本発明は、外枠および該外枠に対して開閉自在に配設された開閉扉および遊技盤本体を備えた遊技機において、夜間における前記開閉扉またはおよび遊技盤本体の不正開放、不正閉鎖またはおよび不正開閉を検知する遊技機に関するものである。
従来の第1の遊技機においては、図41に示されるように開閉自在の前面扉が上扉および下扉に分割された筐体を備え、下扉の裏面側上部に移動部材Iが設けられ、変更許可ボタンセンサから許可信号が出力されていない時において、設定変更操作が不正に行われた時にはソレノイドSLにより前記移動部材Iを移動させて、下扉の閉動作を阻止するものであった。
特開2007−117418
また従来の第2の遊技機においては、図42に示されるように扉が開放されると、レールRに移動可能に取り付けられた扉開放センサSが駆動部によってレールRに沿って移動されることにより、扉の開放を検知するものであった。
特開2006−149485
しかしながら、上記従来の第1の遊技機においては、昼間の開店時間内において、変更許可ボタンセンサから許可信号が出力されていない時に設定変更操作が不正に行われた時にはソレノイドSLにより前記移動部材Iを移動させて、下扉の閉動作を阻止するものであり、電源供給のない夜間における前記開閉扉またはおよび遊技盤本体の不正開閉を検知することは出来ないという問題があった。
また従来の第2の遊技機においては、昼間の開店時間内において、扉が開放されると、レールRに移動可能に取り付けられた扉開放センサSが駆動部によってレールRに沿って移動されることにより、扉の開放を検知するものであり、駆動部への電源供給のない夜間における前記開閉扉またはおよび遊技盤本体の不正開閉を検知することは出来ないという問題があった。
そこで本発明者は、外枠および該外枠に対して開閉自在に配設された開閉扉および遊技盤本体を備えた遊技機において、夜間における前記開閉扉またはおよび遊技盤本体の開放動作および閉鎖動作に付随して動く一方の移動部材の位置および前記開閉扉またはおよび遊技盤本体の開放動作に付随して動く他方の移動部材の位置を、翌朝電源投入がされた後、前記位置検出センサーによって、前記一方の移動部材と他方の移動部材とが相対的に定位置にあるのか、移動した位置にあるのかを検出して、前記位置検出センサーの出力に基づき判定回路により前記開閉扉またはおよび遊技盤本体の不正開閉を判定するとともに、前記位置検出センサーにおいて前記開閉扉またはおよび遊技盤本体の開閉を検知した時に出力される復帰駆動指令に基づき、復帰駆動手段により移動した前記一方の移動部材またはおよび他方の移動部材を定位置に復帰させるという本願発明の第1の基本的な技術的思想に着眼した。
そこで本発明者は、外枠および該外枠に対して開閉自在に配設された開閉扉および遊技盤本体を備えた遊技機において、夜間における前記開閉扉またはおよび遊技盤本体の開放動作および閉鎖動作に付随して動く一方の移動部材の位置および前記開閉扉またはおよび遊技盤本体の開放動作に付随して動く他方の移動部材の位置を、翌朝電源投入がされた後、前記一方の位置検出センサーおよび他方の位置検出センサーによって、定位置にあるのか、移動した位置にあるのかを検出して、前記一方の位置検出センサーおよび他方の位置検出センサーの出力に基づき判定回路により前記開閉扉またはおよび遊技盤本体の開放、閉鎖および開閉を判定するとともに、前記一方の位置検出センサーまたはおよび他方の位置検出センサーにおいて前記開閉扉またはおよび遊技盤本体の開放、閉鎖または開閉を検知した時に出力される復帰駆動指令に基づき、復帰駆動手段により移動した前記一方の移動部材またはおよび他方の移動部材を定位置に復帰させるという本願発明の第2の基本的な技術的思想に着眼した。
さらに本発明者は、上述の着眼した基本的な技術的思想に基づき、研究開発を重ねた結果、夜間における前記開閉扉またはおよび遊技盤本体の不正開放、不正閉鎖またはおよび不正開閉を検知するという目的を達成する本発明に到達した。
本発明(請求項1に記載の第1発明)の遊技機は、
外枠および該外枠に対して開閉自在に配設された開閉扉および遊技盤本体を備えた遊技機において、
前記開閉扉またはおよび遊技盤本体の開放動作および閉鎖動作に付随して動く一方の移動部材と、
前記開閉扉またはおよび遊技盤本体の開放動作に付随して動く他方の移動部材と、
前記開閉扉またはおよび遊技盤本体の閉鎖動作に伴う一方の移動部材および他方の移動部材の相対移動を検知する位置検出センサーと、
前記位置検出センサーにおいて前記開閉扉またはおよび遊技盤本体の開閉を検知した時に出力される復帰駆動指令に基づき、移動した前記一方の移動部材またはおよび他方の移動部材を定位置に復帰させる復帰駆動手段と、
前記位置検出センサーの出力に基づき前記開閉扉またはおよび遊技盤本体の不正開閉を判定する判定回路を備えた
ものである。
本発明(請求項2に記載の第2発明)の遊技機は、
外枠および該外枠に対して開閉自在に配設された開閉扉および遊技盤本体を備えた遊技機において、
前記開閉扉またはおよび遊技盤本体の開放動作および閉鎖動作に付随して動く一方の移動部材と、
前記開閉扉またはおよび遊技盤本体の開放動作に付随して動く他方の移動部材と、
前記一方の移動部材の位置を検出して定位置にあるのか、移動した位置にあるのかを検出する一方の位置検出センサーと、
前記他方の移動部材の位置を検出して定位置にあるのか、移動した位置にあるのかを検出する他方の位置検出センサーと、
前記一方の位置検出センサーまたはおよび他方の位置検出センサーにおいて前記開閉扉またはおよび遊技盤本体の開放、閉鎖または開閉を検知した時に出力される復帰駆動指令に基づき、移動した前記一方の移動部材またはおよび他方の移動部材を定位置に復帰させる復帰駆動手段と、
前記一方の位置検出センサーまたはおよび他方の位置検出センサーの出力に基づき前記開閉扉またはおよび遊技盤本体の不正開放、不正閉鎖および不正開閉を判定する判定回路を備えた
ものである。
本発明(請求項3に記載の第3発明)の遊技機は、
外枠および該外枠に対して開閉自在に配設された開閉扉および遊技盤本体を備えた遊技機において、
前記開閉扉またはおよび遊技盤本体の開放動作および閉鎖動作に付随して動く一方の移動部材と、
前記開閉扉またはおよび遊技盤本体の閉鎖動作に付随して動く他方の移動部材と、
前記開閉扉またはおよび遊技盤本体の開放動作に伴う一方の移動部材および他方の移動部材の相対移動を検知する位置検出センサーと
前記位置検出センサーにおいて前記開閉扉またはおよび遊技盤本体の開閉を検知した時に出力される復帰駆動指令に基づき、移動した前記一方の移動部材またはおよび他方の移動部材を定位置に復帰させる復帰駆動手段と、
前記位置検出センサーの出力に基づき前記開閉扉またはおよび遊技盤本体の不正開閉を判定する判定回路を備えた
ものである。
本発明(請求項4に記載の第4発明)の遊技機は、
外枠および該外枠に対して開閉自在に配設された開閉扉および遊技盤本体を備えた遊技機において、
前記開閉扉またはおよび遊技盤本体の開放動作および閉鎖動作に付随して動く一方の移動部材と、
前記開閉扉またはおよび遊技盤本体の閉鎖動作に付随して動く他方の移動部材と、
前記一方の移動部材の位置を検出して定位置にあるのか、移動した位置にあるのかを検出する一方の位置検出センサーと、
前記他方の移動部材の位置を検出して定位置にあるのか、移動した位置にあるのかを検出する他方の位置検出センサーと、
前記一方の位置検出センサーまたはおよび他方の位置検出センサーにおいて前記開閉扉またはおよび遊技盤本体の開放、閉鎖または開閉を検知した時に出力される復帰駆動指令に基づき、移動した前記一方の移動部材またはおよび他方の移動部材を定位置に復帰させる復帰駆動手段と、
前記一方の位置検出センサーまたはおよび他方の位置検出センサーの出力に基づき前記開閉扉またはおよび遊技盤本体の不正開放、不正閉鎖および不正開閉を判定する判定回路を備えた
ものである。
本発明(請求項5に記載の第5発明)の遊技機は、
外枠および該外枠に対して開閉自在に配設された開閉扉および遊技盤本体を備えた遊技機において、
前記開閉扉またはおよび遊技盤本体の開放動作に付随して動く一方の移動部材と、
前記開閉扉またはおよび遊技盤本体の閉鎖動作に付随して動く他方の移動部材と、
前記開閉扉またはおよび遊技盤本体の開放動作または閉鎖動作に伴う一方の移動部材および他方の移動部材の相対移動を検知する位置検出センサーと
前記位置検出センサーにおいて前記開閉扉またはおよび遊技盤本体の開閉を検知した時に出力される復帰駆動指令に基づき、移動した前記一方の移動部材またはおよび他方の移動部材を定位置に復帰させる復帰駆動手段と、
前記位置検出センサーの出力に基づき前記開閉扉またはおよび遊技盤本体の不正開閉を判定する判定回路を備えた
ものである。
本発明(請求項6に記載の第6発明)の遊技機は、
外枠および該外枠に対して開閉自在に配設された開閉扉および遊技盤本体を備えた遊技機において、
前記開閉扉またはおよび遊技盤本体の開放動作に付随して動く一方の移動部材と、
前記開閉扉またはおよび遊技盤本体の閉鎖動作に付随して動く他方の移動部材と、
前記一方の移動部材の位置を検出して定位置にあるのか、移動した位置にあるのかを検出する一方の位置検出センサーと、
前記他方の移動部材の位置を検出して定位置にあるのか、移動した位置にあるのかを検出する他方の位置検出センサーと、
前記一方の位置検出センサーまたはおよび他方の位置検出センサーにおいて前記開閉扉またはおよび遊技盤本体の開放、閉鎖または開閉を検知した時に出力される復帰駆動指令に基づき、移動した前記一方の移動部材またはおよび他方の移動部材を定位置に復帰させる復帰駆動手段と、
前記一方の位置検出センサーまたはおよび他方の位置検出センサーの出力に基づき前記開閉扉またはおよび遊技盤本体の不正開放、不正閉鎖および不正開閉を判定する判定回路を備えた
ものである。
本発明(請求項7に記載の第7発明)の遊技機は、
前記第1発明ないし第6発明のいずれかにおいて、
前記開閉扉またはおよび遊技盤本体に配設され、前記開閉扉またはおよび遊技盤本体の開放動作またはおよび閉鎖動作に伴い前記一方の移動部材またはおよび他方の移動部材を押圧して移動させる押圧部材を備えた
ものである。
本発明(請求項8に記載の第8発明)の遊技機は、
前記第1発明ないし第6発明のいずれかにおいて、
前記開閉扉またはおよび遊技盤本体に配設され、前記開閉扉またはおよび遊技盤本体が閉鎖状態においては前記一方の移動部材またはおよび他方の移動部材の一部に当接して押圧しており、前記開閉扉またはおよび遊技盤本体が開放されると前記開閉扉またはおよび遊技盤本体の押圧が解除され、前記一方の移動部材およびまたは他方の移動部材が移動する
ものである。
本発明(請求項9に記載の第9発明)の遊技機は、
前記第1発明ないし第6発明のいずれかにおいて
前記一方の移動部材および他方の移動部材が、前記開閉扉またはおよび遊技盤本体に配設されて、前記開閉扉またはおよび遊技盤本体の開閉動作に付随して相対的に移動可能である
ものである。
上記構成より成る第1発明の遊技機は、外枠および該外枠に対して開閉自在に配設された開閉扉および遊技盤本体を備えた遊技機において、前記位置検出センサーにより前記開閉扉またはおよび遊技盤本体の閉鎖動作に付随して移動する前記一方の移動部材と他方の移動部材の位置が相対的に定位置にあるのか、移動した位置にあるのかを検出し、前記判定回路により前記位置検出センサーの出力に基づき前記開閉扉またはおよび遊技盤本体の不正開閉があったことを判定するとともに、前記位置検出センサーにおいて前記開閉扉またはおよび遊技盤本体の開閉を検知した時に出力される復帰駆動指令に基づき、前記復帰駆動手段により移動した前記一方の移動部材またはおよび他方の移動部材を定位置に復帰させることによって、夜間における前記開閉扉またはおよび遊技盤本体の不正開閉を精確に検知するとともに、新たな前記開閉扉またはおよび遊技盤本体の不正開閉を検知できる状態に戻すという効果を奏する。
上記構成より成る第2発明の遊技機は、外枠および該外枠に対して開閉自在に配設された開閉扉および遊技盤本体を備えた遊技機において、前記一方の位置検出センサーにより前記開閉扉またはおよび遊技盤本体の開放動作および閉鎖動作に付随して移動する前記一方の移動部材の位置が定位置にあるのか、移動した位置にあるのかを検出し、前記他方の位置検出センサーにより前記開閉扉またはおよび遊技盤本体の開放動作に付随して移動する前記他方の移動部材の位置が定位置にあるのか、移動した位置にあるのかを検出し、前記判定回路により前記一方の位置検出センサーまたはおよび他方の位置検出センサーの出力に基づき前記開閉扉またはおよび遊技盤本体の不正開放、不正閉鎖および不正開閉があったことを判定するとともに、前記一方の位置検出センサーまたはおよび他方の位置検出センサーにおいて前記開閉扉またはおよび遊技盤本体の開放、閉鎖または開閉を検知した時に出力される復帰駆動指令に基づき、前記復帰駆動手段により移動した前記一方の移動部材またはおよび他方の移動部材を定位置に復帰させることによって、夜間における前記開閉扉またはおよび遊技盤本体の不正開放、不正閉鎖および不正開閉を精確に検知するとともに、新たな前記開閉扉またはおよび遊技盤本体の不正開放、不正閉鎖および不正開閉を検知できる状態に戻すという効果を奏する。
上記構成より成る第3発明の遊技機は、外枠および該外枠に対して開閉自在に配設された開閉扉および遊技盤本体を備えた遊技機において、前記位置検出センサーにより前記開閉扉またはおよび遊技盤本体の開放動作に付随して移動する前記一方の移動部材と他方の移動部材の位置が相対的に定位置にあるのか、移動した位置にあるのかを検出し、前記判定回路により前記位置検出センサーの出力に基づき前記開閉扉またはおよび遊技盤本体の不正開閉があったことを判定するとともに、前記位置検出センサーにおいて前記開閉扉またはおよび遊技盤本体の開閉を検知した時に出力される復帰駆動指令に基づき、前記復帰駆動手段により移動した前記一方の移動部材またはおよび他方の移動部材を定位置に復帰させることによって、夜間における前記開閉扉またはおよび遊技盤本体の不正開閉を精確に検知するとともに、新たな前記開閉扉またはおよび遊技盤本体の不正開閉を検知できる状態に戻すという効果を奏する。
上記構成より成る第4発明の遊技機は、外枠および該外枠に対して開閉自在に配設された開閉扉および遊技盤本体を備えた遊技機において、前記一方の位置検出センサーにより前記開閉扉またはおよび遊技盤本体の開放動作および閉鎖動作に付随して移動する前記一方の移動部材の位置が定位置にあるのか、移動した位置にあるのかを検出し、前記他方の位置検出センサーにより前記開閉扉またはおよび遊技盤本体の閉鎖動作に付随して移動する前記他方の移動部材の位置が定位置にあるのか、移動した位置にあるのかを検出し、前記判定回路により前記一方の位置検出センサーまたはおよび他方の位置検出センサーの出力に基づき前記開閉扉またはおよび遊技盤本体の不正開放、不正閉鎖および不正開閉があったことを判定するとともに、前記一方の位置検出センサーまたはおよび他方の位置検出センサーにおいて前記開閉扉またはおよび遊技盤本体の開放、閉鎖または開閉を検知した時に出力される復帰駆動指令に基づき、前記復帰駆動手段により移動した前記一方の移動部材またはおよび他方の移動部材を定位置に復帰させることによって、夜間における前記開閉扉またはおよび遊技盤本体の不正開放、不正閉鎖および不正開閉を精確に検知するとともに、新たな前記開閉扉またはおよび遊技盤本体の不正開放、不正閉鎖および不正開閉を検知できる状態に戻すという効果を奏する。
上記構成より成る第5発明の遊技機は、外枠および該外枠に対して開閉自在に配設された開閉扉および遊技盤本体を備えた遊技機において、前記位置検出センサーにより前記開閉扉またはおよび遊技盤本体の開放動作に付随して移動する前記一方の移動部材と閉鎖動作と付随して移動する他方の移動部材の位置が相対的に定位置にあるのか、移動した位置にあるのかを検出し、前記判定回路により前記位置検出センサーの出力に基づき前記開閉扉またはおよび遊技盤本体の不正開閉があったことを判定するとともに、前記位置検出センサーにおいて前記開閉扉またはおよび遊技盤本体の開閉を検知した時に出力される復帰駆動指令に基づき、前記復帰駆動手段により移動した前記一方の移動部材またはおよび他方の移動部材を定位置に復帰させることによって、夜間における前記開閉扉またはおよび遊技盤本体の不正開閉を精確に検知するとともに、新たな前記開閉扉またはおよび遊技盤本体の不正開閉を検知できる状態に戻すという効果を奏する。
上記構成より成る第6発明の遊技機は、外枠および該外枠に対して開閉自在に配設された開閉扉および遊技盤本体を備えた遊技機において、前記一方の位置検出センサーにより前記開閉扉またはおよび遊技盤本体の開放動作に付随して移動する前記一方の移動部材の位置が定位置にあるのか、移動した位置にあるのかを検出し、前記他方の位置検出センサーにより前記開閉扉またはおよび遊技盤本体の閉鎖動作に付随して移動する前記他方の移動部材の位置が定位置にあるのか、移動した位置にあるのかを検出し、前記判定回路により前記一方の位置検出センサーまたはおよび他方の位置検出センサーの出力に基づき前記開閉扉またはおよび遊技盤本体の不正開放、不正閉鎖および不正開閉があったことを判定するとともに、前記一方の位置検出センサーまたはおよび他方の位置検出センサーにおいて前記開閉扉またはおよび遊技盤本体の開放、閉鎖または開閉を検知した時に出力される復帰駆動指令に基づき、前記復帰駆動手段により移動した前記一方の移動部材またはおよび他方の移動部材を定位置に復帰させることによって、夜間における前記開閉扉またはおよび遊技盤本体の不正開放、不正閉鎖および不正開閉を精確に検知するとともに、新たな前記開閉扉またはおよび遊技盤本体の不正開放、不正閉鎖および不正開閉を検知できる状態に戻すという効果を奏する。
上記構成より成る第7発明の遊技機は、前記第1発明ないし第6発明のいずれかにおいて、前記開閉扉またはおよび遊技盤本体に配設され、前記開閉扉またはおよび遊技盤本体の開放動作および閉鎖動作に伴い前記押圧部材が前記一方の移動部材またはおよび他方の移動部材を押圧して移動させるので、前記開閉扉またはおよび遊技盤本体の開放動作および閉鎖動作に伴う前記一方の移動部材またはおよび他方の移動部材の移動を確定するため、夜間における前記開閉扉の不正開放、不正閉鎖またはおよび不正開閉を確実かつ精確に検知するという効果を奏する。
上記構成より成る第8発明の遊技機は、前記第1発明ないし第6発明において、前記開閉扉またはおよび遊技盤本体に配設され、前記開閉扉またはおよび遊技盤本体が閉鎖状態においては前記一方の移動部材またはおよび他方の移動部材の一端に当接して押圧しており、前記開閉扉またはおよび遊技盤本体が開放されると前記開閉扉またはおよび遊技盤本体の押圧が解除され前記一方の移動部材またはおよび他方の移動部材が移動するので、追加部品を必要とせず安価に夜間における前記開閉扉またはおよび遊技盤本体の不正開放、不正閉鎖またはおよび不正開閉を精確に検知するという効果を奏する。
上記構成より成る第9発明の遊技機は、前記第1発明ないし第6発明のいずれかにおいて、前記開閉扉またはおよび遊技盤本体に配設された前記一方の移動部材および他方の移動部材が、夜間の前記開閉扉またはおよび遊技盤本体の開閉に付随して相対的に移動するので、前記一方の移動部材および他方の移動部材の移動を前記位置検出センサー、第1の位置検出センサーまたはおよび第2の位置検出センサーによって検知するため、夜間における前記遊技盤本体の不正開放、不正閉鎖またはおよび不正開閉を確実かつ精確に検知するという効果を奏する。
以下本発明の最良の実施の形態につき実施例に基づき、図面を用いて説明する。
