JP2007124648A - 色マッピング - Google Patents

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Abstract

【課題】歪みを最小限に維持しながら、再生不能な色を再生可能な色に変換すること
【解決手段】再生デバイスの色域の外部にある色を再生可能な色にマッピングする方法は、縮小色域の境界を使用する。3次元色空間において、縮小色域は、再生デバイスの色域のサイズを3つのすべての次元において縮小することにより導出される。縮小色域クリッピングベクトルが、色域外の色を縮小色域境界上にクリッピングすることにより求められ、色域外の色は、縮小色域クリッピングベクトルが再生デバイスの色域境界と交差する色にマッピングされる。かくして、縮小色域境界の同じ点又は隣接する点上にクリッピングされる、異なる方向のクリッピングベクトルに関連付けられた色域外の色は、再生デバイスの色域境界上の離間した点又はさらに大きく離間した点にマッピングされる。
【選択図】図7a

Description

本発明は、概して色マッピングに関し、例えば、色域外の色をマッピングする方法、並びに色域外の色マッピングを実行するように構成される再生デバイス及びコンピュータプログラムに関する。
プリンタ、コピー機、又はモニタのような画像再生デバイスは、人間の観察者が見ることができるすべての色を生成できるわけではない。人間の視覚において、基本的な色の見え方の属性は、色相(hue)、明度(lightness)、及び彩度(chroma)である。色相は、「知覚される色である赤、黄、緑、及び青の1つ又は或る比率の2つ」に対する色の類似性を表す(R. W. G. Huntによる定義による)。色相は、多くの場合、赤から黄、緑、及び青を通って赤に戻る範囲にわたって、0度から360度に及ぶ対応する色相角でカラーホイール上に表される。
明度という用語は、両極端が黒(0)及び白(100)であるスケール上の色の相対的な位置を表し、彩度値は、色の色相が表される程度を予測し、無制限のスケール上でグレー(0)から高い彩度を有する色に及ぶ。
これらの属性によれば、すべての可視色は、3つの軸によって定義される3次元色空間における点により表すことができる。これら3つの軸は、1つの無彩色軸(L)及び2つの彩度軸(a、b)である。無彩色軸(L)は、色の明度値を表す。2つの彩度軸の一方(a)は、高い彩度を有する緑からグレーを通って高い彩度を有する赤に及び、他方の彩度軸(b)は、高い彩度を有する青からグレーを通って高い彩度を有する黄に及ぶ。任意の可能な可視色は、一意の一組の3つの座標(L,a,b)によって表記されることができ、(L)は、その色の明度値を表し、(a)及び(b)は共に、その色の色相及び彩度を表す。(a)及び(b)は、直交次元であり、その極座標表現の等価物は、色相(角度)及び彩度((a,b)原点からの距離)である。
このLab系の他に、HSV(色相、彩度(Saturation)、明度(Value))色空間、及びその変形物等のさまざまな色モデルが存在する。HSVの変形物としては、HSB(ここで、Bは明度(brightness)の略語である)及びHLS(色相、輝度(Lightness)、彩度)がある。よりハードウェア指向の色表現は、例えば、モニタ用の色信号、又はスキャナ及びデジタルカメラからの色信号を通信するのに使用されるRGB(赤、緑、青)、印刷装置に使用されるCMY(シアン、マゼンタ、イエロー)、及びアメリカのTVシステムで使用されるYIQ(ルミナンス(luminance)用のY、色度用のI及びQ)及びヨーロッパのTVシステムで使用されるYUVのような比色分析で定義された空間等の系である。国際照明委員会であるCIEは、人間の知覚の観点から色を特定するためのいくつかの標準規格(CIE XYZ、CIE L、CIE LUV、及びCIECAM02が含まれる)を確立している。これらのCIEモデルは、ほとんどの定量的な色測定の基礎となる。CIEモデルにおいて、CIE Lは、上述したLab座標系のCIEの変形物である。本明細書の説明は、Labモデル及びその等価な極座標表現LCH(明度、彩度、及び色相)を基礎として採用するが、これに限定されるものではない。
色を再生するデバイスの能力は、そのデバイスの明度、彩度、及び色相のすべての属性において限られている。例えば、プリンタは、プリンタのインクよりも多くの彩度を有する黄色を印刷することができず、モニタは、モニタの赤の蛍光体によって再生される赤よりも多くの彩度を有する赤を示すことができない。同様に、すべての可視色をデバイスの限られた着色剤と一致させることは不可能である。
デバイスが再生できる色は、色空間内の部分空間を形成し、この部分空間は、その再生デバイスの色域と呼ばれる。この部分空間の表面である色域の境界は、視認可能であるが再生できない色域外の色を、視認可能であり且つ再生できる色域内の色と分離する。
色域境界を画定する一方法は、これに限定されるものではないが、色空間の色相のすべてにおける彩度の達成可能な値及び明度の達成可能な値の色域の両極端によるものである。この境界を計算するために、それは、数学的に記述され得る。これは、多変数方程式を使用して、3次元曲線のハル(hull:覆い、外殻)を形成することにより行うことができる。別の手法では、有限数の点が実験的に導出される。これらの点は、最大の彩度値及び明度値の選択したもの、又はLCHから導出された他の次元の観点から最大にあり、デバイスが色空間の色相のすべてにおいて再生できる値を表す。次に、これらの点は、再生デバイスの境界を近似する補間された多面体表面のコーナーの点(頂点)として使用される。
再生されるべき画像、又は他の色の集合が、デバイスによって再生不能な色を含む場合、これらの色域外の色は、再生可能な色に置き換えられる。即ち、色域外の色は、再生デバイスの色域内の色にマッピングされる。さまざまなマッピング方法があり、これらのマッピング方法は、基本的に、クリッピング及び圧縮という用語によって分類され得る。クリッピング方法は、マッピングの基準を指定し、このマッピングの基準は、所与の色域外の色がマッピングされる再生デバイスの色域境界上の点を見つけるのに使用される。色域内の色は、変更されずに維持される。圧縮方法は、再生されるべき画像のすべての色に適用され、それによって、一般に、画像のすべての色を変更し、且つ全範囲にわたってこれらの変更を分散させる(しかしながら、場合によっては、圧縮方法であっても、いくつかの色は、変更されずにそのまま残されることがある)。
また、クリッピング及び圧縮のこれら基本的なマッピング方法を組み合わせることも当該技術分野において知られている。一般に使用されている組み合わせは、例えば、最後のクリッピングよりも前に、画像の明度範囲を圧縮して、再生デバイスの色域の明度範囲と一致させることを含む。
非特許文献1は、コア色域(core gamut:中心的な色域)が、目標の色域境界の内部に構築される圧縮方法を開示している。この目標の色域境界内では、圧縮は行われない。即ち、色は、変更されずに維持される。コア色域のサイズ及び形状は、コア白色点及びコア黒色点、並びに彩度スケーリングファクタによって決定される。目標の色域の外部の色は、2次関数を使用して、コア色域と目標の色域との間の領域に圧縮される。
特許文献1は、局所エリア情報を使用して、色域外の色に関連付けられた所与のピクセルについて最も適したマッピング方法を選択することを提案している。いくつかのマッピング方法の中から選択した1つが、特許文献1の図8に関連して説明されている。再生デバイスの色域の各表面の点の彩度を所定のスケールファクタによって縮小することにより、縮小色域が画定される。色域外の色を縮小色域境界へクリッピングし、次いで、再生デバイスの色域境界とクリッピングベクトルの交点を使用することによって、再生デバイスの色域境界上への色域外の色のマッピングが実行される。
米国特許第6,414,690号 Lindsay MacDonald、Jan Morovic、及びKaida Xiao著「A Topographic Gamut Compression Algorithm」(Journal of Imaging Science and Technology, Volume 46, Number 1, January/February 2002)
