JP4992989B2 - 擬似エンジン音発生装置 - Google Patents
擬似エンジン音発生装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4992989B2 JP4992989B2 JP2010021188A JP2010021188A JP4992989B2 JP 4992989 B2 JP4992989 B2 JP 4992989B2 JP 2010021188 A JP2010021188 A JP 2010021188A JP 2010021188 A JP2010021188 A JP 2010021188A JP 4992989 B2 JP4992989 B2 JP 4992989B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- engine sound
- frequency
- pseudo engine
- sound
- pseudo
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G10—MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
- G10K—SOUND-PRODUCING DEVICES; METHODS OR DEVICES FOR PROTECTING AGAINST, OR FOR DAMPING, NOISE OR OTHER ACOUSTIC WAVES IN GENERAL; ACOUSTICS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- G10K15/00—Acoustics not otherwise provided for
- G10K15/02—Synthesis of acoustic waves
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Audiology, Speech & Language Pathology (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Acoustics & Sound (AREA)
- Multimedia (AREA)
- Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
- Transducers For Ultrasonic Waves (AREA)
- Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)
Description
電気自動車、燃料電池車、ハイブリッド車など、通電により回転動力を発生する電動モータによって走行する車両は、エンジン(内燃機関)を動力源とする車両に比較して、車両から外部に発生する音が小さい。
このため、車両の存在が周囲の人々に気付かれ難い。
そこで、車両から報知音を発生させて車両の存在を知らせる車両存在報知装置が提案されている。
しかしながら、擬似エンジン音を作成するのは容易なことではない。
具体的に、従来技術における擬似エンジン音の作成技術として、実際のエンジン音を測定記憶し、記憶したエンジン音を車両の運転状態に応じて再生させるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
アクセル開度を変化させて実際のエンジン回転数を変化させた単気筒のエンジン音を、「1回の爆発(1燃焼サイクル)を1単位とした波形データ」とし、アクセル開度に対応するように「1単位の波形データ」を多数記憶させておく。
そして、車両の走行時には、運転者のアクセル開度に対応した「1単位の波形データ」を記憶装置から呼び出して連続させて連続波形データを作成し、その連続波形データをエンジン気筒数分だけ重ね合わせて擬似エンジン音を合成する。
また、「1単位の波形データ」を連続するようにつなぎ合わせ、それらを複数重ね合わせて擬似エンジン音を合成する処理は演算量が極めて多く、疑似エンジン音を造り出すための演算負荷が非常に大きくなってしまう。
請求項1の手段を採用する擬似エンジン音発生装置は、
1Hz〜10Hzの間から選ばれた選択周波数をAHzとし、
このAHzの間隔で連続する多数の周波数信号を同時に発生させて擬似エンジン音を作成する。
(i)実際のエンジン音の波形データを「1回の爆発を1単位とした波形データ」に分離する手間も、
(ii)多数の「1単位の波形データ」をアクセル開度の変化に対応して記憶させる手間も必要が無く、
「記憶データの簡素化」を行なうことができる。
(i)アクセル開度に対応した「1単位の波形データ」を多数の記憶データから呼び出す処理も、
(ii)呼び出した「1単位の波形データ」を連続するようにつなぎ合わせる処理も、
(iii)つなぎ合わせた波形データを複数重ね合わせる処理も必要が無く、
「擬似エンジン音を作成するための演算負荷」を小さく抑えることができる。
請求項2の手段の擬似エンジン音発生装置における「AHz」は、
1Hz〜10Hzの間から選ばれた1つの固定周波数である、
あるいは、1Hz〜10Hzの間で変化する可変周波数である。
請求項3の手段の擬似エンジン音発生装置における「AHz」は、4Hzの固定周波数である。
請求項4の手段の擬似エンジン音発生装置は、「AHzの間隔で連続する多数の周波数信号」を、所定の周波数範囲内(例えば、通常エンジン音として認識される周波数範囲)のみで発生させる周波数範囲特定手段を備えるものである。
擬似エンジン音の周波数範囲を、例えば、通常エンジン音として認識される周波数範囲のみとすることで、擬似エンジン音を作成するための周波数信号を抑えることができ、演算負荷を抑えることができる。
