先ず、本発明を適用したスロットマシン(遊技機)2に設定されている各種モードについて簡単に説明する。スロットマシン2では、遊技モードと設定変更モードと設定確認モードとが設定されている。遊技モードでは、スロットマシン2での遊技が実行可能となる。設定変更モードでは、当たりの抽選確率が互いに異なる6種類の抽選テーブル(詳しくは後述)の中から1つを選択して、その選択された抽選テーブルを後述する当選役決定部44の当選判定で用いるように設定することが可能となる。設定確認モードでは、遊技で用いるように設定されている抽選テーブルを確認することが可能となる。また、本実施形態では、6種類の抽選テーブルのそれぞれに対して1つずつ設定値が割り当てられている。具体的には、当たりの抽選確率の低い抽選テーブルから高い抽選テーブルにかけて順に1〜6までの数字が設定値として割り当てられている。
以下、本発明を適用したスロットマシン2における第1の実施形態について図面を参照しながら説明する。図1に示すように、スロットマシン2の筺体3は大別して、正面に開口部4(図2参照)を有する収納箱5と、開口部4を開閉自在に塞ぐ前面扉6とから構成されている。収納箱5の内部は仕切り板7(図2参照)によって上収納部5a(図2参照)と下収納部5b(図2参照)とに仕切られている。上収納部5aには第1〜第3リール11〜13(詳細は後述)が設置されており、下収納部5bには、ホッパーユニット30(詳細は後述)及び電源装置31(詳細は後述)が設置されている。
前面扉6は、上収納部5aに対応している上扉6aと下収納部5bに対応している下扉6bとから構成されており、上収納部5aと下収納部5bとのそれぞれの開口は、上扉6aと下扉6bとによって開閉自在に塞がれている。また、上扉6a及び下扉6bは、収納箱5にロックされている。
ここで、前面扉6を収納箱5にロックする方法、及びそのロックの解除方法について簡単に説明する。上扉6aの裏側には、上扉6aを収納箱5にロックするための上扉ロック装置(不図示)と、この上扉ロック装置によるロックを解除するための解除つまみ(不図示)とが設けられている。また、下扉6bの裏側には下扉6bを収納箱5にロックするための下扉ロック装置(不図示)が設けられている。上扉ロック装置及び下扉ロック装置はともに、扉を閉めることで自動的に扉が収納箱5にロックされるように構成されている。
下扉6bの正面視右上には鍵穴7が設けられている。鍵穴7は、下扉6bのロックを解除する際に用いられるものであり、この鍵穴7に所定の鍵(不図示)を差し込んで回すと、下扉6bのロックが解除される。
閉扉時において、上扉6aの解除つまみは、扉内部に隠れてしまっているので、スロットマシン2の外側から操作可能な解錠手段は鍵穴7のみとなる。つまり、上記の鍵を用いて下扉6bを開けることはできるが、下扉6bが施錠されている状態で上扉6aを開けることはできないようになっている。下扉6bのロックを解除して開くと、上扉6aの解除つまみが操作可能となる。上扉6aのロックを解除する場合、下扉6bを開けて、解除つまみを操作してロックを解除する。このように、スロットマシン2は、下扉6bの鍵がなければ上扉6aのロックを解除できないように構成されている。
上扉6aには3個の図柄表示窓8〜10が設けられ、各々の表示窓の奥に第1リール11,第2リール12,第3リール13が回転自在に設けられている。上収納部5aには第1〜第3リール11〜13を回転自在に取り付けるためのリール用支持部材14(図2参照)が設けられている。リール用支持部材14には第1〜第3リール11〜13に対応するようにステッピングモータ50a〜50c(図4参照)が取り付けられており、第1〜第3リール11〜13はステッピングモータ50a〜50cを介してリール用支持部材14に軸着されている。また、第1〜第3リール11〜13は手動で図2の円弧矢印方向に回転操作を行うことができるように構成されている。
図3に示すように、第1リール11は、複数の図柄が一定ピッチで配列されたリールテープ11aと、リール本体11bとから構成されており、リールテープ11aはリール本体11bの外周面に貼り付けられている。第2、第3リール12、13も第1リール11と同様の構成を成している。リールが停止した状態では対応する表示窓を通して1リール当たり3個の図柄が観察される。これにより各リールの図柄を1個ずつ組み合わせた直線状の入賞ラインが横3本斜め2本の合計5本設定されている。
上扉6aにおいて、図柄表示窓8〜10の下方にはクレジット枚数表示窓15が設けられている。クレジット枚数表示窓15の奥には、クレジット枚数表示装置15a(図4参照)が設けられている。スロットマシン2では50枚を限度に適正なメダルを貯留することが可能になっており、クレジット枚数表示装置15aは貯留されているメダルの枚数をクレジット枚数表示窓15を通して表示する。
また、上扉6aには遊技の演出時やエラーを報知する際に音声を出力するスピーカ(報知手段)16が設けられている。
下扉6bには操作パネル17が設けられている。この操作パネル17には、1枚ベットボタン18、MAXベットボタン19、精算ボタン20、スタートレバー21、第1〜第3ストップボタン22〜24などの操作ボタンが設けられている。また、この操作パネル17にはメダル投入口25が設けられている。なお、これら操作ボタンやメダル投入口25の機能については周知であるため、詳細については省略する。