従って、本発明の課題は、上述した技術的な問題を克服、又は少なくとも緩和することにある。
色域境界を備えた色域を有する再生デバイスにより再生可能でなく、従って、再生デバイスの色域の外部にある色を、再生デバイスにより再生可能な色にマッピングする方法が提供される。この方法は、3次元色空間において、再生デバイスの色域のサイズを3つのすべての次元において縮小することにより、再生デバイスの色域から、縮小色域境界を有する縮小色域を導出すること、色域外の色を縮小色域境界上にクリッピングすることによって縮小色域クリッピングベクトルを求めること、及び色域外の色を、縮小色域クリッピングベクトルが再生デバイスの色域境界と交差する色にマッピングすることを含み、その結果、縮小色域境界の同じ点又は隣接する点上にクリッピングされる、異なる方向のクリッピングベクトルに関連付けられた色域外の色は、再生デバイスの色域境界上の離間した点又はさらに大きく離間した点にマッピングされる。
別の態様によれば、色域境界を備えた色域を有する再生デバイスにより再生可能でなく、従って、再生デバイスの色域の外部にある色を再生可能な色にマッピングする方法が提供される。本方法は、明度次元及び彩度次元を有する2次元色空間において、再生デバイスの色域のサイズを明度次元及び彩度次元の両方において縮小することにより、再生デバイスの色域から、縮小色域境界を有する縮小色域を導出すること、色域外の色を縮小色域境界上にクリッピングすることによって縮小色域クリッピングベクトルを求めること、及び色域外の色を、クリッピングベクトルが再生デバイスの色域境界と交差する色にマッピングすることを含み、その結果、縮小色域境界の同じ点又は隣接する点上にクリッピングされる、異なる方向の縮小色域クリッピングベクトルに関連付けられた色域外の色は、再生デバイスの色域境界上の離間した点又はさらに大きく離間した点にマッピングされる。
別の態様によれば、色域境界を備えた色域を有する画像再生システムであり、再生システムの色域の外部にあり、従って、再生可能でない画像データの色を再生可能な色にマッピングするように構成される画像再生システムが提供される。色マッピングは、以下の方法、即ち、3次元色空間、又は明度次元及び彩度次元を有する2次元色空間において、再生システムの色域のサイズをそのすべての次元において縮小することにより、再生システムの色域から、縮小色域境界を有する縮小色域を導出すること、色域外の色を縮小色域境界上にクリッピングすることによって縮小色域クリッピングベクトルを求めること、及び色域外の色を、縮小色域クリッピングベクトルが再生システムの色域境界と交差する色にマッピングすることによって実行され、その結果、縮小色域境界の同じ点又は隣接する点上にクリッピングされる、異なる方向のクリッピングベクトルに関連付けられた色域外の色は、再生システムの色域境界上の離間した点又はさらに大きく離間した点にマッピングされる。
別の態様によれば、コンピュータプログラムが提供される。このコンピュータプログラムは、例えば、プログラムコードが格納されたマシン可読媒体の形態とすることができ、又は別の例では、プログラムコードを表現したものを含む伝搬信号の形態とすることができる。このプログラムコードは、コンピュータシステムで実行される場合、色域境界を備えた色域を有する再生デバイスにより再生可能でなく、従って、再生デバイスの色域の外部にある色を、再生デバイスにより再生可能な色にマッピングする方法を実行するように構成されている。この色のマッピングは、3次元色空間、又は明度次元及び彩度次元を有する2次元色空間において、再生デバイスの色域のサイズをそのすべての次元において縮小することにより、再生デバイスの色域から、縮小色域境界を有する縮小色域を導出すること、色域外の色を縮小色域境界上にクリッピングすることによって縮小色域クリッピングベクトルを求めること、及び色域外の色を、縮小色域クリッピングベクトルが再生デバイスの色域境界と交差する色にマッピングすることによって規定され、その結果、縮小色域境界の同じ点又は隣接する点上にクリッピングされる、異なる方向のクリッピングベクトルに関連付けられた色域外の色は、再生デバイスの色域境界上の離間した点又はさらに大きく離間した点にマッピングされる。
別の態様によれば、マシン可読媒体に格納されるか、又は伝搬信号の形態であり、画像プロセッサが、色域境界を備えた色域を有する再生デバイスにより再生可能でなく、従って、再生デバイスの色域の外部にある色を、再生デバイスにより再生可能な色にマッピングするためのマッピングテーブルが提供される。このマッピングは、以下の方法、即ち、3次元色空間、又は明度次元及び彩度次元を有する2次元色空間において、再生デバイスの色域のサイズをそのすべての次元において縮小することにより、再生デバイスの色域から、縮小色域境界を有する縮小色域を導出すること、色域外の色を縮小色域境界上にクリッピングすることによって縮小色域クリッピングベクトルを求めること、及び色域外の色を、縮小色域クリッピングベクトルが再生デバイスの色域境界と交差する色にマッピングすることの結果であり、それにより、縮小色域境界の同じ点又は隣接する点上にクリッピングされる、異なる方向のクリッピングベクトルに関連付けられた色域外の色は、再生デバイスの色域境界上の離間した点又はさらに大きく離間した点にマッピングされる。
他の特徴は、開示された方法及び製品に固有であるか、又は実施形態の以下の詳細な説明及びその添付図面から当業者には明らかになるであろう。
次に、一例として、添付図面に関連して本発明の実施形態を説明する。
図面及び図面の説明は、本発明の実施形態についてのものであり、本発明そのものについてのものではない。
本発明によれば、再生デバイスにより再生可能でない色域外の色を、それらの色差特性をより大きな範囲で保存する態様でマッピングして、再生デバイスにより再生可能な色に変換することが可能になる。
図1a〜図1dは、特定のデバイスが再生できない色を含む画像の一例に関係した図を示す。しかしながら、図1の詳細な説明をさらに続ける前に、実施形態のいくつかの項目を解説することにする。
冒頭で述べたように、プリンタ、コピー機、モニタ、プロジェクタ、又は他のイメージングデバイスによって再生された画像は、オリジナルの色とできるだけ厳密に一致していることが前提とされる。即ち、再生は、人間の視覚系に対して、オリジナルと同様の感覚を引き起こすべきである。
人間の視覚系は、基本的に、色の色相、彩度、及び明度の3つの属性で色を知覚する。
しかし、実世界に現れるような色を再生するデバイスの能力は、そのデバイスが使用する技術によって制限される。デバイスが再生できる色は、すべての可視色の集合の部分集合である。それらの色は、色空間内の部分空間を形成し、この部分集合は再生デバイスの色域と呼ばれる。この部分空間の表面である色域境界は、再生可能な色域内の色を再生不能な色域外の色と分離する。
画像が、再生デバイスの色域の外部の色を含む場合、これらの色域外の色は、再生可能な色域に置き換えられる。即ち、再生不能な色は、色域内の色にマッピングされる。上述した基本的なマッピング方法であるクリッピング及び圧縮は共に、一定量の方法特有の歪みを、再生画像に導入する。目的は、これらの歪みを最小限に維持すること、及び妨害アーティファクトを回避することである。
実施形態では、以下でより詳細に説明するように、色域外の色は、それらの色を色域境界上にクリッピングすることによって、再生可能な色にマッピングされる。ブロッキング又はコンタリング等の可視アーティファクトは一般に、クリッピングから結果として生じる。その理由は、このマッピング方法が、色域外の領域の変化を廃棄し、従って、細部を含む画像の部分は、結局、その細部を失う可能性があるからである。再生デバイスの色域境界上の単一の色が、互いに異なる多数の色域外の色に取って代わる場合がある。例えば、滑らかなシェーディングは、或るエリアから別のエリアへの突然の色の変化を有する一定の色の異なるエリアが連続したものとして再生されることになる。
