JP2007117132A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】上扉と下扉との間の隙間の発生を抑えることができて、かかる隙間からの不正操作行為、いわゆるゴト行為の発生を防止することができる遊技機を提供する。
【解決手段】隙間解消機構(100)は、扉ロック機構(7)の作動のためのキー(151)回転に連動して回転する回転体(110)を備え、回転体(110)は、キー(151)の反ロック解除方向への回転に伴って筐体(1)又は上扉(30)に固定された接触体(120)に接触し、更なる回転によって、接触体(120)を支点として、下扉(40)を上扉(30)方向へ持ち上げるように形成され、隙間解消機構(100)は、下扉(40)を上扉(30)方向に持ち上げた際に、回転体(110)が、下扉(40)を上扉(30)方向とは反対方向へ移動させないように、回転体(110)の逆回転を阻止するための逆転防止装置(130)と、逆転防止装置(130)の作動を解除可能な解除手段(140)とを備えていることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

この発明は、上下前扉の間の隙間の発生を防止して、ゴト行為の発生を抑止可能な遊技機に関するものである。
従来、この種の遊技機としては、いわゆるスロットマシンがある。そして、このスロットマシンは、正面が開口する正面開口部を有する四角箱状の筐体と、この筐体の正面開口部を開閉自在に塞ぐ前扉とを備えている。そして、この前扉は、正面開口部の上部側である上部開口部を開閉自在に塞ぐ上扉と、正面開口部の下部側である下部開口部を開閉自在に塞ぐ下扉とを備えている。そして、上扉及び下扉は、筐体の正面側の一端側の縦縁部や、或いは、筐体内部に固定される枠状部材の正面側の一端側の縦縁部にヒンジにより回動可能に軸支されているものが知られている(例えば、特許文献1。)。
そして、近年では、この下扉には、スピーカーや、メダルセレクターや、多数の電飾や、電子機器等が取り付けられ、重量が大きなものとなってきており、使用により、下扉がヒンジを支点として、ヒンジの無い方の端部側が、下扉の重量により、下方に傾く傾向があった。そのように下扉の反ヒンジ側が下方に傾くと、上扉と下扉との間に隙間が発生することがあった。
特開2003−47686号公報(第2図、第3図、第4図)
しかし、上記した従来の遊技機では、上述したように、上扉及び下扉の反ヒンジ側の端部に隙間が発生した場合、かかる隙間から針金等を差し込んで不正解錠や、内部機器への不正操作が行われるといった問題点があった。
そこで、各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記した従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、次の点にある。
(請求項1) すなわち、請求項1記載の発明は、上記した従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、上扉と下扉との間の隙間の発生を抑えることができて、かかる隙間からの不正操作行為、いわゆるゴト行為の発生を防止することができる遊技機を提供しようとするものである。
(請求項2) 請求項2記載の発明は、上記した請求項1記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。すなわち、請求項2記載の発明は、逆転防止装置の作動を容易に解除することができて、下扉及び上扉の開閉作業を簡単なものにすることができるようにした遊技機を提供しようとするものである。
(請求項3) 請求項3記載の発明は、上記した請求項1又は請求項2記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。すなわち、請求項3記載の発明は、簡単な構造で、隙間解消機構を形成可能な遊技機を提供しようとするものである。
(請求項4) 請求項4記載の発明は、上記した請求項3に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。すなわち、請求項4記載の発明は、簡単な構造で、隙間を解消した状態を維持可能な同一回転方向装置を形成可能な遊技機を提供しようとするものである。
(請求項5) 請求項5記載の発明は、上記した請求項4に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。すなわち、請求項5記載の発明は、簡単な構造で逆転防止装置の作動を解除可能な解除手段を有する遊技機を提供しようとするものである。
(請求項6) 請求項6記載の発明は、上記した請求項4に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。すなわち、請求項6記載の発明は、扉ロック機構のキー作動とは、関係なく、手動により、逆転防止装置の作動を解除することができるようにした遊技機を提供しようとするものである。
(請求項1)
(特徴点) 請求項1記載の発明は、次の点を特徴とする。すなわち、正面側に開口する正面開口部(11)を有する筐体(1)と、前記筐体(1)の正面開口部(11)の上部を開閉自在に塞ぐ上扉(30)と、前記筐体(1)の正面開口部(11)の下部を開閉自在に塞ぐ下扉(40)とを備えた遊技機(S)において、前記上扉(30)及び前記下扉(40)は、前記上扉(30)の前面側の下部に前記下扉(40)の上部が位置することにより、前記下扉(40)を開けてから前記上扉(30)を開けるように形成され、前記下扉(40)は、前記下扉(40)を前記筐体(1)に押し込むことで、前記下扉(40)を前記筐体(1)にロック可能であるとともに、そのロック状態を解除するためには、キー(151)を鍵穴(44)に差し込んで回転させることによりロック解除が可能な扉ロック機構(7)と、前記キー(151)を反ロック解除方向に回転させる力を、前記下扉(40)を前記上扉(30)方向へ移動させる力へ変換することにより前記下扉(40)及び前記上扉(30)間の隙間を塞ぐための隙間解消機構(100)とを備え、前記隙間解消機構(100)は、前記扉ロック機構(7)の作動のためのキー(151)回転に連動して回転する回転体(110)を備え、前記回転体(110)は、前記キー(151)の反ロック解除方向への回転に伴って前記筐体(1)又は前記上扉(30)に固定された接触体(120)に接触し、更なる回転によって、前記接触体(120)を支点として、前記下扉(40)を前記上扉(30)方向へ持ち上げるように形成され、前記隙間解消機構(100)は、前記下扉(40)を前記上扉(30)方向に持ち上げた際に、前記回転体(110)が、前記下扉(40)を前記上扉(30)方向とは反対方向へ移動させないように、前記回転体(110)の逆回転を阻止するための逆転防止装置(130)と、前記逆転防止装置(130)の作動を解除可能な解除手段(140)とを備えていることを特徴とする。
なお、ここで、「キー(151)の反ロック解除方向の回転」とは、キー(151)の左右の回転方向のうち、ロック解除させる方向とは、反対方向のキー(151)の回転方向を意味するものであって、具体的には、例えば、キー(151)を右回転への回転方向を、ロック解除させる方向の回転に設定した場合、キー(151)を左回転への回転方向を、反ロック解除方向の回転となるものである。
また、ここで、「回転体(110)の逆回転」とは、回転体(110)が接触体(120)を支点として下扉(40)を上扉(30)方向へ持ち上げる方向の回転体(110)の回転方向を、回転体(110)の正回転とした場合、その反対方向の回転体(110)の回転方向を意味する。具体的には、上扉(30)方向へ持ち上げた下扉(40)を、上扉(30)の方向とは反対方向、すなわち下扉(40)を下方へ引き下げて、下扉(40)を上扉(30)から引き離す方向の回転体(110)の回転方向である。
