JP2007120876A - 冷蔵庫システム - Google Patents

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Abstract

【課題】使用者の負担を軽減するとともに設置場所の確保を容易にして利便性の高い冷蔵庫を提供する。
【解決手段】冷却器17による冷却と加熱装置15による加熱とによって貯蔵物を冷却保存する低温側と加熱食品を保温する高温側とに室内温度を切り替えできる温度切替室3を有した冷蔵庫1と、設定操作を行う操作部66を有するとともに操作部66の設定情報に基づいて冷蔵庫1と通信して温度切替室3の温度帯を切り替えるリモートコントローラ61とを備えた。
【選択図】図8

Description

本発明は、ユーザにより所望の室内温度に切り替えることができる温度切替室を有する冷蔵庫を備えた冷蔵庫システムに関する。
生活環境の変化が著しい昨今においては、家族それぞれが食事を摂る時間が異なる家庭が増えている。このため、加熱食品を保温するために保温箱や保温用収納容器が用いられる。これにより、調理を何度も行う手間を省くことができる。
一方、冷凍室及び冷蔵室に加えて温度切替室を備えた冷蔵庫が特許文献1に開示されている。この冷蔵庫は、温度切替室に送出される冷気の通路を開閉するダンパ装置と、温度切替室を昇温するヒータとを備えている。これにより、温度切換室の室内温度を使用者の用途に応じて冷凍、冷蔵、パーシャル、チルド等の所望の低温の温度帯に切り替えることができる。
特開平10−288440号公報
しかしながら、加熱食品を保温するために保温箱や収納容器を用いると設置場所の確保が困難な問題や使用者の経済的負担が大きくなる問題がある。また、食品を移し替える煩雑な作業を必要とし、利便性が悪い問題があった。
本発明は、使用者の負担を軽減するとともに場所の確保を容易にして利便性の高い冷蔵庫を備えた冷蔵庫システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、冷却器による冷却と加熱装置による加熱とによって貯蔵物を冷却保存する低温側と加熱食品を保温する高温側とに室内温度を切り替えできる温度切替室を有した冷蔵庫と、設定操作を行う操作部を有するとともに前記操作部の設定情報に基づいて前記冷蔵庫と通信して前記温度切替室の温度帯を切り替えるリモートコントローラとを備えたことを特徴としている。
この構成によると、温度切替室は低温側に切り替えられると冷却器から冷気が導入され、冷凍、チルド、冷蔵等の低温室となる。これにより、貯蔵物を冷却保存できる。温度切替室は高温側に切り替えられるとヒータが駆動され、高温の高温室となる。これにより、加熱調理済み食品の一時的な保温や冬場の温調理等ができる。
また、リモートコントローラの操作部の操作信号が冷蔵庫に送信され、冷却器による冷気の流れや加熱装置を制御して温度切替室が低温側の各温度帯や高温側に切り替えられる。リモートコントローラと冷蔵庫との間の通信手段は赤外線通信、無線LAN、有線LAN等から成る。
また本発明は上記構成の冷蔵庫において、前記リモートコントローラはタイマーを有し、前記タイマーの計時により所定の時期に前記温度切替室の温度帯が切り替えられることを特徴としている。この構成によると、リモートコントローラの操作部の操作により、タイマーの計時が開始される。使用者が設定した時間をタイマーが計時すると温度切替室が低温側の各温度帯や高温側に切り替えられる。
また本発明は上記構成の冷蔵庫において、前記加熱装置の駆動により前記温度切替室内を所定時間加熱した後、前記加熱装置を停止して前記冷却器で生成した冷気を前記温度切替室に導入する解凍モードを設け、前記リモートコントローラにより前記解凍モードを設定可能にしたことを特徴としている。この構成によると、操作部の操作により温度切替室が解凍モードに切り替えられると、温度切替室内の冷凍食品は所定時間高温に維持された後、氷点以上の温度で冷却保存される。