図2に示すように、前面扉6を開けると、上収納箱5aには、第1〜第3リール11〜13が設けられており、下収納部5bにはホッパーユニット30と電源装置31とが設けられている。ホッパーユニット30は、遊技の実行によりメダル投入口25から投入されたメダルを貯留するメダル貯留箱30aと、ホッパー装置30bとから構成されている。ホッパー装置30bから払い出されたメダルは、メダル払い出し口32を経てメダル受け皿33に払い出される。
電源装置31の前面には、スロットマシン2の主電源を入れるための電源スイッチ31aと、鍵穴31bとが設けられている。電源スイッチ31aをオンすると主電源が投入されて各種制御装置に電源が供給される。
鍵穴31bは、所定の鍵(不図示)が差し込まれ、その鍵を回転操作することによりオフ位置とオン位置との間で回動するように構成されている。電源スイッチ31aがオフのときに、鍵穴31bに所定の鍵を差し込んでオフ位置からオン位置に回転操作した後、電源スイッチ31aをオンすることにより設定変更モードになる。
設定変更モードでは、後述する当選役決定部44の当選判定で用いられる当たりの抽選確率が互いに異なる6種類の抽選テーブルの中から1つを選択することが可能となる。予め定められた操作(詳しくは後述)を行うことによって抽選テーブルが選択された後、その選択された抽選テーブルは、スタートレバー21を操作することにより当選役決定部44の当選判定で用いられるように設定される。抽選テーブルが設定された後、鍵穴31bに差し込まれている鍵をオン位置からオフ位置に回転操作すると遊技モードに移行する。
電源スイッチ31aをオンしてスロットマシン2の主電源を投入してから鍵穴31bに所定の鍵を差し込んでオフ位置からオン位置に回転操作することにより設定確認モードになる。また、鍵穴31bに鍵を差し込まない状態で、あるいは鍵穴31bに差し込んだ鍵をオン位置にしない状態で、電源スイッチ31aをオンすることにより遊技モードとなる。なお、鍵穴31aは鍵がオフ位置に位置しているときにのみ鍵を引き抜くことが可能になるような構造を成しており、鍵がオン位置、あるいはオフ位置とオン位置との間に位置しているときには引き抜くことはできないようになっている。
上扉6aの前面には設定値表示窓34が設けられている。この設定値表示窓34の奥には、設定変更モード中に選択された抽選テーブルに対応した設定値、当選役決定部44の当選判定で用いられるように設定されている抽選テーブルに対応した設定値を設定値表示窓34を通して表示させる設定値表示装置35(図4参照)が設けられている。設定変更モード中に抽選テーブルが選択されると、その選択された抽選テーブルに対応した設定値が設定値表示窓34を通して点灯表示され、その選択された抽選テーブルがスタートレバー21を操作することにより当選役決定部44の当選判定で用いることができるように設定されると、その設定した抽選テーブルに対応した設定値が確定表示される。
具体的に点灯表示とは、設定値表示窓34に「−(設定値)−」という態様で表示されることを示し、確定表示とは、設定値表示窓34に「(設定値)」という態様(「−」を非表示した態様)で表示されることを示す。
図3に示すように、スロットマシン2の作動は基本的にCPU(回転方向識別手段、リール識別手段)40及びメモリ41を含む制御部42によって管制される。制御部42にはCPU40及びメモリ41の他、電子抽選部43、当選役決定部(抽選確率変更手段)44、組み合わせ判定部(組み合わせ判定手段)45が設けられている。
メダルセンサ47は、メダル投入口25から投入された適正なメダルを検知し、検知信号をCPU40に入力する。メダル投入口25の奥にはセレクタが組み込まれ、不適正なメダルは、メダル払い出し口32よりメダル受け皿33に排出される。また、セレクタは、不適切なタイミングでメダルの投入が行われたとき、例えばゲームの途中や各種の操作ボタンが押されたままの状態でメダル投入口25に投入されたメダルについても、メダルセンサ42を経由させずにメダル受け皿33に排出する。
1枚ベットボタン18及びMAXベットボタン19の内部にはセンサが設けられており、それぞれのボタンが押下されたときにはCPU40に信号を入力する。CPU40は、遊技の開始に先立って投入された1〜3枚のメダルの枚数をメダルセンサ47からの検知信号か、または1枚ベットボタン18、MAXベットボタン19のいずれかからの入力信号に基づいて計数し、これにより入賞ラインの有効化本数を決定する。また、遊技を開始する際にメダル投入口25に投入されたメダルのベット枚数はCPU40に設けられたクレジットメダルカウンタ(不図示)で計数され、1枚ベットボタン18やMAXベットボタン19の操作によりメダルの投入操作が行われる毎にメダルのベット枚数はクレジット枚数から逐次に減算される。
精算ボタン20の内部にはセンサが設けられており、精算ボタン20が押下操作されたときにはCPU40に信号を入力する。クレジットメダルカウンタにメダルが記憶されている状態で、精算ボタン20が押下操作されると、クレジットメダルカウンタに記憶されているメダルが全て減算され、クレジットメダルカウンタに記憶されているメダル枚数分のメダルが全てホッパー装置30bによってメダル受け皿33に払い出される。
