JPH0534035B2 - - Google Patents

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JPH0534035B2
JPH0534035B2 JP23849185A JP23849185A JPH0534035B2 JP H0534035 B2 JPH0534035 B2 JP H0534035B2 JP 23849185 A JP23849185 A JP 23849185A JP 23849185 A JP23849185 A JP 23849185A JP H0534035 B2 JPH0534035 B2 JP H0534035B2
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JP
Japan
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unlocking
game machine
pinball game
glass door
front frame
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JP23849185A
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Shohachi Ugawa
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Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
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Publication of JPS6297581A publication Critical patent/JPS6297581A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、弾球遊技機のガラス扉開閉装置お
よび前面枠開閉装置に関するものである。
特に、この発明は、ガラス扉または前面枠の不
正な開成を検出して、報知する機能を備える開閉
装置に関するものである。
[従来の技術] パチンコ遊技機におけるガラス扉の不正な開成
の防止に関する考案または発明として、たとえ
ば、実開昭60−43375の「パチンコ機の不正防止
装置」、実開昭55−40886の「パチンコ機における
不正行為防止装置」または特開昭51−145654の
「パチンコ機におけるガラス扉の開放報知装置」
等が知られている。また、多数の弾球遊技機(パ
チンコ遊技機やコイン遊技機等)のガラス扉や前
面枠等の施設を総合的に管理する装置として、本
願出願人の先願である特開昭57−17678、特開昭
57−57573〜57575がある。これらの施錠管理装置
に関する発明は、電気信号によつて弾球遊技機の
開閉扉(ガラス扉または前面枠)を集中的に管理
可能なシステムに関する発明である。
上述のような公知の考案または発明のうち、ガ
ラス扉の不正な開成に関する前者は、パチンコ機
のガラス扉の開閉をシリンダ錠により行なう構造
であるため、シリンダ錠そのものの有する欠点
(たとえば模造が容易である等の欠点)ゆえに、
考案または発明の目的とする不正防止が十分に達
成できないという問題点を残している。
他方、施錠管理に関する後者の各発明では、電
気的な信号を出力する電子キーユニツトの構造が
複雑で、高価すぎる装置になるという欠点があつ
た。さらに、後者の発明では、弾球遊技機を集中
的に管理はできるが、不正な開成に対する処理が
十分でないという欠点があつた。
それゆえに、本願発明の目的は、弾球遊技機の
ガラス扉または前面枠の不正な開成を検出して報
知する機能を有する弾球遊技機のガラス扉開閉装
置または前面枠開閉装置であつて、かつ、ガラス
扉または前面枠の施錠装置および解錠装置が模倣
のしにくいかつ簡易な構成で作られていると共
に、集中管理にも適する開閉装置を提供すること
である。
[問題点を解決するための手段] 本件出願にかかる第1の発明は、弾球遊技機の
ガラス扉開閉装置であつて、弾球遊技機の遊技盤
の前面に配設され、前面枠に対して開閉自在に取
付けられたガラス扉を施錠する施錠装置と、前記
ガラス扉の開閉状態を検出する検出器と、前記施
錠装置に対して解錠信号を与える解錠指令手段
と、前記解錠指令手段からの解錠信号がなく、か
つ、前記検出器が前記ガラス扉の開成を検出した
ことに応答して報知動作をする報知手段とを含む
ものである。
また、本件出願にかかる第2の発明は、弾球遊
技機の前面枠開閉装置であつて、その基本的な構
成要件を前述のガラス扉開閉装置と同様とする装
置である。
[作用] まず、正当に弾球遊技機のガラス扉を開成する
場合について述べる。弾球遊技機の設置された遊
技ホールの係員等により、解錠指令手段が操作さ
れ、施錠装置に対して解錠信号が与えられる。解
錠指令手段は、たとえば、係員が携帯することの
できるリモコン式の発信機と、弾球遊技機に備え
られた、発信機の信号を受信して信号が正当であ
るか否かを判別する判別手段とからなつている。
あるいはまた、解錠指令手段は、係員が携帯でき
る磁気カードまたは磁気バーと、弾球遊技機に備
えられた、磁気カードまたは磁気バーが挿入また
は当接されることにより、磁気カードまたは磁気
バーからの信号を読取つて信号が正常か否かを判
別する判別手段とからなつている。あるいはま
た、解錠指令手段は、特許請求の範囲の他の項に
記載の装置によつて構成されている。解錠指令手
段から施錠装置に対して解錠信号が出力される
と、その信号に基づいて施錠装置の施錠が解錠さ
れる。よつて、ガラス扉は開成可能な状態とな
り、係員等によつて開成される。この場合、ガラ
ス扉の開成は検出器によつて検出されるが、解錠
指令手段からの解錠信号があるので、検出器の出
力によつて報知手段は報知動作をしない。
解錠指令手段からの解錠信号が出力されない場
合、つまり、解錠指令手段を用いない不正な開成
の場合は、検出器の信号に応答して報知手段が報
知動作をする。
前面枠開閉装置の作用も、上述のガラス扉開閉
装置の作用と同様である。
[実施例] 以下、図面を参照して、本件出願にかかる発明
の実施例について詳細に説明をする。
以下の説明では、弾球遊技機の代表例としての
パチンコ遊技機を例にとつて説明をする。しかし
