JP4353908B2 - 遊技機 - Google Patents
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そこで、本発明は、従来技術の有する問題点を解決すべくなされたものであり、扉の開閉そのものを駆動装置を用いて行うとともに、鍵による適正な閉扉操作をしなければロックされないようにすることにより、扉開放ゴトを効果的に防止できる遊技機を提供することを目的とする。
なお、括弧内の符号及び図面番号は、発明の実施の形態において用いた符号及び番号を示し、本願発明の技術的範囲を限定するものではない。
(特徴点)
(請求項1)
請求項1記載の発明は、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項1記載の発明は、正面側に開口部(11)を有する筐体(1)と、筐体(1)に軸支部(ヒンジ19)を介して回動自在に取り付けられ、前記開口部(11)を閉塞する前扉(3)と、錠体(シリンダー錠70)の鍵挿入部(内筒72)に鍵体(鍵7)を挿入して回転操作することにより前記前扉(3)を開錠する施錠装置(下扉ロック機構60)とを有し、前記施錠装置(60)は、前扉側に設けられた位置移動可能な前扉係止部(例えばフック62)と、筐体側に設けられた筐体係止部(例えば突出片65)とを有し、前記鍵体(7)の回転操作に伴って前記前扉係止部(62)が移動し、前扉係止部(62)と前記筐体係止部(65)との係合が解除されることにより前記前扉(3)を開錠するとともに、前記鍵体(7)の回転操作に伴って、又は前記前扉(3)の閉扉動作時に前記前扉係止部(62)と前記筐体係止部(65)とが当接することに伴って前記前扉係止片(62)が移動し、前扉係止部(62)が前記筐体係止部(65)と係合することにより前記前扉(3)を施錠するように形成されている遊技機に係る。
ここで、「錠体」とは、扉などを施錠するための装置であり、例えばシリンダー錠(70)などとすることができる。また「鍵体」とは、錠体(70)とは分離された開錠部材である。
なお、前扉係止部(62)の「位置移動」には、上下左右に移動することや、回動、揺動することを含み、前扉係止部(62)の移動により筐体係止部(65)と係合したり係合が解除されたりする動きであればどのような移動態様でもよい。
前記鍵挿入確認手段(80)は、錠体(70)内部に設けた遮光センサや押圧スイッチとすることができる。
前記駆動装置(211)は、例えば前扉(3)と筐体(1)とのヒンジ部分に設け、前扉(3)の回転軸を駆動軸にして前扉(3)を回動させるようにしたモータや、駆動軸の回転により前扉(3)の反ヒンジ側を押し出し又は引っ張るラック板を設けたものとすることができる。なお、扉開放用と扉閉塞用の複数の駆動装置(211)を設けてもよい。
またここで、「開駆動」とは、前扉(3)が開く方向に回動するための駆動であり、「閉駆動」とは、前扉(3)が閉じる方向に回動するための駆動である。単一の駆動装置(211)を用いて前扉(3)を開閉させる場合には、「開駆動」を正転駆動、「閉駆動」を逆転駆動とすることができる。
前記係止片移動禁止装置(90)は、必ずしも直接前扉係止部(62)の位置移動を規制していなくともよく、結果として前扉係止部(62)の位置移動が禁止されればよい。例えば上記例によれば、鍵挿入確認手段(80)の非検知時にソレノイドを用いてストッパー(91)を突出させ、回転板(74)と一体に回転する鍵挿入部(72)の回転を阻止する装置とすることができる。
なお、扉閉塞スイッチ(200)により駆動装置(211)が前扉(3)を「筐体(1)の開口部(11)を閉塞する位置」まで回動させるための手段としては、前述したリミットスイッチやタイマーを用いたり、駆動部に回転検知センサを設け一定以上の負荷がかかった場合には駆動停止させるように形成することができる。
前記施錠確認手段(300)は、前扉(3)が筐体(1)の開口部(11)を閉塞し、かつロックされていることを確認するための手段であり、具体的には、前扉(3)の閉扉や錠体(70)が施錠状態となっていることを検知するセンサとその制御部することができる。
本発明において、前扉(3)を開く場合には、まず所定の鍵体(7)を錠体(70)の鍵挿入部(72)に挿入して所定方向に回転させる。この開錠操作により、前扉(3)のロックが解除されるとともに、駆動装置(211)が駆動可能となる。この場合、開錠操作により駆動装置(211)が駆動開始するようにしてもよいし、開錠後に所定の駆動開始スイッチを操作することにより駆動装置(211)が駆動開始するようにしてもよい。前扉(3)は、駆動装置(211)の開駆動により、予め設定された開放角度となるまで回動した後に停止する。
また、前扉(3)を閉める場合には、鍵体(7)を挿入したまま、所定の扉閉塞スイッチ(200)を操作する。これにより、前扉(3)は、駆動装置(211)の閉駆動により、筐体(1)の開口部(11)を正面側から閉塞した状態で停止する。この場合、閉塞と同時に前扉(3)がロックされる。