スタートスイッチセンサ48は、スタートレバー21が操作されたときにオンとなり、遊技モード中にスタートレバー21を操作すると遊技スタート信号をCPU40に入力し、設定変更モード中にスタートレバー21を操作すると設定信号をCPU40に入力する。CPU40は、遊技スタート信号に応答してメモリ41のROM領域に格納された遊技実行プログラムに基づいて第1〜第3リール11〜13を回転させるとともに遊技の処理を開始する。なお、メモリ41のRAM領域はワーキングエリアとなっており、スロットマシン2のモード設定に利用されるフラグやデータ、毎回の遊技毎に利用されるフラグやデータなどの一時的保管や書き換えなどに用いられる。
各リールの駆動及び停止制御は、リール駆動コントローラ49によって行われる。第1〜第3リール11〜13のそれぞれは個別のステッピングモータ50a〜50cの駆動軸に固着され、各ステッピングモータ50a〜50cの駆動を制御することにより各リールの制御が行われる。
ステッピングモータ50a〜50cは供給された駆動パルスの個数に応じた回転角で回転するから、CPU40により駆動パルスの供給個数を制御することによって第1〜第3リール11〜13の回転角を制御することができ、また、駆動パルスの供給を絶つことによりリールの停止位置を決めることができる。また、各リールには、その基準位置に反射信号部51a〜51cが一体に形成され、その一回転毎にフォトセンサ52a〜52cがそれぞれの反射信号部の通過を光電検出する。フォトセンサ52a〜52cによる検知信号は、リール毎のリセット信号としてCPU40に入力される。
CPU40にはステッピングモータ50a〜50c毎にパルスカウンタが設けられ、各々のステッピングモータ50a〜50cに供給された駆動パルスの個数を計数する。そして、フォトセンサ52a〜52cからリセット信号が入力されたときに、対応するパルスカウンタのカウント値をクリアする。したがって、それぞれのパルスカウンタには、各リールの1回転内の回転角に対応した駆動パルスの個数が逐次に更新しながら保存されることになる。
メモリ41のROM領域には図柄テーブルが格納され、図柄テーブルには、各リールの基準位置からの回転角に対応した駆動パルスの個数と、リールに一定ピッチで配列されたそれぞれの図柄を表す図柄コードとが対応づけられている。したがって、リール毎にパルスカウンタのカウント値を監視することによって、例えば中央の入賞ライン上にどの図柄が移動してきているのかを識別することができ、また、さらにどの程度リールを回転させれば目的の図柄がその入賞ライン上に移動してくるのかを予測することができる。
第1〜第3ストップボタン22〜24の内部にはセンサが設けられており、第1〜第3ストップボタン22〜24が操作されたときにCPU40にリール毎のストップ信号を入力する。スタートレバー21を操作して全リールの回転が始まり、これらの回転が定常速度に達した時点で第1〜第3ストップボタン22〜24の操作が有効化される。その後、これらを操作することによってそれぞれ対応する第1〜第3リール11〜13の停止制御が開始される。
CPU40は、スタートスイッチセンサ48から入力された遊技スタート信号を受けて電子抽選部43を作動させる。電子抽選部43は、乱数発生器と乱数値サンプリング回路とを含み、遊技が開始される毎に1つの乱数値を抽選により決定する。ここで決定された乱数値は当選役決定部44に入力される。当選役決定部44では、この入力された乱数値に応じて、現在実行された遊技でどのような当選役を与えるかを決定する。
当選役決定部44には、当たりの抽選確率が互いに異なる第1〜第6抽選テーブルが設けられており、当選役決定部44は第1〜第6抽選テーブルのうちのいずれか1つを用いて後述の当選判定を行う。第1〜第6抽選テーブルは、第1抽選テーブルから第6抽選テーブルにかけて順に当たりの抽選確率が高くなっており、第1〜第6抽選テーブルには設定値「1」〜「6」が割り当てられている。
抽選テーブルは、通常モードでの遊技でサンプリングされた乱数値が、複数種類の当選役、ハズレのいずれに属しているかの判定、すなわち当選判定に用いられる。このように当選役決定部44は入力された乱数値と第1〜第6抽選テーブルのうちのいずれか1つを用いて当たりか否かを決定する。当選役決定部44で当選判定が行われると、決定されたハズレ又は当選役の種類を示す当選役決定信号がCPU40に入力される。
ホッパー装置30bは、入賞した当選役の種類に応じて規定枚数の配当メダルをメダル受け皿33に払い出す。なお、当選役の種類ごとに配当メダルの枚数を決めた配当テーブルはROM41に格納されており、CPU40がこれを読み取ってホッパー装置30bを駆動する。
鍵穴31bの内部にはモード選択スイッチ55が設けられている。モード選択スイッチ55は、鍵穴31bに所定の鍵が差し込まれてオフ位置からオン位置に回転操作された後に主電源が投入されるとオンとなり、CPU40にオン信号を入力する。これにより設定変更モードになる。設定変更モードにおいて、抽選テーブルが当選役決定部44の当選判定で用いられるように設定された後、鍵がオン位置からオフ位置に回転操作されるとモード選択スイッチ55はオフとなり、CPU40にオフ信号を入力する。これにより設定変更モードから遊技モードに移行する。
第1〜第3リール11〜13には第1〜第3リール用回転検知器56〜58が設けられている。CPU40は、設定変更モードに移行したことを契機に第1〜第3リール用回転検知器56〜58に作動開始信号を入力する。第1〜第3リール用回転検知器56〜58はCPU40から入力された作動開始信号に応答して作動を開始し、第1〜第3リール11〜13が回転したか否かを検知するとともに、第1〜第3リール11〜13の回転方向を検知する。
