JP2007126984A - エンジン音制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】エンジンの基本次数周波数よりも低い周波数の音を演出することができるエンジン音制御装置を得る。
【解決手段】エンジン音制御装置10は、エンジン音の周波数を検出するためのエンジン回転センサ12と、制御信号に応じた周波数の音信号を発生し得る発信器16及び発信機が発生した音信号を音として出力するスピーカ18と、発信器16に制御信号を出力する音演出ECU14とを備える。音演出ECU14は、エンジン回転センサ12の検出信号に基づいて、エンジンの基本次数周波数fbの音に該基本次数周波数との周波数差Pdが所定範囲にある周波数faの音が付加されるように、発信器16制御信号を出力する。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動車等に搭載される内燃機関エンジンの動作によって生じる音を制御するエンジン音制御装置に関する。
エンジンの振動騒音を主要因として発生する車室内のこもり音を、相殺音と干渉させて音質を制御する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。この技術では、プライマリソースの特定周波数成分のみを相殺しないことで、該特定周波数成分の音を搭乗者に受聴させるようになっている。
特開平6−27970号公報 特開平11−141350号公報
しかしながら、上記の如き従来の技術では、現実にエンジンが発生する音を受聴させる構成であるため、基本次数周波数が高い多気筒エンジンを搭載した車両において、低周波音を搭乗者に受聴させることが困難であった。
本発明は、上記事実を考慮して、エンジンの基本次数周波数よりも低い周波数の音を演出することができるエンジン音制御装置を得ることが目的である。
上記目的を達成するために請求項1記載の発明に係るエンジン音制御装置は、エンジンの基本次数周波数の音に、該基本次数周波数との周波数差が所定範囲にある周波数成分の音を付加するための音付加装置を備えている。
請求項1記載のエンジン音制御装置では、音付加装置が作動してエンジンの基本次数周波数の音(以下、基本次数音という)に、周波数差が所定範囲内の音(以下、付加音という)が付加されると、人間の聴感特性によって乗員には付加音と基本次数音との差分の周波数の音が聴こえるように感じられる。すなわち、現実に基本次数音よりも低周波の音を発生させることなく、基本次数音よりも低周波の音を演出することが可能となる。
このように、請求項1記載のエンジン音制御装置では、エンジンの基本次数周波数よりも低い周波数の音を演出することができる。なお、エンジンの基本次数とは、クランクシャフトの1回転毎のエンジン全体での爆発回数で決まり、例えば4サイクル8気筒エンジンでは、エンジン回転数の4次成分が基本次数となる。
上記目的を達成するために請求項2記載の発明に係るエンジン音制御装置は、エンジン音の周波数を検出するための周波数検出手段と、制御信号に応じた周波数の音を発生し得る音付加装置と、前記周波数検出手段の検出信号に基づいて、エンジンの基本次数周波数の音に該基本次数周波数との周波数差が所定範囲にある周波数成分の音が付加されるように、前記音付加装置に制御信号を出力する制御装置と、を備えている。
請求項2記載のエンジン音制御装置では、制御装置は、周波数検出手段の検出信号に基づいてエンジンの基本次数周波数を検知し、この基本次数周波数の音(以下、基本次数音という)に周波数差が所定範囲内の音(以下、付加音という)が付加されるように、音付加装置に制御信号を出力する。すると、音付加装置が作動して基本次数音に付加音が付加される。これにより、人間の聴感特性によって乗員には付加音と基本次数音との差分の周波数の音が聴こえるように感じられる。すなわち、現実に基本次数音よりも低周波の音を発生させることなく、基本次数音よりも低周波の音を演出することが可能となる。また、制御装置がエンジンの基本次数周波数の情報に基づいて音付加装置を制御するため、例えば運転状態に応じて演出する音の周波数を変化させる等、自由度の高い音演出が可能になる。
このように、請求項2記載のエンジン音制御装置では、エンジンの基本次数周波数よりも低い周波数の音を演出することができる。なお、エンジンの基本次数とは、クランクシャフトの1回転毎のエンジン全体での爆発回数で決まり、例えば4サイクル10気筒エンジンでは、エンジン回転数の5次成分が基本次数となる。
請求項3記載の発明に係るエンジン音制御装置は、請求項2記載のエンジン音制御装置において、エンジンの基本次数周波数の音レベルを検出するためのレベル検出手段をさらに備え、前記制御装置は、エンジンの基本次数周波数の音に、該基本次数周波数との差が所定範囲にありかつ該基本次数周波数の音との音レベルの差が所定範囲にある音が付加されるように、前記音付加装置に制御信号を出力する構成とされている。