また本発明は、所定の鍵体(7)を挿入した状態でないと、前扉(3)が強制的に閉鎖されるように形成したものである。
本発明によれば、例えば前扉(3)を開いた状態で鍵体(7)を鍵穴(44)から抜いてしまった場合や、鍵体(7)を用いずに何らかの手段で前扉(3)を開放した場合には、前扉(3)が自動的に閉まる方向に回動する。この場合、上記係止片移動禁止装置(90)が働いて施錠装置(60)の前扉係止部(62)は位置移動ができず、前扉(3)が筐体(1)の開口部(11)を塞ぐ位置まで回動しても、前扉係止部(62)と筐体係止部(65)とが係合せず、前扉(3)を閉塞してロックすることができない。
請求項2記載の発明は、上記した請求項1記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項2記載の発明は、前記筐体(1)又は前記前扉(3)に、前扉(3)を開方向に回動させるための扉開放スイッチ(大開放スイッチ130)を設け、前記駆動装置(211)は、前記鍵体(7)の回転操作に基づいて開駆動を開始するとともに、前記前扉(7)が予め定められた第一停止角度で開放する位置に回動するまで駆動した後に駆動停止し、前記扉開放スイッチ(130)の操作に基づいて開駆動を再開するとともに、前記前扉(3)が前記第一停止角度よりも大きく開放する位置に回動するまで駆動した後に駆動停止することを特徴とする。
本発明によれば、最初の鍵体(7)の回転操作では前扉(3)を少し(例えばメダル補給やエラー解除などの作業に必要十分な程度)開けるようにし、筐体(1)内部のメンテナンスを行う場合には大きく扉を開放するなどして、前扉(3)を開放する目的に応じて開放角度を変えることができる。
請求項3記載の発明は、上記した請求項1又は2記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項3記載の発明は、前記駆動装置(211)は、前記前扉(3)が開方向に回動するように駆動した後、前記扉閉塞スイッチが操作されずに一定時間が経過した場合には、前記前扉(3)が筐体(1)の開口部(11)を閉塞し、前記前扉係止部(63)と筐体係止部(65)とが係合可能となる位置に回動するまで閉駆動することを特徴とする
本発明は、鍵体(7)の挿入の有無にかかわらず、一定時間扉を開けっ放しにしておくと強制的に閉じられるようにしたものである。
本発明においては、鍵体(7)を用いて正規に開扉した場合には、一定時間が経過すると前扉(3)が強制閉鎖されて、下扉(3)を施錠状態にすることができる。しかし、鍵体(7)を用いないで不正に扉を開けて一定時間が経過した場合には、前扉(3)が強制閉鎖されても下扉(3)を施錠状態にすることができないので、遊技を行うことができない。
(図面の説明)
図1乃至図18は、本発明の実施の形態を示すものである。
図1はスロットマシンの分解斜視図、図2は前扉を外したスロットマシンの斜視図、図3乃至図8はロック機構を示す図、図10乃至図12はロック機構の他の例を示す図、図13は下扉40のヒンジ部を示す斜視図、図14は自動開閉装置210を示す断面図、図15はスロットマシの制御装置の入力、出力の概略を示すブロック図、図16はロック制御装置の概略を示すブロック図、図17はスロットマシンの電源回路図、図18は扉開閉制御手段120の制御の流れを示すフローである。なお、図9は、ロック解除装置の他の例を示す断面図である。
本実施の形態におけるスロットマシンSは、図1に示すように、大きく分けて、正面側に開口部11を有する筐体1、筐体1内部に設けられる交換ユニット2、筐体1の開口部11を開閉可能に塞ぐ前扉3とから構成されており、さらにこの前扉3は、筐体1の開口上部13を開閉可能に塞ぐ上扉30、筐体ユニット1の開口下部14を開閉可能に塞ぐ下扉40とから構成されている。
(筐体1)
筐体1は、底板15及び側板16,16'及び天板及び裏板からなる正面側に開口する箱であり、高さ方向略中央部には、二つの側板16,16'の間に水平方向に中板12が設けられている。この中板12の下面には、電源ユニット4が固定されているとともに、底板15にはホッパーユニット5が載置されている。
(交換ユニット2)
交換ユニット2は、種々の部品を設置あるいは固定するための支持体21と、この支持体21に固定されたリールユニット20及び基板ユニット24とから形成されている。
支持体21は、方形状の金属枠からなり、リールユニット20及び基板ユニット24を支持するとともに、これらを一体的に取り扱い可能とするためのものである。支持体21としては、他の構成部品を支持固定可能であってもよい。支持体21の正面左側の縦枠には、上扉30を回転自在に係合するための支持体ヒンジ25が、上下方向に間隔をおいて二つ設けられており、この支持体ヒンジ25の対向側の縦枠には、上扉30を閉めた際、上扉30をロックするための突出片55が、上下方向に間隔をおいて二つ設けられている。
