JP2010158474A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】遊技盤の釘調整が行いやすく、しかも電気的駆動源による施錠を手動で解錠できるようにした遊技機を提供する。
【解決手段】 遊技機の外郭を形成する額縁状の外枠2と、遊技盤6を備えるとともに一側を第一ヒンジ3により軸支されて前記外枠2に対して開閉自在に設けられた内枠4と、前記遊技盤6の遊技領域6aを視認し得る窓部19を備え、前記内枠4のもう一側の開放側に第二ヒンジ8により軸支されて開閉自在に設けられた前枠9と、前記内枠4の開放側に設けられシリンダ錠15の操作により該内枠4を解錠動作する施錠装置17と、前記前枠4の開放側に設けられ電気的に動作して該前枠9を施錠又は解錠する施錠手段18と、前記シリンダ錠15が所定方向に回転したことを検知する検出手段28と、前記検出手段28の検知信号により前記施錠手段18の解錠動作を制御する制御手段26とを備えた。
【選択図】図3

Description

本発明は、遊技機に関し、特に外枠に遊技盤を備えた内枠が開閉自在に装着され、その内枠に遊技盤の遊技領域を視認し得る窓部を備えた前枠が開閉自在に装着される遊技機に関する。
従来、遊技機の一種であるぱちんこ機は、方形枠状の固定枠(外枠)に遊技盤を配設した本体基部(内枠)が内枠ヒンジを介して開閉自在に装着され、その前面に前面扉(前枠)が内枠と同じ方向に開閉するように前枠ヒンジを介して装着され、開放側にシリンダ錠を備えた施錠装置を設けて開閉を規制している。施錠装置はシリンダ錠を操作して内枠と前枠とを個々に解錠できるように、取付基板に前枠を係止するための前枠用フック部を有する前枠用摺動杆と、外枠を係止するためのフック部を有する外枠用摺動杆とをスライド自在に設け、シリンダ錠に取り付けられるカム部材を操作することで内枠及び前枠を解錠するようにしている。また、ソレノイドによりガラス扉(前枠)を解錠操作するぱちんこ機が提案されており、ぱちんこ機にガラス扉施錠機構を備え、ぱちんこ機を取付ける取付板にソレノイドを設けて連動リンクを介してガラス扉施錠機構を操作するようにしている(特許文献1参照。)。
また、内枠には入賞又は球貸し操作により遊技球を払出す球払出装置が設けられると共に、その球払出装置に供給する遊技球を貯留する球タンクが設けられている。そして、ホールでは、内枠は遊技中の球切れや、営業終了後に行われる球磨きのために行われる球抜きのために開放され、前枠は遊技中に発生する遊技盤面での球止り等のトラブルの際や、営業終了後に行われる遊技盤の釘調整の際に開放される。また、前枠は、ぱちんこ機間に併設される貸球装置や隣台の邪魔にならないように100〜120度程しか開かないようになっている。
特開2004−154316号公報
しかしながら、従来のぱちんこ機においては、遊技における遊技球の流路が左側にある場合が多く、釘師が調整する釘が左側に集中しているため、前枠が向かって左側へ開かれ、しかもその開角度がほぼ100〜120度と制限されている関係上、ガラス扉枠の軸支側の作業がしづらいばかりか、ともすると、ハンマーを振り上げる際にガラス扉枠のガラス板にハンマーが当たって、そのガラスを破損させてしまう事故も起きるという問題がある。
また、特許文献1のようなぱちんこ機においては、パチンコ機側の施錠機構とぱちんこ機の取付け側のソレノイドとそれらを連動リンクにより連係して、ソレノイドにより間接的に施錠するため連動リンク等の部品点数が増え、しかもぱちんこ機を設置する際にそれを連係するのに手間が掛かり面倒である。しかも、前枠の施錠装置をソレノイド等の電気的駆動源で作用させて解錠するようにすると、営業終了後に行われる釘調整をする際に前枠を解錠するために電源をオンしなければならず、経費の無駄となっている。