ながら、この発明の対象は、パチンコ遊技機に限
らず、コイン遊技機、アレンジ式パチンコ遊技機
(いわゆるアレパチ)、スマートボールゲーム機等
他の弾球遊技機で、パチンコ遊技機と同様の施錠
装置が必要が弾球遊技機にも適用できることを予
め申し述べておく。
第1図は、この発明にかかるパチンコ遊技機の
全体の構成を示すブロツク図で、電気的な制御部
分別にブロツク化されて描かれた図である。
第1図において、パチンコ遊技機10は、解錠
信号受信装置12を備える。解錠信号受信装置1
2は、たとえば携帯可能な解錠信号発信装置14
から出力される解錠信号を受信するためのもので
ある。解錠信号受信装置12で受信された解錠信
号は、入出力インターフエイス16を介して
CPU18に与えられる。CPU18には、その動
作プログラムが記憶されたROMおよび制御を行
なう上で必要なデータの書込および読出のできる
RAM22が結合されている。RAM22には、
このパチンコ遊技機10のガラス扉を開成するた
めの解錠信号および前面枠を開成するための解錠
信号が予め記憶されている。これらの解錠信号
は、たとえば、それぞれ8ビツトのコード化信号
とされている。CPU18は、解錠信号受信装置
12から入力される解錠信号とRAM22から読
出した解錠信号とを比較し、両者が一致している
場合に、ガラス扉または前面枠を開成すべく、入
出力インターフエイス16を介して駆動回路24
を駆動する。応じて駆動回路24により解錠モー
タ26が回転される。解錠モータ26の出力軸近
傍には、解錠モータ26の回転を制御し、確実に
かつ適正にガラス扉または前面枠が開成されるよ
うに、解錠モータにより動作される動作部材(こ
れについては後述する)の常時停止する位置を検
出する検出器、ガラス扉解錠位置を検出する検出
器30および前面枠解錠位置を検出する検出器3
2が設けられている。これら各検出器28,3
0,32の検出出力は、入出力インターフエイス
16を介してCPU18に与えられ、駆動回路2
4によつて駆動される解錠モータ26の制御に利
用される。
ガラス扉には、ガラス扉開閉検出器34が設け
られ、また、前面枠には、前面枠開閉検出器36
が設けられている。これら各開閉検出器34,3
6の検出信号は、入出力インターフエイス16を
介してCPU18に与えられる。
また、入出力インターフエイス16には報知回
路38が接続され、報知回路38には報知ランプ
40および報知ブザー42が接続されている。
CPU18がガラス扉または前面枠の異常開成を
検出した場合に、この報知回路38が駆動され、
報知ランプ40が点灯または点滅され、かつ、報
知ブザー42が鳴動される。
さらに、入出力インターフエイス16には遊技
不能動化回路44が接続され、この回路44によ
つて電源回路46からの出力電源の供給が停止さ
れるようになつている。遊技不能動化回路44に
はその動作をリセツトするためのリセツト回路4
8が接続されている。
以下、第1図に示したこの発明の一実施例の、
各構成ブロツクにについて説明をする。
第2図ないし第11図は、解錠信号発信装置1
4、解錠信号受信装置12を説明するための図で
ある。まず、第2図は、この発明の一実施例のパ
チンコ遊技機全体の正面図である。パチンコ遊技
機10は島台50の上に載せられ、その上部には
幕板52が取付けられている。幕板52には、解
錠信号受信装置12が設けられるとともに、玉詰
まり等が生じた場合に遊技者がパチンコホール係
員を呼出すための呼出装置54が設けられてい
る。
なお、パチンコ遊技機10には、周知のよう
に、図示しない外枠の前面側に開閉自在に装着さ
れた前面枠56、前面枠56に開閉自在に取付け
られたガラス扉58および前面板60、ならびに
パチンコ玉を打球するための操作ハンドル62、
入賞領域等が形成された遊技盤64等が備えられ
ている。
第3図は、第1図に示す正面図の部分的な拡大
図である。また、第4図は、その部分的斜視図で
ある。第3図および第4図を参照して、幕板52
の前面に取付けられた解錠信号受信装置の一例の
キー出力検出装置12には、キー挿入溝66が形
成されている。また、キー挿入溝66の上部に
は、表示ランプ68,70および警報ブザー72
が設けられている。表示ランプは、キー挿入溝6
6に挿入された解錠信号発生装置の一例のキー7
4が正しいキーであることを表示するOK用のラ
ンプ68と不適合のキーであることを表わすNG
用ランプ70とからなる。NG用ランプ70と警
報ブザー72とはたとえば連動されていて、キー
74が不適合なときにはNG用ランプ70が点灯
し、警報ブザー72が鳴動するようになつてい
る。
呼出装置76は、中央にパチンコ遊技機10の
番号(たとえば「515」)が表示され、その下に呼
出スイツチ78が設けられている。呼出スイツチ
78が遊技者によりオンされたとき、その両側に
配置された呼出ランプ80a,80bが点滅(ま
たは点灯)するようになつている。なお、第4図
において、参照番号82は外枠を示す。
第5図は、この実施例に用いられるキー74の
一例を示す斜視図である。第6図は、第5図に示
すキーの内部構造を説明するための正面図であ
る。第7図は、第5図の線−に沿う断面図で
ある。
第5図ないし第7図を参照して、キー74は、
長手の板状のキー本体84と、そのキー本体84
内に、所定の位置に所定の間隔で埋設された複数
個の磁気出力発生部材86とからなつている。キ
ー本体84は、非磁性体、たとえばプラスチツク
スで形成されている。そして、その表面には、案
内用の表示88が描かれている。この表示は、ガ
ラス扉58(第2図参照)を開ける場合には、キ
ー本体84をキー挿入溝66(第4図参照)の左
端に寄せ、前面枠56(第2図参照)を開ける場
合には、キー本体84をキー挿入溝66の右端に
寄せることを表わす表示である。
キー本体84内には、その長さ方向に、上下2
列に所定の間隔で磁気出力発生部材86が埋設さ
れている。磁気出力発生部材86は、たとえば、
円柱状のアルニコ磁石またはフエライト磁石でで
きている。磁気出力発生部材86は、第6図に示
すすべての位置(円で描いたすべての位置)に埋
設されていてもよいし、キー74の種類によつて
は、その位置により、磁気を出力しない部材が埋
設されていたり、磁気出力発生部材6を欠落して
いる場所があつてもよい。また、磁気出力発生部
材86は、場所により、磁気出力発生部材86の
円形端面から出力されるN極またはS極が、所定