実施形態のいくつかでは、このような効果は削減される。その理由は、縮小色域が再生デバイスの色域から導出されるように、基礎を成すクリッピング方法(即ち、従来使用されていたあらゆるクリッピング)が、その表面の点のそれぞれの彩度の属性(a、b)を縮小することによって修正されており、マッピングベクトルが、基礎を成すクリッピング基準に従って、色域外の色を、縮小色域境界上にクリッピングすることにより求められ、且つ色域外の色が、最終的には、縮小色域クリッピングベクトルが再生デバイスの色域境界と交差する再生デバイスの色域境界の色にマッピングされるからである。このように、修正されていない基礎を成すクリッピング方法による縮小色域境界の同じ点又は隣接する点上にクリッピングされる異なる方向のクリッピングベクトルに関連付けられた色域外の色は、最終的には、再生デバイスの色域境界上の離間した点又はさらに大きく離間した点にマッピングされる。これは、図8に関連する特許文献1に記載された方法と類似している。この特許文献1では、再生デバイスの色域を、その3つの次元の2つの次元である彩度属性(a、b)において、同じスケーリングファクタによりスケーリングする一方、第3のもの(即ち、無彩度の明度の次元L)は変更せずにそのまま残すことによって、縮小色域が導出される(第6欄の第3行:「a reduced gamut is defined by reducing the chroma of each surface point by a predetermined scale factor」)。
これとは対照的に、これらの実施形態のいくつかでは、縮小色域は、再生デバイスの色域のサイズを3つのすべての次元L、a、及びbにおいて縮小することによって、再生デバイスの色域から導出される。即ち、その表面の点のそれぞれの彩度属性(a、b)及び無彩度属性(L)を縮小することによって導出される。ここで、スケールファクタは、3つの次元のそれぞれにおいて異なったものとすることができる(ただし、必ずしもそうしなくてもよい)。
色の彩度属性(a、b)を縮小することは、必ずしも、色の色相角を縮小(又は拡大)するとは限らないことは理解されるべきである。色の彩度属性(a、b)の双方が、同じファクタによって縮小される場合、色の色相は、その場合(その場合に限って)一定に維持される。明度、色相、及び彩度による色空間の極座標表現が使用され、且つその表面の点のそれぞれの明度及び彩度を縮小することによって、色域が縮小される場合、たとえ色域表面の点の色相が一定に維持されていても、この色域のサイズは、3つのすべての次元において縮小される。
個々の色相リーフ、即ち、色相が一定の面は、明度と彩度の2つの軸によって展開される2次元色空間とみなすことができる。この2次元色空間では、再生デバイスの(3次元)色域は、曲線状の輪郭又は多角形の輪郭を2次元色域境界として備えた2次元のフットプリントを有する。実施形態のいくつかでは、以下でより詳細に説明するが、縮小色域は、再生デバイスの色域のサイズをその次元の双方(明度及び彩度)において縮小することにより、このような2次元色空間で導出される。
0度から360度の範囲内の各色相角は、個々の2次元色空間に関連付けられ得る。3次元色空間は、すべての可能な個々の色相リーフの全体として記述されることができ、これらのリーフ内の2次元色域境界の全体は、再生デバイスの3次元色域の境界を形成し、これらのリーフ内の縮小された2次元境界の全体は、3次元縮小色域境界を形成する。上述したように、3次元縮小色域は、3つのすべての次元において、サイズが再生デバイスの3次元色域よりも小さい。これは、特許文献1とは対照的である。この特許文献1では、縮小色域は、各表面の点の彩度を所定のスケールファクタにより縮小することによって画定される。即ち、再生デバイスの色域を、その3つの次元の2つの次元である彩度属性(a、b)において同じスケーリングファクタによりスケーリングする一方、第3の属性(L)を変更せずにそのまま残すことによって画定される。
特許文献1の図8に示す多角形は、2つの彩度(a、b)の次元におけるこのような2次元色域境界及び縮小色域境界を表すが、上述した種類の2次元表現ではない。ここでは、色域は、明度の次元において(も)縮小される。
所与のクリッピング方法がクリッピングベクトルの方向の突然の変化を生成し、その結果、色域境界の単一の点又は小さなエリアに向けて放射状に方向付けられたクリッピングベクトルが生じる、色域表面の領域内では、クリッピング特有の歪みがより多く発生することが多い。一般に、色域及び縮小色域等の、一方が他方の内部に存在する2つの表面が与えられると、内側表面の単一の点に向けて放射状に方向付けられた線又はベクトルは、複数の点において外側表面と交差する。内側表面の小さなエリアに向けて放射状に方向付けられた線又はベクトルは、より大きなエリアにわたってバラバラに広がる点において外側表面と交差する。従って、この拡散効果のために、クリッピング特有の歪みが削減される。これは、基礎を成す任意の特定のクリッピング基準からも主として独立している。本発明の縮小色域クリッピング方法は、デバイスの色域の操作に基づいて既存のクリッピング方法を修正したものであるが、クリッピング基準自体を修正したものではない。従って、この方法は、一般に使用されるクリッピング基準のほとんどを基礎として使用して実行されることができ、従って、「メタクリッピング方法」とみなすことができる。このため、一般のクリッピング基準の中から選ばれた1つのクリッピング基準の特定の特徴は維持される(例えば、色相は保存される)一方、実施形態のいくつかによる縮小色域クリッピング方法が適用される場合に、上述した歪みは削減される。
実施形態のいくつかでは、縮小色域の形状及び位置は、再生デバイスの色域を或るスケーリング中心に向けてスケーリングすることによって得られる。このスケーリング中心は、再生デバイスの色域内の点である。他の実施形態では、再生デバイスの色域の内部の2つ以上のスケーリング中心、例えば2つのスケーリング中心が使用される。例えば、2つのスケーリング中心を有する実施形態では、再生デバイスの色域表面が2つの領域に分割され、第1の領域に存在する表面の点は、第1のスケーリング中心に向けてスケーリングされるのに対して、他方の領域に存在する表面の点は、他方のスケーリング中心に向けてスケーリングされる。色域表面の細分は、例えば、特定の明度値によって規定されることができる。即ち、特定の明度値を超える明度値を有する表面の点は、第1のスケーリング中心に向けてスケーリングされるのに対して、それより小さな明度値を有する表面の点は、第2のスケーリング中心に向けてスケーリングされる。実施形態のいくつかでは、この「特定の明度値」は、再生デバイスの色域の先端の明度値(即ち、最大可能彩度を有する明度値)である。
いくつかの実施形態では、1つのスケーリング中心(又は複数のスケーリング中心)は、再生デバイスの色域内における、明度軸から離れたどの場所にも配置される。他の実施形態では、1つのスケーリング中心(又は複数のスケーリング中心)は、明度軸上に配置される。その理由は、明度軸が、すべてのグレー点(即ち、0の彩度値を有する色)の幾何学的位置であるからであり、従って、或る意味で、色域の対称軸であるからである。
実施形態のいくつかでは、スケーリングは、単一のスケーリング中心に向かう線形スケーリングである。「線形スケーリング」とは、スケーリング中心(固定されているとみなされる)と、再生デバイスの色域表面上のさまざまな表面の点とをつなぐ線が共通のファクタによって短くされることを意味する。結果として、元の再生デバイスの色域表面の角度及び形状は、色域サイズ縮小工程において保存され、再生デバイスの色域表面から縮小色域表面へ投影された面素は、曲面素であろうと平面素であろうと、平行である。線形スケーリングのこの平行性が保存される特徴のために、基礎を成すクリッピング基準が色域表面の角度方向に依存する場合、本発明の縮小色域クリッピング方法を用いて得られたクリッピング結果は、元のクリッピング方法が(上述したような)クリッピング特有の歪みを生じる領域の外部では、対応する「元のクリッピング方法」を用いて得られるクリッピング結果と同じである。換言すれば、本発明の縮小色域クリッピング方法の効果は、この場合、クリッピング特有の歪み(上述)が発生する領域に限られる。上述した「メタクリッピング方法」の意味で、線形スケーリングを有する実施形態では、基礎を成すクリッピング方法は、より一般的な非線形スケーリングの場合よりもはるかに大部分、維持される。
