本第1実施例のパチンコ遊技機は、図1に示されるように外枠101と、前記外枠101に対して揺動自在に付設された開閉扉9および遊技盤本体100と、前記開閉扉9またはおよび前記遊技盤100の開閉動作を支持するヒンジ部102と、鍵のロック機構50を備えたパチンコ遊技機において、図2(a)ないし図5に示されるように前記開閉扉9の鍵の開錠動作に連動して移動する移動部材401と、前記移動部材401の位置を検出するための位置検出センサー402と、移動された前記移動部材401の位置を定位置に復帰させる復帰駆動手段403と、前記開閉扉9の開閉を検知する前記扉開閉検知手段4と、前記開閉扉9に配設された鍵のロック機構50の開施錠を検知して、前記復帰駆動手段403の復帰駆動指令を出力するための開閉扉9の鍵のロック位置検出センサー5と、開閉扉9の電子ロック機構6と、電子ロック機構6のロック状態を検知する電子ロック検知手段7と、これらの検出センサーおよび検知手段からの入力情報に応じて営業時間中の正当な開閉扉9の鍵のロック機構50の施錠かまたは営業時間外の不正な開閉扉9の鍵のロック機構50の施錠かを判定する判定回路とを備えている。
鍵のロック機構50は、図6に示されるように前記開閉扉9の前記ヒンジ部102と逆側に配設された鍵操作部54と、前記開閉扉9に回転自在に支持され、前記鍵操作部54の回転動作に応じて一体的に回転する円柱上の回転軸55と、前記回転軸55に固着された矩形部材によって構成され前記鍵操作部54の操作による回転動作に連動して前記回転軸55を介して一体的に回転し前記枠体101と係合してロックする係合部材56とから成る。
移動機構は、図2(a)ないし図5に示されるように、前記鍵ロック機構50の前記回転軸55と一体的に配設されたロック部材56の後方(図中前方)に一体的に配設され先端に歯部412が形成された回転部材411と、前記枠体101に回転自在に支持された支持軸413に配設され前記回転部材411の前記歯部412と噛み合う歯部を備えた歯車414と、前記支持軸413に配設され前記支持軸413が反時計方向に回転したときのみ反時計方向に回転する前記移動部材401としての外歯車418を備えた一方向歯車415とから成る
前記一方向歯車415は、前記支持軸413と一体的に形成され鋸歯状の歯部を備えた内歯車416と、前記内歯車416の鋸歯状の歯部に係合する係合片417と、内周面に係合片417を介挿する凹部4181が形成された前記外歯車418とから成り、ロック部材56および回転部材411が図中時計方向に回転して鍵の施錠動作が行われる時は、前記歯車414および内歯車416が反時計方向に回転するため、前記係合片417が内歯車の鋸歯状の歯部に係合するので、前記係合片417を介して前記移動部材401としての前記一方向歯車415を構成する前記外歯車418が反時計方向に回転する。
前記ロック部材56および前記回転部材411が図中反時計方向に回転して鍵の開錠動作が行われる時は、内歯車416が時計方向に回転すると内歯車416の鋸歯状の歯部の突起部が接触する度に前記係合片417が前記凹部内で外方に移動して係合を回避するので、前記係合片417が内歯車416の鋸歯状の歯部に係合しないため、前記外歯車418が時計方向に回転することはなく、静止している。
前記開閉扉9の鍵の施錠が行われる時は、前記外歯車418が反時計方向に回転するが、鍵の開錠動作が行われる時は、前記外歯車418が静止しており、前記外歯車418が時計方向に回転することはないので、前記外歯車418の反時計方向の回転を検知することにより、前記開閉扉9の鍵の施錠動作が行われたことを検知することが出来るのである。
前記位置検出センサー402は、図2(a)ないし図5に示されるように前記枠体101の図中前方に配設され、前記枠体101に配設されたスペーサー部材420と、一端が前記スペーサー部材420の一端に固着されたバネ材より成る薄板矩形状の揺動部材421と、図2および図3に示されるように前記揺動部材421の他端に回転自在に配設されたローラ状部材422とから成り、前記鍵操作部54によって施錠動作される前において前記先端部を延長した当接部419との接触により前記ローラ状部材422が押圧され図中下方に退避しているので、前記ローラ状部材422を一端に支持する前記揺動部材421が他端を中心として図中時計方向に揺動されているので接点部材423が揺動されている前記揺動部材421に接触して図中下方へ押圧され、前記鍵のロック機構50が施錠がされていないことを検知するように構成されている。
前記復帰駆動手段403は図2(a)ないし図5に示されるように前記歯車414に当接して配設された駆動歯車431と復帰駆動電流により前記駆動歯車431を作動させるステッピングモーター432とから成る。
前記扉開閉検知手段4は、図7および図8に示されるように前記外枠101の前記ヒンジ部102が配設された枠体側面とは反対側の遊技盤側面に接合部材41および42により備えつけられ、開閉扉9が閉鎖された際に閉鎖状態を安定維持させるための磁石のような磁気を帯びた平行に配設された2個の部材43と、前記開閉扉9が閉鎖された際に前記開閉扉9に押圧され後方に退避するローラ状部材44と、一端451が固着され、他端に前記ローラ状部材44を回転自在に支持するためのピン部材452の両端を支持する支持部453を有し前記ローラ状部材44に連動して動くバネ材よりなる薄板状の揺動部材45と、前記開閉扉9が閉鎖状態となり前記揺動部材45が後方に押圧されると前記支持部453背面と当接する接点部材454とから成り、前記開閉扉9の閉鎖状態を検知する押圧検知センサー46とにより構成され、主に昼間の電源投入時において前記開閉扉9が開放された際に照明の点滅または音声等で報知することにより不正開閉を抑制するために用いられる。
前記開閉扉9の鍵のロック位置検出センサー5は、図6に示されるように前記枠体101の後方、前記開閉扉9のヒンジ部102と逆側(開放端側)に前記係合部材56と一定距離離して対向配設され、一端が固着されたバネ材より成る薄板矩形状の揺動部材52と、前記揺動部材52の他端に回転自在に配設されたローラ状部材51とから成り、図6(b)に示されるように前記鍵操作部54において施錠動作された際に前記係合部材56の先端部との接触によりローラ状部材51が押圧され右方に退避するので、前記ローラ状部材51を一端に支持する前記揺動部材52が他端を中心として図中反時計方向に揺動するので、前記開閉扉9の鍵が開いている状態においては図6(a)に示されるように図中右方に突出して、前記揺動部材52と非接触の接点部材53が揺動してきた前記揺動部材52に接触して図中左方へ押圧され、前記開閉扉9が施錠されたことを検知するように構成されている。
前記開閉扉9の電子ロック機構6は、図9および図10に示されるように前記枠体101の後方、前記開閉扉9の前記ヒンジ部102と逆側のコーナー部60に突設され、図中左右方向に移動自在に形成された円柱状の第1の往復部材61と、前記第1の往復部材61の駆動源となるソレノイド62を内蔵するケース部材63と、前記第1の往復部材61を手動で左右方向に操作するための手動操作部64と、前記第1の往復部材61と上下方向に延在形成された連結部65を介して連結された図中左右方向に往復自在に延在形成された第2の往復部材としての円柱状のロック棒68と、前記枠体101の後方に固定形成され前記円柱状のロック棒68の左右方向の動きを誘導する穴部69を有する前記枠体101に固定された固定部材70と、前記開閉扉9の後方に固定形成され図10(b)に示されるように前記円柱状のロック棒68が図中右方に誘導された際に該円柱状のロック棒68を収納可能な穴部71を有した前記開閉扉9に固定配設された第2の固定部材72とにより構成される。