の方向になるように着磁されている。したがつ
て、その磁気出力の向き(N極の向きたはS極の
向き)および磁気出力の有無により、キー74に
固有の磁気コード信号が出力されるようになつて
いる。
なお、図では、上の列に最大8個、下の列に1
個の磁気出力発生部材86が埋設可能なキー74
が示されているが、その数や列の組合わせは、キ
ー出力検出装置12との組合わせにより、任意に
選べることはもちろんである。
第8図および第9図は、キー出力検出装置12
にキー74が装着された状態を示す正面図であ
る。特に、第8図は前面枠56(第2図参照)を
開ける場合であり、第9図は、ガラス扉58(第
2図参照)を開ける場合を示す。また、第10図
は、第8図に線−に沿う断面図である。
第8図ないし第10図を参照して、キー出力検
出装置12に形成されたキー挿入溝66の底面内
(第8図におけるキー挿入溝66の正面向う側)
には、2列にわたつて検出器90(90a〜90
i,90X,90Y)が埋設されている。検出器
90は磁気出力を検出するためのもので、たとえ
ばホールICまたは磁気抵抗素子等で構成されて
いる。検出器90の埋設位置は、前述したキー7
4の磁気出力発生部材86の位置と対応がとられ
ている。すなわち、検出器90は、キー74の磁
気出力発生部材86が出力する磁気出力の極性や
磁気出力の有無を検出できるように、磁気出力発
生部材86に対応する位置に設けられている。
キー74によつて前面枠56を開ける場合に
は、キー74は第8図のようにキー挿入溝66に
挿入される。すなわち、キー74の右端がキー挿
入溝66の右端に当接するように挿入される。こ
の状態において、キー74の各磁気出力発生部材
86とキー出力検出装置12の検出器90とは、
第8図のような状態に対応する。したがつて、検
出器90Xは、磁気出力発生部材86Xから出力
される磁気信号を検出する。この実施例では、検
出器90Xは前面枠開成用の検出器となつてお
り、この検出器90Xの信号に基づいて前面枠5
6(第2図参照)の開成が選択される。また、キ
ー74の上1列に埋設された8つの磁気出力発生
部材90a〜90hから出力される信号は、検出
器90a〜90i(実質的には検出器90a〜9
0h)で検出される。そして、この検出出力が、
所定のコード化された信号になつているか否かに
より、キー74が正しいキーか否かの判別がされ
る。この判別は、前述のCPU18により、RAM
22に予め記憶されている情報と比較されること
によつてなされる。
また、キー74によりガラス扉58を開成する
場合には、キー74は第9図のようにキー挿入溝
66に挿入される。つまり、キー74の左側辺が
キー挿入溝66と当接するようにキー74は挿入
される。この状態では、第9図に示すように、磁
気出力発生部材86と検出器90とがそれぞれ対
応する。したがつて、磁気出力発生部材86Xの
出力信号は検出器90Yで検出される。この実施
例では、検出器90Yはガラス扉開成用の検出器
となつており、この検出器90Yの出力に基づい
てガラス扉58(第2図参照)の開成が選択され
る。なお、磁気出力発生部材86a〜86hのコ
ード化信号は、この場合は、検出器90a〜90
i(実質的には検出器90b〜90i)によつて
検出される。
上述の実施例の説明では、解錠信号発生装置
(第1図参照)の一例として、磁気コードを出力
するキー74を取上げ、解錠信号受信装置12
は、そのキー74の磁気コードを受信することの
できる装置として説明した。しかし、解錠信号発
信装置14および解錠信号受信装置12は、次の
ような種々の変形が考えられる。
まず、いわゆるリモコン式の発信機および受信
装置が可能である。この装置では、パチンコ遊技
機10に設けられた解錠信号受信装置12に対し
て、いわゆるワイヤレスタイプの解錠信号発信機
14によつて解錠信号を与えることができる。解
錠信号発信機14および解錠信号受信装置12の
具体的な概略回路を、第11図に示す。このよう
な回路は、たとえばテレビジヨン受像機やVTR
等のリモコン装置として実用化されており、既に
公知である。
第11図を参照して、解錠信号発信機14のキ
ーボードを操作することにより、所定のコードが
パルス位置変調され、光パルスの幅と位置とが組
合わされて、「1」と「0」との組合わせからな
るコード信号が赤外線発生ダイオードに与えら
れ、所定の光パルスの信号が解錠信号受信装置1
2に与えられる。PIN受光ダイオードで受光され
た光信号は、増幅検波され、CPU18に与えら
れるものである。
また、解錠信号発信装置14および解錠信号受
信装置12は、磁気カードまたはICカードと、
そのカードデータを読取るカードリーダとによつ
て構成することもできる。
また、解錠信号発信装置14をシリンダ錠と
し、解錠信号受信装置12をそのシリンダ錠によ
つてオン/オフするマイクロスイツチを含む錠前
とすることもできる。
さらに、解錠信号発生装置および受信装置を、
一体的に、数値データ入力用のキーボードによつ
て構成してもよい。
さらには、本願出願人が先に出願中にいわゆる
電子キー(特開昭57−57573〜57575参照)のよう
な装置とすることもできる。
いずれにしろ、CPU18に対して、所定の解
錠信号が与えられたことを出力する装置によつて
構成することができる。
次に、第1図の、駆動回路24によつて駆動さ
れる解錠モータ26およびその解錠モータ26の
動作に伴なつて必要な常時停止位置検出器28、
ガラス扉解錠位置検出器30および前面枠解錠位
置検出器32ならびに解錠モータの動作によつて
開成されるガラス扉58または前面枠56の開成
機構について、第12図ないし第28図を参照し
て説明をする。
第12図、第13図および第14図は、パチン
コ遊技機10の裏面側斜視図であり、特に、第1
2図は、前面枠56およびガラス扉58(第12
図には表われていない)の両方が閉じた状態を示
す。第13図は、前面枠56が開いた状態を示
す。また、第14図は、ガラス扉58が開いた状
態を示す。
第12図ないし第14図において、82は外枠
で、外枠82の前面側には、1対の蝶番92,9
4によつて前面枠56が開閉自在に装着されてい
る。また、前面枠56にはガラス扉58が開閉自
在に装着されている。96a,96bは、前面枠
56に取付けられた係合フツクである。これら係
合フツク96a,96bが、第12図に示すよう
に、外枠82に取付けられたストツパ片98a,
98bと係合されて前面枠56を施錠し、第13