ここで、スロットマシンSの制御装置は、図12に示すように、メイン基板と、メイン基板からの諸信号を受けて作動するサブ基板とから成り、メイン基板は、ベットスイッチ41A、精算スイッチ41B、スタートスイッチ41C、ストップスイッチ41D、及びメダル投入口42の下方に設けられたメダルセンサからの出力信号を入力するようになっている。そして、これらの信号に基づき、ホッパーユニット5やリールユニット20や、メダルセレクターのキャンセル装置などの作動を制御する。また、サブ基板は、ランプ(飾り部33)などの演出表示部の作動を制御するようになっている。そして、メイン基板は、遊技場のホールコンピュータと中継基板を介して接続されており、スロットマシンSから所定の遊技データが出力されることにより種々の管理を行うことができるようになっている。なお、基板ユニット24としては、メイン基板ユニットとサブ基板ユニットを別々に設けてもよい。
上扉30は、交換ユニット2の支持体21に回転自在かつロック可能に形成されている板状の扉であり、図1に示すように、略中央部に回転リール23の図柄を正面側から見ることができる図柄表示窓31を有し、図柄表示窓31の周囲には、飾り部33が形成されている。飾り部33は、ランプなどの電飾としてもよい。そして、図柄表示窓31の下方には、7セグメント表示器や液晶表示装置を用いて、遊技に関する数字その他を表示するための表示部32が設けられている。
さらに、図2に示すように、上扉30の裏面上部には、音声を出力するためのスピーカ35が設けられているとともに、一方の側面内部には、前記支持体ヒンジ25に係合可能な上扉係合部36が上下方向に間隔をおいて二つ設けられている。さらに、上扉係合部36の対向側の側面内部には、後述するロック機構6としての上扉ロック機構50が設けられている。
そして、上扉30は、交換ユニット2を収納固定した状態でロックすることにより、筐体1の開口上部13を密閉する。
(下扉40)
下扉40は、筐体1の開口下部14を塞ぐための、上扉30よりも幅厚の扉であり、筐体1の側板16'に回転自在かつ筐体1にロック可能に形成されているものである。図1に示すように下扉40の上部は、スロットマシンを作動させるための操作部41となっており、前記操作部41は、閉扉時においては、上扉30よりも前側に突出するようになっている。
下扉40の上部右端には、鍵穴44が設けられており、所定の鍵を差し込むことにより、下扉40のロックが解除されるようになっているが、この詳細については後述する。
ところで、本実施の形態においては、下扉40がロックされた状態でないと、遊技を行うことができないようになっている。すなわち、下扉40が筐体1の開口下部14を密閉していない場合(開扉状態、あるいは下扉40と筐体1との間に隙間がある場合)、又は下扉40は閉じていても鍵7が鍵穴44に差し込まれたままの状態(鍵センサ80が鍵を検知しておりロック解除装置90が作動している状態)には、メダルセレクターがキャンセル状態になって投入メダルを受け付けないとともに、スタートスイッチ41Cを操作しても回転リール23が回転しないようになっている。具体的には、スロットマシンSには、特に図示しないが、筐体1の内部及び下扉40に扉検知センサが設けてあり、一方、図17に示すように、制御装置(メイン基板、サブ基板)とは別に閉扉確認制御装置300が設けられており、前記扉検知センサが下扉40の閉扉を検知していない場合、及び鍵センサ80が鍵を検知している場合には、スタートスイッチ41Cの操作信号を有効化しないように制御しているものである。このように、閉扉確認制御装置300は、施錠確認手段として機能しているものである。
さらに、本実施の形態における下扉40には、筐体ヒンジ19と下扉係合部46の係合部分に、下扉40を自動的に開閉するための自動開閉装置210が設けられているが、これにつていは後述する。
(上扉ロック機構50)
上扉ロック機構50は、図3に示すように、上扉30の側面板の内側に設けられた取り付け板56に上下方向に移動可能に固定された可動板51と、この可動板51に設けられ、可動板51より突出し斜辺を有する鉤状のフック52と、前記可動板51を上方向に付勢するバネ53を有している。そして、前記フック52を、支持体21に設けられた突出片55に係止させることにより、上扉30をロックするものである。
(下扉ロック機構60)
下扉ロック機構60は、上扉ロック機構50と基本的には同様である。すなわち、図4に示すように、下扉40の側面板の内側に設けられた取り付け板66に上下方向に移動可能に固定された可動板61と、この可動板61に設けられ、可動板61から突出し斜辺を有する鉤状のフック62と、前記可動板61を上方向に付勢するバネ63を有している。そして、前記フック62を、筐体1に設けられた突出片65に係止させることにより、下扉40をロックするものである。