また本発明は上記構成の冷蔵庫において、前記リモートコントローラは前記冷蔵庫と異なる機器の動作状態を受信可能に構成され、該機器の動作に連動して前記温度切替室の温度帯を切り替えることを特徴としている。この構成によると、例えば、リモートコントローラと通信可能な電子レンジによる調理が開始されると、リモートコントローラの指示により温度切替室が高温側に切り替えられる。これにより、温度切替室が調理後の食品を保温可能な状態になる。
また本発明は上記構成の冷蔵庫において、前記リモートコントローラは前記温度切替室の動作状態を表示する表示部を有することを特徴としている。この構成によると、温度切替室の温度帯やタイマーの計時による待機時間等がリモートコントローラの表示部に表示される。
本発明によると、貯蔵物を冷却保存する低温側と加熱食品を保温する高温側とに室内温度を切り替えできる温度切替室を備えたので、加熱食品を保温するための使用者の経済的負担を軽減するとともに場所の確保を容易にして利便性の高い冷蔵庫を提供することができる。また、温度切替室の温度帯を切り替えるリモートコントローラを備えるので、使用者は調理等を行いながら冷蔵庫から離れて温度切替室の温度帯を切り替えることができる。従って、冷蔵庫の利便性がより向上する。
また本発明によると、リモートコントローラがタイマーを有するので、使用者は所望の時期に温度切替室の温度帯を切り替えることができる。従って、冷蔵庫の利便性がより向上する。
また本発明によると、リモートコントローラに設けたタイマーの計時により温度切替室内を所定時間加熱して冷却保存する解凍モードを設けたので、容易に食品の解凍を行うことができる。従って、冷蔵庫の利便性がより向上する。
また本発明によると、リモートコントローラにより他の機器の動作に連動して温度切替室の温度帯を切り替えるので、使用者による操作を省略することができる。従って、冷蔵庫の利便性がより向上する。
また本発明によると、リモートコントローラは温度切替室の動作状態を表示する表示部を有するので、使用者は冷蔵庫から離れた位置で冷蔵庫の状態を容易に認識することができる。
以下に本発明の実施形態を図面を参照して説明する。図1、図2は一実施形態の冷蔵庫システムの冷蔵庫を示す正面図及び右側面図である。冷蔵庫システム70(図8参照)は冷蔵庫1及びリモートコントローラ61(図7参照)から成っている。冷蔵庫1は、上段に冷蔵室2が配され、中段に温度切替室3及び製氷室4が配される。冷蔵庫1の下段には野菜室5及び冷凍室6が配されている。
冷蔵室2は観音開きの扉を有し、貯蔵物を冷蔵保存する。温度切替室3は中段左側に設けられ、使用者により室温を切り替えられるようになっている。製氷室4は中段右側に設けられ、製氷を行う。野菜室5は下段左側に設けられ、野菜の貯蔵に適した温度(約8℃)に維持される。冷凍室6は下段右側に設けられ、製氷室4に連通して貯蔵物を冷凍保存する。
図3は冷蔵庫1の右側面断面図である。冷凍室6及び製氷室4には貯蔵物を収納する収納ケース11が設けられる。野菜室5及び温度切替室3にも同様の収納ケース11が設けられる。冷蔵室2には貯蔵物を載置する複数の収納棚41が設けられる。冷蔵室2の扉には収納ポケット42が設けられる。これらにより、冷蔵庫1の使い勝手が向上されている。また、冷蔵室2内の下部にはチルド温度帯(約0℃)に維持されたチルド室23が設けられている。
冷凍室6の背後には冷気通路31が設けられ、冷気通路31内には圧縮機35に接続された冷却器17が配される。冷蔵室2の背後には冷気通路31と連通する冷気通路32が設けられる。凝縮器、膨張器(いずれも不図示)が接続された圧縮機35の駆動によりイソブタン等の冷媒が循環して冷凍サイクルが運転される。これにより、冷凍サイクルの低温側となる冷却器17と冷気通路31を流通する空気とが熱交換して冷気が生成される。