図に示すように、両者の係合が解かれた状態で前
面枠56が開く。100はガラス扉58に関連し
て設けられた操作レバーである。後に詳しく説明
するが、この操作レバー100が押し下げられる
ことにより、第14図に示すようにガラス扉58
を開けることができる。
102は解錠作動部材であり、固定ピン10
4,106によつて外枠82の内壁に上下に摺動
可能に取付けられている。解錠作動部材102の
上端はほぼ直角に曲成されて係合片108とされ
ている。この係合片108は解錠作動部材102
が下方向へ摺動することにより、操作レバー10
0を押し下げて、操作レバー100を操作するも
のである。解錠作動部材102の下方部には、回
転ローラ110が取付けられている。解錠作動部
材102が上方向に動くことにより、回転ローラ
110は下側の係合フツク96bに作用し、係合
フツク96bおよびそれと連動して動く上側の係
合フツク96aとストツパ片98bおよび98a
との係合を解除することができる。
解錠作動部材102の下端は連結リンク112
を介して外枠82の内底辺に取付けられた解錠モ
ータ26と結合されている。そして、解錠モータ
26により解錠作動部材102は上下に摺動さ
れ、前面枠56またはガラス扉58が開成され
る。
第15図は、パチンコ遊技機10の施錠装置を
側面から見た図解図である。第15図では、前面
枠56およびガラス扉(図には現われていない)
が共に締まつた状態を示している。
第15図を参照して、解錠作動部材102の上
方および下方には、それぞれ、上下に延びる摺動
用長孔116,118が形成されている。固定ピ
ン104,106は、長孔116,118にそれ
ぞれ挿通され、外枠82と固定されている。した
がつて、解錠作動部材102は、摺動用長孔11
6,118の上下長さ分だけ上下に摺動すること
ができる。
なお、第15図において、120は前面枠56
の前面側に取付けられた景品玉受皿であり、62
はパチンコ玉を打球操作するための操作ハンドル
である。また、124は連結板であり、この説明
は後述する。
第16図および第17図は、前面枠56に設け
られた前面枠用施錠装置126の構造を説明する
ための図である。特に、第16図は斜視図、第1
7図は分解斜視図である。
第16図および第17図を参照して、前面枠用
施錠装置126は、取付基板128を含む。取付
基板128は上下に延びる長手の金属製の部材
で、その平断面は略L字状をしている。そしてそ
の一方面は前面枠56の裏面に固着され、他方面
は遊技盤取付枠130の外側面に当接している。
取付基板128の他方面の上下には、それぞれ、
摺動用長孔132,134が形成されており、摺
動用長孔132,134と作動ピン136,13
8とによつて作動レバー140a,140bが、
取付基板128の他方面に沿つて上下方向に摺動
可能に保持されている。また、作動レバー140
aと140bとは長手の連結板142によつて連
結されている。連結板142と作動レバー140
a、および140bとの連結は、前述した作動ピ
ン136および138でなされている。このよう
に連結板142によつて作動レバー140aと1
40bとが連結されているため、両者は連動して
上下方向に摺動する。作動レバー140a,14
0bには、後方(パチンコ遊技機10の後方)へ
突出する係合フツク96a,96bが一体的に形
成されている。さらに、作動レバー140aおよ
び140bには、他方下端が取付基板128で保
持された復帰スプリング144aおよび144b
の一方上端が引掛けられている。このため、作動
レバー140a,140bには、常時は、下向き
に力が加わつており、作動ピン136,138が
摺動用長孔132,134の下端にくる位置に位
置する。そして、この状態のとき、係合フツク9
6a,96bは、前述した第15図のように、ス
トツパ片98a,98bと係合可能である。
第18図、第19図および第20図は、ガラス
扉用施錠装置146の構造を説明するための図で
ある。特に、第18図はガラス扉58が開成され
た状態を表わす側面図解図であり、第19図はガ
ラス扉58が閉成状態の側面図解図であり、第2
0図はガラス扉用施錠装置146の分解斜視図で
ある。
第18図ないし第20図を参照して、ガラス扉
用施錠装置146は、前面枠56の内側に取付け
られる固定縁枠148と、固定縁枠148の内面
側、すなわち、ガラス扉58側に、固定縁枠14
8に対して上下に摺動するように保持される作動
レバー150と、作動レバー150の長さ方向に
直交し、かつ後方に突出するように取付けられた
操作レバー100と、ガラス扉58に固定された
係合片152a,152bとを含む(第20図を
特に参照)。より詳しく説明すると、作動レバー
150は、上下に延びる長手の板状部材で、その
上端および下端には、それぞれ、係合フツク15
4aおよび154bが形成され、かつ、各係合フ
ツク154a,154bに上側には、作動レバー
150の長さ方向に対して上前方方向に傾斜づけ
られた押出し縁156aおよび156bが形成さ
れている。また、作動レバー150の上部および
下部には、それぞれ、作動レバー150の長さ方
向に対して少し角度づけられた係合長孔158a
および158bが形成されている。さらに、作動
レバー150の長さ方向ほぼ中央部には操作レバ
ー100が作動レバー150の後方に突出する状
態で取付けられている。そして、作動レバー15
0は前面枠56に固定された固定縁枠148に対
して摺動可能に取付けられている。この取付は、
固定縁枠148の固定ピン160aおよび160
bに作動レバー150の係合長孔158a,15
8bが係合されることによりなされる。さらに、
固定縁枠148と作動レバー150との間は復帰
スプリング162で結ばれており、作動レバー1
50は固定縁枠148に対して常に上方向の力が
加えられている。
通常の状態、言い換えれば操作レバー100が
操作されていない状態では、作動レバー150は
第19図のように固定縁枠148に対して上方向
に引張られた状態である。そして、ガラス扉58
が閉じられている場合には、ガラス扉58に設け
られた係合片152aおよび152bに、それぞ
れ、作動レバー150の係合フツク154aおよ
び154bが係合して、ガラス扉58が施錠され
ている。
他方、操作レバー100が操作され、操作レバ
ー100が下方向に押し下げられると、作動レバ
ー150も、復帰スプリング162の力に抗して