請求項3記載のエンジン音制御装置では、制御装置は、レベル検出手段の検出信号に基づいて基本次数音のレベル(大きさ)を検知し、この基本次数音と周波数差が所定範囲内でかつレベル差が所定範囲である特定周波数の音(背景音がない場合は付加音のみになる)が生成されるように、音付加装置に制御信号を出力する。これにより、乗員には、付加音と基本次数音との差分の周波数の音が確実に聴こえるようなる。
請求項4記載の発明に係るエンジン音制御装置は、請求項1乃至請求項3の何れか1項記載のエンジン音制御装置において、前記音付加装置は、前記エンジンとは独立して音信号を発生する音信号発生部と、該音信号発生部が発生した音信号を音として出力する音出力部とを含む。
請求項4記載のエンジン音制御装置では、音付加装置は、音信号発生部においてエンジンとは独立して音信号を生成し、この音信号を出力部から出力させる。このため、付加音の周波数、大きさを自由に設定することができ、音演出の自由度が高い。
請求項5記載の発明に係るエンジン音制御装置は、請求項1乃至請求項3の何れか1項記載のエンジン音制御装置において、前記音付加装置は、前記エンジンの動作に起因する音の周波数又はレベルを変化させ得る付加音調整部を含む。
請求項5記載のエンジン音制御装置では、音付加装置は、エンジン動作に起因する音(振動)を付加音調整部にて周波数及びレベルの少なくとも一方を調整して付加音とし、この付加音を基本次数音に付加させる。このため、付加音を発生するため追加部品が少なく又は必要ない構成で、基本次数周波数よりも低周波の音を演出することができる。
請求項6記載の発明に係るエンジン音制御装置は、請求項5記載のエンジン音制御装置において、前記付加音調整部は、前記エンジンの吸気系又は排気系の周波数特性を変化させることで、前記エンジンの基本次数周波数の音に付加する音の周波数又はレベルを調整する。
請求項6記載のエンジン音制御装置では、周波数変換部は、例えばレゾネータやマフラ等の吸気系又は排気系の既存部品の周波数特性を変化させて付加音を生成することができる。
請求項7記載の発明に係るエンジン音制御装置は、請求項1乃至請求項6の何れか1項記載のエンジン音制御装置において、前記音付加装置によって付加される音は、前記エンジンの基本次数周波数の音よりも高周波の音である。
請求項7記載のエンジン音制御装置では、基本次数周波数よりも高周波の音を基本次数音に付加することで、該基本次数周波数よりも低周波の音を演出する。付加音が基本次数音よりも高周波であるため、付加音がこもり音を発生させる恐れがない。また、高周波音を発生する音付加装置(特に請求項4記載の音出力部等)は、低周波音を発生するものと比較して小型化が可能である。
上記目的を達成するために請求項8記載の発明に係るエンジン音制御装置は、エンジン音のうち基本次数周波数の音と、該基本次数周波数とは異なる次数の周波数成分の音との音レベルの差が、車室内で所定レベル差になるようにエンジン音の発生又は伝達部部位の周波数特性をエンジン回転数に応じて変化させる。
請求項8記載のエンジン音制御装置では、エンジン自体、吸気系、排気系、車体支持系等のエンジン音発生部位の周波数特性をエンジン回転数に応じて変化させることで、エンジン音のうち基本次数周波数の音(以下、基本次数音という)のレベルが下がり、又は基本次数とは音なる次数の周波数成分の音(以下、付加音という)のレベルが上がり、基本次数音と付加音との音レベル差が所定範囲内になる。これにより、人間の聴感特性によって、乗員には付加音と基本次数音との差分の周波数の音が聴こえるように感じられる。すなわち、現実に基本次数音よりも低周波の音を発生させることなく、基本次数音よりも低周波の音を演出することが可能となる。
このように、請求項8記載のエンジン音制御装置では、エンジンの基本次数周波数よりも低い周波数の音を演出することができる。なお、エンジンの基本次数とは、クランクシャフトの1回転毎のエンジン全体での爆発回数で決まり、例えば4サイクル12気筒エンジンでは、エンジン回転数の6次成分が基本次数となる。
以上説明したように本発明に係るエンジン音制御装置は、エンジンの基本次数周波数よりも低い周波数の音を演出することができるという優れた効果を有する。
本発明の第1の実施形態に係るエンジン音制御装置10について、図1及び図2に基づいて説明する。
図1(A)には、エンジン音制御装置10の概略全体構成がブロック図にて示されている。この図に示される如く、エンジン音制御装置10は、周波数検出手段としてのエンジン回転センサ12と、制御装置としての音演出ECU14と、音付加装置としての発信器16及びスピーカ18とを主要構成要素として構成されている。エンジン音制御装置10は、エンジン回転センサ12の検出信号に基づいて音演出ECU14が発信器16に音信号を生成させ、この音信号に応じた音をスピーカ18から出力させることで、適用された自動車室内の乗員に好感度の音を聴かせるように構成されている。以下、具体的に説明する。
エンジン回転センサ12は、エンジン音制御装置10が適用された自動車を構成する内燃機関エンジン(図示省略)の回転数に応じた信号を出力するようになっている。この実施形態では、内燃機関エンジンは、4サイクル8気筒エンジンとされており、クランクシャフトの1回転毎に4回の爆発工程を行う構成とされている。