請求項5の手段の擬似エンジン音発生装置は、「AHzの間隔で連続する多数の周波数信号」の周波数特性(周波数に対する音圧特性)を加工する周波数特性加工手段を備えるものである。
これにより、擬似エンジン音を、任意のエンジン音(例えば、特定車種のエンジン音)に似せることができる。
平均律音階(ド、ド♯、レ、レ♯、ミ、ファ、ファ♯、ソ、ソ♯、ラ、ラ♯、シ)から選ばれた1つの音階の周波数を基本音階周波数αとし、
この基本音階周波数αから1オクターブ、または数オクターブ高い音階の周波数を高次音階周波数βとした場合、
請求項6の手段の擬似エンジン音発生装置は、
「基本音階周波数αから高次音階周波数βの周波数範囲」に亘る「AHzの間隔で連続する多数の周波数信号」を発生して「音階(ドレミ等)を成す擬似エンジン音」を作成する音階作成手段を備えるものである。
請求項7の手段の擬似エンジン音発生装置は、複数の「音階を成す擬似エンジン音」を重ね合わせて「和音を成す擬似エンジン音」を作成する和音作成手段を備えるものである。
請求項8の手段の擬似エンジン音発生装置は、擬似エンジン音をパラメトリックスピーカにより車外へ向けて放出するものである。
パラメトリックスピーカは、指向性が強く、且つ車両から離れた位置において擬似エンジン音の発生を行なうことができるため、「車両の存在を報知したい所定の範囲」のみに擬似エンジン音を発生させることができる。このため、車両の存在を報知する必要のない範囲への擬似エンジン音の発生を防ぐことができ、結果的に車両周囲への車両騒音を抑えることができる。
これに対し、パラメトリックスピーカは、超音波を放出するものであるため、超音波発生部を小型化できるメリットを備えるとともに、超音波に含ませた振幅変化(超音波変調により可聴周波数を振幅変換したもの)を空気中で復調させるものであるため、中低音の再生も容易に行なうことができる。
その結果、パラメトリックスピーカを用いることにより、パラメトリックスピーカの再生する擬似エンジン音の周波数特性を、実際のエンジン音の周波数特性に近づけることができる。
一方、パラメトリックスピーカは、倍音を出すのを得意とする。このため、パラメトリックスピーカは、エンジン音のような倍音の塊を表現するのに適しており、パラメトリックスピーカによって再生される擬似エンジン音を、実際のエンジン音に近づけることができる。
請求項9の手段のパラメトリックスピーカは、超音波を発生可能な超音波スピーカと、AHzの間隔で連続する多数の周波数信号を同時に発生させて擬似エンジン音を作成する擬似エンジン音作成部と、この擬似エンジン音作成部で作成する擬似エンジンを成す周波数信号を、超音波周波数に変調して発生する超音波振幅変調部と、この超音波振幅変調部で変調された超音波周波数信号によって超音波スピーカを駆動するスピーカ駆動部とで構成されるものである。
(i)1Hz〜10Hzの間から選ばれた選択周波数を「AHz」とし、
(ii)この「AHz」の間隔で連続する多数の周波数信号を同時に発生させて擬似エンジン音を作成するものである。
(i)人の耳に付き易い高い周波数(人が一般的に不快、耳障りと感じる高音周波数:例えば3kHz〜7kHz、一例として4kHz)と、
(ii)人の耳に柔らかい音に感じられる周波数(低音周波数および中音周波数:例えば倍音関係を成す複数の周波数、一例として2kHz、1kHz、500Hz)とを同時に発生するものであることが望ましい。
(i)パラメトリックスピーカを用いて、車両から離れた場所で可聴音よりなる擬似エンジン音を発生させるものであっても良いし、
(ii)可聴音を直接発生するスピーカ等を用いて、車両から可聴音よりなる擬似エンジン音を発生させるものであっても良い。
(i)一定の周波数(例えば、4Hz)に固定されるものであっても良いし、
(ii)車両の乗員によって操作されるアクセル開度に応じて、所定の周波数範囲(例えば、1Hz〜10Hz)において変化するものであっても良いし、
(iii)所定の周波数範囲(例えば、3.5Hz〜4.5Hz)で揺らぐものであっても良い。
(i)一定の音圧レベルに固定されるものであっても良いし、
(ii)環境騒音の音圧レベルに応じて自動調整されるものであっても良いし、
(iii)アクセル開度が大きくなるに従って、音圧レベルを連続的または段階的に大きくするものであっても良い。
この実施例1は、本発明が適用された車両存在報知装置の具体的な一例として、パラメトリックスピーカを用いて、車両から離れた場所で可聴音よりなる擬似エンジン音を発生させる例を示す。
この実施例1の車両存在報知装置は、図1に示すように、超音波を照射可能な超音波スピーカ1と、この超音波スピーカ1の作動制御を行なう本体装置2とを備える。
(超音波スピーカ1の説明)
超音波スピーカ1は、発生する超音波を、車両の外側に向けて放出するように、車両の例えば前部等に装着されるものである。
ハイブリッド車のようにエンジン(燃料の燃焼により回転出力を発生する内燃機関)を搭載する車両の場合、超音波スピーカ1は、ラジエータグリルが設けられる外気の取入開口部(車両の前部に設けられてラジエータを冷却する車両走行風の取入口:なお、ラジエータを有しない電気自動車等の場合も冷却用走行風の取入口)の内部に装着されて、超音波スピーカ1の発生する超音波が、車両の外側前方(例えば、歩道側に向く斜め前方)に向けて放出するように設けられている。
また、超音波スピーカ1における超音波の照射方向は、一定方向に固定されるものであっても良いし、車両運転状況等に応じて放射方向を切り替え可能なものであっても良い。ここで、超音波の照射方向の切り替え手段としては、放射方向の異なる超音波スピーカ1を複数搭載して切り替えるものであっても良いし、超音波スピーカ1の支持部を電動アクチュエータ(ソレノイド等)で切り替え駆動するものであっても良い。