本第1実施例のパチンコ遊技機は、図1ないし図11に示されるように前記遊技盤本体200の開放動作に応じて移動して本発明の他方の移動部材を構成する第1の移動部材211と、前記遊技盤本体200の開放動作および閉鎖動作に応じて移動して本発明の一方の移動部材を構成する第2の移動部材212とから成り、前記第1の移動部材211の位置を検出するための本願第2発明の他方の位置検出センサーを構成する第1の位置検出センサー2202と、第2の移動部材212の位置を検出するための本願第2発明の一方の位置検出センサーを構成する第2の位置検出センサー202と、前記第2の位置検出センサー202において前記遊技盤本体200の閉鎖を検知した時に出力される復帰駆動指令に基づき、前記遊技盤本体200の開放動作に応じて移動した前記第1の移動部材211の位置を復帰させる復帰駆動手段203と、前記遊技盤本体200の開閉を検知する扉開閉検知手段4と、前記開閉扉9に配設された鍵のロック機構50の開施錠を検知する遊技盤本体200の鍵のロック位置検出センサー5と、前記遊技盤本体200の電子ロック機構6と、電子ロック機構6のロック状態を検知する電子ロック検知手段7と、これらの検出センサーおよび検知手段からの入力情報に応じて営業時間中の正当な遊技盤本体200の開放、閉鎖または開閉か、または営業時間外の不正な遊技盤本体200の開放、閉鎖または開閉かを判定する判定回路とを備えている。
本願第1実施例のパチンコ遊技機は、外枠101と、前記外枠101に対してヒンジ部102に支持され揺動自在に付設された開閉扉9および遊技盤本体200と、鍵のロック機構50を備えている。
移動機構は、図2ないし図5に示されるように、前記遊技盤本体200に配設され、遊技盤本体200の開放動作および閉鎖動作に付随して移動するもので、前記第1および第2の移動部材211、212とから成り、前記開閉扉9および遊技盤本体200を揺動自在に支持する前記ヒンジ部102側の遊技盤本体200の円筒状凹部に前記枠体101の内側壁に対向して介挿されている。
前記第1の移動部材211は、第2の位置検出センサー202用の貫通孔2112、第1の位置検出センサー2202用の貫通孔2212および第2の移動部材212を係止するための内方に突出したフランジ部2113が形成された径の大きな中空筒状の大径部2111と、右端2114を付勢手段としてのコイルスプリング2115が図中左方に付勢する径の小さな中実筒状の小径部2116とから成る略Y字状の部材より成る。
前記第2の移動部材212は、前記遊技盤本体200の円筒状凹部内に介挿される有底中空円筒状の先端部2121と、前記フランジ部2113と係合する係止部2122と、前記先端部2121と係止部2122とを連結するとともに、第2の位置検出センサー202用の孔2125が形成された連結部2123と、前記先端部2121の内底面と前記第1の移動部材211のフランジ部2113との間に介挿され、前記先端部2121を図中左方に突出させる付勢手段としてのコイルスプリング2124とから成る略T字状の部材より成る。
係止部材213が、前記遊技盤本体200の円筒状凹部に半径方向に穿設された穴部に、半径方向内方に付勢する付勢手段としてのコイルスプリング2131とともに介挿され、前記第1の移動部材211が、前記遊技盤本体200が開放され前記遊技盤本体200の円筒状凹部内において図中左端位置まで前記大径部2111が移動した時、突出して前記大径部2111のコーナー部に係合して係止されるように構成されている。
前記第2の移動部材212は、その前記コイルスプリング2124のバネ定数が、前記遊技盤本体200が開放された後再び閉鎖された時前記先端部2121を介して前記コイルスプリング2124は圧縮されるが、前記コイルスプリング2131の付勢力により前記大径部2111のコーナー部に係合して係止している前記係止部材213の係止関係を解除しないように設定されており、前記遊技盤本体200の閉鎖に伴い前記第1の移動部材211を移動させることなく、前記第2の移動部材212のみを独立して移動させて後退するように構成されている。
前記第1の位置検出センサー2202は、図2ないし図5に示されるように前記遊技盤本体200の前後方向において前記遊技盤本体200と一定距離離して配設されたフォトセンサー発光部2221、前記フォトセンサー発光部2221より導かれた光を感知するフォトセンサー受光部2222とにより構成されている。
また、前記第1の位置検出センサー2202は、図2ないし図5に示されるように前記遊技盤本体200の前記枠体101に当接するd1の位置に対して前記遊技盤本体200の左右方向におけるd3の位置に配設され、図3に示されるように前記遊技盤本体200の開放動作に伴い前記第1の移動部材211の前記貫通孔2212が左右方向におけるd3の位置に移動することにより前記貫通孔2212を介して前記フォトセンサー発光部2221より導かれた光を前記フォトセンサー受光部2222が感知することにより、前記遊技盤本体200の開放が検知される。
前記第2の位置検出センサー202は、図2ないし図5に示されるように前記遊技盤本体200の前後方向において前記遊技盤本体200と一定距離離して配設されたフォトセンサー発光部221、前記フォトセンサー発光部221より導かれた光を感知するフォトセンサー受光部222とにより構成されている。
また、前記第2の位置検出センサー202は、図2ないし図5に示されるように前記遊技盤本体200の前記枠体101に当接するd1の位置に対して前記遊技盤本体200の左右方向におけるd2の位置に配設され、図3に示されるように前記遊技盤本体200の開放動作に伴い前記第1の移動部材211の前記貫通孔2112が左右方向におけるd2の位置に移動し、図4に示されるように前記遊技盤本体200の閉鎖動作に伴い前記第2の移動部材212の前記連結部2123の貫通孔2125が左右方向におけるd2の位置に移動することにより前記貫通孔2112および貫通孔2125を介して前記フォトセンサー発光部221より導かれた光を前記フォトセンサー受光部222が感知することにより、前記遊技盤本体200の閉鎖が検知される。
前記復帰駆動手段203は、図2ないし図5に示されるように前記遊技盤本体200の左右方向において前記第1の移動部材211に対して一定距離離して配設され、前記第2の位置検出センサー202により前記遊技盤本体200の閉鎖が検知されたと前記判定回路208により判定されると駆動出力に基づき駆動されるソレノイド231により構成されている。
前記扉開閉検知手段4は、図7および図8に示されるように前記外枠101の前記ヒンジ部102が配設された枠体側面とは反対側の側面に接合部材41および42により備えつけられ、遊技盤本体200が閉鎖された際に閉鎖状態を安定維持させるための磁石のような磁気を帯びた平行に配設された2個の部材43と、前記遊技盤本体200が閉鎖された際に前記遊技盤本体200に押圧され後方に退避するローラ状部材44と、一端451が固着され、他端に前記ローラ状部材44を回転自在に支持するためのピン部材452の両端を支持する支持部453を有し前記ローラ状部材44に連動して動くバネ材よりなる薄板状の揺動部材45と、前記遊技盤本体200が閉鎖状態となり前記揺動部材45が後方に押圧されると前記支持部453背面と当接する接点部材454とから成り、前記遊技盤本体200の閉鎖状態を検知する押圧検知センサー46とにより構成され、昼間の電源投入時において前記遊技盤本体200が開放された際に照明の点滅または音声等で報知することにより不正開閉を抑制するためとしても用いられる。
鍵のロック機構50は、図6に示されるように前記開閉扉9の前記ヒンジ部102と逆側(開放端側)に配設された鍵操作部54と、前記開閉扉9および遊技盤本体200に回転自在に支持され、前記鍵操作部54の回転動作に応じて一体的に回転する円柱上の回転軸55と、前記回転軸55に固着された矩形部材によって構成され前記鍵操作部54の操作による回転動作に連動して前記回転軸55を介して一体的に回転し前記枠体101と係合してロックする係合部材56とから成る。
前記遊技盤本体200の鍵のロック位置検出センサー5は、図6に示されるように前記枠体101の後方、前記開閉扉9のヒンジ部102と逆側に前記係合部材56と一定距離離して対向配設され、一端が固着されたバネ材より成る薄板矩形状の揺動部材52と、前記揺動部材52の他端に回転自在に配設されたローラ状部材51とから成り、図6(b)に示されるように前記鍵操作部54において施錠動作された際に前記係合部材56の先端部との接触によりローラ状部材51が押圧され右方に退避するので、前記ローラ状部材51を一端に支持する前記揺動部材52が他端を中心として図中反時計方向に揺動するので、前記遊技盤本体200が開いている状態においては図6(a)に示されるように図中右方に突出して、前記揺動部材52と非接触の接点部材53が揺動してきた前記揺動部材52に接触して図中左方へ押圧され、前記遊技盤本体200の鍵が施錠されたことを検知するように構成され、昼間の電源投入時において前記遊技盤本体200の鍵が開錠された際に照明の点滅または音声等で報知することにより不正開施錠を抑制するためとしても用いられる。
前記遊技盤本体200の電子ロック機構6は、図9および図10に示されるように前記枠体101の後方、前記遊技盤本体200の前記ヒンジ部102と逆側のコーナー部60に突設され、図中左右方向に移動自在に形成された円柱状の第1の往復部材61と、前記第1の往復部材61の駆動源となるソレノイド62を内蔵するケース部材63と、前記第1の往復部材61を手動で左右方向に操作するための手動操作部64と、前記第1の往復部材61と上下方向に延在形成された連結部65を介して連結された図中左右方向に往復自在に延在形成された第2の往復部材としての円柱状のロック棒68と、前記枠体101の後方に固定形成され前記円柱状のロック棒68の左右方向の動きを誘導する穴部69を有する前記枠体101に固定された固定部材70と、前記遊技盤本体200の後方に固定形成され図10(b)に示されるように前記円柱状のロック棒68が図中右方に誘導された際に該円柱状のロック棒68を収納可能な穴部71を有した前記遊技盤本体200に固定配設された第2の固定部材72とにより構成される。
前記電子ロック機構6のロック状態を検知する電子ロック検知手段7は、図9および図10に示されるように前記枠体101の後方、前記遊技盤本体200のヒンジ部102と逆側に前記遊技盤本体200の電子ロック機構6の下方に一定距離離して配設された一端が固着されたバネ材より成る薄板状矩形部材の揺動部材74と、前記揺動部材74の他端に回転自在に配設されたローラ状部材73とから成り、図10(b)に示されるように前記遊技盤本体200の電子ロック機構6において施錠動作された際に前記連結部材65の下端651が図中右方へ揺動することに伴い当該下端651に押圧されローラ状部材73が下方に退避するので前記ローラ状部材73に連動して揺動部材74が図中時計方向に揺動するため、上方に突出していた接点部材75と揺動した揺動部材74とが当接することによりロック状態を検知するように構成されている。
前記判定回路は、図1に示されるように前記外枠101の左側上下部の端部に配設されたヒンジ部102によって前記開閉扉9とともに揺動自在に支持された前記遊技盤本体200の裏面に配設された制御基板108上に配設されたマイクロコンピュータ80によって構成される。
前記マイクロコンピュータ80は、図11に示されるように前記制御基板108上に配設されたCPU81と、制御プログラム、不正開閉判定プログラム他の各種プログラムおよびデータが格納されているROM82およびRAM83と、I/0すなわち入出力インターフェース84とから成る。
前記入出力インターフェース84の入力インターフェース841には、前記第1の位置検出センサー2202と、前記第2の位置検出センサー202と、前記扉開閉検知手段4の押圧検知センサー46と、前記遊技盤本体200の鍵のロック位置検出センサー5と、電子ロック検知手段7その他のセンサーおよび前記解除スイッチ110その他の各種スイッチがそれぞれ接続されている。
前記入出力インターフェース84の出力インターフェース842には、図柄表示装置、スピーカ、装飾ランプ、役物装置、遊技球発射ソレノイド、前記復帰駆動手段203と前記電子ロック機構6および報知手段90その他のものが接続されている。
上記構成より成る本第1実施例の遊技機における前記遊技盤本体200の不正開放、不正閉鎖および不正開閉検知の大略の流れを以下で説明する。
最初に本第1実施例のパチンコ遊技機において電源が供給された営業時間中には図6(a)に示されるように前記遊技盤本体200の鍵が開錠されると、前記遊技盤本体200の鍵のロック位置検出センサー5においてOFF検知される。
続いて、前記遊技盤本体200の鍵のロック位置検出センサー5のOFF検知信号に基づき前記遊技盤本体200の電子ロック機構6において電子ロックが解除されるとともに前記電子ロック機構6のロック状態を検知する電子ロック検知手段7がOFF検知される。
すなわち前記ソレノイド62の磁気駆動力により前記往復部材61が図中左方に移動するので、該往復部材61と連結された第2の往復部材としての円柱状のロック棒68が図中左方に移動することにより、前記遊技盤本体200に配設された第2の固定部材72の前記穴部71と非接触状態となり前記遊技盤本体200が開閉自在な状態となる。また、前記往復部材61が図中左方に移動するので、該往復部材61と連結した前記連結部材65が図中左方に移動するため、前記連結部材65の下端651が図中左方に退避することにより、前記電子ロック機構6のロック状態を検知する電子ロック検知手段7の前記ローラ状部材73が図中下方への前記下端651による押圧から開放され図中上方へと退避し、前記ローラ状部材73と連動して前記揺動部材74が反時計方向に揺動することによって、前記揺動部材74と前記接点部材75が非接触状態(ロック解除状態)となることによりOFF検知される。
次に図8(a)および図8(c)に示されるように前記遊技盤本体200が開放されると前記扉開閉検知手段4においてOFF検知されるとともに図3に示されるように前記第1の移動部材211および第2の移動部材212が前記遊技盤本体200内における図中左方向に移動することにより前記第1の位置検出センサー2202においてON検知される。
続いて前記遊技盤本体200が閉鎖されると、図4に示されるように前記第1の移動部材211は前記係止部材213の係止により一定位置に維持されるとともに、前記第2の移動部材212は前記遊技盤本体200の左右方向における右方向に退避されるので、前記第2の位置検出センサー202においてON検知されるとともに、図8(b)および図8(d)に示されるように前記扉開閉検知手段4においてON検知される。
ここで前記第2の位置検出センサー202におけるON検知を契機として図5に示されるように復帰駆動手段203が作動し前記第1の移動部材211または前記第2の移動部材212が定位置に戻り前記第2の位置検出センサー202のフォトセンサー受光部222によってOFF検知される。
続いて図6(b)に示されるように前記遊技盤本体200の鍵が施錠されると前記遊技盤本体200の鍵のロック位置検出センサー5によってON検知される。
ここで、前記遊技盤本体200の鍵のロック位置検出センサー5におけるON検知を契機として図10(b)に示されるように電子ロック機構において、施錠されるとともに、前記電子ロック機構6のロック状態を検知する電子ロック検知手段7において、ON検知される。
すなわち前記ソレノイド62の磁気駆動力により前記往復部材61が図中右方に移動するので、該往復部材61と連結された第2の往復部材としての円柱状のロック棒68が図中右方に移動することにより、前記遊技盤本体200に配設された第2の固定部材72の前記穴部71に前記円柱状のロック棒68が収容され、前記遊技盤本体200が開放不可能な状態となる。また、前記往復部材61が図中右方に移動するので、該往復部材61と連結した前記連結部材65が図中右方に移動するので前記連結部材65の下端651が図中右方に移動することにより、前記電子ロック機構6のロック状態を検知する電子ロック検知手段7の前記ローラ状部材73を図中下方へ押圧し、前記ローラ状部材73と連動して前記揺動部材74が時計方向に揺動することにより、前記揺動部材74と前記接点部材75が接触状態となることによりON検知される。
次に本第1実施例のパチンコ遊技機において電源が供給されていない営業時間外においては前記遊技盤本体200の鍵が開錠されても、電源が供給されていないため前記遊技盤本体200の鍵のロック位置検出センサー5は図6(a)に示されるようなOFF状態となるがOFF検知はされず、当然前記遊技盤本体200の電子ロック機構6において電子ロックが解除されるための信号も出力されない。
すなわち鍵が開錠されると前記遊技盤本体200の鍵のロック位置検出センサー5において、前記係合部材56が反時計方向に回転するので、該係合部材56の先端部との接触により押圧されていた前記ローラ状部材51が図中右方に突出するため、前記接点部材53に当接していた前記揺動部材52が図中時計方向に揺動して、前記接点部材53との接触状態が解除され、OFF状態となるが電源が供給されていないため当然前記遊技盤本体200の電子ロック機構6において電子ロックが解除されるための信号が出力されないので、前記電子ロック機構6は図10(b)に示されるように前記往復部材61が図中右方の位置に維持されるので、該往復部材61と連結された第2の往復部材としての円柱状のロック棒68が図中右方の位置に維持されることにより、前記遊技盤本体200に配設された第2の固定部材72の前記穴部71に前記円柱状のロック棒68が収容された状態を維持するため、前記遊技盤本体200が開放不可能な状態を維持する。
本第1実施例のパチンコ遊技機においては、営業時間が終了し、正当な手順でパチンコ遊技機への電源が切断された場合には、営業時間外において前記遊技盤本体200は開放不可能となるように構成されており、不正閉鎖を検知する機能に加え不正開放を防止する機能を有している。
以下、不正に電子ロックを解除された場合等により前記遊技盤本体200が不正開放される場合を説明する。上記した不正開放がされる場合には、前記遊技盤本体200の鍵のロック位置検出センサー5は図6(a)に示されるようなOFF状態にあり、前記遊技盤本体200の電子ロック機構6は図10(a)に示されるように不正解除されており前記電子ロック機構6のロック状態を検知する電子ロック検知手段7はOFF状態にある。
すなわち前記遊技盤本体200の鍵のロック位置検出センサー5において前記係合部材56の先端部と前記ローラ状部材51は非接触状態であり、前記接点部材53に当接していた前記揺動部材52は図中時計方向に揺動した状態であるため前記接点部材53とは非接触状態が維持されている。
また、何者かの何らかの操作により前記往復部材61が図中左方に移動されているので、該往復部材61と連結された第2の往復部材としての円柱状のロック棒68が図中左方に移動することによって、前記遊技盤本体200に配設された第2の固定部材72の前記穴部71と非接触状態となり前記遊技盤本体200が開閉自在な状態となる。また、前記往復部材61が図中左方に移動されるので、該往復部材61と連結した前記連結部材65が図中左方に移動するため、前記連結部材65の下端651が図中左方に退避することにより、前記電子ロック機構6のロック状態を検知する電子ロック検知手段7の前記ローラ状部材73が図中下方への前記下端651による押圧から開放され図中上方へと退避し、前記ローラ状部材73と連動して前記揺動部材74が反時計方向に揺動することによって、前記揺動部材74と前記接点部材75が非接触状態となることによりOFF状態となる。
