JPH1119315A - 遊技機前枠施錠管理装置 - Google Patents

遊技機前枠施錠管理装置

Info

Publication number
JPH1119315A
JPH1119315A JP17675197A JP17675197A JPH1119315A JP H1119315 A JPH1119315 A JP H1119315A JP 17675197 A JP17675197 A JP 17675197A JP 17675197 A JP17675197 A JP 17675197A JP H1119315 A JPH1119315 A JP H1119315A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lock
front frame
gaming machine
locking
state
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP17675197A
Other languages
English (en)
Inventor
Takatoshi Takemoto
孝俊 武本
Seiichi Murase
成一 村瀬
Kozo Handa
幸三 半田
Takeshi Akakuma
武 赤熊
Hiroshi Ota
比呂志 大田
Takeshi Hoshino
岳 星野
Kenji Ishii
健二 石井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ace Denken KK
Original Assignee
Ace Denken KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ace Denken KK filed Critical Ace Denken KK
Priority to JP17675197A priority Critical patent/JPH1119315A/ja
Publication of JPH1119315A publication Critical patent/JPH1119315A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】遊技場内に配置された各遊技機の前枠の施錠状
態を遠隔から集中制御することで不正な開鍵を防止する
ことのできる遊技機前枠施錠管理装置を提供する。 【解決手段】各遊技機1は、遊技機前枠施錠管理装置
(ホール端末)からの施錠制御信号に応じて前枠をロッ
ク状態とロック解除状態に切り換える施錠機構部20を
備えている。ホール端末110は、遊技場が営業中か否
かを判別し、営業中のときは操作者からロック解除指示
を受けたときを除いて各遊技機1の前枠を施錠する等の
制御を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技場内に配置さ
れた各遊技機の有する施錠機構部であって所定の施錠制
御信号に応じて遊技機の前枠を開放することのできない
ロック状態と開放可能なロック解除状態とに切り換える
ものを遠隔から通信路を通じて制御する遊技機前枠施錠
管理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、パチンコ機等の遊技機は、箱状の
外枠の正面側に前枠が開閉可能に取り付けられており、
前枠を開いた際に遊技盤面上の各種役物や釘等の調整が
できるようになっている。そして遊技機には、その前枠
が開かぬように施錠するとともに手動操作により開錠さ
れる手動施錠機構が設けられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来の遊技機の有する手動施錠機構では、鍵を使った
手動操作だけで前枠を容易に開けることができたため、
悪意を持った者が合い鍵等で前枠を開けることは比較的
容易であり、遊技機の裏面側に配された制御基盤等を故
意に改変するような不正行為を防止することが難しかっ
た。
【0004】こうした不正行為を防止するために、従来
は、回路の外観を検査したり、制御基盤の番号あるいは
ROM(リード・オンリ・メモリ)の製造番号の検査を
行っていた。また、前枠に封印を貼ったり、粘着テープ
等で前枠の開閉を困難にする等の対策を行っていた。さ
らには、従業員による不正を防止するためその教育や管
理を厳格にしたり閉店後の警備を厳重にするとともに、
営業中の管理・監視体制の強化を図っていた。このた
め、不正行為を防止するための検査や監視の手間が嵩む
という問題があった。
【0005】また、個々の遊技機ごとに手動操作で開
鍵、施錠ができるので、遊技場全体として各遊技機の施
錠状態の管理や監視が難しいという問題があった。
【0006】本発明は、以上のような従来技術が有する
問題点に着目してなされたもので、遊技場内に配置され
た各遊技機の前枠の施錠状態を遠隔から集中制御するこ
とで不正な開鍵を防止することのできる遊技機前枠施錠
管理装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存
する。 [1]遊技場内に配置された各遊技機(1)の有する施
錠機構部(20)であって所定の施錠制御信号に応じて
遊技機(1)の前枠(3)を開放することのできないロ
ック状態と開放可能なロック解除状態とに切り換えるも
のを遠隔から通信路を通じて制御する遊技機前枠施錠管
理装置において、前記遊技場が営業中か否かを判別する
営業状態判別部(110)と、特定の遊技機(1)の有
する施錠機構部(20)を前記ロック解除状態に設定す
る旨のロック解除指示を操作者から受け付けるロック解
除指示受付部(118)と、各遊技機(1)に取り付け
られた前記施錠機構部(20)へ前記施錠制御信号を送
出する施錠制御信号送出部(110、132)とを設
け、前記施錠制御信号送出部(110、132)は、前
記遊技場が営業中のとき各遊技機(1)の前記施錠機構
部(20)を前記ロック状態に設定するとともに営業中
に前記操作者から前記ロック解除指示を受けたとき対応
する遊技機(1)の施錠機構部(20)を前記ロック解
除状態に設定するよう前記施錠制御信号を送出すること
を特徴とする遊技機前枠施錠管理装置。
【0008】[2]前記施錠制御信号送出部(110、
132)は、前記遊技場が営業中でないとき各遊技機
(1)の前記施錠機構部(20)を前記ロック状態に設
定することを特徴とする[1]記載の遊技機前枠施錠管
理装置。
【0009】[3]操作者が特別の権限を有する者であ
るか否かを確認する特別権限確認部(110、118)
を設け、前記ロック解除指示受付部(118)は、前記
遊技場が営業中でないときには前記特別権限確認部(1
10、118)によって特別の権限を有することの確認
された操作者による前記ロック解除指示のみを受け付
け、前記施錠制御信号送出部(110、132)は、前
記遊技場が営業中でないとき各遊技機(1)の前記施錠
機構部(20)を前記ロック状態に設定するとともに営
業中でないときに前記特別の権限を有することの確認さ
れた操作者から前記ロック解除指示を受けたとき対応す
る遊技機(1)の施錠機構部(20)を前記ロック解除
状態に設定することを特徴とする[1]記載の遊技機前
枠施錠管理装置。
【0010】[4]前記施錠制御信号送出部(110、
132)は、前記施錠機構部(20)を前記ロック解除
状態に設定してから所定時間の経過したとき当該ロック
解除状態に設定した施錠機構部(20)を前記ロック状
態に戻すことを特徴とする[1]、[2]または[3]
記載の遊技機前枠施錠管理装置。
【0011】[5]前記ロック解除指示受付部(11
8)は、1または2以上の遊技機(1)を個別に、ある
いは接続されているすべての遊技機(1)、もしくは遊
技機(1)の併設された島または予め設定したグループ
を単位として前記ロック解除指示を受け付けることを特
徴とする[1]、[2]、[3]または[4]記載の遊
技機前枠施錠管理装置。
【0012】[6]前記施錠機構部(20)を前記ロッ
ク解除状態に設定した際の履歴を履歴記憶部(115)
に残すことを特徴とする[1]、[2]、[3]、
[4]または[5]記載の遊技機前枠施錠管理装置。
【0013】[7]前記施錠機構部(20)として、前
記ロック解除状態に設定する旨の施錠制御信号を受けた
とき前記ロック解除状態になりかつ前記前枠(3)が一
旦開いた後に閉じたとき前記ロック状態に設定する旨の
施錠制御信号の有無にかかわらずロック状態に復帰する
ものを用いることを特徴とする[1]、[2]、
[3]、[4]、[5]または[6]記載の遊技機前枠
施錠管理装置。
【0014】[8]前記施錠機構部(20)として、電
源の供給が断したとき前記ロック状態になるものを用い
ることを特徴とする[1]、[2]、[3]、[4]、
[5]、[6]または[7]記載の遊技機前枠施錠管理
装置。
【0015】[9]前記施錠機構部(20)として、前
記前枠(3)が開かぬように施錠するとともに手動操作
により開錠される手動施錠機構と、前記手動施錠機構の
開錠動作を阻止し得る施錠ロック装置とを備えたものを
用い、前記施錠制御信号によって前記施錠ロック装置を
前記手動施錠機構の開鍵動作を阻止するロック状態と手