音演出ECU14は、エンジン回転センサ12の出力信号に基づいてエンジンの回転速度を得る回転数演算部14Aと、回転数演算部14Aの演算結果に基づいて発信器16に生成させる音信号の周波数を演算する付加音周波数演算部14Bとを有する。回転数演算部14A、付加音周波数演算部14Bは、回路として構成されても良く、ソフトウェアとして構成されても良く、エンジン回転センサ12の信号から付加音周波数演算部14Bで出力する周波数を直接的に演算するように構成されても良い。
この音演出ECU14の付加音周波数演算部14Bは、上記エンジンの基本次数周波数の1.5倍の周波数を生じるように構成されている。ここで、エンジンの基本次数周波数fbとは、1秒当たりの爆発回数と等しく、上記の通り1回転毎に4回の爆発工程を行うエンジンにおいては、エンジン回転数をN(rpm)とすると、fb=N×(4/60)として与えられる。すなわち、4サイクル8気筒の内燃機関エンジンでは、エンジン回転数の4倍の周波数となる4次が基本次数であり、図2に示される如く、基本次数よりも低次の音(例えば、破線にて示す2次の音)は生じないか、仮に発生しても低レベルになる構成とされている。
発信器16は、付加音周波数演算部14Bが出力した周波数信号に基づいて、エンジンの基本次数周波数fbの1.5倍(6次)の周波数の音信号を生成してスピーカ18に出力するようになっている。スピーカ18は、車室内の乗員に向けて音を出力するように構成されており、発信器16から音信号が入力されると、周波数が基本次数周波数fbの1.5倍である付加音を出力するようになっている。
次に、第1の実施形態の作用を説明する。
上記構成のエンジン音制御装置10が適用された自動車では、エンジンが動作してエンジン音(エンジン自体が発生する音の他、エンジンの動作に伴って生じる吸気音・排気音、車体などに伝達するエンジン振動に起因する音を含む)が発生している状態で、エンジン音制御装置10が作動してスピーカ18から付加音が出力される。
すると、この自動車の車室内では、図1(B)に示される如く、エンジンの基本次数周波数の成分を主成分とする(他の周波数成分の図示は省略)エンジン音と、スピーカ18が出力した付加音とが存在している。この状態では、自動車乗員には、人間の聴感特性によって、付加音の周波数faと基本次数音の周波数fbとの差分Δfの周波数の音(実在しない周波数の音)があたかも聴こえるように感じられる。
例えば、エンジン回転数が3000(rpm)である場合には、基本次数周波数fbは200Hzであり、付加音の周波数faは300Hzであるから、乗員には100Hzの音が聴こえるように感じられる。
このように、第1の実施形態に係るエンジン音制御装置10では、エンジンの基本次数周波数fbよりも低い周波数の音を演出することができる。
これにより、車室音としてユーザに好まれる低周波域を強調した重厚感のあるエンジン音を演出することができる。特に、エンジン音の重厚感が好まれる高グレード車には多気筒エンジンの搭載車が多く、エンジンの基本次数周波数fbが高いために重厚感のあるエンジン音を演出することが困難であったが、本エンジン音制御装置10によって、多気筒エンジンの搭載車において低周波域を強調した重厚感のある音を演出することが実現された。
また、エンジン音制御装置10では、重厚感を演出するため低周波音をスピーカ18から出力することなく、人間の聴感特性を利用して実在しない音を聴取したように感じさせるため、スピーカ18から低周波音を出力した場合に問題となるこもり音の発生が防止される。特に、この実施形態では、エンジン音制御装置10は、基本次数周波数fbよりも高次の付加音を付加するため、こもり音が問題となることがない。しかも、基本次数周波数fbよりも高次の付加音を付加するため、より低周波音を付加する構成と比較してスピーカ18やアンプ等をコンパクトに構成することができる。すなわち、低周波音を付加する構成と比較して、省スペース化、軽量化、低コスト化が図られる。
なお、第1の実施形態では、エンジン回転数の4次成分の基本次数音に対し6次成分の付加音を付加する例を示したが本発明はこれに限定されず、例えば、付加音として他の次数成分の音を付加しても良く、基本次数周波数fbとの差分がエンジン回転に依らず一定となる周波数(fb+α)となる周波数成分の付加音を付加するようにしても良い。また、エンジン回転数に応じて付加音の次数(周波数差)を切り替えることも可能である。
次に、本発明の他の実施形態を説明する。なお、上記第1の実施形態又は前出の構成と基本的に同一の部品・部分については、第1の実施形態又は前出の構成と同一の符号を付して説明を省略する。
(第2の実施形態) 図3には、本発明の第2の実施形態に係るエンジン音制御装置20がブロック図にて示されている。この図に示される如く、エンジン音制御装置20は、音演出ECU14に代えて音演出ECU22を備えると共にレベル検出手段を構成する集音マイク24を備える点で、第1の実施形態とは異なる。