実施形態のいくつかは、色域外の色が最短距離を介してクリッピング(本明細書では、最小色距離クリッピングとも呼ぶ)される際に従うクリッピング基準を使用する。最短距離条件は、一義的な法線(即ち、一義的な垂線)が存在する場合(色域が凸状でない場合に、あいまいさが生じる場合があるので、色域及び縮小色域が凸状であるいくつかの実施形態では)、マッピングベクトルの方向を、色域境界の領域に対して垂直(即ち、法線)として定義する。しかしながら、色域境界は一般に、コーナー及び/又はエッジを有し、このようなコーナー/エッジについて、一義的な法線は存在しない(例えば、平らな多角形の部分面(sub-surface)から成る色域表面は、コーナー/エッジを有し、これらのコーナー/エッジは、当該部分面の「継ぎ目」に存在する)。それにもかかわらず、コーナー(又はエッジ上の点)への最小距離にある色域外の色は存在し、コーナー/エッジ上の点への最小距離にある色域外の色も多数存在する。即ち、それらすべての色域外の色は、コーナー/エッジ上の点の放射状領域にある。(本明細書で説明したような縮小色域を使用せずに)従来の最小色距離クリッピング方法が使用された場合、これらすべての色は、コーナー/エッジ上の点、即ち、エッジ上の単一の点にマッピングされることになる。従って、この態様でこれらの色を色域境界にマッピングすると、歪みをまねく。この歪みは、上述したクリッピング特有の歪みの一例である。しかしながら、本発明の縮小色域クリッピング方法によれば、色域外の色は、まず、縮小色域境界上にクリッピングされ、次いで、色域境界とのベクトル交点にマッピングされるため、(ここでは、縮小色域上の)1つの点上にクリッピングされるそれら色域外の色は、最終的には、離間した点にマッピングされる。最小色距離クリッピング基準を使用し、且つ色域が線形スケーリングによって縮小される実施形態では、上述したように、放射歪み領域の外部にある色域外の色は、再生デバイスの色域境界上における、最小距離にある色にマッピングされ、放射歪み領域の内部にある色域外の色は、再生デバイスの色域境界上における、厳密には最小距離にはない色にマッピングされる。このように、これらの実施形態は、修正された最小色距離クリッピング方法を提供する。この修正された最小色距離クリッピング方法では、マッピング結果(即ち、最小距離マッピング)は、クリッピング歪みを削減するために、放射状歪み領域においてのみ修正される(これとは対照的に、冒頭の部分で述べた特許文献1で使用される方法は、色域の面素と縮小色域の面素との間で平行性がないので、歪み領域の外部で最小色距離条件を保存しない)。
一般に、色域外の色が、最短距離を介して色域境界にマッピングされる場合、色域外の色の色相は、マッピングされた色の色相と異なる。それらの場合の多くにおいて、最小距離基準によって規定されたマッピングベクトルは、色域外の色の色相リーフ内を通らない(このベクトルは、対象となる領域の色域表面がこのようなものである場合に、一義的な法線が存在し、且つ法線が色相リーフ内を通ると考えられる色相リーフ内のみを通る)。
実施形態のいくつかでは、色域外の色は、それら色の色相を変更することなくマッピングされる。即ち、基礎を成すクリッピング方法は、色相保存クリッピングである。各色域外の色は、その色相リーフに含まれる色に関連付けられる。この色相リーフは、上述したように、2次元色空間、即ち、明度軸及び彩度軸の2つの軸によって展開される平面とみなすことができる。この平面では、その2次元色空間内のすべての点は、同じ色相を有する。従って、この色相リーフ内の或る色を同じ色相リーフ内の別の色にマッピングしても、その色の色相は保存される。
この2次元色空間では、再生デバイスの(3次元)色域は、2次元色域境界として曲線状の輪郭又は多角形の輪郭を備えた2次元フットプリントを有する。この境界上のすべての点及びマッピングされるべき色を表す点は、1つの色相リーフに存在するので、色を2次元色域境界にマッピングしても、その色の色相は保存される(即ち、このマッピング方法は、色相保存クリッピング方法である)。
これらの実施形態のいくつかでは、個々の色相リーフ内を通る(色相保存)クリッピングベクトルは、個々の色相リーフ内のデバイスの(3次元)色域境界のフットプリントとして上述した2次元色域境界に向けた最短距離の方向で延びる。前述したように、最短距離条件は、一義的な法線(垂線)が存在する境界のセグメント、即ち凸曲線又は直線の形態を有する境界のセグメントの色域境界に垂直(即ち、法線)としてクリッピングベクトルの方向を規定する。一般に、境界は、境界が鋭く曲がるコーナー(頂点)、即ち点を有する。コーナーは点として記述されることができ、この点では、境界の第1(曲線状又は直線状)のセグメント及び第2(曲線状又は直線状)のセグメントが接触する。この点において、第1のセグメントの法線は第1の方向を有し、第2のセグメントの法線は第2の方向を有する。ここで、第1の方向は第2の方向と異なる。境界の各コーナーにおける各法線対は、角度を有する扇形(angular sector:傾斜した扇形、角をなす扇形)を形成し、このような角度を有する扇形内のすべての点は、その境界上において同じ最近傍点を有する。この最近傍点が、角度を有する扇形がその頂点を有する境界のコーナーである。従って、最小距離クリッピング基準は、2つのクラスのクリッピングベクトルを規定する。一方のクラスのベクトルは、境界の曲線状セグメント又は直線状セグメントに垂直であり、第2のクラスのベクトルは、境界のコーナー(単数又は複数)に向けて放射状に方向付けられる。
色の色相を変更することなく、個々の色相リーフ内において、(2次元)色域境界への最短距離の方向で色をクリッピングするこの方法は、色相保存最小距離クリッピングである。この方法を使用してクリッピングされた色は、個々の色相リーフ内において、色域境界の2次元フットプリントへの最短距離の方向でクリッピングされることが理解されるはずである。しかしながら、それらの色は、色域境界が、例えば回転軸として無彩度(明度)軸を有する回転面の形態等、特定の形態を有する場合に、一般にその場合に限って、最短距離の厳密な方向で3次元色域表面にクリッピングされる。
色相保存最小距離クリッピングは、縮小色域クリッピングの修正したものを有するこれらの実施形態で使用される。即ち、色相保存最小距離ベクトルは、縮小色域境界を使用して規定され、色域外の色は、最終的には、デバイスの色域境界におけるこれらのベクトルの交点にマッピングされる。
実施形態のいくつかでは、縮小色域境界は、3次元色空間の断面におけるデバイスの色域境界から導出される。この平面は、無彩度(明度)軸及び1つの彩度軸によって展開され、従って、2次元色空間を形成する。この平面内では、デバイスの色域は、2次元の曲線状フットプリント又は多角形フットプリントを残す。平面内のこの曲線又は多角形をその次元の双方において縮小すると、2次元縮小色域境界が生じる。
これらの実施形態のいくつかでは、縮小色域クリッピング方法は、この平面内で使用される。即ち、マッピングベクトルは、この平面内に存在する色域外の色を、基礎を成すクリッピング基準に従って(2次元)色域境界上にクリッピングすることによって求められ、色域外の色は、最終的には、これらのマッピングベクトルとデバイスの色域境界の(2次元の)曲線状フットプリント又は多角形フットプリントとの交差する点にマッピングされる。デバイスにより再生可能でない色は一般に、すべてが単一の平面内に存在するとは限らない。それらの色は、むしろ、(3次元)色空間の3つのすべての次元に分散している。それらの色をすべて再生可能な色にマッピングするために、多数の平面が設定される。これらのすべての平面は、明度軸から伸び、各平面は、同じ色相内における個々の色域外の色又は複数の色域外の色の色相方向にある。その結果、各色域外の色は、これらの平面の1つによって捕捉され、このような個々の平面内のすべての色域外の色について、2次元縮小色域クリッピング方法が使用される。
本明細書で説明した方法は、異なる態様で「セグメント化」されることができ、この場合、異なる「セグメント化」は、同じマッピング結果につながる。例えば、いくつかの実施形態では、(i)縮小色域境界の構築、及び(ii)縮小色域クリッピングベクトル及び実際に色をマッピングするためのそれらベクトルの色域交点の導出の双方が、「オンザフライ」で実行される(縮小色域境界は、特定のプリンタと印刷媒体の組み合わせに有効であるので、或る縮小色域境界及び同じ縮小色域境界を使用して、このような組み合わせについて多くの色をマッピングすることができる。従って、これらのオンザフライの実施形態のいくつかでは、構築(i)は、開始時に一度実行され、導出(ii)は、その後、マッピングされるべき異なる色について、何度も実行される)。