動施錠機構の開鍵動作を阻止しないロック解除状態とに
切り換えることを特徴とする[1]、[2]、[3]、
[4]、[5]、[6]、[7]または[8]記載の遊
技機前枠施錠管理装置。
【0016】前記本発明は次のように作用する。遊技場
内に配置された各遊技機(1)は、前枠(3)の施錠お
よび開鍵を行う施錠機構部(20)をそれぞれ備えてお
り、当該施錠機構部(20)は、遊技機前枠施錠管理装
置からの施錠制御信号に応じて前枠(3)を開放するこ
とのできないロック状態と開放可能なロック解除状態と
に切り換えるようになっている。
【0017】遊技機前枠施錠管理装置の有する営業状態
判別部(110)は、遊技場が営業中か否かを判別す
る。また、ロック解除指示受付部(118)は、施錠機
構部(20)をロック解除状態に設定する旨のロック解
除指示を操作者から受け付ける機能を備えている。施錠
制御信号送出部(110、132)は遊技場が営業中の
とき各遊技機(1)の施錠機構部(20)をロック状態
に設定するとともに営業中に操作者からロック解除指示
を受けたとき、対応する遊技機(1)の施錠機構部(2
0)をロック解除状態に設定するよう施錠制御信号を送
出する。
【0018】このように、遊技場が営業中のとき自動的
に各遊技機(1)の前枠(3)がロック状態になるの
で、遊技者による営業中の不正行為を防止することがで
きる。また、営業中であっても特定の遊技機(1)のロ
ック状態を遠隔から解除できるので、遊技場内に配置さ
れた各遊技機(1)の施錠状態を管理しつつ、必要の生
じた遊技機(1)の前枠(3)のみを開鍵可能にするこ
とができる。
【0019】また施錠制御信号送出部(110、13
2)は、遊技場が営業中でないとき各遊技機(1)の施
錠機構部(20)をロック状態に設定する。さらに、操
作者が特別の権限を有する者であるか否かを確認する特
別権限確認部(110、118)を設け、遊技場が営業
中でないときには特別の権限を有することの確認された
操作者によるロック解除指示のみを受け付けるようにす
る。これにより、営業外であっても一般の従業員が勝手
に遊技機(1)の前枠(3)を開くことができなくな
り、従業員による不正行為を防止することができる。
【0020】このほか、施錠制御信号送出部(110、
132)は、施錠機構部(20)をロック解除状態に設
定してから所定時間の経過したとき、当該ロック解除状
態に設定した施錠機構部(20)をロック状態に自動的
に復帰させる。これにより、施錠忘れ等によりロック解
除状態のまま放置されることを防止することができる。
【0021】ロック解除指示受付部(118)は、1ま
たは2以上の遊技機(1)を個別に、あるいは接続され
ているすべての遊技機(1)、もしくは遊技機(1)の
併設された島または予め設定したグループを単位として
ロック解除指示を受け付けるようになっている。これに
より、遊技機(1)ごとに個別にロックを解除したり、
島単位など複数の遊技機(1)の施錠を一度に解除する
ことができ、遊技場内にある多数の遊技機(1)の施錠
状態を簡易な操作で意図通りに変更することができる。
【0022】また施錠機構部(20)をロック解除状態
に設定した際の履歴を履歴記憶部(115)に残すこと
により、たとえば、営業データとロック解除状態の履歴
とを比較照合すれば、大当たりの続出等が前枠(3)を
開いた際の不正行為に起因するか否かなどを判別でき、
不正行為の摘発等に役立てることができる。
【0023】施錠機構部(20)として、ロック解除状
態に設定する旨の施錠制御信号を受けたときロック解除
状態になり、かつ前枠(3)が一旦開いた後に閉じたと
き、ロック状態に設定する旨の施錠制御信号の有無にか
かわらずロック状態に復帰するものを用いる。これによ
り、係員等が前枠(3)を閉じた時点で自動的に施錠さ
れるので、遊技者等により不正行為をより的確に防止す
ることができる。
【0024】また施錠機構部(20)として、電源の供
給が断したときロック状態になるものを用いる。これに
より、たとえば、停電等により遠隔から操作不能等にな
ったときでも前枠(3)がロック状態に保持されるの
で、障害の発生中に不正行為の成されることを防止する
ことができる。
【0025】さらに施錠機構部(20)として、前枠
(3)が開かぬように施錠するとともに手動操作により
開錠される手動施錠機構と、手動施錠機構の開錠動作を
阻止し得る施錠ロック装置とを備えたものを用い、施錠
制御信号によって施錠ロック装置を手動施錠機構の開鍵
動作を阻止するロック状態と手動施錠機構の開鍵動作を
阻止しないロック解除状態とに切り換えるようにする。
これにより、既存の手動施錠機構を備えた遊技機(1)
に施錠ロック装置を付加することで、遠隔から施錠状態
の管理を行うことができ、既存の施錠機構を生かしつつ
小規模な改修工事で遠隔制御を実現することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の一実
施の形態を説明する。図1は、本発明の一実施の形態に
おける遊技機前枠施錠管理装置を適用した遊技場管理シ
ステム100を示している。遊技場管理システム100
は、遊技場内に配置された多数の遊技機の動作および営
業状態を統括管理する装置であり、その機能の一つとし
て遊技機の前枠の施錠状態を管理する機能、すなわち遊
技機前枠施錠管理装置としての機能を備えている。
【0027】遊技場管理システム100は、遊技場内に
配置された遊技機を統括管理するホストコンピュータと
してのホール端末110と、複数台の遊技機1を併設し
て収めた遊技機島ごとに配置される島コントローラ13
0と、1から2台の遊技機ごとに配置される台コントロ
ーラ132とを備えている。
【0028】遊技場内には、パチンコ機などの遊技機1
のほか図示しない玉貸機、島端金庫、カード自動販売
機、景品玉計数器など各種の遊技機器が設置されてお
り、各遊技機器はそれぞれ台コントローラ132に接続
されている。
【0029】台コントローラ132は、LON(ローカ
ル・オペレーティング・ネットワーク)を介して島コン
トローラ130に接続され、島コントローラ130は、
LAN(ローカル・エリア・ネットワーク)を通じてホ
ール端末110と接続されている。
【0030】島コントローラ13は、ホール端末110
と台コントローラ132間の通信の中継機能を有するコ
ンピュータ装置であり、図示しない本体部とコンソール
部を備えている。台コントローラ132は、遊技機1や
玉貸機、島端金庫など各種遊技機器から各種のデータを
取り込んで島コントローラへ通知する通信機能のほか、
遊技機1へ打止制御、開放制御、補給制御、ハンドルス
トップ制御など各種の制御信号を送出する機能を備えて
いる。
【0031】各遊技機1は、ハンドル操作により遊技盤
面上に球を打ち出し、各種役物への打球の入賞を競い楽
しむパチンコ機である。パチンコ球の打ち出される遊技
盤面は、ガラス板をはめ込んだ開閉可能な前枠3で覆わ
れている。前枠3には、手動で施錠および開鍵される前
枠施錠機構10が設けられている。
【0032】さらに各遊技機1には、前枠施錠機構10
の手動による開鍵動作を阻止するための施錠ロック装置
20が設けられている。施錠ロック装置20は、前枠施
錠機構10の開鍵動作を阻止するか否かを切り換えるた
め部材を駆動するためのソレノイド51を有している。
ホール端末110から台コントローラ132および島コ
ントローラ130を介して施錠ロック装置20のソレノ
イド51を遠隔制御することで、各遊技機1の前枠3を
開鍵可能なロック解除状態と、手動で開鍵することので
きないロック状態とに切り換えるようになっている。
【0033】図2は、施錠ロック装置20の回路構成を
示している。施錠ロック装置20は、前枠施錠機構10
の開鍵動作を阻止するか否かを切り換えるためのソレノ
イド51と、ソレノイド51への給電ラインに直列接続
されたマイクロスイッチ58とを備えている。
【0034】このように台コントローラ132からの出
力で直接ソレノイド51を作動させず、台コントローラ
132とソレノイド51の間にマイクロスイッチ58を
設けることで、台コントローラ132の出力があり、か
つマイクロスイッチ58が入っているときだけソレノイ
ド51が通電することになる。なお、台コントローラ1
32の出力は、24ボルトの直流電圧であり、ソレノイ
ド51が通電した場合に、ソレノイド51には約300
ミリアンペアの電流が流れる。
【0035】マイクロスイッチ58は、手動による前枠
施錠機構10の開鍵動作の初期にONし、開鍵動作が終
了し施錠が外れた時点でOFFするようになっている。
これにより、台コントローラ132からの出力を比較的
長い間、継続的にONしても、ソレノイド51が実際に
通電されるのは前枠の開鍵動作に係る時間だけになり、
ソレノイド51の発熱や電力消費を少なく抑えることが
できる。
【0036】図3は、ホール端末110の構成の概要を
表している。ホール端末110は、遊技場に設置された
各種遊技機器を管理する遊技場管理システムの核となる
コンピュータ装置であり、本体部110aと、コンソー
ル部110bとから構成されている。本体部110a
は、CPU(中央処理装置)111、ROM(リード・
オンリ・メモリ)112およびRAM113(ランダム