本発明の遊技機は、上記従来技術の課題を解決することを目的とし、遊技盤の釘調整が行いやすく、しかも電気的駆動源による施錠を手動で解錠できるようにした遊技機を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の遊技機は、遊技機の外郭を形成する額縁状の外枠と、遊技盤を備えるとともに一側を第一ヒンジにより軸支されて前記外枠に対して開閉自在に設けられた内枠と、前記遊技盤の遊技領域を視認し得る窓部を備え、前記内枠のもう一側の開放側に第二ヒンジにより軸支されて開閉自在に設けられた前枠と、前記内枠の開放側をシリンダ錠の操作により解錠動作する施錠装置と、電気的に動作して前記前枠の開放側を施錠又は解錠する施錠手段と、前記シリンダ錠が所定方向に回転したことを検知する検出手段と、前記検出手段の検知信号により前記施錠手段の解錠動作を制御する制御手段とを備えたことを特徴とする。
また、前記施錠手段は、前記制御手段を介することなく前記内枠の後方から解錠操作し得る操作部を備えたことを特徴とする。
また、前記施錠手段は、前記前枠の開放側上端近傍及び下端近傍に各々設けられた係合部に直接又は間接的に係合可能なシャフトを有するソレノイドである。
また、前記前枠に前記ソレノイドの解錠時に前記シャフトが直接又は間接的に接触し、前記前枠を開方向に誘導する誘導部材を設けたことを特徴とする。この構成を採用することにより、前枠を解錠すると同時に前枠を開放させることができる。
また、前記操作部は、前記内枠の閉鎖時に前記外枠の一側近傍に位置し、該外枠により操作部の操作が規制されることを特徴とする。
上述した遊技機によれば、外枠の前面に内枠及び前枠を蛇腹状に開放するように軸支し、内枠及び前枠を解錠するために両側に離れて配置された施錠装置及び施錠手段とを一側(一か所)に設けられるシリンダ錠により解錠操作する解錠操作することができる。また、前枠の解錠を電気的に動作して該前枠を施錠又は解錠することができる。
また、制御手段を介することなく前記内枠の後方から解錠操作し得る操作部を備えることにより、電源が切れた状態でも前枠を開放させることができる。
ぱちんこ機の正面図である。 ぱちんこ機の背面図である。 内枠及び前枠を開放したぱちんこ機の斜視図である。 前枠を開放した状態の要部斜視図である。 施錠装置の要部斜視図である。 ぱちんこ機の要部平断面図である。 施錠ソレノイドが作用した状態のぱちんこ機の要部平断面図である。 ぱちんこ機の制御系のブロック構成図である。 制御手段の制御動作を示すフローチャートである。 電源投入時の制御手段の制御動作を示すフローチャートである。 (イ)、(ロ)は施錠手段の他の実施例の作用説明図である。
以下に、この発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。ぱちんこ機1は、図1乃至図3に示すように、そのぱちんこ機1の外郭を形成する額縁状の外枠2を備え、その外枠2の前面に第一ヒンジ3により一側(ぱちんこ機1を正面視して左側)を枢支して、その前面側に向かって片開き可能に内枠4が支持されている。内枠4には、ガイドレール5により遊技領域6aが形成された遊技盤6が装着され、その下方に発射機構7が設けられている。また、内枠4の一側(ぱちんこ機1を正面視して右側)に内枠4の横幅寸法と略同じ横幅寸法を有するように構成され、第二ヒンジ8により遊技盤6の遊技領域6aを視認し得る窓部19を備えた前枠9が開閉自在に設けられている。つまり、内枠4と前枠9は、図3に示すように外枠2に対して蛇腹状に開閉するように設けられている。
前枠9は、図1に示すように窓部19の下方前面に、遊技球を貯留し、貯留した遊技球を整流して発射機構7に遊技球を供給する球受皿10及びスピーカ11を備え、上部にLEDを有する装飾体12を設けている。そして、ぱちんこ機1を正面視して球受皿10の右下側に遊技球の発射力を調節する発射ハンドル13が設けられている。