また、冷気通路31、32内には冷凍室送風機18及び冷蔵室送風機28がそれぞれ配される。詳細を後述するように、冷却器17で生成された冷気は冷凍室送風機18の駆動により冷気通路31を介して冷凍室6、製氷室4、チルド室23及び温度切替室3に供給される。また、該冷気は、冷蔵室送風機28の駆動により冷気通路32を介して冷蔵室2及び野菜室5に供給される。
図4は温度切替室3を示す右側面断面図である。温度切替室3の上下面は断熱壁7、8により冷蔵室2及び野菜室5と断熱隔離されている。また、温度切替室3の側面は図示しない断熱壁により製氷室4及び冷凍室6と断熱隔離されている。温度切替室3の前面は回動式の扉9により開閉可能になっている。温度切替室3の背面は背面板33により覆われている。
背面板33の上部には温度切替室3に空気が流入する流入口33aが設けられ、下部には温度切替室3から空気が流出する流出口33bが設けられる。また、流入口33a及び流出口33b近傍には温度切替室3内の温度を検知する温度センサ24、16が設けられる。
背面板33の後方には、外壁を形成する断熱壁10との間に導入通風路12が設けられている。導入通風路12には温度切替室吐出ダンパ13(図5参照)が設けられ、冷気通路31に連通して冷却器17(図3参照)で発生した冷気を温度切替室3に導く。また、温度切替室吐出ダンパ13の開閉により冷却器17と温度切替室3の流入側との間の冷気経路が開閉され、開閉量によって導入通風路12から温度切替室3に流入する風量が調整される。
導入通風路12内には、温度切替室吐出ダンパ13と流入口33aとの間に温度切替室送風機14が設けられている。温度切替室送風機14の駆動によって冷気通路31の冷気が容易に温度切替室3に導かれる。
流出口33bの後方には温度切替室戻りダンパ20が設けられる。温度切替室戻りダンパ20は開口部20a、20bを有し、回動により一方を開いて他方を閉じるバッフル20cを有している。開口部20bを開くと温度切替室3から流出する空気は戻り通風路19(図5参照)を介して冷却器17に導かれる。
開口部20aを開くと温度切替室3から流出する空気は温度切替室送風機14の吸気側に導かれるとともに、温度切替室3の流出側と冷却器17との冷気経路が閉じられる。従って、温度切替室送風機14を駆動し、開口部20bを閉じて温度切替室戻りダンパ20を閉じることにより、矢印Fに示すように温度切替室3の空気を循環させることができる。尚、温度切替室送風機14を温度切替室3内に設けてもよい。
温度切替室3の流入口33aの背後にはヒータ15が設けられる。ヒータ15は熱輻射式のガラス管ヒータから成り、背面板33を介して放出される輻射熱により温度切替室3を昇温する。温度切替室送風機14はヒータ15の表面に向けて送風するように配置されている。これにより、ヒータ15の表面温度を下げて安全性を向上させることができる。また、流出口33bには、所定の温度まで高温になるとヒータ15の通電を遮断する温度ヒューズ30が設けられる。
温度切替室3内には貯蔵物を載置する引出し式の収納ケース11が配されている。収納ケース11の底面には温度センサ34が設けられる。これにより、収納ケース11上に載置される貯蔵物の温度を正確に検知することができる。
図5は冷蔵庫1の中段付近の正面断面図を示している。冷凍室6の背後の冷気通路31は冷凍室送風機18の前面上部を開口し、冷凍室送風機18によって製氷室4に空気が送出される。製氷室4に連通する冷凍室6の下部には冷凍室ダンパ22が設けられる。冷凍室6の後方下部には、冷凍室ダンパ22を介して冷却器17に空気を導いて冷気通路31に戻る戻り通風路21(図3参照)が設けられている。冷凍室ダンパ22の開閉により冷凍室6から流出する空気の風量が調整される。