次に、前記遊技盤本体200が不正開放されると、前記扉開閉検知手段4は図8(b)に示されるようなOFF状態となるとともに、前記第1の移動部材211および前記第2の移動部材212が、図3に示されるように前記遊技盤本体200の左右方向左方に移動することにより、前記第1の位置検出センサー2202においてON状態となる。
続いて前記遊技盤本体200が閉鎖されると図4に示されるように前記第1の移動部材211は前記係止部材213の係止により一定位置に維持されるとともに、第2の移動部材212は前記遊技盤本体200の左右方向右方に退避されるので、前記第2の位置検出センサー202によって検知可能な状態となるとともに、前記扉開閉検知手段4は図8(b)に示されるようにON状態となるが、電源が供給されていないため前記第2の位置検出センサー202においてON検知されないため、前記第1の移動部材211および前記第2の移動部材212は図4に示されるように移動した場所にとどまり前記第2の位置検出センサー202は検知可能な状態を維持する。
続いて、前記遊技盤本体200の鍵が施錠されると前記遊技盤本体200の鍵のロック位置検出センサー5は図6(b)に示されるようなON状態となるが、電源が供給されていないため前記遊技盤本体200の電子ロック機構6において電子ロックが施錠されるための信号は出力されず、前記電子ロック機構6のロック状態を検知する電子ロック検知手段7は図10(a)に示されるようなOFF状態を維持する。
すなわち鍵が施錠されると前記遊技盤本体200の鍵のロック位置検出センサー5において前記係合部材56が時計方向に回転するので、前記ローラ状部材51が該係合部材56の先端部に押圧されて図中左方に移動するため、前記ローラ状部材51と連動して動く前記揺動部材52が図中反時計方向に揺動して、前記接点部材53と接触することにより、ON状態となるが前記遊技盤本体200の電子ロック機構6の前記ソレノイド62は復帰駆動電流が供給されないため前記往復部材61が図中左方に移動した位置で維持され、該往復部材61と連結された第2の往復部材としての円柱状のロック棒68が図中左方に移動した位置で維持されることによって、前記遊技盤本体200に配設された第2の固定部材72の前記穴部71と前記円柱状のロック棒68は非接触状態を維持し、前記遊技盤本体200が開放可能な状態を維持する。
上述したように前記遊技盤本体200が不正に開放されその後閉鎖されると前記第2の移動部材212が退避することにより、図4に示されるように前記第2の位置検出センサー202によって検知可能な状態となっているので、翌朝電源供給が切断されていたパチンコ遊技機に、開店前に電源が投入されると前記第2の位置検出センサー202の前記フォトセンサー受光部222によって受光検知される。
正当な手順でパチンコ遊技機への電源が切断され、不正開放、不正閉鎖または不正開閉されることなく再度電源が投入された場合は、前記第2の位置検出センサー202によって検知可能な状態となっていないため、前記フォトセンサー受光部222によって受光出力に基づき、前記判定回路208によって営業時間外における不正開放、不正閉鎖および不正開閉の可能性を判定し、パチンコ遊技機に備えられた報知手段90によって報知するための信号を出力する。
なお、報知手段90は、判定回路208からの指令により、夜間に不正開放、不正閉鎖または不正開閉が行われた場合の不正報知状態と、夜間に不正開放、不正閉鎖および不正開閉が行われなかった場合の正常報知状態を備えている。
なお、異常報知がなされ従業員により前記遊技盤本体200が開放され、遊技盤に配設された釘の不正操作および制御基板への不正改造への処置がなされた後、前記遊技盤本体200が閉鎖動作されるとともに、前記第2の位置検出センサー202において前記遊技盤本体200の閉鎖が検知されると、前記判定回路208からの復帰駆動指令に基づき前記復帰駆動手段203が作動し、前記第1の移動部材211が定位置に戻り前記第1の位置検出センサー2202および第2の位置検出センサー202においてOFF検知される。
さらに前記遊技盤本体200が不正開放、不正閉鎖または不正開閉され前記電子ロック機構6のロック状態を検知する電子ロック検知手段7が図10(a)に示されるようなOFF状態となり前記第2の位置検出センサー202が図4に示されるようなON状態となった後に、何者かが前記電子ロック機構6のロック状態を検知する電子ロック検知手段7を図10(b)に示されるようなON状態に戻した場合にも、本第1実施例のパチンコ遊技機では電源投入時に前記第2の位置検出センサー202がON検知されれば前記判定回路において不正開放、不正閉鎖または不正開閉の可能性ありと判定するように設定してあるため前記電子ロック機構6を操作できる者による不正開放、不正閉鎖および不正開閉に対しても検出可能なように構成されている。
また、本第1実施例においては、不正開放、不正閉鎖または不正開閉による異常状態を判定した際には前記報知手段90等により報知することに加え一定条件が満たされるまでの間は遊技の開始を阻止する制御を加える変形例を採用することもできる。
本第1実施例および変形例における上述の遊技の開始阻止制御について、図11のブロック図を用いて説明すると、前記第2の位置検出センサー202または電子ロック機構6のロック状態を検知する電子ロック検知手段7の出力に応じて前記判定回路において不正開放、不正閉鎖または不正開閉が検知されるとメイン基板CPU において異常判定制御が行なわれ、該異常判定制御からの出力信号により図柄表示装置、スピーカ、装飾ランプ、役物装置またはおよび報知手段90等によって報知されるとともに、発射ソレノイドをOFFとする信号を出力する。
次に異常報知および遊技の開始阻止制御の解除方法について以下で説明する。 本第1実施例の変形例の遊技機は、前記異常報知および遊技の開始阻止制御の解除方法として解除スイッチ110を備えており、前記解除スイッチ110は、図7に示されるように前記枠体101の後方方向に押圧可能なスイッチ操作部111と、前記枠体101の内部に備えられ前記スイッチ操作部111が前記枠体101の後方方向に押圧されたことを検知する押圧検知センサー112とから構成される。また前記解除スイッチ110を施錠管理可能とする鍵穴部113を有する包囲部材114を備えた構成となっている。
不正開放、不正閉鎖または不正開閉により異常報知および遊技の開始阻止制御が作動されると、該報知により特定遊技台の不正開放、不正閉鎖または不正開閉をホール従業員が確認した後、前記解除スイッチ110の前記スイッチ操作部111を押圧することにより、前記押圧検知センサー112の検知出力がメイン基板CPUに送信されることにより前記異常報知および前記遊技の開始阻止制御が解除されるとともに、前記遊技盤本体200の電子ロック機構6において施錠制御される。
以下において、電源切断時に不正開放、不正閉鎖または不正開閉され、電源投入時に不正開放、不正閉鎖または不正開閉による異常を検知し該異常検知による異常報知および遊技の開始阻止制御を前記解除スイッチ110を用いて解除するまでの流れを、前記制御基板108に配設された前記ROM82に予め格納されているプログラムに基づく図12に示されるフローチャートを用いて説明する。
本第1実施例の遊技機は、電源が切断された閉店後、何者かが何らかの方法により電子ロックを解除して、前記遊技盤本体200が不正に開放されると、前記第1の位置検出センサー2202においてON状態となるとともに、前記遊技盤本体200が閉鎖されると、前記第2の位置検出センサー202がON状態となる。
次にステップ2001において、翌朝になり開店前に、遊技機の電源が投入される。
次にステップ2002において、前記移動部材211および212が定位置にあるかどうかを、前記第1の位置検出センサー2202および第2の位置検出センサー202によって検出し、定位置にある場合はステップ2003において、前記遊技盤本体200の電子ロック機構6が施錠状態か開錠状態かを前記電子ロック機構6のロック状態を検知する電子ロック検知手段7において検出する。
ステップ2002において、前記移動部材211および212が定位置にあると判定されると、ステップ2003において、前記遊技盤本体200の電子ロック機構6が施錠状態であることが検出される場合は、ステップ2004において、前記判定回路が正常と判定し、ステップ2005において、遊技開始可能状態となる。
ステップ2002において、前記移動部材211および212が定位置にないことすなわち移動位置にあることが検出されるもしくは、ステップ2003において、前記遊技盤本体200の電子ロック機構6が開錠状態であることが検出された場合には、ステップ2006において、前記判定回路208が異常と判定し、ステップ2007において、異常報知が開始されるとともに、ステップ2008において、遊技球の発射を阻止する制御が開始される。
次にステップ2009において、従業員により遊技盤に配設された釘の不正操作および制御基板への不正改造への処置がなされた後、前記第2の位置検出センサー202において前記遊技盤本体200の閉鎖が検知されると、ステップ2010において、前記判定回路としての前記マイクロコンピュータ80からの復帰駆動指令により前記復帰駆動手段203が作動し、前記第1の移動部材211が定位置に復帰する(前記移動部材211および212が定位置にある場合は現状が維持される)。
次にステップ2011において、前記解除スイッチ110が操作されると、ステップ2012において、開錠状態にある前記遊技盤本体200の電子ロック機構6が前記ソレノイド62の磁気駆動力により施錠される(前記遊技盤本体200の電子ロック機構6が施錠状態にある場合は現状が維持される)。
続いてステップ2013において、異常報知が解除されるとともに、ステップ2014において、遊技球の発射を阻止する制御が解除されることにより、ステップ2005において、遊技開始可能状態となる。
本第1実施例の遊技機においては、異常報知および遊技の開始阻止制御の解除方法の一例として前記解除スイッチ110を用いたが、以下に説明する電源切換検出手段を用いたもの、またはタイマー回路を用いたものでもよく、さらには前記解除スイッチ110または前記電源切換検出手段または前記タイマー回路を組み合わせたものを用いることも可能である。
最初に、異常報知および遊技の開始阻止制御の解除方法として電源切換検出手段を用いたものは図13ブロック図に示されるように電源切換スイッチからの出力をメイン基板CPU の電源切換判定制御により該電源切換が所定の条件を満たしているかを判定し、該電源切換が所定の条件を満たしている場合には異常報知および遊技の開始阻止制御を解除するものである。
本第1実施例の遊技機においては、異常報知および異常報知後における遊技の開始阻止制御のその他の変形例の解除方法として、電源が切断される時刻から次に電源が投入される時刻が10秒以内であった場合に、異常報知および遊技の開始阻止制御を解除する例として、図14および図15を用いて説明する。
前記電源切換判定制御は、図14の制御ブロックに示されるように電源切換スイッチからの出力を微分回路を介すことにより、電源投入信号パルスと電源切断信号パルスを抽出する。次に、タイマー回路により前記電源切断信号パルスの立ち上がりから10秒間で立ち下がる矩形波パルスを出力し、前記電源の再投入信号パルスと前記10秒間の矩形波パルスとをAND 回路に入力することにより、アンド論理が成立する場合には、異常報知後の遊技の開始阻止制御を解除するものである。
図15に示されるタイムチャートに沿って説明すると、上述の報知により特定遊技台の不正開放、不正閉鎖または不正開閉をホール従業員が確認して、必要な処置を行った後、時刻t1において遊技機に投入されていた電源が切断され時刻t2において電源を再投入する。ここで時刻t1では電源切断信号パルスとともに、時刻t1における電源の切断により立ち上がる10秒間のパルスが出力され、時刻t2において電源再投入信号パルスが出力されると、該電源の切断時刻t1から10秒以内の時刻t2に再び電源を投入することにより時刻t2において前記電源投入信号パルスと前記10秒間のパルスが同時に出力され、アンド論理が成立することとなり、不正開放、不正閉鎖または不正開閉による異常報知および遊技の開始阻止制御を解除する条件となるAND出力が抽出される。
以下においては、電源切断時に不正開放、不正閉鎖または不正開閉され、電源投入時に不正開放、不正閉鎖または不正開閉による異常を検知し該異常検知による異常報知および遊技の開始阻止制御を電源切換検出手段を用いて解除するまでの流れを図16に示されるフローチャートを用いて説明する。なお、前記電源切換検出手段の出力により前記復帰駆動手段203が作動することにより前記移動部材211および212が定位置に戻る例として示す。
最初に、ステップ3001において、翌朝開店前に遊技機の電源が投入され、ステップ3002において、前記移動部材211および212が定位置にあるかないかを前記第1の位置検出センサー2202および第2の位置検出センサー202によって検出し、定位置にある場合はステップ3003において、前記遊技盤本体200の電子ロック機構6が施錠状態か開錠状態かを前記電子ロック機構6のロック状態を検知する電子ロック検知手段7において検出する。
ステップ3002において、前記移動部材211および212が定位置にあることが検出され、かつステップ3003において、前記遊技盤本体200の電子ロック6が施錠状態であることが検出される場合は、ステップ3004において、前記判定回路208が正常判定し、ステップ3005において、遊技開始可能状態となる。
ステップ3002において、前記移動部材211および212が定位置にないすなわち移動位置にあることが検出されるもしくは、ステップ3003において、前記遊技盤本体200の電子ロック6が開錠状態であることが検出された場合には、ステップ3006において、前記判定回路208が異常判定し、ステップ3007において異常報知が開始されるとともに、ステップ3008において、遊技球の発射を阻止する制御が開始される。
次にステップ3009において、電源が切断され、ステップ3010において、電源が再び投入されると、ステップ3011において、該ステップ3010における電源再投入がステップ3009の電源切断から10秒以内に行なわれたものかどうかを判定し、ステップ3009の電源切断からステップ3010の電源再投入が10秒以内に行なわれた場合はステップ3012へと続き、ステップ3009の電源切断からステップ3010の電源再投入が10秒以内に行なわれていない場合はステップ3007へと戻る。
ステップ3011において、異常報知および遊技の開始阻止制御を解除するための電源切換の所定条件が満たされると、ステップ3010の電源投入から5秒間が経過した後に、ステップ3012において移動した前記移動部材211および212が前記復帰駆動手段203により定位置に復帰される(前記移動部材201が定位置にある場合は現状が維持される)とともに、ステップ3013において開錠状態にある前記遊技盤本体200の電子ロック機構6が前記ソレノイド62の駆動力により施錠される(前記遊技盤本体200の電子ロック機構6が施錠状態にある場合は現状が維持される)。なお、従業員は、ステップ3010の電源投入より5秒以内に前記遊技盤本体を閉鎖させる。
続いてステップ3014において、異常報知が解除されるとともに、ステップ3015において遊技球の発射を阻止する制御が解除されることにより、ステップ3005において遊技開始可能状態となる。
次に、異常報知および遊技の開始阻止制御の解除方法として前記タイマー回路を用いたものを図17のブロック図を用いて説明すると、前記第1の位置検出センサー2202および第2の位置検出センサー202または前記電子ロック機構6のロック状態を検知する電子ロック検知手段7の出力に応じて前記判定回路208において不正開放、不正閉鎖または不正開閉が検知されると、メイン基板CPU において異常判定制御が行なわれ、該異常判定制御からの出力信号により図柄表示装置、スピーカ、装飾ランプ、役物装置またはおよび報知手段90等によって報知されるとともに、発射ソレノイドをOFFとする信号を出力し、該出力に応じメイン基板CPU に備えられたタイマー回路において10分間を測定し、上述のように異常報知および遊技の開始阻止制御が作動した後10分後に前記異常報知および遊技の開始阻止制御を解除する信号が出力されるよう構成されている。
不正開放、不正閉鎖または不正開閉により異常報知および遊技の開始阻止制御が作動されると、10分が経過するまでに特定遊技台への不正開放、不正閉鎖または不正開閉をホール従業員が確認するとともに、10分経過時には上述の不正開放、不正閉鎖または不正開閉による異常状態を解除するための信号が人為的操作を必要とすることなく出力される。
以下においては、電源切断時に不正開放、不正閉鎖または不正開閉され、電源投入時に不正開放、不正閉鎖または不正開閉による異常を検知し該異常検知による異常報知後の遊技の開始阻止制御をプログラムにより等価的に前記タイマー回路を実現して判断した上で、解除する変形例における制御の流れを図18に示されるフローチャートを用いて説明する。なお、前記タイマー回路の出力により前記復帰駆動手段203が作動することにより前記移動部材211および212が定位置に戻る例として示す。
最初にステップ4001において、翌朝開店前に遊技機の電源が投入されると、ステップ4002において、前記移動部材211および212が定位置にあるかないかを前記第1の位置検出センサー2202および第2の位置検出センサー202において検出し、定位置にある場合はステップ4003において、前記遊技盤本体200の電子ロック機構6が施錠状態か開錠状態かを前記電子ロック機構6のロック状態を検知する電子ロック検知手段7において検出する。
ステップ4002において、前記移動部材211および212が定位置にあることが検出され、かつステップ4003において、前記遊技盤本体200の電子ロック機構6が施錠状態であることが検出される場合は、ステップ4004において、前記判定回路208が正常判定し、ステップ4005において、遊技開始可能状態となる。
ここでステップ4002において、前記移動部材211および212が定位置にないすなわち移動位置にあることが検出される、もしくはステップ4003において、前記遊技盤本体200の電子ロック機構6が開錠状態であることが検出された場合には、ステップ4006において、前記判定回路208が異常判定し、ステップ4007において異常報知が開始されるとともに、ステップ4008において、遊技球の発射を阻止する制御が開始される。
ステップ4009において、ステップ4006の前記判定回路208においての異常判定時刻から10分経過したかを判断し、10分未経過の場合はステップ4007に戻り、10分経過が判断されると、ステップ4010において、移動した前記移動部材211および212が前記復帰駆動手段203により定位置に復帰される(前記移動部材211および212が定位置にある場合は現状が維持される)とともに、ステップ4011において、開錠状態にある前記遊技盤本体200の電子ロック機構6が前記ソレノイド62の磁気駆動力により施錠される(前記遊技盤本体200の電子ロック機構6が施錠状態にある場合は現状が維持される)。
続いてステップ4012において、異常報知が解除されるとともに、ステップ4013において、遊技球の発射を阻止する制御が解除されることにより、ステップ4005において、遊技開始可能状態となる。