音演出ECU22は、回転数演算部14A及び付加音周波数演算部14Bに加えて、レベル検出手段としての音レベル分析部22Aと、音レベル分析部22Aでの分析結果に基づいて付加音のレベルを決定する付加音レベル決定部22Bを有する。音レベル分析部22A、付加音レベル決定部22Bは、専用回路として構成されても良く、ソフトウェアとして構成されても良く、エンジン回転センサ12の信号から付加音レベル決定部22Bで出力する周波数を直接的に演算するように構成されても良い。
音レベル分析部22Aは、車室内における乗員耳位置付近の音を集音する集音マイク24の出力信号を高速フーリエ変換(FFT)し、基本次数周波数fbの音レベルP1と、付加音と同じ周波数成分(6次成分)の音レベルP2とを検知するようになっている。
付加音レベル決定部22Bは、上記基本次数音の音レベルP1と6次成分の音レベルP2との差分Pdを、スピーカ18から出力すべき周波数faの付加音の音レベルとして発信器16に出力するようになっている。発信器16は、付加音周波数演算部14Bからの周波数信号と、付加音レベル決定部22Bからのレベル信号とに基づいて音信号を生成してスピーカ18に出力するようになっている。これにより、スピーカ18からは、周波数faが基本次数周波数fbの1.5倍でかつ音レベルがPdである付加音が出力される構成である。
さらに、音演出ECU22は、スピーカ18から付加音が出力されている状態において、基本次数音の音レベルP1と、6次成分の音レベルP2との差が3dB以内(±3dB)になるように、フィードバック制御を行う構成とされている。
上記構成のエンジン音制御装置20が適用された自動車では、エンジンが動作してエンジン音が発生している状態で、エンジン音制御装置20が作動してスピーカ18から付加音が出力される。すると、この自動車の車室内では、エンジンの基本次数周波数fbの成分を主成分とするエンジン音と、スピーカ18が出力した付加音が付加された6次成分の音とが存在している。この状態では、自動車乗員には、人間の聴感特性によって、6次成分の周波数faと基本次数音の周波数fbとの差分Δfの周波数の音(実在しない周波数の音)があたかも聴こえるように感じられる。
このように、第2の実施形態に係るエンジン音制御装置20によっても、第1の実施形態に係るエンジン音制御装置10と同様の作用によって同様の効果を得ることができる。
またここで、エンジン音制御装置20では、音演出ECU22が集音マイク24の出力信号に基づいて基本次数周波数fbの音レベルP1と6次成分の音レベルP2との差分の音レベルの付加音が生じるように、発信器16を制御するため、基本次数音と付加音を含む6次成分の音とレベル差が±3dBとされる。
このため、所望の周波数域で確実に基本次数周波数fbと付加音周波数faとの差分の低周波音を演出することができる。すなわち、エンジンの回転に伴う6次成分の音レベルは、エンジン回転数に比例しない周波数(回転数)領域が存在するが、このような周波数領域においてもスピーカ18からの付加音のレベルが調整されるので、6次成分の音の全体としてのレベルを基本次数音のレベルに略一致させて、所望の周波数域で実在しない低周波音を演出することができる。したがって例えば、自動車が加速する全領域で低周波域を強調した重厚感のある加速音を演出することができる。
(第3の実施形態) 図4には、本発明の第3の実施形態に係るエンジン音制御装置30がブロック図にて示されている。この図に示される如く、エンジン音制御装置30は、音演出ECU22に代えて音演出ECU32を備える点で、第2の実施形態とは異なる。
音演出ECU32は、回転数演算部14A及び付加音周波数演算部14Bに加えて、付加音レベル決定部32Aと、付加音レベル決定部32Aが付加音のレベルを決定するために参照するマップデータを格納した音レベル差マップデータ格納部32Bとを有する。音レベル差マップデータ格納部32Bには、エンジン音Pにおける基本次数成分の音レベルP1と6次成分の音レベルP2との差分Pdが、エンジン回転数及びエンジントルクの2軸マップデータとして格納されている。
付加音レベル決定部32Aは、回転数演算部14Aからエンジン回転数に相当する演算結果が入力されると共に、アクセル開度センサ34からアクセル開度信号すなわちトルク信号が入力されるように構成されている。これにより、付加音レベル決定部32Aは、入力したエンジン回転数及びアクセル開度(エンジントルク)に応じた差分Pdのデータを音レベル差マップデータ格納部32Bから抽出し、スピーカ18から出力すべき周波数faの付加音の音レベルとして発信器16に出力するようになっている。
発信器16は、付加音周波数演算部14Bからの周波数信号と、付加音レベル決定部22Bからのレベル信号とに基づいて音信号を生成してスピーカ18に出力するようになっている。これにより、スピーカ18からは、周波数faが基本次数周波数fbの1.5倍でかつ音レベルがPdの付加音が出力される構成である。
上記構成のエンジン音制御装置30が適用された自動車では、エンジンが動作してエンジン音が発生している状態で、エンジン音制御装置30が作動してスピーカ18から付加音が出力される。すると、この自動車の車室内では、エンジンの基本次数周波数fbの成分を主成分とするエンジン音と、スピーカ18が出力した付加音が付加された6次成分の音とが存在している。この状態では、自動車乗員には、人間の聴感特性によって、6次成分の周波数faと基本次数音の周波数fbとの差分Δfの周波数の音(実在しない周波数の音)があたかも聴こえるように感じられる。