前記電子ロック機構6のロック状態を検知する電子ロック検知手段7は、図9および図10に示されるように前記枠体101の後方、前記開閉扉9のヒンジ部102と逆側に前記開閉扉9の電子ロック機構6の下方に一定距離離して配設された一端が固着されたバネ材より成る薄板状矩形部材の揺動部材74と、前記揺動部材74の他端に回転自在に配設されたローラ状部材73とから成り、図10(b)に示されるように前記開閉扉9の電子ロック機構6において施錠動作された際に前記連結部材65の下端651が図中右方へ揺動することに伴い当該下端651に押圧されローラ状部材73が下方に退避するので前記ローラ状部材73に連動して揺動部材74が図中時計方向に揺動するため、上方に突出していた接点部材75と揺動した揺動部材74とが当接することによりロック状態を検知するように構成されている。
前記判定回路は、図1に示されるように前記外枠101の左側上下部の端部に配設されたヒンジ部102によって前記開閉扉9とともに揺動自在に支持された前記遊技盤本体100の裏面に配設された制御基板108上に配設されたマイクロコンピュータ80によって構成される。
前記マイクロコンピュータ80は、図11に示されるように前記制御基板108上に配設されたCPU81と、制御プログラム、不正開閉判定プログラム他の各種プログラムおよびデータが格納されているROM82およびRAM83と、I/0すなわち入出力インターフェース84とから成る。
前記入出力インターフェース84の入力インターフェース841には、前記位置検出センサー2の押圧検知センサー22と、前記扉開閉検知手段4の押圧検知センサー46と、前記開閉扉9の鍵のロック位置検出センサー5と、電子ロック検知手段7その他のセンサーおよび前記解除スイッチ110その他の各種スイッチがそれぞれ接続されている。
前記入出力インターフェース84の出力インターフェース842には、図柄表示装置、スピーカ、装飾ランプ、役物装置、遊技球発射ソレノイド、前記復帰駆動手段3と前記電子ロック機構6および報知手段90その他のものが接続されている。
上記構成より成る本第1実施例における前記開閉扉9の鍵の不正施錠検知の流れを以下で説明する。
最初に本第1実施例のパチンコ遊技機において、電源が供給されている営業時間中には図6(a)に示されるように前記開閉扉9の鍵が開錠されると、図2(b)および図3に示されるように前記移動部材401は移動しない、すなわち前記一方向歯車415の前記外歯車418が回転しないため、前記位置検出センサー402はON検知された状態を維持し前記鍵のロック位置検出センサー5によってOFF検知される。
すなわち、前記鍵のロック機構50において開錠動作されると図2(b)に示されるように前記歯部412および回転部材411が前記回転軸55を中心として図中反時計方向に回転することにより、前記歯車414と前記歯部412が噛み合い、回転動作が伝動し前記歯車414は図中時計方向に回転し、該歯車414と前記支持軸413を介し連結された前記内歯車416が図中時計方向に一体となって回転する。
ここで上述したように前記内歯車416の図中時計方向の回転動作は前記係合片417が前記内歯車416の鋸歯状の歯部に係合しないので、前記外歯車418は時計方向に回転することなく静止状態を維持するため、該外歯車418の前記先端部を延長した当接部419は現状を維持するので、前記先端部を延長した当接部419により図中下方に押圧されていた前記ローラ状部材422を一端支持する前記揺動部材421が他端を中心として図中時計方向に揺動した状態を維持することによって、前記接点部材423と前記揺動部材421が接触状態を維持することにより前記位置検出センサー402がON検知された状態を維持する。
ここで、前記開閉扉9の鍵のロック位置検出センサー5のOFF検知信号に基づき前記開閉扉9の電子ロック機構6において電子ロックが解除されるとともに前記電子ロック機構6のロック状態を検知する電子ロック検知手段7がOFF検知される。
すなわち前記ソレノイド62の磁気駆動力により前記往復部材61が図中左方に移動するので、該往復部材61と連結された第2の往復部材としての円柱状のロック棒68が図中左方に移動することにより、前記開閉扉9に配設された第2の固定部材72の前記穴部71と非接触状態となり前記開閉扉9が開閉自在な状態となる。また、前記往復部材61が図中左方に移動するので、該往復部材61と連結した前記連結部材65が図中左方に移動するため、前記連結部材65の下端651が図中左方に退避することにより、前記電子ロック機構6のロック状態を検知する電子ロック検知手段7の前記ローラ状部材73が図中下方への前記下端651による押圧から解放され図中上方へと退避し、前記ローラ状部材73と連動して前記揺動部材74が反時計方向に揺動することによって、前記揺動部材74と前記接点部材75が非接触状態(ロック解除状態)となることによりOFF検知される。
次に図8(a)および図8(c)に示されるように前記開閉扉9が開放されると前記扉開閉検知手段4によってOFF検知される。
続いて前記開閉扉9が閉鎖されると図8(b)および図8(d)に示されるように前記扉開閉検知手段4によってON検知され、図6(b)に示されるように前記開閉扉9の鍵が施錠されると前記開閉扉9の鍵のロック位置検出センサー5によってON検知されるとともに前記位置検出センサー402は図5に示されるようにOFF検知される
すなわち、前記鍵のロック機構50において施錠動作されると前記歯部412および回転部材411が前記回転軸55を中心として時計方向に回転することにより、図4に示されるように前記歯車414と前記歯部412が噛み合い、回転動作が伝動し前記歯車414は図中反時計方向に回転し、該歯車414と前記支持軸413と一体的に形成された前記内歯車416が図中反時計方向に回転する。
ここで上述したように前記内歯車416の図中反時計方向の回転動作は前記係合片417と前記内歯車416の鋸歯状の歯部が係合することにより前記外歯車418に伝動されるので、該外歯車418は前記鍵のロック機構50による施錠動作にともない図中反時計方向に回転し、結果として前記先端部を延長した当接部419が図中反時計方向に移動することにより前記当接部419により図中下方に押圧されていた前記ローラ状部材422が図中上方に退避し、前記ローラ状部材422を一端支持する前記揺動部材421が他端を中心として図中反時計方向に揺動するので、前記接点部材423が前記揺動部材421と非接触状態となり前記位置検出センサー402がOFF検知される。
ここで、前記開閉扉9の鍵のロック位置検出センサー5のON検知信号に基づき図10(b)に示されるように前記開閉扉9の電子ロック機構6において施錠状態となり前記電子ロック機構6のロック状態を検知する電子ロック検知手段7がON検知される。
すなわち前記ソレノイド62の磁気駆動力により前記往復部材61が図中右方に移動するので、該往復部材61と連結された第2の往復部材としての円柱状のロック棒68が図中右方に移動することにより、前記開閉扉9に配設された第2の固定部材72の前記穴部71に前記円柱状のロック棒68が収容され、前記開閉扉9が開放不可能な状態となる。また、前記往復部材61が図中右方に移動するので、該往復部材61と連結した前記連結部材65が図中右方に移動するので前記連結部材65の下端651が図中右方に移動することにより、前記電子ロック機構6のロック状態を検知する電子ロック検知手段7の前記ローラ状部材73を図中下方へ押圧し、前記ローラ状部材73と連動して前記揺動部材74が時計方向に揺動することにより、前記揺動部材74と前記接点部材75が接触状態となることによりON検知される。
