JP2007122809A - 光ピックアップおよび光ディスク装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
コマ収差、非点収差を補正可能な波面収差補正素子を搭載した光ピックアップ、ならびに該光ピックアップを用いた光ディスク装置を提供する。
【解決手段】
本発明に係る光ピックアップは、光ディスクに光ビームを照射するレーザ光源と、レーザ光源から照射された光ビームを光ディスクに集光する対物レンズと、光ビームの波面収差である非点収差を補正する第1のレンズと、光ビームの波面収差であるコマ収差を補正する第2のレンズと、光ディスクから反射された光ビームを受光する光検出器と、を備える。非点収差とコマ収差とをそれぞれ独立に補正される。
【選択図】図1

Description

本発明は、光ピックアップおよびその光ピックアップを搭載した光ディスク装置に関する。
光ディスクに光ビームを集光する際に問題となるのがコマ収差、非点収差、球面収差をはじめとする光ビームの波面収差である。この光ビームの波面収差を低減させる手法として、光ピックアップの光路中に液晶素子を配置することにより、液晶素子を透過する光ビームに所定の位相差を与えて波面収差の補正を行う技術が開示されている(特許文献1)。
また、光ビームの波面収差を低減させる別の手法として、光ピックアップの光路中にコマ収差と球面収差を補正する収差補正光学系を配置する技術が開示されている(特許文献2)。
特開2000−40249号公報 特開2002−140831号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の手法においては、液晶素子が高価であるためコスト低減を図ることができない。また、光ピックアップに液晶素子を駆動するための新たな配線を追加する必要が生ずるため出力ピン数が増大し、配線複雑化、組立効率の低下につながるおそれがある。さらに、液晶素子では所定の領域ごとに光ビームに一定の位相差を与えることで各収差を補正しているため誤差の発生を免れえず、かつ、デジタル的に補正するため量子化誤差が発生してしまう。
また、上記特許文献2に記載の手法においては、光ディスクに集光する光ビームの波面収差のうちコマ収差成分と球面収差成分は補正できるものの、コマ収差ならびに球面収差と同様に重要な収差成分である非点収差の補正に関しては一切言及されていない。つまり非点収差を補正することが出来ず、光ディスクに集光する光ビームに非点収差が残留してしまう。この非点収差が残留すると記録・再生性能の劣化に影響を与えるおそれがある。
さらに、上記特許文献1又は特許文献2のような収差補正素子を使用することなく、光ピックアップに用いる光学部品の透過波面収差量や反射波面収差量の仕様を個別に厳しく管理する手法もあるが、この手法では限界が生ずる。何故なら、光ビームの波長が短くなるほど、それに反比例して波面収差量は光学部品の表面の粗さ、形状のばらつき、屈折率の異方性等の影響を受けて大きくなるため、例えばBlu−rayディスクやHD DVDなどのように現行DVDよりも更に短波長である405nm帯の光ビームを用いるシステムでは非常に高精度な光学部品が必要となり、収差補正なしで記録・再生を行うことは困難だからである。
本発明は上記課題を鑑みなされたものであり、光ディスクに集光する光ビームの収差を低減した光ピックアップおよびこのような光ピックアップを搭載した光ディスク装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る光ピックアップは、光ディスクに光ビームを照射するレーザ光源と、レーザ光源から照射された光ビームを光ディスクに集光する対物レンズと、光ビームの波面収差のうち非点収差成分を補正する第1のレンズと、光ビームの波面収差のうちコマ収差成分を補正する第2のレンズと、光ディスクから反射された光ビームを受光する光検出器と、を備える。また非点収差とコマ収差とはそれぞれ独立に補正される。
また、本発明に係る光ディスク装置は、上記の光ピックアップと、光ピックアップから出力された信号からフォーカス誤差信号又はトラッキング誤差信号を生成するサーボ信号生成部と、光ピックアップから出力された信号から光ディスクに記録された情報信号を再生する情報信号再生部と、を備える。