このように、第3の実施形態に係るエンジン音制御装置30によっても、第1の実施形態に係るエンジン音制御装置10と同様の作用によって同様の効果を得ることができる。
またここで、エンジン音制御装置30では、音演出ECU32がエンジン回転数及びトルク情報に基づいて基本次数周波数fbの音レベルP1と6次成分の音レベルP2との差分の音レベルの付加音が生じるように、発信器16を制御するため、基本次数音と付加音を含む6次成分の音とレベル差が略一定に保たれる。
このため、所望の周波数域で確実に基本次数周波数fbと付加音周波数faとの差分の低周波音を演出することができる。すなわち、エンジンの回転に伴う6次成分の音レベルは、エンジン回転数に比例しない周波数(回転数)領域が存在するが、このような周波数領域においてもスピーカ18からの付加音のレベルが調整されるので、6次成分の音の全体としてのレベルを基本次数音のレベルに略一致させて、所望の周波数域で実在しない低周波音を演出することができる。したがって例えば、自動車が加速する全領域で低周波域を強調した重厚感のある加速音を演出することができる。
(第4の実施形態) 図5には、本発明の第4の実施形態に係るエンジン音演出ECU40がブロック図にて示されている。この図に示される如く、エンジン音演出ECU40は、発信器16で生成した音信号をスピーカから出力する構成に代えて、エンジン作動に伴って生じる音をチューニングして付加音を生成する点で、上記各実施形態とは異なる。具体的には、この実施形態では、レゾネータ42の共鳴特性を変化させることで、音レベルP2が基本次数成分の音レベルP1に略一致する6次成分の音を生成する構成とされている。
レゾネータ42は、細径のネック部42Aが突出した共鳴箱42Bを有し、ネック部42Aがエンジンとエアクリーナ(図示省略)との間を連通するエアクリーナホース44に接続されている。このレゾネータ42は、ネック部42A内の空気を質量要素、共鳴箱42B内の空気をばね要素としてエアクリーナホース44に対する副振動系を構成したヘルムホルツ(共鳴)型のレゾネータである。
ここで、共鳴箱42Bは、一端が開放された有底筒型とされており、可動壁42Cが嵌合することで共鳴室を構成している。したがって、レゾネータ42は、可動壁42Cが共鳴箱42Bの底部42Dに対し接離することで共鳴室の体積が変化する構成であり、共鳴室の体積すなわち共鳴箱42Bに対する可動壁42Cの位置に応じてエンジン吸気系の共鳴特性を変化させるようになっている。
このレゾネータ42の可動壁42Cは、駆動装置46に駆動されることで共鳴箱42Bの底部42Dに対し接離するようになっている。駆動装置46は、可動壁42Cに固定されると共に共鳴箱42Bの底部42Dに対する接離方向に長手とされたラック46Aと、ラック46Aに噛み合うピニオン46Bと、ピニオン46Bを正逆転駆動可能な駆動モータ46Cとを含んで構成されている。駆動モータ46Cは、ステッピングモータとされており、モータドライバ(アンプ)46Dによって駆動されるようになっている。
このモータドライバ46Dは、音演出ECU48によって制御される構成とされている。音演出ECU48は、エンジン回転センサ12の出力信号に基づいてエンジンの回転速度を得る回転数演算部48Aと、回転数演算部48Aの演算結果に基づいて駆動モータ46Cの回転方向及び回転量θ(共鳴箱42Bに対する可動壁42Cの位置)を演算するモータ駆動量演算部48Bとを有する。回転数演算部48A、モータ駆動量演算部48Bは、回路として構成されても良く、ソフトウェアとして構成されても良く、エンジン回転センサ12の信号からモータ駆動量演算部48Bで出力する駆動モータ46Cの回転方向及び回転量θを直接的に演算するように構成されても良い。
レゾネータ42は、上記エンジン音における6次成分の音レベルが基本次数(4次)成分の音圧に略一致した(±3dBの範囲内の)音レベルになるように、換言すれば6次成分の付加音を生成(増幅)するように、共鳴箱42Bに対する可動壁42Cの初期位置が設定されている。なお、この付加音の設定は、6次成分の音レベルを増幅する設定に代えて又はこれと組み合わせて、基本次数成分の音レベルを減衰する設定を用いることができる。
そして、音演出ECU48は、エンジン回転数に応じて、上記エンジン音における6次成分の音圧が基本次数成分の音圧に略一致した状態が維持されるように、エンジン回転数に比例した量だけ駆動モータ46Cを作動するようになっている。この実施形態では、低回転数時に高回転時よりも共鳴室が広くなる設定とされている。
上記構成のエンジン音演出ECU40が適用された自動車では、エンジンが動作している状態では、レゾネータ42の共鳴室の体積がエンジン回転数に応じて変化することで、エンジン音の基本次数成分と6次成分の音レベルが略一致する。このため、この自動車の乗員には、図1(B)に示される如く、人間の聴感特性によって、付加音の周波数faと基本次数音の周波数fbとの差分Δfの周波数の音(実在しない周波数の音)があたかも聴こえるように感じられる。