下方向に摺動する。このため、係合フツク154
a,154bと係合片152a,152bとの係
合が外れ、さらに押出し縁156a,156bに
沿つて係合片152a,152bが前方に押し出
される。したがつて、ガラス扉58はその施錠が
解かれるとともに、押出し縁156a,156b
の作用によつてスムーズにかつ確実に開成され
る。
第21図は、以上説明した前面枠用施錠装置1
26およびガラス扉用施錠装置146の両方の位
置関係を表わすために、両者をまとめて描いた斜
視図である。
さて、次に、前面枠用施錠装置126およびガ
ラス扉用施錠装置146の動作について、解錠モ
ータ26の回転と、常時停止位置検出器28、ガ
ラス扉解錠位置検出器30および前面枠解錠位置
検出器32の関係とを交えながら説明する。
第22図は、この発明の一実施例に用いられて
いる解錠装置の分解斜視図である。
第22図を参照して、解錠装置は、解錠モータ
26と、該解錠モータ26によつて摺動される解
錠作動部材102とを含む。解錠モータ26は、
モータ取付板164によつて外枠82の内底面に
固定されている。一方、解錠作動部材102は、
固定ピン104,106、固定金具166,16
8および取付ビス170,172によつて、外枠
82の内側壁に摺動自在に取付けられている。そ
して、解錠モータ26と解錠作動部材102との
間は、連結リンク112およびクランク174に
よつて連結されている。より詳しく言えば、解錠
作動部材102に下端に形成された連結ピン17
6は連結リンク112の下端に穿設された小孔に
挿入されてその抜け落ちが防止されている。ま
た、連結リンク112の他端に穿設された小孔に
はクランク174のクランクピン178が挿通さ
れてその抜け落ちが防止されている。さらに、ク
ランク174のクランク軸180は解錠モータ2
6の出力軸182と連結されている。これによ
り、解錠モータ26の回転運動はクランク174
および連結リンク172によつて往復運動に変換
される。したがつて、解錠作動部材102の上下
の摺動が可能になる。
クランク174のクランクアーム184には、
解錠モータ26と対向する側に、磁石186が埋
設されている。また、解錠モータ26のクランク
アーム184と対向する面には、常時停止位置検
出器28の一例のホールIC28、ガラス扉解錠
位置検出器の一例のホールIC30および前面枠
解錠位置検出器の一例のホールIC32が、それ
ぞれ配置されている。ホールIC28,30およ
び32は、クランク174が回転され、クランク
アーム184が真横、真下および真上に位置した
ときの磁石186に対向する位置に配置されてい
る。そして、各ホールIC28,30および32
は、それぞれ、クランク174が回転し、磁石1
86が各ホールICと対向する位置にきたとき、
検出出力を導出する。
第23図は、解錠モータ26の構造を説明する
ために、その内部構造がわかるようにした斜視図
である。第23図に示すように、解錠モータ26
は、モータ本体188の回転力が、モータ歯車1
90、従動歯車192および194、伝達歯車1
96によつて減速され、出力軸182に伝えられ
ている。
第24図は、解錠モータ26が常時停止位置、
言い換えれば前面枠56およびガラス扉58が閉
成された状態における解錠装置の停止位置を示す
側面図である。第24図に示すように、常時停止
位置では、クランク174のクランクアーム18
4が水平方向に位置する状態である。この状態
は、磁石186が解錠モータ26に設けられたホ
ールIC28で検出されることにより制御される。
そして、クランク174がこの状態のとき、解錠
作動部材102は、第15図に示すような状態に
なる。すなわち、解錠作動部材102の上端に曲
成して形成された係合片108がガラス扉用施錠
装置146の操作レバー100に係合せず、か
つ、解錠作動部材102の下方に取付けられた回
転ローラ110が係合フツク96bを押し上げな
い状態(軽く当接した状態または離れた状態)に
位置する。なお、係合片108は操作レバー10
0と当接していてもよく、要は、係合片108が
操作レバー100を押し下げない状態であればよ
い。したがつて、第24図に示す状態で解錠作動
部材102が停止している場合は、操作レバー1
00も係合フツク96bも動作されず、前面枠用
施錠装置126およびガラス扉用施錠装置146
の施錠が解錠されることはない。
次に、CPU18(第1図参照)から入出力イ
ンターフエイス16を介して駆動回路24に前面
枠開成信号が与えられると、駆動回路24によつ
て解錠モータ26は、第25図において時計方向
に回転される。そして、クランクアーム184が
図示のように上方で垂直状態になる。つまり、解
錠モータ26は第24図の状態から回転が開始さ
れ、クランクアーム184内の磁石186とホー
ルIC32とが対向した状態のときに回転が停止
され、よつて、クランクアーム184は上方で垂
直な位置で停止する。したがつて、クランク17
4および連結リンク112によつて解錠作動部材
102は上方向に摺動されて停止する。この状態
では、全体として解錠作動部材102は、第26
図に示す位置になる。
第26図を参照して、解錠作動部材102が上
方に摺動すると、係合フツク96bの下方に当接
する回転ローラ110は、係合フツク96bを押
し上げながら移動する。そのため、係合フツク9
6bおよび該フツクと連結板124で連結された
係合フツク96aは、ストツパ片98b,98a
との係合が解かれる。
また、係合フツク96bは、回転ローラ110
との当接辺が、水平方向に対してほぼ45゜に、後
上がりに角度付けられている。このため、回転ロ
ーラ110が係合フツク96bを押し上げると
き、係合フツク96bとストツパ片98bとの係
合が解かれて後、回転ローラ110の押し上げに
より、係合フツク96bは前方に押し出される。
したがつて、係合フツク96bが固定された前面
枠56も前方に押し出され、前面枠56は自動的
にかつスムーズに開成される。
第27図および第28図は、ガラス扉58の開
成時の解錠装置の状態を示す側面図である。特
に、第27図は解錠モータ26部分の拡大図、第
28図は解錠装置全体の側面図である。
第24図または第15図の状態で、CPU18
から入出力インターフエイス16を介して駆動回
路24にガラス扉開成信号が与えられると、駆動
回路24によつて解錠モータ26が回転される。
このとき、解錠モータ26は、第27図において