(作用) 本発明は、上扉(30)の前面側の下部に下扉(40)の上部が位置しているため、下扉(40)を開けなければ、上扉(30)を開けることができない。更に、下扉(40)を閉じた状態でロックした状態にするだけで、上扉(30)も開けることができずロックされた状態となる。
隙間解消機構(100)によれば、キー(151)の反ロック解除方向への回転に伴って、回転体(110)が回転して、筐体(1)又は上扉(30)に固定された接触体(120)に接触する。この接触体(120)は、筐体(1)又は上扉(30)に固定されているため、キー(151)の更なる回転によって、回転体(110)が更に回転しようとする。そして、回転体(110)は、回転体(110)が接触体(120)と接触している箇所を支点として、下扉(40)を上扉(30)方向へ持ち上げるように形成されている。このため、キー(151)を反ロック解除方向に回転させる力を、下扉(40)を上扉(30)方向へ移動させる力へ変換して、下扉(40)を上扉(30)へ近づけることができる。これにより、上扉(30)の下部と、下扉(40)の上部との間の隙間の発生を小さくすることができて、かかる隙間からの不正操作行為、いわゆるゴト行為の発生を防止することができる。
更に、逆転防止装置(130)が、回転体(110)の逆回転を阻止する。これにより、一旦上扉(30)側へ移動した下扉(40)が、上扉(30)方向とは反対方向へ戻ることを防止することができて、上扉(30)と下扉(40)との間の隙間を解消した状態を保持することができる。
また、解除手段(140)が、逆転防止装置(130)の作動を解除することができるため、解除手段(140)を作動させることにより、回転体(110)の逆回転を自由に回転させることができて、下扉(40)を上扉(30)から離す方向へ移動させることができる。これにより、下扉(40)を開放するような場合には、上扉(30)側へ移動した下扉(40)を元に戻すことができる。
(請求項2)
(特徴点) 請求項2記載の発明は、上記した請求項1記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。すなわち、前記扉ロック機構(7)は、そのロック解除の際、キー(151)を押し込み可能に形成され、前記解除手段(140)は、前記扉ロック機構(7)のロック解除の際のキー(151)押し込みによって前記逆転防止装置(130)の作動を解除することを特徴とする。
(作用) 本発明は、扉ロック機構(7)のロック解除の際、キー(151)を押し込むだけで、解除手段(140)が逆転防止装置(130)の作動を解除する。これにより、扉ロック機構(7)のロックを解除して、下扉(40)を開放する際、扉ロック機構(7)のロック解除のためのキー(151)の回転動作に加えて、キー(151)の押し込み動作を加えるだけで、逆転防止装置(130)の作動を容易に解除することができて、下扉(40)及び上扉(30)の開閉作業を簡単なものにすることができる。
(請求項3)
(特徴点) 請求項3記載の発明は、上記した請求項1又は請求項2記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。すなわち、前記扉ロック機構(7)は、前記キー(151)を前記鍵穴(44)に差し込んで施解錠するシリンダー錠(150)であって、前記シリンダー錠(150)は、前記鍵穴(44)に差し込んだ前記キー(151)の回転とともに回転するキーシリンダー(160)を備え、前記隙間解消機構(100)は、前記キーシリンダー(160)に固定されたキーシリンダー側歯車(161)と、前記キーシリンダー側歯車(161)にかみ合って前記回転体(110)の回転体中心軸(112)に固定された回転体側歯車(111)と、前記キーシリンダー側歯車(161)及び前記回転体側歯車(111)のいずれか一方の歯車を、同一回転方向にしか回転させないことで前記逆転防止装置(130)を構成する同一回転方向装置(131)とを備えていることを特徴とする。
(作用) 本発明は、隙間解消機構(100)によれば、キー(151)の反ロック解除方向への回転に伴って、シリンダー錠(150)のキーシリンダー(160)が反ロック解除方向へ回転し、同時に、キーシリンダー(160)に固定されたキーシリンダー側歯車(161)も反ロック解除方向へ回転する。このキーシリンダー側歯車(161)の回転により、キーシリンダー側歯車(161)にかみ合う回転体側歯車(111)も回転し、回転体側歯車(111)に固定された回転体中心軸(112)も回転する。これにより、回転体(110)が回転して、筐体(1)又は上扉(30)に固定された接触体(120)に接触する。この接触体(120)は、筐体(1)又は上扉(30)に固定されているため、キー(151)の更なる回転によって、回転体(110)が更に回転しようとする。そして、回転体(110)は、接触体(120)を支点として、下扉(40)を上扉(30)方向へ持ち上げるように形成されている。このため、キー(151)を反ロック解除方向に回転させる力を、下扉(40)を上扉(30)方向へ移動させる力へ変換して、下扉(40)を上扉(30)へ近づけることができる。これにより、上扉(30)の下部と、下扉(40)の上部との間の隙間の発生を小さくすることができる。
そして、前記逆転防止装置(130)は、キーシリンダー側歯車(161)及び回転体側歯車(111)のいずれか一方の歯車を、同一回転方向にしか回転させないようにした同一回転方向装置(131)を備えている。これにより、キーシリンダー(160)及びキーシリンダー側歯車(161)を同一回転方向に回転させて、回転体中心軸(112)及び回転体(110)を同一回転方向に回転させて、接触体(120)を支点として下扉(40)を上扉(30)側へ移動させた後、下扉(40)が自重により下がろうとしても、キーシリンダー側歯車(161)及び回転体側歯車(111)のいずれか一方の歯車が逆回転できずに、下扉(40)が上扉(30)側へ持ち上がった状態を保持することができる。
このように、簡単な構造で、隙間解消機構(100)を形成することができる。
(請求項4)
(特徴点) 請求項4記載の発明は、上記した請求項3に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。すなわち、前記同一回転方向装置(131)は、前記キーシリンダー側歯車(161)及び前記回転体側歯車(111)のいずれか一方にかみ合う同一回転方向歯車(132)と、前記同一回転方向歯車(132)の歯に係止可能な係止爪(133)とを備え、前記係止爪(133)は、前記同一回転方向歯車(132)の左回転及び右回転の回転方向のうち、特定の一方の回転方向に対しては、歯と係止して歯車の回転を制限するが、他方の回転方向に対しては、歯と係止せずに歯車の回転を制限しないように形成されていることを特徴とする。
(作用) 本発明は、係止爪(133)が、同一回転方向歯車(132)の左回転及び右回転方向のうち、特定の一方の回転方向に対しては、歯と係止して、同一回転方向歯車(132)の回転を制限するが、他方の回転方向に対しては、歯と係止せずに、同一回転方向歯車(132)の回転を制限しない。これにより、同一回転方向歯車(132)は、特定の一方向にだけ回転し、その逆回転方向には回転しない。結果として、同一回転方向歯車(132)が、キーシリンダー側歯車(161)及び回転体側歯車(111)のいずれか一方にかみ合うことにより、キーシリンダー側歯車(161)及び回転体側歯車(111)は、特定の一回転方向にだけ回転し、その逆回転方向には回転しない。このように、簡単な構造で、同一回転方向装置(131)を形成することができる。
(請求項5)