開扉スイッチ150及び閉扉スイッチ200は、図4及び図8に示すように、遮光センサである。開扉スイッチ150は、取り付け板66に固定された、図示しない発光部及び受光部からなるフォトセンサ151と、可動板61に固定された遮光板152を有している。また、閉扉スイッチ200は、取り付け板66に固定された発光部210a及び受光部201bからなるフォトセンサ201と、取り付け板66の、可動板61の取り付け側と反対側の面に沿って上下に摺動可能に形成された第二可動板67に設けられた遮光板202を有している。
ここで、取り付け板66には、回転板74が回転したときに、突起74a,74bがその内部を通過可能とする開口部66Aが形成されている。
さらに、可動板61の開口部64の下方には、回転板74が図8(B)に白矢印で示す方向に回転したときに、突起74bが通過可能である第二開口部61Aが形成されており、第二可動板67には、回転板74の図8(B)に白矢印で示す方向への回転に伴い突起74bが通過可能である開口部68が形成されている。そして、回転板74が図8(B)に白矢印で示す方向に回転したときには、突起74bが可動板61に干渉することなく第二開口部61Aを通過し、開口部68の上端部に係合して第二可動板67を持ち上げるとともに、遮光板202をフォトセンサ201を遮る位置に移動させる。これにより閉扉スイッチ200がONとなり、後述する自動開閉装置210の駆動モータ211が所定時間逆転駆動して、下扉40を閉めるようになっている。
(シリンダー錠70)
シリンダー錠70は、図5に示すように、円柱形の錠鍵装置であり、円筒形の外筒71と、外筒71の内部に収納された内筒72と、外筒71の後方(下扉40の背面側。以下同じ)に設けられた回転板74を有している。
前記内筒72は、外筒71の中空部に嵌入された円筒であり、外筒71の内面に沿って正面視左右方向に回転可能に固定されている。そして、内筒72の正面部には、円周の外部に凹凸を形成した凹部状の鍵受け部76が形成されている。
ここで、シリンダー錠70に用いられる鍵7は、図5に示すように、円筒形の本体の一方の端部に平板状のつまみ部79が設けられ、他方の端部には、リング型の外周に凹凸が形成された差し込み部78が設けられている。そして、鍵穴44から所定の鍵7を挿入し、鍵受け部76に鍵7の差し込み部78を嵌入させてその形状が合致すれば鍵7を回転させることができ、それにより、内筒72が外筒71内部で回転するようになっている。
さらに、内筒72の後方端部には、軸73により連結された回転板74が取り付けられている。回転板74は、図5に示すように、突起74a及び突起74bを有する変形カム型の板部材である。そして、鍵穴44に鍵7を挿入して(鍵受け部76に鍵7の差し込み部78を嵌合させた状態で)、鍵7を所定の角度右方向に回転させると、突起74aが可動板61を押し下げてフック62と突出片65の係合が解除され、鍵7を所定の角度左方向に回転させると、突起74bが第二可動板67を持ち上げて、閉扉スイッチ200がONとなるようになっている。
鍵センサ80は、内筒72に設けられた接触センサであり、鍵穴44に鍵7が挿入されているかどうかを検知するためのものである。具体的には、図6に示すように、内筒72の鍵受け部76の中央に形成された窪みの奥に設けられたスイッチを、鍵7の差し込み部78の端部から差し込み方向に向かって突設された凸部77が押圧することによりスイッチONとなり、鍵7の挿入を検知するようになっている。そして、鍵センサ80が鍵7を検知している場合には、後述するロック解除装置90が作動して、シリンダー錠70の内筒72が回転可能となる。一方、鍵センサ80が鍵7を検知していない場合には、ロック解除装置90が作動せず、シリンダー錠70の内筒72を回転させることができない。
(ロック解除装置90)
ロック解除装置90は、施錠状態においてはシリンダー錠70の内筒72の回転を阻止しているとともに、前記鍵センサ80が検知信号を出力した場合には、内筒72の阻止状態を解除して、内筒72、ひいては回転板74を回転可能にし、フック62の上下動を可能にして下扉40のロックが解除されるのを許可するためのものである。
なお、上記したロック解除装置90は、ソレノイドによりストッパー91を突出させるようにしているが、ストッパー91を作動させるための駆動源としてモータを用いてもよい。例えば、特に図示しないが、モータにより回転するギヤとストッパー91に設けたラックとの噛み合いによりストッパー91が移動するものや、モータ軸の先端に設けた嘴状突起を内筒72の外周に形成した切り欠きに係止させるものであってもよい。
以上のような構成を有する下扉ロック機構60による開錠及び施錠について説明する。