反時計方向に回転される。そして、クランクアー
ム184は下方で垂直方向になる。磁石186と
ホールIC30とが対向すると、ガラス扉解錠位
置検出器の一例のホールCI30から入出力イン
ターフエイス16を介してCPU18に信号が与
えられる。CPU18はその信号に基づいて駆動
回路24の駆動を停止させ、解錠モータ26を停
止させる。このため、解錠作動部材102は下方
向に摺動される。解錠作動部材102が下方向に
摺動すると、第28図に示すように、解錠作動部
材102の上端の係合片108が操作レバー10
0を押し下げる。したがつて、操作レバー100
の作用によつて、第18図および第19図で説明
したように、ガラス扉58の施錠が第19図の状
態から第18図の状態のように解かれ、ガラス扉
58が開成される。
次に、ガラス扉58の開閉状態を検出するガラ
ス扉開閉検出器34および前面枠56の開閉状態
を検出する前面枠開閉検出器36(第1図参照)
の取付構造等について、第29図ないし第34図
を参照して説明をする。
第29図(ガラス扉58を開成した状態のパチ
ンコ遊技機10の全体図)、第30図(第29図
のAおよびB部分の拡大図)および第31図(第
29図のA部分の縦断面図)を参照して、まず、
ガラス扉開閉検出器34の取付構造について説明
する。
ガラス扉58の下辺の一部には、たとえばマグ
ネツト198が固定されている。そして、ガラス
扉58が閉じたとき、そのマグネツト198に対
応する遊技盤64側には、ガラス扉開閉検出器の
一例のたとえばホール素子のような磁気信号検出
素子34が設けられている。したがつて、磁気信
号検出素子34の出力の変化により、ガラス扉5
8が閉成状態かまたは開成状態かが検出できるよ
うになつている。なお、マグネツト198および
磁気信号検出素子34は、光信号の変化を検出す
るスイツチや、電流の断続を検出するスイツチ等
他のスイツチで置換えられることはもちろんであ
る。
第32図、第33図および第34図は、前面枠
56に関連して設けられた前面枠開閉検出器36
の取付構造を説明するための図である。第32図
はパチンコ遊技機10の全体図、第33図は第3
2図のCおよびD部分の拡大図、第34図は主要
部の縦断面図である。
第32図ないし第34図を参照して、前面枠5
6の右上隅(正面側から見て右上隅)裏面には、
マグネツト202が設けられ、前面枠56が閉成
されたとき、そのマグネツト202に対応する部
分に、前面枠開閉検出器の一例を磁気信号検出素
子36が位置するように外枠82に取付けられて
いる。このため、ガラス扉58の開閉検出器34
と同様に、マグネツト202および磁気信号検出
素子36によつて前面枠56の開閉が検出され
る。なお、この場合にも、この検出器は、光学
的、電気的な各スイツチに置換えてもよいことは
もちろんである。
第35図は、第1図に示す構成のパチンコ遊技
機10におけるガラス扉58または前面枠56の
開成処理動作を説明するためのフローチヤートで
ある。第35図の流れに従つて、第1図に示すパ
チンコ遊技機10の開成処理動作について説明を
する。
CPU18は、たとえば4msec.ごとに解錠信号
受信装置12をアクセスし、解錠信号受信装置1
2によつて解錠信号が受信されたか否かの判別を
する(ステツプS1)。パチンコホールの係員によ
つて解錠信号発信装置14が操作され、解錠信号
受信装置12に解錠信号が受信されると、CPU
18は受信された解錠信号を読取る(ステツプ
S2)。
そして、CPU18は、解錠信号のうち、検出
器90Xまたは90Y(第8図または第9図参照)
の出力のいずれの出力があるかを判別する(ステ
ツプS3)。今、前面枠56を開けようとして、第
8図に示すようにキー74が装着されている場合
は、検出器90Xによつて磁気出力発生部材86
Xの出力が検出される。よつて、CPU18は、
次にステツプS4において、検出器90a〜90
i(第8図参照)によつて読取られたキー74の
信号、RAM22に記憶されている解錠信号とを
比較する。
逆に、第9図に示されているようにキー74が
セツトされている場合は、ステツプS3において、
CPU18は検出器90Yの出力があることを判
別し、ステツプS7に処理を進める。そして、ス
テツプS4と同様にして、RAM22に記憶されて
いるガラス扉解錠信号と検出器90a〜90iに
よつて検出されたキー74の信号とを比較する。
ステツプS3、S4およびS7において、CPU18
が検出器90X,90Yのいずれの出力もなしと
判別したとき、または、RAM22に記憶されて
いる解錠信号と入力された解錠信号とが不一致で
あると判別したときには、CPU18は管理装置
(図示せず)に検出異常を通報し(ステツプS9)、
NG表示ランプ70(第8図または第9図参照)
を点灯し、警報ブザー72(第8図または第9図
参照)をオンして、その状態を保持する。
ステツプS4において、入力された解錠信号と
RAM22に予め記憶されている解錠信号とが一
致したことをCPU18が判別すると、CPU18
は、RAM22を用いたいわゆるソフトタイマに
よつて計時動作を開始する(ステツプS11)。こ
の計時動作は、解錠モータ26(第1図、第24
図参照)によつてクランクアーム184が第24
図の状態から第25図の状態になるのに要する時
間のたとえば約80%の時間Tを計測するためであ
る。これは、クランクアーム184を必要以上に
回し過ぎるのを防止するとともに、解錠モータ2
6の逆転時に、解錠モータ26にかかる負荷を減
少させるためである。
計時開始後、CPU18は解錠モータ26を右
転させ(ステツプS12)、タイマが所定の時間T
を計測するまで続ける(ステツプS13、S12)。そ
して、タイマが“T”となつたとき、CPU18
は解錠モータ26に徐々にブレーキをかけなが
ら、ホールIC(第25図参照)の出力があるか否
かを判別する(ステツプS15)。つまり、クラン
クアーム184が、第25図の状態になつたか否
かを判別する。そして、ホールIC32の出力パ
ルスがあつた場合、解錠モータ26を逆転、すな
わち左転する(ステツプS16)。そして、CPU1
8は、常時停止位置検出器としてのホールIC2
8の出力があるまで解錠モータ26を回転させ
る。ホールIC28の出力があつたとき、言い換
えればクランクアーム184が第24図に示す位
置に戻つたとき、CPU18は、前面枠56が開
成時にオンする前面枠開閉検出器36(第32図
参照)がオンか否かを判別する(ステツプS18)。