第1〜第3リール用回転検知器56〜58はいずれも同様に構成されているので、以下、第1リール用回転検知器56を例に挙げて説明する。図5に示すように、第1リール用回転検知器56は反射型フォトセンサ59、60によって構成されている。反射型フォトセンサ59、60はいずれも、投光部(不図示)と受光部(不図示)とがユニット化されたものであり、投光部と受光部とにより光線の送受を行う。
反射型フォトセンサ59、60は、光線を第1リール11のリールテープ11aの裏面に向かって投光可能となるように第1リール11の回転方向に沿って近接して設置されており、支持棒61、62によってステッピングモータ50aの外装カバー63に固定されている。リールテープ11aの裏面には反射箔64が貼り付けられている。
反射型フォトセンサ59、60は、CPU40から入力された作動開始信号に応答して投光を開始する。また、投光した光が反射箔64で反射すると、その反射光を受光し、CPU40に検知信号を入力する。
CPU40は、設定変更モード中に反射型フォトセンサ59、60のそれぞれから入力される検知信号に基づいて第1リール11が回転したか否かを識別するとともに、第1リール11がA方向、B方向(図2、図5の円弧矢印を参照)のいずれの方向に回転したかを識別する。
この識別方法を具体的に説明すると、反射型フォトセンサ59、60のそれぞれから検知信号が入力された場合、CPU40は、第1リール11が回転したと識別する。また、反射型フォトセンサ60、反射型フォトセンサ59の順で検知信号が入力された場合、CPU40は、第1リール11がA方向に回転したと識別し、反射型フォトセンサ59、反射型フォトセンサ60の順で検知信号が入力された場合、CPU40は、第1リール11がB方向に回転したと識別する。
ところで、CPU40は、設定変更モードに移行した後、反射型フォトセンサ59、60のそれぞれから最初に入力される検知信号を無視し、その次から入力される検知信号にのみ応答する。すなわち、CPU40による上記の識別は、設定変更モードに移行した後に反射型フォトセンサ59、60のそれぞれから最初に入力される検知信号ではなく、その次に入力される検知信号に基づいて行われる。これにより設定変更モードに移行した際に反射型フォトセンサ59と反射型フォトセンサ60との間に反射箔64が位置していた場合、第1リール11の回転方向が識別できなくなるといった事態が回避される。なお、以下、反射型フォトセンサ59、60のそれぞれからCPU40に入力される検知信号を「第1リール用回転検知器56からCPU40に入力される検知信号」または「第1リール用回転検知器56から入力される検知信号」と記し、第2、第3リール用回転検知器57、58についても同様に記す。
CPU40は、上記の第1リール用回転検知器56と同様にして、設定変更モード中に第2リール用回転検知器57、第3リール用回転検知器58から入力された検知信号に基づいて第2リール12、第3リール13が回転したか否かを識別するとともに、第2リール12、第3リール13がA方向、B方向(図2の円弧矢印を参照)のいずれの方向に回転したかを識別する。
このようにCPU40は、設定変更モード中に、個々のリールの回転方向を識別する回転方向識別手段として機能するとともに、複数のリール(第1〜第3リール11〜13)のうち、いずれのリールが回転したかを識別するリール識別手段として機能する。
図4に示すように、CPU40は、設定変更モード中に第1リール11が回転したことを識別した場合に組み合わせ判定部45に第1リール回転識別信号を入力し、設定変更モード中に第2リール12が回転したことを識別した場合に組み合わせ判定部45に第2リール回転識別信号を入力し、また、設定変更モード中に第3リール13が回転したことを識別した場合に組み合わせ判定部45に第3リール回転識別信号を入力する。組み合わせ判定部45は、CPU40から入力された第1〜第3リール回転識別信号に基づいて第1リール11〜第3リール13の回転順序を判定する。
また、CPU40は、設定変更モード中に第1リール11がA方向に回転したことを識別した場合に組み合わせ判定部45に第1リール正方向回転信号を入力し、設定変更モード中に第1リール11がB方向に回転したことを識別した場合に組み合わせ判定部45に第1リール逆方向回転信号を入力し、設定変更モード中に第2リール12がA方向に回転したことを識別した場合に組み合わせ判定部45に第2リール正方向回転信号を入力し、設定変更モード中に第2リール12がB方向に回転したことを識別した場合に組み合わせ判定部45に第2リール逆方向回転信号を入力し、設定変更モード中に第3リール13がA方向に回転したことを識別した場合に組み合わせ判定部45に第3リール正方向回転信号を入力し、設定変更モード中に第3リール13がB方向に回転したことを識別した場合に組み合わせ判定部45に第3リール逆方向回転信号を入力する。
組み合わせ判定部45は、設定変更モード中に第1〜第3リール回転識別信号の全てがCPU40から入力されたことを契機に、設定変更モード中にCPU40から入力された第1〜第3リール回転識別信号、第1〜第3リール正方向回転信号、第1〜第3リール逆方向回転信号に基づいて回転したリールの順序と個々のリールの回転方向との組み合わせが予め定められた所定の組み合わせと一致したか否かを判定する。