例えば、エンジン回転数が3000(rpm)である場合には、基本次数周波数fbは200Hzであり、付加音の周波数faは300Hzであるから、乗員には100Hzの音が聴こえるように感じられる。
このように、第4の実施形態に係るエンジン音演出ECU40では、エンジンの基本次数周波数fbよりも低い周波数の音を演出することができる。
これにより、車室音としてユーザに好まれる低周波域を強調した重厚感のあるエンジン音を演出することができる。特に、エンジン音の重厚感が好まれる高グレード車には多気筒エンジンの搭載車が多く、エンジンの基本次数周波数fbが高いために重厚感のあるエンジン音を演出することが困難であったが、本エンジン音演出ECU40によって、多気筒エンジンの搭載車において低周波域を強調した重厚感のある音を演出することが実現された。
また、エンジン音演出ECU40では、重厚感を演出するため低周波音を用いることなく、人間の聴感特性を利用して実在しない音を聴取したように感じさせるため、低周波音を付加した場合に問題となるこもり音が発生することがない。しかも、レゾネータ42によってエンジン音の特定(6次)成分をチューニングして付加音を生成するため、スピーカ18や発信器16を設けることなく低周波域を強調した重厚感のある音を演出することができる。また、スピーカで低周波音を付加する構成と比較して、省スペース化、軽量化、低コスト化が図られる。
なお、第4の実施形態では、エンジン回転数に比例して駆動モータ46Cの駆動量を変化させる例を示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、エンジン回転数の1軸マップ、エンジン回転数及びエンジントルクの2軸マップのデータに基づいて共鳴箱42Bに対する可動壁42Cの位置を決めるように構成しても良い。
また、第4の実施形態では、レゾネータ42の共鳴室の体積を可変とした例を示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、ネック部42Aの長さや径を可変としてエンジン音の特定成分をチューニングするようにしても良い。
さらに、第4の実施形態では、エンジン吸気系の音をチューニングして付加音を生成する例を示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、レゾネータに代えて共鳴型のマフラの共鳴室の体積を可変とする等の排気系の周波数特性の変化にて付加音を生成(増幅)することができる。
(第5の実施形態) 図6には、本発明の第5の実施形態に係るエンジン音演出ECU50がブロック図にて示されている。この図に示される如く、エンジン音演出ECU50は、レゾネータ42に代えて、吸気ダクト52の共鳴特性を変化させることで、基本次数音に対する付加音を生成する(6次成分の音レベルP2を基本次数成分の音レベルP1に近づける)構成とされている点で、第4の実施形態とは異なる。
吸気ダクト52は、図示しないエアクリーナの上流側に配設され該エアクリーナに外気を導く構成とされている。この吸気ダクト52は、下流端がエアクリーナに取り付けられたダクト本体52Aと、ダクト本体52Aの上流端に軸線方向に沿ったスライド可能に嵌合された可動ダクト52Bとを含む。この可動ダクト52Bがダクト本体52Aに対すスライドすることで、吸気ダクト52の全長が伸縮して共鳴特性が変化する構成とされている。
この吸気ダクト52の可動ダクト52Bは、駆動装置54に駆動されることでダクト本体52Aに対しスライドするようになっている。駆動装置54は、可動ダクト52Bの外周面に軸線方向に沿って形成されたラック54Aと、ラック54Aに噛み合うピニオン54Bと、ピニオン54Bを正逆転駆動可能な駆動モータ54Cとを含んで構成されている。駆動モータ54Cは、ステッピングモータとされており、モータドライバ(アンプ)54Dによって駆動されるようになっている。
このモータドライバ54Dは、音演出ECU56によって制御される構成とされている。音演出ECU56は、エンジン回転センサ12の出力信号に基づいてエンジンの回転速度を得る回転数演算部56Aと、回転数演算部56Aの演算結果に基づいてダクト本体52Aに対する可動ダクト52Bのスライド量L(駆動モータ54Cの回転方向及び回転量)を演算するダクト伸縮量演算部56Bとを有する。回転数演算部56A、ダクト伸縮量演算部56Bは、回路として構成されても良く、ソフトウェアとして構成されても良く、エンジン回転センサ12の信号からダクト伸縮量演算部56Bで出力する可動ダクト52Bスライド量Lを直接的に演算するように構成されても良い。
吸気ダクト52は、上記エンジン音における6次成分の音レベルが基本次数(4次)成分の音圧に略一致した音レベルになるように、換言すれば6次成分の付加音を生成するように、ダクト本体52Aに対する可動ダクト52Bの初期位置(全長)が設定されている。この設定は、基本次数成分の音レベルを減衰する設定でも良く、6次成分の音レベルを増幅する設定でも良く、これらの組み合わせであっても良い。そして、音演出ECU56は、エンジン回転数に応じて、上記エンジン音における6次成分の音圧が基本次数成分の音圧に略一致した状態が維持されるように、エンジン回転数に比例した量だけ駆動モータ54Cを作動するようになっている。この実施形態では、低回転数時に高回転時よりもダクト全長が長くなる設定とされている。