他の実施形態は、上記オンザフライの実施形態と同じ結果を与えるが、その実行は異なる態様でセグメント化される。縮小色域境界の構築(上記(i))は、別個に実行され、得られた縮小色域境界は、次に、永久的に格納されて、要求に応じて使用される(例えば、縮小色域境界は、プリンタの製造業者が構築することができ、縮小色域境界をパラメータ化したものを、例えば、プリンタのファームウェアに格納して、又はプリンタドライバ等の一部として、プリンタと共に販売することができる)。導出(ii)のみが、その後、「オンザフライ」で実行される。
さらに他の態様でセグメント化された他の実施形態は、上記実施形態と同じ結果を与えるが、構築(i)が一度実行されて格納されるだけでなく、導出(ii)も、例えば色の格子について、一度実行されて格納される。それらの結果は、その後、マッピングテーブルに表される。このマッピングテーブルは、格納されて、後に、要求があり次第、色をマッピングするのに使用され得る。
いくつかの実施形態の再生システムは、色マッピングを実行するようにプログラミングされたコンピュータであり、デジタル表現された画像を紙等の印刷媒体上に再生(印刷)する印刷装置、表示装置、投影装置、又は他のイメージング装置にリンクされたコンピュータである。他の実施形態では、色マッピングを実行するようにプログラミングされたコンピュータは、印刷装置に一体化される。印刷装置自体は、例えば、インクジェットプリンタであり、例えば、サーマル式又はピエゾオンデマンド式の連続フロープリンタ又は固体インクプリンタ、固体トナー又は液体トナーを有する電子写真プリンタ、昇華型プリンタ、デジタルフォトプリンタ、SWOPプレス等である。
コンピュータプログラムのいくつかの実施形態は、説明された色マッピングを実行するためのプログラムコードが実行されるマシン可読媒体を含む。「マシン可読媒体」は、デバイスの色プロファイルを表すデータを格納又は符号化することができる任意の媒体である。「マシン可読媒体」という用語は、従って、例えばソリッドステートメモリ、並びにリムーバブル及び非リムーバブルの光記憶媒体及び磁気記憶媒体を含むものと解釈されるべきである。
伝搬信号の形態でコンピュータプログラムを表したものは、インターネット又はプライベートネットワーク等のネットワークによりプログラムコードを配信することを可能にする一実施形態である。一般に、ソフトウェアと同様に、これは、プログラムコードを送信及び配信する通常の態様となる可能性がある。
マッピングテーブルは、色をマッピングするためのデータ生成物である。マッピングテーブルは、再生デバイスと共に販売することができるが、ソフトウェア制作者又はマッピングテーブル提供者が、ハードウェアなしで「純粋な」テーブルとして又はプログラムコードと共に商品化することもできるし、文書に具現化することもできる。また、マッピングテーブルは、マシン可読媒体に格納されることもできるし、又は伝搬信号としてネットワークにより送信されることもできる。
次に、特定のデバイスが再生できない色を含む画像の一例を示す図1a〜図1dを参照する。
図1aは、すべての可視色の集合を表す大きな円形エリア1を示す。大きな円形エリア1内の小さな円形エリア2は、特定のデバイスが再生できる(色域内の)色の集合を表し、大きなエリア1内の長方形3は、再生されるべき画像の色の集合を表す。長方形3の一部は、小さな円形エリア2の破線の輪郭4内に入る。長方形3のこの一部は、特定のデバイスによって再生可能な画像の色を表している。破線の輪郭4は、デバイスの色域境界を記号で表している。
図1bは、特定のデバイスの色域の外部にある画像の色の集合5を示す。画像を再生するには、色域外の色を再生可能な色にマッピングしなければならない。これは、基本的に、画像全体を圧縮することによるか、又は色域外の色をデバイスの色域の境界上にクリッピングすることによって行われる。
図1cは、圧縮画像のすべての色がデバイスの色域境界4内となるように画像が圧縮された後の画像の色の集合6を示す。(圧縮方法は、冒頭で述べたように、再生されるべき画像のすべての色に適用され、それによって、一般に、画像のすべての色が変更され、これらの変更は全範囲にわたって分散される)。
図1dは、再生可能な画像の色の集合7が変更されずに維持される一方、色域外の色がデバイスの色域境界の領域8上にクリッピングされるクリッピング方法によるマッピングを示している。クリッピングベクトル9は、基礎を成すクリッピング基準によって決定される。
図1eは、コーナー11を有する境界10を示している。最小距離クリッピング条件が、2つのクラスのクリッピングベクトルを規定する。1つのクラス12は、境界の直線セグメントに垂直なベクトルのクラスであり、第2のクラス13は、境界のコーナー11に向けて放射状に方向付けられたベクトルのクラスである。
図2は、2つの水平(彩度)軸a及びb、並びに垂直軸L(明度)によって展開される色空間(L、a、b)に存在する特定のデバイスの色域を表す3次元体14を示している。色域表面(即ち、色域境界)は、平らな多角形の部分面15から構成され、コーナー16及びエッジ17を有する。彩度軸a及びbによって展開される水平平面への色域の垂直投影は、このa−b平面内に多角形18を形成する。
図3a及び図3bは、特許文献1に記載された方法によるデバイスの色域境界から導出された縮小色域境界を示している。
図3aは、デバイスの色域境界19及び縮小色域境界20の3次元切開図を示している。この縮小色域境界20は、デバイスの色域境界を、その3次元のうちの2つの次元である彩度次元(a、b)において、同じスケーリングファクタsによりスケーリングする一方、第3のもの(即ち、無彩度の明度次元L)を変更せずにそのまま残すことによって、デバイスの色域境界から導出される。a−b平面への縮小色域境界20の垂直投影は、多角形21を形成する。この多角形21は、軸a及びbの交点に向けてスケーリングファクタsによりスケールダウンされた多角形18(即ち、デバイスの色域境界の投影)である。
図3bは、デバイスの色域境界及び(特許文献1に説明された方法によるデバイスの色域境界から導出された)縮小色域境界のL−a平面における断面図、並びに色域の垂直投影18及び縮小色域の垂直投影21を示している。この断面図において、デバイスの(2次元)色域境界は外側多角形22を形成し、縮小色域境界は内側多角形23を形成する。これら2つの多角形22及び23は、2つの点W及びKを共通に有する。これらの点W及びKは、多角形と明度軸Lとの交点であり、最大明度及び最小明度、即ち色域の白色点W及び黒色点Kの色域の色を表している。これら双方の点の彩度値は0であり、従って、スケーリングファクタsが乗算されても変更されずに維持される(0×s=0)。
図4a及び図4bは、実施形態のいくつかによるデバイスの色域境界から導出された縮小色域境界を示している。
図4aは、デバイスの色域境界19及び縮小色域境界24の3次元切開図、並びに色域19のa−b平面への垂直投影18及び縮小色域24のa−b平面への垂直投影21を示している。この縮小色域境界24は、デバイスの色域境界を、その3次元(L、a、b)のすべてにおいて、スケーリング中心Cに向けて同じスケーリングファクタsによりスケーリングすることによってデバイスの色域境界から導出される。
図4bは、デバイスの色域境界及び(デバイスの色域境界を、その3次元(L、a、b)のすべてにおいて、スケーリング中心Cに向けて同じスケーリングファクタsによりスケーリングすることによってデバイスの色域境界から導出される)縮小色域境界のL−a平面における断面図、並びに色域境界のa−b平面への垂直投影18及び縮小色域境界のa−b平面への垂直投影21を示している。この断面図において、デバイスの(2次元)色域境界は外側多角形22を形成し、縮小色域境界は内側多角形25を形成する。デバイスの色域境界から縮小色域境界を導出するのに使用されたスケーリング方法に起因して、内側多角形の各辺は、外側多角形の各辺と平行であり、図4aに戻って参照して、縮小色域境界の各部分面は、デバイスの色域境界の各部分面と平行である。例えば、図4aにおいて、縮小色域境界24の部分面F’は、デバイスの色域境界19の部分面Fと平行である。図4bにおいて、内側多角形25の辺f’は、外側多角形22の辺fと平行である。