本発明によれば、光ディスクに集光する光ビームの収差を低減した光ピックアップおよびこのような光ピックアップを搭載した光ディスク装置を提供することが可能となる。
本発明を実施するための実施の形態について、以下、説明する。
図1は本発明における光ピックアップに関する第1の実施例を示したものである。半導体レーザ1を出射した波長λの光ビームは後述する波面収差補正素子10を構成するレンズ2ならびにレンズ3を透過し、3ビーム生成用の回折格子4によって少なくとも3本の光ビームに回折されてビームスプリッタ5を反射する。
ビームスプリッタ5を反射した光ビームはコリメートレンズ6によって略平行光となり、対物レンズ7によって光ディスク100の情報記録面上に集光される。また光ディスク100に集光した光ビームの反射光は往路と逆の経路をたどって対物レンズ7、コリメートレンズ6を経てビームスプリッタ5を透過し、検出レンズ8によって非点収差方式によるフォーカス誤差信号を検出できるような非点収差を付加し、光検出器9に集光する構成となっている。
波面収差補正素子10は少なくとも2枚のレンズから構成されており、図2に示すように波面収差補正素子10を構成するレンズ2ならびにレンズ3は、光ピックアップ組立て時において光軸に垂直な面内(図中のX軸とY軸またはX’軸とY’軸によって形成される面内)の任意の方向に位置調整可能としている。またレンズ2とレンズ3は互いに独立に位置調整可能としている。
ここで光軸に垂直な面内方向においてレンズ位置を動かすと、レンズを透過した光ビームにはレンズの画角特性に伴った波面収差が発生する。本実施例が特徴としているのは、光軸に垂直な面内においてレンズ2またはレンズ3の位置を動かした際に発生する波面収差の非点収差成分とコマ収差成分に重み付けをしている点である。より具体的に述べると、レンズ2を光軸に垂直な面内に動かした際に発生する波面収差は、例えば非点収差成分が支配的となるようにレンズ2の面形状を所定の非球面形状とし、レンズ3を光軸に垂直な面内に動かした際に発生する波面収差は、例えばコマ収差成分が支配的となるようにレンズ3の面形状を所定の非球面形状としている。
本実施例におけるレンズ2とレンズ3の形状の一例を図3に示す。図3においてレンズ2は平凹、レンズ3は平凸のレンズであり、レンズ面の曲率半径ならびに部品配置等は図中に示すとおりである。また、材質はBK7を採用し値としては約1.5である。なお便宜上、図1に示した回折格子4とビームスプリッタ5は省略してある。ここでレンズ2を光軸に垂直な方向に変位させた際、コリメートレンズ6を出射するφ4.5mmの平行光束に付加される波面収差の非点収差成分とコマ収差成分の量を図4に示す。ここで、図4のグラフの横軸は、レンズ2を光ビームの光軸方向に対して垂直方向に変位させたときの変位量を示し、縦軸はそのように変位させたときに作用する非点収差成分とコマ収差成分の変位量を示している。レンズ2の凹レンズ面が球面の場合は図4(a)に示すようにコマ収差成分が若干発生するが、例えばレンズ2の凹レンズ面を非球面化し、その円錐係数KをK=−0.63とすると、図4(b)に示すようにコマ収差成分の発生量を抑える事ができる。即ち、図4(b)に示すように、レンズ2はほぼ非点収差成分に対してのみ作用するのに対し、コマ収差成分に対してはほぼ作用しない特性を備えている。なお、このときのレンズ2の形状は以下の式で規定される。
Z(h)=ch/[1+{1−(K+1)c}^0.5]
ここで、hは光軸からの距離、cは曲率半径の逆数で1/4.5≒0.22、K=−0.63である。
またレンズ3に関して述べると、図5は図3に示したレンズ3を光軸に垂直な方向に変位させた際、コリメートレンズ6を出射するφ4.5mmの平行光束に付加される波面収差の非点収差成分とコマ収差成分の量を示したグラフである。ここで、図5のグラフの横軸は、レンズ3を光ビームの光軸方向に対して垂直方向に変位させたときの変位量を示し、縦軸はそのように変位させたときに作用する非点収差成分とコマ収差成分の変位量を示している。レンズ3の凸レンズ面が球面の場合は図5(a)に示すとおり、非点収差成分とコマ収差成分がほぼ同等の割合で発生するが、例えばレンズ3の凸レンズ面を非球面化し、その円錐係数KをK=+0.67とすると、図5(b)に示すように非点収差成分の発生量を抑える事ができ、コマ収差成分を支配的に発生させることが出来る。即ち、図5(b)に示すように、レンズ3はほぼコマ収差成分に対してのみ作用するのに対し、非点収差成分に対してはほぼ作用しない特性を備えている。なお、このときのレンズ3の形状は以下の式で規定される。