上記構成のエンジン音演出ECU50が適用された自動車では、エンジンが動作している状態では、吸気ダクト52の全長がエンジン回転数に応じて変化することで、エンジン音の基本次数成分と6次成分の音レベルが略一致する。このため、この自動車の乗員には、図1(B)に示される如く、人間の聴感特性によって、付加音の周波数faと基本次数音の周波数fbとの差分Δfの周波数の音(実在しない周波数の音)があたかも聴こえるように感じられる。
このように、第5の実施形態に係るエンジン音演出ECU50によっても、第4の実施形態に係るエンジン音演出ECU40と同様の作用によって同様の効果を得ることができる。
(第6の実施形態) 図7には、本発明の第6の実施形態に係るエンジン音制御装置60がブロック図にて示されている。この図に示される如く、エンジン音制御装置60は、レゾネータ42に代えて、吸気ダクト62の振動特性を変化させることで、基本次数音に対する付加音を生成する(6次成分の音レベルP2を基本次数成分の音レベルP1に近づける)構成とされている点で、第4及び第5の実施形態とは異なる。
吸気ダクト62は、図示しないエアクリーナの上流側に配設され該エアクリーナに外気を導く構成とされている。この吸気ダクト62における軸線方向の一部は、内壁62Aと外壁62Bとの間に空間Rが形成された2重膜構造62Cとされており、空間R内の圧力に応じて膜剛性(共振周波数)を変化させることで、2重膜構造62Cから膜剛性に応じた周波数の放射音を発生させる構成とされている。
吸気ダクト62の2重膜構造62Cには、一端が負圧源としてのサージタンク64に連通したバキュームパイプ66の他端が接続されて空間Rに連通している。バキュームパイプ66には、コントロールバルブ68が配設されており、コントロールバルブ68の開度に応じて空間Rの内圧(負圧)を調整可能とされている。コントロールバルブ68は、その弁体を駆動する駆動モータ(何れも図示省略)がモータドライバ68Aによって駆動されて開度を変化させるようになっている。
このモータドライバ68Aは、音演出ECU70によって制御される構成とされている。音演出ECU70は、エンジン回転センサ12の出力信号に基づいてエンジンの回転速度を得る回転数演算部70Aと、回転数演算部70Aの演算結果に基づいて2重膜構造62Cにお空間Rの内圧の変化量ΔP(コントロールバルブ68の開度)を演算する圧力変化量演算部70Bとを有する。回転数演算部70A、圧力変化量演算部70Bは、回路として構成されても良く、ソフトウェアとして構成されても良く、エンジン回転センサ12の信号から圧力変化量演算部70Bで出力する空間Rの内圧の変化量ΔPを直接的に演算するように構成されても良い。
吸気ダクト62は、上記エンジン音における6次成分の音レベルが基本次数(4次)成分の音圧に略一致した音レベルになるように、換言すれば6次成分の放射音を付加音として生成するように、2重膜構造62Cの初期剛性(空間Rの内圧)が設定されている。そして、音演出ECU70は、エンジン回転数に応じて、上記エンジン音における6次成分の音圧が基本次数成分の音圧に略一致した状態が維持されるように、エンジン回転数に比例した量だけコントロールバルブ68の開度を変化するようになっている。この実施形態では、低回転時に高回転時よりも空間Rの内圧が低くなる設定とされている。
上記構成のエンジン音制御装置60が適用された自動車では、エンジンが動作している状態では、吸気ダクト62における2重膜構造62Cの膜剛性がエンジン回転数に応じて変化することで、エンジン音の基本次数成分と6次成分の音レベルが略一致する。このため、この自動車の乗員には、図1(B)に示される如く、人間の聴感特性によって、付加音の周波数faと基本次数音の周波数fbとの差分Δfの周波数の音(実在しない周波数の音)があたかも聴こえるように感じられる。
このように、第6の実施形態に係るエンジン音制御装置60によっても、第4の実施形態に係るエンジン音演出ECU40と同様の作用によって同様の効果を得ることができる。
(第7の実施形態) 図8には、本発明の第7の実施形態に係るエンジン音演出ECU75がブロック図にて示されている。この図に示される如く、エンジン音演出ECU75は、吸気ダクト62に代えて、排気系部品である図示しないマフラを車体に支持するためのサポートゴム76の振動特性を変化させることで、基本次数音に対する付加音を生成する(6次成分の音レベルP2を基本次数成分の音レベルP1に近づける)構成とされている点で、第6の実施形態とは異なる。
サポートゴム76は、車体に支持される車体側支持部76Aと、マフラに連結されるマフラ連結部76Bとの間に中空部76Cが形成されており、中空部76C内の空間Rにバキュームパイプ66の他端が連通している。したがって、サポートゴム76は、空間Rの負圧に応じて剛性が変化する構成であり、このサポートゴム76による支持剛性に応じた排気音(放射音)をマフラから生じさせるようになっている。エンジン音演出ECU75の他の構成は、エンジン音制御装置60の対応する構成と同じである。