そして、万一前面枠56の開成が不完全な場合
は、上述したステツプS11ないしS18の処理を繰
返す。
そして、前面枠56が開成された場合、解錠モ
ータ26を停止し(ステツプS19)、制御動作を
終える。
ガラス扉58の開成動作についても、ステツプ
S20ないしS27に示すように、ほぼ前面枠56の
開成動作と同様に行なわれる。すなわち、タイマ
をセツトし(ステツプS20)、モータを左転し
(ステツプS21)、タイマが“T′”を計時したか否
かを判別し(ステツプS22)、ホールIC30の出
力があるか否かを判別し(ステツプS24)、あつ
たときは解錠モータ26を右転し(ステツプ
S25)、常時停止位置検出器としてのホールIC2
8の出力があるまで解錠モータ26を回転し(ス
テツプS26)、ガラス扉58の開閉検出器34が
オンか付かを判別する(ステツプS27)。そして、
以上の処理を終えた後、モータを停止させて(ス
テツプS19)、処理を終了する。
CPU18は、以上のような処理に加えて、所
定の時間間隔、たとえば4msec.間隔による割込
によつて、第36図に示すような不正開成割込検
出処理を行なつている。
この不正開成割込検出処理では、CPU18は、
ガラス扉開閉検出器34または前面枠開閉検出器
36からの信号状態を判別し、ガラス扉58また
は前面枠56が開成されたかどうかの判別をす
る。たとえば、ガラス扉58および前面枠56が
共に閉成状態では、各検出器である磁気信号検出
素子34および36(第29図、第32図参照)、
ガラス扉58または前面枠56のいずれかが開成
したときには、磁気信号検出素子34または36
のいずれかの信号レベルがハイレベルになる。
CPU18はこの信号の変化に基づいて開成状態
を検出するとともに、解錠信号受信装置12から
の入力状況によつて、開成が不正開成か適切な開
成かを判別するのである。
第36図を参照して、いずれかの検出スイツチ
34または36の検出出力がある場合(ステツプ
S31)、CPU18は、キー74(第8図または第
9図参照)によつてガラス扉58または前面枠5
6が開成されたか否かの判別をする(ステツプ
S32)。すなわち、CPU18は、解錠信号受信装
置12からの適切な入力があつたことに応答し
て、駆動回路24を動作させ、それによつてガラ
ス扉開閉検出器34または前面枠開閉検出器36
の出力が得られたか否かを判別する。そして、適
正な開成であれば、割込処理は終わる。
もし、不正な開成である場合、報知回路38を
駆動して、報知ランプ40および報知ブザー42
をオンする。これによつて、パチンコホールの係
員に不正が知らされる。さらに、CPU18は、
遊技不能動化回路44を作動させる(ステツプ
S35)。遊技不能動化回路44の作動により、不
正の行なわれたパチンコ遊技機10に供給されて
いる電源回路46の電源が遮断され、たとえばパ
チンコ遊技機10における操作ハンドル62の操
作ができなくなる。すなわち、パチンコ玉の打球
発射が不可能となり、遊技が不能動化される。な
お、遊技不能動化回路44は、係員によつて操作
可能なリセツト回路48によつてリセツトするこ
とが可能とされている。
[発明の効果] 以上のように、この発明によれば、弾球遊技機
のガラス扉または前面枠の開成操作がスムーズに
できるとともに、不正開成を効果的に防止できる
ガラス扉または前面枠開閉装置とすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の一実施例のパチンコ遊技
機の概略構成を示すブロツク図であり、特に、電
気的な制御という観点から必要な各部材およびそ
の結合関係がブロツクによつて表わされている。
第2図は、解錠信号発信装置および受信装置の説
明をするために描いたパチンコ遊技機全体の正面
図である。第3図は、第2図の要部を示す拡大図
であり、解錠信号受信装置12の一例が表わされ
ている。第4図は、第3図の斜視図であり、解錠
信号受信装置12を説明するための図である。第
5図は、キー74の一例を表わす斜視図である。
第6図は、キー74の内部構造を説明するための
正面図である。第7図は、第6図の線−に沿
う側断面図である。第8図および第9図は、解錠
信号受信装置12にキー74を挿入した状態の図
解図である。特に、第8図は前面枠を開成する場
合、第9図はガラス扉を開成する場合を示す。第
10図は、第8図の線−に沿う側断面図であ
る。第11図は、解錠信号発信装置14および解
錠信号受信装置12の他の実施例を示す構成ブロ
ツク図であり、いわゆるリモコン方式の装置が示
されている。第12図は、パチンコ遊技機10の
斜視図であつて、前面枠56およびガラス扉58
が共に閉成状態を示している。第13図は、第1
2図のパチンコ遊技機10において、前面枠56
を開成した状態の裏面側から見た斜視図である。
第14図は、第12図のパチンコ遊技機10にお
いて、ガラス扉58を開成した状態の裏面側から
見た斜視図である。第15図は、この発明の一実
施例に用いられている施錠装置の側面図解図であ
る。第16図および第17図は、この一実施例の
施錠装置における前面枠用施錠装置の図解図であ
る。第18図、第19図および第20図は、この
一実施例の施錠装置におけるガラス扉用施錠装置
の図解図である。第21図は、前面枠用施錠装置
およびガラス扉用施錠装置をまとめて描いた斜視
図である。第22図は、一実施例の施錠装置の解
錠装置の分解斜視図である。第23図は、解錠モ
ータ26の構成を示す図である。第24図は、解
錠装置が常時停止位置にある場合の側面図であ
る。第25図は、解錠装置が前面枠開成のための
位置における解錠モータ26の停止位置を表わす
側面図である。第26図は、解錠装置が前面枠5
6開成のための位置における側面図である。第2
7図は、解錠装置がガラス扉開成のための位置に
おける解錠モータ26の停止位置を示す側面図で
ある。第28図は、解錠装置がガラス扉58開成
のための位置における側面図である。第29図、
第30図および第31図は、ガラス扉開閉検出器
34の取付構造を説明するための図である。特
に、第29図は全体図、第30図は要部拡大図、
第31図は要部縦断面図である。第32図、33
図および第34図は、前面枠開閉検出器36の取
付構造を説明するための図である。特に、第32
図は全体図、第33図は要部拡大図、第34図は
要部縦断面図である。第35図は、この発明にお
けるガラス扉58または前面枠58の開閉処理動