超音波スピーカ1は、人間の可聴帯域よりも高い周波数(20kHz以上)の空気振動を発生させる超音波発生器である。ここで、超音波は、指向性が強い。即ち、超音波は、空気中における伝播の直進性が強い。このため、超音波スピーカ1によって、車両に対して特定の方向(車両の存在を伝えたい方向:例えば、歩道側に向く斜め前方)のみに超音波を照射することができる。
なお、この実施例に用いられる圧電スピーカ3は、印加電圧(充放電)に応じて伸縮するピエゾ素子と、このピエゾ素子の伸縮によって空気に振動を与える振動板とを備えて構成される周知構造のものである。
なお、この実施例では、超音波を発生するスピーカの一例として圧電スピーカ3を用いる例を示すが、これは一例であって限定されるものではなく、超音波を再生可能であれば他の形式の超音波発生手段を用いても良い。
次に、超音波スピーカ1を駆動する本体装置2を説明する。
本体装置2は、擬似エンジン音を成す周波数信号を作成する擬似エンジン音作成部5、擬似エンジン音の周波数信号を超音波周波数に変調する超音波振幅変調部6、変調された超音波周波数で超音波スピーカ1を駆動するスピーカ駆動部7を備えるものであって、ECU(エンジン・コントロール・ユニットの略)等から作動信号(擬似エンジン音の発生指示信号)が与えられることで作動するものである。
また、本体装置2は、車両の環境騒音に基づいて超音波スピーカ1の出力レベル(音量)を自動調整する手段(後述する)と、車載バッテリ等の車載電源に接続されて本体装置2に搭載される各回路(電気的機能部品)の作動に必要な電力の供給を行なう電源部(図示しない)とを搭載するものである。
擬似エンジン音作成部5は、演算処理を行なうCPU、プログラムを保存する記憶手段(メモリ)、入力回路、出力回路などを含んで構成される周知構造のコンピュータによって構成される。記憶手段には、デジタル技術によって擬似エンジン音を成す周波数信号を作成するエンジン音生成プログラム(音響ソフト)が記憶されている。
(i)1Hz〜10Hzの間から選ばれた選択周波数を「AHz」とし、
(ii)「AHz」の間隔で連続する多数の周波数信号を同時に発生させて擬似エンジン音を作成するものである。
この実施例では、「AHz」として「4Hz」の固定周波数を用いる例を示す。なお、「4Hz」は具体的な一例であって、例えば「3.5Hz〜4.5Hz」から選択した固定周波数を用いても良い。
擬似エンジン音を成す周波数信号は、上述したように「AHz(4Hz)」の間隔で連続する多数の周波数信号によって構成されるものであるが、擬似エンジン音を成す多数の周波数信号のうちの「一部の周波数信号」を部分的に間引するものであっても良い。即ち、4Hz間隔の周波数信号が部分的に欠如するものであっても良い。
ここで、「所定の周波数範囲」の選択例を説明する。
この実施例1では、「所定の周波数範囲」を、実際のエンジンが発生するエンジン音の周波数特性に基づいて決定する例を示す(なお、後述する実施例2では、エンジン音が平均律音階を奏でるように「所定の周波数範囲」を設定する例を示す)。
擬似エンジン音を「特定車種の実際のエンジン音」に似せる場合、「特定車種の実際のエンジン音」を測定する。
測定エンジン音における「最大音圧から−10dB下がった音圧までの周波数範囲」を測定する。この測定範囲が上述した「主要周波数L」である。主要周波数Lが、例えば250Hz〜4kHzであった場合、エンジン音生成プログラムは、図3(b)に示すように、「擬似エンジン音を成す周波数信号」を、「250Hz〜4kHz(主要周波数L)」のみで発生させるものである。
ここで、周波数特性の具体的な加工例を説明する。
擬似エンジン音を「特定車種の実際のエンジン音」に似せる場合、特定車種のエンジン音の周波数特性が、図3(a)の実線Eの特性を示したとする。
その場合は、特定車種の周波数特性{図3(a)の実線Eの特性}に合致するように、「擬似エンジン音を成す周波数信号」の周波数特性(多数の周波数信号のそれぞれの音圧レベルが描く特性)を、図3(c)の波線Eに示す周波数特性に加工するものである。
なお、この実施例では、理解補助のために、超音波振幅変調部6を独立して設ける例を示すが、上述したコンピュータのプログラム中に、超音波振幅変調部6の機能を盛り込んでも良い。
例えば、超音波振幅変調部6に入力された「擬似エンジン音を成す周波数信号」が、図4(a)に示す電圧変化であるとする(なお、図中では理解補助のために単一周波数の波形を示すが、実際には4Hz間隔の合成周波数の信号波形である)。
一方、超音波振幅変調部6の搭載する超音波発振器は、図4(b)に示す超音波周波数で発振するものとする。
(i)擬似エンジン音を成す周波数の信号電圧が大きくなるに従い、超音波振動による電圧の振幅を大きくし、
(ii)擬似エンジン音を成す周波数の信号電圧が小さくなるに従い、超音波振動による電圧の振幅を小さくする。
このようにして、超音波振幅変調部6は、擬似エンジン音作成部5から入力された「擬似エンジン音を成す周波数信号」を、超音波周波数の「発振電圧の振幅変化」に変調するものである。
具体的な一例を示すと、スピーカ駆動部7は、パワーアンプ(あるいはピエゾ素子の充放電装置)であり、超音波振幅変調部6からスピーカ駆動部7に、図4(c)に示す波形信号を与える場合、スピーカ駆動部7は図4(c)に示す波形電圧を超音波スピーカ1に与えて、各圧電スピーカ3から図4(c)に示す出力波形の超音波を発生させるものである。
本体装置2は、環境騒音に基づいてスピーカ駆動部7の増幅度合(増幅ゲイン)を自動調整する手段を備えている。この自動調整手段は、車両の外部の環境騒音を検出する環境騒音検出手段8、検出した環境騒音から特定の高音周波数(例えば、4kHz)の音圧レベルを読み取る読取手段9、読み取った「環境騒音における特定の高音周波数(4kHz)」の音圧レベルに基づきスピーカ駆動部7の増幅度合を可変させる音圧レベル可変手段10で構成される。
