JP2008158176A - 非磁性一成分現像用トナー - Google Patents
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Abstract
【解決手段】結着樹脂と着色剤と少なくとも2種類からなる表面処理剤で処理された無機微粒子を含む外添剤とを含有する非磁性一成分現像用トナーであって、前記結着樹脂が式(I):
(式中、ROはアルキレンオキシ基であり、Rは炭素数2又は3のアルキレン基、x及びyはアルキレンオキシ基の平均付加モル数を示す正の数であり、xとyの和は1〜16である)
で表されるビスフェノールAのアルキレンオキサイド付加物を含有するアルコール成分とテレフタル酸を含有するカルボン酸成分とを縮重合して得られるポリエステルであり、前記表面処理剤が少なくとも含フッ素シランカップリング剤(a)と含フッ素シランカップリング剤以外の疎水化処理剤(b)である、非磁性一成分現像用トナー。
【選択図】なし
Description
で表されるビスフェノールAのアルキレンオキサイド付加物を含有するアルコール成分とテレフタル酸を含有するカルボン酸成分とを縮重合して得られるポリエステルであり、前記表面処理剤が少なくとも含フッ素シランカップリング剤(a)と含フッ素シランカップリング剤以外の疎水化処理剤(b)である、非磁性一成分現像用トナー、に関する。
で表されるビスフェノールAのアルキレンオキサイド付加物を含有するアルコール成分とテレフタル酸を含有するカルボン酸成分とを縮重合して得られるポリエステルである。
フローテスター(島津製作所、CFT-500D)を用い、1gの試料を昇温速度6℃/分で加熱しながら、プランジャーにより1.96MPaの荷重を与え、直径1mm、長さ1mmのノズルから押出する。温度に対し、フローテスターのプランジャー降下量をプロットし、試料の半量が流出した温度を軟化点とする。
示差走査熱量計(セイコー電子工業社製、DSC210)を用いて200℃まで昇温し、その温度から降温速度10℃/分で0℃まで冷却したサンプルを昇温速度10℃/分で測定し、吸熱の最高ピーク温度以下のベースラインの延長線とピークの立ち上がり部分から、ピークの頂点まで、最大傾斜を示す接線との交点の温度とする。
JIS K0070の方法に基づき測定する。但し、測定溶媒のみJIS K0070の規定のエタノールとエーテルの混合溶媒から、アセトンとトルエンの混合溶媒(アセトン:トルエン=1:1(容量比))に変更した。
測定機:コールターマルチサイザーII(ベックマンコールター社製)
アパチャー径:50μm
解析ソフト:コールターマルチサイザーアキュコンプ バージョン 1.19(ベックマンコールター社製)
電解液:アイソトンII(ベックマンコールター社製)
分散液:エマルゲン109P(花王社製、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、HLB:13.6)を5重量%の濃度となるよう前記電解液に溶解させて分散液を得る。
分散条件:前記分散液5mLに測定試料10mgを添加し、超音波分散機にて1分間分散させ、その後、電解液25mLを添加し、さらに、超音波分散機にて1分間分散させて、試料分散液を調製する。
測定条件:前記試料分散液を前記電解液100mLに加えることにより、3万個の粒子の粒径を20秒で測定できる濃度に調整した後、3万個の粒子を測定し、その粒度分布から体積中位粒径(D50)を求める。
平均粒径とは、個数平均粒径のことであり、下記式より求める。
個数平均粒径(nm)=6/(ρ×比表面積(m2/g))×1000
式中、ρは無機微粒子の比重であり、シリカの比重は2.2、チタニアは4.2である。比表面積は、窒素吸着法により求められたBET比表面積である。疎水化処理された無機微粒子の場合は、疎水化処理前の原体の比表面積とする。
なお、上記式は、粒径Rの球と仮定して、
BET比表面積=S×(1/m)
m(粒子の重さ)=4/3×π×(R/2)3×比重
S(表面積)=4π(R/2)2
から得られる式である。
疎水化度は、メタノール滴定法により求める。
即ち、イオン交換水100mLを入れた内径7cm、容量2L以上のガラス容器に、疎水化度を測定する無機微粒子0.2gを加え、マグネティックスターラーで攪拌する。メタノールを入れたビュレットの先端を液中に入れ、攪拌下でメタノール20mLを滴下後、30秒後に攪拌を停止して、攪拌停止1分後の状態を観察する。メタノールを滴下してから状態を観察するまでの操作を一連の操作として、無機酸化物が水面に浮遊しなくなるまで一連の操作を繰り返し行う。攪拌停止1分後に無機酸化物が水面に浮遊しなくなったときのメタノールの総添加量をY(mL)としたとき、下記式により求められる値を疎水化度として算出する。なお、ビーカー(ガラス容器)内の水温は20℃±1℃に調整して前記測定を行う。
疎水化度(%)=〔Y/(100+Y)〕×100