作を説明するためのフローチヤートである。第3
6図は、割込処理による不正開成検出処理動作を
説明するためのフローチヤートである。 図において、10はパチンコ遊技機、12は解
錠信号受信装置、14は解錠信号発信装置、18
はCPU、22はRAM、26は解錠モータ、28
は常時停止位置検出器、30はガラス扉解錠位置
検出器、32は前面枠解錠位置検出器、34はガ
ラス扉開閉検出器、36は前面枠開閉検出器、3
8は報知回路、40は報知ランプ、42は報知ブ
ザー、44は遊技不能動化回路、56は前面枠、
58はガラス扉、82は外枠、100は操作レバ
ー、102は解錠作動部材、110は回転ロー
ラ、126は前面枠用施錠装置、146はガラス
扉用施錠装置、174はクランク、186は磁
石、198,202はマグネツトを示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 弾球遊技機の遊技盤の前面に配置され、前面
    枠に対して開閉自在に取付けられたガラス扉を施
    錠する施錠装置と、 前記ガラス扉の開閉状態を検出する検出器と、 前記施錠装置に対して解錠信号を与える解錠指
    令手段と、 前記解錠指令手段からの解錠信号がなく、か
    つ、前記検出器が前記ガラス扉の開成を検出した
    ことに応答して報知動作をする報知手段とを含
    む、弾球遊技機のガラス扉開閉装置。 2 前記解錠指令手段は、 前記施錠装置の解錠を許容するコード信号を出
    力する解錠信号発生装置と、 前記解錠信号発生装置の出力に基づいて、前記
    施錠装置の解錠が可能であることを判別する判別
    手段とを含む、特許請求の範囲第1項記載の弾球
    遊技機のガラス扉開閉装置。 3 前記解錠信号発生装置は、持ち運び自在であ
    り、所定の周波数でかつ所定のパターンの組合わ
    せからなる波動信号を放射するリモコン式発信機
    である、特許請求の範囲第2項記載の弾球遊技機
    のガラス扉開閉装置。 4 前記解錠信号発生装置は、持ち運び自在であ
    り、所定のコード信号を作る磁気出力発生装置で
    ある、特許請求の範囲第2項記載の弾球遊技機の
    ガラス扉開閉装置。 5 前記磁気出力発生装置は、磁気バーまたは磁
    気カードである、特許請求の範囲第4項記載の弾
    球遊技機のガラス扉開閉装置。 6 前記解錠信号発生装置は、前記弾球遊技機前
    面部分に設けられたテンキーである、特許請求の
    範囲第2項記載の弾球遊技機のガラス扉開閉装
    置。 7 前記判別手段は、前記施錠装置の解錠を許容
    する信号が予め記憶された記憶手段を含む、特許
    請求の範囲第2項、第3項または第4項に記載の
    弾球遊技機のガラス扉開閉装置。 8 前記解錠指令手段は、 キーと、 前記キーの動作に応じてオンするスイツチング
    手段と、 前記スイツチング手段のオンにより解錠信号を
    出力する信号出力手段とを含む、特許請求の範囲
    第1項記載の弾球遊技機のガラス扉開閉装置。 9 前記報知手段は、弾球遊技を不能動化する遊
    技不能動化手段を含む、特許請求の範囲第1項記
    載の弾球遊技機のガラス扉開閉装置。 10 前記遊技不能動化手段は、前記弾球遊技機
    の供給電源を遮断する手段である、特許請求の範
    囲第9項記載の弾球遊技機のガラス扉開閉装置。 11 前記報知手段は、視覚的な表示または聴覚
    的な音声出力のいずれか一方または両方を出力す
    る特許請求の範囲第1項記載の弾球遊技機のガラ
    ス扉開閉装置。 12 弾球遊技機の外枠に対して開閉自在に取付
    けられた前面枠を施錠する施錠装置と、 前記前面枠の開閉状態を検出する検出器と、 前記施錠装置に対して解錠信号を与える解錠指
    令手段と、 前記解錠指令手段からの解錠信号がなく、か
    つ、前記検出器が前記前面枠の開成を検出したこ
    とに応答して報知動作をする報知手段とを含む、
    弾球遊技機の前面枠開閉装置。 13 前記解錠指令手段は、 前記施錠装置の解錠を許容するコード信号を出
    力する解錠信号発生装置と、 前記解錠信号発生装置の出力に基づいて、前記
    施錠装置の解錠が可能であることを判別する判別
    手段とを含む、特許請求の範囲第12項記載の弾
    球遊技機の前面枠開閉装置。 14 前記解錠信号発生装置は、持ち運び自在で
    あり、所定の周波数でかつ所定のパターンの組合
    わせからなる波動信号を放射するリモコン式発信
    機である、特許請求の範囲第13項記載の弾球遊
    技機の前面枠開閉装置。 15 前記解錠信号発生装置は、持ち運び自在で
    あり、所定のコード信号を作る磁気出力発生装置
    である、特許請求の範囲第13項記載の弾球遊技
    機の前面枠開閉装置。 16 前記磁気出力発生装置は、磁気バーまたは
    磁気カードである、特許請求の範囲第15項記載
    の弾球遊技機の前面枠開閉装置。 17 前記解錠信号発生装置は、前記弾球遊技機
    前面部分に設けられたテンキーである、特許請求
    の範囲第13項記載の弾球遊技機の前面枠開閉装
    置。 18 前記判別手段は、前記施錠装置の解錠を許
    容する信号が予め記憶された記憶手段を含む、特
    許請求の範囲第13項、第14項または第15項
    に記載の弾球遊技機の前面枠開閉装置。 19 前記解錠指令手段は、 キーと、 前記キーの動作に応じてオンするスイツチング
    手段と、 前記スイツチング手段のオンにより解錠信号を
    出力する信号出力手段とを含む、特許請求の範囲
    第12項記載の弾球遊技機の前面枠開閉装置。 20 前記報知手段は、弾球遊技を不能動化する
    遊技不能動化手段を含む、特許請求の範囲第12
    項記載の弾球遊技機の前面枠開閉装置。 21 前記遊技不能動化手段は、前記弾球遊技機
    の供給電源を遮断する手段である、特許請求の範
    囲第20項記載の弾球遊技機の前面枠開閉装置。 22 前記報知手段は、視覚的な表示または聴覚
    的な音声出力のいずれか一方または両方を出力す
    る、特許請求の範囲第12項記載の弾球遊技機の
    前面枠開閉装置。
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