(特徴点) 請求項5記載の発明は、上記した請求項4に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。すなわち、前記同一回転方向歯車(132)は、前記キーシリンダー側歯車(161)にかみ合うように形成され、前記キーシリンダー(160)は、前記扉ロック機構(7)解除の際、キー(151)の押し込みとともに押し込み可能に形成され、前記解除手段(140)は、前記扉ロック機構(7)解除のためのキー(151)押し込みによって前記キーシリンダー(160)が押し込まれることにより、前記キーシリンダー側歯車(161)と、前記同一回転方向歯車(132)又は前記回転体側歯車(111)の少なくともいずれか一方の歯車とのかみ合いが外れることで前記逆転防止装置(130)の作動を解除することを特徴とする。
(作用) 本発明は、キーシリンダー(160)の押し込みによって、キーシリンダー側歯車(161)と、同一回転方向歯車(132)とのかみ合いが外れるように形成されている場合、扉ロック機構(7)の解除のためのキー押し込みによってキーシリンダー(160)が押し込まれて、キーシリンダー側歯車(161)と、同一回転方向歯車(132)とのかみ合いが外れる。そして、キーシリンダー側歯車(161)は、同一回転方向の制限が無くなり、逆回転方向へも自由に回転することができる。それに伴って、キーシリンダー側歯車(161)とかみ合う回転体側歯車(111)も自由に回転して、回転体中心軸(112)及び回転体(110)も自由に回転する。したがって、接触体(120)を支点として、上扉(30)側へ移動していた下扉(40)も、反対方向(自重により下がる方向)へ自由に移動することになる。結果として、逆転防止装置(130)の作動を解除することができる。
また、キーシリンダー(160)の押し込みによって、キーシリンダー側歯車(161)と、回転体側歯車(111)とのかみ合いが外れるように形成されている場合、扉ロック機構7の解除のためのキー押し込みによってキーシリンダー(160)が押し込まれて、キーシリンダー側歯車(161)と、回転体側歯車(111)とのかみ合いが外れる。同一回転方向歯車(132)の一方向の回転制限は、キーシリンダー側歯車(161)だけに加わるだけで、回転体側歯車(111)には、一方向の回転制限が加わらず、逆回転方向へも自由に回転することができる。これにより、回転体中心軸(112)及び回転体(110)も自由に回転する。したがって、接触体(120)を支点として、上扉(30)側へ移動していた下扉(40)も、反対方向(自重により下がる方向)へ自由に移動することになる。結果として、逆転防止装置(130)の作動を解除することができる。
(請求項6)
(特徴点) 請求項6記載の発明は、上記した請求項4に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。すなわち、前記同一回転方向歯車(132)は、前記キーシリンダー側歯車(161)にかみ合うように形成され、前記同一回転方向歯車(132)は、手動により押し込み可能に形成され、前記解除手段(140)は、前記同一回転方向歯車(132)が押し込まれることにより、前記キーシリンダー側歯車(161)と、前記同一回転方向歯車(132)とのかみ合いが外れることで前記逆転防止装置(130)の作動を解除することを特徴とする。
(作用) 本発明は、手動により、同一回転方向歯車(132)が押し込まれて、キーシリンダー側歯車(161)と、同一回転方向歯車(132)とのかみ合いが外れる。このため、キーシリンダー側歯車(161)は、同一回転方向の制限が無くなり、逆回転方向へも自由に回転することができる。それに伴って、キーシリンダー側歯車(161)とかみ合う回転体側歯車(111)も自由に回転して、回転体中心軸(112)及び回転体(110)も自由に回転する。したがって、接触体(120)を支点として、上扉(30)側へ移動していた下扉(40)も、反対方向(自重により下がる方向)へ自由に移動することになる。結果として、逆転防止装置(130)の作動を解除することができる。これにより、扉ロック機構(7)のキー(151)作動とは、関係なく、手動により、逆転防止装置(130)の作動を解除することができる。
本発明は、以上のように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
(請求項1) 請求項1記載の発明によれば、次のような効果を奏する。すなわち、請求項1記載の発明によれば、上扉と下扉との間の隙間の発生を抑えることができて、かかる隙間からの不正操作行為、いわゆるゴト行為の発生を防止することができる遊技機を提供することができる。
(請求項2) 請求項2記載の発明によれば、上記した請求項1記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。すなわち、請求項2記載の発明によれば、逆転防止装置の作動を容易に解除することができて、下扉及び上扉の開閉作業を簡単なものにすることができるようにした遊技機を提供することができる。
(請求項3) 請求項3記載の発明によれば、上記した請求項1又は請求項2記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。すなわち、請求項3記載の発明によれば、簡単な構造で、隙間解消機構を形成可能な遊技機を提供することができる。
(請求項4) 請求項4記載の発明によれば、上記した請求項3に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。すなわち、請求項4記載の発明によれば、簡単な構造で、隙間を解消した状態を維持可能な同一回転方向装置を形成可能な遊技機を提供することができる。
(請求項5) 請求項5記載の発明によれば、上記した請求項4に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。すなわち、請求項5記載の発明によれば、簡単な構造で逆転防止装置の作動を解除可能な解除手段を有する遊技機を提供することができる。
(請求項6) 請求項6記載の発明によれば、上記した請求項4に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。すなわち、請求項6記載の発明によれば、扉ロック機構のキー作動とは、関係なく、手動により、逆転防止装置の作動を解除することができるようにした遊技機を提供することができる。
(図面の説明) 図1は隙間解消機構の外観斜視図、図2は遊技機の外観正面図、図3は前扉を開いた状態の遊技機の外観斜視図、図4は上扉、下扉、交換ユニット及び筐体の分解斜視図、図5はキーを差し込んで回していない状態の隙間解消機構を正面側から見た場合の概念図、図6はキーを差し込んで反ロック解除方向に回している状態の隙間解消機構を正面側から見た場合の概念図、図7は隙間解消機構の平面図、図8は隙間解消機構の解除手段を作動している状態の平面図、図9は隙間解消機構の他の解除手段を作動している状態の平面図、図10は隙間解消機構の外観斜視図、図11は扉ロック機構及び隙間解消機構の外観斜視図をそれぞれ示すものである。
(遊技機S) 本形態に係る遊技機Sは、具体的には、スロットマシンであって、大きく分けて、正面側に開口する正面開口部11を有する筐体1、筐体1内部に着脱自在に設けられる交換ユニット2、筐体1の正面開口部11を開閉可能に塞ぐための前扉3とから構成されている。そして、筐体1の正面開口部11は、筐体1の上部に開口する開口上部13と、筐体1の下部に開口する開口下部14とを備えている。そして、前記前扉3は、筐体1の開口上部13を開閉可能に塞ぐための上扉30と、筐体1の開口下部14を開閉可能に塞ぐための下扉40とを備えている。そして、交換ユニット2の手前側には、上扉30が取り付けられてあり、この交換ユニット2及び上扉30により、上扉30の裏に交換ユニット2を取り付けて、両者が一体となった扉一体型交換ユニット6を形成している。すなわち、通常のいわゆる新台入れ替えの際には、交換ユニット2及び上扉30が一体となった扉一体型交換ユニット6毎に入れ替えることができるものである。もちろん、交換ユニット2から上扉30は、交換ユニット2の左側の縦方向の枠21の途中に設けた枠体係合部60から、上扉30の左側に設けた上扉係合部61を抜くだけで簡単に外すことができるため、新台入れ替えの際、上扉30は、そのままで、交換ユニット2だけを交換することもできる。