図5aは、最短距離を介して色域外の色を色域境界上にクリッピングすることによる色域外の色のマッピング、及びこのマッピング方法に典型的な歪みを示している。
多角形22は、L−a平面におけるデバイスの色域の断面の境界を表している。この断面内では、小さな円26及び27によってシンボル化された色域外の色の集合が、多角形22(境界)の周囲の円に沿って均等に分布している。最小距離クリッピング基準は、2つのクラスのクリッピングベクトルを規定する。1つのクラスのベクトル28は、境界の直線セグメント(多角形22の辺)に垂直であり、第2のクラスのベクトル29は、境界のコーナー(多角形22の頂点)に向けて放射状に方向付けされる。第2のクラスのベクトル29は、頂点における法線の対によって形成される角度を有する扇形R内に生じる。その1対のうちの1本の法線n1は、多角形の1つの辺に対して垂直に方向付けられ、その1対の第2の法線n2は隣接する辺に対して垂直である。(境界に対して垂直な)ベクトル29に沿ってクリッピングされた色域外の色は、或る程度、それら色の相違(色差)特性を保存するが、角度を有する扇形R内における色域外のすべての色は、境界の単一(コーナー)の点上にクリッピングされ、従って、これらの色の相違は廃棄される。その結果、或る種のクリッピング特有の歪みが、色域境界の頂点(及びエッジ)の領域においてより多く発生する傾向がある。
図5bは、最短距離を介したクリッピング方法に適用される、実施形態のいくつかによる本発明の縮小色域クリッピング方法を示している。図4bに示すように、L−a平面の断面は、デバイスの色域境界を外側多角形22として示し、縮小色域境界を内側多角形25として示している。縮小色域境界は、デバイスの色域境界を、その3次元(L、a、b)のすべてにおいて、スケーリング中心Cに向けて同じスケーリングファクタsによりスケーリングすることによってデバイスの色域境界から導出され、従って、内側多角形25の各辺は、外側多角形22の各辺と平行である。多角形22(境界)の周囲の円に沿って分布した小さな円26及び27は、断面内の色域外の色の集合を表している。ベクトルは、これらの小さな円から内側多角形25へ最短距離を経てつながり、これら最短距離ベクトルの外側多角形22との交点は、この修正された最小距離クリッピング方法に従ってマッピングされた色を表す。この修正された方法は、デバイスの色域のコーナー/エッジにおける放射状扇形Rの異なる色27を、未修正の方法がそれら色をグループ的に色域境界上の単一の点にマッピングした場合の点から離間した点にマッピングする。しかしながら、内側多角形25の各辺及び外側多角形22の各辺は平行であるので、修正された方法と共に使用された内側多角形25の辺に垂直な最短距離ベクトル30は、未修正の方法で使用された垂直ベクトル28と同じ点で外側多角形22と交差する。
従って、これらの実施形態による修正されたクリッピング方法が、或る程度、色域外の色の相違(色差)を保存し、かくして未修正のクリッピング方法が使用されたときに発生する歪みを削減する場合に、修正された方法の結果及び未修正の方法の結果は、デバイスの色域のコーナー/エッジにおける角度を有する扇形Rの領域においてのみ異なる。
図5cは、特許文献1に記載された方法による修正された最小距離クリッピングを、デバイスの色域境界のL−a平面の断面を用いて示している。この修正された方法は、縮小色域境界への最短距離ベクトルがデバイスの色域境界と交差する点に色域外の色がマッピングされるという意味で、(図5bに関連して説明した)実施形態のいくつかによって使用された方法と類似している。しかし、縮小色域境界20は、デバイスの色域境界19を、その3つの次元のうちの2つの次元である彩度次元(a、b)においてスケーリングする一方、明度次元Lを変更せずにそのまま残すことによって、デバイスの色域境界19から導出されるので、境界及び縮小境界の対応する面は平行ではない。即ち、2つの次元L及びaにおける図5cの断面図では、内側多角形23の辺は、外側多角形22の辺と平行ではなく、最短距離ベクトル31は、内側多角形23の辺には垂直であるが、外側多角形22の辺には垂直ではない。従って、未修正の最小距離クリッピング方法の結果と(特許文献1による)この修正された方法の結果とが異なるのは、デバイスの色域のコーナー/エッジにおける角度を有する扇形の領域だけではない。この修正された方法は、むしろ、色域外のすべての色を、未修正の方法がそれら色域外のすべての色をマッピングする位置とは異なる位置にマッピングする。図面では、三角形32が、このマッピングの相違を示している。さらに、図3bに関連して上述したように、境界及び縮小境界は、2つの頂点W及びKを共通に有する。これらの頂点W及びKにおいて、この修正された方法は、従来の(未修正の)最小距離クリッピングで発生する上述した歪みを削減しない。その理由は、縮小境界23に向かう放射状に方向付けされた最短距離ベクトルが、同じ点W及びKにおいて境界及び縮小境界と交差するからである。
図6aは、異なる色相リーフ36とデバイスの色域境界37との交点に色域外の色を最短距離を介してマッピングする従来の方法である色相扇形保存クリッピング方法を、明度軸に垂直な断面を用いて示している。色相リーフ36は、0度〜360度の色相範囲にわたって規則的に分布している。この色相範囲は、多数の同じサイズの色相扇形34に分割され、各色相リーフは、これらの扇形34の1つの対称面である。色相扇形内の色域外の色は、この扇形の対称面内にクリッピングされるので、この方法は、色相扇形保存クリッピングであり、色相保存クリッピングとも呼ばれ、それによって、「色相保存」という用語は、本明細書で上述したようなあまり厳格でない意味で使用される。このマッピング方法が使用される場合、異なる色域外の色のグループ35は最終的に、境界37上の単一の点38にクリッピングされる。即ち、これらの色の相違は廃棄される。
その結果としての歪みは、図6b及び図6cに示すように、縮小色域クリッピングを図6aの従来の色相扇形保存クリッピング方法に適用することによって、実施形態のいくつかに従い、図6aの従来の色相扇形保存クリッピング方法を修正することにより削減され得る。
図6bは、デバイスの境界37をスケーリング中心Cに向けてスケーリングすることによって、縮小色域境界39がデバイスの境界37から導出される第1段階を示している。ベクトル40は、色域外の色から、色相リーフ36と縮小境界39との交点へつながる。
図6cは、図6aの色相扇形保存クリッピング方法を使用する最終マッピングが実施形態のいくつかに従って修正される第2段階を示している。図6aの従来の色相扇形保存クリッピング方法が使用された場合に境界37上の単一の点38(図6a)にクリッピングされる、色域外の異なる色のグループ35は、ここでは、図面で小さな矢印の先41によって示される、境界37上の離間した点にマッピングされる。
図7aは、デバイスによって再生可能でない色を再生可能な色にマッピングする実施形態のいくつかによって使用される縮小色域クリッピング方法を概説するフローチャートである。3つのあらかじめ定義された定数であるデバイスの色域の境界GB、スケーリング方法SM、及びクリッピング方法CMで開始して、縮小境界RBが、ブロック42において、デバイスの色域境界GB及びスケーリング方法SMの関数として導出される。ブロック43において、ベクトルの集合Vが、クリッピング方法CM、及びブロック42で導出された縮小境界RBの関数として導出される。ブロック44において、この集合Vのベクトル及びデバイスの色域境界GBから交点が導出され、色域外の色が最終的に、これらの交点にマッピングされる。
ブロック42で使用されたスケーリング方法SMは、色空間の3つのすべての次元におけるスケーリングである。実施形態のいくつかでは、このスケーリングは、1つのスケーリング中心Cに向かう線形スケーリングであり、実施形態のいくつかでは、スケーリング中心Cは、色空間の明度軸上に存在し、例えば、デバイスの色域の黒色点Kから白色点Wへの線の中央に存在する。
ブロック43で使用されたクリッピング方法CMは、従来のクリッピング方法のいずれか1つとすることができる。実施形態のいくつかでは、例えば、最小距離クリッピングが、図5bに示すように使用され、別の例は、図6a〜図6cに示され、この場合、色相保存最小距離クリッピングが使用される。