・アクセス・メモリ)等のほか、LANによる通信を行
なうLANコントローラ114や各種のデータを大量に
記憶する磁気ディスク装置115、コンソール部110
bを接続する入出力部116とから構成される。ホール
端末110のコンソール部110bは、キーボード11
7と、タッチパネル部118を具備したカラー液晶ディ
スプレイ119とを備えている。
【0037】次に、施錠ロック装置20の構成および遊
技機1への取り付け状態等について説明する。図4から
図13は施錠ロック装置20の構成等を示している。ま
ず、施錠ロック装置20の取り付けられる遊技機1の構
造について説明する。図12に示すように、遊技機1
は、箱状の外枠2と、外枠2に対し開閉可能に取り付け
られる前枠3と、前枠施錠機構10とを備えている。
【0038】外枠2の一側端にはヒンジ4が設けられて
おり、このヒンジ4を介して遊技盤面を含む前枠3が開
閉可能に取り付けられている。前枠施錠機構10は、前
枠3に変位可能に設けられた上下一対の鈎部材11,1
2と、外枠2に固設された上下一対の鈎受け13,14
とを有する。
【0039】外枠2の一側端の内壁面には、上下に延び
るスライド部材15が、支持ブラケット16を介して上
下移動可能に設けられている。このスライド部材15の
上下部に、それぞれ鈎部材11,12が所定角度まで同
期して回動可能に枢着されている。
【0040】鈎部材11,12は、スライド部材15が
下降位置に移動すると、鈎受け13,14と係合して前
枠3が開かぬ施錠位置(図4参照)に回動する一方、ス
ライド部材15が上昇位置に移動すると、鈎受け13,
14から外れて前枠3が開く開錠位置(図6参照)まで
回動するように設定されている。
【0041】スライド部材15は、図示省略したバネに
よって通常時は下降位置に維持され、鈎部材11,12
は鈎受け13,14に係合しているが、鍵穴17に差し
込まれた鍵を回す手動操作によりスライド部材15が上
昇位置に移動すると、鈎部材11,12が鈎受け13,
14から外れて開錠できるようになっている。
【0042】図11及び図12に示すように、施錠ロッ
ク装置20は、そのロック部材30が前枠施錠機構10
の鈎部材12に係脱し得るように、外枠2の一側端の内
壁面に取り付けられている。施錠ロック装置20は、ケ
ース21と、ケース21に内装されるロック部材30、
ストッパ部材40、スイッチング手段57、それに駆動
手段50等を具備して成る。ケース21は、図9に示す
ように、各部品を内装する際は2分割できるようになっ
ており、図10に示すように、一体に組み合わされた状
態で、取付ブラケット21aを介して外枠2の適所に固
設される。
【0043】ロック部材30は、前枠施錠機構10の開
錠動作を直接阻止する部材であり、回転体31と、該回
転体31の一端より突出する係止片(係止部)32とか
ら成る。回転体31の主要部は、ケース21内の収納部
22に内装されるが、回転体31の一端側と係止片32
は、ケース21の上部側方に開設された開口部24から
ケース21外部に突出する。
【0044】回転体31にある軸受け部34には、ケー
ス21側の枢支軸23が貫通している。この枢支軸23
によってロック部材30は、前枠施錠機構10の開錠動
作を直接阻止するロック位置と、前枠施錠機構10の開
錠動作を許容するロック解除位置とに回動可能に軸支さ
れている。ここでロック部材30は、その回転体31の
突起35に掛止されたバネ部材(第1付勢手段)28に
よって、通常は図4に示すロック位置に維持されるよう
に付勢されている。
【0045】一方、係止片32は、回転体31の一端に
突設する枢支ピン33を介して、回転体31自体に対し
回動可能に枢支されている。ここで係止片32は、その
基端側にあるストッパ32aが回転体31の突片36に
通常当接するように、巻きバネ32bにより図4中で時
計方向に付勢されている。
【0046】図4乃至図5に示すように、ロック部材3
0がロック位置にあるとき、係止片32は、鈎部材12
に係合して鈎部材12の回動操作を阻止するように位置
する。詳しく言えば、ロック位置には、図4に示す如く
回転体31の被係合部37にストッパ部材40が係合し
ない第1ロック位置と、図5に示す如く被係合部37に
ストッパ部材40が係合する第2ロック位置とがある。
【0047】一方、図6に示すように、ロック部材30
の被係合部37からストッパ部材40の係合部42が外
れると、ロック部材30はロック解除位置に回動でき
る。すなわち、ロック部材30は、その係止片32が鈎
部材12により下方へ押されると、図6中で時計方向に
回動できるようになる。
【0048】ストッパ部材40は、ロック部材30をロ
ック位置に拘束し、またその拘束を解除可能な部材であ
る。ストッパ部材40の枢支部41には、ケース21側
の枢支ピン25が貫通している。また、ストッパ部材4
0の上端側には係合部42が設けられており、下端部4
3は後述するソレノイド51のプランジャ52に押し引
き可能に連結されている。
【0049】ストッパ部材40は、図4及び図5に示す
拘束位置と、図6に示す拘束解除位置とに回動可能に、
枢支ピン25によって軸支されている。図5に示すよう
に、ストッパ部材40が拘束位置にあるときは、その係
合部42がロック部材30の被係合部37に係合するた
め、該ロック部材30がロック位置からロック解除位置
に回動するのが阻止されている。
【0050】一方、図6に示すように、ストッパ部材4
0が拘束解除位置に回動すると、係合部42が被係合部
37から外れるため、該ロック部材30がロック解除位
置へ回動できる状態となる。かかるストッパ部材40
は、ソレノイド51によって通常はロック位置に保持さ
れている。
【0051】スイッチング手段57は、OFF状態とO
N状態とに切り換え可能であり、ON状態になったとき
だけ、ソレノイド51に給電可能な状態を形成するもの
である。かかるスイッチング手段57は、通常OFF状
態だが前枠施錠機構10における開錠時の初期動作に連
動してON状態となり、開錠動作が終了するまでの間O
N状態を維持するように構成されている。
【0052】具体的にはスイッチング手段57は、ケー
ス21の下部に内装されたマイクロスイッチ58から成
る。マイクロスイッチ58は、押圧されるとONになる
可動子59を有している。この可動子59は、ロック部
材30が図5に示す第2ロック位置まで回動すると、回
転体31のカム部38に押圧されてONとなり、続いて
ロック部材30がロック解除位置に回動した際も、カム
部38に押圧されるように位置決めされている。
【0053】駆動手段50は、給電されるとストッパ部
材40を駆動するものであるが、かかる駆動手段50
は、スイッチング手段57がON状態であるときのみ給
電可能であるように制御される。駆動手段50は、具体
的に言えば、一時給電される毎に一往復運動するプラン
ジャ52を備えたソレノイド51から成る。
【0054】ソレノイド51に給電されていない通常時
は、図4、5に示す如くプランジャ52がバネ部材53
の付勢力により突出した状態に維持される。一方、ソレ
ノイド51に給電するとその間だけ励磁し、その電磁力
でプランジャ52が、図6に示す如くバネ部材53の付
勢力に抗して引っ張られ、没入した状態となる。
【0055】プランジャ52の先端部には、ストッパ部
材40の下端部43が押し引き可能に連結されている。
すなわち、プランジャ52が通常の突出した状態にある
ときは、ストッパ部材40は拘束位置に直接保持される
一方、プランジャ52が没入すると、ストッパ部材40
は拘束解除位置に回動するようになっている。
【0056】すなわち、図4に示すように、前枠施錠機
構10の開錠動作を阻止するセキュリティ状態(ロック
状態)では、ロック部材30は、バネ部材28の付勢力
により第1ロック位置に保持される。
【0057】このときロック部材30の係止片32は鈎
受け14の下端側14aに当接し、係止片32の先端は
鈎部材12の下側を臨んでいる。また、マイクロスイッ
チ58の可動子59は、ロック部材30のカム部38に
押圧されていない。従って、マイクロスイッチ58はO
FF状態であり、ソレノイド51に給電することはでき
ない。
【0058】図12に示す鍵穴17に鍵を差し込んで回
すと、鈎部材12は図4中で反時計方向に回動しようと
するが、図5に示すように、ロック部材30を第2ロッ
ク位置まで僅かだけ回動させた時点で操作不能となる。
すなわち、ロック部材20が第2ロック位置に回動した
とき、拘束位置にあるストッパ部材40の係合部42が
ロック部材30の被係合部37に係合するため、ロック
部材30のそれ以上の回動は阻止される。
【0059】このようにセキュリティ状態では、鍵操作
だけで前枠施錠機構10の開錠動作を行おうとしても、
ロック部材30が、図4に示す第1ロック位置から図5
に示す第2ロック位置まで回動する初期動作にとどま
る。ロック部材30が第1ロック位置乃至第2ロック位
置にある間は、係止片32が鈎部材12の動きを規制す
る。従って、悪意ある者が、単に前枠施錠機構10の合
い鍵を使って開錠しようとしても、前枠3を開けること
ができず、不正行為を防止することができる。
【0060】セキュリティ状態を解除するには、まず、
ホール端末110からロック解除の指示を台コントロー