Z(h)=ch/[1+{1−(K+1)c}^0.5]
ここで、hは光軸からの距離、cは曲率半径の逆数で1/6.9≒0.14、K=+0.67である。
このようにレンズ2とレンズ3の変位に伴って発生する非点収差成分とコマ収差成分の量を、一方のレンズは非点収差成分の発生を支配的にし、他方のレンズはコマ収差成分の発生を支配的とすることで、例えばコリメートレンズ6を出射する光束に初期的に残留している波面収差の非点収差成分とコマ収差成分を、効率的に補正することができる。
例えばレンズ3を変位させて所定のコマ収差成分の量を補正し、その後レンズ2を変位させて所定の非点収差成分の量を補正する作業を考慮した場合、図4(b)に示すようにレンズ2を変位させた際に発生するコマ収差成分はほとんど無くほぼゼロであることから、既にレンズ3にて補正したコマ収差成分に影響を与えることなく、非点収差成分だけを補正可能となる。このように非点収差成分とコマ収差成分を補正する役割をレンズ2およびレンズ3とで分担させることで、効率的に非点収差成分とコマ収差成分を補正することができる。特に、工場の組立工程において人手でそれぞれの補正素子を位置決めする場合には、他の収差成分の変動を意識することなくそれぞれの補正素子を位置決めできるため、工程の簡略化、時間の短縮、コストの低減など様々な効果を得ることができるようになる。
仮に、レンズ2の特性が、図4(a)に示すように非点収差成分のみならずコマ収差成分に対してのみ作用するものである場合や、レンズ3の特性が、図5(a)に示すようにコマ収差成分のみならず非点収差成分に対してのみ作用するものである場合には、収差補正動作が極めて煩雑になる。例えば、レンズ2で非点収差成分を補正した後レンズ3でコマ収差成分を補正すると再び非点収差成分が発生して再度レンズ2又はレンズ3を変位させて補正する必要が生ずるうえ、この再度の補正動作により再びコマ収差成分が発生するという悪循環に陥ってしまうからである。この補正動作は製品出荷前の工場で行う必要があるため、このような悪循環に陥ると著しく組立効率の低下を招き、ひいては高コスト化をも招くことになる。さらに、非点収差成分とコマ収差成分を除去しきることが困難なため、補正動作を行ったとしてもこれらの収差成分がある程度残留してしまうことになる。
なお、非点収差成分ならびにコマ収差成分の補正の際には、各々の収差成分の方向を考慮してレンズ2ならびにレンズ3を変位させる必要がある。例えば図6(a)に示すようにレンズ2をXY平面内においてθの方向に変位させると、θ方向とθ方向に垂直な方向に焦線を有するような非点収差が発生する。また図6(b)に示すようにレンズ3をX’Y’平面内においてγの方向に変位させると、γ方向のコマ収差が発生する。よってレンズ2ならびにレンズ3は、補正したい収差成分の方向に合わせて変位させる方向θならびγを設定すればよい。
次に、球面収差成分の補正は、図9に示すように、レンズ2又はレンズ3を光ビームの光軸と平行方向に変位させることで行う。非点収差とコマ収差は、これら収差を表す波面の形状、例えば非点収差は鞍型である等を考慮するとわかるように、レンズ2またはレンズ3を光ビームの光軸と垂直方向に変位することで発生する収差であるのに対し、球面収差は波面の形状の対称性を考慮するとわかるように上記変位ではほとんど発生し得ず、例えば対物レンズに入射する光ビームの平行度合が変化することにより発生するものである。つまりレンズ2またはレンズ3を光ビームの光軸と平行方向に変位することで発生する。このようにレンズの変位方向が異なることから、光軸と平行方向に変位させることで実現する球面収差成分の補正が、非点収差やコマ収差の補正に与える影響は小さい。