これらの実施形態では、ブロック42、43、及び44の操作は、順次に(「オンザフライ」で)実行される。実施形態のいくつかでは、図7bに概説するように、縮小境界RBが、ブロック42において、スケーリング方法SMを使用して色域境界GBから導出され、この縮小境界RBは、永久的に格納されて、要求に応じて使用される。
図7bは、図7aのフローチャートと同じ結果を与える縮小色域クリッピング方法を概説するフローチャートであるが、その実行は、異なる態様で「セグメント化」されている。図7aと同様に、縮小境界RBは、ブロック42において、スケーリング方法SMを使用して色域境界GBから導出される。しかしながら、縮小境界RBは、その後、永久的に格納されて、要求に応じて使用される。
ブロック43において、図7aと同様に、ベクトルVの集合が、クリッピング方法CM及び縮小境界RBの関数として導出されるが、ここでは、永久的に格納された縮小境界RBが使用される。図7aと同様に、ブロック44において、この集合Vのベクトル及びデバイスの色域境界GBから交点が導出され、色域外の色が最終的に、これらの交点にマッピングされる。
これらの実施形態では、ブロック43及び44の操作は、順次に(「オンザフライ」で)実行される一方、(縮小境界RBを導出する)ブロック42の操作は、前もって独立して実行される。
図7cは、マッピングテーブル63を使用した一実施形態を概説するフローチャートである。このテーブルは、図7a及び図7bと同様に、縮小境界を導出し、ベクトル及びデバイスの色域境界との交点を導出し、最後に、色域外の色をこれらの交点にマッピングすることによって、入力色(例えば、L、a、b)と呼ばれる色空間の色の格子について生成されるが、ここでは、格子の入力色にマッピングされた色は、出力色(例えば、L’、a’、b’)としてマッピングテーブル63に永久的に格納される。デバイスの色域内に存在する格子の色の場合、入力色及び出力色は同じとすることができる。
この実施形態では、事前に生成されて永久的に格納されたマッピングテーブル63に基づき、変換されるべき特定の色について、マッピングテーブル63の対応する入力色及びその関連した出力色が、ブロック45においてマッピングテーブル63で探索される。これに基づき、次にブロック46において、特定の色が変換される。この特定の色と完全に同一の色がマッピングテーブル63で発見されない場合、変換は補間を使用する。
図8は、再生システム50の高レベル図である。この再生システム50は、印刷媒体52にカラー画像を印刷するのに適した印刷装置51(例えば、インクジェットプリンタ)、及びプログラム構造体53を有するコンピュータを含む。このコンピュータは、いくつかの実施形態では、印刷装置51とは別個のデバイスであるが、他の実施形態では、印刷装置51に一体化される。プログラム構造体53は、オペレーティングシステム(OS)レイヤ54及びアプリケーションレイヤ55に細分化される。OSレイヤ54は、例えば、オペレーティングシステム56を含み、例えば、Macintosh(登録商標)又はWindows(登録商標)オペレーティングシステム56を含む。別個のコンピュータを有する実施形態では、コンピュータは、例えば、Macintosh(登録商標)又はWindows(登録商標)オペレーティングシステムと共に動作するように構成された市販の多目的コンピュータである。また、OSレイヤ54は、ネットワークインターフェース57及びプリンタドライバ58等の入力/出力モジュールも含む。ネットワークインターフェース57は、例えばインターネットといったネットワーク59により、一般に伝搬信号の物理的形態で、とりわけ、入力画像、マッピングテーブル、コンピュータプログラム、縮小色域表現等を受信することができる。
オペレーティングシステム56は、色管理サービス(例えば、ColorSync(登録商標)技術又はICM(登録商標)技術の枠組み内のサービス)を提供する部分60を含む。この色管理サービスは基本的に、或る色表現から別の色表現へ色値を変換するサービスであり、色域外の色、即ち、印刷装置51の色域の外部にある入力色を、印刷装置51によって印刷可能な色にマッピングすることを含む。このために、色管理サービス部60は、色マッピングコンピュータプログラム61を呼び出すように構成されている。図8によって示された実施形態の1つでは、コンピュータプログラム61は、上述したように、まず、色空間のすべての次元において印刷装置51の色域のサイズを縮小することにより、印刷装置51の縮小色域を導出し、次いで、その縮小色域を使用して色マッピングを実行する。縮小色域は、図8によっても示された他の実施形態では、所与の印刷装置及び媒体タイプについて同じとすることができるので、縮小色域は、(例えば、印刷装置51の製造業者によって)一度だけ計算されており、その表現62、例えば、パラメータ化された形態が、コンピュータのメモリに格納され、色管理サービス部60によりアクセスされて、色マッピングが実行される。それらの実施形態では、色マッピングコンピュータプログラム61は、上述したように、所定の縮小色域62を使用し、その縮小色域を使用して、実際の色マッピングのみを実行する。図8によっても示されるさらに別の実施形態では、縮小色域があらかじめ定められるだけでなく、上述したものに従って、色マッピングも多くの色についてあらかじめ計算され、この色マッピングの結果は、印刷装置51、及びコンピュータのメモリに格納された(例えば、ICCテーブルの標準化形式の)特定の媒体に固有のマッピングテーブル63(図9)に表される(図8では、複数のマッピングテーブル63が示されており、これらのマッピングテーブル63は、例えば、印刷媒体が異なるごとに異なるテーブルとなっている)。マッピングテーブル63は、色管理サービス部60が色マッピングを実行するためにアクセスされる。一般に、変換されるべき色は、マッピングテーブルが出力色を指定する2つ以上の入力色に近いものとなる。基本的に、テーブルに基づく色マッピングにおいて通常行われるように、マッピングされた色は、その後、変換されるべき色に近いテーブルの入力色に関連付けられたテーブルの出力色を補間することによって求められる。上述したように、色空間のすべての次元において縮小された色域に基づいて色域外の色をマッピングする方法は、それに対応して求められた出力色と入力色の関連に固有であり、この関連は、プロファイル63(図9)に表されている。マッピングテーブル63は、他のマッピングも含むことができ、例えば、Lab表現からCMYK表現又はRGB表現のような或る色空間から別の色空間へのマッピングも含むことができる。
色管理アプリケーション64等のユーザアプリケーションは、アプリケーションレイヤ55で処理される。色管理アプリケーション64は、色管理モジュール(CMM)65を含むAdobe(登録商標)のPhotoshop(登録商標)等の明示的な色管理用アプリケーションとすることができる。
色管理アプリケーション64等のアプリケーション、及びプリンタドライバ58等のデバイスドライバの双方は、オペレーティングシステム56によって提供された色管理サービス60を利用することができる。例えば、色管理アプリケーションの中間色空間(例えば、CIE LAB、Adobe(登録商標)RGB、sRGB等)で表された画像が、色域外の色が上述した態様でマッピングされるように変換されるべきである場合、色管理アプリケーション64は、入力画像データを変換する要求と共に、入力画像データを色管理サービス60に渡し、色管理サービス60は、コンピュータプログラム61の呼び出し、及び/又は格納された縮小色域62のプロファイルの使用、及び/又はマッピングプロファイル63の使用により要求された変換を実行し、変換された画像データ(要求されると、同時に、CMYK表現に変換される)を色管理アプリケーション64に返す。画像は、その後、プリンタドライバ58を介して印刷装置51により印刷され得る。明示的な色管理用アプリケーションが使用されない他の場合には、プリンタドライバ58が入力画像データを受信し、これらのデータを変換要求と共に色管理サービス60に渡すことができ、その結果として、色管理サービス60は、コンピュータプログラム61の呼び出し、及び/又は格納された縮小色域62のプロファイルの使用、及び/又はマッピングプロファイル63の使用によって、それらデータを上述した態様で変換する。プリンタドライバ58は、変換されたデータ(このデータは、プリンタドライバ58により、例えばCMYK表現に変換されることもできる)を印刷装置51に出力し、上述した態様でマッピングされた色域外の色を有する画像を印刷装置51に印刷させる。