上記の「回転したリールの順序」としては、第1リール11→第2リール12→第3リール13(以下、Aパターンと記す)、第1リール11→第3リール13→第2リール12(以下、Bパターンと記す)、第2リール12→第1リール11→第3リール13(以下、Cパターンと記す)、第2リール12→第3リール13→第1リール11(以下、Dパターンと記す)、第3リール13→第1リール11→第2リール12(以下、Eパターンと記す)、第3リール13→第2リール12→第1リール11(以下、Fパターンと記す)の6通りのパターンが設定されている。
また、上記の「個々のリールの回転方向」としては、第1リール11・第2リール12・第3リール13の順で記載すると、A方向・A方向・A方向(以下、Iパターンと記す)、A方向・A方向・B方向(以下、IIパターンと記す)、A方向・B方向・A方向(以下、IIIパターンと記す)、A方向・B方向・B方向(以下、IVパターンと記す)、B方向・A方向・A方向(以下、Vパターンと記す)、B方向・A方向・B方向(以下、VIパターンと記す)、B方向・B方向・A方向(以下、VIIパターンと記す)、B方向・B方向・B方向(以下、VIIIパターンと記す)の8通りのパターンが設定されている。
上述した「予め定められた所定の組み合わせ」としては6種類のパターンが設定されている。具体的には、AパターンとIパターンとの組み合わせ(以下、第1組み合わせと記す)、BパターンとIIパターンとの組み合わせ(以下、第2組み合わせと記す)、CパターンとIIIパターンとの組み合わせ(以下、第3組み合わせと記す)、DパターンとIVパターンとの組み合わせ(以下、第4組み合わせと記す)、EパターンとVパターンとの組み合わせ(以下、第5組み合わせと記す)、FパターンとVIパターンとの組み合わせ(以下、第6組み合わせと記す)が設定されている。
また、第1組み合わせには設定値「1」、第2組み合わせには設定値「2」、第3組み合わせには設定値「3」、第4組み合わせには設定値「4」、第5組み合わせには設定値「5」、第6組み合わせには設定値「6」が対応付けされている。なお、A〜FパターンとI〜VIIIパターンとの組み合わせは全部で48通り考えられるが、このうちの6通りを第1〜第6組み合わせとして設定すれば良く、第1〜第6組み合わせの内容は適宜に変更可能である。
組み合わせ判定部45は、回転したリールの順序とリールの回転方向との組み合わせと、上記の所定の組み合わせとを照合し、この照合結果に基づいて第1〜第6組み合わせ信号のいずれかをCPU40を介して当選役決定部44に入力する。例えば、回転したリールの順序とリールの回転方向との組み合わせが第1組み合わせと一致していた場合には、当選役決定部44に第1組み合わせ信号を入力し、回転したリールの順序とリールの回転方向との組み合わせが第6組み合わせと一致していた場合には、当選役決定部44に第6組み合わせ信号を入力する。
また、組み合わせ判定部45は、回転したリールの順序とリールの回転方向との組み合わせが上記の所定の組み合わせのいずれとも一致していなかった場合には、エラー信号を音声制御装置65(後述)に入力する。
以上のように、組み合わせ判定部45は、回転したリールの順序と個々のリールの回転方向の組み合わせとが所定の組み合わせと一致したか否かをCPU40から入力された第1〜第3リール回転識別信号、第1〜第3リール正方向回転信号、第1〜第3リール逆方向回転信号(リール識別手段の識別結果と回転方向識別手段の識別結果と)に基づいて判定する組み合わせ判定手段として機能する。
当選役決定部44は、組み合わせ判定部45から入力された上記組み合わせ信号に応答して複数の抽選テーブルの中から組み合わせ信号の種類に対応した抽選テーブルを1つ選択する。例えば、入力された組み合わせ信号が第1組み合わせ信号であれば、設定値「1」に対応した第1抽選テーブルを選択し、第6組み合わせ信号であれば設定値「6」に対応した第6抽選テーブルを選択する。これにより、回転したリールの順序と個々のリールの回転方向との組み合わせが、当選役決定部44の当選判定で用いられるように設定されている抽選テーブルを表す設定値に対応した組み合わせ(パターン)以外の組み合わせ(パターン)と一致した場合、当選役決定部44の当選判定で用いられるように設定されている抽選テーブルから、その一致した組み合わせ(パターン)に対応した設定値が示す抽選テーブルに変更される。
また、回転したリールの順序と個々のリールの回転方向との組み合わせが、当選役決定部44の当選判定で用いられるように設定されている抽選テーブルを表す設定値に対応した組み合わせと一致した場合、当選役決定部44の当選判定で用いられるように設定されている抽選テーブルが再選択される。例えば、当選役決定部44の当選判定で用いられるように設定されている設定値が「3」であり、回転したリールの順序と個々のリールの回転方向との組み合わせが第3組み合わせであった場合、設定値「3」が再選択される。
以上のように、当選役決定部44は、回転したリールの順序と個々のリールの回転方向との組み合わせが所定の組み合わせと一致した場合に、抽選確率を変更する(抽選テーブルを変更する)抽選確率変更手段として機能する。なお、本実施形態では、組み合わせ信号によって同一の抽選テーブルを再選択するということも広義的に「抽選確率を変更する(抽選テーブルを変更する)」という意味を包含する。