ラ132へ出力し、施錠ロック装置20への給電のある
状態にする。このような状態下で、係員等が前述した通
りの前枠施錠機構10の開錠動作における初期動作を行
う。かかる初期動作において、ロック部材30が図5に
示す第2ロック位置まで回動すると、マイクロスイッチ
58の可動子59が回転体31のカム部38に押圧さ
れ、スイッチング手段57がON状態となる。スイッチ
ング手段57は、前枠施錠機10の開錠動作が終了する
までの間ON状態に維持される。
【0061】かかるスイッチング手段57がON状態の
際に、駆動手段50のソレノイド51への給電がある
と、ソレノイド51は励磁され、その電磁力でプランジ
ャ52が、図6に示すように没入した状態になる。この
ような図5→図6の順で示すプランジャ52の没入動作
に伴い、ストッパ部材40は拘束解除位置まで回動す
る。
【0062】それにより、ロック部材30をロック解除
位置まで回動させることができるようになり、施錠ロッ
ク装置10はセキュリティ解除状態(ロック解除状態)
となる。図6においてロック部材30を更に時計方向に
回動させるように、鈎部材12を、鈎受け14から外れ
る反時計方向に回動させると、前枠施錠機構10の開錠
動作を完結でき、前枠3を開くことができる。
【0063】鈎部材12を鈎受け14から外し前枠3を
開くと、ロック部材30はバネ部材28の付勢力により
反時計方向に回動して元の第1ロック位置に戻る。この
時点で、スイッチング手段57は再びOFF状態とな
り、ソレノイド51への給電が断たれる。すると、図6
→図7の順で示すように、プランジャ52はバネ部材5
3の付勢力で再び突出し、このプランジャ52の突出動
作に伴って、ストッパ部材40は元の拘束位置に復帰す
る。
【0064】前枠3を閉じる場合は、図8において、前
枠3側にある鈎部材12を、外枠2側の鈎受け14とロ
ック部材30の間に押し込めばよい。このときロック部
材30の係止片32は、ロック部材30の位置に拘わら
ず、枢支ピン33を中心に反時計方向、すなわち鈎部材
12を施錠させる方向に回動できるため、駆動手段50
とは関係なく、前枠施錠機構10を施錠することができ
る。
【0065】以上のように、施錠ロック装置20では、
ソレノイド51に実際に給電されるのは、前枠施錠機構
10の開錠動作における初期動作を行った後、ストッパ
部材40を拘束解除位置に回動させてから、ロック部材
30をロック解除位置に回動させて前枠3を開けるまで
の間だけで済む。従って、長時間に亘る給電による発熱
に対する特別な対策は不要であり、かつ消費電力も極力
抑えることができる。
【0066】また、台コントローラ132からソレノイ
ド51への給電の有無にかかわらず前枠3を閉じること
ができるので、前枠3を閉じる前に台コントローラ13
2の出力を停止しておけば、前枠3を閉めると同時にセ
キュリティー状態を確保することができる。
【0067】このほか、ロック部材30には、前枠施錠
機構10の開錠を直接阻止することで比較的大きな荷重
がかかるが、このロック部材30がソレノイド51によ
って直接駆動されることはない。従って、駆動手段50
の出力を抑えることができ、小型化が可能になってい
る。
【0068】なお、図13に示すように、前枠施錠機構
10の鈎部材12を上方へ回動させて開錠操作する場合
には、施錠ロック装置20は、その係止片32が下方を
向いて鈎部材12に上から係合するように外枠2に取り
付けるとよい。
【0069】次に、このような施錠ロック装置20を制
御する際におけるホール端末110の動作について説明
する。ホール端末110には、遊技場の営業時間帯を予
め登録してあり、図示しない時計回路の刻む時刻と、登
録されている営業時間帯とを比較照合し、現在、遊技場
が営業中の状態か否かを自動的に判別するようになって
いる。
【0070】ホール端末110は、遊技場が営業前の状
態から営業中へ移行したとき、営業前にロック解除状態
であったものも含めて、すべての遊技機1の施錠ロック
装置20をロック状態に設定する。すなわち、台コント
ローラ132からすべての施錠ロック装置20に対して
その出力を停止する。これにより、営業中の通常状態で
は、各施錠ロック装置20はロック状態に設定される。
【0071】施錠ロック装置20をロック解除状態に変
更する操作は、ホール端末110からのみ行うことが可
能になっており、遊技場内を巡回している係員は、遊技
機1の前枠3を開く必要が生じたとき、インカム等によ
り、ホール端末110の操作者に、ロックを解除すべき
旨とその遊技機番号等を知らせる。
【0072】施錠ロック装置20のロック解除操作は、
ホール端末110の有するディスプレイ119の画面上
に設けられたタッチパネル部118を介して行うように
なっている。図14は、ディスプレイ119の表示内容
の一例を示したものである。この画面は、遊技機1の稼
働状況を監視する際に表示される稼働状況監視画面であ
る。
【0073】当該画面の下部には、表示項目を選択する
ための各種操作ボタンが表示されており、押下されたボ
タンに対応する内容が画面中央部に表示されるようにな
っている。施錠ロック装置20のロックを解除するに
は、画面右下部にあるロック解除ボタン141を押下す
る。これにより、図15に示すロック解除画面がディス
プレイ119上に表示される。
【0074】なお、図14に示す稼働状況監視画面で
は、ロック解除状態になっている遊技機1を識別できる
ように、対応する選択ボタン154の色を、ロック状態
に成っている場合と異なる色で表示するようになってい
る。図では、ロック解除状態で色違いになっている選択
ボタン154に斜線を付してある。
【0075】ロック解除画面の下部には、施錠ロック装
置20の施錠状態を操作するための各種ボタンが表示さ
れている。このうち、全台ボタン151は、ロックある
いはロックの解除を遊技場内のすべての遊技機1に対し
て一括で行うときに押下するボタンである。島別ボタン
152は、施錠ロック装置20のロックやロックの解除
を、島を単位に行う場合に押下するボタンである。機種
別ボタン153は、遊技機1の機種ごとにロック、ロッ
ク解除の設定を行うときに押下するボタンである。
【0076】全台ボタン151、島別ボタン152、機
種別ボタン153のいずれかを押下すると、選択された
単位で、表示画面の中央部に選択ボタン154が表示さ
れる。たとえば、図15は、島別ボタン152を押下し
た際の表示画面であり、ここでは、1から10の番号の
表示された選択ボタン154が表示され、各選択ボタン
154は、それぞれ遊技場内の1つの島に対応してい
る。
【0077】同様に機種別ボタン153を押下したとき
は、遊技機1の機種別に選択ボタン154が表示され
る。なお、ロック解除画面が表示された当初は、遊技場
内の各遊技機ごとにロック解除等を行うための画面にな
っており、各遊技機ごとに選択ボタン154が表示され
る。すなわち、遊技場内に設置された遊技機の数だけ選
択ボタン154が表示され、各選択ボタン154にはそ
れぞれの遊技機に割り当てられた番号が表示される。ス
クロールボタン155は、希望の番号が画面外にあると
きに押下するボタンで、当該ボタンの操作により画面を
上下にスクロールさせることが可能になっている。
【0078】ロック解除ボタン156、ロックボタン1
57は、選択ボタン154で選択したものを単位とし
て、施錠ロック装置20のロック解除、あるいはロック
を実行する際に押下するボタンである。クリアボタン1
58は選択ボタン154によって行った選択を一旦、す
べて解除するための操作ボタンであり、終了ボタン15
9は、ロック解除の操作を終了し、元の画面に戻る際に
押下するボタンである。
【0079】たとえば、5番と6番の島に含まれる遊技
機1の施錠ロック装置20をロック解除状態に設定する
には、まず、島別ボタン152を押下し、「5」および
「6」の数字の表示された選択ボタン154a、154
bを押下し、解除の対象となる遊技機を選ぶ。その後ロ
ック解除ボタン155を押下すれば、選択された遊技機
の施錠ロック装置20が解除される。
【0080】インカム等によって場内の係員から通知を
受けたホール端末110の操作者は、上記のようにタッ
チパネル部118を操作して、必要な遊技機1の施錠ロ
ック装置20をロック解除状態に設定する。ホール端末
110は、ロック解除ボタン156が押下されたとき、
選択されている遊技機1を傘下に持つ台コントローラ1
32へ向けて、接続されている施錠ロック装置20へ一
定時間だけ給電する旨の指示を送出する。
【0081】ロック解除状態を保持する時間、すなわち
台コントローラ132から施錠ロック装置20へ向けて
給電の継続される時間は、0秒から255秒の範囲内で
予め設定可能になっている。たとえば、120秒に設定
されている場合には、台コントローラ132は、ロック
解除の指示をホール端末110から受け取ってから2分
間、施錠ロック装置20へ向けて給電し、2分後、自動
的に給電を停止し施錠ロック装置20をロック状態に戻
すよう動作する。
【0082】ホール端末110は、営業前および営業後
の双方において、通常状態がロック状態になるよう遊技
場内の各施錠ロック装置20を制御する。また営業中に
操作者の操作に基づいてロック解除状態に設定されてい