ここで前記判定回路によって一連の前記鍵のロック機構50における開施錠および前記開閉扉9における開閉が営業時間中の正当なものと判断された場合には、前記開閉扉9の鍵のロック位置検出センサー5のON検知信号を契機として復帰駆動手段403が作動し、図2(a)に示されるように前記移動部材401が定位置に戻り前記位置検出センサー402によってON検知される。
すなわち復帰駆動電流により前記ステッピングモーター432が作動し、前記駆動歯車431を図中時計方向に半回転する駆動力を与えることにより、前記駆動歯車431と当接した前記歯車414が図中反時計方向に半回転するので、該歯車414と前記支持軸413を介し連結され一体となって動く前記内歯車416が図中反時計方向に半回転する。
ここで上述したように前記内歯車416の図中反時計方向の回転動作は前記係合片417と前記内歯車416の鋸歯状の歯部が係合することにより前記外歯車418へ伝動されるので、該外歯車418は復帰駆動手段403の作動にともない図中反時計方向に半回転し前記移動部材401が定位置に復帰されるので前記位置検出センサー402においてON検知される
次に本第1実施例のパチンコ遊技機は、営業時間外においては、電源無供給であり、前記開閉扉9の鍵が開錠されても、電源が供給されていないため前記開閉扉9の鍵のロック位置検出センサー5が、図6(a)に示されるようなOFF状態となるがOFF検知はされず、当然前記開閉扉9の電子ロック機構6において電子ロックが解除されるための信号も出力されない。
すなわち鍵が開錠されると前記開閉扉9の鍵のロック位置検出センサー5において、前記係合部材56が反時計方向に回転するので、該係合部材56の先端部との接触により押圧されていた前記ローラ状部材51が図中右方に突出するため、前記接点部材53に当接していた前記揺動部材52が図中時計方向に揺動して、前記接点部材53との接触状態が解除され、OFF状態となるが電源が供給されていないため当然前記開閉扉9の電子ロック機構6において電子ロックが解除されるための信号が出力されないので、前記電子ロック機構6は図10(b)に示されるように前記往復部材61が図中右方の位置に維持されるので、該往復部材61と連結された第2の往復部材としての円柱状のロック棒68が図中右方の位置に維持されることにより、前記開閉扉9に配設された第2の固定部材72の前記穴部71に前記円柱状のロック棒68が収容された状態を維持するため、前記開閉扉9が開放不可能な状態を維持する。
本第1実施例のパチンコ遊技機においては、営業時間が終了し、正当な手順でパチンコ遊技機への電源が切断された場合には、営業時間外において前記開閉扉9は開放不可能となるように構成されており、不正施錠を検知する機能に加え不正開放を防止する機能を有している。
以下、不正に電子ロックを解除された場合等により前記開閉扉9の鍵50が不正施錠される場合を説明する。上記した不正開放がされる場合には、前記開閉扉9の電子ロック機構6は図10(a)に示されるように不正解除されており前記電子ロック機構6のロック状態を検知する電子ロック検知手段7はOFF状態にある。
次に前記開閉扉9の鍵が開錠され、次に図8(a)に示されるように前記開閉扉9が開放されると、図2(b)および図3に示されるように前記移動部材401は移動しないため、前記鍵のロック位置検出センサー5はON状態を維持するとともに前記位置検出センサー402によってOFF状態となり、前記扉開閉検知手段4によってOFF状態となる。
すなわち、前記鍵のロック機構50において開錠動作されると図2(b)に示されるように前記歯部412および回転部材411が前記回転軸55を中心として反時計方向に回転することにより、前記歯車414と前記歯部412が噛み合い、回転動作が伝動し前記歯車414は図中時計方向に回転し、該歯車414と前記支持軸413を介し連結された前記内歯車416が図中時計方向に一体的に回転する。
ここで上述したように前記内歯車416の図中時計方向の回転動作は前記係合片417が前記内歯車416の鋸歯状の歯部に係合しないので前記外歯車418への伝動を回避するので、該外歯車418の前記先端部を延長した当接部419は現状を維持するので、前記先端部を延長した当接部419により図中下方に押圧されていた前記ローラ状部材422を一端支持する前記揺動部材421が他端を中心として図中時計方向に揺動した状態を維持するので、前記接点部材423と前記揺動部材421が接触状態を維持することにより前記位置検出センサー402がON状態を維持する。
続いて前記開閉扉9が閉鎖されると図8(b)および図8(d)に示されるように前記扉開閉検知手段4がON状態となり、図6(b)に示されるように前記開閉扉9の鍵が施錠されると前記開閉扉9の鍵のロック位置検出センサー5がON状態となるが前記位置検出センサー402は図5に示されるようにOFF状態となる。
すなわち、前記鍵のロック機構50において施錠動作されると前記歯部412および回転部材411が前記回転軸55を中心として時計方向に回転することにより、第30図に示されるように前記歯車414と前記歯部412が係合し、回転動作が連絡され前記歯車414は図中反時計方向に回転し、該歯車414と前記支持軸413を介し連結された前記内歯車416が図中反時計方向に回転する。
ここで上述したように前記内歯車416の図中反時計方向の回転動作は前記係合片417と前記内歯車416の鋸歯状の歯部が係合することにより前記外歯車418に伝動されるので、該外歯車418は前記鍵のロック機構50の施錠動作にともない図中反時計方向に回転し、結果として前記先端部を延長した当接部419が図中反時計方向に移動するので前記当接部419により図中下方に押圧されていた前記ローラ状部材422が図中上方に退避し、前記ローラ状部材422を一端支持する前記揺動部材421が他端を中心として図中反時計方向に揺動するので、前記接点部材423が前記揺動部材421と非接触状態となり前記位置検出センサー402がOFF状態となる。
上記構成より成る本第1実施例のパチンコ遊技機は、夜間に不正施錠が行われた場合に、翌朝電源が投入されると正当な手順でパチンコ遊技機への電源が切断され、不正施錠されることなく再度電源が投入された場合はON検知される前記位置検出センサー402がOFF検知されるためこれらの出力に基づき前記判定回路において営業時間外における不正施錠の可能性を判定し、パチンコ遊技機に備えられた報知手段90によって報知するための信号を出力する。
なお、報知手段90は、判定回路からの指令により、夜間に不正施錠が行われた場合の不正施錠報知状態と、夜間に不正施錠が行われなかった場合の正常報知状態を備えている。
また、本第1実施例においては、前記鍵のロック位置検出センサー5が、前記鍵のロック機構50の施錠を検知して出力が出されているときは、前記復帰駆動手段403である前記ステッピングモーター432が駆動動作することにより不正施錠により移動した前記移動部材401を元に戻すものである。