ポリオキシプロピレン(2.2)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン568g、ポリオキシエチレン(2.2)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン792g、テレフタル酸640g、及び、オクチル酸錫10gを、窒素雰囲気下、210℃で攪拌し反応させた。ASTM E28−51Tに準じて測定した軟化点により重合度を追跡し、軟化点が110℃に達した時点で反応を終了し、樹脂Aを得た。なお、樹脂Aのガラス転移点は64℃、酸価は5mgKOH/gであった。
ポリオキシプロピレン(2.2)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン1495g、フマル酸505g、及び、オクチル酸錫10gを、窒素雰囲気下、210℃で攪拌し反応させた。ASTM E28−51Tに準じて測定した軟化点により重合度を追跡し、軟化点が100℃に達した時点で反応を終了し、樹脂Bを得た。なお、樹脂Bのガラス転移点は60℃、酸価は16mgKOH/gであった。
エチレングリコール337g、ネオペンチルグリコール1093g、テレフタル酸1830g、トリメリット酸615g、及び、オクチル酸錫10gを、窒素雰囲気下、235℃で攪拌し反応させた。ASTM E28−51Tに準じて測定した軟化点により重合度を追跡し、軟化点が135℃に達した時点で反応を終了し、樹脂Cを得た。なお、樹脂Cのガラス転移点は56℃、酸価は10mgKOH/gであった。
スチレン360g、ブチルメタアクリレート115g、ジビニルベンゼン9g、過酸化ベンゾイル4g、及び、キシレン500gを4つ口丸底フラスコに入れた。反応器内を不活性雰囲気に置換した後、内容物をマントルヒーターにより徐々に加熱して75℃迄上昇させた。反応は65℃〜80℃に保ちつつ行われ、10〜12時間後に反応を終了させるべく温度を130℃迄上昇させて重合を完結した。内容物を充分に攪拌しつつ真空ポンプを作動させ20mmHg迄減圧すると液温75℃、溜出温度38℃でキシレン或は場合により未反応のモノマーが溜出を始めた。最後は液温180℃において、0.5mmHg迄減圧して溶剤を完全に除去し、樹脂Dを得た。なお、樹脂Dの軟化点は120℃、ガラス転移点は55℃であった。
表2に示す結着樹脂100重量部、着色剤「Super Magenta R」(大日本インキ社製)6.0重量部、荷電制御剤「LR-147」(日本カーリット社製)1.0重量部及び離型剤「カルナウバワックス C1」(加藤洋行社製、融点:83℃)6.0重量部をヘンシェルミキサーにて攪拌混合後、以下に示す条件で溶融混練した。
オープンロール型混練機「ニーデックス」(三井鉱山(株)製、ロール外径:140cm、有効ロール長:80cm)を使用した。連続式二本ロール型混練機の運転条件は、高回転側ロール(フロントロール)周速度9m/min、低回転側ロール(バックロール)周速度6m/min、混練物供給口側端部のロール間隙0.1mmであった。ロール内の加熱媒体温度及び冷却媒体温度は、高回転ロールの原料投入側が160℃及び混練物排出側が100℃であり、低回転ロールの原料投入側が30℃及び混練物排出側が30℃であった。また、原料混合物の供給速度は4kg/時間、平均滞留時間は約10分間であった。
有機感光体(OPC)を備えた非磁性一成分現像装置「MicroLine 5400」(沖データ社製)に各実施例及び各比較例のトナーを実装し、25℃/50%RH環境下に12時間放置したあとで白紙(0%)印字を行った。その後、感光体ドラム上に残存しているトナーをメンディングテープで写し取り、リファレンスとの画像濃度差ΔEを色差計「X-Rite」(X-Rite社製)にて測定し、カブリ(NNカブリ)を評価した。なお、ΔEが1.5未満であれば、良好であることを示す。結果を表2に示す。
試験例1と同じ装置に各実施例及び各比較例のトナーを実装し、25℃/50%RH環境下に12時間放置後、印字率5%の画像を3000枚印字した。その後、現像槽周囲のトナーによる汚れ具合を目視で観察し、以下の評価基準に従って、トナー飛散(NNトナー飛散)を評価した。結果を表2に示す。
◎:飛散したトナーによる汚れが全くない
○:飛散したトナ−による汚れがわずかに見られる
△:飛散したトナ−による汚れがはっきり見られる
×:飛散したトナーによる汚染がひどく、印字紙上にも飛散したトナーによる汚れが見られる
Claims (3)
- 結着樹脂と着色剤と少なくとも2種類からなる表面処理剤で処理された無機微粒子を含む外添剤とを含有する非磁性一成分現像用トナーであって、前記結着樹脂が式(I):
で表されるビスフェノールAのアルキレンオキサイド付加物を含有するアルコール成分とテレフタル酸を含有するカルボン酸成分とを縮重合して得られるポリエステルであり、前記表面処理剤が少なくとも含フッ素シランカップリング剤(a)と含フッ素シランカップリング剤以外の疎水化処理剤(b)である、非磁性一成分現像用トナー。 - 少なくとも2種類からなる表面処理剤で処理された無機微粒子の疎水化度が20〜85%である請求項1記載の非磁性一成分現像用トナー。
- 無機微粒子の基材がシリカである請求項1又は2記載の非磁性一成分現像用トナー。
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