ここで、環境騒音検出手段8が検出した車両の外部の環境騒音の周波数特性の具体的な一例を、図5の実線Aに示す。
具体的に、環境騒音検出手段8が検出する環境騒音の周波数特性が図5の実線Aの場合、読取手段9は、4kHzにおける環境騒音の音圧レベル(約40dB)を読み取るものである。
なお、「環境騒音における特定の高音周波数(4kHz)」の音圧レベルを読み取る手段は、コンピュータを用いて特定の高音周波数の音圧解析を行なうように設けても良いし、特定周波数の音圧レベルを検出し、検出された特定周波数の音圧レベルから特定の高音周波数の音圧レベルを推定するものであっても良い。
実施例1の車両存在報知装置の作動を説明する。
この車両存在報知装置は、上述したように、例えばECU等から作動信号が与えられることで作動するものであり、具体的な一例を示すと、
(i)車両の走行中(例えば、前進走行中)において常時作動するもの、
(ii)車両の走行速度が所定速度範囲の場合にのみ作動するもの、
(iii)車両走行中で、車両の走行方向に人の存在が「人の認知システム(図示しない)」によって確認された場合にのみ作動するものである。
すると、図4(d)に示すように、空気中を超音波が伝播するにつれて、空気の粘性等によって波長の短い超音波が歪んで鈍(なま)される。
その結果、図4(e)に示すように、伝播途中の空気中において超音波に含まれていた振幅成分が自己復調され、結果的に超音波の発生源(超音波スピーカ1を搭載する車両)から離れた場所で擬似エンジン音が発生する。
実施例1の車両存在報知装置は、「4Hzの間隔で連続する多数の周波数信号」を発生させて擬似エンジン音を作成する。このため、擬似エンジン音を作成するための記憶データを簡素化することができるとともに、擬似エンジン音を作成するための演算負荷を小さく抑えることができる。
実施例1の車両存在報知装置は、「4Hzの間隔で連続する多数の周波数信号(擬似エンジン音を成す周波数信号)」を「所定の周波数範囲内(250Hz〜4kHz:実際のエンジン音における主要周波数L)のみ」で発生するものである。
このように、擬似エンジン音の周波数範囲を、実際のエンジン音として認識される主要周波数Lのみに限定しているため、擬似エンジン音を作成するための周波数信号の数を抑えることができ、演算負荷をさらに軽くできる。
実施例1の車両存在報知装置は、「4Hzの間隔で連続する多数の周波数信号(擬似エンジン音を成す周波数信号)」の周波数特性を「特定車種の実際のエンジン音」の周波数特性に加工する。
これにより、車両存在報知装置の発生する擬似エンジン音を、「特定車種の実際のエンジン音」に似せることができる。
実施例1の車両存在報知装置は、擬似エンジン音として、「人の耳に付き易い高い周波数(4kHz等)」が含まれることで、擬似エンジン音を気づき易くすることができ、擬似エンジン音に含まれる高音周波数によって車両の存在を高確率で周囲に知らせることができる。
また、擬似エンジン音に「柔らかく感じられる音を成す低音周波数および中音周波数(具体的な一例を示すと、4kHzを倍音関係とする2kHz、1kHz、500Hz、250Hz)」が同時に含まれることで、擬似エンジン音を柔らかくすることができ、人に与える不快感を小さくすることができる。
このように、実施例1の車両存在報知装置の発生する擬似エンジン音は、人に与える不快感を抑えて、且つ高確率で車両の存在を周囲に知らせることができる。
この実施例1の車両存在報知装置は、擬似エンジン音をパラメトリックスピーカにより車外へ向けて放出する。
パラメトリックスピーカを用いることにより、車両から離れた位置において擬似エンジン音の発生を行なうことができる。また、パラメトリックスピーカは、指向性が強く、特定の方向のみに擬似エンジン音を発生させることができる。
これにより、「車両の存在を報知したい所定の範囲(具体的には、歩道側となる車両の斜め前方で、且つ車両から所定距離だけ離れた場所)」のみに擬似エンジン音を発生させることができる。言い換えると、車両の存在を報知する必要のない範囲への擬似エンジン音の発生を防ぐことができ、車両騒音の発生を抑えることができる。
この実施例1の車両存在報知装置は、車両の外部の環境騒音に基づいて「擬似エンジン音」の音圧レベルを自動調整している。
これにより、「擬似エンジン音」の音圧レベルが、環境騒音に負けなくなるとともに、「擬似エンジン音」の音圧レベルが不必要に大きくなる不具合がない。この結果、擬似エンジン音によって車両の存在を高確率で知らせることができるとともに、車両騒音の発生を抑えることができる。
この実施例2は、平均律音階(ド、ド♯、レ、レ♯、ミ、ファ、ファ♯、ソ、ソ♯、ラ、ラ♯、シ)から選ばれた1つの音階の擬似エンジン音(音階エンジン音)を発生させるものである。
この音階作成手段を以下において説明する。
具体的に、この実施例2では、基本音階周波数αとして、「ド」の音を成す250Hzを選択する例を示す。
次に、基本音階周波数αから1オクターブ、または数オクターブ高い音階の周波数を高次音階周波数βとする。
具体的に、この実施例では、高次音階周波数βとして、基本音階周波数αの「ド」の音より3オクターブ高い「ド」の音を成す2kHzを選択する例を示す。
擬似エンジン音作成部5で作成された「ドの音の音階エンジン音」を成す周波数信号は、超音波振幅変調部6で超音波変調されて超音波スピーカ1から車外へ向けて放出される。すると、伝播途中の空気中において超音波に含まれていた振幅成分が自己復調され、車両から離れた場所で、「ドの音の音階エンジン音(擬似エンジン音)」が発生する。
このように、所定の音階(この実施例では「ド」)の擬似エンジンを発生させることができる。