さらに前記開閉扉9の鍵が不正施錠されるとともに、前記電子ロック機構6が不正開錠されて前記電子ロック状態を検知する電子ロック検知手段7が図10(a)に示されるようなOFF状態となり前記位置検出センサー402が図5に示されるようなOFF状態となった後に、何者かが前記電子ロック機構6のロック状態を検知する電子ロック検知手段7を図10(b)に示されるようなON状態に戻した場合にも、本第1実施例のパチンコ遊技機では電源投入時に前記位置検出センサー402がOFF検知されれば前記判定回路において不正施錠の可能性ありと判定するように設定してあるため前記電子ロック機構6を操作できる者による不正施錠に対しても検出可能なように構成されている。
また、本第1実施例においては、不正施錠による異常状態を判定した際には前記報知手段90等により報知することに加え一定条件が満たされるまでの間は遊技の開始を阻止する制御を加える変形例を採用することもできる。
本第1実施例における上述の遊技の開始阻止制御について、図11のブロック図を用いて説明すると、位置検出センサー402または電子ロック機構6のロック状態を検知する電子ロック検知手段7の出力に応じて前記判定回路において不正施錠が検知されるとメイン基板CPU において異常判定制御が行なわれ、該異常判定制御からの出力信号により図柄表示装置、スピーカ、装飾ランプ、役物装置またはおよび報知手段90等によって報知されるとともに、発射ソレノイドをOFFとする信号を出力する。
次に異常報知および遊技の開始阻止制御の解除方法について以下で説明する。 本第1実施例の変形例の遊技機は、前記異常報知および遊技の開始阻止制御の解除方法として解除スイッチ110を備えており、前記解除スイッチ110は、図7に示されるように前記枠体101の後方方向に押圧可能なスイッチ操作部111と、前記枠体101の内部に備えられ前記スイッチ操作部111が前記枠体101の後方方向に押圧されたことを検知する押圧検知センサー112とから構成される。また前記解除スイッチ110を施錠管理可能とする鍵穴部113を有する包囲部材114を備えた構成となっている。
不正施錠により異常報知および遊技の開始阻止制御が作動されると、該報知により特定遊技台の不正施錠をホール従業員が確認した後、前記解除スイッチ110の前記スイッチ操作部111を押圧することにより、前記押圧検知センサー112の検知出力がメイン基板CPUに送信されることにより前記異常報知および前記遊技の開始阻止制御が解除されるとともに、前記開閉扉9の電子ロック機構6において施錠制御される。
以下において、電源切断時に不正施錠され、電源投入時に不正施錠による異常を検知し該異常検知による異常報知および遊技の開始阻止制御を前記解除スイッチ110を用いて解除するまでの流れを、前記制御基板108に配設された前記ROM82に予め格納されているプログラムに基づく図12に示されるフローチャートを用いて説明する。
本第1実施例の遊技機は、電源が切断された閉店後、前記開閉扉9の鍵が不正に施錠されると、前記移動部材401が移動するので。前記位置検出センサー402がON状態となる。
次にステップ2001において、翌朝になり開店前に、遊技機の電源が投入される。次にステップ2002において、前記移動部材401が定位置にあるかどうかを、前記位置検出センサー402によって検出し、定位置にある場合はステップ2003において、前記開閉扉9の電子ロック機構6が施錠状態か開錠状態かを前記電子ロック機構6のロック状態を検知する電子ロック検知手段7において検出する。
ステップ2002において、前記移動部材401が定位置にあると判定されると、ステップ2003において、前記開閉扉9の電子ロック機構6が施錠状態であることが検出される場合は、ステップ2004において、前記判定回路が正常と判定し、ステップ2005において、遊技開始可能状態となる。
ステップ2002において、前記移動部材401が定位置にないことすなわち移動位置にあることが検出されるもしくは、ステップ2003において、前記開閉扉9の電子ロック機構6が開錠状態であることが検出された場合には、ステップ2006において、前記判定回路が異常と判定し、ステップ2007において、異常報知が開始されるとともに、ステップ2008において、遊技球の発射を阻止する制御が開始される。
次にステップ2009において、従業員により遊技盤に配設された釘の不正操作および制御基板への不正改造への処置がなされた後、前記開閉扉9の鍵のロック位置検出センサー5において施錠が検知されると、ステップ2010において、前記判定回路としての前記マイクロコンピュータ80からの指令により、前記復帰駆動手段403が駆動動作することにより前記移動部材401を定位置に復帰させる(前記移動部材401が定位置にある場合は現状が維持される)。
次にステップ2011において、前記解除スイッチ110が操作されると、ステップ2012において、開錠状態にある前記開閉扉9の電子ロック機構6が前記ソレノイド62の磁気駆動力により施錠される(前記開閉扉9の電子ロック機構6が施錠状態にある場合は現状が維持される)。
続いてステップ2013において、異常報知が解除されるとともに、ステップ2014において、遊技球の発射を阻止する制御が解除されることにより、ステップ2005において、遊技開始可能状態となる。
本第1実施例の遊技機においては、異常報知および遊技の開始阻止制御の解除方法の一例として前記解除スイッチ110を用いたが、以下に説明する電源切換検出手段を用いたもの、またはタイマー回路を用いたものでもよく、さらには前記解除スイッチ110または前記電源切換検出手段または前記タイマー回路を組み合わせた変形例を採用することも可能である。
最初に、異常報知および遊技の開始阻止制御の解除方法として電源切換検出手段を用いたものは図13ブロック図に示されるように電源切換スイッチからの出力をメイン基板CPU の電源切換判定制御により該電源切換が所定の条件を満たしているかを判定し、該電源切換が所定の条件を満たしている場合には異常報知および遊技の開始阻止制御を解除するものである。
本第1実施例の遊技機においては、異常報知および異常報知後における遊技の開始阻止制御のその他の解除方法として、電源が切断される時刻から次に電源が投入される時刻が10秒以内であった場合に、異常報知および遊技の開始阻止制御を解除する例として、図14および図15を用いて説明する。
前記電源切換判定制御は、図14の制御ブロックに示されるように電源切換スイッチからの出力を微分回路を介すことにより、電源投入信号パルスと電源切断信号パルスを抽出する。次に、タイマー回路により前記電源切断信号パルスの立ち上がりから10秒間で立ち下がる矩形波パルスを出力し、前記電源の再投入信号パルスと前記10秒間の矩形波パルスとをAND 回路に入力することにより、アンド論理が成立する場合には、異常報知後の遊技の開始阻止制御を解除するものである。
図15に示されるタイムチャートに沿って説明すると、上述の報知により特定遊技台の不正施錠をホール従業員が確認して、必要な処置を行った後、時刻t1において遊技機に投入されていた電源が切断され時刻t2において電源を再投入する。ここで時刻t1では電源切断信号パルスとともに、時刻t1における電源の切断により立ち上がる10秒間のパルスが出力され、時刻t2において電源再投入信号パルスが出力されると、該電源の切断時刻t1から10秒以内の時刻t2に再び電源を投入することにより時刻t2において前記電源投入信号パルスと前記10秒間のパルスが同時に出力され、アンド論理が成立することとなり、不正施錠による異常報知および遊技の開始阻止制御を解除する条件となるAND出力が抽出される。