なお、本明細書において、ぱちんこ機1における上下方向とは遊技盤6の盤面に沿う態様で遊技領域6aを遊技球が流下する方向(鉛直方向)を意味する。また、左右方向とは遊技盤6の盤面に沿う態様で上下方向に直交する方向(水平方向)を意味し、遊技者と正対して遊技者から見た左右を示す。また、前後方向とは遊技盤6の盤面に直交する方向(水平方向)を意味し、遊技盤6の遊技者側が前側であり、遊技盤6の奥側(遊技領域5aの反対側)が後側である。
内枠4は、図2及び図3に示すように合成樹脂により縦長方形状に形成されると共に中央に開口部14が開設された枠状に形成される。そして、後面側に球タンク40,球払出装置41等の裏機構部品や制御基板等の電気部品が設けられている。また、内枠4の開放側(第一ヒンジ3とは反対側)には、図5に示すようにシリンダ錠15の操作により鉤片16aを備えたスライド杆16を可動して機械的に解錠動作する施錠装置17が設けられ、第一ヒンジ3側(前枠9の軸支側)には内枠4と前枠9が電磁駆動により施錠される施錠手段としての施錠ソレノイド18が設けられている。実施例では、シリンダ錠15を一方向に回転することにより内枠4が解錠され、他方向に回転することにより前枠9が解錠するようになっている。
施錠装置17は、外枠2の係合受部22に係合する鉤片16aを備えたスライド杆16と、スライド杆16をスライド移動させるシリンダ錠15(錠本体)と、シリンダ錠15の錠軸部に取付けられるカム部材23と、内枠4の開放端側裏面に固定されスライド杆16及びシリンダ錠15が配置される断面L字状のベース部材24とを備えている。なお、スライド杆16は図示しない付勢ばねによって施錠方向に付勢されている。また、内枠4に設けられたシリンダ錠15の近傍(内枠4の裏面側)には、シリンダ錠15が所定方向に回転したことを電気的に検知する検出手段の一例として前枠解除スイッチ25(フォトセンサ)が設けられている。カム部材23は、前枠解除スイッチ25(フォトセンサ)を遮光する遮光片23aとスライド杆16と連係し内枠4を解錠する操作片3bが設けられており、シリンダ錠15と一体となって回転する。
カム部材23は、図5に示すようにシリンダ錠15が施錠状態(常態)において、遮光片23aが前枠解除スイッチ25を遮光しない実線位置にある。施錠装置17は、シリンダ錠15の鍵穴部に図示しない鍵を差し込み、シリンダ15錠を一方向(例えば図1において右側)へ回転することにより内枠4が解錠され、また、他方向(例えば図1において左側)へ回転すると、遮光片23aが仮想線で示すように前枠解除スイッチ25を遮光して、前枠9の解錠操作がなされたことを検出し、その検出結果に基づいて後述する主基板26(制御手段)が施錠ソレノイド18を解錠動作させるようになっている。
また、ぱちんこ機1を正面視して内枠4の左側一側に第一ヒンジ3の可動ヒンジ部材3aを備え、右側一側に第二ヒンジ8の固定ヒンジ部材8aを備えている。第一ヒンジ3の可動ヒンジ部材3aには、外枠2に設けた固定ヒンジ部材3bの軸孔に貫挿される軸ピンが設けられ、この軸ピンを固定ヒンジ部材3bの軸孔に遊挿することで内枠4が外枠2に回動自在に装着される。また、第二ヒンジ8の固定ヒンジ部材8aには、軸受孔が設けられ、前枠9に設けられる可動ヒンジ部材8bの可動ピンを嵌挿することで前枠9が内枠4に回動自在に装着される。
内枠4の軸支側(第一ヒンジ3側)上下に位置して前後に貫通する挿通孔27が開設され、表面に臨んで施錠ソレノイド18が設けられている。また、前枠9の前面側であり開放側には、前枠9の開閉を検出する開閉検出手段の一例として前枠開放確認スイッチ28が設けられている。前枠開放確認スイッチ28は、例えばマイクロスイッチなどのプッシュスイッチが用いられる。前枠開放確認スイッチ28は前枠9が内枠4より離れる(開放される)と検出結果を後述する主基板26(制御手段)へ出力する。