まず、施錠状態においては、フック62は図4に示す位置にあり、フック62は突出片65に係止されている。このとき回転板74の突起74aは、図8(B)に細線で示すようにその先端部が可動板61の開口部64の上端部に位置しており、開扉スイッチ150はOFF状態である。また、ロック解除装置90は、図6に示すように、ストッパー91を突出させて、内筒72の回転を阻止している。
続いて、鍵受け部76に所定の鍵7の差し込み部78を挿入すると、鍵受け部76の凹面に設けられた鍵センサ80が鍵7の凸部77によりONとなり、ロック解除装置90を通電状態にする。ロック解除装置90が通電することにより、ストッパー91が内筒72の係止孔75から抜け出て、内筒72が回転可能となる(図7参照)。そこで、鍵7を右方向に回転させると、回転板74は、図8(A)に示すように、突起74aが開口部64の下端部と係合して可動板61を押し下げる。このとき、フック62と突出片65との係合が外れ、同時に開扉スイッチ150がONとなる。これにより、自動開閉装置210が所定時間作動して、下扉40は開方向に回動する。なお、下方に押し下げられた可動板61は、バネ63の復元力によりもとの位置まで上昇し、開口部64の下端部が突起74aを上方に押し上げることにより、内筒72はもとの位置に戻る。
ところで、鍵センサ80を上述したように形成した場合には、鍵7が盗まれた場合や、合い鍵を作られてしまった場合などには、錠そのものを取り換えない限り第三者の不正な開錠を防止することができない。そこで、鍵センサ80及び鍵7を、図10乃至図12に示すように、後述する受発光パターンをランダムに変更することが可能な構成に形成してもよい。
すなわち、鍵センサ80としては、複数の発光素子を有する発光部81と、複数の発光素子の発光をそれぞれ受光可能な複数の受光素子を有する受光部82を設ける。一方、シリンダー錠70には、板状の差し込み部78に透光部84を有する鍵7'を用い、内筒72には、板状の差し込み部78を挿入可能な断面長方形の孔である鍵受け部76を設ける。発光部81と受光部82は、図10に示すように、外筒71の側面に設けられたスリットの外側に設置され、鍵7'の差し込み部78を鍵受け部76に挿入した状態で、発光部81の発光する光が、透光部84を透過して受光部82に到達可能に形成されている。
ここで、前記透光部84は、図12(A)に示すような孔85であってもよいし、図12(B)に示すような切り欠き86であってもよい。この透光部84は、鍵7'を鍵受け部76に挿入したときに、発光部81の発光素子の発光する光が通過可能となる位置に設けてあるが、発光素子のうち少なくとも1つについては、対応する透光部84が設けられていない。すなわち、透光部84は、全ての発光素子の発する光が同時に通過することがないように形成されている。そして、発光部81の発光パターンと、受光部82の受光パターンは、一致しないように設定されている。すなわち、発光部81の発光が、鍵受け部76に挿入された鍵7'の透光部84を通過するだけでなく、鍵7'の透光部84でない箇所に遮蔽されることにより、所定の受光パターンを形成する。つまり、透光部84の設置数及び設置位置は、発光部81の発光パターン及び受光部82の受光パターンに応じて設定されることとなる。
(ロック解除装置90の他の例)
さらに、上述した実施の形態では、上記したロック解除装置90は、シリンダー錠70の内筒72の回転を阻止することで施錠状態を保ち、適正な鍵7の挿入が検知された場合には内筒72の回転を許容する禁止解除手段として位置づけられていたが、シリンダー錠70を、鍵7の回転によらず回転板74が回転するように形成し、ロック解除装置90が能動的に開錠を行う解除手段として機能するように形成してもよい。すなわち、適正な鍵7を鍵穴44に入れさえすれば、内筒72を回転させなくても、自動的に開錠されるようにしてもよいものである。
なお、上記したロック解除装置90においても、鍵7を所定方向に回転させるとフック62が開錠位置となるまで回転板74が回転し、鍵7を逆回転させるとフック62が施錠位置となるまで回転板74が回転するように形成してもよい。
次に、自動開閉装置210の詳細を説明する。
自動開閉装置210は、図13に示すように、下扉40に設けられたギヤボックス213と、筐体1に設けられた駆動モータ211と、連結軸212からなる回転駆動装置である。
まず、本実施の形態における下扉係合部46は、図13に示すように、下扉40の背面側にある後縦枠47に設けられた開口部47Aと、後縦枠47及び下扉40の側面板に固定され水平方向に張り出す受け板48とから構成されている。そして、下扉40は、受け板48の下面が筐体ヒンジ19の上面に支持されることにより、筐体1に取り付けられている。また扉40の回動時には、筐体ヒンジ19は開口部47Aにより後縦枠47と干渉しないようになっている。