また、CPU40は、組み合わせ判定部45から入力された上記組み合わせ信号に応答して、その入力された組み合わせ信号の種類に対応した設定値を設定値表示装置35に点灯表示させる。例えば、第1組み合わせ信号ならば設定値「1」、第6組み合わせ信号ならば設定値「6」が設定値表示装置35によって表示される。
設定変更モードにおいて、上述したように抽選テーブルが選択された後、CPU40は、スタートスイッチセンサ48からの設定信号に応答して設定実行信号を当選役決定部44に入力する。当選役決定部44はCPU40から入力された設定実行信号に応答して、上記の組み合わせ信号によって選択された抽選テーブルを当選判定で用いるように設定する。
また、当選役決定部44は、設定実行信号によって抽選テーブルを設定したことを契機に、その設定した抽選テーブルの種類を示す信号をCPU40に入力する。CPU40は、当選役決定部44から入力された信号に応答して、当選役決定部44で設定された抽選テーブルに対応した設定値を設定値表示装置35に確定表示させる。このようにして抽選テーブルが設定された後、モード選択スイッチ55によるオフ信号がCPU40に入力されると抽選テーブル設定モードから遊技モードに移行する。
なお、設定変更モードにおいて、CPU40は、スタートスイッチセンサ48からの設定信号が入力される前のモード選択スイッチ55によるオフ信号を無視し、設定信号が入力された後の当該オフ信号にのみ応答する。つまり、スタートレバー21の操作によって抽選テーブルが設定されない限り設定変更モードを遊技モードに移行することができないように構成されている。
スロットマシン2の電源スイッチ31aがオンされてから、モード選択スイッチ55がオンされると、CPU40に設定確認信号が入力される。CPU40に設定確認信号が入力されると設定確認モードとなり、設定値表示装置35により設定値表示窓34を通して当選役決定部44の当選判定で用いられるように設定されている抽選テーブルに対応した設定値が表示される。モード選択スイッチ55がオフされると、CPU40に設定確認解除信号が入力される。CPU40に設定確認解除信号が入力されると設定値表示装置35による表示が終了され、遊技モードに移行する。
音声制御装置(報知制御手段)65は、遊技中の演出時やエラーを報知する際に、状況に応じたサウンドプログラムをサウンドメモリ(不図示)から読み出すことにより、スピーカ16から出力される音声の出力制御を行う。具体的には、サウンドプログラムに基づいた音声信号をバッファ(不図示)を介して電子ボリューム(不図示)に入力する。電子ボリュームは可変抵抗器から構成されており、電子ボリュームでは、スピーカ16から出力される音声の音量の調節が行われる。電子ボリュームで音量の調節後、音声信号はアンプ(不図示)に入力される。アンプでは音声信号が増幅され、増幅後の音声信号がドライバ(不図示)を介してスピーカ16から出力される。
音声制御装置65は、組み合わせ判定部45から入力されたエラー信号に応答し、回転したリールの順序と個々のリールの回転方向との組み合わせが所定の組み合わせ以外の組み合わせであった旨を報知するサウンドプログラムを読み出し、そのサウンドプログラムに基づいた音声、すなわち報知音声をスピーカ16から所定時間(例えば20秒間)発生させる。
報知音声としては、例えば「正しい組み合わせではありません」「条件が満たされていません」などという回転したリールの順序と個々のリールの回転方向との組み合わせが所定の組み合わせ以外の組み合わせであったことを表現した音声にする。なお、報知音声の音量は、遊技の演出時の音量よりも大きくなるように設定されており、スロットマシン2の使用者、及びその使用者の近辺にいる者(例えば、使用者の両隣の席にいる者や使用者の背後を通る者など)が、その違いを明確に判別できる程度に差がつけられて設定されている。
以上のように、スピーカ16は、回転したリールの順序と個々のリールの回転方向との組み合わせが所定の組み合わせ以外の組み合わせである旨の報知を行う報知手段として機能する。また、音声制御装置65は、回転したリールの順序と個々のリールの回転方向との組み合わせが所定の組み合わせと不一致であると組み合わせ判定部45が判定したことを契機に、報知を開始させるようにスピーカ16を制御する報知制御手段として機能する。
次に、本実施形態の作用について図6のフローチャートを参照しながら説明する。抽選テーブルを変更する場合、先ず、遊技店の管理者が下扉6bを開け、電源スイッチ31aをオフにする。そして、所定の鍵を鍵穴31bに差し込んで、その鍵をオフ位置からオン位置に回転操作した後に電源スイッチ31aをオンにし、設定変更モードにする。
設定変更モードにした後、管理者は上扉6aを開け、第1〜第3リール11〜13のうちのいずれか1つを手動で回転させる。これと同様の操作を他のリールに対しても行う。第1〜第3リール用回転検知器56〜58は、各リールが回転するごとにCPU40に検知信号をする。CPU40は、第1〜第3リール用回転検知器56〜58から入力された検知信号に基づいて第1〜第3リール11〜13のうちのいずれのリールが回転したかを識別するとともに、第1〜第3リール11〜13がA方向、B方向のいずれの方向に回転したかを識別する。そして、この識別結果を信号化して組み合わせ判定部45に入力する。