る場合であっても、営業終了で即座にロック状態へ自動
的に復帰させるようになっている。
【0083】また営業前、営業後においては、営業中の
オペレーションでロック解除が行えないようになってい
る。営業外にロック解除を行うことができるのは、特別
の権限を有する操作者だけであり、たとえばパスワー
ド、磁気カードによって特別権限を有する者か否かを確
認するようになっている。営業外では、パスワード等に
よって特別の権限を有する者であることが確認された
後、1回に限り、ロック解除のオペレーションが可能に
なっている。
【0084】なお、営業外においては、ロック解除後、
予め設定した時間の経過後に自動的にロック状態へ復帰
する動作モードのほか、自動復帰を行わず、操作者から
ロック状態へ戻す旨のオペレーションがあるまで、ロッ
ク解除状態のまま保持する動作モードも設定可能になっ
ている。
【0085】このほか、ホール端末110や島コントロ
ーラ130に障害が発生したり、ホール端末110と台
コントローラ132との間の通信に異常が生じたような
場合には、台コントローラ132が単独でローカル運転
するモードになり、当該ローカル運転中において台コン
トローラ132はその傘下の施錠ロック装置20をロッ
ク解除状態に設定するようになっている。
【0086】このようにホール端末110から遠隔操作
ができない状態になったとき、ロック解除状態に設定さ
れるようにしておけば、障害発生中であっても必要に応
じて手動で前枠施錠機構10を開鍵し前枠3を開くこと
ができる。
【0087】また、遊技場管理システム100全体の電
源が断となった場合には、すべての施錠ロック装置20
はロック状態に設定されるようになっている。図4等に
示した施錠ロック装置20を用いれば、電源が断したと
きソレノイド51への給電がなくなるので、自動的にロ
ック状態を形成することができる。したがって、遊技場
管理システム100が動作中でない限り、前枠3のロッ
クを解除することができなくなっている。
【0088】またホール端末110は、いつ、どの遊技
機がロック解除状態になったかの履歴を過去の所定日数
分、磁気ディスク装置115に記憶するようになってい
る。ロック解除の履歴は、図14に示す履歴ボタン16
0を押下することで、いつでも画面上に表示することが
可能になっている。営業データとロック解除状態の履歴
とを比較照合することにより、たとえば、大当たりの続
出等が前枠3のロック解除を行った直後から発生してい
るような場合、前枠3を開いて何らかの不正行為が行わ
れたことを推測でき、不正行為の摘発等に役立てること
ができる。
【0089】以上のように、遊技場が営業中のとき自動
的に各遊技機1の施錠ロック装置20をロック状態に設
定するので、遊技者による営業中の不正行為を防止する
ことができる。また、営業中であっても特定の遊技機の
ロック状態を遠隔操作で解除することができるので、各
遊技機の施錠状態を集中管理しつつ、必要の生じた遊技
機の前枠3を開くことができる。
【0090】また、営業外では、特別の権限を有する者
だけがロック解除を行えるようにしたので、一般の従業
員が勝手に遊技機1の前枠3を開くことができなくな
り、従業員による不正行為を防ぐことができる。さら
に、ロックを解除してから所定時間の経過したとき、自
動的にロック状態に復帰するので、ロック解除の状態の
まま放置されることがなく、セキュリティー性がより一
層向上する。
【0091】しかも、1または2以上の遊技機1を個別
に指定してロック解除できるほか、遊技場内のすべての
遊技機を一括して、もしくは島や機種別を単位に一括し
てロック解除等を指示することができるので、遊技場内
にある多数の遊技機の施錠状態を簡易な操作で意図通り
に変更することができる。
【0092】次に、施錠ロック装置20の他の一例につ
いて説明する。図16〜図24は他の施錠ロック装置2
00を示している。なお前枠施錠機構10をはじめ遊技
機1の他の部分は図12等に示したものと同一でありそ
の説明を省略する。
【0093】施錠ロック装置200は、ケース221
と、ケース221に内装されるロック部材230、スト
ッパ部材240、それに駆動手段250等を具備して成
る。ケース221は、図20に示すように、各部品を内
装する際は2分割できるようになっており、図21に示
すように、一体に組み合わされた状態で、取付ブラケッ
ト221aを介して外枠2の適所に固設される。
【0094】ロック部材230は、前枠施錠機構10の
開錠動作を直接阻止する部材であり、回転体231と、
該回転体231の一端より半径方向に延出する係止片2
32とから成る。回転体231は、ケース221内に形
成されている収納部222に内装されている。また、係
止片232は、ケース221の上部に形成された開口部
224からケース221の外部に突出している。
【0095】ロック部材230の回転体231にある軸
受け部233には、ケース221側の枢支軸223が貫
通している。この枢支軸223によってロック部材23
0は、前枠施錠機構10の開錠動作を直接阻止するロッ
ク位置と、前枠施錠機構10の開錠動作を許容するロッ
ク解除位置とに回動可能に軸支されている。
【0096】図16に示すように、ロック部材230が
ロック位置にあるとき、係止片232は、鈎部材12に
係合して鈎部材12の回動操作を阻止するように位置す
る。一方、図17に示すように、ロック部材230がロ
ック解除位置に回動すると、係止片232は、鈎部材1
2に係合せず鈎部材12の回動操作を阻止しないよう位
置する。
【0097】図20に示すように、ロック部材230の
回転体231の側面には掛止ピン234が突設され、同
様にケース221の適所にも掛止ピン225が突設され
ており、各掛止ピン225,234間にバネ部材(第1
付勢手段)228が掛け渡されている。このバネ部材2
28によって、ロック部材230は通常は図16に示す
ロック位置にあるように付勢されている。また、ロック
部材230には、ガイド溝235、被係合部236、カ
ム溝237、係合ピン238が設けられているが、これ
らについては後述する。
【0098】ストッパ部材240は、ロック部材230
をロック解除位置に拘束し、またその拘束を解除可能な
部材であり、略L字形に形成されている。ストッパ部材
240の中央にある枢支部241には、ケース221側
の枢支ピン226が貫通している。また、ストッパ部材
240の一端側には鈎状の係合部242が設けられ、他
端側には押圧部243が設けられている。
【0099】ストッパ部材240は、その枢支部241
に貫通した枢支ピン226によって、前記ロック部材2
30をロック解除位置に保持する拘束位置と、前記ロッ
ク部材230をロック解除位置からロック位置に回動さ
せ得る拘束解除位置とに回動可能に軸支されている。ま
た、枢支ピン226の先端側は、ロック部材230に設
けられたガイド溝235に相対的に移動可能に嵌合して
いる。ここでガイド溝235は、ロック部材230の回
動中心である枢支軸223を中心とする円弧形に形成さ
れ、前記枢支ピン226との嵌合関係により、ロック部
材230とストッパ部材240との相対的な位置関係を
規制している。
【0100】また、ストッパ部材240は、通常その係
合部242が、ロック部材230に設けられている被係
合部236に係合する方向、すなわち拘束位置側に、バ
ネ部材(第2付勢手段)229によって付勢されてい
る。ストッパ部材240は、その係合部242がロック
部材230の被係合部236に係合することで、バネ部
材228の付勢力に抗して、ロック部材230をロック
解除位置に保持するものである。
【0101】図17に示すように、後述する駆動手段2
50の動力により、ロック部材230がバネ部材228
の付勢力に抗してロック位置に回動すると、ストッパ部
材240はバネ部材229の付勢力により、その係合部
242が前記ロック部材230の被係合部236に係合
する拘束位置に回動する。一方、図19に示すように、
駆動手段250の動力により、ストッパ部材240がバ
ネ部材229の付勢力に抗して拘束解除位置に回動する
と、係合部242は被係合部236から外れるように設
定されている。
【0102】駆動手段250は、ロック部材230及び
ストッパ部材240を選択的に駆動するものである。詳
しく言えば、駆動手段250は、一時給電される毎に、
ロック部材230をバネ部材228の付勢力に抗してロ
ック解除位置に回動させ、これに伴いストッパ部材24
0がバネ部材229の付勢力で拘束位置に回動する状態
と、ストッパ部材240をバネ部材229の付勢力に抗
して拘束解除位置に回動させ、これに伴いロック部材2
30がバネ部材228の付勢力によりロック位置に回動
する状態とに交互に切り換える機構である。
【0103】具体的に言えば駆動手段250は、給電さ
れると作動するソレノイド251と、該ソレノイド25
1の動力を前記ロック部材230及びストッパ部材24
0に選択的に伝達する動力伝達機構とから成る。ソレノ
イド251は、一時給電される毎に一往復運動するプラ
ンジャ252を備えている。
【0104】ソレノイド251に給電されていない通常
時は、図16,18に示す如くプランジャ252がバネ
部材53の付勢力により突出した状態に維持される。一