扉回動ロック手段230は、図14に示すように、後縦枠47に設けられたソレノイド232と、ソレノイド232により作動する略L字型の係止板231を有している。係止板231は、ギヤ214がギヤボックス213の上方に露出した部分に位置するよう設置され、駆動モータ211の駆動停止時には、図14(A)に実線で示すように、折れ曲がった先端部がギヤ214の歯に係合してギヤ214の回転を阻止している。また、駆動モータ211が駆動(逆転駆動を含む)中は、図14(A)に二点鎖線で示すように、ギヤ214との係合が外れて、ギヤ214の回転を干渉しないようになっている。このように形成されていることから、下扉40は、駆動モータ211が停止している状態においては、回転阻止されているギヤ214にギヤ215が噛み合っているので、回動させることができない。
なお、図示した例では、連結軸212に固定されたギヤ214が直接ギヤ215と噛合するものとなっているが、ギヤ214とギヤ215の間に単数又は複数の連結ギヤを設けてもよい。
また、扉回動ロック手段230は、上記したような駆動モータ211とは別の装置であってもよいが、駆動モータ211そのものを、駆動停止時には駆動軸が回転しないように形成してもよい。このように形成した場合には、自動開閉装置210は、ヒンジ部に内装するものの他、特に図示しないが、駆動モータ211の駆動軸の回転により下扉40の反ヒンジ側を押し出し、あるいは引き込むように移動可能な例えば円弧状のラック板を設けてもよい。この場合には、駆動モータ211は筐体1の底板15に設け、ラック板の端部は下扉40の下端に固定し、開扉時にラック板が邪魔にならないようにするとよい。
ロック制御装置100は、前記ロック解除装置90及び自動開閉装置210の作動を制御するためのものであり、特に図示しないが、スロットマシンSの制御装置とは別に設けられた制御基板である。そして、ロック制御装置100は、図16に示すように、判定手段110と、開閉制御手段120を有しており、鍵センサ80、大開放スイッチ130、タイマー140、開扉スイッチ150及び閉扉スイッチ200からの信号を受信して、ロック解除装置90及び自動開閉装置210の駆動モータ211の作動を制御するものである。また、扉回動ロック手段230は、駆動モータ211からの信号を受信して作動するものである。
開閉制御手段120は、開扉スイッチ150がONとなった場合、及び大開放スイッチ130が操作された場合には、所定時間駆動モータ211を駆動させて下扉40を所定角度まで開放させる。一方、閉扉スイッチ200が操作された場合及び一定時間が経過した場合(タイマー140のタイムカウントが一定以上になった場合)には、駆動モータ211を逆転駆動させて下扉40を閉じるためのものである。
(下扉40の開閉制御)
上記構成を有するロック制御装置100による下扉40の開閉制御を、図18のフローに基づき説明する。
ステップ101において、シリンダー錠70のロックが解除される。すなわち、ロック解除装置90が通電し、ストッパー91が係止孔75から抜け出て、内筒72が回転可能になる。そして、次のステップ102に進む。
ステップ102において、開扉スイッチ150がONとなることにより(すなわち鍵7を右方向に回すことにより)、自動開閉装置210の駆動モータ211が駆動状態になる。駆動モータ211が駆動状態になると、扉回動ロック手段230がロックを解除する(以下同様)。そして、駆動モータ211は扉を開く方向に回転開始する。同時にタイマー140がタイムカウントを開始し、駆動モータ211は所定時間駆動した後に停止する。この「所定時間」とは、下扉40が駆動モータ211の駆動により例えば45度の開放角度まで開く時間に設定することができる。また、駆動モータ211が駆動停止すると、扉回動ロック手段230がロック状態になり、駆動軸の回転を阻止する。このため、手動で下扉40を開閉することはできない(以下同様)。そして、次のステップ103に進む。
ステップ104において、大開放スイッチ130がONとなったかどうかを判断する。大開放スイッチ130がONとなった場合、すなわち大開放スイッチ130が操作された場合には、次のステップ105に進む。
ステップ105において、自動開閉装置210の駆動モータ211が扉を開く方向に回転開始する。駆動モータ211は、下扉40を最大開放角度、例えば90度まで開放させた後に停止する。なお、ここでタイマー140はタイムカウントをリセットし、再びゼロからカウントを開始する。最大開放角度に達したかどうかは、タイマー140のタイムカウントにより判断してもよいし、下扉40又は筐体1にリミットスイッチを設けてもよい。そして、次のステップ106に進む。
ステップ106において、閉扉スイッチ200がONとなったかどうかを判断する。閉扉スイッチ200がONでない場合には、次のステップ107に進む。
前記ステップ103において、鍵センサ80がOFFとなった場合、すなわち下扉40を開放したまま鍵7が引き抜かれた場合には、ステップ104〜106を飛び越して、ステップ107に進む。