もちろん、実施例1に示した周波数特性加工手段(プログラム)による周波数特性の加工技術を用いることにより、「所定の音階(この実施例では「ド」)の擬似エンジン音」を「特定車種のエンジン音」にて発生させることができる。
上記の実施例2は、「1つの音階(ド)の擬似エンジン音」を発生する例を示した。
これに対し、この実施例3は、「複数の音階の擬似エンジン音を重ね合わせて和音の擬似エンジン音」を発生させるものである。
具体的に、擬似エンジン音作成部5におけるエンジン音生成プログラムには、複数の「音階を成す擬似エンジン音」の周波数信号を重ね合わせて「和音を成す擬似エンジン音」の周波数信号を作成する和音作成手段(プログラム)が設けられている。
和音を成す複数の音階(平均律音階のドミソ、レファラ、ミソシ、ラドミ、シレファ等:長調和音または短調和音であっても良い)を選択する。
具体的のこの実施例3では、「ド(低音側)」、「ミ」、「ソ」、「ド(高音側)」よりなる和音を発生する例を示す。
(i)基本音階周波数αとして「ド(低音側)」の音を成す250Hzを選択するとともに、
(ii)高次音階周波数βとして基本音階周波数αの「ド」の音より3オクターブ高い「ド」の音を成す2kHzを選択する。
これにより、図7(a)に示すように、「4Hzの間隔で連続する多数の周波数信号(擬似エンジン音を成す周波数信号)」を「250Hz〜2kHz」で発生させることで、「ド(低音側)の擬似エンジン音」の周波数信号を作成することができる。
(i)基本音階周波数αとして「ミ」の音を成す330Hzを選択するとともに、
(ii)高次音階周波数βとして基本音階周波数αの「ミ」の音より3オクターブ高い「ミ」の音を成す2.6kHzを選択する。
これにより、図7(b)に示すように、「4Hzの間隔で連続する多数の周波数信号(擬似エンジン音を成す周波数信号)」を「330Hz〜2.6kHz」で発生させることで、「ミの擬似エンジン音」の周波数信号を作成することができる。
(i)基本音階周波数αとして「ソ」の音を成す390Hzを選択するとともに、
(ii)高次音階周波数βとして基本音階周波数αの「ソ」の音より3オクターブ高い「ソ」の音を成す3.1kHzを選択する。
これにより、図7(c)に示すように、「4Hzの間隔で連続する多数の周波数信号(擬似エンジン音を成す周波数信号)」を「390Hz〜3.1kHz」で発生させることで、「ソの擬似エンジン音」の周波数信号を作成することができる。
(i)基本音階周波数αとして「ド(高音側)」の音を成す500Hzを選択するとともに、
(ii)高次音階周波数βとして基本音階周波数αの「ド」の音より3オクターブ高い「ド」の音を成す4kHzを選択する。
これにより、図7(d)に示すように、「4Hzの間隔で連続する多数の周波数信号(擬似エンジン音を成す周波数信号)」を「500Hz〜4kHz」で発生させることで、「ド(高音側)の擬似エンジン音」の周波数信号を作成することができる。
(i)図7(a)に示す「ド(低音側)の擬似エンジン音」の周波数信号と、
(ii)図7(b)に示す「ミの擬似エンジン音」の周波数信号と、
(iii)図7(c)に示す「ソの擬似エンジン音」の周波数信号と、
(iv)図7(d)に示す「ド(高音側)の擬似エンジン音」の周波数信号と、
を重ね合わせて「ドミソドの和音を成す擬似エンジン音」の周波数信号を作成する。
すると、伝播途中の空気中において超音波に含まれていた振幅成分が自己復調され、車両から離れた場所で、「低音(250Hz)から高音(4kHz)までの広い周波数範囲」を含んだ「和音(ドミソド)を成す擬似エンジン音」が発生する。
このように、「和音(人が好ましいと感じる音色)」による擬似エンジン音を発生させることにより、擬似エンジン音の好感度を高めることができる。
上記の実施例では、パラメトリックスピーカの技術を用いて、車両から離れた場所で擬似エンジン音を発生させる例を示したが、車両に搭載した擬似エンジン音発生機(例えば、スピーカ)から直接的に擬似エンジン音を発生させても良い。あるいは、パラメトリックスピーカの技術と、擬似エンジン音発生機(スピーカ等)から擬似エンジン音(可聴音)を直接放出する技術とを組み合わせ、状況に応じて切り替えて用いても良い。
上記の実施例では、擬似エンジン音の音圧レベルを、環境騒音に応じて自動調整する例を示したが、アクセル開度や車速に応じて増減させるように設けても良い。あるいは、実際のエンジン音の音圧成分に時間的な揺らぎ(変動)があるように、「擬似エンジン音の音圧レベルが時間的に揺らぐ」ように設けても良い。
なお、「AHzの値」および「擬似エンジン音の音圧」を「揺らぐ」ように設ける場合は、「1/f揺らぎ」など「不等間隔の揺らぎ」であることが望ましい。
5 擬似エンジン音作成部(エンジン音生成プログラム、周波数範囲特定手段、周波数特性加工手段、音階作成手段、和音作成手段を含む)
6 超音波振幅変調部
7 スピーカ駆動部
α 基本音階周波数
β 高次音階周波数
Claims (9)
- 擬似エンジン音を発生させる擬似エンジン音発生装置において、
この擬似エンジン音発生装置は、
1Hz〜10Hzの間から選ばれた選択周波数をAHzとし、
このAHzの間隔で連続する多数の周波数信号を同時に発生させて擬似エンジン音を作成することを特徴とする擬似エンジン音発生装置。 - 請求項1に記載の擬似エンジン音発生装置において、
前記AHzは、1Hz〜10Hzの間から選ばれた1つの固定周波数である、あるいは1Hz〜10Hzの間で変化する可変周波数であることを特徴とする擬似エンジン音発生装置。 - 請求項2に記載の擬似エンジン音発生装置において、
前記AHzは、4Hzの固定周波数であることを特徴とする擬似エンジン音発生装置。 - 請求項1〜請求項3のいずれかに記載の擬似エンジン音発生装置において、