前枠9は、開放側裏面に縦枠部の側縁に沿って開放側から針金やセル板等の不正具の侵入を防ぐと共に、補強を兼ねてコ字状の支持板金29(支持部材)が設けられている。そして、その上端近傍及び下端近傍であり施錠ソレノイド18と対応する位置に施錠ソレノイド18(施錠具)が直接又は間接的に係合する係合孔30(係合部)が各々形成されている。具体的には、支持板金29の対向する立壁の内方側の立壁29aに係合孔30が形成されている。つまり、係合孔30は外方側の立壁29bにより隠蔽され、施錠ソレノイド18の係合状態を直接的に解除する不正行為をできないようにしている。
また、係合孔30(係合部)の側方には傾斜面を有する誘導部材31が設けられ、施錠ソレノイド18の解錠時にシャフト32が直接又は間接的に傾斜面に接触して前枠9を前方に押し出すようにしている。詳しくは、誘導部材31は施錠ソレノイド18が解錠された状態で傾斜面に接触する位置に設けられている。好ましくは、施錠ソレノイド18が解錠されると同時に傾斜面に接触して前枠9を前方に押し出すのがよい。これにより、解錠と同時に前枠9が内枠4から押し出されるので、前枠9を開放するときに指などをかけることができ、作業性が向上する。
施錠ソレノイド18は、実施例では、図6及び図7に示すように、シャフト32がソレノイド本体を貫通して設けられ二方向に動作保持する二方向保持型の自己保持型ソレノイドが使用される。つまり、通電でシャフト32が移動し、移動後は永久磁石により吸着保持させることにより施錠位置及び解錠位置を保持する。施錠ソレノイド18は、シャフト32の一端(先端)が係合孔30に直接挿抜可能なように、シャフト32が水平方向に進退するように設けられている。施錠ソレノイド18は、内枠4の前面側に設けられたシリンダ錠15を所定方向(前枠9の解錠方向)へ回転させると、カム部材23の遮蔽板23aが前枠解除スイッチ25を遮蔽し、カム部材23の前枠9の解錠方向への回転を検知して、その検知信号により主基板26(制御手段)を介して施錠ソレノイド18が作動し、シャフト32が係合孔30より抜け出て解錠する。
施錠ソレノイド18は、シャフト32の他端(後端)にシャフト32を係合位置から解除位置へとスライド移動させるために操作する操作部材33を固着している。操作部材33は、クランク状をなし、その端部に操作部33aを有している。そして、操作部材33は内枠4の前後に貫通した挿通孔27に位置して設けられ、挿通孔27から内枠4の後側に臨んだ操作部33aをスライド操作することで、主基板26(制御手段)を介することなく施錠ソレノイド18を解錠操作することができる。
操作部33aは、図6に示すように内枠4の閉鎖時に外枠の一側近傍に位置しており、内枠4の閉鎖時には操作し難い状態にある。このため、不正を目的に操作部33aを操作して施錠ソレノイド18を作動させて、内枠4を解錠操作しようとしても、操作部33aが外枠2に近接していて操作することができない。
次に、図8(ブロック図)を参照して遊技機の施錠具の制御系の一例について説明する。ぱちんこ機1の制御手段である主基板26の中の制御部は、外部出力用中継基板34を通じてホールコンピュータ35へ接続されている。ホールコンピュータ35は、ホール内に設けられた各ぱちんこ機1の状態を集中管理するようになっている。
前枠解除スイッチ25及び前枠開放確認スイッチ28の検出結果(ON/OFF)は主基板26に入力される。主基板26は前枠解除スイッチ25及び前枠開放確認スイッチ28の入力からシリンダ錠15の回転及び前枠9の開放を検出すると前枠9の正常な開放と判定する。