なお、ここで、「前方向」や「手前方向」とは、交換作業者(或いは遊技者)が、遊技機Sの正面側の前に遊技機Sの方に顔を向けて座って、或いは、立っているような場合のかかる交換作業者(或いは遊技者)から見た場合の奥から手前への方向を意味する。したがって、前方向や手前方向とは、遊技機Sの奥から正面へ向かう方向を意味する。また、「後方向」とは、交換作業者(或いは遊技者)が、遊技機Sの正面側に遊技機Sの方を向いて位置しているような場合のかかる交換作業者(或いは遊技者)から見たときの手前から奥への方向を意味する。したがって、後方向とは、遊技機Sの正面から奥(後ろ)へ向かう方向を意味する。また、本明細書における「左方向」や「右方向」等の左右方向も、かかる遊技機Sの前面の方を向いて位置している者から見た場合の右方向や、左方向を意味する。
(筐体1) 前記筐体1は、全体形状が略箱状であって、底面に配置した底板15と、この底板15の左右端縁から上方に向かって設けられた左右の側板16と、この側板16の上端間に渡した天板17と、左右の側板16の後側の端面間に渡して、裏側を塞ぐ奥板18とからなる正面側に開口するものである。すなわち、底板15と、その左右の側板16と、天板17とにより、四角枠状の四角枠部材19を形成し、この四角枠部材19の正面側に正面開口部11が開口し、四角枠部材19の奥側を奥板18が塞いでいるものである。そして、この筐体1の高さ方向略中央部には、二つの側板16の間に水平方向に中板12が渡してある。そして、この中板12は、扉一体型交換ユニット6を筐体1の奥側内部に案内するためのガイド(図示せず)を左右側部に備えている。また、中板12は、金属板からなるものである。
そして、開口下部14の底板15の上面には、各部品に電気を供給するための電源ユニット4が固定されている。そして、底板15の上面には、投入された遊技媒体を貯留するとともに受け皿43に遊技媒体を払い出し可能なホッパーユニットとも呼ばれる払い出し装置5が固定されている。
ここで、電源ユニット4の外側表面には、電源ユニット4から遊技機内部の各部品へ供給する電源をオフ状態にするための電源操作スイッチや、遊技店側が種々の設定を行うための設定スイッチ等の操作部を有している。
前記電源ユニット4及び払い出し装置5は、交換ユニット2の交換に際し、必ずしも交換する必要のないものであり、交換時には設置されたままにしておけるようになっているものである。
また、側板16の開口下部14に対応する正面左側の下部には、前記下扉40を係合させ、回転自在に支持するための本体係合部62が、上下方向に間隔をおいて二つ設けられている。
さらに、正面から向かって右側の側板16には、下扉40を閉めた際、下扉40をロックするためのロック突出片69(図3及び図4)が、上下方向に間隔をおいて二つ設けられている。
また、筐体1の左右の側板16の内面側には、交換ユニット2の左右のフック部36を引っかけて係合可能な係合クリップ35が固定されている。このフック部36及び係合クリップ35により、交換ユニット2を筐体1に固定するための固定装置10を形成しているものである。
(扉一体型交換ユニット6) 前記扉一体型交換ユニット6は、遊技ホールにおける、いわゆる新台入れ替えの際、遊技内容を変更するために筐体1に対して交換可能に形成されているものである。この扉一体型交換ユニット6は、交換ユニット2と、この交換ユニット2の手前側に開閉可能に取り付けられた上扉30とから形成されているものである。この交換ユニット2及び上扉30は、両者が一体となった状態で、筐体1から取り外し、また、取り付けることができるように形成されている。なお、交換ユニット2から上扉30を取り外せば、いわゆる新台入れ替えの際、上扉30はそのまま交換せずに、交換ユニット2だけを交換することができる。このように、交換ユニット2だけの取り付けや、取り外しも可能となるように形成されている。
(交換ユニット2) 前記扉一体型交換ユニット6の交換ユニット2は、筐体1に着脱自在に取り付けられているものである。
前記交換ユニット2は、リールユニット20及び基板ユニット24を装着するための四角枠状の部材を組み合わせた枠21を備えている。すなわち、リールユニット20及び主制御装置25は、これらを装着するための枠21を介して、交換ユニット2に組み込まれているものである。交換ユニット2は、前記枠21の下部に固定されたリールユニット20と、枠21の上部奥側に固定された基板ユニット24とを備えている。
ここで、リールユニット20は、周囲に複数の図柄を表示した3個の回転リール23と、特に図示しないが、それぞれの回転リール23を回転させるための駆動モータを有している。また、前記基板ユニット24は、回転リール23の回転等を制御するための主制御装置25が透明樹脂からなる四角箱状の基板ケース26の内部に収納されているものである。
前記枠21の正面左側の縦枠には、前記上扉30を回転自在に係合するための軸を有する枠体係合部60が、上下方向に間隔をおいて二つ設けられている。なお、この枠体係合部60の軸に、上扉30の左端に設けた円筒状の円筒部を有する上扉係合部61を上から嵌め込むことにより、上扉30を、かかる軸を中心として回転可能に軸支することができるように形成されている。もちろん、この枠体係合部60及び上扉係合部61は、上述したような構造に限定されるものではなく、枠体係合部60が、上扉係合部61を回動自在に保持することができるようなものであれば、他の構造のものでも良い。
さらに、枠21の正面右側の縦枠には、上扉30を閉めた際、上扉30をロックするためのロック突出片69が、上下方向に間隔をおいて二つ設けられている。このように、枠21の左側の枠体係合部60と、枠21の右側のロック突出片69とにより、上扉30が枠21に回動可能に固定され、両者を一体のものにすることができる。
前記交換ユニット2の後面には、特に図示していないが、奥板18の正面側に設けた筐体コネクター(図示せず)の接続突起が差し込み可能となるように後方に向かって臨むユニットコネクター(図示せず)が形成されている。このユニットコネクターは、筐体コネクターと連結して、交換ユニット2内部の部品装置へ電気信号を伝達可能なものである。なお、ここで、この電気信号には、電源電線を介する電源供給としての電気信号と、信号線を介する制御信号からなる電気信号との両方を意味する。そして、このユニットコネクターは、交換ユニット2の背面に固定されて、交換ユニット2を筐体1内部に取り付けた状態のときに筐体コネクターと接合する位置に形成されている。そして、このユニットコネクターには、ユニットコネクターから基板ユニット24やリールユニット20へ制御信号を伝達又は電力を供給するためのユニットケーブルが接続されている。
前記交換ユニット2の枠21の前面側の左右には、筐体1の係合クリップ35に係合可能なフック状のフック部36が固定されている。このフック部36を筐体1の内部左右の係合クリップ35に引っかけることにより、交換ユニット2を筐体1内部に固定することができるものである。すなわち、このフック部36及び係合クリップ35は、交換ユニット2の固定装置10としての役割を有するものである。
(上扉30) 前記上扉30は、筐体1の開口上部13の開閉を行うための扉であって、交換ユニット2の枠21に回転自在かつロック可能に形成されている板状の扉である。そして、上扉30は、略中央部に前記回転リール23の図柄を正面側から見ることができる図柄表示窓31を有し、周囲に飾り部33が設けられ、種々の表示を行うための表示装置32が設けられているものである。
さらに、上扉30の左側の裏面には、前記枠体係合部60の軸に係合可能な円筒状の円筒部を有する上扉係合部61が上下方向に間隔をおいて二つ設けられている。そして、上扉30の右側の裏面には、扉ロック機構7が設けられている。そして、上扉30の裏面上部の左右には、種々の音声を出力するためのスピーカ49が設けられている。