上記構成のエンジン音演出ECU75が適用された自動車では、エンジンが動作している状態では、サポートゴム76によるマフラ支持剛性がエンジン回転数に応じて変化することで、エンジン音の基本次数成分と6次成分の音レベルが略一致する。このため、この自動車の乗員には、図1(B)に示される如く、人間の聴感特性によって、付加音の周波数faと基本次数音の周波数fbとの差分Δfの周波数の音(実在しない周波数の音)があたかも聴こえるように感じられる。
このように、第7の実施形態に係るエンジン音演出ECU75によっても、第4の実施形態に係るエンジン音演出ECU40と同様の作用によって同様の効果を得ることができる。
なお、第7の実施形態では、排気系部品であるマフラ支持用のサポートゴム76の剛性変化によって付加音を生じる例を示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、エンジンを車体に支持するためのエンジンマウント等の駆動系支持用のマウンティングラバーの剛性を変化させることで基本次数音との差が所定周波数範囲にある付加音を生成(増幅)するようにしても良い。また、サポートゴム76やマウンティングラバーの剛性変化は、内部の圧力変化による構成には限られず、例えば、液封マウンティングにおいてオリフィス径を可変としたり、内封した電気粘性流体の動粘度を電圧印加によって変化させたりすることで構成しても良い。
(A)は本発明の第1の実施形態に係るエンジン音制御装置を示すブロック図、(B)は本発明の第1の実施形態に係るエンジン音制御装置による音演出原理を示す線図である。 本発明の第1の実施形態に係るエンジン音制御装置が適用される自動車を構成するエンジン音の周波数特性を示す線図である。 本発明の第2の実施形態に係るエンジン音制御装置を示すブロック図である。 本発明の第3の実施形態に係るエンジン音制御装置を示すブロック図である。 本発明の第4の実施形態に係るエンジン音制御装置を示すブロック図である。 本発明の第5の実施形態に係るエンジン音制御装置を示すブロック図である。 本発明の第6の実施形態に係るエンジン音制御装置を示すブロック図である。 本発明の第7の実施形態に係るエンジン音制御装置を示すブロック図である。
符号の説明
10 エンジン音制御装置
12 エンジン回転センサ(周波数検出手段)
14 音演出ECU(制御装置)
16 発信器(音信号発生部、音付加装置)
18 スピーカ(音出力部、音付加装置)
20・30・40・50・60・75 エンジン音制御装置
22・32・48・56・70 音演出ECU(制御装置)
22A 音レベル分析部(レベル検出手段)
24 集音マイク(レベル検出手段)
42 レゾネータ(吸気系)
52・62 吸気ダクト(吸気系)

Claims (8)

  1. エンジンの基本次数周波数の音に、該基本次数周波数との周波数差が所定範囲にある周波数成分の音を付加するための音付加装置を備えたエンジン音制御装置。
  2. エンジン音の周波数を検出するための周波数検出手段と、
    制御信号に応じた周波数の音を発生し得る音付加装置と、
    前記周波数検出手段の検出信号に基づいて、エンジンの基本次数周波数の音に該基本次数周波数との周波数差が所定範囲にある周波数成分の音が付加されるように、前記音付加装置に制御信号を出力する制御装置と、
    を備えたエンジン音制御装置。
  3. エンジンの基本次数周波数の音レベルを検出するためのレベル検出手段をさらに備え、
    前記制御装置は、エンジンの基本次数周波数の音に、該基本次数周波数との差が所定範囲にありかつ該基本次数周波数の音との音レベルの差が所定範囲にある音が付加されるように、前記音付加装置に制御信号を出力する構成とされている請求項2記載のエンジン音制御装置。
  4. 前記音付加装置は、前記エンジンとは独立して音信号を発生する音信号発生部と、該音信号発生部が発生した音信号を音として出力する音出力部とを含む請求項1乃至請求項3の何れか1項記載のエンジン音制御装置。
  5. 前記音付加装置は、前記エンジンの動作に起因する音の周波数又はレベルを変化させ得る付加音調整部を含む請求項1乃至請求項3の何れか1項記載のエンジン音制御装置。
  6. 前記付加音調整部は、前記エンジンの吸気系又は排気系の周波数特性を変化させることで、前記エンジンの基本次数周波数の音に付加する音の周波数又はレベルを調整する請求項5記載のエンジン音制御装置。
  7. 前記音付加装置によって付加される音は、前記エンジンの基本次数周波数の音よりも高周波の音である請求項1乃至請求項6の何れか1項記載のエンジン音制御装置。
  8. エンジン音のうち基本次数周波数の音と、該基本次数周波数とは異なる次数の周波数成分の音との音レベルの差が、車室内で所定レベル差になるようにエンジン音の発生又は伝達部位の周波数特性をエンジン回転数に応じて変化させるエンジン音制御装置。
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