そして、主基板26は施錠ソレノイド18へ出力信号を出力し施錠動作を制御する。また、主基板26は前枠9に設けられた装飾体12のLEDや音声制御基板39へ出力信号を出力し、前枠9の開放を正常な開放又は異常な開放のいずれかと判定した際に、その判定結果に応じた報知パターンで報知する。音声制御基板39はスピーカ11を通じて音声を出力するようになっている。装飾体12のLEDやスピーカ11は報知手段の一例である。
ここで、ぱちんこ機1の電源がオン状態(ホールの営業時)の主基板26(制御手段)の制御動作を図9のフローチャートを参照して説明する。施錠ソレノイド18は、図6の施錠状態にあるものとする。前枠9の前側から前枠9の軸支側に位置するシリンダ錠15の鍵穴に図示しない鍵を差し込んで、シリンダ錠15が所定方向(図1で示す左側)に回転すると、カム部材23の遮光片23aが図5鎖線に示すように前枠解除スイッチ25を遮光(ON)して、主基板26は前枠解除スイッチ25が解錠操作を検出する(ステップS1)。前枠解除スイッチ25がONになると、ステップS2へ進行して上下の施錠ソレノイド18がONになる。施錠状態で上下の施錠ソレノイド18がONになると、図7においてシャフト32が解錠方向に移動する。つまり、係合孔30から抜け出て施錠ソレノイド18は解錠する。そして、同時にシャフト32に設けた操作部材33が誘導部材31の傾斜面に接触することで前枠9を前方に押し出して、前枠9を開放する。このとき、施錠ソレノイド18のシャフト32は、永久磁石により後退した位置を維持している。
次に、ステップS3において、主基板26は前枠開放確認スイッチ28がONになっているか否かを判定する。前枠開放確認スイッチ28がONになると、前枠9が内枠4より離間したことになるため、前枠9の正常な開放と判断してステップS4へ進行する。
ステップS4において、主基板26は外部出力用中継基板34を通じてホールコンピュータ35へ判定結果をデータ送信する(正常開放データ送信)。これにより、該当する遊技機がメンテナンス開放などを含む前枠9の正常開放である旨をホールコンピュータ35が認識でき、各遊技機の開閉状態をデータとして一元管理することができる。
次いで、ステップS5へ進行して、主基板26は装飾体12のLEDを正常開放報知パターンで点灯若しくは点滅させて前枠9の正常な開放であることを報知する。または音声制御基板39を通じてスピーカ11より正常開放報知パターンで音声を出力させて前枠9の正常な開放であることを報知する。或いは、これらを併用することで、当該遊技機の前枠9の開放は正常な開放であることを報知する。
次に、ステップS6に進行して、係員が作業終了後に開放された前枠9を閉じると、前枠開放確認スイッチ28がOFFすることから、主基板26は前枠開放確認スイッチ28がOFFしたか否かを判定する。前枠開放確認スイッチ28がOFFすると前枠9が閉じられたものと判定し、ステップS7へ進行して上下の施錠ソレノイド18がONする。解錠状態で上下の施錠ソレノイド18がONになると、図6においてシャフト32が施錠方向に移動して上下の係合孔30へ挿入されて前枠9は施錠される。そして、主基板26からのホールコンピュータ35への解除データを送信する(ステップS8)。次いで、ステップS9に進行して、主基板26は装飾体12のLEDを点灯若しくは点滅を停止し、音声制御基板39を通じたスピーカ11からの音声出力を停止し、遊技機からの報知動作を終了する。
なお、施錠ソレノイド18が解錠方向に作動した状態を検知する検知手段を設けるようにしてもよい。この検出手段を設けることにより、施錠ソレノイド18が正常に作動したか判断することができ、確実な施錠・解錠が可能となる。また、内枠4の開放確認手段を設けるようにしてもよく、前枠解除スイッチ25又は内枠開放確認手段が検知されないにもかかわらず前枠開放確認スイッチ28がONになると、前枠9が不正に開放されたと判断でき、装飾体12のLEDを点灯若しくは点滅させたりスピーカ11より異常開放を音声で出力させたりして、係員に遊技機の前枠9が異常開放されたことを報知することができる。