冷気通路31の上部は冷蔵室ダンパ27を介して冷気通路32に連通する。また、冷気通路31は分岐され、チルド室ダンパ25を介してチルド室23と連通するとともに、前述のように導入通風路12(図4参照)に連通する。
冷蔵室2の背面下部には冷蔵室流出口(不図示)が開口し、野菜室5には野菜室流入口(不図示)が設けられる。冷蔵室流出口と野菜室流入口とは温度切替室3の背面を通る通路(不図示)により連結され、冷蔵室2と野菜室5が連通している。
温度切替室戻りダンパ20は温度切替室3の左方下部に設けられる。温度切替室3及び野菜室5の背後には、温度切替室戻りダンパ20から下方に延びて戻り通風路21(図3参照)に連通する戻り通風路19が設けられている。前述したように、温度切替室3内の空気は温度切替室戻りダンパ20の開口部20b(図4参照)を開くことにより戻り通風路19、21を介して冷却器17に導かれる。尚、野菜室5の背面には戻り通風路19に連通する野菜室流出口(不図示)が設けられる。
図6は冷蔵庫1の冷気の流れを示す冷気回路図である。冷凍室6、冷蔵室2及び温度切替室3はそれぞれ並列に配される。また、製氷室4は冷凍室6と直列に配され、野菜室5は冷蔵室2と直列に配される。冷却器17で生成された冷気は、冷凍室送風機18の駆動により矢印A(図5参照)に示すように冷気通路31を上昇して製氷室4に送出される。製氷室4に送出された冷気は製氷室4及び冷凍室6を流通し、冷凍室ダンパ22から流出する。そして、戻り通風路21を介して冷却器17に戻る。これにより、製氷室4及び冷凍室6内が冷却される。
冷凍室送風機18の排気側となる冷気通路31の上部で分岐した冷気は矢印C(図5参照)に示すようにチルド室23に送出される。また、冷気通路31の上部で分岐した冷気は冷蔵室送風機28の駆動により冷蔵室ダンパ27を介して矢印B(図5参照)に示すように冷気通路32を流通し、冷蔵室2に送出される。これらの冷気は冷蔵室2及びチルド室23を流通した後、野菜室5に流入する。野菜室5に流入した冷気は野菜室5内を流通して戻り通風路19、21を介して冷却器17に戻る。これにより、冷蔵室2及び野菜室5内が冷却され、設定温度になると冷蔵室ダンパ27及びチルド室ダンパ23が閉じられる。
また、温度切替室送風機14の駆動により、冷凍室送風機18の排気側となる冷気通路31の上部で分岐した冷気は矢印D(図5参照)に示すように導入通風路12を流通し、温度切替室吐出ダンパ13を介して温度切替室3に流入する。温度切替室3に流入した冷気は温度切替室3内を流通し、温度切替室戻りダンパ20から流出する。そして、矢印E(図5参照)に示すように、戻り通風路19、21を介して冷却器17に戻る。これにより、温度切替室3内が冷却される。
前述のように、温度切替室3は使用者の操作により室内温度を切り替えることができるようになっている。温度切替室3の動作モードは温度帯に応じてワイン(8℃)、冷蔵(3℃)、チルド(0℃)、ソフト冷凍(−8℃)、冷凍(−15℃)の各冷却モードが設けられる。
これにより、使用者は所望の温度で貯蔵物を冷凍または冷蔵して冷却保存できる。室内温度の切り替えは温度切替室吐出ダンパ13を開く量を可変して行うことができる。尚、例えば冷凍の室内温度から冷蔵の室内温度に切り替える際にヒータ15に通電して昇温してもよい。これにより、迅速に所望の室内温度に切り替えることができる。
また、ヒータ15に通電することにより、温度切替室3の室内温度を貯蔵物を冷却保存する低温側から調理済み加熱食品の一時的な保温や温調理等を行う高温側に切り替えることができる。この時、温度切替室吐出ダンパ13及び温度切替室戻りダンパ20の開口部20bが閉じられ、温度切替室送風機14が駆動される。これにより、温度切替室3内を温風が循環して高温の均一な温度に維持される。