(下扉40) 前記下扉40は、筐体1の開口下部14を開閉自在に塞ぐための、上扉30よりも幅厚の扉であり、筐体1の側板16に回転自在かつロック可能に形成されているものである。
前記下扉40の上部は、遊技機Sを作動させるための操作部41となっており、下扉40の上面は、閉扉時においては、上扉30よりも手前側に突出するような位置に形成されている。また、下部には払い出されたメダルを溜めておくための箱状の受け皿43が形成されており、下扉40の略中央部には、遊技内容その他の案内表示をするための前パネル50が嵌め込まれている。
前記操作部41としては、下扉40の上面右端には媒体投入口42と、上面左側に設けられたベットスイッチと、正面側にはレバー式のスタートスイッチと、ボタン式のストップスイッチと、下扉40に鍵を掛けたロック状態を解除するための鍵穴44とが設けられている。なお、ベットスイッチとは、貯留メダルをメダル投入に代えるためのものであり、スタートスイッチ及びストップスイッチは、回転リール23の回転を開始及び停止させるためのものである。また、鍵穴44は、前扉3を解錠するためのものであり、この穴に所定の鍵を差し込んでロック解除方向である右側に回すと、下扉40の後述する扉ロック機構7のロックが解除されるものである。なお、扉ロック機構7は、後で詳細に説明する。
さらに、下扉40の裏面側には、前記媒体投入口42から投入された遊技媒体を誘導しながら遊技媒体の正偽を判断するための媒体セレクター48(図3)が設けられている。
また、下扉40の正面から見た左側の裏面には、前記本体係合部62と係合可能な下扉係合部63が上下方向に間隔をおいて二つ設けられている。そして、下扉40の右側の裏面には、筐体1のロック突出片69にロック可能なアンカー状の係止片81を有する扉ロック機構7が設けられている。
なお、この下扉40は、上扉30の下部の前側を、前側から覆うような状態で、ロックされる。したがって、上扉30を閉じた状態で、下扉40を閉じた場合、下扉40を開けることなく、上扉30だけを開くことはできないように形成されている。
すなわち、上扉30の前面側の下部に下扉40の上部が位置しているため、下扉40を開けなければ、上扉30を開けることができず、下扉40を閉じた状態でロックした状態にするだけで、上扉30も開けることができずロックされた状態となる。
(扉ロック機構7) 前記扉ロック機構7は、下扉40を筐体1側の奥方向へ押し込むことで、下扉40を筐体1にロック可能であるとともに、そのロック状態を解除するためには、キー151を鍵穴44に差し込んで回転させることによりロック解除が可能なものである。
前記ロック機構7は、上扉30の右側の裏側に設けた上扉ロック機構8と、下扉40の右側の裏側に設けた下扉ロック機構9とを備えている。ここで、上扉ロック機構8と下扉ロック機構9との構造は、基本的には同様であり、下扉40の下扉ロック機構9は、鍵穴44に所定のキー151を差し込んで解錠するようになっているが、上扉30の上扉ロック機構8は外側から解錠することができず、下扉40が開いているときにロック解除可能となっている点が異なるものである。また、下扉ロック機構9には、キー151を回転させることにより、下扉40を上扉30方向へ移動させるための隙間解消機構100が形成されている。ここでは、下扉ロック機構9について詳細に説明する。
(下扉ロック機構9) 前記下扉ロック機構9は、下扉40の右側の裏面側に固定された固定部70と、固定部70に対して上下方向に摺動可能に取り付けられたロック可動部80と、このロック可動部80に対して上下方向に摺動可能に取り付けられたリセット可動部85と、前記ロック可動部80及びリセット可動部85を摺動するためのカム170と、このカム170を回転させるためにキー151を差し込んでキー151の回転とともに回転可能なキーシリンダー160とを備えている。
前記固定部70はロック可動部80を摺動可能に支持するためのものである。この固定部70には、筐体1に設けられたロック突出片69に係合するための係止片81が回動可能に軸支されている。この係止片81は、遊技機Sの奥側に向かって突出するように形成され、ばね(図示せず)により上方に向かって付勢されている。そして、後述するリセット可動部85から係止片81の上で側方に向かって折り曲げられた状態で突出する折り曲げ片83が、係止片81の上面に当接して、係止片81の上方への回転を制限している。この係止片81は、係止片81の奥側の先端から手前側に向かって幅が徐々に大きくなるアンカー状に傾斜した傾斜部84と、この傾斜部84の手前側の上面側に位置して、ロック突出片69を差し込むために下方に向かって切り欠かれた溝状の係止片溝82とを備えている。また、固定部70には、種々の設定等を初期状態に戻すためのリセットスイッチとしてのコ字状部分を有するリセットセンサー86が形成されている。このリセットセンサー86は、光センサーであって、コ字状部分の間に後述する遮断片87が入り込んで、発光部からの光が受光部へ入ることを遮断することによって検知信号を出力するものである。
前記ロック可動部80は、固定部70に沿ってカム170により縦方向に衝動可能に形成されているものであって、ばね(図示せず)によって、上方に向かって付勢されている。このロック可動部80は、カム170のカム上部突片171により下方に向かって押し下げ可能に形成されているものである。このロック可動部80の前面側には、側方に向かって折り曲げられた状態で突出する折り曲げ片83が2個、形成されている。ロック可動部80が下方に向かって移動することにより、折り曲げ片83が係止片81を下方に向かって押し下げ可能に形成されている。これにより、係止片81の係止片溝82からロック突出片69が外れ、ロック状態を解除することができるように形成されている。
前記リセット可動部85は、ロック可動部80に沿って上方に向かって摺動可能に形成されているものである。このリセット可動部85は、一端がロック可動部80に係合され、他端がリセット可動部85に係合されているばね88により、下方に向かって付勢されている。キーシリンダー160が回転して、後述するカム170のカム下部突片172がリセット可動部85を上方に向かって押し上げることができるように形成されている。そして、リセット可動部85には、側方に向かって突出するL字状の遮断片87が形成されている。
前記キーシリンダー160は、いわゆるシリンダー錠150の外筒(図示せず)の内部に位置する内筒であって、前面側の鍵穴44にキー151を差し込んで回転することにより、その回転と一緒に回転可能なものである。そして、このキーシリンダー160の奥側端部には、キーシリンダー160の回転をロック可動部80及びリセット可動部85へ伝達するためのカム170が固定されている。なお、キーシリンダー160は、ロック解除の際、キー151を押し込み可能に形成されている。このキーシリンダー160の内部には、特に図示していないが、バネにより、手前側に向かって押し出す付勢力が付与されている。そして、キー151を差し込んで、奥側に向かって押し込まなければ、キーシリンダー160をロック解除方向に回転することができないように形成されている。
前記カム170は、薄板の略円板状であって、キーシリンダー160の回転軸と同一回転軸となるようにキーシリンダー160の奥側端部に固定されている。このカム170は、図11に示すように、上部に位置して円周部から側方に向かって突出するカム上部突片171と、下部に位置して円周部から側方に向かって突出するカム下部突片172とを備えている。前記カム上部突片171は、キーシリンダー160にキー151を差し込んで、ロック解除方向(すなわち、遊技機Sの正面側から見て右回転方向)に回転させることにより、ロック可動部80の上端に当接して、ロック可動部80を下方に向かって押し下げるためのものである。前記カム下部突片172は、キーシリンダー160にキー151を差し込んで、反ロック解除方向(すなわち、遊技機Sの正面側から見て左回転方向)に回転させることにより、リセット可動部85の開口する孔の内面上端に当接して、リセット可動部85を上方に向かって押し上げるためのものである。