次に、ぱちんこ機1の電源がオフ状態(ホールの営業終了後)で行う釘調整等の作業時における内枠4及び前枠9の解錠操作について説明する。先ずシリンダ錠15の鍵穴部に図示しない鍵を差し込み、シリンダ15錠を図1で示す右側へ回転させると、カム部材23の操作片23bがスライド杆16に係合して鉤片16aとともに付勢部材の付勢力に抗して下方に移動させる。すると、鉤片16aと係合受部22の係合が解除され、内枠4が外枠2から開放される。そして、従業員が内枠4の後面側に設けられる球抜き操作部(図示せず)を操作して、球タンク40,球払出装置41に貯留されている遊技球を球抜きして、球磨き装置に還流させる。
さらに、図4に示すように内枠4の開放により操作可能となった施錠ソレノイド18の操作部33aを操作して、シャフト32をスライドさせて係合孔30との係合(施錠)を解除して前枠9を開放させる(図7参照)。このように、手動で簡単に施錠ソレノイド18を作動させることができるので、ぱちんこ機1の電源がオフ状態であっても主基板26(電気的制御)を介すことなく前枠9を開放させることができる。このとき、操作部33aは図4に示すように内枠4が外枠2から開放されていることから、外枠2と離れた状態にあり、内枠4の閉鎖時(図6参照)と異なり操作部33aを容易に操作することができる。また、前枠9の左側が開放されると、調整釘の多い遊技領域6aの左側が大きく開放されるので、釘調整が非常に行いやすく作業性が向上する。作業終了後は、操作部33aを操作して施錠ソレノイド18を作動(シャフト32を移動)させて前枠9を施錠し、内枠4を閉鎖施錠する。
なお、操作部33aの操作をし忘れた場合に、営業開始時(電源投入時)に前枠開放確認スイッチ28がオフ状態と判断され、施錠ソレノイド18を施錠側に作動させて前枠9を施錠するようにしてもよい。例えば、ぱちんこ機1の電源をオンした状態(ホールの営業時)の主基板26(制御手段)の制御動作を図10のフローチャートを参照して説明すると、ぱちんこ機1の電源をオンすると、前枠開放確認スイッチ28がONか否か判定する(ステップS10)。前枠開放確認スイッチ28がONであると、ステップS11へ進行して一旦上下の施錠ソレノイド18を解錠方向にONする。このとき、装飾体12のLED又はスピーカ11より前枠9の開放を報知しているので、係員は遊技機の異常を点検し開放された前枠9を閉鎖する。
また、ステップS10において、前枠開放確認スイッチ28がOFFであると判定されると、ステップS12に進み、主基板26は前枠解除スイッチ25がONになっているか否かを判定する。このとき、前枠解除スイッチ25がOFFであると、施錠ソレノイド18を確認のため施錠方向にONする(ステップS13)。そして、ステップS12において、前枠解除スイッチ25がONと判定(検出)されると、ステップS11へ進行して上下の施錠ソレノイド18をONしてシャフト32を解錠方向に移動させて前枠9を開放する。
なお、上記実施例において、施錠手段として自己保持型の施錠ソレノイドを使用したが、図11に示すように、プランジャ45(シャフト)にコイルスプリング46を巻装し、このコイルスプリング46の付勢に抗してプランジャ45を吸引するコイル開放型の直進型の施錠ソレノイド18Aとしてもよい。例えば、励磁するとプランジャ45が吸引され係合孔30から抜去して解錠し、消磁するとコイルスプリング46の付勢によりプランジャ45が復動する。このとき、プランジャ45の先端(前枠9側)を傾斜面45aとして、前枠9の閉鎖時に図11(ロ)に示すように係合孔30が形成されている支持板金29がプランジャ45の先端の傾斜面45aに接触して、プランジャ45をコイルスプリング46の付勢に抗して後退させ、前枠9が閉鎖したと同時にプランジャ45がコイルスプリング46の付勢により復動して係合孔30に係合して前枠9を施錠する。