上記作用を奏する本第1実施例のパチンコ遊技機は、電源が切断された閉店後において、何者かによって、前記遊技盤本体200が不正に開放されるまたは不正に閉鎖されると、前記遊技盤本体200の開放により前記第1の移動部材211が図中左右方向における左方に移動することにより、翌朝電源投入後に前記第1の位置検出センサー2202のフォトセンサー受光部2222によって受光検知されるものであるとともに、前記遊技盤本体200の閉鎖により前記第2の移動部材212が図中左右方向における右方に移動して退避することにより、翌朝電源投入後に前記第2の位置検出センサー202のフォトセンサー受光部222によって受光検知されるものであるため、夜間の電源切断時における前記遊技盤本体200の不正開放、不正閉鎖および不正開閉を、非接触で確実に検知することが出来るという効果を奏する。
また本第1実施例の遊技機は、翌朝および昼間の電源投入時において前記第2の位置検出センサー202が、前記遊技盤本体200の閉鎖を検知して出力が出されているときは、前記判定回路が、前記移動部材211または212が移動している場合には前記復帰駆動手段203に復帰駆動指令を出力するので、翌朝電源投入時において前記移動部材211および212を確実に定位置に復帰させて不正開放、不正閉鎖および不正開閉を検知できるようにするとともに、昼間の営業時間中には従業員が行う遊技機の前記遊技盤本体200の開閉動作を伴う点検業務を円滑なものとするという効果を奏する。
さらに、本第1実施例のパチンコ遊技機は、夜間における前記遊技盤本体200の不正開放または不正閉鎖に応じて移動した前記移動部材211または212の位置を、翌朝電源投入がされた後、前記第2の位置検出センサー202または第1の位置検出センサー2202によって、定位置にあるのか、移動した位置にあるのかを検出して、前記第1の位置検出センサー2202および第2の位置検出センサー202の出力に基づき判定回路により遊技盤本体200の開放および閉鎖判定をするので、かかる判定に基づき遊技盤に配設された釘への不正操作および制御基板の不正改造に対する処置を可能するという効果を奏する。
また、本第1実施例のパチンコ遊技機は、図2ないし図5に示されるように前記移動機構201および前記復帰駆動手段203が、前記開閉扉9および遊技盤本体200を揺動自在に支持する前記ヒンジ部102側の遊技盤本体200の円筒状凹部に前記枠体101の内側壁に対向して介挿されているので、包囲部材を用いるまでもなく不可視な構造とすることにより、不正開放、不正閉鎖または不正開閉をした者の不正開放、不正閉鎖または不正開閉検知を回避するための操作を阻止できるという効果を奏する。
なお、本第1実施例の遊技機は、仮に第1の位置検出センサー2202および第2の位置検出センサー202が壊れて、前記移動部材211および212の移動を検知出来ない場合でも、前記遊技盤本体200の鍵のロック位置検出センサー5が前記鍵のロック機構50の開錠を検知している場合には、前記判定回路208によって不正開放、不正閉鎖または不正開閉があったと判定することが出来る。
また本第1実施例の変形例の遊技機は、前記解除スイッチ110、電源切断検出手段およびまたはタイマー回路を用いて上述の所定の条件を満たした時は、上述の前記第2の位置検出センサー202が壊れて、前記遊技盤本体200の閉鎖を検知する出力が出されていない場合には、前記復帰駆動手段203の復帰駆動作指令を出力して、前記移動部材211および212を定位置に復帰させることができるため、夜間における前記遊技盤本体200の不正開放、不正閉鎖および不正開閉を精確に検知するとともに、翌朝電源投入後に遊技盤に配設された釘への不正操作および制御基板の不正改造に対する処置を可能にして、新たな不正開放、不正閉鎖および不正開閉が検知出来るように前記移動部材211および212を定位置に復帰させるという効果を奏する。
さらに本第1実施例の遊技機は、前記報知手段90が、前記判定回路208において前記移動部材211および212が定位置にあることを判定した時、前記移動部材211および212が定位置にあることを報知するので、夜間における前記遊技盤本体200の不正開放、不正閉鎖または不正開閉が無かったことを確実に報知して、遊技盤に配設された釘への不正操作および制御基板の不正改造の有無のチェックを不要にするという効果を奏する。
また、本第1実施例の遊技機は、異常判定制御からの出力信号に基づき、図柄表示装置、スピーカ、装飾ランプまたは役物装置等のいずれかまたは報知手段90を用いて報知することが出来るので、確実に報知して、遊技盤に配設された釘への不正操作および制御基板の不正改造に対する処置を可能にするという効果を奏する。
また本第1実施例の遊技機は、異常判定制御からの出力信号に基づき、上述のように報知するとともに、発射ソレノイドをOFFとする信号を出力して、遊技球の発射阻止を可能にするという効果を奏する。
さらに本第1実施例の遊技機においては、前記解除スイッチ110からの信号に基づき、上述の異常報知および遊技の開始阻止制御を簡単且つ確実に解除することが出来るという効果を奏する。
また本第1実施例の遊技機においては、前記解除スイッチ110を用いることなく上述の電源切換検出手段を用いることにより、上述の異常報知および遊技の開始阻止制御を簡単且つ確実に解除することが出来るという効果を奏する。
また本第1実施例の遊技機においては、上述の制御基板の不正改造に対する処置を行なうのに必要な時間を考慮した例えば10分に設定された等価的なタイマー回路を用いることにより、ホール従業員の前記解除スイッチ110その外の何らの操作を必要とすることなく、上述の異常報知および遊技の開始阻止制御を簡単且つ確実に解除することが出来るという効果を奏する。
本第2実施例のパチンコ遊技機は、図19ないし図24に示されるように、外枠101に対して揺動自在に付設された開閉扉9および遊技盤本体100と、前記開閉扉9の鍵のロック機構50とを備えたパチンコ遊技機において、一端1511が前記開閉扉9に当接し、前記開閉扉9の開放動作および閉鎖動作に応じて移動する本願第2発明の一方の移動部材を構成する第1の移動部材151と、前記第1の移動部材151の移動に応じて移動する本願第2発明の一方の移動部材を構成する第2の移動部材152と、該第2の移動部材152に連絡して、該第2の移動部材152の前記開閉扉9の開放動作に選択的に連動して移動位置に移動して、前記開閉扉9の開閉動作を報知する本発明の他方の移動部材を構成する第3の移動部材153と、前記第3の移動部材153が定位置にあるのか移動位置にあるのかを検出する本発明の他方の位置検出センサーを構成する第1の位置検出センサー7720と、前記第2の移動部材152と第3の移動部材153とが相対的に定位置にあるのか移動位置にあるのかを検出する本発明の一方の位置検出センサーを構成する第2の位置検出センサー720と、移動した前記第3の移動部材153を定位置に復帰させる復帰駆動手段703と、前記開閉扉9の扉開閉検知手段4と、前記開閉扉9の鍵のロック位置検出センサー5と、これらの検出センサーおよび検知手段からの入力情報に応じて営業時間中の正当な開閉扉9の開放またはおよび閉鎖かまたは営業時間外の不正な遊開閉扉9の開放またはおよび閉鎖かを判定する判定回路708から構成されているものである。
移動機構701は、図20ないし図23に示されるように遊技盤本体100内に移動自在に介挿された前記第1の移動部材151と前記第2の移動部材152と、前記第2の移動部材152が下方に移動する時のみ選択的に下方に移動する移動部材であるところの第3の移動部材153とから成る。
前記第1の移動部材151は、図20ないし図23に示されるようにロッド部材によって構成され、前記遊技盤本体100内の円筒状の部屋155内に同軸的に介挿されるとともに、水平な横方向に移動自在に延在配設され、リング状の係止部1513と前記円筒状の部屋155の図中右側の底部1551との間に付勢部材としてのコイルスプリング1514が介挿され、図中左方に移動するような拡開する付勢力が作用している。
前記第1の移動部材151の前記一端1511は、図20ないし図23に示されるように前記円筒状の部屋の図中左側の底部1552の中央に穿設された開口部1553に挿入突出され、前記開閉扉9の壁面に当接するとともに、図24に示されるように前記第1の移動部材151の他端1512は、ローラ部材1515がピン1516とピンの両端を支持する支持機構1517により回転自在に配設されている。
前記第2の移動部材152は、図20ないし図23に示されるように略逆L字状の板状部材によって構成され、上端1521と前記遊技盤本体100の係止部との間に付勢部材としてのスプリング1522が介挿され、図中下方に向かう付勢力が作用している。
前記第2の移動部材152は、図20ないし図23に示されるように左側面には傾斜面1523と水平面1524とから成る略横V字状の開口部1525が形成されている。
前記第2の移動部材152の前記略横V字状の開口部1525内には、前記第1の移動部材151のローラ部材1515が回転自在に配設された前記他端1512が介挿され、前記第1の移動部材151の前記ローラ部材1515が前記開口部1525の前記傾斜面1523に当接しており、前記開閉扉9が開閉されると前記ローラ部材1515が前記開口部1525の前記傾斜面1523に沿って転動することにより、前記第1の移動部材151が往復動して進退するように構成されている。
前記第2の移動部材152は、図20ないし図23に示されるように下方の突出部1526の左側面は、前記遊技盤本体100の一部に形成された前記第2の移動部材152を図中右方向に押圧する押圧部108に当接するとともに、下方の突出部1526の右側面には一定範囲に亘り傾斜部と水平部が交互に繰り返し形成された係合部1527が形成されている。
前記第3の移動部材153は、図20ないし図23に示されるように前記第2の移動部材152に対向して並設された矩形状の部材によって構成され、上端には環状のソレノイド731に介挿される円柱状のロッド部材1532が一体的に形成されるとともに、左側面には一定範囲に亘り傾斜部と水平部が交互に繰り返し形成された係合部1531が形成され、前記開閉扉9が開放され前記第1の移動部材151が左方に突出する時には、前記第2の移動部材152が下方に移動することにより、前記係合部1527と前記係合部1531が係合して下方に移動するように構成されている。
前記第3の移動部材153は、前記開閉扉9が開放されて下方に移動した時点において、高さhの位置に光を透過する第2の位置検出センサー720用の貫通孔721が形成されている。
なお、上記構成より成る本第2実施例のパチンコ遊技機は、前記開閉扉9が閉鎖されている時には、図20、図22および図23に示されるように前記第1の移動部材151の前記一端1511が、前記開閉扉9の壁面に押圧され、図中右方向右端位置すなわち前記第1の移動部材151の前記他端1512に配設されたローラ部材1515が、前記開口部1525の前記傾斜面1523の右端部に当接しており、押し込まれている。
前記第1の位置検出センサー7720は、接触検知センサーで、前記遊技盤本体100の壁面に配設され、一端が固着されたバネ材より成る薄板矩形状の揺動部材7202と、前記揺動部材7202の他端に回転自在に配設されたローラ状部材7201とから成り、図21に示されるように前記開閉扉9が開放動作された際に図中下方に移動する前記第3の移動部材153の下端部との接触によりローラ状部材7201が押圧され下方に退避するので、前記ローラ状部材7201を一端に支持する前記揺動部材7202が他端を中心として図中反時計方向に揺動するので、前記第3の移動部材153が定位置にある時は、図20および図22に示されるように図中上方に突出して、前記揺動部材7202と非接触の接点部材7203が揺動してきた前記揺動部材7202に接触して図中下方へ押圧され、前記第3の移動部材153が移動位置にあることを検知するように構成されている。
前記第2の位置検出センサー720は、前記押圧部108の高さhの高さに形成された凹部に配設されたフォトセンサー発光部722と、前記遊技盤本体100の壁面に付設された凹部に配設され、前記フォットセンサー発光部722から導かれた光を感知するフォトセンサー受光部723とにより構成されている。
前記復帰駆動手段703は、図23に示されるように移動した前記第3の移動部材153を図中上方の定位置に復帰させるための前記環状のソレノイド731と、前記環状のソレノイド731の作動時において前記第2の移動部材152の係合部1527と前記第3の移動部材153の係合部1531を回避するために駆動モータにより回転駆動可能に構成された第3の移動部材153図中右方に押圧する位置調整カム732および733とにより構成されている。
なお、前記扉開閉検知手段4および前記開閉扉9の鍵のロック位置検出センサー5においては、上述の実施例1と同様の構成であるため説明を省略する。
以下において、昼間の電源供給時においての本第2実施例における前記開閉扉9の不正開放、不正閉鎖および不正開閉検知の大略の流れを説明する。
最初に、前記開閉扉9の鍵のロック機構50おいて前記開閉扉9の鍵が開錠されると前記開閉扉9の鍵のロック位置検出センサー5においてOFF検知される。
次に、昼間において、従業員により前記開閉扉9が開放された時には、前記扉開閉検知手段4においてOFF検知されるとともに、前記第1の移動部材151が図中左方に移動するとともに、前記第2の移動部材152および前記第3の移動部材153が図中下方へと移動するため前記第1の位置検出センサー7720においてON検知される。
すなわち図21に示されるように前記コイルスプリング1514の付勢力により、前記第1の移動部材151が左方に移動してその前記一端1511が、前記遊技盤本体100から左方に突出するので、前記他端1512の前記ローラ部材1515が、前記開口部1525の前記傾斜面1523の右端部から左端部に転動して後退するので、下方に向かう付勢力が作用しているスプリング1522が前記第2の移動部材152を下方に移動させる。
また、前記第2の移動部材152が下方に移動する時は、図21に示されるように前記第2の移動部材152の左側面が前記遊技盤本体100の一部に形成された前記押圧部108に当接して前記第2の移動部材152を図中右方向に押圧するので、前記係合部1527と前記第3の移動部材153の係合部1531とが係合して、前記第2の移動部材152と前記第3の移動部材153とが一体的に下方に移動して、下端の移動位置まで移動するため、前記第3の移動部材153の下端部との接触により前記ローラ状部材7201が押圧され下方に退避するので、前記ローラ状部材7201を一端に支持する前記揺動部材7202が他端を中心として図中反時計方向に揺動するので、前記揺動部材7202と非接触の接点部材7203が揺動してきた前記揺動部材7202に接触して図中下方へ押圧されON検知される。
次に前記開閉扉9が閉鎖されると、前記扉開閉検知手段4においてON検知されるとともに、前記第1の移動部材151が図中右方に移動することにより前記第2の移動部材152が図中上方へと移動するため図22に示されるように前記第2の位置検出センサー720においてON検知される。
すなわち、前記開閉扉9の壁面に押圧され前記第1の移動部材151が、図22に示されるように右方に押し込まれるので、前記第2の移動部材152は上方に移動するが、その時は前記第2の移動部材152の前記係合部1527と前記係合部1531とが傾斜面同士が接触するが滑るので係合しないため、前記第3の移動部材153は移動位置に停止した状態を維持する。
ここで高さhにおいて前記フォトセンサー発光部722から導かれた光が前記貫通孔721を介して前記フォトセンサー受光部723において感知されるため前記第2の位置検出センサー720おいてON検知される。
ここで、前記第2の位置検出センサー720において前記開閉扉9の閉鎖が検知されると、前記復帰駆動手段703に復帰駆動指令が出力されることにより、前記第3の移動部材153が定位置に復帰するため、前記第2の位置検出センサー720および第1の位置検出センサー7720においてOFF検知される。
すなわち、前記復帰駆動手段703に復帰駆動指令が出力されると、図23に示されるように前記位置調整カム732および733が前記駆動モータの駆動力により図中反時計方向に回転駆動することにより前記第3の移動部材153を図中右方へ押圧して、係合1527および1531の係合状態を解除するとともに、前記環状のソレノイド731の磁気駆動力により前記第3の移動部材153の円柱状のロッド部材1532が図中上方へ誘導されるため、前記第3の移動部材153の係合部1531と前記第2の移動部材152の係合部1527が係合しない状態において、前記第3の移動部材153が独立的に図中上方に復帰することにより、図20に示されるように前記第1ないし第3の移動部材が定位置に復帰するため前記第1の位置検出センサー7720および第2の位置検出センサー720においてOFF検知される。
次に前記開閉扉9の鍵のロック機構50において施錠されると、前記開閉扉9の鍵のロック位置検出センサー5においてON検知される。
次に夜間の電源非供給時である営業時間外において、本第2実施例における不正開放および不正閉鎖検知の流れを説明する。
最初に、前記開閉扉9の鍵のロック機構50おいて前記開閉扉9の鍵が開錠されると前記開閉扉9の鍵のロック位置検出センサー5においてOFF状態となる。
次に、前記開閉扉9が不正開放された時には、前記扉開閉検知手段4においてOFF状態となるとともに、前記第1の移動部材151が図中左方に移動するとともに、前記第2の移動部材152および前記第3の移動部材153が図中下方へと移動するため前記第1の位置検出センサー7720においてON状態となる。
すなわち図21に示されるように前記コイルスプリング1514の付勢力により、前記第1の移動部材151が左方に移動してその前記一端1511が、前記遊技盤本体100から左方に突出するので、前記他端1512の前記ローラ部材1515が、前記開口部1525の前記傾斜面1523の右端部から左端部に転動して後退するので、下方に向かう付勢力が作用しているスプリング1522が前記第2の移動部材152を下方に移動させる。
前記第2の移動部材152が下方に移動する時は、図21に示されるように前記第2の移動部材152の左側面が前記遊技盤本体100の一部に形成された前記押圧部108に当接して前記第2の移動部材152を図中右方向に押圧するので、前記係合部1527と前記第3の移動部材153の係合部1531とが係合して、前記第2の移動部材152と前記第3の移動部材153とが一体的に下方に移動して、下端の移動位置まで移動するため前記第1の位置検出センサー7720においてON状態となる。
次に前記開閉扉9が閉鎖されると、前記扉開閉検知手段4においてON状態となるとともに、前記第1の移動部材151が図中右方に移動することにより前記第2の移動部材152が図中上方へと移動するため前記第2の位置検出センサー720においてON状態となる。
すなわち、前記開閉扉9の壁面に押圧され前記第1の移動部材151が、図22に示されるように右方に押し込まれるので、前記第2の移動部材152は上方に移動するが、その時は前記第2の移動部材152の前記係合部1527と前記係合部1531とが係合しないため、前記第3の移動部材153は移動位置に停止した状態を維持する。
ここで高さhにおいて前記フォトセンサー発光部722から導かれた光が前記貫通孔721を介して前記フォトセンサー受光部723において感知されるため前記第2の位置検出センサー720おいてON状態となる。
次に前記開閉扉9の鍵のロック機構50において施錠されると、前記開閉扉9の鍵のロック位置検出センサー5においてON状態となる。
ここで翌朝電源が投入されると、正当な手順でパチンコ遊技機への電源が切断され、不正開放、不正閉鎖または不正開閉されることなく再度電源が投入された場合にはOFF検知される前記第1の位置検出センサー7720および第2の位置検出センサー720によってON検知されるため、前記前記第1の位置検出センサー7720および第2の位置検出センサー720の検知出力に従い前記判定回路708によって営業時間外における不正開放、不正閉鎖および不正開閉の可能性を判定し、パチンコ遊技機に備えられた報知手段90によって報知するための信号を出力する。