球面収差成分の補正は、レンズ2のみ変位させる手法、レンズ3のみ変位させる手法、或いはレンズ2とレンズ3の両方を変位させる手法のいずれでも構わない。また、図3に示すレンズ2とレンズ3の相対距離を保持したまま両レンズを変位させて補正することも可能である。
以上のように、本実施例によれば、非点収差、コマ収差、球面収差のそれぞれを互いに独立に補正可能な収差補正素子をレーザ光の光路中に配置することで、それぞれの収差を高精度で効率良く安価に補正することができる。なお、独立に補正可能とは、一つの収差を補正する際に、他の収差に影響を与えない、或いは影響を与えても記録・再生に支障を生じない程度の軽度の影響であることを意味するものとする。
以上の説明では、レンズ2を光軸に垂直な面内に動かした際に発生する波面収差は例えば非点収差成分が支配的となるように設定し、レンズ3を光軸に垂直な面内に動かした際に発生する波面収差は例えばコマ収差成分が支配的となるように設定したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば図7は図3に示すレンズ2の凹レンズ面を非球面化し、その円錐係数KをK=+2.4、またレンズ3の凸レンズ面を非球面化し、その円錐係数KをK=−0.95とした場合のレンズ変位量と発生する収差量との関係を表したグラフである。即ち、実施例1ではレーザ光源側のレンズ2を非点収差補正用の補正素子とし、光ディスク側のレンズ3をコマ収差補正用の補正素子としたが、本実施例ではレンズ2をコマ収差補正用の補正素子とし、レンズ3を非点収差補正用の補正素子とした。それぞれの収差補正素子が互いの収差に影響を与えない特性である点は実施例1と同様である。
図7(a)に示すようにレンズ2を光軸に垂直な面内に動かした際に発生する波面収差は、例えばコマ収差成分が支配的に発生し、図7(b)に示すようにレンズ3を光軸に垂直な面内に動かした際に発生する波面収差は、例えば非点収差成分が支配的に発生するように設定しても一向に構わない。
このように設定し、例えばコリメートレンズ6を出射する光束に初期的に残留している波面収差の非点収差成分とコマ収差成分を補正する場合、レンズ2をXY平面内において所定の方向θに変位させることでコマ収差成分を補正でき、レンズ3をX’Y’平面内において所定の方向γに変位させることで非点収差成分を補正できる。
なお、球面収差成分の補正は実施例1と同様の手法により可能である。本実施例では同量のレンズ変位に伴うコマ収差の発生量が実施例1に比べて比較的大きい設定となっている。よってコマ収差の補正を重要視する際は、例えば本実施例のようにレンズ2またはレンズ3の非球面化を行えば良い。
また、レンズ2またはレンズ3のうち、どちらか一方のレンズのみ非点収差成分またはコマ収差成分が支配的に発生する設定でも構わない。例えば図8は図3に示すレンズ2の凹レンズ面を非球面化し、その円錐係数KをK=−0.63とし、またレンズ3の凸レンズ面は球面のままとした場合のレンズ変位量と発生する収差量との関係を表したグラフである。
本実施例では図8に示すようにレンズ2を変位させた場合はコマ収差成分に比べて非点収差成分が支配的に発生し、レンズ3を変位させた場合は非点収差成分とコマ収差成分が共に発生する設定としている。このとき例えばコリメートレンズ6を出射する光束に初期的に残留している波面収差の非点収差成分とコマ収差成分を補正することを考慮する。まず始めにレンズ3をX’Y’平面内の所定の方向γに変位させてコマ収差成分を補正すると、この際、図8(b)に示すようにコマ収差成分とともに非点収差成分も同時に発生してしまう。そのため余計な非点収差成分が付加されてしまうが、ここで図8(a)に示すようにレンズ2は非点収差成分が支配的に発生するため、既にレンズ3によって補正したコマ収差成分に影響をほとんど与えることなく、レンズ3の変位によって発生した余分な非点収差も含めて、レンズ2によって非点収差成分を補正することができる。即ち、実施例1及び2では非点収差補正用の補正素子とコマ収差補正用の補正素子のいずれの素子でももう一方の収差に対して影響を与えない特性としたが、本実施例では1つの収差補正素子のいずれか一方のみをそのような特性とする。