組み合わせ判定部45は、上記の識別結果に基づいて回転したリールの順序と個々のリールの回転方向の組み合わせが第1〜第6組み合わせのいずれに該当するか判定し、第1〜第6組み合わせのいずれかに該当していた場合、その該当した組み合わせに対応した信号(第1〜第6組み合わせ信号のいずれか)を当選役決定部44に入力する。また、第1〜第6組み合わせのいずれにも該当していなかった場合、エラー信号を音声制御装置65に入力する。音声制御装置65はエラー信号に応答してエラー処理を実行する。すなわち、スピーカ16に報知音声を出力させる。
当選役決定部44は、上記組み合わせ信号に応答して複数の抽選テーブルの中からパターン信号の種類に対応した抽選テーブルを1つ選択する。
このようにして抽選テーブルが選択された後、管理者がスタートレバー21を操作すると、CPU40は、設定実行信号を当選役決定部44に入力する。当選役決定部44は、CPU40から入力された設定実行信号に応答して、組み合わせ信号によって選択された抽選テーブルを当選判定で用いるように設定する。これにより抽選テーブルの設定が完了する。
以上のように、設定変更モードにおいて、第1〜第3リール11〜13を予め定められた正規の順序と予め定められた正規の回転方向とに従って手動で回転させた場合に抽選テーブルを変更するようにしたので、第1〜第3リール11〜13の回転順序と回転方向との正規の組み合わせを知らない者は、抽選テーブルを変更することができない。これにより不正に抽選テーブルを変更するといった行為を防止することができる。
また、抽選テーブルを変更する際には、第1〜第3リール11〜13を手動で回転操作するにあたって上扉6aを開放しなければならない。スロットマシン2では、上扉6aは下扉6bを開放しなければ開放することができないように構成されているので、抽選テーブルを変更する場合には、上扉6aとともに下扉6bも開放されることになり、周囲から見た場合、非常に目立った状態となる。この結果、不正に抽選テーブルを変更するといった行為を防止することができる。
次に、第2の実施形態について、図7のフローチャートを参照しながら説明する。なお、第1の実施形態と重複する箇所については説明を省略する。設定変更モードにした後、上扉6aを開け、第1〜第3リール11〜13のうちのいずれか1つを手動で回転させる。これと同様の操作を他のリールに対しても行う。第1〜第3リール用回転検知器56〜58は、各リールが回転するごとにCPU40に検知信号をする。CPU40は、第1〜第3リール11〜13のそれぞれがA方向、B方向のいずれの方向に回転したかを識別する。そして、この識別結果を信号化して組み合わせ判定部45に入力する。
組み合わせ判定部45は、上記の識別結果に基づいて個々のリールの回転方向の組み合わせが第I〜第VIパターンのいずれに該当するか判定し、第I〜第VIパターンのいずれかに該当していた場合、その該当したパターンに対応した信号(以下、パターン信号と記す)を当選役決定部44に入力する。また、第I〜第VIパターンのいずれにも該当していなかった場合、エラー信号を音声制御装置65に入力する。音声制御装置65はエラー信号に応答してエラー処理を実行する。すなわち、スピーカ16から報知音声を出力させる。
当選役決定部44は、組み合わせ判定部45から入力されたパターン信号に応答して複数の抽選テーブルの中からパターン信号の種類に対応した抽選テーブルを1つ選択する。すなわち、当選役決定部44は、個々のリールの回転方向の組み合わせが、当選役決定部44の当選判定で用いられるように設定されている抽選テーブルを表す組み合わせ(パターン)以外の組み合わせ(パターン)と一致した場合、当選役決定部44の当選判定で用いられるように設定されている抽選テーブルから、その一致した組み合わせ(パターン)に対応した抽選テーブルに変更される。
また、個々のリールの回転方向の組み合わせが、当選役決定部44の当選判定で用いられるように設定されている抽選テーブルを表す組み合わせと一致した場合、当選役決定部44の当選判定で用いられるように設定されている抽選テーブルが再選択される。このように当選役決定部44は、個々のリールの回転方向の組み合わせが所定の組み合わせと一致した場合に、抽選確率を変更する(抽選テーブルを変更する)抽選確率変更手段として機能する。なお、本実施形態では、パターン信号によって同一の抽選テーブルを再選択するということも広義的に「抽選確率を変更する(抽選テーブルを変更する)」という意味を包含する。
このようにして抽選テーブルが選択された後、管理者がスタートレバー21を操作すると、CPU40は、設定実行信号を当選役決定部44に入力する。当選役決定部44は、CPU40から入力された設定実行信号に応答して、パターン信号によって選択された抽選テーブルを当選判定で用いるように設定する。これにより抽選テーブルの設定が完了する。
以上のように、設定変更モードにおいて、第1〜第3リール11〜13のそれぞれを予め定められた正規の回転方向に従って手動で回転させた場合に抽選テーブルを変更するようにしたので、第1〜第3リール11〜13の回転方向の正規の組み合わせを知らない者は、抽選テーブルを変更することができない。これにより不正に抽選テーブルを変更するといった行為を防止することができる。
第2の実施形態において、組み合わせ判定部45は、個々のリールの回転方向の組み合わせが所定の組み合わせと一致したか否かをCPU40から入力されたパターン信号(回転方向識別手段の識別結果)に基づいて判定する組み合わせ判定手段として機能する。また、スピーカ16は、個々のリールの回転方向の組み合わせが所定の組み合わせ以外の組み合わせである旨の報知を行う報知手段として機能する。さらに、音声制御装置65は、個々のリールの回転方向の組み合わせと所定の組み合わせとが不一致であると組み合わせ判定部45が判定したことを契機に、報知を開始させるようにスピーカ16を制御する報知制御手段として機能する。