なお、異常報知がなされ従業員により前記開閉扉9が開放され、遊技盤に配設された釘の不正操作および制御基板への不正改造への処置がなされた後、前記開閉扉9が閉鎖動作されるとともに、前記第2の位置検出センサー720において前記開閉扉9の閉鎖が検知されると、前記判定回路708からの復帰駆動指令に基づき前記復帰駆動手段703が作動し、前記第3の移動部材153が定位置に戻り前記第1の位置検出センサー7720および第2の位置検出センサー720においてOFF検知される。また、前記判定回路708において不正開放、不正閉鎖または不正開閉が判定されたことによる異常報知の解除方法としては上述の第1実施例において説明したタイマー回路を用いる。
上記作用を奏する本第2実施例のパチンコ遊技機は、前記移動部材701を構成する一端1511が前記開閉扉9に当接した前記第1の移動部材151が、前記開閉扉9の開閉動作に応じて横方向に移動し、前記第2の移動部材152が、前記第1の移動部材151の移動に応じて下方に移動することから、前記第3の移動部材153が、該第2の移動部材152に連絡して、該第2の移動部材152の前記開閉扉9の開放動作に選択的に連動して移動位置に下方移動し、前記開閉扉9の開閉動作を報知するので、前記開閉扉9の不正開放、不正閉鎖および不正開閉を確実に検知することが出来るという効果を奏する。
また本第2実施例のパチンコ遊技機は、前記開閉扉9の不正開放、不正閉鎖および不正開閉を確実に検知して報知するので、翌朝電源投入後に遊技盤に配設された釘への不正操作および制御基板の不正改造に対する処置を可能にするという効果を奏する。
さらに本第2実施例のパチンコ遊技機は、前記第2の位置検出センサー720において前記開閉扉9の閉鎖が検知されると、前記復帰駆動手段703に復帰駆動指令を出力することにより、前記開閉扉9の開放動作に選択的に連動して移動位置に移動した前記移動部材としての前記第3の移動部材153を定位置に復帰させるので、新たな前記開閉扉9の不正開放、不正閉鎖および不正開閉の検知を可能にするという効果を奏する。
本第3実施例のパチンコ遊技機は、図19および図25ないし図27に示されるように、外枠101と、前記外枠101に対して揺動自在に付設された開閉扉9および遊技盤本体100と、前記開閉扉9またはおよび前記遊技盤100の開閉動作を支持するヒンジ部102と、鍵のロック機構50を備えたパチンコ遊技機において、開閉扉9の開放動作に付随して移動する本願第2発明の他方の移動部材を構成する第1の移動部材815と、開閉扉9の開放動作および閉鎖動作に付随して移動する本願第2発明の一方の移動部材を構成する第2の移動部材15と、前記第1の移動部材815の位置を検出して定位置にあるのか、移動した位置にあるのかを検出する本願第2発明の他方の位置検出センサーを構成する第1の位置検出センサー2と、前記第2の移動部材15の位置を検出して定位置にあるのか、移動した位置にあるのかを検出する本願第2発明の一方の位置検出センサーを構成する第2の位置検出センサー820と、移動した前記第1移動部材815の位置を定位置に復帰させる復帰駆動手段3と、前記開閉扉9の開閉を検知する扉開閉検知手段4と、前記開閉扉9に配設された鍵のロック機構50の開施錠を検知するための開閉扉9の鍵のロック位置検出センサー5と、これらの検出センサーおよび検知手段からの入力情報に基づき営業時間外の不正な開閉扉9の開放、閉鎖および開閉を判定する判定回路とを備えている。
前記開閉扉9および遊技盤本体100は、図19に示されるように前記外枠101の左側上下部の端部に配設されたヒンジ部102によって揺動自在に支持されることによって、前記外枠101に対して揺動自在に配設されている。
前記第1の移動部材815は、図25ないし図27に示されるように移動機構10における前記開閉扉9の開放動作に伴う押圧部材16の押圧部161の押圧により、ガイド棒13および14に沿って図中右方へ移動するように構成される。
前記第2の移動部材15は、図25ないし図27に示されるように移動機構10における前記開閉扉9の開放動作に伴う押圧部材16の押圧部161の押圧により、ガイド棒13および14に沿って図中右方へ移動するとともに、前記開閉扉9の閉鎖動作に伴う押圧部材16の押圧部162の押圧により、ガイド棒13および14に沿って図中左方へ移動するように構成される。
前記移動機構10は、図25ないし図27に示されるように、前記開閉扉9を揺動自在に支持するヒンジ部102が配設される前記外枠101の上面に前後方向において一定距離離して配設された所定厚さの矩形部材より成る両端部材11および12と、該両端部材11および12を連結して、上下方向一定間隔で平行に延在形成された円柱状の前記ガイド棒13および14と、前記ガイド棒が介挿される2個の穴部を有し、前記両端部材11および12の間において前記ガイド棒13および14に沿って移動する前記両端部材11および12に比べてサイズの大きな前記第1の移動部材815および第2の移動部材15と、前記開閉扉9の下端のコーナー部に突設され、前記開閉扉9が開放された時、前記ヒンジ廻りの揺動に伴い前記押圧部161が前記第2の移動部材15の一方の面151に当接して、前記ガイド棒13,14に沿って前記第2の移動部材15を後方へ移動させるとともに、前記開閉扉9が閉鎖された時、前記ヒンジ廻りの揺動に伴い前記押圧部162が前記第2の移動部材15の一方の面152に当接して、前記ガイド棒13,14に沿って前記第2の移動部材15を前方(図中左方)へ移動させる前記押圧部材16とによって構成される。
前記一方の両端部材12は、前記ガイド棒13および14が介挿される2個の穴部の間の部位に磁石のような磁気を帯びた部材16が螺装され介挿される穴部を有する。また、前記磁気を帯びた部材16は、前記開閉扉9が開放された際に前記押圧部材16の揺動により揺動して接近してきた前記第1の移動部材815を前記両端部材12へ磁気吸着力により誘引することにより、前記移動機構10の移動を確実なものとするように構成されている。
前記第1の位置検出センサー2は、図25ないし図27に示されるように前記外枠101の上面に前後方向において前記開閉扉9と一定距離離して配設された直方体のベース部材32の上面に配設された矩形部材の前記第1の移動部材815に対向する前方端に備え付けられ、前記第1の移動部材815が、前記開閉扉9の開放動作に伴い後方に移動された際に、前記第1の移動部材815の移動に合わせて後方に撓み変形するバネ材より成る略ノの字状の接触部材21と、前記略ノの字状の接触部材21が撓み後方に変形揺動して接点部材23に当接するとON検知となり、前記第1の移動部材815の移動を検知する押圧検知センサー22とにより構成されている。
前記第2の位置検出センサー820は、図25ないし図27に示されるように前記外枠101の上面において前記開閉扉9および前記押圧部材16と一定距離離して配設され、前記開閉扉9の閉鎖時において前記押圧部材16の押圧部162の誘導により、前記第2の移動部材15が図中左方に移動された際に、前記第2の移動部材15の移動に合わせて左方に撓み変形するバネ材より成る略ノの字状の接触部材821と、前記略ノの字状の接触部材821が撓み後方に変形揺動して接点部材に当接するとON検知となり、前記第2の移動部材15の移動を検知する押圧検知センサー822とにより構成されている。
前記復帰駆動手段3は、図25ないし図27に示されるように前記外枠101の上面に前後方向において前記開閉扉9と一定距離離して配設された前記ベース部材32内に配設されたソレノイド35と、該ソレノイド内に往復動自在に介挿され、後方に移動された前記第1の移動部材815を復帰駆動電流に基づき前記ソレノイド35の磁気駆動力により前方に移動して前方定位置に戻すための押圧棒と、前記押圧棒の一端に配設され、該押圧棒を手動で前後方向に操作するための手動操作部34とにより構成されている。
前記扉開閉検知手段4は、上述の実施例と同様の構成であるため説明を省略する。
前記鍵のロック機構50は、上述の実施例と同様の構成であるため説明を省略する。
前記開閉扉9の鍵のロック位置検出センサー5は、上述の実施例と同様の構成とするため説明を省略する。
上記構成より成る本第3実施例における前記開閉扉9の不正開放、不正閉鎖および不正開閉検知の流れを以下で説明する。
最初に本第3実施例のパチンコ遊技機において電源が投入された営業時間中に前記開閉扉9の鍵が開錠されると、図6(a)に示されるように前記開閉扉9の鍵のロック位置検出センサー5によってOFF検知される。
次に前記開閉扉9が開放されると、図8(a)および図8(c)に示されるように前記扉開閉検知手段4においてOFF検知されるとともに図26に示されるように前記第1の移動部材815および第2の移動部材15が移動し、前記第1の位置検出センサー2においてON検知されるとともに前記第2の位置検出センサー820においてOFF検知される。
すなわち前記開閉扉9の開放により前記押圧部材16の前記押圧部161が揺動し前記第2の移動部材15を図26中右方に退避させるので、前記第2の移動部材15に押圧され一体となって図中右方へ移動する第1の移動部材815に押圧され撓み変形した前記略ノの字状の接触部材21が前記接点部材に当接することにより前記第1の位置検出センサー2においてON検知される。
また、前記第2の移動部材15が図26中右方に移動するため、前記第2の位置検出センサー820において前記第2の移動部材15の押圧から解放された前記略ノの字状の接触部材821が図中時計方向に揺動して、接点部材と非接触となりOFF検知される。
また前記開閉扉9が閉鎖されると、図8(b)および図8(d)に示されるように前記扉開閉検知手段4においてON検知される。
ここで前記扉開閉検知手段4のON検知信号に基づき前記復帰駆動手段3に復帰駆動指令が出力され、前記ソレノイド35の磁気駆動力により前記押圧棒が図中左方に移動することにより前記第1の移動部材815が図中左方へと押圧され定位置に復帰するため、前記第1の位置検出センサー2においてOFF検知される。
さらに前記開閉扉9の鍵が施錠されると、図6(b)に示されるように前記開閉扉9の鍵のロック位置検出センサー5においてON検知される。
次に本第3実施例のパチンコ遊技機は、営業時間外においては、電源無供給であり、前記開閉扉9の鍵が開錠されても、電源が供給されていないため前記開閉扉9の鍵のロック位置検出センサー5が、図6(a)に示されるようなOFF状態となるがOFF検知はされない。
次に前記開閉扉9が開放されると、図8(a)および図8(c)に示されるように前記扉開閉検知手段4においてOFF状態となるとともに図26に示されるように前記第1の移動部材815および第2の移動部材15が移動し、前記第1の位置検出センサー2においてON状態となるとともに前記第2の位置検出センサー820においてOFF状態となる。
すなわち前記開閉扉9の開放により前記押圧部材16の前記押圧部161が揺動し前記第2の移動部材15を図26中右方に退避させるので、前記第2の移動部材15に押圧され一体となって図中右方へ移動する第1の移動部材815に押圧され撓み変形した前記略ノの字状の接触部材21が前記接点部材に当接することにより前記第1の位置検出センサー2においてON状態となる。
また、前記第2の移動部材15が図26中右方に移動するため、前記第2の位置検出センサー820において前記第2の移動部材15の押圧から解放された前記略ノの字状の接触部材821が図中時計方向に揺動して、接点部材と非接触となりOFF状態となる。
また前記開閉扉9が閉鎖されると、開閉扉9に配設された押圧部材16が反時計方向に揺動するので、前記押圧部材16の押圧部162が前記第2の移動部材15の一面152を図中左方に押圧するので、前記第2の移動部材15が図中左方の左端位置まで移動されるとともに、図8(b)および図8(d)に示されるように前記扉開閉検知手段4においてON状態となる。
ここで、電源が供給されていない営業時間外においては前記扉開閉検知手段4においてはON状態となるがON検知されないため、当然として前記復帰駆動手段3への復帰駆動指令も出力されないため、前記第1の位置検出センサー2においてOFF状態を維持する。
続いて前記開閉扉9の鍵が施錠されると、図6(b)に示されるように前記開閉扉9の鍵のロック位置検出センサー5においてON状態となる。
ここで、翌朝電源供給が切断されていたパチンコ遊技機に、開店前に電源が投入されると、前記第1の位置検出センサー2がON検知される。正当な手順でパチンコ遊技機への電源が切断され、不正開放、不正閉鎖または不正開閉されることなく再度電源が投入された場合は前記第1の位置検出センサー2はOFF検知されるためこれらの出力に基づき前記判定回路8において営業時間外における不正開放、不正閉鎖または不正開閉の可能性を判定し、パチンコ遊技機に備えられた報知手段90によって報知するための信号を出力する。なお不正開放、不正閉鎖または不正開閉による異常報知の解除方法としては上述の第3実施例で説明したタイマー回路を用いる。
なお、報知手段90は、判定回路8からの指令により、夜間に不正開放、不正閉鎖または不正開閉が行われた場合の不正報知状態と、夜間に不正開放、不正閉鎖または不正開閉が行われなかった場合の正常報知状態を備えている。
なお、異常報知がなされ従業員により遊技盤に配設された釘の不正操作および制御基板への不正改造への処置がなされた後、前記開閉扉9において閉鎖動作されるとともに、前記扉開閉検知手段4において閉鎖が検知されると、前記判定回路8としての前記マイクロコンピュータ80からの復帰駆動指令により前記復帰駆動手段3が作動し、図25に示されるように前記第1の移動部材815が定位置に戻り前記第1の位置検出センサー2においてOFF検知される。
上記作用を奏する第3実施例の遊技機は、夜間における前記開閉扉9の開放動作に付随して動く前記第1の移動部材815の位置を、翌朝電源投入がされた後、前記第1の位置検出センサー2によって、定位置にあるのか、移動した位置にあるのかを検出するとともに、夜間における前記開閉扉9の閉鎖動作に付随して動く前記第2の移動部材15の位置を、翌朝電源投入がされた後、前記第2の位置検出センサー820によって、定位置にあるのか、移動した位置にあるのかを検出して、前記第1の位置検出センサー2および第2の位置検出センサー820の出力に基づき判定回路により前記開閉扉9の開放、閉鎖および開閉判定をすることにより、夜間における前記開閉扉9の不正開放、不正閉鎖および不正開閉を精確に検知するという効果を奏する。
また本第3実施例の遊技機は、翌朝および昼間の電源投入時において前記扉開閉検知手段4が、前記開閉扉9の閉鎖状態を検知して出力が出されているときは、前記判定回路が、前記第1の位置検出センサー2および第2の位置検出センサー820の出力とともに参照して、夜間前記開閉扉9の不正開放、不正閉鎖および不正開閉が行われたことを判定するとともに前記第1の移動部材815または第2の移動部材15が移動していると判定された場合には前記復帰駆動手段3に復帰駆動指令を出力するので、翌朝電源投入時において前記第1の移動部材815または第2の移動部材15を確実に定位置に復帰させて新たな不正開放、不正閉鎖および不正開閉を検知できるようにするとともに、昼間の営業時間中の従業員が行う遊技機の前記開閉扉9の開閉動作を伴う点検業務を円滑なものとするという効果を奏する。
また本第3実施例の遊技機は、電源が切断された閉店後において、何者かによって、前記開閉扉9が不正に開放されると、前記開閉扉9の開放に伴い移動する前記押圧部材16の前記押圧部161が、移動部材としての前記第2の移動部材15に当接して押圧し、該第2の移動部材15および第2の移動部材15に押圧され移動する前記第1の移動部材815を図26中右方に退避させ、該第1の移動部材815に押圧され撓み変形した前記略ノの字状の接触部材21が前記接点部材に当接することによって、前記第1の位置検出センサー2をON状態とするとともに、前記開閉扉9が不正に閉鎖されると、前記開閉扉9の閉鎖に伴い移動する前記押圧部材16の前記押圧部162が、移動部材としての前記第2の移動部材15の一面152に当接して押圧し、該第2の移動部材15を図26中左方に退避させ、該第2の移動部材15に押圧され撓み変形した前記略ノの字状の接触部材821が前記接点部材に当接することによって、前記第2の位置検出センサー820をON状態とするものであるため、夜間の電源切断時においても、前記開閉扉9の不正開放、不正閉鎖および不正開閉および少なくとも釘への不正操作の可能性を確実に検知することが出来るという効果を奏する。
さらに本第3実施例の遊技機は、前記報知手段90が、前記判定回路において前記第1の移動部材815および第2の移動部材15が定位置にあることを判定した時、前記第1の移動部材815および第2の移動部材15が定位置にあることを報知するので、夜間における前記開閉扉9の不正開放、不正閉鎖および不正開閉が無かったことを確実に報知して、遊技盤に配設された釘への不正操作および制御基板の不正改造の有無のチェックを不要にするという効果を奏する。
すなわち本第3実施例の遊技機は、異常判定制御からの出力信号に基づき、図柄表示装置、スピーカ、装飾ランプまたは役物装置等のいずれかまたは報知手段90を用いて報知することが出来るので、確実に報知して、遊技盤に配設された釘への不正操作および制御基板の不正改造に対する処置を可能にするという効果を奏する。
また本第3実施例の遊技機においては、上述の制御基板の不正改造に対する処置を行なうのに必要な時間を考慮した例えば10分に設定された等価的なタイマー回路を用いることにより、ホール従業員の前記解除スイッチ110その外の何らの操作を必要とすることなく、上述の異常報知を簡単且つ確実に解除することが出来るという効果を奏する。
本第4実施例のパチンコ遊技機は、図19および図28ないし図31に示されるように、外枠101と、前記外枠101に対して揺動自在に付設された開閉扉9および遊技盤本体900と、前記開閉扉9またはおよび前記遊技盤本体900の開閉動作を支持するヒンジ部102と、鍵のロック機構50を備えたパチンコ遊技機において、開閉扉9の開放動作および閉鎖動作に付随して移動する本願第3発明の一方の移動部材を構成する第1の移動部材901と、開閉扉9の閉鎖動作に付随して移動する本願第3発明の他方の移動部材を構成する第2の移動部材902と、前記第2の移動部材902の位置を検出して定位置にあるのか、移動した位置にあるのかを検出する位置検出センサー920と、移動した前記第2移動部材902の位置を定位置に復帰させる復帰駆動手段903と、前記開閉扉9の開閉を検知する扉開閉検知手段4と、前記開閉扉9に配設された鍵のロック機構50の開施錠を検知するための開閉扉9の鍵のロック位置検出センサー5と、これらの検出センサーおよび検知手段からの入力情報に基づき営業時間外の不正な開閉扉9の開閉を判定する判定回路とを備えている。
前記第1の移動部材901は、図28ないし図31に示されるように左端が付勢手段としてのコイルスプリング905に当接するように配設され、図中下面には一定範囲に亘る部分に傾斜部と垂直部が交互に繰り返し形成された係合部906が形成され、前記開閉扉9の閉鎖時においては、前記第1の移動部材901の右端が前記開閉扉9に当接して、前記開閉扉9の押圧により定位置に維持されるように構成されている。