方、ソレノイド251に給電するとその間だけ励磁し、
その電磁力でプランジャ252が、図17,19に示す
如くバネ部材253の付勢力に抗して引っ張られ、没入
した状態に維持される。
【0105】プランジャ252の先端部には、連結ピン
254を介してリンク部材255の基端部が回動可能に
連結されている。リンク部材255は、前記動力伝達機
構の主要部を成すものであり、その先端部には、前記ロ
ック部材230のカム溝237に対し相対的に移動可能
に嵌合する係合ピン257が突設されている。
【0106】動力伝達機構の一部を成す係合ピン257
とカム溝237との嵌合関係により、ソレノイド251
の動力が、ロック部材230及びストッパ部材240に
選択的に伝達される。すなわち、ソレノイド251のプ
ランジャ252が一往復運動する度に、ロック部材23
0に動力を伝達して、該ロック部材230をロック解除
位置に回動させる動作と、ストッパ部材240に動力を
伝達して、該ストッパ部材240を拘束解除位置に回動
させる動作とが交互に繰り返される。
【0107】カム溝237は、ロック部材230の回動
中心である枢支軸223を中心とする円弧状の円弧溝部
237aと、この円弧溝部237aの一端より回動中心
寄りに直線状に延びる直線溝部237bとから成る。円
弧溝部237aに係合ピン257が相対的に移動可能に
嵌合している際、かかる嵌合関係により、ロック部材2
30がロック解除位置に回動するように動力が伝達され
る。一方、直線溝部237bに前記係合ピン257が相
対的に移動可能に嵌合する際、かかる嵌合関係により、
ストッパ部材240が拘束解除位置に回動するように動
力が伝達される。なお詳しくは後述する。
【0108】また、ケース221の下部にはマイクロス
イッチ258が設けられている。マイクロスイッチ25
8は、ロック部材230がロック位置またはロック解除
位置にあるかを検出するための位置検知手段であり、押
圧されるとONになる可動子259を有している。この
可動子259は、ロック部材230がロック解除位置に
ある際、ロック部材230の一端部に突設されている係
合ピン238に押圧されてONとなるように位置決めさ
れている。
【0109】次に施錠ロック装置200の動作を説明す
る。図16に示すように、前枠施錠機構10の開錠動作
を阻止するセキュリティ状態では、ロック部材230
は、バネ部材228の付勢力によりロック位置に保持さ
れている。このときロック部材230の係止片232に
よって、鈎部材12が鈎受け14から外れる方向へ回動
するのが規制されるため、図23に示す鍵穴17に鍵を
差し込んでも回すことができない。
【0110】このようにロック部材230がロック位置
にあるときは、前枠施錠機構10の開錠動作が確実に規
制されるため、例えば閉店後に悪意ある者が、合い鍵等
を使って開錠操作を行おうとしても操作不能であり、前
枠3を開けることができず、不正行為を確実に防止する
ことができる。
【0111】また、図16に示すセキュリティ状態で
は、マイクロスイッチ258の可動子259は、ロック
部材230にある係合ピン238に押圧されていない。
従って、マイクロスイッチ258はOFF状態のままで
あり、ホール端末110は、ロック部材230がロック
位置にあることを電気信号の有無に基づき確認すること
ができる。
【0112】セキュリティ状態にて、駆動手段250の
ソレノイド251に一回ごく短時間給電すると、ソレノ
イド251は一時的に励磁し、その電磁力でプランジャ
252が、図17に示すように、バネ部材253の付勢
力に抗して引っ張られて没入した状態になる。このよう
な図16→図17の順で示すプランジャ252の一没入
動作に伴い、リンク部材255が引っ張られ、このリン
ク部材255の係合ピン257がカム溝237の円弧溝
部237aの一端に嵌合している状態で、ロック部材2
30がバネ部材228の付勢力に抗してロック解除位置
まで回動する。
【0113】図17に示すように、ロック部材230の
ロック解除位置への回動に伴い、ストッパ部材240は
バネ部材229の付勢力により拘束位置に回動する。す
なわち、図16中では被係合部236の外側に乗り上げ
ていたストッパ部材240の係合部242が、図17に
示す如く被係合部236に食い込むように係合する。こ
のストッパ部材240との係合関係によって、ロック部
材230はロック解除位置に保持される。
【0114】駆動手段250への一時的な給電が断たれ
ると、直ぐに図17→図18の順で示すように、プラン
ジャ252はバネ部材253の付勢力により再び突出す
る。このプランジャ252の一突出動作に伴って、リン
ク部材255は、その係合ピン257がカム溝237の
円弧溝部237aに沿って移動しつつ、バネ部材253
と平行に延びた元の状態に復帰する。ところが前記ロッ
ク部材230は、ストッパ部材240との前述した係合
関係によって、そのままバネ部材228の付勢力に抗し
てロック解除位置に保持される。
【0115】このような図18に示すセキュリティ解除
状態では、鈎部材12が鈎受け14から外れる方向へ回
動することが可能となり、前枠施錠機構10の鍵穴17
に鍵を差し込んで回す開錠動作が妨げられることはな
く、前枠3は開閉自在となる。また、セキュリティ解除
状態では、マイクロスイッチ258の可動子259は、
ロック部材230にある係合ピン238に押圧されてO
N状態となる。それにより、ホール端末110は、前記
ロック部材230がロック解除位置にあることを、マイ
クロスイッチ258から出力されたON信号に基づき容
易に確認することができる。
【0116】セキュリティ解除状態にて、再びソレノイ
ド251に一回ごく短時間給電すると、ソレノイド25
1は一時的に励磁し、プランジャ252が没入した状態
になる。このような図18→図19の順で示すプランジ
ャ252の一没入動作に伴い、リンク部材255が引っ
張られて、その係合ピン257は、今度はカム溝237
の直線溝部237b内を真っ直ぐ移動しつつ、ストッパ
部材240の押圧部243を図18中にて反時計方向に
押圧する。それにより、ストッパ部材240の係合部2
42がロック部材230の被係合部236から外れて、
ストッパ部材240はバネ部材229の付勢力に抗して
拘束解除位置まで回動する。
【0117】図19に示すように、ストッパ部材240
が拘束解除位置まで回動すると、ロック部材230はバ
ネ部材228の付勢力によって図16に示すロック位置
に回動する。かかるロック部材230がロック位置に復
帰した直後のタイミングで、駆動手段250への一時的
な給電が断たれる。すると図19→図16の順で示すよ
うに、プランジャ252は再び突出し、このプランジャ
252の一突出動作に伴って、リンク部材255は、そ
の係合ピン257がカム溝237の直線溝部237bの
一端から円弧溝部237aの一端に沿って移動しつつ、
バネ部材253と平行に延びた元の状態に復帰する。
【0118】ロック部材230は、給電が断たれた後
も、バネ部材228の付勢力や各部品の係合関係により
そのままロック位置に保持されて、前枠施錠機構10は
元のセキュリティ状態となる。このときマイクロスイッ
チ258は再びOFF状態となり、ホール端末110
は、ロック部材230がロック位置にあることを確認す
ることができる。
【0119】以上のように、本施錠ロック装置200に
よれば、駆動手段250のソレノイド251に給電する
のは、前述したセキュリティ状態またはセキュリティ解
除状態の何れか一方から他方に切り換える際の一時だけ
で済む。従って、長時間に亘る給電による発熱に対する
特別な対策は不要であり、また消費電力も極力抑えるこ
とが可能となる。
【0120】なお、図24に示すように、前枠施錠機構
10の鈎部材12を上方へ回動させて開錠操作する場合
には、施錠ロック装置200は、その係止片232が下
方を向いて鈎部材12に上から係合するように外枠2に
取り付けるとよい。
【0121】このような施錠ロック装置200を用いた
場合、ホール端末110は、マイクロスイッチ258か
らの信号を基にして、各施錠ロック装置200がロック
状態にあるかロック解除状態にあるかを検知する。そし
て、ロック状態からロック解除状態に設定する際、ある
いはロック解除状態からロック状態に設定する際、それ
ぞれ1秒から2秒の短時間だけソレノイド251へ給電
するよう動作する。
【0122】たとえば、営業中から営業後の状態へ移行
したとき、ホール端末110は、各遊技機1の施錠状態
を各マイクロスイッチ258からの信号に基づいて確認
し、ロック解除状態になっている施錠ロック装置200
に対してだけ、ロック状態へ移行させるための給電を行
うようになっている。
【0123】また、自動復帰させる動作モードにおいて
は、ロック解除状態へ移行させるための給電を行ってか
ら、2分等の設定された時間の経過後に、再度、施錠ロ
ック装置200へ給電し、ロック状態に復帰させるよう
動作する。なお、施錠ロック装置200を用いた場合に
は、遊技場管理システム100全体が停電等によって動
作できないとき、自動的にロック状態を設定する機能は
実現されない。
【0124】以上説明した実施の形態では、遊技場管理
システム100のホール端末110から各遊技機1の施
錠ロック装置20の施錠状態を制御するようにしたが、