以上のように、上記各実施例では、レンズ2またはレンズ3を光軸に垂直な面内に位置調整した際、少なくとも一方のレンズは非点収差成分またはコマ収差成分を支配的に発生させるようにしている。上記条件を満たすならば、収差補正素子の形状は上述した特性に限定されるものではなく、どのようなレンズ面形状であっても構わない。
また、収差補正素子の配置は図1の位置に限られず、半導体レーザから出射した前記光ビームが発散光として伝播する発散光中に配置されていれば構わない。例えば、図1では収差補正素子をレーザ光源の直後に配置しているが、これを例えばコリメートレンズ6の直前に配置しても良い。例えば収差補正素子10を発散光中、それも半導体レーザ1に近い位置に配置すると、半導体レーザ1に近ければ近いほど、その位置における光ビームの有効径は小さくなるので、収差補正素子の部品寸法を小さく出来る。そのため光ピックアップの小型化に有利となるからである。
また、上記の実施例では、コリメートレンズ6を出射する光束に初期的に残留している波面収差の非点収差成分とコマ収差成分を補正する場合を主として想定しているが、対物レンズ7が初期的に波面収差を有する場合は該波面収差も含めて補正すれば良い。
また、収差補正素子の駆動は、それぞれの収差補正素子を光軸の垂直方向に対してそれぞれ独立に駆動する駆動部と、それぞれの収差補正素子を光軸の平行方向に対して駆動する駆動部により行うものとする。
また、上記の実施例ではレーザ光源が1つの場合を説明したが、レーザ光源が複数の場合にも上記の実施例を適用することができる。例えば、CD・DVD(低密度の光ディスク)とBlu−rayディスク(高密度の光ディスク)とに対応する光ピックアップにおいては、CD・DVD用の光ビームの光路とBlu−rayディスク用の光ビームの光路の両方に収差補正素子を配置するようにしても良い。この場合、いずれの光ディスクに対しても良好に収差を補正することができる。また、Blu−rayディスク用の光ビームの光路にのみ収差補正素子を配置するようにしても良い。この場合、特に収差補正の必要性の高い高密度の光ディスクに対してのみ収差補正素子を配置することになるため、複数種類の光ディスクに対応しつつ装置の小型化を図ることが可能になる。
また、Blu−rayディスクとHD DVDの両方のディスクに対応する光ピックアップでは、それぞれの光ディスクの光路にそれぞれの収差補正素子を配置しても良く、或いは両方の光ディスクで共通の収差補正素子を使用するようにしても良い。
ところで、上記各実施例において説明した支配的という言葉を数値的に表すとするならば、非点収差成分が支配的に発生するとした場合は、レンズを光軸に垂直な方向に変位させたときに発生する非点収差RMS値をΔWAS、その際に発生するコマ収差RMS値をΔWCMとおくと、例えばΔWCMはΔWASの少なくとも2分の1以下の値となる関係が成り立つ場合をいう。同様にしてコマ収差成分が支配的に発生するとした場合は、例えばΔWASはΔWCMの少なくとも2分の1以下の値となる関係が成り立つものとする。このような関係であれば非点収差成分を補正する際、コマ収差成分の発生は僅かであり、またコマ収差を補正する際、非点収差の発生は僅かであることから、非点収差とコマ収差をほぼ独立に補正可能となる。なお、それぞれ2分の1以下の関係が成り立たない場合であっても、非点収差成分が支配的に発生するとした場合にΔWAS≧ΔWCM、コマ収差成分が支配的に発生するとした場合にΔWCM≧ΔWASの関係が成り立つようにしても良い。
以上の関係式は、非点収差補正用のレンズとコマ収差補正用のレンズの双方でそれぞれ成立することが望ましいが、片方においてのみ成立する場合であっても構わない。但し、その場合の効果は双方で成立する場合と比較するとある程度限定的なものとなる。
なお実際のところ非点収差およびコマ収差の補正量は対物レンズの有効径範囲内のRMS値で0.01λ程度から0.03λ程度の範囲内であることから、支配的に発生する収差成分が該範囲内において上記の関係が成り立つものとする。例えばレンズを光軸に垂直な方向に変位させたときに発生する収差成分はコマ収差に比べて非点収差が支配的に発生するとした場合は、ΔWASの値が0.01λのときΔWCMの値は0.005λ以下を満たすものとする。
またレンズ2ならびにレンズ3を変位させた際に発生する非点収差成分またはコマ収差成分の量は所定の感度を有する方が、収差を補正する際に都合が良い。なお、ここでいう感度とはレンズ2またはレンズ3を所定量だけ変位させた場合に発生する収差量と定義する。例えば、あまりにも感度が低すぎるとレンズ2またはレンズ3の位置調整範囲を超えても収差を補正できない問題があり、逆に感度が高すぎると収差補正後に何らかの経時変化によってレンズ2またはレンズ3が位置ずれを起こした場合に大きな収差量が発生してしまい、初期的に補正した効果が得られなくなるからである。
上記感度はレンズ2またはレンズ3のレンズ面における曲率半径が密接に関わっており、曲率半径が大きいほど上記感度は低くなり、曲率半径が小さいほど上記感度は高くなる。そのため上記を考慮して曲率半径を設定する必要があるが、レンズ2ならびにレンズ3のレンズ面の曲率半径は光ピックアップの光学倍率に影響を与えてしまう。つまりは光ディスク上に集光する光スポット径の大きさや、光ディスク上に到達する光ビームの光利用効率に影響を与えてしまう。
よって本発明では波面収差補正素子10を構成するレンズ2とレンズ3に関して、一方は凸レンズとし他方は凹レンズとすることを特徴としている。例えばレンズ2を凹レンズ、レンズ3を凸レンズとしてレンズ2の凹レンズによって光が拡散する作用と、レンズ3の凸レンズによって光が集光する作用のバランスを合わせる事で、レンズ2とレンズ3におけるレンズ作用を互いに打ち消し合う事が出来る。もちろんレンズ2を凸レンズ、レンズ3を凹レンズとしても構わない。レンズ2とレンズ3におけるレンズ作用が互いに打ち消し合えば、レンズ2ならびにレンズ3のレンズ面の曲率半径は任意の値で良いため、レンズ2ならびにレンズ3を変位させた際に発生する非点収差成分またはコマ収差成分の感度を適当な値に設定する事が出来る。本実施例における感度としては、レンズ2またはレンズ3を光軸に垂直な方向に0.1mm変位させた際に発生する非点収差成分の量またはコマ収差成分の量が対物レンズ7の有効径範囲において、例えば数ミリλから数十ミリλ程度のRMS値となるようにレンズ面の曲率半径を設定している。
光ピックアップ装置を搭載した光ディスク装置に関する実施例を図10に示す。符号70は例えば図1に示すような構成を有する光ピックアップである。なお光ピックアップ70には、光ディスク100の半径方向に位置をスライドできる機構が設けられており、アクセス制御回路72からのアクセス制御信号に応じて位置制御がおこなわれる。
レーザ駆動回路77からは所定のレーザ駆動電流が光ピックアップ装置70内の半導体レーザに供給され、再生または記録に応じて所定の光量でレーザ光が出射する。なおレーザ駆動回路77は光ピックアップ装置70の中に組み込まれていても良い。
光ピックアップ70内の光検出器から検出された信号は、サーボ信号生成回路74及び情報信号再生回路75に送られる。サーボ信号生成回路74では、これら検出信号からフォーカスエラー信号やトラッキングエラー信号が生成され、これを基にアクチュエータ駆動回路73を経て光ピックアップ70内のアクチュエータを駆動することによって対物レンズの位置制御がおこなわれる。
また情報信号再生回路75では前記検出信号から光ディスク100に記録された情報信号が再生される。なお前記サーボ信号生成回路74及び情報信号再生回路75で得られた信号の一部はコントロール回路76に送られる。このコントロール回路76にはレーザ駆動回路77、アクセス制御回路72、アクチュエータ駆動回路73、スピンドルモータ駆動回路71などが接続されており、それぞれ光ピックアップ70内の半導体レーザ発光光量の制御、アクセス方向および位置の制御、光ディスク100を回転させるスピンドルモータ60の回転制御等が行われる。
実施例1乃至3に記載したように、波面収差補正素子10によって光ディスクに集光する光ビームの波面収差を低減した光ピックアップを搭載することで、再生または記録性能の良い光ディスク装置を実現することが出来る。
なお、この光ディスク装置に搭載する光ピックアップは前述した各光ピックアップのいずれであっても構わない。
以上のように、上記各実施例に記載の光ピックアップ及び光ディスク装置によれば、光ディスクに集光する光ビームの収差を低減することが可能になる。
本発明における光ピックアップの光学系構成を表す図。 波面収差補正素子を示す図。 波面収差補正素子の形状の一例を表す図。 レンズ2の特性を表す第1の実施例の図。 レンズ3の特性を表す第1の実施例の図。 非点収差またはコマ収差を補正する際におけるレンズ2ならびにレンズ3の位置調整を表す図。 レンズ2ならびにレンズ3の特性を表す第2の実施例の図。 レンズ2ならびにレンズ3の特性を表す第3の実施例の図。 球面収差を補正する際におけるレンズ2ならびにレンズ3の位置調整を表す図。 本発明における光ディスク装置を表す図。
符号の説明
1・・・半導体レーザ、2,3・・・レンズ、4・・・回折格子、5・・・ビームスプリッタ、6・・・コリメートレンズ、7・・・対物レンズ、8・・・検出レンズ、9・・・光検出器、10・・・波面収差補正素子、60・・・スピンドルモータ、70・・・光ピックアップ装置、71・・・スピンドルモータ駆動回路、72・・・アクセス制御回路、73・・・アクチュエータ駆動回路、74・・・サーボ信号生成回路、75・・・情報信号再生回路、76・・・コントロール回路、77・・・レーザ駆動回路、100・・・光ディスク。

Claims (16)

  1. 光ディスクに光ビームを照射するレーザ光源と、
    前記レーザ光源から照射された光ビームを光ディスクに集光する対物レンズと、
    光ビームの波面収差のうち非点収差成分を補正する第1のレンズと、
    光ビームの波面収差のうちコマ収差成分を補正する第2のレンズと、
    前記光ディスクから反射された光ビームを受光する光検出器と、を備え、
    前記第1のレンズまたは前記第2のレンズを用いることで非点収差とコマ収差とをそれぞれ独立に補正可能であることを特徴とする光ピックアップ。
  2. 光ディスクに光ビームを照射するレーザ光源と、
    前記レーザ光源から照射された光ビームを光ディスクに集光する対物レンズと、
    光ビームの波面収差のうち非点収差成分を補正する第1のレンズと、
    光ビームの波面収差のうちコマ収差成分を補正する第2のレンズと、
    前記光ディスクから反射された光ビームを受光する光検出器と、を備え、
    前記第1のレンズは、光軸に垂直に変位させたとき非点収差成分に作用するがコマ収差成分にはほぼ作用しない特性を備え、
    前記第2のレンズは、光軸に垂直に変位させたときコマ収差成分に作用するが非点収差成分にはほぼ作用しない特性を備えることを特徴とする光ピックアップ。
  3. 請求項1又は2記載の光ピックアップにおいて、
    前記第1のレンズを光軸に垂直な方向に変位させたときに発生する非点収差のRMS値はコマ収差のRMS値よりも大きく、または、前記第2のレンズを光軸に垂直な方向に変位させたときに発生するコマ収差のRMS値は非点収差のRMS値よりも大きいことを特徴とする光ピックアップ。
  4. 請求項1又は2記載の光ピックアップにおいて、
    前記第1のレンズを光軸に垂直な方向に変位させたときに発生する非点収差のRMS値はコマ収差のRMS値よりも大きく、かつ、前記第2のレンズを光軸に垂直な方向に変位させたときに発生するコマ収差のRMS値は非点収差のRMS値よりも大きいことを特徴とする光ピックアップ。
  5. 請求項1又は2記載の光ピックアップにおいて、
    前記第1のレンズを光軸に垂直な方向に変位させたときに発生する非点収差のRMS値をΔWAS1、コマ収差のRMS値をΔWCM1とし、前記第2のレンズを光軸に垂直な方向に変位させたときに発生する非点収差のRMS値をΔWAS2、コマ収差のRMS値をΔWCM2としたとき、
    ΔWAS1≧ΔWCM1×2、または、ΔWCM2≧ΔWAS2×2、
    の関係が成り立つことを特徴とする光ピックアップ。
  6. 請求項1又は2記載の光ピックアップにおいて、
    前記第1のレンズを光軸に垂直な方向に変位させたときに発生する非点収差のRMS値をΔWAS1、コマ収差のRMS値をΔWCM1とし、前記第2のレンズを光軸に垂直な方向に変位させたときに発生する非点収差のRMS値をΔWAS2、コマ収差のRMS値をΔWCM2としたとき、
    ΔWAS1≧ΔWCM1×2、かつ、ΔWCM2≧ΔWAS2×2、
    の関係が成り立つことを特徴とする光ピックアップ。
  7. 請求項5又は6記載の光ピックアップにおいて、
    ΔWAS1の値が0.01λ≦ΔWAS1≦0.03λの範囲内においてΔWCM1 はΔWAS1 の2分の1以下の値、または、ΔWCM2の値が0.01λ≦ΔWCM2≦0.03λの範囲内においてΔWAS2 はΔWCM2 の2分の1以下の値であることを特徴とする光ピックアップ。
  8. 請求項5又は6記載の光ピックアップにおいて、
    ΔWAS1の値が0.01λ≦ΔWAS1≦0.03λの範囲内においてΔWCM1 はΔWAS1 の2分の1以下の値、かつ、ΔWCM2の値が0.01λ≦ΔWCM2≦0.03λの範囲内においてΔWAS2 はΔWCM2 の2分の1以下の値であることを特徴とする光ピックアップ。
  9. 請求項1〜8の何れか記載の光ピックアップにおいて、
    前記第1のレンズまたは前記第2のレンズのうち少なくとも一方のレンズを光軸と平行な方向に変位させることにより光ビームの波面収差のうち球面収差成分を補正することを特徴とする光ピックアップ。
  10. 請求項1〜8の何れか記載の光ピックアップにおいて、
    前記第1のレンズおよび前記第2のレンズの相対距離を保持したまま両方のレンズを光軸と平行な方向に変位させることにより光ビームの波面収差のうち球面収差成分を補正することを特徴とする光ピックアップ。
  11. 請求項1〜10の何れか記載の光ピックアップにおいて、
    前記第1のレンズおよび前記第2のレンズは、一方は凸レンズであり、他方は凹レンズである事を特徴とする光ピックアップ。
  12. 請求項1〜11の何れか記載の光ピックアップにおいて、
    前記第1のレンズと前記第2のレンズは前記レーザ光源から照射された光ビームが発散光として伝播する発散光の光路中に配置している事を特徴とする光ピックアップ。
  13. 請求項1〜12の何れか記載の光ピックアップにおいて、
    前記第1のレンズと前記第2のレンズは前記レーザ光源の直後に配置されていることを特徴とする光ピックアップ。
  14. 第1の光ディスクに第1の波長の光ビームを照射する第1のレーザ光源と、
    第2の光ディスクに前記第1の波長よりも長波長である第2の波長の光ビームを照射する第2のレーザ光源と、
    前記第1のレーザ光源又は前記第2のレーザ光源から照射された光ビームを光ディスクに集光する対物レンズと、
    光ビームの波面収差のうち非点収差成分を補正する第1のレンズと、
    光ビームの波面収差のうちコマ収差成分を補正する第2のレンズと、
    前記光ディスクから反射された光ビームを受光する光検出器と、を備え、
    前記第1のレンズ及び前記第2のレンズは、前記第1のレーザ光源から前記第1の光ディスクに至る光路中に配置され、
    前記第1のレンズまたは前記第2のレンズを用いることで、前記第1の波長の光ビームの非点収差とコマ収差とをそれぞれ独立に補正可能であることを特徴とする光ピックアップ。
  15. 請求項1〜14の何れか記載の光ピックアップにおいて、
    前記第1のレンズの形状は、
    (h)=c/[1+{1−(K+1)c }^0.5] (hは光軸からの距離、c=0.22、K=−0.63)の式で表され、
    前記第2のレンズの形状は、
    (h)=c/[1+{1−(K+1)c }^0.5] (hは光軸からの距離、c=0.14、K=+0.67)の式で表されることを特徴とする光ピックアップ。
  16. 請求項1〜15の何れか記載の光ピックアップと、
    前記光ピックアップから出力された信号からフォーカス誤差信号又はトラッキング誤差信号を生成するサーボ信号生成部と、
    前記光ピックアップから出力された信号から光ディスクに記録された情報信号を再生する情報信号再生部と、を備えることを特徴とする光ディスク装置。
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