ステップ107において、駆動モータ211が駆動してから、すなわち最初に下扉40が開放されてから、あるいは大開放スイッチ130により下扉40が開放されてから、一定時間が経過したかどうかを判断する。一定時間は、最初の扉開放(小開放)では、例えばホッパーへのメダル補給やメダル詰まり解除などのための開扉である場合を想定し、数10秒程度の短い時間とするのがよい。また、大開放スイッチ130による扉開放の場合には、例えばホッパーユニットのメンテナンスや下パネルの取り換えなどを想定し、小開放時の開扉時間よりも長く設定するのが好ましい。このように設定しても、不正行為を行う際に扉を大開放することはまず無いと考えられることから、不都合はない。なお、扉の大開放時のみに操作可能となる「タイマーストップスイッチ」を設け、タイムカウントを停止させることにより遊技機のメンテナンスの途中に扉が閉じることがないようにしてもよい。一定時間が経過していない場合には、ステップ103に戻る。一方、一定時間が経過した場合には、次のステップ108に進む。
前記ステップ106において、閉扉スイッチ200がONとなった場合には、ステップ107、108を飛び越してステップ109に進む。
ここで、下扉40が開放されている状態で鍵7を鍵穴44から引き抜いたり、あるいは、何らかの手段で鍵7を使用せずに下扉40を開放して、所定時間経過後に下扉40が強制閉鎖される場合には、ロック解除装置90がロック状態(ストッパー91が突出している)となっている。従って、下扉ロック機構60の可動板61は上下動できず、フック62と突出片65が当接した状態となり、下扉40は、ロックされずに筐体1との間に隙間をあけて閉じられたままになる。この状態では、当然、遊技を行うことはできない。なお、下扉40が閉まらないままモータ211が駆動し続けると、モータ211に一定の負荷がかかるので、回転検知センサが作動してモータ211の駆動は停止する。
さて、駆動モータ211の逆転駆動が停止したら、次のステップ110に進む。
ステップ110において、鍵センサ80がOFFとなったかどうかを判断する。すなわち、鍵穴44から鍵7が引き抜かれたかどうかを確認する。鍵センサ80がOFFにならない場合には、ステップ110に戻る。一方、鍵センサ80がOFFになった場合には、次のステップ111に進む。
ステップ111において、シリンダー錠70がロックされる。すなわち、ロック解除装置90を非通電状態とし、ストッパー91が係止孔75内に突出して内筒72が回転不能になる。そして、扉開閉制御を終了する。
このように、本実施の形態によれば、下扉40は駆動モータ211の駆動によってのみ回動可能であり、下扉40を開ける際には、鍵の操作により開扉スイッチ150をONにしないと駆動モータ211が作動しないので扉が開かず、扉を閉める際にも閉扉スイッチ200を操作しないと、駆動モータ211が作動しないので扉を閉めることができない。従って、所定の鍵7を用いずに扉の開閉を行うことが難しくなる。さらに、扉を開けっ放しにしておくと、駆動モータ211の作動により強制的に扉が閉鎖されるため、例えば合い鍵などを作って扉を開けたとしても、ゴト行為の最中に扉が閉じられてしまう可能性が高い。従って、扉を開けての不正行為がよりし難くなるとともに、かかる行為の抑止力にもなる。
また、上記した実施の形態では、下扉40にシリンダー錠70を設けて鍵7により開錠し、下扉40が開放されることにより上扉30を開錠することができるように形成してあったが、上扉30にも上記シリンダー錠70と同様の錠を設けて、下扉40とは別々に施錠及び開錠が行えるようにしてもよい。また、ロック機構6は、上記実施の形態に記載したものに限られず、鍵7を挿入した状態で開扉、閉扉が可能な形態であればよい。例えば、鍵7の操作により筐体1の側板16の内側に設けられた凹部に凸部を突出させて施錠状態とするとともに、鍵7の挿入に基づくロック解除装置90の作動により、前記凸部が凹部から抜け出るように形成されているものであってもよい。
2 交換ユニット 3 前扉
4 電源ユニット 5 ホッパーユニット
6 ロック機構 7 鍵(鍵体)
10 固定装置 11 開口部
12 中板 13 開口上部
14 開口下部 15 底板
16 側板 19 筐体ヒンジ
20 リールユニット 21 支持体
23 回転リール 24 基板ユニット
25 支持体ヒンジ
30 上扉 31 図柄表示窓
32 表示部 33 飾り部
34 垂下片 35 スピーカ
36 上扉係合部
40 下扉 41 操作部
42 メダル投入口 43 メダル受け皿
44 鍵穴 45 メダルセレクター
46 下扉係合部 47 後縦枠
47A 開口部 48 受け板
50 上扉ロック機構 51 可動板
52 フック 53 バネ
54 解錠つまみ 55 突出片
56 取り付け板
60 下扉ロック機構 61 可動板