この擬似エンジン音発生装置は、「前記AHzの間隔で連続する多数の周波数信号」を、所定の周波数範囲内のみで発生させる周波数範囲特定手段を備えることを特徴とする擬似エンジン音発生装置。 - 請求項1〜請求項4のいずれかに記載の擬似エンジン音発生装置において、
この擬似エンジン音発生装置は、「前記AHzの間隔で連続する多数の周波数信号」の周波数特性を加工する周波数特性加工手段を備えることを特徴とする擬似エンジン音発生装置。 - 請求項1〜請求項5のいずれかに記載の擬似エンジン音発生装置において、
平均律音階から選ばれた1つの音階の周波数を基本音階周波数αとし、
この基本音階周波数αから1オクターブ、または数オクターブ高い音階の周波数を高次音階周波数βとした場合、
当該擬似エンジン音発生装置は、「前記基本音階周波数αから前記高次音階周波数βの周波数範囲」に亘る「前記AHzの間隔で連続する多数の周波数信号」を発生して「音階を成す擬似エンジン音」を作成する音階作成手段を備えることを特徴とする擬似エンジン音発生装置。 - 請求項6に記載の擬似エンジン音発生装置において、
この擬似エンジン音発生装置は、複数の「音階を成す擬似エンジン音」を重ね合わせて「和音を成す擬似エンジン音」を作成する和音作成手段を備えることを特徴とする擬似エンジン音発生装置。 - 請求項1〜請求項7のいずれかに記載の擬似エンジン音発生装置において、
この擬似エンジン音発生装置は、擬似エンジン音をパラメトリックスピーカにより車外へ向けて放出することを特徴とする擬似エンジン音発生装置。 - 請求項8に記載の擬似エンジン音発生装置において、
前記パラメトリックスピーカは、
超音波を発生可能な超音波スピーカ(1)と、
前記AHzの間隔で連続する多数の周波数信号を同時に発生させて擬似エンジン音を作成する擬似エンジン音作成部(5)と、
この擬似エンジン音作成部(5)で作成する擬似エンジンを成す周波数信号を、超音波周波数に変調して発生する超音波振幅変調部(6)と、
この超音波振幅変調部(6)で変調された超音波周波数信号によって前記超音波スピーカ(1)を駆動するスピーカ駆動部(7)と、
を具備することを特徴とする擬似エンジン音発生装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010021188A JP4992989B2 (ja) | 2010-02-02 | 2010-02-02 | 擬似エンジン音発生装置 |
DE102011003337A DE102011003337A1 (de) | 2010-02-02 | 2011-01-28 | Generator für künstlichen Motorklang |
CN201110036569XA CN102143419A (zh) | 2010-02-02 | 2011-01-31 | 模仿引擎声发生器 |
US13/019,545 US20110188663A1 (en) | 2010-02-02 | 2011-02-02 | Artificial engine sound generator |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010021188A JP4992989B2 (ja) | 2010-02-02 | 2010-02-02 | 擬似エンジン音発生装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011158765A JP2011158765A (ja) | 2011-08-18 |
JP4992989B2 true JP4992989B2 (ja) | 2012-08-08 |
Family
ID=44316260
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010021188A Expired - Fee Related JP4992989B2 (ja) | 2010-02-02 | 2010-02-02 | 擬似エンジン音発生装置 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20110188663A1 (ja) |
JP (1) | JP4992989B2 (ja) |
CN (1) | CN102143419A (ja) |
DE (1) | DE102011003337A1 (ja) |
Families Citing this family (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011148470A1 (ja) * | 2010-05-26 | 2011-12-01 | 三菱電機株式会社 | 擬似音制御装置およびそれを備えた電動移動体 |
JP5212512B2 (ja) * | 2011-03-22 | 2013-06-19 | 株式会社デンソー | 車両用の運行通知音出力装置 |
CN102291647A (zh) * | 2011-08-31 | 2011-12-21 | 汉得利(常州)电子有限公司 | 仿引擎声发声装置 |
CN102438195B (zh) * | 2011-09-29 | 2014-03-26 | 林建辉 | 高速车辆客室噪声声场分时模拟系统及其模拟方法 |
DE102012012567A1 (de) * | 2012-06-23 | 2013-12-24 | Audi Ag | Navigationsvorrichtung mit einer Reichweitenanzeige für einen elektrischen Fahrbetrieb und Kraftwagen mit einer Navigationsvorrichtung |