前記第2の移動部材902は図28ないし図31に示されるように、前記第1の移動部材901に対向して並設された矩形状の部材によって構成され、右端には前記復帰駆動手段903としての環状のソレノイド931の略同軸上に介挿される円柱状のロッド部材908を備え、図中上面には一定範囲に亘る部分に傾斜部と垂直部が交互に繰り返し形成された係合部907が形成され、前記開閉扉9が閉鎖され前記第1の移動部材901が図中左方に移動する時には前記係合部906と前記係合部907が係合して左方に移動するように構成されている。
前記位置検出センサー920は、図28ないし図31に示されるように前記遊技盤本体内に形成された内部空間の壁面に左右方向において前記第2の移動部材902と一定距離離して備え付けられ、前記第1の移動部材901が、前記開閉扉9の閉鎖動作に伴い左方に移動された際に、前記係合部906と前記係合部907が係合することにより前記第2の移動部材902が前記第1の移動部材901と一体となって図中左方に移動することによって、図中左端部が押圧することにより反時計方向に揺動するバネ材より成る薄板矩形状の揺動部材921と、前記揺動部材921の他端に回転自在に配設されたローラ状部材922とから成り、図30に示されるように前記9が閉鎖動作された際に前記第2の移動部材902との接触によりローラ状部材922が押圧され左方に退避するので、前記ローラ状部材922を一端に支持する前記揺動部材921が他端を中心として図中反時計方向に揺動するため、前記揺動部材921と非接触の接点部材923が揺動してきた前記揺動部材921 に接触して図中左方へ押圧され、前記開閉扉9が開閉されたことを検知するように構成されている。
前記復帰駆動手段903は、前記遊技盤本体900の内部空間に形成され、前記位置検出センサー920において前記開閉扉9の開閉が検知された時に出力される復帰駆動指令に基づき駆動する環状のソレノイド931と、回転駆動モータに接続され前記復帰駆動指令に基づき反時計方向に回転駆動して前記第2の移動部材902を図中下方へと押圧して、前記係合部906、907の係合状態が解除する位置調整カム932および933とによって構成されている。
なお、前記扉開閉検知手段4および前記開閉扉9の鍵のロック位置検出センサー5については上述の実施例と同様の構成とするため説明を省略する。
以下で、本第4実施例における前記開閉扉9の不正開閉検知の流れを説明する。
最初に本第4実施例のパチンコ遊技機において電源が供給された営業時間中には図6(a)に示されるように前記開閉扉9の鍵が開錠されると、前記開閉扉9の鍵のロック位置検出センサー5においてOFF検知される。
次に図8(a)および図8(c)に示されるように前記開閉扉9が開放されると前記扉開閉検知手段4においてOFF検知されるとともに図29に示されるように前記第1の移動部材901が図中右方向に移動する。
続いて前記開閉扉9が閉鎖されると、図30に示されるように前記第1の移動部材901は図中左方に移動するとともに、前記第2の移動部材902は前記係合部906および前記係合部907が係合することにより前記第1の移動部材901と一体となって図中左方に移動するので、前記位置検出センサー920においてON検知されるとともに、図8(b)および図8(d)に示されるように前記扉開閉検知手段4においてON検知される。
ここで前記位置検出センサー920におけるON検知を契機として図31に示されるように復帰駆動手段903を構成する前記環状のソレノイド931および前記位置調整カム932および933が作動し前記第2の移動部材902が定位置に戻り前記位置検出センサー920によってOFF検知される。
続いて図6(b)に示されるように前記開閉扉9の鍵が施錠されると前記開閉扉9の鍵のロック位置検出センサー5によってON検知される。
次に本第4実施例のパチンコ遊技機において電源が供給されていない営業時間外においては前記開閉扉9の鍵が開錠されても、電源が供給されていないため前記開閉扉9の鍵のロック位置検出センサー5は図6(a)に示されるようなOFF状態となるがOFF検知はされない。
次に図8(a)および図8(c)に示されるように前記開閉扉9が開放されると前記扉開閉検知手段4においてOFF状態となるとともに図29に示されるように前記第1の移動部材901が図中右方向に移動する。
続いて前記開閉扉9が閉鎖されると、図30に示されるように前記第1の移動部材901は図中左方に移動するとともに、前記第2の移動部材902は前記係合部906および前記係合部907が係合することにより前記第1の移動部材901と一体となって図中左方に移動するので、前記位置検出センサー920においてON状態となるとともに、図8(b)および図8(d)に示されるように前記扉開閉検知手段4においてON状態となる。
ここで、電源が供給されていない夜間においては前記位置検出センサー920においてON状態となるがON検知されないため、当然として前記復帰駆動手段903を構成する前記環状のソレノイド931および前記位置調整カム932および933を作動させる復帰駆動指令が出力されないことにより、前記第2の移動部材902が移動位置から移動しないため、前記位置検出センサー920によってON状態が維持される。
続いて図6(b)に示されるように前記開閉扉9の鍵が施錠されると前記開閉扉9の鍵のロック位置検出センサー5によってON状態となる。
正当な手順でパチンコ遊技機への電源が切断され、不正開閉されることなく再度電源が投入された場合はOFF検知する前記位置検出センサー920によって、電源が供給されていない夜間に前記開閉扉9が不正開閉された場合にはON検知されるため、前記位置検出センサー920における検知出力によって前記判定回路において営業時間外における不正開閉の可能性を判定し、パチンコ遊技機に備えられた報知手段90によって報知するための信号を出力する。
なお、報知手段90は、判定回路908からの指令により、夜間に不正開閉が行われた場合の不正報知状態と、夜間に不正開閉が行われなかった場合の正常報知状態を備えている。
なお、異常報知がなされ従業員により前記開閉扉9が開放され、遊技盤に配設された釘の不正操作および制御基板への不正改造への処置がなされた後、前記開閉扉9が閉鎖動作されるとともに、前記位置検出センサー920において前記開閉扉9の開閉が検知されると、前記判定回路908からの復帰駆動指令に基づき前記復帰駆動手段903が作動し、前記第2の移動部材902が定位置に戻り前記位置検出センサー202においてOFF検知される。なお、不正開閉による異常報知の解除方法としては上述の第1実施例で説明したタイマー回路を用いるものとする。
上記作用を奏する本第4実施例のパチンコ遊技機は、電源が切断された閉店後において、何者かによって、前記開閉扉9が不正に開閉されると、前記開閉扉9の開閉により前記第2の移動部材902が図中左右方向における左方に移動することにより、翌朝電源投入後に前記位置検出センサー920によって検知されるものであるため、夜間の電源切断時における前記開閉扉9の不正開閉を、非接触で確実に検知することが出来るという効果を奏する。
また本第4実施例の遊技機は、翌朝および昼間の電源投入時において前記位置検出センサー920が、前記開閉扉9の開閉を検知して出力が出されているときは、前記判定回路が、前記移動部材901または902が移動している場合には前記復帰駆動手段903に復帰駆動指令を出力するので、翌朝電源投入時において前記移動部材901および902を確実に定位置に復帰させて不正開閉を検知できるようにするとともに、昼間の営業時間中には従業員が行う遊技機の前記開閉扉9の開閉動作を伴う点検業務を円滑なものとするという効果を奏する。
さらに、本第4実施例のパチンコ遊技機は、夜間における前記遊技盤本体200の不正開閉に応じて移動した前記第2の移動部材902の位置を、翌朝電源投入がされた後、前記位置検出センサー920によって、定位置にあるのか、移動した位置にあるのかを検出して、前記位置検出センサー920の出力に基づき判定回路により開閉扉9の開閉判定をするので、かかる判定に基づき遊技盤に配設された釘への不正操作および制御基板の不正改造に対する処置を可能するという効果を奏する。
また、本第4実施例のパチンコ遊技機は、図28ないし図31に示されるように前記移動部材901および902、位置検出センサー920および前記復帰駆動手段903が、前記遊技盤本体900の円筒状凹部に前記開閉扉9の内側壁に対向して介挿されているので、包囲部材を用いるまでもなく不可視な構造とすることにより、不正開閉をした者の不正開閉検知を回避するための操作を阻止できるという効果を奏する。
なお、本第4実施例の遊技機は、仮に位置検出センサー920が壊れて、前記移動部材901および902の移動を検知出来ない場合でも、前記扉開閉検知手段4が前記開閉扉9の開放を検知している場合には、前記判定回路によって不正開閉があったと判定することが出来る。
さらに本第4実施例の遊技機は、前記報知手段90が、前記判定回路において前記移動部材901および902が定位置にあることを判定した時、前記移動部材901および902が定位置にあることを報知するので、夜間における前記開閉扉9の不正開閉が無かったことを確実に報知して、遊技盤に配設された釘への不正操作および制御基板の不正改造の有無のチェックを不要にするという効果を奏する。
また、本第4実施例の遊技機は、異常判定制御からの出力信号に基づき、図柄表示装置、スピーカ、装飾ランプまたは役物装置等のいずれかまたは報知手段90を用いて報知することが出来るので、確実に報知して、遊技盤に配設された釘への不正操作および制御基板の不正改造に対する処置を可能にするという効果を奏する。
また本第4実施例の遊技機においては、上述の制御基板の不正改造に対する処置を行なうのに必要な時間を考慮した例えば10分に設定された等価的なタイマー回路を用いることにより、ホール従業員の前記解除スイッチ110その外の何らの操作を必要とすることなく、上述の異常報知および遊技の開始阻止制御を簡単且つ確実に解除することが出来るという効果を奏する。
本第5実施例のパチンコ遊技機は、図1および図32ないし図35に示されるように、外枠101と、前記外枠101に対して揺動自在に付設された開閉扉9および遊技盤本体300と、前記開閉扉9またはおよび前記遊技盤本体300の開閉動作を支持するヒンジ部102と、鍵のロック機構50を備えたパチンコ遊技機において、遊技盤本体300の開放動作に付随して移動する本願第6発明の一方の移動部材を構成する第1の移動部材301と、遊技盤本体300の閉鎖動作に付随して移動する本願第6発明の他方の移動部材を構成する第2の移動部材302と、前記第1の移動部材301の位置を検出して定位置にあるのか、移動した位置にあるのかを検出する本願第6発明の一方の位置検出センサーを構成する第1の位置検出センサー321と、前記第2の移動部材302の位置を検出して定位置にあるのか、移動した位置にあるのかを検出する本願第6発明の他方の位置検出センサーを構成する第2の位置検出センサー322と、移動した前記第1移動部材301の位置を定位置に復帰させる復帰駆動手段331と、移動した前記第2移動部材302の位置を定位置に復帰させる復帰駆動手段332と、前記遊技盤本体300の開閉を検知する扉開閉検知手段4と、前記開閉扉9に配設された鍵のロック機構50の開施錠を検知するための遊技盤本体300の鍵のロック位置検出センサー5と、これらの検出センサーおよび検知手段からの入力情報に基づき営業時間外の不正な遊技盤本体300の開放、閉鎖および開閉を判定する判定回路とを備えている。
本第5実施例のパチンコ遊技盤においては、図32ないし図35において前記遊技盤本体300の内部に前記第1移動部材301および第2の移動部材302、第1の位置検出センサー321および第2の位置検出センサー322、および第1の復帰駆動手段331および第2の復帰駆動手段332が介挿される内部空間350が形成され、前記遊技盤本体300の閉鎖時において前記内部空間350の開口部351に介挿され右端を付勢手段としてのコイルスプリング303が配設され、上端および下端には一定範囲に亘り傾斜部と垂直部が交互に繰り返し形成された係合部304および306を備え、前記遊技盤本体300が閉鎖されている時においては、前記枠体101による押圧によって前記内部空間350内に格納される往復部材309を備えている。
前記第1の移動部材301は図32ないし図35に示されるように右端には環状ソレノイド333内に略同軸的に介挿されるロッド状部材311が形成され、下面には一定範囲の部分に亘り部分に傾斜部と垂直部が交互に繰り返し形成された係合部305が形成され、前記遊技盤本体300の開放動作時においては、前記往復部材309の前記係合部304と前記第1の移動部材301の前記係合部305が係合して、一体となって図中左方に移動するように構成されている。なお、前記遊技盤本体300の閉鎖動作時においては、前記往復部材309の前記係合部304と前記第1の移動部材301の前記係合部305の傾斜面が当接するが滑るのでが係合しないため、前記往復部材309から独立して移動しないように構成されている。
前記第2の移動部材302は図32ないし図35に示されるように左端には環状ソレノイド336内に略同軸的に介挿されるロッド状部材312が形成され、上面には一定範囲の部分に亘り傾斜部と垂直部が交互に繰り返し形成された係合部307が形成され、前記遊技盤本体300の閉鎖動作時においては、前記往復部材309の前記係合部306と前記第2の移動部材302の前記係合部307が係合して、一体となって図中右方に移動するように構成されている。なお、前記遊技盤本体300の開放動作時においては、前記往復部材309の前記係合部306と前記第2の移動部材302の前記係合部307の傾斜面が当接するが滑るので係合しないため、前記往復部材309から独立して移動しないように構成されている。
前記第1の位置検出センサー321は、図32ないし図35に示されるように前記遊技盤本体300内に形成された内部空間350の壁面に左右方向において前記第1の移動部材301と一定距離離して備え付けられ、前記第1の移動部材301が、前記遊技盤本体300の開放動作に伴い左方に移動された際に時計方向に揺動するバネ材より成る薄板矩形状の揺動部材323と、前記揺動部材323の他端に回転自在に配設されたローラ状部材324とから成り、図33に示されるように前記遊技盤本体300が開放動作された際に前記第1の移動部材301との接触によりローラ状部材324が押圧され左方に退避するので、前記ローラ状部材324を一端に支持する前記揺動部材323が他端を中心として図中時計方向に揺動するので、前記揺動部材323と非接触の接点部材325が揺動してきた前記揺動部材323に接触して図中左方へ押圧され、前記遊技盤本体300が開放されたことを検知するように構成されている。
前記第2の位置検出センサー322は、図32ないし図35に示されるように前記遊技盤本体300内に形成された内部空間350の壁面に左右方向において前記第2の移動部材302と一定距離離して備え付けられ、前記第2の移動部材302が、前記遊技盤本体300の閉鎖動作に伴い右方に移動された際に時計方向に揺動するバネ材より成る薄板矩形状の揺動部材326と、前記揺動部材326の他端に回転自在に配設されたローラ状部材327とから成り、図34に示されるように前記遊技盤本体300が閉鎖動作された際に前記第2の移動部材302との接触によりローラ状部材327が押圧され右方に退避するので、前記ローラ状部材327を一端に支持する前記揺動部材326が他端を中心として図中時計方向に揺動するので、前記揺動部材326と非接触の接点部材328が揺動してきた前記揺動部材323に接触して図中右方へ押圧され、前記遊技盤本体300が閉鎖されたことを検知するように構成されている。
前記第1の復帰駆動手段331は、前記遊技盤本体300の内部空間に形成され、前記第2の位置検出センサー322において前記遊技盤本体300の閉鎖が検知された時に出力される復帰駆動指令に基づき駆動する環状のソレノイド333と、回転駆動モータに接続され前記復帰駆動指令に基づき時計方向に回転駆動して前記第1の移動部材301を図中上方へと押圧して係合部304および305の係合状態を解除する位置調整カム334および335とによって構成されている。
前記第2の復帰駆動手段332は、前記遊技盤本体300の内部空間に形成され、前記第2の位置検出センサー322において前記遊技盤本体300の閉鎖が検知された時に出力される復帰駆動指令に基づき駆動する環状のソレノイド336と、回転駆動モータに接続され前記復帰駆動指令に基づき時計方向に回転駆動して前記第2の移動部材302を図中下方へと押圧して、係合部306および307の係合状態を解除する位置調整カム337および338とによって構成されている。
なお、前記扉開閉検知手段4および前記遊技盤本体300の鍵のロック位置検出センサー5については上述の実施例と同様の構成とするため説明を省略する。
以下で、本第5実施例における前記遊技盤本体300の不正開放、不正閉鎖および不正開閉検知の流れを説明する。
最初に本第5実施例のパチンコ遊技機において電源が供給された営業時間中に前記遊技盤本体300の鍵が開錠されると、前記遊技盤本体300の鍵のロック位置検出センサー5においてOFF検知される。
次に前記遊技盤本体300が開放されると前記扉開閉検知手段4においてOFF検知されるとともに図33に示されるように前記第1の移動部材301が図中左方に移動するので、前記第1の位置検出センサー321においてON検知される。
続いて前記遊技盤本体300が閉鎖されると、図34に示されるように前記第2の移動部材302は図中右方に移動するとともに、前記第2の移動部材902の前記係合部307および前記往復部材309の前記係合部306が係合することにより前記往復部材309と一体となって図中右方に移動するので、前記第2の位置検出センサー322においてON検知されるとともに、前記扉開閉検知手段4においてON検知される。
ここで前記第2の位置検出センサー322におけるON検知を契機として図33に示されるように前記第1の復帰駆動手段331および前記第2の復帰駆動手段332を構成する前記環状のソレノイド333および336が作動するとともに、および前記位置調整カム334、335、337および338が作動し前記第1の移動部材301および第2の移動部材302が定位置に戻り前記第1の位置検出センサー321および第2の位置検出センサー322によってOFF検知される。
続いて前記遊技盤本体300の鍵が施錠されると前記遊技盤本体300の鍵のロック位置検出センサー5によってON検知される。
次に本第5実施例のパチンコ遊技機において電源が供給されていない営業時間外においては前記遊技盤本体300の鍵が開錠されても、電源が供給されていないため前記遊技盤本体300の鍵のロック位置検出センサー5はOFF状態となるがOFF検知はされない。
次に前記遊技盤本体300が開放されると前記扉開閉検知手段4においてOFF状態となるとともに図33に示されるように前記第1の移動部材301が図中左方に移動するので、前記第1の位置検出センサー321においてON状態となる。
続いて前記遊技盤本体300が閉鎖されると、図34に示されるように前記第2の移動部材302は図中右方に移動するとともに、前記第2の移動部材302の前記係合部307および前記往復部材309の前記係合部306が係合することにより前記往復部材309と一体となって図中右方に移動するので、前記第2の位置検出センサー322においてON状態となるとともに、前記扉開閉検知手段4においてON状態となる。
ここで、電源が供給されていない夜間においては前記第2の位置検出センサー322においてON状態となるがON検知されないため、当然として前記復帰駆動手段331および332を作動させる復帰駆動指令が出力されないことにより、前記第1の移動部材301および第2の移動部材302が移動位置から移動しないため、前記第1の位置検出センサー321および第2の位置検出センサー322によってON状態が維持される。