以下においては、電源切断時に不正施錠され、電源投入時に不正施錠による異常を検知し該異常検知による異常報知および遊技の開始阻止制御を電源切換検出手段を用いて解除するまでの流れを図16に示されるフローチャートを用いて説明する。なお、前記電源切換検出手段の出力により前記復帰駆動手段403が作動することにより前記移動部材401が定位置に戻る例として示す。
最初に、ステップ3001において、翌朝開店前に遊技機の電源が投入され、ステップ3002において、前記移動部材401が定位置にあるかないかを前記位置検出センサー402によって検出し、定位置にある場合はステップ3003において、前記開閉扉9の電子ロック機構6が施錠状態か開錠状態かを前記電子ロック機構6のロック状態を検知する電子ロック検知手段7において検出する。
ステップ3002において、前記移動部材401が定位置にあることが検出され、かつステップ3003において、前記開閉扉9の電子ロック6が施錠状態であることが検出される場合は、ステップ3004において、前記判定回路が正常判定し、ステップ3005において、遊技開始可能状態となる。
ステップ3002において、前記移動部材401が定位置にないすなわち移動位置にあることが検出されるもしくは、ステップ3003において、前記開閉扉9の電子ロック6が開錠状態であることが検出された場合には、ステップ3006において、前記判定回路が異常判定し、ステップ3007において異常報知が開始されるとともに、ステップ3008において、遊技球の発射を阻止する制御が開始される。
次にステップ3009において、電源が切断され、ステップ3010において、電源が再び投入されると、ステップ3011において、該ステップ3010における電源再投入がステップ3009の電源切断から10秒以内に行なわれたものかどうかを判定し、ステップ3009の電源切断からステップ3010の電源再投入が10秒以内に行なわれた場合はステップ3012へと続き、ステップ3009の電源切断からステップ3010の電源再投入が10秒以内に行なわれていない場合はステップ3007へと戻る。
ステップ3011において、異常報知および遊技の開始阻止制御を解除するための電源切換の所定条件が満たされると、ステップ3012において、異常報知が解除されるとともに、ステップ3013において遊技球の発射を阻止する制御が解除されることにより、ステップ3005において遊技開始可能状態となる。
続いてステップ3010の電源投入時より5秒間が経過した後、ステップ3014において移動した前記移動部材401が前記復帰駆動手段403により定位置に復帰される(前記移動部材401が定位置にある場合は現状が維持される)とともに、ステップ3015において開錠状態にある前記開閉扉9の電子ロック機構6が前記ソレノイド62の駆動力により施錠される(前記開閉扉9の電子ロック機構6が施錠状態にある場合は現状が維持される)。なお、従業員は電源投入時刻より5秒以内に前記開閉扉9を閉鎖させるとともに前記開閉扉9の鍵を施錠する。
次に、異常報知および遊技の開始阻止制御の解除方法として前記タイマー回路を用いたものを図17のブロック図を用いて説明すると、前記位置検出センサー402または前記電子ロック機構6のロック状態を検知する電子ロック検知手段7の出力に応じて前記判定回路において不正施錠が検知されると、メイン基板CPU において異常判定制御が行なわれ、該異常判定制御からの出力信号により図柄表示装置、スピーカ、装飾ランプ、役物装置またはおよび報知手段90等によって報知されるとともに、発射ソレノイドをOFFとする信号を出力し、該出力に応じメイン基板CPU に備えられたタイマー回路によって10分間を測定し、上述のように異常報知および遊技の開始阻止制御が作動した後10分後に前記異常報知および遊技の開始阻止制御を解除する信号が出力されるよう構成されている。
不正施錠により異常報知および遊技の開始阻止制御が作動されると、10分が経過するまでに特定遊技台への不正施錠をホール従業員が確認するとともに、10分経過時には上述の不正施錠による異常状態を解除するための信号が人為的操作を必要とすることなく出力される。
以下においては、電源切断時に不正施錠され、電源投入時に不正施錠による異常を検知し該異常検知による異常報知後の遊技の開始阻止制御をプログラムにより等価的に前記タイマー回路を実現して判断した上で、解除するまでの流れを図18に示されるフローチャートを用いて説明する。なお、前記タイマー回路の出力により前記復帰駆動手段403が作動することにより前記移動部材401が定位置に戻る例として示す。
最初にステップ4001において、翌朝開店前に遊技機の電源が投入されると、ステップ4002において、前記移動部材401が定位置にあるかないかを前記位置検出センサー402において検出し、定位置にある場合はステップ4003において、前記開閉扉9の電子ロック機構6が施錠状態か開錠状態かを前記電子ロック機構6のロック状態を検知する電子ロック検知手段7において検出する。
ステップ4002において、前記移動部材401が定位置にあることが検出され、かつステップ4003において、前記開閉扉9の電子ロック機構6が施錠状態であることが検出される場合は、ステップ4004において、前記判定回路が正常判定し、ステップ4005において、遊技開始可能状態となる。
ここでステップ4002において、前記移動部材401が定位置にないすなわち移動位置にあることが検出される、もしくはステップ4003において、前記開閉扉9の電子ロック機構6が開錠状態であることが検出された場合には、ステップ4006において、前記判定回路が異常判定し、ステップ4007において異常報知が開始されるとともに、ステップ4008において、遊技球の発射を阻止する制御が開始される。
ステップ4009において、ステップ4006の前記判定回路においての異常判定時刻から10分経過したかを判断し、10分未経過の場合はステップ4007に戻り、10分経過が判断されると、ステップ4010において、移動した前記移動部材401が前記復帰駆動手段403により定位置に復帰される(前記移動部材401が定位置にある場合は現状が維持される)とともに、ステップ4011において、開錠状態にある前記開閉扉9の電子ロック機構6が前記ソレノイド62の磁気駆動力により施錠される(前記開閉扉9の電子ロック機構6が施錠状態にある場合は現状が維持される)。なお、従業員は異常判定時刻から10分以内に前記開閉扉9を閉鎖させるとともに前記開閉扉9の鍵を施錠する。
続いてステップ4012において、異常報知が解除されるとともに、ステップ4013において、遊技球の発射を阻止する制御が解除されることにより、ステップ4005において、遊技開始可能状態となる。
上記作用を奏する第1実施例の遊技機は、夜間における前記開閉扉9の鍵の施錠動作に連動して動く前記移動部材401の位置を、翌朝電源投入がされた後、前記位置検出センサー402によって、定位置にあるのか、移動した位置にあるのかを検出して、前記位置検出センサー402の出力に基づき判定回路により前記開閉扉9の鍵の施錠判定をすることにより、夜間における前記開閉扉9の鍵の不正施錠を精確に検知するという効果を奏する。
また、本第1実施例のパチンコ遊技機は、前記開閉扉9の前記鍵のロック機構50の施錠を検知して不正施錠を前記判定回路により判定するので、前記開閉扉9の開閉を伴わずに前記開閉扉9の鍵のロック機構50の施錠により行われる不正行為に対しても検知することが出来るという効果を奏する。