CN104704554B (zh) * | 2012-10-12 | 2018-01-26 | 大众汽车有限公司 | 具有至少一个用于产生人造发动机噪音的发声系统的汽车 |
WO2014184828A1 (ja) * | 2013-05-16 | 2014-11-20 | アンデン株式会社 | 車両接近通報装置 |
JP6111955B2 (ja) * | 2013-09-27 | 2017-04-12 | アンデン株式会社 | 車両接近通報装置 |
CN105438064B (zh) * | 2015-12-04 | 2017-12-15 | 歌尔股份有限公司 | 行人警示装置和车辆 |
CN105516856B (zh) * | 2015-12-29 | 2018-12-14 | 歌尔股份有限公司 | 车辆警告声音生成装置和车辆 |
DE102016014993B4 (de) * | 2016-12-16 | 2020-12-03 | Frank Brunzendorf | Verfahren, Anwendung und System zur akustischen Produktprägung |
DE102017204534A1 (de) | 2017-03-17 | 2018-09-20 | Osram Gmbh | Fahrzeug und Verfahren |
WO2019012017A1 (en) * | 2017-07-13 | 2019-01-17 | Sony Corporation | APPARATUS, SYSTEM, METHOD AND COMPUTER PROGRAM |
KR20220000654A (ko) * | 2020-06-26 | 2022-01-04 | 현대자동차주식회사 | 차량 및 그 제어방법 |
CN115431871A (zh) * | 2022-08-30 | 2022-12-06 | 中国第一汽车股份有限公司 | 一种兼顾电动车低速行人提示音和电子声浪的声音控制方法 |
Family Cites Families (21)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3816635A (en) * | 1971-05-28 | 1974-06-11 | Baldwin Co D H | Single master tone generator |
US4318245A (en) * | 1980-01-22 | 1982-03-09 | The Quaker Oats Company | Vocalizing apparatus |
US4556963A (en) * | 1982-12-01 | 1985-12-03 | The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Navy | Underwater sound generator |
US4687457A (en) * | 1985-08-26 | 1987-08-18 | Axlon, Inc. | Hand-held puppet with pseudo-voice generation |
JPH0844383A (ja) * | 1994-07-29 | 1996-02-16 | Nippon Seiki Co Ltd | 擬似音発生装置 |
JPH08137490A (ja) * | 1994-11-11 | 1996-05-31 | Toyota Central Res & Dev Lab Inc | 波形生成装置 |
US5699479A (en) * | 1995-02-06 | 1997-12-16 | Lucent Technologies Inc. | Tonality for perceptual audio compression based on loudness uncertainty |
JPH11164384A (ja) * | 1997-11-25 | 1999-06-18 | Nec Corp | 超指向性スピーカ及びスピーカの駆動方法 |
JP2001290489A (ja) * | 2000-04-07 | 2001-10-19 | Fuji Heavy Ind Ltd | エンジン音質の制御装置 |
US6971943B1 (en) * | 2003-09-30 | 2005-12-06 | Arne Schulze | Interactive sound producing toy |
JP2005115166A (ja) * | 2003-10-09 | 2005-04-28 | Yamaha Motor Co Ltd | エンジン音データ記憶方法 |
JP2005289175A (ja) * | 2004-03-31 | 2005-10-20 | Toyota Motor Corp | 燃料電池自動車 |
JP4341608B2 (ja) * | 2005-11-01 | 2009-10-07 | トヨタ自動車株式会社 | エンジン音制御装置 |
JP2007237831A (ja) * | 2006-03-07 | 2007-09-20 | Nissan Motor Co Ltd | 車外警報装置および車両警報方法 |
US7598879B2 (en) * | 2007-01-03 | 2009-10-06 | Exhart Environmental Systems, Inc. | Electronic rodent repeller |
JP2008201253A (ja) * | 2007-02-20 | 2008-09-04 | Clarion Co Ltd | 走行騒音生成装置 |