施錠ロック装置20の施錠状態を遠隔からの集中制御す
るものであればよく、たとえば、遊技機前枠施錠管理装
置を遊技場管理システム100と独立に構成するように
してもよい。また、施錠ロック装置は、電気的に施錠お
よび開鍵ができ、かつ必要機能を満足するものであれ
ば、実施の形態に示したものに限るものではない。
【0125】
【発明の効果】本発明にかかる遊技機前枠施錠管理装置
によれば、遊技場内に配置された各遊技機の前枠の施錠
状態を遠隔から集中制御することができるので、遊技場
全体として各遊技機の施錠状態の管理を容易に行うこと
ができ、多大な労力をかけることなく不正行為を的確に
防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る遊技機前枠施錠管
理装置を適用した遊技場管理システムを示す説明図であ
る。
【図2】本発明の一実施の形態に係る遊技機前枠施錠管
理装置の制御対象となる施錠ロック装置の回路構成を示
す説明図である。
【図3】本発明の一実施の形態に係る遊技機前枠施錠管
理装置としての機能を備えるホール端末の回路構成を示
すブロック図である。
【図4】本発明の一実施の形態に係る遊技機前枠施錠管
理装置の制御対象となる施錠ロック装置の内部構造を示
す正面図である。
【図5】本発明の一実施の形態に係る遊技機前枠施錠管
理装置の制御対象となる施錠ロック装置におけるセキュ
リティ状態を解除するときの初期の状態を示す作用説明
図である。
【図6】本発明の一実施の形態に係る遊技機前枠施錠管
理装置の制御対象となる施錠ロック装置におけるセキュ
リティ状態を解除するときの後期の状態を示す作用説明
図である。
【図7】本発明の一実施の形態に係る遊技機前枠施錠管
理装置の制御対象となる施錠ロック装置におけるセキュ
リティ状態を解除し、前枠施錠機構を開錠した状態を示
す作用説明図である。
【図8】本発明の一実施の形態に係る遊技機前枠施錠管
理装置の制御対象となる施錠ロック装置をセキュリティ
解除状態からセキュリティ状態に戻すときの動作を示す
作用説明図である。
【図9】本発明の一実施の形態に係る遊技機前枠施錠管
理装置の制御対象となる施錠ロック装置を分解して示す
分解斜視図である。
【図10】本発明の一実施の形態に係る遊技機前枠施錠
管理装置の制御対象となる施錠ロック装置を外枠に取り
付ける状態を示す斜視図である。
【図11】本発明の一実施の形態に係る遊技機前枠施錠
管理装置の制御対象となる施錠ロック装置を外枠に取り
付けた状態を示す斜視図である。
【図12】本発明の一実施の形態に係る遊技機前枠施錠
管理装置の制御対象となる施錠ロック装置を装備した遊
技機を背後から見た斜視図である。
【図13】本発明の一実施の形態に係る遊技機前枠施錠
管理装置の制御対象となる施錠ロック装置の別の取付状
態を示す斜視図である。
【図14】ホール端末の有するディスプレイ装置に表示
される稼働状況監視画面の一例を示す説明図である。
【図15】ホール端末の有するディスプレイ装置に表示
されるロック解除画面の一例を示す説明図である。
【図16】本発明の一実施の形態に係る遊技機前枠施錠
管理装置の制御対象となる他の一の施錠ロック装置の内
部構造を示す正面図である。
【図17】本発明の一実施の形態に係る遊技機前枠施錠
管理装置の制御対象となる他の一の施錠ロック装置に一
時給電したときの状態を示す作用説明図である。
【図18】本発明の一実施の形態に係る遊技機前枠施錠
管理装置の制御対象となる他の一の施錠ロック装置に一
時給電した後の状態を示す作用説明図である。
【図19】本発明の一実施の形態に係る遊技機前枠施錠
管理装置の制御対象となる他の一の施錠ロック装置に再
度給電したときの状態を示す作用説明図である。
【図20】本発明の一実施の形態に係る遊技機前枠施錠
管理装置の制御対象となる他の一の施錠ロック装置を分
解して示す分解斜視図である。
【図21】本発明の一実施の形態に係る遊技機前枠施錠
管理装置の制御対象となる他の一の施錠ロック装置を外
枠に取り付ける状態を示す斜視図である。
【図22】本発明の一実施の形態に係る遊技機前枠施錠
管理装置の制御対象となる他の一の施錠ロック装置を外
枠に取り付けた状態を示す斜視図である。
【図23】本発明の一実施の形態に係る遊技機前枠施錠
管理装置の制御対象となる他の一の施錠ロック装置を装
備した遊技機を背後から見た斜視図である。
【図24】本発明の一実施の形態に係る遊技機前枠施錠
管理装置の制御対象となる他の一の施錠ロック装置の別
の取付状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1…遊技機 2…外枠 3…前枠 4…ヒンジ 10…前枠施錠機構 12…鈎部材 15…スライド部材 16…支持ブラケット 20、200…施錠ロック装置 21、221…ケース 21a、221a…取付ブラケット 22、222…収納部 23、223…枢支軸 24、224…開口部 28、228、229…バネ部材 30、230…ロック部材 31、231…回転体 32、232…係止片 34…軸受け部 37、236…被係合部 38…カム部 40、240…ストッパ部材 41、241…枢支部 42、242…係合部 50、250…駆動手段 51、251…ソレノイド 52、252…プランジャ 53、253…バネ部材 57、…スイッチング手段 58、258…マイクロスイッチ 59、259…可動子 100…遊技場管理システム 110…ホール端末 115…磁気ディスク装置 130…島コントローラ 132…台コントローラ 141…ロック解除ボタン 151…全台ボタン 152…島別ボタン 153…機種別ボタン 154…選択ボタン 155…スクロールボタン 155…ロック解除ボタン 156…ロック解除ボタン 157…ロックボタン 158…クリアボタン 159…終了ボタン 200…施錠ロック装置 225…掛止ピン 226…枢支ピン 233…軸受け部 234…掛止ピン 235…ガイド溝 237…カム溝 237a…円弧溝部 237b…直線溝部 238…係合ピン 243…押圧部 254…連結ピン 255…リンク部材 257…係合ピン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 赤熊 武 東京都台東区東上野3丁目12番9号 株式 会社エース電研内 (72)発明者 大田 比呂志 東京都台東区東上野3丁目12番9号 株式 会社エース電研内 (72)発明者 星野 岳 東京都台東区東上野3丁目12番9号 株式 会社エース電研内 (72)発明者 石井 健二 東京都荒川区東日暮里2丁目48番6号 株 式会社アイテックス内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遊技場内に配置された各遊技機の有する施
    錠機構部であって所定の施錠制御信号に応じて遊技機の
    前枠を開放することのできないロック状態と開放可能な
    ロック解除状態とに切り換えるものを遠隔から通信路を
    通じて制御する遊技機前枠施錠管理装置において、 前記遊技場が営業中か否かを判別する営業状態判別部
    と、特定の遊技機の有する施錠機構部を前記ロック解除
    状態に設定する旨のロック解除指示を操作者から受け付
    けるロック解除指示受付部と、各遊技機に取り付けられ
    た前記施錠機構部へ前記施錠制御信号を送出する施錠制
    御信号送出部とを設け、 前記施錠制御信号送出部は、前記遊技場が営業中のとき
    各遊技機の前記施錠機構部を前記ロック状態に設定する
    とともに営業中に前記操作者から前記ロック解除指示を
    受けたとき対応する遊技機の施錠機構部を前記ロック解
    除状態に設定することを特徴とする遊技機前枠施錠管理
    装置。
  2. 【請求項2】前記施錠制御信号送出部は、前記遊技場が
    営業中でないとき各遊技機の前記施錠機構部を前記ロッ
    ク状態に設定することを特徴とする請求項1記載の遊技
    機前枠施錠管理装置。
  3. 【請求項3】操作者が特別の権限を有する者であるか否
    かを確認する特別権限確認部を設け、 前記ロック解除指示受付部は、前記遊技場が営業中でな
    いときには前記特別権限確認部によって特別の権限を有
    することの確認された操作者による前記ロック解除指示
    のみを受け付け、 前記施錠制御信号送出部は、前記遊技場が営業中でない
    とき各遊技機の前記施錠機構部を前記ロック状態に設定
    するとともに営業中でないときに前記特別の権限を有す
    ることの確認された操作者から前記ロック解除指示を受
    けたとき対応する遊技機の施錠機構部を前記ロック解除
    状態に設定することを特徴とする請求項1記載の遊技機
    前枠施錠管理装置。
  4. 【請求項4】前記施錠制御信号送出部は、前記施錠機構
    部を前記ロック解除状態に設定してから所定時間の経過
    したとき当該ロック解除状態に設定した施錠機構部を前
    記ロック状態に戻すことを特徴とする請求項1、2また
    は3記載の遊技機前枠施錠管理装置。
  5. 【請求項5】前記ロック解除指示受付部は、1または2
    以上の遊技機を個別に、あるいは接続されているすべて