高温側の室内温度は、主な食中毒菌の発育温度が30℃〜45℃であるため、ヒータ容量の公差や温度切替室3内の温度分布等を考慮して50℃以上にするとよい。これにより、雑菌の繁殖を防止できる。
また、冷蔵庫に用いられる一般的な樹脂製部品の耐熱温度が80℃であるため、高温側の室内温度を80℃以下にすると安価に実現することができる。加えて、食中毒菌を滅菌するためには、例えば腸管出血性大腸菌(病原性大腸菌O157)の場合では75℃で1分間の加熱が必要である。従って、高温側の室内温度を75℃〜80℃にするとより望ましい。
以下は55℃での食中毒菌の減菌に関する試験結果である。試験サンプルは初期状態で大腸菌2.4×103CFU/mL、黄色ブドウ球菌2.0×103CFU/mL、サルモネラ2.1×103CFU/mL、腸炎ビブリオ1.5×103CFU/mL、セレウス4.0×103CFU/mLを含んでいる。この試験サンプルを40分間で3℃から55℃に加温し、55℃で3.5時間保温後、80分間で55℃から3℃に戻して再度各菌の量を調べた。その結果、いずれの菌も10CFU/mL以下(検出せず)のレベルまで減少していた。従って、温度切替室3の高温側の設定温度を55℃としても充分減菌効果がある。
図7はリモートコントローラ61を示す平面図である。リモートコントローラ61は表示部64及び操作部66を有し、冷蔵庫1と通信を行う。表示部64は液晶パネル等から成り、後述するタイマー63の計時の表示や温度切替室3の温度帯等を表示する。これにより、使用者は冷蔵庫1から離れた位置で冷蔵庫1の状態を容易に認識することができる。
操作部66は温度帯切替キー67及びタイマー設定キー68から成っている。温度帯切替キー67は温度切替室3の各温度帯を高温側(ホット)、ワイン、冷蔵、チルド、ソフト冷凍、冷凍にそれぞれ切り替える操作キー67a〜67fを有している。また、温度帯切替キー67には解凍モードを指示する操作キー67gが設けられる。
解凍モードは、タイマー63の計時により所定時間温度切替室3を高温側で維持して冷凍食品を解凍した後、低温側に切り替えて氷点以上で冷却保存する。これにより、タイマー63により正確に計時して食品の過熱を防止し、容易に食品の解凍を行うことができる。
タイマー設定キー68はジョグダイアル68aと設定キー68bとを有している。ジョグダイアル68aにより表示部64に表示される時間の送り操作を行う。設定キー68bの押下により表示部64に表示された時間が決定される。これにより、設定時間がタイマー63の計時により経過した際に温度切替室3を予め設定した温度帯に切り替えることができる。タイマー設定キー68により経過時間を設定してもよく、時刻を設定してもよい。
尚、温度切替室3の温度帯を切り替えた際に押下された操作キー67a〜67gを点灯してもよい。また、タイマー63の計時により温度切替室3の温度帯が切り替えられた際に、温度帯に対応する操作キー67a〜67gを点灯してもよい。
図8は冷蔵庫システム70の構成を示すブロック図である。冷蔵庫1及びリモートコントローラ61は各部を制御するCPUから成る制御部50、62を有している。制御部50には上記の温度センサ16、24、温度ヒューズ30、ヒータ15、冷凍室送風機18、冷蔵室送風機28、温度切替室送風機14、冷凍室ダンパ22、冷蔵室ダンパ27、温度切替室吐出ダンパ13、温度切替室戻りダンパ20、チルド室ダンパ25が接続される。これらが制御部50により制御される。
また、制御部50には通信部51、記憶部52、ドアスイッチ53、操作パネル54が接続される。通信部51は赤外線通信、無線LAN、有線LAN等によりリモートコントローラ61の通信部63と通信を行う。記憶部52はROM、RAM、HDD等から成り、冷蔵庫1の動作プログラムやデータを格納するとともに演算の一次記憶を行う。操作パネル54は冷蔵室2の扉等に設けられ、使用者による設定操作や運転の指示を行うとともに動作状況の表示を行う。