また、第2の実施形態では、リールの回転方向の組み合わせが第I〜第VIパターンのいずれかに該当していた場合に抽選テーブルを選択するようにしたが、これに限ることなく、第I〜第VIIIパターンの中から任意の6パターンを予め設定しておき、その設定されたパターンに一致しているか否かを組み合わせ判定部45で判定すれば良い。
第1の実施形態では、組み合わせ判定部45の判定で用いられる組み合わせとして第1〜第6組み合わせを用い、第2の実施形態では、組み合わせ判定部45の判定で用いられる組み合わせとして第I〜第VIパターンを用いたが、この組み合わせを予め定められた操作を行うことによって変更するようにしても良い。
例えば、組み合わせの設定変更が可能となる組み合わせ設定モードを設け、抽選テーブルの設定を完了した後に、専用ボタン(不図示)を押下操作することにより、組み合わせ設定モードに移行させる。組み合わせ設定モードに移行した際に、専用の液晶パネル(不図示)に組み合わせ一覧(リールの回転順序と回転方向との組み合わせならば48種類、リールの回転方向の組み合わせならば8種類の一覧)を表示させる。そして、予め定められた操作ボタン(例えばスタートレバー21やMAXベットボタン19など)を操作することにより設定値に対応した組み合わせを選択した後、上記の専用ボタンを押下操作することにより次回以降の組み合わせ判定部45の判定で用いられる組み合わせとして設定し、その旨を上記の液晶パネルに表示させる。なお、遊技店の管理者が組み合わせを忘れても直ぐに対応できるように、上記の組み合わせ設定を行ったときに、そのとき設定された組み合わせをホールコンピュータに自動的に送信するようにしても良い。
第1の実施形態では、回転したリールの順序と個々のリールの回転方向との組み合わせを表す組み合わせとして第1〜第6組み合わせを設定し、複数の抽選テーブルの中から組み合わせの種類に対応した抽選テーブルを選択するようにし、また、第2の実施形態では、個々のリールの回転方向との組み合わせを表すパターンとして第I〜第VIパターンを設定し、複数の抽選テーブルの中からパターンの種類に対応した抽選テーブルを選択するようにしたが、予め設定されている組み合わせを1つだけにして、第1の実施形態ならば回転したリールの順序と個々のリールの回転方向との組み合わせがそのパターンと一致したときに設定値を1だけカウントアップし、第2の実施形態ならば個々のリールの回転方向の組み合わせがそのパターンと一致したときに設定値を1だけカウントアップするようにしても良い。
例えば、当選役決定部44の当選判定で用いられるように設定されている抽選テーブルが第3抽選テーブルであり、第1の実施形態ならば、回転したリールの順序と個々のリールの回転方向との組み合わせが予め設定されている組み合わせに一致した場合(第2の実施形態ならば、個々のリールの回転方向の組み合わせが予め設定されている組み合わせに一致した場合)、設定値を「3」から「4」にカウントアップする。以降、同様にして、設定値を「5→6→1→2・・・・」の順でカウントアップさせる。
上記実施形態では、第1〜第3リール11〜13を手動で回転させることができるように構成したが、第1〜第3リール11〜13が空回りしないようにロックするロック機構を設けても良い。この場合、上扉6aが全開になったことを検知する検知手段と、検知手段での検知結果に基づいて各リールに形成された穴にソレノイドの駆動鉄心を挿入する手段とを設け、検知手段が上扉6aの全開を検知しないときには、ソレノイドの駆動鉄心を上記穴に挿入してリールをロックし、手動で回転させることができないようにしても良い。これにより抽選テーブルを変更する際には上扉6aを全開にしなければならず、非常に目立ってしまうため、不正に抽選テーブルを変更するといった行為をより一層防止することができる。
上記実施形態では、第1〜第3リール用回転検知器56〜58を用いて第1〜第3リール11〜13が回転を検知するようにしたが、フォトセンサ52a〜52cを用いて検知するようにしても良く、第1〜第3リール11〜13が回転したか否かを検知する手段は適宜に変更可能である。
上記実施形態では、スピーカ16を用いてエラー報知を行ったが、これに限ることなく、ランプを発光させるなどしてエラー報知を行うようにしても良く、報知手段の形態は適宜に変更可能である。
上記実施形態では、抽選テーブルを変更する際にリールを手動で回転させたが、これに限ることなく、ステッピングモータ50a〜50cの駆動力を用いて回転させるようにしても良い。この場合、第1〜第3リール11〜13のそれぞれに対してA方向にリールを回転させる際に操作されるA操作ボタンと、B方向にリールを回転させる際に操作されるB操作ボタンとを設け、これらの操作ボタンを操作したときに、その操作した操作ボタンに対応したリールのステッピングモータが駆動するようにすれば良い。これにより所望のリールを回転させることができる。また、不正行為を行う者には抽選テーブルの変更を迅速に行いたいという心理が働いていると考えられるので、ステッピングモータ50a〜50cを用いてリールを回転させる場合には、遊技時よりも遅い速度で、且つ不正行為を行う者が苛立つくらいの速度で回転させることが好ましい。