続いて前記遊技盤本体300の鍵が施錠されると前記遊技盤本体300の鍵のロック位置検出センサー5によってON状態となる。
正当な手順でパチンコ遊技機への電源が切断され、不正開放、不正閉鎖または不正開閉されることなく再度電源が投入された場合はOFF検知する前記第1の位置検出センサー321またはおよび第2の位置検出センサー322によって、電源が供給されていない夜間に前記遊技盤本体300が不正開放、不正閉鎖または不正開閉された場合にはON検知されるため、第1の位置検出センサー321またはおよび第2の位置検出センサー322における検知出力によって前記判定回路において営業時間外における不正開放、不正閉鎖および不正開閉の可能性を判定し、パチンコ遊技機に備えられた報知手段90によって報知するための信号を出力する。
なお、報知手段90は、判定回路308からの指令により、夜間に不正開放、不正閉鎖または不正開閉が行われた場合の不正報知状態と、夜間に不正開放、不正閉鎖または不正開閉が行われなかった場合の正常報知状態を備えている。
なお、異常報知がなされ従業員により前記遊技盤本体300が開放され、遊技盤に配設された釘の不正操作および制御基板への不正改造への処置がなされた後、前記遊技盤本体300が閉鎖動作されるとともに、前記第2の位置検出センサー322において前記遊技盤本体300の閉鎖が検知されると、前記判定回路からの復帰駆動指令に基づき前記復帰駆動手段331またはおよび332が作動し、前記第1の移動部材301またはおよび第2の移動部材302が定位置に戻り第1の位置検出センサー321および第2の位置検出センサー322においてOFF検知される。なお、不正開放、不正閉鎖または不正開閉による異常報知の解除方法としては上述の第1実施例で説明したタイマー回路を用いるものとする。
上記作用を奏する本第5実施例のパチンコ遊技機は、電源が切断された閉店後において、何者かによって、前記遊技盤本体300が不正に開放、閉鎖または開閉されると、前記遊技盤本体300の開放により前記第1の移動部材301が図中左右方向における左方に移動することにより、翌朝電源投入後に前記第1の位置検出センサー321によって検知されるとともに、前記遊技盤本体300の閉鎖により前記第2の移動部材302が図中左右方向における右方に移動することにより、翌朝電源投入後に前記第2の位置検出センサー322によって検知されるものであるため、夜間の電源切断時における前記遊技盤本体300の不正開放、不正閉鎖または不正開閉を、非接触で確実に検知することが出来るという効果を奏する。
また本第5実施例の遊技機は、翌朝および昼間の電源投入時において前記第2の位置検出センサー322が、前記遊技盤本体300の閉鎖を検知して出力が出されているときは、前記判定回路が、前記第1の移動部材301またはおよび第2の移動部材302が移動している場合には前記第1の復帰駆動手段301またはおよび第2の復帰駆動手段302に復帰駆動指令を出力するので、翌朝電源投入時において前記第1の移動部材301またはおよび第2の移動部材302を確実に定位置に復帰させて不正開放、不正閉鎖および不正開閉を検知できるようにするとともに、昼間の営業時間中には従業員が行う遊技機の前記遊技盤本体300の開閉動作を伴う点検業務を円滑なものとするという効果を奏する。
さらに、本第5実施例のパチンコ遊技機は、夜間における前記遊技盤本体300の不正開放、不正閉鎖または不正開閉に応じて移動した前記第1の移動部材301および第2の移動部材302の位置を、翌朝電源投入がされた後、前記第1の位置検出センサー321および第2の位置検出センサー322によって、夫々独立して定位置にあるのか、移動した位置にあるのかを検出して、前記第1の位置検出センサー321または第2の位置検出センサー322の出力に基づき判定回路により遊技盤本体300の開放、閉鎖または開閉を夫々独立して判定をするので、かかる判定に基づき遊技盤に配設された釘への不正操作および制御基板の不正改造に対する処置を可能するという効果を奏する。
また、本第5実施例のパチンコ遊技機は、図32ないし図35に示されるように前記第1の移動部材301および前記第2の移動部材302、前記第1の位置検出センサー321および前記第2の位置検出センサー322および前記第1の復帰駆動手段331および前記第2の復帰駆動手段332が、前記遊技盤本体300の円筒状凹部に前記外枠101の内側壁に対向して介挿されているので、包囲部材を用いるまでもなく不可視な構造とすることにより、不正開放、不正閉鎖または不正開閉をした者の不正開放、不正閉鎖または不正開閉検知を回避するための操作を阻止できるという効果を奏する。
なお、本第5実施例の遊技機は、仮に前記第1の位置検出センサー321またはおよび前記第2の位置検出センサー322が壊れて、前記第1の移動部材301またはおよび移動部材302の移動を検知出来ない場合でも、前記扉開閉検知手段4が前記遊技盤本体300の開放を検知している場合には、前記判定回路によって不正開放、不正閉鎖または不正開閉があったと判定することが出来る。
さらに本第5実施例の遊技機は、前記報知手段90が、前記判定回路において前記第1の移動部材301および第2の移動部材302が定位置にあることを判定した時、前記第1の移動部材301および第2の移動部材302が定位置にあることを報知するので、夜間における前記遊技盤本体300の不正開放、不正閉鎖または不正開閉が無かったことを確実に報知して、遊技盤に配設された釘への不正操作および制御基板の不正改造の有無のチェックを不要にするという効果を奏する。
また、本第5実施例の遊技機は、異常判定制御からの出力信号に基づき、図柄表示装置、スピーカ、装飾ランプまたは役物装置等のいずれかまたは報知手段90を用いて報知することが出来るので、確実に報知して、遊技盤に配設された釘への不正操作および制御基板の不正改造に対する処置を可能にするという効果を奏する。
また本第5実施例の遊技機においては、上述の制御基板の不正改造に対する処置を行なうのに必要な時間を考慮した例えば10分に設定された等価的なタイマー回路を用いることにより、ホール従業員の前記解除スイッチ110その外の何らの操作を必要とすることなく、上述の異常報知および遊技の開始阻止制御を簡単且つ確実に解除することが出来るという効果を奏する。
本第6実施例のパチンコ遊技機は、図36ないし図40に示されるように前記外枠101および該外枠101に対して前記ヒンジ部102を介して開閉自在に配設された開閉扉9および遊技盤本体500を備えた遊技機において、前記開閉扉9の開放動作に連動して動く本願第2発明の他方の移動部材を構成する移動部材512と、前記開閉扉9の開放動作および閉鎖動作に連動して動く本願第2発明の一方の移動部材を構成するスライダー511と、前記移動部材512の位置を検出して定位置にあるのか、移動した位置にあるのかを検出する第1の位置検出センサー502と、前記スライダー511の位置を検出して定位置にあるのか、移動した位置にあるのかを検出する第2の位置検出センサー5002と、移動した前記移動部材512の位置を定位置に復帰させる復帰駆動手段503と、前記開閉扉9の開放および閉鎖を検知する扉開閉検知手段4と、前記開閉扉9に配設された鍵のロック機構50の開施錠を検知して、前記復帰駆動手段503に復帰駆動指令を出力するための開閉扉9の鍵のロック位置検出センサー5と、前記第1の位置検出センサー502および第2の位置検出センサー5002の出力により前記開閉扉9の開放、閉鎖および開閉判定する判定回路とを備えており、以下上述の実施例との相違点を中心に説明し、同一部分には同一の符号を用いて説明を省略する。
なお、図40の(a),(b),(c)は、図36ないし図39におけるs1−s1線、s2−s2線、s3−s3線にそれぞれ沿う断面図である。
以下、本第6実施例の構成および不正開放、不正閉鎖および不正開閉検知の流れについて第1実施例ないし第5実施例との相違点を中心に説明する。
前記移動部材512は、図36ないし図39に示されるように前記遊技盤本体500の左右方向に延在配設されたガイドレール510に沿って往復動する立方体部材のスライダー511の図中左方への移動動作に対して連動して移動する矩形部材512と、前記矩形部材512と一体となって移動する後述する環状のソレノイド531内に介挿されるロッド部材513とによって構成される。
前記スライダー511は、前記移動部材512としての矩形部材512を連係させて移動させるものであって、十字状の横断面形状を有し、下面の左右の径部511S によって前記ガイドレール510の左右の径部510Sに当接し、摺動するように構成されるとともに、一端がピン514を介して前記開閉扉の一部に回転自在に配設されるとともに他端がピン515を介しスライダーの上部に回転自在に配設された矩形板状のリンク部材516によって連結されているので、前記開閉扉9の開放動作および閉鎖動作に伴い前記ガイドレール510に沿って図中左方および右方に移動するように構成されている。
前記第1の位置検出センサー502は、図36ないし図39および図40(a)に示される前記遊技盤本体500に配設された前記ガイドレール510の一方の側面521に配設された発光ダイオードのような発光装置522と、他方の側面523に配設された受光ダイオードのような受光検知装置524とから成り、前記移動部材512としての前記矩形部材512が移動前の定位置にあるときは、前記矩形部材512が発光装置522からの光を遮断し、受光検知装置524に光が到達しないように構成されている。
前記第2の位置検出センサー5002は、図36ないし図39および図40(b)に示される前記遊技盤本体500に配設された前記ガイドレール510の一方の側面521に配設された発光ダイオードのような発光装置5022と、他方の側面523に配設された受光ダイオードのような受光検知装置5024とから成り、前記スライダー511が移動前の定位置にあるときは、前記矩形部材512が発光装置5022からの光を遮断し、受光検知装置5024に光が到達しないように構成されている。
前記復帰駆動手段503は、図36ないしず39および図40(c)に示される前記遊技盤本体500に配設された前記ガイドレール510の一部に配設され、前記矩形部材512に一体的に形成された前記ロッド状部材513に対して同軸状に配設される環状のソレノイド531により構成される。
前記扉開閉検知手段4は、上述の実施例と同様の構成のため説明を省略する。 前記開閉扉9の鍵のロック位置検出センサー5は、上述の実施例と同様の構成のため説明を省略する。
上記構成より成る本第6実施例における前記開閉扉9の不正開放、不正閉鎖および不正開閉検知の流れを以下で説明する。
最初に本第6実施例のパチンコ遊技機において電源が供給された営業時間中において図6(a)に示されるように前記開閉扉9の鍵が開錠されると、前記開閉扉9の鍵のロック検知手段5においてOFF検知される。
すなわち、前記開閉扉9の鍵のロック位置検出センサー5において鍵が開錠されると前記係合部材56が反時計方向に回転するので、該係合部材56の先端部との接触により押圧されていた前記ローラ状部材51が図中右方に突出するため、前記接点部材53に当接していた前記揺動部材52が図中時計方向に揺動して、前記接点部材53との接触状態が解除され、OFF検知される。
続いて前記開閉扉9が開放されると、前記扉開閉検知手段4によってOFF検知されるとともに、図37に示されるように前記移動部材512および前記スライダー511が定位置より移動することにより前記第1の位置検出センサー502および第2の位置検出センサー5022においてON検知される。
すなわち前記開閉扉9が図中右方に移動する(図8(c))または時計方向に揺動する(図8(a))ので、前記開閉扉9により図中左方に押圧されていた前記ローラ状部材44が図中右方へ移動し、また前記ローラ状部材44に連動して動く前記揺動部材45が反時計方向に揺動し前記接点部材454と非接触状態となることにより前記扉開閉検知手段4によってOFF検知される。
また、図37に示されるように前記開閉扉9の開放にともない前記矩形板状のリンク部材516およびピン515が図中左方に移動するため、前記矩形部材512が、該ピン515において連結され該ピン515と連動して前記ガイドレール510上を移動する前記スライダー511により図中左方へ押圧されることにより図中左方へと連係して移動し、前記断面s1に配設された前記第1の位置検出センサー502において前記受光部524が前記発光部522の光を検知するとともに、前記断面s2に配設された前記第2の位置検出センサー5002において前記受光部5024が前記発光部5022の光を検知するので、前記第1の位置検出センサー502および第2の位置検出センサー5022によってON検知される。
続いて前記開閉扉9が閉鎖されると図8(b)および図8(d)に示されるように前記扉開閉検知手段4によってON検知される。
すなわち前記開閉扉9が図中左方に移動する(図8(d))または反時計方向に揺動する(図8(b))ので、前記ローラ状部材44が前記開閉扉9により図中左方に押圧されるので、前記ローラ状部材44に連動して動く前記揺動部材45が時計方向に揺動し前記接点部材454と接触状態となることにより前記扉開閉検知手段4によってON検知される。
ここで図38に示されるように前記開閉扉9の閉鎖にともない前記スライダー511が、前記ガイドレール510に沿って図中右方に移動するため前記断面s2に配設された前記第2の位置検出センサー5022においてON検知される。これに対して前記矩形部材512は、前記スライダー511とは独立の別部材であり、前記矩形部材512と一体的に移動する前記ロッド部材513は図40(b)に示されるように前記スライダー511内部に形成された円筒状の空間において前記スライダー511と一定距離を保たれ延在しているので、前記矩形部材512は図中左方に移動した位置に静止した状態となるため、前記断面s1に配設された前記第1の位置検出センサー502において前記受光部524が前記発光部522の光を検知したままであるので、前記第1の位置検出センサー502によってON検知された状態を維持する。
続いて、前記開閉扉9が閉鎖されると前記扉開閉検知手段4におけるON検知を受け、前記判定回路508において、該開閉扉9の開閉が電源の供給された営業時間中における正常な開閉であると判定するとともに、前記復帰駆動手段503に作動信号を出力することにより前記第1の位置検出センサー502においてOFF検知される。
すなわち、前記復帰駆動手段503が復帰駆動電流に基づき前記環状のソレノイド531の磁気駆動力により前記ロッド部材513を図中右方に誘引することにより、図39に示されるように前記ロッド部材513と連結された前記矩形部材512が図中右方へと移動し定位置に復帰するため、前記第1の位置検出センサー502において再びOFF検知される。
最後に、前記開閉扉9の鍵が施錠されることにより、前記開閉扉9の鍵のロック検知手段5がON検知される。
すなわち、前記開閉扉9の鍵ロック位置検出センサー5において鍵が施錠されると前記係合部材56が時計方向に回転するので、前記ローラ状部材51が該係合部材56の先端部に押圧されて図中左方に移動するため、前記ローラ状部材51と連動して動く前記揺動部材52が図中反時計方向に揺動して、前記接点部材53と接触することにより、ON検知される。
次に、本第6実施例のパチンコ遊技機において電源が供給されていない営業時間外には前記開閉扉9の不正開放がされると前記扉開閉検知手段4は、図8(a)および図8(c)に示されるようにOFF状態となるとともに、前記移動部材512および前記スライダー511が図37に示されるように図中左方へと移動することにより前記断面s1−s1において前記第1の位置検出センサー502がON状態となるとともに、前記断面s2−s2において前記第2の位置検出センサー5002がON状態となる。
すなわち前記開閉扉9が図中右方に移動する(図8(c))または時計方向に揺動する(図8(a))ので、前記開閉扉9により図中左方に押圧されていた前記ローラ状部材44が図中右方へ移動し、また前記ローラ状部材44に連動して動く前記揺動部材45が反時計方向に揺動し前記接点部材454と非接触状態となることにより前記扉開閉検知手段4によってOFF状態となる。
また、図37に示されるように前記開閉扉9の開放にともない前記矩形板状のリンク部材516およびピン515が図中左方に移動するため、前記矩形部材512が、該ピン515において連結され該ピン515と連動して前記ガイドレール510上を移動する前記スライダー511により図中左方へ押圧されることにより図中左方へと連係して移動し、前記断面s1−s1に配設された前記第1の位置検出センサー502において前記受光部524と前記発光部522の間に光を遮蔽しうる位置に存在した前記矩形部材512が退避することにより、前記第1の位置検出センサー502によってON状態となるとともに、前記断面s2−s2に配設された前記第2の位置検出センサー5002において前記受光部5024と前記発光部5022の間に光を遮蔽しうる位置に存在した前記スライダー511が退避することにより、前記第2の位置検出センサー5002によってON状態となる。
上記した前記開閉扉9が不正開放される場合は前記開閉扉9の鍵のロック機構50はなんらかの方法により開錠されるため、前記開閉扉9の鍵のロック位置検出センサー5はOFF状態となる。
すなわち、前記開閉扉9の鍵のロック位置検出センサー5において鍵が開錠されると前記係合部材56が反時計方向に回転するので、該係合部材56の先端部との接触により押圧されていた前記ローラ状部材51が図中右方に突出するため、前記接点部材53に当接していた前記揺動部材52が図中時計方向に揺動して、前記接点部材53との接触状態が解除され、OFF状態となる。
続いて前記開閉扉9が閉鎖されると図8(b)および図8(d)に示されるように前記扉開閉検知手段4によってON状態となる。
すなわち前記開閉扉9が図中左方に移動する(図8(d))または反時計方向に揺動する(図8(b))ので、前記ローラ状部材44が前記開閉扉9により図中左方に押圧されるので、前記ローラ状部材44に連動して動く前記揺動部材45が時計方向に揺動し前記接点部材454と接触状態となることにより前記扉開閉検知手段4によってON状態となる。
ここで図38に示されるように前記開閉扉9の閉鎖にともない前記スライダー511が前記ガイドレール510に沿って図中右方に移動するため、前記第2の位置検出センサー5022においてOFF状態となる。これに対して前記矩形部材512は前記スライダー511とは独立の別部材であり、前記矩形部材512と一体的に移動する前記ロッド部材513は図40(b)に示されるように前記スライダー511内部に形成された円筒状の空間において前記スライダー511と一定距離を保たれ延在しているので、前記矩形部材512は図中左方に移動した位置に静止した状態となるため、前記断面s1−s1に配設された前記第1の位置検出センサー502において前記受光部524が前記発光部522の光を検知しうる状態が維持されるので、前記第1の位置検出センサー502によってON状態を維持する。
ここで、電源が供給された営業時間中においては前記開閉扉9が閉鎖され前記扉開閉検知手段4におけるON検知を受け、前記判定回路において、該開閉扉9の開閉が電源が供給された営業時間中における正常な開閉であると判定されると、前記復帰駆動手段503に作動信号を出力するが、電源が供給されていない営業時間外では前記扉開閉検知手段4におけるON検知もされないし、結果として前記判定回路から前記復帰駆動手段503に出される作動信号も出力されないため前記第1の位置検出センサー502はON状態を維持する。
すなわち、前記ロッド部材513と連結された前記矩形部材512は図中左方に移動した位置で維持されるため、前記第1の位置検出センサー502においては図38に示されるようにON状態を維持する。