制御部62にはタイマー63、表示部64、通信部65、操作部66が接続される。タイマー63は所定の期間を計時する。通信部63は通信部51と通信を行い、操作部65の操作情報やタイマー63によるトリガー信号が冷蔵庫2に送信される。また、冷蔵庫1の動作状況がリモートコントローラ61に送信され、表示部64で表示可能になっている。
また、通信部65は電子レンジ等の他の機器と通信を行うようになっている。これにより、電子レンジ等の他の機器と連動して冷蔵庫1を動作させることができる。
図9は、冷蔵庫1の温度切替室3の制御動作を示すフローチャートである。冷蔵庫1の電源を投入すると、温度切替室3は例えば冷蔵等の所定の温度帯に維持される。ステップ#11では通信部63の受信により電子レンジの加熱調理が開始されたか否かが判断される。電子レンジの加熱調理が開始された場合はステップ#15に移行する。ステップ#15では温度切替室3の温度帯が高温側に切り替えられる。
これにより、加熱調理終了後の食品を直ちに高温側の温度切替室3内で保温することができる。従って、温度切替室3の温度帯を切り替える操作を省略できるとともに予め温度切替室3を高温にして加熱された食品を冷めることなく保温することができ、冷蔵庫1の利便性が向上する。電子レンジ以外の加熱調理器(例えば、オーブンや加熱蒸気調理器等)に連動して温度切替室3を高温側に切り替えてもよく、他の機器に連動して高温側以外の温度帯に切り替えてもよい。
電子レンジの加熱調理が開始されていない場合はステップ#12に移行し、操作パネル54により温度帯の切り替え操作が行われた否かが判断される。操作パネル54により温度帯の切り替え操作が行われた場合はステップ#15に移行する。ステップ#15では温度切替室3が操作パネル54で指示された温度帯に切り替えられる。
操作パネル54により温度帯の切り替え操作が行われていない場合はステップ#13に移行し、リモートコントローラ61の温度帯切替キー67により温度帯の切り替え操作が行われたか否かが判断される。温度帯切替キー67により温度帯の切り替え操作が行われた場合はステップ#15に移行する。ステップ#15では温度切替室3が温度帯切替キー67で指示された温度帯に切り替えられる。
温度帯切替キー67により温度帯の切り替え操作が行われていない場合はステップ#14に移行し、タイマー63の計時によりタイマー設定キー68による設定時間が経過したか否かが判断される。タイマー設定キー68による設定時間が経過した場合はステップ#15に移行する。
ステップ#15では温度切替室3がタイマー63の設定時に設定された温度帯に切り替えられる。これにより、使用者は所望の時期に温度切替室3の温度帯を切り替えることができる。タイマー設定キー68により時間設定されていない場合や設定された時間が経過していない場合はステップ#11に戻り、ステップ#11〜#14が繰り返し行われる。
本実施形態によると、貯蔵物を冷却保存する低温側と加熱食品を保温する高温側とに室内温度を切り替えできる温度切替室3を備えたので、別途保温庫等を必要とせず使用者の経済的な負担を軽減するとともに保温庫等の設置場所の確保を不要にして加熱食品を保温できる利便性の高い冷蔵庫1を提供することができる。
また、温度切替室3の温度帯を切り替えるリモートコントローラ61を備えるので、使用者は調理等を行いながら冷蔵庫1から離れて温度切替室3の温度帯を切り替えることができる。従って、冷蔵庫1の利便性がより向上する。
