく、第1の部材1と第2の部材2は、それぞれの端部で回転軸3で相互に連結され、例えば人手により第1の部材1と第2の部材2を押し付けて光ファイバ心線の分離を行なう構造である。工具の部材が簡略されて図示されており、図2の実施例と機構的には何ら変わりはない。
本発明の分離方法の概念を示すイメージ斜視図である。 光ファイバテープ心線を単心線に分離する本発明の一実施例にかかる分離工具セットの斜視図であり、(a)は加傷工具の斜視図、(b)は溝状部の拡大斜視図、(c)は分離工具の斜視図である。 加傷工具を挟み付けた状態を示す図2の左方向から見た図である。本発明にかかる第2の部材2の先端部及び溝状部7を示す拡大部分斜視図である。 図3に示すB−B’線方向の断面の一部を示す断面図である。 テープ心線が挟時されつつ矢印方向に摺動されることにより、光ファイバ心線の単線に分離される状態を示す斜視図である。 本発明の一実施形態にかかる溝状部の分割刃の位置を説明するための図であり、溝状部を開口部方向から見た平面図である。 加傷工具をテープ心線の長手方向に移動させることにより、テープ心線36の上面及び下面に生じる加傷部のイメージを示す斜視図である。図4に示すC−C’線方向の断面図である。 加傷後のテープ心線を、分離工具を使用して完全に分離する場合の概念図である。 表1のデータ収集に際し、テープ心線を分離した順序を示す。 加傷工具に分離工具を取り付けた状態を示す斜視図である。 第1の部材1と第2の部材2に分割した溝状部50及び51を設けた本発明の他の実施例にかかる分離工具を示す斜視図である。 本発明のさらに他の実施形態を示す斜視図である。 本発明に係る分離工具のさらに他の実施形態を示す斜視図である。 (a)はスロット型アクセスケーブルの一例を示す図であり、(b)は(a)に示すA−A’線方向の断面図、(c)は各戸毎に光ファイバ心線を引き落とすためのドロップケーブルの一例を示す断面図である。
符号の説明
1 第1の部材
2 第2の部材
3 回転軸
4 分割刃の止めネジ
6 分離工具
7、8 溝状部
10、20 把持部
11〜16 分割刃
17〜19、27〜29 切込み
21、22 溝に光ファイバ心線を適正に挿入するためのガイドピン
23 上部材と下部材とを適正に位置決めするためのピン
30 光ファイバケーブル
35 光ファイバケーブルのコア
36 光ファイバテープ心線
37 光ファイバ心線







Claims (4)

  1. 複数の光ファイバ心線を平面的に配列し一体的に被覆した多心線からなる光ファイバテープ心線を光ファイバケーブルから取りだし、光ファイバテープ心線を単心の光ファイバ心線に分離する方法であって、
    (a)前記光ファイバテープ心線の一部を該光ファイバテープ心線の幅方向及び厚さ方向の動きを規制しつつ長手方向に摺動可能に保持する工程と、
    (b)前記光ファイバテープ心線を該光ファイバテープ心線の幅方向及び厚さ方向の動きを規制しつつ長手方向に相対的に移動させることにより、分割刃により前記光ファイバテープ心線の分割位置を長手方向に加傷する加傷工程と、
    (c)前記光ファイバテープ心線の加傷部に板状の分離工具を、光ファイバテープ心線の厚さ方向に貫通させて挿入し、挿入した前記分離工具を前記光ファイバテープ心線の長手方向に移動させることにより、前記光ファイバテープ心線を分離する分離工程と、
    を備え、前記分離工程(c)において使用される前記分離工具は、0.06mm≦k≦0.20mmの範囲の厚さkからなる板状の部材を備えることを特徴とする光ファイバテープ心線の分離方法。
  2. 複数の光ファイバ心線を平面的に配列し被覆材により一体的に被覆した多心線からなる光ファイバテープ心線を光ファイバケーブルから取りだし、連続する光ファイバテープ心線の一部を単心の光ファイバ心線に分離する分離工具セットであって、
    (a)前記光ファイバテープ心線の一部を該光ファイバテープ心線の幅方向及び厚さ方向の動きを規制しつつ長手方向に摺動可能に保持するための保持手段と、前記光ファイバテープ心線を該光ファイバテープ心線の幅方向及び厚さ方向の動きを規制しつつ長手方向に相対的に移動させる際に、前記光ファイバテープ心線の分割位置を長手方向に加傷する分割刃とを備え、 前記光ファイバテープ心線の単心の前記光ファイバ心線に分離する位置を、前記光ファイバテープ心線の長手方向に加傷する加傷工具と、
    (b)前記加傷工具により加傷された加傷部に、光ファイバテープ心線の厚さ方向に貫通させて挿入する板状部を備え、前記加傷部に挿入した前記板状部を前記テープ心線の長手方向に移動することにより前記光ファイバテープ心線を単心の光ファイバ心線に分離する分離工具と、
    を備え、前記分離工具の前記板状部は、0.06mm≦k≦0.20mmの範囲の厚さkからなることを特徴とする分離工具セット。
  3. 前記分離工具は、前記加傷工具に取り付けられていることを特徴とする請求項2に記載の分離工具セット。
  4. 前記加傷工具と、前記分離工具とが一体的に構成されていることを特徴とする請求項または請求項3に記載の分離工具セット。
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