また本第1実施例の遊技機は、翌朝および昼間の電源投入時において前記鍵のロック位置検出センサー5が、前記鍵のロック機構50のロック状態を検知して出力が出されているときは、前記判定回路が、前記位置検出センサー402の出力とともに参照して、夜間前記開閉扉9の鍵の不正施錠が行われたことを判定するとともに前記移動部材401が移動していると判定された場合には、前記復帰駆動手段403に復帰駆動指令が出力されるので、翌朝の電源投入時において前記移動部材401を確実に定位置に復帰させて新たな不正施錠を検知できるようにするとともに、昼間の営業時間中の従業員が行う遊技機の前記鍵のロック機構50の開施錠動作を伴う点検業務を円滑なものとするという効果を奏する。
なお、本第1実施例の遊技機は、仮に位置検出センサー402が壊れて、前記移動部材401の移動を検知出来ない場合でも、前記開閉扉9の鍵のロック位置検出センサー5が前記鍵のロック機構50の開錠を検知している場合には、前記判定回路によって不正開錠があったと判定することが出来る。
また本第1実施例の遊技機は、前記解除スイッチ110、電源切断検出手段およびまたはタイマー回路を用いて上述の所定の条件を満たした時は、上述のロック位置検出センサー5が壊れて、前記鍵のロック機構50の施錠を検知する出力が出されていない場合には、前記復帰駆動手段403の復帰駆動作指令を出力して、前記移動部材401を定位置に復帰させることができるため、夜間における前記開閉扉9の鍵の不正施錠を精確に検知するとともに、翌朝電源投入後に遊技盤に配設された釘への不正操作および制御基板の不正改造に対する処置を可能にして、新たな不正施錠が検知出来るように前記移動部材401を定位置に復帰させるという効果を奏する。
さらに本第1実施例の遊技機は、前記報知手段90が、前記判定回路において前記移動部材401が定位置にあることを判定した時、前記移動部材401が定位置にあることを報知するので、夜間における前記開閉扉9の鍵の不正施錠が無かったことを確実に報知して、遊技盤に配設された釘への不正操作および制御基板の不正改造の有無のチェックを不要にするという効果を奏する。
また、本第1実施例の遊技機は、異常判定制御からの出力信号に基づき、図柄表示装置、スピーカ、装飾ランプまたは役物装置等のいずれかまたは報知手段90を用いて報知することが出来るので、確実に報知して、遊技盤に配設された釘への不正操作および制御基板の不正改造に対する処置を可能にするという効果を奏する。
また本第1実施例の遊技機は、異常判定制御からの出力信号に基づき、上述のように報知するとともに、発射ソレノイドをOFFとする信号を出力して、遊技球の発射阻止を可能にするという効果を奏する。
さらに本第1実施例の遊技機においては、前記解除スイッチ110からの信号に基づき、上述の異常報知および遊技の開始阻止制御を簡単且つ確実に解除することが出来るという効果を奏する。
また本第1実施例の遊技機においては、前記解除スイッチ110を用いることなく上述の電源切換検出手段を用いることにより、上述の異常報知および遊技の開始阻止制御を簡単且つ確実に解除することが出来るという効果を奏する。
また本第1実施例の遊技機においては、上述の制御基板の不正改造に対する処置を行なうのに必要な時間を考慮した例えば10分に設定された等価的なタイマー回路を用いることにより、ホール従業員の前記解除スイッチ110その外の何らの操作を必要とすることなく、上述の異常報知および遊技の開始阻止制御を簡単且つ確実に解除することが出来るという効果を奏する。
本第2実施例のパチンコ遊技機は、図19ないし図22に示されるように外枠101の後方に配設され、内部に鍵のロック機構50の施錠動作に連動して移動する移動機構が介挿される空間を有する中空状の固定部材250を備えており、以下において、上述の第1実施例との相違点を中心に説明する。
鍵のロック機構は、図6に示されるように鍵操作部54の回転操作に応じて一体的に回転する回転軸55に配設された係合部材56の回転係合により、鍵をロックするものである。
前記移動機構は、前記鍵のロック機構50の開錠動作に応じて移動する第1の移動部材211と、前記鍵のロック機構50の施錠動作に応じて移動する第2の移動部材212とから成る。
本第2実施例のパチンコ遊技機は、図19ないし図22に示されるように前記第2の移動部材212の位置を検出するための位置検出センサーと、前記鍵のロック機構50の開錠動作に応じて移動した前記第1の移動部材211の位置を復帰させる復帰駆動手段203と、前記開閉扉9の開閉を検知する扉開閉検知手段4と、前記開閉扉9に配設された鍵のロック機構50の開施錠を検知して、前記復帰駆動手段203に駆動指令を出力するための開閉扉9の鍵のロック位置検出センサー5と、これらの検出センサーおよび検知手段からの入力情報に応じて営業時間中の正当な開閉扉9の鍵のロック機構50の開施錠かまたは営業時間外の不正な開閉扉9の鍵のロック機構50の開施錠かを判定する判定開路208とを備えており、上述の第1実施例と同様の構成より成る部分においては同一の符号を用いて、説明を省略する。
前記移動機構は、図19ないし図22に示されるように、前記開閉扉9および遊技盤本体200を揺動自在に支持する前記ヒンジ部102と逆側の、前記外枠101の後方に配設された前記中空状の固定部材250の円筒状凹部に前記鍵のロック機構50の係合部材56に対向して介挿されている。
前記第1の移動部材211は、位置検出センサー用の貫通孔2112および第2の移動部材212を係止するための内方に突出したフランジ部2113が形成された径の大きな中空筒状の大径部2111と、右端2114を付勢手段としてのコイルスプリング2115が図中左方に付勢する径の小さな中実筒状の小径部2116とから成る略Y字状の部材より成る。
前記第2の移動部材212は、前記遊技盤本体200の円筒状凹部内に介挿される有底中空円筒状の先端部2121と、前記フランジ部2113と係合する係止部2122と、前記先端部2121と係止部2122とを連結するとともに、位置検出センサー用の孔2125が形成された連結部2123と、前記先端部2121の内底面と前記第1の移動部材211のフランジ部2113との間に介挿され、前記先端部2121を図中左方に突出させる付勢手段としてのコイルスプリング2124とから成る略T字状の部材より成る。
係止部材213が、前記遊技盤本体200の円筒状凹部に半径方向に穿設された穴部に、半径方向内方に付勢する付勢手段としてのコイルスプリング2131とともに介挿され、前記第1の移動部材211が、前記遊技盤本体200が開放され前記遊技盤本体200の円筒状凹部内において図中左端位置まで前記大径部2111が移動した時、突出して前記大径部2111のコーナー部に係合して係止されるように構成されている。
前記第2の移動部材212は、その前記コイルスプリング2124のバネ定数が、前記鍵のロック機構50が開錠された後再び施錠された時前記先端部2121を介して前記コイルスプリング2124は圧縮されるが、前記コイルスプリング2131の付勢力により前記大径部2111のコーナー部に係合して係止している前記係止部材213の係止関係を解除しないように設定されており、前記鍵のロック機構50の施錠に伴い前記第1の移動部材211を移動させることなく、前記第2の移動部材212のみを独立して移動させて後退するように構成されている。