    の遊技機、もしくは遊技機の併設された島または予め設
    定したグループを単位として前記ロック解除指示を受け
    付けることを特徴とする請求項1、2、3または4記載
    の遊技機前枠施錠管理装置。
  6. 【請求項6】前記施錠機構部を前記ロック解除状態に設
    定した際の履歴を履歴記憶部に残すことを特徴とする請
    求項1、2、3、4または5記載の遊技機前枠施錠管理
    装置。
  7. 【請求項7】前記施錠機構部として、前記ロック解除状
    態に設定する旨の施錠制御信号を受けたとき前記ロック
    解除状態になりかつ前記前枠が一旦開いた後に閉じたと
    き前記ロック状態に設定する旨の施錠制御信号の有無に
    かかわらずロック状態に復帰するものを用いることを特
    徴とする請求項1、2、3、4、5または6記載の遊技
    機前枠施錠管理装置。
  8. 【請求項8】前記施錠機構部として、電源の供給が断し
    たとき前記ロック状態になるものを用いることを特徴と
    する請求項1、2、3、4、5、6または7記載の遊技
    機前枠施錠管理装置。
  9. 【請求項9】前記施錠機構部として、前記前枠が開かぬ
    ように施錠するとともに手動操作により開錠される手動
    施錠機構と、前記手動施錠機構の開錠動作を阻止し得る
    施錠ロック装置とを備えたものを用い、前記施錠制御信
    号によって前記施錠ロック装置を前記手動施錠機構の開
    鍵動作を阻止するロック状態と手動施錠機構の開鍵動作
    を阻止しないロック解除状態とに切り換えることを特徴
    とする請求項1、2、3、4、5、6、7または8記載
    の遊技機前枠施錠管理装置。
JP17675197A 1997-07-02 1997-07-02 遊技機前枠施錠管理装置 Pending JPH1119315A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17675197A JPH1119315A (ja) 1997-07-02 1997-07-02 遊技機前枠施錠管理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17675197A JPH1119315A (ja) 1997-07-02 1997-07-02 遊技機前枠施錠管理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1119315A true JPH1119315A (ja) 1999-01-26

Family

ID=16019177

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17675197A Pending JPH1119315A (ja) 1997-07-02 1997-07-02 遊技機前枠施錠管理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1119315A (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002136743A (ja) * 2000-10-31 2002-05-14 Aruze Corp 鍵ユニット、ユニットコントローラ及び遊技場鍵システム
JP2002166025A (ja) * 2000-12-01 2002-06-11 Heiwa Corp 遊技機のバックアップ・クリア方法およびそのシステム
JP2005021256A (ja) * 2003-06-30 2005-01-27 Glory Ltd 遊技媒体貸出システム
JP2005065733A (ja) * 2003-08-25 2005-03-17 Glory Ltd 遊技媒体貸出システム
JP2009136345A (ja) * 2007-12-03 2009-06-25 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2013223744A (ja) * 2013-06-19 2013-10-31 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2015024182A (ja) * 2014-10-21 2015-02-05 株式会社三共 遊技用システムおよび遊技機
JP2015171614A (ja) * 2015-07-08 2015-10-01 株式会社三洋物産 遊技機
JP2016041311A (ja) * 2015-11-24 2016-03-31 株式会社三共 遊技用システムおよび遊技機
JP2017136432A (ja) * 2017-04-10 2017-08-10 株式会社三洋物産 遊技機

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002136743A (ja) * 2000-10-31 2002-05-14 Aruze Corp 鍵ユニット、ユニットコントローラ及び遊技場鍵システム
JP2002166025A (ja) * 2000-12-01 2002-06-11 Heiwa Corp 遊技機のバックアップ・クリア方法およびそのシステム
JP2005021256A (ja) * 2003-06-30 2005-01-27 Glory Ltd 遊技媒体貸出システム
JP2005065733A (ja) * 2003-08-25 2005-03-17 Glory Ltd 遊技媒体貸出システム
JP4726406B2 (ja) * 2003-08-25 2011-07-20 グローリー株式会社 遊技媒体貸出システム
JP2009136345A (ja) * 2007-12-03 2009-06-25 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2013223744A (ja) * 2013-06-19 2013-10-31 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2015024182A (ja) * 2014-10-21 2015-02-05 株式会社三共 遊技用システムおよび遊技機
JP2015171614A (ja) * 2015-07-08 2015-10-01 株式会社三洋物産 遊技機
JP2016041311A (ja) * 2015-11-24 2016-03-31 株式会社三共 遊技用システムおよび遊技機
JP2017136432A (ja) * 2017-04-10 2017-08-10 株式会社三洋物産 遊技機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5382731B2 (ja) 遊技機
JP4331128B2 (ja) 遊技機
JPH1119315A (ja) 遊技機前枠施錠管理装置
JP4098216B2 (ja) 遊技機
US5251782A (en) Object dispenser apparatus and method
JP2005296036A (ja) 監視装置および方法、遊技機および遊技機の動作方法、情報処理装置および方法、監視システム、記録媒体、並びにプログラム
JP4393405B2 (ja) 遊技機
JP2003310989A (ja) 遊技機
JP4306187B2 (ja) 遊技機
JP2004033562A (ja) 遊技機
JP2500110B2 (ja) 鍵管理機における鍵管理施錠一斉解錠装置
JP4326783B2 (ja) 遊技機
JPS6297581A (ja) 弾球遊技機のガラス扉開閉装置および前面枠開閉装置
JP4347830B2 (ja) 遊技機
JP4749245B2 (ja) 遊技機
JPS6012065B2 (ja) 遊技機の制御管理装置
JP6179084B2 (ja) 遊技機
JP2006087501A (ja) 遊技機
JP2006087505A (ja) 遊技機
JP3109275U (ja) 遊技機の不正解錠防止装置及び不正解錠防止システム
JP4470709B2 (ja) 遊技機
JPH11104291A (ja) スロットマシン
JP3756962B2 (ja) 扉付き遊戯機
JP2005296035A (ja) 監視装置および方法、遊技機および遊技機の動作方法、記録媒体、並びにプログラム
JP2004008401A (ja) 遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040513

A977 Report on retrieval

Effective date: 20080111

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20080304

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080417

A02 Decision of refusal

Effective date: 20080902

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02