ここで、夜間不正開放が行われた場合に、翌朝電源が投入されると、正当な手順でパチンコ遊技機への電源が切断され、不正開放されることなく再度電源が投入された場合はOFF検知される前記第1の位置検出センサー502が前記矩形部材512の移動を検出してON検知されるためこれらの出力に基づき前記判定回路において営業時間外における不正開放の可能性を判定し、パチンコ遊技機に備えられた報知手段90によって報知する。
なお、異常報知がなされ従業員により遊技盤に配設された釘の不正操作および制御基板への不正改造への処置がなされた後、前記開閉扉9が閉鎖動作されるとともに、前記第2の位置検出センサー5022において閉鎖が検知されると前記判定回路508からの復帰駆動指令により前記復帰駆動手段503が作動し、前記移動部材512が定位置に戻り前記第1の位置検出センサー502においてOFF検知される。なお、異常報知の解除方法としては、第1実施例に記載したタイマー回路を用いる。
また本第6実施例の遊技機は、夜間における前記開閉扉9の開放動作に付随して動く前記移動部材512の位置を、翌朝電源が投入された後、前記第1の位置検出センサー502によって、定位置にあるのか、移動した位置にあるのかを検出して、前記第1の位置検出センサー502の出力に基づき前記判定回路により前記開閉扉9の開閉判定をするとともに、前記第2の位置検出センサー5002が前記開閉扉9の閉鎖を検知して出力が出されているときは、前記復帰駆動手段503の作動信号を出力して、前記復帰駆動手段503により移動した前記移動部材512を定位置に復帰させることにより、夜間における前記開閉扉9の不正開放を精確に検知するとともに、翌朝電源投入後に遊技盤に配設された釘への不正操作および制御基板の不正改造に対する処置を可能にして、前記移動部材512を定位置に復帰させるという効果を奏する。
また、本第6実施例の遊技機は電源が切断された閉店後において、何者かによって、前記開閉扉9が不正に開放されると、前記開閉扉9の開放により前記スライダー511が前記遊技盤本体500の左右方向に延在配設されたガイドレール510に沿って左方へ移動し、前記スライダー511により左方へ押圧されることにより前記移動部材512が左方へと連係して移動し、前記断面s1−s1に配設された前記第1の位置検出センサー502をON状態とするものであるため、夜間の電源切断時においても、前記開閉扉9の不正開放、不正閉鎖および不正開閉を確実に検知することができるという効果を奏する。
また、上記構成より成る本第6実施例の遊技機は、昼間の電源投入時において前記扉開閉検知手段4が、前記開閉扉9の閉鎖状態を検知してON検知による出力が出されているときは、前記判定回路が、前記復帰駆動手段503に復帰駆動指令を出力するので、電源投入時において前記移動部材512を確実に定位置に復帰させ営業時間中の従業員が行う遊技機の前記開閉扉9の開閉動作を伴う点検業務を円滑なものとするという効果を奏する。
さらに本第6実施例の遊技機は、前記開閉扉の開放動作に付随してガイドレール510に沿って移動するスライダーの移動方向により選択的に前記移動部材を移動させるものであるので、安価且つシンプルな構成により、電源切断時における前記開閉扉9の不正開放があったことを確実に報知して、遊技盤に配設された釘への不正操作および制御基板の不正改造に対する処置を可能にするという効果を奏する。
上述の実施例は、説明のために例示したもので、本発明としてはそれらに限定されるものでは無く、特許請求の範囲、発明の詳細な説明および図面の記載から当業者が認識することができる本発明の技術的思想に反しない限り、変更および付加が可能である。
上述の実施例は、一例としてパチンコ遊技機について説明したが、本発明としてはそれらに限定されるものでは無く、パチンコ遊技機に限らず、外枠および開閉扉を有する回胴式遊技機をはじめその他本発明を適用可能な遊技機等についても適用可能である。
上述の第1実施例においては一例として遊技盤本体の開放動作に連動して移動する第1の移動部材と、遊技盤本体の開放動作および閉鎖動作に連動して移動する第2の移動部材と、第1の移動部材の位置を検出する第1の位置検出センサーと、第2の移動部材と第1の相対的な位置を検出する第2の位置検出センサーと、前記第1の移動部材を定位置に復帰させる復帰駆動手段と、前記第1および第2の位置検出センサーからの出力に基づき遊技機本体の開放、閉鎖、またはおよび開閉を判定する判定回路とに加え、扉開閉検知手段と、鍵のロック機構と、鍵のロック位置検出センサーと、電子ロック機構と、電子ロック検知手段を備えている例について説明したが、本発明としてはそれらに限定されるものではなく、少なくとも2つの移動部材と少なくとも1つの位置検出センサーと復帰駆動手段と判定回路のみが必須の構成要件であり、その他の構成については必要に応じて適宜組合わせればよい選択的構成要件である。
また、上述の実施例1ないし実施例3、実施例5および実施例6については複数の移動部材の位置を検出する位置検出センサーを複数備え、開閉扉またはよび遊技盤本体の不正開放、不正閉鎖および不正開閉を検知する構成としたが、位置検出センサーを1つ備え、複数の移動部材の相対的な移動を検知することにより開閉扉またはおよび遊技盤本体の開閉を検知する構成とすることが出来る。
また、上述の実施例4については位置検出センサーを1つ備え複数の移動部材の相対的な移動を検知することにより開閉扉またはおよび遊技盤本体の開閉を検知する構成としたが、複数の移動部材の位置を検出する位置検出センサーを複数備え、開閉扉またはよび遊技盤本体の不正開放、不正閉鎖および不正開閉を検知する構成とすることが出来る。
また、上述の実施例3については復帰駆動手段の作動契機として扉開閉検知手段が開閉扉の閉鎖を検知した時としたが、第2の位置検出センサーが開閉扉の閉鎖を検知した時とすることが出来る。
上述の実施例において、位置検出センサーを少なくとも2つ備え開閉扉またはおよび遊技盤本体の不正開放、不正閉鎖および不正開閉を検知できる実施例については、復帰駆動手段の作動契機として開閉扉またはおよび遊技盤本体の閉鎖を検知した時としたが、開閉扉またはおよび遊技盤本体の開放を検知した時もしくは開閉扉またはおよび遊技盤本体の開閉を検知した時とすることが出来る。なお、開閉扉またはおよび遊技盤本体の開放を検知して復帰駆動手段に復帰駆動指令を出力する場合は、復帰駆動指令が出力されてから一定時間経過した後に復帰駆動動作が行われる構成として、従業員は該一定時間内に開閉扉またはおよび遊技盤本体を閉鎖させるものとする。
また、上述の実施例では復帰駆動手段の作動契機として、一例として扉開閉検知手段、位置検出センサー、電源切換検出手段またはおよびタイマー回路を用いたが、鍵のロック位置検出センサーまたは解除スイッチにおける検知出力のみでも復帰駆動手段の作動契機とする構成としてもよいし、その他本発明の技術構成を満たす範囲内においては適宜選択して用いることができる。
上述の第1実施例のパチンコ遊技機においては、一例として前記移動部材201の位置を検出するための前記位置検出センサー202としてフォトセンサーを用いた態様を、移動された前記移動部材211および212の位置を定位置に復帰させる前記復帰駆動手段203としてソレノイドを用いた態様を、前記遊技盤本体200の開閉を検知する前記扉開閉検知手段4として押圧検知センサーを用いた態様を、前記遊技盤本体200の鍵のロック位置検出センサー5として押圧検知センサーを用いた態様を、前記遊技盤本体200の電子ロック機構6としてソレノイドを用いた態様を、前記電子ロック機構6のロック状態を検知する電子ロック検知手段7として押圧検知センサーを用いた態様を採用したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、前記移動部材211および212の位置を検出するのに押圧検知センサー、磁気的センサーその他の物理的減少を利用した非接触式センセーおよび接触式センサーを用いた態様や、前記復帰駆動手段203または前記遊技盤本体200の電子ロック機構6としてモーター等を用いた態様や、さらには前記遊技盤本体200の開閉または遊技盤本体200の鍵のロックまたは電子ロック状態を検出するのに光学的フォトセンサーの他、磁気的センサーその他の物理的減少を利用した非接触式センサーおよび接触式センサーを用いた態様を採用することが出来る。
また、第1実施例においては、前記報知手段90が不正閉鎖が行われたことを報知する不正閉鎖報知状態および不正閉鎖が行われなかったことを報知する正常報知状態を実現したが、不正閉鎖報知状態を実現するのみもしくは正常報知状態を実現するのみの構成としてもよい。
また、第1実施例における前記タイマー回路においては不正閉鎖による異常状態の自動解除までの時間を一例として10分後と設定したが、前記異常状態の自動解除までの時間を20分と設定するもしくは10分を20分に延長させるための手段を設けることが出来る。
また、前記タイマー回路を等価的に実現する手段としてサブ基板のRTCを用いた構成とすることも出来る。
また、前記鍵操作部54においてレバー操作により前記鍵のロック機構50の開施錠を実現する構成とすることも出来る。
また、前記包囲部材は、前記解除スイッチ110に加え前記移動部材、前記位置検出センサーおよび前記復帰駆動手段等も包囲するように適用可能であり、本発明の効果を実現するにあたり有効的に適宜活用できるものである。
さらに、上述の実施例2ないし実施例6において、実施例1と同様に不正開放、不正閉鎖または不正開閉による異常状態を判定した際に前記報知手段90等により報知することに加え、一定条件が満たされるまでの間は遊技の開始を阻止する制御を加えることも出来る。
上述の実施例では、図7に示されるように前記解除スイッチが前記開閉扉またはおよび遊技盤本体が閉鎖されている状態においても操作可能な構成としたが、本発明においては前記解除スイッチを前記開閉扉またはおよび遊技盤本体が開放されている状態において操作可能な構成とすることもできる。 なお、前記開閉扉またはおよび遊技盤本体が開放されている状態において前記解除スイッチが操作されると、一例として5秒間が経過した後に前記復帰駆動手段へ復帰駆動指令を出力する構成とすることが可能であり、従業員は前記解除スイッチを操作して5秒以内に前記開閉扉またはおよび遊技盤本体を閉鎖させる。
また、上述の実施例2ないし実施例6において、異常状態を解除する方法として実施例1で示した解除スイッチまたはおよび電源切換検出手段を用いることも出来る。
ここで、実施例1ないし実施例6における報知の方法については一例としてパチンコ遊技機に備えられた報知手段90によって報知する例について説明したが、本発明はこれに限定されるものでなくパチンコ遊技機では報知されることなく、ホールの集中管理室または島データ表示装置等によって報知、もしくはこれらの組み合わせによって報知されるものであってもよい。
上述の第2実施例においては、一例として第3の移動部材に貫通孔を形成して、位置の検出を行う例について説明したが、本発明としてはそれに限定されるものではなく、貫通孔を形成すること無く第3の移動部材の上端または下端の位置にあって検出する態様を採用することが出来る。
外枠および該外枠に対して開閉自在に配設された開閉扉および遊技盤本体を備えた遊技機において、前記開閉扉またはおよび遊技盤本体の開放動作および閉鎖動作に付随して動く一方の移動部材と、前記開閉扉またはおよび遊技盤本体の開放動作に付随して動く他方の移動部材と、前記開閉扉またはおよび遊技盤本体の閉鎖動作に伴う一方の移動部材および他方の移動部材の相対移動を検知する位置検出センサーと、前記位置検出センサーにおいて前記開閉扉またはおよび遊技盤本体の開閉を検知した時に出力される復帰駆動指令に基づき、移動した前記一方の移動部材またはおよび他方の移動部材を定位置に復帰させる復帰駆動手段と、前記位置検出センサーの出力に基づき前記開閉扉またはおよび遊技盤本体の不正開閉を判定する判定回路を備えることにより、夜間における前記開閉扉またはおよび遊技盤本体の不正開閉を精確に検知するとともに、新たな前記開閉扉またはおよび遊技盤本体の不正開閉を検知できる状態に戻すという用途にも適用できる。
本発明の第1実施例のパチンコ遊技機において、遊技盤本体を開放した時の斜視図である。
本第1実施例のパチンコ遊技機において、遊技盤本体の開放前における移動部材の位置を示す部分拡大断面図である。
本第1実施例のパチンコ遊技機において、遊技盤本体の開放時における移動部材の位置を示す部分拡大断面図である。
本第1実施例のパチンコ遊技機において、遊技盤本体の開放後閉鎖された状態における移動部材の位置を示す部分拡大断面図である。
本第1実施例のパチンコ遊技機において、遊技盤本体の開閉後、復帰駆動手段により移動部材を図中右方位置に復帰させた状態を示す部分拡大断面図である。
本第1実施例のパチンコ遊技機において、鍵のロック機構、開閉扉の鍵のロック位置検出センサーにおける開錠状態および施錠状態を示す部分拡大背面図である。
本第1実施例のパチンコ遊技機において、開閉扉、扉開閉検知手段、包囲部材を示す部分拡大斜視図である。
本第1実施例のパチンコ遊技機において、開放および閉鎖の各状態の開閉扉、扉開閉検知手段を示す部分拡大平面図および部分拡大側面図である。
本第1実施例のパチンコ遊技機において、開閉扉の電子ロック機構、電子ロック機構のロック状態を検知する電子ロック検知手段を示す部分拡大斜視図である。
本第1実施例のパチンコ遊技機において、開閉扉の電子ロック機構、電子ロック機構のロック状態を検知する電子ロック検知手段におけるロック状態およびロック解除状態を示す部分拡大背面図である。
本第1実施例および変形例のパチンコ遊技機において、不正開放、不正閉鎖または不正開閉を検知し該不正開放、不正閉鎖または不正開閉の報知および遊技の開始阻止制御を行い、これら不正開放、不正閉鎖または不正開閉による異常状態を解除スイッチにより解除するときの制御ブロック図である。
本第1実施例および変形例のパチンコ遊技機において、不正開放、不正閉鎖または不正開閉を検知し該不正開放、不正閉鎖または不正開閉の報知および遊技の開始阻止制御を行い、これら不正開放、不正閉鎖または不正開閉による異常状態を解除スイッチにより解除するときのフローチャート図である。
本第1実施例の変形例のパチンコ遊技機において、不正開放、不正閉鎖または不正開閉を検知し該不正開放、不正閉鎖または不正開閉の報知および遊技の開始阻止制御を行い、これら不正開放、不正閉鎖または不正開閉による異常状態を電源切換検出手段により解除するときの制御ブロック図である。
本第1実施例の変形例のパチンコ遊技機において、不正開放、不正閉鎖または不正開閉を検知し該不正開放、不正閉鎖または不正開閉の報知および遊技の開始阻止制御を行い、これら不正閉鎖不正開放、不正閉鎖または不正開閉による異常状態を電源切換検出手段により解除するときの簡略回路図である。
本第1実施例の変形例のパチンコ遊技機において、不正開放、不正閉鎖または不正開閉を検知し該不正開放、不正閉鎖または不正開閉の報知および遊技の開始阻止制御を行い、これら不正開放、不正閉鎖または不正開閉による異常状態を電源切換検出手段により解除するときの出力信号のタイムチャート図である。
本第1実施例の変形例のパチンコ遊技機において、不正開放、不正閉鎖または不正開閉を検知し該不正開放、不正閉鎖または不正開閉の報知および遊技の開始阻止制御を行い、これら不正開放、不正閉鎖または不正開閉による異常状態を電源切換検出手段により解除するときのフローチャート図である。
本第1実施例の変形例のパチンコ遊技機において、不正開放、不正閉鎖または不正開閉を検知し該不正開放、不正閉鎖または不正開閉の報知および遊技の開始阻止制御を行い、これら不正開放、不正閉鎖または不正開閉による異常状態をタイマー回路を用いて解除する制御ブロック図である。
本第1実施例の変形例のパチンコ遊技機において、不正開放、不正閉鎖または不正開閉を検知し該不正開放、不正閉鎖または不正開閉の報知および遊技の開始阻止制御を行い、これら不正開放、不正閉鎖または不正開閉による異常状態をタイマー回路を用いて解除するフローチャート図である。
本発明の第2実施例のパチンコ遊技機において、開閉扉を開放した時の斜視図である。
本第2実施例のパチンコ遊技機において、開閉扉の開放前における移動部材の位置を示す部分拡大断面図である。
本第2実施例のパチンコ遊技機において、開閉扉の開放時における移動部材の位置を示す部分拡大断面図である。
本第2実施例のパチンコ遊技機において、開閉扉の開閉後における移動部材の位置を示す部分拡大断面図である。
本第2実施例のパチンコ遊技機において、開閉扉の開閉後、復帰駆動手段により第3の移動部材を復帰させる時の、移動部材の位置を示す部分拡大断面図である。
本第2実施例のパチンコ遊技機において、第1の移動部材の一方端の詳細を示す部分拡大上面図および部分拡大側面図である。
本第3実施例のパチンコ遊技機において、開閉扉の開放前における移動部材の位置を示す部分拡大上面図である。
本第3実施例のパチンコ遊技機において、開閉扉の開放時における移動部材の位置を示す部分拡大上面図である。
本第3実施例のパチンコ遊技機において、開閉扉の開閉後における移動部材の位置を示す部分拡大上面図である。
本第4実施例のパチンコ遊技機において、開閉扉の開放前における移動部材の位置を示す部分拡大断面図である。
本第4実施例のパチンコ遊技機において、開閉扉の開放時における移動部材の位置を示す部分拡大断面図である。
本第4実施例のパチンコ遊技機において、開閉扉の開閉後における移動部材の位置を示す部分拡大断面図である。
本第4実施例のパチンコ遊技機において、開閉扉の開閉後、復帰駆動手段により第2の移動部材を復帰させる時の、移動部材の位置を示す部分拡大断面図である。
本第5実施例のパチンコ遊技機において、開閉扉の開放前における移動部材の位置を示す部分拡大断面図である。
本第5実施例のパチンコ遊技機において、開閉扉の開放時における移動部材の位置を示す部分拡大断面図である。
本第5実施例のパチンコ遊技機において、開閉扉の開閉後における移動部材の位置を示す部分拡大断面図である。
本第5実施例のパチンコ遊技機において、開閉扉の開閉後、復帰駆動手段により第1の移動部材および第2の移動部材を復帰させる時の、移動部材の位置を示す部分拡大断面図である。
本第6実施例のパチンコ遊技機において、開閉扉の閉鎖時における移動部材およびスライダーの位置を示す部分拡大平面図である。
本第6実施例のパチンコ遊技機において、開閉扉の開放時における移動部材およびスライダーの位置を示す部分拡大平面図である。
本第6実施例のパチンコ遊技機において、開閉扉が開放された後再び閉鎖された時における移動部材およびスライダーの位置関係を示す部分拡大平面図である。
本第6実施例のパチンコ遊技機において、開閉扉が再び閉鎖された後、復帰駆動手段により移動部材を復帰させた状態を示す部分拡大平面図である。
本第6実施例のパチンコ遊技機において、図36ないし図39におけるs1−s1、s2−s2およびs3−s3線に沿って欠截した部位を示す部分拡大断面図である。
従来の第1の遊技機において、ソレノイドにより移動させて下扉の閉動作を阻止する前記移動部材を示す部分断面図である。
従来の第2の遊技機において、レールに移動可能に取り付けられ、扉が開放されると移動する扉開放センサを示す部分断面図である。
符号の説明
211 第1の移動部材
212 第2の移動部材
2202 第1の位置検出センサー
202 第2の位置検出センサー
203 復帰駆動手段
4 扉開閉検知手段
5 鍵のロック位置検出センサー
6 電子ロック機構
7 電子ロック機構のロック状態を検知する電子ロック検知手段
208 判定回路
9 開閉扉
200 遊技盤本体
101 枠体