(下扉ロック機構9の動作) 上述したような構成からなる下扉ロック機構9の動作について説明する。
先ず、下扉40を閉じる場合、下扉ロック機構9が後方に向かって移動するとともに、係止片81も後方に移動して、筐体1の内部に入り込む。そして、筐体1から突出するロック突出片69の下面が、係止片81の傾斜部84の上面に当接する。そして、更に、下扉40を筐体1内部に向かって押し込むと、ロック突出片69の下面が、付勢力に抗して係止片81を徐々に下方に押し下げる。そして、更に係止片81が奥側に移動すると、ロック突出片69が係止片81の係止片溝82に入り込む。係止片81は、バネによって上方向に引っ張っられているので、ロック突出片69は、係止片溝82の内部に入り込んだ状態を維持し、係止状態(ロック状態)となる。これにより、下扉40と筐体1とがロックされた状態になる。なお、上扉ロック機構8も同様の動作となる。
次に、下扉40を開ける場合、キー151をシリンダー錠150の鍵穴44に差し込んで、キー151を奥側に向かって押し込む。そして、キー151を押し込んだ状態で、キー151を遊技機Sの正面から見て右回転方向、いわゆるロック解除方向に回転する。それに伴って、キーシリンダー160も、ロック解除方向に回転し、キーシリンダー160の奥側端部に固定されたカム170も同様にロック解除方向(正面から見て右回転方向)に回転する。それにより、カム170のカム上部突片171が、ロック可動部80の上端部に当接し、ロック可動部80を付勢力に抗して下方に向かって押し下げる。ロック可動部80が下方に押し下げられると、ロック可動部80から突出する折り曲げ片83も下方に移動して、係止片81に当接して、係止片81を下方に向かって押し下げる。これにより、係止片81の係止片溝82からロック突出片69が外れて、両者のロック状態が解除されて、筐体1から上扉30を開放することができる。ここで、キー151を鍵穴44に差し込んで、奥側に押し込まなければ、キー151をロック解除方向に回転させることはできないように形成されている。
なお、上扉30の上扉ロック機構8の場合は、キーシリンダー160やカム170が無いかわりに、ロック可動部80から開口下部14の位置まで下方に向かって突出する引っ張り片(図示せず)が形成されている。下扉40を開放すると、上扉30の下部に、この引っ張り片が露出した状態となる。この引っ張り片を下方に向かって引っ張ることにより、ロック可動部80を下方に向かって押し下げることができるものである。その他の動作状態は、下扉40の下扉ロック機構9と同様である。
また、リセットスイッチを作動させる場合には、キー151をシリンダー錠150の鍵穴44に差し込んで、奥側に押し込んだ後、遊技機Sを正面から見て左回転方向、いわゆる反ロック解除方向に回転すると、それに伴って、キーシリンダー160も、反ロック解除方向に回転し、キーシリンダー160の奥側端部に固定されたカム170も同様に反ロック解除方向(正面から見て左回転方向)に回転する。それにより、カム170のカム下部突片172が、リセット可動部85の孔の内面上部に当接し、リセット可動部85を付勢力に抗して上方に向かって押し上げる。リセット可動部85が上方に押し上げられると、リセット可動部85から突出する遮断片87も上方に移動して、リセットセンサー86の光の通路を遮断する。これにより、リセットスイッチを作動させることができて、種々の設定のリセットが行われる。
(隙間解消機構100) 前記隙間解消機構100は、キー151を反ロック解除方向に回転させる力を、下扉40を上扉30方向へ移動させる力へ変換することにより下扉40及び上扉30間の隙間を塞ぐためのものである。
前記隙間解消機構100は、扉ロック機構7の作動のためのキー151の回転に連動して回転する回転体110と、上扉30に固定された接触体120と、キー151を反ロック解除方向に回転させる力を回転体110に伝達する回転伝達部105と、回転体110が、下扉40を上扉30方向とは反対方向へ移動させないように、回転体110の逆回転を阻止するための逆転防止装置130と、この逆転防止装置130の作動を解除可能な解除手段140とを備えている。
(回転体110) 前記回転体110は、前記キー151の反ロック解除方向(遊技機Sを正面から見て左回転方向)への回転する力が、後述する回転伝達部105により伝達されて回転するものである。そして、この回転体110は、上扉30に固定された接触体120に接触し、図6に示すように、更なる回転によって、接触体120を支点として、下扉40を上扉30方向へ持ち上げるように形成されている。
前記回転体110は、全体形状が略L字状に形成され、回転の中心となる基端部側には回転体中心軸112が連結されている。そして、図1及び図10に示すように、回転体110のL字状に折れ曲がった先端部が、同じくL字状の接触体120の折れ曲がった部分に交差するよう接触するものである。
(接触体120) 前記接触体120は、上扉30の正面から見て右側の下部に固定されて、下扉40側に向かって延設されているものである。そして、この接触体120は、図1及び図10に示すように、上扉30から下方に向かって延設され、その先端が手前側に向かって直角に折れ曲がり、全体形状が略L字状に形成されているものである。なお、接触体120は、上扉30に固定されているが、筐体1や筐体1内部の中板12等に固定しても良いものである。接触体120を筐体1や筐体1内部の中板12に固定しても、下扉40を上方へ持ち上げることができれば、結果として、上扉30方向へ持ち上げることになって、下扉40と上扉30との間の隙間を小さくすることができるからである。
(回転伝達部105) 前記回転伝達部105は、キー151を反ロック解除方向に回転させる力を回転体110に伝達するためのものである。前記回転伝達部105は、キーシリンダー160に固定されたキーシリンダー側歯車161と、このキーシリンダー側歯車161にかみ合う回転体側歯車111と、この回転体側歯車111の回転中心軸と同一の回転中心軸を有して、回転体側歯車111の内部に固定される回転体中心軸112とを備えている。そして、この回転体中心軸112の端部には、回転体110が固定されているものである。すなわち、回転伝達部105は、キー151の回転を、キーシリンダー160を経て、順に、キーシリンダー側歯車161、回転体側歯車111、回転体中心軸112を介して、回転体110へ伝達することができるものである。
(逆転防止装置130(同一回転方向装置131)) 前記逆転防止装置130は、下扉40を上扉30方向に持ち上げた際に、回転体110が、下扉40を上扉30方向とは反対方向へ移動させないように、回転体110の逆回転を阻止するためのものである。すなわち、キー151を反ロック解除方向へ回転させて、回転伝達部105により、その回転力が回転体110へ伝わって、下扉40を上扉30方向へ持ち上げた際、逆転防止装置130を作動させずに、キー151から手を離して、キー151を反ロック解除方向へ回転する力を無くすと、下扉40の自重により、下扉40は、上扉30から離れて元の位置に向かって下方に移動しようとする。それを防止するために、逆転防止装置130は、回転体110が下扉40が上扉30方向に持ち上げる方向に回転した後、下扉40が上扉30方向に持ち上がった状態を維持して、回転体110の逆回転を阻止するものである。
具体的には、前記逆転防止装置130は、キーシリンダー側歯車161を、同一回転方向にしか回転させないようにした同一回転方向装置131である。
前記同一回転方向装置131は、キーシリンダー側歯車161にかみ合う同一回転方向歯車132と、この同一回転方向歯車132の歯に係止可能な爪状の係止爪133とを備えている。そして、この係止爪133は、同一回転方向歯車132の図6に示す黒矢印方向の回転方向に対しては、同一回転方向歯車132の歯と係止して同一回転方向歯車132の回転を制限する。すなわち、同一回転方向歯車132が図6に示すように、黒矢印方向へ回転しようとしても、係止爪133の先端の傾斜部が、同一回転方向歯車132の歯の側面に当接して、それ以上回転することはできない。一方、係止爪133は、図6に示すように、白矢印方向の回転方向に対しては、同一回転方向歯車132の歯と係止せずに同一回転方向歯車132の回転を制限しない。すなわち、同一回転方向歯車132が、図6に示すように白矢印方向へ回転しようとすると、係止爪133の側面に、後から回ってくる同一回転方向歯車132の歯の先端が当たって跳ね上がり、同一回転方向歯車132の回転を制限することはない。