前記位置検出センサーは、図19ないし図22に示されるように前記係合部材56の対向方向において前記係合部材56と一定距離離して配設されたフォトセンサー発光部221、前記フォトセンサー発光部221より導かれた光を感知するフォトセンサー受光部222とにより構成されている。
また、前記位置検出センサーは、図19ないし図22に示されるように前記鍵のロック機構50の係合部材56に当接するd1の位置に対して前記係合部材56の対向方向におけるd2の位置に配設され、図20に示されるように前記鍵のロック機構50の開錠動作に伴い前記第1の移動部材211の前記貫通孔2112が左右方向におけるd2の位置に移動し、図21に示されるように前記鍵のロック機構50の施錠動作に伴い前記第2の移動部材212の前記連結部2123の貫通孔2125が左右方向におけるd2の位置に移動することにより前記貫通孔2112および貫通孔2125を介して前記フォトセンサー発光部221より導かれた光を前記フォトセンサー受光部222が感知することにより、前記鍵のロック機構50の施錠が検知される。
前記復帰駆動手段203は、図19ないし図22に示されるように前記鍵のロック機構50の対向方向において前記第1の移動部材211に対して一定距離離して配設され、前記第1の移動部材211および前記第2の移動部材212の駆動源となる閉店前に電源が投入された後、営業時間外の不正な鍵のロック機構50の開施錠および制御基板の不正改造が行われたと判定回路により判定されると駆動されるソレノイド231により構成されている。
前記扉開閉検知手段4は、前記枠体101側面に配設され、前記開閉扉9の閉鎖状態を検知可能なように構成され、基本構成が上述の第1実施例における前記扉開閉検知手段4と同一であるため説明を省略する。
前記開閉扉9の鍵のロック位置検出センサー5は、基本構成が上述の第1実施例における前記開閉扉9の鍵のロック位置検出センサー5と同様の構成より成るものであるため、説明を省略する。
上記構成より成る本第2実施例の遊技機における前記鍵のロック機構50の不正施錠検知の大略の流れを以下で説明する。
最初に本第2実施例のパチンコ遊技機において電源が供給された営業時間中には図6(a)に示されるように前記鍵のロック機構50が開錠されると、前記開閉扉9の鍵のロック位置検出センサー5においてOFF検知されるとともに、図20に示されるように前記第1の移動部材211および第2の移動部材212が前記固定部材250内における図中左方向に移動する。
次に図8(a)に示されるように前記開閉扉9が開放されると前記扉開閉検知手段4においてOFF検知される。
続いて前記遊技盤本体200が閉鎖されると、図8(b)に示されるように前記扉開閉検知手段4においてON検知され。
続いて図6(b)に示されるように前記開閉扉9の鍵が施錠されると前記開閉扉9の鍵のロック位置検出センサー5によってON検知されるとともに、図21に示されるように前記第1の移動部材211は前記係止部材213の係止により一定位置に維持されるとともに、前記第2の移動部材212は前記固定部材250の左右方向における右方向に退避されるので、前記位置検出センサーにおいてON検知される。
ここで、前記開閉扉9の鍵のロック位置検出センサー5におけるON検知を契機として図22に示されるように復帰駆動手段203が作動し前記第1の移動部材211または前記第2の移動部材212が定位置に戻り前記位置検出センサーのフォトセンサー受光部222によってOFF検知される。
次に本第2実施例のパチンコ遊技機において電源が供給されていない営業時間外においては前記鍵のロック機構50の鍵が開錠されても、電源が供給されていないため前記開閉扉9の鍵のロック位置検出センサー5は図6(a)に示されるようなOFF状態となるがOFF検知はされず、前記第1の移動部材211および前記第2の移動部材212が、図20に示されるように前記固定部材250の左右方向左方に移動する。
次に前記開閉扉9が不正開放されると、前記扉開閉検知手段4は図8(b)に示されるようなOFF状態となる。
続いて前記開閉扉9が閉鎖されると、前記扉開閉検知手段4は図8(b)に示されるようにON状態となる。
続いて前記鍵のロック機構50が施錠されると図21に示されるように前記第1の移動部材211は前記係止部材213の係止により一定位置に維持されるとともに、第2の移動部材212は前記固定部材250の左右方向右方に退避されるので、前記位置検出センサーによって検知可能な状態となるとともに、前記鍵のロック位置検出センサー5は図6(b)に示されるようにON状態となるが、電源が供給されていないため前記復帰駆動手段203が作動しないため、前記第1の移動部材211および前記第2の移動部材212は図21に示されるように移動した場所にとどまり前記位置検出センサーは検知可能な状態を維持する。
上述したように前記鍵のロック機構50が不正に開錠されその後施錠されると前記第2の移動部材212が退避することにより、図21に示されるように前記位置検出センサーによって検知可能な状態となっているので、翌朝電源供給が切断されていたパチンコ遊技機に、開店前に電源が投入されると前記位置検出センサーの前記フォトセンサー受光部222によって受光検知される。
正当な手順でパチンコ遊技機への電源が切断され、不正施錠されることなく再度電源が投入された場合は、前記位置検出センサーによって検知可能な状態となっていないため、前記フォトセンサー受光部222によって受光出力に基づき、前記判定回路によって営業時間外における不正施錠の可能性を判定し、パチンコ遊技機に備えられた報知手段90によって報知するための信号を出力する。なお、異常報知がなされ従業員により遊技盤に配設された釘の不正操作および制御基板への不正改造への処置がなされた後、前記開閉扉9の鍵のロック機構50において施錠動作されるとともに、前記開閉扉9の鍵のロック位置検出センサー5において施錠が検知されると、前記判定回路からの復帰駆動指令に基づき前記復帰駆動手段203が作動し、前記移動部材が定位置に戻り前記位置検出センサーにおいてOFF検知される。なお、不正施錠による異常報知の解除方法としては第1実施例に記載したタイマー回路を用いる。
上記作用を奏する本第2実施例のパチンコ遊技機は、電源が切断された閉店後において、何者かによって、前記鍵のロック機構50が不正に施錠されると、前記鍵のロック機構50の施錠により前記第2の移動部材212が図中左右方向における右方に移動して退避することにより、翌朝電源投入後に前記位置検出センサーのフォトセンサー受光部222によって受光検知されるものであるため、夜間の電源切断時における前記鍵のロック機構50の不正施錠を、非接触で確実に検知することが出来るという効果を奏する。
また本第2実施例の遊技機は、翌朝および昼間の電源投入時において前記鍵のロック位置検出センサー5が、前記鍵機構の施錠を検知して出力が出されているときは、前記判定回路が、前記移動部材が移動している場合には前記復帰駆動手段203に復帰駆動指令を出力するので、翌朝電源投入時において前記移動部材を確実に定位置に復帰させて不正施錠を検知できるようにするとともに、昼間の営業時間中には前記鍵のロック位置検出センサー5が、前記鍵のロック機構50の施錠を検知して前記復帰駆動手段203に復帰駆動指令を出力するので、昼間の営業時間中に従業員が行う遊技機の前記鍵のロック機構50の開施錠動作を伴う点検業務を円滑なものとするという効果を奏する。