尚、本実施形態において、野菜室5の流出口にダンパを設けてもよい。これにより、温度切替室3を高温側から低温側に切り替えた際に、該ダンパを閉じて温度切替室3からの熱風が野菜室5に逆流することを防止できる。また、温度切替室3を高温側から低温側へ切り替える際に冷凍室送風機18が停止されている場合には、冷凍室ダンパ22が閉じられるようになっている。これにより、温度切替室送風機14の駆動によって冷凍室ダンパ22から冷凍室6内へ熱風が逆流することを防止できる。
また、冷却器17によって冷凍室6及び冷蔵室2を冷却しているが、冷蔵室2及び野菜室5専用の冷却器を別途設けてもよい。この時、冷却器17によって冷凍室6及び温度切替室3を冷却することができる。
本発明によると、温度切替室を有した冷蔵庫に利用することができる。
本発明の実施形態の冷蔵庫システムの冷蔵庫を示す正面図 本発明の実施形態の冷蔵庫システムの冷蔵庫を示す右側面図 本発明の実施形態の冷蔵庫システムの冷蔵庫を示す右側面断面図 本発明の実施形態の冷蔵庫システムの冷蔵庫の温度切替室を示す右側面断面図 本発明の実施形態の冷蔵庫システムの冷蔵庫の中段部を示す正面断面図 本発明の実施形態の冷蔵庫システムの冷蔵庫の冷気の流れを示す冷気回路図 本発明の実施形態の冷蔵庫システムのリモートコントローラを示す平面図 本発明の実施形態の冷蔵庫システムの構成を示すブロック図 本発明の実施形態の冷蔵庫の温度切替室の制御動作を示すフローチャート
符号の説明
1 冷蔵庫
2 冷蔵室
3 温度切替室
4 製氷室
5 野菜室
6 冷凍室
9 扉
12 導入通風路
13 温度切替室吐出ダンパ
14 温度切替室送風機
15 ヒータ
17 冷却器
16、24、34 温度センサ
18 冷凍室送風機
19、21 戻り通風路
20 温度切替室戻りダンパ
22 冷凍室ダンパ
25 チルド室ダンパ
28 冷蔵室送風機
30 温度ヒューズ
31、32 冷気通路
33 背面板
35 圧縮機
50、62 制御部
51、65 通信部
52 記憶部
53 ドアスイッチ
54 操作パネル
61 リモートコントローラ
63 タイマー
64 表示部
66 操作部
70 冷蔵庫システム

Claims (5)

  1. 冷却器による冷却と加熱装置による加熱とによって貯蔵物を冷却保存する低温側と加熱食品を保温する高温側とに室内温度を切り替えできる温度切替室を有した冷蔵庫と、設定操作を行う操作部を有するとともに前記操作部の設定情報に基づいて前記冷蔵庫と通信して前記温度切替室の温度帯を切り替えるリモートコントローラとを備えたことを特徴とする冷蔵庫システム。
  2. 前記リモートコントローラはタイマーを有し、前記タイマーの計時により所定の時期に前記温度切替室の温度帯が切り替えられることを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫システム。
  3. 前記タイマーの計時により前記温度切替室内を所定時間加熱した後、前記加熱装置を停止して前記冷却器で生成した冷気を前記温度切替室に導入する解凍モードを前記リモートコントローラにより設定可能にしたことを特徴とする請求項2に記載の冷蔵庫システム。
  4. 前記リモートコントローラは前記冷蔵庫と異なる機器の動作状態を受信可能に構成され、該機器の動作に連動して前記温度切替室の温度帯を切り替えることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の冷蔵庫システム。
  5. 前記リモートコントローラは前記温度切替室の動作状態を表示する表示部を有することを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の冷蔵庫システム。
JP2005314218A 2005-10-28 2005-10-28 冷蔵庫システム Pending JP2007120876A (ja)

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