なお、ここで、本形態では、同一回転方向装置131として、同一回転方向歯車132は、キーシリンダー側歯車161にかみ合うように形成したが、特にこれに限定されるものではなく、同一回転方向歯車132は、回転体側歯車111に直接、かみ合うように形成しても良いものである。すなわち、同一回転方向装置131は、回転体側歯車111を、同一回転方向にしか回転させないことで逆転防止装置130を構成するものである。これにより、上述した場合と同様の作用及び効果を奏することができるものである。
(解除手段140) 前記解除手段140は、逆転防止装置130の作動を解除可能なものである。この解除手段140は、扉ロック機構7のロック解除の際のキー151の押し込みによって特定の歯車のかみ合いを外し、逆転防止装置130の作動を解除するものである。前記解除手段140は、下扉ロック機構9のロック解除のためのキー151の奥側への押し込みによってキーシリンダー160が押し込まれることにより、キーシリンダー側歯車161と、同一回転方向歯車132とのかみ合いが外れることで逆転防止装置130の作動を解除するものである。具体的には、図8に示すように、キー151をキーシリンダー160の鍵穴44に差し込んで、奥側に向かって押し込むと、キーシリンダー160の奥側への移動に伴い、キーシリンダー160に固定されたキーシリンダー側歯車161も奥側に移動して、キーシリンダー側歯車161と同一回転方向歯車132とのかみ合いが外れる。これにより、同一回転方向歯車132により制限されていたキーシリンダー側歯車161の同一方向の制限が解除されて、キーシリンダー側歯車161及び回転体側歯車111が左右いずれの回転方向に対しても自由に回転することができる。そして、押し込んだキーシリンダー160は、特に図示していないが、内部に設けたばね(コイルスプリング)によって、押し込んだ状態から元に戻るように形成されている。
なお、本形態では、図8に示すように、キーシリンダー160の奥側への移動に伴い、キーシリンダー側歯車161と同一回転方向歯車132とのかみ合いが外れると同時に、キーシリンダー側歯車161と回転体側歯車111とのかみ合いも外れている。解除手段140は、特にこれに限定されるものではなく、例えば、キーシリンダー側歯車161と同一回転方向歯車132とのかみ合いだけが外れて、キーシリンダー側歯車161と回転体側歯車111とのかみ合いが外れない状態でも同様の作用及び効果を奏するものである。また、キーシリンダー側歯車161と回転体側歯車111とのかみ合いだけが外れて、キーシリンダー側歯車161と同一回転方向歯車132とのかみ合いが外れない状態でも同様の作用及び効果を奏するものである。結果として、キーシリンダー側歯車161と、同一回転方向歯車132又は回転体側歯車111の少なくともいずれか一方の歯車とのかみ合いが外れることで、回転体110の回転が自由となり逆転防止装置130の作動を解除することができるものである。
また、本形態では、上述したように、キーシリンダー160を押し込んで、キーシリンダー側歯車161を奥側に移動させて、同一回転方向歯車132とのかみ合いを外したが、解除手段140は、これに限定されるものではない。具体的には、例えば、図9に示すように、同一回転方向歯車132は、手動により押し込み可能に形成され、解除手段140は、同一回転方向歯車132が押し込まれることにより、キーシリンダー側歯車161と、同一回転方向歯車132とのかみ合いが外れることで逆転防止装置130の作動を解除するように形成しても良いものである。すなわち、同一回転方向歯車132は、その回転中心軸に、同一回転方向軸134を有し、この同一回転方向歯車132の手前側には、遊技機Sの前面側に向かって突出する押しボタン状の押しボタン135を形成する。そして、この押しボタン135を奥側に向かって押下することにより、同一回転方向軸134及び同一回転方向軸134に固定されている同一回転方向歯車132が奥側に向かって移動する。このため、同一回転方向歯車132と、キーシリンダー側歯車161とのかみ合いが外れることで、キーシリンダー側歯車161の同一回転方向の制限が解除され、逆転防止装置130の作動を解除することができるものである。
(作用) 隙間解消機構100によれば、キー151の反ロック解除方向(遊技機Sを正面から見た場合の左回転方向)への回転に伴って、シリンダー錠150のキーシリンダー160が反ロック解除方向(左回転方向)へ回転し、同時に、キーシリンダー160に固定されたキーシリンダー側歯車161も反ロック解除方向(左回転方向)へ回転する。このキーシリンダー側歯車161の回転により、キーシリンダー側歯車161にかみ合う回転体側歯車111も遊技機Sを正面から見た場合の右回転方向へ回転し、回転体側歯車111に固定された回転体中心軸112も図6に示すように、右回転方向へ回転する。これにより、回転体110が正面から見て右回転方向に回転して、回転体110が、筐体1又は上扉30に固定された接触体120に接触する。この接触体120は、上扉30に固定されているため、キー151の更なる回転によって、回転体110が更に回転しようとすると、回転体110は、回転体110の先端側で接触する接触体120を支点として、図6に示すように、回転体中心軸112側を持ち上げる方向に回転させ、下扉40を上扉30方向へ持ち上げる。このため、キー151を反ロック解除方向の左回転方向に回転させる力を、下扉40を上扉30方向へ移動させる力へ変換して、下扉40を上扉30へ近づけることができる。これにより、上扉30の下部と、下扉40の上部との間の隙間の発生を小さくすることができる。これにより、上扉30の下部と、下扉40の上部との間の隙間の発生をキー151の回転力によって小さくすることができて、かかる隙間からの不正操作行為、いわゆるゴト行為の発生を防止することができる。
更に、逆転防止装置130が、回転体110の逆回転を阻止する。これにより、一旦上扉30側へ移動した下扉40が、上扉30方向とは反対方向へ戻ることを防止することができる。
具体的には、逆転防止装置130は、キーシリンダー側歯車161を、同一回転方向にしか回転させないようにした同一回転方向装置131を備えている。これにより、キーシリンダー160及びキーシリンダー側歯車161を同一回転方向に回転させて、回転体中心軸112及び回転体110を同一回転方向に回転させて、接触体120を支点として下扉40を上扉30側へ移動させた後、下扉40が自重により下がろうとしても、キーシリンダー側歯車161が逆回転できずに、下扉40が上扉30側へ持ち上がった状態を保持することができる。このように、簡単な構造で、隙間解消機構100を形成することができる。
更に、解除手段140が、逆転防止装置130の作動を解除することができるため、解除手段140を作動させることにより、回転体110の逆回転を自由に回転させることができて、下扉40を上扉30から離す方向へ移動させることができる。これにより、下扉40を開放するような場合には、上扉30側へ移動した下扉40を元に戻すことができる。
更に、扉ロック機構7のロック解除の際、キー151を押し込むだけで、解除手段140が逆転防止装置130の作動を解除する。これにより、扉ロック機構7のロックを解除して、下扉40を開放する際、扉ロック機構7のロック解除のためのキー151の回転動作に加えて、キー151の押し込み動作を加えるだけで、逆転防止装置130の作動を容易に解除することができて、下扉40及び上扉30の開閉作業を簡単なものにすることができる。