さらに、本第2実施例のパチンコ遊技機は、夜間における前記鍵のロック機構50の施錠動作に応じて移動した前記移動部材の位置を、翌朝電源投入がされた後、前記位置検出センサーによって、定位置にあるのか、移動した位置にあるのかを検出して、前記位置検出センサーの出力に基づき判定回路により前記鍵のロック機構50の施錠判定をするので、かかる判定に基づき遊技盤に配設された釘への不正操作および制御基板の不正改造に対する処置を可能するという効果を奏する。
また、本第2実施例のパチンコ遊技機は、前記移動機構および前記復帰駆動手段203が、前記開閉扉9および遊技盤本体200を揺動自在に支持する前記ヒンジ部102側の逆側に前記外枠101の後方に配設された前記中空状の固定部材250の円筒状凹部に前記係合部材56に対向して介挿されているので、前記第1実施例のような前記包囲部材109を用いるまでもなく不可視な構造とすることにより、不正施錠をした者の不正施錠検知を回避するための操作を阻止できるという効果を奏する。
さらに、本第2実施例の遊技機においては、第1実施例で説明したタイマー回路を用いることにより、ホール従業員の前記解除スイッチ110その外の何らの操作を必要とすることなく、上述の異常報知を簡単且つ確実に解除することが出来るという効果を奏する。
上述の実施例は、説明のために例示したもので、本発明としてはそれらに限定されるものでは無く、特許請求の範囲、発明の詳細な説明および図面の記載から当業者が認識することができる本発明の技術的思想に反しない限り、変更および付加が可能である。
上述の実施例は、一例としてパチンコ遊技機について説明したが、本発明としてはそれらに限定されるものでは無く、パチンコ遊技機に限らず、外枠および開閉扉を有する回胴式遊技機をはじめその他本発明を適用可能な遊技機等についても適用可能である。
上述の第1実施例においては一例として鍵の施錠動作に連動して移動する移動部材と、移動部材の位置を検出する位置検出センサーと、位置検出センサーからの出力に基づき鍵の施錠を判定する判定回路とに加え、扉開閉検知手段と鍵のロック機構と、鍵のロック位置検出センサーと、電子ロック機構と、電子ロック検知手段および復帰駆動手段を備えている例について説明したが、本発明としてはそれらに限定されるものではなく、移動部材と位置検出センサーと判定回路のみが必須の構成要件であり、その他の構成については必要に応じて適宜組合わせればよい選択的構成要件である。
また、上述の実施例では復帰駆動手段の作動契機として、一例として鍵のロック位置検出センサーにおける検知出力、解除スイッチ、電源切換検出手段またはおよびタイマー回路を用いたが、扉開閉検知手段またはおよび位置検出センサーにおける検知出力のみでも復帰駆動手段の作動契機とする構成としてもよいし、その他本発明の技術構成を満たす範囲内においては適宜選択して用いることができる。
上述の第1実施例のパチンコ遊技機においては、一例として前記移動部材401の位置を検出するための前記位置検出センサー402として押圧検知センサーを用いた態様を、移動された前記移動部材401の位置を定位置に復帰させる前記復帰駆動手段403として前記ステッピングモーター432を用いた態様を、前記開閉扉9の開閉を検知する前記扉開閉検知手段4として押圧検知センサーを用いた態様を、前記開閉扉9の鍵のロック位置検出センサー5として押圧検知センサーを用いた態様を、前記開閉扉9の電子ロック機構6としてソレノイドを用いた態様を、前記電子ロック機構6のロック状態を検知する電子ロック検知手段7として押圧検知センサーを用いた態様を採用したが、本発明はこれらに限定されるものではなく前記復帰駆動手段403としてソレノイドを用いた態様または前記開閉扉9の電子ロック機構6としてモーター等を用いた態様や、さらには前記開閉扉9の開閉または開閉扉の鍵のロックまたは電子ロック状態または前記移動部材401の位置を検出するのに光学的フォトセンサーの他、磁気的センサーその他の物理的減少を利用した非接触式センセーおよび接触式センサーを用いた態様を採用することが出来る。
また、第1実施例においては、前記報知手段90が不正施錠が行われたことを報知する不正施錠報知状態および不正施錠が行われなかったことを報知する正常報知状態を実現したが、不正施錠報知状態を実現するのみもしくは正常報知状態を実現するのみの構成としてもよい。
また、第1実施例における前記タイマー回路においては不正施錠による異常状態の自動解除までの時間を一例として10分後と設定したが、前記異常状態の自動解除までの時間を20分と設定するもしくは10分を20分に延長させるための手段を設けることが出来る。
また、前記タイマー回路を等価的に実現する手段としてサブ基板のRTCを用いた構成とすることも出来る。
また、前記鍵操作部54においてレバー操作により前記鍵のロック機構50の開施錠を実現する構成とすることも出来る。
また、前記包囲部材は、前記移動部材に加え前記位置検出センサーおよび前記復帰駆動手段等も包囲するように適用可能であり、本発明の効果を実現するにあたり有効的に適宜活用できるものである。
また、上述の第2実施例では一例として昼間の電源投入時の前記復帰駆動手段203の作動契機を前記開閉扉9の鍵のロック位置検出センサー5の検知状態としたが、本発明はこれに限定されるものではなく前記復帰駆動手段203の作動契機を前記扉開閉検知手段4とすることも出来る。なお、前記復帰駆動手段203の作動契機を前記扉開閉検知手段4とした場合には、前記扉開閉検知手段4における検知から一定時間経過した後に前記復帰駆動手段203の作動指令を出力する態様とすることが出来る。
また、上述の第2実施例において、第1実施例と同様に不正施錠による異常状態を判定した際に前記報知手段90等により報知することに加え、一定条件が満たされるまでの間は遊技の開始を阻止する制御を加えることも出来る。
上述の実施例では、図7に示されるように前記解除スイッチが前記開閉扉またはおよび遊技盤本体が閉鎖されている状態においても操作可能な構成としたが、本発明においては前記解除スイッチを前記開閉扉またはおよび遊技盤本体が開放されている状態において操作可能な構成とすることもできる。 なお、前記開閉扉またはおよび遊技盤本体が開放されている状態において前記解除スイッチが操作されると、一例として5秒間が経過した後に前記復帰駆動手段へ復帰駆動指令を出力する構成とすることが可能であり、従業員は前記解除スイッチを操作して5秒以内に前記開閉扉またはおよび遊技盤本体を閉鎖させる。
また、上述の第2実施例において、異常状態を解除する方法として第1実施例で示した解除スイッチまたはおよび電源切換検出手段を用いることも出来る。
ここで、第1実施例または第2実施例における報知の方法については一例としてパチンコ遊技機に備えられた報知手段90によって報知する例について説明したが、本発明はこれに限定されるものでなくパチンコ遊技機では報知されることなく、ホールの集中管理室または島データ表示装置等によって報知、もしくはこれらの組み合わせによって報知されるものであってもよい。
上述の実施例においては、一例として前記枠体101および前記遊技盤本体100に対する前記開閉扉9の鍵の不正施錠を検知する実施例を記載したが、不正施錠を検知する対象を前記遊技盤本体および前記開閉扉とするか、前記開閉扉のみとするかは、上述した不正施錠検知機構の配置を変えることにより容易に実現できるものであり、上述の第1実施例および第2実施例においてどちらの不正施錠を検知する構成とするかは選択的事項である。