図9は、マッピングテーブル63をより詳細に示している。図示した例では、マッピングテーブル63は、ヘッダ66及びマッピングデータ67を有する。マッピングデータ67は、入力色値68(例えば、L、a、b)及びそれら入力色値に関連付けられた出力色69(例えば、L’、a’、b’)のリストの形態である。マッピングテーブル63は、別個の入力色の格子について、本明細書で説明した縮小色域マッピング方法の結果を表している。上述したように、格子の入力色間の色のマッピングは、例えば、補間に基づく。
このように、色域外マッピング方法の説明された実施形態は、異なる既知のクリッピング方法を修正したものであり、これにより色域外の色を、それらの色差特性をより大きな範囲で保存する態様でマッピングすることが可能になる。
本明細書で述べたすべての刊行物及び既存のシステムは、参照により本明細書に援用される。
本発明の教示に従って構築された特定の方法及び製品を本明細書で説明したが、この特許の権利範囲はそれらに限定されない。それどころか、この特許は、文字通りに、又は均等論の下で添付の特許請求の範囲に公正に含まれる本発明の教示するすべての実施形態を網羅する。
圧縮及びクリッピングにより色域外の色をマッピングする方法を示す図である。 圧縮及びクリッピングにより色域外の色をマッピングする方法を示す図である。 圧縮及びクリッピングにより色域外の色をマッピングする方法を示す図である。 圧縮及びクリッピングにより色域外の色をマッピングする方法を示す図である。 圧縮及びクリッピングにより色域外の色をマッピングする方法を示す図である。 3次元色空間におけるデバイスの色域を示す図である。 従来技術に従って縮小された色域を示す図である。 従来技術に従って縮小された色域を示す図である。 実施形態の1つに従って縮小された色域を示す図である。 実施形態の1つに従って縮小された色域を示す図である。 最短距離を介したクリッピングにより色域外の色をマッピングする従来の方法を示す図である。 最短距離を介したクリッピングの従来の方法に適用される、実施形態のいくつかによる本発明の縮小色域クリッピング方法を示す図である。 従来技術による縮小色域クリッピング方法を示す図である。 従来の色相扇形保存クリッピング方法を示す図である。 従来の色相扇形保存クリッピング方法に適用される、実施形態のいくつかによる本発明の縮小色域クリッピング方法を示す図である。 従来の色相扇形保存クリッピング方法に適用される、実施形態のいくつかによる本発明の縮小色域クリッピング方法を示す図である。 図4〜図6の実施形態の方法の実行をセグメント化する異なる方法を示すフローチャートである。 図4〜図6の実施形態の方法の実行をセグメント化する異なる方法を示すフローチャートである。 図4〜図6の実施形態の方法の実行をセグメント化する異なる方法を示すフローチャートである。 再生システムの高レベル図である。 いくつかの実施形態の色域外マッピングを組み込んだマッピングテーブルを示す図である。
符号の説明
16 コーナー
17 エッジ
19 デバイスの色域境界
24 縮小色域境界
28、29 クリッピングベクトル
30 最短距離ベクトル
50 再生システム
51 印刷装置
53 プログラム構造体
60 色管理サービス部

Claims (10)

  1. 色域境界を備えた色域を有する再生デバイスにより再生可能でない、前記再生デバイスの色域の外部にある色を再生可能な色にマッピングする方法であって、
    3次元色空間、又は明度次元及び彩度次元を有する2次元色空間において、前記再生デバイスの色域のサイズをそのすべての次元において縮小することにより、前記再生デバイスの色域から、縮小色域境界を有する縮小色域を導出し、
    前記色域外の色を前記縮小色域境界上にクリッピングすることによって縮小色域クリッピングベクトルを求め、
    前記色域外の色を、前記縮小色域クリッピングベクトルが前記再生デバイスの色域境界と交差する色にマッピングすることを含み、
    その結果、前記縮小色域境界の同じ点、又は隣接する点上にクリッピングされる異なる方向のクリッピングベクトルに関連付けられた色域外の色が、前記再生デバイスの色域境界上の離間した点、又はさらに大きく離間した点にマッピングされる、方法。
  2. 前記縮小色域が3次元色空間で導出される場合、前記縮小色域の形状及び位置が、前記再生デバイスの色域の内部に存在する少なくとも1つの点を少なくとも1つのスケーリング中心として使用して、前記再生デバイスの色域をその3次元のそれぞれに沿ってスケーリングすることにより得られる、請求項1に記載の方法。
  3. 前記少なくとも1つのスケーリング中心が、前記再生デバイスの色域に関係した色空間の無彩色軸上に配置される、請求項1又は2に記載の方法。
  4. 前記スケーリングが、単一のスケーリング中心に向かう線形スケーリングである、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の方法。
  5. 前記縮小色域クリッピングベクトルを求めるための前記クリッピングが、最小色差クリッピングである、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の方法。
  6. 前記縮小色域クリッピングベクトルを求めるための前記クリッピングは、色相保存である、請求項1ないし5のいずれか1項に記載の色マッピング方法。
  7. 前記縮小色域境界が、コーナー及びエッジの少なくとも一方を有し、色域外の色がクリッピングされる前記縮小色域境界の前記同じ点は、前記コーナー上、又は前記エッジ上にある、請求項1ないし6のいずれか1項に記載の方法。
  8. 前記縮小色域境界が、少なくとも1つの高曲率領域を有し、色域外の色がクリッピングされる前記隣接する点は、前記高曲率領域に存在する、請求項1ないし7のいずれか1項に記載の方法。
  9. 色域境界を備えた色域を有する画像再生システムであって、前記画像再生システムが、前記再生システムの色域の外部にある、再生可能でない画像データの色を再生可能な色にマッピングするように構成されており、前記色マッピングが、以下の方法、即ち、
    3次元色空間、又は明度次元及び彩度次元を有する2次元色空間において、前記再生システムの色域のサイズをそのすべての次元において縮小することにより、前記再生システムの色域から、縮小色域境界を有する縮小色域を導出し、
    前記色域外の色を前記縮小色域境界上にクリッピングすることによって縮小色域クリッピングベクトルを求め、
    前記色域外の色を、前記縮小色域クリッピングベクトルが前記再生システムの色域境界と交差する色にマッピングすることによって実行され、
    その結果、前記縮小色域境界の同じ点又は隣接する点上にクリッピングされる、異なる方向のクリッピングベクトルに関連付けられた色域外の色は、前記再生システムの色域境界上の離間した点、又はさらに大きく離間した点にマッピングされる、画像再生システム。
  10. コンピュータシステムで実行される際に、色域境界を備えた色域を有する再生デバイスにより再生可能でない、前記再生デバイスの色域の外部にある色を、前記再生デバイスにより再生可能な色にマッピングする方法を実行するように構成されたコンピュータプログラムであって、前記色のマッピングが、
    3次元色空間、又は明度次元及び彩度次元を有する2次元色空間において、前記再生デバイスの色域のサイズをそのすべての次元において縮小することにより、前記再生デバイスの色域から、縮小色域境界を有する縮小色域を導出し、
    前記色域外の色を前記縮小色域境界上にクリッピングすることによって縮小色域クリッピングベクトルを求め、
    前記色域外の色を、前記縮小色域クリッピングベクトルが前記再生デバイスの色域境界と交差する色にマッピングすることによって定められ、
    その結果、前記縮小色域境界の同じ点又は隣接する点上にクリッピングされる、異なる方向のクリッピングベクトルに関連付けられた色域外の色は、前記再生デバイスの色域境界上の離間した点、又はさらに大きく離間した点にマッピングされる、コンピュータプログラム。
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