このようにすれば、前枠9を閉鎖するだけで操作部33aの操作をすることなく施錠することができる。ぱちんこ機1の電源がオフ状態(ホールの営業終了後)で前枠9を開放させるには、シリンダ15錠を操作して内枠4を開放させ、内枠4の後方で操作部33aをスライド操作してプランジャ45を移動させて係合を解除し、前枠9を開放させることができる。このとき、操作部材33が誘導部材31に接触して前枠9を前方に押し出すため、操作部材33から手を離しプランジャ45がコイルスプリング46の付勢で復動しても、プランジャ45は係合孔30に係合することはない。なお、プランジャ45を直接係合孔30と係合させることなく別途係合部をプランジャ45に設けるようにしてもよい。
また、施錠手段としてプランジャ45(シャフト32)が直動するソレノイドとしたが、ロータリーソレノイドとしてもよく、シャフトにロック片を設けてロック片を回動させることにより前枠9に係合するようにすればよい。
また、遊技機としてぱちんこ機を例に説明したが、遊技球を遊技媒体として遊技領域に打ち出して遊技する雀球遊技機,アレンジボール式遊技機等にも本発明を適用することができる。また、実施の形態に示した内容に限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の形態を実施し得るものである。
1 ぱちんこ機(遊技機)
2 外枠
3 第一ヒンジ
4 内枠
6 遊技盤
6a 遊技領域
8 第二ヒンジ
9 前枠
14 開口部
15 シリンダ錠
17 施錠装置
18,18A 施錠ソレノイド(施錠手段)
19 窓部
25 前枠解除スイッチ
26 主基板(制御手段)
28 前枠開放確認スイッチ(検出手段)
30 係合孔(係合部)
31 誘導部材
32 シャフト
33 操作部材
33a 操作部
45 プランジャ(シャフト)

Claims (5)

  1. 遊技機の外郭を形成する額縁状の外枠と、
    遊技盤を備えるとともに、一側を第一ヒンジにより軸支されて前記外枠に対して開閉自在に設けられた内枠と、
    前記遊技盤の遊技領域を視認し得る窓部を備え、前記内枠のもう一側の開放側に第二ヒンジにより軸支されて開閉自在に設けられた前枠と、
    前記内枠の開放側シリンダ錠の操作によりを解錠動作する施錠装置と、
    電気的に動作して前記前枠の開放側を施錠又は解錠する施錠手段と、
    前記シリンダ錠が所定方向に回転したことを検知する検出手段と、
    前記検出手段の検知信号により前記施錠手段の解錠動作を制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする遊技機。
  2. 前記施錠手段は、前記制御手段を介することなく前記内枠の後方から解錠操作し得る操作部を備えたことを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 前記施錠手段は、前記前枠の開放側上端近傍及び下端近傍に各々設けられた係合部に直接又は間接的に係合可能なシャフトを有するソレノイドである請求項1又は2記載の遊技機。
  4. 前記前枠に前記ソレノイドの解錠時に前記シャフトが直接又は間接的に接触し、前記前枠を開方向に誘導する誘導部材を設けたことを特徴とする請求項3記載の遊技機。
  5. 前記操作部は、前記内枠の閉鎖時に前記外枠の一側近傍に位置し、該外枠により操作部の操作が規制されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の遊技機。
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