JP2008258863A (ja) * | 2007-04-04 | 2008-10-23 | Seiko Epson Corp | 車載警告音発生システム及び車載警告音発生システムの制御方法 |
JP5040541B2 (ja) * | 2007-09-10 | 2012-10-03 | ヤマハ株式会社 | エンジン音合成装置 |
US8204243B2 (en) * | 2007-09-21 | 2012-06-19 | United Parcel Service Of America, Inc. | Synthetic engine sound for electric vehicle based on detected direction of travel |
JP4926005B2 (ja) * | 2007-11-13 | 2012-05-09 | ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ株式会社 | 音声信号処理装置及び音声信号処理方法、通信端末 |
JP5205461B2 (ja) * | 2008-08-28 | 2013-06-05 | 日産自動車株式会社 | 車両の作動音制御装置及び制御方法 |
-
2010
- 2010-02-02 JP JP2010021188A patent/JP4992989B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
2011
- 2011-01-28 DE DE102011003337A patent/DE102011003337A1/de not_active Withdrawn
- 2011-01-31 CN CN201110036569XA patent/CN102143419A/zh active Pending
- 2011-02-02 US US13/019,545 patent/US20110188663A1/en not_active Abandoned
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN102143419A (zh) | 2011-08-03 |
US20110188663A1 (en) | 2011-08-04 |
DE102011003337A1 (de) | 2011-08-04 |
JP2011158765A (ja) | 2011-08-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4992989B2 (ja) | 擬似エンジン音発生装置 | |
JP5029706B2 (ja) | 車両存在報知装置 | |
JP5344016B2 (ja) | 車両存在通報装置 | |
JP5206762B2 (ja) | 車両用警報装置 | |
US8217767B2 (en) | Vehicle presence notification apparatus | |
JP2012183933A (ja) | 車両存在通報装置 | |
JP2012148642A (ja) | 車両接近通報装置 | |
JP2014015187A (ja) | 車両存在通報装置 | |
JP5287914B2 (ja) | 車両存在通報装置 | |
JP2013216168A (ja) | 車両存在通報装置 | |
JP2013095236A (ja) | 車両存在通報装置 | |
JP5012959B2 (ja) | 車両存在報知装置 | |
JP5428927B2 (ja) | 車両存在報知装置 | |
JP2012192865A (ja) | 車両存在通報装置 | |
JP5370206B2 (ja) | 車両存在報知装置 | |
JP5402849B2 (ja) | 擬似エンジン音発生装置 | |
US8823501B2 (en) | Vehicle presence notification apparatus | |
JP5012964B2 (ja) | 車両存在報知装置 | |
JP2012114780A (ja) | パラメトリックスピーカ | |
JP5664450B2 (ja) | パラメトリックスピーカ | |
JP4955839B2 (ja) | 擬似音発生装置及び擬似音発生方法 | |
JP2012239023A (ja) | パラメトリックスピーカ | |
JP2011166424A (ja) | 車両存在報知装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20110531 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20111222 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120110 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120410 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120423 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150518 Year of fee payment: 3 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 4992989 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150518 Year of fee payment: 3 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |