JP2007121630A - 黒色トナーの製造方法 - Google Patents
黒色トナーの製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007121630A JP2007121630A JP2005312845A JP2005312845A JP2007121630A JP 2007121630 A JP2007121630 A JP 2007121630A JP 2005312845 A JP2005312845 A JP 2005312845A JP 2005312845 A JP2005312845 A JP 2005312845A JP 2007121630 A JP2007121630 A JP 2007121630A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- toner
- black
- particle size
- classification
- fine powder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Developing Agents For Electrophotography (AREA)
Abstract
【解決手段】結着樹脂及びカーボンブラックを含む黒色着色剤を含有した原料をオープンロール型混練機を用いて溶融混練する工程(I)、該工程(I)で得られた混練物を冷却し、無機微粉末の存在下、粉砕する工程(II)、及び該工程(II)で得られた粉砕物を分級する工程(III)を有する黒色トナーの製造方法、並びに該製造方法により得られる黒色トナー。
【選択図】なし
Description
工程(I):結着樹脂及びカーボンブラックを含む黒色着色剤を含有した原料をオープンロール型混練機を用いて溶融混練する工程、
工程(II):工程(I)で得られた混練物を冷却し、無機微粉末の存在下、粉砕する工程、
工程(III):工程(II)で得られた粉砕物を分級する工程
を有するものである。
フローテスター(島津製作所、CFT-500D)を用い、1gの試料を昇温速度6℃/分で加熱しながら、プランジャーにより1.96MPaの荷重を与え、直径1mm、長さ1mmのノズルから押出した。温度に対し、フローテスターのプランジャー降下量をプロットし、試料の半量が流出した温度を軟化点とする。
示差走査熱量計(セイコー電子工業社製、DSC210)を用いて200℃まで昇温し、その温度から降温速度10℃/分で0℃まで冷却したサンプルを昇温速度10℃/分で昇温し、吸熱の最高ピーク温度以下のベースラインの延長線とピークの立ち上がり部分からピークの頂点までの最大傾斜を示す接線との交点の温度とする。
示差走査熱量計(セイコー電子工業社製、DSC210)を用いて200℃まで昇温し、その温度から降温速度10℃/分で0℃まで冷却したサンプルを昇温速度10℃/分で測定し、融解熱の最大ピーク温度を融点とする。
下記式より求める。
平均粒径(μm)=6/(ρ×比表面積(m2/g))
式中、ρは外添剤の比重であり、比表面積は疎水化処理前の原体の、窒素吸着法により求められたBET比表面積である。シリカの比重は2.2であり、酸化チタンの比重は4.2である。
なお、上記式は、粒径Rの球と仮定して、
BET比表面積=S×(1/m)
m(粒子の重さ)=4/3×π×(R/2)3×密度
S(表面積)=4π(R/2)2
から得られる式である。
コールターカウンター「コールターマルチサイザーII」(ベックマンコールター社製)を用い、下記の方法に従って、トナーの粒度分布を求める。
(2)測定装置:コールターマルチサイザーII(ベックマンコールター社製)
アパチャー径:100μm
測定粒径範囲:2〜60μm
解析ソフト:コールターマルチサイザーアキュコンプ バージョン 1.19(ベックマンコールター社製)
(3)測定条件:ビーカーに電解液100mlと分散液を加え、3万個の粒子の粒径を20秒で測定できる濃度で、3万個の粒子の粒径を測定する。
(4)測定値から、体積中位粒径(Dv50、μm)、個数中位粒径(Dp50、μm)、(1.4×Dv50)μm以上の粒径を有する粒子の含有量(体積%)及び(0.6×Dp50)μm以下の粒径を有する粒子の含有量(個数%)を求める。
ポリオキシプロピレン(2.2)-2,2-ビス(4-ヒドロキシフェニル)プロパン 568g、ポリオキシエチレン(2.2)-2,2-ビス(4-ヒドロキシフェニル)プロパン 792g、テレフタル酸 640g、及びオクチル酸錫 10gを窒素気流下、210℃にて攪拌しつつ反応させた。軟化点により重合度を追跡し、軟化点が110℃に達した時点で反応を終了した。得られた樹脂を樹脂Aとする。樹脂Aのガラス転移点は68℃、酸価は5mgKOH/gであった。
樹脂A 100重量部、カーボンブラック「MOGUL L」(キャボット社製)5重量部、離型剤「カルナウバワックス C1」(加藤洋行社製、融点:83℃)6重量部及び負帯電性荷電制御剤「T-77」(保土谷化学工業社製)1重量部をヘンシェルミキサーにて混合し、得られた混合物を連続式二本オープンロール型混練機「ニーデックス」(三井鉱山(株)製)により混練し、混練物を得た。
カウンタージェットミル「400AFG」による粉砕圧を0.6MPaに変更し、表1に示す粒度分布のトナーを得た以外は、実施例1と同様にしてトナーを得た。
カウンタージェットミル「400AFG」の代わりに、衝突版式ジェットミル「I-5」(日本ニューマチック社製)を使用し、分級機として、「TTSP」の代わりにディスパージョンセパレータ「IDS」(日本ニューマチック社製)を使用した以外は、実施例1と同様にトナーを得た。
混練機としてオープンロール型混練機の代わりにロール内加熱温度100℃の二軸混練機を使用した以外は、実施例1と同様にしてトナーを得た。さらに、得られたトナー100重量部に、表1に示す外添剤を添加し、ヘンシェルミキサーで外添した。
25℃、相対湿度50%の環境下又は25℃、相対湿度80%の環境下で、トナーを実装した「MicroLine 9300PS」(沖データ社製、解像度:1200dpi×600dpi)を、12時間放置した後、印字率0%の白紙を印刷した。印刷後、感光体ドラム上に残存したトナーをメンディングテープに移しとった。かかるメンディングテープと未使用のメンディングテープとをそれぞれ白紙に貼り付け、両者の画像濃度を反射式濃度計「X-Rite938」(X-Rite社製)(C光源、視野角2℃、レスポンスEモード)にて測定し、その差を求めた。結果を表1に示す。
「MicroLine 9300PS」(沖データ社製、解像度:1200dpi×600dpi)にトナーを実装し、印字率5%の画像を24000枚連続して印刷し、フィルミングに起因するスジが発生しているか否かを目視にて観察し、以下の評価基準に従って、耐久性を評価した。結果を表1に示す。
○:スジが発生していない
×:スジが発生
Claims (5)
- 結着樹脂及びカーボンブラックを含む黒色着色剤を含有した原料をオープンロール型混練機を用いて溶融混練する工程(I)、該工程(I)で得られた混練物を冷却し、無機微粉末の存在下、粉砕する工程(II)、及び該工程(II)で得られた粉砕物を分級する工程(III)を有する黒色トナーの製造方法。
- 工程(II)が、工程(I)で得られた混練物を冷却し、最大径が3mm以下に粗粉砕した後、さらに無機微粉末の存在下、ジェット式粉砕機を用いて微粉砕する工程である請求項1記載の黒色トナーの製造方法。
- 工程(III)において、ケーシング内に鉛直方向に配置された駆動軸を中心軸とする分級ロータと、該分級ロータと同一の駆動軸を中心軸とし、該分級ロータの外周の分級ゾーンに該分級ロータの外周とは間隔を空けて配置された不動の螺旋状案内羽根とを有する分級機を用いて工程(II)で得られた粉砕物を分級する請求項1又は2記載の黒色トナーの製造方法。
- 得られるトナーの体積中位粒径をDv50、個数中位粒径をDp50とするとき、Dv50が3〜7μmであり、体積粒度分布における(1.4×Dv50)μm以上の粒子の含有量が7体積%以下であり、個数粒度分布における(0.6×Dp50)μm以下の粒子の含有量が6個数%以下である請求項1〜3いずれか記載の黒色トナーの製造方法。
- 請求項1〜4いずれか記載の製造方法により得られる黒色トナー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005312845A JP2007121630A (ja) | 2005-10-27 | 2005-10-27 | 黒色トナーの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005312845A JP2007121630A (ja) | 2005-10-27 | 2005-10-27 | 黒色トナーの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007121630A true JP2007121630A (ja) | 2007-05-17 |
Family
ID=38145547
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005312845A Pending JP2007121630A (ja) | 2005-10-27 | 2005-10-27 | 黒色トナーの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007121630A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009128502A (ja) * | 2007-11-21 | 2009-06-11 | Kao Corp | トナーの製造方法 |
JP2009222956A (ja) * | 2008-03-17 | 2009-10-01 | Ricoh Co Ltd | 電子写真用フルカラートナーの製造方法 |
JP7443047B2 (ja) | 2018-12-28 | 2024-03-05 | キヤノン株式会社 | トナー |
-
2005
- 2005-10-27 JP JP2005312845A patent/JP2007121630A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009128502A (ja) * | 2007-11-21 | 2009-06-11 | Kao Corp | トナーの製造方法 |
JP2009222956A (ja) * | 2008-03-17 | 2009-10-01 | Ricoh Co Ltd | 電子写真用フルカラートナーの製造方法 |
JP7443047B2 (ja) | 2018-12-28 | 2024-03-05 | キヤノン株式会社 | トナー |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7348120B2 (en) | Toner for electrostatic image development | |
US20060093942A1 (en) | Process for preparing toner | |
JP2007328224A (ja) | カラートナー | |
US20100266822A1 (en) | Process for preparing black toner for electrophotography | |
JP2006119616A (ja) | トナーの製造方法 | |
JP2007328043A (ja) | 電子写真用トナー | |
JP4429203B2 (ja) | 静電荷像現像用トナー | |
JP4433409B2 (ja) | 静電荷像現像用トナー | |
JP4456542B2 (ja) | 電子写真用トナーの製造方法 | |
US7442482B2 (en) | Process for preparing toner | |
JP4850535B2 (ja) | トナーの製造方法 | |
JP2007058134A (ja) | 電子写真用トナー | |
JP2007121630A (ja) | 黒色トナーの製造方法 | |
JP4739899B2 (ja) | トナーの製造方法 | |
JP4437975B2 (ja) | 静電荷像現像用トナー | |
JP2007178452A (ja) | 電子写真用トナーの製造方法 | |
JP2009058822A (ja) | カラートナーセットの製造方法 | |
JP4021277B2 (ja) | トナーの製造方法 | |
JP4270563B2 (ja) | トナーの製造方法 | |
JP2006215490A (ja) | トナーの製造方法 | |
JP4422085B2 (ja) | トナーの製造方法 | |
JP4424608B2 (ja) | 静電荷像現像用トナー | |
JP4012490B2 (ja) | トナーの製造方法 | |
JP2004126260A (ja) | トナーの製造方法 | |
JP2008158176A (ja) | 非磁性一成分現像用トナー |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080121 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090821 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090901 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20091026 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20091117 |