62 フック(前扉係止部) 63 バネ
64 開口部 65 突出片(筐体係止部)
66 取り付け板 67 第二可動板
68 開口部
70 シリンダー錠(錠体) 71 外筒
72 内筒(鍵挿入部) 73 軸
74 回転板 75 係止孔
76 鍵受け部 77 凸部
78 差し込み部 79 つまみ部
80 鍵センサ(鍵挿入確認手段) 81 発光部
82 受光部 83 通電スイッチ
84 透光部 85 孔
86 切り欠き 87 嵌め込み部材
90 ロック解除装置(係止片移動禁止装置)
91 ストッパー 92 モータ
100 ロック制御装置 110 判定手段
120 開閉制御手段 130 大開放スイッチ(扉開放スイッチ)
140 タイマー 150 開扉スイッチ
151 フォトセンサ 152 遮蔽板
200 閉扉スイッチ(扉閉塞スイッチ) 201 フォトセンサ
202 遮蔽板
210 自動開閉装置 211 駆動モータ(駆動装置)
212 連結軸 213 ギヤボックス
214,215 ギヤ
230 扉回動ロック手段 231 係止板
232 ソレノイド
300 閉扉確認制御装置(施錠確認手段)
Claims (3)
- 正面側に開口部を有する筐体と、
筐体に軸支部を介して回動自在に取り付けられ、前記開口部を閉塞する前扉と、
錠体の鍵挿入部に鍵体を挿入して回転操作することにより前記前扉を開錠する施錠装置とを有し、
前記施錠装置は、前扉側に設けられた位置移動可能な前扉係止部と、筐体側に設けられた筐体係止部とを有し、前記鍵体の回転操作に伴って前記前扉係止部が移動し、前扉係止部と前記筐体係止部との係合が解除されることにより前記前扉を開錠するとともに、前記鍵体の回転操作に伴って、又は前記前扉の閉扉動作時に前記前扉係止部と前記筐体係止部とが当接することに伴って前記前扉係止部が移動し、前記前扉係止部と前記筐体係止部とが係合することにより前記前扉を施錠するように形成されている遊技機において、
前記前扉を開方向及び閉方向に回動させることができる駆動装置と、前記駆動装置が駆動中は前記前扉の回動を許容し、前記駆動装置が駆動停止中には前記前扉の回動を阻止する扉回動ロック手段とを設け、
前記施錠装置に、前記鍵体の挿入を検知するための鍵挿入確認手段と、前記前扉係止部が鍵体の回転又は前記筐体係止部との当接により移動するのを阻止するための係止片移動禁止装置とを設け、
前記筐体又は前扉に、前記鍵挿入確認手段が適正な鍵体を検知している場合に操作可能となる扉閉塞スイッチと、前記前扉の施錠状態を検知する施錠確認手段とを設け、
前記係止片移動禁止装置は、前記鍵挿入確認手段が鍵体を検知している場合には前記前扉係止部の移動を許容し、前記鍵挿入確認手段が鍵体を検知していない場合には前記前扉係止部の移動を阻止し、
前記駆動装置は、前記鍵挿入確認手段が適正な鍵体を検知している場合には、前記鍵体の回転操作に基づいて開駆動を開始するとともに、前記前扉が一定角度、開方向に回動するまで駆動した後に駆動停止し、前記扉閉塞スイッチの操作信号に基づいて閉駆動を開始するとともに、前記前扉が筐体の開口部を閉塞する位置に回動するまで駆動した後に駆動停止し、前記前扉の開放時に前記鍵挿入確認手段が鍵体を検知していない場合には、前記扉閉塞スイッチの操作信号によらず、前記前扉が筐体の開口部を閉塞する位置に回動するまで閉駆動し、
前記鍵挿入確認手段が適正な鍵体を検知しており前記扉閉塞スイッチの操作信号によって前記駆動装置が閉駆動した場合には、前記前扉が筐体の開口部を閉塞する位置まで回動することにより、前記前扉係止部と筐体係止部とが係合して前記前扉は施錠され、
前記鍵挿入確認手段が適正な鍵体を検知していないため前記扉閉塞スイッチの操作信号によらないで前記駆動装置が閉駆動した場合には、前記前扉が筐体の開口部を閉塞する位置まで回動するものの、前記前扉係止部と筐体係止部とが係合しないで前記前扉は施錠されず、
前記施錠確認手段が前記前扉の施錠を確認していない場合には、遊技不能に形成されていることを特徴とする遊技機。 - 前記筐体又は前記前扉に、前扉を開方向に回動させるための扉開放スイッチを設け、
前記駆動装置は、前記鍵体の回転操作に基づいて開駆動を開始するとともに、前記前扉が予め定められた第一停止角度で開放する位置に回動するまで駆動した後に駆動停止し、前記扉開放スイッチの操作に基づいて開駆動を再開するとともに、前記前扉が前記第一停止角度よりも大きく開放する位置に回動するまで駆動した後に駆動停止することを特徴とする請求項1記載の遊技機。 - 前記駆動装置は、前記前扉が開方向に回動するように駆動した後、前記扉閉塞スイッチが操作されずに一定時間が経過した場合には、前記前扉が筐体の開口部を閉塞し、前記前扉係止部と筐体係止部とが係合可能となる位置に回動するまで閉駆動することを特徴とする請求項1又は2記載の遊技機。
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