更に、具体的に説明すると、キーシリンダー160の押し込みによって、キーシリンダー側歯車161と、同一回転方向歯車132とのかみ合いが外れる。すなわち、扉ロック機構7の解除のためのキー151の奥方向への押し込みによってキーシリンダー160が押し込まれて、キーシリンダー側歯車161と、同一回転方向歯車132とのかみ合いが外れる。そして、キーシリンダー側歯車161は、同一回転方向の制限が無くなり、逆回転方向へも自由に回転することができる。それに伴って、キーシリンダー側歯車161とかみ合う回転体側歯車111も自由に回転して、回転体中心軸112及び回転体110も自由に回転する。したがって、接触体120を支点として、上扉30側へ移動していた下扉40も、反対方向(自重により下がる方向)へ自由に移動することになる。結果として、逆転防止装置130の作動を解除することができる。
本発明の形態であって、隙間解消機構を示す外観斜視図である。 本発明の形態であって、遊技機を示す外観正面図である。 本発明の形態であって、前扉を開いた状態の遊技機を示す外観斜視図である。 本発明の形態であって、上扉、下扉、交換ユニット及び筐体を示す分解斜視図である。 本発明の形態であって、キーを差し込んで回していない状態の隙間解消機構を正面側から見た場合を示す概念図である。 本発明の形態であって、キーを差し込んで反ロック解除方向に回している状態の隙間解消機構を正面側から見た場合を示す概念図である。 本発明の形態であって、隙間解消機構を示す平面図である。 本発明の形態であって、隙間解消機構の解除手段を作動している状態を示す平面図である。 本発明の形態であって、隙間解消機構の他の解除手段を作動している状態を示す平面図である。 本発明の形態であって、隙間解消機構を示す外観斜視図である。 本発明の形態であって、扉ロック機構及び隙間解消機構を示す外観斜視図である。
符号の説明
S 遊技機 1 筐体
2 交換ユニット 3 前扉
4 電源ユニット 5 払い出し装置
6 扉一体型交換ユニット 7 扉ロック機構
8 上扉ロック機構 9 下扉ロック機構
10 固定装置 11 正面開口部
12 中板 13 開口上部
14 開口下部 15 底板
16 側板 17 天板
18 奥板 19 四角枠部材
20 リールユニット 21 枠
23 回転リール 24 基板ユニット
25 主制御装置 26 基板ケース
30 上扉 31 表示窓
32 表示装置 33 飾り部
35 係合クリップ 36 フック部
40 下扉 41 操作部
42 媒体投入口 43 受け皿
44 鍵穴 48 媒体セレクター
49 スピーカー 50 前パネル
60 枠体係合部 61 上扉係合部
62 本体係合部 63 下扉係合部
69 ロック突出片 70 固定部
80 ロック可動部 81 係止片
82 係止片溝 83 折り曲げ片
84 傾斜部 85 リセット可動部
86 リセットセンサー 87 遮断片
88 ばね 100 隙間解消機構
105 回転伝達部 110 回転体
111 回転体側歯車 112 回転体中心軸
120 接触体 130 逆転防止装置
131 同一回転方向装置 132 同一回転方向歯車
133 係止爪 134 同一回転方向軸
135 押しボタン 140 解除手段
150 シリンダー錠 151 キー
160 キーシリンダー 161 キーシリンダー側歯車
170 カム 171 カム上部突片
172 カム下部突片

Claims (6)

  1. 正面側に開口する正面開口部を有する筐体と、
    前記筐体の正面開口部の上部を開閉自在に塞ぐ上扉と、
    前記筐体の正面開口部の下部を開閉自在に塞ぐ下扉とを備えた遊技機において、
    前記上扉及び前記下扉は、
    前記上扉の前面側の下部に前記下扉の上部が位置することにより、前記下扉を開けてから前記上扉を開けるように形成され、
    前記下扉は、
    前記下扉を前記筐体に押し込むことで、前記下扉を前記筐体にロック可能であるとともに、そのロック状態を解除するためには、キーを鍵穴に差し込んで回転させることによりロック解除が可能な扉ロック機構と、
    前記キーを反ロック解除方向に回転させる力を、前記下扉を前記上扉方向へ移動させる力へ変換することにより前記下扉及び前記上扉間の隙間を塞ぐための隙間解消機構とを備え、
    前記隙間解消機構は、
    前記扉ロック機構の作動のためのキー回転に連動して回転する回転体を備え、
    前記回転体は、前記キーの反ロック解除方向への回転に伴って前記筐体又は前記上扉に固定された接触体に接触し、更なる回転によって、前記接触体を支点として、前記下扉を前記上扉方向へ持ち上げるように形成され、
    前記隙間解消機構は、
    前記下扉を前記上扉方向に持ち上げた際に、前記回転体が、前記下扉を前記上扉方向とは反対方向へ移動させないように、前記回転体の逆回転を阻止するための逆転防止装置と、
    前記逆転防止装置の作動を解除可能な解除手段とを備えていることを特徴とする遊技機。
  2. 前記扉ロック機構は、そのロック解除の際、キーを押し込み可能に形成され、
    前記解除手段は、前記扉ロック機構のロック解除の際のキー押し込みによって前記逆転防止装置の作動を解除することを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 前記扉ロック機構は、前記キーを前記鍵穴に差し込んで施解錠するシリンダー錠であって、
    前記シリンダー錠は、前記鍵穴に差し込んだ前記キーの回転とともに回転するキーシリンダーを備え、
    前記隙間解消機構は、
    前記キーシリンダーに固定されたキーシリンダー側歯車と、
    前記キーシリンダー側歯車にかみ合って前記回転体の回転体中心軸に固定された回転体側歯車と、
    前記キーシリンダー側歯車及び前記回転体側歯車のいずれか一方の歯車を、同一回転方向にしか回転させないことで前記逆転防止装置を構成する同一回転方向装置とを備えていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の遊技機。
  4. 前記同一回転方向装置は、
    前記キーシリンダー側歯車及び前記回転体側歯車のいずれか一方にかみ合う同一回転方向歯車と、
    前記同一回転方向歯車の歯に係止可能な係止爪とを備え、
    前記係止爪は、前記同一回転方向歯車の左回転及び右回転の回転方向のうち、特定の一方の回転方向に対しては、歯と係止して歯車の回転を制限するが、他方の回転方向に対しては、歯と係止せずに歯車の回転を制限しないように形成されていることを特徴とする請求項3記載の遊技機。
  5. 前記同一回転方向歯車は、前記キーシリンダー側歯車にかみ合うように形成され、
    前記キーシリンダーは、前記扉ロック機構解除の際、キーの押し込みとともに押し込み可能に形成され、
    前記解除手段は、前記扉ロック機構解除のためのキー押し込みによって前記キーシリンダーが押し込まれることにより、前記キーシリンダー側歯車と、前記同一回転方向歯車又は前記回転体側歯車の少なくともいずれか一方の歯車とのかみ合いが外れることで前記逆転防止装置の作動を解除することを特徴とする請求項4記載の遊技機。
  6. 前記同一回転方向歯車は、前記キーシリンダー側歯車にかみ合うように形成され、
    前記同一回転方向歯車は、手動により押し込み可能に形成され、
    前記解除手段は、前記同一回転方向歯車が押し込まれることにより、前記キーシリンダー側歯車と、前記同一回転方向歯車とのかみ合いが外れることで前記逆転防止装置の作動を解除することを特徴とする請求項4記載の遊技機。
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JP2018011823A (ja) * 2016-07-22 2018-01-25 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技機

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